JPH10302311A - 光学的情報記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

光学的情報記録媒体及びその製造方法

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JPH10302311A
JPH10302311A JP9110759A JP11075997A JPH10302311A JP H10302311 A JPH10302311 A JP H10302311A JP 9110759 A JP9110759 A JP 9110759A JP 11075997 A JP11075997 A JP 11075997A JP H10302311 A JPH10302311 A JP H10302311A
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JP9110759A
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Hiroyuki Ota
啓之 大田
Eiji Ono
鋭二 大野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録層から離隔した側にGe、Si及び記録
層の構成元素の少なくとも何れか一つを含む窒化物ある
いは窒酸化物からなる誘電体層を有する場合、記録層と
誘電体層の間の応力が抑制され、膜の接着性に優れ、耐
熱特性に優れた高信頼性の光学的情報記録媒体を提供す
る。 【解決手段】 基板上1に、レーザー光線の照射によっ
て光学的に識別可能な状態間で可逆的変化を生じる材料
からなる記録層4と、その上下の少なくとも一方が2層
からなる誘電体層からなり、記録層4に接する第2の誘
電体層3あるいは/及び第4の誘電体層5の少なくとも
一方がGe、Si及び記録層の構成元素の少なくとも何
れか一つを含む酸素濃度の高い窒酸化物あるいは酸化
物、硫化物、あるいはフッ化物、フッ化酸化物で構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光線等の
光学的手段を用いて、情報を高密度かつ高速に記録、再
生および書き換えを行う光学的情報記録媒体及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザー光線等を利用して光ディスク上
に高密度な情報の記録再生を行う技術は公知であり、現
在文書ファイル、静止画ファイル、コンピュータ用外部
メモリ等への応用が行われている。
【0003】また、書き換え可能型の情報記録システム
の研究開発も進められており、その一つに相変化光ディ
スクがある。相変化光ディスクは、記録膜がレーザー光
線の照射によってアモルファスと結晶間(あるいは結晶
とさらに光学特性が異なる構造の結晶間)で可逆的に光
学的状態変化を起こすことを利用して信号を記録し、当
該光学的状態変化の相違を、例えば反射率の差として光
学的に検出して信号の再生を行う。
【0004】相変化光ディスクでは、古い信号を消去し
ながら新しい信号を記録するオーバーライトが、信号ト
ラック上をレーザースポットが一回通過するだけででき
るという大きなメリットがある。すなわち、レーザー光
のパワーを信号に応じて記録レベルと消去レベル間で変
調して照射すると、例えばアモルファス・結晶間で相変
化する場合では、記録レベルで照射された領域は、古い
信号の有無に係わらず記録膜は溶融された後冷却される
ためにアモルファスになり、消去レベルで照射された領
域は、結晶化温度以上に昇温されるために前の状態に係
わらず結晶となるのである。
【0005】相変化光ディスクの構造は、記録層を誘電
体層でサンドイッチして基板上に設けた3層構造と、さ
らにその上に反射膜を設けた4層構造が一般的である。
【0006】誘電体層の役割は、 1)記録層のレーザー光吸収率を高める、 2)アモルファス状態と結晶状態の反射率変化を大きく
して再生信号振幅を大きくする、 3)基板を熱的ダメージから保護する、等がある。
【0007】相変化光ディスクの場合、信号記録時には
記録膜を融点(例えば600℃)以上に昇温して溶融す
る過程があるために、誘電体層は大きな熱的ストレスを
受ける。そのため内部応力が小さく、かつ熱的に安定な
誘電体材料としてZnSとSiO2の混合材料(以下Zn
S−SiO2)が開発されている(第35回応用物理学関係
連合講演会予稿集28P-ZQ-3, P839(1988))。この混合材
料は屈折率が大きいため、レーザー光の吸収率を高めた
り、アモルファス・結晶間または結晶・結晶間の反射率
変化を大きくするのにも適している。
【0008】また、Ge、Siあるいは記録層の構成元
素を組成中に含む窒化物あるいは窒酸化物(非ガス元素
の窒化部分と酸化部分とが混在した化合物を言う)を記
録層に接する誘電体層に用いた場合、窒素あるいは酸素
の解離する温度が高く、熱的に安定である。さらに、窒
化物あるいは窒酸化物は緻密な膜であるため、外部から
のガスの進入、またはオーバーライトサイクルによる熱
や応力により記録層から離隔した誘電体層の材料から遊
離したガスの記録層への移動を抑制する効果がある。こ
れにより、記録特性(再生及び記録信号強度の安定性)
の高温高湿下における信頼性が良好になると考えられ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、相変化
光ディスクにおける記録膜の保護層として窒化物あるい
は窒酸化物からなる誘電体材料を用いた場合、耐熱性が
向上し、記録膜へのガスの進入を防ぐことができるた
め、良好なオーバーライト特性が得られる。
【0010】しかしながら、窒化物あるいは窒酸化物か
らなる誘電体材料は、記録膜との密着力が弱く、例えば
高温高湿の耐環境性試験によって剥離する場合があっ
た。
【0011】この剥離現象は、特に相変化光ディスクの
結晶状態で顕著であった。相変化光ディスクでは。一般
に信号の記録がアモルファス状態、消去が結晶状態に対
応するが、成膜直後はアモルファス状態のため、レーザ
光照射あるいはフラッシュ光照射によって、あらかじめ
結晶化し消去状態とする。この時結晶化することによっ
て体積が数%から10%収縮する。すなわち、記録層と
誘電体層との界面の応力が大きくなるため、アモルファ
ス状態よりも結晶状態の場合に剥離しやすくなるものと
考えられる。
