JPH10307492A - 定着装置、画像形成装置およびそれを用いる画像形成方法 - Google Patents

定着装置、画像形成装置およびそれを用いる画像形成方法

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JPH10307492A
JPH10307492A JP11766397A JP11766397A JPH10307492A JP H10307492 A JPH10307492 A JP H10307492A JP 11766397 A JP11766397 A JP 11766397A JP 11766397 A JP11766397 A JP 11766397A JP H10307492 A JPH10307492 A JP H10307492A
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JP
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image
belt
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JP11766397A
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Teigen Ri
廷原 李
Hiroyuki Tanaka
浩之 田中
Kazufumi Tomita
和史 冨田
Hirotaka Matsuoka
弘高 松岡
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱効率がよく、光沢のある高画質の画像を高
速で得ることが可能な耐磨耗性がよい定着装置、それを
用いた画像形成装置および画像形成方法を提供する。 【解決手段】 定着装置は、記録媒体上の未定着トナー
像を加熱加圧して定着トナー像を形成するものであっ
て、未定着トナー像を保持した状態で記録媒体4を搬送
する無端加熱ベルト1と、該無端加熱ベルトの末端に対
向して設けられた加熱ロール2とを有している。無端加
熱ベルト1は、発熱体、弾性層および耐磨耗層より構成
され、それらが積層されて一体化された構造を有してい
る。この定着装置によれば、無端加熱ベルト上に保持さ
れた記録媒体は定着前に予備加熱され、その後、加熱ロ
ールと接触することによって未定着トナー像が記録媒体
上に定着されるので、高画質の画像が高速で得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体上に形成
されている未定着トナー像を加熱加圧して定着する定着
装置、例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の電
子写真の画像を形成する画像形成装置およびそれを用い
た画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の定着装置は、一般に図7で示すよ
うに、金属製の円筒の内側にハロゲンランプ21を内蔵
し、円筒の外側にはシリコーン等の樹脂で被覆した加熱
ロール2と加圧ロール22で構成され、両ロールの間に
未定着トナー像を保持する記録媒体4を通過させること
によってトナー5を定着する方式のものが主流である
(特開平1−18531号公報)。しかしながら、この
定着装置は、熱源であるハロゲンランプの熱容量が大き
く、また、円筒の内部には空間があり、所定の温度まで
ロールの表面を加熱するのに時間がかかるため、ハロゲ
ンランプに常に通電しておく必要があった。
【0003】最近になり、定着の省エネルギー化をはか
るために、シームレスベルト(無端ベルト)ヒータを採
用することが行われるようになり、昇温時間を短縮する
ことが可能になった。例えば、特開平6−202513
号公報に開示されている定着装置は、図8に示すよう
に、シームレスベルトヒータ8を駆動ロール31および
従動ロール32に張架して用いるものであって、シーム
レスベルトヒータ8の一端を加圧ロール22と対向配置
し、その間を未定着トナー像を保持する記録媒体4を通
過させることによって、記録媒体上のトナー5を加熱加
圧して未定着トナー像を記録媒体上に定着する構成を有
するものである。この定着装置は、シームレスベルトヒ
ータ8全体が持つ熱エネルギーの一部のみが記録媒体に
伝導し、定着に利用されている。また、特開平5−17
3438号公報にも、加熱手段として、加熱ロールの代
わりにシームレスベルトヒータを用いた定着装置が開示
されている。この定着装置においては、シームレスベル
