JPH10308628A - 複一次放射器とデュアルビームアンテナ - Google Patents

複一次放射器とデュアルビームアンテナ

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JPH10308628A
JPH10308628A JP1019698A JP1019698A JPH10308628A JP H10308628 A JPH10308628 A JP H10308628A JP 1019698 A JP1019698 A JP 1019698A JP 1019698 A JP1019698 A JP 1019698A JP H10308628 A JPH10308628 A JP H10308628A
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勝彦 ▲とく▼田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効口径が45cm程度の1枚のリフレクタ
ーを用いて近接した2つの衛星電波を受信する。 【解決手段】 出力端に軸芯が共に平行である円形導波
管43,44が接続された2つの一次放射器41,42
が所定の位置で、所定角度傾けて融合され、且つ該融合
部中心を回転軸とした偏波調整機構を有し、両一次放射
器41,42の開口面中心を結ぶ線分の中点がパラボラ
リフレクターの焦点付近に配備されるような構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衛星放送あるいは衛
星通信で用いる受信アンテナ(国際特許分類 H01Q
19/17)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の衛星の電波を1個のリフレ
クターで受信するパラボラアンテナは、デュアルビーム
アンテナあるいはマルチビームアンテナ等と呼ばれ、静
止軌道上の経度差が8度の間隔に位置する各々の衛星か
らの電波を受信するものが主流となっている。このアン
テナの一例としては、実開平3−107810号公報等
が提案されており、図23にそのアンテナの構成斜視図
を示す。
【0003】図23において、アンテナは第1の衛星か
らの電波を受信する第1の一次放射器102と、第2の
衛星からの電波を受信する第2の一次放射器103が各
々所定の位置に支持アーム94を介して配備され、1枚
のリフレクター101を用いて2つの電波を受信するよ
う構成されている。ここで、各々の一次放射器はリフレ
クターに対する該方向(照射方向)が受信時にアンテナ
の上部から見た場合の水平方向に対して直角になるよう
に配置されており、受信地点における偏波調整は一般的
には各々の一次放射器を伴うコンバ−タ−を個別に回転
させる手段を用いている。
【0004】また、偏波調整については、実開平6−5
2217号公報に示されているような方式が提案されて
おり、図24に示すデュアルビームアンテナの一次放射
器部の構成斜視図のように、両一次放射器間隔を半径と
して第1の一次放射器111の軸芯を中心にアーム11
3を所定角度θbだけ回転させることによって、第2の
一次放射器112の偏波角θaを調整するような構成と
している。
【0005】また、所定のf/D比及びオフセット距離
(パラボラアンテナ座標系における衛星方向軸とリフレ
クター最下端点間の距離)によって構成されるオフセッ
トパラボラリフレクターを用いて所定間隔の衛星からの
電波を受信するデュアルビームアンテナにおける最適受
信時の両一次放射器間隔Lは図1に示す通り、リフレク
ター口径Dとほぼ比例関係にあり、当然のことながら、
静止軌道上の経度間隔が8度の衛星を受信する場合と4
度間隔の場合とでは後者の方が一次放射器の最適配置間
隔は小さくなる。
【0006】一方、所定のリフレクターを用いたシング
ルビームアンテナにおける一次放射器開口直径dとアン
テナ効率ηは図2に示すように所定の開口直径(dop
t)の時に最大となる(ηmax)。これは、一次放射器の
指向性とリフレクターエッジを見た開口角度とは密接に
関係しているためである。つまり、一次放射器の開口直
径が小さいとリフレクターへの照射範囲が広がり、リフ
レクターからそのエネルギーがこぼれ落ちること(スピ
ルオーバー)になり、また、開口直径が大き過ぎると、
照射範囲が狭くなりリフレクターエッジ付近は作用しな
くなるためである。つまり、一般的には、最適な開口直
径を有する一次放射器を具備してデュアルビームアンテ
ナを構成する場合、最低条件としてdopt<Loなる関係
が成り立たなくてはならない。
【0007】つまり、両一次放射器を本位置に配備する
ためには、一次放射器の開口直径をLs以下になるよう
に小さくするか、あるいは開口直径をdoptに保持した
ままで一次放射器間の距離をLoのままにしておくしか
ない。しかし、前者の場合、有効口径が小さい(Ds)
リフレクターを用いて、デュアルビームアンテナを構成
した場合、図1に示すように、一次放射器間隔は小さく
なり(Ls)、dopt>Lsとなるため、アンテナ効率は
著しく低下し(ηo)、所望の受信性能を得ることは困
難となる。また、後者においても同様のことが言える。
【0008】したがって、従来においては、有効口径が
45cm程度のリフレクターを用いたデュアルビームア
ンテナは製品化されていなかった。
【0009】また、コンバ−タ−の構造設計面において
は、特許平4−207601公報のようなコンバ−タ−
が提案されている。図29に該コンバ−タ−の斜視図を
示す。該コンバ−タ−は支持ア−ムと平行にその先端に
取り付けられており、コンバ−タ−回路部を形成するプ
リント基板143と導波管144を具備した一次放射器
141はアンテナ設置時の鉛直方向において、鋭角を成
すように構成することによって簡易構造化を図ってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例において、所定口径のリフレクターを用いたアンテ
ナによって、静止軌道上の経度間隔が狭い2つの衛星か
らの電波を受信する場合、所望のアンテナ効率を得るよ
うに、両一次放射器を共に最適位置に配置しようとする
と、両者は物理的に重なり合ってしまうことになる。こ
れを回避するには、アンテナ口径を大きくすることによ
って両一次放射器の最適受信間隔を広げるか、あるいは
リフレクターのf/D比(有効口径に対する焦点距離と
の比)を極端に大きくし、一次放射器の配置をリフレク
ターから遠ざける等の工夫が必要となる。しかしなが
ら、前者では必要以上のアンテナ口径となったり、後者
では一次放射器からリフレクターエッジを見渡す角度
(開口角度)が小さくなるため、スピルオーバーが増大
し、アンテナ効率を著しく低下させることになる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のデュアルビームアンテナでは、例えば有効
口径が45cm径程度の小口径アンテナを用いて、衛星
の静止軌道間隔が狭い、例えば経度差が4度である2つ
の衛星からの電波を受信するために、従来配置されてい
た2つの一次放射器を所定の位置で融合し、一体化した
構造とする。また、両一次放射器をお互いに内側を向く
ような構造とすることによって、焦点から該水平方向に
デフォーカスする(焦点から離れる)ことにより減少し
た照射面積を元の面積に近づくようにし、且つアンテナ
設置(ポインティング)時の方位角方向が他方の衛星側
に向けられるため、その結果、デフォーカスによって生
じた受信性能劣化を軽減させることができる。
【0012】一方、偏波調整においては、該複一次放射
器の開口面中心あるいは融合部中心線上の所定の位置に
回転中心を有することによって両一次放射器の偏波を同
時に調整せしめる構造とする。
【0013】また、コンバ−タ−の構造においては、上
記複一次放射器を具備し、2つの衛星からの電波に対す
る各々のコンバ−タ−回路を1つの筐体にて構成するこ
とで、簡易構造化を図っている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、有効口径が45cm程度のパラボランテナでも4度
間隔で配置された衛星からの電波を1枚のリフレクター
を用いて受信する、いわゆるデュアルビーム化を可能と
する作用を有する。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、上記発
明のデュアルビームアンテナにおいて、複一次放射器の
外周部にコルゲートを設けることによって本アンテナの
高効率化を図る作用を有する。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、上記発
明において8度間隔で配置された衛星からの電波を受信