【0012】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、相変化型光学的情報記録媒体の記録層と誘電体層と
の界面での剥離と抑制でき、以てオーバーライトサイク
ル特性が良好で、熱的に安定な高信頼性の光学的情報記
録媒体、及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光学的情報記録媒体、レーザ光線の照射に
よって光学的に識別可能な状態間で可逆的な変化を生じ
る材料を含む記録層を基板上に備え、材料または材料組
成比の少なくとも何れか一方が異なる誘電体を含む保護
層を少なくとも一方の前記基板の主面に具備し、前記保
護層の内少なくとも前記記録層から離隔した側の誘電体
の材料が、Ge、Siまたは前記記録層の構成元素の内
の少なくとも何れか1つの窒化物あるいは窒酸化物の何
れかの構成を有する。
【0014】また、この保護層の内、少なくとも記録層
に隣接した誘電体の材料が、Ge、Siまたは前記記録
層の構成元素の内の少なくとも何れか1つの酸化物ある
いは窒酸化物の何れかである、あるいは、この保護層の
内、少なくとも記録層に隣接した誘電体の酸素濃度が、
前記記録層から離隔した側の誘電体に比べ多い光学的情
報記録媒体である。
【0015】また、この光学的情報記録媒体の製造方法
として、保護層の内少なくとも前記記録層に隣接した前
記誘電体の成膜が、Ge、Siまたは前記記録層の構成
元素の内の少なくとも何れか1つを含むターゲットを用
い、希ガスと少なくとも酸素成分を含む混合雰囲気中で
スパッタリングによって成膜する構成を含み作製され
る。
【0016】あるいは、記録層の表面を、希ガスと少な
くとも酸素成分を含む混合雰囲気中でプラズマ処理した
後、直ちにGe、Siまたは前記記録層の構成元素の内
の少なくとも何れか1つの窒化物あるいは窒酸化物の何
れかを成膜する工程を含み作製する。
【0017】また、本発明の光学的情報記録媒体は、保
護層の内少なくとも前記記録層に隣接した誘電体の材料
が、Ge、Siまたは前記記録層の構成元素の内の少な
くとも何れか1つの硫化物であり、かつ前記保護層の内
少なくとも前記記録層から離隔した側の誘電体の材料
が、Ge、Siまたは前記記録層の構成元素の内の少な
くとも何れか1つの窒化物あるいは窒酸化物の何れかで
構成する。
【0018】上記光学的情報記録媒体は、この記録層の
表面を、希ガスと少なくともSF6、H2Sの何れかを含
む混合雰囲気中でプラズマ処理した後、直ちにGe、S
iまたは前記記録層の構成元素の内の少なくとも何れか
1つの窒化物あるいは窒酸化物の何れかを成膜する工程
を含み作製する。
【0019】あるいは、保護層の内少なくとも記録層に
隣接した誘電体の材料の成膜が、Ge、Siまたは前記
記録層の構成元素の内の少なくとも何れか1つを含むタ
ーゲットを用い、希ガスと少なくともSF6、H2Sの何
れかを含む混合雰囲気中でスパッタして成膜する工程を
含み作製する。
【0020】また、本発明の光学的情報記録媒体は、保
護層の内少なくとも記録層に隣接した誘電体の材料が、
Ge、Siまたは前記記録層の構成元素の内の少なくと
も何れか1つのフッ化物あるいはフッ酸化物(非ガス元
素のフッ化部分と酸化部分とが混在した化合物を言う)
であり、前記保護層の内少なくとも前記記録層から離隔
した側の誘電体の材料が、Ge、Siまたは前記記録層
の構成元素の内の少なくとも何れか1つの窒化物あるい
は窒酸化物の何れかで構成する。
【0021】上記光学的情報記録媒体は、この記録層の
表面を、希ガスと少なくともCF4、C26,C38
CHF3の何れかを含む混合雰囲気中でプラズマ処理し
た後、直ちに、Ge、Siまたは前記記録層の構成元素
の内の少なくとも何れか1つの窒化物あるいは窒酸化物
の何れかを成膜する工程を含み作製する。
【0022】あるいは、保護層の内少なくとも記録層に
隣接した誘電体の材料の成膜が、Ge、Siまたは前記
記録層の構成元素の内の少なくとも何れか1つを含むタ
ーゲットを用い、希ガスと少なくともCF4、C26
38,CHF3の何れかを含む混合雰囲気中でスパッ
タして成膜する工程を含み作製する。
【0023】
【発明の実施の形態】保護層の内、記録層に隣接した誘
電体の材料を、酸素組成比の多いGe、Siまたは前記
記録層の構成元素の内の少なくとも何れか1つを含む窒
化物あるいは窒酸化物とすることにより、記録層から離
隔した側の誘電体材料のもつ特性、つまり、オーバーラ
イトサイクルによって誘電体材料から遊離した成分の記
録層へ拡散等に起因する移動を抑制や、記録層のオーバ
ーライトサイクル時の耐熱特性の向上を損なうことな
く、記録層と誘電体層の接着性が改善される。
【0024】また、記録層に隣接した保護層の誘電体の
材料を、Ge、Siまたは前記記録層の構成元素の内の
少なくとも何れか1つを含む硫化物、あるいはフッ化物
とした場合にも同様の効果が得られる。
【0025】なお、記録層に隣接した誘電体の材料とし
て、Ge、Siまたは記録層の構成元素の内の少なくと
も何れか1つの酸化物あるいは酸素濃度の多い窒酸化物
の何れかを適用する場合には、膜の内部応力の緩和効果
が顕著であるため好ましく、特にGeまたはSiの酸化
物あるいは窒酸化物を適用した場合には、内部応力が小
さいため好ましい。
【0026】図1に本発明による光学的情報記録媒体の
構造の一例を示す。基板1上に記録層4から離隔した第
1の誘電体2と、記録層4に隣接した第2の誘電体3と
からなる保護層A、記録層4、記録層4に隣接した第3
の誘電体5と、記録層4から離隔した第4の誘電体6と
からなる保護層B、反射層7の順に積層した構成であ
る。
【0027】また、図2に本発明による光学的情報記録
媒体の構造の他の一例を示す。基板11上に記録層14
から離隔した第1の誘電体層12と、記録層14に隣接
した第2の誘電体層13とからなる保護層A、記録層1
4、第3の誘電体層15(保護層)、反射層16の順に
積層した構成である。
【0028】さらに、図3に本発明による光学的情報記
録媒体の構造の別の一例を示す。基板21上に第1の誘
電体層22(保護層)、記録層23、記録層23に隣接
した第2の誘電体層24と記録層23から離隔した第3
の誘電体層25とからなる保護層B、反射層26の順に
積層した構成である。
【0029】但し、本発明の光学的情報記録媒体は、こ
れら3例以外でも、保護層Aまたは/及び保護層Bが3
層以上の構成であっても良く、さらに反射層を設けない
