JP3245980B2 - マルチビームアンテナ - Google Patents

マルチビームアンテナ

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JP3245980B2
JP3245980B2 JP20391092A JP20391092A JP3245980B2 JP 3245980 B2 JP3245980 B2 JP 3245980B2 JP 20391092 A JP20391092 A JP 20391092A JP 20391092 A JP20391092 A JP 20391092A JP 3245980 B2 JP3245980 B2 JP 3245980B2
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滋 牧野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、第1の組の
衛星を通信衛星、第2の組の衛星を放送衛星とし、これ
らの2組の衛星からの電波を同時に受信するために用い
るような、ビーム間隔の大きいマルチビームアンテナに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、図15に示
すようなものがあった。この図は1992年電子情報通
信学会春季大会講演論文集、B−68に示されたもので
ある。図15(a)は従来のマルチビームアンテナの斜
視図、図15(b)は対称面5における断面図、図15
(c)は(b)の、A−A′から左側を見た正面図を示
す。図において、111a,111bはそれぞれ一次放
射系1a,1bを構成する一次放射器として用いるホー
ン、2はパラボラ反射鏡、3はパラボラ反射鏡2のビー
ム軸、4a,4bはホーン111a,111bにより放
射されるビームの方向、5はパラボラ反射鏡2の焦点F
1とビーム軸3を含むパラボラ反射鏡の対称面、F2は
ビーム軸3上で収差が最も小さくなる点、M0はパラボ
ラ反射鏡における開口中心の点である。ビーム軸3は、
反射鏡2の鏡面形状を決定する回転放物面の軸、すなわ
ちパラボラ軸に平行で、反射鏡上で開口の中心である点
M0を通る軸としている。
【0003】オフセットパラボラ反射鏡において、該反
射鏡の焦点以外の点に一次放射系を配置した場合には収
差が生じ、このため利得低下が生ずる。これらの収差の
うち、非点収差と呼ばれるものは、点F1と点M0とを
結ぶ線分と、点M0における反射鏡の法線とのなす角度
が、点F2と点M0とを結ぶ線分と、点M0における反
射鏡の法線とのなす角度と等しい場合、すなわちパラボ
ラアンテナのビーム軸に一次放射系を配置することによ
り除去できる。また、像面わん曲収差と呼ばれるもの
は、点F1と点M0とをむすぶ線分の長さに等しい距離
の点F2に一次放射系を配置することにより除去でき
る。すなわち、一次放射系1bを配置すべき点F2を、
ビーム軸上で、かつ点F2と点M0とをむすぶ線分の長
さを、点F1と点M0とをむすぶ線分の長さに等しく選
ぶことにより、該一次放射系の収差による利得低下を最
小にすることができる。
【0004】上記の事実を鑑みて、パラボラ反射鏡と2
組の一次放射系の位置関係が決定される。すなわち、一
方の一次放射系1aを構成する放射器としてのホーン1
11aはパラボラ反射鏡2の焦点F1上に配置されてい
る。他方の一次放射系1bを構成する放射器としてのホ
ーン111bはパラボラ反射鏡2のビーム軸3上の、収
差が最小となる点F2上に配置されている。したがっ
て、焦点F1に配置されたホーン111aは、パラボラ
反射鏡2を介してビーム軸3の方向4aにビームを放射
する。一方、ビーム軸3上の点F2上に配置されたホー
ン111bは、パラボラ反射鏡2を介して、ビーム軸3
から離れた方向4bにビームを放射する。
【0005】従来のマルチビームアンテナは以上のよう
に構成されているので、パラボラ反射鏡の焦点F1に置
かれた一次放射系によるビームは収差による利得低下が
なく、パラボラ反射鏡のビーム軸上の点F2上に置かれ
た一次放射系によるビームは収差による利得低下が最小
で、かつ互いのビーム間隔が大きなマルチビームアンテ
ナが得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチビームア
ンテナは上記のように互いの一次放射系および一次放射
系を支持するステーが、ブロッキングの位置に配置され
ているため、利得低下が生じ、したがって必ずしも効率
の良いマルチビームアンテナを実現することができない
という問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、効率が良く、ビーム間隔が大き