する場合、あるいはそれ以上の有効口径を有するリフレ
クターを用いて4度間隔で配置された衛星からの電波を
受信する場合において、デュアルビームアンテナを構成
する作用を有する。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明は、焦点を
中心としてリフレクター座標系の水平方向つまり、アン
テナ設置時の水平方向に所定の距離だけ離れた位置に配
備(デフォーカス)されることになる両一次放射器の照
射方向をリフレクター正面方向よりも所定角度だけ内側
に向けることによって、各一次放射器とリフレクターで
構成されるアンテナの受信性能をお互いに補い合い、高
効率化を図る作用を有する。
【0018】本発明の請求項5に記載の発明は、複一次
放射器の開口面側から見たテーパ形状がいずれも導波管
軸芯に向う構造となるため、本複一次放射器を射出成形
等の容易な手段により、金型化を可能とする作用を有す
る。
【0019】本発明の請求項6に記載の発明は、一次放
射器間のお互いの漏洩による干渉(アイソレーション)
を軽減すると共に、ホーン部を融合化する際に欠落した
ホーンの一部を補うことができるため、アンテナ効率の
改善を図ると共に、他方の衛星に対するアイソレ−ショ
ンを向上せしめる作用を有する。
【0020】本発明の請求項7に記載の発明は、1枚の
パラボラリフレクターを用い、請求項1から請求項6に
記載の融合化一次放射器の融合部中心を該焦点付近に配
備することによって、所定の経度差で配置された2つの
異なる衛星からの電波を受信することがデュアルビーム
アンテナを安価で構成する作用を有する。
【0021】本発明の請求項8に記載の発明は、従来の
デュアルビームアンテナにおける偏波調整が一般に、各
一次放射器について独立して行われていたのに対して、
偏波回転の中心を複一次放射器の中心あるいは融合部線
上とすることで、1回の作業で同時に2つの一次放射器
の偏波調整を図ることができるといった作用を有する。
【0022】本発明の請求項9及び請求項10に記載の
発明は、本発明の複一次放射器とコンバーター回路の筐
体を金型一体化し、且つ垂直偏波及び水平偏波を受信す
ることを目的として、円形導波管の出力端に配備された
マイクロストリップ線路から成る給電素子のペアを所定
の位置に配置することで、コンバーター回路の省スペー
ス化を図ることができるため、安価で且つ小型の一次放
射器一体型コンバーターを構成できるといった作用を有
する。
【0023】本発明の請求項11から請求項13に記載
の発明は、請求項8記載の偏波調整において、予め請求
項10記載の給電素子ペアを各々所定角度傾けて配備さ
せておくことによって、偏波調整の際に生じるアンテナ
受信性能の劣化を軽減できるといった作用を有する。
【0024】本発明の請求項14に記載の発明は、給電
素子の形状を従来の形状から変形させることで、導波管
部を必要としない構造となるために、一次放射器一体型
コンバーターの更なる小型化ができるといった作用を有
する。
【0025】以下、本発明の実施の形態における一次放
射器及びデュアルビームアンテナについて図面を用いて
説明する。
【0026】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
おける複一次放射器の正面図及び断面図を各々図3、図
4に示す。複一次放射器10は2つのホーン部6、7と
2つの円形導波管3、4から構成されており、第1の一
次放射器1の開口部と第2の一次放射器2の開口部が所
定の中心間距離を保ちつつ、同一面となるように配置さ
れている。
【0027】また、両者の中央部は第1のホーン部と第
2のホーン部が所定箇所で切断され、融合した形状を成
す。
【0028】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おける複一次放射器の正面図及び断面図を各々図5、図
6に示す。発明の形態1の第1のホーン部11及び第2
のホーン部12の外側周囲に所定の幅及び深さを有する
コルゲート13と呼ばれる環状溝を配備した第1の一次
放射器と第2の一次放射器で構成され、両ホーンの融合
部線上で該コルゲートもまた融合されたような形状を成
す。
【0029】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おける複一次放射器の正面図及び断面図を各々図7、図
8に示す。上記発明の形態2において、コルゲート部の
みが融合部16を有する形状を成す。このような構成
は、有効口径が45cm程度のリフレクターを用いて、
8度の経度間隔の衛星からの電波を受信する場合のもの
である。また、図9、図10に示す正面図及び断面図に
示すように、リフレクター口径によっては、ホーン部の
欠落は無く、コルゲートのみが融合された構成も考えら
れる。
【0030】(実施の形態4)本発明の請求項4に記載
の発明は、実施の形態1から実施の形態3で記載した複
一次放射器を両円形導波管軸芯31、32がアンテナ設
置時の水平方向に対して、所定の角度29だけ内側に傾
く、つまり鋭角を成すように構成されており、各々の該
断面図を図11から図13に示す。
【0031】(実施の形態5)本発明の請求項5に記載
の発明の複一次放射器の正面図及び断面図を各々図1
4、図15に示す。本複一次放射器は正面方向から射出
成形等の容易な方法によって金型化することを目的とし
ており、一例として図11に示した複一次放射器におい
て、第1のホーン部41及び第2のホーン部42形状は
保持したまま、円形導波管軸芯47、48だけがリフレ
クター正面方向を向くように導波管と該ホーン部を接合
させ、且つコルゲート46もそれと同一の方向に設けら
れた構造を成す。また、図12及び図13の複一次放射
器についても本発明と同様の構造とすることが考えられ
る。
【0032】(実施の形態6)本発明の請求項6に記載
の発明は、図16及び図17に示す該正面図、断面図か
ら分るように、第1のホーン部51と第2のホーン部5
2を融合させる時に欠落したホーン部を補い、且つ両導
波管出力端におけるアイソレーションの向上を目的とし
て該融合部に所定の厚み及び高さを有する仕切板53を
設けた構成とする。当然のことながら、本仕切版は金型
化する際には、導波管軸芯方向に対して若干テーパー状
となる。
【0033】(実施の形態7)図18は本発明の実施の
形態7におけるデュアルビームアンテナの要部斜視図を
示す。デュアルビームアンテナの主要な構成は、支持マ
スト62と、パラボラリフレクター61と、支持アーム
63と、アンテナ焦点近傍に配備された第1の衛星66
と第2の衛星67からの電波を受信する複一次放射器6
5から構成される。
【0034】なお、複一次放射器はその第1のホーンと
第2のホーンの開口面間中心つまり、複一次放射器の開
口面中心をパラボラ焦点付近に配備し、該焦点に対して
両一次放射器がリフレクターの水平方向において左右対
称となるように所定のホルダー64を介して配置されて
いる。
【0035】(実施の形態8)図19は本発明の実施の
形態8における複一次放射器を具備したコンバーターの
背面図を示す。該複一次放射器72とコンバーター筐体
73は金型一体化されており、複一次放射器の各々の開
口面中心を結ぶ線分の中点を通り、導波管軸芯と平行を
成す軸を回転中心71として、コンバーターが回転でき
るように構成されている。つまり、このような構造とす
ることで偏波調整のための回転機構を具備した構成とし
た例である。
【0036】しかしながら、図20に示す本回転角に対
するアンテナ利得の関係から、回転角が受信エリアにお
いてφminからφmaxまで変化するとした場合、最適受信
位置から外れることになるためアンテナ利得の低下を招
く。また、両一次放射器とそのリフレクター照射面積で
定められるアンテナ利得のバランスも不平衡となる。そ
の結果、受信性能が劣化するといった欠点がある。
【0037】(実施の形態9)図21は複一次放射器の
開口面方向から見た時の本発明の実施の形態8における
複一次放射器一体化コンバーターの正面図を示す。所定
の幅及び長さを有し、マイクロストリップ線路で構成さ
れる給電素子のペア81、82が各々の円形導波管の出
力端に、同一の線路で構成される互いに直角を成すコン
バーター回路83と接続されて具備されている。
【0038】また、この給電素子は融合部中心線89に
対して平行且つ垂直に配置され、且つ互いに垂直軸8
6、87上に配置された素子は同一側、水平軸88上に
配置された素子は反対側に位置するように配置されてい
る。
【0039】(実施の形態10)図22は図21と同一
方向から見た時の複一次放射器の正面図を示す。直角を
成す給電素子ペア91、92の配置関係は保持しつつ、
導波管軸芯98、99を回転軸とし、融合部中心線96
と平行する各々の円形導波管の正面方向垂直軸93、9
4に対して所定角度97、121だけ傾けた状態で円形
導波管の出力端に取り付けられている。つまり、図20
で示したホルダー回転角とアンテナ利得の関係から、回
転機構がない場合の本アンテナにおける受信エリアでの
偏波回転角φがφminからφmaxの範囲とすると、最大利
得(Gmax)からの劣化幅のアンバランスが生じるのに
対して、給電素子ペアを所定角度(Δφ、△φ')傾け
ることによって、偏波回転角の範囲をφmin'からφmax'
になるようにオフセットを図り、受信エリア内における
受信性能の最適化を図っている。
【0040】(実施の形態11)実施の形態10は衛星
の偏波角が任意である場合の例であるのに対し、静止軌
道上の経度が異なり、且つ軌道面(赤道を含む面)に対
する衛星の傾き角が同じである衛星を受信する場合の衛
星に対する偏波の関係を図25に示す。
【0041】第3の衛星127は第1の衛星125と第
2の衛星126の中間に位置する仮想衛星であり、アン
テナ128はこの両衛星からの電波を均等に受信するた
めに、この第3の衛星を正面方向として設置した場合、
一次放射器を支持するホルダ−は焦点を支点として第1
の衛星と第2の衛星を結ぶ直線の傾きφ12に相当する角
度だけ回転することになる。
【0042】また、第3の衛星に対する偏波角φoは図
25に示したように、φ12とほぼ等しくなるため、両一
次放射器で受信する偏波角は各々φo−φ1、φ2−φo
(φ1,φ2は各々第1の衛星、第2の衛星に対する偏波
角)となり、受信エリアにおいて、これらの絶対値の差
が最小となる初期シフト角度△φだけ、図26に示すマ
イクロストリップ線路で構成する給電素子ペアの位置を
左右対称に回転して配備することにより、偏波調整誤差
の最小化を図ることができる。
【0043】(実施の形態12)また、図25および図
26において第1の衛星をJCSAT−3号(東経12
8度)、第2の衛星をJCSAT−4号(東経124
度)とした場合、日本国内において、最適な初期シフト
角度△φを計算した結果、約2.5度となる。つまり、
第27図に示すように各地での第1の衛星および第2の
衛星に対する偏波調整誤差であるφ1−φ0−△φ、φ
0−φ2+△φを各々1度以内に収めることができる。
【0044】(実施の形態13)図28に示すように、
一次放射器が正面方向に配置された場合の最適な給電素
子の長さをLとすると、一次放射器が水平方向に所定の
角度αだけ傾くため、その投影長に相当するL/COS
αに長さに設計することにより、実施の形態5のような
導波管部を介さずに直接、複一次放射器にプリント基板
136を取り付けて構成することができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の複一次放射器及び
デュアルビームアンテナによれば、静止軌道上の経度差
が4度から8度間隔に配置された2つの衛星からの電波
を45cm程度の有効口径を有する1枚のパラボラリフ
レクターを用いて受信することを可能とした。
【0046】また、複一次放射器の両開口面を互いに内
側に向けることによって、アンテナ設置時つまり、2つ
の内のいずれかの一次放射器と該リフレクターへの照射
面積によって構成されるアンテナで最適に受信できるよ
うにアンテナを調整した場合、該アンテナの方位角方向
が他方の衛星側に向けられるためため、該他方の一次放
射器で構成されるアンテナの受信性能を向上させること
ができる。従って、複一次放射器によって構成される両
衛星に対するアンテナの受信性能を向上させることがで
きる。
【0047】また、上記受信性能の改善を図った複一次
放射器の金型を製造する場合、複一次放射器部のホーン
形状は保持しつつ、コルゲート円形導波管の方向を開口
正面方向に向けることで、特殊な製造方法を用いずに一
般に用いられている射出成形等の簡易な方法を用いて実
現可能となる。ここで、円形導波管と一次放射器の接続
については、実際接合部の傾き角度が数度であるため、
インピーダンスの不整合損失による影響は殆ど無視でき
る。
【0048】更に、融合部上に所定形状の仕切部を追加
することで、2つの円形導波管の出力端における他の衛
星及び他のコンバ−タ−に対するアイソレーションを向
上させ、欠落したホーンの一部を補うといった点で、垂
直偏波入射時のアンテナ指向性を改善することができ
る。
【0049】また、本発明の複一次放射器とコンバータ
ー筐体を金型一体化し、給電素子のペアを所定の位置に
配置することにより、垂直偏波及び水平偏波を同時に受
信できるコンバーターのコストダウン及び小型軽量化を
図ることができる。
【0050】偏波調整においては、回転軸を複一次放射
器の中心部あるいは融合部線上とすることで、両衛星に
対する受信偏波を1回の作業にて調整することができ
る。更に、給電素子を両円形導波管軸芯に対して所定角
度予め傾けておくことで、本デュアルビームアンテナの
網羅する受信エリア内で複一次放射器の回転角度に対す
るアンテナ効率の劣化を最小限に防ぐことができる。
【0051】また、受信する2つの衛星の静止軌道面に
対する傾き角が同一である場合(例えば、JCSAT−
3号、JCSAT−4号の場合は共に0度)、2つの衛
星の中間に位置する第3の衛星に対する偏波角だけ複一
次放射器と一体化して構成するコンバ−タ−を回転させ
ることにより、各地での偏波をほぼ最適に調整すること
ができる。
【0052】一方、複一次放射器とコンバ−タ−回路の
接続手段を給電素子長の調節により、導波管部を省略す
ることができるため、更なる一体化コンバ−タ−の小型
化が可能となる。
【0053】以上の結果、設置コスト、セット価格の大
幅削減及びアンテナ設置場所の省スペース化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるデュアルビームアン
テナの有効口径に対する最適一次放射器の間隔関係図
【図2】本発明の一実施例のシングルビームアンテナに
おける一次放射器の開口径に対するアンテナ効率の関係
【図3】本発明の実施の形態1における複一次放射器の
正面図
【図4】本発明の実施の形態1における複一次放射器の
断面図
【図5】本発明の実施の形態2における複一次放射器の
断面図
【図6】本発明の実施の形態2における複一次放射器の
断面図
【図7】本発明の実施の形態3における複一次放射器の
断面図
【図8】本発明の実施の形態3における複一次放射器の
断面図
【図9】本発明の実施の形態3における複一次放射器の
断面図
【図10】本発明の実施の形態3における複一次放射器
の断面図
【図11】本発明の実施の形態4における複一次放射器
の断面図
【図12】本発明の実施の形態4における複一次放射器
の断面図
【図13】本発明の実施の形態4における複一次放射器
の断面図
【図14】本発明の実施の形態5における複一次放射器
の正面図
【図15】図14の断面図
【図16】本発明の実施の形態6における複一次放射器
の正面図
【図17】図16の断面図
【図18】本発明の実施の形態7におけるデュアルビー
ムアンテナの要部斜視図
【図19】本発明の実施の形態8におけるコンバーター
の背面図
【図20】回転角に対するアンテナ利得の関係を示す図
【図21】本発明の実施の形態9におけるコンバーター
の正面図
【図22】本発明の実施の形態10における複一次放射
器の正面図
【図23】従来の実施形態におけるデュアルビームアン
テナの主要部斜視図
【図24】従来の偏波調整方法を用いたデュアルビーム
アンテナ用一次放射器の要部斜視図
【図25】衛星に対する偏波角の関係を示す図
【図26】本発明の実施の形態11および実施の形態1
2における複一次放射器の正面図
【図27】実施の形態12における第1の衛星および第
2の衛星に対する偏波角誤差を示す図
【図28】本発明の実施の形態13における複一次放射
器の断面図
【図29】従来の実施形態におけるコンバ−タ−の断面
【符号の説明】
1、18、26、41、51 第1の一次放射器 2、19、27、42、52 第2の一次放射器 3、43 第1の円形導波管 4、44 第2の円形導波管 5、16、21、28、33、34、45 融合部 6、11 第1のホーン部 7、12 第2のホーン部 10、15、20、25、30、35、40、50、5
5、65、72、85、100、140 複一次放射器 13、17、46 コルゲート 29 傾き角度 31、47 第1の円形導波管軸芯 32、48 第2の円形導波管軸芯 53 仕切板 61 パラボラリフクレター 62 支持マスト 63 支持アーム 64 ホルダー 66、125 第1の衛星 67、126 第2の衛星 70、128 デュアルビームアンテナ 73、84 コンバーター筐体 74 F接栓 80、90、150 コンバーター 81、86、131 第1の給電素子ペア 82、87、132 第2の給電素子ペア 83 コンバーター回路 88 水平軸 91 第1の円形導波管軸芯 92 第2の円形導波管軸芯 93 第1の垂直軸 94 第2の垂直軸 97、121 傾き角度 127 仮想衛星 135、142 給電素子 136、143 プリント基板 141 一次放射器 144 導波管

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部が円形導波管と接続し,開口面方向
    に向かって口径が大きくなるような形状を成す2つのホ
    ーンが、同一開口面上の所定の位置で融合部分を有し一
    体化された構造を有することを特徴とした複一次放射
    器。
  2. 【請求項2】 各々のホーン外周に所定の幅を有する溝
    (コルゲート)部を配備し、該コルゲートもまた、同様
    に融合し一体化した構造を有することを特徴とした請求
    項1記載の複一次放射器。
  3. 【請求項3】 ホーン部は融合せずにコルゲート部のみ
    が融合した構造を成すことを特徴とした請求項2記載の
    複一次放射器。
  4. 【請求項4】 融合部の中心線を軸とし、両ホーンがお
    互いに、開口面方向に向かって所定の角度だけ内側を向
    き合うような形状を成すことを特徴とした請求項1〜請
    求項3のいずれか一つに記載の複一次放射器。
  5. 【請求項5】 ホーン部の位置関係及び形状を保持しつ
    つ,両導波管の軸芯が同一方向となるようホーンと円形
    導波管が接続され、且つ、コルゲートも該導波管軸芯と
    同一方向になるような構造を有することを特徴とした請
    求項4記載の複一次放射器。
  6. 【請求項6】 融合部に所定の厚みと高さを有する仕切
    部を設けたことを特徴とする請求項4〜請求項5のいず
    れか一つに記載の複一次放射器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか一つに記
    載の複一次放射器の両ホーン部開口面中心を結ぶ線分の
    中点が、1枚のパラボラリフレクターの焦点付近に位置
    するよう配置し、且つ、両ホーン部開口面中心を結ぶ線
    が該リフレクター座標系の水平方向と平行を成すような
    構成としたことを特徴とするデュアルビームアンテナ。
  8. 【請求項8】 一次放射器の融合部中心または中心線上
    に回転中心が設けられた偏波調整機構を有することを特
    徴とする請求項7記載のデュアルビームアンテナ。
  9. 【請求項9】 請求項4〜請求項6のいずれか一つに記
    載の複一次放射器とマイクロストリップ線路から構成さ
    れる回路の筐体とが2つの円形導波管を介して接続さ
    れ、一体化された構造を有することを特徴とするコンバ
    ーター。
  10. 【請求項10】 各々の円形導波管の出力端において、
    所定の幅及び長さを有するマイクロストリップ線路から
    成り、複一次放射器の融合部中心線に対して、互いに平
    行な方向は同一側に、垂直な方向は反対側に配置された
    2つの直角を成して構成される給電素子ペアを備えたこ
    とを特徴とする請求項9記載のコンバーター。
  11. 【請求項11】 2つの給電素子ペアが各々の円形導波
    管の軸芯を回転軸とし、素子ペアの直角性配置は保持し
    つつ、各々所定の角度だけ傾いた位置に配置された構造
    を有することを特徴とする請求項10記載のコンバータ
    ー。
  12. 【請求項12】 2つの給電素子ペアが各々の円形導波
    管の垂直軸に対して左右対称に同一の角度だけ回転させ
    て配備した構造を有することを特徴とする請求項10記
    載のコンバーター。
  13. 【請求項13】 2つの給電素子ペアの回転角度が該垂
    直軸に対して、2度から3度であることを特徴とする請
    求項12記載のコンバーター。
  14. 【請求項14】 給電素子ペアのうち水平方向に配置さ
    れる素子が一次放射器の傾きに対する投影長に相当する
    ような長さを有することを特徴とする請求項10記載の
    コンバーター。
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