構成であってもよい。
【0030】要するに、本発明の要件の一つは、記録層
から離隔した誘電体層がGe、Siあるいは記録層の構
成元素の内の少なくとも何れか1つの窒化物あるいは窒
酸化物の何れかであって、保護層のうち記録層に隣接し
た側の誘電体層が、記録層から離隔した側の誘電体層よ
りも酸素濃度が多い、あるいは硫黄及びフッ素をその組
成中に含有することであり、保護層の層数、反射層の有
無等の光学的情報記録媒体の構成には依存しない。
【0031】また、図4に本発明による光学的情報記録
媒体の構造の別の一例を示す。基板31上に第1の保護
層32、記録層33、第2の保護層34からなる保護層
B、反射層35の順に積層した構成である。
【0032】ここで、上記構成における本発明の光学的
情報記録媒体の用件は、Ge、Siあるいは記録層の構
成元素の内の少なくとも何れか1つの窒化物あるいは窒
酸化物の何れかからなる第1の保護層31または/及び
第2の保護層32と、記録層33との界面及びその近傍
のおける酸素濃度が、第1の保護層31または/及び第
2の保護層32及び記録層33の何れの酸素濃度よりも
高いことであって、第1の保護層あるいは/及び第2の
保護層が2層以上の誘電体層から構成されるもの、また
は反射層35がないものも含まれる。
【0033】なお、酸素濃度が高い界面または界面近傍
の膜厚は、記録層及び当該記録層に隣接する誘電体層の
膜厚に比して薄く、例えばSIMS(2次電子質量分
析)によって存在を確認することができる。
【0034】本発明に適用される基板1、11及び21
としては、情報を光学的に記録・再生・消去するため、
光学的に透明なガラス、樹脂等が使用可能であるが、一
般的には透明なガラス、石英、ポリカーボネート樹脂、
ポリメチルメタアクリレート樹脂、ポリオレフィン樹脂
等である。
【0035】記録層4、14、23及び33は相変化媒
体であり、アモルファスと結晶間、あるいは結晶とさら
に異なる結晶間で光学的に検知可能な状態変化を起こす
物質であれば材料及び材料組成は限定されるものではな
く適用でき、具体的な材料としてはTe,Se,Sb,
In,Ge等の合金系が専ら用いられ、その3元系の元
素の組合せとしては、例えばGe・Sb・Te,In・
Sb・Te,Ga・Sb,Ge・Sb,In・Ge・S
b,In・Ga・Sb,Ge・Sn・Te,Ag・Sb
・Te等が挙げられ、これら以外の元素を添加した4元
以上の系、あるいは2元系であっても適用できる。
【0036】反射層7、16、26及び35は、上述し
たように本発明の製造方法により得られる光学的情報記
録媒体の構成上の必須要件ではないが、材料としては例
えばAu,Al,Ti,Ni,Cr等の単体あるいは合
金で構成される。
【0037】本発明の光学的情報記録媒体で、Ge、S
iあるいは記録層の構成元素の内の少なくとも何れか1
つの窒化物あるいは窒酸化物あるいは酸化物を成膜する
のに用いるターゲットは、Ge、Siまたは前記記録層
構成元素の内少なくとも何れか1つを含むものである。
【0038】但し、窒化物、窒酸化物または酸化物の非
ガス成分元素が複数からなる場合、ターゲットの数とし
ては、誘電体の組成調整のためにはターゲットの構成元
素を単体で独立して含むマルチターゲットが好ましく、
装置の簡略化等を考慮すると構成元素の少なくとも2種
類以上の混合物が好ましく適宜選択できる。例えば、G
eと他の1種類の金属の窒酸化物を成膜する場合、Ge
と他の1種類の金属の混合物のターゲットを選ぶことが
できる。
【0039】また、本発明の混合雰囲気で適用する希ガ
スとしては、He、Ne、Ar、KrまたはXeが単独
あるいは混合して適用できる。また、酸素成分としては
例えば酸素分子またはオゾン分子等が適用できる。な
お、保護層の誘電体材料に窒化物または窒酸化物を適用
する場合には、ターゲットの構成元素等に応じて混合雰
囲気中に窒素成分を含有するガスを適宜混合すること勿
論である。この窒素成分のガスとしては、例えば窒素分
子、アンモニア等が用いられる。
【0040】Ge、Siあるいは記録層の構成元素の内
の少なくとも何れか1つの窒酸化物は、酸素濃度が大き
くなるほど内部応力が小さくなる。このことから、記録
層4、13または23から離隔した誘電体層2、6、1
2あるいは25が、Ge、Siまたは記録層4、13あ
るいは23の構成元素の内の少なくとも何れか一つの窒
化物または窒酸化物からなる場合に、記録層4、13ま
たは23に隣接した誘電体層3、5、13または24
に、酸素濃度の高いGe、Siまたは記録層4、13あ
るいは23の構成元素の内の少なくとも何れか一つの窒
酸化物あるいは酸化物を用いることで、誘電体層2、
6、12あるいは25と記録層4、13あるいは23の
間に加わる応力が緩和され、高温高湿条件下における高
速環境試験後の膜剥離の発生が抑制される。
【0041】また、記録層4、13あるいは23に隣接
した誘電体層3、5、13あるいは24に、Ge、Si
または記録層4、13あるいは23の構成元素の内の少
なくとも何れか一つの窒酸化物あるいは酸化物を用いる
ことで、記録層の構成元素及び/または記録層から離隔
した誘電体層の構成元素が層間移動し、記録層の記録特
性及び/または誘電体の熱的または機械的特性の変化す
るのを抑制できる。
【0042】さらに、Ge、Siの窒化物あるいは窒酸
化物は、膜質が緻密で耐熱性があるため好ましく、ま
た、光学的情報記録媒体では特に記録特性の変動が問題
視されるため、記録層の構成元素の窒化物あるいは窒酸
化物を適用すると、記録層の構成元素が誘電体へ拡散移
動する現象を抑制できるため好ましく、特にGeの窒化
物あるいは窒酸化物は上記特性を満たし好ましい。従っ
て、例えばGe・Sb・Te系の記録層等のように、G
eを記録層の耐熱性を担う成分として含む場合には、G
eの窒化物あるいはGeの窒酸化物を記録層に隣接した
誘電体層として含む構成が好ましい。
【0043】本発明の光学的情報記録媒体の保護層の
内、Ge、Siまたは記録層の構成元素の内の少なくと
も何れか一つの窒化物あるいは窒酸化物あるいは酸化物
が含まれない誘電体層の材料としては、例えばZnS−
SiO2等の通常用いられているいわゆる誘電体保護層
材料を用いればよい。
【0044】以下に実施例を用いて本発明をさらに具体
的に説明する。 (実施の形態1)基板として信号記録用トラックを予め
設けた直径120mmのポリカーボネイト基板、記録層
としてGe・Sb・Teからなる3元材料、反射層とし
てAl合金、上下の保護層としてGe及びZnSとSi
2との混合材料を用いて光ディスクを作製した。な
お、光ディスクの薄膜層を保護するために反射層の上に
樹脂コートを施した。ここで、上下の保護層は材料また
は組成比の異なる2層構造になっている。
【0045】図1を用いて説明すると、各層の膜厚は基
板側から、保護層Aの第1の誘電体層2が80nm、第
2の誘電体層3が5nm、記録層4が17nm、保護層
Bの第3の誘電体層5が4nm、第4の誘電体層6が1
1nm、反射層7が100nmである。
【0046】保護層Aの第1の誘電体層2の成膜は、Z
nSとSiO2との混合材料をターゲットとして、スパ
ッタパワー300W、スパッタ雰囲気はArとO2との
混合ガスを、流量20sccm、全圧1mTorrの条
件でスパッタ法で成膜した。
【0047】また、保護層Aの第2の誘電体層3、保護
層Bの第3の誘電体層5及び第4の誘電体層6を成膜す
るときは、Geをターゲットとして、窒素濃度は20%
で、酸素濃度を変化させたアルゴンと窒素と酸素の混合
ガスの雰囲気中で、Geの窒酸化物の反応性スパッタリ
ングを行った。
【0048】また、記録層はGe、Sb及びTeの混合
ターゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で、
流量20sccm、全圧1mTorrの条件下で、スパ
ッタパワー80Wで行い、反射層はAlとCrの混合タ
ーゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で、流
量20sccm、全圧2mTorrの条件下で、スパッ
タパワー200Wで行った。
【0049】作製した光ディスクを、レーザー波長68
0nm、開口数(NA)0.55の光学系を有する初期
化装置により、10m/sで回転しながら連続光を照射
して記録層を結晶化し、90℃、湿度80%の環境下で
100時間放置した後に、面積0.1mm2中の膜の剥
離の程度、つまり、剥離の大きさ及び個数を100倍の
光学顕微鏡を使って観察した。
【0050】(表1)に、保護層Bの第3の誘電体層5
を成膜する時の雰囲気中の酸素濃度と、膜の剥離の程度
との関係の評価結果を示す。但し、保護層Aの第2の誘
電体層3と保護層Bの第4の誘電体層6とを成膜する時
の雰囲気中の酸素濃度は2%である。
【0051】酸素濃度が5%よりも小さい場合は膜の剥
離個数が増加しており、これはまだ第3の誘電体層の膜
の剛性が強いため、誘電体層と記録層との応力の抑制が
不十分であるためと考えられる。また、酸素濃度が20
%を越える場合は、逆に第3の誘電体層の膜の強度が劣
化しており、膜剥離の発生が増加するためと考えられ
る。
【0052】従って、良好な膜の接着性が得られる成膜
雰囲気中の酸素濃度範囲としては、5%以上20%以下
であることが確認できた。
【0053】
【表1】
【0054】本実施の形態において、混合ガスの希ガス
成分としてアルゴンを用いたが、He,Ne,Krまた
はXeなどの不活性ガスを用いれば、いずれも同様の効
果が得られる。
【0055】本実施の形態において、記録層から見て反
射層側にある保護層Bだけが窒化物あるいは窒酸化物の
2層構造にしたが、基板側の保護層が窒化物あるいは窒
酸化物の2層構造で、記録層に隣接した側の誘電体層の
成膜時の雰囲気中の酸素濃度が高い場合にも同じ効果が
得られる。さらに、記録層の両側の保護層が2層以上の
誘電体からなる場合にも、同じ効果が得られる。
【0056】さらに、記録層の基板側と反対の主面側に
反射層を備え、反射層と記録層との間の膜厚が、記録層
と基板との間の膜厚よりも薄い構成では、反射層と記録
層との間の層の熱伝導性が促進され、オーバーライトサ
イクルによって発生する蓄熱が抑制されるため好まし
い。
【0057】(実施の形態2)実施の形態1と同じ基板
を用いて、記録層としてGe・Sb・Teからなる3元
材料、反射層としてAl合金、上下の保護層としてGe
及びZnSとSiO2との混合材料を用いて光ディスク
を作製した。なお、光ディスクの薄膜層を保護するため
に反射層の上に樹脂コートを施した。但し、上下の保護
層は材料または組成比の異なる2層構造になっている。
【0058】図1を用いて説明すると、各層の膜厚は基
板側から、保護層Aの第1の誘電体層2が80nm、第
2の誘電体層3が5nm、記録層4が17nm、保護層
Bの第3の誘電体層5が4nm、第4の誘電体層6が1
1nm、反射層7が100nmである。
【0059】保護層Aの第1の誘電体層2の成膜は、Z
nSとSiO2との混合材料をターゲットとして、スパ
ッタパワー300W、スパッタ雰囲気はArとO2との
混合ガスを、流量20sccm、全圧1mTorrの条
件でスパッタ法で成膜した。
【0060】また、保護層Aの第2の誘電体層3及び保
護層Bの第4の誘電体層6を成膜するときは、Geをタ
ーゲットとして、窒素濃度は20%、酸素濃度は2%
で、酸素濃度を変化させたアルゴンと窒素と酸素の混合
ガスの雰囲気中で、Geの窒酸化物の反応性スパッタリ
ングを行った。
【0061】また、保護層Bの第3の誘電体層5は、ア
ルゴンと窒素と酸素との混合ガスの雰囲気中で、スパッ
タパワー400Wで逆スパッタすることにより、記録層
4の表面を窒化及び酸化させて形成した。
【0062】また、記録層はGe、Sb及びTeの混合
ターゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で、
流量20sccm、全圧1mTorrの条件下で、スパ
ッタパワー80Wで行い、反射層はAlとCrの混合タ
ーゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で、流
量20sccm、全圧2mTorrの条件下で、スパッ
タパワー200Wで行った。
【0063】実施の形態1と同様の方法で膜の剥離の程
度を評価し、保護層Bの第3の誘電体層5を成膜する時
の雰囲気中の酸素濃度と、膜の剥離の程度との関係の評
価結果を(表2)に示す。
【0064】酸素濃度が5%よりも小さい場合は膜の剥
離個数が増加しており、これはまだ第3の誘電体層の膜
の剛性が強いため、誘電体層と記録層との応力の抑制が
不十分であるためと考えられる。また、酸素濃度が20
%を越える場合は、逆に第3の誘電体層の膜の強度が劣
化しており、膜剥離の発生が増加するためと考えられ
る。
【0065】従って、良好な膜の接着性が得られる酸素
