JPH10311543A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH10311543A
JPH10311543A JP12196597A JP12196597A JPH10311543A JP H10311543 A JPH10311543 A JP H10311543A JP 12196597 A JP12196597 A JP 12196597A JP 12196597 A JP12196597 A JP 12196597A JP H10311543 A JPH10311543 A JP H10311543A
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heating
air
heat
gravity
exhaust
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Noriyuki Komeno
範幸 米野
Takashi Kashimoto
隆 柏本
Yoshitomo Fujitani
善友 藤谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱装置において、電子部品の強制対流冷却
をファンを用いることなく、熱駆動型で行い静音化を図
る。 【解決手段】 外気に連通し、重力方向下側に吸気孔1
5と重力方向上側に排気孔16を設けた連通風路14に
はヒートシンク等の冷却部17と、前記冷却部17の上
方には電気ヒーター等の発熱部18を設け、連通風路1
4内の発熱部18付近にある空気を発熱部18によって
加熱することによって上昇気流を発生させ、吸気孔15
からは外気が導入し冷却部17およびトランジスター等
の電子部品19をファン無しで強制対流によって冷却す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品を加熱調理す
るオーブンレンジやオーブントースターに関し、特に電
子部品の冷却および加熱室の断熱、換気技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加熱装置に用いられてい
るトランジスタ等の電子部品の冷却方法は図11に示す
ものが一般的であった。すなわち、オーブンレンジ等の
加熱装置の制御で用いられるトランジスタ1は概ね80
℃以下にしなければならないため、前記トランジスタ1
にアルミ等の放熱フィン2が伝熱関係を持つように取り
付けられ、さらにファン3によって、吸気孔4から取り
入れられた外気によって前記放熱フィンが冷やされる構
造となっていた。
【0003】またファンの使用を省略した構成として
は、特開平7−241236号公報にあるように電子部
品にヒートパイプと放熱フィンを取り付け、放熱フィン
を空気流路中に置き自然対流によって放熱フィンから空
気に放熱し排熱を排気孔から放出する構成が提案されて
いる。しかし自然対流における熱伝達率は強制対流に比
べ小さく、前記したファンを用いた強制対流を用いた構
成に対して放熱フィンを大型化する必要がある。
【0004】また、高温となる加熱庫の壁面からの熱を
遮熱する方法として、従来は図12示すような構成とな
っていた。すなわちオーブン庫5の壁面6に風路7を持
つように遮熱部材8を設け、ファン9によって風路7に
風を送りオーブン庫からの熱を遮熱していた。
【0005】さらに、加熱調理中の食品からの水蒸気や
煙り等を加熱室外に換気する方法として、従来は図13
に示す構成が一般的であった。すなわち、加熱室10内
の食品等の被加熱物11から発生した水蒸気や煙はファ
ン12によって導入された外気によって排気孔13から
加熱室10外に排出される構成となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、ファンを用
いた強制対流の構成では、運転中はファンの騒音のため
特に静粛性を求められる環境では、使用者に不快感を与
える構成であった。
【0007】また、自然対流を用いた構成では装置が大
型化してしまうという課題を有していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、外気に連通する、重力方向下側に吸気孔
と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記連通
風路に設けられた冷却部と発熱部からなり、前記発熱部
を前記冷却部の上方に設けた構成となっている。
【0009】上記発明では図1に示すように、連通風路
1内の発熱部5付近にある空気は発熱部によって加熱さ
れ体積膨張し密度が低下することによって浮力が発生
し、上昇気流となって排気孔3から外気に排出される。
このため、連通風路1内には、連通風路の重力方向下側
から上側に流れが生じ、吸気孔2からは外気が導入され
る。なお、発熱部に200W入力した場合の導入風量は
850cm3/分である。
【0010】このため、ファンを用いることなしに冷却
部4および冷却部に伝熱関係を持つように取り付けられ
たトランジスター等の電子部品6を冷やすことができ
る。
【0011】また、同様にして、遮熱板の空気冷却、お
よび加熱室内の換気をファン無しで行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、外気に連通する、重力
方向下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通
風路と、前記連通風路に設けられた冷却部と発熱部から
なり、前記発熱部を前記冷却部の上方に設けた構成とな
っている。そして連通風路内の発熱部付近にある空気は
発熱部によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって
重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔から外気が
導入された外気によって、ファン無しで冷却部を強制対
流で冷やすことができる。
【0013】また、外気に連通する、重力方向下側に吸
気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記
連通風路に設けられた冷却部と加熱手段と縮流部からな
り、前記発熱部を前記冷却部の上方に設けるとともに前
記縮流部を前記冷却器の下方に設けた構成によって、上
記と同様にファン無しで吸気孔から外気が導入された外
気は縮流部で風速を増し、熱伝達率をより増すため効率
よく冷却部を冷やすことができる。
【0014】さらに、被加熱物を収納する加熱室と、加
熱室を加熱する加熱手段と、外気に連通する、重力方向
下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路
と、前記連通風路に設けられた冷却部とからなり、前記
加熱手段が前記連通風路内の空気の前記冷却部より上方
部分を加熱する構成では、連通風路内の冷却部より上部
にある空気は加熱手段によって加熱され体積膨張し、上
昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸
気孔から外気が導入された外気によって、ファンなしで
かつ加熱手段の排熱を利用し冷却部を冷やすことができ
る。
【0015】そして、被加熱物を収納する加熱室と、加
熱室を加熱する加熱手段と、加熱手段で発生した熱を伝
熱する伝熱手段と、外気に連通する、重力方向下側に吸
気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記
連通風路に設けられた冷却部とからなり、前記伝熱手段
が前記連通風路内の空気の前記冷却部より上方部分を加
熱する構成では、連通風路内の冷却部より上部にある空
気は伝熱手段によって加熱され体積膨張し、上昇気流と
なって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔から
外気が導入された外気によって、ファンなしでかつ加熱
手段の排熱を利用し簡単な連通風路構成で冷却部を冷や
すことができる。
【0016】また、被加熱物を収納する加熱室と、加熱
室を加熱する加熱手段と、前記加熱室壁面を覆うととも
に外気に連通する重力方向下側に吸気孔と、重力方向上
側に排気孔を設けた連通風路を形成する遮熱部材と、前
記連通風路に設けられた発熱部とからなり、前記発熱部
が前記連通風路内の空気の前記加熱室壁面より上方部分
を加熱する構成では、前記連通風路内の発熱部付近にあ
る空気は発熱部によって加熱され体積膨張し、上昇気流
となって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔か
ら外気が導入された外気によって、加熱室壁面からの熱
伝達で加熱された風路内壁面近傍の空気を換気し、遮熱
部材が加熱されることを防止する。したがってファン無
しで遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止する。
【0017】そして、被加熱物を収納する加熱室と、加
熱室を加熱する加熱手段と、前記加熱室壁面と前記加熱
手段の少なくとも一部をを覆うとともに外気に連通する
重力方向下側に吸気孔と、重力方向上側に排気孔を設け
た連通風路を形成する遮熱部材からなり、前記加熱手段
が前記連通風路内の空気の前記加熱室壁面より上方部分
を加熱する構成では、前記連通風路内の空気は加熱手段
によって加熱され上昇気流となり、加熱室壁面からの熱
伝達で加熱された風路内壁面近傍の空気を換気し、遮熱
部材が加熱されることを防止する。したがってファン無
しで排熱を利用し遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を
防止する。
【0018】さらに、被加熱物を収納する加熱室と、加
熱室を加熱する加熱手段と、加熱手段で発生した熱を伝
熱する伝熱手段と、前記加熱室壁面を覆うとともに外気
に連通する重力方向下側に吸気孔と、重力方向上側に排
気孔を設けた連通風路を形成する遮熱部材と、前記連通
風路に設けられた発熱部とからなり、前記伝熱手段が前
記連通風路内の空気の前記加熱室壁面より上方部分を加
熱する構成では、前記連通風路内の空気は伝熱手段によ
って伝熱された加熱手段で発生した熱エネルギーによっ
て加熱され上昇気流となり、加熱室壁面からの熱伝達で
加熱された風路内壁面近傍の空気を換気し、遮熱部材が
加熱されることを防止する。したがって、ファンなしで
かつ加熱手段の排熱を利用し簡単な連通風路構成で遮熱
部材から加熱室反対側への伝熱を防止する。
【0019】また、吸気孔と排気孔を持つ被加熱物を収
納する加熱室と、前記排気孔と排気孔より重力方向上側
に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路
と、前記排気風路内に設けられた発熱部と、加熱室を加
熱する加熱手段とからなる構成では、前記排気風路内の
発熱部付近にある空気は発熱部によって加熱され体積膨
張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが
生じ、排気孔から加熱室内の空気が導入され、外部排気
孔からは装置外部へファン無しで排気される。
【0020】そして、吸気孔と排気孔を持つ被加熱物を
収納する加熱室と、前記排気孔と排気孔より重力方向上
側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路
と、加熱室を加熱する加熱手段とからなり、前記加熱装
置が前記排気風路内の空気を加熱する構成では、前記排
気風路内の発熱部付近にある空気は加熱手段によって加
熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から
上側に流れが生じ、排気孔から加熱室内の空気が導入さ
れ、外部排気孔からは装置外部へファン無しで排熱を利
用し排気される。
【0021】さらに、吸気孔と排気孔を持つ被加熱物を
収納する加熱室と、前記排気孔と排気孔より重力方向上
側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路
と、加熱室を加熱する加熱手段と、前記加熱手段で発生
した熱を伝熱する伝熱手段とからなり、前記伝熱手段が
前記排気風路内の空気を加熱する構成では、前記排気風
路内の発熱部付近にある空気は伝熱手段によって加熱さ
れ体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側
に流れが生じ、排気孔から加熱室内の空気が導入され、
外部排気孔からは装置外部へ、ファンなしでかつ加熱手
段の排熱を利用し簡単な連通風路構成で排気される。
【0022】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
縦断面図である。
【0023】図1において、14は外気に連通し、重力
方向下側に吸気孔15と重力方向上側に排気孔16を設
けた連通風路であり、さらに前記連通風路14にはヒー
トシンク等の冷却部17と、前記冷却部17の上方には
電気ヒーター等の発熱部18を設けた構成となってい
る。なお、冷却部17にはトランジスター等の電子部品
19が冷却部に伝熱関係を持つように取り付けられてい
る。
【0024】図において、連通風路14内の発熱部18
付近にある空気は発熱部18によって加熱され体積膨張
し密度が低下することによって浮力が発生し、上昇気流
となって排気孔3から外気に排出される。このため、連
通風路14内には、連通風路14の重力方向下側から上
側に空気の流れが生じ、吸気孔15からは外気が導入さ
れ冷却部17およびトランジスター等の電子部品19を
ファン無しで強制対流によって冷却する。なお、発熱部
に200W入力した場合の導入風量は850cm3/分
である。冷却部に50mm×20mmの放熱フィンを1
0枚持つようなヒートシンクを用い冷却部温度が60
℃、冷却部に吹き付ける空気流温度が20℃、流速が
0.05m/sの場合の冷却能力は3.1Wである。
【0025】(実施例2)図2は、本発明の実施例2の
縦断面図である。
【0026】図2において、14は外気に連通し、重力
方向下側に吸気孔15と重力方向上側に排気孔16を設
けた連通風路であり、さらに前記連通風路14にはヒー
トシンク等の冷却部17と、前記冷却部17の上方には
発熱部18を設け、さらに絞りフランジ等の縮流部20
を前記冷却器の下方に設けた構成となっている。なお、
冷却部にはトランジスター等の電子部品19が冷却部に
伝熱関係を持つように取り付けられている。
【0027】図において、連通風路14内の発熱部18
付近にある空気は発熱部18によって加熱され体積膨張
し密度が低下することによって浮力が発生し、上昇気流
となって排気孔3から外気に排出される。このため、連
通風路14内には、連通風路14の重力方向下側から上
側に流れが生じ、吸気孔15からは外気が導入され縮流
部20で絞られ風速を増し冷却部17およびトランジス
ター等の電子部品19を強制対流によって冷却する。縮
流部20が、流路面積を1/4に絞るフランジの場合流
速は縮流部がない場合に比べ約4倍になり、実施例1の
構成と同様の条件の場合、冷却部に吹き付ける空気流の
流速は0.2m/sとなり、冷却部に50mm×20m
mの放熱フィンを10枚持つようなヒートシンクを用い
冷却部温度が60℃、冷却部に吹き付ける空気流温度が
20℃の場合の冷却能力は6.2Wと約2倍となる。
【0028】(実施例3)図3は、本発明の実施例3の
縦断面図である。
【0029】図3において、21は食品等の被加熱物を
収納する加熱室であり、22は前記加熱室21を加熱す
るマイカヒーター等の加熱手段であり、14は外気に連
通する重力方向下側に吸気孔15と重力方向上側に排気
孔16を設けた連通風路であり、前記連通風路1にはヒ
ートシンク等の冷却部17が設けられており、前記加熱
手段22は、例えばマイカヒーターの場合、加熱室と反
対側面も熱伝導のため350℃程度の温度になってお
り、この排熱を利用して前記連通風路内の空気の前記冷
却部より上方部分を加熱する構成となっている。なお、
冷却部にはトランジスター等の電子部品20が冷却部に
伝熱関係を持つように取り付けられている。
【0030】図において、加熱装置を起動し加熱室を加
熱するため加熱手段電力を投入した場合、連通風路1内
の冷却部より上部にある空気は加熱手段22によって加
熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から
上側に流れが生じ、吸気孔2から外気が導入された外気
によって、冷却部17および電子部品20をファン無し
で排熱を利用し冷やすことができる。
【0031】(実施例4)図4は、本発明の実施例4の
縦断面図である。
【0032】図4において、21は食品等の被加熱物を
収納する加熱室であり、14は外気に連通する重力方向
下側に吸気孔15と重力方向上側に排気孔16を設けた
連通風路であり、17は前記連通風路1に設けられたヒ
ートシンク等の冷却部であり、22は前記加熱室21を
加熱する加熱手段であり、23は加熱手段で発生した排
熱を前記連通風路14内の空気の前記冷却部6より上方
部分伝熱するアルミ板等の金属板やヒートパイプ等の伝
熱手段である。
【0033】図において、連通風路14内の冷却部17
より上部にある空気は伝熱手段23によって加熱され体
積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流
れが生じ、吸気孔から外気が導入された外気によって、
ファンなしでかつ加熱手段の排熱を利用し、風路の引き
回しがない構成で冷却部を冷やすことができる。
【0034】(実施例5)図5は、本発明の実施例5の
縦断面図である。
【0035】図5において、24は食品等の被加熱物を
収納する加熱室であり、25は前記加熱室24を加熱す
るマイカヒーター等の加熱手段であり、26は前記加熱
室壁面を覆うとともに外気に連通する重力方向下側に吸
気孔28と、重力方向上側に排気孔29を設けた連通風
路27を形成する遮熱部材であり、前記連通風路27に
は電気ヒーター等の発熱部30が設けられ、前記連通風
路内の空気の前記加熱室壁面より上方部分を加熱する様
に設けられている。
【0036】前記発熱部が前記連通風路内の空気の前記
加熱室壁面32より上方部分を加熱する。
【0037】上記構成において、前記連通風路内の発熱
部30付近にある空気は発熱部30によって加熱され体
積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流
れが生じ、吸気孔28から外気が導入された外気によっ
て、加熱室壁面32からの熱伝達で加熱された風路内壁
面近傍の空気を換気し、遮熱部材26が加熱されること
を防止する。したがってファン無しで遮熱部材から加熱
室反対側への伝熱を防止する。
【0038】(実施例6)図6は、本発明の実施例6の
縦断面図である。
【0039】図6において、24は食品等の被加熱物を
収納する加熱室であり、26は前記加熱室壁面32を覆
うとともに外気に連通する重力方向下側に吸気孔28
と、重力方向上側に排気孔29を設けた連通風路27を
形成する遮熱部材であり、25は前記加熱室24を加熱
するマイカヒーター等の加熱手段であり、前記加熱手段
25は、例えばマイカヒーターの場合、加熱室と反対側
面も熱伝導のため350℃程度の温度になっており、こ
の排熱を利用して前記連通風路27内の空気を加熱する
構成となっている。
【0040】上記構成において、前記連通風路内の加熱
手段25付近にある空気は加熱手段25の排熱によって
加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側か
ら上側に流れが生じ、吸気孔28から外気が導入された
外気によって、加熱室壁面32からの熱伝達で加熱され
た風路内壁面近傍の空気を換気し、遮熱部材26が加熱
されることを防止する。したがってファン無しで排熱に
より遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止する。
【0041】(実施例7)図7は、本発明の実施例7の
縦断面図である。
【0042】図7において、24は食品等の被加熱物を
収納する加熱室であり、26は前記加熱室壁面を覆うと
ともに外気に連通する重力方向下側に吸気孔28と、重
力方向上側に排気孔29を設けた連通風路27を形成す
る遮熱部材であり、25は前記加熱室24を加熱するマ
イカヒーター等の加熱手段であり、34は加熱手段で発
生した排熱を前記連通風路27内の空気に伝熱させるア
ルミ板等の金属板やヒートパイプ等の伝熱手段であり、
前記加熱室壁面32より上方部分を加熱する様に設けら
れている。
【0043】上記構成において、前記連通風路内の伝熱
手段34付近にある空気は伝熱手段34によって加熱さ
れ体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側
に流れが生じ、吸気孔28から外気が導入された外気に
よって、加熱室壁面32からの熱伝達で加熱された風路
内壁面近傍の空気を換気し、遮熱部材26が加熱される
ことを防止する。したがってファンなしでかつ加熱手段
の排熱を利用し、風路の引き回しがない構成で遮熱部材
から加熱室反対側への伝熱を防止する。
【0044】(実施例8)図8は、本発明の実施例8の
縦断面図である。
【0045】図8において、35は吸気孔36と排気孔
37を持つ食品等の被加熱物を収納する加熱室であり、
41は前記加熱室35を加熱する加熱手段である。ま
た、38は前記排気孔37と排気孔37より重力方向上
側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔39を結ぶ排気
風路であり、前記排気風路内には電気ヒーター等の発熱
部40が設けられている。
【0046】上記構成において、前記排気風路38内の
発熱部40付近にある空気は発熱部40によって加熱さ
れ体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側
に流れが生じ外部排気孔から装置外部へファン無しで加
熱室内で発生した水蒸気や煙が排気されるとともに、排
気孔から加熱室内の空気が導入される。
【0047】(実施例9)図9は、本発明の実施例9の
縦断面図である。
【0048】図9において、35は吸気孔36と排気孔
37を持つ食品等の被加熱物を収納する加熱室であり、
38は前記排気孔37と排気孔より重力方向上側に設け
られた外気に臨んだ外部排気孔39を結ぶ排気風路であ
り、41は前記加熱室35を加熱するマイカヒーター等
の加熱手段であり、前記加熱手段41は、例えばマイカ
ヒーターの場合、加熱室と反対側面も熱伝導のため35
0℃程度の温度になっており、この排熱を利用して前記
連通風路38内の空気を加熱する構成となっている。
【0049】上記構成では、前記排気風路38内の加熱
手段41付近にある空気は加熱手段41の排熱によって
加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側か
ら上側に流れが生じ、外部排気孔から装置外部へファン
無しで排熱を利用し加熱室内で発生した水蒸気や煙が排
気されるとともに吸気孔から加熱室内の空気が導入され
る。
【0050】(実施例10)図10は、本発明の実施例
10の縦断面図である。
【0051】図10において、35は吸気孔36と排気
孔37を持つ食品等の被加熱物を収納する加熱室であ
り、38は前記排気孔37と排気孔37より重力方向上
側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔39を結ぶ排気
風路であり、41は前記加熱室35を加熱する加熱手段
であり、43は加熱手段で発生した排熱を前記連通風路
38内の空気に伝熱するアルミ板等の金属板やヒートパ
イプ等の伝熱手段であり、前記排気風路38内の空気を
加熱する構成となっている。
【0052】上記構成において、前記排気風路37内の
伝熱手段43付近にある空気は伝熱手段43によって加
熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から
上側に流れが生じ外部排気孔から装置外部へファン無し
で加熱室内で発生した水蒸気や煙が排気されるととも
に、排気孔から加熱室内の空気が導入される。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の加熱装置
は、以下に述べる効果を有する物である。
【0054】(1)吸気孔と排気孔を設けた連通風路内
に、発熱部を冷却部の上方に設けた構成によって、ファ
ン無しで冷却部を強制対流で冷やすことができる。
【0055】(2)吸気孔と排気孔を設けた連通風路内
に、発熱部を冷却部の上方に設け、冷却部の流れ上流側
に縮流部を設けた構成によって、ファン無しで冷却部を
より速い風速で効率よく強制対流で冷やすことができ
る。
【0056】(3)吸気孔と排気孔を設けた連通風路内
の空気を加熱庫内を加熱する加熱手段の排熱で加熱する
構成によって、連通風路内の冷却部を排熱によってファ
ン無しで強制対流で冷やすことができる。
【0057】(4)吸気孔と排気孔を設けた連通風路内
の空気を加熱庫内を加熱する加熱手段の排熱を伝熱手段
で連通風路内に伝熱させ連通風路内の空気を加熱する構
成によって、連通風路内の冷却部を排熱によってファン
なしでかつ排熱を利用し、風路の引き回しがなく冷却部
を強制対流で冷やすことができる (5)遮熱部材によって形成された加熱室壁面を覆うと
ともに外気に連通する吸気孔と、排気孔を設けた連通風
路に、発熱部を設けた構成によってファン無しで遮熱部
材から加熱室反対側への伝熱を防止することができる。
【0058】(6)遮熱部材によって形成された加熱室
壁面を覆うとともに外気に連通する吸気孔と、排気孔を
設けた連通風路内の空気を、加熱室を加熱する加熱手段
の排熱で加熱する構成で、ファン無しで排熱により遮熱
部材から加熱室反対側への伝熱を防止することができ
る。
【0059】(7)遮熱部材によって形成された加熱室
壁面を覆うとともに外気に連通する吸気孔と、排気孔を
設けた連通風路内の空気を、加熱室を加熱する加熱手段
の排熱を熱伝導させる伝熱手段で加熱する構成で、ファ
ンなしでかつ加熱手段の排熱を利用し、風路の引き回し
がなく遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止するこ
とができる。
【0060】(8)加熱室に、排気孔と排気孔より重力
方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排
気風路を設け、前記排気風路内に設けられた発熱部とを
加熱することでファン無しで加熱室内で発生した水蒸気
や煙を排気することができる。
【0061】(9)加熱室に、排気孔と排気孔より重力
方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排
気風路を設け、前記排気風路内の空気を加熱室を加熱す
る加熱手段の排熱で加熱することでファン無しで排熱を
利用し加熱室内で発生した水蒸気や煙を排気することが
できる。
【0062】(10)加熱室に、排気孔と排気孔より重
力方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ
排気風路を設け、前記排気風路内の空気を加熱室を加熱
する加熱手段の排熱を熱伝導させる伝熱手段で加熱する
構成でファン無しで排熱を利用し風路の引き回しがなく
加熱室内で発生した水蒸気や煙を排気することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の加熱装置の縦断面図
【図2】本発明の実施例2の加熱装置の縦断面図
【図3】本発明の実施例3の加熱装置の縦断面図
【図4】本発明の実施例4の加熱装置の縦断面図
【図5】本発明の実施例5の加熱装置の縦断面図
【図6】本発明の実施例6の加熱装置の縦断面図
【図7】本発明の実施例7の加熱装置の縦断面図
【図8】本発明の実施例8の加熱装置の縦断面図
【図9】本発明の実施例9の加熱装置の縦断面図
【図10】本発明の実施例10の加熱装置の縦断面図
【図11】従来の加熱装置の縦断面図
【図12】従来の加熱装置の縦断面図
【図13】従来の加熱装置の縦断面図
【符号の説明】
14、27 連通風路 15、28、36 吸気孔 16、29、37 排気孔 17 冷却部 18、30、40 発熱部 20 縮流部 21、24 加熱室 22、25 加熱手段 23、34、43 伝熱手段 26 遮熱部材 35 オーブン庫 38 排気風路 39 外部排気孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気に連通する、重力方向下側に吸気孔と
    重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記連通風
    路に設けられた冷却部と発熱部からなり、前記発熱部を
    前記冷却部の上方に設けた構成の加熱装置。
  2. 【請求項2】縮流部を冷却器の下方に設けた請求項1記
    載の加熱装置。
  3. 【請求項3】被加熱物を収納する加熱室と、加熱室を加
    熱する加熱手段と、外気に連通する、重力方向下側に吸
    気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記
    連通風路に設けられた冷却部とからなり、前記加熱手段
    が前記連通風路内の空気の前記冷却部より上方部分を加
    熱する構成の加熱装置。
  4. 【請求項4】被加熱物を収納する加熱室と、加熱室を加
    熱する加熱手段と、加熱手段で発生した熱を伝熱する伝
    熱手段と、外気に連通する、重力方向下側に吸気孔と重
    力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記連通風路
    に設けられた冷却部とからなり、前記伝熱手段が前記連
    通風路内の空気の前記冷却部より上方部分を加熱する構
    成の加熱装置。
  5. 【請求項5】被加熱物を収納する加熱室と、加熱室を加
    熱する加熱手段と、前記加熱室壁面を覆うとともに外気
    に連通する重力方向下側に吸気孔と、重力方向上側に排
    気孔を設けた連通風路を形成する遮熱部材と、前記連通
    風路に設けられた発熱部とからなり、前記発熱部が前記
    連通風路内の空気を加熱する構成の加熱装置。
  6. 【請求項6】被加熱物を収納する加熱室と、加熱室を加
    熱する加熱手段と、前記加熱室壁面と前記加熱手段の少
    なくとも一部をを覆うとともに外気に連通する重力方向
    下側に吸気孔と、重力方向上側に排気孔を設けた連通風
    路を形成する遮熱部材からなり、前記加熱手段が前記連
    通風路内の空気を加熱する構成の加熱装置。
  7. 【請求項7】被加熱物を収納する加熱室と、加熱室を加
    熱する加熱手段と、加熱手段で発生した熱を伝熱する伝
    熱手段と、前記加熱室壁面を覆うとともに外気に連通す
    る重力方向下側に吸気孔と、重力方向上側に排気孔を設
    けた連通風路を形成する遮熱部材と、前記連通風路に設
    けられた発熱部とからなり、前記伝熱手段が前記連通風
    路内の空気を加熱する構成の加熱装置。
  8. 【請求項8】吸気孔と排気孔を持つ被加熱物を収納する
    加熱室と、前記排気孔と排気孔より重力方向上側に設け
    られた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路と、前記
    排気風路内に設けられた発熱部と、加熱室を加熱する加
    熱手段とからなる加熱装置。
  9. 【請求項9】吸気孔と排気孔を持つ被加熱物を収納する
    加熱室と、前記排気孔と排気孔より重力方向上側に設け
    られた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路と、加熱
    室を加熱する加熱手段とからなり、前記加熱手段が前記
    排気風路内の空気を加熱する構成の加熱装置。
  10. 【請求項10】吸気孔と排気孔を持つ被加熱物を収納す
    る加熱室と、前記排気孔と排気孔より重力方向上側に設
    けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路と、加
    熱室を加熱する加熱手段と、前記加熱手段で発生した熱
    を伝熱する伝熱手段とからなり、前記伝熱手段が前記排
    気風路内の空気を加熱する構成の加熱装置。
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