JPH0120384B2 - - Google Patents

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JPH0120384B2
JPH0120384B2 JP62061074A JP6107487A JPH0120384B2 JP H0120384 B2 JPH0120384 B2 JP H0120384B2 JP 62061074 A JP62061074 A JP 62061074A JP 6107487 A JP6107487 A JP 6107487A JP H0120384 B2 JPH0120384 B2 JP H0120384B2
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JP
Japan
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reaction
solid phase
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enzyme
reagent
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JP62061074A
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JPS6324162A (ja
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Takashi Yamada
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酵素免疫を自動的に測定する方法に関
するものである。
従来、酵素免疫測定は複雑な測定法であり、用
手法で行われていた。この用手法では多数の反応
容器を用意し、抗原または抗体を固定化した固相
をこれらの反応容器の間で移しながら測定を行つ
ている。特に反応によつて固相に結合した物質
(Bound)と結合してない物質(Free)との分離
(B―F分離)を行うために固相を反応容器間で
移す操作が行われている。
このような用手法の工程をそのまま自動化しよ
うとすると、固相を或る反応容器から別の反応容
器に移し替える機構が必要となるが、このような
移送機構は構造が相当複雑となり、高価となる欠
点がある。また、固相を反応容器間で移し替える
には時間がかかり、処理能率が悪くなる。
本発明の目的は、このような固相移送機構を設
ける必要のない酵素免疫自動測定方法を提供しよ
うとするものである。
本発明の酵素免疫自動測定方法は、標識物質と
して酵素を用い、抗原抗体反応によりサンプル中
の特定物質を測定するに当り、サンプル搬送ライ
ン上にあるサンプルカツプをサンプル吸引位置ま
で搬送しサンプル分注器でサンプル吸引位置にあ
るサンプルカツプからサンプルを吸引し反応ライ
ン上のサンプル分注位置にある抗原または抗体を
固定化した固相を収容した反応容器に吐出するサ
ンプル分注工程と、反応容器を撹拌位置まで搬送
し反応容器中の固相とサンプル中の特定物質との
反応を促進する第1の撹拌工程と、反応容器を洗
浄位置まで搬送し反応容器の上部開口より洗浄液
を注入し反応容器内の液体を反応容器外へ吸引排
出して固相を反応容器内に残したままで固相を洗
浄する第1の洗浄工程と、反応容器を酵素標識試
薬分注位置まで搬送し反応容器の上部開口より分
注器で酵素標識試薬を分注する酵素標識試薬分注
工程と、反応容器を第2の撹拌位置まで搬送し反
応容器中の固相と酵素標識試薬との反応を促進す
る第2の撹拌工程と、反応容器を第2の洗浄位置
まで搬送し反応容器の上部開口より洗浄液を注入
し反応容器内の液体を反応容器外へ吸引排出して
固相を反応容器内に残したままで固相を洗浄する
第2の洗浄工程と、反応容器を酵素活性測定用試
薬分注位置まで搬送し反応容器の上部開口より試
薬分注器で酵素活性測定用試薬を分注する酵素活
性測定用試薬分注工程と、反応容器を第3の撹拌
位置まで搬送し反応容器中の固相と酵素活性測定
用試薬との反応を促進する第3の撹拌工程と、反
応容器を測定位置まで搬送し反応容器に収容され
ている反応溶液を測光する測定工程とを具え、抗
原または抗体を固定化した固相を反応容器に入れ
たままで、抗原抗体反応、B―F分離および酵素
活性測定のための反応を行うことを特徴とするも
のである。
次に、図面につき本発明を詳細に説明する。
第1図は酵素免疫反応の概略図である。1は、
ポリスチレンボールまたはガラスビーズ等の固相
に抗体(あるいは抗原)2aを固定した固定化固
相である(A)。この固定化固相1に抗体(あるいは
抗原)2aに対する抗原(あるいは抗体)2bを
含む血清あるいはこれに相応する試料を加えて反
応させる(B)。すると、抗原(あるいは抗体)2b
は固定化固相1上の抗体(あるいは抗原)2aと
反応し、抗原(抗体)―抗体(抗原)複合物固定
化固相3を生成する(C)。この複合物固定化固相3
に、固定化固相1に固定化した抗体(あるいは抗
原)2aと同一の抗体(あるいは抗原)に酵素を
標識付けした酵素標識抗体(あるいは抗原)、す
なわち酵素標識試薬4を加えて反応させる(D)。こ
れにより、酵素標識抗体(あるいは抗原)4と複
合物固定化固相3の複合物である酵素標識抗体
(抗原)―抗原(抗体)―抗体(抗原)複合物固
定化固相5を生成する(E)。過剰の酵素標識抗体
(あるいは抗原)4を除去し、前記固定化固相5
上の酵素活性を測定する。これによつて試料中の
抗原(あるいは抗体)の含有量を知ることができ
る。
本発明においては、測定開始時から、上述の抗
原(抗体)―抗体(抗原)複合物固定化固相3の
生成のための抗原抗体反応、その後のB―F分
離、酵素標識抗体(抗原)―抗原(抗体)―抗体
(抗原)複合物固定化固相5の生成のための抗原
抗体反応、その後のB―F分離、酵素活性測定の
ための反応を経る測定終了まで反応管内に固相を
入れたままで処理するものである。
第2図は本発明の酵素免疫自動測定方法を実施
する測定機の一例を示す部分図である。
大口部6aおよび小口部6bを備えたU字管6
に、大口部6aから自由に出し入れでき、小口部
6bに入らない固定化固相1を用意する。U字管
6の大口部6aより固定化固相1と試薬あるいは
緩衝液を加える(F)。次にサンプル分注器7により
測定対象のサンプルを一定量加え(G)、小口部6b
から空気を吹込み撹拌を行い上述の固定化固相3
を生成させる(H)。この後、大口部6aに洗浄液供
給装置8、小口部6bに洗浄液吸引装置9を適用
させ前記固定化固相3およびU字管6の洗浄を行
う(I)。次に上述の酵素標識抗体(あるいは抗原)、
すなわち酵素標識試薬4を分注器10により、U
字管6の大口部6aより加え(J)、小口部6bより
空気を吹込み撹拌を行い、上述の固定化固相5を
生成させる(K)。この後、洗浄液供給装置8および
洗浄液吸引装置9によつて、前記固定化固相5お
よびU字管6の洗浄を行う(L)。次に固定化固相5
を含むU字管6内に、固定化固相5上の酵素活性
を測定するための試薬を、試薬分注器11によつ
て加える(M)。この後小口部6bより空気を吹
込み撹拌を行い、反応を行つた後(N)、吸引チ
ユーブ12によつて反応溶液をフローセル13内
に移送する(O)。この反応溶液の吸光度を測定
し、固定化固相5上の酵素活性を求める。これに
より、試料中の抗原(あるいは抗体)2aの含有
量を知ることができる。また、吸光度測定後、U
字管6内に残つた固定化固相5は大口部6aに設
けた固定化固相吸引装置14によつて除去し、小
口部6bに設けた洗浄液供給装置15により洗浄
液をU字管6内に供給し、洗浄後、吸引装置14
により除去する。
第3図は、第2図をさらに詳細に説明するた
め、本発明による自動測定方法を実施する装置を
示す全体図である。
第3図は、大口部6aおよび小口部6bを備え
た複数のU字管を保持する恒温槽を上から見た図
である。恒温槽の上面には反応管を移動させる反
応管ターレツト16が設けてあり、このターレツ
ト16は矢印の方向に所定ピツチで回動するリン
グ状円板である。一定量の固相を固定化固相供給
装置17から大口部6aに供給する。次に、ター
レツト16が回動し、サンプル分注器7によりサ
ンプルを一定量加える。このサンプル分注器7
は、矢印の方向に所定ピツチで回動するサンプラ
18のサンプルカツプ19からサンプルを、シリ
ンジ20の上下動およびプローブ21の回動と上
下動によりU字管の大口部6aに分注する。この
サンプルの分注と同時に又はその前後において適
当な試薬又は緩衝液を分注するように構成するこ
ともできる。22はU字管の小口部6bに空気を
送るエアポンプである。小口部6bから空気を吹
込み、固定化固相とサンプルを撹拌し完全に反応
させる。次に小口部6bから液排出ポンプ23に
より、未反応の液を排出する。同時に洗浄用ポン
プ24により大口部6aから洗浄液を供給し、固
相を残したまま固相とU字管の洗浄を行なつてB
―F分離を行う。洗浄液は液排出ポンプ23によ
り排出する。小口部6bの上面には上下動する円
板(図示外)を設け、小口部6bを介して空気お
よび液を給排する際にこの円板が下降して給排チ
ユーブが小口部6bと連結されるようにし、ター
レツト16の回動時には上昇するように配置す
る。
次に、酵素標識試薬を分注器10により、大口
部6aから分注する。上に述べたと同様にエアポ
ンプ22から小口部6bに空気を吹込み撹拌し、
液排出ポンプ23により液を排出する。洗浄用ポ
ンプ24により大口部6aから洗浄液を供給し、
固相を残したまま固相とU字管を洗浄後、洗浄液
を液排出ポンプ23により排出する。
次に、試薬分注器11によつて、大口部6aか
ら酵素活性を測定するための試薬を加え、エアポ
ンプ22から小口部6bに空気を吹込み撹拌す
る。次いで、小口部6bから減圧ポンプ25によ
り反応溶液をフローセル26に移送する。このフ
ローセル26で吸光度を測定する。27は光源、
28はフイルタ、29は受光素子である。
測定後、大口部6aに密閉連結し得る吸引装置
14によりU字管の内容物を排出し、小口部6b
に取付けた洗浄液供給装置15により洗浄液を供
給しU字管を洗浄後、洗浄液を吸引装置14によ
り除去する。
上記実施例においてU字管を使用して酵素免疫
反応を行わせたが、U字管に限られるものではな
く、固相がB―F分離のための洗浄時の洗浄液の
除去によつて反応容器から吸引排出されないよう
な形状、例えば濾斗状、管内に網状のしきり部を
設けたもの等を使用することができる。
以上述べたように本発明の酵素免疫自動測定方
法によれば、測定開始から測定終了まで固相を反
応容器に入れたままで処理するので、固相を或る
反応容器から別の反応容器に移送するための機構
を設ける必要がなく、それだけ構成が簡単にな
り、安価に実施することができる。また、固相を
反応容器内に残したままであるから処理能力も向
上することなる。さらに、サンプル、酵素標識試
薬、酵素活性測定用試薬の分注後に必ず撹拌を行
うようにしたため反応が促進され、反応時間を短
縮することができ、処理能力を更に向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は酵素免疫反応の概略図、第2図は本発
明による自動測定方法における順次の工程を示す
線図、第3図は第2図に示す自動測定方法を実施
する測定機の構成をさらに詳細に示した図であ
る。 1…固定化固相、2…抗原(抗体)、3…抗原
―抗体複合物固定化固相、4…酵素標識抗体、5
…酵素標識抗体―抗原―抗体複合物固定化固相、
6…U字管、7…試料分注器、8…洗浄水供給装
置、9…洗浄水吸引装置、10…分注器、11…
試薬分注器、12…吸引チユーブ、13…フロー
セル、14…固定化固相吸引装置、15…小口部
洗浄水供給装置、16…反応管ターレツト、22
…エアポンプ、23…液排出ポンプ、24…洗浄
用ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 標識物質として酵素を用い、抗原抗体反応に
    よりサンプル中の特定物質を測定するに当り、サ
    ンプル搬送ライン上にあるサンプルカツプをサン
    プル吸引位置まで搬送しサンプル分注器でサンプ
    ル吸引位置にあるサンプルカツプからサンプルを
    吸引し反応ライン上のサンプル分注位置にある抗
    原または抗体を固定化した固相を収容した反応容
    器に吐出するサンプル分注工程と、反応容器を撹
    拌位置まで搬送し反応容器中の固相とサンプル中
    の特定物質との反応を促進する第1の撹拌工程
    と、反応容器を洗浄位置まで搬送し反応容器の上
    部開口より洗浄液を注入し反応容器内の液体を反
    応容器外へ吸引排出して固相を反応容器内に残し
    たままで固相を洗浄する第1の洗浄工程と、反応
    容器を酵素標識試薬分注位置まで搬送し反応容器
    の上部開口より分注器で酵素標識試薬を分注する
    酵素標識試薬分注工程と、反応容器を第2の撹拌
    位置まで搬送し反応容器中の固相と酵素標識試薬
    との反応を促進する第2の撹拌工程と、反応容器
    を第2の洗浄位置まで搬送し反応容器の上部開口
    より洗浄液を注入し反応容器内の液体を反応容器
    外へ吸引排出して固相を反応容器内に残したまま
    で固相を洗浄する第2の洗浄工程と、反応容器を
    酵素活性測定用試薬分注位置まで搬送し反応容器
    の上部開口より試薬分注器で酵素活性測定用試薬
    を分注する酵素活性測定用試薬分注工程と、反応
    容器を第3の撹拌位置まで搬送し反応容器中の固
    相と酵素活性測定用試薬との反応を促進する第3
    の撹拌工程と、反応容器を測定位置まで搬送し反
    応容器に収容されている反応溶液を測光する測定
    工程とを具え、抗原または抗体を固定化した固相
    を反応容器に入れたままで、抗原抗体反応、B―
    F分離および酵素活性測定のための反応を行うこ
    とを特徴とする酵素免疫自動測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5673347A (en) * 1979-10-26 1981-06-18 Guigan Jean Analyser

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