JPH10310176A - 易開封性パウチ - Google Patents

易開封性パウチ

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Publication number
JPH10310176A
JPH10310176A JP9122122A JP12212297A JPH10310176A JP H10310176 A JPH10310176 A JP H10310176A JP 9122122 A JP9122122 A JP 9122122A JP 12212297 A JP12212297 A JP 12212297A JP H10310176 A JPH10310176 A JP H10310176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
pouch
diameter
laser
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP9122122A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kodaira
秀樹 小平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP9122122A priority Critical patent/JPH10310176A/ja
Publication of JPH10310176A publication Critical patent/JPH10310176A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加工孔のレーザー加工時間が短く、しかも開封
性が良好なレーザー加工孔による易開封性パウチを提供
する。 【解決手段】単層フィルム又は多層フィルムからなり、
総厚が160μm以下で、開封位置にレーザー加工孔を
直列して設けた易開封性パウチにおいて、レーザー加工
孔1 の直径を10〜200μmとし、加工ピッチを10
0〜400μmにして、隣り合わせの加工孔とが接しな
いように設ける。また、レーザー加工孔の直径の加工ピ
ッチに対する比の値を、0.30〜0.50とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開封位置にレーザ
ーによる加工孔を設けて、開封し易くした易開封性パウ
チに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック製のパウチに開封性
を付与して、使用する上での便利性を改善するために、
ノッチ、V字状カット、ミシン目や糸入れなどいろいろ
な工夫がなされているが、レーザー加工孔によるものと
しては、パウチの開封位置に、例えば図2に示すよう
に、レーザー加工孔の直径が100μmで、加工ピッチ
が100μmで、直列する隣り合わせの加工孔とを接触
させて連設したものが使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
レーザー加工孔による易開封性パウチは、隣合わせの加
工孔とを接触させて連設するため、どうしてもレーザー
加工時間が長くかかり、パウチの製造費用が高くなっ
た。
【0004】本発明は、上述の従来のレーザー加工孔に
よる易開封性パウチの問題を解決したものであり、加工
孔のレーザー加工時間が短く、しかも開封性が良好な易
開封性パウチを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
単層フィルム又は多層フィルムからなり、総厚が160
μm以下で、開封位置にレーザー加工孔を直列して設け
た易開封性パウチにおいて、図1に示すように、前記レ
ーザー加工孔(1)の直径が10〜200μmであり、
加工ピッチが100〜400μmであり、且つ、隣り合
わせの加工孔とが接触していないことを特徴とする易開
封性パウチである。
【0006】次に、本発明の第2の発明は、前記レーザ
ー加工孔の直径の前記加工ピッチに対する比の値が、
0.30〜0.50であることを特徴とする第1の発明
に記載の易開封性パウチである。
【0007】
【作用】本発明の易開封性パウチは、開封位置にレーザ
ー加工孔を直列して設けたものであり、その加工孔の直
径の加工ピッチに対する比の値が0.30〜0.50の
範囲にある。このため、隣合わせの加工孔とが接するこ
とがなく、加工孔の数が従来のものよりも少なくなり、
加工時間が縮小されて製造費用を削減できる。また、隣
の加工孔との間隔が開封し易い距離に制約されるので、
開封性が良好である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の易開封性パウチは、単層
プラスチックフィルムや、金属薄、無機物蒸着フィル
ム、バリヤ性樹脂フィルムなどのバリヤ層を中間層にも
つ多層フィルムを用いて製袋した総厚が160μm以
下、好ましくは120μm以下の平行四辺形状のパウチ
である。
【0009】そして、このパウチの開封位置に、レーザ
ーによる加工孔を直列に設けたものである。これらのレ
ーザー加工孔(1)は、図1に示すように、直径が10
〜200μm、好ましくは60〜100μmであり、加
工ピッチが100〜400μm、好ましくは200〜3
00μmである。また、加工孔の直径の加工ピッチに対
する比の値が、0.30〜0.50、好ましくは0.3
3〜0.45になるようにし、隣り合わせの加工孔とが
接触しないように製品設計して作製するものである。
【0010】<実験例>まず、ドライラミネーションに
よってポリエチレンテレフタレートフィルム層(12μ
m厚)/アルミニウム箔層(7μm厚)/無延伸ポリプ
ロピレンフィルム層(70μm厚)構成の多層フィルム
を作製し、この多層フィルムを製袋して、130mm×
170mm角の三方シールパウチを作製した。
【0011】次に、この三方シールパウチの開封位置
(長さ126mm)に、直径を60〜100μm、加工
ピッチを100〜300μmの範囲で変えたレーザー加
工孔を直列して設け、表1及び表2に示す15種類のパ
ウチを作製し、それぞれの加工性(加工時間)と開封性
を評価した。各パウチの加工孔の仕様とその評価結果
は、表1及び表2に示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】表1及び表2に示す評価結果では、パウチ
番号5、8、11及び15の4種類のパウチが加工性及
び開封性が良好であり、これらのパウチの加工孔の直径
の加工ピッチに対する比の値は、0.33〜0.45の
範囲にあった。そして、パウチ番号2は、加工性は良好
であるが、開封性が実用し得る限度にあり、その加工孔
の直径の加工ピッチに対する比の値は、0.30であっ
た。また、パウチ番号14は、加工性は実用し得る限度
にあるが、開封性は良好であり、その加工孔の直径の加
工ピッチに対する比の値は、0.50であった。その他
のパウチは、総合判定が不良であり、その加工孔の直径
の加工ピッチに対する比の値が、0.30〜0.50の
範囲外にあった。
【0015】
【発明の効果】本発明の易開封性パウチは、開封位置に
レーザー加工孔を直列して設けたものであるが、従来と
は異なり、隣合わせの加工孔とが接することがなく、加
工孔の数が少ないので、レーザー加工時間を短縮でき、
製造費用が削減される。しかも、隣の加工孔との間隔が
開封し易い距離に制約されているので、開封性が良好で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の易開封パウチに設けたレ
ーザー加工孔の状態を示す説明図である。
【図2】従来の一例の易開封パウチに設けたレーザー加
工孔の状態を示す説明図である。
【符号の説明】 1……レーザー加工孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単層フィルム又は多層フィルムからなり、
    総厚が160μm以下で、開封位置にレーザー加工孔を
    直列して設けた易開封性パウチにおいて、前記レーザー
    加工孔の直径が10〜200μmであり、加工ピッチが
    100〜400μmであり、且つ、隣り合わせの加工孔
    とが接触していないことを特徴とする易開封性パウチ。
  2. 【請求項2】前記レーザー加工孔の直径の前記加工ピッ
    チに対する比の値が、0.30〜0.50であることを
    特徴とする請求項1記載の易開封性パウチ。
JP9122122A 1997-05-13 1997-05-13 易開封性パウチ Pending JPH10310176A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002224874A (ja) * 2001-01-30 2002-08-13 Kyocera Corp 穿孔方法
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JP2011098783A (ja) * 2011-02-10 2011-05-19 Fuji Seal International Inc 耐破袋性及び切取り性に優れた切取り線付きチューブ状シュリンクラベル

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