JP3832020B2 - 加熱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品を加熱調理するオーブンレンジやオーブントースターに関し、特に電子部品の冷却および加熱室の断熱、換気技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の加熱装置に用いられているトランジスタ等の電子部品の冷却方法は図11に示すものが一般的であった。すなわち、オーブンレンジ等の加熱装置の制御で用いられるトランジスタ1は概ね80℃以下にしなければならないため、前記トランジスタ1にアルミ等の放熱フィン2が伝熱関係を持つように取り付けられ、さらにファン3によって、吸気孔4から取り入れられた外気によって前記放熱フィンが冷やされる構造となっていた。
【0003】
またファンの使用を省略した構成としては、特開平7−241236号公報にあるように電子部品にヒートパイプと放熱フィンを取り付け、放熱フィンを空気流路中に置き自然対流によって放熱フィンから空気に放熱し排熱を排気孔から放出する構成が提案されている。しかし自然対流における熱伝達率は強制対流に比べ小さく、前記したファンを用いた強制対流を用いた構成に対して放熱フィンを大型化する必要がある。
【0004】
また、高温となる加熱庫の壁面からの熱を遮熱する方法として、従来は図12示すような構成となっていた。すなわちオーブン庫5の壁面6に風路7を持つように遮熱部材8を設け、ファン9によって風路7に風を送りオーブン庫からの熱を遮熱していた。
【0005】
さらに、加熱調理中の食品からの水蒸気や煙り等を加熱室外に換気する方法として、従来は図13に示す構成が一般的であった。すなわち、加熱室10内の食品等の被加熱物11から発生した水蒸気や煙はファン12によって導入された外気によって排気孔13から加熱室10外に排出される構成となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このため、ファンを用いた強制対流の構成では、運転中はファンの騒音のため特に静粛性を求められる環境では、使用者に不快感を与える構成であった。
【0007】
また、自然対流を用いた構成では装置が大型化してしまうという課題を有していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、外気に連通する、重力方向下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記連通風路に設けられた冷却部と発熱部からなり、前記発熱部を前記冷却部の上方に設けた構成となっている。
【0009】
上記発明では図1に示すように、連通風路1内の発熱部5付近にある空気は発熱部によって加熱され体積膨張し密度が低下することによって浮力が発生し、上昇気流となって排気孔3から外気に排出される。このため、連通風路1内には、連通風路の重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔2からは外気が導入される。なお、発熱部に200W入力した場合の導入風量は850cm3/分である。
【0010】
このため、ファンを用いることなしに冷却部4および冷却部に伝熱関係を持つように取り付けられたトランジスター等の電子部品6を冷やすことができる。
【0011】
また、同様にして、遮熱板の空気冷却、および加熱室内の換気をファン無しで行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、外気に連通する、重力方向下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記連通風路に設けられた冷却部と発熱部からなり、前記発熱部を前記冷却部の上方に設けた構成となっている。そして連通風路内の発熱部付近にある空気は発熱部によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔から外気が導入された外気によって、ファン無しで冷却部を強制対流で冷やすことができる。
【0013】
また、外気に連通する、重力方向下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記連通風路に設けられた冷却部と加熱手段と縮流部からなり、前記発熱部を前記冷却部の上方に設けるとともに前記縮流部を前記冷却の下方に設けた構成によって、上記と同様にファン無しで吸気孔から外気が導入された外気は縮流部で風速を増し、熱伝達率をより増すため効率よく冷却部を冷やすことができる。
【0014】