いマルチビームアンテナを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明におけるマルチ
ビームアンテナは、オフセットパラボラ反射鏡と、2組
の一次放射系と、上記一次放射系を支持するステーとか
らなるマルチビームアンテナにおいて、オフセットパラ
ボラ反射鏡の開口中心を通ってパラボラ軸に平行な軸を
オフセットパラボラ反射鏡のビーム軸とし、オフセット
パラボラ反射鏡の焦点F1とビーム軸を含む平面をオフ
セットパラボラ反射鏡の対称面とし、ビーム軸上で収差
の最も小さくなる点をF2とし、点F2を通り対称面に
垂直な線をY軸と定義したとき、2組の一次放射系のう
ち一方をオフセットパラボラ反射鏡の焦点F1に、他方
をY軸上で、対称面から距離αだけ離れた点F3にそれ
ぞれ配置したことを特徴とするものである。
【0009】また、点F3を決定する距離αを、点F3
に配置する一次放射系を対称面から距離αずらすことに
より生ずる収差による利得低下と、上記一次放射系およ
び上記一次放射系を支持するステーのブロッキングによ
る焦点F1に配置した一次放射系の利得低下とがほぼ等
しくなるように決めることを特徴とするものである。
【0010】また、2個以上の相互に接近した第1の組
の衛星と、これとは地上から見たビーム間隔が離れた位
置にあり、第1の組の衛星より電波の出力の強い第2の
組の衛星とからの電波を同時に受信するマルチビームア
ンテナであって、第1の組の衛星に対応した一次放射系
の2個以上の一次放射器を、焦点F1近傍で、オフセッ
トパラボラ反射鏡の対称面上近傍に存在するように配置
し、第2の組の衛星に対応した一次放射系を、上記2個
以上の第1の組の衛星を連ねた線が対称面に沿うように
合せた場合に第1の組の衛星と第2の組の衛星の相対的
位置関係により決定される距離αだけ離れた点F3に配
置したことを特徴とするものである。
【0011】また、2個以上の第1の組の衛星のうちの
1個の衛星と、第2の組の衛星とからの電波を同時に受
信するマルチビームアンテナであって、第1の組の衛星
に対応した一次放射系が1個の一次放射器からなり、上
記一次放射器の位置を変えるための駆動装置および偏波
面を変えることのできる偏波面切替装置を有することを
特徴とするものである。
【0012】また、一次放射器の位置を変えるための駆
動装置と偏波面を変えることのできる偏波面切替装置と
を制御する制御装置を有し、上記制御装置を、マルチビ
ームアンテナに接続される受信器の放送選択手段の動き
に応じて動作させることを特徴とするものである。
【0013】また、円偏波を受信する一次放射系を、円
偏波がオフセットパラボラ反射鏡で反射された際に生ず
るビームずれに対応させるように位置補償された点F3
に配置したことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1のマルチビームアンテナは、2組の一
次放射系のうち一方をオフセットパラボラ反射鏡の焦点
F1に配置することによって、収差による利得低下のな
いビームをオフセットパラボラ反射鏡のビーム軸方向に
形成するとともに、他方を点F2を通るY軸上で、対称
面から距離αだけ離れた点F3に配置することによっ
て、該一次放射系のブロッキングによる、焦点付近に配
置した一次放射系の利得低下が少なくビーム間隔の大き
なマルチビームアンテナを実現できる。
【0015】請求項2のマルチビームアンテナは、点F
3を決定する距離αを、該一次放射系を対称面から距離
αずらすことにより生ずる収差による利得低下と、該一
次放射系および該一次放射系を支持するステーのブロッ
キングによる他方の一次放射系の利得低下とがほぼ等し
くなるように決めたことによって、通信衛星および放送
衛星それぞれからの電波の強度に応じて双方のビームの
利得低下をほぼ等しくすることができ、かつビーム間隔
の大きなマルチビームアンテナを実現できる。
【0016】請求項3のマルチビームアンテナは、2個
以上の通信衛星と、放送衛星を同時に受信するマルチビ
ームアンテナにおいて、各通信衛星に対応した一次放射
器を、焦点F1近傍で、オフセットパラボラ反射鏡の対
称面上近傍に存在するように配置し、各放送衛星に対応
した一次放射器を、通信衛星と放送衛星の相対的位置関
係により決定される点F3に配置したことによって、高
周波出力の小さい通信衛星に対応する一次放射系の収差
による利得低下、および他方の一次放射系および一次放
射系を支持するステーのブロッキングによる該一次放射
系の利得低下を低減することができる。
【0017】請求項4のマルチビームアンテナは、通信
衛星に対応した1個の一次放射器からなる一次放射系に
対し、該一次放射器の位置を変えるための駆動装置およ
び偏波面を変えることのできる偏波面切替装置を有した
ことによって、ビーム方向および偏波面の異なる複数の
通信衛星からの電波を1個の一次放射器の位置および偏
波面を切替えることによって受信することができ、該一
次放射系およびステーのブロッキングによる他方の一次
放射系の利得低下を小さくすることができる。
【0018】請求項5のマルチビームアンテナは、一次
放射器の位置を変えるための駆動装置および偏波面を変
えることのできる偏波面切替装置の両方を制御するため
の制御装置を有し、該制御装置を、該マルチビームアン
テナに接続される受信器の放送選択手段に連動させたこ
とによって、ビーム方向および偏波面の異なる2個以上
の通信衛星のうち任意の1個からの電波を容易に選択で
きる。
【0019】請求項6のマルチビームアンテナは、円偏
波を受信する一次放射系を、円偏波がオフセットパラボ
ラ反射鏡で反射された際に生ずるビームずれを補償する
ような点F3に配置することにより、ビームずれによる
該一次放射系の利得低下を低減し、かつステーのブロッ
キングによる他方の一次放射系の利得低下を低減するこ
とができる。
【0020】
【実施例】実施例1. 図1はこの発明の実施例1を示す概略構成図である。図
1(a)はこの発明の実施例1を示すマルチビームアン
テナの斜視図、図1(b)は対称面5における断面図、
図1(c)は(b)の、A−A′から左側を見た正面図
を示す。図において1〜5および111、点F1、点F
2および点M0は、図15に示す従来装置と同様のもの
である。一方の一次放射系1aを構成する一次放射器と
してのホーン111aはパラボラ反射鏡2の焦点F1上
に配置されている。他方の一次放射系1bを構成する一
次放射器としてのホーン111bは、パラボラ反射鏡2
のビーム軸3上にある収差が最小となる点F2を通るY
軸上で、対称面から距離aだけ離れた点F3上に配置さ
れている。
【0021】前記のように構成されたマルチビームアン
テナにおいては、ホーン111aは、従来装置と同様に
して、パラボラ反射鏡2を介してビーム軸3の方向4a
にビームを放射する。一方、ホーン111bは、パラボ
ラ反射鏡2を介して、ビーム軸3から離れた方向4bに
ビームを放射する。
【0022】パラボラ反射鏡の焦点F1に置かれたホー
ン111aから放射され、パラボラ反射鏡2で反射され
たビームは、ビーム軸3の方向が最大放射方向となる。
ここで、ホーン111aと111bとを比べたとき、例
えばホーン111aのほうが受信する電波の電界強度が
小さいというようにホーン111a側の一次放射系1a
に高利得、高効率な特性が要求される場合、ホーン11
1aをパラボラ反射鏡の焦点に配置することによって該
一次放射系の利得を最大にでき、かつ対となるホーン1
11bをビーム軸3上にある収差が最小となる点F2を
通るY軸上で、対称面から距離aだけ離れた点F3上に
配置し、ホーン111bを支えるステーの配置を適切な
位置に選ぶことによって該ホーンおよび該ステーのブロ
ッキングによるホーン111aの利得低下を最小限に抑
えることができる。
【0023】このとき、ホーン111bを配置する点F
3は収差が最小となる点F2から離れるが、点F3を点
F2近傍のY軸上に選ぶことにより、像面わん曲収差最
小の条件は近似的に満たされ、かつ非点収差最小の条件
のずれも小さい。したがって、ホーン111bの利得低
下も最小限に抑えることができる。
【0024】実施例2. 図2はこの発明の実施例2を示す概略構成図である。図
2(a)はこの発明の実施例2を示すマルチビームアン
テナの斜視図、図2(b)は対称面5における断面図、
図2(c)は(b)の、A−A′から左側を見た正面図
を示す。図において2,5および111は、図1に示す
実施例1と同様のもので、実施例1と同様の動作をす
る。6はホーン111を支持するステーである。
【0025】一次放射器であるホーン111を反射鏡2
に対して所定の位置に保持するため、ステー6が用いら
れる。このステーは互いのホーンに対してブロッキング
となり、一次放射系の利得低下の要因となる。
【0026】したがってステー6の本数を各一次放射系
に対し1本ずつにすることでステーのブロッキングによ
る他方の一次放射系の利得低下を最小限に抑えることが
できる。
【0027】実施例3. 図3はこの発明の実施例3を示す概略構成図である。図
3(a)はこの発明の実施例3を示すマルチビームアン
テナの斜視図、図3(b)は対称面5における断面図、
図3(c)は(b)の、A−A′から左側を見た正面図
を示す。図において2,5,6および111は、図2に
示す実施例2と同様のもので、実施例2と同様の動作を
する。
【0028】図4はこの発明の実施例3を示すステー6
の配置例を示す図で、反射鏡2の対称面5が地上に対し
