JPH0682461A - 免疫分析装置 - Google Patents

免疫分析装置

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JPH0682461A
JPH0682461A JP23701292A JP23701292A JPH0682461A JP H0682461 A JPH0682461 A JP H0682461A JP 23701292 A JP23701292 A JP 23701292A JP 23701292 A JP23701292 A JP 23701292A JP H0682461 A JPH0682461 A JP H0682461A
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JP
Japan
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reagent
reaction
reaction container
substance
sample
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JP23701292A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamada
隆 山田
Ryoichi Himeda
亮一 姫田
Masato Kimura
正人 木村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構成が簡略であるとともに連続分析が可能な免
疫分析装置を提供することにある。 【構成】B/F分離を行う洗浄装置13と、一台で試薬
分注とサンプル分注とに共用される分注器14と、複数
の反応容器a1 、a2 、…を保持し、複数ステップで一
回転し、一回転する毎に各反応容器a1 、a2 、…を1
ポジション移動させて反応容器a1 、a2 、…を洗浄装
置13及び上記分注器14の作業位置へ送るタ−ンテ−
ブル12とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、酵素免疫測定
等に利用される免疫分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、酸素免疫測定を実施する測定装置
が数多く知られている。そのほとんどは生化学分析装置
の技術を応用しており、酵素免疫測定の反応ステップを
忠実に再現している。酵素免疫測定では、固相を洗浄す
るB/F分離の操作が必須であるとともに、計測のため
の酵素反応等が必要である。したがって、一般的には、
酵素免疫測定においては生化学分析よりも工程が複雑に
なる。そのため、酵素免疫測定を行う免疫測定装置は生
化学分析装置に比べて、構成が複雑になる一方で処理能
力が低い。そして、装置が大型であるとともに高価であ
る。
【0003】上述のような欠点を改善する目的で、例え
ば特開昭59−135366号公報や特開昭59−19
3359号公報に記載されているような分析方法及び分
析装置が提案されている。
【0004】これらのうち特開昭59−135366号
公報の分析方法は、B/F分離のための洗浄装置を共通
に使用している。また、特開昭59−193359号公
報の分析装置は、三種類の試薬の分注のために、一つの
分注器を共通に使用することで装置の小型化、低価格化
を果たしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように免疫測
定の各反応工程毎にユニットを持つ分析装置には大型、
高価という欠点があった。
【0006】また、それらの欠点を解消する目的で、先
の特開昭59−135366号公報や特開昭59−19
3359号公報に記載されているような分析方法及び分
析装置が提案されている。しかし、これらの方法及び装
置においては、反応管の数以上の試料が検査される場
合、全ての反応管に試料を分注した後に、試料が残る。
そして、先に分注された試料の分析が終了するまで、未
分注の試料の分析を実行することができず、いわゆるバ
ッチアッセイにしか対応できなかった。本発明の目的と
するところは、構成が簡略であるとともに連続分析が可
能な免疫分析装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために本発明は、B/F分離を行う洗浄装置と、
一台で試薬分注とサンプル分注とに共用される分注器
と、複数の反応容器を保持し、複数ステップで一回転
し、一回転する毎に各反応容器を1ポジション移動させ
て反応容器を洗浄装置及び上記分注器の作業位置へ送る
タ−ンテ−ブルとを備えたことにある。こうすることに
よって本発明は、免疫分析装置の構成を簡略化するとと
もに連続分析を可能にしたことにある。
【0008】
【実施例】まず、本発明の一実施例としてサンドイッチ
法利用の免疫分析装置11(後述する)に採用される免
疫分析の方法を図4を用いて説明する。
【0009】この方法は、例えば特開昭61−1930
73号公報に記載されている共通固相の原理を適用して
いる。この方法における反応順序が図4に模式的に示さ
れている。
【0010】まず、共通固相1を準備しておく。この共
通固相1は、固相aと、この固相aに固定化された物質
Aとからなるものである。物質Aは、物質Bと特異的に
結合する性質を有するとともに、被検物質3と物質Bと
の結合を阻害しない。そして、この共通固相1は全ての
測定項目に共通に使用できる。
【0011】具体的には、物質Aをビオチン(またはア
ビジン)とし、物質Bにはアビジン(またはビオチン)
を結合させれば、あらゆる抗原または抗体を容易に固相
化できる。また、物質Bが抗体である場合には、物質B
と同一種の動物に由来すると共に、グロブリンクラスも
同一である抗イムノグロブリン抗体を物質Aとして用い
れば、物質Bをそのまま簡単に固相化できる点で好まし
い。この共通固相1に、測定項目毎に用意されている物
質Bを添加反応させ、物質Bと共通固相1の複合物であ
る第1の固相複合物4を生じさせる。
【0012】第1の固相複合物4を生じさせた後、遊離
の物質Bを除去するためのB/F分離を実施する。これ
を第1回目のB/F分離と呼ぶ。このB/F分離後、被
検物質3を含む検体と第1の固相複合物4を反応させ、
共通固相1と、物質Bと、被検物質3との複合物である
第2の固相複合物5を生じさせる。この後第2回目のB
/F分離を実施して遊離の被検物質3及び検体由来のそ
の他の物質を除去する。
【0013】その後、計測のためのトレーサ6を保持
し、被検物資3と特異的に結合する物質Cを、第2の固
相複合物5と反応させ、トレーサ6を保持した第3の固
相複合物7を生成させる。なお、物質Cとして、先の物
質Bにトレーサ6を結合した物質を用いることもでき
る。第3の固相複合物7を生成させた後、遊離の物質C
を第3回目のB/F分離により除去する。
【0014】この段階で、第3の固相複合物7の表面に
は被検物質3の量に比例したトレーサ6が結合してい
る。このトレーサ6を計測できる状態にする試薬を添加
した後、トレーサ量を求め、被検物質の量を知る。つぎ
に、本発明の一実施例の免疫分析装置11を図1に基づ
いて説明する。
【0015】図1に免疫分析装置11の要部が示されて
いる。この免疫分析装置11では、反応固相として反応
容器が使用されており、容器内壁には上述した物質Aが
予め固相化されている。また、反応容器移送機としてタ
ーンテーブル12が使用されている。
【0016】タ−ンテ−ブル12には円周方向に沿って
32のポジションが略等間隔で設定されており、反応容
器収納部(図示しない)から反応容器が各ポジションに
ロ−ドされる。さらに、タ−ンテ−ブル12はタ−ンテ
−ブル駆動部(図示しない)により駆動されてステップ
回転し、約120度毎に停止する。そして、タ−ンテ−
ブル12は、3ステップ変位する毎に一回転する。
【0017】また、タ−ンテ−ブル12の一回転の回転
角度は、360度よりも1ポジション分大きく設定され
ている。そして、タ−ンテ−ブル12のポジション数
と、一回転に要するステップ数nとは、以下の関係を有
している。 (ポジション数)=i・n−1 (i=1,2,3,…、n=2,3,4,…)
【0018】つまり、本実施例では、i=11、n=3
に設定されている。そして、例えば反応容器a1 がポジ
ション1にロ−ドされている場合にターンテーブル12
が3ステップ回転すると、反応容器a1 は33ポジショ
ン移動し、ポジション2で停止する。
【0019】なお、図1中に符号13で示すのは洗浄装
置であり、洗浄装置13はポジション21の上方に位置
している。そして、洗浄装置13は、ポジション21で
停止した反応容器を洗浄する。
【0020】さらに、この免疫分析装置11には、分注
器14、試薬収納部15、及び、サンプラ16が備えら
れている。これらのうち試薬収納部15とサンプラ16
とはタ−ンテ−ブル12の近傍に配置されており、さら
に、分注器14は、試薬収納部15とサンプラ16との
間に位置している。
【0021】試薬収納部15及びサンプラ16は、それ
ぞれ複数の試薬カップ17…及びサンプルカップ18…
を保持しており、正逆方向にステップ回転する。さら
に、試薬収納部15及びサンプラ16は、試薬カップ1
7…及びサンプルカップ18…をステップ移動させ、所
定の試薬を保持した試薬カップと所定のサンプルを保持
したサンプルカップとを所定位置で停止させる。
【0022】前記分注器14は分注ノズル19を有して
おり、この分注ノズル19を試薬収納部15及びサンプ
ラ16の間で水平に揺動させる。分注ノズル19は、所
定位置で停止した試薬カップから所定の試薬を採取し、
所定位置(ここではポジション21)に搬送された反応
容器にこの試薬を分注する。
【0023】また、分注ノズル19は、所定位置で停止
したサンプルカップから所定のサンプルを取出し、タ−
ンテ−ブル12へ向って揺動し、所定位置(ポジション
21)に搬送された反応容器にこのサンプルを供給す
る。
【0024】分注器14、試薬収納部15、及び、サン
プラ16の制御はタ−ンテ−ブル12の回転に関連して
行われる。そして、分注器14は所定位置に搬送された
反応容器に対して、指定された試薬、或いは、サンプル
を分注する。
【0025】また、免疫分析装置11には、図示しない
が、所定位置(ここではポジション32)に達した反応
容器内の被検物質の量を知るための測光部が備えられて
いる。さらに、同じく図示しないが、免疫分析装置11
には、反応容器a1 、a2 、a3 、…内の反応液を必要
に応じて攪拌する攪拌部が備えられている。つぎに、上
述の免疫分析装置11の作用を説明する。
【0026】まず、図1中に示すように、番号1の反応
容器a1 が、反応容器収納部(図示しない)からタ−ン
テ−ブル12上の指定のポジション(ポジション1)に
ロードされる。タ−ンテ−ブル12が1ステップ回転す
ると、反応容器a1 は約120度移動し、図1中に二点
鎖線で示すようにポジション12に送られる。
【0027】分注器14が駆動され、試薬収納部15の
所定の試薬カップから、測定項目に応じた試薬が所定量
採取される。ここで採取される試薬は、前述の分析方法
の説明の中で用いられている物質Bに相当しており、こ
の試薬を以下では第1試薬と称する。そして、この第1
試薬は反応容器a1 に分注される。この後、タ−ンテ−
ブル12が2ステップ回転し、反応容器a1 はポジショ
ン2に送られる。
【0028】更に分析を行う必要がある場合には、図2
中に示すように番号2の反応容器a2 がポジション1に
ロードされる。その結果、ターンテーブルは二個の反応
容器を保持する。
【0029】さらに、タ−ンテ−ブル12が八回転する
と、図2中に二点鎖線で示すように、第1試薬を収容し
た反応容器a1 はポジション10に位置する。このタイ
ミングは、第1試薬分注から26(2+3×8)ステッ
プ後である。
【0030】更にこの1ステップ後、図2中に2点鎖線
で示すように、番号1の反応容器a1 はポジション21
に送られ、ここで洗浄装置13により洗浄される。この
結果、B/F分離が行われる。つまり、第1試薬分注か
ら27ステップ後にB/F分離のための洗浄が実施され
る。B/F分離の工程においては、まず反応液が除去さ
れ、続いて洗浄液の分注と除去が数回繰り返される。こ
の結果、番号1の反応容器a1 の内壁には被検物質と特
異的に結合する物質(前述の分析方法における第1の固
相複合物4)が保持される。
【0031】この2ステップ後、反応容器a1 はポジシ
ョン11に搬送され、更に一回転後には図3中に示すよ
うにポジション12に搬送される。ここで、分注器14
がサンプラ16に保持されている所定のサンプルカップ
から所定量のサンプルを採取し、このサンプルをポジシ
ョン12に位置している番号1の反応容器a1 に分注す
る。
【0032】ここで、タ−ンテ−ブル12の3ステップ
毎に反応容器a1 、a2 、a3 …が順次ロードし続けら
れている場合には、この1ステップ後に、11番目にロ
ードされた反応容器a11(図示しない)がポジション1
2に搬送される。このタイミングにおいては、分注器1
4が、11番目の反応容器a11を用いて測定すべき項目
の第1試薬を反応容器a11に分注する。これ以降、タ−
ンテ−ブル12はステップ回転を繰り返し、分注器14
は1ステップ毎にサンプル分注、第1試薬分注、及び、
休止を繰り返す。
【0033】反応容器a11へのサンプル分注後から27
ステップ目には、サンプルを収容している番号1の反応
容器a1 はポジション21に搬送される。ここで2回目
のB/F分離のための洗浄が実施される。
【0034】さらに、その5ステップ後には、番号1の
反応容器a1 がポジション12に搬送される。反応容器
1 は、その内壁に被検査物質3を保持している。試薬
格納部15にセットされている所定の試薬が分注器14
により所定量採取され、ポジション12に位置している
反応容器a1 に分注される。ここで採取される試薬は前
述の分析方法の説明の中で用いられている物質Cに相当
しており、この試薬を以下では第2試薬と称する。
【0035】この1ステップ後、ポジション12には1
1番目にロードされた反応容器a11が搬送され、ここで
サンプル分注が実施される。さらに、1ステップ後には
22番目にロードされた反応容器a22(図示しない)が
ポジション12に搬送され、ここで第1試薬の分注が実
施される。これ以降、この分注器14は、タ−ンテ−ブ
ル12のステップ回転の度に、第2試薬分注、サンプル
分注、第1試薬分注を繰り返す。
【0036】反応容器a22への第2試薬分注から27ス
テップ後には、番号1の反応容器a1 がポジション21
に搬送される。反応容器a1 は、被検物質の量に応じた
量のトレーサーを内壁に保持している。そして、反応容
器a1 に対して、3回目のB/F分離のための洗浄が実
施される。
【0037】3回目のB/F分離が行われた番号1の反
応容器a1 は、次のステップで、図3中に二点鎖線で示
すようにポジション32に搬送され、ここで測光部(図
示しない)に移送される。測光部に移送された反応容器
1 は、計測法に応じた試薬、即ち第3試薬を分注され
た後、計測される。この後、タ−ンテ−ブル12のステ
ップ回転が繰返され、以降の反応容器a1 、a2
3 、…について順次測光が行われる。
【0038】一方、競争法を原理とする場合には、図5
に示すように、被検物質3を含む検体と同時に、被検物
質3と競合しながら固相複合物と結合するようなトレ−
サ6で標識された既知濃度の被検物質8を、第1の固相
複合物4と反応させる。これにより、トレ−サ6を保持
した第3の固相複合物9が生成され、第2回目のB/F
分離を経て、第3の固相複合物9に結合しているトレ−
サ6を計測することにより、上記既知濃度との比較から
検体中の被検物質3の量を知るのである。
【0039】具体的には、図1と同様の装置において、
試薬収納部15には、トレ−サ6で標識した既知濃度の
被検物質8が複数種類収容されている。かかる被検物質
は、上述の説明において、反応容器a1 がポジション1
2に停止した時点でサンプル3と共に分注される。この
とき、分注器14は、所望の分析項目である標識された
被検物質8を収容する試薬カップ17から試薬を所定量
吸引すると共に、次いで分析すべきサンプルを収容する
サンプルカップ18から所定量を吸引することによっ
て、ポジション12に停止した反応容器に対して、それ
ら両液を同時に供給する。ここで、サンプル中の被検物
質3と標識化被検物質8とは反応しないので、コンタミ
の問題は無視し得る。
【0040】次に、上述と同様にポジション12で2回
目のB/F分離のための洗浄が実施される。この後、競
合法においては、上述したような第2試薬の分注は行わ
ず、そのまま上述したのと同様に搬送されて第3試薬の
分注および測光が実施される。
【0041】なお、分注器14による分注は必ずしも同
時でなくても、ポジション12に停止する間に、任意の
順番でサンプルおよび標識化被検物質8を分注しても良
く、必要ならば、かかる連続す2回の分注の間にノズル
の洗浄を行っても構わない。
【0042】また、上述したサンドイッチ法と同様の搬
送過程を有効に利用するために、標識された被検物質8
をサンプルと同時点ではなく、2回目のポジション12
での停止時点に分注するようにしても、競合法の原理に
て測定し得る。但し、この場合には、サンプル中の被検
物質3が、第1試薬の全てと反応してしまう場合もあ
り、従って、標識化被検物質8のトレ−サが全く検出さ
れないこともある点で、上述した同時分注の場合と異な
る事に注意すべきである。もし、トレ−サが全く検出さ
れなかった場合には、一応、被検物質3が過剰に存在し
ていたと判断できるが、必要に応じてサンプルを適宜希
釈することにより、被検物質3の量的決定を行ってもよ
い。
【0043】ここで、各反応容器について短時間で計測
が終了すれば、それ以降直ぐにタ−ンテ−ブルによる反
応容器の搬送を再開できる。したがって、トレーサ6に
蛍光物質を用いて蛍光測光を行う方法や、発光反応に関
与する物質をトレーサ6に用いて発光量を計測する方法
を採用して、測光時間を短縮化することが望ましい。す
なわち、上述のような免疫分析装置11においては、タ
−ンテ−ブル12が3ステップで一回転し、タ−ンテ−
ブル12が一回転する度に反応容器a1 、a2 、a3
…が1ポジションずつ移動する。また、一つの分注器1
4が試薬分注とサンプル分注とを行う。さらに、洗浄装
置13が、ポジション12で停止した所定の反応容器を
洗浄処理する。
【0044】したがって、分注器14と洗浄装置13と
の数が共に一つで済み、免疫分析装置11の構成が簡略
になる。そして、免疫分析装置11の小型化及び低価格
化が可能になる。
【0045】さらに、タ−ンテ−ブル12が一回転する
間に、分注器14の動作位置(ポジション12)に三つ
の反応容器が停止する。また、分注器14は、タ−ンテ
−ブル14の1ステップ毎に一工程を終了する。したが
って、分注器14は、タ−ンテ−ブル12が一回転する
間に最大で三度の処理を行うことが可能である。そし
て、分注器14は、タ−ンテ−ブル12が一回転する間
に、最大n種の薬液を分注することが可能である。
【0046】また、一つの洗浄装置13が、タ−ンテ−
ブル12が1ステップ回転する毎に、ポジション21に
達した反応容器を洗浄する。そして、タ−ンテ−ブル1
2が一回転する間に、洗浄装置13の動作位置(ポジシ
ョン21)に三つの反応容器が停止する。
【0047】したがって、洗浄装置13は、タ−ンテ−
ブル12が一回転する間に最大で三度の処理を行うこと
が可能である。前述のような分析方法においては、一度
の分析で三度のB/F分離を必要とするが、タ−ンテ−
ブル12は一回転する間に三度停止するので、タ−ンテ
−ブル12の一回転の間に一回の分析を終了させること
ができる。
【0048】そして、これらのことから、装置の簡略化
し、且つ、連続分析を可能にすることができる。そし
て、シングル反応ラインでのランダムアクセス方式の分
析も可能になる。なお、本発明は、要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。
【0049】即ち、分析する処理数や最適反応時間等の
分析条件に応じて、タ−ンテ−ブル上のポジション数や
1ステップの回転量も適宜変更できる。即ち、上述の実
施例における関係式;(ポジション数)=i・n−1に
従ってステップ数nを変更した場合には、タ−ンテ−ブ
ル上の異なる位置に配置された処理部に対して効率的な
搬送が実現できる。
【0050】また、固相として粒子状担体を使用した場
合には、反応容器をタ−ンテ−ブルに固定配置して反復
使用する一方、粒子状担体を、図1のポジション1に回
転停止した反応容器に順次供給すると共に、分析終了
後、担体を排出するという点のみを設計変更すれば、図
1〜図3に示した装置がそのまま適用できる。更に、反
応容器を直接測光する方式では、タ−ンテ−ブル上に測
光のための処理が加わるので、ステップ数nを増やして
測光装置のための停止を効率良くしても良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、B/F分
離を行う洗浄装置と、一台で試薬分注とサンプル分注と
に共用される分注器と、複数の反応容器を保持し、複数
ステップで一回転し、一回転する毎に各反応容器を1ポ
ジション移動させて反応容器を洗浄装置及び分注器の作
業位置へ送るタ−ンテ−ブルとを備えたものである。し
たがって、本発明は、構成が簡略化できるとともに、連
続分析を行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の免疫分析装置の要部を示
す構成図。
【図2】タ−ンテ−ブルの作用を示す説明図。
【図3】タ−ンテ−ブルの作用を示す説明図。
【図4】免疫分析方法の一例を示す説明図。
【図5】免疫分析方法の他の一例を示す説明図。
【符号の説明】
11…免疫分析装置、12…タ−ンテ−ブル、13…洗
浄装置、14…分注器、15…試薬部収納部、16…サ
ンプラ、a1 、a2 、a3 、…反応容器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 B/F分離を行う洗浄装置と、一台で試
    薬分注とサンプル分注とに共用される分注器と、複数の
    反応容器を保持し、複数ステップで一回転し、一回転す
    る毎に上記各反応容器を1ポジション移動させて上記反
    応容器を上記洗浄装置及び上記分注器の作業位置へ送る
    タ−ンテ−ブルとを備えた免疫分析装置。
JP23701292A 1992-09-04 1992-09-04 免疫分析装置 Pending JPH0682461A (ja)

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