JPH10310318A - 後処理装置 - Google Patents

後処理装置

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JPH10310318A
JPH10310318A JP9118030A JP11803097A JPH10310318A JP H10310318 A JPH10310318 A JP H10310318A JP 9118030 A JP9118030 A JP 9118030A JP 11803097 A JP11803097 A JP 11803097A JP H10310318 A JPH10310318 A JP H10310318A
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sheet
tray
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discharge
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Takeshi Nakamura
健 中村
Akira Sakuma
明 佐久間
Raita Doi
雷太 土井
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートが積載されているトレイをシート排出
口を通過するように移動させるタイプの後処理装置にお
いて、その移動の際に、そのシートが排出口に侵入した
りシート端部が不要なダメージを受けることがなく、し
かも、そのシートの整合状態が乱されることもなく、ス
ムーズにトレイ移動を行うことができるようにする。 【解決手段】 スタックトレイ(60)上に積載される
シート(P)の排出方向(X)上流側の端部(Pa)を
常に規制し、トレイ(60)の側壁面(10b)に沿う
移動に伴って一体的に移動する規制部材(90)を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、複合機等の画像形成装置と組み合わせて使用される
後処理装置に係り、特に、画像形成装置から排出される
シートを所望の後処理を施した後に移動可能に設けられ
たトレイ上に排出して積載する後処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の後処理装置としては、特開平9
−48559号公報に、シート積載後のトレイをシート
排出口を通過するように装置本体の側壁面に沿って移動
させる場合であっても、そのトレイに積載されているシ
ートがシート排出口に侵入することなく排出口を通過す
ることができるシート後処理装置が提案されている。
【0003】この装置について説明すると、例えば、図
24に示すように、複数のトレイ01a,01b,01
cを装置本体02の上下方向に配するとともに、これら
のトレイ01(a〜c)を保持しているトレイユニット
03を上下方向(矢線A,B方向)に移動させて所定の
トレイをシート排出口04の下方に位置させた後、シー
ト05を排出するタイプの後処理装置においては、排出
したシートを分類して所定のトレイに積載しようとする
場合にトレイが排出口04を通過することがあり、図示
された状態においてシート05が積載されているトレイ
01bを排出口04のところを通過させると、そのシー
ト05が排出口04に侵入(逆流)してトレイ01bと
排出口04との間に挟まるおそれがあった。このため、
上記公報に開示の後処理装置では、トレイ01が排出口
04を超えて移動する際に、その排出口04を閉じるよ
うに移動する排出口開閉部材(ストッパ)06を設けて
いる。そして、トレイ01に積載されたシート05が排
出口04を超えて上下に移動する際には、図25に示す
ように、開閉部材06を支軸06aを中心にして回動し
て排出口04を閉じることにより、トレイ上のシート0
5が排出口04に侵入するのを防ぐことができるように
なっている。
【0004】また、上記公報に開示の装置においては、
シート05の端部を規制する規制部材07を排出口04
の上下に分割して非可動状態に配置するとともに、排出
口04を閉じた際、開閉部材06が規制部材07と同一
面を形成するようにしている(図25参照)。これによ
り、トレイ移動時において、そのトレイに積載されてい
るシート05が排出口04に引っ掛からないようになっ
ている。なお、図24,25中において、符号08は排
出ロール、09は移動排出ロール、09aは移動排出ロ
ール09を回転自在に保持して排出ロール08に圧接さ
せたり排出ロール08から離間させるための揺動ガイド
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな開閉部材を設けた後処理装置の場合においても、次
のような問題点がある。
【0006】まず、開閉部材06がトレイの移動時にの
み移動してシート排出口04を一時的に閉じる構造にな
っているため、たとえ、その開閉部材06が規制部材0
7と同一面を形成するように形成されていても、厳密に
は、その排出口04と開閉部材06との境界部にわずか
なすき間が存在している。このため、排出口04を通過
して移動するトレイ上のシート05が、そのすき間に挟
まったり引っ掛かったりする可能性がある。また、その
すき間に引っ掛かるように通過した場合には、シート端
部がダメージを受けたり、整合されてトレイ上に積載さ
れているシートの整合状態がくずされてしまう可能性も
ある。
【0007】また、トレイ移動時には、そのトレイに積
載されているシート05はそのシート端部が開閉部材0
6や規制部材07にこすられた状態で移動する構造にな
っているため、シートの端部05aがダメージを受けた
り、シートの整合状態が乱されてしまうというおそれが
ある。
【0008】本発明の目的は、上記したような従来技術
における問題点を解消することにあり、具体的には、シ
ートが積載されているトレイをシート排出口を通過する
ように移動させる場合に、そのシートが排出口に侵入し
たりシート端部が不要なダメージを受けることが全くな
く、しかも、そのシートの整合状態が乱されることもな
くスムーズに移動させることが可能な後処理装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する、
請求項1に係る発明の後処理装置は、導入されるシート
に所望の後処理を施す後処理手段を備えた本体と、この
本体の側壁面に形成されるシート排出口と、前記側壁面
にシート排出方向の下流側が高くなるように傾斜した状
態で取り付けられるとともにその側壁面に沿って前記シ
ート排出口を通過するように移動可能に取り付けられ、
そのシート排出口から排出されるシートを積載するトレ
イとを有する後処理装置において、前記トレイ上に積載
されるシートの排出方向上流側の端部を常に規制し、ト
レイの側壁面に沿う移動に伴って一体的に移動する規制
部材を設けたものである。
【0010】この装置によれば、シート排出口から傾斜
した状態で取り付けられているトレイ上に排出されるシ
ートは、そのシート排出方向上流側の端部が規制部材に
より常に規制される。そして、トレイがシート排出口を
通過するように移動する際には、規制部材がトレイと一
体的に移動するため、そのトレイに積載されているシー
トはその端部が規制部材により保持された状態のままで
移動するとともに排出口を通過する。この結果、トレイ
移動の際にシートの端部が何かにこすられることはな
い。
【0011】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載の装置において、前記トレイを、前記側壁面に沿う移
動とは別に、そのシート収容面と前記シート排出口との
離間距離を調整するように移動可能に取り付け、かつ、
前記支持部材を当該トレイの離間距離調整のための移動
範囲全域にわたって配設したものである。
【0012】この装置によれば、トレイ上に積載される
シートは、そのトレイがシート収容面とシート排出口と
の離間距離を調整するために移動する場合であっても、
そのシート排出方向上流側のシート端部が規制部材によ
り常に規制される。この際、そのシート端部は規制部材
にこすられた状態になるが、その移動量がトレイの側壁
面に沿う移動量に比べてごく限られた短いものであるた
め、その移動によってダメージを受けるには至らない。
【0013】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は2記載の装置において、前記支持部材を、前記トレイ
を取り付けて側壁面に沿って移動させるための取付け移
動手段に設けたものである。
【0014】この場合、規制部材は、取付け移動手段の
なかでトレイと共に移動させられる構成部分(部品)に
設けられる。
【0015】さらに、請求項4に係る発明は、請求項1
〜3のいずれかに記載の装置において、前記トレイが複
数配設されているものである。
【0016】シート排出口を通過するように移動するト
レイは、1つであってもよいが、シートを異なるトレイ
に分類してそれぞれ積載する場合には、複数個必要にな
る。このトレイが複数ある場合には、シートを分類して
積載する際にトレイを切り換える必要があり、トレイを
シート排出口を通過するように移動させる機会が増える
ため、本発明がより有効なものとなる。この後処理装置
においては、必要に応じて固定タイプのトレイを付設し
て併用するようにしてもよい。
【0017】さらにまた、請求項5に係る発明は、請求
項1〜4のいずれかに記載の装置において、前記後処理
手段が、シートを積み重ねてそのシート端部を揃えて整
合する整合処理を少なくとも行うものである。
【0018】この装置によれば、トレイ上には整合処理
されたシートの束が積載されることになるが、このよう
に整合されたシート束を積載したトレイをシート排出口
を通過するように移動させる場合であっても、前記規制
部材によりシート端部が常に規制されることになるた
め、その整合状態は乱されることなく保持される。な
お、後処理手段としては、この整合処理を行うものに限
らず、他の公知である種々の処理(例えば、綴じ処理、
穴あけ処理、折り処理)を行うものを単独で或いは複数
組み合わせて適用することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施形態例に係る後処
理装置を示すものであり、後処理装置1が例えば複写機
や、プリンターや、複写機能、プリンタ機能及びファク
シミリ機能を兼備した複合機等の画像形成装置の本体0
01に接続されている状態を示している。
【0021】まず、この後処理装置1は、大別すると、
シート導入部2、後処理部3、シート排出部4等を備え
た本体部5と、この本体部5から排出されるシートを収
容するためのシート収容部6とでその主要部が構成され
ている。
【0022】図1において、符号10は後処理装置1の
ハウジング本体であり、この本体10はキャスタ11が
取り付けられたベースフレーム12に支持されて移動可
能になっている。そして、この本体10の画像形成装置
001と接続する側壁面10aの上部には、図1や図2
に示すように、画像形成装置001から排出される記録
紙等のシートPを導入するためのシート導入口13が開
設されている。画像形成装置001からシート導入口1
3へのシートの受け渡しは、通常、画像形成装置のシー
ト排出口を本装置のシート導入口13と対向配置させて
直接的に行うが、画像形成装置001と本装置との間に
別体のシート搬送装置などを介在させて間接的に行うよ
うにしてもよい。この導入口13の本体内部側には、導
入口13から導入されるシートPを後処理部3まで搬送
するためのガイド部材からなる導入路14と2組の搬送
ロール対15,16とが配設されている。前記したシー
ト導入部2は、この導入口13、挿入路14、搬送ロー
ル15,16により構成されている。また、シート導入
口13とは反対側の本体10の側壁面10bには、導入
したシートPを排出するためのシート排出口17が開設
されている。
【0023】また、本体10の搬送ロール対16とシー
ト排出口17の間には、導入されるシートPを排出する
前に一旦積み重ねるように収容し、そのシート束の端部
を揃えて整合処理する、前記した後処理部3を構成する
整合トレイ20が配設されている。この整合トレイ20
は、排出口17側から搬送ロール14の下方に向けて傾
斜した状態で取り付けられており、これにより、搬送ロ
ール対16から送り出されたシートPを後述するスタッ
クトレイと共に保持した状態からシートの自重等により
整合トレイ20側に滑らせて戻すようにして整合トレイ
上に収容するようになっている。
【0024】整合トレイ20の搬送ロール対16側の端
部には、このトレイ20の本体上面に対して垂直な基準
面を有する基準フェンス21が設けられている。この基
準フェンス21により、整合トレイ20に滑り落ちるよ
うにして収容されるシートPの一端部が当接して揃えら
れるようになっている。また、基準フェンス21は、図
3に示すように、整合トレイ20の本体部に対し回転シ
ャフト22を中心にして下方側に回動可能に取り付けら
れており、後述するステープリング処理を行う場合に下
方側に回動して退避できるようにもなっている。図3に
おいて22aは、整合トレイ本体の下面側に突出するよ
うに設けられた回転シャフト22の軸受けである。
【0025】整合トレイ20には、上記基準フェンス2
1の基準面とは直交する基準面を有する側部基準フェン
ス23と、この側部基準フェンス23の基準面と平行な
側面を有し、その基準フェンス23に向けて往復移動す
るタンパー24とが設けられている。タンパー24は、
図3に示すように、タンパーの下面に突出して設けられ
た回転支軸25が、整合トレイ20の本体部に形成され
る長孔26に沿って走行するように取り付けられてお
り、図示しない駆動手段によって所定距離だけ小刻みに
往復移動するようになっている。この側部基準フェンス
23とタンパー24により、前記基準フェンス21によ
り一端部が揃えられて整合トレイ20上に収容されるシ
ートPの側端部側が揃えられる。
【0026】整合トレイ20と搬送ロール対16との間
には、弾性変形しやすい数枚の羽根が取り付けられて回
動駆動するパドル18が設けられている。このパドル1
8により、搬送ロール対16を通り抜けたシートPの後
端部を整合トレイ20側に確実に落下させるとともに、
そのシートPを基準フェンス21側に確実に送りこむよ
うになっている。
【0027】また、整合トレイ20の基準フェンス21
側近傍には、図1や図2に示すように、整合トレイ20
上に収容されて整合されたシートPの束をステープル針
で綴じる、前記した後処理部3を構成するステープラ3
0が配設されている。
【0028】ステープラ30は、ステープラ針の先端を
互いに向き合う方向に折り曲げるダイが取り付けられた
ダイ部と、ステープラ針を収容してダイ部に当接するよ
うに揺動するステープル部とから構成されており、その
ダイ部とステープル部との間にはステープリング処理す
るためのシート束の端部を位置させるための開口空間部
31が設けられている。また、このステープラ30は、
移動機構32によって移動可能に取り付けられており、
その開口空間部31が整合トレイ20の基準フェンス2
1側に位置するように配置されている。移動機構32
は、ガイドレールやガイド板等にて構成されており、ス
テープラ30を整合トレイ20上に積載されるシート束
の端部にそって移動させたり、そのシート束の両角部に
回り込むように移動させることによりステープル位置ま
で移動させるようになっている。そして、ステープリン
グ処理時には、ステープル位置において駆動モータ33
を回転させてカム34を回転させることにより、ステー
プル部がダイ部に向けて移動して開口空間部31に位置
するシート束の端部や角部にステープル針を打ち込むよ
うになっている。
【0029】さらに、本体10のシート排出口17の付
近には、図1や図2に示すように、シートPを排出口1
7から排出するための、前記したシート排出部4を構成
するシート排出装置が配設されている。このシート排出
装置は、整合トレイ20の排出口17側に位置して回転
駆動するように配設された複数の排出ロール40と、こ
の排出ロール40に対して接離可能に配設されたピンチ
ロール45とで構成されており、主に整合トレイ20に
収容されたシート(束)Pを、この排出ロール40とピ
ンチロール45により挟持した状態で搬送排出させるよ
うになっている。また、排出ロール40の両脇には、シ
ート排出口17から装置本体10の外方に突出した状態
で回転動作する柔軟な板状のシート押さえ部材50が配
設されている。図2において59は、後述するスタック
トレイ上に積載されるシートの最上面の高さを検知する
ためのスタック高さ検知アームである。
【0030】一方、この後処理装置1では、図1〜図
2、図4に示すように、本体10の側壁面10bに、前
記したシート収容部6を構成する3つのスタックトレイ
60a,60b,60cが、そのシート排出方向Xの下
流側の端部が高くなるように所定の角度で傾斜した状態
で配設されている。
【0031】この3つのスタックトレイ60は、トレイ
を前記側壁面10bに沿って上下方向(以下、特に断り
がない限り矢線A,B方向をさす)に昇降動させるため
のトレイ支持ユニット70と、このトレイ支持ユニット
70に支持され、トレイを斜め上下方向(以下、特に断
りがない限り矢線C,D方向をさす)に昇降動させるた
めの取付けユニット80とに組み合わされて取り付けら
れている。そして、これらのスタックトレイ60は、ト
レイ支持ユニット70により、そのいずれもシート排出
口17まで移動させられ、もってシートを積載すべきス
タックトレイが自由に選択される(切り換えられる)よ
うになっている。また、取付けユニット80により、シ
ート積載に際して各スタックトレイのシート載置面とシ
ート排出口17との離間距離(厳密には、トレイに積載
された最上部のシート上面と排出ロール40の下部外周
面との離間距離)を適度な値に調整できるようになって
いる。
【0032】トレイ支持ユニット70は、図4に示すよ
うに、側壁面10bのフロント側(F)及びリア側
(R)の端部においてシート排出方向Xへ突出した状態
で連結固定された一対の支持フレーム71(F),71
(R)[以下、明細書及び図面においてフロント側に配
置される部品等にはその符号の後ろに(F)を、リア側
に配置される部品等にはその符号の後ろに(R)を付記
する]と、この各支持フレーム71にスライド機構72
を介して側壁面10bに沿い上下方向にスライド移動可
能に取り付けられる一対のL字形連結ブラケット73
と、この双方の連結ブラケット73を連結板74を介し
て上下方向にスライド移動させる駆動部75とで構成さ
れている。連結ブラケット73は、後述するように取付
けユニット80を連結した状態で取り付けるために使用
される。スライド機構72としては、支持フレーム71
と連結ブラケット73の互いに向き合うように形成され
た対向面部にそれぞれ取り付けられ、一方を他方に嵌め
込んで組み合わせることによって摺動する構造の摺動レ
ール部材72a,72bが使用されている。
【0033】駆動部75は、本体の側壁面10bの内側
に上下方向に沿って回転自在に取り付けられたボールね
じ軸76と、このボールねじ軸76を回転させる昇降用
モータ77と、昇降用モータ77の回転駆動力を減速し
てボールねじ軸76に伝える減速ギア機構78と、ボー
ルねじ軸76に螺合されてそのねじ軸の回転により上下
移動する移動ナット79とで構成されている。そして、
この移動ナット79には、連結ブラケット73とを連結
する連結板74に突設されたブラケット73aが取り付
けられている。これにより、昇降用モータ77がボール
ねじ軸76を所定の方向に回転させて移動ナット79と
ともにブラケット73aを上下動させることによって、
連結ブラケット73が支持フレーム71に支持されつつ
上下方向に対してスライド移動するようになっている。
【0034】取付けユニット80は、トレイ支持ユニッ
ト70の連結ブラケット73に、側面がほぼ台形形状の
フレーム体81が所定の間隔をあけて計3組取り付けら
れている。すなわち、フロント側の連結ブラケット73
(F)にはフロント用のフレーム体81(F)が上下方
向に3つ、リア側の連結ブラケット73(R)にはリア
用のフレーム体81(R)が上下方向に3つそれぞれ取
り付けられており、フロント側及びリア側において並ぶ
フレーム体どうしで1組の取付けユニットを構成してい
る。また、各フレーム体81の内側壁面には、斜め上下
方向に沿うガイド長孔82がそれぞれ形成されている。
【0035】そして、各スタックトレイ60は、図2や
図5に示すように、取付けユニット80の上記ガイド長
孔82に対し、トレイ60の左右側壁面にそれぞれ外方
にむけて突出するように設けた2つのロールガイド支軸
64を嵌合させるように取り付けられている。
【0036】2つのロールガイド支軸64は、フレーム
体81に回転可能に配設された複数のプーリ83とテン
ション用プーリ84とに掛け回されて回動するベルト8
5に固着されている。ベルト85は、リアの取付けユニ
ット80(R)側に設置された駆動部86により所定方
向に所定量だけ回転移動するようになっている。駆動部
86は、調整用駆動モータ87と減速用ギア機構88と
で構成されており、モータ87の回転動力が減速ギア機
構88を介してプーリ83aに伝えられることによりベ
ルト85を回転させている。また、フロント側の取付け
ユニット80(F)におけるベルト85については、例
えば、互いに対称となるリア側の所定のプーリ83とフ
ロント側のプーリとの支軸を図示しない通しの回転シャ
フトで結合し、調整用駆動モータ87の回転動力をリア
側のプーリと同時にその回転シャフトを介してフロント
側のプーリにも同じように伝えることにより、リア側の
ベルトと同期して回動させる仕組みになっている。
【0037】トレイ支持ユニット70の連結ブラケット
73には、図4に示すように、3つのスタックトレイ6
0a,60b,60cの各取付け位置にそれぞれ対応さ
せてトレイ用被検出片65a,65b,65cが設けら
れている。このトレイ用被検出片65(a〜c)は、本
体10側のシート排出口17付近に設置した光透過型の
停止位置検知センサー180と駆動部75付近に設置し
た光透過型の下限位置検知センサー181により検知さ
れるようになっている。そして、トレイ支持ユニット7
0によるスタックトレイ60の移動量や停止位置は、こ
の両センサー180,181によるトレイ用被検出片6
5の検知信号を利用して制御されるようになっている。
【0038】この後処理装置1においては、図5〜図7
等に示すように、各スタックトレイ60に積載されるシ
ートPの搬送方向X上流側の端部を当接させて規制する
ための規制部材90が、各スタックトレイ60と本体1
0の側壁面10bとの間に位置するように前記トレイ支
持ユニット70の連結ブラケット73に配設されてい
る。
【0039】規制部材90は、取付けユニット80によ
るスタックトレイ60の移動方向(斜め上下方向、即ち
ガイド長孔82)に沿うような角度で、かつ、その移動
範囲(ガイド長孔82の長さ)の全域にわたる寸法から
なる傾斜面91を有した形態からなるものである。その
傾斜面91の両端部において本体10側に折り曲げられ
た側面部92が、連結ブラケット73に固定されるよう
に取り付けられている。また、傾斜面91の上端部に
は、前記したシート押さえ部材50の動作空間を確保す
るための切欠部93と後述する制止部材100との動作
空間を確保するための切欠部94が形成されている。
【0040】また、規制部材90の本体10側と対向す
る背面側には、図5や図6等に示すように、スタックト
レイ60上に積載されたシートPの上端部にもたれ掛か
るように倒れこんでシートPの移動を制止(して主にト
レイからのシートのこぼれ落ちを防止)するための制止
部材100が設けられている。
【0041】この制止部材100は、所定の形状に成形
された板状のアーム材101からなるものであり、アー
ム材101の下端部が支軸102に回動可能に取り付け
られている。そして、制止部材100は、図示しない巻
きスプリングによりアーム材101の上端部が切欠部9
4から規制部材90の傾斜面91側に突出する方向に回
動するように付勢されているとともに、カム片103に
よりアーム材101の回動動作が制御されるようになっ
ている。カム片103は、本体側壁面10bのシート排
出口17の下部に外側に突出するように形成された隆起
部105に当接する位置にあるとき(即ち、スタックト
レイ60がシート排出口付近のシート受け取り位置に停
止しているとき)のみ、アーム材101を切欠部94か
ら傾斜面91側に突出しない位置に退避させる方向に回
動させるようになっている(図5参照)。
【0042】また、この後処理装置1では、図8〜図1
1等に示すように、シート(束)Pをスタックトレイ6
0にオフセット排出させるために、前記した排出ロール
40とピンチロール45をシート排出方向Xとは直交す
る方向(矢線R方向:リア方向,矢線F方向:フロント
方向)にシフトさせるシフト機構を装備している。
【0043】まず、排出ロール40は、図8や図9に示
すように、第一シャフト120に対して回転自在かつそ
の軸方向にスライド自在に3つ取り付けられている。第
一シャフト120は、前記シート押さえ部材50を回動
させるためのものであり、本体10のフレーム板110
に回転自在に取り付けられている。また、排出ロール4
0は、その一端側にギア41が一体的に設けられてお
り、このギア41が第二シャフト130に固定された駆
動ギア131に噛合して回転駆動するようになってい
る。ギア41と駆動ギア131は、噛合すると同時に、
規制板によりシャフト方向へは移動しないように結合さ
れる構造になっている。第二シャフト130は、フレー
ム板110に回転自在かつスライド自在に取り付けられ
ている。なお、図中において40aは補助排出ロールで
あり、また、シート押さえ部材50は第一シャフト12
0に固定されている。
【0044】一方、ピンチロール45は、板バネからな
る取付け板46の先端部に回転自在に取り付けられてお
り、その取付け板46は第三シャフト140に固定され
ている。第三シャフト140は、取付け板46をシャフ
ト140を中心にして回動させることによりピンチロー
ル45を排出ロール40に圧接させたり或いは排出ロー
ル40から離間させるためのものであり、本体10のフ
レーム板110に回転自在にかつスライド自在に取り付
けられている。
【0045】そして、上記第二シャフト130と第三シ
ャフト140は、本体のリア側においてシフトアーム2
00により連結されている。このシフトアーム200
は、回転する円筒カム300と組み合わせて移動幅Wで
リア方向又はフロント方向にシフトされる仕組みになっ
ている。すなわち、シフトアーム200の上部に立設し
たガイドピン210が、円筒カム300の外周面に周回
するように刻設されたガイド溝310の変位によって矢
線R方向又は矢線F方向に移動される結果、シフトされ
るようになっている。
【0046】従って、このシフトアーム200のシフト
動作により、本体フレーム板110にスライド自在に取
り付けられた第二シャフト130と第三シャフト140
がシフトされることになり、この結果、排出ロール40
とピンチロール45も移動幅Wでリア方向とフロント方
向にシフトされる(排出ロール40は、ギア41と駆動
ギア131の前記した結合構造により第一シャフト12
0に対してスライドしてシフトする)。このことから、
上記移動幅Wは、排出ロール40とピンチロール45と
の最大のシフト幅に相当する。また、駆動シャフト13
0と第三シャフト140は、移動幅(シフト幅)Wを考
慮してシャフト長さを長めに設定している。
【0047】また、排出ロール40、ピンチロール4
5、円筒カム300等の駆動系は、次のように構成され
ている。
【0048】排出ロール40の駆動用の第二シャフト1
30は、図9や図10に示すように、シフトアーム20
0の近傍に取り付けた伝達ギア132が、排出用駆動モ
ータ135により駆動伝達ベルト136を介して回転す
る伝達ギア137と噛合することによって回転する。こ
の場合、伝達ギア137は、ギア132が第二シャフト
130のシフト動作とともに移動することを考慮して、
ギア132と噛合するギア噛合幅が広く形成されてい
る。
【0049】ピンチロール45の第三シャフト140
は、カム機構と付勢機構とを組み合わせて、ピンチロー
ル45が排出ロール40に当接する方向又はピンチロー
ル45が排出ロール40から離れる方向に回動する仕組
みになっている。
【0050】つまり、第三シャフト140は、図9〜図
11等に示すように、シフトアーム200の近傍に取り
付けたカム接触アーム141が、ピンチ・シフト用駆動
モータ150の回転力が伝えられて回動する偏心カム1
42により押圧されることによって、ピンチロール45
が排出ロール40に当接する方向に回動する。偏心カム
142は、本体フレーム板110とこのフレーム板11
0に取り付けられたブラケット115との間に回転可能
に軸支された回転シャフト143に固定されている。そ
して、この回転シャフト143は、駆動モータ150の
駆動ギア151の回転が、ブラケット115上に設けら
れた第一ギア152、第二ギア153、第三ギア154
をこの順に介して伝えられることにより回動する。ま
た、偏心カム142は、回転シャフト143と第三ギア
154との間にワンウェイクラッチ155を配設して、
時計まわり方向にだけ回転するように設定されている。
さらに、偏心カム142は、カム接触アーム141が第
三シャフト140のシフト動作とともに移動することを
考慮して、接触アーム141と当接するカム面が幅広く
形成されている。
【0051】また、第三シャフト140は、図10〜図
12等に示すように、カム接触アーム141が偏心カム
142により押圧されていない(カムと接していない)
ときは、付勢板160により付勢されることによって、
ピンチロール45が排出ロール40から離れる方向に回
動するようになっている。付勢板160は、ブラケット
115に立設された2つの固定ピン116にガイド孔1
63を係合させて摺動する摺動面161と、この摺動面
161から垂下されてカム接触アーム141と当接する
当接面162とを有する形状からなるものであり、当接
面162とブラケット115との間に張架されたテンシ
ョンバネ165により矢線E方向に付勢されている。こ
れにより、付勢板160がカム接触アーム141を矢線
E方向に押圧するため、第三シャフト140はピンチロ
ール45を排出ロール40から離間させる方向に回動す
る。
【0052】上記偏心カム142が固定された回転シャ
フト143には、外周縁の一部を切り欠いたスリット1
44を形成した被検出円板145が取り付けられてお
り、この被検出円板145のスリット144は、光透過
型の排出動作検知センサー190によって検知されるよ
うになっている。偏心カム142ひいてはピンチロール
45の移動タイミング等は、この排出動作検知センサー
190による被検出円板145のスリット144の検知
信号により制御されるようなっている。
【0053】円筒カム300は、本体フレーム板110
とブラケット115との間に回転可能に軸支された回転
シャフト170に固定されており、この回転シャフト1
70は、ピンチ・シフト用駆動モータ150の駆動ギア
151の回転が、ブラケット115上に設けられた第一
ギア152、第四ギア156、第五ギア157をこの順
に介して伝えられることにより回動する。また、円筒カ
ム300は、回転シャフト170と第五ギア157との
間にワンウェイクラッチ158を配設して、反時計まわ
り方向にだけ回転するように設定されている。これによ
り、円筒カム300は、偏心カム142が回転している
ときは回転せず、偏心カム142が回転していないとき
は回転することになる。
【0054】この円筒カム300が固定された回転シャ
フト170にも、外周縁の一部を切り欠いたスリット1
74を形成した被検出円板175が取り付けられてお
り、この被検出円板175のスリット174は、光透過
型のシフト動作検知センサー191によって検知される
ようになっている。円筒カム300ひいてはシフトアー
ム200の移動タイミング等は、このシフト動作検知セ
ンサー191による被検出円板175のスリット174
の検知信号を利用して制御されるようなっている。
【0055】シート押さえ部材50が固定されている第
一シャフト120は、その一端側に取り付けたプーリ1
21に、押さえ用駆動モータ122の回転力が駆動伝達
ベルト123を介して伝えられることにより、回転する
ようになっている。また、シート押さえ部材50は、排
出ロール40よりも外径が小さい円筒部材51に支持さ
れている(図8等参照)。
【0056】次に、この後処理装置1の動作について説
明する。
【0057】初めに、接続する画像形成装置001等と
連動して電源が投入されると、トレイ支持ユニット70
によりスタックトレイ60のポジション設定のための初
期動作が実行される。
【0058】まず、図13に示すように、トレイ支持ユ
ニット70における駆動部75が作動して移動ナット7
9を下方(矢線B方向)に移動させる方向にボールねじ
軸76を回転させて、3つのスタックトレイ60(a〜
c)を降下させる。この降下動作は、最下段のスタック
トレイ60c用の被検出片65cが下限位置検知センサ
ー181によって検知された時点で停止させた後、ボー
ルねじ軸76を逆転させてスタックトレイ60が上方
(矢線A方向)に移動する上昇動作に切り換えられる。
そして、この上昇動作は、シートを積載すべき所定のス
タックトレイ60の被検出片65が停止位置検知センサ
ー180により検知されるまで続行された後に停止す
る。これにより、スタックトレイ60がシート排出口1
7から排出されるシートを受け取るに適したシート受け
取り位置にセットされる。使用するスタックトレイの指
定がない場合には、通常、最上段のスタックトレイ60
aが、シート排出口17のシート受け取り位置にセット
されるようになっている(図1や図13a参照)。
【0059】さて、この後処理装置1では、基本的に、
シート導入口13から搬送ロール対15,16により搬
送路14を通して導入されるシートPを一旦整合トレイ
20上に積み重ねて収容するようになっている。
【0060】このため、シートの整合トレイ上への収容
時には、図14aに示すように、ピンチロール45が排
出ロール40から離間するように動作し、排出ロール4
0の上方に導入されるシートPが通過するのに十分な広
い空間を確保するように設定されている。ピンチロール
45の排出ロールからの離間動作は、ピンチ・シフト駆
動モータ150をピンチロール動作用の特定方向(この
例では反時計まわり方向)に回転駆動させることによ
り、各ギア152,153,154とワンウェイクラッ
チ155を介して偏心カム142が時計まわり方向に回
転してカム接触アーム141を押圧しない離間した状態
に位置させられることにより行われる(図10,図12
参照)。
【0061】これにより、搬送ロール対16から送り出
されたシートPは、その送り方向先端部側がスタックト
レイ60上に保持されると同時にその送り後端部側が整
合トレイ20上に落下して保持された後、各トレイ2
0,60の傾斜とパドル18の回転により、整合トレイ
20側に滑るように移動してトレイ上に収容される。こ
の収容動作は、導入される最終シートPが収容されるま
で同様に繰り返される。そして、整合トレイ20上に積
載されて収容されたシート束Pは、その前記送り方向側
の端部が基準フェンス21に当接することにより整合さ
れ、その送り方向とは直交する端部がタンパー24の動
作により整合される。このように整合されて整合トレイ
20上に収容されるシート束は、前記した送り方向の端
部側が排出ロール40に乗り上げた状態に保持される
(図14a)。
【0062】そして、この後処理装置1では、整合され
て整合トレイ20上に収容された1セットのシート束P
をステープル処理した後にスタックトレイ60に排出す
る「ステープル処理モード」と、ステープル処理をせず
スタックトレイ60にそのまま排出する「セット整合排
出モード」とが選択できるようになっている。
【0063】このため、「ステープル処理モード」が選
択されてステープル処理動作に移行する時や「セット整
合排出モード」が選択されて排出動作に移行する時に
は、図14bに示すように、ピンチロール45が排出ロ
ール40に圧接するように動作し、そのシート束を排出
ロール40とピンチロール45とで挟持(クランプ)す
るように設定されている。ピンチロール45の排出ロー
ルへの圧接動作は、ピンチ・シフト用駆動モータ150
を特定方向に回転駆動させることにより、偏心カム14
2が時計まわり方向に回転してカム接触アーム141を
押圧した状態に位置させられることにより行われる(図
16参照)。
【0064】これにより、整合トレイ20上に整合され
て収容されたシート束Pは、排出ロール40とピンチロ
ール45とで挟持されて、その整合状態が保持される。
そして、ステープル処理モードが選択されている場合に
は、その後、基準フェンス21を下方に回動して退避さ
せた後、ステープラ30を所定のステープ位置に移動さ
せてから動作させることにより、整合トレイ上のシート
束がステープル針にて綴じられる。このステープル処理
した場合又はセット整合排出モードが選択されている場
合には、その後、排出用駆動モータ135を駆動させて
排出ロール40を回転させることにより、整合トレイ2
0上のシート束Pがシート排出口17から送り出されて
スタックトレイ60上に排出される。そして、傾斜した
状態にあるスタックトレイ60上に排出されたシート束
Pは、常に、その排出方向X上流側の端部Paが規制部
材90に当接して規制される(図18bなど参照)。
【0065】例外的に、導入されるシートPを整合トレ
イ20に収容せず、そのままスタックトレイ60上に排
出して積載させる場合には、図15に示すように、シー
ト導入時から予めピンチロール45を排出ロール40に
圧接させる設定にしておけばよい。
【0066】また、この後処理装置1では、複数セット
のシート束をスタックトレイ60上に排出して積載する
場合には、図17aに示すように、スタックトレイ60
上にすでに排出されている最も上位にあるシート(束)
P1の上面をシート押さえ部材50で押さえた状態で行
うようになっている。これにより、スタックトレイ上に
すでに排出されている最上部のシート(束)P1が次に
排出されるシート束P2に押されることによりずれてし
まうことを防止している。
【0067】そして、このシート押さえ部材50は、ス
タックトレイ60上に新たに排出されるシート束Pの排
出完了直前に、押さえ用駆動モータ122が作動してシ
ート押さえ部材50を第一シャフト120の回りに1回
転させるようになっている。すなわち、この回転により
シート押さえ部材50は、新たに排出されたシート束P
2と前回排出の最上部のシート束P1の間から屈曲する
ように変形してすり抜けた後、新たに排出されたシート
束P2の上面を押さえる(図17b,図17c)。これ
により、シート束の排出時に、そのシート束の排出方向
X上流側の端部Paが排出ロール40上に残ってスタッ
クトレイ60上に完全に排出されない場合(図17a,
b参照)が発生しても、そのシート端部をシート押さえ
部材50により押し下げてスタックトレイ60上に確実
にかつ整然と収容するようにしている。また、このシー
ト押さえ部材50は、後述するスタックトレイを上下方
向へ移動させる際には、図17cの二点鎖線で示すよう
に本体内(側壁面10bよりも内側)に位置するように
回転させられて、そのトレイ移動の障害にならないよう
に退避するようになっている。
【0068】さらに、この後処理装置1では、図18に
示すように、スタックトレイ60のシート載置面(シー
ト積載後はその最上部のシート上面)と排出ロールの下
部周面との離間距離Lを所定の値に調整するように、取
付けユニット80の斜め上下方向への移動機構によりス
タックトレイ60を適宜移動させるようになっている。
すなわち、取付けユニット80の駆動部86における昇
降動モータ87を駆動させてベルト85を回動させるこ
とにより、スタックトレイ60を斜め上下方向に移動さ
せて調整する。そして、この離間距離調整時におけるス
タックトレイの移動動作は、スタックトレイ60のシー
ト載置面や積載したシート束の上面に接触してその載置
面やシート面の高さを検知するスタック高さ検知アーム
59を併用しながら行われる。
【0069】このときの離間距離Lは、排出されるシー
トPの枚数や紙厚等を考慮した一定の値に設定される。
特に、前述したセット整合排出モードが選択されたとき
には、離間距離Lは可能な限り小さな値になるように設
定されている(例えば10mm程度)。これは、セット
整合排出モード選択時には、ステープル処理されていな
い状態のシート束がスタックトレイ60に排出されるこ
とになるため、排出ロール40とスタックトレイ60の
シート載置面との落差(離間距離Lに相当)が大きい
と、その排出時にシート束の整合状態が乱れやすくな
り、これを防いでシート束をスタックトレイ60に整然
と排出させる必要があるからである。また、この離間距
離Lの調整は、シートがスタックトレイ60に排出され
る度毎に行うようになっている(図18b参照)。
【0070】ところで、この後処理装置1では、3つの
スタックトレイ60a〜cを移動して切り換え、シート
を指定したスタックトレイに分類して収容できるように
なっている。
【0071】この際、排出されたシート束Pを積載した
ままのスタックトレイ60をシート排出口17を通過す
るように移動させて、他のスタックトレイをシート受け
取り位置に移動させる場合もあるが、そのような場合で
あっても、規制部材90を設けていることにより、積載
されたシートが排出口に侵入することも、その整合状態
を乱されることも、ダメージを受けることも一切ない。
【0072】例えば、図19に示すように、シート束P
を積載した最上段のスタックトレイ60aを移動させて
中段のスタックトレイ60bにシート排出を行う場合を
例に挙げて説明すると、まず、トレイ支持ユニット70
を動作させてスタックトレイ60を上方に上昇移動させ
る。このとき、シート束Pを積載した最上段のスタック
トレイ60aは、本体側壁面10bに開口したシート排
出口17を通過して移動しなくてはならない。しかし、
このスタックトレイ60a上のシート束Pは、その排出
方向X上流側の端部Paが規制部材90(実際にはその
傾斜面91)に常に当接して規制されている。そして、
その規制部材90は、スタックトレイ60と同じトレイ
支持ユニット70の連結ブラケット73に取り付けられ
ているため、スタックトレイ60の移動とともに一体と
なって移動する。
【0073】この結果、スタックトレイ60a上のシー
ト束Pは、規制部材90に規制された状態のままでシー
ト排出口17を通過するため、その排出口17にシート
が侵入してしまうことはない。また、そのシート束は、
移動時に何かにこすれた状態で移動することもないた
め、整合状態が乱されることも、またダメージを受ける
こともないのである。なお、このようにして最上段のス
タックトレイ60aがシート排出口17を通過すると、
中段のスタックトレイ60bがシート排出口17付近ま
で上昇移動してくるが、この際、そのスタックトレイ6
0b用の被検出片65bが停止位置検知センサー180
により検知された時点でスタックトレイ60bは停止
し、シート受け取り位置にセットされるようになってい
る。
【0074】また、この後処理装置1では、排出された
シート束Pを積載したままのスタックトレイ60をシー
ト排出口17を通過するように移動させて、他のスタッ
クトレイをシート受け取り位置に移動させる場合、その
スタックトレイの移動動作(トレイチェンジ)を開始す
るに先立って、図20に示すように、シートが積載され
ているスタックトレイ60を取付けユニット80により
所定量Hだけ降下(矢線D方向に移動)させるようにな
っている。また、この降下動作は、上記のトレイ移動が
なく単にトレイ60へのシート排出が終了した時点で行
うように設定してもよい。
【0075】このときの降下量は、前記した排出ロール
40と積載されたシート束Pの上面との離間距離Lより
も大きな離間距離H(>L)になるように設定されてい
る。好ましくは、H>2Lとなる程度に設定する(例え
ば、20mm程度)。これにより、スタックトレイ60
上のシート束Pの最上部が規制部材90の上端から十分
に離れた状態で収容されることになるため、そのシート
束Pに規制部材90側に移動させられるような何らかの
負荷(ユーザーが内容確認のためそのシートに触れたる
ことによる外力など)がかかっても、その上部のシート
が規制部材90(傾斜面の上端部)を乗り越えてしまう
ことが抑止される。この結果、そのシート束Pを積載し
たスタックトレイ60がトレイチェンジによりシート排
出口17を通過する際に、シート束の上部シートが規制
部材90を乗り越えて排出口17に侵入してしまうこと
が防止される。この効果は、特に、ステープル処理して
いないシート束を積載したスタックトレイをシート排出
口17を通過するように移動させなければならない場合
に有効となる。
【0076】さらに、この後処理装置1では、スタック
トレイ60がシート排出口17のシート受け取り位置を
離れて移動する際に、規制部材90の背面側に配設した
制止部材100がスタックトレイ60側に倒れこんで規
制部材90の傾斜面91から突出するようになってい
る。つまり、スタックトレイ60がシート排出口17の
シート受け取り位置にあるときには、図21aに示すよ
うに、制止部材100のカム片103が本体側壁面10
bに形成された隆起部105に乗り上げた状態にあるた
め、規制部材90の背面側に退避する方向に回動する。
これにより、シート排出動作の邪魔にならないようにし
ている。一方、スタックトレイ60が上下方向へ移動し
てシート排出口17のシート受け取り位置を離れるとき
には、図21bに示すように、制止部材100のカム片
103が上記隆起部105を通り抜けてフリーな状態に
なるため、その支軸102に取り付けた巻きスプリング
の付勢力により規制部材90の切欠部94からその傾斜
面91側に突出する方向に回動する。
【0077】これにより、スタックトレイ60上にシー
ト束Pが積載されている場合には、図21bに示すよう
に、制止部材100が積載シートPの上端部にもたれ掛
かるように倒れこむため、その積載シートPがシート排
出方向X上流側に移動しようとする挙動が制止される。
この結果、スタックトレイ60がトレイチェンジにより
シート排出口17を通過する際に、シート束の上部シー
トが規制部材90を乗り越えて排出口17に侵入してし
まうことを防止することができる。従って、この効果
は、前記したトレイチェンジの開始に先立って行うスタ
ックトレイの降下動作を組み合わせると、より有効とな
る。この場合、制止部材100が降下動作後のスタック
トレイ上に積載されたシート束の上端部に軽く当接する
ように、その降下量Hや制止部材100の倒れ度合いを
調整すると、その効果はより一層有効となる。しかも、
この制止部材100によるシート移動の制止効果は、ス
ーテプル処理していないシート束を積載したスタックト
レイをシート排出口17を通過するように移動させなけ
ればならない場合に最も有効となる。
【0078】更にまた、この後処理装置1では、前記し
たシフト機構を動作させて、シート(束)Pをスタック
トレイ60上にオフセット排出させることができるよう
になっている。
【0079】このオフセット排出は、前記したようにシ
ート排出のためにピンチロール45が排出ロール40に
圧接されてその両ロール40,45にて排出すべきシー
ト(束)を挟持している状態において、その両ロール4
0,45をシフト機構によりリア側(矢線R方向)又は
フロント側(矢線F方向)に移動させることによって行
われる。
【0080】すなわち、ピンチ・シフト用駆動モータ1
50をシフト動作用の特定方向(この例では時計まわり
方向)に回転駆動させることにより、各伝達ギア15
2,156,157とワンウェイクラッチ158を介し
て円筒カム300が反時計まわりに回転してシフトアー
ム200をシフトさせる(図10,図11参照)。この
結果、シフトアーム200により連結されている第二シ
ャフト130と第二シャフト140とがそのシフトアー
ムと同じ方向にシフトされることにより、排出ロール4
0とピンチロール45をリア側又はフロント側にシフト
させて、シート(束)を排出方向Xとは直交する方向
(矢線R方向又は矢線F方向)に所定量(この例ではシ
フト量W)ずらした状態でスタックトレイ60上に排出
するようになっている(図8,図9参照)。この際、排
出ロール40のシフトは、第二シャフト130のシフト
動作が駆動ギア131を介してギア41に伝えられるこ
とにより、排出ロール40が第一シャフト120をスラ
イド移動することによって行われる。
【0081】図22は、スタックトレイ60のフロント
寄りに排出させた前回のシート(束)Pに続いて、次の
シート(束)Pをリア側にオフセット排出させる場合の
排出状態を示している。この図22と図8を対比してみ
てわかるように、円筒カム300のカム作用によりシフ
トアーム200がフロント側からリア側に距離Wだけシ
フトされることにより、第二シャフト130と第三シャ
フト140を介して排出ロール40とピンチロール45
とがリア側にシフトされる。この結果、スタックトレイ
60には、前回排出されたシート(束)P1に対して次
のシート(束)P2が距離Wだけリア側にシフトした状
態、即ちオフセットされた状態で排出される。
【0082】また、このオフセット排出が行われる場
合、シート押さえ部材50は、排出ロール40がシフト
されるのとは異なり第一シャフト120に固定された状
態にあり、前回排出されたシート(束)P1の上面を押
さえている。これにより、すでに排出されているシート
(束)P1がオフセット排出される次のシート(束)P
2におされてずれてしまうことが防止されるようになっ
ている。
【0083】このようにシート束を挟持する排出ロール
とピンチロールをシフトさせてオフセット排出させるこ
とにより、ステープリング処理をしないで排出する「セ
ット整合排出モード」が選択された場合にも、整合トレ
イ20上で整合されたシート束は排出ロールとピンチロ
ールに挟持された状態のままでシフトされつつスタック
トレイ60上に排出される結果、その整合状態がくずさ
れることなく保持される。
【0084】さらに、このオフセット排出時のシフト動
作は、シート(束)の排出動作(排出ロール40を回転
駆動させること)を開始する前に先立って実行してもよ
いが、この例では、図23に示すように、シート(束)
の排出動作の実行時間内で完了するように実行させてい
る。
【0085】すなわち、図23に示すように、シート束
をオフセット排出するに際し、整合トレイ20上にその
セットの最終シートが収容された時点(例えば、導入路
14内に設置するシート通過検知センサ等によるシート
後端通過の検知時)から所定の時間T1後に、収容した
シート束を排出ロール40の駆動により排出させる場合
においては、シフト機構による排出ロール40とピンチ
ロール45のシフト動作を、シート排出動作の実行時間
T2内で完了するように実行させている。この場合、シ
フト動作の所要時間T3は、シート排出動作の実行時間
T2に比べて少ない。また、ピンチロール45を排出ロ
ール40に圧接させるクランプ動作は、シート排出動作
が開始される前に完了するように実行させている。な
お、ステープリン処理を行う場合には、このオフセット
排出させるためのシフト動作、シート排出動作等は、そ
のステープリング処理が終了した時点を基準として開始
されるように設定されている。
【0086】これにより、ステープリング処理をしない
で排出する「セット整合排出モード」が選択された場合
にも、整合トレイ20上で整合されたシート束は排出ロ
ールとピンチロールに挟持された状態のままでオフセッ
トのためにシフトされると同時に排出されることになる
ため、その整合状態が乱されることなくスタックトレイ
60上に整然とオフセット排出される。しかも、このオ
フセット排出時においてスタックトレイ60上にすでに
ステープリング処理されていないシート束が排出されて
いても、前記したようにシート押さえ部材50により前
回排出のシート束の上面が押さえられているため、その
すでに排出されているステープリング処理されていない
シート束の整合状態が乱されることもない。従って、ス
テープリング非処理のシート束を整合した状態で確実に
オフセット排出させることができる。
【0087】また、シフト動作をシート排出動作の実行
時間内で完了させるように実行してことにより、このシ
フト動作をシート排出動作と異なるタイミングで実行す
る場合に比べて、オフセット排出のための全所要時間が
少なくなるため、前回のシート束セットの収容動作が終
了してから(即ち、そのセットの最終シートが収容され
てから)次のシート束セットの収容動作を開始するまで
(すなわち、その次セットのファーストシートの収容動
作に移るまで)のセット間の空き時間T4を短縮するこ
とができる。この結果、複数のシート束セットのオフセ
ット排出させる場合、その全体の処理速度を高めること
ができる。また、これによりステープリング処理されて
