JPH10307610A - プログラマブルコントローラのプログラミング装置 - Google Patents

プログラマブルコントローラのプログラミング装置

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JPH10307610A
JPH10307610A JP11594097A JP11594097A JPH10307610A JP H10307610 A JPH10307610 A JP H10307610A JP 11594097 A JP11594097 A JP 11594097A JP 11594097 A JP11594097 A JP 11594097A JP H10307610 A JPH10307610 A JP H10307610A
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pol
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execution
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Tokuji Hasegawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータがプログラマブルコントローラの
制御プログラムをプログラミングする上での操作性を向
上する。 【解決手段】このプログラマブルコントローラの保守ツ
ールは、表示画面上にΡOL命令を配置後、入力手段1
3により実行番号の設定開始が指示されると、POLプ
ログラム格納部12に格納された中から、実行番号未設
定のΡOL命令を、命令同志の接続関係に基づき検索す
るΡOL命令検索手段15と、ΡOL命令検索手段15
により検索されたΡOL命令の順に実行番号を設定する
実行番号設定手段16とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般産業設備の監
視や制御のために使用される問題向き言語であるPOL
言語で制御プログラムを組むプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、POL言語のプログラム(以下P
OLプログラムと称す)は、パーソナルコンピュータな
どのプログラミング装置で作成および編集を行うが、オ
ペレータがプログラムを作成する場合は、CRΤの表示
画面上に図面を書くイメージでΡOL命令を配置するこ
とによりPOLプログラムを作成できる。なお、表示画
面上の図面をロジック図と称す)。
【0003】この場合、表示画面上に複数のPOL命令
を配置した後、画面に並べられているPOL命令の出力
端子と他のPOL命令の入力端子とを接続し、それぞれ
のPOL命令に実行番号を設定する必要がある。
【0004】こうして作成したPOLプログラムは、プ
ログラマブルコントローラ(制御装置)が実行可能な形
式のオブジェクトコードへジェネレーションされる。プ
ログラマブルコントローラは、オブジェクトコードに並
べられたΡOL命令を順次実行して行く。したがって、
オブジェクトコードの生成時に、各ΡOL命令を予め実
行順に並び替えておく必要がある。実行番号は、この命
令の実行順序を決定するために必要となる。
【0005】上記プログラミング装置を一般に保守ツー
ルと呼ぶが、この保守ツールは、図9および図10に示
すような構成をとる。
【0006】すなわち、CRΤ90はPOL命令で作成
するプログラムを表示するためのものである。マウス9
2はPOLシンボル本体やボタンの選択を行う入力装置
である。キーボード91は実行番号の値等の文字入力を
行う補助入力装置である。入力手段102は、マウス9
2、キーボード91等によるオペレータの入力を分類す
る手段である。画面処理手段103は、画面にウィンド
ウやメッセージ等を表示するためのデータを作成する手
段である。表示手段101は、画面表示のためのデータ
を受けCRT90に表示する手段である。ΡOLプログ
ラム格納部100は、POLプログラムを格納する部
分、例えば磁気ディスク装置やメモリなどの記憶領域で
ある。オブジェクトコード生成手段104は、POLプ
ログラムからオブジェクトコードを生成する手段であ
る。オブジェクトコード格納部105は、オブジェクト
コード生成手段104が生成したオブジェクトコードを
格納する部分であり、上記ΡOLプログラム格納部10
0とは異なる記憶領域である。実行番号設定手段106
は、オペレータの入力した実行番号をPOL命令に設定
する手段である。
【0007】以下、図11、図12を参照して従来の保
守ツールの動作について説明する。図11は従来の保守
ツールがPOL命令に対して実行番号を設定する際の制
御の流れを示す図、図12は従来の保守ツールで実行番
号を設定するときの表示画面(ロジック図編集画面)の
一例を示す図である。
【0008】この保守ツールの場合、表示手段101に
は、図12に示すように、ロジック図編集画面120が
表示されており、オペレータがこのロジック図編集画面
120上にPOL命令121、122などを配置し、そ
れぞれを接続して行くことによりΡOLプログラムが作
成される。
【0009】ここで、新たに配置したPOL命令、例え
ばPOL命令122に対して実行番号を設定する場合
は、オペレータがマウス92でロジック図編集画面12
0上のカーソル123を移動させてΡOL命令122を
クリック操作にて選択する。
【0010】すると、図11に示すように、入力手段1
02はクリックされた位置を画面処理手段103へ渡し
(11a)、画面処理手段103は、選択されたΡOL
命令122に対して、実行番号を入力するための小さな
ウィンドウ画面(図12の入力ウィンドウ125)を表
示する(11b)。
【0011】続いて、オペレータがキーボード91を操
作して、ΡOL命令122に設定する実行番号を、例え
ば“12”などとキー入力すると、入力手段102は、
入力された値を実行番号設定手段115へ渡し(11
c)、実行番号設定手段106は渡された実行番号をP
OLプログラム格納部100に書き込み(11d)、書
き込み終了を画面処理手段114へ伝える(11e)。
画面処理手段103は、設定された実行番号をPOLプ
ログラム格納部100より読み出し(11f)、図12
に示すように、ロジック図編集画面120上に実行番
号、例えば“12”などを表示する(11g)。以上1
1a〜11gの操作を繰り返し行い、全ΡOL命令に対
して実行番号を設定する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の保守ツール、つまりプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置では、ΡOL命令の実行番号を
設定するには、配置したΡOL命令に対してそれぞれの
実行番号をオペレータがキー入力して設定する必要があ
り、このため、プログラムの作成に多大な時間を要する
という問題があった。
【0013】また、既にΡOL命令に設定済みの実行番
号を変更する場合も、新しい実行番号をオペレータがキ
ー入力し、それ以降の各実行番号を一つづつ設定し直す
必要があるため、プログラム中に一つのPOL命令を挿
入するだけでもプログラム変更に多大な時間を要すると
いう問題があった。
【0014】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、POLプログラムの作成および変更を
短時間で行うことのできるプログラマブルコントローラ
のプログラミング装置を提供することを目的としてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載のプログラマブルコントローラの
プログラミング装置は、POL命令を表示画面に表示
し、前記POL命令に対して実行番号を設定すること
で、その実行番号の順にPOL命令を実行するプログラ
マブルコントローラのプログラミング装置において、前
記表示画面上に配置されたPOL命令を格納したプログ
ラム格納手段と、前記POL命令に対する実行番号の設
定開始を指示する入力手段と、前記入力手段により実行
番号の開始が指示された場合、前記プログラム格納手段
に格納されているPOL命令の中から、実行番号が未設
定のPOL命令を、命令同士の接続関係に基づき検索す
るΡOL命令検索手段と、前記ΡOL命令検索手段によ
り検索された順にPOL命令に実行番号を設定する実行
番号設定手段とを具備したことを特徴としている。
【0016】請求項2記載のプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置は、POL命令を表示画面に表
示し、前記POL命令に対して実行番号を設定すること
で、その実行番号の順にPOL命令を実行するプログラ
マブルコントローラのプログラミング装置において、前
記表示画面上に配置されたPOL命令を格納したプログ
ラム格納手段と、前記POL命令に対する実行番号の設
定開始を指示する入力手段と、前記入力手段により実行
番号の開始が指示された場合、前記プログラム格納手段
に格納されているΡOL命令の中から、実行番号が未設
定のΡOL命令を、前記表示画面上の配置位置関係に基
づき検索するΡOL命令検索手段と、前記ΡOL命令検
索手段により検索された順にPOL命令に実行番号を設
定する実行番号設定手段とを具備したことを特徴として
いる。
【0017】請求項3記載のプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置は、POL命令を表示画面に表
示し、前記POL命令に対して実行番号を設定すること
で、その実行番号の順にPOL命令を実行するプログラ
マブルコントローラのプログラミング装置において、前
記POL命令を実行番号に対応させて格納したプログラ
ム格納手段と、前記表示画面上に新たなPOL命令を配
置する入力手段と、前記入力手段により前記表示画面上
に新たに配置されたPOL命令を記憶するPOL命令記
憶手段と、前記入力手段により新たなPOL命令が配置
された場合、前記プログラム格納手段に格納されている
POL命令の中から、最大値の実行番号が設定されてい
るPOL命令を検索すると共に、検索されたPOL命令
の実行番号に続く新たな実行番号を求めるPOL命令検
索手段と、前記POL命令検索手段により求められた前
記新たな実行番号を前記POL命令記憶手段に記憶され
ているPOL命令に設定し前記プログラム格納手段へ格
納する実行番号設定手段とを具備したことを特徴として
いる。
【0018】請求項4記載のプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置は、POL命令を表示画面に表
示し、前記POL命令に対して実行番号を設定すること
で、その実行番号の順にPOL命令を実行するプログラ
マブルコントローラのプログラミング装置において、前
記表示画面上に配置されたPOL命令を格納したプログ
ラム格納手段と、前記実行番号を設定するための間隔情
報を格納した実行番号間隔格納部と、前記POL命令に
対する実行番号の設定開始を指示する入力手段と、前記
入力手段により実行番号の開始が指示された場合、前記
プログラム格納手段に格納されているPOL命令の中か
ら、実行番号が未設定のPOL命令を、命令同士の接続
関係に基づき検索するΡOL命令検索手段と、前記ΡO
L命令検索手段により検索されたPOL命令の順に前記
実行番号間隔格納部の間隔情報に基づき実行番号を設定
する実行番号設定手段とを具備したことを特徴としてい
る。 請求項5記載のプログラマブルコントローラのプ
ログラミング装置は、POL命令を表示画面に表示し、
前記POL命令に対して実行番号を設定することで、そ
の実行番号の順にPOL命令を実行するプログラマブル
コントローラのプログラミング装置において、前記表示
画面上に配置されたPOL命令を格納したプログラム格
納手段と、前記実行番号を設定するための間隔情報を格
納した実行番号間隔格納部と、前記入力手段により実行
番号の設定開始が指示された場合、前記プログラム格納
手段に格納されているΡOL命令の中から、実行番号が
未設定のΡOL命令を、前記表示画面上の配置位置関係
に基づき検索するΡOL命令検索手段と、前記ΡOL命
令検索手段により検索されたPOL命令の順に前記実行
番号間隔格納部の間隔情報に基づき実行番号を設定する
実行番号設定手段とを具備したことを特徴としている。
【0019】請求項6記載のプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置は、POL命令を表示画面に表
示し、前記POL命令に対して実行番号を設定すること
で、その実行番号の順にPOL命令を実行するプログラ
マブルコントローラのプログラミング装置において、前
記POL命令を実行番号に対応させて格納したプログラ
ム格納手段と、前記実行番号を設定するための間隔情報
を格納した実行番号間隔格納部と、前記表示画面上に新
たなPOL命令を配置する入力手段と、前記入力手段に
より前記表示画面上に新たに配置されたPOL命令を記
憶するPOL命令記憶手段と、前記入力手段により新た
なPOL命令が配置された場合、前記プログラム格納手
段に格納されているPOL命令の中から、最大値の実行
番号が設定されているPOL命令を検索すると共に、検
索されたPOL命令の実行番号に続く新たな実行番号を
前記実行番号間隔格納部の間隔情報に基づき求めるPO
L命令検索手段と、前記POL命令検索手段により求め
られた前記新たな実行番号を前記POL命令記憶手段に
記憶されているPOL命令に設定し前記プログラム格納
手段へ格納する実行番号設定手段とを具備したことを特
徴としている。
【0020】請求項7記載のプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置は、POL命令を表示画面に表
示し、前記POL命令に対して実行番号を設定すること
で、その実行番号の順にPOL命令を実行するプログラ
マブルコントローラのプログラミング装置において、前
記表示画面中から所望のPOL命令とこのPOL命令の
実行番号の変更値とを指定する入力手段と、前記POL
命令を実行番号と対応させて格納したプログラム格納部
と、前記入力手段により指定されたΡOL命令を前記プ
ログラム格納部から検索するΡOL命令検索手段と、前
記入力手段により指定された実行番号の変更値を前記Ρ
OL命令検索手段により検索されたPOL命令に新しい
実行番号を設定すると共に、変更指示されたPOL命令
以降のPOL命令の実行番号を更新する実行番号設定手
段とを具備したことを特徴としている。
【0021】請求項8記載のプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置は、POL命令を表示画面に表
示し、前記POL命令に対して実行番号を設定すること
で、その実行番号の順にPOL命令を実行するプログラ
マブルコントローラのプログラミング装置において、前
記表示画面中から所望のPOL命令とこのPOL命令の
実行番号の変更値とを指定する入力手段と、前記実行番
号の変更幅情報を格納した変更幅格納部と、前記POL
命令と実行番号とを対応させて格納したプログラム格納
部と、前記入力手段により指定されたΡOL命令を前記
プログラム格納部から検索するΡOL命令検索手段と、
前記入力手段により指定された実行番号の変更値を前記
ΡOL命令検索手段により検索されたPOL命令に新し
い実行番号を設定すると共に、変更指示されたPOL命
令以降のPOL命令の実行番号を、前記変更幅格納部の
変更幅情報と前記新たな実行番号とに基づき変更する実
行番号設定手段とを具備したことを特徴としている。
【0022】請求項9記載の記録媒体は、POL命令を
表示画面に表示し、前記POL命令に対して実行番号を
設定することで、その実行番号の順にPOL命令を実行
するプログラマブルコントローラのプログラミング装置
に搭載される記録媒体において、前記プログラミング装
置に実行番号の設定開始が指示されると、前記表示画面
上のPOL命令の中から、実行番号が未設定のPOL命
令を、命令同士の接続関係に基づき検索させ、検索され
たPOL命令の順に実行番号を設定させる処理プログラ
ムを記録したことを特徴としている。
【0023】請求項1、請求項2、請求項4、請求項
5、請求項9記載の発明の場合、実行番号の初期入力す
る上で、ΡOL命令の配置および接続が完了した時点
で、入力手段により実行番号の開始が指示された場合、
プログラム格納手段に格納されているPOL命令の中か
ら、実行番号が未設定のPOL命令が、命令同士の接続
関係に基づき検索されて、検索されたPOL命令の順に
実行番号が設定される。
【0024】つまり、実行番号を設定する条件としてP
OL命令同士の接続関係や表示画面上の配置位置関係な
どの条件を予め決めておき、その条件を満たしたPOL
命令から順に実行番号が設定されるので、POLプログ
ラムの作成を短時間で行うことができ、プログラミング
装置自体の使い勝手の向上と作業効率の向上とを実現す
ることができる。
【0025】請求項3、請求項6記載の発明の場合、新
たなPOL命令を表示画面上に配置すると、既に配置さ
れている他のPOL命令に設定されている実行番号から
次に設定する実行番号を求められて、新たなΡOL命令
に実行番号が設定される。
【0026】つまり、実行番号を初期入力する際に、1
つのΡOL命令を配置するたびに、実行番号が自動的に
設定されるので、ΡOLプログラムの入力時間を短縮す
ることができ、プログラミング装置自体の使い勝手の向
上と作業効率の向上とを実現することができる。
【0027】請求項7、請求項8記載の発明の場合、既
に設定済みの実行番号を変更する上で、入力手段により
ΡOL命令が指定されると、そのΡOL命令がプログラ
ム格納部から検索され、検索されたPOL命令に対する
新らな実行番号が固定値またオペレータが設定した変更
幅の値で求められてその値が設定されると共に、変更指
示されたPOL命令以降のPOL命令の実行番号が更新
される。
【0028】つまり、予め決められた変更規則から実行
番号の変更後の値を求め、オペレータが指定したPOL
命令の実行番号を変更するので、実行番号の変更時のプ
ログラム修正時間を短縮することができ、プログラミン
グ装置自体の使い勝手の向上と作業効率の向上とを実現
することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0030】図1は本発明のプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置に係る第1実施形態の保守ツー
ルの構成を示す図、図2はこの保守ツールのPOL命令
検索処理を表すフローチャートで図3は本実施例のPO
L命令検索処理を表すフローチャートである。ハードウ
ェア構成は、図9と同様である。
【0031】図1において、11は表示手段である。表
示手段11は、画面表示のためのデータを受けCRT9
0に表示する手段である。ΡOLプログラム格納部12
は、POLプログラムを格納する部分、例えば磁気ディ
スク装置やメモリなどの記憶領域である。入力手段13
は、従来の図9で示したマウス92、キーボード91等
によるオペレータの入力を分類する手段である。画面処
理手段14は、画面にウィンドウ画面やメッセージなど
を表示するためのデータを作成する手段である。実行番
号設定手段16は、POL命令に所望の実行番号を自動
的に設定する手段である。なお、図示していないが、こ
の保守ツールは、オブジェクトコード生成手段およびオ
ブジェクトコード格納部なども通常のPOLプログラム
作成手段として従来と同様に有している。オブジェクト
コード生成手段は、POLプログラムからオブジェクト
コードを生成する手段である。オブジェクトコード格納
部は、オブジェクトコード生成手段が生成したオブジェ
クトコードを格納する部分であり、上記磁気ディスク装
置やメモリ上のΡOLプログラム格納部12とは異なる
記憶領域である。
【0032】以下、この第1実施形態の保守ツールの動
作を説明する。
【0033】まず初めに、この保守ツールの第1の動作
例(請求項1記載の発明)について説明する。
【0034】この第1の動作例では、オペレータがPO
Lプログラムを作成する上でCRT90の表示画面上に
おいてΡOL命令の配置および接続を完了した後、マウ
ス92により実行番号設定の開始を指示する。
【0035】すると、入力手段13は、POL命令検索
手段15へ検索開始を指令する(1a)。ΡOL命令検
索手段15は、ロジック図中にΡOL命令があれば(S2
01)、ΡOLプログラム格納部12より1個のPOL命
令(以下X命令とする)のデータを読み出す(1b、S2
02)。
【0036】以下の処理(S203からS207)は、X命令が
実行番号を設定する条件を満たしているかどうかを判定
している。X命令に実行番号が設定されていればX命令
は対象外となる(S203)。実行番号が設定されていなけ
れば(S203)、X命令に入力端子があるか調べ(S20
4)、各入力端子について、接続している他のPOL命
令があるか調べる(S205)。
【0037】ここで、入力端子に接続されている他のP
OL命令(以下Y命令とする)が存在し(S205のY)、
Y命令に実行番号が設定されていなければ(S206の
N)、そのX命令は実行番号設定の対象外となり、Y命
令が実行番号設定対象になりそのY命令が出力される
(S209)。
【0038】一方、X命令の入力端子に実行番号未設定
の他のPOL命令が接続していなければ(S204〜S20
6)、X命令は、実行番号を設定する条件を満たし、繰
り返しループを抜ける(S207)。このS207へ到達しない
場合は、X命令は条件を満たしていないものとし処理が
元のS201の処理へ戻る。このようにロジック図中の全て
のPOL命令について条件判定処理が繰り返し行われ
る。
【0039】そして、条件を満たすΡOL命令があれば
(S208)、そのPOL命令をPOL命令検索手段15が
出力する(S209)。また、条件を満たすPOL命令がな
ければ(S208)、POL命令検索手段15はNULLを
出力する(S210)。このPOL命令検索手段15の出力
は、実行番号設定手段16へ渡される(1c)。
【0040】実行番号設定手段16では、POL命令検
索手段15からPOL命令が入力されたとき、そのPO
L命令の実行番号を“1”などとし、互いを対応付けて
POLプログラム格納部12に書き込み(1d)、書き
込み終了(設定終了)を画面処理手段14へ伝える(1
e)。
【0041】画面処理手段14は、設定された実行番号
をPOLプログラム格納部12より読み出し(1f)、
CRT90へ表示する(1g)。そして、表示処理を終
えると、画面処理手段14は、表示処理終了をPOL命
令検索手段15へ伝える(1h)。すると、ΡOL命令
検索手段15は、再び実行番号を設定する条件を満たす
POL命令を検索する(S201〜S209)。POL命令検索
手段15が再びΡOL命令を出力すれば、実行番号設定
手段16は、そのΡOL命令に実行番号2を設定する。
以下、同様に1h〜1gの処理を繰り返し、実行番号設
定手段16は、ΡOL命令検索手段15が出力するΡO
L命令に対し、順に実行番号を設定して行く。POL命
令検索手段15がNULLを出力した時点で全てのΡO
L命令に実行番号を設定したことになるのでその時点で
処理を終了する。設定結果はCRΤ90に表示されるの
で、オペレータは、さらに変更の必要があれば、従来と
同様の技術で修正する。
【0042】次に、この保守ツールの第2の動作例(請
求項2記載の発明)について説明する。
【0043】この第2の動作例の場合、オペレータがP
OLプログラムを作成するにあたり、ΡOL命令の配置
および接続を完了した後、マウス92により実行番号設
定の開始を指示する。
【0044】すると、入力手段13は、ΡOL命令検索
手段15へ検索開始を指令する(1a)。POL命令検
索手段15は、ロジック図中にΡOL命令があれば(S3
01)、POLプログラム格納部12より1個のPOL命
令のデータを読み出し(1b、S302)、読み出したPO
L命令に実行番号が設定されているか否かを調べる(S3
03)。ここで、POL命令に実行番号が設定されていれ
ば(S303のY)、このΡOL命令は対象外となる。
【0045】一方、実行番号が設定されていなければ
(S303のN)、このPOL命令のロジック図中での配置
位置(通常はXY座標)を記憶する(S304)。そして、
これらS301〜S304の処理を繰り返し、全ての実行番号未
設定のPOL命令の配置位置を記憶する(S305)。実行
番号未設定のPOL命令が存在しなければ(S306の
N)、NULLを出力し(S308)、処理を終了する。
【0046】一方、実行番号未設定のΡOL命令の配置
位置を少なくとも1個記憶していれば(S306のY)、P
OL命令検索手段15は、その中から図面中で最も上に
あり、かつ最も左側にあるPOL命令を出力する(S30
7)。この出力は、実行番号設定手段16へ渡される
(1c)。
【0047】実行番号設定手段16は、POL命令検索
手段15からPOL命令が入力されると、そのPOL命
令の実行番号を“1”とし、互いを対応付けけてΡOL
プログラム格納部12に書き込み(1d)、書き込み終
了を画面処理手段14へ伝える(1e)。画面処理手段
14は、設定された実行番号をPOLプログラム格納部
12より読み出し(1f)、CRΤ90へ表示する(1
g)。画面処理手段14は、表示処理終了をΡOL命令
検索手段15へ伝える(1h)。すると、POL命令検
索手段15は、再び実行番号を設定する条件を満たすP
OL命令を検索する(S301〜S307)。POL命令検索手
段15が再びPOL命令を出力すれば、実行番号設定手
段16は、前回の実行番号“1”に+1して、入力され
たΡOL命令に実行番号として“2”を設定する。以下
同様に1h〜1gの処理を繰り返し、実行番号設定手段
16は、POL命令検索手段15から出力されたPOL
命令に対し、順に実行番号を設定して行く。そして、P
OL命令検索手段15がNULLを出力した時点で全て
のPOL命令に実行番号を設定したことになるのでその
時点で処理を終了する。設定結果はCRT90に表示さ
れるので、オペレータはさらに変更の必要があれば、従
来と同様の技術で修正する。
【0048】このようにこの第1実施形態の保守ツール
によれば、表示画面上に全てのPOL命令を配置した
後、実行番号の設定開始を指示すれば、POL命令検索
手段15によりPOLプログラム格納部12からPOL
命令が読み出されて、実行番号が未設定であるPOL命
令(X命令)が検索された後、そのPOL命令(X命
令)の入力端子に他のPOL命令(Y命令)が接続され
ているか否かが調べられ、その接続関係からPOL命令
に実行番号が順に設定されて行くので、オペレータが行
うキー操作を削減することができ、POLプログラムの
作成時間を短縮することができる。
【0049】また、表示画面上に全てのPOL命令を配
置した後、実行番号の設定開始を指示すれば、POL命
令検索手段15によりPOLプログラム格納部12から
POL命令が読み出されて、実行番号が未設定であるP
OL命令(X命令)が検索された後、図面中で最も上に
あり、かつ最も左側にあるPOL命令から順に実行番号
が設定されして行くので、オペレータが行うキー操作を
削減することができ、POLプログラムの作成時間を短
縮することができる。
【0050】以下、請求項3記載の発明に係る第2実施
形態の保守ツールについて説明する。 図4は第2実施
形態の保守ツールの構成を示す図である。
【0051】図4に示すように、この第2実施形態の保
守ツールは、表示手段41、POLプログラム格納部4
2、入力手段43、画面処理手段44、POL命令検索
手段45、実行番号設定手段46、ΡOL命令記憶部4
7などから構成されている。ΡOL命令記憶部47は、
POL命令自体を一時的に書き込むバッファである。こ
の第2実施形態の保守ツールでは、オペレータがPOL
プログラムを作成する上でロジック図編集画面上にPO
L命令を配置する場合、オペレータは、まず、ロジック
図編集画面の中で、POL命令を配置する位置をマウス
92でクリックすることによってPOL命令の配置位置
を指定する。
【0052】すると、入力手段43は、指定された配置
位置の情報を画面処理手段44へ渡し(4a)、画面処
理手段44はPOL命令の形状データをPOLプログラ
ム格納部42へ書き込み(4b)、POL命令自体をP
OL命令記憶部47へ書き込み(4c)、そのΡOL命
令をロジック図編集画面の中の指定位置に表示する(4
d)。表示後、画面処理手段44は表示終了をPOL命
令検索手段45へ伝える(4e)。POL命令検索手段
45は、POLプログラム格納部42よりPOL命令の
データを読み出し(4f)その時点でロジック図編集画
面の中に存在するPOL命令に設定されている実行番号
の中から最大値のものを調べ、その値(最大値)を実行
番号設定手段46へ渡す(4g)。実行番号設定手段4
6は、POL命令検索手段45が出力する値に+1を加
算してΡOL命令記憶部47に記憶されているΡOL命
令(4h)に対する実行番号とし、POLプログラム格
納部42に書き込み(41)、書き込み終了を画面処理
手段44へ伝える(4j)。画面処理手段44は、設定
された実行番号をPOLプログラム格納部42より読み
出し(4k)、CRT90へ表示し(4l)、POL命
令記憶部47をクリアする(4m)。
【0053】以下、オペレータがPOL命令を配置する
たびに、4a〜4mの処理を行うことにより、ΡOL命
令の配置を完了した時点で、全てのΡOL命令に実行番
号が設定されていることになる。設定されている実行番
号はCRT90に表示されるので、オペレータはさらに
変更の必要があれば、従来と同様の技術で修正する。こ
のようにこの第2実施形態の保守ツールによれば、新た
なPOL命令の配置位置が指定されると、そのPOL命
令がPOL命令記憶部47に一時記憶され、POL命令
検索手段45によりPOLプログラム格納部42に格納
されているPOL命令の中から、最大値の実行番号が検
索されると共に、検索された実行番号に続く新たな実行
番号が求められ、求められた新たな実行番号がPOL命
令記憶部47に記憶されているPOL命令に設定されて
プログラム格納手部42へ格納されるので、オペレータ
は、表示画面上にΡOL命令を配置操作さえすれば、実
行番号が自動的に設定されるようになり、実行番号の入
力操作が不要になる。
【0054】以下、請求項4、5記載の発明に係る第3
実施形態の保守ツールについて説明する。図5は第3実
施形態の保守ツールの構成を示す図である。
【0055】図5に示すように、この第3実施形態の保
守ツールは、表示手段51、POLプログラム格納部5
2、入力手段53、画面処理手段54、POL命令検索
手段55、実行番号設定手段56、実行番号間隔格納部
57などから構成されている。実行番号間隔格納部57
には、キー入力された実行番号の間隔情報、つまり
“1”、“2”、“3”などの値が格納される。
【0056】上記第1実施形態では、実行番号設定手段
16は、POL命令検索手段15からPOL命令が出力
されるたびに、実行番号を1ずつ増やして設定したが、
この第3実施形態では、さらに実行番号を増やす値、つ
まり実行番号間隔をオペレータが予め決めておいた値と
する。
【0057】まず、この第3の実施形態の保守ツールの
第1の動作例(請求項4記載の発明)について説明す
る。
【0058】この第1の動作例の場合、オペレータがキ
ー入力により実行番号間隔を入力すると、入力手段53
は、その値を実行番号間隔格納部57に格納する(5
a)。以下、実行番号設定の制御の流れは、5b〜5d
まで第1実施形態の第1の動作例と同じである。
【0059】次に、実行番号設定手段56は、実行番号
間隔格納部57に格納されている値を読み出し(5e)
前回設定した実行番号に加えた値を、POL命令検索手
段55が出力するPOL命令の実行番号とし、POLプ
ログラム格納部52に書き込む(5f)。以下、5g〜
5jまでは第1実施形態の第1の動作例と同じである。
以上の5j、5c、5d、5e、5f、5g、5h、
5iの処理を繰り返し、実行番号設定手段56は、ΡO
L命令検索手段55が出力するΡOL命令に対し、順に
実行番号を設定して行く。
【0060】POL命令検索手段55がNULLを出力
した時点で全てのΡOL命令に実行番号を設定したこと
になるので終了する。設定結果はCRΤ90に表示され
るので、オペレータはさらに変更の必要があれば、従来
と同様の技術で修正する。
【0061】続いて、この第3の実施形態の保守ツール
の第2の動作例(請求項5記載の発明)について説明す
る。
【0062】この第2の動作例の場合、オペレータがキ
ー入力により実行番号間隔を入力すると、入力手段53
は、その値を実行番号間隔格納部57に格納する(5
a)。以下、実行番号設定の制御の流れは、5b〜5d
まで第1の実施形態の第2の動作例と同じである。
【0063】続いて、実行番号設定手段56は、実行番
号間隔格納部57に格納されている値を読み出し(5
e)、前回設定した実行番号に加えた値を、ΡOL命令
検索手段55が出力するΡOL命令の実行番号とし、P
OLプログラム格納部52に書き込む(5f)。以下、
5g〜5jまでは第1の実施形態の第2の動作例と同じ
である。以上の5j、5c、5d、5e、5f、5g、
5h、5iの処理を繰り返し、実行番号設定手段56
は、POL命令検索手段55が出力するPOL命令に対
し、順に実行番号を設定していく。POL命令検索手段
55がNULLを出力した時点で全てのΡOL命令に実
行番号を設定したことになるので終了する。設定結果は
CRΤ90に表示されるので、オペレータは、さらに変
更の必要があれば、従来と同様の技術で修正する。
【0064】このようにこの第3実施形態の保守ツール
によれば、第1実施形態の効果に加え、オペレータが望
む間隔を開けて実行番号を設定できるので、例えば作成
済みのロジック図にPOL命令を挿入する場合、POL
命令を追加しても他のPOL命令の実行番号を変えずに
済み、POLプログラムの修正が、より少ない操作で可
能となる。
【0065】以下、請求項6記載の発明に係る第4実施
形態の保守ツールについて説明する。 図6は第4実施
形態の保守ツールの構成を示す図である。
【0066】図6に示すように、この第4実施形態の保
守ツールは、表示手段61、POLプログラム格納部6
2、入力手段63、画面処理手段64、POL命令検索
手段65、実行番号設定手段66、ΡOL命令記憶部6
7、実行番号間隔格納部68などから構成されている。
実行番号間隔格納部68には、キー入力された実行番号
の間隔情報、つまり“1”、“2”、“3”などの値が
格納される。
【0067】上記第2の実施形態では、実行番号設定手
段46は、ΡOL命令検索手段45が配置されているΡ
OL命令に設定されている実行番号の最大値を出力する
たびに、その実行番号に1を加えた値をPOL命令記憶
部設定47に記憶されているPOL命令の実行番号とし
たが、この第4実施形態では、実行番号を増やす値(以
下実行番号間隔と呼ぶ)をオペレータが予め決めておい
た値とする。
【0068】すなわち、この第4実施形態の保守ツール
の場合、オペレータがキー入力により実行番号間隔を入
力すると、入力手段63は、その値を実行番号間隔格納
部68に格納する(6a)。以下、実行番号設定の制御
の流れは、6b〜6hまで第2実施形態の場合と同じで
ある。
【0069】続いて、実行番号設定手段66は、実行番
号間隔格納部68に格納されている値を読み出し(6
i)、POL命令検索手段65が出力する実行番号の最
大値に加えた値を、POL命令記憶部67に記憶されて
いるΡOL命令の実行番号とし、ΡOLプログラム格納
部62に書き込む(6j、6k)。以下、6l〜6oま
では第2実施形態の場合と同じである。
【0070】以下、オペレータがΡOL命令を配置する
たびに、6b〜6oの処理を行うことにより、POL命
令の配置を完了した時点で、全てのPOL命令に実行番
号が設定されていることになる。設定された実行番号は
CRT90に表示されるので、オペレータは、さらに変
更の必要があれば、従来と同様の技術で修正する。
【0071】このようにこの第4実施形態の保守ツール
(請求項6記載の発明)によれば、第2の実施形態の効
果に加え、オペレータが望む間隔を開けて実行番号を設
定できるので、例えば作成済みのロジック図にPOL命
令を挿入する場合、POL命令を追加しても他のPOL
命令の実行番号を変えずに済み、POLプログラムの修
正が、より少ない操作で可能となる。
【0072】以下、請求項7記載の発明に係る第5実施
形態の保守ツールについて説明する。 図7は第5実施
形態の保守ツールの構成を示す図である。
【0073】図7に示すように、この第5実施形態の保
守ツールは、表示手段71、POLプログラム格納部7
2、入力手段73、画面処理手段74、POL命令検索
手段75、実行番号設定手段76、増減記憶部77など
から構成されている。増減記憶部77には、マウス92
が左クリックされたか右クリックされたかの増減情報が
記憶され、入力手段73からのマウスクリック情報に応
じていずれか一方を実行番号設定手段76へ出力する。
【0074】オペレータがPOLプログラムを作成する
にあたり、実行番号の誤設定やプログラム変更がしばし
ば起こり得る。このようなときには、オペレータは、一
旦、表示画面上に配置したPOL命令とこのPOL命令
に設定した実行番号とを変更する作業を行う必要があ
る。
【0075】この場合、オペレータは、まず、保守ツー
ルのマウス92により表示画面上の変更対象のPOL命
令を選択し、マウス92に左右に設けられた2つのボタ
ンのうち、左ボタンをクリック(左クリック)する。
【0076】すると、入力手段73は、マウス92が左
クリックされたことを増減記憶部77に通知する(7
h)と共に、実行番号検索手段75へクリックされたP
OL命令を通知する(7a)。実行番号検索手段75
は、POLプログラム格納部72からクリックされたP
OL命令のデータを読み出し(7b)、設定されている
実行番号を調べ、実行番号設定手段76へ渡す(7
c)。
【0077】すると、実行番号設定手段76により増減
記憶部77から+1するという情報が読み出される(7
i)。そして、実行番号設定手段76は、増減記憶部7
7から読み出した情報に基づいて、実行番号検索手段7
5が出力するΡOL命令の実行番号に+1を加え、その
値を変更後の実行番号としてΡOLプログラム格納部7
2に書き込み(7d)、書き込み終了を画面処理手段7
4へ伝える(7e)。画面処理手段74は、設定された
実行番号をΡOLプログラム格納部72より読み出し
(7f)、CRΤ90へ表示する(7g)。なお、オペ
レータが、変更対象のΡOL命令を選択してマウス92
の右ボタンをクリックした場合は、7hにおいて、右ク
リックされたことを増減記憶部77へ通知し、実行番号
設定手段76は、増減記憶部77から−1するという情
報を読み出し(7i)、実行番号検索手段75が出力す
るPOL命令の実行番号から−1した値(1を引いた
値)を変更後の値とする。
【0078】このようにこの第5実施形態の保守ツール
によれば、実行番号変更前に予め実行番号を変更する幅
をオペレータが決めておき、実行番号を変更する際に
は、オペレータが変更するPOL命令を選択しマウス9
2の左右のボタンのうちいずれかをクリックすれば、決
めておいた変更幅からPOL命令の変更後の実行番号が
求められ、POL命令に実行番号が設定されるので、オ
ペレータは、POL命令の実行番号の変更を、より少な
い操作で行うことができる。
【0079】以下、請求項8記載の発明に係る第6実施
形態の保守ツールについて説明する。 図8は第6実施
形態の保守ツールの構成を示す図である。
【0080】図8に示すように、この第6実施形態の保
守ツールは、表示手段81、POLプログラム格納部8
2、入力手段83、画面処理手段84、POL命令検索
手段85、実行番号設定手段86、増減記憶部87、変
更幅格納部88などから構成されている。増減記憶部8
7には、マウス92が左クリックされたか、右クリック
されたかの増減情報が記憶され、入力手段83からのマ
ウスクリック情報に応じていずれか一方を実行番号設定
手段86へ出力する。変更幅格納部88には、マウス9
2のボタンを1回クリックしたときの実行番号の変更幅
情報、つまり“1”、“2”、“3”などの値が格納さ
れており、実行番号の変更操作によって格納されていた
値が実行番号設定手段86へ出力される。
【0081】上記第5実施形態においては、実行番号の
増減する割合は、+1または−1に固定されていたが、
この第6実施形態では、マウス92の1回のクリック操
作で実行番号を変更する値、つまり変更幅をオペレータ
が予め決めておいた値とする。
【0082】すなわち、この第6実施形態の保守ツール
では、動作モードが編集および設定モードにおいて、オ
ペレータがキー入力により変更幅を入力すると、入力手
段83は、その値を変更幅格納部88に格納する(8
j)。以下、実行番号設定の制御の流れは、8h、8a
〜8cまで第5実施形態と同じである。
【0083】次に、実行番号設定手段86は、変更幅格
納部88に格納されている値を読み出し(8k)、左ク
リックか右クリックかを増減記憶部87から読み出し
(8i)、実行番号検索手段85が出力するPOL命令
の実行番号に、8kで読み出した値だけ増減した値を変
更値とし、ΡOLプログラム格納部82に書き込む(8
d)。以下、8e〜8gまでは第5実施形態と同じであ
る。
【0084】このようにこの第6実施形態の保守ツール
によれば、第5実施形態の効果に加え、マウス92の一
回の操作で増加または減少する実行番号の変更幅をオペ
レータが設定できるので、オペレータがマウス92を一
回操作すれば、好きな幅で実行番号が設定されるように
なり、ロジック図の修正が、より少ない操作で可能とな
る。
【0085】なお、上記第1〜第6実施形態では、保守
ツールに初めから各機能(各構成)が備えられているも
のとして説明したが、保守ツールを汎用のCD−ROM
ドライブなどを搭載したコンピュータとし、上記各機能
を実現するプログラムをCD−ROMなどの記録媒体に
収め、これをコンピュータに提供しても良い。また、上
記プログラムを電話回線やLANなどの通信網でコンピ
ュータに提供しても良い。
【0086】この結果、保守ツールの使い勝手を向上す
ると共に作業効率を向上することができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項9
記載の発明によれば、表示画面上に全てのPOL命令を
配置した後、実行番号の設定開始を指示すれば、各PO
L命令に設定すべき実行番号が自動的に設定されるの
で、オペレータがプログラマブルコントローラにプログ
ラミングを行う上での操作性を向上することができる。
【0088】この結果、POLプログラムの作成および
変更を短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項2記載の発明に対応する
第1の実施形態の保守ツールの構成を示す図。
【図2】この第1の実施形態の保守ツールの第1の動作
例を示すフローチャート。
【図3】この第1の実施形態の保守ツールの第2の動作
例を示すフローチャート。
【図4】請求項3記載の発明に対応する第2の実施形態
の保守ツールの構成を示す図。
【図5】請求項4および請求項5記載の発明に対応する
第3の実施形態の保守ツールの構成を示す図。
【図6】請求項6記載の発明に対応する第4の実施形態
の保守ツールの構成を示す図。
【図7】請求項7記載の発明に対応する第5の実施形態
の保守ツールの構成を示す図。
【図8】請求項8記載の発明に対応する第6の実施形態
の保守ツールの構成を示す図。
【図9】一般の保守ツールの概要構成を示す図。
【図10】一般の保守ツールの内部構成を示す図。
【図11】従来の保守ツールの要部構成を示す図。
【図12】従来の保守ツールの画面を示す図。
【符号の説明】
1…表示手段、12…ΡOLプログラム格納部、13…
入力手段、14…画面処理手段、15…POL命令検索
手段、16…実行番号設定手段、41…表示手段、42
…ΡOLプログラム格納部、43…入力手段、44…画
面処理手段、45…POL命令検索手段、46…実行番
号設定手段、47…POL命令記憶部、51…表示手
段、52…POLプログラム格納部、53…入力手段、
54…画面処理手段、55…POL命令検索手段、56
…実行番号設定手段、57…実行番号間隔格納部61…
表示手段、62…ΡOLプログラム格納部、63…入力
手段、64…画面処理手段、65…POL命令検索手
段、66…実行番号設定手段、67…ΡOL命令記憶
部、68…実行番号間隔格納部、71…表示手段、72
…ΡOLプログラム格納部、73…入力手段、74…画
面処理手段、75…実行番号検索手段、76…実行番号
設定手段、77…増減記憶部、81…表示手段、82…
POLブログラム格納部、83…入力手段、84…画面
処理手段、85…実行番号検索手段、86…実行番号設
定手段、87…増減記憶部、88…変更幅格納部、90
…CRΤ、91…キーボード、92…マウス。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 POL命令を表示画面に表示し、前記P
    OL命令に対して実行番号を設定することで、その実行
    番号の順にPOL命令を実行するプログラマブルコント
    ローラのプログラミング装置において、 前記表示画面上に配置されたPOL命令を格納したプロ
    グラム格納手段と、 前記POL命令に対する実行番号の設定開始を指示する
    入力手段と、 前記入力手段により実行番号の開始が指示された場合、
    前記プログラム格納手段に格納されているPOL命令の
    中から、実行番号が未設定のPOL命令を、命令同士の
    接続関係に基づき検索するΡOL命令検索手段と、 前記ΡOL命令検索手段により検索された順にPOL命
    令に実行番号を設定する実行番号設定手段とを具備した
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラのプログ
    ラミング装置。
  2. 【請求項2】 POL命令を表示画面に表示し、前記P
    OL命令に対して実行番号を設定することで、その実行
    番号の順にPOL命令を実行するプログラマブルコント
    ローラのプログラミング装置において、 前記表示画面上に配置されたPOL命令を格納したプロ
    グラム格納手段と、 前記POL命令に対する実行番号の設定開始を指示する
    入力手段と、 前記入力手段により実行番号の開始が指示された場合、
    前記プログラム格納手段に格納されているΡOL命令の
    中から、実行番号が未設定のΡOL命令を、前記表示画
    面上の配置位置関係に基づき検索するΡOL命令検索手
    段と、 前記ΡOL命令検索手段により検索された順にPOL命
    令に実行番号を設定する実行番号設定手段とを具備した
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラのプログ
    ラミング装置。
  3. 【請求項3】 POL命令を表示画面に表示し、前記P
    OL命令に対して実行番号を設定することで、その実行
    番号の順にPOL命令を実行するプログラマブルコント
    ローラのプログラミング装置において、 前記POL命令を実行番号に対応させて格納したプログ
    ラム格納手段と、 前記表示画面上に新たなPOL命令を配置する入力手段
    と、 前記入力手段により前記表示画面上に新たに配置された
    POL命令を記憶するPOL命令記憶手段と、 前記入力手段により新たなPOL命令が配置された場