濃度範囲としては、5%以上20%以下であることが確
認できた。
【0066】
【表2】
【0067】本実施の形態において、混合ガスの希ガス
成分としてアルゴンを用いたが、He,Ne,Krまた
はXeなどの不活性ガスを用いれば、いずれも同様の効
果が得られる。
【0068】ここで、記録層の基板側と反対の主面側に
反射層を備え、反射層と記録層との間の膜厚が、記録層
と基板との間の膜厚よりも薄い構成では、反射層と記録
層との間の層の熱伝導性が促進され、オーバーライトサ
イクルによって発生する蓄熱が抑制されるためである。
【0069】本実施の形態において、記録層から見て反
射層側にある保護層Bだけが窒化物あるいは窒酸化物の
2層構造にしたが、基板側の保護層が窒化物あるいは窒
酸化物の2層構造で、記録層に隣接した側の誘電体層の
成膜時の雰囲気中の酸素濃度が高い場合にも同じ効果が
得られる。さらに、記録層の両側の保護層が2層以上の
誘電体からなる場合にも、同じ効果が得られる。
【0070】(実施の形態3)実施の形態1と同じ基
板、記録層としてGe・Sb・Teからなる3元材料、
反射層としてAl合金、上下の保護層としてGe及びZ
nSとSiO2の混合材料を用いて光ディスクを作製し
た。なお、光ディスクの薄膜層を保護するために反射層
の上に樹脂コートを施した。但し、上下の保護層は材料
または組成比の異なる2層構造になっている。
【0071】図1を用いて説明すると、各層の膜厚は基
板側から、保護層Aの第1の誘電体層2が80nm、第
2の誘電体層3が5nm、記録層4が17nm、保護層
Bの第3の誘電体層5が4nm、第4の誘電体層6が1
1nm、反射層7が100nmである。
【0072】保護層Aの第1の誘電体層2の成膜は、Z
nSとSiO2の混合材料をターゲットとして、スパッ
タパワー300W、スパッタ雰囲気はArとO2との混
合ガスを流量20sccm、全圧1mTorrの条件で
スパッタ法で行って成膜した。
【0073】また、保護層Aの第2の誘電体層3及び保
護層Bの第4の誘電体層6を成膜するときは、Geをタ
ーゲットとして、窒素濃度は20%で、酸素濃度は2%
のアルゴンと窒素と酸素の混合ガスの雰囲気中で、Ge
の窒酸化物の反応性スパッタリングを行った。
【0074】保護層Bの第3の誘電体層5を成膜すると
きは、Geをターゲットとして、SF6濃度を変化させ
たアルゴンとSF6との混合ガスの雰囲気中で、Geの
硫化物の反応性スパッタリングを行った。
【0075】また、記録層はGe、Sb及びTeの混合
ターゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で、
流量20sccm、全圧1mTorrの条件下で、スパ
ッタパワー80Wで行い、反射層はAlとCrの混合タ
ーゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で流量
20sccm、全圧2mTorrの条件下で、スパッタ
パワー200Wで行った。
【0076】作製した光ディスクを、レーザー波長68
0nm、開口数(NA)0.55の光学系を有する初期
化装置により、10m/sで回転しながら連続光を照射
して記録層を結晶化し、90℃、湿度80%の環境下で
100時間放置した後に、面積0.1mm2中の膜の剥
離の程度、つまり、剥離の大きさ及び個数を100倍の
光学顕微鏡を使って観察した。
【0077】(表3)に、保護層Bの第3の誘電体層5
を成膜する時の雰囲気中のSF6濃度と、膜の剥離の程
度との関係の評価結果を示す。但し、保護層Aの第2の
誘電体層3と保護層Bの第4の誘電体層6とを成膜する
時の雰囲気中の酸素濃度は2%である。
【0078】SF6濃度が0.5%よりも小さい場合は
膜の剥離個数が増加しており、これはまだ、第3の誘電
体層の膜の剛性が強いため、誘電体層と記録層との応力
の抑制が不十分であるためと考えられる。また、SF6
濃度が20%を越える場合は逆に第3の誘電体層の膜の
強度が劣化しており、膜剥離の発生が増加するためと考
えられる。
【0079】従って、良好な膜の接着性が得られる成膜
雰囲気中のSF6濃度範囲としては、0.5%以上20
%以下であることが確認できた。
【0080】
【表3】
【0081】本実施の形態において、混合ガスの希ガス
成分としてアルゴンを用いたが、He,Ne,Krまた
はXeなどの不活性ガスを用いれば、いずれも同様の効
果が得られる。
【0082】また、本実施の形態では、Geの硫化物を
成膜する時に希ガスとの混合ガスにSF6を添加した場
合を説明したが、H2Sを用いても同様の効果が得られ
る。
【0083】ここで、記録層の基板側と反対の主面側に
反射層を備え、反射層と記録層との間の膜厚が、記録層
と基板との間の膜厚よりも薄い構成では、反射層と記録
層との間の層の熱伝導性が促進され、オーバーライトサ
イクルによって発生する蓄熱が抑制されるためである。
【0084】本実施の形態において、記録層から見て反
射層側にある保護層Bだけが窒化物あるいは窒酸化物の
2層構造にしたが、基板側の保護層が窒化物あるいは窒
酸化物の2層構造で、記録層に隣接した側の誘電体層が
硫化物である場合にも同じ効果が得られる。さらに、記
録層の両側の保護層が2層以上の誘電体からなる場合に
も、同じ効果が得られる。
【0085】(実施の形態4)実施の形態1と同じ基板
を用いて、記録層としてGe・Sb・Teからなる3元
材料、反射層としてAl合金、上下の保護層としてGe
及びZnSとSiO2の混合材料を用いて光ディスクを
作製した。なお、光ディスクの薄膜層を保護するために
反射層の上に樹脂コートを施した。但し、上下の保護層
は材料または組成比の異なる2層構造になっている。
【0086】図1を用いて説明すると、各層の膜厚は基
板側から、保護層Aの第1の誘電体層2が80nm、第
2の誘電体層3が5nm、記録層4が17nm、保護層
Bの第3の誘電体層5が4nm、第4の誘電体層6が1
1nm、反射層7が100nmである。
【0087】保護層Aの第1の誘電体層2の成膜は、Z
nSとSiO2の混合材料をターゲットとして、スパッ
タパワー300W、スパッタ雰囲気はArとO2との混
合ガスを流量20sccm、全圧1mTorrの条件で
スパッタ法で行って成膜した。
【0088】また、保護層Aの第2の誘電体層3及び保
護層Bの第4の誘電体層6を成膜するときは、Geをタ
ーゲットとして、窒素濃度は20%、酸素濃度は2%
で、酸素濃度を変化させたアルゴンと窒素と酸素の混合
ガスの雰囲気中で、Geの窒酸化物の反応性スパッタリ
ングを行った。
【0089】また、保護層Bの第3の誘電体層5は、ア
ルゴンと窒素とSF6との混合ガスの雰囲気中で、スパ
ッタパワー400Wで逆スパッタすることにより、記録
層4の表面を窒化及び硫化させて形成した。
【0090】また、記録層はGe、Sb及びTeの混合
ターゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で、
流量20sccm、全圧1mTorrの条件下で、スパ
ッタパワー80Wで行い、反射層はAlとCrの混合タ
ーゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で、流
量20sccm、全圧2mTorrの条件下で、スパッ
タパワー200Wで行った。
【0091】実施の形態1と同様の方法で膜の剥離の程
度を評価し、保護層Bの第3の誘電体層5を成膜する時
の雰囲気中のSF6濃度と、膜の剥離の程度との関係の
評価結果を(表4)に示す。
【0092】SF6濃度が0.5%よりも小さい場合は
膜の剥離個数が増加しており、これはまだ、第3の誘電
体層の膜の剛性が強いため、誘電体層と記録層との応力
の抑制が不十分であるためと考えられる。また、SF6
濃度が20%を越える場合は逆に第3の誘電体層の膜の
強度が劣化しており、膜剥離の発生が増加するためと考
えられる。
【0093】従って、良好な膜の接着性が得られるSF
6濃度範囲としては、0.5%以上20%以下であるこ
とが確認できた。
【0094】
【表4】
【0095】本実施の形態において、混合ガスの希ガス
成分としてアルゴンを用いたが、He,Ne,Krまた
はXeなどの不活性ガスを用いれば、いずれも同様の効
果が得られる。
【0096】また、Geの硫化物を形成する時に、希ガ
スとの混合ガスにSF6を添加したが、H2Sを用いても
同様の効果が得られる。
【0097】ここで、記録層の基板側と反対の主面側に
反射層を備え、反射層と記録層との間の膜厚が、記録層
と基板との間の膜厚よりも薄い構成では、反射層と記録
層との間の層の熱伝導性が促進され、オーバーライトサ
イクルによって発生する蓄熱が抑制されるためである。
【0098】本実施の形態において、記録層から見て反
射層側にある保護層Bだけが窒化物あるいは窒酸化物の
2層構造にしたが、基板側の保護層が窒化物あるいは窒
酸化物の2層構造で、記録層に隣接した側の誘電体層が
硫化物である場合にも同じ効果が得られる。さらに、記
録層の両側の保護層が2層以上の誘電体からなる場合に
も、同じ効果が得られる。
【0099】(実施の形態5)実施の形態1と同じ基
板、記録層としてGe・Sb・Teからなる3元材料、
反射層としてAl合金、上下の保護層としてGe及びZ
nSとSiO2との混合材料を用いて光ディスクを作製
した。なお、光ディスクの薄膜層を保護するために反射
層の上に樹脂コートを施した。ここで、上下の保護層は
材料または組成比の異なる2層構造になっている。
【0100】図1を用いて説明すると、各層の膜厚は基
板側から、保護層Aの第1の誘電体層2が80nm、第
2の誘電体層3が5nm、記録層4が17nm、保護層
Bの第3の誘電体層5が4nm、第4の誘電体層6が1
1nm、反射層7が100nmである。
【0101】保護層Aの第1の誘電体層2の成膜は、Z
nSとSiO2との混合材料をターゲットとして、スパ
ッタパワー300W、スパッタ雰囲気はArとO2との
混合ガスを、流量20sccm、全圧1mTorrの条
件でスパッタ法で成膜した。
【0102】また、保護層Aの第2の誘電体層3及び保
護層Bの第4の誘電体層6を成膜するときは、Geをタ
ーゲットとして、窒素濃度は20%で、酸素濃度は2%
のアルゴンと窒素と酸素の混合ガスの雰囲気中で、Ge
の窒酸化物の反応性スパッタリングを行った。
【0103】保護層Bの第3の誘電体層5を成膜すると
きは、Geをターゲットとして、CF4濃度を変化させ
たアルゴンとCF4の混合ガスの雰囲気中で、Geのフ
ッ化物の反応性スパッタリングを行った。
【0104】また、記録層はGe、Sb及びTeの混合
ターゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で、
流量20sccm、全圧1mTorrの条件下で、スパ
ッタパワー80Wで行い、反射層はAlとCrの混合タ
ーゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で、流
量20sccm、全圧2mTorrの条件下で、スパッ
タパワー200Wで行った。
【0105】作製した光ディスクを、レーザー波長68
0nm、開口数(NA)0.55の光学系を有する初期
化装置により、10m/sで回転しながら連続光を照射
して記録層を結晶化し、90℃、湿度80%の環境下で
100時間放置した後に、面積0.1mm2中の膜の剥
離の程度、つまり、剥離の大きさ及び個数を100倍の
光学顕微鏡を使って観察した。
【0106】(表5)に、保護層Bの第3の誘電体層5
を成膜する時の雰囲気中のCF4濃度と、膜の剥離の程
度との関係の評価結果を示す。但し、保護層Aの第2の
誘電体層3と保護層Bの第4の誘電体層6とを成膜する
時の雰囲気中の酸素濃度は2%である。
【0107】CF4濃度が0.5%よりも小さい場合は
膜の剥離個数が増加しており、これはまだ、第3の誘電
体層の膜の剛性が強いため、誘電体層と記録層との応力
の抑制が不十分であるためと考えられる。また、CF4
濃度が20%を越える場合は、逆に第3の誘電体層の膜
の強度が劣化しており、膜剥離の発生が増加するためと
考えられる。
【0108】従って、良好な膜の接着性が得られる成膜
雰囲気中のCF4濃度範囲としては、0.5%以上20
%以下であることが確認できた。
【0109】
【表5】
【0110】本実施の形態において、混合ガスの希ガス
成分としてアルゴンを用いたが、He,Ne,Krまた
はXeなどの不活性ガスを用いれば、いずれも同様の効
果が得られる。
【0111】また、本実施の形態ではGeのフッ化物を
成膜する時に希ガスとの混合ガスにCF4を添加した
が、C26,C38,またはCHF3を用いても同様の
効果が得られる。
【0112】本実施の形態において、記録層から見て反
射層側にある保護層Bだけが窒化物あるいは窒酸化物の
2層構造にしたが、基板側の保護層が窒化物あるいは窒
酸化物の2層構造で、記録層に隣接した側の誘電体層が
フッ化物である場合にも同じ効果が得られる。さらに、
記録層の両側の保護層が2層以上の誘電体からなる場合
にも、同じ効果が得られる。
【0113】本実施の形態では、フッ化物の場合を説明
したが、フッ酸化物であっても同様な効果が得られる。
但し、フッ酸化物を成膜する際のスパッタ雰囲気には、
適用するターゲットの材料に応じて適宜酸素成分ガスを
導入すること勿論である。
【0114】(実施の形態6)実施の形態1と同じ基板
を用いて、記録層としてGe・Sb・Teからなる3元
材料、反射層としてAl合金、上下の保護層としてGe
及びZnSとSiO2との混合材料を用いて光ディスク
を作製した。なお、光ディスクの薄膜層を保護するため
に反射層の上に樹脂コートを施した。但し、上下の保護
層は材料または組成比の異なる2層構造になっている。
【0115】図1を用いて説明すると、各層の膜厚は基
板側から、保護層Aの第1の誘電体層2が80nm、第
2の誘電体層3が5nm、記録層4が17nm、保護層
Bの第3の誘電体層5が4nm、第4の誘電体層6が1
1nm、反射層7が100nmである。
【0116】保護層Aの第1の誘電体層2の成膜は、Z
nSとSiO2との混合材料をターゲットとして、スパ
ッタパワー300W、スパッタ雰囲気はArとO2との
混合ガスを、流量20sccm、全圧1mTorrの条
件でスパッタ法で成膜した。
【0117】また、保護層Aの第2の誘電体層3及び保
護層Bの第4の誘電体層6を成膜するときは、Geをタ
ーゲットとして、窒素濃度は20%、酸素濃度は2%
で、酸素濃度を変化させたアルゴンと窒素と酸素の混合
ガスの雰囲気中で、Geの窒酸化物の反応性スパッタリ
ングを行った。
【0118】また、保護層Bの第3の誘電体層5は、ア
ルゴンと窒素とCF4との混合ガスの雰囲気中で、40
0Wの電力で放電することにより、CF4をプラズマ化
して、記録層4の表面を窒化及びフッ化させて形成し
た。
【0119】また、記録層はGe、Sb及びTeの混合
ターゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で、
流量20sccm、全圧1mTorrの条件下で、スパ
ッタパワー80Wで行い、反射層はAlとCrの混合タ
ーゲットを、アルゴンガスのみのスパッタ雰囲気で流量
20sccm、全圧2mTorrの条件下で、スパッタ
パワー200Wで行った。
【0120】実施の形態1と同様の方法で膜の剥離の程
度を評価し、保護層Bの第3の誘電体層5を成膜する時
の雰囲気中のCF4濃度と、膜の剥離の程度との関係の
評価結果を(表6)に示す。
【0121】CF4濃度が0.5%よりも小さい場合は
膜の剥離個数が増加しており、これはまだ、第3の誘電
体層の膜の剛性が強いため、誘電体層と記録層との応力
の抑制が不十分であるためと考えられる。また、CF4
濃度が20%を越える場合は、逆に第3の誘電体層の膜
の強度が劣化しており、膜剥離の発生が増加するためと
考えられる。
【0122】従って、良好な膜の接着性が得られるCF
4濃度範囲としては、0.5%以上20%以下であるこ
とが確認できた。
【0123】
【表6】
【0124】本実施の形態において、混合ガスの希ガス
成分としてアルゴンを用いたが、He,Ne,Krまた
はXeなどの不活性ガスを用いれば、いずれも同様の効
果が得られる。
【0125】また、本実施の形態ではGeのフッ化物を
形成する時に希ガスとの混合ガスにCF4を添加した
が、C26,C38,CHF3を用いても同様の効果が
得られる。
【0126】本実施の形態において、記録層から見て反
射層側にある保護層Bだけが窒化物あるいは窒酸化物の
2層構造にしが、基板側の保護層が窒化物あるいは窒酸
化物の2層構造で、記録層に隣接した側の誘電体層がフ
ッ化物である場合にも同じ効果が得られる。さらに、記
録層の両側の保護層が2層以上の誘電体からなる場合に
も、同じ効果が得られる。
【0127】本実施の形態では、フッ化物の場合を説明
したが、フッ酸化物であっても同様な効果が得られる。
但し、フッ酸化物を成膜する際のスパッタ雰囲気には、
適用するターゲットの材料に応じて適宜酸素成分ガスを
導入すること勿論である。
【0128】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、記
録層から離隔した側のGe、Si及び記録層の構成元素
の少なくとも何れか一つを含む窒化物あるいは窒酸化物
からなる誘電体層と、記録層とに挟まれた誘電体層を、
Ge、Si及び記録層の構成元素の少なくとも何れか一
つを含む酸素濃度の高い窒酸化物あるいは酸化物、硫化
物、あるいはフッ化物、フッ酸化物とすることにより、
記録層と誘電体層の間の応力が抑制されて、膜の接着性
に優れ、耐熱特性に優れた高信頼性の光学的情報記録媒
体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の光学的情報記録媒体の
一例を示す断面図
【図2】本発明の他の実施の形態の光学的情報記録媒体
の一例を示す断面図
【図3】本発明の別の実施の形態の光学的情報記録媒体
の一例を示す断面図
【図4】本発明の別の実施の形態の光学的情報記録媒体
の一例を示す断面図
【符号の説明】
1 基板 2 第1の誘電体層 3 第2の誘電体層 4 記録層 5 第3の誘電体層 6 第4の誘電体層 7 反射層 11 基板 12 第1の誘電体層 13 第2の誘電体層 14 記録層 15 第3の誘電体層 16 反射層 21 基板 22 第1の誘電体層 23 記録層 24 第2の誘電体層 25 第3の誘電体層 26 反射層 31 基板 32 第1の保護層 33 記録層 34 第2の保護層 35 反射層

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光線の照射によって光学的に識別
    可能な状態間で可逆的な変化を生じる材料を含む記録層
    を基板上に備え、材料または材料組成比の少なくとも何
    れか一方が膜厚方向で異なる誘電体材料を含む保護層を
    少なくとも一方の前記記録層の主面に具備し、前記保護
    層の内少なくとも前記記録層から離隔した側の誘電体の
    材料が、Ge、Siまたは前記記録層の構成元素の内の
    少なくとも何れか1つの窒化物あるいは窒酸化物の何れ
    かであることを特徴とする光学的情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 保護層の内、記録層に隣接した領域の誘
