JPH10311659A - 冷蔵庫の運転制御装置および冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫の運転制御装置および冷蔵庫

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JPH10311659A
JPH10311659A JP13776397A JP13776397A JPH10311659A JP H10311659 A JPH10311659 A JP H10311659A JP 13776397 A JP13776397 A JP 13776397A JP 13776397 A JP13776397 A JP 13776397A JP H10311659 A JPH10311659 A JP H10311659A
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defrost
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 2つの蒸発器例えば冷凍室と冷蔵室に蒸発器
を備え、各蒸発器を1台の圧縮機で制御する場合、メカ
式霜取りタイマ装置で効率よく霜取り動作を行う。 【解決手段】 この冷蔵庫の運転制御装置は、第1及び
第2の蒸発器を備え、各蒸発器を1台の圧縮機CPで制
御する。そして所定のタイミングで動作モードを切替ス
イッチSW1により第1蒸発器の第1霜取り動作モード
に設定する第1のタイマ動作と、第1のタイマ動作より
長い周期で、スイッチSW2により第2蒸発器の第2の
霜取り動作モードを設定する第2のタイマ動作との両動
作を行う霜取りタイマ機構を設け、この機構が第1の霜
取り動作モードの設定時は、第1蒸発器の霜取りヒータ
H1が通電可能となり、第2の霜取り動作モード設定時
は第2蒸発器のヒータH2が通電可能状態となると同時
に、第2の霜取り動作モードのタイミングが第1のモー
ドのタイミングに重なり合う周期を持つようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の霜取り機
構に関し、特に、冷凍室と冷蔵室を独立に備え、冷凍室
用と冷蔵室用にそれぞれエバポレータを有し、これらの
エバポレータを1台のコンプレッサにより駆動するよう
にした冷蔵庫の運転制御装置およびこの運転制御装置を
備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫は、一般には、冷凍室と冷蔵室を
備えているが、従来の多くは冷凍室にエバポレータを備
え、冷凍室の冷気を冷蔵室に送り込む方式のものが多
い。この方式は、1台のエバポレータで冷凍室と冷蔵室
の両方を冷却することが可能となるが、冷凍室と冷蔵室
との間は、空気の流通がなされなければならないため、
両方の室内の細やかな温度管理が難しく、また、冷蔵室
に入れた食品の臭いが冷凍室で作っている氷に付着する
ことなどの問題点がある。
【0003】これに対処するため、冷凍室と冷蔵室を独
立させて冷凍室と冷蔵室のためにエバポレータをそれぞ
れ設け、1台のコンプレッサで2つのエバポレータをコ
ントロールする方式の冷蔵庫もある。このような方式の
冷蔵庫は、冷凍室の氷に食品の臭いが付着することがな
く、また、それぞれの室内の温度管理がし易いという利
点が得られる。
【0004】また、冷蔵庫は、エバポレータに付着した
霜を如何に効率よく除去するかということも大きな課題
である。従来、冷凍室用のエバポレータのみがある冷蔵
庫では、その霜取りは、メカ式タイマや電子コントロー
ルによって行われている。一方、エバポレータが2つ以
上ある冷蔵庫では、電子コントロールによって行う方式
が一般的となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子コ
ントロール式の霜取り装置は、コスト高となる欠点があ
る。また、冷凍室と冷蔵室では、冷凍室の方が霜がつき
やすいことから、冷凍室の霜取りは、冷蔵室の霜取りよ
りも高い頻度で行う必要があるため、冷凍室と冷蔵室そ
れぞれに対して効率の良い霜取りを行おうとすると、複
雑なコントロールを行う必要があり、故障し易くかつ一
層コスト高なものとなる。
【0006】一方、メカ式のタイマを用いて、冷凍室と
冷蔵室それぞれの霜取りを行わせる場合、冷凍室用の霜
取りサイクルで霜取りを行うように設定した冷凍室用の
霜取りタイマ機構と、冷蔵室用の霜取りサイクルで霜取
りを行うように設定した冷蔵室用の霜取りタイマ機構の
2つを用意して、それぞれ別個に霜取り作業を行わせる
のが一般的となる。
【0007】このメカ式のタイマを用いた霜取り機構
は、電子コントロールによるものに比べれば低コスト化
が図れるが、冷凍室用と冷蔵室用にそれぞれに別個に設
けるとなると、組立作業性などに問題が生じてくるとと
もに、コスト的にも問題が生じてくる。
【0008】そこで、本発明は、低コストで効率良く確
実な霜取り作業が可能となる冷蔵庫の運転制御装置を提
供すると共に、この運転制御装置を用いることにより、
それぞれ独立して設けられた冷凍室と冷蔵室のそれぞれ
の霜取りを効率よく行うことができ、きめ細やかな温度
管理も可能となる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、第1および第2のエバポ
レータを備え、これら各エバポレータを1台のコンプレ
ッサで制御する冷蔵庫の運転制御装置において、所定の
タイミングで、動作モードを第1のエバポレータの第1
の霜取り動作モードに設定する第1のタイマ動作と、こ
の第1のタイマ動作より長い周期で、第2のエバポレー
タの第2の霜取り動作モードを設定する第2のタイマ動
作との両動作を行う霜取りタイマ機構を設け、この霜取
りタイマ機構が、第1の霜取り動作モードの設定時は、
第1のエバポレータの霜取り用ヒータが通電可能状態と
なり、第2の霜取り動作モードの設定時は、第2のエバ
ポレータの霜取り用ヒータが通電可能状態となると共
に、第2の霜取り動作モードのタイミングが、第1の霜
取り動作モードのタイミングに重なり合う周期を持つよ
うに、第2のタイマ動作を設定している。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の冷蔵庫の運転制御装置において、第1の霜取り動作
モードが設定されるタイミングは、コンプレッサの積算
稼働時間が予め設定された時間に達したときであって、
この予め設定された積算稼働時間を周期として第1の霜
取り動作モードの設定を行い、この第1の霜取り動作モ
ードが設定されるタイミングと、第2の霜取り動作モー
ドが設定されるタイミングとを重ならせている。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の冷蔵庫の運転制御装置において、霜取りタ
イマ機構は、第2のタイマ動作を行う際、第2の霜取り
動作モードの開始を、第1の霜取り動作モードの開始よ
りわずかに早くなるように設定し、その第2の霜取り動
作モードの終了を、第2のエバポレータの霜取りに必要
な時間以降に設定するようにしている。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項1、
2または3記載の冷蔵庫の運転制御装置において、霜取
りタイマ機構は、第2の霜取り動作モードの開始を、第
1の霜取り動作モードの開始よりわずかに早め、第2の
霜取り動作モードの終了を、第1の霜取り動作モードの
終了よりわずかに遅くしている。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項1、
2、3または4記載の冷蔵庫の運転制御装置において、
霜取りタイマ機構は、第1のタイマ動作を行うためのタ
イマ機構をメインブロックとして構成し、このメインブ
ロックのタイマ機構に第2のエバポレータの第2の霜取
り動作モードを設定するためのタイマ機構を付加する構
造とし、全体のタイマ機構は、少なくとも、モータの回
転を減速する減速機構と、この減速機構により駆動され
る第1および第2のカムと、これら第1および第2のカ
ムにより駆動されるそれぞれのスイッチとにより構成さ
れ、これら第1および第2のカムによりそれぞれのスイ
ッチを駆動させることにより、第1および第2の霜取り
動作モードの設定・解除を制御するようにしている。
【0014】また、請求項6記載の冷蔵庫は、低温側の
第1の部屋と、この第1の部屋よりも室温の高い第2の
部屋と、これら第1および第2の部屋用にそれぞれ設け
られたエバポレータと、これら各エバポレータを制御す
るコンプレッサと、第1および第2の部屋の冷却動作お
よび霜取り動作を行う運転制御装置とを有し、この運転
制御装置として、請求項1から5のいずれか1項に記載
の運転制御装置を備えている。
【0015】本発明の冷蔵庫の運転制御装置は、低温側
の第1の部屋としての冷凍室と、それより室温の高い第
2の部屋としての冷蔵室とが独立して設けられ、それぞ
れの部屋用にエバポレータを持ち、1台のコンプレッサ
で2つのエバポレータを制御するような冷蔵庫に適用さ
れる場合に好適なもので、このような冷蔵庫に適用され
ることにより、大きな効果を発揮するものである。
【0016】冷凍室と冷蔵室では、霜の付着の度合いが
異なり、冷凍室用のエバポレータの方が頻繁に霜取りを
行う必要がある。そこで、本発明では、2つのタイマ動
作を有する霜取りタイマ機構により、2つのエバポレー
タの霜取りサイクルを決定できるようにしている。
【0017】つまり、コンプレッサの積算稼働時間が予
め定めた時間に達するごとに、冷凍室の霜取りを行い、
それより長い周期で冷蔵室の霜取りを行う。そして、各
周期のタイミングが重なる部分を設けることによって、
冷凍室と冷蔵室の両方の霜取りを同時に行うタイミング
を設ける。たとえば、冷凍室の霜取り周期を6時間の積
算稼働時間ごととすれば、冷蔵室は12時間、あるいは
18時間ごとというような周期で霜取りを行い、2回に
1回あるいは3回に1回、両室のエバポレータの霜取り
が重なるようにしている。
【0018】このような周期は、霜取りタイマ機構によ
り作り出すが、この霜取りタイマ機構は、従来から存在
する、たとえば冷凍室用の霜取り用タイマ機構の出力軸
に、冷蔵室の霜取り動作モード設定用のカムとそのカム
により駆動されるスイッチを設けることにより実現でき
る。このように、この1台の霜取りタイマ機構で2つの
室内の霜取りサイクルを得るようにするのが好ましい。
【0019】また、この霜取りタイマ機構は、モータ式
のカムスイッチにより構成されるのが好ましく、その場
合、コストも電子制御式に比べて大幅に低く抑えること
ができる。さらに、霜取り動作終了後、コンプレッサの
運転を復帰させるが、このとき、溶けた水が完全に流れ
きるまでの時間を考慮し、その時間経過後に、コンプレ
ッサを運転状態とするようするのが好ましい。これによ
り、溶けた水がエバポレータに凍り付くのを防止するこ
とができる。
【0020】また、このような冷蔵庫の運転制御装置を
適用した本発明の冷蔵庫は、それぞれ独立して設けられ
た冷凍室と冷蔵室の各エバポレータに付着した霜の除去
作業を効率よく行うことができ、きめ細やかな温度管理
が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の各例
を図1から図11に基づき説明するが、まず、第1の実
施の形態を図1から図5に基づき説明する。
【0022】図1は、本発明の実施の形態における霜取
りタイマ機能を有した冷蔵庫の制御装置の概略的な要部
回路構成を示すものである。この霜取りタイマ機能を有
した冷蔵庫の運転制御装置は、主に、タイマモータM
と、このタイマモータMにより駆動される切替スイッチ
sw1およびスイッチsw2と、冷凍室用のサーモスイ
ッチT1と、冷蔵室用のサーモスイッチT2と、冷凍室
2(図2参照)側のエバポレータ4の霜取り用ヒータH
1と、冷蔵室3(図2参照)側のエバポレータ5の霜取
り用ヒータH2と、冷凍室2用のエバポレータ4のサー
モスイッチT0と、コンプレッサCPなどから構成され
ている。
【0023】切替スイッチsw1は、タイマモータMに
より図1では図示されていないカムの働きにより、端子
p1,p2のいずれかに切り替わるようになっている。
端子p1側でコンプレッサの運転モードとなり、端子p
2側で霜取り動作モードとなるが、この切替え動作につ
いては、後に詳細に説明する。なお、この冷蔵庫の運転
制御装置の全体的な動作についても、後に詳細に説明す
る。
【0024】図2は、図1で示した冷蔵庫の運転制御装
置が適用される冷蔵庫1の概略構成を示している。この
冷蔵庫1は、低温側の第1の部屋となる冷凍室2と、第
1の部屋よりも室温の高い第2の部屋となる冷蔵室3が
それぞれ独立して設けられ、冷凍室2側には冷凍室用の
エバポレータ4、冷蔵室3側には冷蔵室用のエバポレー
タ5がそれぞれ設けられ、これらのエバポレータ4,5
は1台のコンプレッサCPによりコントロールされる。
そして、それぞれのエバポレータ4,5により冷凍室2
および冷蔵室3が冷却される。
【0025】そして、コンプレッサCPの運転制御やエ
バポレータ4,5の霜取り制御は、図1に示した冷蔵庫
の運転制御装置により行われる。なお、この冷蔵庫の運
転制御装置における霜取り用ヒータH1は、冷凍室2用
に設けられたエバポレータ4に付着した霜を効率よく溶
かすことのできる位置に設けられ、霜取り用ヒータH2
は、冷蔵室3用に設けられたエバポレータ5に付着した
霜を効率よく溶かすことのできる位置に設けられる。
【0026】また、図1に示した冷凍室2用のサーモス
イッチT1は、エバポレータ4の霜取り制御を行うため
のもので冷凍室2内の温度を検知して、その温度が予め
定められた温度以下のときはオンし霜取り用ヒータH1
