JPH10309176A - 藻塩の製造方法 - Google Patents

藻塩の製造方法

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JPH10309176A
JPH10309176A JP9157288A JP15728897A JPH10309176A JP H10309176 A JPH10309176 A JP H10309176A JP 9157288 A JP9157288 A JP 9157288A JP 15728897 A JP15728897 A JP 15728897A JP H10309176 A JPH10309176 A JP H10309176A
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JP
Japan
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salt
algal
raw material
seawater
algae
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Application number
JP9157288A
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English (en)
Inventor
Mitsutoshi Okabe
満勇 岡部
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BINSHIYOO KK
BINSHO KK
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BINSHIYOO KK
BINSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 本発明品は太古に存在した海藻.海草と海水を使う製塩
法(藻塩法)を元にして自然科学的で.しかも現代に通
用する内容と製品力を有する新しい形の調味塩に関する
ものである。 【目的】塩は味の源であります.味の世界もここ三.四
十年の間に随分さま替わりして.化学薬品や合成品の占
る割合が異常な速さで進行したのです.包装表示や商品
名が安全をおぼえる表現でも中身の大半が合成物で占め
られ表示又は表現に疑問を感じる物も少なくない。本当
の自然を自然の法則に従って食品及び食品素材を作り出
し上記のような商品にとって代わり.僅かながらも健全
な健康体作りに参加出来ればの思いです。 【構成】発明の製塩法で藻塩を造るとき.第一の処理が
海水のろ過.この行程を終えると藻塩の「材料1」とな
り濃縮をすると「原料1」に変わる.第二の処理が海草
の水分調整にある.これが「材料2」で更に細胞膜破壊
により「原料2」に変化する.原料1と原料2を浸漬等
で接触終了の後.冷風冷蔵等の環境下において仕上げ過
程の手順を経ると新藻塩の完成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明品である藻塩は単に天然塩
というだけに留まらず.健康食品(カルシウム強化食
品)でもあり.その上.細胞膜破壊により多出したヨー
ド等の効果で防腐作用も向上し食べ物の安全度をたかめ
る働きも加わり.従来の食用塩とは.およそ比較検討し
がたい別の存在値にあると思える.その一つ.例えば各
家庭で作るおかずには.食事毎に作るものと作り置きす
るものとがある.作り置き食品には煮つけ.佃煮.漬
物.焼き物等があり少しでも長くもたせたい.鮮度維
持.美味しさの持続は人間に共通する願望であり.身体
に害のない防腐効果は小のものであっても大切である.
これは又食品製造事業所に於いても上記家庭向け記述と
同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0002】
【従来の技術】塩の古史や文献によると西暦千百年に我
が国初の大規模塩田が作られたとあるが集落単位.もっ
と遡って族単位の塩造りは.それより遥か昔の七世紀と
されている.しかしながら当時の塩造りの設計からする
と極めて小さいものと推測されるとある.だが書物を集
読しそれを総合すると.今日の製塩は機械化こそ進んで
はいるが.手段や手順等に関する限り.いにしえの製塩
とそれ程の違いは見当たらない。それらの書物によると
我が国は四囲が海の典型的海洋国.しかも北緯三十度か
ら四十五度に位置し.地球全体から見るとかなり寒い国
の部類に属し.そのうえ多雨多湿で年間の降水量が蒸発
量を上回るため.天日製塩法には適していない.そのた
め海水の濃縮は天日製塩法で.そこから先の固形化は煎
ごう製塩法を取り入れ.変則ではあるが日本独自の製法
を作り出したのである。今の製塩法の起源は七世紀とあ
るが.それより更に昔の六世紀に藻塩という名の製塩法
が存在している.それらの文献を大約すると海藻に海水
を何度もかけ(乾いてはかけるを繰り返す)濃縮された
海水(鹹水)を多分に含んだ海藻を焼き.灰状になった
ものを水に溶かす.その上澄水を煮詰めて製した塩と記
述されている。しかしなぜ手間のかかる海藻焼きプラス
水溶解法なのか疑問は残る.さて今一方の製塩法につい
ても一説があったのでこれも書き添える.(地方により
若干の違いあり)川の河口に生える葦を刈り稲藁のよう
に束を作り.これをハゼ(竹や丸太を段組にした干し棒
の枠)に根元を上にして沢山の草懸けを作る.これに海
水をかけてわ乾かすを繰り返し.下の砂に垂れ溜った濃
縮海水(鹹水)を固液分離の後液体を煮詰めて製したと
ある.後に葦から落ちる葉や草皮の選別処理に手間取る
ことから.葦に替わって竹の枝を使うようになり.この
方法が昭和二十年代後半まで続くのであるがその間.
(明治三十八年)専売法が施行され塩を自由に作れない
時代が続くが.公社の民営化に伴い.民間に塩の研究体
制が戻ったのは.つい最近になってからのことである。
ちなみに現在塩を製造している事業所は元.公社の流れ
を含め数社であるが.いずれの製法も天日製塩法+煎ご
う製塩法もしくはイオン交換製塩法であり藻塩は今日現
在のところ.この国には存在していないのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】まず第一に藻塩を現代
風にして蘇らせること。通常の食用塩(調味料としての
塩味)だけでなく.それ以外の機能を兼ね備えたもの.
それも塩という特性を生かしたもので今の食用塩より更
に使い勝手の良いもの.例えば健康増進機能.予防機
能.防腐機能等.それに加えて辛みや香り等を塩の結晶
中に取り込ませる.いわゆる嗜好機能等である.元来藻
塩は岩塩はもとより通常の並み塩.食卓塩.精製塩.焼
き塩等とは製法.味.結晶形と.その全てにおいて違っ
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】現在市販されている食用
塩は「岩塩」及び「天然塩」がその元塩(もとしお)で
ある.周知の通り食用塩は元塩から並み塩.食卓塩.精
製塩.と塩以外の不純物を取り除き純度.精製度を蜜に
したもの.焼き塩はこれを更に加熱して表面水と一部結
晶水を除去したものである。この研究に携わるまでは全
く気付かないことであったが.塩から不純物を取り除け
るということは.「条件さえ組み立てれば」逆に塩の中
え不純物(旨味.辛味.甘味.)を入れることだって出
来る筈である。現在ではその存在すら消えた塩ではある
が.最古の一時代には旧塩田法と製法を二分していた筈
の藻塩も.もう一方の元塩である。新しい形の藻塩研究
が続いていたある日.藻塩法で作った元塩に塩以外の味
が含まれていることに注目をした.そこからこの研究は
門戸が大きく開かれたといっても過言ではない。分析の
結果.塩以外の味は昆布エキスであることが判明.しか
しこの結果が出るまで毎日ではないにしても相当長期に
渡り昆布を使った藻塩の研究と実験は繰り返したつもり
である.他の製塩法と違い.いつ塩造りをしても微かに
旨い味がするのは藻塩の特徴として捉えていたが.その
時の口当たりと味は.それまでの実験で表れた味量とは
比較にならない濃い味が生じていた.そこでこの実験を
再現すべく克明に作業手順を追い.得た回答は細胞膜の
破壊にありと出たのである。今回の「条件さえ組み立て
れば」に当たるキーワードは「細胞膜の破壊」である。
【0005】
【作用】本発明品のように働きの多いものは(塩であ
り.健康食品.嗜好品.防腐助剤)作用の表現に幾通り
もの筋立てができる.その中の一つに大変難しいとされ
てきた食香(食べ物の香り)の包含がある。周知の通り
香り(芳香族)を開放下におくと後は経過時間と共に香
りは薄れ最後にはなくなる.一般にこのような状態を香
り(匂い)が飛んだ又は抜けた等と表現する.例えば山
椒.柚子粉.七味唐辛子等に代表される和食の香辛料
も.開封後は経過時間と共に匂いや辛味も薄れる.こう
いう状態を気「キ」が抜けた等と表現する.今日我が国
で香りや辛味を塩と共存させている製品は胡麻塩と塩胡
椒等で数少ない.それに.これらの製品は他品種の食品
を混ぜ合わせた製品で一目でそれと見定められる.いず
れも焼き塩プラス他品種(胡麻.胡椒)である.潮解性
のある塩を他の乾物と共存させるには塩の表面水と一部
結晶水を除去した焼き塩が唯一の存在となるのである。
本発明品の.香り藻塩や.味藻塩は.塩の結晶が「香
り.味」を包含しているので.結晶が溶けてなくなるま
でその残量に応じて香り.味を持ち続けるのである。
【0006】
【実施例】本実施例で使用されている記号と.英字につ
いて説明します。
【0007】
【発明の効果】発明の効果面についてはモニターが答え
ている通りで.かなりの手応えを感じる結果である.通
常の見地からすると結晶は.結晶組成以外の物質を.結
晶中に取り入れることを拒む傾向があるとされている
が.その件についての例外(反対)は幾例もある.例え
ば本発明品の従来タイプである塩.その中の岩塩には鹹
水(塩と苦汁)以外の不純物が多量に含まれており.そ
れらの産出国では.今出荷に対する制限や決まり等を強
化し.食に対する安全を心がける等の傾向を強めてい
る.中でも岩塩は色を多含するものは販売を禁止すると
か.塩底(塩と土石の境界)から1メートル上を底限と
し.それ以下は掘らない等の制限を加えた国もあるとき
く.これらはみな有害成分や重金属等に対する配慮から
である。こう見てみると塩という結晶は異質物(不純
物)等を比較的受け入れやすい方の結晶とも考えられる
が.先に記述した岩塩の不純物はいずれも塩の比重と同
等かもしくは.それ以上の物質が大半で.本発明品のよ
うに昆布の粉末では塩の十分の一以下.菜の花の香りに
いたっては比重.重量の比較すら出来ないものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海水又は濃縮海水及び塩.塩水を海藻.海
    草に散布及び塗布等.又は浸漬等の行為で塩分を付着も
    しくは含浸させ.冷風.除湿.冷風冷蔵又は冷蔵等の条
    件下で塩の製造を行うこと。
  2. 【請求項2】海藻.海草に活性カルシウム及び藻.草の
    細胞膜を破壊するような方法を用いて.藻.草中に保有
    する成分の分離性を高め藻.草及びその分離成分の単一
    又は複合を使用し藻塩を造ること。
JP9157288A 1997-05-12 1997-05-12 藻塩の製造方法 Pending JPH10309176A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040047487A (ko) * 2002-11-28 2004-06-05 김선재 해조 미네랄 및 해조소금의 제조방법
CN110810804A (zh) * 2019-12-30 2020-02-21 好当家集团有限公司 一种海带生物盐的制备方法

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