JPH10309266A - 頸動脈波検出装置 - Google Patents
頸動脈波検出装置Info
- Publication number
- JPH10309266A JPH10309266A JP12053297A JP12053297A JPH10309266A JP H10309266 A JPH10309266 A JP H10309266A JP 12053297 A JP12053297 A JP 12053297A JP 12053297 A JP12053297 A JP 12053297A JP H10309266 A JPH10309266 A JP H10309266A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carotid artery
- neck
- contact
- artery wave
- carotid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Abstract
動脈波検出装置を提供する。 【解決手段】 頸動脈波検出装置10において、把持装
置12の接触部26は、その先端に向かうほど断面が減
少する弾性変形可能な部材により構成されていることか
ら、頸の外径が異なる生体に対しても、その内周面の略
全域が頸の表面に接触してその接触面積が充分に得られ
るとともに、頸の表面に対する面圧分布が比較的均等と
なり易い。このため、接触部材の中間部が頸の表面に接
触してそれから離隔せず、その接触部材の中間部の回動
が発生しないので、頸動脈波の検出が不安定となったり
検出精度が低下したりするという不都合が解消される。
また、把持装置の接触部材の頸の表面に対する面圧分布
が比較的均等となるので、生体の装着感が改善される。
Description
波を検出する頸動脈波検出装置に関するものである。
脈波伝播速度の基準点とする頸動脈波の検出などのため
に、所定のバネ式ホルダで頸を挟んで圧力検出素子を含
む頸動脈波センサを頸動脈に向かって所定の押圧力で押
圧することにより、その頸動脈から発生する脈波を検出
する頸動脈波検出装置が種々提案されている。たとえ
ば、特開昭59−111106号公報に記載された頸動
脈波検出装置がそれである。
波検出装置には、前記頸動脈波センサを押圧状態で支持
するために、全体としてヘッドホンのような湾曲した形
状を備えて生体の頸にそれを弾性的に挟持する把持装置
が用いられ、その一方の端部および他方の端部に前記頸
動脈センサとパッドとがそれぞれ取り付けられる。しか
しながら、そのような頸動脈波検出装置では、専ら頸動
脈波センサおよびパッドが生体の頸に接触し、把持装置
の中間部がその頸の表面から離隔する傾向にあるため、
把持装置の中間部が頸の表面に接触するまで自由に回動
できる。このため、上記従来の頸動脈波検出装置によれ
ば、生体の体動などにより把持装置の中間部が回動する
に伴って頸動脈センサの押圧姿勢が変化し、頸動脈波の
検出が不安定となり、検出精度が低下するという不都合
があった。
たものであり、その目的とするところは、頸動脈波を安
定して検出することができる頸動脈波検出装置を提供す
ることにある。
の本発明の要旨とするところは、(a) 生体の頸動脈に押
圧されてその頸動脈から脈波を検出する頸動脈波センサ
と、(b) その頸動脈波センサを支持する支持部材と、そ
の支持部材に連結されて前記生体の頸の外周面のうち頸
動脈波センサによる押圧部位と反対側の部位に接触させ
られる接触部材とを有し、前記生体の頸を把持するため
に全体として一平面内で湾曲させられるとともに、装着
状態では弾性復帰力によりその支持部材と接触部材とが
相互に接近する方向に付勢された把持装置とを、備えた
頸動脈波検出装置であって、(c)前記把持装置の接触部
材が、その他端に向かうほど断面が減少する弾性変形可
能な部材により構成されたことにある。
と、その支持部材に連結されている接触部材が全体とし
て一平面内で湾曲させられており、しかもその接触部材
は、その他端に向かうほど断面が減少する弾性変形可能
な部材により構成されていることから、頸の外径が異な
る生体に対しても、その頸の表面に対する接触面積が充
分に得られるとともに、頸の表面に対する面圧分布が比
較的均等となり易い。このため、接触部材の中間部が頸
の表面に接触してそれから離隔せず、その接触部材の中
間部の回動が発生しないので、頸動脈波の検出が不安定
となったり検出精度が低下したりするという不都合が解
消される。また、把持装置の接触部材の頸の表面に対す
