JPH10302847A - 電気自動車のバッテリ構造 - Google Patents
電気自動車のバッテリ構造Info
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- JPH10302847A JPH10302847A JP10941797A JP10941797A JPH10302847A JP H10302847 A JPH10302847 A JP H10302847A JP 10941797 A JP10941797 A JP 10941797A JP 10941797 A JP10941797 A JP 10941797A JP H10302847 A JPH10302847 A JP H10302847A
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- temperature
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バッテリ性能を管理するための温度センサを
交換可能とした電気自動車のバッテリ構造の提供を図
る。 【解決手段】 バッテリケース１７の上壁１７ａにセン
サ取付孔２２を設け、該センサ取付孔２２に温度センサ
ユニット２１を着脱可能に挿入固定して、この温度セン
サユニット２１の温度検出部２３の先端部２３ａをバッ
テリケース１７内のバッテリセル１６に当接させ、該バ
ッテリセル１６の温度を検出するようにしてあるため、
温度センサユニット２１が故障した場合であっても、バ
ッテリ１５ごと交換するのではなく、該温度センサユニ
ット２１のみを交換可能とすることができ、コストを大
幅に低減することができる。
交換可能とした電気自動車のバッテリ構造の提供を図
る。 【解決手段】 バッテリケース１７の上壁１７ａにセン
サ取付孔２２を設け、該センサ取付孔２２に温度センサ
ユニット２１を着脱可能に挿入固定して、この温度セン
サユニット２１の温度検出部２３の先端部２３ａをバッ
テリケース１７内のバッテリセル１６に当接させ、該バ
ッテリセル１６の温度を検出するようにしてあるため、
温度センサユニット２１が故障した場合であっても、バ
ッテリ１５ごと交換するのではなく、該温度センサユニ
ット２１のみを交換可能とすることができ、コストを大
幅に低減することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車のバッテ
リ構造に関する。
リ構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】電気自動車のバッテリとしては、例えば
特開平７−４７８９２号公報に示されているように、リ
チウムイオン等を構成主材料として熱伝導性の良いケー
シングで被覆し、円柱状に形成して耐圧性を高めた高性
能バッテリセルを用いたものが知られている。
特開平７−４７８９２号公報に示されているように、リ
チウムイオン等を構成主材料として熱伝導性の良いケー
シングで被覆し、円柱状に形成して耐圧性を高めた高性
能バッテリセルを用いたものが知られている。
【０００３】このバッテリは、嵩高とならないように前
述のバッテリセルの複数個をバッテリケース内に横置き
に配設して構成され、このバッテリの複数個を例えば車
体のフロア下側に固定されるバッテリフレーム内に密閉
格納して用いられる。
述のバッテリセルの複数個をバッテリケース内に横置き
に配設して構成され、このバッテリの複数個を例えば車
体のフロア下側に固定されるバッテリフレーム内に密閉
格納して用いられる。
【０００４】このように複数個のバッテリセルをバッテ
リケース内に収納して構成されたバッテリはバッテリフ
レーム内に密閉格納されるため、前記バッテリケースの
上，下壁にそれぞれ複数個の通気口を形成する一方、バ
ッテリフレーム内には前後方向に冷却空気を流通させ、
該バッテリフレーム内に導入される冷却空気をバッテリ
ケースの下壁の通気口から上壁の通気口に向けて流通さ
せて該バッテリケース内のバッテリセルを冷却するよう
にしている。
リケース内に収納して構成されたバッテリはバッテリフ
レーム内に密閉格納されるため、前記バッテリケースの
上，下壁にそれぞれ複数個の通気口を形成する一方、バ
ッテリフレーム内には前後方向に冷却空気を流通させ、
該バッテリフレーム内に導入される冷却空気をバッテリ
ケースの下壁の通気口から上壁の通気口に向けて流通さ
せて該バッテリケース内のバッテリセルを冷却するよう
にしている。
【０００５】また、このようなバッテリは車載後のバッ
テリ性能の管理が不可欠となり、そのためバッテリ性能
と密接な関係にあるバッテリセルの温度管理を行うため
に、バッテリセルの周面に温度センサを接着剤で固着
し、その上から熱収縮チューブでしっかりと固定して、
該バッテリセルの温度を検出することが行われている。
テリ性能の管理が不可欠となり、そのためバッテリ性能
と密接な関係にあるバッテリセルの温度管理を行うため
に、バッテリセルの周面に温度センサを接着剤で固着
し、その上から熱収縮チューブでしっかりと固定して、
該バッテリセルの温度を検出することが行われている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構造によれ
ば、バッテリケース内のバッテリセルに接着剤や熱収縮
チューブ等を用いて温度センサを固定し、該バッテリセ
ルの温度を検出するようにしているが、バッテリは前述
のようにバッテリケースとその内部に配設した複数個の
バッテリセル等とでモジュール化してあって、一度組み
立てた後は基本的には分解しないようにしてあるので、
前記温度センサが故障した場合、該温度センサのみを交
換するということができず、バッテリごと交換しなくて
はならないという不具合があった。
ば、バッテリケース内のバッテリセルに接着剤や熱収縮
チューブ等を用いて温度センサを固定し、該バッテリセ
ルの温度を検出するようにしているが、バッテリは前述
のようにバッテリケースとその内部に配設した複数個の
バッテリセル等とでモジュール化してあって、一度組み
立てた後は基本的には分解しないようにしてあるので、
前記温度センサが故障した場合、該温度センサのみを交
換するということができず、バッテリごと交換しなくて
はならないという不具合があった。
【０００７】そこで、本発明は温度センサを着脱自在に
装着して、温度センサの交換を可能とすることのできる
電気自動車のバッテリ構造を提供するものである。
装着して、温度センサの交換を可能とすることのできる
電気自動車のバッテリ構造を提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１にあっては、複
数個の柱状のバッテリセルを横置きに配設したバッテリ
ケースの上，下壁にそれぞれ複数個の通気口が形成さ
れ、バッテリフレーム内に密閉格納されて、該バッテリ
フレーム内に導入される冷却空気を前記下壁の通気口か
ら上壁の通気口へ向けて上下方向に流通させてバッテリ
ケース内部のバッテリセルを冷却するようにしたバッテ
リにおいて、前記バッテリケースの上壁にセンサ取付孔
を設け、該センサ取付孔に温度センサユニットを着脱可
能に挿入固定して、この温度センサユニットの温度検出
部の先端部をバッテリケース内のバッテリセルに当接さ
せたことを特徴としている。
数個の柱状のバッテリセルを横置きに配設したバッテリ
ケースの上，下壁にそれぞれ複数個の通気口が形成さ
れ、バッテリフレーム内に密閉格納されて、該バッテリ
フレーム内に導入される冷却空気を前記下壁の通気口か
ら上壁の通気口へ向けて上下方向に流通させてバッテリ
ケース内部のバッテリセルを冷却するようにしたバッテ
リにおいて、前記バッテリケースの上壁にセンサ取付孔
を設け、該センサ取付孔に温度センサユニットを着脱可
能に挿入固定して、この温度センサユニットの温度検出
部の先端部をバッテリケース内のバッテリセルに当接さ
せたことを特徴としている。
【０００９】請求項２にあっては、請求項１に記載の温
度センサユニットは、バッテリケースのセンサ取付孔に
ねじ込み固定される筒状のユニット本体と、その内側に
摺動自在に配設した温度検出部と、該温度検出部の先端
部内に配設した温度センサと、ユニット本体内に弾装さ
れて温度検出部をユニット本体から突出する方向に付勢
する弾性部材とを備えたことを特徴としている。
度センサユニットは、バッテリケースのセンサ取付孔に
ねじ込み固定される筒状のユニット本体と、その内側に
摺動自在に配設した温度検出部と、該温度検出部の先端
部内に配設した温度センサと、ユニット本体内に弾装さ
れて温度検出部をユニット本体から突出する方向に付勢
する弾性部材とを備えたことを特徴としている。
【００１０】請求項３にあっては、請求項１，２に記載
の温度センサユニットの温度検出部を、バッテリケース
内に配設した複数個のバッテリセルのうち、バッテリケ
ース内の中央部分に配設されるバッテリセルに当接させ
たことを特徴としている。
の温度センサユニットの温度検出部を、バッテリケース
内に配設した複数個のバッテリセルのうち、バッテリケ
ース内の中央部分に配設されるバッテリセルに当接させ
たことを特徴としている。
【００１１】請求項４にあっては、請求項１〜３に記載
の温度検出部の先端部をくさび形に成形し、該先端部を
２本のバッテリセルの間に配置して、これら２本のバッ
テリセルの各周面に当接させたことを特徴としている。
の温度検出部の先端部をくさび形に成形し、該先端部を
２本のバッテリセルの間に配置して、これら２本のバッ
テリセルの各周面に当接させたことを特徴としている。
【００１２】請求項５にあっては、請求項１〜４に記載
の温度検出部の先端部のバッテリセル当接面を、バッテ
リセルの周面形状に沿って成形したことを特徴としてい
る。
の温度検出部の先端部のバッテリセル当接面を、バッテ
リセルの周面形状に沿って成形したことを特徴としてい
る。
【００１３】
【発明の効果】請求項１によれば、バッテリケースの上
壁にセンサ取付孔を設け、該センサ取付孔に温度センサ
ユニットを着脱可能に挿入固定して、この温度センサユ
ニットの温度検出部の先端部をバッテリケース内のバッ
テリセルに当接させてあるため、温度センサユニットが
故障した場合であっても、バッテリごと交換するのでは
なく、該温度センサユニットのみを交換可能とすること
ができ、コストを大幅に低減することができる。
壁にセンサ取付孔を設け、該センサ取付孔に温度センサ
ユニットを着脱可能に挿入固定して、この温度センサユ
ニットの温度検出部の先端部をバッテリケース内のバッ
テリセルに当接させてあるため、温度センサユニットが
故障した場合であっても、バッテリごと交換するのでは
なく、該温度センサユニットのみを交換可能とすること
ができ、コストを大幅に低減することができる。
【００１４】請求項２によれば、請求項１の効果に加え
て，温度センサユニットは、バッテリケースのセンサ取
付孔にねじ込み固定される筒状のユニット本体と、その
内側に摺動自在に配設した温度検出部と、該温度検出部
の先端部内の温度センサと、ユニット本体内に弾装され
て温度検出部をユニット本体から突出する方向に付勢す
る弾性部材とで構成してあるため、温度センサユニット
の温度検出部の先端部を弾性部材の付勢力でバッテリセ
ルの外面に弾接させることによって、バッテリセルとの
接触圧を一定に保つことができると共に、該弾性部材に
よって車両の振動や衝撃を吸収することができるため、
温度検出部を確実にバッテリセルに当接させて、該バッ
テリセルの温度を適切に検出することができる。
て，温度センサユニットは、バッテリケースのセンサ取
付孔にねじ込み固定される筒状のユニット本体と、その
内側に摺動自在に配設した温度検出部と、該温度検出部
の先端部内の温度センサと、ユニット本体内に弾装され
て温度検出部をユニット本体から突出する方向に付勢す
る弾性部材とで構成してあるため、温度センサユニット
の温度検出部の先端部を弾性部材の付勢力でバッテリセ
ルの外面に弾接させることによって、バッテリセルとの
接触圧を一定に保つことができると共に、該弾性部材に
よって車両の振動や衝撃を吸収することができるため、
温度検出部を確実にバッテリセルに当接させて、該バッ
テリセルの温度を適切に検出することができる。
【００１５】また、このように弾性部材によって車両の
振動や衝撃を吸収することができるため、温度センサユ
ニットを保護することができる。
振動や衝撃を吸収することができるため、温度センサユ
ニットを保護することができる。
【００１６】請求項３によれば、請求項１，２の効果に
加えて、バッテリケース内に配設した複数個のバッテリ
セルのうち中央部分に配設したバッテリセルは、自身の
熱以外に隣接するバッテリセルからの伝導熱も加わって
温度条件が厳しくなる傾向にあるが、温度センサユニッ
トの温度検出部をこの中央部分に配設したバッテリセル
に当接させてあるため、温度条件が最も厳しいバッテリ
セルの温度検出を行えて、温度センサユニットを他のバ
ッテリセルに設ける必要がなくなり、コスト的に有利に
得ることができる。
加えて、バッテリケース内に配設した複数個のバッテリ
セルのうち中央部分に配設したバッテリセルは、自身の
熱以外に隣接するバッテリセルからの伝導熱も加わって
温度条件が厳しくなる傾向にあるが、温度センサユニッ
トの温度検出部をこの中央部分に配設したバッテリセル
に当接させてあるため、温度条件が最も厳しいバッテリ
セルの温度検出を行えて、温度センサユニットを他のバ
ッテリセルに設ける必要がなくなり、コスト的に有利に
得ることができる。
【００１７】請求項４によれば、請求項１〜３の効果に
加えて、温度検出部の先端部をくさび形に成形し、該先
端部を２本のバッテリセルの間に配置して、これら２本
のバッテリセルの各周面に当接させてあるため、１つの
温度センサユニットで２本のバッテリセルの温度を検出
することができると共に、先端部をくさび形にしたこと
によって、該先端部を２本のバッテリセルに確実に当接
させることができる。
加えて、温度検出部の先端部をくさび形に成形し、該先
端部を２本のバッテリセルの間に配置して、これら２本
のバッテリセルの各周面に当接させてあるため、１つの
温度センサユニットで２本のバッテリセルの温度を検出
することができると共に、先端部をくさび形にしたこと
によって、該先端部を２本のバッテリセルに確実に当接
させることができる。
【００１８】請求項５によれば、請求項１〜４の効果に
加えて、温度検出部の先端部のバッテリセル当接面を、
バッテリセルの周面形状に沿って成形してあるため、温
度検出部とバッテリセルとを面接触させることができ
て、該バッテリセルの温度をより適切に検出することが
できる。
加えて、温度検出部の先端部のバッテリセル当接面を、
バッテリセルの周面形状に沿って成形してあるため、温
度検出部とバッテリセルとを面接触させることができ
て、該バッテリセルの温度をより適切に検出することが
できる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
と共に詳述する。
【００２０】図３〜５において、１はフロアパネル１４
の下面のフロア骨格部材１４ａに固設されるバッテリフ
レームを示し、該バッテリフレーム１は前，後フレーム
２，３と左右の側部フレーム４，４および底板５を備え
ている。
の下面のフロア骨格部材１４ａに固設されるバッテリフ
レームを示し、該バッテリフレーム１は前，後フレーム
２，３と左右の側部フレーム４，４および底板５を備え
ている。
【００２１】底板５上にはその中央部分に前，後フレー
ム２，３に亘って高さの低いセンターメンバ６を接合配
置してある一方、側部フレーム４，４の内周部には該セ
ンターメンバ６と同じ高さで棚部４ａを形成してあり、
これらセンターメンバ６および棚部４ａ，４ａ上に複数
本のロアビーム７，７を左右方向に接合配置してある。
ム２，３に亘って高さの低いセンターメンバ６を接合配
置してある一方、側部フレーム４，４の内周部には該セ
ンターメンバ６と同じ高さで棚部４ａを形成してあり、
これらセンターメンバ６および棚部４ａ，４ａ上に複数
本のロアビーム７，７を左右方向に接合配置してある。
【００２２】また、後部フレーム３の内周部には前記ロ
アビーム７と同じ高さで図外の棚部を形成してあり、こ
れらロアビーム７，７間および該後部フレーム３の棚部
上に後述する複数個のバッテリ１５を前，後方向および
左右方向に当接させて搭載支持し、各隣接するバッテリ
１５，１５の隅部間でボルト・ナット９により前記セン
ターメンバ６と側部フレーム４の棚部４ａおよび後部フ
レーム３の棚部に締結固定し、これらバッテリ１５と底
板５との間に通風路８を形成するようにしている。
アビーム７と同じ高さで図外の棚部を形成してあり、こ
れらロアビーム７，７間および該後部フレーム３の棚部
上に後述する複数個のバッテリ１５を前，後方向および
左右方向に当接させて搭載支持し、各隣接するバッテリ
１５，１５の隅部間でボルト・ナット９により前記セン
ターメンバ６と側部フレーム４の棚部４ａおよび後部フ
レーム３の棚部に締結固定し、これらバッテリ１５と底
板５との間に通風路８を形成するようにしている。
【００２３】前部フレーム２の略下半部にはその略全幅
に亘って上向きに開口したエアインレット１０を接続し
てあり、該エアインレット１０から冷却空気として外気
を取り入れて、該冷却空気を前記通風路８に前方より導
入するようにしてある。
に亘って上向きに開口したエアインレット１０を接続し
てあり、該エアインレット１０から冷却空気として外気
を取り入れて、該冷却空気を前記通風路８に前方より導
入するようにしてある。
【００２４】また、この前部フレーム２の内周部にはロ
アビーム７と同じ高さで棚部２ａを形成してあり、この
棚部２ａと最前部のロアビーム７とに跨ってジャンクシ
ョンボックス１１を最前列のバッテリ１５と当接させた
状態で配置して前述と同様にボルト・ナット９により締
結固定してある。
アビーム７と同じ高さで棚部２ａを形成してあり、この
棚部２ａと最前部のロアビーム７とに跨ってジャンクシ
ョンボックス１１を最前列のバッテリ１５と当接させた
状態で配置して前述と同様にボルト・ナット９により締
結固定してある。
【００２５】１２はバッテリフレーム１の上縁部に、ク
リップ，ビス等の止着部材１３によって固定されて、バ
ッテリ１５およびジャンクションボックス１１を密閉格
納するアッパカバーで、その後側部には図外のファンを
備えた空気排出口を形成してあって、後述するように通
風路８に導入された冷却空気を各バッテリ１５内を上下
方向に流通させてバッテリフレーム１とアッパカバー１
２とで密閉された上部空間に導出させ、該空気排出口か
ら外部へ排出するようにしてある。
リップ，ビス等の止着部材１３によって固定されて、バ
ッテリ１５およびジャンクションボックス１１を密閉格
納するアッパカバーで、その後側部には図外のファンを
備えた空気排出口を形成してあって、後述するように通
風路８に導入された冷却空気を各バッテリ１５内を上下
方向に流通させてバッテリフレーム１とアッパカバー１
２とで密閉された上部空間に導出させ、該空気排出口か
ら外部へ排出するようにしてある。
【００２６】１５は平面方形状に形成したバッテリを示
し、該バッテリ１５は図１，２に示すようにリチウムイ
オン等を構成主材料として熱伝導性の良いケーシングで
被覆し、円柱状に形成して発熱膨張時の耐圧性を高めた
高性能バッテリセル１６と、このバッテリセル１６の複
数個を横置きに配置して上下方向に多段状に収納したバ
ッテリケース１７とからなっている。
し、該バッテリ１５は図１，２に示すようにリチウムイ
オン等を構成主材料として熱伝導性の良いケーシングで
被覆し、円柱状に形成して発熱膨張時の耐圧性を高めた
高性能バッテリセル１６と、このバッテリセル１６の複
数個を横置きに配置して上下方向に多段状に収納したバ
ッテリケース１７とからなっている。
【００２７】前記バッテリケース１７の上，下壁１７
ａ，１７ｂにはそれぞれ複数個の通気口１８を形成して
あり、前述のようにバッテリフレーム１内の下側の通風
路８に前方より導入された冷却空気を、これら下壁１７
ｂの通気口１８から上壁１７ａの通気口１８へ向けて上
下方向に流通させ、内部のバッテリセル１６を冷却する
ようにしてある。
ａ，１７ｂにはそれぞれ複数個の通気口１８を形成して
あり、前述のようにバッテリフレーム１内の下側の通風
路８に前方より導入された冷却空気を、これら下壁１７
ｂの通気口１８から上壁１７ａの通気口１８へ向けて上
下方向に流通させ、内部のバッテリセル１６を冷却する
ようにしてある。
【００２８】バッテリ１５はその上面の左右方向の一側
端部に一対の外側端子１９を突出配置してあり、これら
バッテリ１５，１５をバッテリフレーム１に搭載する際
には、例えばこの一対の外側端子１９が側部フレーム４
側となるように各一側に揃えて搭載し、隣接するバッテ
リ１５，１５の外側端子１９，１９を強電ブスバー２０
で直列に電気接続すると共に、最前列のバッテリ１５，
１５と前記ジャンクションボックス１１とを同様に強電
ブスバー２０で電気接続するようにしてある。
端部に一対の外側端子１９を突出配置してあり、これら
バッテリ１５，１５をバッテリフレーム１に搭載する際
には、例えばこの一対の外側端子１９が側部フレーム４
側となるように各一側に揃えて搭載し、隣接するバッテ
リ１５，１５の外側端子１９，１９を強電ブスバー２０
で直列に電気接続すると共に、最前列のバッテリ１５，
１５と前記ジャンクションボックス１１とを同様に強電
ブスバー２０で電気接続するようにしてある。
【００２９】２１は車載後のバッテリ１５の性能管理を
するため、バッテリ１５の性能と密接な関係にあるバッ
テリセル１６の温度管理を行うように各バッテリ１５に
設けた温度センサユニットで、該温度センサユニット２
１はバッテリケース１７の上壁１７ａに形成したセンサ
取付孔２２に着脱可能に挿入固定して、後述する温度検
出部２３の先端部２３ａを前記バッテリケース１７内の
バッテリセル１６に当接させてある。
するため、バッテリ１５の性能と密接な関係にあるバッ
テリセル１６の温度管理を行うように各バッテリ１５に
設けた温度センサユニットで、該温度センサユニット２
１はバッテリケース１７の上壁１７ａに形成したセンサ
取付孔２２に着脱可能に挿入固定して、後述する温度検
出部２３の先端部２３ａを前記バッテリケース１７内の
バッテリセル１６に当接させてある。
【００３０】この温度センサユニット２１は図６〜８に
示すように、前記バッテリケース１７の上壁１７ａのセ
ンサ取付孔２２にねじ込み固定されるネジ部２４ａを有
する筒状のユニット本体２４と、その内側に摺動自在に
配設した合成樹脂性の温度検出部２３と、該温度検出部
２３の先端部２３ａ内に配設した温度センサ２５と、ユ
ニット本体２４内に弾装されて温度検出部２３をユニッ
ト本体２４から突出する方向に付勢するスプリング２６
とで構成してある。
示すように、前記バッテリケース１７の上壁１７ａのセ
ンサ取付孔２２にねじ込み固定されるネジ部２４ａを有
する筒状のユニット本体２４と、その内側に摺動自在に
配設した合成樹脂性の温度検出部２３と、該温度検出部
２３の先端部２３ａ内に配設した温度センサ２５と、ユ
ニット本体２４内に弾装されて温度検出部２３をユニッ
ト本体２４から突出する方向に付勢するスプリング２６
とで構成してある。
【００３１】特に本実施形態では図１に示すように、バ
ッテリケース１７内に上下２段に各４本ずつ計８本の円
柱状のバッテリセル１６を収納配置してあるので、セン
サ取付孔２２をバッテリケース１７の上壁１７ａの中央
位置に設けて、該取付孔２２に温度センサユニット２１
を螺装配置し、前述の８本のバッテリセル１６のうち上
段の中央部分に配設される２本のバッテリセル１６，１
６の間に温度センサユニット２１の温度検出部２３の先
端部２３ａを配置してある。
ッテリケース１７内に上下２段に各４本ずつ計８本の円
柱状のバッテリセル１６を収納配置してあるので、セン
サ取付孔２２をバッテリケース１７の上壁１７ａの中央
位置に設けて、該取付孔２２に温度センサユニット２１
を螺装配置し、前述の８本のバッテリセル１６のうち上
段の中央部分に配設される２本のバッテリセル１６，１
６の間に温度センサユニット２１の温度検出部２３の先
端部２３ａを配置してある。
【００３２】さらに、この先端部２３ａはくさび形に成
形し、しかも、このくさび形の先端部２３ａのバッテリ
セル当接面２３ｂを円柱状のバッテリセル１６の周面形
状に沿って曲面に形成して、前述の２本のバッテリセル
１６，１６の各周面１６ａ，１６ａに面接触するように
してある。
形し、しかも、このくさび形の先端部２３ａのバッテリ
セル当接面２３ｂを円柱状のバッテリセル１６の周面形
状に沿って曲面に形成して、前述の２本のバッテリセル
１６，１６の各周面１６ａ，１６ａに面接触するように
してある。
【００３３】以上のように本実施形態の構造によれば、
バッテリケース１７の上壁１７ａにセンサ取付孔２２を
設け、該センサ取付孔２２に温度センサユニット２１を
着脱可能に挿入固定して、この温度センサユニット２１
の温度検出部２３の先端部２３ａをバッテリケース１７
内のバッテリセル１６に当接させてあるため、温度セン
サユニット２１が故障した場合であっても、バッテリ１
５ごと交換するのではなく、該温度センサユニット２１
のみを交換可能とすることができ、コストを大幅に低減
することができる。
バッテリケース１７の上壁１７ａにセンサ取付孔２２を
設け、該センサ取付孔２２に温度センサユニット２１を
着脱可能に挿入固定して、この温度センサユニット２１
の温度検出部２３の先端部２３ａをバッテリケース１７
内のバッテリセル１６に当接させてあるため、温度セン
サユニット２１が故障した場合であっても、バッテリ１
５ごと交換するのではなく、該温度センサユニット２１
のみを交換可能とすることができ、コストを大幅に低減
することができる。
【００３４】この温度センサユニット２１は、バッテリ
ケース１７のセンサ取付孔２２にねじ込み固定される筒
状のユニット本体２４と、その内側に摺動自在に配設し
た温度検出部２３と、該温度検出部２３の先端部２３ａ
内の温度センサ２５と、ユニット本体２４内に弾装され
て温度検出部２３をユニット本体２４から突出する方向
に付勢するスプリング２６とで構成してあるため、温度
センサユニット２１の温度検出部２３の先端部２３ａを
スプリング２６の付勢力でバッテリセル１６の周面に弾
接させ、バッテリセル１６との接触面圧を一定に保つこ
とができると共に、該スプリング２６によって車両の振
動や衝撃を吸収することができ、温度検出部２３を確実
にバッテリセル１６に当接させて、該バッテリセル１６
の温度を適切に検出することができる。
ケース１７のセンサ取付孔２２にねじ込み固定される筒
状のユニット本体２４と、その内側に摺動自在に配設し
た温度検出部２３と、該温度検出部２３の先端部２３ａ
内の温度センサ２５と、ユニット本体２４内に弾装され
て温度検出部２３をユニット本体２４から突出する方向
に付勢するスプリング２６とで構成してあるため、温度
センサユニット２１の温度検出部２３の先端部２３ａを
スプリング２６の付勢力でバッテリセル１６の周面に弾
接させ、バッテリセル１６との接触面圧を一定に保つこ
