JP2008131575A - フィードホーン、衛星受信用コンバータおよび衛生受信用アンテナ - Google Patents

フィードホーン、衛星受信用コンバータおよび衛生受信用アンテナ Download PDF

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Abstract

【課題】アンテナゲインを高めることが可能なフィードホーンを提供する。
【解決手段】フィードホーンユニット2は、パラボラ反射鏡で反射された電波の入力を受ける開口部2aと、開口部2aで受信した電波をコンバータユニット5に伝達する導波管2bとを含む。また、フィードホーンユニット3は、パラボラ反射鏡で反射された電波の入力を受ける開口部3aと、開口部3aで受信した電波をコンバータユニット5に伝達する導波管3bとを含む。また、フィードホーンユニット4は、パラボラ反射鏡で反射された電波の入力を受ける開口部4aと、開口部4aで受信した電波をコンバータユニット5に伝達する導波管4bとを含む。フィードホーンユニットの開口部は、パラボラ反射鏡10の反射面の中央位置Oに向けられる。フィードホーンユニット2〜4の放射パターン30は、互いにパラボラ反射鏡10の反射面の中央位置に向くことになり、それぞれのフィードホーンユニット2〜4についてアンテナゲインを高めることできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、衛星放送、衛星通信受信用のパラボラアンテナに関し、特に複数の放送衛星あるいは通信衛星からの電波を受信する衛星受信用コンバータの衛生受信用アンテナに関する。
従来より、複数の衛星の電波を1個のリフレクタ(反射鏡)で受信するパラボラアンテナは、デュアルビームアンテナあるいはマルチビームアンテナ等と呼ばれ、各々の衛星からの電波を受信することが可能な構成が提案されている(特許文献1および特許文献2参照)。
特開平10−308628号公報 特開平11−41028号公報
図6は、衛星放送あるいは衛星通信用の衛星受信用パラボラアンテナの概念図である。 図6を参照して、ここで示されているように複数の衛星からの信号は、パラボラ反射鏡10で反射・収束させ、フィードホーン20で受信してコンバータユニット24ヘと導く構成となっている。ここでは、3つのフィードホーンユニット21〜23が設けられ、一例として3つの衛星からの信号が受信可能な構成となっている。なお、フィードホーン20と、コンバータユニット24とで衛星受信用コンバータを構成する。
図7は、1つのパラボラ反射鏡で軌道の異なる複数の静止衛星を受信する場合の焦点位置を説明する図である。
図7(a)〜図7(c)にそれぞれ示されるように各衛星のパラボラ反射鏡焦点の位置にフィードホーンユニットを設置する必要がある。図7(a)〜図7(c)に示されるようにそれぞれ焦点位置が異なり、対応する位置にフィードホーンユニットが配置される。
図8は、従来の衛星受信用コンバータの概略ブロック図である。
図8を参照して、ここでは、3つのフィードホーンユニット21〜23と、3つのフィードホーンユニットと連結されるコンバータユニット24とが示される。
フィードホーンユニット21は、パラボラ反射鏡で反射された電波の入力を受ける開口部21aと、開口部21aで受信した電波をコンバータユニット24に伝達する導波管21bとを含む。また、フィードホーンユニット22は、パラボラ反射鏡で反射された電波の入力を受ける開口部22aと、開口部22aで受信した電波をコンバータユニット24に伝達する導波管22bとを含む。また、フィードホーンユニット23は、パラボラ反射鏡で反射された電波の入力を受ける開口部23aと、開口部23aで受信した電波をコンバータユニット24に伝達する導波管23bとを含む。
各フィードホーンユニットで受信した信号は、それぞれの導波管を通り、コンバータユニット24内部のそれぞれの電気回路で増幅、周波数変換されて後段の回路に出力される。
従来の衛星受信用コンバータは、図示されるように同一形状のフィードホーンユニットを並列に複数個並べた方式により複数の衛星からの電波を受信する構成となっていた。
すなわち、図8に示されるように各フィードホーンユニットの放射パターン25(指向特性)は、全て同じ方向に向けられていた。
図9は、フィードホーンユニットに入射する電波を説明する図である。
図9に示されるように、フィードホーンユニットに入射する電波は、パラボラ反射鏡の開き角度に相当する分であり、アンテナゲインは、この開き角度内のゲインを積分した値となる。
図10は、フィードホーンユニットがパラボラ反射鏡の中心を向いている場合と、向いていない場合の放射パターンを説明する図である。
図10に示されているようにフィードホーンユニットがパラボラ反射鏡の中心を向いていない場合には、角度のずれによりフィードホーンユニットの位置から見た反射鏡の開き角度内の放射パターン領域の面積は、フィードホーンユニットがパラボラ反射鏡の中心を向いている場合に比べて小さくなる。言い換えるならばこの開き角度内のゲインを積分した値すなわちアンテナゲインが低下することになる。
図11は、フィードホーンユニットの軸方向のずれとアンテナゲインとの相関関係を説明する図である。
図11に示されるように例えば、12GHzの電波(波長λ=25mm)の電波が入射された場合にフィードホーンの中心から例えば5mm(ΔFx)ずれると(ΔFx/λ=0.2)0.4〜0.8dB程度アンテナゲイン(ΔG)が低下することになる。なお、ここで、αは、フィードホーンの指向特性(放射パターン)の鋭さを示す定数であり、αが小の場合にはブロード、αが大の場合にはシャープを示す。
したがって、図8で示されるようなフィードホーンユニットのゲインについて考えると、パラボラ反射鏡の軸方向に最大のゲインが得られる(最大感度が得られる)が、同一形状のフィードホーンを並列に複数個並べたフィードホーンユニットにおいては、パラボラ反射鏡の中心軸以外のフィードホーンユニットは、放射パターンが反射鏡の中心を向かない構成となり、パラボラ反射鏡からフィードホーンユニットに入射する信号の位相にずれが生じるとともにアンテナとしての開口効率が低下し、上述したようにアンテナゲインが低下することになる。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、アンテナゲインを高めることが可能なフィードホーン、衛星受信用コンバータおよび衛星受信用アンテナを提供することを目的とする。
本発明に係るフィードホーンは、パラボラ反射鏡を介して反射された複数の衛星からの電波を受信するフィードホーンであって、複数の衛星にそれぞれ対応して設けられ、各々が対応する衛星からの電波を受信するために独立した開口部を有する複数のフィードホーンユニットを備え、複数のフィードホーンユニットの開口部の開口面の中心軸は、パラボラ反射鏡の反射面の中央位置に向けられる。
好ましくは、各フィードホーンユニットは、開口部と連結され、受信した電波を伝達する導波管をさらに含む。複数のフィードホーンユニットにおいて、複数の導波管および複数の開口部の中心軸は、互いに同一の方向に向けられ、かつパラボラ反射鏡の反射面の中央位置を指す方向に向けられる。
特に、導波管は、信号処理部と接続され、各フィードホーンユニットに含まれる導波管と信号処理部のシャーシとを連結するためのフランジ部をさらに備える。
特に、複数のフィードホーンユニットは、パラボラ反射鏡を介して反射された複数の衛星からの電波の焦点位置にそれぞれ対応して配置される。各フィードホーンユニットは、各フィードホーンユニットの位相中心位置と対応する焦点位置とが一致するように配置される。
好ましくは、各フィードホーンユニットは、開口部と連結され、受信した電波を伝達する導波管をさらに含む。複数のフィードホーンユニットにおいて、複数の導波管の少なくとも一部の領域は、中心軸が互いに同一の方向に向けられ、複数の導波管の残りの領域は、中心軸がパラボラ反射鏡の反射面の中央位置を指す方向に向けられる。
特に、各導波管の少なくとも一部の領域と残りの領域とは互いに分離し、各導波管の少なくとも一部の領域と残りの領域とを連結するフランジ部をさらに設ける。
特に、複数のフィードホーンユニットは、パラボラ反射鏡を介して反射された複数の衛星からの電波の焦点位置にそれぞれ対応して配置される。各フィードホーンユニットは、各フィードホーンユニットの位相中心位置と対応する焦点位置とが一致するように配置される。
好ましくは、各フィードホーンユニットは、開口部と連結され、受信した電波を伝達する導波管をさらに含む。複数のフィードホーンユニットにおいて、複数の導波管の中心軸は互いに同一の方向に向けられ、複数の開口部の中心軸はパラボラ反射鏡の反射面の中央位置を指す方向に向けられる。
特に、フィードホーンは、信号処理部と接続され、複数のフィードホーンユニットおよび信号処理部のシャーシとは一体で成型される。
特に、複数のフィードホーンユニットは、パラボラ反射鏡を介して反射された複数の衛星からの電波の焦点位置にそれぞれ対応して配置され、各フィードホーンユニットは、各フィードホーンユニットの位相中心位置と対応する焦点位置とが一致するように配置される。
本発明に係る衛星受信用コンバータは、上記フィードホーンを備える。
本発明に係る衛星受信用アンテナは、パラボラ反射鏡と、上記衛星受信用コンバータとを備える。
本発明に係るフィードホーン、衛星受信用コンバータおよび衛星受信用アンテナは、複数のフィードホーンユニットの開口部の開口面の中心軸がパラボラ反射鏡の反射面の中央位置に向けられるため各フィードホーンユニットにおける開口効率の低下を抑制し、アンテナゲインを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態に従う衛星放送あるいは衛星通信用の衛星受信用パラボラアンテナの概念図である。
図1を参照して、ここでは、図5で説明したパラボラ反射鏡10と、複数の衛星からの信号を受信する衛星受信用コンバータ1とが設けられた構成が示されている。そして、複数の衛星からの信号は、パラボラ反射鏡10で反射・収束されて、衛星受信用コンバータ1のフィードホーンで受信してコンバータユニット5ヘと導く構成となっている。ここでは、コンバータユニット5と連結される3つのフィードホーンユニット2〜4が設けられ、一例として3つの衛星からの信号が受信可能な構成となっている。
フィードホーンユニット2は、パラボラ反射鏡で反射された電波の入力を受ける開口部2aと、開口部2aで受信した電波をコンバータユニット5に伝達する導波管2bとを含む。また、フィードホーンユニット3は、パラボラ反射鏡で反射された電波の入力を受ける開口部3aと、開口部3aで受信した電波をコンバータユニット5に伝達する導波管3bとを含む。また、フィードホーンユニット4は、パラボラ反射鏡で反射された電波の入力を受ける開口部4aと、開口部4aで受信した電波をコンバータユニット5に伝達する導波管4bとを含む。
各フィードホーンユニットで受信した信号は、それぞれの導波管を通り、コンバータユニット5内部の信号処理部に相当する電気回路で増幅、周波数変換されて後段の回路に出力される。
ここで示されるようにフィードホーンユニットの開口部は、図7で説明した従来の衛星受信用コンバータと異なり全て同じ方向に向けられておらず、パラボラ反射鏡10の反射面の中央位置Oに向けられている。したがって、フィードホーンユニット2〜4の放射パターン30は、互いにパラボラ反射鏡10の反射面の中央位置に向くことになり、それぞれのフィードホーンユニット2〜4についてアンテナゲインを高めることできる。
また、各フィードホーンユニットおよびコンバータユニットのシャーシとを一体で成型することも可能である。
図2は、フィードホーンユニットおよびコンバータユニットのシャーシとを一体で成型した場合を説明する概念図である。
図2を参照して、ここでは、3つのフィードホーンユニットのうちの1つのフィードホーンユニット2と、一体で成型されたコンバータユニット5とが示されており、コンバータユニット5内部において、フレーム12に対して信号処理部を形成する回路基板11が設けられた場合が一例として示されている。そして、このフィードホーンユニット2とコンバータユニット5とは、一体で成型されたシャーシで覆われている構成が示されている。なお、ここでは、図示していないがフィードホーンユニット3,4についてもフィードホーンユニット2と同様の構成として設けられている。
図3は、本発明の実施の形態に従う別の衛星受信用コンバータを説明する図である。
図3(a)を参照して、ここでは、図1のフィードホーンユニット2〜4とコンバータユニット5を覆うシャーシとの間にフランジ部6を設けた構成が示されている。このフランジ部6は、フィードホーンユニット2〜4とコンバータユニット5のシャーシとを連結するために設けられる。この構成は、フィードホーンユニット2〜4とコンバータユニット5のシャーシとが独立に成型されるような場合にフランジ部6を用いて連結することが可能である。このように分離した形態であれば、それぞれの部分について、金型によるダイカスト成型が比較的容易に実行することが可能である。
図3(b)を参照して、ここでは、フィードホーンユニット2,4の代わりにフィードホーンユニット2#,4#が設けられる。フィードホーンユニット2#は、開口部2aと、導波管2b#とを含む。フィードホーンユニット4#は、開口部4aと、導波管4b#とを含む。フィードホーンユニット2#の導波管2b#は、一部の領域は、フィードホーンユニット3の導波管3bの中心軸と同一の方向となるように向けられ、そして、残りの領域は、開口部2aとともに導波管2b#の中心軸がパラボラ反射鏡10の反射面の中央位置を指す方向に向けられ、成型されている。
フィードホーンユニット4#についても同様に、フィードホーンユニット4#の導波管4#bは、一部の領域は、フィードホーンユニット3の導波管3bの中心軸と同一の方向となるように向けられ、そして、残りの領域は、開口部4aとともに導波管4b#の中心軸がパラボラ反射鏡10の反射面の中央位置を指す方向に向けられ、成型されている。
当該構成においては、フィードホーンユニットの開口部と導波管の残りの領域の中心軸は、パラボラ反射鏡の反射面の中央位置に向けられるとともに、フィードホーンユニットの少なくとも一部の領域の中心軸は、互いに並行に設けられる構成であり、フィードホーンユニットの開口部をパラボラ反射鏡の反射面の中央位置に向けることによって、それぞれの放射パターンもパラボラ反射鏡の反射面の中央位置に向き、アンテナゲインを高めることできる。
また、フランジ部6等を設けない構成であり、各フィードホーンユニットおよびコンバータユニットのシャーシとを一体で成型することも可能である。
図3(c)を参照して、ここでは、導波管の略中央領域においてフランジ部7が設けられた構成が示されている。具体的には、図3(d)に示されるように導波管が3つの部位に分割され、フランジ部でそれぞれ連結された構成が示されている。具体的には、導波管ユニット8a〜8cが設けられるとともに、導波管ユニット8aと8bとを連結するためのフランジユニット7aと、導波管ユニット8bと8cとを連結するためのフランジユニット7bとが設けられる。
当該構成においても、フィードホーンユニットの開口部をパラボラ反射鏡の反射面の中央位置に向けることによって、それぞれの放射パターンもパラボラ反射鏡の反射面の中央位置に向き、アンテナゲインを高めることできる。
なお、当該構成においては、フランジユニット7a,7bを設けて導波管ユニットを連結する構成であるため導波管ユニットを適宜組み合わせることにより開口部の中心軸の向く方向を調整することが容易になる。また、このように分離した形態であれば、それぞれの部分について、金型によるダイカスト成型が比較的容易に実行することも可能である。
次に、よりアンテナの開口効率を高める方式について説明する。
図4は、フィードホーンユニットから電波が放射される場合を説明する図である。
図4に示されるように、フィードホーンユニットから電波が放射される場合を想定すると、フィードホーンユニットの開口部3a直近では平面波である電波が、フィードホーンユニットから離れると球面波になる。この球面波の中心に相当する位置をフィードホーンの位相中心(フェーズセンター)という。この位相中心位置は、フィードホーンの形状等に依存し、本例においては、一例としてフィードホーンの開口面の少し内側において、反射鏡の焦点の位置と、フィードホーンの位相中心位置とを一致させた場合が示されている。当該構成により、パラボラアンテナとしての開口効率が最大となる。その理由としては、位相中心位置は、電波の位相がそろう位置であり、同相で電波を受信することにより反射する電波の合成波が最大になるからである。一方、位相が不ぞろいのときは、電波が互いに打ち消しあい感度が低下する原因となる。
図5は、フィードホーンユニットの位相中心位置とパラボラ反射鏡の焦点の位置とを一致させた場合を説明する図である。
図5(a)を参照して、ここでは、図3(b)のフィードホーンユニットと比較して、導波管2b#a,4b#aを多少前方にずらして、各フィードホーンユニットの位相中心位置が対応する焦点位置と一致するように配置される。
また、図5(b)に示されるように導波管2b#b,4b#bを導波管3bよりも長くしてフィードホーンユニットの位相中心位置とパラボラ反射鏡の焦点の位置を一致させることも可能である。なお、ここでは、導波管2b#b,3b,導波管4b#bの中心軸は互いに同一方向に向けられており、開口部2a,3a,4aのみ中心軸をパラボラ反射鏡の反射面の中央位置に向くように配置された場合が示されている。
また、各フィードホーンユニットおよびコンバータユニットのシャーシとを一体で成型することも可能である。
なお、フィードホーンの位相中心位置が明確でないような場合には、反射鏡の焦点付近において、フィードホーンの位置を調整してアンテナゲインが最大になる位置を位相中心位置としてフィードホーンの位置を確定することが可能である。
以上述べたとおり、それぞれのフィードホーンユニットについて放射パターンをほぼ反射鏡の中心付近に向けることにより、フィードホーンについて、アンテナゲインを高めることできる。
また、それぞれのフィードホーンユニットについて、位相中心位置とパラボラ反射鏡の焦点の位置とを一致させることにより、さらにアンテナ開口効率が高くなり、アンテナゲインを高めることができる。
なお、上記の説明においては、フィードホーンユニットは、3つの場合を想定して記載しているが、3つに限らず、フィードホーンユニットが2つ以上であれば本発明を適用することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に従う衛星放送あるいは衛星通信用の衛星受信用パラボラアンテナの概念図である。 フィードホーンユニットおよびコンバータユニットのシャーシとを一体で成型した場合を説明する概念図である。 本発明の実施の形態に従う別の衛星受信用コンバータを説明する図である。 フィードホーンユニットから電波が放射される場合を説明する図である。 フィードホーンユニットの位相中心位置とパラボラ反射鏡の焦点の位置とを一致させた場合を説明する図である。 衛星放送あるいは衛星通信用の衛星受信用パラボラアンテナの概念図である。 1つのパラボラ反射鏡で軌道の異なる複数の静止衛星を受信する場合の焦点位置を説明する図である。 従来の衛星受信用コンバータの概略ブロック図である。 フィードホーンユニットに入射する電波を説明する図である。 フィードホーンユニットがパラボラ反射鏡の中心を向いている場合と、向いていない場合の放射パターンを説明する図である。 フィードホーンユニットの軸方向のずれとアンテナゲインとの相関関係を説明する図である。
符号の説明
1 衛星受信用コンバータ、2〜4,21〜23 フィードホーンユニット、5,24 コンバータユニット、6,7 フランジ部、10 パラボラ反射鏡。

Claims (12)

  1. パラボラ反射鏡を介して反射された複数の衛星からの電波を受信するフィードホーンであって、
    複数の衛星にそれぞれ対応して設けられ、各々が対応する衛星からの電波を受信するために独立した開口部を有する複数のフィードホーンユニットを備え、
    前記複数のフィードホーンユニットの開口部の開口面の中心軸は、前記パラボラ反射鏡の反射面の中央位置に向けられる、フィードホーン。
  2. 各前記フィードホーンユニットは、前記開口部と連結され、受信した電波を伝達する導波管をさらに含み、
    前記複数のフィードホーンユニットにおいて、前記複数の導波管および前記複数の開口部の中心軸は、互いに同一の方向に向けられ、かつ前記パラボラ反射鏡の反射面の中央位置を指す方向に向けられる、請求項1に記載されるフィードホーン。
  3. 前記導波管は、信号処理部と接続され、
    各前記フィードホーンユニットに含まれる導波管と前記信号処理部のシャーシとを連結するためのフランジ部をさらに備える、請求項2に記載されるフィードホーン。
  4. 前記複数のフィードホーンユニットは、前記パラボラ反射鏡を介して反射された前記複数の衛星からの電波の焦点位置にそれぞれ対応して配置され、
    各前記フィードホーンユニットは、各前記フィードホーンユニットの位相中心位置と対応する焦点位置とが一致するように配置される、請求項2に記載されるフィードホーン。
  5. 各前記フィードホーンユニットは、前記開口部と連結され、受信した電波を伝達する導波管をさらに含み、
    前記複数のフィードホーンユニットにおいて、前記複数の導波管の少なくとも一部の領域は、中心軸が互いに同一の方向に向けられ、前記複数の導波管の残りの領域は、中心軸が前記パラボラ反射鏡の反射面の中央位置を指す方向に向けられる、請求項1に記載されるフィードホーン。
  6. 各前記導波管の前記少なくとも一部の領域と前記残りの領域とは互いに分離し、
    各前記導波管の前記少なくとも一部の領域と前記残りの領域とを連結するフランジ部をさらに設ける、請求項5に記載されるフィードホーン。
  7. 前記複数のフィードホーンユニットは、前記パラボラ反射鏡を介して反射された前記複数の衛星からの電波の焦点位置にそれぞれ対応して配置され、
    各前記フィードホーンユニットは、各前記フィードホーンユニットの位相中心位置と対応する焦点位置とが一致するように配置される、請求項5に記載されるフィードホーン。
  8. 各前記フィードホーンユニットは、前記開口部と連結され、受信した電波を伝達する導波管をさらに含み、
    前記複数のフィードホーンユニットにおいて、前記複数の導波管の中心軸は互いに同一の方向に向けられ、前記複数の開口部の中心軸は前記パラボラ反射鏡の反射面の中央位置を指す方向に向けられる、請求項1に記載されるフィードホーン。
  9. 前記フィードホーンは、信号処理部と接続され、
    前記複数のフィードホーンユニットおよび前記信号処理部のシャーシとは一体で成型される、請求項8に記載されるフィードホーン。
  10. 前記複数のフィードホーンユニットは、前記パラボラ反射鏡を介して反射された前記複数の衛星からの電波の焦点位置にそれぞれ対応して配置され、
    各前記フィードホーンユニットは、各前記フィードホーンユニットの位相中心位置と対応する焦点位置とが一致するように配置される、請求項8に記載されるフィードホーン。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のフィードホーンを備えた、衛星受信用コンバータ。
  12. 前記パラボラ反射鏡と、
    請求項11に記載の衛星受信用コンバータとを備えた、衛星受信用アンテナ。
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