JPH10304300A - 映像音声信号記録再生装置および方法 - Google Patents

映像音声信号記録再生装置および方法

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JPH10304300A
JPH10304300A JP9112847A JP11284797A JPH10304300A JP H10304300 A JPH10304300 A JP H10304300A JP 9112847 A JP9112847 A JP 9112847A JP 11284797 A JP11284797 A JP 11284797A JP H10304300 A JPH10304300 A JP H10304300A
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circuit
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幸祐 吉村
Shinichi Suenaga
信一 末永
Hitoshi Nakamura
仁 中村
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    • H04N5/9267Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback by pulse code modulation with processing of the sound signal using time division multiplex of the PCM audio and PCM video signals
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    • H04N5/781Television signal recording using magnetic recording on disks or drums

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体に記録されたオーディオデータおよ
びビデオデータを2倍速で以て読み出し再生しても出力
音声の連続性を保てるようにする。 【解決手段】 4フィールド分のオーディオデータと、
対応する1フィールド分のビデオデータとが1組にさ
れ、時系列に従い記録媒体に対して記録される(図4
A)。1倍速再生の際には、データが1組毎に、A,
B,C,・・・の順に再生される(図4B)。ビデオデ
ータは、4フィールドの間、繰り返し再生される。2倍
速再生の際には、ビデオデータが1つ置きに再生される
と共に、ビデオデータの前後に配置されるオーディオデ
ータがA’,B’,C’,・・・の順に再生される(図
4C)。オーディオデータは、1フィールドに2フィー
ルド分が詰め込まれ再生される。2倍速再生を行って
も、オーディオデータは、f0 ,f4 ,f8 ,・・・の
順に連続的に再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体に記録
された映像音声信号を再生する際に、2倍速再生を行っ
ても全ての音声信号を記録媒体から読み出すことができ
るような映像音声信号記録再生装置および方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送を楽しんでいる最中
に、突然、電話の呼出しが鳴ったり、来客があり、放送
番組を見逃してしまうことが良くある。テレビジョン放
送番組を見逃してしまうと、再放送される番組を除い
て、その番組は二度と見ることはできない。短期間のう
ちに再放送される番組はまれであり、ニュース番組やス
ポーツ番組は、殆どの場合には、再放送されていない。
したがって、多くの場合、テレビジョン放送番組を見逃
してしまうと、その番組は二度と見ることはできないこ
とになる。
【0003】また、映画やドラマの名場面、重要人物の
インタビュー、スポーツ番組のハイライトシーン等、放
送番組を見ていて、保存しておきたい場面が突然に始ま
る場合がある。このような場合、直ちにVTRをセット
しても、その場面に間に合わず、その場面を録画できな
いようなことが良くある。
【0004】そこで、本願発明者は、放送番組を見てい
る最中に、その番組を絶えず記録媒体に記録するような
テレビジョン受像機を提案している。このようなテレビ
ジョン受像機では、突然の電話の呼出しや来客があって
も、その番組を遡って再生することができ、番組を見逃
すことがなくなる。また、その番組を簡単に保存してお
くことができ、記録しておきたい番組が突然始まっても
対処できる。
【0005】また、本願発明者は、このように番組を絶
えず記録媒体に記録するようなテレビジョン受像機にお
ける記録媒体として、ハードディスクドライブを用いる
ことを提案している。従来、ビデオ信号を記録する記録
媒体としては、磁気テープが広く用いられている。とこ
ろが、磁気テープはアクセス速度が遅く、このようなテ
レビジョン受像機に用いられる記録媒体として用いるの
は困難である。また、半導体メモリを用いることが考え
られるが、大容量の半導体メモリは非常に高価であると
共に、半導体メモリでは、電源が落とされると保存して
おいた番組が消えてしまい、番組を長く保存しておくよ
うな場合に不向きである。これに対して、ハードディス
クドライブは、大容量で、アクセス速度も十分に速い。
【0006】図6は、この従来技術による、番組を絶え
ず記録媒体に記録するようなテレビジョン受像機に用い
られる、映像音声記録再生装置の構成の一例を示す。例
えば受信されたテレビジョン放送(リアルタイム放送)
電波に基づき得られた映像信号が端子200に対して供
給され、音声信号が端子201に対して供給される。端
子200に供給された映像信号は、A/D変換回路20
2でディジタル化され、映像圧縮回路203で間引きや
圧縮符号化などが行われる。この例では、間引き率が1
/4とされる。映像圧縮回路203から出力されたビデ
オデータは、バッファメモリ204に一時的に蓄えられ
