JP2501571Y2 - バリヤ付カメラ - Google Patents

バリヤ付カメラ

Info

Publication number
JP2501571Y2
JP2501571Y2 JP1811190U JP1811190U JP2501571Y2 JP 2501571 Y2 JP2501571 Y2 JP 2501571Y2 JP 1811190 U JP1811190 U JP 1811190U JP 1811190 U JP1811190 U JP 1811190U JP 2501571 Y2 JP2501571 Y2 JP 2501571Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrier
camera
timer
barrier mechanism
count
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1811190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03110422U (ja
Inventor
一夫 秋元
俊昭 平井
Original Assignee
株式会社精工舎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社精工舎 filed Critical 株式会社精工舎
Priority to JP1811190U priority Critical patent/JP2501571Y2/ja
Publication of JPH03110422U publication Critical patent/JPH03110422U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501571Y2 publication Critical patent/JP2501571Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、撮影レンズ前面を開閉するバリヤを備えた
バリヤ付カメラに関する。
〔従来の技術〕
従来から、撮影レンズの前面を保護するとともに光の
侵入を防止するバリヤを備えたカメラがある。このよう
なバリヤ付カメラは、たとえばモータ等によってバリヤ
が自動開閉するものにおいて、カメラに一定時間何の操
作も行われなかったときにはバリヤが閉じるようになっ
ているものがある(第1従来例)。また他の従来のバリ
ヤ付カメラとして、レリーズ押圧後にバリヤがモータ等
により自動的に開き、撮影が終了すると自動的にバリヤ
が閉じるようになっているものもある(第2従来例)。
このようにバリヤを閉じるのは、シャッタが閉じた状
態にあってもわずかながら外部から光が侵入して、フィ
ルムを感光させることを確実に防止するためである。こ
のため、外部が暗い場合や低感度フィルム使用時等にお
いてはそのような心配がないために、バリヤは開いたま
までも差支えないということができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記第1従来例においては、カメラが何
も操作されなければ一定時間後は必ずバリヤは閉じるた
め、次の撮影時には当然またバリヤを開けてから撮影す
ることになり、シャッタチャンスが損われる場合が生じ
る。また上記第2従来例においては、やはり撮影の度に
バリヤを開閉するのでそのための時間が必要となり、や
はりシャッタチャンスが遅れるとともに、消費電力も多
くなって電池の寿命を短縮せしめるという問題点があ
る。そこで本考案は、このような問題点を解決すること
を課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本考案は、次のような構成
としたものである。
(1) 撮影レンズ前面を開閉するバリヤ機構と、前記
バリヤ機構を駆動する駆動手段と、前記バリヤ機構を開
放後のカメラの所定の操作を検知してカウントを開始す
るタイマーと、所定のカウント経過後の前記タイマーの
カウント値に対応して外界の輝度を測定して測光値を出
力する測光手段と、前記測光値の所定レベルを検出して
前記バリヤ機構を遮蔽作動させるべく前記駆動手段を制
御する制御回路とを備えた構成。
(2) 撮影レンズ前面を開閉するバリヤ機構と、前記
バリヤ機構を駆動する駆動手段と、前記バリヤ機構を開
放後のカメラの所定の操作を検知してカウントを開始す
るタイマーと、フィルム感度情報を設定する感度設定手
段と、所定のカウント経過後の前記タイマーのカウント
値に対応して外界の輝度を測定して測光値を出力する測
光手段と、前記測光値およびフィルム感度情報に対応し
た所定レベルを検出して前記バリヤ機構を遮蔽作動させ
るべく前記駆動手段を制御する制御回路とを備えた構
成。
〔作用〕
上記(1)のような構成のバリヤ付カメラによれば、
駆動手段がバリヤ機構を駆動することにより、バリヤ機
構は撮影レンズ前面を開閉する。
バリヤ機構の開放後にカメラの操作、たとえば、AE
値,AF値の設定、撮影モード切換え、シャッタの露出作
動終了、フィルムの巻き上げ等が行われると、タイマー
がそれを検知してカウントを開始する。タイマーが所定
値をカウントする前に再び上記のようなカメラ操作が行
われると、タイマーはカウントをリセットした後新たに
カウントを開始する。タイマーが所定値をカウント経過
後のタイマーのカウント値に対応して、測光手段が外界
の輝度を測定して測光値を出力する。測光手段が測光値
の所定レベルを検出しないと制御手段が判断すると、光
モレの可能性は少ないために制御手段は駆動手段を介し
てバリヤ機構に遮蔽作動させないため、バリヤは開いた
まま次のカメラ操作まで待機する。このため、次の撮影
にはバリヤを開く時間が不要なためにそれだけ時間が短
縮されて、シャッタチャンスを損うことを防止すること
ができる。また、バリヤを閉じたり開いたりする必要が
ないために、それだけ消費電力が少くなって電池の寿命
を伸ばすことができる。
また上記(2)のような構成のバリヤ付カメラによれ
ば、感度設定手段にフィルム感度情報が設定され、測光
手段が、所定のカウント経過後のタイマーのカウント値
に対応して外界の輝度を測定して測光値を出力し、制御
手段が前記測光値およびフィルム感度情報に対応した所
定レベルを検出しないときは、制御手段は駆動手段を介
してバリヤ機構に遮蔽作動させないようにするため、さ
らに正確に光モレの可能性を判断してバリヤの開閉を決
めることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。第1図ないし第4図は、本考案によるバリヤ付カメ
ラの第1実施例を示す図である。
第1図および第2図において、符号1はカメラボデ
ィ、2はレリーズボタン、3はレンズ鏡筒、4は撮影レ
ンズ前面を開閉するバリヤ、5はバリヤ開閉ボタン、6
は撮影用光路を形成する撮影開口、7は外界の輝度を測
定するAE受光部、8は被写体までの距離を測定する測距
光学系、9は外部が暗いときに用いるストロボ、10は被
写体の構図を決めるためのファインダである。バリヤ4
は第3図に示すバリヤ機構12により開閉作動し、このバ
リヤ機構12はモータMにより駆動される。またモータM
は制御回路14によりその作動を制御され、制御回路14は
測光器16からの信号に基づいてモータMを制御する。そ
してその制御はタイマー20からのカウント信号に基づい
て行われるようになっている。
このような構成のバリヤ付カメラにおいては、撮影者
がバリヤ開閉ボタン5を押すと制御回路14に電源が供給
され、制御回路14がモータMに信号を出力することによ
り、モータMはバリヤ機構12を駆動してバリヤ4を開か
せる(第2図参照、第4図におけるステップS1)。この
状態で種々の撮影モードの切換えが行われてから(第4
図のステップS2)レリーズボタン2が押し下げられる
と、測距光学系8やAE受光部7が作動してAF値やAE値の
設定が行われ(同図のステップS3)、これに基づいて図
示してないシャッタが開閉動作し(同図のステップS
4)、撮影開口6を通して露光(撮影)が行われる(同
図のステップS5)。
ところで、バリヤ4が開いた直後にはタイマー20がカ
ウントを開始する(同図のステップS6)。この後所定カ
ウントが経過しないうちに第4図のステップS2の動作が
行われると(同図のステップS8)、タイマー20はそれま
でのカウント値をリセットして再びカウントを開始する
(同図のステップS6)。タイマー20がカウントを開始し
て所定カウントが経過したら、撮影が一時見送られたと
判断して測光器16が測光(外界の輝度を測定)を行う
(同図のステップS9)。その結果測光値が所定レベル以
上と判断したときは、外部から光が侵入(光モレ)をす
るおそれが強いのでバリヤ4を閉じる(同図のステップ
S12)ように、モータMを介して制御回路14がバリヤ機
構12を作動させる。
前記測光値が所定レベル以下のときは光モレのおそれ
は少いので、制御回路14はモータMを駆動させずにバリ
ヤ4は開いたままにしておく(同図のステップS11)。
このため、次の撮影にはバリヤ4を開く時間が不要なた
め、それだけ時間が短縮されてシャッタチャンスを損う
ことを防止することができる。また制御回路14はモータ
Mを駆動させる必要がないために、それだけ電池の消費
電力を少くすることができる。
第5図および第6図には本考案の第2実施例を示す。
この第2実施例は、制御回路14に測光信号を出力する測
光器16の他に、制御回路14にフィルム感度に関するISO
情報を出力する感度設定手段18を追加したものである。
この第2実施例によれば、第6図に示すように、タイマ
ー20がカウントを開始(同図のステップS6)した後所定
カウントを経過したときは、制御回路14に、測光値の信
号とともに、感度設定手段18がフィルム感度に関するIS
O情報の信号を入力する(同図のステップS9)。そして
制御回路14は、上記ISO情報との関連において、測光値
が前記第1実施例とは異なる、ISO情報を加味した所定
レベルに達しているか判断し(同図のステップS10)、
所定レベルに達しているときはバリヤ4を閉じる(同図
のステップS12)。測光値およびフィルム感度情報に対
応した上記所定レベルに達していないときは、バリヤ4
を開いたままにする(同図のステップS11)ことによ
り、前記第1実施例と同様の効果を得ることができる。
そしてこの第2実施例によれば、測光値とともにフィル
ム感度をも判断基準に加えて光モレの可能性を判断する
ため、より正確な判断に基づいてバリヤ4の開閉を決め
ることができる。
なお、上記実施例においてはバリヤ4が開いたときに
タイマー20がカウントを開始するように構成したが、そ
の他のカメラ操作の後、たとえば撮影モードの切換え
(第4図のステップS2)の後、AF値やAE値の設定(同図
のステップS3)の後、あるいはシャッタの露出動作(同
図のステップS4,S5)の後、あるいはフィルムの巻き上
げ完了後に、タイマー20がカウントを開始するようにし
てもよい。
また上記実施例においては、カウント値がある値に達
したときに測光器16が外界の輝度測定を行うようにした
が、カウント値と輝度とを常に積分しながら両者の積が
基準値を越えたときに輝度測定を行うようにしてもよ
い。
また上記実施例においてはモータMはバリヤ機構12の
駆動専用の場合について説明したが、シャッタ駆動モー
タ、あるいはレンズのズーミングモータを用いてバリヤ
機構12を駆動するようにしてもよい。
また上記第1実施例においては測光値のみに基づいて
光モレのおそれのレベルを判断したが、フィルム感度が
低くても外界が非常に明るいときはシャッタ幕が熱で変
形して光モレのおそれが強くなるので、特にフィルム感
度情報が入力されなくとも不都合はない。
また上記実施例においてはバリヤ機構12の駆動手段と
してモータMを用いたが、ソレノイドや電気的印加によ
り長さが変化する形状記憶合金等、駆動能力を有するも
のであれば何でもよい。また、タイマー20は制御回路14
内に内蔵されるようにしてもよい。
また、測光値とフィルム感度情報から光モレを演算す
る他に、測光値とフィルム感度情報との関係を予じめ記
憶させたデータテーブルに基づいてバリヤの開閉を制御
するようにしてもよい。さらに、測光器16の代りにAE受
光部7あるいは測距光学系8の受光部を共用するように
してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、光モレの可能性
が少ないときは制御手段は駆動手段を介してバリヤ機構
に遮蔽作動させないため、バリヤは開いたまま次のカメ
ラ操作まで待機する。このため、次の撮影にはバリヤを
開く時間が不要なためにそれだけ時間が短縮されて、シ
ャッタチャンスを損うことを防止することができる。ま
た、バリヤを閉じたり開いたりする必要がないために、
それだけ消費電力が少くなって電池の寿命を伸ばすこと
ができる。
また、測光値とともにフィルム感度をも判断基準に加
えて光モレの可能性を判断することにより、より正確な
判断に基づいてバリヤの開閉を決めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案におけるバリヤ付カメラの
第1実施例を示す図であり、第1図はカメラの正面図、
第2図はバリヤを開いたときのカメラの正面図、第3図
は制御ブロック図、第4図はカメラの動作手順を示すフ
ローチャート、第5図および第6図は本考案の第2実施
例を示す図であり、第5図は制御ブロック図、第6図は
カメラの動作手順を示すフローチャートである。 1……カメラボディ、4……バリヤ 6……撮影開口、12……バリヤ機構 14……制御回路、16……測光器 18……感度設定手段、20……タイマー M……モータ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズ前面を開閉するバリヤ機構と、
    前記バリヤ機構を駆動する駆動手段と、前記バリヤ機構
    を開放後のカメラの所定の操作を検知してカウントを開
    始するタイマーと、所定のカウント経過後の前記タイマ
    ーのカウント値に対応して外界の輝度を測定して測光値
    を出力する測光手段と、前記測光値の所定レベルを検出
    して前記バリヤ機構を遮蔽作動させるべく前記駆動手段
    を制御する制御回路とを備えたことを特徴とするバリヤ
    付カメラ。
  2. 【請求項2】撮影レンズ前面を開閉するバリヤ機構と、
    前記バリヤ機構を駆動する駆動手段と、前記バリヤ機構
    を開放後のカメラの所定の操作を検知してカウントを開
    始するタイマーと、フィルム感度情報を設定する感度設
    定手段と、所定のカウント経過後の前記タイマーのカウ
    ント値に対応して外界の輝度を測定して測光値を出力す
    る測光手段と、前記測光値およびフィルム感度情報に対
    応した所定レベルを検出して前記バリヤ機構を遮蔽作動
    させるべく前記駆動手段を制御する制御回路とを備えた
    ことを特徴とするバリヤ付カメラ。
JP1811190U 1990-02-23 1990-02-23 バリヤ付カメラ Expired - Fee Related JP2501571Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1811190U JP2501571Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 バリヤ付カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1811190U JP2501571Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 バリヤ付カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03110422U JPH03110422U (ja) 1991-11-13
JP2501571Y2 true JP2501571Y2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=31521287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1811190U Expired - Fee Related JP2501571Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 バリヤ付カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501571Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03110422U (ja) 1991-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2501571Y2 (ja) バリヤ付カメラ
US4853731A (en) Autofocus camera having automatic focus adjustment apparatus
US6597866B2 (en) Camera for taking a picture in a good focus condition
JP3113341B2 (ja) カメラの測光装置
JP4428882B2 (ja) カメラ
JPH07175098A (ja) ブレ検出機能付きカメラ
JP2856456B2 (ja) カメラ
JP3105759B2 (ja) カメラ
JP2003167283A (ja) カメラ
JPH02161877A (ja) 電子スチルカメラ
JPH01206326A (ja) 自動焦点カメラ
JPH02160224A (ja) 電子スチルカメラのフラッシュ発光制御装置
JPH04212134A (ja) 露光間ズーミング装置を有するカメラ
JPH01280735A (ja) 色温度検出装置を備えた撮像装置
JPS63177119A (ja) カメラ本体及び交換レンズ
JPH02168778A (ja) 電子カメラの露出制御装置
JP2000029131A (ja) カメラ
JPH041620A (ja) カメラ
JP2000111995A (ja) レンズ付フィルム
JPH04114036U (ja) カメラのタイム露出制御装置
JPS62131241A (ja) トリミング撮影が可能なカメラ
JPH02161882A (ja) 撮像素子の感度調整装置
JPH02177687A (ja) 電子スチルカメラ
JPH1090780A (ja) カメラのフィルムカートリッジ情報表示装置
JPH02160223A (ja) 露光制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees