JPH10303197A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH10303197A
JPH10303197A JP10725297A JP10725297A JPH10303197A JP H10303197 A JPH10303197 A JP H10303197A JP 10725297 A JP10725297 A JP 10725297A JP 10725297 A JP10725297 A JP 10725297A JP H10303197 A JPH10303197 A JP H10303197A
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JP
Japan
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insulating film
aluminum wiring
semiconductor device
manufacturing
resist
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Application number
JP10725297A
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English (en)
Inventor
Izumi Murozono
泉 室園
Masafumi Shishino
政文 宍野
Masashi Hamanaka
雅司 濱中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置のアルミニウム配線形成等のドラ
イエッチ工程等で形成される反応生成物、再付着物、レ
ジスト残さ等を除去する後処理において、アルミニウム
配線や絶縁膜等のエッチ量を抑える。 【解決手段】 アルミニウム配線をレジスト1をマスク
にドライエッチで形成する工程において発生した反応生
成物7およびレジスト残さ8を除去する後処理で、酸ア
ミド系溶剤(ジメチルホルムアミド)と有機カルボン酸
塩(テトラメチルアンモニウムギ酸塩)およびフッ素化
合物(フッ化アンモニウム)と水とを混合した中性の混
合溶液を用いて処理することにより、反応生成物7およ
びレジスト残さ8を除去でき、さらに、反射防止膜2、
下地のアルミニウム配線3、バリアメタル4および絶縁
膜5のエッチ量を最小限に抑え、腐食のないアルミニウ
ム配線を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程において、アルミ
ニウム電極配線やアルミニウム配線層間のコンタクトホ
ールをドライエッチで形成する際、反応生成物も同時に
形成され、この反応生成物は、アルミニウム配線の側壁
部およびコンタクトホールの内部に、ラビットイヤー状
あるいはクラウン状に形成される。また、タングステン
や絶縁膜等のエッチバック工程でも、反応生成物や再付
着物が形成され、プラズマでアタックされたレジスト残
さ等が残存してしまう。反応生成物は、フッ素、塩素、
カーボン、アルミニウム等を含んだプラズマ重合膜であ
るため、その後にアッシングを実施してもこの反応生成
物は除去されない。また、プラズマでアタックされたレ
ジスト膜や再付着した反応生成物も、ウェーハ上に残っ
てしまう。最終的には、この反応生成物や再付着物およ
びレジスト残さを完全に除去しなくてはならない。その
ため、この反応生成物や再付着物およびレジスト残さを
除去する方法として、強酸、弱アルカリ溶液、有機アル
カリ系等の薬液を用いて洗浄処理を行っているのが現状
である。
【0003】この薬液等を用いて行う洗浄処理として
は、例えば、ウェーハを石英やテフロン等の材質を用い
た薬液槽に上記の薬液を入れ、その中に浸漬させる方法
が一般的である。特に強酸である発煙硝酸を用いて処理
を行う場合には、処理温度は常温で、ある時間だけ発煙
硝酸液中にウェーハを浸漬し、その後、十分水洗を行っ
た後、ウェーハを乾燥させる方法をとる。また、有機系
薬液を用いる場合には、薬液の処理温度を上げ、制御し
ながら洗浄処理され、その後、水洗や有機溶剤置換と水
洗を組み合わせた方法をとる場合が多い。また、上記の
薬液等を温度コントロールして、それをノズルから吐出
させて、スプレー式洗浄や枚葉式でパドル洗浄等を行っ
て処理する方法もある。
【0004】このような反応生成物や再付着物等を除去
するための洗浄処理は、アルミニウム配線形成工程,ア
ルミニウム配線層間のコンタクトホール形成工程,タン
グステンエッチバック工程,絶縁膜のエッチバック工程
の他、絶縁膜のCMP平坦化工程,メタルCMP平坦化
工程,ワイヤとのコンタクトを取るための最上層絶縁膜
のドライエッチ工程,PIQ(ポリイミド樹脂)をマス
クにしてのドライエッチ工程等においても後処理として
行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の配線用洗浄薬液(強酸、弱アルカリ溶液、有機アルカ
リ系等)を用いて、後処理する方法では、アルミニウム
配線をアタックしてしまい腐食発生の原因となったり、
アルミニウム配線の膜厚が薄くなったり、配線幅が狭く
なるという問題があり、特に、強酸の薬液を使用して後
処理を行う場合は、アルミニウム配線の腐食発生が顕著
に現れるため、薬液処理後の水洗方法に独自の工夫を行
い、処理しているのが現状である。また、絶縁膜もエッ
チングされて、膜厚が薄くなったり、コンタクトホール
の径が大きくなったり、また、逆に不純物付着や化学酸
化による酸化膜成長などからコンタクト抵抗値が高くな
り、オーミックコンタクトを形成できないなどの問題も
ある。その結果、製造された半導体装置の歩留まり低下
や信頼性不良を引き起こすことになる。
【0006】この発明の目的は、上記課題を解決するも
ので、アルミニウム配線形成工程,アルミニウム配線層
間のコンタクトホール形成工程,タングステンエッチバ
ック工程,絶縁膜のエッチバック工程,絶縁膜のCMP
平坦化工程,メタルCMP平坦化工程,ワイヤとのコン
タクトをとるための最上層絶縁膜のドライエッチ工程,
PIQ(ポリイミド樹脂)をマスクにしてのドライエッ
チ工程等において、形成される反応生成物、再付着物、
レジスト残さ、アルカリイオン等を除去する後処理によ
るアルミニウム配線や絶縁膜等のエッチ量を抑えること
のできる半導体装置の製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置の製造方法は、レジストをマスクとしてアルミニウム
配線をドライエッチしてパターン形成した後、レジスト
を除去するアッシング処理を行う半導体装置の製造方法
であって、アッシング処理後に、酸アミド系溶剤と有機
カルボン酸塩とフッ素化合物と水とを混合したpHが中
性の混合溶液(以下「ELM−C30溶液」という)を
用いて、ドライエッチ時にアルミニウム配線の側壁に形
成された反応生成物およびアッシング処理後に残存した
レジスト残さを除去することを特徴とする。
【0008】このように、ドライエッチ時にアルミニウ
ム配線の側壁に形成された反応生成物およびアッシング
処理後に残存したレジスト残さを除去する際に、ELM
−C30溶液を用いることにより、他の不純物が付着す
ることもなく、アルミニウム配線のエッチ量を抑え、ア
ルミニウム配線の薄膜化や配線幅が狭くなるのを防止で
き、腐食のないアルミニウム配線を形成できる。
【0009】請求項2記載の半導体装置の製造方法は、
レジストをマスクとして下層のアルミニウム配線上の絶
縁膜をドライエッチして下層のアルミニウム配線が上層
のアルミニウム配線とコンタクトをとるためのコンタク
トホールを形成した後、レジストを除去するアッシング
処理を行う半導体装置の製造方法であって、アッシング
処理後に、ELM−C30溶液を用いて、ドライエッチ
時にコンタクトホールの内部に形成された反応生成物お
よびアッシング処理後に残存したレジスト残さを除去す
ることを特徴とする。 このように、ドライエッチ時に
コンタクトホールの内部に形成された反応生成物および
アッシング処理後に残存したレジスト残さを除去する際
に、ELM−C30溶液を用いることにより、コンタク
トホール内等に他の不純物が付着することもなく、絶縁
膜やアルミニウム配線のエッチ量を抑え、コンタクトホ
ールの径が大きくなることも防止できる。
【0010】請求項3記載の半導体装置の製造方法は、
コンタクトホールを形成した絶縁膜上およびコンタクト
ホールにタングステン膜を成長して、このタングステン
膜をエッチバックしてコンタクトホール内にタングステ
ンプラグを形成した後、絶縁膜上にタングステンプラグ
と接続されたアルミニウム配線を形成する半導体装置の
製造方法であって、タングステンプラグの形成後でアル
ミニウム配線の形成前に、ELM−C30溶液を用い
て、タングステン膜のエッチバック後にタングステンプ
ラグの表面に残存した反応生成物を除去することを特徴
とする。
【0011】このように、タングステン膜のエッチバッ
ク後にタングステンプラグの表面に残存した反応生成物
を除去する後処理の際に、ELM−C30溶液を用いる
ことにより、タングステンプラグ表面に他の付着物が付
着することもなく、タングステンプラグとその上に形成
するアルミニウム配線との安定した低抵抗コンタクトが
得られ、また、エッチバック後のタングステンプラグ表
面の後処理によるエッチ量を抑えることができる。
【0012】請求項4記載の半導体装置の製造方法は、
段差を有する絶縁膜上にレジストを塗布し、レジストと
絶縁膜とをドライエッチして平坦化するエッチバック工
程後に、絶縁膜上にアルミニウム配線を形成する半導体
装置の製造方法であって、エッチバック工程後でアルミ
ニウム配線の形成前に、ELM−C30溶液を用いて、
エッチバック後に絶縁膜の表面に付着した反応生成物お
よび残存したレジスト残さを除去することを特徴とす
る。
【0013】このように、エッチバック後に絶縁膜の表
面に付着した反応生成物および残存したレジスト残さを
除去する際に、ELM−C30溶液を用いることによ
り、平坦化した絶縁膜上に他の付着物が付着することも
なく、その上に形成するアルミニウム配線の形成を良好
にし、また、絶縁膜のエッチ量を抑え、絶縁膜の薄膜化
を防止できる。
【0014】請求項5記載の半導体装置の製造方法は、
段差を有する絶縁膜をスラリー溶液を用いてCMP(ケ
ミカル・メカニカル・ポリッシングマシン)により研磨
して平坦化した後に、絶縁膜上にアルミニウム配線を形
成する半導体装置の製造方法であって、絶縁膜を平坦化
した後でアルミニウム配線の形成前に、ELM−C30
溶液を用いて、平坦化した絶縁膜の表面に付着した付着
物を除去することを特徴とする。
【0015】このように、CMP平坦化によって絶縁膜
の表面に付着した付着物を除去する際に、ELM−C3
0溶液を用いることにより、平坦化した絶縁膜上に他の
付着物が付着することもなく、その上に形成するアルミ
ニウム配線の形成を良好にし、また、絶縁膜のエッチ量
を抑え、絶縁膜の薄膜化を防止できる。請求項6記載の
半導体装置の製造方法は、下層のアルミニウム配線上に
コンタクトホールを形成した絶縁膜のコンタクトホール
内に電極材料を埋め込み、電極材料をスラリー溶液を用
いてCMP(ケミカル・メカニカル・ポリッシングマシ
ン)により研磨して平坦化した後に、絶縁膜上に電極材
料と接続された上層のアルミニウム配線を形成する半導
体装置の製造方法であって、電極材料を平坦化した後で
上層のアルミニウム配線の形成前に、ELM−C30溶
液を用いて、平坦化した絶縁膜の表面に付着した付着物
を除去することを特徴とする。
【0016】このように、電極材料をスラリー溶液を用
いてCMP平坦化した絶縁膜の表面に付着した付着物を
除去する後処理の際に、ELM−C30溶液を用いるこ
とにより、平坦化した電極材料や絶縁膜上に他の付着物
が付着することもなく、上層のアルミニウム配線の形成
および電極材料とのコンタクトを良好にし、また、後処
理による平坦化した電極材料や絶縁膜のエッチ量を抑え
ることができる。
【0017】請求項7記載の半導体装置の製造方法は、
レジストをマスクとしてアルミニウム配線上の絶縁膜を
ドライエッチしてアルミニウム配線がワイヤとコンタク
トをとるための窓を形成した後、レジストを除去するア
ッシング処理を行う半導体装置の製造方法であって、ア
ッシング処理後に、ELM−C30溶液を用いて、ドラ
イエッチ時に絶縁膜の窓の内部に形成された反応生成物
およびアッシング処理後に残存したレジスト残さを除去
することを特徴とする。
【0018】このように、ドライエッチ時に絶縁膜の窓
の内部に形成された反応生成物およびアッシング処理後
に残存したレジスト残さを除去する際に、ELM−C3
0溶液を用いることにより、絶縁膜の窓に他の不純物が
付着することもなく、絶縁膜やアルミニウム配線のエッ
チ量を抑えることができる。請求項8記載の半導体装置
の製造方法は、ポリイミド樹脂をマスクとしてアルミニ
ウム配線上の絶縁膜をドライエッチしてアルミニウム配
線がワイヤとコンタクトをとるための窓を形成する半導
体装置の製造方法であって、絶縁膜に窓を形成後、EL
M−C30溶液を用いて、ドライエッチ時に絶縁膜の窓
の内部に形成された反応生成物を除去することを特徴と
する。
【0019】このように、ドライエッチ時に絶縁膜の窓
の内部に形成された反応生成物を除去する際に、ELM
−C30溶液を用いることにより、絶縁膜の窓に他の不
純物が付着することもなく、絶縁膜やアルミニウム配線
のエッチ量を抑えることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態;請求項1に対応〕図1は第1の実
施の形態における半導体装置の製造方法を示す工程順断
面図であり、アルミニウム配線を形成する工程を示す。
【0021】図1(A)は、アルミニウム配線形成用の
マスク合わせ後で、ドライエッチ前の状態である。ま
ず、シリコン基板6の上に、BPSG膜(700nm)
等の絶縁膜5が形成される。その上に、バリアメタル
(Ti/TiN:50/100nm)4、アルミニウム
配線(Al−Si−CuおよびAl−Cu:700n
m)3、反射防止膜(TiN:30nm)2がスパッタ
等で形成されたのち、レジスト塗布、続いてマスク合わ
せを行い、ドライエッチ時のマスクとなるレジスト1が
形成される。
【0022】図1(B)は、アルミニウム配線3をドラ
イエッチした後の状態である。アルミニウム配線3とと
もにバリアメタル4と反射防止膜2をドライエッチす
る。このドライエッチ時に同時に、反応生成物7が側壁
に形成されている。この反応生成物7は、ラビットイヤ
ー状に形成され、その成分は、AlF3 のプラズマ重合
膜である。ドライエッチ直後は、アルミニウム配線3の
側壁部の腐食対策になっている。しかしながら、最終的
には洗浄等で完全に除去しなくてはならない。
【0023】図1(C)は、レジスト1を除去したアッ
シング後の状態を示している。反応生成物7およびプラ
ズマでアタックされたレジスト残さ8は、アッシング後
でも除去されず、アルミニウム配線3の側壁や反射防止
膜2上に残ったままの状態になる。この後、反応生成物
7とレジスト残さ8を除去するための後処理として、酸
アミド系溶剤(ジメチルホルムアミド)と有機カルボン
酸塩(テトラメチルアンモニウムギ酸塩)とフッ素化合
物(フッ化アンモニウム)と水とを混合したpHが中性
の混合溶液(ELM−C30溶液)を用いて処理を行
う。処理方法としては、バッチ式の浸漬方式やスプレー
方式、枚葉式のスピン方式等で処理できる。処理時間と
しては、浸漬方式で5〜10分、スプレー方式では10
分、またスピン方式のパドル洗浄では5分程度である。
【0024】図1(D)は、上記のELM−C30溶液
を用いて後処理した状態を示す。アッシング後に除去さ
れずに残っていたラビットイヤー状の反応生成物7およ
びレジスト残さ8は、除去されている。この実施の形態
では、ELM−C30溶液の液温を23℃に設定して、
上記の各洗浄方式で後処理を行なったが、いずれの洗浄
方式によっても、反応生成物8やレジスト残さ8等を除
去でき、また、この後処理による反射防止膜2、アルミ
ニウム配線3、バリアメタル4および絶縁膜5のエッチ
量を最小限に抑え、腐食のないアルミニウム配線を形成
することができた。
【0025】なお、ELM−C30溶液の好ましい配合
比の一例は、酸アミド系溶剤(ジメチルホルムアミド)
が10%,有機カルボン酸塩(テトラメチルアンモニウ
ムギ酸塩)が40%,フッ素化合物(フッ化アンモニウ
ム)が1%,水が49%である。また、さらに好ましい
配合比の一例は、酸アミド系溶剤(ジメチルホルムアミ
ド)が10%,有機カルボン酸塩(テトラメチルアンモ
ニウムギ酸塩)が50%,フッ素化合物(フッ化アンモ
ニウム)が1%,水が39%であり、この場合アルミニ
ウム配線等の金属配線へのアタックを抑えるのにより有
効である。また、有機カルボン酸塩の配合比およびフッ
素化合物の配合比を変えることは、アルミニウム配線等
の金属配線へのアタック量をコントロールする上で非常
に有効である。
【0026】〔第2の実施の形態;請求項2に対応〕図
2は第2の実施の形態における半導体装置の製造方法を
示す工程順断面図であり、上層と下層のアルミニウム配
線間の絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程を示
す。図2(A)は、コンタクトホール形成用マスク合わ
せ後で、ドライエッチ前の状態である。シリコン基板1
3上に、下層のアルミニウム配線12、反射防止膜(T
iN:30nm)11、絶縁膜(TEOS:700n
m)10が形成され、その上に、レジスト9が塗布され
パターン形成されている。
【0027】図2(B)は、レジスト9をマスクに、絶
縁膜10とアルミニウム配線12上の反射防止膜11と
をドライエッチしてコンタクトホールを形成したドライ
エッチ処理後の状態である。コンタクトホールの側壁に
クラウン状の反応生成物14が形成されている。図2
(C)は、レジスト9を除去したアッシング後の状態で
ある。反応生成物14は、アッシング後でも除去されて
いない。また、プラズマでアタックされたレジスト9も
除去されずに、絶縁膜10の上にレジスト残さ15とし
て存在している。
【0028】図2(D)は、ELM−C30溶液で後処
理を行った状態である。コンタクトホールの側壁および
その上部に突き出したクラウン状の反応生成物14や絶
縁膜10上のレジスト残さ15は、除去されている。こ
の実施の形態では、後処理の方法としては、図1のアル
ミニウム配線形成と同様、浸漬方式とスピン方式で行っ
た。浸漬方式では、処理時間5分、処理温度23℃、水
洗時間15分、スピン乾燥は1000回転で3分行っ
た。また、スピン方式では、3分間パドル洗浄を行った
後、水洗1分、乾燥は3000回転で30秒行った。な
お、いずれの方法も、反応生成物14や再付着物、レジ
スト残さ15等が除去されていること、また、安定した
低抵抗コンタクトが形成されていることを、大規模コン
タクトチェーンを用いて評価し確認した。また、後処理
による絶縁膜10、反射防止膜11およびアルミニウム
配線12等のエッチ量も、第1の実施の形態同様、最小
限に抑えることができた。
【0029】なお、ELM−C30溶液の配合比につい
ては、第1の実施の形態で述べた通りである。 〔第3の実施の形態;請求項3に対応〕図3は第3の実
施の形態における半導体装置の製造方法を示す工程順断
面図であり、上層と下層のアルミニウム配線間またはシ
リコン基板上に形成されコンタクトホールを有する絶縁
膜の上およびコンタクトホールに、タングステン膜を成
長させ、このタングステン膜をエッチバックするタング
ステンプラグ形成の工程を示す。
【0030】図3(A)は、絶縁膜18にコンタクトホ
ールを形成した後、密着層(TiN/Ti:50/30
nm)17とタングステン膜(W:800nm)16と
を成長した状態である。なお、19は、シリコン基板の
場合もあり、アルミニウム配線(下層)の場合もある。
図3(B)は、タングステン膜16をエッチバックした
後の状態である。ただし、タングステン膜16の下の密
着層17までエッチバックする場合もある。タングステ
ン膜16上および密着層17上に、フッ化物系および硫
黄系の反応生成物20が残存している。
【0031】図3(C)は、ELM−C30溶液で後処
理を行った状態である。タングステン膜16および密着
層17上に残存していた反応生成物20は、除去されて
いる。処理方法としては、スプレー方式で、液温23
℃、処理時間は5分で行った。なお、ELM−C30溶
液で後処理した後、タングステン膜16に接続されるア
ルミニウム配線を形成するが、反応生成物20が除去さ
れ、他の不純物の付着もなく、タングステン膜16上の
アルミニウム配線と安定した低抵抗コンタクトを得るこ
とができる。また、第1の実施の形態同様、後処理によ
るタングステン膜16や密着層17のエッチ量を最小限
に抑えることができる。
【0032】なお、ELM−C30溶液の配合比につい
ては、第1の実施の形態で述べた通りである。 〔第4の実施の形態;請求項4に対応〕図4は第4の実
施の形態における半導体装置の製造方法を示す工程順断
面図であり、アルミニウム配線形成前の絶縁膜上にレジ
ストを塗布し、エッチバックするレジストエッチバック
工程を示す。
【0033】図4(A)は、シリコン基板23上に形成
された段差のある絶縁膜22上にレジスト21を塗布し
たエッチバック前の状態である。図4(B)は、エッチ
バック後の状態であり、絶縁膜22上にレジスト残さ2
1と反応生成物24が見られる。図4(C)は、ELM
−C30溶液で後処理を行った状態である。絶縁膜22
上に残存していたレジスト残さ21や反応生成物24
は、除去されている。処理方法としては、スプレー方式
で、液温23℃、処理時間は5分で行った。なお、この
後、絶縁膜22上にアルミニウム配線を形成することに
なる。
【0034】この実施の形態によれば、レジスト残さ2
1や反応生成物24を除去する後処理による絶縁膜22
のエッチ量を最小限に抑え、絶縁膜22の膜厚が薄くな
りすぎることもない。また、絶縁膜22上に付着物がな
く、その上のアルミニウム配線を良好に形成することが
できる。なお、ELM−C30溶液の配合比について
は、第1の実施の形態で述べた通りである。
【0035】〔第5の実施の形態;請求項4に対応〕図
5は第5の実施の形態における半導体装置の製造方法を
示す工程順断面図であり、上層と下層のアルミニウム配
線間の絶縁膜のレジストエッチバック工程を示す。図5
(A)は、下層のアルミニウム配線29上に絶縁膜26
を形成した後に、レジスト25を塗布したエッチバック
前の状態である。27は絶縁膜、28はシリコン基板で
ある。図5(B)は、エッチバック後の状態で、絶縁膜
26上のアルミニウム配線段差部のくぼみにレジスト残
さ30や反応生成物31が残存している。図5(C)
は、ELM−C30溶液で後処理を行った状態である。
絶縁膜26上に残存していたレジスト残さ30や反応生
成物31は、除去されている。処理方法としては、スプ
レー方式で、液温23℃、処理時間は5分で行った。な
お、この後、絶縁膜26上に上層のアルミニウム配線を
形成することになる。
【0036】この実施の形態によれば、第4の実施の形
態と同様、後処理による絶縁膜26のエッチ量を最小限
に抑え、絶縁膜26の膜厚が薄くなりすぎることもな
い。また、絶縁膜26上に付着物がなく、その上のアル
ミニウム配線を良好に形成することができる。なお、E
LM−C30溶液の配合比については、第1の実施の形
態で述べた通りである。
【0037】〔第6の実施の形態;請求項5に対応〕図
6は第6の実施の形態における半導体装置の製造方法を
示す工程順断面図であり、上層と下層のアルミニウム配
線間の絶縁膜をスラリー溶液(アルカリ系研磨液)等を
用いて研磨するCMP平坦化工程を示す。図6(A)
は、下層のアルミニウム配線35上に絶縁膜32を形成
したCMP平坦化前の状態である。33は絶縁膜、34
はシリコン基板である。図6(B)は、CMP平坦化後
の状態で絶縁膜32が研磨され、その上に研磨液中に含
まれるアルカリイオン等を含む再付着物36が残存して
いる。図6(C)は、ELM−C30溶液で後処理を行
った状態である。CMPで平坦化された絶縁膜32上に
付着していたアルカリイオン等を含む再付着物36は、
除去されている。処理方法としては、スプレー方式で、
液温23℃、処理時間は5分で行った。なお、この後、
絶縁膜32上に上層のアルミニウム配線を形成すること
になる。
【0038】この実施の形態によれば、第5の実施の形
態と同様の効果が得られる。なお、ELM−C30溶液
の配合比については、第1の実施の形態で述べた通りで
ある。 〔第7の実施の形態;請求項6に対応〕図7は第7の実
施の形態における半導体装置の製造方法を示す工程順断
面図であり、上層と下層のアルミニウム配線間でコンタ
クトホールを有する絶縁膜において、そのコンタクトホ
ール内に電極材料を埋め込んだ後、電極材料をCMPで
研磨して平坦化する工程を示す。
【0039】図7(A)は、下層のアルミニウム配線4
0上の絶縁膜39bにコンタクトホールを形成し、その
コンタクトホール内に密着層38と電極材料(タングス
テン、アルミニウム合金、銅合金等)37を形成し埋め
込んだ状態である。なお、コンタクトホールの形成前
は、絶縁膜39a上にアルミニウム配線40が形成さ
れ、そのアルミニウム配線40は絶縁膜39bで覆われ
た状態である。図7(B)は、メタルCMP平坦化後の
状態であり、電極材料37、密着層38および絶縁膜3
9bが研磨され、その上に研磨液中に含まれるアルカリ
イオン等を含む再付着物41が残存している。図7
(C)は、ELM−C30溶液で後処理を行った状態で
ある。メタルCMPで平坦化された絶縁膜39b上に付
着していたアルカリイオン等を含む再付着物41は、除
去されている。処理方法としては、スプレー方式で、液
温23℃、処理時間は5分で行った。なお、この後、絶
縁膜39b上に電極材料37と接続される上層のアルミ
ニウム配線を形成することになる。
【0040】この実施の形態によれば、再付着物41が
除去され、他の不純物の付着もなく、電極材料37上に
形成する上層のアルミニウム配線と安定した低抵抗コン
タクトを得ることができる。また、後処理による電極材
料37や密着層38,絶縁膜39bのエッチ量を最小限
に抑えることができる。なお、ELM−C30溶液の配
合比については、第1の実施の形態で述べた通りであ
る。
【0041】〔第8の実施の形態;請求項7に対応〕図
8は第8の実施の形態における半導体装置の製造方法を
示す工程順断面図であり、アルミニウム配線とワイヤと
のコンタクトをとるため、レジストをマスクにしてドラ
イエッチで最上層絶縁膜の窓開けを行う工程を示す。図
8(A)は、最上層絶縁膜43をドライエッチするため
レジスト42の窓開けを行った状態である。44は反射
防止膜、45はアルミニウム配線、46はバリアメタ
ル、47は絶縁膜、48はシリコン基板である。図8
(B)は、絶縁膜43とアルミニウム配線45上の反射
防止膜44とをドライエッチした状態である。最上層絶
縁膜43のホール内部およびアルミニウム配線45上部
に反応生成物49が同時に形成されている。図8(C)
は、アッシング後の状態である。プラズマでアタックさ
れたレジストは、アッシング後でも除去されずレジスト
残さ50として絶縁膜43上に残存している。また、絶
縁膜43のホール内部の反応生成物49も除去されてい
ない。図8(D)は、ELM−C30溶液で後処理を行
った状態である。最上層絶縁膜43の上部およびホール
内部に残存していたレジスト残さ50や反応生成物49
は、除去されている。処理方法としては、スプレー方式
で、液温23℃、処理時間は5分で行った。なお、この
後、ワイヤが、絶縁膜43の窓を介してアルミニウム配
線45と直接接続される。
【0042】この実施の形態によれば、絶縁膜43上お
よび窓を開けたアルミニウム配線45上のレジスト残さ
50や反応生成物49を除去することができ、また、他
の付着物もなく、アルミニウム配線45とワイヤとの安
定した低抵抗コンタクトが得られる。また、後処理によ
る絶縁膜43、反射防止膜44およびアルミニウム配線
45等のエッチ量も、最小限に抑えることができる。
【0043】なお、ELM−C30溶液の配合比につい
ては、第1の実施の形態で述べた通りである。 〔第9の実施の形態;請求項8に対応〕図9は第9の実
施の形態における半導体装置の製造方法を示す工程順断
面図であり、アルミニウム配線とワイヤとのコンタクト
をとるため、PIQ(ポリイミド樹脂)をマスクにして
ドライエッチで最上層絶縁膜の窓開けを行う工程を示
す。
【0044】図9(A)は、最上層絶縁膜52をドライ
エッチするために、PIQ(ポリイミド樹脂)51の窓
開けを行った状態である。ちなみに、PIQ51の膜厚
は、50μm以下である。53は反射防止膜、54はア
ルミニウム配線、55はバリアメタル、56は絶縁膜、
57はシリコン基板である。図9(B)は、最上層絶縁
膜52とアルミニウム配線54上の反射防止膜53とを
ドライエッチした状態である。最上層絶縁膜52のホー
ル内部およびアルミニウム配線54上部に反応生成物5
8が同時に形成されている。図9(C)は、ELM−C
30溶液で後処理を行った状態である。最上層絶縁膜5
2のホール内部およびアルミニウム配線54上部に残存
していた反応生成物58は、除去されている。処理方法
としては、スプレー方式で、処理時間は1分で行った。
なお、この後、ワイヤが、絶縁膜52の窓を介してアル
ミニウム配線54と直接接続される。
【0045】この実施の形態によれば、第8の実施の形
態同様、アルミニウム配線54とワイヤとの安定した低
抵抗コンタクトが得られ、また、後処理による絶縁膜5
2、反射防止膜53およびアルミニウム配線54等のエ
ッチ量も、最小限に抑えることができる。なお、ELM
−C30溶液の配合比については、第1の実施の形態で
述べた通りである。
【0046】以上のようにこの発明の実施の形態によれ
ば、アルミニウム配線形成のドライエッチ工程,アルミ
ニウム配線層間のコンタクトホール形成のドライエッチ
工程,タングステンエッチバック工程,絶縁膜のエッチ
バック工程,絶縁膜のCMP平坦化工程,メタルCMP
平坦化工程,ワイヤとのコンタクトをとるための最上層
絶縁膜のドライエッチ工程,PIQ(ポリイミド樹脂)
をマスクにしてのドライエッチ工程等において、形成さ
れる反応生成物、再付着物、レジスト残さ、アルカリイ
オン等を除去する後処理に、ELM−C30溶液を用い
ることにより、アルミニウム配線や絶縁膜等のエッチ量
を抑え、安定した低抵抗コンタクト形成や腐食のないア
ルミニウム配線の形成が可能で、高歩留まり、高信頼性
の半導体装置を実現できる。
【0047】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、アルミ
ニウム配線形成のドライエッチ工程,アルミニウム配線
層間のコンタクトホール形成のドライエッチ工程,タン
グステンエッチバック工程,絶縁膜のエッチバック工
程,絶縁膜のCMP平坦化工程,メタルCMP平坦化工
程,ワイヤとのコンタクトをとるための最上層絶縁膜の
ドライエッチ工程,PIQ(ポリイミド樹脂)をマスク
にしてのドライエッチ工程等において、形成される反応
生成物、再付着物、レジスト残さ、アルカリイオン等を
除去する後処理に、酸アミド系溶剤と有機カルボン酸塩
とフッ素化合物と水とを混合したpHが中性の混合溶液
を用いることにより、アルミニウム配線や絶縁膜等のエ
ッチ量を抑え、安定した低抵抗コンタクト形成や腐食の
ないアルミニウム配線の形成が可能で、高歩留まり、高
信頼性の半導体装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態における半導体装
置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態における半導体装
置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態における半導体装
置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図4】この発明の第4の実施の形態における半導体装
置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図5】この発明の第5の実施の形態における半導体装
置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図6】この発明の第6の実施の形態における半導体装
置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図7】この発明の第7の実施の形態における半導体装
置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図8】この発明の第8の実施の形態における半導体装
置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図9】この発明の第9の実施の形態における半導体装
置の製造方法を示す工程順断面図である。
【符号の説明】
1 レジスト 2 反射防止膜 3 アルミニウム配線 4 バリアメタル 5 絶縁膜 6 シリコン基板 7 反応生成物 8 レジスト残さ 9 レジスト 10 絶縁膜 11 反射防止膜 12 アルミニウム配線 13 シリコン基板 14 反応生成物 15 レジスト残さ 16 タングステン膜 17 密着層 18 絶縁膜 19 シリコン基板またはアルミニウム配線 20 反応生成物 21 レジスト 22 絶縁膜 23 シリコン基板 24 反応生成物 25 レジスト 26 絶縁膜 27 絶縁膜 28 シリコン基板 29 アルミニウム配線 30 レジスト残さ 31 反応生成物 32 絶縁膜 33 絶縁膜 34 シリコン基板 35 アルミニウム配線 36 再付着物 37 電極材料 38 密着層 39a 絶縁膜 39b 絶縁膜 40 アルミニウム配線 41 再付着物 42 レジスト 43 絶縁膜 44 反射防止膜 45 アルミニウム配線 46 バリアメタル 47 絶縁膜 48 シリコン基板 49 反応生成物 50 レジスト残さ 51 PIQ(ポリイミド樹脂) 52 絶縁膜 53 反射防止膜 54 アルミニウム配線 55 バリアメタル 56 絶縁膜 57 シリコン基板 58 反応生成物

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジストをマスクとしてアルミニウム配
    線をドライエッチしてパターン形成した後、前記レジス
    トを除去するアッシング処理を行う半導体装置の製造方
    法であって、 前記アッシング処理後に、酸アミド系溶剤と有機カルボ
    ン酸塩とフッ素化合物と水とを混合したpHが中性の混
    合溶液を用いて、前記ドライエッチ時に前記アルミニウ
    ム配線の側壁に形成された反応生成物および前記アッシ
    ング処理後に残存したレジスト残さを除去することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 レジストをマスクとして下層のアルミニ
    ウム配線上の絶縁膜をドライエッチして前記下層のアル
    ミニウム配線が上層のアルミニウム配線とコンタクトを
    とるためのコンタクトホールを形成した後、前記レジス
    トを除去するアッシング処理を行う半導体装置の製造方
    法であって、 前記アッシング処理後に、酸アミド系溶剤と有機カルボ
    ン酸塩とフッ素化合物と水とを混合したpHが中性の混
    合溶液を用いて、前記ドライエッチ時に前記コンタクト
    ホールの内部に形成された反応生成物および前記アッシ
    ング処理後に残存したレジスト残さを除去することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 コンタクトホールを形成した絶縁膜上お
    よび前記コンタクトホールにタングステン膜を成長し
    て、このタングステン膜をエッチバックして前記コンタ
    クトホール内にタングステンプラグを形成した後、前記
    絶縁膜上にタングステンプラグと接続されたアルミニウ
    ム配線を形成する半導体装置の製造方法であって、 前記タングステンプラグの形成後で前記アルミニウム配
    線の形成前に、酸アミド系溶剤と有機カルボン酸塩とフ
    ッ素化合物と水とを混合したpHが中性の混合溶液を用
    いて、前記タングステン膜のエッチバック後に前記タン
    グステンプラグの表面に残存した反応生成物を除去する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 段差を有する絶縁膜上にレジストを塗布
    し、前記レジストと前記絶縁膜とをドライエッチして平
    坦化するエッチバック工程後に、前記絶縁膜上にアルミ
    ニウム配線を形成する半導体装置の製造方法であって、 前記エッチバック工程後で前記アルミニウム配線の形成
    前に、酸アミド系溶剤と有機カルボン酸塩とフッ素化合
    物と水とを混合したpHが中性の混合溶液を用いて、前
    記エッチバック後に前記絶縁膜の表面に付着した反応生
    成物および残存したレジスト残さを除去することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 段差を有する絶縁膜をスラリー溶液を用
    いてCMP(ケミカル・メカニカル・ポリッシングマシ
    ン)により研磨して平坦化した後に、前記絶縁膜上にア
    ルミニウム配線を形成する半導体装置の製造方法であっ
    て、 前記絶縁膜を平坦化した後で前記アルミニウム配線の形
    成前に、酸アミド系溶剤と有機カルボン酸塩とフッ素化
    合物と水とを混合したpHが中性の混合溶液を用いて、
    平坦化した前記絶縁膜の表面に付着した付着物を除去す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 下層のアルミニウム配線上にコンタクト
    ホールを形成した絶縁膜の前記コンタクトホール内に電
    極材料を埋め込み、前記電極材料をスラリー溶液を用い
    てCMP(ケミカル・メカニカル・ポリッシングマシ
    ン)により研磨して平坦化した後に、前記絶縁膜上に前
    記電極材料と接続された上層のアルミニウム配線を形成
    する半導体装置の製造方法であって、 前記電極材料を平坦化した後で前記上層のアルミニウム
    配線の形成前に、酸アミド系溶剤と有機カルボン酸塩と
    フッ素化合物と水とを混合したpHが中性の混合溶液を
    用いて、平坦化した前記絶縁膜の表面に付着した付着物
    を除去することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 レジストをマスクとしてアルミニウム配
    線上の絶縁膜をドライエッチして前記アルミニウム配線
    がワイヤとコンタクトをとるための窓を形成した後、前
    記レジストを除去するアッシング処理を行う半導体装置
    の製造方法であって、 前記アッシング処理後に、酸アミド系溶剤と有機カルボ
    ン酸塩とフッ素化合物と水とを混合したpHが中性の混
    合溶液を用いて、前記ドライエッチ時に前記絶縁膜の窓
    の内部に形成された反応生成物および前記アッシング処
    理後に残存したレジスト残さを除去することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 ポリイミド樹脂をマスクとしてアルミニ
    ウム配線上の絶縁膜をドライエッチして前記アルミニウ
    ム配線がワイヤとコンタクトをとるための窓を形成する
    半導体装置の製造方法であって、 前記絶縁膜に窓を形成後、酸アミド系溶剤と有機カルボ
    ン酸塩とフッ素化合物と水とを混合したpHが中性の混
    合溶液を用いて、前記ドライエッチ時に前記絶縁膜の窓
    の内部に形成された反応生成物を除去することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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