る。
【0007】同様に、端子201に供給された音声信号
は、A/D変換回路208でディジタル化され、音声圧
縮回路209で圧縮符号化される。音声信号に対して
は、フィールド単位での間引きは行われない。音声圧縮
回路209から出力されたオーディオデータは、バッフ
ァメモリ210に一時的に蓄えられる。
【0008】記録/再生コントローラ207の制御に基
づき、バッファメモリ204および210に一時的に蓄
えられたビデオデータおよびオーディオデータが読み出
され、バス205を介してハードディスクドライブ20
6に対して書き込まれる。
【0009】ハードディスクドライブ206に書き込ま
れたビデオデータおよびオーディオデータは、記録/再
生コントローラ207の制御に基づき読み出される。ビ
デオデータは、バッファメモリ211に一時的に蓄えら
れ、オーディオデータは、バッファメモリ216に一時
的に蓄えられる。
【0010】バッファメモリ211から読み出されたビ
デオデータは、映像伸長回路212で圧縮符号化を解か
れ、D/A変換回路213でアナログ化される。D/A
変換回路213から出力された映像信号は、スイッチ回
路214の端子214Aに供給される。同様に、バッフ
ァメモリ216から読み出されたオーディオデータは、
音声伸長回路217で圧縮符号化を解かれ、D/A変換
回路218でアナログ化される。D/A変換回路218
から出力された音声信号は、スイッチ回路219の端子
219Aに供給される。
【0011】スイッチ回路214の端子214Bには、
入力端200から映像信号が供給され、スイッチ回路2
19の端子219Bには、入力端201から音声信号が
供給される。これらスイッチ回路214および219
は、共に記録/再生コントローラ207によって切り替
えを制御され、入力端200および201から供給され
たリアルタイム放送による信号と、ハードディスクドラ
イブ206から読み出された再生信号とが選択的に切り
替えられる。スイッチ回路214および219の出力
は、それぞれ出力端215および220へと導出され、
CRTモニタ装置やスピーカによって再生される。
【0012】ところで、ハードディスクドライブ206
に対するデータの書き込みは、1フィールド分のビデオ
データと、このビデオデータを先頭とする、連続した4
フィールド分に対応するオーディオデータとが組み合わ
されてなる1組のデータを単位としてなされる。図7
は、このオーディオデータおよびビデオデータからなる
1組のデータの例を示す。連続した4フィールド分のオ
ーディオデータが先頭に格納され、その後ろに、対応す
るビデオデータが1フィールド分格納される。ハードデ
ィスクドライブ206のアドレスに対して、この1組と
されたデータがそれぞれ時系列的に連続して配置され
る。
【0013】ハードディスクドライブ206におけるデ
ータの書き込みおよび読み出しは、次のようになされ
る。図8は、1倍速再生の際のディスクアクセス方法の
一例を示す。図8Aおよび図8Bに示されるように、端
子200および201に対して映像および音声信号がそ
れぞれ供給される。各区切りは、1フィールドに対応し
ている。この供給された映像および音声信号が上述した
所定の処理を介してビデオデータおよびオーディオデー
タに変換され、ビデオデータがバッファメモリ204に
書き込まれ、オーディオデータがバッファメモリ210
に書き込まれる。
【0014】信号a0 〜a3 までの4フィールド分の時
間が経過すると、図8Cに一例が示されるように、入力
音声信号の最初の4フィールド分の音声信号b0 〜b3
が圧縮符号化されたオーディオデータ(まとめてオーデ
ィオデータe0 と称する)がディスク206の所定領域
に書き込まれ、後続するアドレスに、対応する4フィー
ルドの入力映像信号の信号a0 〜a3 の期間における最
初の1フィールドに基づくビデオデータa0 が書き込ま
れる。これで、オーディオデータとビデオデータとから
なる1組のデータが書き込まれる。
【0015】同様に、次の1組のデータの書き込みは、
信号a4 〜a7 までの4フィールド分の時間の経過を待
って行われる。この例では、次の1組のデータの書き込
みは、ビデオデータa0 のアドレスに続けてなされる。
【0016】スイッチ回路214および219で端子2
14Bおよび219Bがそれぞれ選択されている場合に
は、リアルタイム放送による映像および音声信号だけが
出力端215および220に対して導出され、モニタ装
置やスピーカで再生される。図8Gのモニタ出力で、映
像信号a0 〜a6 および対応する音声信号b0 〜b6
がこれに相当する。
【0017】次に、ハードディスクドライブ206から
のデータの読み出しについて説明する。先ず、1倍速再
生、すなわち通常速度での再生の場合について説明す
る。1倍速再生が指定されると、ハードディスクドライ
ブ206からのデータの読み出しが開始される。ここで
は、所定の時間t0 だけ遡った時点からの再生が指定さ
れたものとする。ハードディスクドライブ206のアド
レス上で、対応するデータが書き込まれたアドレスがア
クセスされる。
【0018】なお、当初、スイッチ回路214および2
19では、端子214Bおよび端子219Bがそれぞれ
選択されている。
【0019】ハードディスクドライブ206からの読み
出しは、ディスクアクセスに要する時間が考慮される。
この例では、図8Dに示されるように、書き込みと読み
出しとの間に、時間tが設けられる。なお、この時間t
は、各々の書き込みと読み出しとの間で互いに等しい必
要は無い。先ずオーディオデータが読み出されてバッフ
ァメモリ216に書き込まれ、続けてビデオデータが読
み出されてバッファメモリ211に書き込まれる。
【0020】例えば、図8Dに示される例で、先ず、オ
ーディオデータf0 が読み出され、バッファメモリ21
6に対して書き込まれる。続けてビデオデータc0 が読
み出され、バッファメモリ211に対して書き込まれ
る。この書き込みが終了した次のフィールドに同期さ
せ、バッファメモリ211および216からデータが読
み出される。
【0021】バッファメモリ211から読み出されたビ
デオデータc0 は、映像伸長回路212に供給され、リ
アルタイムで圧縮符号化を解かれ伸長される。このバッ
ファメモリ211からのビデオデータc0 の読み出しお
よび伸長は、フィールド毎に、4フィールドの期間繰り
返して行われる。これにより、例えば図8Eに示される
ように、ビデオデータc0 が4フィールド分繰り返さ
れ、次にはビデオデータc4 が4フィールド分繰り返さ
れる。伸長されたビデオデータc0 は、D/A変換回路
213を介してアナログ映像信号とされ、スイッチ回路
214の入力端214Aに供給される。
【0022】バッファメモリ216からのオーディオデ
ータf0 の読み出しは、映像信号の読み出しと同期して
行われる。バッファメモリ216から読み出されたオー
ディオデータf0 は、音声伸長回路217に供給され、
リアルタイムで圧縮符号化を解かれ伸長される。これに
より、図8Fに示されるように、フィールド毎に連続し
たオーディオデータが得られる。伸長されたオーディオ
データf0 (オーディオデータd0 〜d3 )は、D/A
変換回路218を介してアナログ音声信号とされ、スイ
ッチ回路219の端子219Aに供給される。
【0023】映像伸長回路212または音声伸長回路2
17の伸長動作の開始と同期して、記録/再生コントロ
ーラ207の制御に基づき、スイッチ回路214および
219において、端子214Aおよび端子219Aがそ
れぞれ選択される。これにより、入力端200,201
からスイッチ回路214,219の端子214B,21
9Bにそれぞれ供給されていた、リアルタイム放送によ
る映像信号および音声信号の代わりに、既に過去にハー
ドディスクドライブ206に書き込まれ記録された映像
信号および音声信号が出力端215および220に対し
て導出される(図8G)。
【0024】このような、ハードディスクドライブ20
6に対する書き込みおよび読み出しを交互に行う。すな
わち、前回の書き込み(オーディオデータe0 およびビ
デオデータa0 )の開始から4フィールド分の時間が経
過した時点で、上述のオーディオデータf0 およびビデ
オデータc0 の読み出しが既に終了している。そこで、
入力端200および201から供給された次のデータ
(オーディオデータe4およびビデオデータa4 )の書
き込みが上述と同様の処理によってなされ、書き込みが
終了すると、時間tを待って次のデータ(オーディオデ
ータf4 およびビデオデータc4 )の読み出しがなされ
る。
【0025】図9は、このようにしてハードディスクド
ライブ206に書き込まれ記録されたデータを、概念的
に示す。データは、4フィールド分のオーディオデータ
および1フィールド分のビデオデータが1組とされ、こ
の組が時系列に従い書き込まれる(図9A)。また、デ
ータの読み出しは、例えば上述の1倍速再生の場合、図
9BにA,B,C,・・・の順で示されるように、時系
列に従い、オーディオおよびビデオデータの組毎に順次
データが読み出される。
【0026】このようなデータ配置で以て、上述のよう
に、データの書き込みおよび読み出しを並行して行う
と、読み出される過去に記録されたデータのアドレス
と、新しいデータが書き込まれるアドレスとが離れてし
まう場合がある。例えば、これらのアドレスがディスク
の最内周と最外周とに離れてしまう可能性がある。この
ような場合、書き込みから読み出し、また、読み出しか
ら書き込みへと遷移する度に、ディスクのシーク時間お
よび回転待ち時間とが必要とされる。上述した、書き込
みと読み出しとの間に設けられた時間tは、この、ディ
スクのシーク時間および回転待ち時間を確保するもので
ある。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】次に、このような従来
技術の構成による、2倍速再生について説明する。図1
0は、この2倍速再生の際のディスクアクセス方法の一
例を示す。当然であるが、2倍速再生の場合でも、ハー
ドディスクドライブ206に対するデータの書き込み
は、図10Cに示されるように、上述の1倍速再生の場
合と全く同様にして行われるので、ここでは説明を省略
する。勿論、入力映像信号および入力音声信号の供給
も、図10Aおよび図10Bに示されるように、1倍速
再生の場合と全く同様である。
【0028】2倍速再生の場合の、ハードディスクドラ
イブ206からのデータの読み出しは、4フィールド分
のオーディオデータと1フィールド分のビデオデータと
でなるデータの組が1つ置きに読み出される。すなわ
ち、図10Dの例に示されるように、オーディオデータ
0 とビデオデータc0 とからなる1組のデータが読み
出されると、時系列的に次に位置するオーディオデータ
4 とビデオデータc4とからなる1組が飛び越され、
その次に位置するオーディオデータf8 とビデオデータ
8 とからなる1組が読み出される。図9の例では、図
9Cに示されるように、データの組が1つ置きに、A,
B,Cの順に順次読み出される。
【0029】こうして、1つ置きに読み出されたデータ
に基づく出力を図10Eおよび図10Fに示す。出力映
像は、図10Eに示されるように、1フィールド分のデ
ータc0 が4フィールド分繰り返され、次にデータc8
が4フィールド分繰り返され、2倍速再生が実現されて
いる。
【0030】ところが、出力音声は、図10Fに示され
るように、4フィールド分のデータd0 〜d3 が連続的
に出力されたのに続けて、データd8 〜d11が出力され
る。すなわち、データd3 の次には、4フィールド分先
のデータd8 が出力されることになる。したがって、飛
び越された1組データの部分において音声信号の連続性
が保てない。そのため、従来の方法では、2倍速再生を
している間は、消音しておかなければならないという問
題点があった。
【0031】したがって、この発明の目的は、例えばリ
アルタイム放送による音声および映像信号を記録媒体に
常に記録し、この記録に並行して、記録された信号を読
み出し再生する際に、2倍速再生を行っても出力音声の
連続性を保てるような映像音声信号記録再生装置および