トヒータを記録媒体が搬送される方向に対して平行方向
に移動回転させ、一方、搬送される記録媒体の背面に加
圧ロールを配置し、トナーの定着が行われるようになっ
ている。
【0004】これらのシームレスベルトヒータ8の発熱
体としては、ポリイミド系、ポリカーボネート系等の熱
硬化性樹脂に、カーボンブラック等の導電性フィラーを
分散し、フィルム状に成型した、厚さ100μm程度の
ものが使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近、電子写真等の複
写機では、4色のカラートナー層を持つ記録媒体に対し
て、高画質化、高速化、省エネルギー化がはかられると
共に、高い耐久性を有する定着装置を備えることが要求
されているのに対して、従来のシームレスベルトヒータ
を備えた定着装置は、記録媒体上のトナーを加熱するま
での昇温時間が短縮されているが、以下の課題を抱えて
いる。
【0006】従来の定着装置は、シームレスベルトヒー
タと加圧ロールとが対向している部分に記録媒体を搬送
してシームレスベルトヒータと加圧ロールの間を通過さ
せるために、或いは、記録媒体の搬送と同方向に回転す
るために、加圧ロールによって加圧されない部分ではシ
ームレスベルトヒータの熱が大気中に放熱されてしま
い、熱の利用効率が悪いという問題がある。
【0007】また、従来のシームレスベルトヒータは、
厚さが100μm程度と薄く、それを記録媒体上のトナ
ーに直接接触させて定着を行うので、シームレスベルト
ヒータには定着に必要とする弾性の反発力が不足して、
未定着トナーの一部がシームレスベルトヒータ面に残留
し、オフセット現象が発生しやすい。また、反発力の不
足は界面的な離型性を悪くし、溶融したトナーが記録媒
体上で平滑に定着されなくなるので、光沢性およびOH
Pフィルムでの透光性等が低下し、高画質に対する適用
性が悪いという問題がある。
【0008】例えば、トナーの結着樹脂は、本来150
℃付近で数十℃の温度領域をもって溶融し、記録媒体上
で定着するが、カラー画像になると記録媒体上では4色
のカラートナー層が重なっているために、上下層間等で
温度差が生じて定着が可能な温度領域が狭くなり、オフ
セット現象が発生する。
【0009】また、シームレスベルトヒータは、厚みが
100μm程度であるので、長時間の回転運動をする定
着装置では伸びたり蛇行したりする懸念があり、かつポ
リイミド樹脂に導電性のフィラーを分散して作製した導
電性のフィルムが使用されるために、導電性にも信頼度
が欠けるという問題がある。
【0010】本発明は、従来の技術における上記の問題
を解決することを目的としてなされたものである。した
がって、本発明の目的は、熱効率がよく、光沢のある高
画質の画像を高速で得ることが可能な耐磨耗性のよい定
着装置、その定着装置を備えた画像形成装置およびそれ
を用いる画像形成方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の定着装置は、記
録媒体上の未定着トナー像を加熱加圧して定着トナー像
を形成するものであって、未定着トナー像を保持した状
態で記録媒体を搬送する無端加熱ベルトと、その無端加
熱ベルトの末端近傍に対向配置された加熱ロールとを有
することを特徴とする。前記の無端加熱ベルトは、金属
性の発熱体をシリコーンゴム層中に配置し、それを耐磨
耗性および離型性を有する樹脂層で被覆した弾力性を有
するものが使用される。また、前記の無端発熱ベルトを
回転させる為の駆動ロールの位置を調整可能に構成し
て、加熱ロールと無端加熱ベルトとのニップを制御可能
にすることが好ましい。
【0012】また、本発明の画像形成装置は、潜像保持
体上に潜像を形成する潜像形成手段、該潜像を現像剤を
用いて現像する現像手段、形成されたトナー像を記録媒
体上に転写する転写手段、記録媒体上の未定着トナー像
を加熱加圧して定着トナー像を形成する定着手段を有す
るものであって、その定着手段が未定着トナー像を保持
した状態で記録媒体を搬送する無端加熱ベルトと、無端
加熱ベルトの末端近傍に対向配置された加熱ロールとを
有することを特徴とする。
【0013】さらに本発明の画像形成方法は、潜像保持
体上に潜像を形成する潜像形成工程、該潜像を現像剤を
用いて現像する現像工程、トナー像を記録媒体上に転写
する転写工程、記録媒体上の未定着トナー像を定着する
定着工程を有するものであって、その定着工程が無端加
熱ベルト上に記録媒体を保持して予備加熱を行ない、次
いで加熱ロールを未定着トナー像に接触させて定着する
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の定着装置の概略構
成図であって、定着装置は、記録媒体を載置する無端加
熱ベルトと、加熱ロールとを有し、無端加熱ベルトの末
端近傍に加熱ロールが対向配置されている。無端加熱ベ
ルトに記録媒体を乗せ、記録媒体を進行させる方向に回
転させることによって、記録媒体上のトナーは無端加熱
ベルトで搬送しながら定着する直前まで予備加熱させる
ことができ、無端加熱ベルトの熱を効率良く利用するこ
とができる。
【0015】さらに、無端加熱ベルトは、発熱体として
金属製のものを用い、その発熱体をシリコーンゴムより
なる弾性層中に配置し、それを耐磨耗性と離型性のある
樹脂層で被覆したものであるから、金属製の発熱体の周
囲が弾性層で囲まれるため、発熱体の厚みから発生する
歪みを吸収しながら加熱ロール並みの弾性力を持たせる
ことができる。発熱体としては、加熱効率と信頼性が高
いCrなどの金属製の材料が好ましい。
【0016】また、無端発熱ベルトの内側にある駆動ロ
ールの軸位置を調節可能に構成することが好ましく、そ
れにより、加熱ロールと無端加熱ベルトとのニップ圧が
制御できるようになる。その結果、トナーに必要とする
弾性力と離型力が十分に得られ、光沢と透光性がよい画
質が得られるようになる。
【0017】さらに、本発明の無端加熱ベルトの両側面
にはガードを設けることが好ましい。これにより、ベル
トの蛇行を防いで安定な回転が得られるようになる。ま
た、このガードは、ベルトの寿命を長くするだけではな
く、電力を供給する端子として利用することもできる。
【0018】次に、本発明の画像形成装置および画像形
成方法について説明する。図6は、本発明の画像形成装
置の概略の構成を説明する図である。図において、71
は、電子写真感光体であって、その周囲に、接触帯電器
72、露光装置73、現像器74、転写器75、クリー
ニング装置76、および除電器77が設けられ、更に定
着装置78が設けられている。
【0019】この画像形成装置において、電子写真感光
体71は、矢印方向に回転して、接触帯電器72により
一様帯電された後、露光装置73によって像露光され、
それによって静電潜像が形成される。次いで静電潜像
は、現像器74により顕像化されてトナー像が形成さ
れ、その後転写器75によって記録媒体の上に転写され
て、記録媒体上に未定着トナー像が形成される。記録媒
体上の未定着トナー像は、定着装置78によって定着さ
れるが、定着装置としては、上記図1に示す構造のもの
が使用される。一方、電子写真感光体71の表面に残留
するトナーは、クリーニング装置76によりクリーニン
グされ、除電器77によって除電され、次の複写サイク
ルのために準備される。
【0020】本発明の画像形成方法は、潜像保持体上に
潜像を形成する潜像形成工程、その潜像保持体上の潜像
を現像装置を用いて現像する工程、潜像保持体上のトナ
ー画像を記録媒体上に転写する工程、および記録媒体上
の未定着トナー像を熱定着する定着工程を有する。潜像
形成工程は、従来公知の方法が適用でき、電子写真法あ
るいは静電記録法によって、感光体あるいは誘電体層等
の潜像保持体の上に静電潜像を形成すればよい。次い
で、形成された潜像は、現像工程においてトナーを有す
る現像剤層を潜像保持体と接触または非接触で、現像バ
イアスを印加させることによって顕像化される。顕像化
されたトナー画像は、転写工程において、常法により紙
等の記録媒体上に転写され、次いで、定着工程において
熱定着される。この定着工程において本発明の上記定着
装置を使用する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の定着装置の概略の構成図を示
す。定着装置は、無端加熱ベルト1とハロゲンランプ2
1を備えた加熱ロール2とより構成されており、無端加
熱ベルトの末端近傍に加熱ロール2が対向配置されてい
る。無端加熱ベルト1は、駆動ロール31および従動ロ
ール32に回転可能に張架され、その上にトナー5より
なる未定着トナー像を保持する記録媒体4を載置するよ
うになっている。無端加熱ベルト1は、駆動ロール31
を駆動させることによって回転し、その上に乗せられた
記録媒体4が矢印方向に進行する。したがって、無端加
熱ベルト1に乗せられた記録媒体4のトナー5は、定着
する直前まで予備加熱され、加熱ロール2と無端加熱ベ
ルト1との間を通ってトナー5が記録媒体4上に定着さ
れる。また、記録媒体上のトナーの昇温にかかる時間
は、無端加熱ベルトの材料、記録媒体、トナー等の熱伝
導率とこれらの厚さによって異なる。記録媒体上にある
トナーの温度は、無端加熱ベルトの表面温度に対して
0.6〜0.7倍まで上昇するので、無端加熱ベルトの
長さを調整することによって、任意の温度までトナーを
予備加熱して定着させることが可能である。
【0022】図2は、無端加熱ベルトの断面を示す図で
あって、無端加熱ベルトは、発熱体11、弾性層12、
耐磨耗層13より構成され、それらが積層され一体化さ
れた構成を有している。発熱体11は、無端加熱ベルト
1の搬送方向に直交する方向、すなわち、幅方向に延び
た形態のものを、一定の間隔で並べて配設される。発熱
体11としては、金属性のもの、例えば、Cr、Ni、
Ti等を金属、またはこれら金属の合金等、公知の加熱
材料を用いることができる。この実施例ではCrを使用
した。発熱体は、如何なる形態を有していてもよく、そ
の厚さは3mm以下であるのが好ましい。
【0023】弾性層12の材料としては、弾性と耐熱性
がある公知の樹脂が用いられるが、特にシリコーン系ゴ
ムが好ましい。弾性層は、定着の際に十分な弾性が得ら
れるように厚さ2mm以上であって発熱体11を完全に
囲みこむように形成される。また、弾性層12の表面に
設ける耐磨耗層13の材料としては、加熱ロールとの摩
擦、剥離力等を考慮してPTFE(ポリテトラフルオロ
エチレン)、PFA(パーフルオロアルコキシエチレン
−テトラフルオロエチレン共重合体)、FEP(ヘキサ
フルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン共重合
体)、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビ
ニル等のフッ素系樹脂が使用できる。耐磨耗層13は、
厚さ0.5mm以下になるように被覆することによって
形成される。この実施例では、厚さ0.5mmのPTF
Eよりなる被覆層を使用した。
【0024】図3は、無端加熱ベルトの平面を示す図で
あって、無端加熱ベルトにおける弾性層12の幅は、用
紙サイズに合わせて設定されるが、発熱体11の幅は、
弾性層12よりも2〜5mm程度長く設定し、弾性層の
両端からはみ出るように設けられる。また、このはみ出
した発熱体の両端を、Cr、Ni等でメッキして、無端
加熱ベルトに電流を供給する電極部分11aが形成され
るが、必要に応じて、この電極部分の下部に、金属、プ
ラスチック等の補強板15を当てて、電極部分を補強す
ることも可能である。
【0025】図1における加熱ロール2は、ハロゲンラ
ンプ21等の加熱源を内蔵したアルミニウム等の金属製
芯金の周りに弾性体よりなる樹脂層を設け、その表面を
離型性の高い表面樹脂層を被覆した公知の構成のものが
使用でき、それにより、トナーを記録媒体上に定着させ
ることができる。
【0026】図1に示す定着装置において、無端加熱ベ
ルト1を駆動させるために駆動ロール31と従動ロール
32との二つのロールの軸311、321を動かすこと
によって、無端加熱ベルトの張力を調節することができ
る。また、駆動ロール31と従動ロール32の直径を加
熱ロール2の直径よりも小さく設定し、無端加熱ベルト
1を細長くした状態で回転できるようにすることによ
り、装置の小型化をはかることもできる。また、駆動ロ
ールの軸311を上下方向に移動させることによって、
ニップ圧およびニップ幅を調節することも可能である。
【0027】図4は、ベルトの蛇行を防ぐために、無端
加熱ベルトの両側面に設けられるガードの斜視図であ
り、図5は、無端加熱ベルトとガードとの嵌合状態を説
明する図である。図において、ガード6は、その全体の
長さを無端加熱ベルト1の全長に合わせて形成された絶
縁性材料より構成されており、駆動ロールの軸311と
従動ロールの軸321を挿入するための穴63、63が
設けられている。また、ガードの側面には、無端加熱ベ
ルトの電極部分11aが1.5〜4.5mm程度の範囲
の長さで嵌め込まれるように溝状の凹部61が全周にわ
たって形成されており、そして発熱体に電流を供給する
ための電極62が溝状の凹部61の側壁面に付設されて
いる。更に、凹部には、発熱体の電極部分11aと電極
62との間で通電できるようにするために、導電性のベ
アリング64等の回転性がよいものが内蔵されている。
それにより、図示されない電源から電極62に供給され
た電流は、ベアリング64を介して発熱体の電極部分1
1aに流れ、発熱体11を発熱させるようになる。
【0028】上記のような構成の定着装置を用いて定着
を行った。具体的には、ロールの磨耗防止とトナーの剥
離性向上のために使用している離型剤オイルの量を従来
用いている量より減らし、溶融温度110℃のトナーに
ワックスを10%混入したものを用いて形成されたトナ
ー像を有する記録媒体に対して、無端加熱ベルトの設定
温度:150℃、無端加熱ベルトの搬送速度:200m