る面圧分布が比較的均等となるので、生体の装着感が改
善される。
ンサは、前記頸動脈に押圧される圧力検出素子が設けら
れた押圧面と該押圧面から離れるほど相互の距離が小さ
くなる一対の側面とを備えて並列させられた複数個の押
圧方向移動部材と、一端が開口する収容穴と、該収容穴
の側壁面に形成されて内側から外側へ向かうほど相互の
間隔が大きくなる相対向する一対の傾斜面とを備え、前
記複数個の押圧方向移動部材のうちの両端に位置するも
のの側面と該一対の傾斜面とが摺接した状態でそれら複
数個の押圧方向移動部材を保持するハウジングと、前記
収容穴の内側に向かうほど相互の間隔が大きくなる一対
の側面を備えて前記押圧方向に直交する方向の移動可能
に設けられ、該一対の側面が前記押圧方向移動部材の側
面に摺接した状態で該押圧方向移動部材の間に介挿され
た横方向移動部材とを、含んで構成される。このように
すれば、複数の押圧方向移動部材が比較的均等の押圧力
で頸の表面に押圧されるので、装着感が一層改善される
とともに、圧力検出素子が頸動脈の真上の位置に容易に
装着される利点がある。
複数個の押圧方向移動部材およびそれらの間に介挿され
た横方向移動部材を挟む一対の側壁と、その横方向移動
部材を前記押圧方向に直交する方向に案内するためにそ
の側壁に形成された直線状の案内穴とを備えたものであ
り、上記横方向移動部材は、その案内穴と係合する係合
突起部を備えたものである。このようにすれば、頸動脈
波検出装置が比較的小型に構成される利点がある。
接触部材は、略同様の幅寸法を有する弾性板材であっ
て、厚みが該接触部材の先端へ向かうほど減少する形状
を備え、その内周面が生体の頸に接触させられるもので
ある。このようにすれば、接触部材の形状を略同じ幅寸
法とすることができる利点がある。また、比較的型成形
が容易な合成樹脂により接触部材を成形する場合には、
頸動脈波検出装置を軽量とすることができる。
接触部材は、一定の厚みを有する弾性板材であって、幅
寸法が該接触部材の先端へ向かうほど減少する形状を備
え、その内周面が生体の頸に接触させられるものであ
る。このようにすれば、一定の厚みの板材から接触部材
を形成することができるので、頸動脈波検出装置が安価
となる。
と接触部材とは、それらの基端部が前記一平面に直交す
る一軸まわりに相互に回動可能に連結され、且つその一
軸まわりにその支持部材と接触部材とが相互に接近する
方向へ回動するように付勢するスプリングが設けられた
ものである。このようにすれば、生体の頸径の変化範囲
が広くても把持装置が適切に挟持できる利点がある。
持装置の支持部材に対して、前記一平面内において前記
把持装置の内側に位置し且つその一平面に垂直な揺動中
心軸まわりの揺動が可能に、それらハウジングと把持装
置の一端部とを連結する揺動連結装置を、前記頸動脈波
検出装置が含むものである。このようにすれば、ハウジ
ングと把持装置の一端部とが、揺動連結装置によって揺
動可能に連結されているので、頸部の表面の凹凸形状が
複雑であって変化し易いものであっても、頸動脈に対す
る押圧方向移動部材の押圧条件が一層安定する。すなわ
ち、頸動脈波センサの頸動脈に対する押圧方向が頸の表
皮に対して略直角方向となり、その押圧姿勢が改善され
る。
記ハウジングの側壁の外壁面にそれぞれ形成され、前記
揺動中心軸を中心とする一対の部分外周面と、前記把持
装置の一端部に形成された二股に分岐する分岐部と、そ
の分岐部に形成されて前記一対の部分外周面と摺接する
一対の部分内周面とを含むものである。このようにすれ
ば、揺動連結装置が簡単に構成される利点がある。
細に説明する。図1は、生体の頸動脈に押圧されてその
頸動脈から脈波を検出する頸動脈波検出装置10の外観
構成を説明する図である。
生体の首を把持するために全体として一平面内で湾曲さ
せられるとともに弾性復帰力により縮径方向に付勢され
た把持装置12と、その一端部に装着された頸動脈波セ
ンサ14と、その頸動脈波センサ14が把持装置12の
一端部に対して、上記一平面内において把持装置12の
内側に位置し且つ上記一平面に垂直な揺動中心軸Cまわ
りの揺動が可能に、それら把持装置12および頸動脈波
センサ14を揺動可能に相互に連結する揺動連結装置1
6とを備えている。
形され或いは金属製の板材が曲成されることにより比較
的剛性が高く湾曲した形状とされ、且つ上記頸動脈波セ
ンサ14を支持する支持部20と、この支持部20に対
して比較的剛性の高い連結部材22を介して回動可能に
連結された湾曲形状の弾性変形可能な板ばね部材24と
から構成された接触部26とを備えている。上記支持部
