JP2004363692A - 高周波受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受信の検査の時に、高周波信号切り替え回路17はゲイン可変高周波アンプ2の入力端子と局部発振器VCO1の出力端子とを接続するように接続の切り替えを行い、ミキサ回路7・8にローカル信号を与えるために予め設けられた局部発振器VCO1を、テスト信号源として選択する。これにより局部発振器VCO1から出力されたテスト信号を受信回路に通し、出力端子15・16から出力されたIとQとの直交ベースバンド信号をテスト検査装置に入力する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルテレビジョン放送等の高周波信号を受信する高周波受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルテレビジョン放送において、放送局から送信される高周波信号(直交デジタル変調信号)を受信するには、高周波信号からIとQとの直交ベースバンド信号に復調すると言った高周波受信装置が必要である。
【0003】
一般的な高周波受信装置としてはチューナが挙げられるが、最近ではワンチップの高周波集積回路も開発されている。
【0004】
図9に、高周波信号からIとQとの直交ベースバンド信号への復調を行う高周波受信装置101の一般的な構成を示す。
【0005】
なお、衛星放送等の受信装置では広い発振周波数範囲が必要である。そのため、高周波受信装置として、中心周波数の異なる局部発振器を複数個持ち合わせ、受信周波数に応じて適切な局部発振器を選択する場合がある。今回例として挙げるの高周波受信装置は、そのタイプである。
【0006】
図9の高周波受信装置101は、受信入力端子1、ゲイン可変高周波アンプ2、発振回路3、VCO選択回路4、PLL回路5、90°移相器6、ミキサ回路7・8、ゲイン可変ベースバンドアンプ9・10、ローパスフィルタ11・12、アンプ13・14、および出力端子15・16を備えている。
【0007】
受信入力端子1は、放送局から送信される高周波信号が入力される端子である。ゲイン可変高周波アンプ2は、受信入力端子1から入力された高周波信号を増幅する。発振回路3は、高周波信号をベースバンド信号に周波数変換するためのローカル信号を出力するVCO1・VCO2・…といった複数個の電圧制御型局部発振器(VCO)を備えている。VCO選択回路4は、受信する高周波信号の周波数に応じたVCO選択信号s1の入力指示に従って、発振回路3の局部発振器VCO1・VCO2・…から出力される各ローカル信号のうち所定のものを選択する。
【0008】
PLL回路5は、前記ローカル信号が設定周波数に収束するように、発振回路3をフィードバック制御する。設定周波数は周波数信号s2によってPLL回路5に与えられる。90°移相器6は、VCO選択回路4から出力された信号の位相を90°ずらした90°移相信号を生成し、位相をずらさない0°の信号とともに出力する。ミキサ回路7・8はIとQとの直交ベースバンド信号を検波するために高周波信号の周波数変換を行う。ミキサ回路7は90°移相器6から出力される0°の信号を用いて、高周波信号をIのベースバンド信号に復調する。ミキサ回路8は90°移相器6から出力される90°移相信号を用いて、高周波信号をQのベースバンド信号に復調する。この2つのミキサ回路により、受信した高周波信号は直交ベースバンド信号に復調される。ゲイン可変ベースバンドアンプ9は、ミキサ回路7の出力を増幅し、ゲイン可変ベースバンドアンプ10は、ミキサ回路8の出力を増幅する。
【0009】
ローパスフィルタ11は、ゲイン可変ベースバンドアンプ9の出力から、希望帯域以外の周波数成分を遮断する。ローパスフィルタ12は、ゲイン可変ベースバンドアンプ10の出力から、希望帯域以外の周波数成分を遮断する。アンプ13は、ローパスフィルタ11の出力を増幅する。アンプ14は、ローパスフィルタ12の出力を増幅する。出力端子15は、アンプ13によって増幅されたIのベースバンド信号を出力する。出力端子16は、アンプ14によって増幅されたQのベースバンド信号を出力する。
【0010】
また、高周波受信装置101を出荷するためには受信の検査が必要である。図10に従来の検査構成例を示す。
【0011】
高周波受信装置101の検査には、テスト信号送信装置27およびテスト検査装置28を用いる。テスト信号送信装置27は、高周波受信装置101にテスト信号を送信して受信入力端子1に入力する。テスト検査装置28は、出力端子15・16から出力されるIとQとの直交ベースバンド信号のレベル・周波数・位相を検知し、そのレベルが規定値以内にあるかどうかを検査する。
【0012】
IとQとの直交ベースバンド出力を有する高周波モジュールの検査としては、例えば、以下の検査がある。
【0013】
・IとQとの直交ベースバンド出力のレベル差が所定の範囲内にあるかどうかを検査するゲインバランス検査。
この場合、テスト信号送信装置27から特定レベルのテスト信号を送信し、テスト検査装置28でIとQとの直交ベースバンド信号のレベルを検知し、検知したレベルの差が規定値以内にあるかどうかを検査する。
【0014】
・IとQとの直交ベースバンド出力の位相差が所定の範囲内にあるかどうかを検査する位相差検査。
この場合、テスト信号送信装置27から特定周波数のテスト信号を送信し、テスト検査装置28でIとQとの直交ベースバンド信号の位相を検知し、検知した位相の差が規定値以内にあるかどうかを検査する。
【0015】
・高周波受信装置101のローパスフィルタ11・12の周波数特性が所定の範囲内にあるかどうかを検査する周波数特性検査。
この場合、テスト信号送信装置27から送信されるテスト信号のレベルを一定にし、周波数のみを変化させる。テスト検査装置28で周波数毎にIとQとの直交ベースバンド信号のレベルを検知する。検知したレベルの変化が規定値以内にあるかどうかを検査する。
【0016】
高周波受信装置101に対して、テスト検査装置28はこのようにIおよびQのベースバンド出力を観測して合否判定を行うことで検査を行う。
【0017】
【特許文献1】
特開2002−232498号公報(公開日:平成14(2002)年8月16日)
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、高周波受信装置101の受信の検査を行うためには、テスト信号送信装置27やテスト検査装置28などの検査装置が必要となる。しかし、一般的に測定器は高価であり、ひとつの測定器で数百万円から数千万円もかかり、検査装置を導入することで高周波受信装置101の単価が上がる場合がある。
【0019】
このように、従来の高周波受信装置101には受信の検査に多大なコストを要するという問題があった。
【0020】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、受信の検査のコストを低く抑えることができる高周波受信装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の高周波受信装置は、上記課題を解決するために、高周波信号を周波数変換するためのミキサ回路と、上記ミキサ回路に与えるローカル信号を発生する複数の局部発振器とを備えた高周波受信装置において、受信の検査に用いるテスト信号を発生するテスト信号源として、上記局部発振器の中から選択したものを用いることを特徴としている。
【0022】
上記の発明によれば、複数の局部発振器の中から、受信の検査に用いるテスト信号を発生するテスト信号源を選択する。すなわち、局部発振器という通常の高周波信号受信動作用に予め備えられている回路を検査に用いて、高周波受信装置の内部からテスト信号を供給する。従って、検査において外部のテスト信号送信装置が不必要になり、検査のコストを低く抑えることができる。
【0023】
この結果、受信の検査のコストを低く抑えることができる高周波受信装置を提供することができる。
【0024】
また、テスト信号の発生に外部のテスト信号送信装置を使わずに内部の回路を用いるため、従来困難であったウェハーテストでの高周波信号の受信回路への入力検査を行うことができる。これにより、不良チップを後半の工程に回すことを回避することができる分でもコスト的に有利となる。
【0025】
さらに本発明の高周波受信装置は、上記課題を解決するために、上記テスト信号源となる上記局部発振器を検査用入力端子に接続するか否かを切り替える切り替え回路を備えていることを特徴としている。
【0026】
上記の発明によれば、検査時には切り替え回路によって、テスト信号源となる局部発振器を検査用入力端子に接続することにより、テスト信号を容易に入力することができる。
【0027】
さらに本発明の高周波受信装置は、上記課題を解決するために、上記テスト信号源となる上記局部発振器を任意に選択することのできるテスト信号源選択回路を備えていることを特徴としている。
【0028】
上記の発明によれば、検査時にテスト信号源選択回路によってテスト信号源となる局部発振器を任意に選択することができるので、広い受信周波数範囲に合わせて中心周波数が異なるように設けられている複数の局部発振器を使い分けて、広い周波数範囲の検査を行うことができる。
【0029】
さらに本発明の高周波受信装置は、上記課題を解決するために、上記検査の時と通常の高周波信号受信動作時とで、上記テスト信号源となる上記局部発振器の周波数を制御する制御電圧を切り替える制御電圧切り替え回路を備えていることを特徴としている。
【0030】
上記の発明によれば、制御電圧切り替え回路によって、テスト信号源として選択する局部発振器の発振周波数を、検査の時にはテスト信号用の周波数に制御し、通常の高周波信号受信動作時にはローカル信号用の周波数に制御するように、局部発振器に入力する制御電圧を切り替える。従って、テスト信号の周波数とローカル信号の周波数とを独立して制御することができる。
【0031】
さらに本発明の高周波受信装置は、上記課題を解決するために、上記テスト信号源となる上記局部発振器に上記制御電圧を入力して上記テスト信号を所定の周波数に収束させる上記検査に専用のPLL回路を備えていることを特徴としている。
【0032】
上記の発明によれば、検査に専用のPLL回路によって、テスト信号源となる局部発振器に制御電圧を入力してテスト信号を所定の周波数に収束させるので、テスト信号の周波数を容易に設定することができる。
【0033】
さらに本発明の高周波受信装置は、上記課題を解決するために、高周波信号を増幅する利得可変アンプと、上記利得可変アンプの利得を調整する利得調整回路とを備えていることを特徴としている。
【0034】
上記の発明によれば、利得可変アンプによって高周波信号を増幅するときに、利得調整回路によって利得可変アンプの利得を調整することができるので、検査の時にテスト信号のレベルが全ての周波数で一定であることが望ましい高周波受信装置の周波数特性を調べることができる。
【0035】
さらに本発明の高周波受信装置は、上記課題を解決するために、上記検査の過程で得られた被検査信号を自己診断する自己診断回路を備えていることを特徴としている。
【0036】
上記の発明によれば、自己診断回路によって、検査の過程で得られた被検査信号を自己診断するので、高周波受信装置内で被検査信号の合否判定が可能となって検査を終了させることができ、外部のテスト検査装置が不要となる。
【0037】
さらに本発明の高周波受信装置は、上記課題を解決するために、上記被検査信号はアナログ信号であり、上記自己診断回路は、ADコンバータと、上記ADコンバータの出力を信号処理する回路をプログラマブルとするプログラマブルロジックとを備えていることを特徴としている。
【0038】
上記の発明によれば、アナログ信号の被検査信号をADコンバータによってデジタル信号に変換し、このデジタル信号をプログラミングによりプログラマブルロジックに書き込まれた回路によって処理する。従って、被検査信号の合否判定をプログラマブルロジックで行うことができるので、判定基準など合否判定に関する設定をプログラミングにより容易に変更することができる。
【0039】
さらに本発明の高周波受信装置は、上記課題を解決するために、上記検査の設定を行う検査設定回路を備えていることを特徴としている。
【0040】
上記の発明によれば、検査設定回路によって検査の設定を行うので、高周波受信装置内でテスト信号源の選択、テスト信号の設定周波数、テスト信号の基準レベル等といった設定が可能となる。
【0041】
さらに本発明の高周波受信装置は、上記課題を解決するために、上記検査設定回路は、上記設定をプログラマブルとするプログラマブルロジックを備えていることを特徴としている。
【0042】
上記の発明によれば、検査設定回路における検査の設定を、プログラマブルロジックのプログラミングによって容易に変更することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の一実施の形態について図1に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、前記従来の技術で述べた構成要素と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0044】
図1に、本実施の形態に係る高周波受信装置51の構成を示す。高周波受信装置51は、図9の高周波受信装置101に、高周波信号切り替え回路17を追加した構成である。
【0045】
高周波信号切り替え回路(切り替え回路)17は、ゲイン可変高周波アンプ2の入力端子を受信入力端子1に接続するか、発振回路3の電圧制御型局部発振器(以下、局部発振器と称する)VCO1の出力端子に接続するかを切り替える回路である。また、高周波信号切り替え回路17には、高周波受信装置51の受信の検査を行うときに検査信号s3が入力されるようになっている。なお、本実施の形態および他の実施の形態を通して、受信の検査は、信号を高周波受信装置の受信回路やその他の回路を通す行程と、受信回路を通る過程で得られた信号の特性を調べる行程(合否判定)との両方を含むものとする。検査信号s3が入力されないときは通常の高周波信号受信動作を行うときであり、高周波信号切り替え回路17は、ゲイン可変高周波アンプ2の入力端子と受信入力端子1とを接続する。検査信号s3が入力されるときは、受信の検査を行うときであり、高周波信号切り替え回路17は、検査用入力端子でもあるゲイン可変高周波アンプ2の入力端子と局部発振器VCO1の出力端子とを接続する。
【0046】
高周波受信装置51では、局部発振器VCO1は、高周波信号切り替え回路17に検査信号s3が入力されないときには、通常の高周波信号受信動作を行うためのローカル信号の発振器として動作する。そして、高周波信号切り替え回路17に検査信号s3が入力されるときには、受信の検査に用いるテスト信号を発生するテスト信号源として動作する。図1は、テスト信号源として局部発振器VCO1が選択された状態を示しており、テスト信号源としては、一般には任意の複数の局部発振器VCO1・VCO2・…の中から選択したものを用いればよい。また、テスト信号源として1つの局部発振器に固定してもしなくてもよい。
【0047】
検査時に高周波信号切り替え回路17に検査信号s3が入力されると、局部発振器VCO1から出力された信号がそのままゲイン可変高周波アンプ2に入力される。このとき、テスト信号源として用いない他の局部発振器VCO2・VCO3・VCO4がミキサ回路7・8に入力するローカル信号の発振器として動作する他は、図9の高周波受信装置101と同様に受信回路で信号処理が行われ、出力端子15・16からIとQとのベースバンド信号が出力される。これらベースバンド信号をテスト検査装置に入力することで、I・Qのゲインバランスおよび位相差を検査することが可能となる。
【0048】
上記の構成の高周波受信装置51によれば、複数の局部発振器VCO1〜VCO4の中から、受信の検査に用いるテスト信号を発生するテスト信号源を選択する。すなわち、局部発振器VCO1という通常の高周波信号受信動作用に予め備えられている回路を検査に用いて、高周波受信装置51の内部からテスト信号を供給する。従って、検査において外部のテスト信号送信装置が不必要になり、検査のコストを低く抑えることができる。
【0049】
このように、高周波受信装置51は、受信の検査のコストを低く抑えることができる高周波受信装置である。
【0050】
また、高周波受信装置が集積回路である場合、ウェハーの段階で不良品を選別するのが、コスト面で望ましいが、ウェハーテストで高周波信号を入力するのは難しく、従来は受信の検査が困難であった。これに対して高周波受信装置51では、テスト信号の発生に外部のテスト信号送信装置を使わずに内部の回路を用いるため、ウェハーテストでの高周波信号の受信回路への入力検査を行うことができる。これにより、不良チップを後半の工程に回すことを回避することができる分でもコスト的に有利となる。
【0051】
また、高周波信号切り替え回路17は、局部発振器VCO1の出力端子をゲイン可変高周波アンプ2の入力端子に接続するか否かを切り替えるが、これによる接続により、テスト信号を容易に入力することができる。また、高周波信号切り替え回路17を含めても、高周波受信装置51は従来に対する回路増加分がほとんど無く、特にコストを低く抑えることができる。
【0052】
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図2に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、前記従来の技術および実施の形態1で述べた構成要素と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0053】
図2に、本実施の形態に係る高周波受信装置52の構成を示す。高周波受信装置52は、図1の高周波受信装置51に、テスト信号源選択回路18を追加した構成である。
【0054】
テスト信号源選択回路18は、高周波信号切り替え回路17に接続するテスト信号源としての局部発振器を、局部発振器VCO1〜VCO4の中から任意の1つを選択することができる回路である。また、テスト信号源選択回路18には検査時にテスト信号源選択信号s4が入力されるようになっており、テスト信号源選択回路18はテスト信号源選択信号s4の指示に従ってテスト信号源を選択する。
【0055】
高周波受信装置は広い受信周波数範囲を扱うため、高周波受信装置52の局部発振器VCO1・〜VCO4のそれぞれは、広い受信周波数範囲に合わせて中心周波数が異なるように設けられている。高周波受信装置52によれば、検査時にテスト信号源選択回路18によってテスト信号源となる局部発振器を任意に選択することができるので、中心周波数が異なる複数の局部発振器VCO1〜VCO4を使い分けて、広い周波数範囲の検査を行うことができる。
【0056】
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について図3および図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、前記従来の技術、実施の形態1および2で述べた構成要素と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0057】
図3に、本実施の形態に係る高周波受信装置53の構成を示す。高周波受信装置53は、図2の高周波受信装置52に、制御電圧切り替え回路19を追加した構成である。
【0058】
制御電圧切り替え回路19は、検査の時と通常の高周波信号受信動作時とで、テスト信号源となる局部発振器の周波数を制御する制御電圧を切り替える回路である。制御電圧切り替え回路19による制御電圧の切り替えにより、テスト信号源として選択する局部発振器の発振周波数を、検査の時にはテスト信号用の周波数に制御し、通常の高周波信号受信動作時にはローカル信号用の周波数に制御する。図2は、局部発振器VCO1〜VCO4のいずれもがテスト信号源となり得る場合を示しており、通常の高周波信号受信動作時および検査時において局部発振器VCO1〜VCO4の各周波数を制御する制御電圧として、ローカル信号発生用にはPLL回路5の出力電圧V1を選択し、テスト信号発生用には外部のテスト信号源用制御電圧V2を選択するように、制御電圧切り替え回路19が制御電圧を切り替える。
【0059】
また、制御電圧切り替え回路19には検査信号s3およびテスト信号源選択信号s4が入力されるようになっている。通常の高周波信号受信動作時は検査信号s3もテスト信号源選択信号s4も入力されず、局部発振器VCO1〜VCO4の制御電圧の全てにPLL回路5の出力電圧V1を選択する。検査時には、検査信号s3が入力されて検査時であることが知らされるとともに、テスト信号源選択信号s4が入力されていずれの局部発振器をテスト信号源に選択するかが知らされる。このとき、テスト信号源として選択する局部発振器の制御電圧にテスト信号源用制御電圧V2を選択し、それ以外の局部発振器の制御電圧にPLL回路5の出力電圧V1を選択する。
【0060】
このような構成により、テスト信号の周波数とローカル信号の周波数とを独立して制御することができる。
【0061】
次に、図4に高周波受信装置54の構成を示す。高周波受信装置54は、図3の高周波受信装置53においてテスト信号源用制御電圧V2を出力する回路としてテスト信号源用PLL回路20が設けられた構成である。
【0062】
テスト信号源用PLL回路20は、PLL回路5とは別に設けられた受信の検査に専用のPLL回路である。テスト信号源選択回路18によってテスト信号源に選択された局部発振器のテスト信号は、テスト信号源選択回路18から出力された後、高周波信号切り替え回路17に入力されるまでにテスト信号源用PLL回路20に入力される。テスト信号源用PLL回路20にはテスト信号設定周波数信号s5が入力されるようになっている。テスト信号設定周波数信号s5によってテスト信号の設定周波数が指示される。これによって、テスト信号源用PLL回路20は、テスト信号源となる局部発振器にテスト信号源用制御電圧V2を入力してテスト信号を所定の周波数に収束させる。このような構成により、テスト信号の周波数を容易に設定することができる。
【0063】
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態について図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、前記従来の技術、実施の形態1ないし3で述べた構成要素と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0064】
図5に、本実施の形態に係る高周波受信装置55の構成を示す。高周波受信装置55は、図4の高周波受信装置54に、AGC回路21を追加した構成である。
【0065】
AGC回路(利得調整回路)21は、ゲイン可変高周波アンプ(利得可変アンプ)2の利得をフィードバック制御する回路である。AGC回路21にはテスト信号の基準レベルVrefが入力されるようになっており、AGC回路21はこの基準レベルVrefを参照して、ゲイン可変高周波アンプ2の出力電圧値から設定すべき利得を判断して利得調整を行う。
【0066】
高周波受信装置の周波数特性を調べるためには、テスト信号のレベルが全ての周波数で一定であることが望ましい。高周波受信装置55によれば、ゲイン可変高周波アンプ2によって高周波信号であるテスト信号を増幅するときに、AGC回路21によってゲイン可変高周波アンプ2の利得を調整することができるので、発振周波数により変わる局部発振器の出力レベルはAGC回路21によって補正される。従って、テスト信号を一定のレベルに保つことができる。これにより、高周波受信装置の周波数特性を調べることが可能となり、ローパスフィルタ11・12の特性を検査することができる。
【0067】
なお、AGC回路21は高周波受信装置51〜53に追加するようにしてもよい。
【0068】
〔実施の形態5〕
本発明のさらに他の実施の形態について図6および図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、前記従来の技術、実施の形態1ないし4で述べた構成要素と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0069】
図6に、本実施の形態に係る高周波受信装置56の構成を示す。高周波受信装置56は、図5の高周波受信装置55に、自己診断回路22を追加した構成である。
【0070】
自己診断回路22は、アンプ13・14から出力されたIとQとのベースバンド信号、すなわち検査の過程で得られた被検査信号を自己診断する。これにより、高周波受信装置56内で被検査信号の合否判定が可能となって検査を終了させることができ、外部のテスト検査装置が不要となる。
【0071】
図7に、自己診断回路22の構成例を示す。自己診断回路22は、ADコンバータ23・24およびプログラマブルロジック25を備えている。ADコンバータ23は、アンプ13から出力されるアナログ信号であるIのベースバンド信号をデジタル信号に変換する。ADコンバータ24は、アンプ14から出力されるアナログ信号であるQのベースバンド信号をデジタル信号に変換する。プログラマブルロジック25は、ADコンバータ23・24から出力される各デジタル信号を処理する回路をプログラマブルとし、該デジタル信号をプログラミングにより書き込まれた回路によって処理し、検査項目についての合否判定を行う。このような構成によれば、IとQとのベースバンド信号の合否判定をプログラマブルロジック25で行うので、判定基準など合否判定に関する設定をプログラミングにより容易に変更することができる。
【0072】
なお、自己診断回路22は、高周波受信装置51〜54に備えるようにしてもよい。
【0073】
〔実施の形態6〕
本発明のさらに他の実施の形態について図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、前記従来の技術、実施の形態1ないし5で述べた構成要素と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0074】
図8に、本実施の形態に係る高周波受信装置57の構成を示す。高周波受信装置57は、図6の高周波受信装置56に、検査設定回路26を追加した構成である。
【0075】
検査設定回路26は、高周波受信装置57内で受信の検査の設定を行う回路であり、テスト信号源の選択、テスト信号の設定周波数、テスト信号の基準レベルVref等といった設定が可能である。図8では、検査設定回路26は上記設定に基づいて、検査信号s3、テスト信号源選択信号s4、テスト信号設定周波数信号s5、および基準レベルVrefを出力する。
【0076】
この検査設定回路26に、検査の設定をプログラマブルとするプログラマブルロジックを備えるようにしてもよい。これによれば、検査設定回路26における検査の設定を、プログラマブルロジックのプログラミングによって容易に変更することができる。
【0077】
なお、検査設定回路26は、高周波受信装置51〜55に、それぞれに応じた検査信号s3などの信号を出力するものとして、備えるようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】
本発明の高周波受信装置は、以上のように、受信の検査に用いるテスト信号を発生するテスト信号源として、上記局部発振器の中から選択したものを用いる構成である。
【0079】
それゆえ、局部発振器という通常の高周波信号受信動作用に予め備えられている回路を検査に用いて、高周波受信装置の内部からテスト信号を供給する。従って、検査において外部のテスト信号送信装置が不必要になり、検査のコストを低く抑えることができる。
【0080】
この結果、受信の検査のコストを低く抑えることができる高周波受信装置を提供することができるという効果を奏する。
【0081】
また、従来困難であったウェハーテストでの高周波信号の受信回路への入力検査を行うことができる。これにより、不良チップを後半の工程に回すことを回避することができる分でもコスト的に有利となるという効果を奏する。
【0082】
さらに本発明の高周波受信装置は、以上のように、上記テスト信号源となる上記局部発振器を検査用入力端子に接続するか否かを切り替える切り替え回路を備えている構成である。
【0083】
それゆえ、検査時には切り替え回路によって、テスト信号源となる局部発振器を検査用入力端子に接続することにより、テスト信号を容易に入力することができるという効果を奏する。
【0084】
さらに本発明の高周波受信装置は、以上のように、上記テスト信号源となる上記局部発振器を任意に選択することのできるテスト信号源選択回路を備えている構成である。
【0085】
それゆえ、広い受信周波数範囲に合わせて中心周波数が異なるように設けられている複数の局部発振器を使い分けて、広い周波数範囲の検査を行うことができるという効果を奏する。
【0086】
さらに本発明の高周波受信装置は、以上のように、上記検査の時と通常の高周波信号受信動作時とで、上記テスト信号源となる上記局部発振器の周波数を制御する制御電圧を切り替える制御電圧切り替え回路を備えている構成である。
【0087】
それゆえ、テスト信号の周波数とローカル信号の周波数とを独立して制御することができるという効果を奏する。
【0088】
さらに本発明の高周波受信装置は、以上のように、上記テスト信号源となる上記局部発振器に上記制御電圧を入力して上記テスト信号を所定の周波数に収束させる上記検査に専用のPLL回路を備えている構成である。
【0089】
それゆえ、テスト信号の周波数を容易に設定することができるという効果を奏する。
【0090】
さらに本発明の高周波受信装置は、以上のように、高周波信号を増幅する利得可変アンプと、上記利得可変アンプの利得を調整する利得調整回路とを備えている構成である。
【0091】
それゆえ、検査の時にテスト信号のレベルが全ての周波数で一定であることが望ましい高周波受信装置の周波数特性を調べることができるという効果を奏する。
【0092】
さらに本発明の高周波受信装置は、以上のように、上記検査の過程で得られた被検査信号を自己診断する自己診断回路を備えている構成である。
【0093】
それゆえ、高周波受信装置内で被検査信号の合否判定が可能となって検査を終了させることができ、外部のテスト検査装置が不要となるという効果を奏する。
【0094】
さらに本発明の高周波受信装置は、以上のように、上記被検査信号はアナログ信号であり、上記自己診断回路は、ADコンバータと、上記ADコンバータの出力を信号処理する回路をプログラマブルとするプログラマブルロジックとを備えている構成である。
【0095】
それゆえ、被検査信号の合否判定をプログラマブルロジックで行うことができるので、判定基準など合否判定に関する設定をプログラミングにより容易に変更することができるという効果を奏する。
【0096】
さらに本発明の高周波受信装置は、以上のように、上記検査の設定を行う検査設定回路を備えている構成である。
【0097】
それゆえ、高周波受信装置内でテスト信号源の選択、テスト信号の設定周波数、テスト信号の基準レベル等といった設定が可能となるという効果を奏する。
【0098】
さらに本発明の高周波受信装置は、以上のように、上記検査設定回路は、上記設定をプログラマブルとするプログラマブルロジックを備えている構成である。
【0099】
それゆえ、検査設定回路における検査の設定を、プログラマブルロジックのプログラミングによって容易に変更することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る高周波受信装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る高周波受信装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る高周波受信装置の第1の構成を示す回路ブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る高周波受信装置の第2の構成を示す回路ブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る高周波受信装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態に係る高周波受信装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図7】図6の高周波受信装置に備えられる自己診断回路の構成を示す回路ブロック図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態に係る高周波受信装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図9】従来の高周波受信装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図10】図9の高周波受信装置の受信の検査を説明する回路ブロック図である。
【符号の説明】
2 ゲイン可変高周波アンプ(利得可変アンプ)
7、8 ミキサ回路
17 高周波信号切り替え回路(切り替え回路)
18 テスト信号源選択回路
19 制御電圧切り替え回路
20 テスト信号源用PLL回路(PLL回路)
21 AGC回路(利得調整回路)
22 自己診断回路
23、24 ADコンバータ
25 プログラマブルロジック
26 検査設定回路
51〜57 高周波受信装置
VCO1〜VCO4 電圧制御型局部発振器(局部発振器)
Claims (10)
- 高周波信号を周波数変換するためのミキサ回路と、上記ミキサ回路に与えるローカル信号を発生する複数の局部発振器とを備えた高周波受信装置において、
受信の検査に用いるテスト信号を発生するテスト信号源として、上記局部発振器の中から選択したものを用いることを特徴とする高周波受信装置。 - 上記テスト信号源となる上記局部発振器を検査用入力端子に接続するか否かを切り替える切り替え回路を備えていることを特徴とする請求項1に記載の高周波受信装置。
- 上記テスト信号源となる上記局部発振器を任意に選択することのできるテスト信号源選択回路を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の高周波受信装置。
- 上記検査の時と通常の高周波信号受信動作時とで、上記テスト信号源となる上記局部発振器の周波数を制御する制御電圧を切り替える制御電圧切り替え回路を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の高周波受信装置。
- 上記テスト信号源となる上記局部発振器に上記制御電圧を入力して上記テスト信号を所定の周波数に収束させる上記検査に専用のPLL回路を備えていることを特徴とする請求項4に記載の高周波受信装置。
- 高周波信号を増幅する利得可変アンプと、上記利得可変アンプの利得を調整する利得調整回路とを備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の高周波受信装置。
- 上記検査の過程で得られた被検査信号を自己診断する自己診断回路を備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の高周波受信装置。
- 上記被検査信号はアナログ信号であり、
上記自己診断回路は、ADコンバータと、上記ADコンバータの出力を信号処理する回路をプログラマブルとするプログラマブルロジックとを備えていることを特徴とする請求項7に記載の高周波受信装置。 - 上記検査の設定を行う検査設定回路を備えていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の高周波受信装置。
- 上記検査設定回路は、上記設定をプログラマブルとするプログラマブルロジックを備えていることを特徴とする請求項9に記載の高周波受信装置。
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