JPH10308398A - サンドブラスト装置 - Google Patents
サンドブラスト装置Info
- Publication number
- JPH10308398A JPH10308398A JP2053396A JP2053396A JPH10308398A JP H10308398 A JPH10308398 A JP H10308398A JP 2053396 A JP2053396 A JP 2053396A JP 2053396 A JP2053396 A JP 2053396A JP H10308398 A JPH10308398 A JP H10308398A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- back surface
- damage
- slit
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウェーハの裏面全面に均一にサンドブラスト
ダメージを与える。短時間にこのダメージを加える。そ
の際、発塵を抑え、パーティクルの付着を抑止する。ま
た、粒子の消費量を低減する。 【解決手段】 シリコンウェーハ11をベルトに搭載
し、ウォータパン12の下方に搬送する。複数のノズル
14より所定速度でホーニングパウダーを射出する。ス
リット13を通過したパウダーのみがウェーハ11裏面
に衝突する。ウェーハ11裏面の矩形エリアにシャロウ
ピットが形成される。ウェーハ11を一定距離だけ走行
させ、同様にピットを矩形エリアに形成する。これを繰
り返し、ウェーハ11裏面全面に一定のダメージを形成
する。ダメージ層はゲッタリングシンクとなる。ウォー
タパン12内のホーニングパウダーは回収・再使用され
る。
ダメージを与える。短時間にこのダメージを加える。そ
の際、発塵を抑え、パーティクルの付着を抑止する。ま
た、粒子の消費量を低減する。 【解決手段】 シリコンウェーハ11をベルトに搭載
し、ウォータパン12の下方に搬送する。複数のノズル
14より所定速度でホーニングパウダーを射出する。ス
リット13を通過したパウダーのみがウェーハ11裏面
に衝突する。ウェーハ11裏面の矩形エリアにシャロウ
ピットが形成される。ウェーハ11を一定距離だけ走行
させ、同様にピットを矩形エリアに形成する。これを繰
り返し、ウェーハ11裏面全面に一定のダメージを形成
する。ダメージ層はゲッタリングシンクとなる。ウォー
タパン12内のホーニングパウダーは回収・再使用され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はサンドブラスト装
置、詳しくはエキストリンシックゲッタリングEGとし
てウェーハ裏面にサンドブラストダメージBSDを付与
するためのサンドブラスト装置の改良に関する。
置、詳しくはエキストリンシックゲッタリングEGとし
てウェーハ裏面にサンドブラストダメージBSDを付与
するためのサンドブラスト装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】高温熱処理を伴うデバイス製造プロセス
においては、シリコンウェーハは様々な不純物により汚
染される。ゲッタリングでは、この不純物、特に遷移金
属をウェーハ表面から除去する。ゲッタリングの一つと
して外部ゲッタリングEGがある。EGでは例えばウェ
ーハ裏面に機械的ダメージ層(ゲッタリングシンク)を
形成し、このEGシンクに金属不純物を吸収する。この
EGシンクの導入には、数〜数十μmの粒径のSiO2
で、ウェーハ裏面をサンドブラスティングする方法があ
る。このようにしてシリコンウェーハ裏面に導入された
機械的ダメージBSDは、その裏面に均一に微小なひず
みを分布・形成し、不純物の捕獲中心として作用する。
例えば、汚染不純物や点欠陥などの捕獲拠点として作用
する。
においては、シリコンウェーハは様々な不純物により汚
染される。ゲッタリングでは、この不純物、特に遷移金
属をウェーハ表面から除去する。ゲッタリングの一つと
して外部ゲッタリングEGがある。EGでは例えばウェ
ーハ裏面に機械的ダメージ層(ゲッタリングシンク)を
形成し、このEGシンクに金属不純物を吸収する。この
EGシンクの導入には、数〜数十μmの粒径のSiO2
で、ウェーハ裏面をサンドブラスティングする方法があ
る。このようにしてシリコンウェーハ裏面に導入された
機械的ダメージBSDは、その裏面に均一に微小なひず
みを分布・形成し、不純物の捕獲中心として作用する。
例えば、汚染不純物や点欠陥などの捕獲拠点として作用
する。
【0003】従来のサンドブラスト装置では、図3・図
4に示すように、その開口断面が円形の1本の円筒状ノ
ズル31を用いてウェーハWの裏面にSiO2粒子を衝
突させていた。したがって、ノズル31の下方において
ウェーハWを一方向Yに送り、かつ、このノズル31を