さらに、被加熱物を収納する加熱室と、加熱室を加熱する加熱手段と、外気に連通する、重力方向下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記連通風路に設けられた冷却部とからなり、前記加熱手段が前記連通風路内の空気の前記冷却部より上方部分を加熱する構成では、連通風路内の冷却部より上部にある空気は加熱手段によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔から外気が導入された外気によって、ファンなしでかつ加熱手段の排熱を利用し冷却部を冷やすことができる。
【0015】
そして、被加熱物を収納する加熱室と、加熱室を加熱する加熱手段と、加熱手段で発生した熱を伝熱する伝熱手段と、外気に連通する、重力方向下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記連通風路に設けられた冷却部とからなり、前記伝熱手段が前記連通風路内の空気の前記冷却部より上方部分を加熱する構成では、連通風路内の冷却部より上部にある空気は伝熱手段によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔から外気が導入された外気によって、ファンなしでかつ加熱手段の排熱を利用し簡単な連通風路構成で冷却部を冷やすことができる。
【0016】
また、被加熱物を収納する加熱室と、加熱室を加熱する加熱手段と、前記加熱室壁面を覆うとともに外気に連通する重力方向下側に吸気孔と、重力方向上側に排気孔を設けた連通風路を形成する遮熱部材と、前記連通風路に設けられた発熱部とからなり、前記発熱部が前記連通風路内の空気の前記加熱室壁面より上方部分を加熱する構成では、前記連通風路内の発熱部付近にある空気は発熱部によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔から外気が導入された外気によって、加熱室壁面からの熱伝達で加熱された風路内壁面近傍の空気を換気し、遮熱部材が加熱されることを防止する。したがってファン無しで遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止する。
【0017】
そして、被加熱物を収納する加熱室と、加熱室を加熱する加熱手段と、前記加熱室壁面と前記加熱手段の少なくとも一部をを覆うとともに外気に連通する重力方向下側に吸気孔と、重力方向上側に排気孔を設けた連通風路を形成する遮熱部材からなり、前記加熱手段が前記連通風路内の空気の前記加熱室壁面より上方部分を加熱する構成では、前記連通風路内の空気は加熱手段によって加熱され上昇気流となり、加熱室壁面からの熱伝達で加熱された風路内壁面近傍の空気を換気し、遮熱部材が加熱されることを防止する。したがってファン無しで排熱を利用し遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止する。
【0018】
さらに、被加熱物を収納する加熱室と、加熱室を加熱する加熱手段と、加熱手段で発生した熱を伝熱する伝熱手段と、前記加熱室壁面を覆うとともに外気に連通する重力方向下側に吸気孔と、重力方向上側に排気孔を設けた連通風路を形成する遮熱部材と、前記連通風路に設けられた発熱部とからなり、前記伝熱手段が前記連通風路内の空気の前記加熱室
壁面より上方部分を加熱する構成では、前記連通風路内の空気は伝熱手段によって伝熱された加熱手段で発生した熱エネルギーによって加熱され上昇気流となり、加熱室壁面からの熱伝達で加熱された風路内壁面近傍の空気を換気し、遮熱部材が加熱されることを防止する。したがって、ファンなしでかつ加熱手段の排熱を利用し簡単な連通風路構成で遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止する。
【0019】
また、吸気孔と排気孔を持つ被加熱物を収納する加熱室と、前記排気孔と排気孔より重力方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路と、前記排気風路内に設けられた発熱部と、加熱室を加熱する加熱手段とからなる構成では、前記排気風路内の発熱部付近にある空気は発熱部によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、排気孔から加熱室内の空気が導入され、外部排気孔からは装置外部へファン無しで排気される。
【0020】
そして、吸気孔と排気孔を持つ被加熱物を収納する加熱室と、前記排気孔と排気孔より重力方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路と、加熱室を加熱する加熱手段とからなり、前記加熱装置が前記排気風路内の空気を加熱する構成では、前記排気風路内の発熱部付近にある空気は加熱手段によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、排気孔から加熱室内の空気が導入され、外部排気孔からは装置外部へファン無しで排熱を利用し排気される。
【0021】
さらに、吸気孔と排気孔を持つ被加熱物を収納する加熱室と、前記排気孔と排気孔より重力方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路と、加熱室を加熱する加熱手段と、前記加熱手段で発生した熱を伝熱する伝熱手段とからなり、前記伝熱手段が前記排気風路内の空気を加熱する構成では、前記排気風路内の発熱部付近にある空気は伝熱手段によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、排気孔から加熱室内の空気が導入され、外部排気孔からは装置外部へ、ファンなしでかつ加熱手段の排熱を利用し簡単な連通風路構成で排気される。
【0022】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1の縦断面図である。
【0023】
図1において、14は外気に連通し、重力方向下側に吸気孔15と重力方向上側に排気孔16を設けた連通風路であり、さらに前記連通風路14にはヒートシンク等の冷却部17と、前記冷却部17の上方には電気ヒーター等の発熱部18を設けた構成となっている。なお、冷却部17にはトランジスター等の電子部品19が冷却部に伝熱関係を持つように取り付けられている。
【0024】
図において、連通風路14内の発熱部18付近にある空気は発熱部18によって加熱され体積膨張し密度が低下することによって浮力が発生し、上昇気流となって排気孔3から外気に排出される。このため、連通風路14内には、連通風路14の重力方向下側から上側に空気の流れが生じ、吸気孔15からは外気が導入され冷却部17およびトランジスター等の電子部品19をファン無しで強制対流によって冷却する。なお、発熱部に200W入力した場合の導入風量は850cm3/分である。冷却部に50mm×20mmの放熱フィンを10枚持つようなヒートシンクを用い冷却部温度が60℃、冷却部に吹き付ける空気流温度が20℃、流速が0.05m/sの場合の冷却能力は3.1Wである。
【0025】
(実施例2)
図2は、本発明の実施例2の縦断面図である。
【0026】
図2において、14は外気に連通し、重力方向下側に吸気孔15と重力方向上側に排気
孔16を設けた連通風路であり、さらに前記連通風路14にはヒートシンク等の冷却部17と、前記冷却部17の上方には発熱部18を設け、さらに絞りフランジ等の縮流部20を前記冷却の下方に設けた構成となっている。なお、冷却部にはトランジスター等の電子部品19が冷却部に伝熱関係を持つように取り付けられている。
【0027】
図において、連通風路14内の発熱部18付近にある空気は発熱部18によって加熱され体積膨張し密度が低下することによって浮力が発生し、上昇気流となって排気孔3から外気に排出される。このため、連通風路14内には、連通風路14の重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔15からは外気が導入され縮流部20で絞られ風速を増し冷却部17およびトランジスター等の電子部品19を強制対流によって冷却する。縮流部20が、流路面積を1/4に絞るフランジの場合流速は縮流部がない場合に比べ約4倍になり、実施例1の構成と同様の条件の場合、冷却部に吹き付ける空気流の流速は0.2m/sとなり、冷却部に50mm×20mmの放熱フィンを10枚持つようなヒートシンクを用い冷却部温度が60℃、冷却部に吹き付ける空気流温度が20℃の場合の冷却能力は6.2Wと約2倍となる。
【0028】
(実施例3)
図3は、本発明の実施例3の縦断面図である。
【0029】
図3において、21は食品等の被加熱物を収納する加熱室であり、22は前記加熱室21を加熱するマイカヒーター等の加熱手段であり、14は外気に連通する重力方向下側に吸気孔15と重力方向上側に排気孔16を設けた連通風路であり、前記連通風路1にはヒートシンク等の冷却部17が設けられており、前記加熱手段22は、例えばマイカヒーターの場合、加熱室と反対側面も熱伝導のため350℃程度の温度になっており、この排熱を利用して前記連通風路内の空気の前記冷却部より上方部分を加熱する構成となっている。なお、冷却部にはトランジスター等の電子部品20が冷却部に伝熱関係を持つように取り付けられている。
【0030】
図において、加熱装置を起動し加熱室を加熱するため加熱手段電力を投入した場合、連通風路1内の冷却部より上部にある空気は加熱手段22によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔2から外気が導入された外気によって、冷却部17および電子部品20をファン無しで排熱を利用し冷やすことができる。
【0031】
(実施例4)
図4は、本発明の実施例4の縦断面図である。
【0032】
図4において、21は食品等の被加熱物を収納する加熱室であり、14は外気に連通する重力方向下側に吸気孔15と重力方向上側に排気孔16を設けた連通風路であり、17は前記連通風路1に設けられたヒートシンク等の冷却部であり、22は前記加熱室21を加熱する加熱手段であり、23は加熱手段で発生した排熱を前記連通風路14内の空気の前記冷却部6より上方部分伝熱するアルミ板等の金属板やヒートパイプ等の伝熱手段である。
【0033】
図において、連通風路14内の冷却部17より上部にある空気は伝熱手段23によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔から外気が導入された外気によって、ファンなしでかつ加熱手段の排熱を利用し、風路の引き回しがない構成で冷却部を冷やすことができる。
【0034】
(実施例5)
図5は、本発明の実施例5の縦断面図である。
【0035】
図5において、24は食品等の被加熱物を収納する加熱室であり、25は前記加熱室24を加熱するマイカヒーター等の加熱手段であり、26は前記加熱室壁面を覆うとともに外気に連通する重力方向下側に吸気孔28と、重力方向上側に排気孔29を設けた連通風路27を形成する遮熱部材であり、前記連通風路27には電気ヒーター等の発熱部30が設けられ、前記連通風路内の空気の前記加熱室壁面より上方部分を加熱する様に設けられている。
【0036】
前記発熱部が前記連通風路内の空気の前記加熱室壁面32より上方部分を加熱する。
【0037】
上記構成において、前記連通風路内の発熱部30付近にある空気は発熱部30によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔28から外気が導入された外気によって、加熱室壁面32からの熱伝達で加熱された風路内壁面近傍の空気を換気し、遮熱部材26が加熱されることを防止する。したがってファン無しで遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止する。
【0038】
(実施例6)
図6は、本発明の実施例6の縦断面図である。
【0039】
図6において、24は食品等の被加熱物を収納する加熱室であり、26は前記加熱室壁面32を覆うとともに外気に連通する重力方向下側に吸気孔28と、重力方向上側に排気孔29を設けた連通風路27を形成する遮熱部材であり、25は前記加熱室24を加熱するマイカヒーター等の加熱手段であり、前記加熱手段25は、例えばマイカヒーターの場合、加熱室と反対側面も熱伝導のため350℃程度の温度になっており、この排熱を利用して前記連通風路27内の空気を加熱する構成となっている。
【0040】
上記構成において、前記連通風路内の加熱手段25付近にある空気は加熱手段25の排熱によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔28から外気が導入された外気によって、加熱室壁面32からの熱伝達で加熱された風路内壁面近傍の空気を換気し、遮熱部材26が加熱されることを防止する。したがってファン無しで排熱により遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止する。
【0041】
(実施例7)
図7は、本発明の実施例7の縦断面図である。
【0042】
図7において、24は食品等の被加熱物を収納する加熱室であり、26は前記加熱室壁面を覆うとともに外気に連通する重力方向下側に吸気孔28と、重力方向上側に排気孔29を設けた連通風路27を形成する遮熱部材であり、25は前記加熱室24を加熱するマイカヒーター等の加熱手段であり、34は加熱手段で発生した排熱を前記連通風路27内の空気に伝熱させるアルミ板等の金属板やヒートパイプ等の伝熱手段であり、前記加熱室壁面32より上方部分を加熱する様に設けられている。
【0043】
上記構成において、前記連通風路内の伝熱手段34付近にある空気は伝熱手段34によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、吸気孔28から外気が導入された外気によって、加熱室壁面32からの熱伝達で加熱された風路内壁面近傍の空気を換気し、遮熱部材26が加熱されることを防止する。したがってファンなしでかつ加熱手段の排熱を利用し、風路の引き回しがない構成で遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止する。
【0044】
(実施例8)
図8は、本発明の実施例8の縦断面図である。
【0045】
図8において、35は吸気孔36と排気孔37を持つ食品等の被加熱物を収納する加熱室であり、41は前記加熱室35を加熱する加熱手段である。また、38は前記排気孔37と排気孔37より重力方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔39を結ぶ排気風路であり、前記排気風路内には電気ヒーター等の発熱部40が設けられている。
【0046】
上記構成において、前記排気風路38内の発熱部40付近にある空気は発熱部40によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ外部排気孔から装置外部へファン無しで加熱室内で発生した水蒸気や煙が排気されるとともに、排気孔から加熱室内の空気が導入される。
【0047】
(実施例9)
図9は、本発明の実施例9の縦断面図である。
【0048】
図9において、35は吸気孔36と排気孔37を持つ食品等の被加熱物を収納する加熱室であり、38は前記排気孔37と排気孔より重力方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔39を結ぶ排気風路であり、41は前記加熱室35を加熱するマイカヒーター等の加熱手段であり、前記加熱手段41は、例えばマイカヒーターの場合、加熱室と反対側面も熱伝導のため350℃程度の温度になっており、この排熱を利用して前記連通風路38内の空気を加熱する構成となっている。
【0049】
上記構成では、前記排気風路38内の加熱手段41付近にある空気は加熱手段41の排熱によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ、外部排気孔から装置外部へファン無しで排熱を利用し加熱室内で発生した水蒸気や煙が排気されるとともに吸気孔から加熱室内の空気が導入される。
【0050】
(実施例10)
図10は、本発明の実施例10の縦断面図である。
【0051】
図10において、35は吸気孔36と排気孔37を持つ食品等の被加熱物を収納する加熱室であり、38は前記排気孔37と排気孔37より重力方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔39を結ぶ排気風路であり、41は前記加熱室35を加熱する加熱手段であり、43は加熱手段で発生した排熱を前記連通風路38内の空気に伝熱するアルミ板等の金属板やヒートパイプ等の伝熱手段であり、前記排気風路38内の空気を加熱する構成となっている。
【0052】
上記構成において、前記排気風路37内の伝熱手段43付近にある空気は伝熱手段43によって加熱され体積膨張し、上昇気流となって重力方向下側から上側に流れが生じ外部排気孔から装置外部へファン無しで加熱室内で発生した水蒸気や煙が排気されるとともに、排気孔から加熱室内の空気が導入される。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の加熱装置は、以下に述べる効果を有する物である。
【0054】
(1)吸気孔と排気孔を設けた連通風路内に、発熱部を冷却部の上方に設けた構成によって、ファン無しで冷却部を強制対流で冷やすことができる。
【0055】
(2)吸気孔と排気孔を設けた連通風路内に、発熱部を冷却部の上方に設け、冷却部の
流れ上流側に縮流部を設けた構成によって、ファン無しで冷却部をより速い風速で効率よく強制対流で冷やすことができる。
【0056】
(3)吸気孔と排気孔を設けた連通風路内の空気を加熱庫内を加熱する加熱手段の排熱で加熱する構成によって、連通風路内の冷却部を排熱によってファン無しで強制対流で冷やすことができる。
【0057】
(4)吸気孔と排気孔を設けた連通風路内の空気を加熱庫内を加熱する加熱手段の排熱を伝熱手段で連通風路内に伝熱させ連通風路内の空気を加熱する構成によって、連通風路内の冷却部を排熱によってファンなしでかつ排熱を利用し、風路の引き回しがなく冷却部を強制対流で冷やすことができる
【0058】
(5)遮熱部材によって形成された加熱室壁面を覆うとともに外気に連通する吸気孔と、排気孔を設けた連通風路に、発熱部を設けた構成によってファン無しで遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止することができる。
【0059】
(6)遮熱部材によって形成された加熱室壁面を覆うとともに外気に連通する吸気孔と、排気孔を設けた連通風路内の空気を、加熱室を加熱する加熱手段の排熱で加熱する構成で、ファン無しで排熱により遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止することができる。
【0060】
(7)遮熱部材によって形成された加熱室壁面を覆うとともに外気に連通する吸気孔と、排気孔を設けた連通風路内の空気を、加熱室を加熱する加熱手段の排熱を熱伝導させる伝熱手段で加熱する構成で、ファンなしでかつ加熱手段の排熱を利用し、風路の引き回しがなく遮熱部材から加熱室反対側への伝熱を防止することができる。
【0061】
(8)加熱室に、排気孔と排気孔より重力方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路を設け、前記排気風路内に設けられた発熱部とを加熱することでファン無しで加熱室内で発生した水蒸気や煙を排気することができる。
【0062】
(9)加熱室に、排気孔と排気孔より重力方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路を設け、前記排気風路内の空気を加熱室を加熱する加熱手段の排熱で加熱することでファン無しで排熱を利用し加熱室内で発生した水蒸気や煙を排気することができる。
【0063】
(10)加熱室に、排気孔と排気孔より重力方向上側に設けられた外気に臨んだ外部排気孔を結ぶ排気風路を設け、前記排気風路内の空気を加熱室を加熱する加熱手段の排熱を熱伝導させる伝熱手段で加熱する構成でファン無しで排熱を利用し風路の引き回しがなく加熱室内で発生した水蒸気や煙を排気することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の加熱装置の縦断面図
【図2】 本発明の実施例2の加熱装置の縦断面図
【図3】 本発明の実施例3の加熱装置の縦断面図
【図4】 本発明の実施例4の加熱装置の縦断面図
【図5】 本発明の実施例5の加熱装置の縦断面図
【図6】 本発明の実施例6の加熱装置の縦断面図
【図7】 本発明の実施例7の加熱装置の縦断面図
【図8】 本発明の実施例8の加熱装置の縦断面図
【図9】 本発明の実施例9の加熱装置の縦断面図
【図10】 本発明の実施例10の加熱装置の縦断面図
【図11】 従来の加熱装置の縦断面図
【図12】 従来の加熱装置の縦断面図
【図13】 従来の加熱装置の縦断面図
【符号の説明】
14、27 連通風路
15、28、36 吸気孔
16、29、37 排気孔
17 冷却部
18、30、40 発熱部
20 縮流部
21、24 加熱室
22、25 加熱手段
23、34、43 伝熱手段
26 遮熱部材
35 オーブン庫
38 排気風路
39 外部排気孔

Claims (5)

  1. 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室を加熱する加熱手段と、外気に連通し、重力方向下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記連通風路に設けられた冷却部とからなり、前記加熱手段が前記連通風路内の空気の前記冷却部より上方部分を加熱する構成の加熱装置。
  2. 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室を加熱する加熱手段と、加熱手段で発生した熱を伝熱する伝熱手段と、外気に連通し、重力方向下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路と、前記連通風路に設けられた冷却部とからなり、前記伝熱手段が前記連通風路内の空気の前記冷却部より上方部分を加熱する構成の加熱装置。
  3. 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室を加熱する加熱手段と、前記加熱室壁面を覆うとともに外気に連通し重力方向下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路を形成する遮熱部材と、前記連通風路に設けられた発熱部とからなり、前記発熱部が前記連通風路内の空気を加熱し、前記加熱室壁面を冷却する構成の加熱装置。
  4. 被加熱物を収納する加熱室と、加熱室を加熱する加熱手段と、前記加熱室壁面と前記加熱手段の少なくとも一部をを覆うとともに外気に連通し重力方向下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路を形成する遮熱部材からなり、前記加熱手段が前記連通風路内の空気を加熱し、前記加熱室壁面を冷却する構成の加熱装置。
  5. 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室を加熱する加熱手段と、加熱手段で発生した熱を伝熱する伝熱手段と、前記加熱室壁面を覆うとともに外気に連通し重力方向下側に吸気孔と重力方向上側に排気孔を設けた連通風路を形成する遮熱部材と、前記連通風路に設けられた発熱部とからなり、前記伝熱手段が前記連通風路内の空気を加熱し、前記加熱室壁面を冷却する構成の加熱装置。
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