JPH10305934A - シート搬送装置および画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置および画像読取装置および画像形成装置

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JPH10305934A
JPH10305934A JP9126249A JP12624997A JPH10305934A JP H10305934 A JPH10305934 A JP H10305934A JP 9126249 A JP9126249 A JP 9126249A JP 12624997 A JP12624997 A JP 12624997A JP H10305934 A JPH10305934 A JP H10305934A
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sheet
conveying
roller
image
conveyed
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JP9126249A
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Kyoichi Ando
恭一 安東
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Canon Inc
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でシート搬送性能の低下の防止を
図り、品質性に優れたシート搬送装置および画像読取装
置および画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シートの搬送方向と垂直方向における、
送りローラ3および分離ローラ4の配置位置と、これら
のローラよりも下流側に配置する各搬送ローラ(搬送駆
動ローラ52,62,72,排紙駆動ローラ82、およ
び、搬送ローラ51,61,71,排紙ローラ81)の
配置位置と、を異なるように配置させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、スキャ
ナ、複写機、プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置な
どの、原稿の画像を読み取ったり、シート上に画像を形
成する、画像読取装置や画像形成装置に関し、特に、こ
れらの装置に備えられる、シートを搬送するためのシー
ト搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像読取装置、ある
いは、画像形成装置としては、例えば、スキャナ、複写
機、プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置などがあ
る。
【0003】スキャナは、原稿画像を読み取る読取装置
を備えたもので、読み取った画像情報をコンピュータや
プリンタ等に送る装置である。
【0004】複写機は、画像形成装置、および、画像読
取装置としての機能を備えており、一般的に、原稿等の
画像を読み取る機能を備え、読み取った画像情報に基づ
いてシートに画像を形成するものであるが、近年では、
通信機能等を備えて外部から送られる画像情報を入力す
る機能を備えた複写機もある。
【0005】また、プリンタは、画像形成装置としての
機能を備えたもので、一般的に外部の装置、例えば、コ
ンピュータなどの装置から送られる画像情報に基づいて
シートに画像を形成するものである。
【0006】ファクシミリ装置は、画像形成装置、およ
び、画像読取装置としての機能を備えており、一般的に
原稿等の画像を読み取る機能、および、通信機能を備
え、読み取った画像情報を外部へ送り、また、外部から
送られた情報に基づいてシートに画像を形成するもので
ある。
【0007】これらの画像読取装置および画像形成装置
には、画像読取部へシートを送るために、あるいは、画
像形成部へシートを送るために、各部にシート搬送経路
を有し、シート搬送経路中に、シートを搬送するための
ローラが複数設けられている。
【0008】例えば、画像読取装置としてスキャナの場
合を例にして、図5および図6を参照して説明する。
【0009】図5は従来技術に係るシート搬送装置を適
用した画像読取装置(スキャナ)の概略構成図であり、
図6は従来技術に係るシート搬送装置の搬送経路を平面
的に示したモデル図である。
【0010】図に示したように、スキャナ300におい
ては、原稿シート積載部301上に積載されたシートS
は、まず、給送ローラ302により給送され、次に、送
りローラ303により、さらに搬送される。
【0011】この時、分離ローラ304によって、送り
ローラ303側の一枚以外のシートは、原稿シート積載
部301側に戻されるため、送りローラ303により一
枚のみが搬送される。
【0012】そして、さらに下流側に設けられた一対の
搬送ローラ305a,305bによって搬送され、読取
センサ306a(306b)によって原稿画像が読み取
られる。
【0013】その後、さらに搬送されて、一対の搬送ロ
ーラ307a,307bおよび一対の搬送ローラ308
a,308bによってさらに下流へと搬送され、一対の
排出ローラ309a,309bにより機外へと排出され
る。
【0014】このように搬送経路中に複数の搬送ローラ
が備えられている。
【0015】また、各搬送ローラはその表面の摩擦力に
よってシートを搬送させるものであるため、図6に示し
たように、シートの搬送方向と垂直方向に複数のローラ
を配置させて、いかなるサイズのシートに対しても、適
正に摩擦力を付与して、適正に搬送させるように構成さ
れている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0017】各部の搬送ローラについて、シートの搬送
方向と垂直方向における搬送ローラの配置については、
上述のように複数配置させて、適正にシートを搬送でき
るよう考慮されていたが、各ローラの相互間における配
置に関しては、特に、考慮されていなかった。
【0018】ところで、分離ローラ部においては、シー
トである紙などを搬送する場合に紙粉などが発生しやす
く、また、分離ローラ自体もゴムなどにより構成されて
いるため、その削りカスが発生することがある。
【0019】そのため、搬送されるシート上に紙粉や削
りカスが付着したまま搬送されてしまう。
【0020】図6に示した斜線部が、このような紙粉や
削りカスなどが通過する恐れのある領域部である。
【0021】したがって、この斜線部上に配置された搬
送ローラ(図中搬送ローラ305,307,308およ
び排出ローラ309)に、紙粉や削りカスなどが付着し
てしまうことがあった。
【0022】そのため、搬送ローラ表面の摩擦力が低下
して、搬送力が低下するため搬送が不安定になってしま
い、画像読み取りや画像形成の品質が低下してしまって
いた。
【0023】また、分離ローラ部で発生した紙粉や削り
カスなどがシートに付着する場合には、シートの端部
(先端部)付近に付着するため、通常、画像読み取りや
画像形成の品質に悪影響を及ぼすことは少ないが、下流
側に配置された搬送ローラに付着した紙粉や削りカスな
どが再びシートに再付着してしまうと、付着位置が不特
定であるため、画像の品質に悪影響を及ぼしていた。
【0024】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡単
な構成でシート搬送性能の低下の防止を図り、品質性に
優れたシート搬送装置および画像読取装置および画像形
成装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、摩擦力を付与してシートを搬送す
る第1の搬送手段と、該第1の搬送手段により搬送され
るシートに摩擦力を付与して、さらに下流にシートを搬
送する第2の搬送手段と、を備えたシート搬送装置にお
いて、シート搬送方向と垂直方向における、前記第1の
搬送手段による摩擦力を付与する位置と、第2の搬送手
段による摩擦力を付与する位置とを異なる位置とするこ
とを特徴とする。
【0026】したがって、第1の搬送手段によって、シ
ートに摩擦力を付与する際に紙粉等が生じた場合にで
も、そのような紙粉等は第2の搬送手段による摩擦力を
付与する位置を通過しないので、第2の搬送手段による
搬送性能に影響を与えることはない。
【0027】前記第1の搬送手段は、積載された複数の
シートのうち一枚のシートを分離して搬送する分離搬送
手段であるとよい。
【0028】前記分離搬送手段は、搬送方向に回転する
送りローラと、該送りローラと対向する位置に配置され
搬送方向と逆方向に回転する分離ローラと、を有すると
よい。
【0029】前記第2の搬送手段は、一対の搬送ローラ
を有するとよい。
【0030】搬送される全てのシートに対して、前記第
1の搬送手段および第2の搬送手段により、それぞれ少
なくとも一箇所づつは摩擦力を付与するとよい。
【0031】したがって、搬送されるシートのサイズに
係らず、適正に搬送される。
【0032】シート幅の中心を搬送基準とした場合に、
該シート幅の中心に対して前記第2の搬送手段による摩
擦力を付与すると共に、搬送され得る最小幅のシートの
通過領域内であって、かつ、シート幅の中心に対して両
側に前記第1の搬送手段による摩擦力を付与するとよ
い。
【0033】上記目的を達成するために本発明の画像読
取装置にあっては、上記のシート搬送装置によって搬送
される原稿シートの原稿画像を読み取る読取手段を備え
たことを特徴とする。
【0034】上記目的を達成するために本発明の画像形
成装置にあっては、上記のシート搬送装置によって搬送
されるシート上に、画像を形成する画像形成手段を備え
たことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0036】(第1の実施の形態)図1および図2には
本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置につい
て示されている。図1は本発明の第1の実施の形態に係
るシート搬送装置を適用した画像読取装置の概略構成図
であり、図2は本発明の第1の実施の形態に係るシート
搬送装置の搬送経路を平面的に示したモデル図である。
【0037】本実施の形態の形態では、画像読取装置の
例として、スキャナにシート搬送装置を適用した場合に
ついて示している。
【0038】まず、画像読取装置(スキャナ)1につい
て、概略構成を説明する。
【0039】Sは本スキャナで読み取るシート状の原
稿、10は原稿Sを積載する給紙トレイ、11は原稿S
の積載枚数によって12を支点に回動可能な原稿台であ
る。
【0040】下部機箱13内には、2枚目以降の原稿S
が搬送路に入らないようにする分離ローラ4、原稿Sの
下面の画像情報を照明し、画像を読み取る画像読取手段
を構成する密着センサ92、原稿Sを機外に排出する排
紙駆動ローラ82が含まれると共に、原稿Sを案内する
搬送ガイド16や原稿Sを搬送する搬送駆動ローラ5
2,62,72が配置されている。
【0041】なお、排紙駆動ローラ82と搬送駆動ロー
ラ52,62,72は、不図示のモータと直結で駆動さ
れる。
【0042】一方、上部機箱14内には、給紙トレイ1
0上に積載された最も上の原稿Sを給紙する給紙ローラ
2、その原稿Sを機内に送り出す送りローラ3、原稿S
の上面の画像情報を照明し、画像を読み取る画像読取手
段を構成する密着センサ91、原稿Sを機外に排出する
排紙ローラ81が含まれると共に、原稿Sを案内する搬
送ガイド15や原稿Sを搬送する搬送ローラ51,6
1,71が配置されている。
【0043】また、上記機箱2の上面17は排紙トレイ
で、一対の排紙駆動ローラ82および排紙ローラ81で
機外に排出された原稿Sを収容する。
【0044】なお、密着センサ91(92)の下流側か
ら排紙駆動ローラ82(排紙ローラ81)までは、シー
ト搬送路が湾曲している。
【0045】次に、スキャナ1の動作について説明す
る。
【0046】まず、画像情報を読み取りたい原稿Sを給
紙トレイ10上に積載し、駆動を開始させる。
【0047】なお、通常は、スキャナ1は外部のコンピ
ュータに接続されて、コンピュータからスキャナ1に各
操作の命令が送られる。
【0048】駆動が開始すると、原稿台11が支点12
を中心に不図示のモータで反時計方向に回動し、原稿S
の最上紙が給紙ローラに接触すると停止する。
【0049】この状態で給紙ローラ2が矢印方向に回転
し、原稿Sの最上紙を機内に搬送する。
【0050】給紙ローラ2と同時に送りローラ3も矢印
方向に回転しているので、最も上の原稿Sは更に機内奥
へと導かれる。
【0051】ここで分離ローラ4は原稿搬送方向と逆方
向に常に回転しているので、給紙トレイ10上の上から
2枚目以降の原稿Sを押し戻し、重送を防止している
(送りローラ3と分離ローラ4により分離搬送手段を構
成している)。
【0052】こうして搬送された原稿Sは、搬送ガイド
15,16で案内され、一対の搬送ローラ51,52で
さらに搬送され、密着センサ91,92に送られる。
【0053】ここで、原稿Sの上面の画像情報を密着セ
ンサ91によって、また、下面の画像情報を密着センサ
92によって、それぞれ読み取り、その情報をコンピュ
ータ等に伝達する。
【0054】その後、さらに下流に設けられたそれぞれ
一対の、搬送駆動ローラ62と搬送ローラ61、およ
び、搬送駆動ローラ72と搬送ローラ71により下流へ
と搬送されて、一対の排紙駆動ローラ82と排紙ローラ
81によって機外に排出され、排紙トレイ17上に収容
される。
【0055】次に、本実施の形態の特徴である、各ロー
ラの配置について、特に、図2を参照して説明する。
【0056】図に示したように、シートの搬送方向と垂
直方向において、各ローラはそれぞれ複数のローラ部を
備えており、シートのサイズに係らず、適正に摩擦力を
付与して搬送させるように構成されている。
【0057】そして、本実施の形態の形態では、シート
の搬送方向と垂直方向における、送りローラ3および分
離ローラ4の配置位置と、これらのローラよりも下流側
に配置する各搬送ローラ(搬送駆動ローラ52,62,
72,排紙駆動ローラ82、および、搬送ローラ51,
61,71,排紙ローラ81)の配置位置と、を異なる
ように配置させている。
【0058】このように配置させることによって、送り
ローラ3および分離ローラ4部により、紙粉や分離ロー
ラ4等の表面の削りカスなどが発生した場合にでも、こ
のような紙粉や削りカスなどの通過領域(図中斜線部)
には、各搬送ローラは配置されていないので、各搬送ロ
ーラに紙粉や削りカスなどが付着してしまうというよう
なことはなく、各搬送ローラの搬送性能を低下させるこ
とはない。
【0059】また、本実施の形態における搬送装置で
は、図中一点鎖線部Cを基準として搬送するシートのシ
ート幅の中心がこの一点鎖線部Cを通るように構成して
いる。
【0060】そして、シートの搬送方向と垂直方向に複
数のローラを備えた各搬送ローラ(搬送駆動ローラ5
2,62,72,排紙駆動ローラ82、および、搬送ロ
ーラ51,61,71,排紙ローラ81)は、そのうち
の一つづつを、この一点鎖線部C上に配置させている。
【0061】したがって、送りローラ3および分離ロー
ラ4によって一枚のみ搬送されたシートは、下流側の各
搬送ローラによって、必ず、搬送力が付与されるので、
適正に搬送される。
【0062】また、給紙ローラ2、送りローラ3および
分離ローラ4は、一点鎖線部C上には配置されないが、
少なくとも一つづつは、搬送するべきシートのうち最小
幅のシートよりも内部側に位置するように一点鎖線部C
の両側に配置されている。
【0063】このように、搬送される全てのシートに対
して、給紙ローラ2を始めとして全ての搬送ローラから
搬送力が付与されるため、シートのサイズに係らず適正
に搬送される。
【0064】なお、各ローラの配置に関しては、図に示
した配置に限られず、要は、搬送される全てのシートに
対して、それぞれのローラにより摩擦力(搬送力)を付
与できる位置とし、かつ、シートの搬送方向と垂直方向
において、分離部のローラと、それよりも下流側に配置
されるローラの位置をずらせば良い。
【0065】また、シートの搬送方向と垂直方向におけ
る、位置をずらすローラの関係については、分離部のロ
ーラと下流側に配置されるローラとの関係に限らず、紙
粉やローラの削りカスが発生しやすいローラとそれより
も下流側に配置させるローラとの関係にも適用できる。
【0066】さらに、分離搬送手段としては、送りロー
ラと分離ローラによる構成に限らず、送りローラと分離
パッドによる構成である場合にも適用できる。
【0067】(その他の実施の形態)上述の実施の形態
においては、画像読取装置であるスキャナにシート搬送
装置を適用した場合について示したが、その他の装置の
シート搬送装置として適用することもできることは言う
までもない。
【0068】以下に、画像形成装置の一例として、レー
ザープリンタの場合、および、画像読取装置と画像形成
装置とを兼ね備えた装置の一例として複写機の場合に適
用する態様について説明する。
【0069】まず、図3を参照してレーザープリンタの
場合について説明する。
【0070】図3はレーザープリンタの概略構成図であ
る。
【0071】まず、レーザープリンタについて概略を説
明すると、図に示したように、レーザープリンタ100
は、得られた画像情報に基づいたレーザーLをレーザー
スキャナー101によって発射し、画像形成手段を構成
するプロセスカートリッジ102に内蔵された感光ドラ
ム103上にレーザーLを照射する。
【0072】すると、感光ドラム103上には潜像が形
成され、プロセスカートリッジ102によって、この潜
像がトナーにより現像化される。
【0073】一方、シート積載板104上に積載された
シートSが、給送ローラ105、および、分離パッド1
06によって一枚づつ分離されながら給送され、搬送ロ
ーラ107によって、さらに下流側に搬送され、この搬
送されたシート上に、上述の感光ドラム103上に形成
されたトナーによる現像が転写ローラ108によって転
写される。
【0074】そして、この未定着のトナー像が形成され
たシートは、さらに下流側に搬送され、定着装置109
によってトナー像が定着されて、その後、排出ローラ1
10によって機外に排出される。
【0075】以上のようにレーザープリンタ100には
シートの搬送経路が備えられるが、例えば、給送ローラ
105と搬送ローラ107との配置関係について、上述
の第1の実施の形態に示した構成を適用することができ
る。
【0076】次に、図4を参照して複写機の場合につい
て説明する。
【0077】図4は複写機の概略構成図である。
【0078】まず、複写機について概略を説明すると、
図に示したように、複写機200は、概略、原稿シート
S1を画像読取部へ搬送するASF(オートシートフィ
ーダ)と、読み取った画像情報をシート上に画像形成を
行う画像形成装置部Cとから構成されている。
【0079】ASFに複数載置された原稿シートS1
は、分離ローラ201によって一枚づつ分離されて、給
送ローラ202によって原稿読取部へ給送される。
【0080】そして、照明203によって光が照射され
て読み取られた画像光は複数の反射鏡等により感光ドラ
ム204に導かれる。
【0081】すると、感光ドラム204上には読み取っ
た画像の潜像が形成され、その後、現像器205によっ
て潜像が現像化される。
【0082】一方、シート積載部206に積載されたシ
ートS2は、分離ローラ207によって一枚づつ分離さ
れて搬送ローラ208によってさらに搬送され、シート
S2上に、上述の感光ドラム204上に形成された現像
が転写ローラ209によって転写され、さらに搬送され
て排出ローラ210によって装置外部へと排出される。
【0083】以上のように複写機200にはシートの搬
送経路が備えられるが、例えば、分離ローラ207と搬
送ローラ208及び排出ローラ210との配置関係につ
いて、上述の第1の実施の形態に示した構成を適用する
ことができる。
【0084】
【発明の効果】本発明のシート搬送装置は、シート搬送
方向と垂直方向における、第1の搬送手段による摩擦力
を付与する位置と、第2の搬送手段による摩擦力を付与
する位置とを異なる位置としたので、第1の搬送手段に
よって、シートに摩擦力を付与する際に紙粉等が生じた
場合にでも、そのような紙粉等は第2の搬送手段による
摩擦力を付与する位置を通過しないので、第2の搬送手
段による搬送性能に影響を与えることはなく、摩擦力の
低下を防止すると共に、シート上の画像領域への紙粉等
の付着を防止するので、簡単な構成で、シート搬送性能
の低下を防止することができ、品質性が向上する。
【0085】第1の搬送手段としては、積載された複数
のシートのうち一枚のシートを分離して搬送する分離搬
送手段に適用することができ、分離搬送手段としては、
送りローラと分離ローラとによって構成することができ
る。
【0086】第2の搬送手段としては、一対の搬送ロー
ラとすることができる。
【0087】搬送される全てのシートに対して、第1の
搬送手段および第2の搬送手段により、それぞれ少なく
とも一箇所づつは摩擦力を付与するようにすれば、搬送
されるシートのサイズに係らず、適正に搬送させること
ができる。
【0088】なお、シート幅の中心を搬送基準とした場
合には、シート幅の中心に対して第2の搬送手段による
摩擦力を付与すると共に、搬送され得る最小幅のシート
の通過領域内であって、かつ、シート幅の中心に対して
両側に第1の搬送手段による摩擦力を付与するようにす
れば、搬送されるシートのサイズに係らず、適正に搬送
させることができる。
【0089】なお、これらの品質性に優れたシート搬送
装置を画像読取装置や画像形成装置に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係るシート
搬送装置を適用した画像読取装置の概略構成図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施の形態に係るシート
搬送装置の搬送経路を平面的に示したモデル図である。
【図3】図3はレーザープリンタの概略構成図である。
【図4】図4は複写機の概略構成図である。
【図5】図5は従来技術に係るシート搬送装置を適用し
た画像読取装置の概略構成図である。
【図6】図6は従来技術に係るシート搬送装置の搬送経
路を平面的に示したモデル図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置(スキャナ) 2 給紙ローラ 3 送りローラ 4 分離ローラ 51,61,71 搬送ローラ 52,62,72 搬送駆動ローラ 81 排紙ローラ 82 排紙駆動ローラ 91,92 密着センサ 100 レーザープリンタ 105 給送ローラ 107 搬送ローラ 200 複写機 207 分離ローラ 208 搬送ローラ 210 排出ローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摩擦力を付与してシートを搬送する第1の
    搬送手段と、該第1の搬送手段により搬送されるシート
    に摩擦力を付与して、さらに下流にシートを搬送する第
    2の搬送手段と、を備えたシート搬送装置において、 シート搬送方向と垂直方向における、前記第1の搬送手
    段による摩擦力を付与する位置と、第2の搬送手段によ
    る摩擦力を付与する位置とを異なる位置とすることを特
    徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】前記第1の搬送手段は、積載された複数の
    シートのうち一枚のシートを分離して搬送する分離搬送
    手段であることを特徴とする請求項1に記載のシート搬
    送装置。
  3. 【請求項3】前記分離搬送手段は、搬送方向に回転する
    送りローラと、該送りローラと対向する位置に配置され
    搬送方向と逆方向に回転する分離ローラと、を有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】前記第2の搬送手段は、一対の搬送ローラ
    を有することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送
    装置。
  5. 【請求項5】搬送される全てのシートに対して、前記第
    1の搬送手段および第2の搬送手段により、それぞれ少
    なくとも一箇所づつは摩擦力を付与することを特徴とす
    る請求項1,2,3または4に記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】シート幅の中心を搬送基準とした場合に、
    該シート幅の中心に対して前記第2の搬送手段による摩
    擦力を付与すると共に、搬送され得る最小幅のシートの
    通過領域内であって、かつ、シート幅の中心に対して両
    側に前記第1の搬送手段による摩擦力を付与することを
    特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか一つに記載のシ
    ート搬送装置によって搬送される原稿シートの原稿画像
    を読み取る読取手段を備えたことを特徴とする画像読取
    装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至6のいずれか一つに記載のシ
    ート搬送装置によって搬送されるシート上に、画像を形
    成する画像形成手段を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009218733A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Canon Inc 画像読取装置及び画像形成装置
JP2013042547A (ja) * 2012-11-02 2013-02-28 Canon Inc 画像読取装置及び画像形成装置

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