とができると共に、該スプリング２６によって車両の振
動や衝撃を吸収することができ、温度検出部２３を確実
にバッテリセル１６に当接させて、該バッテリセル１６
の温度を適切に検出することができる。
【００３５】しかも、このようにスプリング２６によっ
て車両の振動や衝撃を吸収することができるため、温度
センサユニット２１を保護することができる。
て車両の振動や衝撃を吸収することができるため、温度
センサユニット２１を保護することができる。
【００３６】また、本実施形態のようにバッテリケース
１７内に上下２段に各４本ずつ計８本のバッテリセル１
６を収納配置してあると、冷却空気がバッテリケース１
７の下側から上方へ抜けるため、下段のバッテリセル１
６よりも上段のバッテリセル１６の温度条件が厳しく、
中でもこの上段のバッテリセル１６のうち中央部分に配
設される２本のバッテリセル１６，１６は自身の熱以外
に側部に隣接するバッテリセル１６からの伝導熱も加わ
って温度条件が最も厳しくなる傾向にあるが、前述のよ
うに温度センサユニット２１を上壁１７ａの中央部分に
配設して、その温度検出部２３の先端部２３ａをこの中
央部分に配設した２本のバッテリセル１６，１６に当接
させてあるため、これら２本のバッテリセル１６，１６
の何れか一方でも高温となると、その温度を速やかに検
出できるので、一つの温度センサユニット２１で温度条
件が最も厳しいバッテリセル１６の温度検出を行えて、
温度センサユニット２１を他のバッテリセル１６の個々
に設ける必要がなくなり、コスト的に有利となる。
１７内に上下２段に各４本ずつ計８本のバッテリセル１
６を収納配置してあると、冷却空気がバッテリケース１
７の下側から上方へ抜けるため、下段のバッテリセル１
６よりも上段のバッテリセル１６の温度条件が厳しく、
中でもこの上段のバッテリセル１６のうち中央部分に配
設される２本のバッテリセル１６，１６は自身の熱以外
に側部に隣接するバッテリセル１６からの伝導熱も加わ
って温度条件が最も厳しくなる傾向にあるが、前述のよ
うに温度センサユニット２１を上壁１７ａの中央部分に
配設して、その温度検出部２３の先端部２３ａをこの中
央部分に配設した２本のバッテリセル１６，１６に当接
させてあるため、これら２本のバッテリセル１６，１６
の何れか一方でも高温となると、その温度を速やかに検
出できるので、一つの温度センサユニット２１で温度条
件が最も厳しいバッテリセル１６の温度検出を行えて、
温度センサユニット２１を他のバッテリセル１６の個々
に設ける必要がなくなり、コスト的に有利となる。
【００３７】さらに、温度センサユニット２１の温度検
出部２３の先端部２３ａをくさび形に成形し、しかも、
このくさび形の先端部２３ａのバッテリセル当接面２３
ｂをバッテリセル１６の周面形状に沿って曲面に形成し
てあるため、該先端部２３ａを２本のバッテリセル１
６，１６の各周面に面接触させることができて確実な温
度検出を行わせることができる。
出部２３の先端部２３ａをくさび形に成形し、しかも、
このくさび形の先端部２３ａのバッテリセル当接面２３
ｂをバッテリセル１６の周面形状に沿って曲面に形成し
てあるため、該先端部２３ａを２本のバッテリセル１
６，１６の各周面に面接触させることができて確実な温
度検出を行わせることができる。
【図１】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図２】同実施形態の平面図。
【図３】同実施形態のバッテリを搭載したバッテリフレ
ームの平面図。
ームの平面図。
【図４】図３のＢ−Ｂ線に沿う断面図。
【図５】図３のＣ−Ｃ線に沿う断面図。
【図６】温度センサユニットの斜視図。
【図７】同ユニットの断面図。
【図８】図２のＡ−Ａ線に沿う断面図。
１ バッテリフレーム １５ バッテリ １６ バッテリセル １７ バッテリケース １７ａ 上壁 １７ｂ 下壁 １８ 通気口 ２１ 温度センサユニット ２２ センサ取付孔 ２３ 温度検出部 ２３ａ 先端部 ２３ｂ バッテリセル当接面 ２４ ユニット本体 ２５ 温度センサ ２６ スプリング
Claims (5)
- 【請求項１】 複数個の柱状のバッテリセルを横置きに
配設したバッテリケースの上，下壁にそれぞれ複数個の
通気口が形成され、バッテリフレーム内に密閉格納され
て、該バッテリフレーム内に導入される冷却空気を前記
下壁の通気口から上壁の通気口へ向けて上下方向に流通
させてバッテリケース内部のバッテリセルを冷却するよ
うにしたバッテリにおいて、前記バッテリケースの上壁
にセンサ取付孔を設け、該センサ取付孔に温度センサユ
ニットを着脱可能に挿入固定して、この温度センサユニ
ットの温度検出部の先端部をバッテリケース内のバッテ
リセルに当接させたことを特徴とする電気自動車のバッ
テリ構造。 - 【請求項２】 温度センサユニットは、バッテリケース
のセンサ取付孔にねじ込み固定される筒状のユニット本
体と、その内側に摺動自在に配設した温度検出部と、該
温度検出部の先端部内に配設した温度センサと、ユニッ
ト本体内に弾装されて温度検出部をユニット本体から突
出する方向に付勢する弾性部材とを備えたことを特徴と
する請求項１に記載の電気自動車のバッテリ構造。 - 【請求項３】 温度センサユニットの温度検出部を、バ
ッテリケース内に配設した複数個のバッテリセルのう
ち、バッテリケース内の中央部分に配設されるバッテリ
セルに当接させたことを特徴とする請求項１，２に記載
の電気自動車のバッテリ構造。 - 【請求項４】 温度検出部の先端部をくさび形に成形
し、該先端部を２本のバッテリセルの間に配置して、こ
れら２本のバッテリセルの各周面に当接させたことを特
徴とする請求項１〜３の何れかに記載の電気自動車のバ
ッテリ構造。 - 【請求項５】 温度検出部の先端部のバッテリセル当接
面を、バッテリセルの周面形状に沿って成形したことを
特徴とする請求項１〜４の何れかに記載の電気自動車の
バッテリ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10941797A JPH10302847A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 電気自動車のバッテリ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10941797A JPH10302847A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 電気自動車のバッテリ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10302847A true JPH10302847A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14509729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10941797A Pending JPH10302847A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 電気自動車のバッテリ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10302847A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2789231A1 (fr) * | 1999-01-29 | 2000-08-04 | Sanyo Electric Co | Alimentation a accumulateurs ou condensateurs, notamment pour automobile electrique |
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| KR20030065380A (ko) * | 2002-01-30 | 2003-08-06 | 산요 덴키 가부시키가이샤 | 차량용 배터리 장치 |
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| WO2012102279A1 (ja) | 2011-01-28 | 2012-08-02 | 株式会社ニフコ | バッテリー用温度センサーの取付用クリップ |
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| WO2022021881A1 (zh) * | 2020-07-29 | 2022-02-03 | 广东伊戈尔智能电器有限公司 | 接触式温度传感器 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP10941797A patent/JPH10302847A/ja active Pending
Cited By (31)
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