この送り方向Yに対して直交する方向Xに揺動させてい
た。
4に示すように、その開口断面が円形の1本の円筒状ノ
ズル31を用いてウェーハWの裏面にSiO2粒子を衝
突させていた。したがって、ノズル31の下方において
ウェーハWを一方向Yに送り、かつ、このノズル31を
この送り方向Yに対して直交する方向Xに揺動させてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のサンドブラスト装置では、ノズル開口が円形
で、かつ、ウェーハ裏面の面積に対してきわめて小さい
ため、ウェーハ裏面全面に均一に粒子を衝突させること
が困難であった。特に、円形開口から射出された微小粒
子は円形に拡散してしまうため(図3のa)、衝突した
裏面の小エリアでもその強さ・密度にばらつき(図3の
b)があるからである。また、ノズルをスイングさせる
と裏面においてはノズル直下と離れた位置では、衝突の
エネルギも変わり、衝突粒子の密度も変わるため、裏面
全面について到底均一なダメージを与えることができな
い(ダメージムラが生じる)という不具合があった。ま
た、裏面の同じ場所を何回もたたくことが多くなり、時
間がかかるという問題も生じていた。さらに、ウェーハ
自体にパーティクルが付着したり、多量の発塵が生じる
という課題もあった。すなわち、上記コーン状ノズルを
スイングさせて微小粒子(ホーニングパウダー)を吹き
付けるため、処理面のダメージは図3のbのようにガウ
ソン分布を示すこととなり、同じ部分を2度打ち、3度
打ちしてしまっていた。この結果、規定密度のダメージ
を与えるためには、必要量以上の微小粒子をウェーハに
衝突させることになる。よって、この方法によれば、ウ
ェーハ裏面の打痕やクラック、パウダーの突き刺さり
が、非常に大きくなるため、結果的にパーティクルの発
生量がかなり多くなってしまうという課題があったもの
である。さらに、この衝突させた粒子は回収していなか
ったため、粒子の消費量が増えていた。
うな従来のサンドブラスト装置では、ノズル開口が円形
で、かつ、ウェーハ裏面の面積に対してきわめて小さい
ため、ウェーハ裏面全面に均一に粒子を衝突させること
が困難であった。特に、円形開口から射出された微小粒
子は円形に拡散してしまうため(図3のa)、衝突した
裏面の小エリアでもその強さ・密度にばらつき(図3の
b)があるからである。また、ノズルをスイングさせる
と裏面においてはノズル直下と離れた位置では、衝突の
エネルギも変わり、衝突粒子の密度も変わるため、裏面
全面について到底均一なダメージを与えることができな
い(ダメージムラが生じる)という不具合があった。ま
た、裏面の同じ場所を何回もたたくことが多くなり、時
間がかかるという問題も生じていた。さらに、ウェーハ
自体にパーティクルが付着したり、多量の発塵が生じる
という課題もあった。すなわち、上記コーン状ノズルを
スイングさせて微小粒子(ホーニングパウダー)を吹き
付けるため、処理面のダメージは図3のbのようにガウ
ソン分布を示すこととなり、同じ部分を2度打ち、3度
打ちしてしまっていた。この結果、規定密度のダメージ
を与えるためには、必要量以上の微小粒子をウェーハに
衝突させることになる。よって、この方法によれば、ウ
ェーハ裏面の打痕やクラック、パウダーの突き刺さり
が、非常に大きくなるため、結果的にパーティクルの発
生量がかなり多くなってしまうという課題があったもの
である。さらに、この衝突させた粒子は回収していなか
ったため、粒子の消費量が増えていた。
【0005】
【発明の目的】そこで、この発明は、ウェーハの裏面全
面に均一にダメージを与えることを、その目的としてい
る。また、この発明は、短時間にサンドブラストダメー
ジを加えることを、その目的としている。また、この発
明は、発塵を抑え、パーティクルの付着を抑止すること
を、その目的としている。さらに、この発明は、粒子の
消費量を低減することを、その目的としている。
面に均一にダメージを与えることを、その目的としてい
る。また、この発明は、短時間にサンドブラストダメー
ジを加えることを、その目的としている。また、この発
明は、発塵を抑え、パーティクルの付着を抑止すること
を、その目的としている。さらに、この発明は、粒子の
消費量を低減することを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、半導体ウェーハの一面にノズルより射出した微
小粒子を衝突させてゲッタリングシンクを形成するサン
ドブラスト装置において、上記半導体ウェーハとノズル
との間に粒子遮蔽材を配設するとともに、この粒子遮蔽
材に矩形のスリットを形成し、このスリットの長辺を上
記半導体ウェーハの直径よりも大きくしたサンドブラス
ト装置である。
よれば、半導体ウェーハの一面にノズルより射出した微
小粒子を衝突させてゲッタリングシンクを形成するサン
ドブラスト装置において、上記半導体ウェーハとノズル