てほぼ水平となるように設置し、反射鏡2の開口面に垂
直な方向から反射鏡2を見た図である。図において2,
5,6および111は図3に示すものと同一のものであ
る。
【0029】該マルチビームアンテナを、反射鏡2の対
称面5が地上に対してほぼ水平となるように設置し、ホ
ーン111bを対称面5より上方の点F3に配置する。
この場合、ステー6を対称面5より上方の該反射鏡の縁
に設置することにより、ステーのブロッキングを減らす
ことができ、ブロッキングによる一次放射系1aの利得
低下を低減することができる。
【0030】実施例4. 図5はこの発明の実施例4を示す概略構成図である。図
5(a)はこの発明の実施例4を示すマルチビームアン
テナの斜視図、図5(b)は反射鏡2の開口面に垂直な
方向から反射鏡2を見た図である。図において2,5,
6および111は図3に示す実施例3と同様のもので、
実施例3と同様の動作をする。7はステー6を支持する
ステー支持具である。
【0031】ホーン111を所定の点F1,F3に支持
するための2本のステー6の、ホーン111のある側と
は反対側の端部を、反射鏡に固定された共通のステー支
持具7に接続する。上記に示すマルチビームアンテナ
は、実施例2および実施例3と同様な効果が期待できる
と共に、ステー6を共通のステー支持具7に接続するた
め、ステーの支持機構が1か所にまとまり、したがって
構造が簡易で安価なマルチビームアンテナを得ることが
できる。
【0032】実施例5. 図6はこの発明の実施例5を示す概略構成図である。図
6(a)は該マルチビームアンテナをベランダ等の構造
物に設置した場合の図、図6(b)は該マルチビームア
ンテナを対称面5に垂直な面から見た場合の図である。
この図において2,6,7および111は図5に示す実
施例4と同様のもので、実施例4と同様の動作をする。
8はベランダその他の構造物9に該マルチビームアンテ
ナを取り付けるためのアンテナマウントである。
【0033】ステー支持具7とアンテナマウント8とを
一体にした上記に示す構成のマルチビームアンテナは、
実施例4と同様の効果が得られると共に、アンテナマウ
ント8が、該マルチビームアンテナを動作状態に設置し
た場合に反射鏡2の上部に設置されるため、ベランダそ
の他の構造物9から上部に張り出す部分が少なくなり、
設置の容易さ、および美観の点において良好なマルチビ
ームアンテナを得ることができる。
【0034】実施例6. 図7はこの発明の実施例6を示す、ホーン111bのY
軸上の位置に対する、ホーン111bの収差による利得
低下量と、ホーン111bおよびステー6bのブロッキ
ングによるホーン111aの利得低下量との関係を示す
図である。6および111は図2に示す実施例2と同様
のもので、実施例2と同様の動作をする。
【0035】図7に示すようにホーン111bを図1の
Y軸に沿って対称面5から変位させることによりホーン
111bおよびステー6bのブロッキングによるホーン
111aの利得低下量は減少する。一方ホーン111b
をY軸に沿って対称面5から変位させることにより、ホ
ーン111bの収差によるホーン111bの利得低下量
は増加する。したがって、ホーン111bをY軸上で点
F2からαの距離にある点F3に配置することにより、
双方のビーム利得低下をほぼ等しくすることができ、か
つビーム間隔の大きなマルチビームアンテナを実現でき
る。
【0036】実施例7. 図8はこの発明の実施例7を示す概略構成図である。図
8(a)は対称面5における断面図、図8(b)は
(a)の、A−A′から左側を見た正面図を示す。図に
おいて2〜5、点F1、点F2、点F3および点M0
は、図1に示す実施例1と同様のもので、実施例1と同
様の動作をする。111a,112aは、パラボラ反射
鏡2の焦点F1近傍に配置される、通信衛星からの電波
を受信するための一次放射系1aを構成する各々のホー
ンである。111bは、Y軸上の点F3近傍に配置され
る放送衛星からの電波を受信するための一次放射系1b
を構成するホーンである。
【0037】図9はこの発明の実施例7を説明する、地
上から見た静止衛星軌道上のビーム間隔の大きな2群3
個の静止衛星である通信衛星、放送衛星の位置を示す図
である。図において5は図8に示すものと同様のもので
ある。211a,212aは、それぞれ図8のホーン1
11a,112aに対応する通信衛星、211bは図8
のホーン111bに対応する放送衛星、10は地上から
見た静止衛星軌道である。
【0038】前記のように構成されたマルチビームアン
テナにおいては、パラボラ反射鏡2の対称面5を電波の
出力の弱い通信衛星211a,212aをむすぶ直線の
方向に合わせる。すなわち通信衛星211a,212a
に対応するホーン111a,112aを対称面5上に、
