JPH10309884A - 立体視カード - Google Patents

立体視カード

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JPH10309884A
JPH10309884A JP12363797A JP12363797A JPH10309884A JP H10309884 A JPH10309884 A JP H10309884A JP 12363797 A JP12363797 A JP 12363797A JP 12363797 A JP12363797 A JP 12363797A JP H10309884 A JPH10309884 A JP H10309884A
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Tetsuji Ogata
哲治 緒方
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホログラム等のような特殊な加工を施すこと
なく、遠近感、立体感を持たせることを可能とする。 【解決手段】 距離差を与える透明基材層14と、透明
基材層14の裏面に形成され、表側から見えるように印
刷された第1の絵柄層13と、透明基材層14の表面に
成形され、第1の絵柄層13と同調する第2の絵柄層1
5とを含む立体視カードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絵柄が立体的に見
える立体視カードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカードは、カード表面の
絵柄に、立体感を与える加工として、ホログラムを形成
したものが知られている。従って、そのカードは、ホロ
グラム転写体をカード基材に転写して、ホログラム転写
体の立体感をカードに付与するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のカードは、ホログラムの加工技術が複雑であって、そ
れ自体が高価なために、カードの製造コストが上昇する
という問題があった。
【0004】本発明の課題は、ホログラム等のような特
殊な加工を施すことなく、遠近感、立体感を持たせるこ
とが可能な立体視カードを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、距離差を与える透明基材層(1
4)と、前記透明基材層の裏面に形成され、表側から見
えるように印刷された第1の絵柄層(13)と、前記透
明基材層の表面に成形され、前記第1の絵柄層と同調す
る第2の絵柄層(15)とを含む立体視カードである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面などを参照して、本発
明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。図1
は、本発明による立体視カードの実施形態を示す図、図
2は、本実施形態に係る立体視カードの使用方法を示す
図である。
【0007】この実施形態の立体視カード10は、カー
ド基材層11と、絵柄層12,13と、透明基材層14
と、絵柄層15と、保護層16,17などから構成され
ており、総厚み約760〜772μmのものである。こ
の立体視カード10は、磁気ストライプカード、全面磁
気カード、ICカード、光カード等との1種類以上の組
み合わせが可能である。
【0008】カード基材層11は、このカード10の担
体となるものであって、紙、合成紙、プラスチック等か
らなる約80μmの層である。
【0009】絵柄層12,13は、基材層11の裏面及
び表面に形成された約1〜3μmの層であり、グラビア
印刷、スクリーン印刷などによって、形成することがで
きる。絵柄層12は、カード10の説明などが記載され
る層である。
【0010】透明基材層14は、カード基材層11の表
面側(絵柄層13側)に積層されており、透明であって
距離差を与えるための約680μmの層であり、例え
ば、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル、ポリカ
ーボネート、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリメタクリル酸メチル、セルロースプロピオネー
ト、セルロースアセテートブチレート、アクリロニトリ
ル−スチレン共重合体等が等のプラスチックが使用でき
る。この透明基材層14は、下面にヒートシール層(不
図示)が形成されており、カード基材層11上に熱圧着
により、一体化される。
【0011】絵柄層15は、透明基材層14の表面側に
印刷されており、絵柄層13と同調するような絵柄が印
刷されている。例えば、図2において、絵柄層13は、
ブタの顔全体が印刷されており、印刷層15は、ブタの
鼻だけ印刷されている。また、絵柄層13は、カード基
材11側に印刷されているので、透明基材層14の上側
から、通常の絵柄として見える。なお、絵柄層13は、
透明基材層14の上側から、通常の絵柄として見えるよ
うに印刷すれば、透明基材14の裏面に直接印刷しても
よい。
【0012】保護層16,17は、絵柄層12又は絵柄
層15の外側に形成されたポリ塩化ビニルシートやOP
ニスなどの約1〜3μmの透明な層であり、絵柄層12
及び絵柄層15を保護するためのものである。
【0013】図3は、本実施形態に係る立体視カードの
製造方法を示す工程図である。#101において、厚さ
80μmの紙、合成紙、プラスチック等のロール状のカ
ード基材11に、絵柄層12,13を印刷する。#10
2において、透明なプラスチックシート(透明基材層)
14の片面に、ヒートシール剤を塗布しておく。#10
3において、基材11の絵柄層13側に、680μmの
透明なプラスチックシート14を積層する。#104に
おいて、#103で製造されたものに対して、熱及び圧
力を加え、各材料を接着する。
【0014】#105において、#104で製造された
ものをシート状にカットする。#106において、#1
05で製造されたものに、絵柄層15を印刷する。#1
07において、#106で製造されたものに、保護層1
6、17として、OPニスを印刷する。#108におい
て、#107で製造されたものに対し、熱及び圧力を加
え、表面を平滑化する。#109において、#108で
製造されたものを、カード状に打ち抜く。
【0015】次に、図2を参照しながら、本実施形態に
係る立体視カードの使用方法を説明する。まず、図2
(A)のように、真上から観察した場合には、下層の絵
柄層13と上層の絵柄層15とは、重なって見えるの
で、平坦な絵柄に認識される。この状態から、図2
(B)のように、少し斜めから観察した場合には、下層
の絵柄層13と上層の絵柄層15とを、同時に見ること
ができるので、下層と上層との距離の違いにより、
「鼻」の部分だけ浮き上がった、又は、「鼻」の部分に
影のついたような、立体感、遠近感のある絵柄に認識さ
れる。また、見る角度を変化させることにより、絵柄層
15が絵柄層13に対して、動いたように見える。
【0016】このことは、図2のA点とB点は、真上か
ら見れば、重なって見えるが、斜めから見れば、A,B
の両点が見えることからもわかる。
【0017】以上のように、本実施形態によれば、透明
な基材層14の上下に絵柄層13,15を形成すること
により、2つの絵柄層13,15を表面から見ることが
でき、かつ、透明な基材層14により、2つの絵柄層1
3,15に距離差ができ、立体感が表現される。
【0018】また、カラーコピー等でコピーしても、絵
柄層13,15に距離差がないので複製されたものに立
体感がでず、ホログラムと同様な偽造防止の効果があ
る。
【0019】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。例えば、カード基
材層11の下面にも、絵柄層13,透明基材層14,絵
柄層15の層構成を設けるようにしてもよい。また、基
材層11の片側に、透明基材層14を複数層重ねるよう
にしてもよい。
【0020】さらに、基材層11を設けずに、又は、基
材層11を透明な材料にすることより、カード全体を透
明にして、両面から絵柄を見るようにしてもよい。この
ときに、表側と裏側で異なる絵柄となるような、いわゆ
る「だまし絵」とすることもできる。
【0021】この実施形態の絵柄層は、文字なども含む
概念であり、その場合には、「影付き文字」となり、立
体的で重量感のある文字となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
透明な基材層の裏面及び表面に、第1及び第2の絵柄層
を同調させるように印刷したので、第1及び第2の絵柄
層の距離差が生じて、見る角度によって、立体感を付与
することができる。
【0023】また、ホログラムのような高価で複雑な技
術を用いることなく、通常の印刷により立体感を表現す
ることができ、しかも、複写しても再現されないので、
偽造防止の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による立体視カードの実施形態を示す図
である。
【図2】本実施形態に係る立体視カードの使用方法を示
す図である。
【図3】本実施形態に係る立体視カードの製造方法を示
す工程図である。
【符号の説明】
11 基材層 12,13,15 絵柄層 14 透明基材層 16,17 保護層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 距離差を与える透明基材層と、 前記透明基材層の裏面に形成され、表側から見えるよう
    に印刷された第1の絵柄層と、 前記透明基材層の表面に成形され、前記第1の絵柄層と
    同調する第2の絵柄層とを含む立体視カード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002283696A (ja) * 2001-03-22 2002-10-03 Dainippon Printing Co Ltd 偽造防止カード
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