JPH10306603A - 高層集合住宅 - Google Patents
高層集合住宅Info
- Publication number
- JPH10306603A JPH10306603A JP11545797A JP11545797A JPH10306603A JP H10306603 A JPH10306603 A JP H10306603A JP 11545797 A JP11545797 A JP 11545797A JP 11545797 A JP11545797 A JP 11545797A JP H10306603 A JPH10306603 A JP H10306603A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zone
- space
- facility
- piping
- dwelling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 施工性が向上され、設計上の自由度が得られ
る高層集合住宅を提供する。 【解決手段】 階段室、昇降機、設備配管スペース、制
震装置付構造壁１で構成されたコアゾーンＡと、建物外
周に面した住宅ゾーンＢと、前記両ゾーン間に介在する
設備ゾーンＣとより構成され、住宅ゾーンは建物外周を
除き柱、梁が設置されないように構成された。
る高層集合住宅を提供する。 【解決手段】 階段室、昇降機、設備配管スペース、制
震装置付構造壁１で構成されたコアゾーンＡと、建物外
周に面した住宅ゾーンＢと、前記両ゾーン間に介在する
設備ゾーンＣとより構成され、住宅ゾーンは建物外周を
除き柱、梁が設置されないように構成された。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は高層集合住宅建築
物、特にその平面計画に係るものである。
物、特にその平面計画に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の高層集合住宅では、各階に複数の
住戸が存在する場合には、又、柱型、梁型が住戸間間仕
切位置を決定する大きなファクターとなっていき、各住
戸間にコンクリート壁を設け、また各住戸の浴室や台所
等の設備は当初から位置を固定した上で、共用配管の関
係から上階と下階と位置を合わせているのが一般的であ
る。
住戸が存在する場合には、又、柱型、梁型が住戸間間仕
切位置を決定する大きなファクターとなっていき、各住
戸間にコンクリート壁を設け、また各住戸の浴室や台所
等の設備は当初から位置を固定した上で、共用配管の関
係から上階と下階と位置を合わせているのが一般的であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って従来の高層集合
住宅では間仕切り、給排水設備関係の固定化及び柱、梁
形が計画の自由度を損ねる。これは販売側にとっても事
前の需要調査に適した計画が重要で、完成後の販売に大
きく影響している。本発明は、これらの課題に鑑みて提
案されたもので、その目的とするところは、施工性が向
上され、設計上の自由度が得られる高層集合住宅を提供
する点にある。
住宅では間仕切り、給排水設備関係の固定化及び柱、梁
形が計画の自由度を損ねる。これは販売側にとっても事
前の需要調査に適した計画が重要で、完成後の販売に大
きく影響している。本発明は、これらの課題に鑑みて提
案されたもので、その目的とするところは、施工性が向
上され、設計上の自由度が得られる高層集合住宅を提供
する点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る高層集合住宅は、階段室、昇降機、設
備配管スペース、制震装置付構造壁で構成されたコアゾ
ーンと、建物外周に面した住宅ゾーンと、同住宅ゾーン
及び前記コアゾーンとの間に配設された設備ゾーンとよ
り構成されている。
め、本発明に係る高層集合住宅は、階段室、昇降機、設
備配管スペース、制震装置付構造壁で構成されたコアゾ
ーンと、建物外周に面した住宅ゾーンと、同住宅ゾーン
及び前記コアゾーンとの間に配設された設備ゾーンとよ
り構成されている。
【０００５】請求項２の発明によれば、前記住宅ゾーン
には建物外周を除き、柱、梁が設置されないように構成
されている。請求項３の発明によれば、前記設備ゾーン
は天井裏若しくは床下に設備配管を設けてなり、他の空
間は廊下や共同スペースとして構成されている。
には建物外周を除き、柱、梁が設置されないように構成
されている。請求項３の発明によれば、前記設備ゾーン
は天井裏若しくは床下に設備配管を設けてなり、他の空
間は廊下や共同スペースとして構成されている。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明を本発明の好ましい
実施の形態を示す図面について説明する。図１は高層集
合住宅の基準階を示し、図面に示すように階段室、昇降
機、制震装置を構成する極低降伏点鋼パネル付き耐力壁
１、パイピング配管及びダクトスペース等によってコア
ゾーンＡが構成され、建物外壁に面した住宅ゾーンＢと
同住宅ゾーンＢと前記コアゾーンＡとの間に設備ゾーン
Ｃが介在している。図中２は柱、２′は梁である。
実施の形態を示す図面について説明する。図１は高層集
合住宅の基準階を示し、図面に示すように階段室、昇降
機、制震装置を構成する極低降伏点鋼パネル付き耐力壁
１、パイピング配管及びダクトスペース等によってコア
ゾーンＡが構成され、建物外壁に面した住宅ゾーンＢと
同住宅ゾーンＢと前記コアゾーンＡとの間に設備ゾーン
Ｃが介在している。図中２は柱、２′は梁である。
【０００７】前記住宅ゾーンＢには建物外周を除き図４
に示す如き柱ａ、梁ｂを設けることなく梁下の圧迫感を
除き、柱、梁が自由な間取りにとって制約になることの
ないようにし、同じ階高でも豊かな空間ができるように
計画されている。図４中ｃは従来構造における一般スラ
ブ、ｄは大梁である。なお図３中５は前記住宅ゾーンに
おけるフラットスラブで、梁が省略されたことと相俟っ
て同じ階高でも豊かな空間が確保できるようにしたもの
である。
に示す如き柱ａ、梁ｂを設けることなく梁下の圧迫感を
除き、柱、梁が自由な間取りにとって制約になることの
ないようにし、同じ階高でも豊かな空間ができるように
計画されている。図４中ｃは従来構造における一般スラ
ブ、ｄは大梁である。なお図３中５は前記住宅ゾーンに
おけるフラットスラブで、梁が省略されたことと相俟っ
て同じ階高でも豊かな空間が確保できるようにしたもの
である。
【０００８】なお複数の特定階を設け、これには立体住
宅等、一般階段より高く構成されている。
宅等、一般階段より高く構成されている。
【０００９】
【発明の効果】本発明は前記したように、コアゾーン
と、建物外周に面した住宅ゾーンと、前記両ゾーンの間
に配設された設備ゾーンより配設し、コアゾーンには制
振装置付構造壁を設けたことにより、同構造壁によって
地震エネルギーを吸収することにより柱、梁の数を削減
でき、十分な空間が確保できる。また前記コアゾーンと
建物外周に面した住宅ゾーンとの間に設備ゾーンが設置
されたことによって、台所や浴室、便所への配管が固定
されることなく施工可能で自由な位置設定が可能とな
る。
と、建物外周に面した住宅ゾーンと、前記両ゾーンの間
に配設された設備ゾーンより配設し、コアゾーンには制
振装置付構造壁を設けたことにより、同構造壁によって
地震エネルギーを吸収することにより柱、梁の数を削減
でき、十分な空間が確保できる。また前記コアゾーンと
建物外周に面した住宅ゾーンとの間に設備ゾーンが設置
されたことによって、台所や浴室、便所への配管が固定
されることなく施工可能で自由な位置設定が可能とな
る。
【００１０】この結果、各住宅ゾーンの自由なプラン設
定が可能となり、台所、浴室、便所等、水場の自由な位
置設定が可能で、改修工事も容易に行なわれ、複数世帯
住宅への変更も容易である。請求項２の発明によれば前
記住宅ゾーンには建物外周を除き、柱、梁が設置されな
いので、柱や梁によって実質的に使用不能な空間が少な
くなり、柱、梁が自由な間取り、プラニングの制約にな
ることがなく、梁下の圧迫感がなくなり、住戸内部は無
柱、無梁空間となり、自由なプラニング、間取りが可能
となり、柱、梁が設けられないので、実有効容積が増大
する。
定が可能となり、台所、浴室、便所等、水場の自由な位
置設定が可能で、改修工事も容易に行なわれ、複数世帯
住宅への変更も容易である。請求項２の発明によれば前
記住宅ゾーンには建物外周を除き、柱、梁が設置されな
いので、柱や梁によって実質的に使用不能な空間が少な
くなり、柱、梁が自由な間取り、プラニングの制約にな
ることがなく、梁下の圧迫感がなくなり、住戸内部は無
柱、無梁空間となり、自由なプラニング、間取りが可能
となり、柱、梁が設けられないので、実有効容積が増大
する。
【００１１】請求項３の発明によれば、前記設備ゾーン
において、天井裏、若しくは床下に設備配管を設け、他
の空間は廊下や共同スペースとしたことによって、台
所、浴室、便所等水場の自由な位置設定が可能となり、
各住宅の自由なプラン設定が容易となり、改修工事、複
数世帯住宅への変更も容易に行なわれる。
において、天井裏、若しくは床下に設備配管を設け、他
の空間は廊下や共同スペースとしたことによって、台
所、浴室、便所等水場の自由な位置設定が可能となり、
各住宅の自由なプラン設定が容易となり、改修工事、複
数世帯住宅への変更も容易に行なわれる。
【図１】本発明に係る高層集合住宅の一実施例の基準階
の平面図である。
の平面図である。
【図２】従来の高層住宅における基準階の平面図であ
る。
る。
【図３】本発明に係る高層住宅における基準階の住戸内
部の無柱、無梁空間を示す斜視図である。
部の無柱、無梁空間を示す斜視図である。
【図４】従来の高層集合住宅における基準階の住戸の内
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
Ａ コアゾーン Ｂ 住宅ゾーン Ｃ 設備ゾーン １ 極低降伏点鋼パネル付き耐力壁 ４ 設備配管スペース ５ フラットスラブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高須 登志也 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株 式会社フジタ内
Claims (3)
- 【請求項１】 階段室、昇降機、設備配管スペース、制
震装置付構造壁で構成されたコアゾーンと、建物外周に
面した住宅ゾーンと、同住宅ゾーン及び前記コアゾーン
との間に配設された設備ゾーンとよりなることを特徴と
する高層集合住宅。 - 【請求項２】 前記住宅ゾーンには建物外周を除き、柱
梁が設置されないように構成された請求項１記載の高層
集合住宅。 - 【請求項３】 前記設備ゾーンは天井裏若しくは床下に
設備配管を設けてなり、他の空間は廊下や共同スペース
としてなる請求項１記載の高層集合住宅。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11545797A JPH10306603A (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 高層集合住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11545797A JPH10306603A (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 高層集合住宅 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10306603A true JPH10306603A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14663037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11545797A Pending JPH10306603A (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 高層集合住宅 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10306603A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002180679A (ja) * | 2000-12-12 | 2002-06-26 | Mitsui Constr Co Ltd | 集合住宅 |
-
1997
- 1997-05-06 JP JP11545797A patent/JPH10306603A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002180679A (ja) * | 2000-12-12 | 2002-06-26 | Mitsui Constr Co Ltd | 集合住宅 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040401 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20051017 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051019 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051116 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20051209 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |