JPH10311854A - ネットワークアナライザ - Google Patents

ネットワークアナライザ

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JPH10311854A
JPH10311854A JP13609997A JP13609997A JPH10311854A JP H10311854 A JPH10311854 A JP H10311854A JP 13609997 A JP13609997 A JP 13609997A JP 13609997 A JP13609997 A JP 13609997A JP H10311854 A JPH10311854 A JP H10311854A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単独測定と比較測定をコネクタの差替え作業
をせずに行え、また、実際の出力コネクタ数を増やすこ
となく分岐出力数を増設できるようにする。 【解決手段】 単独測定を行なうために第1の切換スイ
ッチ23aが端子23c側へ接続されるときには第2の
切換スイッチ25が端子25c側に接続されるように連
動し、測定信号発生回路21から出力される測定信号を
第1の出力コネクタ26を介して被測定回路15に入力
する。比較測定を行なうために第1の切換スイッチ23
aが端子23b側に接続されるときには第2の切換スイ
ッチ25が端子25b側に接続されるように連動し、測
定信号発生回路21から出力される測定信号を信号分岐
回路24で分岐し、その一方の分岐出力を第1の出力コ
ネクタ26を介して被測定回路15へ入力し、他方の分
岐出力を第2の出力コネクタ27から出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定信号を被測定
回路に入力し、被測定回路から出力される信号を受信し
て、被測定回路の特性を測定するネットワークアナライ
ザにおいて、実際の出力コネクタ数を増加することなく
分岐出力数を増やし、また、コネクタの差替え作業を不
要にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークアナライザは、測定信号を
出力コネクタを介して外部の被測定回路に入力し、被測
定回路から出力される信号を入力コネクタを介して受信
回路で受信し、被測定回路の周波数対振幅特性や周波数
対位相特性を測定する。
【0003】ネットワークアナライザによる測定には、
被測定回路が出力する信号のみで測定結果を得る単独測
定だけでなく、被測定回路が出力する信号と被測定回路
に入力した信号との比較によって測定結果を得る比較測
定がある。
【0004】この比較測定が可能なように、図6に示す
ように従来のネットワークアナライザ1は、測定信号発
生回路2から出力される測定信号を切換スイッチ3によ
って2つの信号経路のいずれか一方に選択的に出力でき
るようにし、その一方の信号経路を単独測定用の出力コ
ネクタ4に接続し、他方の信号経路には抵抗R1、R2
からなる信号分岐回路5を接続して、各分岐出力に出力
コネクタ6、7を接続している。また、比較測定用のた
めに、複数の入力コネクタ8、9が設けられ、各入力コ
ネクタ8、9には、それぞれ受信回路10、11が接続
されている。
【0005】そして、レベル測定等の単独測定を行なう
場合には、図6の(a)に示すように、出力コネクタ4
と一方の入力コネクタ8の間に被測定回路15を接続
し、切換スイッチ3を出力コネクタ4側に接続し、受信
回路10の出力に基づいて被測定回路15の測定を行な
う。また、位相測定等の比較測定を行なう場合には、図
6の(b)に示すように、分岐出力用の一方の出力コネ
クタ6と一方の入力コネクタ8の間に被測定回路15を
接続し、他方の出力コネクタ7と他方の入力コネクタ9
との間を接続し、切換スイッチ3を信号分岐回路5側に
接続し、2つの受信回路10、11の出力を比較するこ
とによって被測定回路15の測定を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような単独測定用の出力コネクタと比較測定用の出力コ
ネクタとがそれぞれ独立しているネットワークアナライ
ザでは、1つの被測定回路に対して単独測定と比較測定
が必要な場合にコネクタの差替え作業が必要になってし
まう。
【0007】例えば、図7に示すように、低損失帯域A
と高損失帯域Bが存在するフィルタの特性Fを測定する
場合、低損失帯域Aについては、減衰量、位相、群遅延
等を正確に測定する必要があるので図6の(b)に示し
たセッティングで比較測定を行なう。また、高損失帯域
Bについては一般に減衰量の測定のみが対象となるが、
この高損失帯域Bの減衰量の測定を低損失帯域Aの測定
と同様に比較測定用のセッティングで行なおうとする
と、被測定回路15から入力コネクタ8へ入力される信
