JPH0249560A - 加工食品及びその製造方法 - Google Patents
加工食品及びその製造方法Info
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- JPH0249560A JPH0249560A JP63201740A JP20174088A JPH0249560A JP H0249560 A JPH0249560 A JP H0249560A JP 63201740 A JP63201740 A JP 63201740A JP 20174088 A JP20174088 A JP 20174088A JP H0249560 A JPH0249560 A JP H0249560A
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Landscapes
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、卵黄を用いた加工食品及びその製造[従来の
技術] 従来から、卵黄を用いた加工食品の代表として卵油がよ
く知られている。これは、卵黄を多数鍋等で加熱して、
水分を蒸発除去するとともに、タンパク質・炭水化物を
黒変分離させ、卵黄に多量に含まれている脂肪類を分離
採取したものと言われている。
技術] 従来から、卵黄を用いた加工食品の代表として卵油がよ
く知られている。これは、卵黄を多数鍋等で加熱して、
水分を蒸発除去するとともに、タンパク質・炭水化物を
黒変分離させ、卵黄に多量に含まれている脂肪類を分離
採取したものと言われている。
この時に、生の卵黄に含まれていた脂肪自体が変化する
か否かはあきらかではない。しかし、元々含まれている
レシチンが多量に含まれていることには変わりがない。
か否かはあきらかではない。しかし、元々含まれている
レシチンが多量に含まれていることには変わりがない。
その他、リノール酸やビタミン等も含まれているが、加
熱によって得られるのか、元々卵黄に含有されているも
のかは不明である。この分離採取した脂肪様の物質が、
我国で古くから知られている卵油である。
熱によって得られるのか、元々卵黄に含有されているも
のかは不明である。この分離採取した脂肪様の物質が、
我国で古くから知られている卵油である。
この卵油は、種々の有効成分を含んでいるものであり、
種々の薬効を示し、また健康を保つために必要なビタミ
ン等の欠乏を補うという効果を有している。
種々の薬効を示し、また健康を保つために必要なビタミ
ン等の欠乏を補うという効果を有している。
よって、古くは滋養補給やビタミン補給剤として重用さ
れていた。
れていた。
現在においても、その効力を重要視する向きもあり、種
々市販されている。
々市販されている。
[発明が解決しようとする課題]
以上のような卵油であっても、その製造が困難である。
即ち、卵黄を黒変するまで加熱し、さらにその中からタ
ンパクを除去する等という作業は非常に面倒である。
ンパクを除去する等という作業は非常に面倒である。
そこで、従来からこの卵油を簡単に製造できる方法が要
望されていた。
望されていた。
[課題を解決するための手段]
上記のような現状に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果、
本発明加工食品及びその製造方法を完成させたものであ
り、その特徴とするところは、生の卵黄100重量部に
対して、すり潰したニンニク50乃至150重量部を混
合し、攪拌しながら加熱し、水分を蒸発除去することに
よって粉末状とした点にある。
本発明加工食品及びその製造方法を完成させたものであ
り、その特徴とするところは、生の卵黄100重量部に
対して、すり潰したニンニク50乃至150重量部を混
合し、攪拌しながら加熱し、水分を蒸発除去することに
よって粉末状とした点にある。
本発明方法においては、卵黄を黒変させていないのが第
一の特徴であり、従来の卵油とまったく同一のものが生
成しているか否かは不明である。
一の特徴であり、従来の卵油とまったく同一のものが生
成しているか否かは不明である。
しかし卵油の最大の有効成分と言われているレシチンは
卵黄に元々含まれているところから、まったく同一のも
のでなくとも、その有効性、効力はほとんど変わらない
という発想から、本発明を完成させたものである。
卵黄に元々含まれているところから、まったく同一のも
のでなくとも、その有効性、効力はほとんど変わらない
という発想から、本発明を完成させたものである。
ここで、生の卵黄とは、厳密には鶏卵から卵殻と卵白及
びカラザと呼ばれる不透明白色のねじれた紐状のものを
除いたものであるが、実際には卵黄からカラザを除去す
る作業は手間がかかり且つ本発明加工食品にとってどう
しても除去しなければならないものでもないので、これ
を含んだものであっても「卵黄」と呼ぶものとする。
びカラザと呼ばれる不透明白色のねじれた紐状のものを
除いたものであるが、実際には卵黄からカラザを除去す
る作業は手間がかかり且つ本発明加工食品にとってどう
しても除去しなければならないものでもないので、これ
を含んだものであっても「卵黄」と呼ぶものとする。
又、ニンニクとは、硫化アリルを特徴とする特異な臭気
と独特の辛味があることで良く知られるユリ科の多年草
であり、時として葉、茎、とう等が利用されることもあ
るが、通常がそうであるように本発明においても、成熟
した鱗茎を指すものとする。この鱗茎は数個の小鱗茎に
分かれ、白または帯紅色の膜で包まれている。本発明方
法では、この膜は予め除去しておいたほうが良いが、そ
のままであっても良い。また、ニンニクは卵黄と混合す
る前に予めすり潰しておく必要があるがこのすり潰し作
業は、ニンニクを生の状態で行なうよりも予め茹でてお
いた後に行なう方が効率が良い。
と独特の辛味があることで良く知られるユリ科の多年草
であり、時として葉、茎、とう等が利用されることもあ
るが、通常がそうであるように本発明においても、成熟
した鱗茎を指すものとする。この鱗茎は数個の小鱗茎に
分かれ、白または帯紅色の膜で包まれている。本発明方
法では、この膜は予め除去しておいたほうが良いが、そ
のままであっても良い。また、ニンニクは卵黄と混合す
る前に予めすり潰しておく必要があるがこのすり潰し作
業は、ニンニクを生の状態で行なうよりも予め茹でてお
いた後に行なう方が効率が良い。
本発明の第二の特徴は、原料としてこのニンニクを採用
している点にあるがこれは、その薬効もさることながら
、ニンニクが充分な殺菌抗菌作用を呈するものであるの
で、卵油の如く卵黄中のタンパク質を黒変炭化させて除
去せず、残存させた本発明加工食品には必須のものとな
っている。
している点にあるがこれは、その薬効もさることながら
、ニンニクが充分な殺菌抗菌作用を呈するものであるの
で、卵油の如く卵黄中のタンパク質を黒変炭化させて除
去せず、残存させた本発明加工食品には必須のものとな
っている。
即ち、タンパク質の腐敗を防止するために、卵油では、
これを除去するという方法を採用しており、そのため長
時間かけてこれを黒変させなければならなかったが、ニ
ンニクを混合させることによってこうした面倒な手続き
を経なくとも良いこととなったわけである。
これを除去するという方法を採用しており、そのため長
時間かけてこれを黒変させなければならなかったが、ニ
ンニクを混合させることによってこうした面倒な手続き
を経なくとも良いこととなったわけである。
粉末状とは、細かく分かれたものであるという意味で使
用した語句であり厳密な意味における「粉末」を指すも
のではない。脂肪分を含んでやや湿った感じがあること
が多く、実際には「デンゾ」様の外観を呈している。
用した語句であり厳密な意味における「粉末」を指すも
のではない。脂肪分を含んでやや湿った感じがあること
が多く、実際には「デンゾ」様の外観を呈している。
[実施例]
以下実施例等に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
11週
ボウル中に、生の卵黄600 gと、茹でた後にすり潰
したニンニク500gとを入れこれを混合し、これをユ
キヒラ鍋に入れた上でコゲないように注意しながら攪拌
しつつトロ火で2時間加熱したところ、黄褐色をしたデ
ンブ状の粉末状物約500gが得られた。
したニンニク500gとを入れこれを混合し、これをユ
キヒラ鍋に入れた上でコゲないように注意しながら攪拌
しつつトロ火で2時間加熱したところ、黄褐色をしたデ
ンブ状の粉末状物約500gが得られた。
これを2週間放置してみたが、腐敗臭を感じることはな
かった。
かった。
なお、加熱を、初期段階では強火とし、ある程度水分を
蒸発させ、ブチブチと音を出す時点でトロ火とすれば、
加熱時間を30分程度にまで短縮できた。
蒸発させ、ブチブチと音を出す時点でトロ火とすれば、
加熱時間を30分程度にまで短縮できた。
此皇■L−上
ボウル中に、生の卵黄500gと、茹ですり潰したニン
ニク50gとを入れこれを混合し、これをユキヒラ鍋に
入れた上でコゲないように注意しながら攪拌しつつトロ
火で2時間加熱したところ、実施例1のものより幾分パ
サついた感じの黄褐色デンブ状の粉末状物的300 g
が得られた。
ニク50gとを入れこれを混合し、これをユキヒラ鍋に
入れた上でコゲないように注意しながら攪拌しつつトロ
火で2時間加熱したところ、実施例1のものより幾分パ
サついた感じの黄褐色デンブ状の粉末状物的300 g
が得られた。
これを放置しておいたところ、5日目から次第に腐敗臭
を感じるようになり、2週間目には表面の略ぼ全域にカ
ビが発生していた。
を感じるようになり、2週間目には表面の略ぼ全域にカ
ビが発生していた。
従って、ニンニクの量が少なくなると、得られた製品中
のタンパク質が腐敗しやすくなると判断できた。
のタンパク質が腐敗しやすくなると判断できた。
ル較桝−1
ボウル中に、生の卵黄100gと、茹でた後すり潰した
ニンニク500gとを入れこれを混合し、これをユキヒ
ラ鍋に入れた上でコゲないように注意しながら攪拌しつ
つトロ火で加熱したが、粘稠物が発生した後非常にコゲ
易い状態となり、結局褐色をしたデンブ状の粉末状物的
250 gが得られたが、作業はこれまでで最も注意を
必要とするものであった。
ニンニク500gとを入れこれを混合し、これをユキヒ
ラ鍋に入れた上でコゲないように注意しながら攪拌しつ
つトロ火で加熱したが、粘稠物が発生した後非常にコゲ
易い状態となり、結局褐色をしたデンブ状の粉末状物的
250 gが得られたが、作業はこれまでで最も注意を
必要とするものであった。
これを1週間放置してみたが、腐敗臭を感じることはな
かった。但し、実施例のものに比して吸湿の度合が大き
いように思われた。
かった。但し、実施例のものに比して吸湿の度合が大き
いように思われた。
従って、ニンニクの量を多くすると、加工食品中のレシ
チンその他の含有率が小さくなるばかりでなく、コゲつ
き易くなって製造が困難になり易いと判断した。
チンその他の含有率が小さくなるばかりでなく、コゲつ
き易くなって製造が困難になり易いと判断した。
なお、本発明加工食品は、従来の卵油と同様、例えば毎
日小すジ1杯程度ずつを服用する如き利用方法を採用し
て勿論良いが、卵油の有している独特の生臭さは、ニン
ニクの臭いで消されるためか殆ど感じることがないもの
であるので、炒め料理の油として利用すれば、ニンニク
油の代わりになると共にレシチン等の成分も摂取するこ
とができるし、サラダにまぶしたり、ぎようざの具の薬
味の一つとする、等々の用途がある。
日小すジ1杯程度ずつを服用する如き利用方法を採用し
て勿論良いが、卵油の有している独特の生臭さは、ニン
ニクの臭いで消されるためか殆ど感じることがないもの
であるので、炒め料理の油として利用すれば、ニンニク
油の代わりになると共にレシチン等の成分も摂取するこ
とができるし、サラダにまぶしたり、ぎようざの具の薬
味の一つとする、等々の用途がある。
[発明の効果]
以上詳細に説明したように、本発明は生の卵黄100重
量部に対して、すり潰したニンニク50乃至150重量
部を混合し、攪拌しながら加熱し、水分を蒸発除去する
ことによって粉末状とすることを特徴とする加工食品の
製造方法及びこうして得られる加工食品であり、以下の
如き種々の効果を有する極めて高度な発明である。
量部に対して、すり潰したニンニク50乃至150重量
部を混合し、攪拌しながら加熱し、水分を蒸発除去する
ことによって粉末状とすることを特徴とする加工食品の
製造方法及びこうして得られる加工食品であり、以下の
如き種々の効果を有する極めて高度な発明である。
■ 卵油のように、製品中のタンパク質を除去しないの
で、加熱時間が短縮できるばかりでなく卵油製造作業中
には必ず発生していた煙や悪臭による作業環境の劣悪化
といった問題もなくなる。
で、加熱時間が短縮できるばかりでなく卵油製造作業中
には必ず発生していた煙や悪臭による作業環境の劣悪化
といった問題もなくなる。
■ 殺菌抗菌力の旺盛なニンニクを材料としているもの
であるため、タンパク質を含有しているにもかかわらず
ほとんど腐敗しない。
であるため、タンパク質を含有しているにもかかわらず
ほとんど腐敗しない。
■ 薬効が優れている、卵黄とニンニク双方を材料とし
ているものであるので、これらの薬効を併せ持つ優れた
加工食品となる。
ているものであるので、これらの薬効を併せ持つ優れた
加工食品となる。
■ 加熱によって黒変させる必要がないので、製品の色
を鮮やかな黄色乃至黄褐色とすることができ、着色その