との間に粒子遮蔽材を配設するとともに、この粒子遮蔽
材に矩形のスリットを形成し、このスリットの長辺を上
記半導体ウェーハの直径よりも大きくしたサンドブラス
ト装置である。
【0007】請求項2に記載の発明は、上記ノズルはス
リットの長辺に沿って複数配設された請求項1に記載の
サンドブラスト装置である。
リットの長辺に沿って複数配設された請求項1に記載の
サンドブラスト装置である。
【0008】請求項3に記載の発明は、上記ノズルはス
リット長辺に沿って揺動自在に設けられた請求項1に記
載のサンドブラスト装置である。
リット長辺に沿って揺動自在に設けられた請求項1に記
載のサンドブラスト装置である。
【0009】請求項4に記載の発明は、上記粒子遮蔽材
は、上記ノズルから射出された微小粒子を捕獲する捕獲
手段を備えた請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載
のサンドブラスト装置である。
は、上記ノズルから射出された微小粒子を捕獲する捕獲
手段を備えた請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載
のサンドブラスト装置である。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、ノズルから射出さ
れた微小粒子は、粒子遮蔽材の矩形のスリットを通って
半導体ウェーハの一面(デバイス形成時には裏面となる
面)に衝突する。この結果、必要量の微小粒子が、半導
体ウェーハの一面において一定の矩形エリアに一定の速
度(一定の運動エネルギを有して)で衝突する。よっ
て、ダメージの強さとシャロウピットの密度とを精度よ
くコントロールすることができる。
れた微小粒子は、粒子遮蔽材の矩形のスリットを通って
半導体ウェーハの一面(デバイス形成時には裏面となる
面)に衝突する。この結果、必要量の微小粒子が、半導
体ウェーハの一面において一定の矩形エリアに一定の速
度(一定の運動エネルギを有して)で衝突する。よっ
て、ダメージの強さとシャロウピットの密度とを精度よ
くコントロールすることができる。
【0011】請求項2・請求項3に記載の発明では、ノ
ズルから射出された微小粒子の内でスリットを通り抜け
た微小粒子だけを半導体ウェーハの一面に衝突させるた
め、必要量の微小粒子を半導体ウェーハに衝突させるこ
とができる。また、半導体ウェーハの一面にて同じ位置
に重複して微小粒子を衝突させることがなく、半導体ウ
ェーハ全面に対して均一なダメージ(MSP:マイクロ
シャロウピット)を形成することができる。
ズルから射出された微小粒子の内でスリットを通り抜け
た微小粒子だけを半導体ウェーハの一面に衝突させるた
め、必要量の微小粒子を半導体ウェーハに衝突させるこ
とができる。また、半導体ウェーハの一面にて同じ位置
に重複して微小粒子を衝突させることがなく、半導体ウ
ェーハ全面に対して均一なダメージ(MSP:マイクロ
シャロウピット)を形成することができる。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、スリット
を通り抜けた微小粒子以外の微小粒子は、捕獲手段によ
り回収することができ、再使用することができる。ま
た、捕獲手段として、例えばスリットの脇に、水とクッ
ション剤が入った回収槽を用いると、微小粒子の形状を
損壊させることなく、回収することができる。すなわ
ち、再使用においても微小粒子の粒径と、その衝突させ
る密度とを維持することができる。つまり、通常ウェー
ハに衝突した微小粒子は、破損されて小さくなるため、
そのまま再使用するとその粒度分布に差を生じるが、こ
のような捕獲手段によれば、ホーニングパウダーの粒度
分布と密度の変化とを少なくすることができる。また、
換言すると、必要な数の粒子だけを半導体ウェーハの一
面に当てて発塵量を減らすことができ、ダメージ強さと
その密度を精度よくコントロールすることができる。つ
まり、発塵の少ないサンドブラストウェーハを作製する
ことができる。
を通り抜けた微小粒子以外の微小粒子は、捕獲手段によ
り回収することができ、再使用することができる。ま
た、捕獲手段として、例えばスリットの脇に、水とクッ
ション剤が入った回収槽を用いると、微小粒子の形状を
損壊させることなく、回収することができる。すなわ
ち、再使用においても微小粒子の粒径と、その衝突させ
る密度とを維持することができる。つまり、通常ウェー
ハに衝突した微小粒子は、破損されて小さくなるため、
そのまま再使用するとその粒度分布に差を生じるが、こ
のような捕獲手段によれば、ホーニングパウダーの粒度
分布と密度の変化とを少なくすることができる。また、
換言すると、必要な数の粒子だけを半導体ウェーハの一
面に当てて発塵量を減らすことができ、ダメージ強さと
その密度を精度よくコントロールすることができる。つ
まり、発塵の少ないサンドブラストウェーハを作製する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例に係る
サンドブラスト装置を図1および図2を参照して説明す
る。これらの図において、11はシリコンウェーハであ
って、このシリコンウェーハ11は水平な状態で一方向
に走行可能に設けられている。なお、走行させるための
手段としては、シリコンウェーハ11をその上に載置し
て搬送することができるベルト機構等を用いることがで
きる。このシリコンウェーハ11の上方には、粒子遮蔽
部材であるウォータパン12が水平な状態で配設されて
いる。ウォータパン12は搬送されるシリコンウェーハ
11よりも大きい面積の浅い皿状に形成され、その中央
部には所定幅の矩形のスリット13が設けられている。
スリット13の長辺の長さはシリコンウェーハ11の直
径よりも大きく形成されており、かつ、このスリット1
3はシリコンウェーハ11の走行方向とは直交する方向
に沿って延びて配設されている。そして、このウォータ
パン12内には水とクッション剤とが満たされている。
サンドブラスト装置を図1および図2を参照して説明す
る。これらの図において、11はシリコンウェーハであ
って、このシリコンウェーハ11は水平な状態で一方向
に走行可能に設けられている。なお、走行させるための
手段としては、シリコンウェーハ11をその上に載置し
て搬送することができるベルト機構等を用いることがで
きる。このシリコンウェーハ11の上方には、粒子遮蔽
部材であるウォータパン12が水平な状態で配設されて
いる。ウォータパン12は搬送されるシリコンウェーハ
11よりも大きい面積の浅い皿状に形成され、その中央
部には所定幅の矩形のスリット13が設けられている。
スリット13の長辺の長さはシリコンウェーハ11の直
径よりも大きく形成されており、かつ、このスリット1
3はシリコンウェーハ11の走行方向とは直交する方向
に沿って延びて配設されている。そして、このウォータ
パン12内には水とクッション剤とが満たされている。
【0014】さらに、ウォータパン12の上方で、上記
スリット13の直上には複数のノズル14が等間隔で固
定・列設されている。各ノズル14は円形開口から下方
に向けてホーニングパウダー(例えば直径数十μmの球
形のSiO2粒子)を射出可能である。また、複数のノ
ズル14に代えて単一のノズルを設け、この単一のノズ
ルをスリット13の延びる方向に揺動(スイング)可能
に設けてもよい。
スリット13の直上には複数のノズル14が等間隔で固
定・列設されている。各ノズル14は円形開口から下方
に向けてホーニングパウダー(例えば直径数十μmの球
形のSiO2粒子)を射出可能である。また、複数のノ
ズル14に代えて単一のノズルを設け、この単一のノズ
ルをスリット13の延びる方向に揺動(スイング)可能
に設けてもよい。
【0015】このウォータパン12の下方であって、走
行するシリコンウェーハ11のさらに下方には、パウダ
ー(スラリー)を回収するためのパウダー回収箱15が
配設されている。これらのウォータパン12およびパウ
ダー回収箱15はいずれもシリコンウェーハ11よりも
広く形成されており、シリコンウェーハ11に向かって
射出されたホーニングパウダー(スラリー)を回収する
ことを可能としている。特に、ウォータパン12で回収
されたパウダーは射出時の粒径と同一であるため、この
まま再使用に供される。
行するシリコンウェーハ11のさらに下方には、パウダ
ー(スラリー)を回収するためのパウダー回収箱15が
配設されている。これらのウォータパン12およびパウ
ダー回収箱15はいずれもシリコンウェーハ11よりも
広く形成されており、シリコンウェーハ11に向かって
射出されたホーニングパウダー(スラリー)を回収する
ことを可能としている。特に、ウォータパン12で回収
されたパウダーは射出時の粒径と同一であるため、この
まま再使用に供される。
【0016】この装置にあっては、裏面を上に向けてベ
ルトに搭載されたシリコンウェーハ11がウォータパン
12の下方に停止すると、複数のノズル14より所定の
速度でホーニングパウダーが射出される。多数の微小粒
子であるホーニングパウダーの内、スリット13を通過
したホーニングパウダーのみがシリコンウェーハ11の
裏面に矩形状に衝突する。この結果、シリコンウェーハ
11裏面の一部である矩形エリアにシャロウピット(凹
部)が形成されることとなる。次いで、シリコンウェー
ハ11を一定距離だけ走行させ、同様にホーニングパウ
ダーでピットを矩形エリアに形成する。このノズル14
からの射出を繰り返すことにより、シリコンウェーハ1
1の裏面全面に一定のダメージを形成し、ゲッタリング
シンクとして機能させるものである。なお、ウォータパ
ン12内には例えばゴム・スポンジなどのクッションの
みを敷設しておいてもよい。これは、ホーニングパウダ
ーの回収を行うためには好適なものである。
ルトに搭載されたシリコンウェーハ11がウォータパン
12の下方に停止すると、複数のノズル14より所定の
速度でホーニングパウダーが射出される。多数の微小粒
子であるホーニングパウダーの内、スリット13を通過
したホーニングパウダーのみがシリコンウェーハ11の
裏面に矩形状に衝突する。この結果、シリコンウェーハ
11裏面の一部である矩形エリアにシャロウピット(凹
部)が形成されることとなる。次いで、シリコンウェー
ハ11を一定距離だけ走行させ、同様にホーニングパウ
ダーでピットを矩形エリアに形成する。このノズル14
からの射出を繰り返すことにより、シリコンウェーハ1
1の裏面全面に一定のダメージを形成し、ゲッタリング
シンクとして機能させるものである。なお、ウォータパ
ン12内には例えばゴム・スポンジなどのクッションの
みを敷設しておいてもよい。これは、ホーニングパウダ
ーの回収を行うためには好適なものである。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、半導体ウェーハの一
面上を単一ノズルが横方向に往復動することがなく、そ
の全面にムラなく均一なダメージを形成することができ
る。同時に、最適な速度でダメージを形成することがで
き、その処理速度も高まる。また、半導体ウェーハへの
パーティクルの付着・発塵を防止することができる。さ
らに、このダメージ密度・濃度もコントロールしやすく
なっている。また、ホーニングパウダーの回収・再利用
を可能としている。
面上を単一ノズルが横方向に往復動することがなく、そ
の全面にムラなく均一なダメージを形成することができ
る。同時に、最適な速度でダメージを形成することがで
き、その処理速度も高まる。また、半導体ウェーハへの
パーティクルの付着・発塵を防止することができる。さ
らに、このダメージ密度・濃度もコントロールしやすく
なっている。また、ホーニングパウダーの回収・再利用
を可能としている。
【図1】この発明の一実施例に係るサンドブラスト装置
の概略を示す斜視図である。
の概略を示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例に係るサンドブラスト装置
の概略を示す正面断面図である。
の概略を示す正面断面図である。
【図3】従来のサンドブラスト装置の概略を示す模式図
である。
である。
【図4】従来のサンドブラスト装置の概略を示す模式図
である。
である。
11 シリコンウェーハ、 12 ウォータパン(粒子遮蔽材、捕獲手段)、 13 スリット、 14 ノズル。
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体ウェーハの一面にノズルより射出
した微小粒子を衝突させてゲッタリングシンクを形成す
るサンドブラスト装置において、 上記半導体ウェーハとノズルとの間に粒子遮蔽材を配設
するとともに、 この粒子遮蔽材に矩形のスリットを形成し、このスリッ
トの長辺を上記半導体ウェーハの直径よりも大きくした
サンドブラスト装置。 - 【請求項2】 上記ノズルはスリットの長辺に沿って複
数配設された請求項1に記載のサンドブラスト装置。 - 【請求項3】 上記ノズルはスリット長辺に沿って揺動
自在に設けられた請求項1に記載のサンドブラスト装
置。 - 【請求項4】 上記粒子遮蔽材は、上記ノズルから射出
された微小粒子を捕獲する捕獲手段を備えた請求項1〜
請求項3のいずれか1項に記載のサンドブラスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2053396A JPH10308398A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | サンドブラスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2053396A JPH10308398A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | サンドブラスト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10308398A true JPH10308398A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=12029800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2053396A Withdrawn JPH10308398A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | サンドブラスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10308398A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002200564A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-16 | Showa Denko Kk | 金属製ワークの表面加工方法および表面加工装置 |
US7666689B2 (en) | 2006-12-12 | 2010-02-23 | International Business Machines Corporation | Method to remove circuit patterns from a wafer |
US8034718B2 (en) | 2006-12-12 | 2011-10-11 | International Business Machines Corporation | Method to recover patterned semiconductor wafers for rework |
-
1996
- 1996-01-10 JP JP2053396A patent/JPH10308398A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002200564A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-16 | Showa Denko Kk | 金属製ワークの表面加工方法および表面加工装置 |
US7666689B2 (en) | 2006-12-12 | 2010-02-23 | International Business Machines Corporation | Method to remove circuit patterns from a wafer |
US8034718B2 (en) | 2006-12-12 | 2011-10-11 | International Business Machines Corporation | Method to recover patterned semiconductor wafers for rework |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4545155A (en) | Method for removing flashes from molded resin product | |
TW201308470A (zh) | 液體處理方法及液體處理裝置 | |
JP6384758B2 (ja) | 付着物除去方法 | |
US6726777B1 (en) | Cleaning method and apparatus using fluid spraying | |
KR102316901B1 (ko) | 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치 | |
JP7179083B2 (ja) | 基板洗浄方法、処理容器洗浄方法、および基板処理装置 | |
JP2012200673A (ja) | 保護膜塗布装置 | |
JPH10308398A (ja) | サンドブラスト装置 | |
KR100841038B1 (ko) | 플라스마 처리 장치 | |
JP3317814B2 (ja) | サンドブラスト装置 | |
JPH0479326A (ja) | 基板表面の洗浄装置 | |
US10518385B2 (en) | Apparatus and process for surface treating interior of a workpiece | |
KR100631282B1 (ko) | 레이저를 이용한 웨이퍼 평탄화 장치 | |
JPS5947457B2 (ja) | 半導体ウェファ−の洗浄方法 | |
JPH06326185A (ja) | ダイシング装置およびダイシング用ブレード | |
JPH04283075A (ja) | サンドブラスト装置 | |
JP7146173B2 (ja) | 研磨加工装置、研磨加工システム及び研磨加工方法 | |
JP3082777B2 (ja) | 物体の表面加工方法 | |
JP2003080126A (ja) | 粉体噴射加工における粉体噴射方法及び装置 | |
JPH11300293A (ja) | 表面洗浄装置 | |
JP2551878B2 (ja) | 感光体ドラムの再生処理方法 | |
JP2003191167A (ja) | サンドブラスト用ノズル及びサンドブラスト方法 | |
KR20060008895A (ko) | 공작물에서의 공동 제조장치 및 제조방법 | |
JP2003243333A (ja) | スプレーチップ及び洗浄装置 | |
JP3830054B2 (ja) | ブラスト加工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |