JPH1030548A - オイルポンプキャビテーションの除去 - Google Patents
オイルポンプキャビテーションの除去Info
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- JPH1030548A JPH1030548A JP9099927A JP9992797A JPH1030548A JP H1030548 A JPH1030548 A JP H1030548A JP 9099927 A JP9099927 A JP 9099927A JP 9992797 A JP9992797 A JP 9992797A JP H1030548 A JPH1030548 A JP H1030548A
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- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 title 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 27
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 8
- 210000004185 liver Anatomy 0.000 abstract 1
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 5
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/12—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B1/20—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block
- F04B1/2014—Details or component parts
- F04B1/2078—Swash plates
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/12—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B1/20—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block
- F04B1/2014—Details or component parts
- F04B1/2021—Details or component parts characterised by the contact area between cylinder barrel and valve plate
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 可変容量形ポンプに関する。
【解決手段】 可変容量形ポンプは、ピストンチャンバ
がバルブブロックに存在する入口ポートと流体連通する
よりも先に、ピストンチャンバと駆動シャフトとを流体
的に連通する、斜板を介して形成された流体通路を有し
ており、斜板と入口ポートのまわりのバルブブロックの
浸食を防ぐようになっている。単位回転当たりの減少さ
れた流れ面積の副ポート部分が、単位回転当たりのより
大きい流れ面積の主ポート部分と連通しており、円周方
向につながるようになっている。
がバルブブロックに存在する入口ポートと流体連通する
よりも先に、ピストンチャンバと駆動シャフトとを流体
的に連通する、斜板を介して形成された流体通路を有し
ており、斜板と入口ポートのまわりのバルブブロックの
浸食を防ぐようになっている。単位回転当たりの減少さ
れた流れ面積の副ポート部分が、単位回転当たりのより
大きい流れ面積の主ポート部分と連通しており、円周方
向につながるようになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に可変容量形ポ
ンプの斜板および入口ポートにおけるキャビテーション
の防止に関する。
ンプの斜板および入口ポートにおけるキャビテーション
の防止に関する。
【0002】
【従来の技術】可変容量形ポンプは、本分野において公
知であり、ピストンチャンバ内でそれぞれが往復可能に
配列され、斜板と一端で係合される複数のピストンを有
するピストンブロックを回転可能に駆動することによっ
て可変な容積流量を与えるようになっており、該斜板
は、ピストンの押しのけ容積、すなわち流体流量を制御
するようにピストンブロックの回転の間、周期的に整列
可能な入口および出口ポートとピストンチャンバとの間
に角度をなして配置できる。
知であり、ピストンチャンバ内でそれぞれが往復可能に
配列され、斜板と一端で係合される複数のピストンを有
するピストンブロックを回転可能に駆動することによっ
て可変な容積流量を与えるようになっており、該斜板
は、ピストンの押しのけ容積、すなわち流体流量を制御
するようにピストンブロックの回転の間、周期的に整列
可能な入口および出口ポートとピストンチャンバとの間
に角度をなして配置できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、主に、
入口ポートの流体圧と、ピストンチャンバが入口ポート
と流体的に接続される直前のピストンチャンバ内の圧力
との間の、斜板と入口ポートにおける実質的ではあるが
一時的な圧力振動のために、ポンプの作動中に、斜板と
入口ポートとにおいてキャビテーションが発生すること
があり、好ましくない浸食の原因となることがわかっ
た。本発明は、上述の問題を解決する。
入口ポートの流体圧と、ピストンチャンバが入口ポート
と流体的に接続される直前のピストンチャンバ内の圧力
との間の、斜板と入口ポートにおける実質的ではあるが
一時的な圧力振動のために、ポンプの作動中に、斜板と
入口ポートとにおいてキャビテーションが発生すること
があり、好ましくない浸食の原因となることがわかっ
た。本発明は、上述の問題を解決する。
【0004】
【課題を解決するための手段】可変容量形ポンプは、第
1チャンバ内に配置された駆動シャフトと、制御面を有
する斜板と、ピストンブロック内に形成されたピストン
チャンバ内にそれぞれ配置され、制御面と係合される複
数のピストン、および各ピストンチャンバと整列してい
る間に、各々が各ピストンチャンバと連通可能な入口お
よび出口ポートを有するバルブブロックとを備える。各
ピストンは、各ピストンチャンバと制御面との間で連通
を行なう通路を有する。斜板が、第1チャンバと制御面
に対してそれぞれ開く第1および第2の端部を備えた通
路を有しており、第1チャンバと制御面の間で流体連通
を行なうようになっている。従って、対応するピストン
通路が斜板通路の第2の端部と整列すると、流体連通が
第1チャンバと各ピストンチャンバとの間で行なわれ
る。
1チャンバ内に配置された駆動シャフトと、制御面を有
する斜板と、ピストンブロック内に形成されたピストン
チャンバ内にそれぞれ配置され、制御面と係合される複
数のピストン、および各ピストンチャンバと整列してい
る間に、各々が各ピストンチャンバと連通可能な入口お
よび出口ポートを有するバルブブロックとを備える。各
ピストンは、各ピストンチャンバと制御面との間で連通
を行なう通路を有する。斜板が、第1チャンバと制御面
に対してそれぞれ開く第1および第2の端部を備えた通
路を有しており、第1チャンバと制御面の間で流体連通
を行なうようになっている。従って、対応するピストン
通路が斜板通路の第2の端部と整列すると、流体連通が
第1チャンバと各ピストンチャンバとの間で行なわれ
る。
【0005】バルブブロックの入口および出口ポートの
それぞれは、前縁と、所定の大きさの単位回転当たりの
各面積とを含む主部分を有する。入口および出口ポート
は、それぞれバルブブロックを通って延び、対応する主
部分の前縁とそれぞれ連通し、前縁を有して、前記各所
定の大きさよりも小さい単位回転あたりの面積を有する
ようになった副部分を含む。斜板通路の第2の端部と入
口ポートは、各ピストンチャンバ通路とそのピストンチ
ャンバとにそれぞれほぼ同時に協働して整列するように
配置される。
それぞれは、前縁と、所定の大きさの単位回転当たりの
各面積とを含む主部分を有する。入口および出口ポート
は、それぞれバルブブロックを通って延び、対応する主
部分の前縁とそれぞれ連通し、前縁を有して、前記各所
定の大きさよりも小さい単位回転あたりの面積を有する
ようになった副部分を含む。斜板通路の第2の端部と入
口ポートは、各ピストンチャンバ通路とそのピストンチ
ャンバとにそれぞれほぼ同時に協働して整列するように
配置される。
【0006】
【実施例】本明細書における“整列”、またはこれの別
の形態は、言及される部材間で流体連通が行なわれるこ
とを意味する。“前縁”とは、ポートのうち、別の言及
される部材/開口に対して最初に曝される部分のことを
いう。そして“流体連通を開く”とは、言及される部材
の間の流体の動きに対し顕著な絞りがないことを意味す
る。図を詳細に参照すると、可変容量形ポンプ10が図
示されており、ハウジング12、該ハウジング12内に
含まれている第1チャンバ14、該第1チャンバ14内
に配置されており、回転軸線Aを有する駆動シャフト1
6、該駆動シャフト16に固定されて取り付けられてお
り、別のギア(図示せず)によって回転的に駆動可能な
ギア17、ほぼ軸線Aのまわりを駆動シャフト16によ
って回転可能に駆動されるピストンブロック18、該ピ
ストンブロック18の一端において図示のように配列さ
れており、連通表面21を有するバルブブロック20、
およびピストンブロック18の他端部に配置された斜板
22と、を含むようになっている。
の形態は、言及される部材間で流体連通が行なわれるこ
とを意味する。“前縁”とは、ポートのうち、別の言及
される部材/開口に対して最初に曝される部分のことを
いう。そして“流体連通を開く”とは、言及される部材
の間の流体の動きに対し顕著な絞りがないことを意味す
る。図を詳細に参照すると、可変容量形ポンプ10が図
示されており、ハウジング12、該ハウジング12内に
含まれている第1チャンバ14、該第1チャンバ14内
に配置されており、回転軸線Aを有する駆動シャフト1
6、該駆動シャフト16に固定されて取り付けられてお
り、別のギア(図示せず)によって回転的に駆動可能な
ギア17、ほぼ軸線Aのまわりを駆動シャフト16によ
って回転可能に駆動されるピストンブロック18、該ピ
ストンブロック18の一端において図示のように配列さ
れており、連通表面21を有するバルブブロック20、
およびピストンブロック18の他端部に配置された斜板
22と、を含むようになっている。
【0007】ピストンブロック18は、駆動シャフト1
6のまわりを円周方向に間隔があけられた複数のピスト
ンチャンバ24(図2に最もよくわかるように選択され
たセクション平面のために図1では1つのみを示す)を
有する。各ピストンチャンバ24は、案内部分26およ
び接続部分28とを有する。各案内部分26は、図4に
よりわかりやすく図示されているように、好ましくは図
示したボールおよびソケット接続により接続されたプラ
ンジャ32とシュー34を含むピストン30を往復可能
に収納する。接続部分28は腎臓形状であるのが好まし
く、図1の斜視図から、セクション平面の下方(即ちペ
ーパー内に)に配置されているのが好ましい前縁29を
有するが、接続部分の後縁(セクション平面の選択のた
めに図示されていない)は、セクション平面上に見いだ
されるのがわかる。各ピストンチャンバ24の接続部分
28が、全ての別のピストンチャンバ24の接続部分2
8から流体的に分離されていることがわかる。ピストン
通路36が各ピストン30の端部間で延びており、プラ
ンジャ32とシュー34の可能な全ての作動位置に関し
て流体連通したままのプランジャ通路38とシュー通路
40とを含む。
6のまわりを円周方向に間隔があけられた複数のピスト
ンチャンバ24(図2に最もよくわかるように選択され
たセクション平面のために図1では1つのみを示す)を
有する。各ピストンチャンバ24は、案内部分26およ
び接続部分28とを有する。各案内部分26は、図4に
よりわかりやすく図示されているように、好ましくは図
示したボールおよびソケット接続により接続されたプラ
ンジャ32とシュー34を含むピストン30を往復可能
に収納する。接続部分28は腎臓形状であるのが好まし
く、図1の斜視図から、セクション平面の下方(即ちペ
ーパー内に)に配置されているのが好ましい前縁29を
有するが、接続部分の後縁(セクション平面の選択のた
めに図示されていない)は、セクション平面上に見いだ
されるのがわかる。各ピストンチャンバ24の接続部分
28が、全ての別のピストンチャンバ24の接続部分2
8から流体的に分離されていることがわかる。ピストン
通路36が各ピストン30の端部間で延びており、プラ
ンジャ32とシュー34の可能な全ての作動位置に関し
て流体連通したままのプランジャ通路38とシュー通路
40とを含む。
【0008】図5によりわかりやすく示されているよう
に、バルブブロック20が、作動流体を入口ポート42
と出口ポート44を介してピストンチャンバ24間に送
る。入口ポート42は、全体的に腎臓形状の主部分46
とほぼ長方形の副部分48とを含んでおり、出口ポート
44は、全体的に腎臓形状の主部分50と、ほぼ長方形
の副部分52とを含む。上述した形状は、図5の斜視図
から観察される。各ポートの主および副部分は、開いた
流体連通を行なう。入口ポートの主および副部分は、各
前縁54と56を有しており、出口ポートの主および副
部分は、各前縁58、60を有する。副部分48、52
は、連通表面21に対して10°から20°の傾斜角
で、それぞれ副部分の前縁56、60から対応する副部
分に延びる下側の境界表面を備える。前縁54、58の
それぞれは、第1の所定の大きさの単位回転当たりの断
面流れ面積(図5の軸線のまわりで計測されるような)
を有するが、前縁56、60のそれぞれは、各第1の所
定の大きさよりも小さい第2の所定の大きさの回転単位
当たりの断面流れ面積(図5に計測されるような)を有
する。各副部分48、52のそれぞれの流れ面積は、対
応する主部分46、50のそれぞれの流れ面積の約1.
0から約2.0パーセントの範囲である。
に、バルブブロック20が、作動流体を入口ポート42
と出口ポート44を介してピストンチャンバ24間に送
る。入口ポート42は、全体的に腎臓形状の主部分46
とほぼ長方形の副部分48とを含んでおり、出口ポート
44は、全体的に腎臓形状の主部分50と、ほぼ長方形
の副部分52とを含む。上述した形状は、図5の斜視図
から観察される。各ポートの主および副部分は、開いた
流体連通を行なう。入口ポートの主および副部分は、各
前縁54と56を有しており、出口ポートの主および副
部分は、各前縁58、60を有する。副部分48、52
は、連通表面21に対して10°から20°の傾斜角
で、それぞれ副部分の前縁56、60から対応する副部
分に延びる下側の境界表面を備える。前縁54、58の
それぞれは、第1の所定の大きさの単位回転当たりの断
面流れ面積(図5の軸線のまわりで計測されるような)
を有するが、前縁56、60のそれぞれは、各第1の所
定の大きさよりも小さい第2の所定の大きさの回転単位
当たりの断面流れ面積(図5に計測されるような)を有
する。各副部分48、52のそれぞれの流れ面積は、対
応する主部分46、50のそれぞれの流れ面積の約1.
0から約2.0パーセントの範囲である。
【0009】図2と図3から最もよくわかるように、斜
板22はピストンブロック18に対して静止したままで
あり、駆動シャフト16が内部に配置されている内周面
62と、ピストン30が係合される制御面64とを有す
る。斜板22内に形成された通路66は、内周面62を
介して第1チャンバ14に開く第1端部68と、制御面
64を介して開き、ポンプ10の作動中、ピストンシュ
ー34が通過するときに各ピストンシュー通路40と整
列可能な第2の端部70とを有する。通路66は、前縁
54の角度が付けられた位置のときに、あるいはこれの
前に配列される前縁72を有するのが好ましい。このよ
うな整列は、一般的に、各ピストン30がほぼ下死点に
あり、入口ポート42がピストンチャンバ24と流体的
に連通するときに生じるが、入口ポート42がピストン
チャンバ24と流体連通を開く場合よりもまず遅れては
ならない。
板22はピストンブロック18に対して静止したままで
あり、駆動シャフト16が内部に配置されている内周面
62と、ピストン30が係合される制御面64とを有す
る。斜板22内に形成された通路66は、内周面62を
介して第1チャンバ14に開く第1端部68と、制御面
64を介して開き、ポンプ10の作動中、ピストンシュ
ー34が通過するときに各ピストンシュー通路40と整
列可能な第2の端部70とを有する。通路66は、前縁
54の角度が付けられた位置のときに、あるいはこれの
前に配列される前縁72を有するのが好ましい。このよ
うな整列は、一般的に、各ピストン30がほぼ下死点に
あり、入口ポート42がピストンチャンバ24と流体的
に連通するときに生じるが、入口ポート42がピストン
チャンバ24と流体連通を開く場合よりもまず遅れては
ならない。
【0010】本分野において公知のように、斜板22
は、一対の円周方向に対向して配置されたトラニオン7
4(図2に図示されているように)を通って延びる軸線
Cのまわりを所望の制御角B(図1に図示されているよ
うに)だけ回転させればよい。制御角Bは、各ピストン
30ごとにストロークの長さを調整することによってポ
ンプの容積流量を制御するように選択され、ピストン3
0と制御面64の間が絶えず係合されるようにプランジ
ャ部分32とシュー部分34との間に先に述べたボール
およびソケット接続ジョイントが必要とされる。通路6
6は、軸線Aのまわりで入口ポートの前縁54と同じ角
度が付けられた位置に円周方向に配置される(図2に最
もわかりやすく図示されている)のが好ましいが、ピス
トン24への流体連通がほぼ同時に開くことが、通路6
6と入口ポート42とを介して行なわれる場合には、通
路66と入口ポートの前縁54は相関する円周方向のい
かなる場所に配列されてもよい。しかしながら、いかな
る場合にも、通路66と通路36との整列によって流体
連通が行われ、このために第1チャンバ14とピストン
チャンバ24との間の圧力が等しくなる。
は、一対の円周方向に対向して配置されたトラニオン7
4(図2に図示されているように)を通って延びる軸線
Cのまわりを所望の制御角B(図1に図示されているよ
うに)だけ回転させればよい。制御角Bは、各ピストン
30ごとにストロークの長さを調整することによってポ
ンプの容積流量を制御するように選択され、ピストン3
0と制御面64の間が絶えず係合されるようにプランジ
ャ部分32とシュー部分34との間に先に述べたボール
およびソケット接続ジョイントが必要とされる。通路6
6は、軸線Aのまわりで入口ポートの前縁54と同じ角
度が付けられた位置に円周方向に配置される(図2に最
もわかりやすく図示されている)のが好ましいが、ピス
トン24への流体連通がほぼ同時に開くことが、通路6
6と入口ポート42とを介して行なわれる場合には、通
路66と入口ポートの前縁54は相関する円周方向のい
かなる場所に配列されてもよい。しかしながら、いかな
る場合にも、通路66と通路36との整列によって流体
連通が行われ、このために第1チャンバ14とピストン
チャンバ24との間の圧力が等しくなる。
【0011】1つのピストン30とこれに対応するピス
トンチャンバ24のような構造のみを以下に記載する
が、一般的に、このような可変容量形ポンプ10の実質
的ないかなる用途にも、複数(例えば9個)のピストン
30と、これに組合わされる構造があることがわかる。
ポンプ10の作動中に、駆動シャフト16と斜板22の
駆動の影響を受けて、ピストン30が下死点(すなわ
ち、バルブブロック20に向かって)動くときに、ポン
プの作動流体(オイルであることが多い)がピストンチ
ャンバ24からバルブブロック出口ポート44を通って
流体を利用する装置(図示せず)に押し出される。しか
しながら、軸線AのまわりをD方向にピストンブロック
18とこれに組み合わされる構造がさらに回転している
間(図5参照)、駆動シャフト16と斜板22との駆動
の影響を受けて、ピストン30が反対方向に動く場合に
は(すなわち、バルブブロック20から離れる方向
に)、ポンプの作動流体は、まず副部分48を通り、続
いて副部分48と主部分46の双方を通り、最後に主部
分46のみを通って膨張したピストンチャンバ24内に
入る。接続部分28と入口ポート42との間で整列が行
なわれた短時間後に、急激な圧力振動がピストンチャン
バ24内に発生し、入口ポート42のまわりのバルブブ
ロックにおいて、また制御表面64において作動流体の
キャビテーションが促進されるので好ましくない。この
ようにして、このようなキャビテーションが発生した場
合、ポンプのこれらの領域にダメージを与えることにな
ることが多い。しかしながら、本発明は、第1チャンバ
14とピストンチャンバ24との間に作動流体を通す斜
板通路66によってこのようなキャビテーションを実質
的に取り除いたり、または保護し、ピストンチャンバ2
4内の圧力を十分に狭い帯域内に維持してキャビテーシ
ョンとこれが原因となる損失を効果的に抑制する。
トンチャンバ24のような構造のみを以下に記載する
が、一般的に、このような可変容量形ポンプ10の実質
的ないかなる用途にも、複数(例えば9個)のピストン
30と、これに組合わされる構造があることがわかる。
ポンプ10の作動中に、駆動シャフト16と斜板22の
駆動の影響を受けて、ピストン30が下死点(すなわ
ち、バルブブロック20に向かって)動くときに、ポン
プの作動流体(オイルであることが多い)がピストンチ
ャンバ24からバルブブロック出口ポート44を通って
流体を利用する装置(図示せず)に押し出される。しか
しながら、軸線AのまわりをD方向にピストンブロック
18とこれに組み合わされる構造がさらに回転している
間(図5参照)、駆動シャフト16と斜板22との駆動
の影響を受けて、ピストン30が反対方向に動く場合に
は(すなわち、バルブブロック20から離れる方向
に)、ポンプの作動流体は、まず副部分48を通り、続
いて副部分48と主部分46の双方を通り、最後に主部
分46のみを通って膨張したピストンチャンバ24内に
入る。接続部分28と入口ポート42との間で整列が行
なわれた短時間後に、急激な圧力振動がピストンチャン
バ24内に発生し、入口ポート42のまわりのバルブブ
ロックにおいて、また制御表面64において作動流体の
キャビテーションが促進されるので好ましくない。この
ようにして、このようなキャビテーションが発生した場
合、ポンプのこれらの領域にダメージを与えることにな
ることが多い。しかしながら、本発明は、第1チャンバ
14とピストンチャンバ24との間に作動流体を通す斜
板通路66によってこのようなキャビテーションを実質
的に取り除いたり、または保護し、ピストンチャンバ2
4内の圧力を十分に狭い帯域内に維持してキャビテーシ
ョンとこれが原因となる損失を効果的に抑制する。
【0012】任意的に、ピストン30のほぼ下死点にお
いて、ピストンチャンバ24が軸線Aのまわりを動き、
入口の主部分46と初期の流体連通を行い、入口ポート
42に対してピストンチャンバ24が最初に曝される
と、作業流体によるキャビテーションに関する可能性が
最大になる。しかしながら、入口の主部分46より流体
絞りの大きい入口副部分48に初期に曝されることを制