号のレベルに対して、出力コネクタ7から入力コネクタ
9に直接入力される信号のレベルが非常に大きくなり、
そのレベル差が受信回路10、11間のアイソレーショ
ンを越えてしまい、高損失帯域Bの減衰量が図7のF′
のように見かけ上少なくなってしまい、正確な測定がで
きなくなってしまう。例えば、受信回路10、11間の
アイソレーションが90dBの場合、被測定回路15の
減衰量が90dB以上あっても、受信回路11から受信
回路10への洩れ信号のレベルが入力コネクタ8から入
力される信号のレベルより大きくなってしまい、90d
B以上の減衰量を測定することはできない。
【0008】したがって、高損失帯域Bの減衰量を測定
するときには、出力コネクタ7と入力コネクタ9の接続
を切り離すか、あるいは図6の(a)に示したセッティ
ングで行なわなければならず、いずれにしても、コネク
タの差替え作業が必要で測定効率が低下し、自動測定に
も対応できないという問題がある。
【0009】また、分岐出力数を例えば2つから3つへ
増設しようとすれば、分岐用の出力コネクタを新たに設
けなければならず、パネル加工が必要になってしまうと
いう問題がある。
【0010】本発明は、この問題を解決し、単独測定と
比較測定をコネクタの差替え作業をせずに行なうことが
でき、また、実際の出力コネクタ数を増やすことなく分
岐出力数を増設することができるネットワークアナライ
ザを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のネットワークアナライザは、測定信号発生
回路(21)が出力する測定信号を外部の被測定回路に
入力し、被測定回路から出力される信号を受信して被測
定回路の特性を測定するネットワークアナライザにおい
て、前記測定信号発生回路が出力した測定信号を第1ま
たは第2の信号経路のいずれかに選択的に出力する第1
の切換スイッチ(23)と、前記第1の切換スイッチか
ら前記第1の信号経路に出力される測定信号を複数の信
号経路に分岐する信号分岐回路(24)と、測定信号を
外部へ出力するための第1の出力コネクタ(26)と、
前記第1の出力コネクタを、前記第2の信号経路と前記
信号分岐回路によって分岐された特定の信号経路のいず
れか一方に選択的に接続する第2の切換スイッチ(2
5)と、前記信号分岐回路によって分岐された複数の信
号経路のうち、前記特定の信号経路を除く信号経路にそ
れぞれ接続され、測定信号を外部へ出力するための第2
の出力コネクタ(27)とを備え、前記第1の信号経路
に測定信号が出力されるときには、前記第1の出力コネ
クタが前記特定の信号経路に接続され、前記第2の信号
経路に測定信号が出力されるときには、前記1の出力コ
ネクタが前記第2の信号経路に接続されるように、前記
第1の切換スイッチと前記第2の切換スイッチを連動さ
せている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は一実施形態のネットワーク
アナライザ20の構成を示す図である。
【0013】図1において、ネットワークアナライザ2
0の測定信号発生回路21は、後述する測定制御部35
からの制御信号によって、出力する測定信号の周波数お
よび出力レベルが可変される。
【0014】測定信号発生回路21から出力される測定
信号は、第1の切換スイッチ23のコモン端子23aに
入力される。第1の切換スイッチ23は、例えば高周波
リレーによって構成され、測定制御部35から信号によ
ってコモン端子23aを端子23bか端子23cのいず
れかに接続する。一方の端子23b側には抵抗R1、R
2による信号分岐回路24が接続され、他方の端子23
c側には第2の切換スイッチ25の端子25cが接続さ
れている。
【0015】信号分岐回路24の抵抗R1、R2の抵抗
値は、測定信号発生回路21の出力インピーダンス(例
えば50Ω)に等しく、入力される信号を等しい電力に
分配して出力する。
【0016】第2の切換スイッチ25は、第1の切換ス
イッチ23と同様に高周波リレーによって構成され、一
方の端子25bは信号分岐回路24の一方の抵抗R1の
分岐出力側と接続されている。第2の切換スイッチ25
のコモン端子25aは、第1の出力コネクタ26に接続
されており、信号分岐回路24の他方の抵抗R2の分岐
出力側は第2の出力コネクタ27に接続されている。
【0017】第2の切換スイッチ25は、測定制御部3
5によって第1の切換スイッチ23に連動して切換られ
る。即ち、第1の切換スイッチ23が端子23b側に接
続されるときには第2の切換スイッチ25は端子25b
側に接続され、第1の切換スイッチ23が端子23c側
に接続されるときには第2の切換スイッチ25は端子2
5c側に接続される。
【0018】なお、測定信号発生回路21と第1の切換
スイッチ23のコモン端子23aの間、第1の切換スイ
ッチ23の端子23bと信号分岐回路24の間、第1の