    電体材料が、Ge、Siまたは前記記録層の構成元素の
    内の少なくとも何れか1つの酸化物あるいは窒酸化物の
    何れかであることを特徴とする請求項1記載の光学的情
    報記録媒体。
  3. 【請求項3】 保護層の内、記録層に隣接した領域の誘
    電体材料に含有する酸素濃度が、前記記録層から離隔し
    た側の誘電体材料に比べ多いことを特徴とする請求項2
    記載の光学的情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3何れかに記載の保護層の
    内、少なくとも記録層に隣接した領域の誘電体材料を、
    Ge、Siまたは前記記録層の構成元素の内の少なくと
    も何れか1つを含むターゲットを用い、希ガスと少なく
    とも酸素成分を含む混合雰囲気中でスパッタリングによ
    って成膜する工程を含むことを特徴とする光学的情報記
    録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3何れかに記載の記録層の表
    面を、希ガスと少なくとも酸素成分を含む混合雰囲気中
    でプラズマ処理した後、直ちに、Ge、Siまたは前記
    記録層の構成元素の内の少なくとも何れか1つの窒化物
    あるいは窒酸化物の何れかを成膜する工程を含むことを
    特徴とする光学的情報記録媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】 混合雰囲気の酸素成分濃度が、5%以上
    20%以下であることを特徴とする請求項4または5何
    れかに記載の光学的情報記録媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】 レーザ光線の照射によって光学的に識別
    可能な状態間で可逆的な変化を生じる材料を含む記録層
    を基板上に備え、前記記録層に隣接した保護層の材料が
    Ge、Siまたは前記記録層の構成元素の内の少なくと
    も何れか1つの窒化物あるいは窒酸化物であって、前記
    保護層と前記記録層との界面または界面近傍の酸素濃度
    が、前記保護層中の酸素濃度及び前記記録層中の酸素濃
    度の何れよりも高いことを特徴とする光学的情報記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 保護層の内少なくとも記録層に隣接した
    誘電体の材料が、Ge、Siまたは前記記録層の構成元
    素の内の少なくとも何れか1つの硫化物であり、前記保
    護層の内少なくとも前記記録層から離隔した側の誘電体
    の材料が、Ge、Siまたは前記記録層の構成元素の内
    の少なくとも何れか1つの窒化物あるいは窒酸化物の何
    れかであることを特徴とする請求項1記載の光学的情報
    記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の記録層の表面を、希ガス
    と少なくともSF6またはH2Sの何れかを含む混合雰囲
    気中でプラズマ処理した後、直ちに、Ge、Siまたは
    前記記録層の構成元素の内の少なくとも何れか1つの窒
    化物あるいは窒酸化物の何れかを成膜する工程を含むこ
    とを特徴とする光学的情報記録媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の保護層の内、少なくと
    も記録層に隣接した前記誘電体の材料の成膜が、Ge、
    Siまたは前記記録層の構成元素の内の少なくとも何れ
    か1つを含むターゲットを用い、希ガスと少なくともS
    6またはH2Sの何れかを含む混合雰囲気中でスパッタ
    することを特徴とする光学的情報記録媒体の製造方法。
  11. 【請求項11】 混合雰囲気のSF6またはH2S何れか
    の成分濃度が、0.5%以上20%以下であることを特
    徴とする請求項9または10何れかに記載の光学的情報
    記録媒体の製造方法。
  12. 【請求項12】 保護層の内少なくとも記録層に隣接し
    た誘電体の材料が、Ge、Siまたは前記記録層の構成
    元素の内の少なくとも何れか1つのフッ化物あるいはフ
    ッ酸化物であり、前記保護層の内少なくとも前記記録層
    から離隔した側の誘電体の材料が、Ge、Siまたは前
    記記録層の構成元素の内の少なくとも何れか1つの窒化
    物あるいは窒酸化物の何れかであることを特徴とする請
    求項1記載の光学的情報記録媒体。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の記録層の表面を、希
    ガスと少なくともCF 4、C26,C38,CHF3の何
    れかを含む混合雰囲気中でプラズマ処理した後、直ちに
    Ge、Siまたは前記記録層の構成元素の内の少なくと
    も何れか1つの窒化物あるいは窒酸化物の何れかを成膜
    する工程を含むことを特徴とする光学的情報記録媒体の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の保護層の内、少なく
    とも記録層に隣接した前記誘電体の材料の成膜が、G
    e、Siまたは前記記録層の構成元素の内の少なくとも
    何れか1つを含むターゲットを用い、希ガスと少なくと
    もCF4、C26,C38,CHF3の何れかを含む混合
    雰囲気中でスパッタして成膜する工程を含むことを特徴
    とする光学的情報記録媒体の製造方法。
  15. 【請求項15】 混合雰囲気のCF4、C26,C
    38,CHF3何れかの成分濃度が、0.5%以上20
    %以下であることを特徴とする請求項13または14何
    れかに記載の光学的情報記録媒体の製造方法。
  16. 【請求項16】 記録層の基板側と反対の主面側に反射
    層を備え、前記反射層と前記記録層との間の保護層の膜
    厚が、前記基板と前記記録層との間の保護層の膜厚より
    も薄いことを特徴とする請求項1〜3、7、8または1
    2何れかに記載の光学的情報記録媒体。
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