20の他端部すなわち基端部と上記接触部26の一端部
すなわち基端部に設けられた連結部材22とは、ピン2
8によりそのピン28まわりの回動可能に相互に連結さ
れ、支持部20の他端部と接触部26の一端部22との
間に張設されたコイルスプリング30により、上記支持
部20および接触部26は相互に接近する方向、それら
が閉じる方向、或いは支持部20および接触部26の相
互の湾曲形状が形成する円の縮径方向に付勢されてい
る。
支持するためのものであって、その一端部すなわち分岐
部は二股状に分岐させられており、その二股状の一端部
の間において前記頸動脈波センサ14が揺動可能に連結
されている。支持部20の二股状の一端部には、前記揺
動中心軸Cを中心とする部分内周面34がそれぞれ形成
されるとともに、上記頸動脈波センサ14の表面および
裏面からそれぞれ突設された凸部36の段差面には、上
記部分内周面34と摺接する一対の部分外周面38がそ
れぞれ形成されており、上記頸動脈波センサ14は、支
持部20の一端部に対して、揺動中心軸Cまわりの揺動
可能に連結されている。したがって、上記部分内周面3
4が形成された支持部20の二股状の一端部と、上記部
分外周面38が形成された凸部36が、前記揺動連結装
置16を構成している。なお、上記凸部36には、部分
外周面38を底面とする溝40が形成されるとともに、
その溝40の内壁面には、円弧状溝42が形成されてお
り、支持部20の一端部において部分内周面34に沿っ
て形成された円弧状突起44がその円弧状溝42内に嵌
め入れられていることにより、頸動脈波センサ14の支
持部20からの脱落が防止されている。上記部分外周面
38、円弧状溝42、円弧状突起44は上記部分内周面
34と同様に揺動中心軸Cを中心とする円弧である。
示すように、断面コの字状の本体50と、前記凸部36
を有して本体50の表裏に固着された一対の側壁52と
から成り、内周側の一端(図2の上端)が開口する収容
穴54が形成されたハウジング56を備えている。並列
させられた複数個(本実施例では3個)の押圧方向移動
部材58と、それら押圧方向移動部材58の間に介挿さ
れた横方向移動部材60とは、上記収容穴54に収容さ
れることにより、ハウジング56に保持されている。前
記揺動中心軸Cは、装着時において頸動脈の中心に略位
置するように3個の押圧方向移動部材58のうちの中央
に位置するものの中心線上であってその押圧面64の中
心部近傍に略位置させられている。
かって押圧される圧力検出素子62が設けられた押圧面
64とその押圧面64から離れるほど相互の距離が小さ
くなる一対の側面66とを備えており、押圧面64側の
端部が露出した状態で上記収容穴54内に収容されてい
る。上記圧力検出素子62により検出された脈波信号は
リード線68を介して、図示しない測定回路へ供給され
る。
並列する複数個の押圧方向移動部材58のうちの両端に
位置するものの側面66に対向してそれと摺接した一対
の傾斜面70が形成されている。また、複数個の押圧方
向移動部材58の間に介挿された横方向移動部材60に
は、上記収容穴54の内側へ向かうほど相互の間隔が大
きくなる一対の側面72が形成されており、それら側面
72は上記押圧方向移動部材58の一対の側面66と摺
接させられている。
58およびそれらの間に介挿された横方向移動部材60
を挟む一対の側壁52には、横方向移動部材60を押圧
方向に直交する横方向に案内するために直線状の案内穴
74が形成されている。また、その横方向移動部材60
には、その案内穴74に係合してそれに案内される小径
ローラ76が突設されている。これにより、横方向移動
部材60は押圧方向の移動が不能かつそれに直交する横
方向の移動が可能とされている。本実施例では、この小
径ローラ76は係合突起部として機能している。
は、頸の径の変化に拘わらず、その内周面のうちのかな
りの部分が頸の表面に対して接触し且つその接触面の面
圧が比較的均等に分布するように構成されている。すな
わち、湾曲した接触部26のうちの中間部および先端部
を占める板ばね部材24は、均一な厚みを有する板材か
ら切断および曲成されることにより図1に示すように湾
曲させられていると同時に、図3の展開図に示すよう
に、その幅寸法が先端、他端、或いは自由端に向かうほ
ど小さくされている。これにより、同じ幅寸法の板ばね
部材に比較して、頸の径が変化したとき、たとえば頭の
径が拡大して長手方向においてその曲率が同様の円弧と
されたとき、頸の表面に対する接触面積が充分に得られ
るとともに、それに対する面圧が比較的均等に分布され
る。