方法を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、音声信号および映像信号を記録す
る記録媒体と、記録媒体への記録と記録媒体からの再生
とを並行して行うように制御する記録媒体制御手段とを
有し、記録は、所定期間の音声信号と映像信号とが1組
としてなされ、再生は、所定期間の映像信号が(n−
1)個置きに読み出され、(n−1)個置きの読み出し
の際に、1組の映像信号と音声信号と、1組の映像信号
と音声信号とに続く(n−1)個の音声信号のそれぞれ
とを記録媒体から読み出すことを特徴とする映像音声記
録再生装置である。
【0033】またこの発明は、上述した課題を解決する
ために、音声信号および映像信号を記録媒体に記録する
ステップと、記録媒体への記録と記録媒体からの再生と
を制御するステップとを有し、記録は、所定期間の音声
信号と映像信号とが1組としてなされ、再生は、所定期
間の映像信号が(n−1)個置きに読み出され、(n−
1)個置きの読み出しの際に、1組の映像信号と音声信
号と、1組の映像信号と音声信号とに続く(n−1)個
の音声信号のそれぞれとを記録媒体から読み出すことを
特徴とする映像音声記録再生方法である。
【0034】上述したように、この発明は、再生時に、
所定期間の映像信号がn個置きに読み出され、(n−
1)個置きの読み出しの際に、1組の映像信号と音声信
号と、この1組の映像信号と音声信号とに続く(n−
1)個の音声信号のそれぞれが記録媒体から読み出され
るようにされているために、音声が途切れること無くn
倍速再生を行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態
を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の
実施の形態を示すものである。図1において、1はこの
発明が適用されたテレビジョン受像機であり、2はこの
テレビジョン受像機1を操作するためのリモートコマン
ダである。画面3に対して映像が映出される。テレビジ
ョン受像機1にはハードディスクドライブ部4が内蔵さ
れている。テレビジョン受像機1で受信中の番組は、常
にこのハードディクス部4に記録されている。このよう
なハードディスクドライブ部4が備えられたテレビジョ
ン受像機では、見逃したシーンや再度見たいシーンを遡
って再生したり、所望の番組を記録再生したりというよ
うなことが可能になる。
【0036】図2は、このようなテレビジョン受像機1
を操作するためのリモートコマンダ2の構成の一例を示
すものである。リモートコマンダ2には、テレビジョン
受像機1の基本的な設定を行なうための各種のキー、す
なわち、テレビジョン受像機1の電源のオン/オフする
ための電源スイッチ11、チャンネル設定を行なうため
のチャンネルキー12、12、12、・・・、チャンネ
ルアップ/ダウンキー13A及び13B、音量アップ/
ダウンキー14A及び14B、入力ソース切り換えスイ
ッチ15が配設される。
【0037】更に、この発明が適用されたテレビジョン
受像機1を操作するためのリモートコマンダ2には、テ
レビジョン受像機1のハードディスクドライブ部4を制
御するための各種のキーとして、番組ポーズキー16、
ブックマーク記録キー17、区間リピートキー18、キ
ャンセルキー19、逆転スキップ再生キー20、逆転高
速送りキー21、2倍速キー22、正転高速送りキー2
3、正転スキップキー24、オーバービュー検索キー2
5、矢印キー26A、26B、決定キー27が配設され
る。
【0038】番組ポーズキー16が押されると、受信中
の画面がその場で停止され、静止画として表示される。
その間、テレビジョン受像機1のハードディスクドライ
ブ部4に、その番組が記録される。番組ポーズキー16
が再び押されると、静止画となっている所の場面から、
ハードディスクドライブ部4に記録されている番組が再
生される。
【0039】ブックマーク記録キー17が押されると、
このとき放送されている番組をテレビジョン受像機1の
ハードディスクドライブ部4に保存させることができ
る。
【0040】区間リピートキー18により、リピート再
生が設定される。区間リピートキー18が最初に押され
ると、リピートの開始位置が設定され、区間リピートキ
ー18が次に押されると、リピートの終了位置が設定さ
れる。
【0041】キャンセルキー19は、設定された動作や
機能をキャンセルさせる際に押される。
【0042】逆転スキップ再生キー20、逆転高速送り
キー21、2倍速キー22、正転高速送りキー23、正
転スキップキー24は、変速再生を行うためのキーであ
る。ハードディスクドライブ部4に記録されている番組
を再生中に、2倍速キー22が押されると、2倍速で番
組が再生される。再び押すことで、通常速度での再生に
戻される。正転高速送りキー23が押されている間、さ
らに高速の再生がなされる。正転スキップキー24が押
されると、再生映像がスキップされる。また、逆転高速
送りキー21が押されている間、高速に逆転再生が行わ
れる。逆転スキップ再生キー20が押されると、再生映
像が逆転方向にスキップされる。
【0043】オーバービュー検索キー25、矢印キー2
6A、26B、決定キー27は、番組検索に用いられ
る。オーバービュー検索キー25が押されると、テレビ
ジョン受像機1の画面3が、中央の画面と、周囲の複数
の小画面とに分割される。周囲の小画面には、ハードデ
ィスクドライブに記録されている画面の中から、所定時
間毎の画面が表示される。矢印キー26A及び26Bの
操作により、複数の画面の中から、所望の画面が選択さ
れ、見たい場面が検索されると、決定キー27が押され
る。決定キー27が押されると、選択された画面から再
生が開始される。
【0044】図3は、この発明が適用されたテレビジョ
ン受像機1の構成の一例を示すものである。図3におい
て、アンテナ51で受信された受信信号は、チューナ回
路52に供給される。チューナ回路52には、システム
コントローラ50からチャンネル設定信号が供給され
る。チューナ回路52で、このチャンネル設定信号に基
づいて、所望の受信チャンネルの信号が選択され、この
信号が中間周波数信号に変換される。
【0045】チューナ回路52の出力が映像中間周波数
回路53に供給される。映像中間周波数回路53で、チ
ューナ回路52からの中間周波数信号が増幅され、この
信号がビデオ検波される。これにより、例えばNTSC
方式のコンポジットビデオ信号が得られる。このビデオ
信号がビデオソース切り替えスイッチ55の一方の入力
端子55Aに供給される。また、中間周波数回路53の
出力の例えば4.5MHzのビート成分から音声信号が
検波される。この出力が音声復調回路62に供給され
る。
【0046】ビデオソース切り替えスイッチ55の他方
の入力端子55Bには、外部ビデオ入力端子56からの
ビデオ信号が供給される。ビデオソース切り替えスイッ
チ55には、システムコントローラ50からセレクト信
号が供給される。ビデオソース切り替えスイッチ55に
より、受信されたテレビジョン放送に基づくビデオ信号
と、外部ビデオ入力端子56からのビデオ信号とが切り
替えられる。
【0047】ビデオソース切り替えスイッチ55の出力
がビデオ信号処理回路57に供給される。ビデオ信号処
理回路57により、NTSC方式のコンポジットビデオ
信号から輝度信号Yとクロマ信号Cとが分離され、更
に、クロマ信号Cから色差信号U、Vが復調され、コン
ポーネントビデオ信号Y、U、Vが形成される。このコ
ンポーネントビデオ信号Y、U、Vは、スイッチ回路5
8の端子58Aに供給されると共に、A/Dコンバータ
71に供給される。スイッチ回路58の他方の入力端子
58Bには、D/Aコンバータ85の出力が供給され
る。
【0048】スイッチ回路58は、受信しているテレビ
ジョン放送又は外部ビデオ入力端子56からのビデオ信
号に基づく画面と、ハードディスクドライブ80(ハー
ドディスクドライブ部4に対応する)からの再生画面と
を切り替えるためのものである。スイッチ回路58は、
記録/再生コントローラ77により制御される。すなわ
ち、記録/再生コントローラ77からの制御信号がシス
テムコントローラ50を介してスイッチ回路58に対し
て供給される。受信しているテレビジョン放送又は外部
ビデオ入力端子56からのビデオ信号に基づく画面を映
出する場合には、スイッチ回路58が端子58A側に切
り替えられる。ハードディスクドライブ80からの再生
画面を映出する場合には、スイッチ回路58が端子58
B側に切り替えられる。
【0049】スイッチ回路58の出力が映像出力回路5
9に供給される。映像出力回路59は、スイッチ回路5
8からのコンポーネットビデオ信号Y,U,Vから、3
原色信号R,G,Bを形成するマトリクス回路と、この
3原色信号R,G,Bをドライブしてカラー受像管61
に供給するための映像増幅回路とを有する。映像出力回
路59で、スイッチ回路58からのコンポーネットビデ
オ信号Y,U,Vが3原色信号R,G,Bに変換され、
カラー受像管61に供給される。
【0050】また、中間周波数回路53の出力の例えば
4.5MHzのビート成分から検波れた音声信号は、音
声復調回路62に供給される。音声復調回路62で、オ
ーディオ信号が復調される。このオーディオ信号がオー
ディオソース切り替えスイッチ63の入力端子63Aに
供給される。
【0051】オーディオソース切り替えスイッチ63の
他方の端子63Bには、外部オーディオ入力端子64か
らのオーディオ信号が供給される。オーディオソース切
り替えスイッチ63により、受信されたテレビジョン放
送に基づくオーディオ信号と、外部オーディオ入力端子
64からのオーディオ信号とが選択される。
【0052】オーディオソース切り替えスイッチ63の
出力は、スイッチ回路65の端子65Aに供給されると
共に、A/Dコンバータ75に供給される。スイッチ回
路65の他方の入力端子65Bには、D/Aコンバータ
87の出力が供給される。
【0053】スイッチ回路65は、受信しているテレビ
ジョン放送又は外部オーディオ入力端子64からのオー
ディオ信号と、ハードディスクドライブ80から再生さ
れたオーディオ信号との切り替えを行なうものである。
スイッチ回路65は、記録/再生コントローラ77によ
り制御される。すなわち、記録/再生コントローラ77
からの制御信号がシステムコントローラ50を介してス
イッチ回路58に対して供給される。受信しているテレ
ビジョン放送又は外部オーディオ入力端子64からのオ
ーディオ信号を出力する場合には、スイッチ回路65が
端子65A側に切り替えられる。ハードディスクドライ
ブ80からのオーディオ信号を出力する場合には、スイ
ッチ回路65が端子65B側に切り替えられる。
【0054】スイッチ回路65の出力がオーディオアン
プ66に供給される。オーディオアンプ66で、スイッ
チ回路65からのオーディオ信号が増幅される。このオ
ーディオ信号がスピーカ67に供給される。
【0055】ビデオ信号処理回路57からのコンポーネ
ントビデオ信号Y,U,Vは、A/Dコンバータ71に
供給される。A/Dコンバータ71で、ビデオ信号処理
回路57からのコンポーネントビデオ信号がディジタル
化される。A/Dコンバータ71の出力がフィールドメ
モリ72に供給される。この実施の一形態においては、
ビデオデータは、間引き率が1/4で間引きされる。し
たがって、フィールドメモリ72には、4フィールド毎
にビデオデータが書き込まれる。
【0056】フィールドメモリ72の出力が画像圧縮回
路73に供給される。画像圧縮回路73で、このコンポ
ーネントビデオ信号が圧縮される。画像の圧縮方式とし
ては、例えば、モーションJPEGが用いられる。画像
圧縮回路73で圧縮されたビデオデータは、例えばFI
FO(First In,First Out)からなるバッファメモリ74
に一時的に書き込まれる。
【0057】オーディオソース切り替え回路63からの
オーディオ信号は、A/Dコンバータ75に供給され
る。A/Dコンバータ75で、オーディオソース切り替
え回路63からのオーディオ信号がディジタル化され
る。A/Dコンバータ75の出力が音声圧縮回路76に
供給される。音声圧縮回路76で、オーディオ信号が圧
縮される。音声の圧縮方式としては、例えば、ノンリニ
