JP2000291272A - 多層建築物 - Google Patents

多層建築物

Info

Publication number
JP2000291272A
JP2000291272A JP11100647A JP10064799A JP2000291272A JP 2000291272 A JP2000291272 A JP 2000291272A JP 11100647 A JP11100647 A JP 11100647A JP 10064799 A JP10064799 A JP 10064799A JP 2000291272 A JP2000291272 A JP 2000291272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
building
outer peripheral
frame
common corridor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11100647A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Shibanuma
安 芝沼
Takashi Imura
隆 井村
Akira Osakabe
章 刑部
Shinji Anai
伸二 穴井
Norihiko Sakuraba
記彦 櫻庭
Yoshiaki Itaya
善晃 板谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP11100647A priority Critical patent/JP2000291272A/ja
Publication of JP2000291272A publication Critical patent/JP2000291272A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 施工の効率化を図るとともにレイアウトの自
由度を高めつつ、良好なメンテナンス性を得ることので
きる多層建築物を提供することを課題とする。 【解決手段】 建築物1を、充填鋼管コンクリートの外
周柱11を備えて構成された外周フレーム3と、RC造
の中間フレーム4と、立体耐震壁構造の内周フレーム5
とを備え、外周フレーム3と中間フレーム4の間と、中
間フレーム4と内周フレーム5の間とに、各階の床を形
成する外周床板6と内周床板7とを形成するようにし
た。そして、各住戸H内の共用廊下20側に、段違いの
外周床板6と内周床板7を利用して形成した水回り設備
設置ゾーンZ1を設定し、水回り設備Wをこの水回り設
備設置ゾーンZ1内でレイアウトする構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、高層住宅
等、多層階を有した建築物を構成するのに好適な多層建
築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、高層住宅などの多層建築
物には、柱と梁とを剛接合してこれを前記建築物の躯体
となす、いわゆるラーメン構造が適用されている。
【0003】従来のラーメン構造の多層建築物では、そ
の剛性あるいは耐震性等の理由から、柱,梁等の配置や
強度が決定される。例えば、多層建築物が高層であれば
あるほど、特にその下層部において柱の設置間隔が狭く
なり、また支持すべき軸力も大きくなるため、これにと
もなって各柱梁の断面寸法も大きなものとなる。柱の設
置間隔は、多層建築物内に形成する住戸のレイアウトに
大きな影響を及ぼし、その設置間隔によっては住戸のレ
イアウトの妨げとなることがある。また、柱梁の断面寸
法が大きくなると、壁あるいは床の厚さ寸法よりも、こ
れら柱梁の幅寸法,高さ寸法の方が大きくなってしま
い、各住戸の壁あるいは床(もしくは天井)から柱や梁
が突出して、室内空間の有効利用の妨げとなるばかり
か、見栄えを損なうという問題がある。このような理由
から、従来のラーメン構造の多層建築物では、高層化に
限界があるのが実状であった。
【0004】さらに、ラーメン構造で多層建築物を計画
するときには、柱梁を略格子状に配置するいわゆる整形
架構とするのが原則となるため、構築すべき多層建築物
の外観形状(特に平面形状)や、建築物内に配設する設
備配置計画などが多くの制約を受けるという問題もあ
る。
【0005】このような問題に対し、本出願人は、それ
ぞれ筒状の外周躯体、中間躯体、内周躯体とを備えて、
これら外周躯体と中間躯体との間、及び中間躯体と内周
躯体との間に各階の床を形成する外周床板と内周床板と
を設ける構造の多層建築物を既に提案している(特開平
9−310404号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような本出願人が既に提案した多層建築物において
も、依然として以下のような問題が残されている。すな
わち、各階に複数配置される住戸に対する、ガス、電
気、給排水等の配管・配線をいかに集約してその施工を
効率化しつつ、しかも各階の住戸割りおよび各住戸内に
おける間取り等のレイアウトの自由度を高めるか、とい
う課題がある。加えて、これらの配管・配線のメンテナ
ンスや、老朽化等に伴う敷設替えを行う際には、作業を
容易に行えるよう、高いメンテナンス性を備えることも
求められている。本発明は、以上のような点を考慮して
なされたもので、施工の効率化を図るとともにレイアウ
トの自由度を高めつつ、良好なメンテナンス性を得るこ
とのできる多層建築物を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
多層階を有する建築物であって、該建築物の外周部に沿
って形成された筒状の外周躯体と、該外周躯体の内方に
設けられた筒状の内周躯体と、前記外周躯体と前記内周
躯体との間に設けられた筒状の中間躯体とが備えられ、
前記外周躯体と中間躯体との間と、前記中間躯体と内周
躯体との間とには、各階の床を形成する外周床板と内周
床板とが、その上面の高さが異なる段違いに設けられた
構成とされ、前記建築物の各階には、前記内周躯体の外
周側に沿って共用廊下が配置され、該共用廊下の外周側
に沿って複数の住戸が配置されるとともに、前記各住戸
内の共用廊下側の部分が水回り設備設置ゾーンとして設
定され、かつその部分の床が二重構造とされてその内部
に水回りの配管が収められる構成となっていることを特
徴としている。
【0008】これにより、各住戸内においては、水回り
設備設置ゾーンに、浴室、洗面所、トイレ等の水回り設
備を配置すればよい。また、これらの水回り設備の配管
は二重構造となっている床内に収められており、各住戸
内における水回りのメンテナンス時にはこの部分のみで
作業を行うことができる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1記載の多
層建築物であって、上下方向に延在する立管・幹線が前
記共用廊下に沿った位置に配設されるとともに、各階の
前記共用廊下の天井を二重構造とし、ここに前記立管・
幹線から各住戸への配管配線が敷設された構成となって
いることを特徴としている。
【0010】従来のラーメン構造では格子状に配置され
た梁が共用廊下の上部にあり、廊下の幅内での梁貫通ス
リーブに制約があったが、これに対し、上記構成では、
各住戸への配管配線が共用廊下部分に収められているの
で、共用廊下に沿って配置される複数の住戸の住戸割り
を自由に行うことができる。また、立管・幹線が共用廊
下に沿った位置に配置されているので、その維持管理作
業は共用廊下側において行うことができる。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の多層建築物であって、給水用の立管が二本一組で
配設され、各々補完可能とされていることを特徴として
いる。
【0012】これにより、通常時は二本の立管を使用
し、給水用の立管を敷設替えするときには、そのうちの
一本の立管を使用しながら、その間に他の一本の立管を
敷設替えすればよい。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の多層建築物であって、前記外周躯体を
形成する柱が充填鋼管コンクリート造とされ、かつ梁が
断面扁平な鉄筋コンクリート造とされて前記外周床板の
下面に梁型のない無梁床板構造とされていることを特徴
としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多層建築物の
実施の形態の一例を、図1ないし図6を参照して説明す
る。図1および図2に示す建築物(多層建築物)1は、
例えば20〜40階建て程度の高層集合住宅である。こ
の建築物1は、平面視ロ字状で中央部に空洞部2が形成
されており、それぞれ上下方向に軸線を有した筒状の、
外周フレーム(外周躯体)3と、中間フレーム(中間躯
体)4と、内周フレーム(内周躯体)5とからなる三重
のチューブ構造となっている。
【0015】そして、外周フレーム3と中間フレーム4
との間と、中間フレーム4と内周フレーム5との間に
は、それぞれ上下方向に一定間隔毎に、各階の床面を形
成する外周床板6と内周床板7とが設けられている。
【0016】外周フレーム3は、建築物1の外周面に沿
って上下方向に延在する外周柱(柱)11,11,…
と、これら外周柱11間に架設されて水平方向に延在す
る外周梁(梁)12,12,…とから構成されている。
外周柱11は、断面視円形の鋼管13内にコンクリート
14が充填された充填鋼管コンクリート造とされてい
る。また、図2に示したように、外周梁12は、例えば
SRC造等からなり、断面視、その高さ寸法よりも幅寸
法が大とされた扁平形状とされ、外周床板6に内蔵され
てその上面あるいは下面に梁型の出ない構成、いわゆる
フラットプレート,フラットスラブ等の無梁床板構造と
されている。
【0017】前記中間フレーム4は、鉄筋コンクリート
造で、等間隔毎に立設された中間柱16,16,…と、
これら中間柱16間に各階毎に架設された中間梁17,
17,…とから構成されている。各中間梁17は、断面
視、その高さ寸法よりも幅寸法が大とされた扁平形状と
されている。
【0018】図1に示したように、内周フレーム5は、
RC造の耐震壁が建築物1と同一高さを有する断面視ロ
字状の筒状に形成され、その内方に前記空洞部2が形成
された構成となっている。
【0019】図2に示したように、各階において、前記
外周床板6および内周床板7は、それぞれ、外周フレー
ム3と内周フレーム5とを結ぶ方向においてその下面に
梁型のないフラットプレート,フラットスラブ等の無梁
床板構造とされている。さらに、外周床板6と内周床板
7は、内周床板7の方が所定寸法低く位置する段違い構
造とされている。このときに、外周床板6は、その上面
が中間フレーム4の中間梁17の上面レベルと同一レベ
ルとなるように形成されている。
【0020】図2および図3に示すように、このような
構成の建築物1では、内周フレーム5の外周側が共用廊
下20が配置されている。そして、この共用廊下20よ
りも外周側の外周フレーム3までの部分が住居用スペー
ス21とされ、共用廊下20に沿って複数の住戸Hが配
置された構成となっている。
【0021】図2に示したように、各住戸Hにおいて
は、共用廊下20との境に設置された仕切壁22と、中
間フレーム4の中間梁17との間の部分は水回り設備設
置ゾーンZ1とされている。この水回り設備設置ゾーン
Z1では、内周床板7の上方に中間梁17の上面とほぼ
同一レベル、つまり外周床板6とほぼ同一レベルに床面
を形成するフロアパネル23が図示しない支持部材を介
して設置されて、このフロアパネル23と内周床板7と
の間は、設備配管用スペース25とされている。そし
て、各住戸H内においては、この水回り設備設置ゾーン
Z1の範囲内に浴室、洗面所、トイレ等の水回り設備W
が適宜自在にレイアウトされるようになっている。ま
た、水回り設備設置ゾーンZ1に配置される浴室等には
排気用の配管25が接続されるが、この配管25は住戸
Hの天井裏を通して外周フレーム3から外部に導かれて
いる。
【0022】一方、共用廊下20の部分においては、上
階の内周床板7の所定寸法下方に天井パネル26aが図
示しない支持部材によって支持されて設けられ、これに
よって共用廊下20の天井26は二重構造となってい
る。そして、各階において、共用廊下20の天井裏の空
間Z2には各住戸Hへの電気、ガス、給水用の配管が収
められるようになっている。したがって、各住戸Hにお
いては、共用廊下20の天井裏から配管配線を取り込む
ようになっているのである。
【0023】また、図4から図6に示すように、給水用
の立管31,排水用の立管32、あるいはガスや電気の
供給用の幹線33は、共用廊下20の外周側の部分に配
置されている。ここで、例えば、図4に示すように給水
用の立管31は、二本一対で備えられている。そして、
二本一対の立管31,31の二本を通常は使用し、老朽
化等に伴う配管の更新時には一本の立管31を使用しな
がら、その間に残りの一本の立管31を更新するように
する。この他、二本一対の立管31,31のうちの一本
をメイン用として使用し、老朽化等に伴う配管の更新時
にはもう一本のバックアップ用のものを使用することも
可能である。そして、図4や図6に示したような立管3
1や幹線33に、各階において共用廊下20の天井裏に
配置された配管配線(図示なし)が接続され、各住戸H
への給水、ガスや電気の供給等を行うのである。
【0024】上述した建築物1では、CFT造の外周柱
11を備えて構成された外周フレーム3と、RC造の中
間フレーム4と、立体耐震壁構造の内周フレーム5とが
備えられ、前記外周フレーム3と中間フレーム4の間
と、中間フレーム4と内周フレーム5の間とには、各階
の床を形成する外周床板6と内周床板7とが形成された
構成となっている。このようにして建築物1を強固な三
重のチューブ構造とすることにより、これが高い耐力と
剛性を有するものとなる。しかも立体耐震壁である内周
フレーム5が筒状とされているので、その耐震性能を任
意の方向に発揮することができる。これにより、地震力
をこの外周フレーム3と中間フレーム4と内周フレーム
5とで負担することができるので、耐震性を大幅に向上
させることができる。さらに従来のラーメン構造に比較
して、躯体を構成する各部材の断面寸法が小さく、内部
空間への突出量を最小として、柱間隔を大きくとること
ができるので、高層の建築物1においても、その外形形
状、および建築物1内の例えば住戸H,設備等のレイア
ウトの自由度を大きくすることができ、また、内部平面
積の広大化を図ることができる。この結果、建築物1の
意匠性,商品価値を高めることが可能となる。
【0025】また、このような建築物においては、各住
戸H内の共用廊下20側に水回り設備設置ゾーンZ1を
設定しており、水回り設備Wをこの水回り設備設置ゾー
ンZ1内でレイアウトすればよいことから、これら水回
り設備Wのレイアウトの自由度を高めることができる。
しかも、この水回り設備設置ゾーンZ1は段違いの外周
床板6と内周床板7を利用し、ここにフロアパネル23
を設置することによって形成していることから住戸H内
においては段差が少なく、高齢者の居住・利用にも対応
したバリアフリーな居住環境を提供することが可能とな
る。
【0026】さらに、フロアパネル23の下方のスペー
スに設備配管を収納するようにしたので、各住戸におけ
る水回り設備Wのメンテナンスを容易に行うことができ
る。さらには建築物1の構造躯体と設備配管とを完全分
離した構成とし、設備のみをリニューアル可能な構成と
することができる。
【0027】また、共用廊下20の天井26を二重構造
とし、その空間Z2を各住戸Hへの給水、ガス、電気へ
の配管配線ルートとすることにより、各住戸Hではこの
天井裏の空間Z2から配管配線を引き込めばよく、共用
廊下に沿って配置される複数の住戸Hの住戸割りの自由
度を高めることができる。
【0028】そして、各階に給排水、あるいはガスや電
気の供給等を行うための立管31,32あるいは幹線3
3を、共用廊下20の外周側の部分に集約して配置する
構成としたので、施工の大幅な効率化が図られる。加え
て、排水用の立管32を共用廊下20の外周側に設置で
きるので、その洗浄、維持、管理等を容易に行うことが
できる。また、給水用の立管31を二本に集約し、通常
時は二本を使用し、老朽化等に伴う配管の更新時には一
本の立管31を使用し、その間に他の立管31を敷設替
えすることにより、住戸Hを使用しながらの更新が可能
となる。
【0029】この他、上記建築物1においては、外周床
板6と内周床板7とが、外周フレーム3と中間フレーム
4、中間フレーム4と内周フレーム5とを結ぶ方向にお
いて、その下面に梁型のないフラットプレート,フラッ
トスラブ等の無梁床板構造となっているので、当然、梁
が床板の上下に突出することもなく、広い内部空間を形
成してスペースの有効利用を図るとともに、見栄えを向
上させることができる。さらに、このような建築物1に
おいては、躯体各部の寸法の標準化を図ることにより躯
体内装工事等の工業化を図ることが可能となる。
【0030】なお、上記実施の形態において、建築物1
の高さや、容積率、規模等については、上記にあげたも
のに何ら限定する意図はない。また、その形状について
も、平面視ロ字状に限定するものではなく、平面視略三
角形、あるいは多角形状等としてもよい。さらに、空洞
部2内については、吹き抜け等としてもよいし、またエ
レベータシャフト等の各種設備を収めるスペースとして
もよい。
【0031】これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、また
上記したような構成を適宜選択的に組み合わせたものと
しても良いのは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る多
層建築物によれば、各住戸内の共用廊下側の床が水回り
設備設置ゾーンとして設定されているので、各住戸内に
おいては、この水回り設備設置ゾーンに浴室、洗面所、
トイレ等の水回り設備を配置すればよく、水回り設備設
置ゾーンの範囲内で水回り設備のレイアウトの自由度を
高めることができる。また、これらの水回り設備の配管
は二重構造となっている床内に収められており、各住戸
内における水回りのメンテナンス時にはこの部分のみで
作業を行うことができる。
【0033】請求項2に係る多層建築物によれば、各住
戸への配管配線が共用廊下部分に収められているので、
共用廊下に沿って配置される複数の住戸の住戸割りの自
由度を高めることができる。また、立管・幹線が共用廊
下に沿った位置に配置されているので、その維持管理作
業は共用廊下側において行うことができ、メンテナンス
性を向上させることができる。
【0034】請求項3に係る多層建築物によれば、給水
用の立管が二本一組で配設されて各々補完可能とされて
いるので、給水用の立管を敷設替えするときには、一本
ずつ敷設替えを行い、その間は他の一本を使用すること
により、住戸を使用しながらの更新が可能となる。
【0035】請求項4に係る多層建築物によれば、外周
躯体の柱が鋼管充填コンクリート造であるので、外周躯
体が非常に高強度を有したものとなる。また梁が断面扁
平で外周床板の下面に梁型のない無梁床板構造とされて
いるので、広い内部空間を形成してスペースの有効利用
を図るとともに、見栄えを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多層建築物の一例を示す平断面
図である。
【図2】 前記多層建築物の各階のフロア構成を示す立
断面図である。
【図3】 各階における共用廊下と水回り設備設置ゾー
ンを示す図である。
【図4】 前記建築物に備えた給水用立管の配置例を示
す斜視図である。
【図5】 同排水用立管の配置例を示す斜視図である。
【図6】 同電気・ガス等の幹線の配置例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 建築物(多層建築物) 3 外周フレーム(外周躯体) 4 中間フレーム(中間躯体) 5 内周フレーム(内周躯体) 6 外周床板 7 内周床板 11 外周柱(柱) 12 外周梁(梁) 20 共用廊下 26 天井 31、32 立管 33 幹線 H 住戸 Z1 水回り設備設置ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 刑部 章 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 穴井 伸二 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 櫻庭 記彦 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 板谷 善晃 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層階を有する建築物であって、該建築
    物の外周部に沿って形成された筒状の外周躯体と、該外
    周躯体の内方に設けられた筒状の内周躯体と、前記外周
    躯体と前記内周躯体との間に設けられた筒状の中間躯体
    とが備えられ、前記外周躯体と中間躯体との間と、前記
    中間躯体と内周躯体との間とには、各階の床を形成する
    外周床板と内周床板とが、その上面の高さが異なる段違
    いに設けられた構成とされ、 前記建築物の各階には、前記内周躯体の外周側に沿って
    共用廊下が配置され、該共用廊下の外周側に沿って複数
    の住戸が配置されるとともに、 前記各住戸内の共用廊下側の部分が水回り設備設置ゾー
    ンとして設定され、かつその部分の床が二重構造とされ
    てその内部に水回りの配管が収められる構成となってい
    ることを特徴とする多層建築物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多層建築物であって、上
    下方向に延在する立管・幹線が前記共用廊下に沿った位
    置に配設されるとともに、各階の前記共用廊下の天井を
    二重構造とし、ここに前記立管・幹線から各住戸への配
    管配線が敷設された構成となっていることを特徴とする
    多層建築物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の多層建築物であ
    って、給水用の立管が二本一組で配設され、各々補完可
    能とされていることを特徴とする多層建築物。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の多層
    建築物であって、前記外周躯体を形成する柱が充填鋼管
    コンクリート造とされ、かつ梁が断面扁平な鉄筋コンク
    リート造とされて前記外周床板の下面に梁型のない無梁
    床板構造とされていることを特徴とする多層建築物。
JP11100647A 1999-04-07 1999-04-07 多層建築物 Pending JP2000291272A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11100647A JP2000291272A (ja) 1999-04-07 1999-04-07 多層建築物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11100647A JP2000291272A (ja) 1999-04-07 1999-04-07 多層建築物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000291272A true JP2000291272A (ja) 2000-10-17

Family

ID=14279629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11100647A Pending JP2000291272A (ja) 1999-04-07 1999-04-07 多層建築物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000291272A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002180679A (ja) * 2000-12-12 2002-06-26 Mitsui Constr Co Ltd 集合住宅
JP2002227303A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Takenaka Komuten Co Ltd 建築物の構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002180679A (ja) * 2000-12-12 2002-06-26 Mitsui Constr Co Ltd 集合住宅
JP2002227303A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Takenaka Komuten Co Ltd 建築物の構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3740595B2 (ja) 建物の構造
JP2000291272A (ja) 多層建築物
JP3464171B2 (ja) 中高層建物の構造
JP2003184331A (ja) 中高層集合住宅の建物構造
JP2004251056A (ja) 建物の構造
JP6913408B1 (ja) 平屋建て木造住宅
JP3066744B2 (ja) 集合住宅
JP2974026B2 (ja) 高層建物の構造
JP3584979B2 (ja) 集合住宅
JP2001288921A (ja) 多層建築物
JPH0813820A (ja) 集合住宅
JP7011360B1 (ja) 複数階建て木造住宅
KR20010008782A (ko) 가변형 아파트 구조물
JP2002303053A (ja) 高層集合住宅
JP2001323556A (ja) 多層建築物
JP2004211495A (ja) 集合住宅建物
JP3494372B2 (ja) 建 物
JP6730103B2 (ja) 建物
JP6730102B2 (ja) 建物
JP2000129939A (ja) 規格化集合住宅のスケルトン構造
JP2021088858A (ja) 建築物
JP2002021348A (ja) Si集合住宅
JPH10306603A (ja) 高層集合住宅
JP2024006092A (ja) 鉄筋コンクリート造チューブ架構
JPH1171918A (ja) 建築物およびその建築方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050322

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050712