10によれば、把持装置12の接触部26は、その先端
に向かうほど断面が減少する弾性変形可能な部材により
構成されていることから、頸の外径が異なる生体に対し
ても、その内周面のかなりの部分或いは略全域が頸の表
面に接触してその接触面積が充分に得られるとともに、
頸の表面に対する面圧分布が比較的均等となり易い。こ
のため、接触部材の中間部が頸の表面に接触してそれか
ら離隔せず、その接触部材の中間部の回動が発生しない
ので、頸動脈波の検出が不安定となったり検出精度が低
下したりするという不都合が解消される。また、把持装
置の接触部材の頸の表面に対する面圧分布が比較的均等
となるので、生体の装着感が改善される。
置10の接触部材すなわち板ばね部材24は、一定の厚
みを有する弾性板材であって、幅寸法が該接触部材の先
端へ向かうほど減少する形状を備えたものであるので、
一定の厚みの板材から接触部材を形成することができる
ので、頸動脈波検出装置10が安価となる。
おいて一平面内において湾曲する支持部20と接触部2
6とは、それらの基端部が、ピン28により前記一平面
に直交する一軸まわりに相互に回動可能に連結され、且
つその一軸まわりにその支持部20と接触部26とが相
互に接近する方向へ回動するように付勢するコイルスプ
リング30が設けられたものであるので、生体の頸径の
変化範囲が広くても把持装置12が適切に挟持できる利
点がある。
複数個の押圧方向移動部材58の間に、押圧方向に直交
する横方向の移動可能に設けられた横方向移動部材60
が介挿され、横方向移動部材60の一対の側面72が押
圧方向移動部材58の側面66に摺接させられているの
で、頸動脈波検出装置10が頸部に装着されて頸動脈波
センサ14が頸部表面に押圧されると、複数の押圧方向
移動部材58は、その押圧面64における圧力が等しく
なるようにその押圧方向の移動位置が決定される。これ
により、頸動脈は、それと交差する方向に配列された複
数の押圧方向移動部材58の押圧面により押圧されるこ
とになるので、頸部の表面の凹凸形状が複雑であって変
化し易いものであるにもかかわらず、頸動脈に対する押
圧方向移動部材58の押圧条件が好適に安定する。した
がって、その押圧方向移動部材58の押圧面に設けられ
た圧力検出素子62によって、頸動脈波を安定して検出
することができる。
56は、複数個の押圧方向移動部材58およびそれらの
間に介挿された横方向移動部材60を挟む一対の側壁5
2と、その横方向移動部材60を押圧方向に直交する横
方向に案内するためにその側壁52に形成された直線状
の案内穴74とを備えたものであり、上記の横方向移動
部材60は、その案内穴74と係合する小径ローラ76
を備えたものであるので、頸動脈波検出装置10が比較
的小型に構成される利点がある。
置10は、生体の首を把持するために全体として一平面
内で湾曲させられるとともに弾性復帰力により縮径方向
に付勢され、ハウジング56がその把持装置12の一端
部に対して、上記一平面内において把持装置12の内側
に位置し且つその一平面に垂直な揺動中心軸Cまわりの
揺動が可能に、ハウジング56と把持装置12の一端部
とを連結する揺動連結装置16を備えていることから、
ハウジング56と把持装置12の一端部とが、揺動連結
装置16によって揺動可能に連結されているので、頸部
の表面の凹凸形状が複雑であって変化し易いものであっ
ても、頸動脈に対する押圧方向移動部材の押圧条件が一
層安定する。
ウジング56の側壁52の外壁面にそれぞれ形成され、
前記揺動中心軸Cを中心とする一対の部分外周面38
と、把持装置12の一端部に形成された二股に分岐する
分岐部と、その分岐部に形成されて前記一対の部分外周
面38と摺接する一対の部分内周面34とを含むもので
あるので、揺動連結装置16が簡単に構成される利点が
ある。
て詳細に説明する。図4は、生体の頸動脈に押圧されて
その頸動脈から脈波を検出する頸動脈波検出装置80の
外観構成を説明する図であり、図5は図4のA−A断面
図である。尚、本実施例における頸動脈波センサ84
は、ハウジング110と、このハウジング110内にお
いて各押圧力が均等となるように支持された3本の押圧
方向移動部材112とを備えているが、前述の実施例の
頸動脈波センサ14およびその支持構造と殆ど同じ構成
を有するため詳細な説明は省略する。
生体の首を把持するために全体として一平面内で湾曲さ
せられるとともに弾性復帰力により縮径方向に付勢され
た把持装置82と、その一端部に装着された頸動脈波セ
ンサ84と、その頸動脈波センサ84が把持装置82の
一端部に対して、上記一平面内において把持装置82の
内側に位置し且つ上記一平面に垂直な揺動中心軸Cまわ
りの揺動が可能に、それら把持装置82および頸動脈波
センサ84を揺動可能に相互に連結する揺動連結装置8
6とを備えている。
剛性が高く湾曲した形状を備えて頸動脈波センサ84を
支持する支持部88と、この支持部88に対して一端部
が回動可能に連結され、合成樹脂から湾曲して形成され
ることにより弾性変形可能な接触部90とを備えてい
る。支持部88は、図5に示されるように、上記一平面
に平行な面により分割された表側部材92および裏側部
材94が互いに組合わせられ且つ固定されることにより
構成されている。上記支持部88の他端部即ち基端部と
上記接触部90の一端部すなわち基端部とは、接触部9
0の基端部に設けられた穴部96内に裏側部材94の他
端部に設けられた円柱状突起98が嵌め入れられること
により、その円柱状突起98のまわりに回動可能に相互
に連結されている。
空間に設けられる巻きばね100により、上記支持部8
8および接触部90は相互に接近する方向、それらが閉
じる方向、或いは支持部88および接触部90の相互の
湾曲形状が形成する円の縮径方向に付勢されている。穴
部96はその外周部の円周方向の一部分が歯車状をして
おり、表側部材92にねじ止めされるオイルダンパー1
02の回転軸に噛合されている。
部すなわち先端部には、その幅方向に所定の間隔を隔て
且つ円弧状の案内穴104をそれぞれ備えた一対の支持
ブラケット106が内周側に突き出すように設けられて
おり、頸動脈波センサ84のハウジングの側面にそれぞ
れ突設された2対の係合ローラ108が、その案内穴1
04内に移動自在に収容されてその内壁面に係合される
ようになっているので、頸動脈波センサ84の支持部8
8からの脱落が防止されるようになっている。また、上
記案内穴104は揺動中心軸Cを中心とする円弧に沿っ
て形成されているので、その案内穴104によって上記
係合ローラ108が案内されることにより、頸動脈波セ
ンサ84は支持部88の一端部に対して揺動中心軸Cま
わりに揺動可能に連結されている。したがって、上記案
内穴104が形成された支持ブラケット106および係
合ローラ108が、前記揺動連結装置86を構成してい
る。
寸法は程一定であるが、径方向の厚み寸法が基端部から
先端部へ向かうほど小さく形成されているので、同じ厚
み寸法のものに比較して、頸の径が変化したとき、たと
えばその頭の径が拡大して長手方向においてその曲率が
同様の円弧とされたとき、その内周面のうちの略全域が
頸の表面に接触してその接触面積が充分に得られるとと
もに、それに対する面圧が比較的均等に分布される。
置80の接触部88は、略同様の幅寸法を有する弾性板
材であって、厚みがその接触部88の先端へ向かうほど
減少する形状を備えたものであるので、接触部88の形
状を略同じ幅寸法とすることができるとともに、比較的
型成形が容易な合成樹脂により接触部88を成形する場
合には、頸動脈波検出装置80を軽量とすることができ
る。
は、生体の首を把持するために全体として一平面内で湾
曲させられるとともに弾性復帰力により縮径方向に付勢
され、ハウジング110がその把持装置82の一端部に
対して、上記一平面内において把持装置82の内側に位
置し且つその一平面に垂直な揺動中心軸Cまわりの揺動
が可能に、ハウジング110と把持装置82の一端部と
を連結する揺動連結装置86とを備えていることから、
ハウジング110と把持装置82の一端部とが、揺動連
結装置86によって揺動可能に連結されているので、頸
部の表面の凹凸形状が複雑であって変化し易いものであ
っても、頸動脈に対する図4の押圧方向移動部材112
の押圧条件が一層安定する。
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
26、90は、その先端に向かうほど、幅寸法および厚
み寸法が小さくなるように形成されていても差し支えな
い。要するに、接触部26、90は、その先端に向かう
ほど断面が減少する弾性変形可能な部材により構成され
ればよいのである。
は、一平面内で湾曲させられた把持装置12のその一平
面内においてその把持装置12の内側に位置し且つ上記
一平面に垂直な揺動中心軸Cまわりの揺動が可能に、ハ
ウジング56と把持装置12の一端部とを連結するもの
であったが、揺動中心軸Cは必ずしも把持装置12の内
側に位置するものでなくてもよい。
は、ユニバーサルジョイント形式の自由度を備えた連結
装置であっても差し支えない。
成樹脂製或いはばね材製の湾曲形状の弾性体から一体に
構成されたものであっても差し支えない。
囲において種々変更が加えられ得るものである。
成を説明する正面図である。
る、一部を切り欠いた拡大図である。
構成を説明する正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 生体の頸動脈に押圧されて該頸動脈から
脈波を検出する頸動脈波センサと、 該頸動脈波センサを支持する支持部材と、該支持部材に
連結されて前記生体の頸の外周面のうち該頸動脈波セン
サによる押圧部位と反対側の部位に接触させられる接触
部材とを有し、前記生体の頸を把持するために全体とし
て一平面内で湾曲させられるとともに、装着状態では弾
性復帰力により該支持部材と該接触部材とが相互に接近
する方向に付勢された把持装置と、 を備えた頸動脈波検出装置であって、 前記把持装置の接触部材が、その先端に向かうほど断面
が減少する弾性変形可能な部材により構成されたことを
特徴とする頸動脈波検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12053297A JP3751112B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 頸動脈波検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12053297A JP3751112B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 頸動脈波検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10309266A true JPH10309266A (ja) | 1998-11-24 |
JP3751112B2 JP3751112B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=14788619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12053297A Expired - Fee Related JP3751112B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 頸動脈波検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3751112B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112011103257T5 (de) | 2010-09-28 | 2013-08-08 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Blutdruckinformation-Messeinrichtung und Blutdruckinformation-Messverfahren |
WO2017086072A1 (ja) * | 2015-11-17 | 2017-05-26 | 株式会社村田製作所 | 脈波伝播時間計測装置、及び、生体状態推定装置 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP12053297A patent/JP3751112B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112011103257T5 (de) | 2010-09-28 | 2013-08-08 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Blutdruckinformation-Messeinrichtung und Blutdruckinformation-Messverfahren |
US9532720B2 (en) | 2010-09-28 | 2017-01-03 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Blood pressure information measurement device and blood pressure information measurement method |
DE112011103257B4 (de) | 2010-09-28 | 2024-05-29 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Blutdruckinformation-Messeinrichtung und Blutdruckinformation-Messverfahren |
WO2017086072A1 (ja) * | 2015-11-17 | 2017-05-26 | 株式会社村田製作所 | 脈波伝播時間計測装置、及び、生体状態推定装置 |
JPWO2017086072A1 (ja) * | 2015-11-17 | 2018-09-06 | 株式会社村田製作所 | 脈波伝播時間計測装置、及び、生体状態推定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3751112B2 (ja) | 2006-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4027113A (en) | Headphone | |
AU726304B2 (en) | Marking device for electronic presentation board | |
US3810460A (en) | Detector for physiological quantities | |
JP2000513124A (ja) | 表示ボードデジタイザシステム | |
US20050033131A1 (en) | Ear sensor assembly | |
EP1052472A3 (en) | Constant pressure mechanism of probe | |
EP1944000A1 (en) | Skin care device | |
JPH0730748U (ja) | 歯ブラシ | |
RU2770152C1 (ru) | Электрическая бритва, чувствительная к давлению | |
JPH10309266A (ja) | 頸動脈波検出装置 | |
JPH10146322A (ja) | 頸動脈波検出装置 | |
JP3801361B2 (ja) | 頸動脈波検出装置 | |
JP4126500B2 (ja) | 耳装着型電子機器 | |
JP4023412B2 (ja) | 頭部装着型画像表示装置 | |
JPH1156799A (ja) | 頸動脈圧波検出装置 | |
KR102075943B1 (ko) | 혈압측정장치 | |
JPH0866378A (ja) | 脈拍センサ | |
KR102577846B1 (ko) | 케이블 홀더 | |
JP2005269075A (ja) | ヘッド装着具 | |
JP7468876B2 (ja) | 電極保持具及びインピーダンス測定装置 | |
US20230255586A1 (en) | Stethoscope | |
JPS61114411U (ja) | ||
JP3861877B2 (ja) | 耳装着型電子機器 | |
JP2983691B2 (ja) | トロリ線摩耗量測定器 | |
JPH0587552A (ja) | スケール装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20040116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040225 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040407 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050812 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050823 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20050922 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050926 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050930 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20051122 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20051206 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |