JPH10312505A - 磁気データ読出回路 - Google Patents

磁気データ読出回路

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JPH10312505A
JPH10312505A JP12418197A JP12418197A JPH10312505A JP H10312505 A JPH10312505 A JP H10312505A JP 12418197 A JP12418197 A JP 12418197A JP 12418197 A JP12418197 A JP 12418197A JP H10312505 A JPH10312505 A JP H10312505A
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JP
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magnetic
peak
voltage
gain
circuit
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JP12418197A
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Masaki Kobayashi
正樹 小林
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気出力が小さくなっても磁気データを正確に
読み出すことができるようにする。 【解決手段】記録媒体に書き込まれた磁気データに対応
させて磁気出力を発生させる磁気ヘッド11と、該磁気
ヘッド11によって発生させられた磁気出力を可変のゲ
インで増幅する可変ゲインアンプ15と、該可変ゲイン
アンプ15によって増幅された磁気出力に基づいてピー
クパルス信号を発生させるピーク検出回路13と、該ピ
ーク検出回路13によって発生させられたピークパルス
信号に基づいてピーク電圧を検出する電圧検出手段と、
該電圧検出手段によって検出されたピーク電圧、及び目
標とするピーク電圧に基づいて前記ゲインを調整するゲ
イン調整手段とを有する。磁気ヘッド11によって発生
させられた磁気出力が小さくなると可変ゲインアンプ1
5のゲインが調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気データ読出回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気カード、通帳等の記録媒体に
形成された磁気ストライプに磁気データを書き込む場
合、磁気ストライプ上の磁性体を磁化する方向を、所定
の規則に基づいて発生させたタイミングで反転させるよ
うにしている。該タイミングを発生させる方式にはFM
方式、MFM方式等がある。
【0003】次に、磁気ストライプに書き込まれた磁気
データを読み出す方法について説明する。図2は従来の
磁気データ読出回路のブロック図である。図において、
11は磁気ヘッド、12はセンスアンプ、13はピーク
検出回路、14は復調回路である。
【0004】この場合、前記磁気ヘッド11を図示しな
い記録媒体に形成された磁気ストライプに対して相対的
に移動させると、磁気データに対応する誘導電圧が磁気
出力として発生させられる。そして、該磁気出力はセン
スアンプ12に送られ、該センスアンプ12によって増
幅され、増幅された磁気出力がピーク検出回路13に送
られる。
【0005】ところで、磁気ストライプ上の磁性体が磁
化される方向が反転させられる位置において、前記磁気
出力の電圧波形はピークになる。そこで、前記ピーク検
出回路13は、前記磁気出力の電圧波形のピークを検出
し、ピークが検出された位置にパルスが形成されるピー
クパルス信号を発生させ、該ピークパルス信号を復調回
路14に送る。そして、該復調回路14は、前記ピーク
パルス信号の各パルス間の間隔を測定し、所定の規則に
基づいて前記ピークパルス信号を復調して「1」又は
「0」の磁気データを読み出す。
【0006】図3は従来のFM方式における磁気出力と
ピークパルス信号との関係を示す第1の図である。前記
FM方式においては、磁気データが「0」のときのピー
クパルス信号の各パルス間の間隔を基準間隔とし、磁気
データが「1」のときには前記基準間隔の1/2の部分
にピークが形成されるようになっている。
【0007】したがって、基準間隔の1/2の部分にパ
ルスが形成された場合、磁気データは「1」になり、基
準間隔の1/2の部分にパルスが形成されない場合、磁
気データは「0」になる。なお、ピーク検出回路13
(図2)においては、電圧波形のピークを検出する際に
ノイズが発生すると、該ノイズをピークであると誤って
検出することがある。そこで、閾(しきい)値電圧が設
定され、磁気出力が一定電圧以上になったときにピーク
を検出するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の磁気データ読出回路においては、磁気ストライプが
摩耗したり、傷付けられたり、磁石等が誤って近づけら
れたりして磁性体の磁力が小さくなると、磁気ヘッド1
1によって発生させられる磁気出力が小さくなってしま
う。
【0009】図4は従来のFM方式における磁気出力と
ピークパルス信号との関係を示す第2の図である。図に
示すように、磁気出力が小さくなり、ピークp1、p2
における電圧、すなわち、ピーク電圧がピーク検出回路
13(図2)の閾値電圧vR1、vR2より低くなると、ピ
ークパルス信号にパルスを形成することができない。そ
の結果、ピーク検出回路13はピークp1、p2を検出
することができず、復調回路14は磁気データを正確に
読み出すことができない。
【0010】そこで、閾値電圧vR1、vR2を低く設定す
ることが考えられるが、閾値電圧v R1、vR2を低く設定
すると、その分ノイズ等の影響を受けやすくなってしま
う。本発明は、前記従来の磁気データ読出回路の問題点
を解決して、磁気出力が小さくなっても、磁気データを
正確に読み出すことができる磁気データ読出回路を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の磁
気データ読出回路においては、記録媒体に書き込まれた
磁気データに対応させて磁気出力を発生させる磁気ヘッ
ドと、該磁気ヘッドによって発生させられた磁気出力を
可変のゲインで増幅する可変ゲインアンプと、該可変ゲ
インアンプによって増幅された磁気出力に基づいてピー
クパルス信号を発生させるピーク検出回路と、該ピーク
検出回路によって発生させられたピークパルス信号に基
づいてピーク電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検
出手段によって検出されたピーク電圧、及び目標とする
ピーク電圧に基づいて前記ゲインを調整するゲイン調整
手段とを有する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における磁気データ読出回路のブロッ
ク図である。図において、11は図示しない磁気カー
ド、通帳等の記録媒体に書き込まれた磁気データに対応
させて磁気出力を発生させる磁気ヘッド、15は該磁気
ヘッド11によって発生させられた磁気出力を可変のゲ
インで増幅する可変ゲインアンプであり、該可変ゲイン
アンプ15によって増幅された磁気出力はピーク検出回
路13及びA/Dコンバータ16に送られる。前記ピー
ク検出回路13は、前記磁気出力の電圧波形のピークを
検出し、ピークパルス信号を発生させ、該ピークパルス
信号を復調回路14、電圧検出手段としてのラッチ17
及びゲイン調整手段としてのアンプゲイン切替制御部1
9にそれぞれ送る。
【0013】そして、前記A/Dコンバータ16は増幅
された磁気出力をA/D変換して、ディジタル値を発生
させる。また、前記ラッチ17は、前記ピークパルス信
号にパルスが形成されるタイミングをラッチタイミング
として前記ディジタル値をラッチする。これにより、前
記ラッチ17はピーク電圧を検出する。さらに、前記ラ
ッチ17はアンプゲイン切替制御部19に接続され、該
アンプゲイン切替制御部19は、前記ラッチ17にラッ
チされたディジタル値を受けるとともに、前記ピークパ
ルス信号にパルスが形成されるタイミングを切替タイミ
ングとして、レジスタ18に格納された目標とするピー
ク電圧、すなわち、目標ピーク電圧のデータを読み込
み、該データとディジタル値とを比較し、比較結果をゲ
イン切替信号として可変ゲインアンプ15に送る。この
ようにして、アンプゲイン切替制御部19は可変ゲイン
アンプ15のゲインを調整する。
【0014】次に、前記構成の磁気データ読出回路の動
作について説明する。まず、前記磁気ヘッド11を前記
記録媒体に形成された磁気ストライプに対して相対的に
移動させると、磁気データに対応する誘導電圧が磁気出
力として発生させられる。そして、該磁気出力は可変ゲ
インアンプ15に送られ、可変ゲインアンプ15によっ
て増幅され、増幅された磁気出力がピーク検出回路13
及びA/Dコンバータ16に送られる。
【0015】ところで、磁気ストライプ上の磁性体が磁
化される方向が反転させられる位置において、前記磁気
出力の電圧波形はピークになる。そこで、前記ピーク検
出回路13は、前記磁気出力の電圧波形のピークを検出
し、ピークが検出された位置にパルスが形成されるピー