これらのホーン111a,112aをむすぶ線分の中心
がパラボラ反射鏡の焦点F1に位置するように配置す
る。しかるに、ホーン111a,112aは、焦点F1
上には存在しないが、対称面5上に存在するために収差
による利得低下を最小限に抑えることができる。また鏡
面の非対称性により発生する交さ偏波による利得低下も
低減できる。
【0039】また、該通信衛星に対応するホーンを上記
のように配置することで、該通信衛星の軌道面すなわち
対称面5上では交さ偏波が発生しないため、各々直交2
偏波を使用する隣接した通信衛星からの電波に対して交
さ偏波による干渉を低く抑えることができる。
【0040】通信衛星に対応した一次放射系を構成する
ホーンの、パラボラ反射鏡に対する位置関係が上記のよ
うに決まると、図9に示すように地上から見た各々の通
信衛星、放送衛星の相対的位置関係が定まっているた
め、電波の出力の強い放送衛星211bに対応するホー
ン111bの位置は一意に決まり、対称面5からずれ
た、点F3の近傍に配置される。
【0041】したがってホーン111a,112aは、
パラボラ反射鏡2の対称面5上にあるので焦点F1から
の変位に伴う収差による利得低下を最小限に抑えること
ができ、反射鏡の非対称性に起因する交さ偏波の発生に
よる利得低下を最小限に抑えることができ、対称面5上
で良好な交さ偏波識別度が得られ、かつホーン111b
のブロッキングによる利得低下を小さくすることができ
る。すなわち電波の出力の小さい通信衛星に対応するホ
ーンを前記のように配置することにより利得低下が小さ
く、対称面上で交さ偏波識別度の良好なマルチビームア
ンテナを得ることができる。
【0042】実施例8. 図10はこの発明の実施例8を示す概略構成図である。
図10(a)は対称面5における断面図、図10(b)
は(a)の、A−A′から左側を見た正面図を示す。図
において2〜5、111,112、点F1,点F2,点
F3および点M0は、図8に示す実施例7と同様のもの
で、実施例7と同様の動作をする。113a,114a
は、パラボラ反射鏡2の焦点F1近傍に配置される一次
放射系を構成する各々のホーンであり、ホーン111
a、ホーン112aと同様の目的で通信衛星からの電波
を受信するために配置される。
【0043】図11はこの発明の実施例8を説明する、
地上から見た静止衛星軌道上のビーム間隔の大きな2群
5個の静止衛星である通信衛星、放送衛星の位置を示す
図である。図において5,10,211および212a
は、図9に示す実施例7と同様のもので、実施例7と同
様の動作をする。213a,214aは、それぞれ図1
0のホーン113a,114aに対応する通信衛星であ
る。
【0044】前記のように構成されたマルチビームアン
テナにおいては、パラボラ反射鏡2の対称面5を電波の
出力の弱い通信衛星211a,212a,213a,2
14a近傍を通る直線の方向に合わせる。すなわち通信
衛星211a,212a,213a,214aに対応す
るホーン111a,112a,113a,114aを対
称面5の近傍に、これらのホーン111a,112a,
113a,114aの近傍をむすぶ線分の中心がパラボ
ラ反射鏡の焦点F1に位置するように配置する。しかる
に、ホーン111a,112a,113a,114a
は、焦点F1上には存在しないが、対称面5近傍に存在
するために収差による利得低下を最小限に抑えることが
できる。また鏡面の非対称性により発生する交さ偏波に
よる利得低下も低減できる。
【0045】また、該通信衛星に対応するホーンを上記
のように配置することで、該通信衛星の軌道面近傍の面
すなわち対称面5上では交さ偏波の発生量が少ないた
め、各々直交2偏波を使用する隣接した通信衛星からの
電波に対して交さ偏波による干渉を低く抑えることがで
きる。
【0046】通信衛星に対応した一次放射系を構成する
ホーンの、パラボラ反射鏡に対する位置関係が上記のよ
うに決まると、図11に示すように地上から見た各々の
通信衛星、放送衛星の相対的位置関係が定まっているた
め、電波の出力の強い放送衛星211bに対応するホー
ン111bの位置は一意に決まり、対称面5からずれた
点F3の近傍に配置される。
【0047】したがってホーン111a,112a,1
13a,114aは、パラボラ反射鏡2の焦点1近傍の
対称面5近傍にあるので焦点F1からの変位に伴う収差
による利得低下および反射鏡の非対称性に起因する交さ
偏波の発生による利得低下を最小限に抑えることがで
き、対称面5上で良好な交さ偏波識別度が得られ、かつ
ホーン111bのブロッキングによる利得低下を小さく
することができる。すなわち電波の出力の小さい通信衛
星に対応するホーンを前記のように配置することにより
利得低下が小さく、対称面上で交さ偏波識別度の良好な
マルチビームアンテナを得ることができる。
【0048】なお、ここでは、4個の通信衛星と、1個
の放送衛星を同時に受信するマルチビームアンテナにつ
いて説明したが、2個以上の通信衛星と、1個以上の放
送衛星を受信するマルチビームアンテナについても同様
の効果が期待できる。
【0049】実施例9. 図12はこの発明の実施例9を示す概略構成図である。
図12(a)はこの発明の実施例9を示すマルチビーム
アンテナの1の構成図、図12(b)はこの発明の実施
例9を示すマルチビームアンテナの2の構成例を示す。
図において2,6,7および111は図5に示す実施例
4と同様のもので、実施例4と同様の動作をする。11
は一次放射器であるホーン111aの位置を変えるため
の駆動装置、12はホーン111aの偏波面を変えるた
めの偏波面切替装置である。
【0050】前記のように構成されたマルチビームアン
テナは、複数の放送衛星に対する一次放射系を1個のホ
ーンで構成し、かつそれら放送衛星のビーム方向および
偏波面の相違に対応するべく駆動装置11および偏波面
切替装置12を具備したので、放送衛星受信用に複数の
ホーンを配置したマルチビームアンテナに比べ、ホーン
のブロッキングによる他方の一次放射系の利得低下を低
減することができる。
【0051】実施例10. 図13はこの発明の実施例10を示す概略構成図であ
る。図において6,7,11,12および111は図1
2に示す実施例9と同様のもので、実施例9と同様の動
作をする。13は駆動装置11、偏波面切替装置12の
両方を制御する制御装置、14は受信器の放送選択手段
である。
【0052】1個のホーン111によりビーム方向およ
び偏波面の異なる複数の通信衛星のうち1個の通信衛星
からの電波を受信する場合、これら選択された通信衛星
に対しホーン111の方向および偏波面を合わせるた
め、それぞれ駆動装置11および偏波面切替装置12が
用いられる。駆動装置11および偏波面切替装置12を
制御装置13で制御し、上記制御装置13を該マルチビ
ームアンテナに接続される受信器の放送選択手段14と
連動させることにより、ビーム方向および偏波面の異な
る2個以上の通信衛星のうち任意の1個からの電波を容
易に選択できる。
【0053】実施例11. 図14はホーン111bで放射された直線偏波の電波が
反射鏡2で反射した後の電界分布と、ホーン111bで
放射された円偏波の電波が反射鏡2で反射した後の電界
分布を示す図である。図14(a)は反射後の直線偏波
の電界分布、図14(b)は反射後の円偏波の電界分布
を示している。図において15は主偏波の振幅、16は
交さ偏波の振幅である。
【0054】一般にオフセットパラボラ反射鏡を用いる
と、その鏡面の非対称性のため直線偏波の入射波に対し
ては図14(a)に示すようにビーム軸4を中心に正偏
波の位相と比べて−90°か+90°の位相を持つ交さ
偏波が発生する。一方円偏波の入射波に対しては図14
(b)に示すように交さ偏波は生じず、かわりに正偏波
において角度θ0のビームずれを生ずる。
【0055】このビームずれを補償する点F3にホーン
111bを配置することによりビームずれによるホーン
111bに対する利得低下を減少させ、かつホーン11
1bおよびステー6bのブロッキングによるホーン11
1aに対する利得低下を減少させることができる。
【0056】
【発明の効果】この第1の発明では、オフセットパラボ
ラ反射鏡と、2組の一次放射系と、上記一次放射系を支
持するステーとからなるマルチビームアンテナにおい
て、オフセットパラボラ反射鏡の開口中心を通ってパラ
ボラ軸に平行な軸をオフセットパラボラ反射鏡のビーム
軸とし、オフセットパラボラ反射鏡の焦点F1とビーム
軸を含む平面をオフセットパラボラ反射鏡の対称面と
し、ビーム軸上で収差の最も小さくなる点をF2とし、
点F2を通り対称面に垂直な線をY軸と定義したとき、
2組の一次放射系のうち一方をオフセットパラボラ反射
鏡の焦点F1に、他方をY軸上で、対称面から距離αだ
け離れた点F3にそれぞれ配置したので、焦点近傍に配
置した一次放射系の収差による利得低下、および他方の
一次放射系のブロッキングによる焦点近傍に配置した一
次放射系の利得低下が少なくかつビーム間隔の大きなマ
ルチビームアンテナが得られる効果がある。
【0057】また、第2の発明では、ビーム軸近傍に配
置される一次放射系を配置する点F3を決定する距離α
を、該一次放射系を対称面から距離αずらすことにより
生ずる収差による利得低下と、該一次放射系のブロッキ
ングによる他方の一次放射系の利得低下とがほぼ等しく
なるように決めたので、第1の組の衛星と第2の組の衛
星それぞれからの電波の強度に応じて双方のビームの利
得低下をほぼ等しくすることができ、かつビーム間隔の
大きなマルチビームアンテナが得られる効果がある。
【0058】また、第3の発明では、2個以上の第1の
組の衛星と、第2の組の衛星を同時に受信するマルチビ
ームアンテナにおいて、各第1の組の衛星に対応した一
次放射器を、焦点F1近傍のパラボラ反射鏡の対称面上
近傍に存在するように配置し、各第2の組の衛星に対応
した一次放射器を、第1の組の衛星と第2の組の衛星の
相対的位置関係により決定される点F3に配置したの
で、高周波出力の小さい第1の組の衛星に対応する一次
放射系の収差による利得低下および反射鏡の非対称性に
起因する交さ偏波の発生による利得低下を最小限に抑え
ることができ、第1の組の衛星に対して良好な交さ偏波
識別度が得られ、他方の一次放射系のブロッキングによ
る該一次放射系の利得低下を低減する効果がある。
【0059】また、第4の発明では、第1の組の衛星に
対応した1個の一次放射器からなる一次放射系に対し、
上記一次放射器の位置を変えるための駆動装置および偏
波面を変えることのできる偏波面切替装置を有すること
によって、ビーム方向および偏波面の異なる複数の第1
の組の衛星からの電波を1個の一次放射器の位置および
偏波面を切替えることによって受信することができ、か
つ該一次放射系およびステーのブロッキングによる他方
の一次放射系の利得低下を低減する効果がある。
【0060】また、第5の発明では、一次放射器の位置
を変えるための駆動装置および偏波面を変えることので
きる偏波面切替装置の両方を制御するための制御装置を
有し、該制御装置を、該マルチビームアンテナに接続さ
れる受信器の放送選択手段に連動させたので、ビーム方
向および偏波面の異なる2個以上の第1の組の衛星のう
ち任意の1個からの電波を容易に選択できる効果があ
る。
【0061】また、第6の発明では、一次放射系が第2
の組の衛星に対応した、円偏波を受信する1個以上の一
次放射器から構成されている場合、円偏波がパラボラ反
射鏡で反射された際に生ずるビームずれを補償するよう
な点F3に該一次放射系を配置したので、ビームずれに
よる該一次放射系の利得低下を低減し、かつステーのブ
ロッキングによる他方の一次放射系の利得低下を低減す
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す概略構成図である。
【図2】この発明の実施例2を示す概略構成図である。
【図3】この発明の実施例3を示す概略構成図である。
【図4】この発明の実施例3を示すステーの配置例を示
す図である。
【図5】この発明の実施例4を示す概略構成図である。
【図6】この発明の実施例5を示す概略構成図である。
【図7】この発明の実施例6を示すY軸上に配置される
ホーンの、対称面からの変位に対する収差とブロッキン
グによる利得低下との関係を示す図である。
【図8】この発明の実施例7を示す概略構成図である。
【図9】この発明の実施例7を示す、地上から見た静止
衛星軌道上の静止衛星の位置を示す図である。
【図10】この発明の実施例8を示す概略構成図であ
る。
【図11】この発明の実施例8を示す、地上から見た静
止衛星軌道上の静止衛星の位置を示す図である。
【図12】この発明の実施例9を示す概略構成図であ
る。
【図13】この発明の実施例10を示す概略構成図であ
る。
【図14】この発明の実施例11を示すホーンが放射す
る直線偏波および円偏波の電波がオフセットパラボラア
ンテナで反射した後の電界分布を示す図である。
【図15】従来のマルチビームアンテナの概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 一次放射系 111,112,113,114 ホーン 2 パラボラ反射鏡 3 パラボラ反射鏡のビーム軸 4 ビーム方向 5 パラボラ反射鏡の焦点とビーム軸を含む対称面 6 ステー 7 ステー支持具 8 アンテナマウント 9 ベランダその他の構造物 10 地上から見た静止衛星軌道 11 駆動装置 12 偏波面切替装置 13 制御装置 14 受信器の放送選択手段 15 主偏波の振幅 16 交さ偏波の振幅 211a,212a,213a,214a 通信衛星 211b 放送衛星 F1 パラボラ反射鏡の焦点 F2 ビーム軸上で収差が最も小さくなる点 F3 Y軸上で、対称面5から距離α離れた点 M0 パラボラ反射鏡における開口中心の点
フロントページの続き (72)発明者 石田 修己 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 電子システム研究所内 (72)発明者 片木 孝至 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 電子システム研究所内 (72)発明者 古野 孝允 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会 社 鎌倉製作所内 (72)発明者 大和 昌夫 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会 社 鎌倉製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−51807(JP,A) 特開 平4−100301(JP,A) 特開 平4−122108(JP,A) 特開 平2−113707(JP,A) 特開 平4−904(JP,A) 特開 平5−191139(JP,A) 特開 昭63−155801(JP,A) 特開 昭63−82101(JP,A) 特開 昭62−219888(JP,A) 特開 昭48−91951(JP,A) 特開 昭62−178004(JP,A) 特開 平1−277007(JP,A) 特開 昭60−254804(JP,A) 特開 昭50−46239(JP,A) 実開 平3−8323(JP,U) 実開 平3−107810(JP,U) 実開 平3−120111(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 19/17 H01Q 25/00 H01Q 3/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オフセットパラボラ反射鏡と、2組の一
    次放射系と、上記一次放射系を支持するステーとからな
    るマルチビームアンテナにおいて、オフセットパラボラ
    反射鏡の開口中心を通ってパラボラ軸に平行な軸をオフ
    セットパラボラ反射鏡のビーム軸とし、オフセットパラ
    ボラ反射鏡の焦点F1とビーム軸を含む平面をオフセッ
    パラボラ反射鏡の対称面とし、ビーム軸上で収差の最
    も小さくなる点をF2とし、点F2を通り対称面に垂直
    な線をY軸と定義したとき、2組の一次放射系のうち一
    方をオフセットパラボラ反射鏡の焦点F1に、他方をY
    軸上で、対称面から距離αだけ離れた点F3にそれぞれ
    配置したことを特徴とするマルチビームアンテナ。
  2. 【請求項2】 点F3を決定する距離αを、点F3に配
    置する一次放射系を対称面から距離αずらすことにより
    生ずる収差による利得低下と、上記一次放射系および
    一次放射系を支持するステーのブロッキングによる
    点F1に配置した一次放射系の利得低下とがほぼ等しく
    なるように決めることを特徴とする、請求項1記載のマ
    ルチビームアンテナ。
  3. 【請求項3】 2個以上の相互に接近した第1の組の衛
    星と、これとは地上から見たビーム間隔が離れた位置に
    り、第1の組の衛星より電波の出力の強い第2の組の
    衛星とからの電波を同時に受信するマルチビームアンテ
    であって、第1の組の衛星に対応した一次放射系の2
    個以上の一次放射器を、焦点F1近傍で、オフセット
    ラボラ反射鏡の対称面上近傍に存在するように配置し、
    第2の組の衛星に対応した一次放射を、上記2個以上
    の第1の組の衛星を連ねた線が対称面に沿うように合せ
    た場合に第1の組の衛星と第2の組の衛星の相対的位置
    関係により決定される距離αだけ離れた点F3に配置し
    たことを特徴とする、請求項1記載のマルチビームアン
    テナ。
  4. 【請求項4】 2個以上の第1の組の衛星のうちの1個
    の衛星と、第2の組の衛星とからの電波を同時に受信す
    るマルチビームアンテナであって、第1の組の衛星に対
    応した一次放射系が1個の一次放射器からなり、上記一
    次放射器の位置を変えるための駆動装置および偏波面を
    変えることのできる偏波面切替装置を有することを特徴
    とする、請求項1または請求項2記載のマルチビームア
    ンテナ。
  5. 【請求項5】 一次放射器の位置を変えるための駆動装
    置と偏波面を変えることのできる偏波面切替装置とを制
    御する制御装置を有し、上記制御装置を、マルチビーム
    アンテナに接続される受信器の放送選択手段の動きに応
    じて動作させることを特徴とする、請求項記載のマル
    チビームアンテナ。
  6. 【請求項6】 円偏波を受信する一次放射系を、円偏波
    オフセットパラボラ反射鏡で反射された際に生ずるビ
    ームずれに対応させるように位置補償された点F3に配
    置したことを特徴とする、請求項3、4または5記載の
    マルチビームアンテナ。
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