JPH09230413A - 光学機器 - Google Patents

光学機器

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JPH09230413A
JPH09230413A JP3240696A JP3240696A JPH09230413A JP H09230413 A JPH09230413 A JP H09230413A JP 3240696 A JP3240696 A JP 3240696A JP 3240696 A JP3240696 A JP 3240696A JP H09230413 A JPH09230413 A JP H09230413A
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film
information
cartridge
frames
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JP3240696A
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English (en)
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Teruyuki Daimon
照幸 大門
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム最大駒数が定義されていないフィル
ム情報を有するフィルムカートリッジを装填しても、最
大駒数が分からない。 【解決手段】 フィルム情報を持ったフィルムカートリ
ッジを用い、フィルムの最終駒からの自動巻戻しを行う
光学機器において、フィルム情報が所定のフィルム最大
駒数を表すものとして定義された情報か否かを判別する
判別手段11と、この判別手段11によりフィルム情報
が未定義の情報であると判別されたときに、自動巻戻し
が始まった時点でのフィルム駒数を記憶する記憶手段1
3とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装填されたフィル
ムカートリッジの最大駒数情報を読み取ることができる
光学機器(例えば、カメラ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フィルムカートリッジには、カートリッ
ジ内に設けられたフィルム給送スプールに連動して回転
する円盤にフィルムに関する情報をバーコード等によっ
て記録したものがある。また、このようなフィルムカー
トリッジを装填して用いるカメラには、例えば特開平4
−316028号公報にて提案されているように、フィ
ルム給送時に上記円盤から上記バーコード情報を読み取
る手段を有したものがある。
【0003】そして、フィルムの給送開始時に、フォト
インタラプタのような光学的手段等によってフィルム情
報を読み取れるようにすれば、自動的にカメラに対する
フィルム情報の設定が可能となる。なお、この場合のフ
ィルム情報としては、フィルムのISO感度やフィルム
の最大駒数等が一般的である。
【0004】また、フィルムが未使用(未露光)か使用
済(露光済)かをフィルムカートリッジ内の供給スプー
ルと連動して動く表示手段によって表示するフィルムカ
ートリッジが、特開平2−114248号公報にて提案
されている。そして、カメラにおいて、この表示手段に
よる表示状態を識別することで、使用済みフィルムカー
トリッジが装填された場合でも貴重な撮影済みの駒に対
する多重露光を避けることができる。
【0005】このような多重露光禁止手段を有効に機能
させるためには、カメラ側でフィルムの撮影終了後に上
記表示手段を使用済を示す位置にセットする必要があ
る。このようなカメラについては、本出願人が特開平4
−301829号公報および特開平4−366933号
公報等にて提案している。
【0006】また、フィルムカートリッジ装填時の操作
をより簡便なものにするため、従来のように使用者がカ
ートリッジからフィルム先端部を引き出した上でカメラ
の所定位置にセットする装填操作を行うのではなく、フ
ィルムカートリッジを所定位置にセットするだけで、カ
ートリッジが自動的にカメラ内部に引き込まれるように
したカメラも考えられている。
【0007】ここで、図6〜図9は、前述したように使
用状態を表示可能なフィルムカートリッジを示してお
り、1はフィルムカートリッジ、2はフィルムカートリ
ッジ1内のフィルム供給スプールである。
【0008】3a、3b、3c、3dはフィルムカート
リッジ1内のフィルムの露光状態(使用状態)を表すた
めの表示用窓である。2aは指標であり、供給スプール
2の停止位置に応じていずれかの表示用窓3a、3b、
3c、3dを通して表示される。使用者はこの指標2a
の表示用窓を通して見た形状に基づいて、フィルムの使
用状態を認識することができる。
【0009】図6および図7(a)に示すように、表示
用窓3aを通して指標2aが表示されている場合はフィ
ルムが「未露光」状態であることを示している。同様に
図7(b)に示すように、指標2aが表示用窓3bを通
して表示されている場合は「一部露光済み」状態を示
し、図7(c)に示すように、指標2aが表示用窓3c
を通して表示されている場合は「全駒露光済」状態を示
している。さらに、図7(d)に示すように、指標2a
が表示用窓3dを通して表示されている場合は「現像
済」であることを示している。図8は、このフィルムカ
ートリッジ1の斜視図である。
【0010】図9には、このフィルムカートリッジ1の
下面を示しており、4a,4bはこの下面の2カ所に形
成された切り欠き部である。5は供給スプール2と一体
的に回転するバーコード円盤5であり、この円盤5上の
バーコードが両切り欠き部4a,4bを通じて表出して
いる。
【0011】図10には、円盤5上に明部と暗部とから
形成されたバーコードを示しており、このバーコードに
よって、フィルム最大駒数やISO感度等のフィルムの
種類に関する情報が記録されている。これらのバーコー
ド情報は、切り欠き部4a,4bを通して光学的に読み
取ることができる。
【0012】また、円盤5上のバーコードが記されてい
ない部分(暗部で占められている部分)は、バーコード
情報を読み取る際の基準となる位置の検出や、指標2a
によるフィルム露光状態の表示を行う際の供給スプール
2の位置決めのために使用される。
【0013】以上のように構成されたフィルムカートリ
ッジを、前述したカメラに装填した場合のカメラの動作
について、図11を用いて説明する。この図において、
11はレジスタ、RAM、ROM等を有する制御回路で
あり、マイクロコンピュータ等で構成されてカメラ全体
の動作を司る。
【0014】12は測距回路や測光回路を含み、不図示
の撮影レンズの合焦動作および被写体輝度に応じたシャ
ッタ制御を行うAF・AE制御回路である。また、13
は調整用データ等を製造工程にて書き込んだり、カメラ
の動作中にフィルムカウンタの情報や動作状態を記憶し
たりするために使用される、書き込み可能な不揮発性メ
モリ(EEPROM)である。
【0015】14,17は、パルス信号のデューティ比
に応じて等価的にモータ電流を制御するPWM(Pulse
Width Modulation=パルス幅変調)信号を発生する第1
PWM制御回路および第2PWM制御回路である。な
お、PWM信号のデューティ比は制御回路11からの指
令によって変更される。
【0016】15,18は第1モータ駆動回路および第
2モータ駆動回路である。16はフィルムの給送、巻き
戻し動作を行うためのフィルム給送用モータで、19は
フィルムカートリッジの装填および排出駆動を行うカー
トリッジ用モータである。
【0017】モータ駆動回路15は第1PWM制御回路
14からのPWM信号によってフィルム給送用モータ1
6の回転制御を行う。モータ駆動回路18は第2PWM
制御回路17からのPWM信号によってカートリッジ用
モータ19の制御を行う。PWM信号のデューティー比
を変化させることにより、フィルム給送用モータ16、
カートリッジ用モータ19の動作速度を変化させること
ができる。
【0018】20,22は第1フォトリフレクタ制御回
路および第2フォトリフレクタ制御回路であり、21,
23はバーコード円盤5上のバーコード情報を読み出す
ためのフォトリフレクタである。
【0019】第1フォトリフレクタ制御回路20は、フ
ォトリフレクタ21を作動させ、回転するバーコード円
盤5に対して赤外光を投光し、その反射光を検出して検
出レベルを適切なレベルでコンパレートすることでバー
コード円盤5上のバーコード信号を明暗の二値信号とし
て検出する。また、フォトリフレクタ制御回路22は、
フォトリフレクタ23に対して同様の動作を行わせる。
【0020】フォトリフレクタ21はフィルムカートリ
ッジの切り欠き部4aを通じてバーコード円盤5上のバ
ーコード信号を検出し、フォトリフレクタ23は切り欠
き部4bを通じてバーコード円盤5上のバーコード信号
を検出する。
【0021】24はレリーズスイッチで、マニュアル操
作によりカメラのレリーズ動作を開始させるスイッチで
ある。25は巻き戻しスイッチで、フィルムの巻き戻し
動作を行わせるスイッチである。26はカートリッジ排
出スイッチで、フィルムの巻き戻し動作が終了した後に
操作されてカートリッジのカメラからの排出動作を行わ
せる。
【0022】27はISO・フィルム枚数表示スイッチ
で、このスイッチがONになっている間、次に説明する
液晶表示装置29にISO感度とフィルムの最大駒数が
表示される。
【0023】29は外部表示装置である液晶(LCD)
表示装置であり、28はLCD表示装置29を制御回路
11からの表示信号に従ってドライブするLCD駆動回
路である。LCD表示装置29には、通常は現在何駒目
であるかというフィルムカウンタ情報が表示され、IS
O・フィルム枚数表示スイッチ27が操作されている間
は、フィルムカウンタ情報の代わりに、装填されている
フィルムカートリッジの最大駒数が表示され、さらにI
SO感度情報も表示される。
【0024】次に、制御回路11の動作を図12に示す
フローチャートに従って説明する。ステップS500〜
ステップS514はフィルムカートリッジの装填からロ
ーディングまでの動作を説明している。
【0025】[ステップS500]このステップでは、
カメラにフィルムカートリッジが装填されるのを待つ。
装填されない間は本ステップを繰り返す。フィルムカー
トリッジが装填されると次のステップS501に進む。
【0026】[ステップS501]ステップS500で
カートリッジが装填されたことを検出すると、PWM制
御回路17およびモータ駆動回路18を介してカートリ
ッジ用モータ19を駆動し、フィルムカートリッジのカ
メラ内部への引き込み動作を行う。次にステップS50
2に進む。
【0027】[ステップS502]このステップでは、
カメラ内部に引き込まれたフィルムカートリッジの露光
表示がどの状態になっているかを判別するために、PW
M制御回路14およびモータ駆動回路15を介してフィ
ルム給送用モータ16をフィルム巻き戻し方向に動作さ
せて、フィルムカートリッジのバーコード円盤5を回転
させる。次にステップS503に進む。
【0028】[ステップS503]このステップでは、
フィルムカートリッジの露光情報を読み取る。読み取り
は、バーコード円盤5の回転と同時にフォトリフレクタ
制御回路20,22およびフォトリフレクタ21,23
を駆動し、バーコード円盤5の回転初期状態においてそ
れぞれのフォトリフレクタからどのようなバーコードの
信号が出力されるかを検出して行われる。
【0029】これにより、バーコード円盤5がフィルム
カートリッジ装填時にどの角度位置に停止していたかを
判別することができる。フィルムカートリッジの露光情
報の読み込みが終了するとステップS504に進む。
【0030】[ステップS504]このステップでは、
バーコード円盤5上のバーコード情報の読み取りおよび
そのデコードを行う。具体的には、フォトリフレクタ制
御回路20,22およびフォトリフレクタ21,23を
用い、バーコード円盤5上の半周に渡る暗部分を検出
し、その暗部分を基準として次に入力する明信号からの
明暗のパターンをバーコード情報として読み取る。そし
て、このバーコード情報をデコードすることでフィルム
最大駒数やISO感度等のフィルム情報が得られる。次
にステップS505に進む。
【0031】[ステップS505]このステップでは、
ステップS503で読み取ったフィルムカートリッジの
露光情報やステップS504でデコードされたフィルム
最大駒数およびISO感度等のフィルム情報をEEPR
OM13に書き込む。これは、フィルムカートリッジの
露光情報はバーコード円盤5を回転させないと判別でき
ないためで、一度露光情報を読み取った後は、その情報
を記憶させておき、電池電圧の低下によって電池交換が
行われた後などに対応可能とするためである。
【0032】フィルムの露光状態表示と異なり、バーコ
ードから得られるフィルム情報はバーコード情報を読み
取ることによってカートリッジ装填時でなくとも読み取
りが可能で有るが、フィルムのローディングが行われた
後は、駒の位置出し等の都合により、フィルム給送中に
自由にバーコードの読み取りを行えないため、電池交換
時などの事態を考慮してこれらの情報をEEPROM1
3に記憶させる。次にステップS506に進む。
【0033】[ステップS506]このステップでは、
ステップS503において読み取ったフィルムカートリ
ッジの露光状態が「全駒露光済」か「現像済」かどうか
を判別する。「全駒露光済」または「現像済」のフィル
ムに対してカメラが撮影動作を行うことはできないの
で、装填されたフィルムカートリッジがこれらの露光状
態の場合は、以降のフィルムローディング動作や撮影動
作は行わずにステップS525に進む。
【0034】装填されたフィルムカートリッジがこれら
以外の「未露光」、「一部(途中)露光済み」の場合は
ステップS507に進む。
【0035】[ステップS507]このステップまで実
行された場合は、装填されたフィルムカートリッジから
フィルムのローディング動作を行って良いと判断して、
ステップS502〜ステップS506のステップで行っ
ていた巻き戻し通電を停止し、フィルムを送り出すため
にPWM制御回路14およびモータ駆動回路15を介し
てフィルム給送用モータ16をフィルムの巻き上げ方向
に回転させる。次に、ステップS508に進む。
【0036】[ステップS508]このステップでは、
ステップS503において読み取ったフィルムカートリ
ッジの露光状態が「一部(途中)露光済み」か否かを判
別する。「一部(途中)露光済み」で有る場合はステッ
プS511に進む。「一部(途中)露光済み」でない場
合は「未露光」であるが、この場合はステップS509
に進む。
【0037】[ステップS509]ステップS508に
おいて、装填されたフィルムカートリッジが「未露光」
と判別された場合には、このステップS509にて、1
駒目が撮影可能位置にセットされるまで公知のフィルム
ローディング動作を行う。ローディング動作が完了した
ら巻き上げ方向通電を停止し、LCD表示装置29のフ
ィルムカウンタ部に「1」を表示して、ステップS51
0に進む。
【0038】[ステップS510]このステップでは、
制御回路11の内部のRAMに、装填されているフィル
ムカートリッジが「未露光」状態であることを示すフラ
グをセットする。次にステップS513に進む。
【0039】[ステップS511]ステップS508に
おいて装填されたフィルムカートリッジが「一部(途
中)露光済み」と判別された場合には、このステップに
進み、未露光駒を検出するまでフィルムローディング動
作を行う。未露光駒の検出は、例えば、不図示の磁気ヘ
ッドによりフィルム面上に記録されている磁気記録の有
無を検出することによって行われる。これはフィルム面
に磁性体が塗布されたフィルムに、撮影時の各種情報を
駒ごとに記憶するもので、未露光駒にはこの情報記録が
行われていないため、磁気記録の有無を検知することで
未露光駒を識別できる。
【0040】最初の未露光駒が撮影可能位置にセットさ
れるまでフィルムのローディング動作を行い、ローディ
ング動作が完了したら巻き上げ方向通電を停止して、そ
の未露光駒の駒数(駒ナンバー)をLCD表示装置29
のフィルムカウンタ部に表示し、ステップS512に進
む。
【0041】[ステップS512]このステップでは、
RAMに、装填されているフィルムカートリッジが「一
部(途中)露光済み」状態であることを示すフラグをセ
ットする。次にステップS513に進む。
【0042】[ステップS513]フィルムのローディ
ング動作が終了後、現在セットされている駒ナンバーや
フィルムカートリッジの露光状態を示すフラグ等の情報
をEEPROM13に記憶する。
【0043】以上の動作によりフィルムのローディング
動作は終了し、ステップS514〜ステップS516に
進んで、次に撮影動作や巻き戻し動作などが行われるの
を待つ。
【0044】[ステップS514]ステップS514〜
ステップS516は使用者の操作を待つステップであ
る。ステップS514では、レリーズスイッチ24が押
されたかどうかを判別する。レリーズスイッチ24が押
された場合はステップS517に進む。押されていない
場合にはステップS515に進む。
【0045】[ステップS515]このステップでは、
巻き戻しスイッチ25が操作されたかどうかを判別す
る。巻き戻しスイッチ25が操作された場合はステップ
S523に進む。押されていない場合にはステップS5
16に進む。
【0046】[ステップS516]このステップでは、
ISO・フィルム枚数表示スイッチ27がオンされたか
どうかを判別する。ISO・フィルム枚数表示スイッチ
27がオンされた場合は図13において説明するAに進
む。オンされていない場合には、ステップS514に進
み、ステップS514〜ステップS516を繰り返す。
【0047】[ステップS517]ステップS514に
てレリーズスイッチ24が操作されると、このステップ
S517に進む。ステップS517〜ステップS521
は撮影動作に関するシーケエンスである。ステップS5
17では、制御回路11はAF・AE制御回路12を制
御することによって測距、測光、ストロボ充電、フォー
カシング、シャッタ制御およびストロボ制御など公知の
撮影動作を実行し、フィルムに対する露光を行う。次に
ステップS518に進む。
【0048】[ステップS518]このステップでは、
RAMに、装填されているフィルムカートリッジが「一
部(途中)露光済み」状態であることを示すフラグをセ
ットする。これによって「未露光」フィルムにて1枚で
も撮影が実行されると「一部(途中)露光済み」に露光
状態が変化する。次にステップS519に進む。
【0049】[ステップS519]このステップでは、
フィルムの一駒巻き上げ動作を行う。この際、撮影日
時、ストロボ使用の有無、撮影倍率、焦点距離、絞り、
シャッター速度、撮影シーンの輝度および逆光か否か等
の撮影時の各種情報を、不図示の磁気ヘッドを通じてフ
ィルム面上に磁気記録する。巻き上げ動作が終了すると
ステップS520に進む。
【0050】[ステップS520]このステップでは、
装填されているフィルムの最終駒の撮影が終了したかを
判別する。これは、ステップS504で読み取られた装
填されているフィルムカートリッジの駒ナンバー情報か
ら最大駒数の撮影が終了したことで判定しても良いし、
ステップS519での巻き上げ動作中にフィルムの終端
を示す指標を検出する等によって行っても良い。また、
フィルム給送時の突っ張りの発生で判定する等、公知の
技術によっても良い。最終駒の撮影が終了した場合はス
テップS522に進み、そうで無い場合はステップS5
21に進む。
【0051】[ステップS521]最終駒の撮影が終了