クパルス信号を発生させ、該ピークパルス信号を復調回
路14に送る。そして、該復調回路14は、前記ピーク
パルス信号の各パルス間の間隔を測定し、所定の規則に
基づいて前記ピークパルス信号を復調して「1」又は
「0」の磁気データを読み出す。
【0016】一方、A/Dコンバータ16においては、
前記磁気出力がA/D変換されてディジタル値が発生さ
せられ、前記ラッチ17は、前記ラッチタイミングで前
記ディジタル値をラッチする。その結果、ラッチ17
は、可変ゲインアンプ15によって増幅された磁気出力
のピーク電圧を検出する。前記アンプゲイン切替制御部
19は、前記切替タイミングで、前記目標ピーク電圧の
データと前記ラッチ17によってラッチされたディジタ
ル値とを比較する。
【0017】そして、目標ピーク電圧のデータとディジ
タル値とが異なる場合、アンプゲイン切替制御部19
は、その差、すなわち、目標ピーク電圧と実際のピーク
電圧との差に基づいて、目標ピーク電圧と実際のピーク
電圧とが一致するようなゲイン値を発生させ、該ゲイン
値をゲイン切替信号として可変ゲインアンプ15に送
り、可変ゲインアンプ15のゲインを調整する。
【0018】以上のような動作を、前記ピークパルス信
号にパルスが形成されるたびに行う。このように、目標
ピーク電圧と実際のピーク電圧とが一致するように可変
ゲインアンプ15のゲインが調整されるので、磁気ヘッ
ド11によって発生させられた磁気出力が小さくなって
も、常に一定の振幅を有する磁気出力を発生させること
ができ、磁気データを正確に読み出すことができる。し
たがって、磁気ヘッド11による読出マージンを大きく
することができる。
【0019】また、磁気出力が小さくなることを考慮し
てピーク検出回路13の閾値電圧を低く設定する必要が
なくなるので、ノイズ等の影響を受けることが少なくな
り、磁気データを正確に読み出すことができ、ノイズ等
に対する読出マージンを大きくすることができる。次
に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0020】図5は本発明の第2の実施の形態における
磁気データ読出回路の要部ブロック図である。なお、第
1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同
じ符号を付与することによってその説明を省略する。こ
の場合、可変ゲインアンプ15(図1)によって増幅さ
れた磁気出力がA/Dコンバータ16に送られ、該A/
Dコンバータ16において、前記磁気出力がA/D変換
されてディジタル値が発生させられる。そして、電圧検
出手段としてのラッチ17は、ピークパルス信号にパル
スが形成されるタイミングをラッチタイミングとして、
前記ディジタル値をラッチする。
【0021】また、A/Dコンバータ16及びラッチ1
7の出力側に平均化回路20が接続され、該平均化回路
20は、ピークパルス信号にパルスが形成されるタイミ
ングを読込みタイミングとして、前記A/Dコンバータ
16によって発生させられたディジタル値、及びラッチ
17によってラッチされたディジタル値を読み込む。し
たがって、前記平均化回路20においては、前記A/D
コンバータ16によって発生させられたディジタル値に
より今回のピーク電圧が、ラッチ17によってラッチさ
れたディジタル値により前回のピーク電圧がそれぞれ検
出され、今回のピーク電圧と前回のピーク電圧との平均
値が計算され、該平均値のデータがゲイン調整手段とし
てのアンプゲイン切替制御部19に送られる。
【0022】このように、今回のピーク電圧と前回のピ
ーク電圧との平均値がアンプゲイン切替制御部19に送
られるようになっているので、ノイズ等によってピーク
電圧が突発的に変化した場合でも、磁気データを正確に
読み出すことができ、読出マージンが小さくなるのを防
止することができる。次に、本発明の第3の実施の形態
について説明する。
【0023】図6は本発明の第3の実施の形態における
磁気データ読出回路の要部ブロック図である。なお、第
1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同
じ符号を付与することによってその説明を省略する。こ
の場合、可変ゲインアンプ15(図1)によって増幅さ
れた磁気出力がA/Dコンバータ16に送られ、該A/
Dコンバータ16において、前記磁気出力がA/D変換
されてディジタル値が発生させられる。そして、ラッチ
21は、ピークパルス信号にパルスが形成されるタイミ
ングをラッチタイミングとして、前記ディジタル値をラ
ッチするとともに、ラッチ22は、ピークパルス信号に
パルスが形成される次のタイミングをラッチタイミング
として、前記ラッチ21によってラッチされたディジタ
ル値をラッチする。なお、ラッチ21、22によって電
圧検出手段が構成される。
【0024】また、ラッチ21及びラッチ22の出力側
に平均化回路23が、A/Dコンバータ16及び平均化
回路23の出力側に平均化回路24がそれぞれ接続さ
れ、前記平均化回路23は、ピークパルス信号にパルス
が形成されるタイミングを読込みタイミングとして、前
記ラッチ21、22によってラッチされたディジタル値
を、平均化回路24は、ピークパルス信号にパルスが形
成される次のタイミングを読込みタイミングとして、前
記A/Dコンバータ16によって発生させられたディジ
タル値、及び平均化回路23によって計算された平均値
を読み込む。
【0025】したがって、前記平均化回路24において
は、前記A/Dコンバータ16によって発生させられた
ディジタル値により今回のピーク電圧が、ラッチ21に
よってラッチされたディジタル値により前回のピーク電
圧が、ラッチ22によってラッチされたディジタル値に
より前々回のピーク電圧がそれぞれ検出され、また、平
均化回路23において前回のピーク電圧と前々回のピー
ク電圧との平均値が計算され、平均化回路24において
今回のピーク電圧と前記平均値との加重平均値が更に計
算されて、該加重平均値のデータがゲイン調整手段とし
てのアンプゲイン切替制御部19に送られる。
【0026】このように、今回のピーク電圧、前回のピ
ーク電圧及び前々回のピーク電圧に基づいて計算された
加重平均値がアンプゲイン切替制御部19に送られるよ
うになっているので、ノイズ等によってピーク電圧が突
発的に変化した場合でも、磁気データを正確に読み出す
ことができ、読出マージンが小さくなるのを一層防止す
ることができる。
【0027】ところで、一般に、磁気ストライプのデー
タ記録領域の前後には、タイミング記録領域が設定さ
れ、該タイミング記録領域にタイミングデータが書き込
まれるようになっているが、何らかの理由で前記タイミ
ング記録領域の更に前後に異常データが書き込まれ、消
去されずに残っていたり、前記タイミング記録領域内の
所定の部分においてデータが全く書き込まれなかったり
することがある。
【0028】この場合、可変ゲインアンプ15のゲイン
を自動的に調整しようとすると、異常データが残ってい
る部分、又はデータが全く書き込まれていない部分から
タイミングデータが正規に書き込まれた部分に替わった
ときに、磁気出力が急激に変化してゲインを良好に調整
することができなくなる。そこで、ゲインを良好に調整
することができなくなることがないようにした本発明の
第4の実施の形態について説明する。
【0029】図7は本発明の第4の実施の形態における
磁気データ読出回路の要部ブロック図、図8は本発明の
第4の実施の形態における磁気データ読出回路の動作を
示すタイムチャートである。図に示すように、ピーク検
出回路13(図1)によって発生させられたピークパル
ス信号は、復調回路14及びANDゲート29に送られ
るとともに、カウンタ26及びDフリップフロップ(D
F/F)28にそれぞれクロック信号として入力され
る。また、図示しないCPU等の制御部において発生さ
せられたリード開始信号は、カウンタ26にロード信号
として、Dフリップフロップ28にリセット信号として
それぞれ入力され、前記カウンタ26においては、前記
ロード信号が入力されるタイミングで、レジスタ25に
セットされた規定回数データがロードされる。
【0030】そして、前記カウンタ26のボロー信号は
ORゲート27に入力され、該ORゲート27におい
て、前記ボロー信号とDフリップフロップ28の出力と
の論理和が採られ、該論理和が信号ORとしてDフリッ
プフロップ28に入力される。また、該Dフリップフロ
ップ28の出力は、ANDゲート29に入力されるとと
もに、インバータ30を介してカウンタ26のクロック
イネーブル(CE)端子に入力される。
【0031】次に、前記構成の磁気データ読出回路の動
作について説明する。なお、本実施の形態において、レ
ジスタ25に規定回数データとして3がセットされる。
まず、前記制御部によってリード開始信号が発生させら
れると、該リード開始信号のタイミングで、カウンタ2
6に規定回数データがロードされ、かつ、Dフリップフ
ロップ28がリセットされる。そして、磁気ヘッド11
によって発生させられた磁気出力は可変ゲインアンプ1
5によって増幅されてピーク検出回路13に送られ、該
ピーク検出回路13によってピークパルス信号が発生さ
せられる。
【0032】また、カウンタ26は、ピークパルス信号
に形成されるパルスによって計時を行い、カウント値が
前記規定回数データと一致すると、すなわち、ピークパ
ルス信号に設定された数のパルスが形成されると、ボロ
ー信号を発生させる。そして、Dフリップフロップ28
の出力は、ボロー信号が送られると、ピークパルス信号
に次のパルスが形成されるタイミングで、ローレベルか
らハイレベルになる。
【0033】このとき、前記Dフリップフロップ28の
出力は、ORゲート27を介して再びDフリップフロッ
プ28に入力されるので、ハイレベルのままになる。そ
して、前記出力がハイレベルになると、ANDゲート2
9の出力側から、前記ピークパルス信号に対応するタイ
ミング信号が発生させられ、該タイミング信号は、電圧
検出手段としての前記ラッチ17、21(図6)、2
2、ゲイン調整手段としてのアンプゲイン切替制御部1
9、平均化回路20、23、24等に送られる。
【0034】このように、磁気ヘッド11によって磁気
出力が発生させられ、ピークパルス信号が発生させられ
ても、ピークパルス信号にパルスが規定回数データ分だ
け形成された後にタイミング信号が発生させられ、アン
プゲイン切替制御部19によるゲインの切替えが行われ
るようになっているので、異常データが残っている部
分、又はデータが全く書き込まれていない部分からタイ
ミングデータが正規に書き込まれた部分に替わるときに
ゲインの調整が行われることがなくなる。
【0035】したがって、ゲインを良好に調整すること
ができなくなることがない。次に、本発明の第5の実施
の形態について説明する。図9は本発明の第5の実施の
形態における磁気データ読出回路の要部ブロック図、図
10は本発明の第5の実施の形態における可変ゲインア
ンプによって増幅された磁気出力の電圧波形を示す図、
図11は本発明の第5の実施の形態における全波整流回
路によって整流された磁気出力の電圧波形を示す図であ
る。
【0036】図に示すように、磁気ヘッド11によって
発生させられた磁気出力は可変ゲインアンプ15に送ら
れ、該可変ゲインアンプ15によって増幅された後、全
波整流回路31に送られて整流される。そして、該全波
整流回路31によって整流された磁気出力は、A/Dコ
ンバータ16に送られ、該A/Dコンバータ16によっ
てディジタル値に変換される。
【0037】ところで、前記可変ゲインアンプ15によ
って増幅された磁気出力の電圧波形は、図10に示すよ
うに振幅Vの両振幅波形によって構成されるが、全波整
流回路31によって整流された磁気出力の電圧波形は、
図11に示すように振幅V/2の片振幅全波整流波形に
よって構成される。そこで、nビットのA/Dコンバー
タ16を使用し、図10に示すような振幅Vの磁気出力
をそのままA/Dコンバータ16に送り、該A/Dコン
バータ16によってディジタル値に変換すると、1LS
B相当の電圧値はV/n2 〔V〕になる。これに対し
て、振幅Vの磁気出力を全波整流回路31によって整流
して図11に示すような振幅V/2の磁気出力にし、該
磁気出力をA/Dコンバータ16に送り、該A/Dコン
バータ16によってディジタル値に変換すると、1LS
B相当の電圧値は、 (V/2)/n2 =V/2n2 〔V〕 になり、図10の場合の1/2になる。したがって、磁
気出力を全波整流回路31によって整流することによ
り、磁気ヘッド11による分解能を2倍に向上させるこ
とができ、ピーク検出回路13(図1)におけるピーク
の検出精度を高くすることができる。また、ゲインを一
層細かく調整することができる。
【0038】なお、本発明の各実施の形態においては、
磁気ストライプの磁性体を磁化する方向を、FM方式で
反転させるようにしているが、MFM方式等で反転させ
ることもできる。また、第2の実施の形態において、平
均化回路20(図5)によって2個のディジタル値の平
均値を、第3の実施の形態において、平均化回路23
(図6)、24によって3個のディジタル値の加重平均
値をそれぞれ計算するようにしているが、4個以上のデ
ィジタル値の加重平均値を計算するようにすることもで
きる。
【0039】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、磁気データ読出回路においては、記録媒体に書き
込まれた磁気データに対応させて磁気出力を発生させる
磁気ヘッドと、該磁気ヘッドによって発生させられた磁
気出力を可変のゲインで増幅する可変ゲインアンプと、
該可変ゲインアンプによって増幅された磁気出力に基づ
いてピークパルス信号を発生させるピーク検出回路と、
該ピーク検出回路によって発生させられたピークパルス
信号に基づいてピーク電圧を検出する電圧検出手段と、
該電圧検出手段によって検出されたピーク電圧、及び目
標とするピーク電圧に基づいて前記ゲインを調整するゲ
イン調整手段とを有する。
【0041】この場合、目標とするピーク電圧と実際の
ピーク電圧とが一致するように可変ゲインアンプのゲイ
ンが調整されるので、磁気ヘッドによって発生させられ
た磁気出力が小さくなっても、常に一定の振幅を有する
磁気出力を発生させることができる。したがって、磁気
データを正確に読み出すことができ、磁気ヘッドによる
読出マージンを大きくすることができる。
【0042】また、磁気出力が小さくなることを考慮し
てピーク検出回路の閾値電圧を低く設定する必要がなく
なるので、ノイズ等の影響を受けることが少なくなり、
ノイズ等に対する読出マージンを大きくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における磁気データ
読出回路のブロック図である。
【図2】従来の磁気データ読出回路のブロック図であ
る。
【図3】従来のFM方式における磁気出力とピークパル
ス信号との関係を示す第1の図である。
【図4】従来のFM方式における磁気出力とピークパル
ス信号との関係を示す第2の図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における磁気データ
読出回路の要部ブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における磁気データ
読出回路の要部ブロック図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態における磁気データ
読出回路の要部ブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態における磁気データ
読出回路の動作を示すタイムチャートである。
【図9】本発明の第5の実施の形態における磁気データ
読出回路の要部ブロック図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態における可変ゲイ
ンアンプによって増幅された磁気出力の電圧波形を示す
図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態における全波整流
回路によって整流された磁気出力の電圧波形を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 磁気ヘッド 13 ピーク検出回路 15 可変ゲインアンプ 17、21、22 ラッチ 19 アンプゲイン切替制御部 31 全波整流回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)記録媒体に書き込まれた磁気デー
    タに対応させて磁気出力を発生させる磁気ヘッドと、
    (b)該磁気ヘッドによって発生させられた磁気出力を
    可変のゲインで増幅する可変ゲインアンプと、(c)該
    可変ゲインアンプによって増幅された磁気出力に基づい
    てピークパルス信号を発生させるピーク検出回路と、
    (d)該ピーク検出回路によって発生させられたピーク
    パルス信号に基づいてピーク電圧を検出する電圧検出手
    段と、(e)該電圧検出手段によって検出されたピーク
    電圧、及び目標とするピーク電圧に基づいて前記ゲイン
    を調整するゲイン調整手段とを有することを特徴とする
    磁気データ読出回路。
  2. 【請求項2】 前記ゲイン調整手段は、前記電圧検出手
    段によって検出されたピーク電圧と、目標とするピーク
    電圧とを比較し、比較結果に基づいて前記ゲインを調整
    する請求項1に記載の磁気データ読出回路。
  3. 【請求項3】 前記ゲイン調整手段は、前記電圧検出手
    段によって検出された複数のピーク電圧の平均値と、目
    標とするピーク電圧とを比較し、比較結果に基づいて前
    記ゲインを調整する請求項1に記載の磁気データ読出回
    路。
  4. 【請求項4】 前記ゲイン調整手段は、前記ピーク検出
    回路によって発生させられたピークパルス信号に設定さ
    れた数のパルスが形成された後に、ゲインの調整を開始
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁気データ読
    出回路。
  5. 【請求項5】 前記可変ゲインアンプによって増幅され
    た磁気出力は、全波整流回路によって整流される請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の磁気データ読出回路。
JP12418197A 1997-05-14 1997-05-14 磁気データ読出回路 Withdrawn JPH10312505A (ja)

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