アPCMが用いられる。音声圧縮回路76で圧縮された
オーディオ信号は、例えばFIFO(First In,First Ou
t)からなるバッファメモリ95に一時的に書き込まれ
る。
【0058】記録/再生コントローラ77の制御に基づ
き、バッファメモリ74および95からビデオデータお
よびオーディオデータが読み出される。読み出されたこ
れらのデータは、バス78を介してハードディスクドラ
イブ80に対して書き込まれる。
【0059】このハードディスクドライブ80に対する
データの書き込みは、上述の従来技術で図7を用いて説
明したように、間引きされた1フィールド分のビデオデ
ータと、このビデオデータを先頭とする、連続した4フ
ィールド分に対応するオーディオデータとが組み合わさ
れてなる1組のデータを単位としてなされる。連続した
4フィールド分のオーディオデータが先頭に格納され、
その後ろに、対応するビデオデータが1フィールド分格
納される。ハードディスクドライブ80のアドレスに対
して、この1組とされたデータがそれぞれ時系列的に連
続して配置される。
【0060】ハードディスクドライブ80に記録されて
いるビデオデータおよびオーディオデータは、記録/再
生コントローラ77の制御の基に、再生される。ハード
ディスクドライブ80から読み出され再生されたオーデ
ィオデータは、バス78を介して、例えばFIFOから
なるバッファメモリ96に一時的に書き込まれる。同様
に、ハードディスクドライブ80から読み出され再生さ
れたビデオデータは、バス78を介して、例えばFIF
Oからなるバッファメモリ81に一時的に書き込まれ
る。
【0061】記録/再生コントローラ77の制御に基づ
き、バッファメモリ81からビデオデータが読み出され
る。ビデオデータは、間引き率1/4で間引きされてい
るため、4フィールドの間、バッファメモリ81から同
じデータが繰り返し読み出される。読み出されたビデオ
データは、画像伸長回路82に供給される。画像伸長回
路82で、例えばモーションJPEGで圧縮されていた
ビデオデータから、コンポーネントビデオデータY,
U,Vが形成される。画像伸長回路82の出力が、マル
チ画面を形成するための画像処理回路83、フィールド
メモリ84を介して、D/Aコンバータ85に供給され
る。D/Aコンバータ85で、ディジタルビデオ信号が
アナログビデオ信号に変換される。このD/Aコンバー
タ85の出力がスイッチ回路58の端子58Bに供給さ
れる。
【0062】また、記録/再生コントローラ77の制御
に基づき、バッファメモリ96からオーディオデータが
読み出される。読み出されたオーディオデータは、音声
伸長/話速変換回路86に供給される。音声伸長/話速
変換回路86の出力がD/Aコンバータ87に供給され
る。D/Aコンバータ87によりディジタルオーディオ
信号がアナログオーディオ信号に変換される。このD/
Aコンバータ87の出力がスイッチ回路65の端子65
Bに供給される。
【0063】システムコントローラ50は、テレビジョ
ン受像機1の全体の制御を行なっている。システムコン
トローラ50と、記録/再生処理コントローラ77と
は、双方向に接続される。
【0064】システムコントローラ50には、受光部9
2を介して、リモートコマンダ2から入力が与えられ
る。このリモートコマンダ2からの入力に基づいて、各
種の動作が設定される。システムコントローラ50の出
力が表示発生回路94に供給される。表示発生回路94
からは、各種の動作設定状態を示す表示信号が発生され
る。この表示発生回路94の出力が映像出力回路59に
供給され、各種の動作状態が画面上に表示される。
【0065】次に、この発明による、2倍速再生を行う
際のハードディスクドライブ80に対するアクセス方法
について説明する。なお、書き込みならびに1倍速での
読み出しは、上述の従来技術において図10を用いて説
明した方法と全く同一なので、省略する。
【0066】この発明においては、2倍速再生を行う際
には、4フィールド分のオーディオデータと、このオー
ディオデータに続くビデオデータと、さらにこのビデオ
データに続く4フィールド分のオーディオデータとが1
組として読み出しがなされる。
【0067】図4は、この2倍速再生の際のデータの読
み出しを概念的に示す。図4Aに一例が示されるよう
に、ハードディスクドライブ80において、連続した4
フィールド分のオーディオデータf0 に後続してこのオ
ーディオデータf0 に対応した1フィールド分のビデオ
データc0 が配置され、このビデオデータc0 に後続し
て次の4フィールド分のオーディオデータf4 が配置さ
れ、さらにこのオーディオデータに後続してこのオーデ
ィオデータf4 に対応したビデオデータc4 が配置され
る。以下同様にして、4フィールド分のオーディオデー
タと対応する1フィールド分のビデオデータからなる1
組のデータがそれぞれ時系列的に連続して配置される。
1倍速での再生の際には、図4Bに示されるように、こ
の1組を単位として、A,B,C,・・・というよう
に、順次連続的にデータが読み出される。
【0068】2倍速再生の際には、図4Cに示されるよ
うに、例えばオーディオデータf0およびビデオデータ
0 とからなる1組のデータに続けて、さらに次の組の
オーディオデータf4 が読み出される。そして、次の読
み出しの際には、オーディオデータf4 と組であるビデ
オデータc4 が飛び越され、次の組のデータ、すなわ
ち、オーディオデータf8 とビデオデータc8 が読み出
され、さらに続けて次の組のオーディオデータf12が読
み出される。このように、この発明では、2倍速再生の
際には、A’,B’,C’,・・・というように、ビデ
オデータは1つ置きに、オーディオデータは連続的に読
み出される。
【0069】図5は、この2倍速再生の際のディスクア
クセス方法の一例を示す。当然であるが、入力映像信号
および入力音声信号の供給は、図5Aおよび図5Bに示
されるように、1倍速再生の場合と全く同様になされ
る。
【0070】2倍速再生の際のハードディスクドライブ
80に対するデータの書き込みおよび読み出しは、次の
ようになされる。図5Aおよび図5Bに示されるよう
に、A/D変換回路71および75に対して映像および
音声信号がそれぞれ供給される。各区切りは、1フィー
ルドに対応している。この供給された映像および音声信
号が上述した所定の処理を介してビデオデータおよびオ
ーディオデータに変換され、ビデオデータがバッファメ
モリ74に書き込まれ、オーディオデータがバッファメ
モリ95に書き込まれる。
【0071】信号a0 〜a3 までの4フィールド分の時
間が経過すると、図5Cに一例が示されるように、入力
音声信号の最初の4フィールド分の音声信号b0 〜b3
が圧縮符号化されたオーディオデータ(まとめてオーデ
ィオデータe0 と称する)がディスク80の所定領域に
書き込まれ、後続するアドレスに、対応する4フィール
ドの入力映像信号の信号a0 〜a3 の期間における最初
の1フィールドに基づくビデオデータa0 が書き込まれ
る。これで、オーディオデータとビデオデータとからな
る1組のデータが書き込まれる。
【0072】同様に、次の1組のデータの書き込みは、
信号a4 〜a7 までの4フィールド分の時間の経過を待
ってなされる。この例では、次の1組のデータの書き込
みは、ビデオデータa0 のアドレスに続けてなされる。
【0073】スイッチ回路58および65で端子58B
および65Bがそれぞれ選択されている場合には、リア
ルタイム放送による映像および音声信号がカラー受像管
61およびスピーカ67に対して出力される。図5Gの
モニタ出力で、映像信号a0〜a6 および対応する音声
信号b0 〜b6 とがこれに相当する。
【0074】次に、ハードディスクドライブ80からの
データの読み出しについて説明する。例えばリモートコ
マンダ2の2倍速キー22を押すことによって、2倍速
再生が指定される。この例では、図5に時点Aで示され
る位置で、時間t0 だけ遡った位置からのデータを2倍
速再生するように指定されたものとする。
【0075】2倍速再生の指示がシステムコントローラ
50を介して記録/再生コントローラ77に供給され、
ハードディスクドライブ80からのデータの読み出しが
開始される。ハードディスクドライブ80のアドレス上
で、対応するデータが書き込まれたアドレス、すなわ
ち、時間t0 だけ遡った時刻に書き込みが行われたアド
レスがアクセスされる。
【0076】ハードディスクドライブ80からの読み出
しは、ディスクアクセスに要する時間が考慮される。こ
の例では、図5Dに示されるように、書き込みと読み出
しとの間に、時間tが設けられる。なお、この時間t
は、各々の書き込みと読み出しとの間で互いに等しい必
要は無い。読み出されたオーディオデータおよびビデオ
データは、それぞれバッファメモリ96および81に対
して書き込まれる。
【0077】例えば、図5Dに示される例で、先ず、オ
ーディオデータf0 が読み出され、バッファメモリ96
に対して書き込まれる。続けてビデオデータc0 が読み
出され、バッファメモリ81に対して書き込まれる。こ
のビデオデータc0 の読み出しに続けて、さらに、次の
組のオーディオデータf4 が読み出される。読み出され
たオーディオデータf4 は、バッファメモリ96に書き
込まれる。一方、バッファメモリ81に対するビデオデ
ータの書き込みが終了した次のフィールドに同期させ、
バッファメモリ81からビデオデータc0 が読み出され
る。
【0078】なお、この2倍速の読み出しにおいて、上
述の1倍速の場合と比べ、ビデオデータc0 に続けて読
み出されるオーディオデータf4 の分だけディスクに対
するアクセス時間が長くなっている。しかしながら、オ
ーディオデータは、ビデオデータに比べ十分サイズが小
さいため、ディスクアクセスに要する時間tの確保にに
ついて問題は生じない。
【0079】バッファメモリ81から読み出されたビデ
オデータc0 は、映像伸長回路82に供給され、リアル
タイムで圧縮符号化を解かれ伸長される。このバッファ
メモリ81からのビデオデータc0 の読み出しおよび伸
長は、フィールド毎に、4フィールドの期間繰り返して
行われる。これにより、例えば図5Eに示されるよう
に、ビデオデータc0 が4フィールド分繰り返される。
伸長されたビデオデータc0 は、画面処理回路83を介
してD/A変換回路85に供給される。そして、このビ
デオデータc0 は、D/A変換回路85でアナログ映像
信号とされ、スイッチ回路58の端子58Bに供給され
る。
【0080】バッファメモリ96からのオーディオデー
タf0 およびf4 の読み出しは、映像信号と同期して行
われる。バッファメモリ96から読み出されたオーディ
オデータf0 およびf4 は、音声伸長/話速変換回路8
6に供給され、リアルタイムで圧縮符号化を解かれ伸長
され、さらに話速変換される。
【0081】2倍速再生の場合、ビデオデータc0 が4
フィールド分繰り返して読み出されるのに対して、オー
ディオデータは、オーディオデータf0 およびf4 の8
フィールド分ある。そこで、この8フィールド分のオー
ディオデータf0 およびf4を4フィールド内で再生す
るために、話速変換が施される。音声伸長/話速変換回
路86は、例えばDSP(Digital Signal Processor)か
らなり、供給されたオーディオデータに対して、サンプ
リング単位での1/2の間引きおよびフィルタリング処
理が施されることによって、話速変換がなされる。
【0082】伸長および話速変換されたオーディオデー
タf0 およびf4 は、D/A変換回路87を介してアナ
ログ音声信号とされ、スイッチ回路65の端子65Bに
供給される。これにより、1フィールドに対して2フィ
ールド分のデータが連続的に詰め込まれた音声信号が得
られる。すなわち、図5Fに一例が示されるように、映
像信号c0 に対応した音声信号d0 〜d3 と、次の映像
信号c4 に対応した音声信号d4 〜d8 とが連続的に2
倍速で得られる。
【0083】映像伸長回路82または音声伸長/話速変
換回路86の伸長動作の開始と同期して、記録/再生コ
ントローラ77の制御に基づき、スイッチ回路58およ
び65において、端子58Bおよび端子65Bがそれぞ
れ選択される。これにより、当初、端子58Aおよび端
子65Aがそれぞれ選択され、スイッチ回路58,65
にそれぞれ供給されていた、リアルタイム放送による映
像信号および音声信号の代わりに、D/A変換回路85
および87から出力された映像信号および音声信号がス
イッチ回路58および65からそれぞれ出力される。
(図5G)。
【0084】このような、ハードディスクドライブ80
に対する書き込みおよび読み出しを交互に行う。ビデオ
データは、1つ置きに読み出され、オーディオデータ
は、ビデオデータの直前と直後に連続して配置されるデ
ータが読み出される。
【0085】すなわち、前回の書き込み(オーディオデ
ータe0 およびビデオデータa0 )の開始から4フィー
ルド分の時間が経過した時点で、上述のオーディオデー
タf0 ,f4 ,およびビデオデータc0 の読み出しが既
に終了している。そこで、次のデータ(オーディオデー
タe4 およびビデオデータa4 )の書き込みが上述と同
様の処理によってなされ、書き込みが終了すると、時間
tを待って次のデータ(オーディオデータf8 ,f12
およびビデオデータc8 )の読み出しがなされる。
【0086】このように2倍速の際の読み出しを制御す
ることで、図5Gに示されるように、音声信号が2倍速
で連続的に再生される。すなわち、1フィールド期間に
2フィールド分のオーディオデータが連続的に読み出さ
れ、再生される。オーディオデータは、連続しており、
2倍速再生の際も消音する必要がない。
【0087】なお、上述では、この発明が2倍速再生に
対して適用されるように説明したが、これはこの例に限
定されること無く、3倍速,4倍速,・・・というよう
に、n倍速再生に適用することができる。すなわち、再
生時に、オーディオデータとビデオデータとの組を(n
−1)個置きに読み出し、読み出されたこの1組のデー
タに続く(n−1)組のデータのそれぞれからオーディ
オデータを読み出すことによって、n倍速再生が可能と
される。読み出されたオーディオデータは、例えば音声
伸長/話速変換回路86で1/nの速度に話速変換され
る。nの値は、話速変換後の音声信号の連続性やハード
ディスクドライブ80に対するアクセスのタイミングを
考慮した上で決めると好ましい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、2倍速再生の際にも、全てのオーディオデータをハ
ードディスクドライブから読み出すことができ、音声の
連続性が保たれる効果がある。また、それにより、2倍
速再生の際にも、消音することなく音声を出力すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す略線図である。
【図2】テレビジョン受像機を操作するためのリモート
コマンダの構成の一例を示す略線図である。
【図3】この発明が適用されたテレビジョン受像機の構
成の一例を示すブロック図である。
【図4】2倍速再生の際のデータの読み出しを示す概念
図である。
【図5】2倍速再生の際のディスクアクセス方法の一例
を示す略線図である。
【図6】従来技術による、番組を絶えず記録媒体に記録
するようなテレビジョン受像機に用いられる、映像音声
記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図7】オーディオデータおよびビデオデータからなる
1組のデータの例を示す略線図である。
【図8】1倍速再生の際のディスクアクセス方法の一例
を示す略線図である。
【図9】ハードディスクドライブに書き込まれ記録され
たデータを示す概念図である。
【図10】従来技術による、2倍速再生の際のディスク
アクセス方法の一例を示す略線図である。
【符号の説明】
1・・・テレビジョン受像機、2・・・リモートコマン
ダ、3・・・画面、4・・・ハードディスクドライブ
部、16・・・番組ポーズキー、19・・・キャンセル
キー、21・・・高速逆転再生キー、23・・・高速正
転再生キー、50・・・システムコントローラ、58,
65・・・スイッチ回路、74,81,95,96・・
・バッファメモリ、77・・・記録/再生コントロー
ラ、80・・・ハードディスクドライブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号および映像信号を記録する記録媒
    体と、 上記記録媒体への上記記録と上記記録媒体からの再生と
    を並行して行うように制御する記録媒体制御手段とを有
    し、 上記記録は、所定期間の上記音声信号と上記映像信号と
    が1組としてなされ、上記再生は、上記所定期間の上記
    映像信号が(n−1)個置きに読み出され、該(n−
    1)個置きの読み出しの際に、上記1組の上記映像信号
    と上記音声信号と、上記1組の上記映像信号と上記音声
    信号とに続く(n−1)個の上記音声信号のそれぞれと
    を上記記録媒体から読み出すことを特徴とする映像音声
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の映像音声記録再生装置
    において、 上記nは2であることを特徴とする映像音声記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】音声信号および映像信号を記録媒体に記録
    するステップと、 上記記録媒体への上記記録と上記記録媒体からの再生と
    を制御するステップとを有し、 上記記録は、所定期間の上記音声信号と上記映像信号と
    が1組としてなされ、上記再生は、上記所定期間の上記
    映像信号が(n−1)個置きに読み出され、該(n−
    1)個置きの読み出しの際に、上記1組の上記映像信号
    と上記音声信号と、上記1組の上記映像信号と上記音声
    信号とに続く(n−1)個の上記音声信号のそれぞれと
    を上記記録媒体から読み出すことを特徴とする映像音声
    記録再生方法。
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