していない場合は、新たな駒ナンバーに対応して制御回
路11の内部のカウンタをセットし、LCD駆動装置2
8を介してLCD表示装置29にカウンタ表示を行わせ
る。また、駒数情報と露光状態のフラグ(ここでは必ず
「一部(途中)露光済み」状態になっている)をEEP
ROM13に書き込む。そして、ステップS514に戻
り、再びレリーズスイッチ24の操作又は巻き戻しスイ
ッチ25、ISO・フィルム枚数表示スイッチ27の操
作を待つ。
【0052】[ステップS522]ステップS520に
おいて、最終駒の撮影が終了したと判定された場合に
は、このステップS522に進む。ステップS522で
は、内部のRAMに装填されているフィルムカートリッ
ジが「全駒露光済」状態であることを示すフラグをセッ
トする。
【0053】そして、このステップを通る場合は、以後
のステップにより自動巻戻し制御を始める。次にステッ
プS523に進む。
【0054】[ステップS523]最終駒の撮影が終了
した場合又はステップS515において巻き戻しスイッ
チ25が操作された場合には、このステップS523に
進む。ステップS523では、巻き戻し状態であること
を示すフラグやフィルムの露光状態を示すフラグをEE
PROM13に記憶させる。これは、巻き戻し動作途中
に電源リセットが掛かった場合に、巻き戻し動作を再開
させるため、巻き戻し動作途中であるという情報を記憶
させておく必要があるためである。次にステップS52
4に進む。
【0055】[ステップS524]このステップでは、
フィルムの巻き戻し動作を実行する。巻き戻し動作は、
PWM制御回路14およびモータ駆動回路15を介して
フィルム給送用モータ16をフィルム巻き戻し方向に動
作させることで行われる。
【0056】巻き戻しの終了の判別は、例えば使用者の
判断や、不図示の入力手段から信号が入力されること
や、フィルムの巻き戻しに所定の時間が経過したこと
や、給送の経過を光電変換素子などで検出する方法によ
って、フィルムがフィルムカートリッジ1内に巻き戻さ
れたことを検知して行う。フィルム巻き戻し動作が終了
すると、次にステップS525に進む。
【0057】[ステップS525]フィルムの巻き戻し
動作が終了するか、またはフィルムカートリッジの装填
時に「全駒露光済」または「現像済」のカートリッジが
装填されるとこのステップS525を実行する。ステッ
プS525では、フィルムの露光状態の表示の設定動作
を行う。フィルム露光状態の表示設定動作が終了する
と、ステップS526に進む。
【0058】[ステップS526]このステップでは、
カートリッジ排出スイッチ26がONしたかどうかの判
断を行う。カートリッジ排出スイッチ26がONしない
間は、ONするまでこのステップS526を繰り返す。
このステップでは、レリーズスイッチ24の検出は行わ
れないので、巻き戻し終了状態または露光済みのフィル
ムカートリッジが装填された場合等にレリーズを禁止す
る。カートリッジ排出スイッチ26がONされると、次
のステップS527に進む。
【0059】[ステップS527]このステップでは、
PWM制御回路17およびモータ駆動回路18を介して
カートリッジ用モータ19をカートリッジ排出方向に駆
動する。これによりフィルムカートリッジ1がカメラ内
から排出される。以上でフローは終了する。
【0060】次に、図12のフローチャートから分岐す
るISO・フィルム枚数情報の表示動作について、制御
回路11のISO・フィルム枚数情報の表示動作を示す
フローチャートである図13およびISO・フィルム枚
数情報表示時のLCD表示装置29上の表示の様子を示
す図14を用いて説明する。
【0061】図12のステップS516において、IS
O・フィルム枚数表示スイッチ27がオンされると、図
13のステップS550に制御が移る。
【0062】[ステップS550]このステップでは、
LCD表示装置29に、図12のステップS504でバ
ーコード円盤5上のバーコードから読み取ったISO感
度とフィルム最大駒数の表示を行う。図14はこのカメ
ラにおけるISO・フィルム枚数情報表示時のLCD表
示装置29上の表示の様子を示している。
【0063】図14(a)は、ISO・フィルム枚数表
示スイッチ27がオフ状態であって現在のフィルムカウ
ンタを表示している状態を示している(この図では、次
に撮影される駒が12番目であることを示している)。
この状態でISO・フィルム枚数表示スイッチ27がオ
ンされると、図14(b)に示すようにISO感度(図
14(b)ではISO200)が表示され、また装填さ
れているフィルムの最大駒数(図14(b)では36
枚)がフィルムカウンタ部に表示される。このように、
ISO感度およびフィルム枚数の表示を行った後は、ス
テップS551に進む。
【0064】[ステップS551]このステップでは、
ISO・フィルム枚数表示スイッチ27がオフされるの
を待つ。オフされるとステップS552に進む。オン状
態の間はステップS551を繰り返す。
【0065】[ステップS552]このステップでは、
LCD表示装置29上のISO感度および最大駒数の表
示を消して、フィルムカウンタ表示を復帰させる。そし
て、図12のステップS514に戻る。以上で、ISO
感度・フィルム枚数情報の表示動作のフローを終了す
る。
【0066】以上説明した従来のカメラでは、フィルム
カートリッジのバーコード円盤5上のバーコード情報を
読み込んでデコードすることで、フィルム駒数やISO
感度などのフィルム情報を得ており、このフィルム駒数
情報に基づいてフィルムの自動巻き戻しを行ったりLC
D表示装置に最大駒数を表示を行ったりしている。
【0067】ここで、フィルム枚数について、バーコー
ドの情報のabit目とbbit目の組み合わせで、図
15に示すように入力情報に対してフィルム最大駒数が
定義されていたとすると、”a=0 ,b=0”の時は
12枚撮りフィルム、”a=1,b=0”の時は24枚
撮りフィルム、”a=0,b=1”の時は36枚撮りフ
ィルムとなる。そして、このような定義に基づいて、適
正な自動巻き戻しを行ったり、LCD表示装置に正確な
最大駒数表示を行ったりしたりすることができる。
【0068】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示すように、”a=1,b=1”の組み合わせの情報
に対するフィルム最大駒数は未定義となっている。この
ため、この組み合わせ情報を有するフィルムカートリッ
ジ(例えば、48枚撮りフィルム)が将来、前記従来の
カメラに装填されると、フィルム駒数情報に基づいた自
動巻き戻しや最大駒数表示を行うことができない。
【0069】ここで、フィルムの自動巻き戻しに関して
は、巻き上げ動作中にフィルムの終端を示す指標を検出
したり、給送時の突っ張りの発生を判定したりする等の
公知の技術によって実現は可能である。しかし、LCD
表示に関しては、定義されたフィルム枚数情報がないと
表示不可能である。
【0070】そこで、本願発明の第1の目的は、未定義
カートリッジが装填されても、そのカートリッジのフィ
ルム最大駒数の表示等をすることができるようにした光
学機器を提供することにある。
【0071】また、本願発明の第2の目的は、フィルム
給送の異常等が発生しても、正確なフィルム最大駒数の
表示等が行えるようにした光学機器を提供することにあ
る。
【0072】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願第1の発明では、フィルム情報を持ったフィル
ムカートリッジを用い、フィルムの自動巻戻しを行う光
学機器において、上記フィルム情報が所定のフィルム最
大駒数を表すものとして定義された情報か否かを判別す
る判別手段と、この判別手段によりフィルム情報が未定
義の情報であると判別されたときに、自動巻戻しが始ま
った時点でのフィルム駒数を記憶する記憶手段とを設け
ている。
【0073】具体的には、不揮発性メモリ内に、フィル
ム情報に対するフィルム最大駒数が未定義であるフィル
ムカートリッジ(未定義カートリッジ)が装填された場
合の学習用アドレスを設けておく。そして、カメラに未
定義カートリッジが装填された場合に、撮影動作に伴う
1駒巻き上げごとにフィルム枚数をカウントする。そし
て、巻き上げ時のフィルムの突っ張りやフィルム終端を
示す指標を検知したときに、それまでのフィルム撮影枚
数のカウント値を学習用アドレスに書き込むことによ
り、このフィルムカートリッジの最大駒数を学習記憶す
る。
【0074】すなわち、次に未定義カートリッジが装填
されたときに、このカートリッジのフィルム情報が学習
済み情報に一致すれば、この学習済み情報に対応するフ
ィルム最大駒数を今回の未定義カートリッジの最大駒数
として表示等することができるようにしている。
【0075】また、本願第2の発明では、学習後に装填
された未定義カートリッジについて自動巻戻しが始まっ
た時の駒数(新規カウント駒数)と既に記憶手段に記憶
されたフィルム駒数(学習駒数)とを比較して、新規カ
ウント駒数の方が学習済み駒数より大きいときは、新規
カウント駒数を学習済み駒数に代えて記憶させて、一旦
正常にフィルム最大駒数の学習を行えなかった場合で
も、再学習によって正確な最大駒数を得られるようにす
るのが望ましい。
【0076】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明の第1実施形態であるカ
メラの動作(制御回路11の動作)を、図1に示すフロ
ーチャートに従って説明する。なお、本カメラの回路構
成は、図11にて説明した従来のカメラとほぼ同じであ
り、本説明内の各構成要素にも図11と同じ符号を付
す。
【0077】但し、本実施形態では、EEPROM13
内に、フィルム情報に対してフィルム最大駒数が未定義
であるフィルムカートリッジ(以下、単に未定義フィル
ムカートリッジという)が装填された時に、そのフィル
ム情報を学習記憶する領域(学習用アドレス)が設けら
れている点が異なる。なお、この学習用アドレスには、
カメラ出荷時において”00”のデータが書き込まれ
る。
【0078】[ステップS100]このステップでは、
カメラにフィルムカートリッジが装填されるのを待つ。
装填されない間はステップS100を繰り返す。フィル
ムカートリッジが装填されると次にステップS101に
進む。
【0079】[ステップS101]このステップでは、
カートリッジが装填されたことを検出すると、PWM制
御回路17、モータ駆動回路18を介してカートリッジ
用モータ19を駆動し、フィルムカートリッジのカメラ
内部への引き込み動作を行う。次にステップS102に
進む。
【0080】[ステップS102]このステップでは、
カメラ内部に引き込まれたフィルムカートリッジの露光
表示がどの状態になっているかを判別するために、PW
M制御回路14およびモータ駆動回路15を介してフィ
ルム給送用モータ16をフィルム巻き戻し方向に動作さ
せて、フィルムカートリッジのバーコード円盤5を回転
させる。次にステップS103に進む。
【0081】[ステップS103]このステップでは、
フィルムカートリッジの露光情報を読み取る。読み取り
は、バーコード円盤5の回転と同時にフォトリフレクタ
制御回路20、22を介してフォトリフレクタ21,2
3を駆動し、バーコード円盤5の回転初期状態において
それぞれのフォトリフレクタからどのようなバーコード
信号が出力されるかを検出して行われる。これにより、
バーコード円盤5がフィルムカートリッジ装填時にどの
角度位置に停止していたかを判別することができる。フ
ィルムカートリッジの露光情報の読み込みが終了する
と、ステップS104に進む。
【0082】[ステップS104]このステップでは、
バーコード円盤5上のバーコード情報の読み取りおよび
そのデコードを行う。具体的には、フォトリフレクタ制
御回路20,22およびフォトリフレクタ21,23を
用い、バーコード円盤5上の半周に渡る暗部分を検出
し、その暗部分を基準として次に入力される明信号から
の明暗のパターンをバーコード情報として読み取る。そ
して、このバーコード情報をデコードすることで、フィ
ルム最大駒数やISO感度等のフィルム情報が得られ
る。次にステップS105に進む。
【0083】[ステップS105]このステップでは、
ステップS104で得たフィルム最大駒数の情報が、図
15に示した3つの定義情報(カメラ側で所定の駒数に
対応するものと一義的に決定できる情報)に一致するか
否かを判定する。定義情報であればステップS106に
進む。未定義情報あればステップS107へ進む。
【0084】[ステップS106]このステップでは、
ステップS103で読み取ったフィルムカートリッジの
露光情報、ステップS104でデコードされたフィルム
最大駒数およびISO感度等の情報を、EEPROM1
3の所定のアドレスに書き込む。
【0085】これは、フィルムカートリッジの露光情報
は、バーコード円盤5を回転させないと判別できないた
め、一度露光情報を読み取った後はその情報を記憶させ
ておき、電池電圧の低下によって電池交換が行われた後
などに対応可能とするためである。
【0086】フィルムの露光状態表示と異なり、バーコ
ードから得られるフィルム最大駒数およびISO感度等
のフィルム情報は、バーコード情報を読み取ることによ
ってカートリッジ装填時でなくとも可能で有るが、フィ
ルムのローディングが行われた後は、駒の位置出し等の
都合により、フィルム給送中に自由にバーコードの読み
取りを行えないため、電池交換時などの事態を考慮して
これらの情報をEEPROM13に記憶させる。ステッ
プS106からはステップS111に進む。
【0087】[ステップS107]ステップS105で
未定義フィルム最大駒数情報を有するフィルムカートリ
ッジ(未定義フィルムカートリッジ)であると判定され
たときは、EEPROM13に設けられた学習アドレス
に書き込まれているデータが”00”であるかどうかを
判定する。
【0088】このデータが”00”であったら、現在カ
メラに装填されている未定義フィルムカートリッジはそ
の最大駒数情報をまだ学習していないもの(以下、未定
義・未学習フィルムカートリッジという)としてステッ
プS108に進み、”00”でなかったときは、後述す
るよう既に学習済みのもの(以下、未定義・学習済みフ
ィルムカートリッジという)として、ステップS110
に進む。
【0089】[ステップS108]このステップでは、
未定義・未学習フィルムカートリッジであることを示す
未定義・未学習フラグをセットして、ステップS109
に進む。
【0090】[ステップS109]このステップでは、
ステップS103で読み取ったフィルムカートリッジの
露光情報、ステップS104でデコードされたフィルム
最大駒数以外のフィルム情報をEEPROM13の所定
のアドレスに書き込む(ここでは、未学習の未定義フィ
ルムカートリッジであるので、フィルム最大駒数につい
てはEEPROM13には書き込まない)。次にステッ
プS111に進む。
【0091】[ステップS110]ステップS107で
未定義・学習済みフィルムカートリッジと判別されたと
きは、EEPROM13に設けられた学習用アドレスに
書き込まれているデータをフィルム最大駒数情報とし
て、ステップS103で読み取ったフィルムカートリッ
ジの露光情報やステップS104でデコードされたフィ
ルム最大駒数以外のフィルム情報とともにEEPROM
13の所定のアドレスに書き込む。次にステップS11
1に進む。
【0092】[ステップS111]このステップでは、
ステップS103において読み取ったフィルムカートリ
ッジの露光状態が「全コマ露光済」か「現像済」かどう
かを判別する。「全コマ露光済」または「現像済」のフ
ィルムに対してカメラが撮影動作を行うことはできない
ので、装填されたフィルムカートリッジがこれらの露光
状態の場合は、以降のフィルムローディング動作や撮影
動作は行わずにステップS134に進む。装填されたフ
ィルムカートリッジがこれら以外の「未露光」、「一部
(途中)露光済み」の場合は、ステップS112に進
む。
【0093】[ステップS112]このステップまで実
行された場合は、装填されたフィルムカートリッジから
フィルムのローディング動作を行って良いとして、ステ
ップS102〜ステップS111で行っていた巻き戻し
方向通電を停止し、フィルムを送り出すために制御回路
11はPWM制御回路14およびモータ駆動回路15を
介してフィルム給送用モータ16をフィルムの巻き上げ
方向に回転させる。次にステップS113に進む。
【0094】[ステップS113]このステップでは、
ステップS103において読み取ったフィルムカートリ
ッジの露光状態が「一部(途中)露光済み」か否かを判
別する。「一部(途中)露光済み」である場合はステッ
プS116に進む。「一部(途中)露光済み」でない場
合は「未露光」であるが、この場合はステップS114
に進む。
【0095】[ステップS114]ステップS113に
おいて、装填されたフィルムカートリッジが「未露光」
と判別された場合には、このステップに進み、公知のフ
ィルムローディング動作によって1駒目が撮影可能位置
にセットされるまでフィルムのローディング動作を行
う。ローディング動作が完了したら、巻き上げ方向通電
を停止し、フィルム枚数をカウントするカウンター”
N”をN=1とするとともに、LCD表示装置29のフ
ィルムカウンタ部に「1」を表示させ、ステップS11
5に進む。
【0096】[ステップS115]このステップでは、
制御回路11の内部のRAMに、装填されているフィル
ムカートリッジが「未露光」状態であることを示すフラ
グをセットする。次にステップS118に進む。
【0097】[ステップS116]ステップS113に
おいて、装填されたフィルムカートリッジが「一部(途
中)露光済み」と判別された場合には、このステップに
進む。そして、未露光駒を検出するまでフィルムローデ
ィング動作を行う。未露光駒の検出は、例えば、不図示
の磁気ヘッドによりフィルム面上に記録されている磁気
記録の有無を検出することによって行われる。
【0098】最初の未露光駒が撮影可能位置にセットさ
れるまでフィルムのローディング動作が行われ、ローデ
ィング動作が完了したら、巻き上げ方向通電を停止し、
その未露光駒の駒数(駒ナンバーX)をLCD表示装置
29のフィルムカウンタ部に表示するととともに、フィ
ルム枚数をカウントするカウンター”N”を N=未露
光駒の駒数(駒ナンバーX)とし、ステップS117に
進む。
【0099】[ステップS117]このステップでは、
内部のRAMに、装填されているフィルムカートリッジ
が「一部(途中)露光済み」状態であることを示すフラ
グをセットする。次にステップS118に進む。
【0100】[ステップS118]フィルムのローディ
ング動作が終了後、現在セットされている駒ナンバーや
フィルムカートリッジの露光状態を示すフラグなどの情
報をEEPROM13の所定のアドレスに記憶させる。
【0101】以上の動作によりフィルムのローディング
動作が終了し、撮影動作や巻き戻し動作などが行われる
のを待つステップS119〜ステップS121に進む。
【0102】[ステップS119]ステップS119〜
ステップS121は使用者の操作を待つステップであ
る。ステップS119では、レリーズスイッチ24が押
されたかどうかを判別する。レリーズスイッチ24が押
された場合はステップS122に進む。押されていない
場合には、ステップS120に進む。
【0103】[ステップS120]このステップでは、
巻き戻しスイッチ25が操作されたかどうかを判別す
る。巻き戻しスイッチ25が操作された場合はステップ
S131に進む。押されていない場合にはステップS1
21に進む。
【0104】[ステップS121]このステップでは、
ISO・フィルム枚数表示スイッチ27がオンされたか
どうかを判別する。ISO・フィルム枚数表示スイッチ
27がオンされた場合は図2において説明するCに進
む。オンされていない場合には、ステップS119に進
み、ステップS119〜ステップS121を繰り返す。
【0105】[ステップS122]ステップS119に
てレリーズスイッチ24が操作されると、このステップ
S122に進む。ステップS122では、AF・AE制
御回路12を制御することによって測距、測光、ストロ
ボ充電、フォーカシング、シャッタ制御およびストロボ
制御など公知の撮影動作を実行し、フィルムに対する露
光を行う。次にステップS123に進む。
【0106】[ステップS123]このステップでは、
内部のRAMに、装填されているフィルムカートリッジ
が「一部(途中)露光済み」状態であることを示すフラ
グをセットする。これによって「未露光」フィルムは1
枚でも撮影が実行されると「一部(途中)露光済み」状
態に露光状態が変化する。次にステップS124に進
む。
【0107】[ステップS124]このステップでは、
フィルムの一駒巻き上げ動作を行う。この際、撮影日
時、ストロボ使用の有無、撮影倍率、焦点距離、絞り、
シャッター速度、撮影シーンの輝度および逆光か否か等
の撮影時の各種情報を、不図示の磁気ヘッドによりフィ
ルム面上に磁気記録する。こうして巻き上げ動作が終了
するとステップS125に進む。
【0108】[ステップS125]このステップでは、
装填されているフィルムカートリッジの最終駒の撮影が
終了したかが判定される。これは、ステップS104で
読み取られたフィルムカートリッジ最大駒数情報から判
定しても良いし、ステップS124での巻き上げ動作中
にフィルムの終端を示す指標を検出する等の方法よって
判定しても良い。また、給送時の突っ張りの発生で判定
する等、公知の技術によっても判定が可能である。
【0109】なお、未定義・未学習フィルムカートリッ
ジが装填された場合は、最大駒数が不明なので、フィル
ム終端を示す指標を検出するか給送時の突っ張りをもっ
て判定する。
【0110】最終駒の撮影が終了した場合はステップS
128に進む。そうでない場合はステップS126に進
む。
【0111】[ステップS126]最終駒の撮影が終了
していない場合は、このステップで、新たな駒ナンバー
を制御回路11の内部のカウンタにセットし、LCD駆
動装置28を介してこのカウンタ値をLCD表示装置2
9に表示させる。また、駒ナンバー情報と露光状態のフ
ラグ(ここでは必ず「一部(途中)露光済み」状態にな
っている)をEEPROM13の所定のアドレスに書き
込む。
【0112】[ステップS127]このステップでは、
フィルム枚数をカウントするカウンター”N”をN=N
+1として、ステップS119に戻り、再びレリーズス
イッチ24の操作、巻き戻しスイッチ25の操作又はI
SO・フィルム枚数表示スイッチ27の操作が行われる
のを待つ。
【0113】[ステップS128]このステップでは、
カメラに装填されているフィルムカートリッジが未定義
・未学習フィルムカートリッジかどうかを判定する。こ
の判定は、未定義・未学習フラグがセットされているか
どうかで行う。
【0114】ここで、未定義・未学習フラグがセットさ
れていればステップS129に進み、セットされていな
ければ(すなわち、定義済みフィルムカートリッジ又は
未定義。学習済みフィルムカートリッジである場合
は)、ステップS130に進む。 [ステップS129]ステップS128で未定義・未学
習フィルムカートリッジであると判定されたときは、E
EPROM13に設けられた学習用アドレスに、フィル
ム枚数をカウントするカウンター”N”の値を書き込
む。
【0115】本実施形態では、カメラが工場から出荷さ
れてEEPROM13の学習用アドレスに”00”以外
の数字が書き込まれるのはこれが初めてであり、ここ
に”00”以外の数字が書き込まれることにより、この
カメラは未定義フィルムカートリッジの最大駒数を学習
したということを示すものとなる。
【0116】さらに、EEPROM13に書き込まれる
データは、フィルム枚数をカウントするカウンター”
N”の値であることから、EEPROM13の学習用ア
ドレスに書き込まれている値が未定義フィルムカートリ
ッジの最大駒数になる。
【0117】[ステップS130]このステップでは、
未定義・未学習フラグをリセットして、ステップS13
1に進む。そして、このステップを通る場合は、以後の
ステップにより自動巻戻し制御が始まる。
【0118】[ステップS131]このステップでは、
全駒の撮影が終了しているため、内部のRAMに、装填
されているフィルムカートリッジが「全コマ露光済」状
態であることを示すフラグをセットする。次にステップ
S132に進む。
【0119】[ステップS132]最終駒の撮影が終了
するか、ステップS120において巻き戻しスイッチ2
5が操作されるかした場合には、このステップS132
に進む。ステップS132では、巻き戻し状態であるこ
とを示すフラグやフィルムの露光状態を示すフラグをE
EPROM13の所定のアドレスに記憶させる。
【0120】これは巻き戻し動作途中に電源リセットが
掛かった場合に、巻き戻し動作を再開させるため、巻き
戻し動作途中であるという情報を記憶させておく必要が
あるためである。次にステップS133に進む。
【0121】[ステップS133]このステップでは、
フィルムの巻き戻し動作を実行する。巻き戻し動作は、
PWM制御回路14およびモータ駆動回路15を介して
フィルム給送用モータ16をフィルム巻き戻し方向に動
作させることで行われる。
【0122】巻き戻しの終了の判別は、例えば使用者の
判断や、不図示の入力手段から信号が入力されること
や、フィルムの巻き戻しに所定の時間が経過したこと
や、給送の経過を光電変換素子などで検出する方法によ
って、フィルムがフィルムカートリッジ1内に巻き戻さ
れたことを検知して行う。フィルム巻き戻し動作が終了
すると、次にステップS134に進む。
【0123】[ステップS134]フィルムの巻き戻し
動作が終了するかフィルムカートリッジの装填時に「全
コマ露光済」又は「現像済」のカートリッジが装填され
ると、このステップS134を実行する。ステップS1
34では、フィルムの露光状態の表示の設定動作を行
う。この表示設定動作が終了すると、ステップS135
に進む。
【0124】[ステップS135]このステップでは、
カートリッジ排出スイッチ26がONしたかどうかを判
断する。カートリッジ排出スイッチ26がONしない間
は、ONするまでこのステップS135を繰り返す。こ
のステップでは、レリーズスイッチ24の検出は行われ
ないので、巻き戻し終了状態または露光済みのフィルム
カートリッジが装填された場合等にはレリーズが禁止さ
れる。カートリッジ排出スイッチ26がONされると、
次のステップS135に進む。
【0125】[ステップS136]このステップでは、
PWM制御回路17およびモータ駆動回路18を介して
カートリッジ用モータ19をカートリッジ排出方向に駆
動する。これによりフィルムカートリッジ1がカメラ内
から排出される。以上でフローは終了する。
【0126】次に、図1のフローチャートから分岐する
ISO・フィルム枚数情報の表示動作について、制御回
路11のISO・フィルム枚数情報の表示動作を示すフ
ローチャートである図2およびISO・フィルム枚数情
報表示時のLCD表示装置29上の表示の様子を示す図
3を用いて説明する。
【0127】図1のステップS121において、ISO
・フィルム枚数表示スイッチ27がオンされると、図2
のステップS150に制御が移る。
【0128】[ステップS150]このステップでは、
カメラに装填されているフィルムカートリッジが未定義
・未学習フィルムカートリッジであるかどうかを、未定
義・未学習フラグがセットされているかどうかで判定す
る。未定義・未学習フラグがセットされていればステッ
プS152に進み、セットされていなければステップS
151に進む。
【0129】[ステップS151]このステップでは、
LCD表示装置29に、図1のステップS104で読み
取ったISO感度とフィルム最大駒数又はステップS1
10でEEPROM13から得た未定義・学習済みフィ
ルムカートリッジの最大駒数の表示が行われる。図3
(b)はこのカメラにおけるISO・フィルム枚数情報
表示時のLCD表示装置29の表示を示している。この
場合の表示の内容は、ISO400で最大駒数は48枚
である。
【0130】[ステップS152]未定義・未学習フィ
ルムカートリッジがカメラに装填されている場合は、こ
のステップで、LCD表示装置29に、図1のステップ
S104で読み取ったISO感度を表示し、ステップS
153へ進む。
【0131】[ステップS153]カメラに装填されて
いるフィルムカートリッジが未定義・未学習フィルムカ
ートリッジであると、フィルム最大駒数が不明である。
そこで、このステップでは、LCD表示装置29のフィ
ルム最大駒数表示部に”−−”を表示する。
【0132】図3(a)は、ステップS152およびス
テップS153を実行したときのISO・フィルム枚数
情報表示時のLCD表示装置29上の表示を示してい
る。この場合の表示の内容は、ISO感度は400で、
最大駒数は不明である。
【0133】[ステップS154]このステップでは、
ISO・フィルム枚数表示スイッチ27がオフされるの
を待つ。オフされるとステップS155に進む。オン状
態の間はステップS154を繰り返す。
【0134】[ステップS155]このステップでは、
LCD表示装置29上のISO感度および最大駒数の表
示を消して、フィルムカウンタ表示を復帰させる。そし
て、図1のステップS119に戻る。以上で、ISO・
フィルム枚数情報の表示動作のフローを終了する。上記
図1〜3のフローによれば、本実施形態のカメラに未定
義・未学習フィルムカートリッジを初めて装填した場
合、ステップS105とステップS107で、未定義・
未学習フィルムカートリッジであることを判定して、ス
テップS108で未定義・未学習フラグをセットする。
【0135】そして、ステップS121でISO・枚数
表示スイッチSW27がONされたときには、LCD表
示装置29の最大駒数表示部に、図3(a)に示すよう
に”−−”を表示し、さらにステップS124でフィル
ム終端を示す指標を検出するか給送時の突っ張りを検出
するかして、ステップS129でそれまでにカウントし
たフィルムの撮影駒数をEEPROM13の学習用アド
レスに書き込む。これにより、未定義・未学習フィルム
カートリッジの最大駒数を学習することができる。
【0136】その後は、EEPROM13の学習用アド
レスに何らかの値が書き込まれている。このため、次に
前と同じフィルムカートリッジ(未定義・学習済みフィ
ルムカートリッジ)が装填されたときには、ステップS
107からステップS110へ移行するので、未定義・
未学習フラグがセットされず、EEPROM13の学習
用アドレスにデータが書き込まれることはない。
【0137】しかし、上記未定義・学習済みフィルムカ
ートリッジフィルムの最大駒数はすでに学習済みなの
で、ステップS121でISO、枚数表示スイッチSW
27がONされたときには、LCD表示装置29の最大
駒数表示部には、例えば図3(b)に示すように”4
8”が表示される。
【0138】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態であるカメラの動作を、図4に示すフローチャート
に従って説明する。なお、本実施形態におけるカメラの
回路構成は、図11にて説明した従来のカメラとほぼ同
じであり、本説明内の各構成要素にも図11と同じ符号
を付す。
【0139】但し、本実施形態では、EEPROM13
内に、フィルム情報に対してフィルム最大駒数が未定義
であるフィルムカートリッジ(以下、単に未定義フィル
ムカートリッジという)が装填された時に、そのフィル
ム情報を学習記憶する領域(学習用アドレス)が設けら
れている点が異なる。なお、この学習用アドレスには、
カメラ出荷時において”00”のデータが書き込まれ
る。
【0140】[ステップS200]このステップでは、
カメラにフィルムカートリッジが装填されるのを待つ。
装填されない間はステップS200を繰り返す。フィル
ムカートリッジが装填されると次にステップS201に
進む。
【0141】[ステップS201]このステップでは、
カートリッジが装填されたことを検出すると、PWM制
御回路17およびモータ駆動回路18を介してカートリ
ッジ用モータ19を駆動し、フィルムカートリッジのカ
メラ内部への引き込み動作を行う。次にステップS20
2に進む。
【0142】[ステップS202]このステップでは、
カメラ内部に引き込まれたフィルムカートリッジの露光
表示がどの状態になっているかを判別するために、PW
M制御回路14およびモータ駆動回路15を介してフィ
ルム給送用モータ16をフィルム巻き戻し方向に動作さ
せて、フィルムカートリッジのバーコード円盤5を回転
させる。次にステップS203に進む。
【0143】[ステップS203]このステップでは、
フィルムカートリッジの露光情報を読み取る。読み取り
は、バーコード円盤5の回転と同時にフォトリフレクタ
制御回路20、22を介してフォトリフレクタ21,2
3を駆動し、バーコード円盤5の回転初期状態において
それぞれのフォトリフレクタからどのようなバーコード
信号が出力されるかを検出して行われる。これにより、
バーコード円盤5がフィルムカートリッジ装填時にどの
角度位置に停止していたかを判別することができる。フ
ィルムカートリッジの露光情報の読み込みが終了する
と、ステップS204に進む。
【0144】[ステップS204]このステップでは、
バーコード円盤5上のバーコード情報の読み取りおよび
そのデコードを行う。具体的には、フォトリフレクタ制
御回路20,22およびフォトリフレクタ21,23を
用い、バーコード円盤5上の半周に渡る暗部分を検出
し、その暗部分を基準として次に入力される明信号から
の明暗のパターンをバーコード情報として読み取る。そ
して、このバーコード情報をデコードすることで、フィ
ルム最大駒数やISO感度等のフィルム情報が得られ
る。次にステップS205に進む。
【0145】[ステップS205]このステップでは、
ステップS204で得たフィルム最大駒数の情報が、図
15に示した3つの定義情報(カメラ側で所定の駒数に
対応するものと一義的に決定できる情報)に一致するか
否かを判定する。定義情報であればステップS206に
進む。未定義情報であればステップS207に進む。
【0146】[ステップS206]このステップでは、
ステップS203で読み取ったフィルムカートリッジの
露光情報、ステップS204でデコードされたフィルム
最大駒数およびISO感度等の情報を、EEPROM1
3の所定のアドレスに書き込む。
【0147】これは、フィルムカートリッジの露光情報
は、バーコード円盤5を回転させないと判別できないた
め、一度露光情報を読み取った後はその情報を記憶させ
ておき、電池電圧の低下によって電池交換が行われた後
などに対応可能とするためである。
【0148】フィルムの露光状態表示と異なり、バーコ
ードから得られるフィルム最大駒数およびISO感度等
のフィルム情報は、バーコード情報を読み取ることによ
ってカートリッジ装填時でなくとも可能で有るが、フィ
ルムのローディングが行われた後は、駒の位置出し等の
都合により、フィルム給送中に自由にバーコードの読み
取りを行えないため、電池交換時などの事態を考慮して
これらの情報をEEPROM13に記憶させる。ステッ
プS206からはステップS211に進む。
【0149】[ステップS207]ステップS205で
未定義フィルム最大駒数情報を有するフィルムカートリ
ッジ(未定義フィルムカートリッジ)であると判定され
たときは、EEPROM13に設けられた学習アドレス
に書き込まれているデータが”00”であるかどうかを
判定する。
【0150】このデータが”00”であったら、現在カ
メラに装填されている未定義フィルムカートリッジはそ
の最大駒数情報をまだ学習していないもの(以下、未定
義・未学習フィルムカートリッジという)としてステッ
プS209に進み、”00”でなかったときは、後述す
るよう既に学習済みのもの(以下、未定義・学習済みフ
ィルムカートリッジという)として、ステップS210
に移行する。
【0151】[ステップS209]このステップでは、
ステップS203で読み取ったフィルムカートリッジの
露光情報、ステップS204でデコードされたフィルム
最大駒数以外のフィルム情報をEEPROM13の所定
のアドレスに書き込む(ここでは、未学習の未定義フィ
ルムカートリッジであるので、フィルム最大駒数につい
てはEEPROM13には書き込まない)。次にステッ
プS211に進む。
【0152】[ステップS210]ステップS207で
未定義・学習済みフィルムカートリッジと判別されたと
きは、EEPROM13に設けられた学習用アドレスに
書き込まれているデータをフィルム最大駒数情報とし
て、ステップS203で読み取ったフィルムカートリッ
ジの露光情報やステップS204でデコードされたフィ
ルム最大駒数以外のフィルム情報とともにEEPROM
13の所定のアドレスに書き込む。次にステップS21
1に進む。
【0153】[ステップS211]このステップでは、
ステップS203において読み取ったフィルムカートリ
ッジの露光状態が「全コマ露光済」か「現像済」かどう
かを判別する。「全コマ露光済」または「現像済」のフ
ィルムに対してカメラが撮影動作を行うことはできない
ので、装填されたフィルムカートリッジがこれらの露光
状態の場合は、以降のフィルムローディング動作や撮影
動作は行わずにステップS234に進む。装填されたフ
ィルムカートリッジがこれら以外の「未露光」、「一部
(途中)露光済み」の場合は、ステップS212に進
む。
【0154】[ステップS212]このステップまで実
行された場合は、装填されたフィルムカートリッジから
フィルムのローディング動作を行って良いとして、ステ
ップS202〜ステップS211で行っていた巻き戻し
方向通電を停止し、フィルムを送り出すために制御回路
11はPWM制御回路14およびモータ駆動回路15を
介してフィルム給送用モータ16をフィルムの巻き上げ
方向に回転させる。次にステップS213に進む。
【0155】[ステップS213]このステップでは、
ステップS203において読み取ったフィルムカートリ
ッジの露光状態が「一部(途中)露光済み」か否かを判
別する。「一部(途中)露光済み」である場合はステッ
プS216に進む。「一部(途中)露光済み」でない場
合は「未露光」であるが、この場合はステップS214
に進む。
【0156】[ステップS214]ステップS213に
おいて、装填されたフィルムカートリッジが「未露光」
と判別された場合には、このステップに進み、公知のフ
ィルムローディング動作によって1駒目が撮影可能位置
にセットされるまでフィルムのローディング動作を行
う。ローディング動作が完了したら、巻き上げ方向通電
を停止し、フィルム枚数をカウントするカウンター”
N”をN=1とするとともに、LCD表示装置29のフ
ィルムカウンタ部に「1」を表示させ、ステップS21
5に進む。
【0157】[ステップS215]ステップS215で
は、制御回路11の内部のRAMに、装填されているフ
ィルムカートリッジが「未露光」状態であることを示す
フラグをセットする。次にステップS218に進む。
【0158】[ステップS216]ステップS213に
おいて、装填されたフィルムカートリッジが「一部(途
中)露光済み」と判別された場合には、このステップに
進む。そして、未露光駒を検出するまでフィルムローデ
ィング動作を行う。未露光駒の検出は、例えば、不図示
の磁気ヘッドによりフィルム面上に記録されている磁気
記録の有無を検出することによって行われる。
【0159】最初の未露光駒が撮影可能位置にセットさ
れるまでフィルムのローディング動作が行われ、ローデ
ィング動作が完了したら、巻き上げ方向通電を停止し、
その未露光駒の駒数(駒ナンバーX)をLCD表示装置
29のフィルムカウンタ部に表示するととともに、フィ
ルム枚数をカウントするカウンター”N”を N=未露
光駒の駒数(駒ナンバーX)とし、ステップS217に
進む。
【0160】[ステップS217]このステップでは、
内部のRAMに、装填されているフィルムカートリッジ
が「一部(途中)露光済み」状態であることを示すフラ
グをセットする。次にステップS218に進む。
【0161】[ステップS218]フィルムのローディ
ング動作が終了後、現在セットされている駒ナンバーや
フィルムカートリッジの露光状態を示すフラグなどの情
報をEEPROM13の所定のアドレスに記憶させる。
【0162】以上の動作によりフィルムのローディング
動作が終了し、撮影動作や巻き戻し動作などが行われる
のを待つステップS219〜ステップS221に進む。
【0163】[ステップS219]ステップS219〜
ステップS221は使用者の操作を待つステップであ
る。ステップS219では、レリーズスイッチ24が押
されたかどうかを判別する。レリーズスイッチ24が押
された場合はステップS222に進む。押されていない
場合には、ステップS220に進む。
【0164】[ステップS220]このステップでは、
巻き戻しスイッチ25が操作されたかどうかを判別す
る。巻き戻しスイッチ25が操作された場合はステップ
S232に進む。押されていない場合には、ステップS
221に進む。
【0165】[ステップS221]このステップでは、
ISO・フィルム枚数表示スイッチ27がオンされたか
どうかを判別する。ISO・フィルム枚数表示スイッチ
27がオンされた場合は図5において説明するEに進
む。オンされていない場合には、ステップS219に進
み、ステップS219〜ステップS221を繰り返す。
【0166】[ステップS222]ステップS219に
てレリーズスイッチ24が操作されると、このステップ
S222に進む。ステップS222では、AF・AE制
御回路12を制御することによって測距、測光、ストロ
ボ充電、フォーカシング、シャッタ制御およびストロボ
制御など公知の撮影動作を実行し、フィルムに対する露
光を行う。次にステップS223に進む。
【0167】[ステップS223]このステップでは、
内部のRAMに、装填されているフィルムカートリッジ
が「一部(途中)露光済み」状態であることを示すフラ
グをセットする。これによって「未露光」フィルムは1
枚でも撮影が実行されると「一部(途中)露光済み」状
態に露光状態が変化する。次にステップS224に進
む。
【0168】[ステップS224]このステップでは、
フィルムの一駒巻き上げ動作を行う。この際、撮影日
時、ストロボ使用の有無、撮影倍率、焦点距離、絞り、
シャッター速度、撮影シーンの輝度および逆光か否か等
の撮影時の各種情報を、不図示の磁気ヘッドによりフィ
ルム面上に磁気記録する。こうして巻き上げ動作が終了
するとステップS225に進む。
【0169】[ステップS225]このステップでは、
装填されているフィルムカートリッジの最終駒の撮影が
終了したかを判定する。これは、ステップS104で読
み取られたフィルムカートリッジ最大駒数情報から判定
しても良いし、ステップS124での巻き上げ動作中に
フィルムの終端を示す指標を検出する等の方法よって判
定しても良い。また、給送時の突っ張りの発生で判定す
る等、公知の技術によっても判定が可能である。
【0170】最終駒の撮影が終了した場合はステップS
228に進む。そうでない場合はステップS226に進
む。
【0171】[ステップS226]最終駒の撮影が終了
していない場合は、このステップで、新たな駒ナンバー
を制御回路11の内部のカウンタにセットし、LCD駆
動装置28を介してこのカウンタ値をLCD表示装置2
9に表示させる。また、駒ナンバー情報と露光状態のフ
ラグ(ここでは必ず「一部(途中)露光済み」状態にな
っている)をEEPROM13の所定のアドレスに書き
込む。
【0172】[ステップS227]このステップでは、
フィルム枚数をカウントするカウンター”N”をN=N
+1として、ステップS119に戻り、再びレリーズス
イッチ24の操作、巻き戻しスイッチ25の操作又はI
SO・フィルム枚数表示スイッチ27の操作が行われる
のを待つ。
【0173】[ステップS228]このステップでは、
ステップS204で得たフィルム最大駒数の情報が、図
15に示した3つの定義情報に一致するか否かを判定す
る。定義情報であればステップS231に進む。未定義
情報あればステップS229へ進む。
【0174】[ステップS229]このステップでは、
EEPROM13の学習用アドレスの内容(フィルム最
大駒数に)対応するデータと、フィルム枚数をカウント
するカウンター”N”のデータとを比較する。そして、
フィルム枚数をカウントするカウンター”N”の方が小
さければステップS231へ進み、フィルム枚数をカウ
ントするカウンター”N”の方が大きければステップS
230へ進む。
【0175】ここで、カメラに装填されているフィルム
カートリッジが未定義・未学習のものであれば、学習用
のアドレスの内容は、”00”であり、フィルム枚数を
カウントするカウンター”N”の値はN≧1であるの
で、必ずステップS230へ移行する。
【0176】[ステップS230]ステップS229で
未定義フィルムカートリッジであり、かつ学習用アドレ
スの内容<フィルム枚数をカウントするカウンター値”
N”であると判定されたときは、このステップで、学習
用アドレスにフィルム枚数をカウントするカウンター
値”N”を上書きして、今回装填された未定義フィルム
カートリッジの最大駒数を学習する。
【0177】すなわち、このステップS230以前に、
学習用アドレスに”00”以外の値が書き込まれていた
としても、上記条件が成立していれば、学習用アドレス
の内容を更新する。その後ステップS231へ進む。
【0178】[ステップS231]このステップでは、
全駒の撮影が終了しているため、内部のRAMに、装填
されているフィルムカートリッジが「全コマ露光済」状
態であることを示すフラグをセットする。次にステップ
S232に進む。このステップを通る場合は以後のステ
ップにより自動巻戻し制御が始まる。
【0179】[ステップS232]最終駒の撮影が終了
するか、ステップS220において巻き戻しスイッチ2
5が操作されるかした場合には、このステップS232
に進む。ステップS232では、巻き戻し状態であるこ
とを示すフラグやフィルムの露光状態を示すフラグをE
EPROM13の所定のアドレスに記憶させる。
【0180】これは巻き戻し動作途中に電源リセットが
掛かった場合に、巻き戻し動作を再開させるため、巻き
戻し動作途中であるという情報を記憶させておく必要が
あるためである。次にステップS233に進む。
【0181】[ステップS233]このステップでは、
フィルムの巻き戻し動作を実行する。巻き戻し動作は、
PWM制御回路14およびモータ駆動回路15を介して
フィルム給送用モータ16をフィルム巻き戻し方向に動
作させることで行われる。
【0182】巻き戻しの終了の判別は、例えば使用者の
判断や、不図示の入力手段から信号が入力されること
や、フィルムの巻き戻しに所定の時間が経過したこと
や、給送の経過を光電変換素子などで検出する方法によ
って、フィルムがフィルムカートリッジ1内に巻き戻さ
れたことを検知して行う。フィルム巻き戻し動作が終了
すると、次にステップS234に進む。
【0183】[ステップS234]フィルムの巻き戻し
動作が終了するかフィルムカートリッジの装填時に「全
コマ露光済」又は「現像済」のカートリッジが装填され
ると、このステップS234を実行する。ステップS2
34では、フィルムの露光状態の表示の設定動作を行
う。この表示設定動作が終了すると、ステップS235
に進む。
【0184】[ステップS235]このステップでは、
カートリッジ排出スイッチ26がONしたかどうかを判
断する。カートリッジ排出スイッチ26がONしない間
は、ONするまでこのステップS235を繰り返す。こ
のステップでは、レリーズスイッチ24の検出は行われ
ないので、巻き戻し終了状態または露光済みのフィルム
カートリッジが装填された場合等にはレリーズが禁止さ
れる。カートリッジ排出スイッチ26がONされると、
次のステップS236に進む。
【0185】[ステップS236]このステップでは、
PWM制御回路17およびモータ駆動回路18を介して
カートリッジ用モータ19をカートリッジ排出方向に駆
動する。これによりフィルムカートリッジ1がカメラ内
から排出される。以上でフローは終了する。
【0186】次に、図4のフローチャートから分岐する
ISO・フィルム枚数情報の表示動作について、制御回
路11のISO・フィルム枚数情報の表示動作を示すフ
ローチャートである図5およびISO・フィルム枚数情
報表示時のLCD表示装置29上の表示の様子を示す図
3を用いて説明する。
【0187】図4のステップS221において、ISO
・フィルム枚数表示スイッチ27がオンされると、図5
のステップS250に制御が移る。
【0188】[ステップS250]このステップでは、
ステップS204で得たフィルム最大駒数の情報が、図
15に示した3つの定義情報に一致するか否かを判定す
る。定義情報であればステップS252に進む。未定義
情報であればステップS251に進む。
【0189】[ステップS251]ステップS250で
未定義情報を有するフィルムカートリッジであると判定
されたときは、このステップで、学習用アドレスに書き
込まれているデータが”00”であるかどうかを判定す
る。このデータが”00”であるときは、現在カメラに
装填されている未定義フィルムカートリッジは、まだそ
の最大駒数を学習していないものとしてステップS25
3に移行し、”00”でないときは後述するようにすで
に学習済みであるものとして、ステップS252に移行
する。
【0190】[ステップS252]このステップでは、
LCD表示装置29に、図4のステップS204でバー
コード円盤5上のバーコードから読み取ったISO感度
とフィルム最大駒数又はステップS210でEEPRO
M13から得た未定義・学習済みフィルムカートリッジ
の最大駒数の表示を行なう。第1実施形態における図3
(b)に示したLCD表示装置29上の表示は、このス
テップでの表示と同じである。この場合の表示の内容
は、ISO感度が400で最大駒数は48枚である。
【0191】[ステップS253]カメラに装填されて
いるフィルムカートリッジが未定義フィルムカートリッ
ジであり、且つ学習用アドレスの内容が”00”である
と判定されたときは、このステップに進む。このステッ
プでは、LCD表示装置29に、図4のステップS20
4でバーコード円盤5上のバーコードから読み取ったI
SO感度の表示を行う。次に、ステップS254へ進
む。
【0192】[ステップS254]カメラに装填されて
いるフィルムカートリッジが未定義・未学習フィルムカ
ートリッジであると、フィルム最大駒数が不明である。
そこで、このステップでは、LCD表示装置29のフィ
ルム最大駒数表示部に”−−”を表示する。
【0193】第1実施形態における図3(a)で示した
LCD表示装置29上の表示は、ステップS253およ
びステップS254を実行した場合と同じである。この
場合の表示の内容は、ISO感度は400で、最大駒数
は不明である。
【0194】[ステップS255]このステップでは、
ISO・フィルム枚数表示スイッチ27がオフされるの
を待つ。オフされるとステップS256に進む。オン状
態の間はステップS254を繰り返す。
【0195】[ステップS256]このステップでは、
LCD表示装置29上にのISO感度および最大駒数の
表示を消して、フィルムカウンタ表示を復帰させる。そ
して、図4のステップS219に戻る。以上で、ISO
・フィルム枚数情報の表示動作のフローを終了する。
【0196】本実施形態のカメラでは、ステップS22
4,S225において、巻き上げ動作中にフィルムの終
端を示す指標を検出するか給送時のフィルムの突っ張り
の発生により最終駒かどうかを判定している。
【0197】しかし、後者の場合、その突っ張りが正常
に最終駒に達して発生する場合と、何かの異常(例え
ば、機械部品の故障によりフィルムが給送できずに突っ
張ること)により、最終駒に達していないにもかかわら
ず発生する場合とがあるという問題がある。そして、上
記異常が発生した場合、フィルム枚数をカウントするカ
ウンター値”N”をEEPROM13に書き込んでしま
うと、正しい最大駒数でない値を学習することになる。
【0198】しかし、その後再び同じ未定義フィルムカ
ートリッジを装填して、ステップS224,S225に
おいて正常に最大駒数を検出すれば、学習用アドレスの
内容<フィルム枚数のカウンター値”N”となるため、
必ずステップS230へ移行し、学習用アドレスの内容
を更新することにより、正しい最大駒数を再学習するこ
とができる。
【0199】なお、上記各実施形態では、未定義フィル
ムカートリッジが1種類であるとして説明しているが、
同様のフィルムカートリッジが複数種ある場合は、EE
PROM13内に未定義フィルムカートリッジごとに学
習用アドレスを設けておき、上記と同様の学習制御を行
うようにする。
【0200】また、本発明は、例えば一眼レフカメラ、
レンズシャッタカメラ、ビデオカメラといった種々の形
態のカメラに適用することができ、さらにはカメラ以外
の光学機器やその他の装置、さらにはそれらカメラや光
学機器やその他の装置に適用される装置またはこれらを
構成する要素に対しても適用することができる。
【0201】また、本発明は、以上の実施形態および変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
て用いてもよい。
【0202】(実施形態と請求の範囲との関係)上記実
施形態において、バーコード円盤5上の最大駒数情報が
請求の範囲にいうフィルム情報に、制御回路11が請求
の範囲にいう判別手段および記憶更新手段に、制御回路
11およびEEPROM13が請求の範囲にいう記憶手
段に、LCD表示装置29が請求の範囲にいう表示手段
にそれぞれ相当する。
【0203】なお、以上が本発明の各構成と実施形態の
各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の
構成に限られるものではなく、請求項に示した機構また
は実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば
どのようなものであってもよい。
【0204】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明で
は、フィルムカートリッジに表示等されたフィルム情報
が、所定のフィルム最大駒数を表すものとして定義され
た情報でないとき(未定義情報であるとき)は、自動巻
戻しが始まった時点でのフィルム駒数を、その未定義フ
ィルムカートリッジの最大駒数として記憶するようにし
ている。このため、本発明を用いれば、次に未定義カー
トリッジが装填された場合に、このカートリッジのフィ
ルム情報が学習済み情報に一致したときは、この学習済
み情報に対応するフィルム最大駒数を今回の未定義カー
トリッジの最大駒数として表示等することができる。
【0205】また、本願第2の発明では、学習後に装填
された未定義カートリッジについて自動巻戻しが始まっ
た時の駒数(新規カウント駒数)と既に記憶手段に記憶
されたフィルム駒数(学習駒数)とを比較して、新規カ
ウント駒数の方が学習済み駒数より大きいときは、新規
カウント駒数を学習済み駒数に代えて記憶させるように
している。このため、本発明を用いれば、一旦正確にフ
ィルム最大駒数の学習を行えなかった場合でも、その不
正確な最大駒数を再学習によって正確な最大駒数に訂正
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラの動作フロ
ーチャート図である。
【図2】上記第1実施形態の表示動作フローチャート図
である。
【図3】上記第1実施形態の表示形態の説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態であるカメラの動作フロ
ーチャート図である。
【図5】上記第2実施形態の表示動作フローチャートで
ある。
【図6】上記各実施形態のカメラに用いるフィルムカー
トリッジの平面図である。
【図7】上記フィルムカートリッジの露光状態表示の説
明図である。
【図8】上記フィルムカートリッジの斜視図である。
【図9】上記フィルムカートリッジの底面図である。
【図10】上記フィルムカートリッジのバーコード円盤
の平面図である。
【図11】上記各実施形態のカメラの電気回路ブロック
図である。
【図12】従来のカメラの動作フローチャート図であ
る。
【図13】従来のカメラの表示動作フローチャート図で
ある。
【図14】上記各実施形態の表示形態の説明図である。
【図15】上記フィルムカートリッジのフィルム情報と
最大駒数との関係を示す表図である。
【符号の説明】
1…フィルムカートリッジ 2…供給スプール 2a…指標 3a,3b,3c,3d…表示用窓 4a,4b…切り欠き部 5…バーコード円盤 11…制御回路 12…AF・AE制御回路 13…EEPROM 14,17…PWM制御回路 15,18…モータ駆動回路 16…フィルム給送用モータ 19…カートリッジ用モータ 20,22…フォトリフレクタ制御回路 21,23…フォトリフレクタ 24…レリーズスイッチ 25…途中巻き戻しスイッチ 27…ISO・フィルム枚数表示スイッチ 28…LCD駆動回路 29…LCD表示装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム情報を有したフィルムカートリ
    ッジを用い、フィルムの自動巻戻しを行う光学機器にお
    いて、 前記フィルム情報が、所定のフィルム最大駒数を表すも
    のとして定義された情報か否かを判別する判別手段と、 この判別手段により前記フィルム情報が未定義の情報で
    あると判別されたときに、前記自動巻戻しが始まった時
    点でのフィルム駒数を記憶する記憶手段とを有すること
    を特徴とする光学機器。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、 フィルムの巻上げ動作ごとに駒数をカウントするカウン
    ト手段と、学習用アドレスを有したメモリとを有してお
    り、 前記判別手段により前記フィルム情報が未定義の情報で
    あると判別されたときに、前記自動巻戻しが始まった時
    点での前記カウント手段のカウント値を前記学習用アド
    レスに書き込むことを特徴とする請求項1に記載の光学
    機器。
  3. 【請求項3】前記記憶手段に記憶されたフィルム駒数を
    表示する表示手段を有することを特徴とする請求項2に
    記載の光学機器。
  4. 【請求項4】前記自動巻戻しが始まった時のフィルム駒
    数と既に前記記憶手段に記憶されたフィルム駒数とを比
    較する比較手段を有することを特徴とする請求項1から
    3のいずれかに記載の光学機器。
  5. 【請求項5】 前記比較手段により前記自動巻戻しが始
    まった時のフィルム駒数の方が大きいと判断されたとき
    に、この大きいフィルム駒数を前記記憶手段に記憶され
    たフィルム駒数に代えて記憶させる記憶更新手段を有す
    ることを特徴とする請求項4に記載の光学機器。
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