いないシート束を複数セット、オフセット排出させる場
合であっても、その各シート束の整合状態を乱すことな
く、しかも、より高速でオフセット排出させることが可
能となる。
【0088】なお、この発明は、前記した実施形態の例
に何ら限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しな
い範囲内においてその各構成等を適宜変更したりするこ
と等ができる。
【0089】例えば、トレイ支持ユニット70や取付け
ユニット80における移動機構としては、従来公知の他
の構成のものを使用することができる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の後処理
装置によれば、規制部材が設けられているため、シート
を積載したトレイをシート排出口を通過するように移動
させる場合であっても、そのトレイに積載されたシート
の端部を規制部材により常に規制した状態のままで移動
させることができ、この結果、シートが排出口に侵入し
たりシート端部がこすれや引っ掛かり等により不要なダ
メージを受けることがなく、しかも、その積載シートの
整合状態が乱されることもなくスムーズに移動させるこ
とが可能となる。また、この規制部材をトレイの取付け
移動手段に設けた場合には、この規制部材をトレイに取
り付ける場合に比べてその規制部材およびトレイを簡易
な構成とすることができる。
【0091】このような効果は、上記トレイを複数配設
した場合にはシート排出口を通過するトレイ移動が多く
なる関係上、特に有効となる。また、後処理としてシー
ト端部の整合処理を行う場合には、トレイに積載された
シートの整合状態がトレイ移動によって乱されることな
く保持されるため有効である。そして、この効果は、ス
テープリング処理されていない整合されたシートの束を
トレイに排出させる場合や、そのシート束を排出させた
トレイを移動させる場合に最も有効となる。
【0092】また、そのトレイがシート収容面とシート
排出口との離間距離を調整するために移動するように構
成された場合であっても、前記規制部材が当該トレイの
距離調整のための移動範囲全域にわたって配設されてい
るため、そのシート排出方向上流側のシート端部を規制
部材により常に規制することができ、前記したようなシ
ート排出口を通過するトレイ移動を行ったとしても、何
ら支障のないスムーズなトレイ移動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の一例に係る後処理装置の
概要を示す正面図である。
【図2】 図1の後処理装置の主要部を拡大して示す説
明図である。
【図3】 整合トレイの構成を示す平面図である。
【図4】 スタックトレイのトレイ支持ユニットの構成
を示す要部断面図である。
【図5】 スタックトレイの取付けユニットの構成を示
す要部断面図である。
【図6】 規制部材とスタックトレイ等の構成を示す側
面図である。
【図7】 規制部材とスタックトレイ等の構成を示す斜
視図である。
【図8】 シート排出部とシート収容部との構成を示す
平面図である。
【図9】 シート排出装置等の駆動系の構成を示す説明
図である。
【図10】 ピンチロールの動作機構およびシフト機構
の構成を示すリア側の側面図である。
【図11】 ピンチロールの動作機構およびシフト機構
の構成を示す平面図である。
【図12】 ピンチロールの動作機構の構成(ピンチロ
ールを排出ロールから離間させた時の状態)を示すもの
で、(a)はその側面図、(b)は平面図である。
【図13】 スタックトレイの移動とその使用状態を示
す説明図である。
【図14】 シートを整合トレイに収容した後に排出す
る場合の動作状態を示すもので、(a)はその収容時の
状態を示す説明図、(b)はその排出時の状態を示す説
明図である。
【図15】 シートを整合トレイに収容せずに排出させ
る場合の動作状態を示す説明図である。
【図16】 ピンチロールを排出ロールに圧接された時
のピンチロールの動作機構の状態を示す説明図である。
【図17】 シート押さえ部材の動作内容を示す説明図
である。
【図18】 スタックトレイの高さ調整の様子を示すも
ので、(a)はシート載置面の高さを調整する際の様子
を示す説明図、(b)は積載されたシート束の上面の高
さを調整する際の様子を示す説明図である。
【図19】 トレイチェンジ時のスタックトレイの移動
状態を示す説明図である。
【図20】 トレイチェンジ前のスタックトレイの降下
動作内容を示す説明図である。
【図21】 制止部材の動作内容を示すもので、(a)
はその退避動作時の状態を示す説明図、(b)はその突
出動作時の状態を示す説明図である。
【図22】 オフセット排出時のシフト動作の状態を示
す説明図である。
【図23】 オフセット排出時の主な動作タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図24】 従来の後処理装置を示す概念図である。
【図25】 図24の装置の動作内容を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…後処理装置、10…本体、10b…側壁面、17…
シート排出口、20…整合トレイ(後処理手段)、30
…ステープラ(後処理手段)、60…スタックトレイ、
70…トレイ支持ユニット(取付け移動手段)、80…
取付けユニット、90…規制部材、P…シート、Pa…
シート端部、X…シート排出方向。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導入されるシートに所望の後処理を施す
    後処理手段を備えた本体と、この本体の側壁面に形成さ
    れるシート排出口と、前記側壁面にシート排出方向の下
    流側が高くなるように傾斜した状態で取り付けられると
    ともにその側壁面に沿って前記シート排出口を通過する
    ように移動可能に取り付けられ、そのシート排出口から
    排出されるシートを積載するトレイとを有する後処理装
    置において、 前記トレイ上に積載されるシートの排出方向上流側の端
    部を常に規制し、トレイの側壁面に沿う移動に伴って一
    体的に移動する規制部材を設けたことを特徴とする後処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記トレ
    イを、前記側壁面に沿う移動とは別に、そのシート収容
    面と前記シート排出口との離間距離を調整するように移
    動可能に取り付け、かつ、前記支持部材を当該トレイの
    離間距離調整のための移動範囲全域にわたって配設した
    ことを特徴とする後処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の装置において、前
    記支持部材を、前記トレイを取り付けて側壁面に沿って
    移動させるための取付け移動手段に設けたことを特徴と
    する後処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の装置に
    おいて、前記トレイが複数配設されていることを特徴と
    する後処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の装置に
    おいて、前記後処理手段が、シートを積み重ねてそのシ
    ート端部を揃えて整合する整合処理を少なくとも行うも
    のであることを特徴とする後処理装置。
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