に通電し、予め定められた温度より高い温度となるとオ
フするものである。一方、冷蔵室3用のサーモスイッチ
T2は、エバポレータ5の霜取り制御を行うためのもの
で冷蔵室3内の温度を検知して、その温度が予め定めら
れた温度以下のときはオンし霜取り用ヒータH2に通電
し、予め定められた温度より高い温度となるとオフする
ものである。
【0027】さらに、冷凍室2側のエバポレータ4のサ
ーモスイッチT0は、コンプレッサCPの運転をオン/
オフするためのサーモスイッチであり、冷凍室2内の温
度が予め定められた温度以上になるとオンしコンプレッ
サCPの運転を行わせ、予め定められた温度より低いと
きはオフとなっている。
【0028】これら各サーモスイッチT0,T1,T2
や霜取り用ヒータH1,H2は、図2においては図示さ
れていないが、冷凍室2あるいは冷蔵室3内においてそ
れぞれが最も効率よく動作可能となる位置に設けられ
る。
【0029】また、図1に示した冷蔵庫の運転制御装置
のタイマモータMと、このタイマモータMにより駆動さ
れる切替スイッチsw1およびスイッチsw2は、霜取
りタイマ機構10を構成し、図3に示すような構造とな
っている。
【0030】この霜取りタイマ機構10は、大きく分け
ると、第1のタイマ動作を行う第1のタイマ機構20
と、第2のタイマ動作を行う第2のタイマ機構30とか
ら構成されている。つまり、第1のタイマ機構20をタ
イマ本体とし、この第1のタイマ機構20に第2のタイ
マ機構30を付加した構造となっている。以下、図3を
参照しながら説明する。
【0031】第1のタイマ機構20は、タイマモータM
と、このタイマモータMの回転を減速するギア輪列部2
1と、このギア輪列部21の最終出力軸22に取り付け
られたカム23と、このカム23により動作する切替ス
イッチsw1(この実施の形態ではマイクロスイッチ)
とから構成されている。なお、タイマモータMは、図1
のタイマモータMに対応し、切替スイッチsw1は、図
1の切替スイッチsw1に対応する。
【0032】この第1のタイマ機構20は、タイマモー
タMが通電状態となると、タイマモータMが回転を開始
し、その回転はギア輪列部21により減速されカム23
に伝達される。そして、タイマモータMへの通電開始
(初期状態)から所定の時間(この実施の形態では、6
時間とする)は、切替えスイッチsw1は、図1に示す
端子p1側にある。そして、サーモスイッチT0がオン
となりコンプレッサCPが稼動する時間の合計が6時間
となると、端子p2側に切り替わり、その後一定の条件
が満たされると再び端子p1側に切り替わるようになっ
ている。つまり、この場合、端子p1側に切り替わった
ばかりの状態を初期状態とし、その状態からタイマモー
タMの回転が開始したものとしている。
【0033】なお、この実施の形態では、冷凍室2は、
コンプレッサCPの積算稼働時間が6時間に達するごと
に霜取り動作モードに入り、冷蔵室3は、その2倍の周
期、つまり、コンプレッサCPの積算稼働時間が12時
間に達するごとに霜取り動作モードに入るものとなって
いる。
【0034】この動作を図1等により説明する。今、初
期状態においては、第1のタイマ機構20は、そのカム
23が切替スイッチsw1を端子p1側としており、そ
の時点からコンプレッサCPの積算稼動時間が6時間を
経過するまでの間は、切替スイッチsw1は端子p1側
となっている。このような状態では、コンプレッサCP
は、サーモスイッチT0によって制御され、サーモスイ
ッチT0がオンのときコンプレッサCPは運転状態とな
る。そして、コンプレッサCPの積算稼働時間が6時間
に達すると、カム23によって切替スイッチsw1が端
子p2側に切り替わる。これにより、コンプレッサCP
は運転を完全に停止し、第1の霜取り動作モードに入
る。この第1の霜取り動作モードにおける動作は後述す
る。
【0035】一方、第2のタイマ機構30は、カム31
とこのカム31によりオンまたはオフするスイッチsw
2(この実施に形態ではマイクロスイッチ)を有した構
造となっている。そして、カム31は、第1のタイマ機
構20のカム23の回転軸(第1のタイマ機構20のギ
ア輪列部21の最終出力軸22)に取り付けられ、カム
23と一体的に回転動作する。
【0036】この第2のタイマ機構30は、カム31の
回転によりスイッチsw2をオンまたはオフ制御するも
ので、この実施の形態では、切替スイッチsw1が端子
p2側に切り替わる周期の整数倍(ここでは2倍)の周
期ごとにスイッチsw2をオンさせるような動作を行
う。つまり、前述の第1のタイマ機構20は、切替スイ
ッチsw1を6時間ごとに端子p2側に切り替える動作
を行うが、この第2のタイマ機構30は、スイッチsw
2を12時間周期でオンさせるようになっている。
【0037】この第2のタイマ機構30は、冷蔵室3側
の霜取りモードである第2の霜取り動作モードを設定す
るものである。つまり、冷蔵室3の霜取り動作は、第2
のタイマ機構30のスイッチsw2がオンしている間
に、サーモスイッチT2のオン/オフによりヒータが動
作して行われるものである。なお、切替えスイッチsw
1が端子p2側に切り替わると、図1からもわかるよう
に、サーモスイッチT1がオンの場合、抵抗差によって
電流の多くがスイッチsw1から端子p2を経由して各
ヒータH1,H2側へと流れる。このため、タイマモー
タMは、動作が停止する。そして、サーモスイッチT1
がオフすると、今度は、タイマモータM側に電流が流れ
るため、タイマモータMが再び動作する。
【0038】タイマモータMが再び動き出すと、カム2
3によって切替スイッチsw1は、端子p1側に切り替
わり、第1の霜取り動作モードが終了するが、直ぐには
切り替わらず、一定時間経過後に切り替わるようになっ
ている。また、同様に、スイッチsw2も、タイマモー
タMが動作を再開しても直ちには、オフせずに或る時間
経過後にオフするようになっている。さらに、このスイ
ッチsw2は、オンして第2の霜取り動作モードとなる
タイミングも、切替スイッチsw1が端子p2側に切り
替わる少し前に、既にオン状態となるようにしている。
このように、切替スイッチsw1が端子p1側に切り替
わるタイミングや、スイッチsw2のオン/オフのタイ
ミングを以上のような設定とする理由については後述す
る。
【0039】なお、このような6時間周期や12時間周
期のタイミング設定を行うには、カム23とカム31の
形状を工夫することで容易に実現できる。たとえば、1
例として、図4のような形状とする。
【0040】図4(A)は、カム23と切替スイッチs
w1を示すもので、カム23の凸部231,232のど
ちらか一方が切替スイッチsw1の動作部41を押圧す
ると、切替スイッチsw1は、図1で示した端子p2側
に切り替わった状態となり、それ以外では、端子p1側
にある。今、カム23が矢印A方向に回転し、カム23
の凸部231の端部aにより、切替スイッチsw1の動
作部41が押されると、切替スイッチsw1は、端子p
2側に切り替わる。
【0041】このとき、前述したように、タイマモータ
Mの動作が停止し、カム23も停止する。そして、再
び、タイマモータMが動作してカム23が回転し始めて
も、しばらくの間は、凸部231(または凸部232)
が切替スイッチsw1の動作部41を押し続けるので、
切替スイッチsw1は端子p2側にあり、その後、凸部
231が過ぎ去った時点で端子p1側に切り替わる。
【0042】図4(B)は、カム31とスイッチsw2
を示すもので、この場合も、カム23とほぼ同様に、カ
ム31の凸部311がスイッチsw2の動作部42を押
圧すると、スイッチsw2はオン状態となり、それ以外
では、オフ状態にある。
【0043】今、カム31が矢印A方向に回転し、カム
31の凸部311の端部aにより、スイッチsw2の動
作部42が押されると、スイッチsw2はオンし、第2
の霜取り動作モードとなる。なお、このカム31はカム
23と同じ最終出力軸22により回転し、カム31の凸
部311は、カム23のどちらか一方の凸部(この実施
の形態では凸部231とする)に同期して回転してい
る。
【0044】したがって、カム23により切替スイッチ
sw1が端子p1側に切り替わるとともに、カム31の
凸部311によってスイッチsw2もオンするが、この
オンするタイミングは、前述したように、切替スイッチ
sw1が端子p2側に切り替わる少し前に、既にオン状
態となるようにされている。
【0045】そして、切替スイッチsw1が端子p2側
に切り替わることにより、前述したように、タイマモー
タMの動作が停止し、カム31も停止する。しかし、再
び、タイマモータMが動作してカム31が回転し始めて
もしばらくの間は、凸部311がスイッチsw2の動作
部42を押し続けるので、スイッチsw2は直ぐにはオ
フせず、その後、凸部311が過ぎ去った時点でオフす
るようになっている。このスイッチsw2がオフするタ
イミングは、切替スイッチsw1が端子p1側に切り替
わってしばらくたってからオフ状態となるようにされて
いる。
【0046】以上のような構成において、図1から図4
さらには図5を用いて、その動作を具体的に説明する。
【0047】まず、冷蔵庫1を設置して電源(図示せ
ず)をオンする。この初期状態においては、前述したよ
うに、第1のタイマ機構20は、そのカム23とスイッ
チsw1は、その時点でスイッチsw1が端子p1側に
切り替わったばかりの状態となるように設定してある。
一方、冷蔵庫1の温度は高くなっているため、サーモス
イッチT0はオンとなっている。したがって、電源をオ
ンした時点からタイマモータMは、動作を開始する。
【0048】これにより、コンプレッサCPが運転を開
始し、冷凍室2と冷蔵室3のエバポレータ4,5がそれ
ぞれ冷却状態となって、冷凍室2と冷蔵室3はそれぞれ
冷却される。そして、コンプレッサCPの積算稼動時間
が6時間を経過すると、第1のタイマ機構20が動作
し、カム23によって切替スイッチsw1が端子p2側
に切り替えられる。このような動作をタイムチャートで
表したものが、図5である。
【0049】図5中の(a)で示す信号は、コンプレッ
サCPの運転状態を示すもので、時刻t0で電源オン
し、コンプレッサCPの積算稼働時間が6時間経過する
と、図5の(b)で示されるように、時刻t1で切替ス
イッチsw1が端子p2側に切り替わる。なお、切替ス
イッチsw1が切り替わるまでの間、冷凍室2の温度が
十分下がって、エバポレータ4のサーモスイッチT0が
オフすれば、コンプレッサCPは運転を停止し、冷凍室
の温度が或る温度にまで上昇すると、再びコンプレッサ
CPは運転を開始する。この動作は、サーモスイッチT
0のオン/オフによる通常の運転動作である。
【0050】このように、切替スイッチsw1が端子p
2側に切り替わると、図1からもわかるように、第1の
タイマ機構20は、第1の霜取り動作モードに入り、冷
凍室2の霜取り用ヒータH1が通電可能状態となる。こ
のとき、サーモスイッチT1は、通常オン状態にある。
これは、冷凍室2は、エバポレータ4の働きで十分冷却
されているためである。この通電によって、冷凍室2用
のエバポレータ4に付着した霜を除去する動作が開始す
る。
【0051】なお、この状態は、電源オンからコンプレ
ッサCPの積算稼働時間が6時間経過後の動作であるの
で、第2のタイマ機構30のスイッチsw2はまだオフ
状態を継続しており、冷蔵室3の霜取り用ヒータH2は
非通電状態にある。したがって、このときは、冷凍室2
用のエバポレータ4に対してのみの霜取りが行われるこ
とになる。
【0052】また、時刻t1にて、切替スイッチsw1
が端子p2側に切り替わることにより、タイマモータM
への電流よりも、切替スイッチsw1からサーモスイッ
チT1を経由する電流が大きくなるので、タイマモータ
Mの動作が停止する。つまり、タイマモータMは、時刻
t1で動作を停止し、その時点でタイマ動作が一旦停止
することになる。
【0053】そして、霜取り用ヒータH1が加熱される
ことにより霜取りが行われ、冷凍室2内の温度が上昇す
ると、サーモスイッチT1がオフする。サーモスイッチ
T1がオフすると(時刻t2)、タイマモータM側に電
流が流れるようになり、タイマモータMが再び動作を開
始する。
【0054】タイマモータMが動作を再開すると、カム
23も再び回転し始めるが、直ぐには切替スイッチsw
1は端子p1側には切り替わらず、一定時間、端子p2
側に切り替わった状態を保持している。つまり、霜取り
用ヒータH1の動作により、冷凍室2のエバポレータに
付着した霜を溶かす作業を行い、霜取り用ヒータH1が
オフした後も、一定時間はその状態を保持するようにし
ている。この一定時間というのは、溶けた霜が水となっ
たとき、その水が完全に流れ去るまでの時間であり、そ
れをここでは、霜取りタイマ機構10によるデフロスト
時間(D/F時間)と呼ぶことにし、そのD/F時間を
Δt1で表す。なお、第1の霜取り動作モードの時間
は、カム23の凸部231,232の各長さで決定され
る時間であり、霜取り用ヒータH1の通電時間にこのD
/F時間をプラスした時間となっている。
【0055】したがって、サーモスイッチT1がオフし
た後、Δt1時間が経過して初めて、切替スイッチsw
1が端子p1側に切り替わる(時刻t3)。したがっ
て、この時刻t3にて、コンプレッサCPが運転を再開
する。なお、この時点では、冷凍室2は温度が上昇して
いるため、サーモスイッチT0は通常オン状態となって
おり、コンプレッサCPは、切替スイッチsw1の切り
替わりと同時に運転を再開する。
【0056】このように、サーモスイッチT1がオフし
た後も、Δt1時間が経過した以降にコンプレッサCP
の運転を再開するようにしたのは、サーモスイッチT1
がオフしたのち、直ちに、コンプレッサCPの運転を再
開すると、溶けた水が凍ってしまうという不都合が生じ
るためであり、それを防ぐために、水を流しきった状態
でコンプレッサCPの運転を再開するようにしているの
である。
【0057】そして、時刻t3で再びコンプレッサCP
が運転状態に入り通常の冷却動作となる。この時刻t3
からさらにコンプレッサCPの積算稼働時間が6時間経
過すると、再び、切替スイッチsw1が端子p2側に切
り替わる(時刻T4)。このとき、第2のタイマ機構3
0のスイッチsw2もオンし、第2の霜取り動作モード
に入る。ただし、この第2のタイマ機構30のスイッチ
sw2は、切替スイッチsw1が端子p2側に切り替わ
るよりも少し前にオンするようになっている。すなわ
ち、切替スイッチsw1は、時刻T4で端子p2側に切
り替わるが、スイッチsw2は、図5の(d)に示すよ
うに、時刻T4よりもΔt2で示される時間分早くオン
状態となるようにして、第2の霜取り動作モードに早く
入るようにしてある。
【0058】このように、時刻t4で切替スイッチsw
1が端子p2側に切り替わる(その時点ではすでにスイ
ッチsw2はオン)と、再び、霜取り動作に入るが、こ
のときは、冷凍室2用のエバポレータ4だけではなく冷
蔵室3用のエバポレータ5の霜取りも行われる。
【0059】つまり、切替スイッチsw1が時刻t4で
端子p2側に切り替わることにより、冷凍室2と冷蔵室
3の霜取り用ヒータH1,H2がそれぞれ通電可能状態
となる。これは、このとき、冷凍室2も冷蔵室3もエバ
ポレータ4,5で十分冷却されているため、サーモスイ
ッチT1,T2が、共にオン状態にあるためである。こ
れによって冷凍室2と冷蔵室3の霜取り動作が開始す
る。このように、切替スイッチsw1が端子p2側に切
り替わったとき、冷凍室2の霜取り用ヒータH1がオン
すると同時に、冷蔵室3の霜取り用ヒータH2も同時に
確実に通電状態となる。
【0060】これは上述したように、スイッチsw2を
切替スイッチsw1が端子p2側に切り替わる少し前に
既にオン状態としておくためである。よって、通常、サ
ーモスイッチT1,T2がともにオンしているので、切
替スイッチsw1が端子p2側に切り替わると同時に、
霜取り用ヒータH1,H2が共に通電状態となる。換言
すれば、サーモスイッチT2がオンしているにも係わら
ず、スイッチsw2のオンが切替スイッチsw1の端子
p2側への切り替わり時点から遅れることによる霜取り
用ヒータH2の動作遅れを防止するためである。
【0061】なお、この霜取り動作中は、前述したよう
に、タイマモータMの動作が停止する。つまり、タイマ
モータMは、時刻t4で動作を一旦停止し、その時点か
ら霜取り用ヒータH1,H2の動作により霜取り動作が
行われる。そして、冷凍室2および冷蔵室3内の温度が
上昇すると、サーモスイッチT1,T2がオフする。サ
ーモスイッチT1,T2がオフすると(時刻t6)、タ
イマモータM側に電流が流れるようになり、カム23,
31が回転を再開する。
【0062】ところで、前述の説明では、霜取り作業終
了時刻(サーモスイッチT1,T2がオフする時刻)
は、ともに時刻t6としたが、両者にはバラツキがあ
り、サーモスイッチT1を基準に考えた場合、図5の
(e)に示すように、サーモスイッチT2は時刻t6よ
りも早い時刻T5でオフする場合もあり、また、時刻t
6よりも遅い(t7でオフする場合もある)。サーモス
イッチT2が時刻t5でオフした場合は、サーモスイッ
チT1がまだオン状態にあるので、タイマモータMは駆
動を再開しない。そして、サーモスイッチT1がオフし
た時点で、タイマモータMが駆動を開始し、前述したよ
うに、D/F時間としてΔt1時間を取って、完全に水
を流した状態で再びコンプレッサCPが運転を再開する
ので問題はない。
【0063】しかし、サーモスイッチT2が時刻t6よ
りも遅い時刻t7でオフするような場合、サーモスイッ
チT1がオフしているため、タイマモータMが再駆動
し、D/F時間△t1に入り、その後両スイッチsw
1,sw2がオフする。もし、スイッチsw2が、切替
スイッチsw1によるD/F時間△t1が経過するより
も早くオフしてしまうと、冷蔵室3側の少なくなってい
るデフロストの時間△t3がさらに少なくなってしま
う。すなわちヒータH2による霜取り作業(溶けた水が
完全に流されるまでの作業を含む)が十分なされないう
ちに、スイッチsw2によってヒータH2の動作がオフ
されてしまい、冷蔵室3側では、不十分な霜取り状態の
まま冷却動作に入ってしまう。
【0064】つまり、霜取り用ヒータH2は、本来、サ
ーモスイッチT2によってオフされるべきものである
が、スイッチsw2によってまだ十分霜を除去していな
いのにも拘わらずオフされてしまう不都合が生じる。こ
のように、霜が完全に溶けていない状態で、冷却動作に
入ると、エバポレータ5に付着した霜は氷化してしま
い、エバポレータ5の冷却機能が悪化するという問題が
生ずる。
【0065】これを防止するために、切替スイッチsw
1とスイッチsw2は、サーモスイッチT2の特性を十
分考慮してサーモスイッチT2がオフするに必要な時間
を十分とってオフするようにしている。すなわち、切替
スイッチsw1が端子p2側にいる時間をサーモスイッ
チT2がオフするに十分な時間となるように設定すると
共に、スイッチsw2は、時刻t6にD/F時間△t1
をプラスした時刻より後の時刻t8でオフするようにし
ている。
【0066】換言すれば、第1の霜取り動作モードの期
間を十分取ると共に第2のタイマ動作における第2の霜
取り動作モードの終了を、第1のタイマ動作における霜
取り動作モードの終了より遅らせている。ただし、第1
のタイマ動作における第1の霜取り動作モードの期間を
あまり長くすると、コンプレッサCPの非稼動時間が長
くなり、冷蔵庫1全体の温度が上がりすぎてしまう問題
が生ずる。このため、第1の霜取り動作モードの期間、
すなわち、カム23の凸部231,232の長さをサー
モスイッチT1,T2のばらつきを考慮した程度の長さ
をプラスするようにすれば良い。なお、この考慮は、本
来、凸部311と重なる凸部231側だけで良く、凸部
232側は、サーモスイッチT1のみのばらつきを考慮
したものにすれば良い。しかし、この実施の形態では、
両凸部231,232は、同じ大きさのものとなってい
る。
【0067】このような設定とすることにより、サーモ
スイッチT2が、たとえ、サーモスイッチT1がオフす
る時刻t6よりも遅い時刻t7でオフしたとしても、少
なくとも、△t3となるデフロストのための時間を設け
ることができる。なお、D/F時間△t1は、上述した
ように、サーモスイッチT2のサーモスイッチT1に対
するばらつきを十分カバーする時間に設定している。こ
のため、サーモスイッチT2は、D/F時間△t1内で
確実にオフし、かつ溶けた水が完全に流されてから切替
スイッチsw1が端子p1に切り替わることとなる。
【0068】これにより、サーモスイッチT2が、サー
モスイッチT1のオフする時刻t6よりも遅い時刻t7
でオフしたとしても、霜取りに本来必要な時間を十分確
保することができ、かつ、その後のデフロストの時間を
十分確保することができる。なお、この冷蔵室3側のデ
フロストの時間は、冷凍室2側のD/F時間△t1より
も、時刻t7から時刻t6を差し引いた時間分短くなる
が、上述したように、冷凍室2側のD/F時間、これは
カム23の凸部231の長さで決まる時間を、サーモス
イッチT2がばらついても、十分冷蔵室3側のデフロス
トの時間を取れるようにしているので問題は生じない。
【0069】以上のように、霜取り用ヒータH2が本来
霜取りに必要な動作時間を十分にとることができるよう
に、第2のタイマ動作における第2の霜取り動作モード
の開始と終了のタイミング、すなわち、スイッチsw2
のオンするタイミングとオフするタイミングを設定して
いる。このようなタイミングでスイッチsw2をオフさ
せるようにしたのは、霜取り用ヒータH2が動作を終了
すべき本来のタイミングを、サーモスイッチT2により
決定するようにしたためであり、スイッチsw2や切替
スイッチsw1によって、サーモスイッチT2のオフの
タイミングが制御されないようにするためである。
【0070】なお、この実施の形態では、図5からもわ
かるように冷凍室2は、コンプレッサCPの積算稼働時
間が6時間に達するごとに、霜取り用ヒータH1がオン
して霜取り作業が開始し、冷蔵室3は、その2倍の周期
ごとに霜取り作業が開始することになる。
【0071】したがって、電源投入後、コンプレッサC
Pの最初の積算稼働時間が6時間に達したときは、冷凍
室2のヒータH1のみがオンし、冷凍室2側の霜取り作
業を開始し、霜取り用ヒータH1がオフ(サーモスイッ
チT1がオフ)後、溶けた水を流すためのD/F時間が
経過した後、コンプレッサCPが運転を再開する。そし
て、その時点からの積算稼働時間がさらに6時間(合計
12時間)に達すると、今度は、冷凍室2の霜取り用ヒ
ータH1とともに、冷蔵室3の霜取り用ヒータH2も同
時にオンし、両方の霜取り作業を開始する。
【0072】そして、霜取り用ヒータH1がオフ(サー
モスイッチT1がオフ)した後、D/F時間経過後に再
び、コンプレッサCPの運転を開始するというような動
作を繰り返す。このコンプレッサCPの運転が再開され
るまでに霜取り用ヒータH2もオフし、霜取り作業が完
了している。なお、冷蔵庫1を工場から出荷する際の霜
取りタイマ機構10の初期設定は、据え付け後の電源投
入時に、直ちにコンプレッサCPの運転が開始し、6時
間の積算稼働時間後に冷凍室2の霜取りを開始するよう
な設定としておくと都合がよい。
【0073】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態によれば、第1のタイマ機構20は従来から用い
られている冷凍室用の霜取りタイマであり、この第1の
タイマ機構20に第2のタイマ機構30を付加した霜取
りタイマ機構10を用いることによって、冷凍室2用の
エバポレータ4だけでなく冷蔵室3用のエバポレータ5
の霜取りを、それぞれに適応した周期で行うことができ
る。
【0074】しかも、第2のタイマ機構30は、第1の
タイマ機構20の最終出力軸22(カム軸)に、第2の
タイマ機構30のカム31を取り付ける構造となってい
るので、第2のタイマ機構20としての部品点数はきわ
めて少なく、全体の形状も小型なものとすることがで
き、組立も簡単なものとすることができる。また、この
ようなメカ式のタイマ機構を用いた冷蔵庫1の運転制御
装置は、動作が確実で、かつ、コストも大幅に低くする
ことができる。
【0075】なお、上述の第1の実施の形態は、本発明
の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、
種々変形実施可能である。例えば、この第1の実施の形
態では、冷凍室2の霜取り開始のタイミングをコンプレ
ッサCPの積算稼働時間が6時間に達するごとに行うよ
うにしたが、積算時間は6時間に限られるものではな
く、種々の時間を設定することができるものである。
【0076】また、霜取りタイマ機構10の構成は、第
1の実施の形態で説明したようなものに限られるもので
はない。例えば、切替スイッチsw1あるいはスイッチ
sw2は、この実施の形態では第1のタイマ機構20と
第2のタイマ機構30に共にマイクロスイッチを用いた
例を示したが、図6から図8に示す第2の実施の形態の
ように第1のタイマ機構に従来の構成のスイッチを用
い、第2のタイマ機構にマイクロスイッチを用いるよう
にしても良い。さらには、図9から図11に示す第3の
実施の形態のように両タイマ機構を共に接片式のスイッ
チとしても良い。
【0077】図6から図8に示す霜取りタイマ機構50
は、第2の実施の形態の冷蔵庫の運転制御装置に用いら
れるもので、回路構成、動作のタイムチャートおよび適
用される冷蔵庫の形態等は、第1の実施の形態のものと
同様となっている。この霜取りタイマ機構50は、接片
式の切替スイッチsw1を有する第1のタイマ機構51
と、マイクロスイッチ方式のスイッチsw2を有する第
2のタイマ機構52と、両機構51,52を駆動するモ
ータ部53とから主に構成されている。ここで、第1の
タイマ機構51とモータ部53は、実公昭62−127
9等に見られる通常のモータ駆動式タイマとなってい
る。
【0078】そして、このモータ駆動式タイマに第2の
タイマ機構52が付加されている。第2のタイマ機構5
2は、第1のタイマ機構51内のカム(図示省略)と一
体回転する回転軸54に係合し共に回転するカム55
と、このカム55を回転軸54との間で挟み込み保持す
る保持板56と、この保持板56を第1のタイマ機構5
1上に取り付けるビス57,57と、保持板56と第1
のタイマ機構51との間に狭持されるマイクロスイッチ
58とから主に構成される。
【0079】カム55には軸部55aが設けられ、その
端面には多数の浅い溝55bが設けられ、外部よりカム
55および第1のタイマ機構51中のカムを手動にて回
転可能にされている。また、マイクロスイッチ58の動
作部58aは、カム55によって押し込められたとき
に、オフするものとなっている。さらに、マイクロスイ
ッチ58は、2つの支持柱59,59によって保持板5
6に位置決めされかつ係合している。また、マイクロス
イッチ58の本体を載置し、端子60,60を保護し、
絶縁距離を稼ぐための保護部材61が第1のタイマ機構
51とは反対側に設けられている。
【0080】図9から図11に示す霜取りタイマ機構7
0は、第3の実施の形態の冷蔵庫の運転制御装置に用い
られるもので、回路構成、動作のタイムチャートおよび
適用される冷蔵庫の形態等は第1の実施の形態のものと
同様となっている。この霜取りタイマ機構70は、接片
式の切替スイッチsw1を有するタイマ機構71と、接
片式のスイッチsw2を有する第2のタイマ機構72
と、両機構71,72を駆動するモータ部73とから主
に構成される。ここで、第1のタイマ機構71とモータ
部73は、上述同様、実公昭62−1279等で示され
る通常のモータ式駆動タイマとなっている。第2のタイ
マ機構72は、第1のタイマ機構71のカム(図示省
略)と一体回転する回転軸74に係合し、共に回転する
カム75と、このカム75に当接し、オンオフする接片
76,76と、カム75および接片76、76を覆うカ
バー77とから主に構成されている。
【0081】カム75には、出力軸78が設けられてお
り、その軸端面にはマイナスドライバ等が係合する溝7
8aが設けられており、カム75と第1のタイマ機構7
1中のカムの初期位置の設定等が可能となっている。カ
ム75は、一方の接片76を載置する大径のカム面79
と、他方の接片76を載置する小径のカム面80とが設
けられている。カム75は矢示B方向に回転する。
【0082】このため、カム面79に当接している接片
76がまず第1凹部79aに落ち込み両接片76,76
が接触する。このときが、上述したスイッチsw2のオ
ン時点に相当する。その後、モータタイマMが再駆動し
てカム75が再回転し始めると、すなわちデフロスト時
間△t1+αが経過すると、カム面80上の接片76が
第2凹部80aに落ち込み、両接片76,76は離れ
る。この再回転から両接片76,76が離れるまでの時
間を第1のタイマ機構71中のカムによるデフロスト時
間△t1より長くしている。なお、このタイミングにつ
いては、先に説明した各実施の形態と同様となってい
る。
【0083】なお、この第1のタイマ機構20,51,
71に対する第2のタイマ機構30,52,72もこの
実施の形態で用いたものに限られるものではなく、第1
のタイマ機構20,51,71のカムの回転をさらに減
速して第2のタイマ機構30,52,72として必要な
オン/オフのタイミングを作り出すようにしてもよい。
また、付加するタイマ機構を増速されるものとし、その
付加されたタイマ機構を温度の低い部屋用の第1のタイ
マ機構とし、他のものを温度の低い部屋用の第2のタイ
マ機構としても良い。さらに、両タイマ機構のカムを、
別体ではなく、軸方向に一体的に重ねて配置した2段カ
ムとしても良い。
【0084】また、エバポレータ4,5は、各部屋に取
り付けられているが、1つの部屋に2つ以上取り付けら
れるものにも適用することができる。さらに、エバポレ
ータが3つ以上ある場合は、第2のタイマ機構30,5
2,72に相当するタイマ機構をさらに付加することで
制御が可能となる。その場合、回路は、図1に示す、ス
イッチsw2,サーモスイッチT2,霜取り用ヒータH
2の直列回路と並列に同様な構成の直列回路を設けるこ
とで達成される。
【0085】さらに、上述の各実施の形態では、タイマ
モータMは、サーモスイッチT1がオフすると動作する
ものとなっているが、図12に示す第4の実施の形態の
ように、サーモスイッチT1とサーモスイッチT2が共
にオフして初めて動作するようにしても良い。このよう
にすると、遅くオフするサーモスイッチが切れてからD
/F時間△t1を常に確保できるものとなる。また、す
べての第2の霜取り動作モードは、第1の霜取り動作モ
ードの開始時期と同期させているが、第2の霜取り動作
モードのうち一部のみ同期させるようにしても良い。こ
の場合も、従来の単に2つの動作モードを設けるものに
比べると、冷却効率の悪化防止の面で有利となる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の冷
蔵庫の運転制御装置では、第1のエバポレータの霜取り
周期より長い周期で第2のエバポレータの霜取りを行う
ようにし、しかもその霜取り時期が重なり合う部分を設
けたので、霜取りのためコンプレッサが動作しなくなる
期間を短くでき、冷却効率の減少を防止できる。また、
第1のエバポレータと第2のエバポレータ、例えば、冷
凍室用のエバポレータと冷蔵室用のエバポレータの両方
をそれぞれに応じた周期で霜取りが可能となる。
【0087】また、請求項2記載の発明は、コンプレッ
サの積算稼働時間が予め設定された時間に達するごとに
第1のエバポレータの霜取り動作を行うようにしている
ので、霜取りの開始時刻を効率よく容易に設定すること
ができ、タイマ機構によるスイッチのオンオフのタイミ
ング設定を簡単に決めることができる。加えて、第2の
霜取り動作モードは、第1の霜取り動作モードと重ね合
わされるので、第2のタイマ動作によって霜取り作業を
行う場合は、第1のタイマ動作側も霜取り動作を行うこ
とになる。この結果、第2の霜取り作業を付加させて
も、冷却効率は落ちることがない。
【0088】また、請求項3記載の発明は、第2のエバ
ポレータ、例えば冷蔵室用のエバポレータの霜取りを行
う際、第1のエバポレータ、例えば冷蔵室用のエバポレ
ータの第2の霜取り動作モードの開始を、冷凍室用のエ
バポレータの第1の霜取り動作モードの開始よりわずか
に早く設定し、この第2の霜取り動作モードの終了を、
第2のエバポレータの霜取り用ヒータによる霜取りに必
要な時間以降に設定するようにしている。これにより、
霜取りを第1のエバポレータ側を基準として開始して
も、第2のエバポレータも必ず同時に霜取りを開始させ
ることができる。また、第2のエバポレータ側の霜取り
用ヒータの本来オフすべきタイミングを霜取りタイマ機
構によって制御されないようにすることができる。した
がって、たとえば、冷凍室側の霜取りヒータの動作時間
に対して冷蔵室側の霜取り用ヒータの動作時間が長くな
った場合にも、冷蔵室の霜取り時間が短縮されないよう
にすることができ、冷蔵室の霜取りを確実に終わらせる
ことができる。
【0089】また、請求項4記載の発明は、第2の霜取
り動作モードの開始から終了までの期間が、第1の霜取
り動作モードの開始から終了までの期間を完全にカバー
するようになるため、第1のタイマ動作で冷蔵庫全体を
制御するようにしても、霜取り動作を両エバポレータに
対し効率良く行うことができる。
【0090】また、請求項5記載の発明では、霜取りタ
イマ機構は、第1のエバポレータの霜取り動作を行うた
めのタイマ機構をメインブロックとして構成し、このメ
インブロックのタイマ機構に第2のエバポレータの霜取
り動作モードを設定するためのタイマ機構を付加する構
造としている。これにより、従来から用いられている、
例えば冷凍室用のタイマ機構に新たに第2の部屋である
エバポレータで冷却される冷蔵室用のタイマ機構を付加
するだけで、冷凍室用と冷蔵室用の両方の霜取りタイマ
機構を得ることができる。しかも、第2のエバポレータ
用のタイマ機構としての部品は主として、カムとスイッ
チ機構程度で済むため、全体の構造を簡単なものとする
ことができ、かつ、1つの霜取りタイマ機構で、2種類
の動作タイミングを得ることができる。
【0091】さらに、請求項6記載の発明は、運転制御
装置として、請求項1から5のいずれか1項に記載の冷
蔵庫の運転制御装置を備えるようにしたので、低温側の
第1の部屋と高温側の第2の部屋をそれぞれ独立して冷
却させることができ、第2の部屋内の食品の臭気と第1
の部屋内の食品の臭気とが相互に入り込むことが無くな
る。このため、第1の部屋等で作る氷に臭いが移った
り、冷凍ものの臭いが野菜等に移る心配もなくなる。ま
た、第1の部屋と第2の部屋のそれぞれに対応した最適
なサイクルでの霜取りが効率よく、確実に行うことがで
き、きわめて使い勝手のよい冷蔵庫とすることができ
る。さらに、1台の霜取りタイマ機構等を採用すると、
タイマ機構が省スペースとなり、冷蔵庫の容積が減少せ
ず、かつ故障も少ない安定した冷蔵庫とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の運転制御装置の第1の実施の
形態を説明する概略的な回路構成図である。
【図2】図1の冷蔵庫の運転制御装置が適用される冷蔵
庫の概略的な一部破断構成図である。
【図3】図1の冷蔵庫の運転制御装置に用いられる霜取
りタイマ機構の一部破断構成図である。
【図4】図3の霜取りタイマ機構のカム形状の一例を示
す平面図で、(A)は第1のタイマ機構中のカムとスイ
ッチの平面図で、(B)は第2のタイマ機構中のカムと
スイッチの平面図である。
【図5】図1の冷蔵庫の運転制御装置の動作を説明する
タイムチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態の冷蔵庫の運転制御
装置に用いられる霜取りタイマ機構の側面図である。
【図7】図6の霜取りタイマ機構の平面図である。
【図8】図6の右側方から見た側面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の冷蔵庫の運転制御
装置に用いられる霜取りタイマ機構の一部断面側面図で
ある。
【図10】図9の霜取りタイマ機構の第2のタイマ機構
の内部を示す平面図である。
【図11】図9の右側方から見た側面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態の冷蔵庫の運転制
御装置の概略的な回路構成図で、図1に相当するもので
ある。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 冷凍室(第1の部屋) 3 冷蔵室(第2の部屋) 4 冷凍室側のエバポレータ(第1のエバポレータ) 5 冷蔵室側のエバポレータ(第2のエバポレータ) M タイマモータ CP コンプレッサ sw1 切替スイッチ sw2 スイッチ H1 冷凍室用の霜取りヒータ H2 冷蔵室用の霜取りヒータ T0,T1,T2 サーモスイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のエバポレータを備え、
    これら各エバポレータを1台のコンプレッサで制御する
    冷蔵庫の運転制御装置において、 所定のタイミングで、動作モードを上記第1のエバポレ
    ータの第1の霜取り動作モードに設定する第1のタイマ
    動作と、この第1のタイマ動作より長い周期で、上記第
    2のエバポレータの第2の霜取り動作モードを設定する
    第2のタイマ動作との両動作を行う霜取りタイマ機構を
    設け、 この霜取りタイマ機構が、上記第1の霜取り動作モード
    の設定時は、上記第1のエバポレータの霜取り用ヒータ
    が通電可能状態となり、上記第2の霜取り動作モードの
    設定時は、上記第2のエバポレータの霜取り用ヒータが
    通電可能状態となると共に、上記第2の霜取り動作モー
    ドのタイミングが、上記第1の霜取り動作モードのタイ
    ミングに重なり合う周期を持つように、上記第2のタイ
    マ動作を設定したことを特徴とする冷蔵庫の運転制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の霜取り動作モードが設定され
    るタイミングは、前記コンプレッサの積算稼働時間が予
    め設定された時間に達したときであって、この予め設定
    された積算稼働時間を周期として前記第1の霜取り動作
    モードの設定を行ない、この第1の霜取り動作モードが
    設定されるタイミングと、前記第2の霜取り動作モード
    が設定されるタイミングとを重ならせたことを特徴とす
    る請求項1記載の冷蔵庫の運転制御装置。
  3. 【請求項3】 前記霜取りタイマ機構は、前記第2のタ
    イマ動作を行う際、前記第2の霜取り動作モードの開始
    を、前記第1の霜取り動作モードの開始よりわずかに早
    くなるように設定し、その第2の霜取り動作モードの終
    了を、前記第2のエバポレータの霜取りに必要な時間以
    降に設定することを特徴とする請求項1または2記載の
    冷蔵庫の運転制御装置。
  4. 【請求項4】 前記霜取りタイマ機構は、前記第2の霜
    取り動作モードの開始を、前記第1の霜取り動作モード
    の開始よりわずかに早め、前記第2の霜取り動作モード
    の終了を、前記第1の霜取り動作モードの終了よりわず
    かに遅くしたことを特徴とする請求項1、2または3記
    載の冷蔵庫の運転制御装置。
  5. 【請求項5】 前記霜取りタイマ機構は、前記第1のタ
    イマ動作を行うためのタイマ機構をメインブロックとし
    て構成し、このメインブロックのタイマ機構に前記第2
    のエバポレータの第2の霜取り動作モードを設定するた
    めのタイマ機構を付加する構造とし、全体のタイマ機構
    は、少なくとも、モータの回転を減速する減速機構と、
    この減速機構により駆動される第1および第2のカム
    と、これら第1および第2のカムにより駆動されるそれ
    ぞれのスイッチとにより構成され、これら第1および第
    2のカムによりそれぞれのスイッチを駆動させることに
    より、前記第1および第2の霜取り動作モードの設定・
    解除を制御するようにしたことを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の冷蔵庫の運転制御装置。
  6. 【請求項6】 低温側の第1の部屋と、この第1の部屋
    よりも室温の高い第2の部屋と、これら第1および第2
    の部屋用にそれぞれ設けられたエバポレータと、これら
    各エバポレータを制御するコンプレッサと、上記第1お
    よび第2の部屋の冷却動作および霜取り動作を行う運転
    制御装置とを有し、 この運転制御装置として、前記請求項1から5のいずれ
    か1項に記載の運転制御装置を備えたことを特徴とする
    冷蔵庫。
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