    合、前記プログラム格納手段に格納されているPOL命
    令の中から、最大値の実行番号が設定されているPOL
    命令を検索すると共に、検索されたPOL命令の実行番
    号に続く新たな実行番号を求めるPOL命令検索手段
    と、 前記POL命令検索手段により求められた前記新たな実
    行番号を前記POL命令記憶手段に記憶されているPO
    L命令に設定し前記プログラム格納手段へ格納する実行
    番号設定手段とを具備したことを特徴とするプログラマ
    ブルコントローラのプログラミング装置。
  4. 【請求項4】 POL命令を表示画面に表示し、前記P
    OL命令に対して実行番号を設定することで、その実行
    番号の順にPOL命令を実行するプログラマブルコント
    ローラのプログラミング装置において、 前記表示画面上に配置されたPOL命令を格納したプロ
    グラム格納手段と、 前記実行番号を設定するための間隔情報を格納した実行
    番号間隔格納部と、 前記POL命令に対する実行番号の設定開始を指示する
    入力手段と、 前記入力手段により実行番号の開始が指示された場合、
    前記プログラム格納手段に格納されているPOL命令の
    中から、実行番号が未設定のPOL命令を、命令同士の
    接続関係に基づき検索するΡOL命令検索手段と、 前記ΡOL命令検索手段により検索されたPOL命令の
    順に前記実行番号間隔格納部の間隔情報に基づき実行番
    号を設定する実行番号設定手段とを具備したことを特徴
    とするプログラマブルコントローラのプログラミング装
    置。
  5. 【請求項5】 POL命令を表示画面に表示し、前記P
    OL命令に対して実行番号を設定することで、その実行
    番号の順にPOL命令を実行するプログラマブルコント
    ローラのプログラミング装置において、 前記表示画面上に配置されたPOL命令を格納したプロ
    グラム格納手段と、 前記実行番号を設定するための間隔情報を格納した実行
    番号間隔格納部と、 前記入力手段により実行番号の設定開始が指示された場
    合、前記プログラム格納手段に格納されているΡOL命
    令の中から、実行番号が未設定のΡOL命令を、前記表
    示画面上の配置位置関係に基づき検索するΡOL命令検
    索手段と、 前記ΡOL命令検索手段により検索されたPOL命令の
    順に前記実行番号間隔格納部の間隔情報に基づき実行番
    号を設定する実行番号設定手段とを具備したことを特徴
    とするプログラマブルコントローラのプログラミング装
    置。
  6. 【請求項6】 POL命令を表示画面に表示し、前記P
    OL命令に対して実行番号を設定することで、その実行
    番号の順にPOL命令を実行するプログラマブルコント
    ローラのプログラミング装置において、 前記POL命令を実行番号に対応させて格納したプログ
    ラム格納手段と、 前記実行番号を設定するための間隔情報を格納した実行
    番号間隔格納部と、 前記表示画面上に新たなPOL命令を配置する入力手段
    と、 前記入力手段により前記表示画面上に新たに配置された
    POL命令を記憶するPOL命令記憶手段と、 前記入力手段により新たなPOL命令が配置された場
    合、前記プログラム格納手段に格納されているPOL命
    令の中から、最大値の実行番号が設定されているPOL
    命令を検索すると共に、検索されたPOL命令の実行番
    号に続く新たな実行番号を前記実行番号間隔格納部の間
    隔情報に基づき求めるPOL命令検索手段と、 前記POL命令検索手段により求められた前記新たな実
    行番号を前記POL命令記憶手段に記憶されているPO
    L命令に設定し前記プログラム格納手段へ格納する実行
    番号設定手段とを具備したことを特徴とするプログラマ
    ブルコントローラのプログラミング装置。
  7. 【請求項7】 POL命令を表示画面に表示し、前記P
    OL命令に対して実行番号を設定することで、その実行
    番号の順にPOL命令を実行するプログラマブルコント
    ローラのプログラミング装置において、 前記表示画面中から所望のPOL命令とこのPOL命令
    の実行番号の変更値とを指定する入力手段と、 前記POL命令を実行番号と対応させて格納したプログ
    ラム格納部と、 前記入力手段により指定されたΡOL命令を前記プログ
    ラム格納部から検索するΡOL命令検索手段と、 前記入力手段により指定された実行番号の変更値を前記
    ΡOL命令検索手段により検索されたPOL命令に新し
    い実行番号を設定すると共に、変更指示されたPOL命
    令以降のPOL命令の実行番号を更新する実行番号設定
    手段とを具備したことを特徴とするプログラマブルコン
    トローラのプログラミング装置。
  8. 【請求項8】 POL命令を表示画面に表示し、前記P
    OL命令に対して実行番号を設定することで、その実行
    番号の順にPOL命令を実行するプログラマブルコント
    ローラのプログラミング装置において、 前記表示画面中から所望のPOL命令とこのPOL命令
    の実行番号の変更値とを指定する入力手段と、 前記実行番号の変更幅情報を格納した変更幅格納部と、 前記POL命令と実行番号とを対応させて格納したプロ
    グラム格納部と、 前記入力手段により指定されたΡOL命令を前記プログ
    ラム格納部から検索するΡOL命令検索手段と、 前記入力手段により指定された実行番号の変更値を前記
    ΡOL命令検索手段により検索されたPOL命令に新し
    い実行番号を設定すると共に、変更指示されたPOL命
    令以降のPOL命令の実行番号を、前記変更幅格納部の
    変更幅情報と前記新たな実行番号とに基づき変更する実
    行番号設定手段とを具備したことを特徴とするプログラ
    マブルコントローラのプログラミング装置。
  9. 【請求項9】 POL命令を表示画面に表示し、前記P
    OL命令に対して実行番号を設定することで、その実行
    番号の順にPOL命令を実行するプログラマブルコント
    ローラのプログラミング装置に搭載される記録媒体にお
    いて、 前記プログラミング装置に実行番号の設定開始が指示さ
    れると、前記表示画面上のPOL命令の中から、実行番
    号が未設定のPOL命令を、命令同士の接続関係に基づ
    き検索させ、 検索されたPOL命令の順に実行番号を設定させる処理
    プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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