JPH10311837A - 化学発光酵素免疫測定装置 - Google Patents

化学発光酵素免疫測定装置

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JPH10311837A
JPH10311837A JP13938497A JP13938497A JPH10311837A JP H10311837 A JPH10311837 A JP H10311837A JP 13938497 A JP13938497 A JP 13938497A JP 13938497 A JP13938497 A JP 13938497A JP H10311837 A JPH10311837 A JP H10311837A
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incubator
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JP13938497A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kono
猛 河野
Yoshiyuki Sawada
喜行 沢田
Takayuki Aoki
隆幸 青木
弘明 ▲高▼橋
Hiroaki Takahashi
Hitoshi Mitani
仁志 三谷
Yoshihiro Sato
義弘 佐藤
Hidetoshi Yoshino
秀俊 吉野
Tadamori Konno
忠盛 紺野
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Horiba Ltd
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
Sankyo Co Ltd
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部を一目で確認することができ、しかも、
装置全体がコンパクトかつ機能的に纏められた使い勝手
のよい化学発光酵素免疫測定装置を提供すること。 【解決手段】 固相容器8を保持する保持部aを所定の
間隔を隔てて複数備えたエンドレスの搬送ベルト82,
83を、容器供給部Aから取り出し部Bにわたって、か
つ、一方にモータが連結された一対の回転体80,81
にわたって巻回し、この搬送ベルト82,83を所定の
ピッチで一方向に間欠的に移動させるように構成する一
方、この搬送ベルト82,83の所定の間欠移動の時間
内で搬送ベルトを往動移動させて、容器保持部に保持さ
れた容器を振動させるインキュベータ73の近傍に、固
相容器ストッカー7、検体ストッカー22、標識試薬ス
トッカー35および化学発光検出部100を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生体物質を検出
測定するのに用いられる化学発光酵素免疫測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記の化学発光酵素免疫測定装置の従来
例としては、例えば特許第2535239号公報に示さ
れたものがある。この化学発光酵素免疫測定装置は、振
動手段を備えたインキュベータの横一側に第1〜第3ロ
ータを配置し、第1ロータの周部には洗浄器と希釈液注
入器とを設け、第2ロータの周部には洗浄器と基質試薬
注入器とを設け、第3ロータの周部には洗浄器と標識試
薬注入器とを設け、さらに、第1〜第3ロータを挟んで
インキュベータとは反対側に検体容器のストッカーを配
置してなるもので、例えば2ステップサンドイッチ法に
よる酵素免疫の分析は、次のようにして行われる。
【0003】すなわち、測定項目に応じた抗体が内壁に
塗布された容器を第1ロータに取り出して、この容器に
検体を分注し、これをインキュベータにセットして、体
温程度の恒温下での所定時間にわたる振とうにより、免
疫第1反応を起こさせる。
【0004】次に、前記容器を第2ロータに一旦取り出
して、B/F分離後に、測定項目に応じた一定量の標識
試薬を添加して、所定時間にわたる振とうにより免疫第
2反応を起こさせる。
【0005】次いで、容器を第3ロータに一旦取り出し
て、B/F分離後に、測定項目に応じた一定量の基質試
薬を添加し、所定時間にわたる振とうにより酵素反応を
起こさせる。
【0006】上述のようにして酵素反応を起こさせた試
料を、発光試薬が分注された化学発光検出部の測光セル
内に供給し、発光反応を起こさせて、この発光反応時の
発光量を電気的に測定し、その測定によって得られる電
気信号をコンピュータで演算処理することで、酵素免疫
の分析が行われるのである。
【0007】上記分析に際して、容器を恒温下で振とう
させることは、化学・生化学反応を促進させる上できわ
めて重要であることから、上記従来の化学発光酵素免疫
測定装置では、ヒーターを備えて恒温に制御される固定
ブロックの上部に、容器の首部を吊り下げ保持する容器
保持部材を設け、この恒温制御部材と容器保持部材との
間に、容器底部を係入するスライド部材を設け、このス
ライド部材を水平方向に円運動させる駆動手段を設け
て、容器を恒温下で振とうさせるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記化
学発光酵素免疫測定装置においては、インキュベータが
固定タイプであることから、容器保持部材に対する容器
の供給位置ならびに取り出し位置が常に変化することか
ら、三次元方向に移動可能なコスト的に高く付く容器搬
送手段を必要とし、しかも、この容器搬送手段を設置す
る上で、装置全体が大型化するばかりか、容器搬送のた
めのシーケンスソフトが複雑化する点で問題があった。
【0009】そして、前記化学発光酵素免疫測定装置に
おいては、インキュベータ、検体容器および標識試薬容
器については装置上段の平面部に設けているものの、前
記容器搬送手段をインキュベータと同じ平面に設けなれ
ばならないところから、固相容器については、インキュ
ベータなどが設けられる平面の下側の平面に設けなけれ
ばならなかった。
【0010】また、固相容器や検体を収容した容器をそ
れぞれストックする部分は、平面視が方形になってお
り、デッドスペースが生じやすく、また、標識試薬を収
容した容器をストックする部分はターンテーブルを用い
ているものの、その周辺に設けた蓋開閉装置によって容
器の蓋を選択的に開くようにしていたので、デッドスペ
ースが生じやすいといった問題があるなど、装置を小型
化する上で、各部の形状やその配置の点で若干の問題が
あった。
【0011】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、各部を一目で確認することがで
き、しかも、装置全体がコンパクトかつ機能的に纏めら
れた使い勝手のよい化学発光酵素免疫測定装置を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の化学発光酵素免疫測定装置は、複数の固
相容器を保持するターンテーブルからなる固相容器スト
ッカーと、検体を収容した複数の検体容器を保持するタ
ーンテーブルからなる検体ストッカーと、標識試薬を収
容した複数の標識試薬容器を保持したターンテーブル
と、冷却装置を備えた標識試薬ストッカーと、前記固相
容器を保持する保持部を所定の間隔を隔てて複数備えた
エンドレスの搬送ベルトを、一方にモータが連結された
一対の回転体にわたって巻回し、この搬送ベルトを所定
のピッチで一方向に間欠的に移動させるように構成する
一方、この搬送ベルトの所定の間欠移動の時間内で搬送
ベルトを往動移動させて、容器保持部に保持された容器
を振動させるインキュベータと、前記固相容器をインキ
ュベータに搬送するハンドリングユニットと、インキュ
ベータに保持されている固相容器に検体容器内の検体を
分注するノズルユニットと、前記インキュベータに保持
されている固相容器に標識試薬容器内の標識試薬を分注
するノズルユニットと、免疫反応後の固相容器内に基質
を分注し、酵素反応後の反応液と化学発光試薬とを混合
して生ずる化学発光を測定する化学発光検出部とを一つ
の平面上に設けている。
【0013】上記の構成の化学発光酵素免疫測定装置に
おいては、装置各部を同一平面状に設けているので、一
目で確認することができる。そして、固相容器、検体容
器、標識試薬容器をそれぞれターンテーブルに収容し
て、これらをインキュベータの近傍に配置しているの
で、装置全体がコンパクトかつ機能的に纏められる。
【0014】特に、上記インキュベータにおいては、固
相容器の供給ならびに取り出しが定位置で行われること
から、容器の供給装置や試料分取後の容器の廃棄装置
を、これらを単純な動きの簡単かつ小型のものにするこ
とができる。
【0015】また、搬送ベルトを間欠移動させる間に、
B/F分離や各種の反応に必要な試薬注入、さらには、
化学発光検出部への酵素反応後の試料分取を行わせるこ
とで、酵素免疫の分析を連続的に行えるのであって、こ
れらに必要な装置についても、上記した容器供給装置と
同様に、これらを単純な動きの簡単かつ小型のものにす
ることができ、そのためのシーケンスソフトも単純化で
きる。
【0016】さらに、容器搬送のための搬送ベルトの駆
動源をそのまま利用して、容器を繰り返し振動させるの
で、振とう用の駆動源が不要になり、装置全体の小型化
とコストダウンとが達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1は上部ケースを透視した化学発光
酵素免疫測定装置の斜視図を示し、図2は化学発光酵素
免疫測定装置の要部の概略平面図を示している。これら
の図において、1は装置の下部ケースで、その前面側に
はフルキーボード2が挿抜自在に収納されるとともに、
外部メモリとしてのフロッピーディスクを装着するため
のフロッピーディスク装着部3が形成されている一方、
後部側には出力装置としてのプリンタ4が設けられてい
る。また、5は下部ケース1の後部において開閉可能に
枢着された上部ケースで、この上部ケース5の前面には
タッチパネルよりなる操作・表示部6が形成されてい
る。
【0018】前記下部ケース1の上面に、以下のような
部材が設けられている。まず、7は測定項目に応じた抗
体が内壁に塗布され、バッファ液を収容した複数の固相
容器8のストックするための固相容器ストッカーで、希
釈液を収容した複数の希釈液容器9をも収容しており、
その容器収容部10は、図3に示すように、ステッピン
グモータ11によって回動されるターテーブル12に設
けられている。すなわち、この図3において、13はタ
ーンテーブル12の回転軸、14はこの回転軸11に固
着された大径のプーリ、15はステッピングモータ10
の出力軸16に固着された小径のプーリ、17はプーリ
14、15間に掛け渡されるタイミングベルトである。
また、18は回転軸13に固着された適宜形状の遮光板
19とフォトインタラプタ20とからなる回転位置検出
装置である。なお、図1において、21はバーコードリ
ーダである。
【0019】22は試料としての検体を収容した複数の
検体容器23を保持する検体ストッカーで、その容器収
容部24は、図3に示すように、ステッピングモータ2
5によって回動されるターテーブル26に設けられてい
る。すなわち、この図3において、27はターンテーブ
ル26の回転軸、28はこの回転軸27に固着された大
径のプーリ、29はステッピングモータ25の出力軸3
0に固着された小径のプーリ、31はプーリ28、29
間に掛け渡されるタイミングベルトである。また、32
は回転軸27に固着された適宜形状の遮光板33とフォ
トインタラプタ34とからなる回転位置検出装置であ
る。
【0020】35は各種の成分と反応する各種の標識試
薬を収容した標識試薬容器36(図4参照)を保持する
標識試薬ストッカーである。この標識試薬ストッカー3
5の構成について、図4〜図9を参照しながら説明す
る。まず、図5において、37はケースで、このケース
37内にさらに設けられる保温ケース38内にはターン
テーブル39が設けられている。そして、37には、試
薬を所定の低温状態に冷却するために、冷却部40を保
温ケース38内に突出させ、熱交換部41をケース37
の外部に突出させた例えばペルチェ素子よりなる冷却装
置42が設けられている。
【0021】前記ターンテーブル39は、図8に示すよ
うに、内部に複数の標識試薬容器36を放射状に収容で
きるように、円周を等分割する仕切り部43で複数の区
画44に区分されており、その中心部には図4に示すよ
うに、中心円筒部45が形成されている。そして、この
ターンテーブル39は、以下のように構成される回転機
構により、所定の方向に回転できるように構成されてい
る。すなわち、ターンテーブル39の底部下面には、図
4に示すように、ケース37の下方にまで突出する筒状
の回転軸46が固着され、この回転軸46はケース37
の下部外面に設けられた軸受部47によって保持され、
ケース37の下方に設けられた例えばステッピングモー
タ48の出力軸49と減速ギヤ機構50によって結合さ
れている。この減速ギヤ機構50は、出力軸49に固着
された小径のギヤ51と回転軸46に固着された大径の
ギヤ52とからなる。なお、53は補強部材である。
【0022】ここで、ターンテーブル39内に収容され
る標識試薬容器36について、図8および図9を参照し
ながら説明すると、この標識試薬容器36は、ターンテ
ーブル39の回転中心(回転軸46)を中心に円周を等
分するように放射状に設けられるものであり、平面形状
が高さが下底に比べて大きい等脚台形を呈し、その上面
に適宜の間隔をおいて開口部54a,54bを有してい
る。
【0023】そして、図7〜図9において、55は標識
試薬容器36の開口部54a,54bを開閉する蓋で、
その蓋本体56は、ターンテーブル39の外周壁57と
中心円筒部45とによって回転自在に保持される枢支軸
58に保持されている。そして、枢支軸58は、この実
施の形態においては、ターンテーブル39の半径方向と
同じ方向ではなく、図7に示すように、半径方向と角度
θをなすように設けられている。
【0024】前記蓋本体56は、その下面側に開口部5
4a,54bを封止するためのシリコンゴム製のキャッ
プ59a,59bを備えており、そのターンテーブル3
9中心側の端部60は、ターンテーブル39の中心円筒
部45の方向に延設されている。また、この蓋本体56
は、枢支軸58を外嵌するように設けられたコイルばね
61によって、開口部54a,54bを常時閉じる方向
に付勢されている。なお、62はコイルばね61の他端
側を固定する部材である。
【0025】そして、前記蓋55を開閉する機構につい
て、図4、図6および図9を参照しながら説明すると、
63は筒状の回転軸46内を挿通し、これと同心状に設
けられるプランジャ軸で、その上部先端部がプランジャ
部64に形成され、ターンテーブル39の中心円筒部4
5内に位置するように設けられるとともに、その下端部
にはカムフォロア65が設けられている。前記プランジ
ャ部64はその上面の周辺部が曲面に形成されており、
上昇したときには、全ての蓋の先端部60と当接し、こ
れを押し上げることができるように構成されている。ま
た、プランジャ軸63は、そのプランジャ部64が常時
は蓋55の先端部60と当接しないように位置してい
る。そして、66はプランジャ軸63を上下動させるた
めの例えばステッピングモータで、その出力軸67には
カム板68が固着され、このカム板68の偏心した位置
にはカム部69が形成されている。なお、図1におい
て、70はバーコードリーダである。
【0026】上記構成の標識試薬ストッカー35の動作
を説明する。今、プランジャ軸63が最下位の位置にあ
るものとする。このとき、プランジャ部64は、蓋55
の先端部60と当接してなく、したがって、蓋55は、
図8において実線で示すように、ターンテーブル39内
の全ての標識試薬容器55の開口部54a,54bを封
止している。前記状態において、ステッピングモータ6
6を回転させると、カム板68が回転し、カム部69が
カムフォロア65を押し上げて、プランジャ軸63が突
き上げられる。このプランジャ軸63の上動により、プ
ランジャ部64が蓋55の蓋本体先端部60を下方から
押し上げる。これによって、各蓋本体56が枢支軸58
を中心にして回動して、蓋55は、図8において仮想線
で示すように、全ての標識試薬容器55の開口部54
a,54bが開かれる。
【0027】そして、前記開口部54a,54bが開か
れた状態を維持するには、前記ステッピングモータ66
の回転を停止させればよく、標識試薬の分注や標識試薬
容器36の交換などを行うことができる。そして、ステ
ッピングモータ66を例えば同方向に回転させることに
よりプランジャ軸63を下方に移動させると、前記プラ
ンジャ部64による蓋本体先端部60への押し上げが解
除され、全ての蓋55は同時に閉状態に復帰する。
【0028】前記蓋55の開閉は、ターンテーブル39
が静止しているときは勿論のこと、回転しているときに
も行うことができ、特別なシーケンスを組む必要がな
い。また、プランジャ軸63を上昇させて蓋55を開い
たままの状態に保持することができるので、標識試薬容
器36の取り替えなど標識試薬容器36を容易に取り扱
うことができる。
【0029】そして、上記蓋55においては、その開閉
枢支軸58が、半径方向と同じではなく、これと角度θ
をなすように設けられているので、プランジャ部54に
よる蓋55の開動作をスムーズに行うことができる。
【0030】上記標識試薬ストッカー35においては、
ターンテーブル39を駆動させるモータ48とは別のモ
ータ66によって上下動するプランジャ軸63をターン
テーブル39の回転軸46と同心状に設け、プランジャ
軸63を突き上げるようにしているので、全ての蓋55
を同時に開状態とすることができる。
【0031】そして、前記蓋55の開閉動作は、ターン
テーブル39の静止状態、回転状態の如何にかかわりな
く任意に行うことができ、複数の試薬を連続して吸引し
たり、標識試薬容器36の取替えなど任意にしかも容易
に行うことができる。
【0032】また、プランジャ軸63がターンテーブル
39の回転軸46と同心状に設けられるとともに、プラ
ンジャ軸63を上方向に駆動する機構がターンテーブル
39の下部に設けられるため、標識試薬ストッカー35
をコンパクトに構成できる。
【0033】再び、図1および図2において、71は希
釈用ロータ、72は洗浄ポットで、これらは前記固相容
器ストッカー7、検体ストッカー22、標識試薬ストッ
カー35および後述するインキュベータ73に囲まれた
部分に設けられている。
【0034】そして、73はインキュベータで、この近
傍に、前記固相容器ストッカー7、検体ストッカー2
2、標識試薬ストッカー35および後述する化学発光検
出部100が設けられている。このインキュベータ73
の詳細な構造を、図4および図10〜図14を参照しな
がら説明する。これらの図において、74は平面視矩形
状の例えばアルミニウム製の恒温ブロックで、スペーサ
部材75を介してブラケット76上に設置されており、
固相容器8を没入させ得るに足る深さのベルト配置凹部
77が形成されている。
【0035】前記凹部77の外側壁77aを一部切除し
て、容器供給部Aと容器取り出し部Bとを形成する一
方、凹部両側の底壁77bに、それぞれ2個の貫通孔7
8を形成して、この貫通孔78を通して前記ブラケット
76に支軸79を垂直に立設させ、この内の凹部一側の
支軸79に回転体80を、そして、他側の支軸79に回
転体81を設け、これら各一対の回転体80,81にわ
たって、所定の間隔を隔てて複数の容器保持部aを備え
た搬送ベルト82,83を巻回し、この並設された二連
の搬送ベルト82,83による固相容器8の移動軌跡に
沿わせるように、ベルト配置凹部77の底壁内面にヒー
ター84を設けて、インキュベータ73の全体を恒温下
に置くようにしている。
【0036】図4および図11における符号85は、二
連の搬送ベルト82,83の同期回転機構であって、凹
部一側の支軸79にプーリー86を設けるとともに、こ
のプーリー86にわたって、エンドレスの例えばタイミ
ングベルト87を巻回してなり、かつ、一方の支軸79
にモータ88を連結して、並設された搬送ベルト82,
83を同方向に回転させるようにしている。
【0037】そして、このモータ85に対して、図14
に示すように、搬送ベルト82,83を所定の時間単位
T(例えば30秒間)ごとに所定の時間(例えば瞬時)
をかけて、所定のピッチ(例えば容器保持部aの配設ピ
ッチ)で一方向に間欠移動させるように、しかも、間欠
移動の度に1ピッチ当たりの間欠移動の間の時間内t
(例えば10秒間)で、この搬送ベルト82,83をそ
の位置で微小な振幅(例えば1mm程度)の往復運動さ
せるように、シーケンスを組んで、搬送ベルト82,8
3が間欠移動によって固相容器8を搬送する間に、この
固相容器8を間欠移動後の各固定点で振動(例えば数1
0〜60Hz程度)させて、固相容器8内の試料を振と
うさせるようにしている。
【0038】図13における符号89,90は、隣り合
う搬送ベルト82,83間に配置された容器受け渡し手
段であって、この内の容器受け渡し手段89の詳細を図
12に示している。すなわち、この容器受け渡し手段8
9は、図12に示すように、レール91に沿って搬送ベ
ルト82,83の並設方向にスライド可能にラックギア
92を設けるとともに、このラックギア92に、モータ
93の出力軸94に設けられたピニオンギア95を噛合
させる一方、凹部底壁77bの貫通孔部96を通してラ
ックギア92にポスト97を立設し、このポスト97の
上部側に、固相容器8の口部と底部とに相対向させて容
器押し出し部材98を設けてなるもので、搬送ベルト8
2,83が固相容器8の間欠移送を終える度に、ラック
ギア92を往動移動させて、搬送ベルト82側の容器保
持部aに保持された固相容器8を搬送ベルト83側の容
器保持部aに移送させるように、モータ93に対してシ
ーケンスを組んでいる。
【0039】もう一方の容器受け渡し手段90も同じ構
成であって、搬送ベルト82,83が固相容器8の間欠
移送を終える度に、上記の容器受け渡し手段89に同期
してラックギア92を往動移動させるように、図示して
ないモータに対してシーケンスを組んでおり、このラッ
クギア92の往動移動によって搬送ベルト83側の容器
保持部aに保持された固相容器8を搬送ベルト82側の
容器保持部aに移送させるようになっている。なお、こ
の容器受け渡し手段90には、容器排出部材99が連設
されていて、搬送ベルト83側から搬送ベルト82側へ
の固相容器8の受け渡しと同時に、固相容器8を容器取
り出し部Bから容器廃棄部140(図14参照)に押し
出し廃棄させるようになっている。
【0040】要約すれば、上記構成のインキュベータ7
3によれば、容器供給部Aを通して搬送ベルト82の容
器保持部aに保持された固相容器8は、所定の時間単位
T毎に所定の時間をかけて所定のピッチで一方向に間欠
移送され、しかも、その1ピッチ当たりの間欠移動の間
の時間内tで往動移動されて振動し、これを繰り返して
一方の容器受け渡し手段89にまで搬送される。
【0041】ここで、この固相容器8は、容器受け渡し
手段89によって他方の搬送ベルト83の容器保持部a
に受け渡され、しかも、搬送ベルト82,83が同期回
転されているので、この固相容器8は、往動移動による
振動を伴って他方の容器受け渡し手段90にまで間欠移
送されるのであり、ここで再び、容器受け渡し手段90
によって一方の搬送ベルト82の容器保持部aに受け渡
されて、振動を伴いつつ容器取り出し部Bにまで間欠移
送され、最終的に、容器受け渡し手段90に連設された
容器排出部材99によって容器廃棄部140に押し出さ
れて廃棄されるのである。
【0042】そして、上記の容器搬送形態にあっては、
並設させた搬送ベルト82,83の容器搬送経路が平面
視で偏平であって、搬送ベルトの巻回内部に空間的な遊
びが殆どないことから、狭いスペース内で膨大な数の固
相容器8を搬送できるのであり、すなわち、大型化を伴
わせないで、インキュベータ73の処理能力を大幅にア
ップさせることができる。
【0043】なお、上述の実施の形態では、搬送ベルト
82,83を二連並設させる構成としているが、三連や
四連などに並設して実施できることは言うまでもない。
【0044】次に、図15において、100は化学発光
検出部で、測光セル101が積分球状に加工されたセル
ホルダ102に保持されるように設けられ、測光セル1
01の左右両側にはそれぞれ低感度の光電子増倍管10
3、高感度の光電子増倍管104が設けられている。な
お、このセルホルダ102は測光セル101内が適宜の
温度になるようにヒータなどにより温調されている。
【0045】再び、図1および図2において、105は
真空チャックを備えたハンドリングユニットで、固相容
器ストッカー7にストックされた固相容器8を、容器供
給部Aを通してインキュベータ73の容器保持部aに送
り込むためのものである。106は第1ノズルユニット
で、容器保持部aに保持された固相容器8のシールをブ
レークして内部のバッファ液を吸引するためのノズル1
07を備えている。
【0046】108,109は第2および第3のノズル
ユニットで、バッファ液吸引後の固相容器8に検体を分
注するためのノズル110を備えている。111は標識
試薬容器36内の標識試薬を固相容器8に分注するため
のノズル112を備えた第4ノズルユニットである。1
13,114は第1および第2のB/F分離のための洗
浄ノズルユニットで、それぞれのノズルユニット11
3,114には2連の洗浄ノズルが組み込まれ、いずれ
も洗浄用バッファ液の吸排液ノズル115,116を備
えており、洗浄ノズルユニット114には、基質試薬の
分注ノズル117を設けている。118は試料取り出し
ノズル119を備えた第5ノズルユニットで、所定の酵
素反応を完了した反応液を化学発光検出部100の測光
セル101に供給するためのものである。
【0047】120は測光セル101内に発光試薬と洗
浄液とを順次に供給する第6ノズルユニットで、発光試
薬供給用と洗浄液供給用のノズル121,122を備え
おり、前記搬送ベルト82,83の容器保持部aに対す
る容器供給部Aと容器取り出し部Bとが定位置であるこ
とから、容器供給部Aに固相容器8を供給するためのハ
ンドリングユニット105と、所定の酵素反応を完了し
た試料を化学発光検出部100の測光セル101に供給
するための第5ノズルユニット118とをはじめとし
て、その他の各ユニット106,108,109,11
1,120については、ノズル107,110,11
2,115〜117,121,122を備えたアーム
を、単純に昇降ならびに回動させるだけの簡単かつ小型
のものにすることができ、シーケンスソフトも単純化さ
せることができる。
【0048】そして、図16は、前記化学発光酵素免疫
測定装置において配管系統を示す図で、この図におい
て、123は基質液貯蔵タンク、124は発光試薬貯蔵
タンク、125は緩衝液貯蔵タンク、126は蒸留水貯
蔵タンク、127は洗浄用蒸留水貯蔵タンク、128は
洗浄水貯蔵タンクである。また、129〜138は定注
器、139はロータリバルブよりなる切換え弁である。
【0049】次に、上述のように構成された化学発光酵
素免疫測定装置による2ステップサンドイッチ法の酵素
免疫分析は次のようにして行われる。すなわち、図14
に示すように、まず、ハンドリングユニット105によ
って、固相容器ストッカー7にストックされた固相容器
8を、容器供給部Aを通して搬送ベルト82の容器保持
部aに供給し、第1ノズルユニット106によって、こ
の固相容器8のシールをブレークし、かつ、内部のバッ
ファ液を吸引させる。一方、第2または第3のノズルユ
ニット109,110によって、バッファ液吸引後の固
相容器8に検体を分注させる。
【0050】以上のサイクルが、インキュベータ73の
搬送ベルト82,83が所定の時間単位T毎に間欠移動
される度に、繰り返し行われ、最終的には、固相容器8
が容器取り出し部Bにまで搬送されて、これが容器廃棄
部140(図13および図14を参照)に押し出し廃棄
されるのであり、この間に、搬送ベルト82,83の往
動移動によって固相容器8が振動することで、固相容器
8内の試料が振とうされるものであって、恒温下での所
定時間X(例えば15分間)にわたる固相容器8の振と
うにより、この固相容器8内の試料に免疫第1反応を起
こさせるのである。
【0051】前記免疫第1反応後において、それぞれ搬
送ベルト82,83による固相容器8の1ピッチ当たり
の間欠移動の間の時間内tで、B/F分離と標識試薬の
分注を行わせるのであって、恒温下での所定時間Y(例
えば15分間)にわたる振とうにより、固相容器8内の
試料に免疫第2反応を起こさせるのである。
【0052】すなわち、第1の洗浄ノズルユニット11
3によって、洗浄用バッファ液を固相容器8に供給しつ
つ、このバッファ液とともに固相容器8内の未反応液を
吸引廃棄させ、このB/F分離後に、測定項目に応じた
一定量の標識試薬を、第4ノズルユニット111のノズ
ル112を通して固相容器8に分注させるのであり、こ
の免疫第2反応後に、第2の洗浄ノズルユニット114
によって、洗浄用のバッファ液を固相容器8に供給しつ
つ、このバッファ液とともに固相容器8内の未反応液を
吸引廃棄させる。
【0053】次いで、このB/F分離後に、一定量の基
質試薬を、ノズル117を通して固相容器8に分注させ
て、今度は、所定時間Z(例えば15分間)にわたる振
とうにより、固相容器8内の試料に酵素反応を起こさせ
るのであり、この反応によって固相容器8内には酵素反
応による生成物(例えば過酸化水素)が発生する。
【0054】この酵素反応液を、第5ノズルユニット1
18によって一定量分取し、化学発光検出部100の測
光セル101に分注する。但し、この測光セル101に
は、第6ノズルユニット120の発光試薬供給ノズル1
21を通して発光試薬を予め分注しておく。測光セル1
01内で発光試薬と酵素反応液とを混合し、化学発光反
応を起こさせ、この時の化学発光量を例えば光電子増倍
管などの光検出器で測定し、その出力値をコンピュータ
で演算処理して、酵素免疫反応を介して得られる抗原ま
たは抗体の濃度を得るのである。
【0055】化学発光量を測定した後は、第5ノズルユ
ニット118のノズルが洗浄液を溜めた洗浄ポット14
1(図2参照)によって洗浄され、同時にノズル122
の内側で図示してないバキュームポンプによってサンプ
ルを含んだ洗浄液を吸引することで、測光セル101が
洗浄処理され、洗浄液は図示してない廃棄ポットに廃棄
される。一方、試料分取後の固相容器8は、搬送ベルト
82の容器取り出し部Bから容器廃棄部140に押し出
し廃棄される。
【0056】なお、搬送ベルト82,83を間欠移動さ
せる時間単位Tと、搬送ベルト82,83の1ピッチ移
動にかける時間と、搬送ベルト82,83の間欠移動の
ピッチ寸法と、搬送ベルト82,83の往動移動にかけ
る時間tと、その往動移動による固相容器8の振動数
の、それぞれの数値設定は任意である。
【0057】また、上記の実施の形態では、搬送ベルト
82,83を1ピッチ間欠移動させる度に、搬送ベルト
82,83を往動移動させるようにしているが、例えば
複数ピッチの間欠移動毎に、すなわち、1ピッチ置きや
2ピッチ置きの間欠移動毎に、それの1ピッチの間欠移
動の時間内で搬送ベルト82,83を往動移動させるな
ど、搬送ベルト82,83の所定の間欠移動の時間内で
搬送ベルト82,83を往動移動させるようにしてもよ
いのである。
【0058】また、往動移動のタイミングは、間欠移動
開始の時点であっても、間欠移動の途中時点であって
も、間欠移動完了の時点であってもよいのであり、これ
らを複合させてもよいのである。
【0059】さらに、搬送ベルト82,83の往動移動
を、例えば5秒置きに5秒の往動移動を繰り返し行わせ
るなど、搬送ベルト82,83の往動移動を間欠的に行
わせるようにしてもよいのである。
【0060】搬送ベルトの容器保持部に対して定位置で
供給された固相容器が、この容器供給部から定位置の容
器取り出し部にわたって間欠的に移送され、この間の所
定の間欠移送の間に固相容器が振動して、容器内の試料
が振とうされるもので、固相容器の供給が定位置で行わ
れることから、容器供給装置としては、容器チャックを
備えたアームを単純に昇降ならびに回動させるだけの簡
単かつ小型のものにすることができる。
【0061】また、固相容器を間欠移送させる間に、こ
の固相容器に対する検体の分注と、B/F分離と、標識
試薬の添加と、再度のB/F分離と、基質試薬の添加と
を行わせれば、免疫第1反応と免疫第2反応と酵素反応
とを連続的に起こさせることが可能となり、上記の反応
に必要な装置は、従来例の装置に設けられているものと
変わりのない簡単なもので済むのであり、かつ、化学発
光検出部への試料供給用の装置にしても、上記した容器
供給装置と同様に、試料供給用ノズルを備えたアームを
単純に昇降ならびに回動させるだけの簡単かつ小型のも
のにすることができる。
【0062】また、試料分取後の容器については、これ
を定位置の容器取り出し部で簡単に廃棄できるのであ
り、各種装置の動きが単純であることから、そのための
シーケンスソフトも単純化できる。さらに、容器搬送の
ための搬送ベルトの駆動源をそのまま利用して、容器を
繰り返し振動させるので、振とう用の駆動源が不要にな
り、装置全体の小型化とコストダウンとが達成される。
【0063】そして、上記の容器搬送形態にあっては、
容器の搬送経路が平面視で偏平であって、搬送ベルトの
巻回内部に空間的な遊びが殆どなくなり、特に、搬送ベ
ルトを複数並設し、隣り合う搬送ベルト間に、容器保持
部に保持された容器を一方の搬送ベルトから他方の搬送
ベルトに移送させる容器受け渡し手段を設けるようにし
たものにおいては、狭いスペース内で膨大な数の容器を
搬送できることから、装置の大型化を伴わせないで、イ
ンキュベータの処理能力を大幅にアップすることができ
る。
【0064】
【発明の効果】この発明の化学発光酵素免疫測定装置に
よれば、装置各部を同一平面状に設けているので、各部
を見渡すことができ、特に、反応状態を一目で確認する
ことができる。そして、固相容器、検体容器、標識試薬
容器をそれぞれターンテーブルに収容して、これらをイ
ンキュベータの近傍に配置しているので、装置全体がコ
ンパクトかつ機能的に纏められる。
【0065】特に、上記インキュベータにおいては、固
相容器の供給ならびに取り出しが定位置で行われること
から、容器の供給装置や試料分取後の容器の廃棄装置
を、これらを単純な動きの簡単かつ小型のものにするこ
とができる。
【0066】また、搬送ベルトを間欠移動させる間に、
B/F分離や各種の反応に必要な試薬注入、さらには、
化学発光検出部への酵素反応後の試料分取を行わせるこ
とで、分析を連続的に行えるのであって、これらに必要
な装置についても、上記した容器供給装置と同様に、こ
れらを単純な動きの簡単かつ小型のものにすることがで
き、そのためのシーケンスソフトも単純化できる。
【0067】さらに、容器搬送のための搬送ベルトの駆
動源をそのまま利用して、容器を繰り返し振動させるの
で、振とう用の駆動源が不要になり、装置全体の小型化
とコストダウンとが達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】化学発光酵素免疫測定装置の概略斜視図であ
る。
【図2】化学発光酵素免疫測定装置の要部の概略平面図
である。
【図3】固相容器ストッカーおよび検体ストッカー近傍
の構成を示す縦断面図である。
【図4】標識試薬ストッカーおよびインキュベータ近傍
の構成を示す縦断面図である。
【図5】標識試薬ストッカーの平面構成を示す図であ
る。
【図6】標識試薬ストッカーの概略斜視図である。
【図7】標識試薬ストッカーの蓋の平面構成を示す図で
ある。
【図8】蓋の縦断面図である。
【図9】標識試薬ストッカーの一つの区画に標識試薬容
器を収容した状態を示す斜視図である。
【図10】インキュベータの平面図である。
【図11】二連の搬送ベルトの同期回転機構である。
【図12】容器受け渡し手段の説明図である。
【図13】固相容器の間欠移動経路を示す説明図であ
る。
【図14】固相容器の間欠移動の態様をタイムスケール
で示す説明図である。
【図15】化学発光検出部近傍の構成を示す縦断面図で
ある。
【図16】化学発光酵素免疫測定装置の配管系統を示す
図である。
【符号の説明】
7…固相容器ストッカー、8…固相容器、22…検体ス
トッカー、23…検体容器、35…標識試薬ストッカ
ー、36…標識試薬容器、42…冷却装置、73…イン
キュベータ、80,81…回転体、82,83…搬送ベ
ルト、88…モータ、89,90…容器受け渡し手段、
100…化学発光測光部、105…ハンドリングユニッ
ト、a…容器保持部、A…容器供給部、B…容器取り出
し部。
フロントページの続き (72)発明者 青木 隆幸 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 ▲高▼橋 弘明 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 三谷 仁志 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 佐藤 義弘 東京都中央区銀座2丁目7番12号 三共株 式会社内 (72)発明者 吉野 秀俊 東京都中央区銀座2丁目7番12号 三共株 式会社内 (72)発明者 紺野 忠盛 東京都中央区銀座2丁目7番12号 三共株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の固相容器を保持するターンテーブ
    ルからなる固相容器ストッカーと、検体を収容した複数
    の検体容器を保持するターンテーブルからなる検体スト
    ッカーと、標識試薬を収容した複数の標識試薬容器を保
    持したターンテーブルと、冷却装置を備えた標識試薬ス
    トッカーと、前記固相容器を保持する保持部を所定の間
    隔を隔てて複数備えたエンドレスの搬送ベルトを、一方
    にモータが連結された一対の回転体にわたって巻回し、
    この搬送ベルトを所定のピッチで一方向に間欠的に移動
    させるように構成する一方、この搬送ベルトの所定の間
    欠移動の時間内で搬送ベルトを往動移動させて、容器保
    持部に保持された容器を振動させるインキュベータと、
    前記固相容器をインキュベータに搬送するハンドリング
    ユニットと、インキュベータに保持されている固相容器
    に検体容器内の検体を分注するノズルユニットと、前記
    インキュベータに保持されている固相容器に標識試薬容
    器内の標識試薬を分注するノズルユニットと、免疫反応
    後の固相容器内に基質を分注し、酵素反応後の反応液と
    化学発光試薬とを混合して生ずる化学発光を測定する化
    学発光検出部とを一つの平面上に設けたことを特徴とす
    る化学発光酵素免疫測定装置。
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