他の付随的な加工を施すことがなくとも外観上美麗な加
工食品が得られる。
を鮮やかな黄色乃至黄褐色とすることができ、着色その
他の付随的な加工を施すことがなくとも外観上美麗な加
工食品が得られる。
■ 卵油と同様の成分を含んでいるものでありながら、
卵油の如き生臭さを呈するものではないので、用途が広
い。
卵油の如き生臭さを呈するものではないので、用途が広
い。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、生の卵黄100重量部に対して、すり潰したニンニ
ク50乃至150重量部を混合し、撹拌しながら加熱し
、水分を蒸発除去することによって粉末状としたもので
あることを特徴とする加工食品。 2、生の卵黄100重量部に対して、すり潰したニンニ
ク50乃至150重量部を混合し、攪拌しながら加熱し
、水分を蒸発除去することによって粉末状とすることを
特徴とする加工食品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63201740A JP2717187B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 加工食品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63201740A JP2717187B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 加工食品及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0249560A true JPH0249560A (ja) | 1990-02-19 |
JP2717187B2 JP2717187B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=16446154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63201740A Expired - Fee Related JP2717187B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 加工食品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2717187B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6272737B1 (en) | 1997-02-24 | 2001-08-14 | Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. | Circuit component mounting system |
JP2006124340A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Kenko Kazoku:Kk | ニンニク卵黄を含有する高脂血症の予防及び/又は治療用組成物 |
JP2006160614A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Kenko Kazoku:Kk | ニンニク卵黄を含有する更年期障害の予防及び/又は治療用組成物 |
JP2006176421A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Kenko Kazoku:Kk | ニンニク卵黄を含有する脳機能及び/又は血液流動性改善用組成物 |
JP2006182776A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-07-13 | Kenko Kazoku:Kk | ニンニク卵黄を含有する高血圧の予防及び/又は治療用組成物 |
JP2008056629A (ja) * | 2006-09-01 | 2008-03-13 | Kenko Kazoku:Kk | ニンニク卵黄を含有する花粉症及び/又はハウスダストアレルギーの予防及び/又は治療用組成物 |
-
1988
- 1988-08-11 JP JP63201740A patent/JP2717187B2/ja not_active Expired - Fee Related
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