切換スイッチ23の端子23cと第2の切換スイッチ2
5の端子25cの間、第2の切換スイッチ25のコモン
端子25aと第1の出力コネクタ26との間、信号分岐
回路24と第2の切換スイッチ25の端子25bの間、
および信号分岐回路24と第2の出力コネクタ27との
間の各信号経路は、その伝送インピーダンスが測定信号
発生回路21の出力インピーダンスに等しくなるように
設定されている。また、第1の切換スイッチ23の端子
23bから信号分岐回路24および第2の切換スイッチ
25を経由して第1の出力コネクタ26に至る信号経路
の長さと、第1の切換スイッチ23の端子23bから信
号分岐回路24を経由して第2の出力コネクタ27に至
る信号経路の長さとはほぼ等しくなるように形成されて
いる。
【0019】一方、このネットワークアナライザ20に
は第1、第2の入力コネクタ28、29が設けられてお
り、第1の入力コネクタ28を介して入力される信号を
第1の受信回路30が受信し、第2の入力コネクタ29
を介して入力される信号を第2の受信回路31が受信す
る。
【0020】第1、第2の受信回路30、31は、各入
力コネクタ28、29に入力される信号のうち、測定信
号発生回路21が出力する測定信号と同一周波数の信号
成分を受信し、一定の中間周波に周波数変換して、デー
タ処理部32へ出力する。
【0021】データ処理部32は、各受信回路30、3
1から出力される信号をディジタル信号に変換して、こ
のディジタル信号に対する演算処理によって、レベル、
位相等を検出する。
【0022】表示制御部33は、測定項目に対応した画
面を表示器34に表示し、その画面上に、データ処理部
32で求められた測定データを表示して、被測定回路の
特性をグラフ表示する。
【0023】測定制御部35は、マイクロコンピュータ
によって構成され、操作部36の操作によって設定され
た測定項目および測定条件にしたがって、測定信号発生
回路21、第1、第2の切換スイッチ23、25、受信
回路30、31を制御し、また、測定項目および測定条
件等の情報をデータ処理部32と表示制御部33に出力
して、その情報に対応したデータ処理および表示処理を
行なわせる。
【0024】この測定制御部35は、操作部36の操作
に応じて各部を制御する手動測定制御モードの他に、操
作部36の操作によって予め設定入力された測定プログ
ラムにしたがって各部を制御する自動測定制御モードを
有している。
【0025】図2は、図3に示すようなバンドパス特性
Fを有する被測定回路15の測定プログラムにしたがっ
て測定制御部35が行なう制御手順を示すフローチャー
トである。
【0026】以下、この図2にしたがって、一実施形態
のネットワークアナライザ20の動作を説明する。予
め、図1に示しているように、第1の出力コネクタ26
と第1の入力コネクタ28との間に被測定回路15がケ
ーブル接続され、第2の出力コネクタ27と第2の入力
コネクタ29との間がケーブル接続されているものとす
る。また、前記測定プログラムには、測定下限周波数f
0、バンドパス特性Fの高損失帯域と低損失帯域の中間
の周波数f1、f2、測定上限周波数f3、周波数可変
ステップΔfが指定されているものとする。
【0027】なお、測定に先立って第1の出力コネクタ
26と第1の入力コネクタ28間を直接ケーブル接続し
て得られた各種の補正データがデータ処理部32に記憶
され、データ処理部32は被測定回路の測定時に得られ
るデータをこの補正データで補正してレベル検出や位相
差の検出を行なう。
【0028】測定の開始時には、第1の切換スイッチ2
3は端子23c側、第2の切換スイッチ25は端子25
c側に接続され、測定周波数fm、即ち、測定信号発生
回路21が出力する測定信号の周波数と受信回路30の
受信周波数がf0にセットされ、測定信号の出力レベル
が基準レベルL(例えば0dBm)にセットされる(S
1〜S3)。
【0029】そして、このときの第1の受信回路30の
受信出力のレベルがデータ処理部32で検出され、検出
したレベルと基準レベルLとの差がこの周波数における
減衰量として算出され、算出結果が図示しないメモリに
記憶される(S4)。
【0030】以下、測定周波数fmがΔfステップで周
波数f1まで掃引され、各周波数毎の減衰量が検出され
る(S5、S6)。
【0031】このレベル測定中は、信号分岐回路24は
第1、第2の切換スイッチ23、25によって測定信号
の経路から切り離される。このため、第2の受信回路3
1には、第1、第2の切換スイッチ23、25の端子間
のアイソレーションによって決まる小さなレベルの信号
が入力され、第1の受信回路30に入力される信号のレ
ベルも被測定回路15の高損失によって減衰して小さく
なので、その差は受信回路30、31間のアイソレーシ
ョンよりも小さい。したがって、第1の受信回路30の
出力に含まれる第2の受信回路31からの洩れ信号は無
視でき、データ処理部32で被測定回路15の減衰量が
正確に検出される。
【0032】例えば、第1、第2の切換スイッチ23、
25の端子間のアイソレーションを80dB、受信回路
30、31間のアイソレーションを90dBとし、周波
数f0〜f1における被測定回路15の減衰量が100
dB〜40dBとすると、第2の入力コネクタ29に入
力される信号のレベルは−80dBm(=0−80)と
なるから、第2の受信回路31から第1の受信回路30
への洩れ信号のレベルは−170dBm(=−80−9
0)となる。一方、第1の入力コネクタ28に入力され
る信号のレベルは、−100dBm(=0−100)〜
−40dBm(=0−40)となり、このレベルは、洩
れ信号のレベル−170dBmを無視できる大きさであ
るから、第1の受信回路30の出力によって被測定回路
15の減衰量を十分正確に測定できる。
【0033】そして、測定周波数fmがf1に達する
と、第1の切換スイッチ23は端子23b側、第2の切
換スイッチ25は端子25b側に接続される(S7)。
【0034】このスイッチ切換によって、測定信号発生
回路21から出力された測定信号は信号分岐回路24で
等しく分岐され、その一方が第1の出力コネクタ26を
介して被測定回路15に入力され、被測定回路15で減
衰されて第1の入力コネクタ28を介して第1の受信回
路30に入力され、他方が第2の出力コネクタ27、第
2の入力コネクタ29を介して第2の受信回路31に入
力される。
【0035】そして、データ処理部32は、第1、第2
の受信回路30、31の受信出力のレベル差を被測定回
路15の減衰量として求め、第1、第2の受信回路3
0、31の受信出力の位相差φを検出して、これを記憶
する(S8)。
【0036】以下、測定周波数fmがΔfステップで周
波数f2まで掃引され、比較測定によって各周波数毎の
減衰量と位相差が検出される(S9、S10)。この比
較測定中は、第1の受信回路30に入力される信号と第
2の受信回路31に入力される信号のレベル差が、受信
回路間のアイソレーションよりも十分小さくなるので、
第1の受信回路30の出力に含まれる第2の受信回路3
1からの洩れ信号は無視できる。
【0037】そして、測定周波数fmが周波数f2に達
すると、第1の切換スイッチ23は端子23a側、第2
の切換スイッチ25は端子25a側に接続され、前記処
理S4〜S6と同様のレベル測定が、測定周波数fmが
f3に達するまで行なわれる(S11〜S14)。
【0038】そして、周波数f3までの測定が終了する
と、それまでの測定結果に基づいて、例えば図4に示す
ように、被測定回路15の減衰特性Fと位相特性Pが表
示器34に表示される(S15)。
【0039】このように、この実施形態のネットワーク
アナライザ20では、第1の出力コネクタ26を単独測
定用の出力コネクタと比較測定用の出力コネクタのいず
れにも使用することができるように第1の切換スイッチ
23と第2の切換スイッチ25を連動させているので、
コネクタの差替え作業をせずにレベル測定のような単独
測定と比較測定とを切り換えることができ、測定効率が
向上し、また、自動測定に容易に対応できる。
【0040】また、従来のように、単独測定用の出力コ
ネクタと比較測定用の出力コネクタとが独立しているネ
ットワークアナライザの分岐出力数を例えば2つから3
つへ増設しようとする場合に、分岐用の出力コネクタを
新たに設ける必要がなく、パネル加工が不要になる。
【0041】なお、ここでは、自動測定の場合について
説明したが手動で測定を行なう場合でも、操作部36の
操作によって測定制御部35が第1の切換スイッチ23
と第2の切換スイッチ25を前記同様に連動させる。
【0042】また、前記実施形態では、分岐出力数が2
の場合について説明したが、図5に示すように、分岐出
力数が3のネットワークアナライザについても本願発明
を同様に適用できる。この場合には、信号分岐回路2
4′を4つの抵抗R0〜R3からなる3分岐型として、
その2つの分岐出力を第2の出力コネクタとして設けた
2つの出力コネクタ27a、27bにそれぞれ接続し、
これに対応して入力コネクタ38と第3の受信回路39
を設ける。
【0043】また、前記実施形態では、測定制御部35
の制御によって第1、第2の切換スイッチ23、25の
切り換えを行なっていたが、一つのキーの操作で第1、
第2の切り換えスイッチ23、25を直接切り換えるよ
うに構成してもよい。
【0044】また、前記実施形態では、各入力コネクタ
28、29に対してそれぞれ受信回路30、31が設け
られていたが、例えば2つの入力コネクタに対して受信
回路を1つだけ設け、切換スイッチによって2つの入力
コネクタのいずれか一方を受信回路に接続するように構
成したネットワークアナライザについても本願発明を適
用できる。この場合でも、信号出力部を前記実施形態と
同様に構成することで、受信回路側の切換スイッチのア
イソレーションの影響を少なくすることができるので、
コネクタの差替え作業をせずに単独測定と比較測定を行
なうことができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のネットワ
ークアナライザでは、測定信号発生回路が出力する測定
信号を第1または第2の信号経路のいずれかに選択的に
出力する第1の切換スイッチと、第1の切換スイッチか
ら前記第1の信号経路に出力される測定信号を複数の信
号経路に分岐する信号分岐回路と、測定信号を外部へ出
力するための第1の出力コネクタと、第1の出力コネク
タを、前記第2の信号経路と前記信号分岐回路によって
分岐された特定の信号経路のいずれか一方に選択的に接
続する第2の切換スイッチと、信号分岐回路によって分
岐された複数の信号経路のうち、前記特定の信号経路を
除く信号経路にそれぞれ接続され、測定信号を外部へ出
力するための第2の出力コネクタとを備え、前記第1の
信号経路に測定信号が出力されるときには、第1の出力
コネクタが前記特定の信号経路に接続され、前記第2の
信号経路に測定信号が出力されるときには、第1の出力
コネクタが前記第2の信号経路に接続されるように、前
記第1の切換スイッチと前記第2の切換スイッチを連動
させている。
【0046】このため、第1の出力コネクタを、単独測
定用または比較測定用の出力コネクタのいずれにも使用
でき、1つの被測定回路に対して単独測定と比較測定を
行なう場合でも、コネクタの差替え作業が不要となり、
測定効率が向上し、また自動測定が可能になる。また、
分岐出力数を増設する場合にコネクタを新たに追加しな
いで済み、パネル加工が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図
【図2】一実施形態の要部の処理手順を示すフローチャ
ート
【図3】測定対象の特性図
【図4】測定結果を示す図
【図5】他の実施形態を示すブロック図
【図6】従来装置の概略構成を示すブロック図
【図7】測定対象の特性図
【符号の説明】
15 被測定回路 20 ネットワークアナライザ 21 測定信号発生回路 23 第1の切換スイッチ 24 信号分岐回路 25 第2の切換スイッチ 26 第1の出力コネクタ 27 第2の出力コネクタ 28 第1の入力コネクタ 29 第2の入力コネクタ 30 第1の受信回路 31 第2の受信回路 32 データ処理部 33 表示制御部 34 表示器 35 測定制御部 36 操作部
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図4】
【図2】
【図5】
【図7】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定信号発生回路(21)が出力する測定
    信号を外部の被測定回路に入力し、被測定回路から出力
    される信号を受信して被測定回路の特性を測定するネッ
    トワークアナライザにおいて、 前記測定信号発生回路が出力した測定信号を第1または
    第2の信号経路のいずれかに選択的に出力する第1の切
    換スイッチ(23)と、 前記第1の切換スイッチから前記第1の信号経路に出力
    される測定信号を複数の信号経路に分岐する信号分岐回
    路(24)と、 測定信号を外部へ出力するための第1の出力コネクタ
    (26)と、 前記第1の出力コネクタを、前記第2の信号経路と前記
    信号分岐回路によって分岐された特定の信号経路のいず
    れか一方に選択的に接続する第2の切換スイッチ(2
    5)と、 前記信号分岐回路によって分岐された複数の信号経路の
    うち、前記特定の信号経路を除く信号経路にそれぞれ接
    続され、測定信号を外部へ出力するための第2の出力コ
    ネクタ(27)とを備え、 前記第1の信号経路に測定信号が出力されるときには、
    前記第1の出力コネクタが前記特定の信号経路に接続さ
    れ、前記第2の信号経路に測定信号が出力されるときに
    は、前記1の出力コネクタが前記第2の信号経路に接続
    されるように、前記第1の切換スイッチと前記第2の切
    換スイッチを連動させたことを特徴とするネットワーク
    アナライザ。
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JP2002005972A (ja) * 2000-06-22 2002-01-09 Hitachi Chem Co Ltd 伝送線路の伝送損失を解析する方法及びその方法に用いる測定治具
US7622932B2 (en) 2007-09-28 2009-11-24 Advantest Corporation Measuring apparatus, and detection device

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