限することによって、ピストンチャンバ24内に通常発
生する圧力振動がより漸次的になる。通路66によって
作り出された流体流れとともにこの効果がピストンチャ
ンバ24内の圧力振動を減少させ、実質的にバルブブロ
ック20と斜板制御面64とにおけるキャビテーション
の可能性を取り除くことになる。本発明の別の態様、目
的、および利点が図面、発明の開示および請求の範囲に
よって得ることができる。
いて、ピストンチャンバ24が軸線Aのまわりを動き、
入口の主部分46と初期の流体連通を行い、入口ポート
42に対してピストンチャンバ24が最初に曝される
と、作業流体によるキャビテーションに関する可能性が
最大になる。しかしながら、入口の主部分46より流体
絞りの大きい入口副部分48に初期に曝されることを制
限することによって、ピストンチャンバ24内に通常発
生する圧力振動がより漸次的になる。通路66によって
作り出された流体流れとともにこの効果がピストンチャ
ンバ24内の圧力振動を減少させ、実質的にバルブブロ
ック20と斜板制御面64とにおけるキャビテーション
の可能性を取り除くことになる。本発明の別の態様、目
的、および利点が図面、発明の開示および請求の範囲に
よって得ることができる。
【図1】本発明に従って形成されたポンプの部分断面に
おける概略正面図である。
おける概略正面図である。
【図2】図1のラインII−IIに沿って斜視的に見ら
れた図1のポンプの斜板の平面図である。
れた図1のポンプの斜板の平面図である。
【図3】図2のセクション平面III−IIIに沿った
斜板の断面図である。
斜板の断面図である。
【図4】図1に示されたピストンの拡大断面図である。
【図5】入口および出口ポートを表す図1に見られるポ
ンプのバルブブロックの平面図である。
ンプのバルブブロックの平面図である。
10 可変容量形ポンプ 12 ハウジング 14 第1チャンバ 16 駆動シャフト 18 ピストンブロック 20 バルブブロック 21 連通面 22 斜板 24 ピストンチャンバ 30 ピストン 32 プランジャ 34 シュー 36 ピストン通路 38 プランジャ通路 42 入口ポート 44 出口ポート 46、50 主部分 48、52 副部分 54 入口ポート主部分の前縁 56 入口ポート副部分の前縁 58 出口ポート主部分の前縁 60 出口ポート副部分の前縁 64 制御面
Claims (9)
- 【請求項1】 第1チャンバ内に配置された駆動シャフ
トと、制御面を有する斜板と、回転可能なピストンブロ
ック内に形成された各ピストンチャンバ内に配置され、
前記制御面と係合可能になっている複数のピストンと、
軸線Aのまわりを該ピストンが回転している間、該各ピ
ストンと連続的に連通する入口および出口ポートを有す
るバルブブロックと、を備え、前記各ピストンが前記各
ピストンチャンバと前記制御面との間で流体連通を行な
う通路を有するようになっている、可変容量形ポンプに
おいて、 第1のチャンバとピストンのチャンバとの間で流体連通
を行なうための、前縁を有する通路を備える斜板と、 各々が前縁を有する副部分と主部分とを有する入口ポー
トおよび出口ポートを備え、前記各主部分が、該主部分
の前縁において軸線Aのまわりに第1の所定の大きさの
単位回転あたりの各流量面積を有し、前記各副部分は、
該副部分の前縁において軸線Aのまわりに前記第1の所
定の大きさよりも小さい第2の所定の大きさの単位回転
あたりの各流量面積を有するようなっていることを特徴
とする可変容量形ポンプ。 - 【請求項2】 前記ピストンは、前記斜板の前記通路と
回転可能に整列する通路を有するピストンシューを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ。 - 【請求項3】 前記斜板通路は、前記入口ポートの主部
分の前記前縁に実質的に角度をつけて対応する前記斜板
の領域内にあることを特徴とする請求項2に記載のポン
プ。 - 【請求項4】 前記ピストンがほぼ下死点にあり、前記
入口ポートが前記ピストンチャンバと流体連通すると
き、各ピストンシューの通路が、前記斜板の前記通路と
整列できることを特徴とする請求項2に記載のポンプ。 - 【請求項5】 前記斜板通路の前縁の前記角度の付けら
れた位置は、前記入口ポートの主部分の前記前縁の前記
角度が付けられた位置の後方ではないことを特徴とする
請求項1に記載のポンプ。 - 【請求項6】 前記斜板通路は前記制御面を横切って前
記ピストン通路と連通することを特徴とする請求項1に
記載のポンプ。 - 【請求項7】 前記副部分の前記流れ面積は、対応する
主部分の全流れ面積の約1.0から2.0パーセントの
範囲であることを特徴とする請求項1に記載のポンプ。 - 【請求項8】 前記バルブブロックの連通面に対して1
0°から20°の傾斜角で、前記副部分の前縁から前記
接続された主部分に延びている境界下側表面を前記副部
分のそれぞれが有することを特徴とする請求項1に記載
のポンプ。 - 【請求項9】 前記各ピストンチャンバは、前記入口ポ
ートと整列可能な接続部分を含んでおり、前記斜板の前
縁は、少なくとも前記接続部分の前縁が前記主入口部分
の前縁を通るのと同程度に早い時期の角度位置で始まる
ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/634,576 US5683228A (en) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | Oil pump cavitation relief |
US08/634576 | 1996-04-18 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1030548A true JPH1030548A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=24544365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9099927A Withdrawn JPH1030548A (ja) | 1996-04-18 | 1997-04-17 | オイルポンプキャビテーションの除去 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5683228A (ja) |
JP (1) | JPH1030548A (ja) |
DE (1) | DE19716122A1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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DE1653636C3 (de) * | 1967-06-22 | 1974-01-31 | Alfred Teves Gmbh, 6000 Fankfurt | Radialkolbenpumpe |
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AT304268B (de) * | 1968-12-27 | 1972-12-27 | Eickmann Karl | Radialkolbenmaschine mit in einem Gehäuse rotierendem Zylinderblock mit zwei axial distanzierten Zylindergruppen |
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JPH03242474A (ja) * | 1990-02-19 | 1991-10-29 | Sanden Corp | 斜板式圧縮機のプラネットプレート |
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US5593285A (en) * | 1995-01-13 | 1997-01-14 | Caterpillar Inc. | Hydraulic axial piston unit with multiple valve plates |
-
1996
- 1996-04-18 US US08/634,576 patent/US5683228A/en not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-04-17 DE DE19716122A patent/DE19716122A1/de not_active Withdrawn
- 1997-04-17 JP JP9099927A patent/JPH1030548A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5683228A (en) | 1997-11-04 |
DE19716122A1 (de) | 1997-10-30 |
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Legal Events
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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