m/sec、無端加熱ベルトの長さ:300mmの条件
の下で定着を行った。その結果、記録媒体上のトナー像
のトナーとワックスが加熱ロールを通過する前の1.5
秒の間にトナーが完全に溶融し、ワックスが染みでてい
ることが確認され、そして定着後、良好な光沢性と透光
性の定着トナー画像が得られた。
【0029】
【発明の効果】本発明の定着装置は、無端加熱ベルトに
より記録媒体上のトナーを予備加熱することができるの
で、トナーが溶融する温度までの昇温時間が短縮され、
定着のスピードが向上するので、従来の定着装置より熱
効率がよく、耐磨耗性も良好である。したがって、本発
明の定着装置を用いることによって、透光性で光沢ある
高画質の定着トナー像を高速で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の定着装置の概略構成図。
【図2】 本発明の定着装置の無端加熱ベルトの一部の
断面図。
【図3】 本発明の定着装置:無端加熱ベルトの一部の
平面図。
【図4】 本発明の定着装置に用いるガードの斜視図。
【図5】 本発明の無端加熱ベルトとガードとの嵌合状
態を説明する図。
【図6】 本発明の画像形成装置の概略構成図。
【図7】 従来の定着装置の一例の構成図。
【図8】 従来の定着装置の一例の構成図。
【符号の説明】
1…無端加熱ベルト、11…発熱体、11a…電極部
分、12…弾性層、13…耐磨耗層、15…補強板、2
…加熱ロール、21…ハロゲンランプ、22…加圧ロー
ル、31…駆動ロール、32…従動ロール、311…駆
動ロールの軸、321…従動ロールの軸、4…記録媒
体、5…トナー、6…ガード、61…溝状の凹部、62
…電極、63…穴、64…ベアリング、71…電子写真
感光体、72…接触帯電器、73…露光装置、74…現
像器、75…転写器、76…クリーニング装置、77…
除電器、78…定着装置、8…シームレスベルトヒー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 弘高 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上の未定着トナー像を加熱加圧
    して定着トナー像を形成する定着装置において、未定着
    トナー像を保持した状態で記録媒体を搬送する無端加熱
    ベルトと、該無端加熱ベルトの末端近傍に対向配置され
    た加熱ロールとを有することを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 潜像保持体上に潜像を形成する潜像形成
    手段、該潜像を現像剤を用いて現像する現像手段、形成
    されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段、記録
    媒体上の未定着トナー像を加熱加圧して定着トナー像を
    形成する定着手段を有する画像形成装置において、該定
    着手段が未定着トナー像を保持した状態で記録媒体を搬
    送する無端加熱ベルトと、該無端加熱ベルトの末端近傍
    に対向配置された加熱ロールとを有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】 潜像保持体上に潜像を形成する潜像形成
    工程、該潜像を現像剤を用いて現像する現像工程、トナ
    ー像を記録媒体上に転写する転写工程、記録媒体上の未
    定着トナー像を定着する定着工程を有する画像形成方法
    において、該定着工程が無端加熱ベルト上に記録媒体を
    保持して予備加熱を行ない、次いで加熱ロールを未定着
    トナー像に接触させて定着することを特徴とする画像形
    成方法。
JP11766397A 1997-05-08 1997-05-08 定着装置、画像形成装置およびそれを用いる画像形成方法 Pending JPH10307492A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016075821A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 キヤノン株式会社 定着装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016075821A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 キヤノン株式会社 定着装置

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