JPH10301486A - 地図表示装置及び方法並びにコンピュータを地図表示装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

地図表示装置及び方法並びにコンピュータを地図表示装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JPH10301486A
JPH10301486A JP11396897A JP11396897A JPH10301486A JP H10301486 A JPH10301486 A JP H10301486A JP 11396897 A JP11396897 A JP 11396897A JP 11396897 A JP11396897 A JP 11396897A JP H10301486 A JPH10301486 A JP H10301486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map
scale
map image
displayed
predetermined scale
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11396897A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Hayashi
勝義 林
Kenichiro Yano
健一郎 矢野
Makoto Hijikata
誠 土方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP11396897A priority Critical patent/JPH10301486A/ja
Publication of JPH10301486A publication Critical patent/JPH10301486A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面に表示する地図画像の縮尺を無段階
に変化させ、地図表示の性能を向上させる。 【解決手段】 コントローラのズームスイッチが単発的
に押されたときには、ディスプレイエリアに表示された
地図画像の縮尺を、既定縮尺毎に大まかに変更する。一
方、ズームスイッチが押し続けられたときには、ディス
プレイエリアに表示された地図画像の縮尺を、所定のズ
ーム量毎にきめ細かく変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車等
の移動体の移動を補助するナビゲーションシステム等に
用いる地図表示装置に関し、さらに詳しくは、表示画面
に表示する地図画像の縮尺を変更する機能を有する地図
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の移動体の移動を補助するナビ
ゲーションシステムには、移動体の位置や経路等と共に
地図画像を表示する地図表示装置が設けられている。
【0003】この地図表示装置は、道路、建造物および
地形等の情報を含む地図データを、例えばCD−ROM
ディスク等の記憶媒体から読み出し、この地図データに
対応した地図画像を表示画面に表示するものである。
【0004】また、前記地図表示装置は、表示画面に表
示する地図画像の縮尺を、例えば4〜8段階に切り替え
る機能を有している。さらに詳しく説明すると、前記地
図表示装置に用いられる記憶媒体には、4〜8通りの縮
尺が予め設定された複数の地図画像にそれぞれ対応する
複数の地図データが記憶されている。そして、ユーザが
前記地図表示装置に設けられている操作スイッチを操作
して、所望の縮尺を選択すると、選択された縮尺に対応
する地図データが記憶媒体から読み出され、その地図デ
ータに対応した地図画像が表示画面に表示される。
【0005】このように、前記地図表示装置は、地図画
像の縮尺を段階的に切り替えることにより、広い領域の
地図を見たり、ある地点を拡大して見たりすることがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、縮尺が予め設定された地図画像に対応する
地図データを、記憶媒体から選択的に読み出して表示画
面に表示する構成である。このため、地図画像の縮尺
は、予め設定された縮尺をもって段階的に切り替わる。
【0007】この結果、上述した従来技術では、表示画
面に表示される地図画像の縮尺をきめ細かく変更するこ
とができないという問題がある。さらに、表示画面に表
示される地図画像の縮尺を変更するとき、地図画像の縮
尺が急変するため、地図画像に含まれる情報を即座に把
握することが難しいという問題がある。
【0008】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、表示画面に表示する地図画像の縮尺を
無段階に変化させることができると共に、地図画像の縮
尺をきめ細かく変更させることができる地図表示装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、一の既定縮尺により形成された
地図画像に対応する地図データおよび一の既定縮尺と異
なる他の既定縮尺により形成された地図画像に対応する
地図データが少なくとも記憶された地図記憶媒体から、
いずれかの地図データを読み出して地図画像を表示画面
に表示する地図表示装置であって、表示画面に表示すべ
き地図画像の縮尺を変更する指令を受け取る指令受取手
段と、前記地図記憶媒体に記憶された各地図データに基
づいて、一の既定縮尺と他の既定縮尺との間の縮尺の地
図画像を作成する地図作成手段と、前記指令受取手段に
より受け取られた指令に従って表示画面に表示された地
図画像の縮尺を一の既定縮尺から他の既定縮尺に変更す
る間に、地図作成手段により作成された地図画像を表示
画面に表示する地図表示補完手段とを備えている。
【0010】上記請求項1の発明によれば、前記地図記
憶媒体には、それぞれ異なる縮尺によって予め形成され
た地図画像に対応する地図データが少なくとも2個、例
えば、2〜10個程度記憶されている。そして、当該地
図表示装置は、前記地図記憶媒体から、いずれかの地図
データを読み出し、その地図データに対応した地図画像
を表示画面に表示する。これにより、表示画面には、既
定縮尺の地図画像が表示される。
【0011】この状態で、例えばユーザが表示画面に表
示された地図画像の縮尺を変更(拡大または縮小)する
指令を当該地図表示装置に送ると、指令受取手段は、そ
の指令を受け取る。
【0012】また、地図作成手段は、前記指令受取手段
が指令を受け取ったとき、または、当該地図表示装置が
起動されたとき等に、前記地図記憶媒体に記憶された各
地図データに基づいて、一の既定縮尺と他の既定縮尺と
の間の縮尺の地図画像を作成する。
【0013】そして、地図表示補完手段は、前記指令受
取手段により受け取られた指令に従って、表示画面に表
示された地図画像の縮尺を一の既定縮尺から他の既定縮
尺に変更する間に、地図作成手段により作成された地図
画像を表示画面に表示する。これにより、一の既定縮尺
による地図画像と、他の既定縮尺による地図画像との間
の縮尺の隔たりを、地図作成手段により作成された地図
画像によって補完することができ、表示画面に表示され
る地図画像の縮尺を無段階に変化させることができる。
【0014】請求項2の発明による地図表示装置は、地
図作成手段により、一の既定縮尺と他の既定縮尺との間
で縮尺が連続的に変化する複数の地図画像を作成し、地
図表示補完手段により、前記地図作成手段によって作成
された各地図画像を、その縮尺が一の既定縮尺から他の
既定縮尺に向けて連続的に変化するように順次表示する
構成としたことにある。
【0015】上記請求項2の発明によれば、地図作成手
段により、一の既定縮尺と他の既定縮尺との間で縮尺
が、少しずつ変化し、徐々に拡大または縮小する複数の
地図画像を作成する。そして、地図表示補完手段によっ
て、表示画面に表示された地図画像の縮尺を一の既定縮
尺から他の既定縮尺に変更する間に、これら各地図画像
を順次表示する。これにより、表示画面に表示される地
図画像は、一の既定縮尺から他の既定縮尺に向けて無段
階に変化する。
【0016】請求項3の発明は、一の既定縮尺により形
成された地図画像に対応する地図データおよび一の既定
縮尺と異なる他の既定縮尺により形成された地図画像に
対応する地図データが少なくとも記憶された地図記憶媒
体から、いずれかの地図データを読み出して地図画像を
表示画面に表示する地図表示方法であって、表示画面に
表示すべき地図画像の縮尺を変更する指令を受け取る指
令受取工程と、地図記憶媒体に記憶された各地図データ
に基づいて、一の既定縮尺と他の既定縮尺との間の縮尺
の地図画像を作成する地図作成工程と、指令受取工程に
より受け取られた指令に従って表示画面に表示された地
図画像の縮尺を一の既定縮尺から他の既定縮尺に変更す
る間に、前記地図作成工程により作成された地図画像を
表示画面に表示する地図表示補完工程とを備えている。
【0017】上記請求項3の発明によれば、地図作成工
程で、地図記憶媒体に記憶された各地図データに基づい
て、一の既定縮尺と他の既定縮尺との間の縮尺の地図画
像を作成し、地図表示補完工程で、表示画面に表示され
た地図画像の縮尺を一の既定縮尺から他の既定縮尺に変
更する間に、前記地図作成工程により作成された地図画
像を表示画面に表示する。
【0018】これにより、一の既定縮尺による地図画像
と、他の既定縮尺による地図画像との間の縮尺の隔たり
を、地図作成工程により作成された地図データに対応す
る地図画像によって補完することができ、表示画面に表
示される地図画像の縮尺を無段階に変化させることがで
きる。
【0019】請求項4の発明は、一の既定縮尺により形
成された地図画像に対応する地図データおよび一の既定
縮尺と異なる他の既定縮尺により形成された地図画像に
対応する地図データが少なくとも記憶された地図記憶媒
体から、いずれかの地図データを読み出して地図画像を
表示画面に表示する地図表示装置としてコンピュータを
機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体であって、表示画面に表示すべき
地図画像の縮尺を変更する指令を受け取る指令受取手段
と、前記地図記憶媒体に記憶された各地図データに基づ
いて、一の既定縮尺と他の既定縮尺との間の縮尺の地図
画像を作成する地図作成手段と、指令受取手段により受
け取られた指令に従って表示画面に表示された地図画像
の縮尺を前記一の既定縮尺から他の既定縮尺に変更する
間に、前記地図作成手段により作成された地図画像を表
示画面に表示する地図表示補完手段とを備えた地図表示
装置として機能させるものである。
【0020】上記請求項4の発明によれば、請求項1の
発明と同様の作用を有する地図表示装置を、コンピュー
タ上に実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
について図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形
態においては、本発明による地図表示装置を自動車にお
ける車両ナビゲーションシステムに適用した場合を例に
挙げて説明する。
【0022】(I)システム全体構成と動作 初めに、本実施形態の車両ナビゲーションシステムの全
体構成について、図1を用いて説明する。
【0023】図1に示すように、車両ナビゲーションシ
ステム100は、自車の方向変換時の角速度を検出し、
角速度データ出力する角速度センサ10と、車輪の回転
に伴って出力されるパルス信号のパルス数をカウントす
ることにより車輪1回転当たりのパルス数を算出し、こ
の1回転当たりのパルス数に基づく走行距離データを出
力する走行距離センサ20と、GPS衛星からの電波を
受信してGPS測位データを出力するGPS受信部(G
lobal Positioning System)
30と、角速度データ、走行距離データおよびGPS測
位データ等に基づいて、ナビゲーションシステム100
全体の処理を行うシステム制御部40と、システム制御
部40の制御の下、CD−ROMディスクまたはDVD
−ROMディスク等から、道路、建造物、地形等の情報
を画像化した地図データおよびナビゲーションシステム
100を制御する種々の制御プログラム等を読み出すた
めのディスク制御部50と、システム制御部40の制御
の下で、例えば目的地までの経路を案内する音声データ
等の再生および外部から入力される音声を認識する音声
入出力部60と、地図画像の縮尺変更等、車両ナビゲー
ションシステムに各種指令を入力するコントローラ70
と、地図画像等を表示するディスプレイユニット80と
を備えている。
【0024】また、システム制御部40は、角速度セン
サ10、走行距離センサ20、GPS受信部30とのイ
ンターフェース動作を行うインターフェース部41と、
システム制御部40全体の制御を行うCPU42と、シ
ステム制御部40を制御するための制御プログラム等が
記憶されたROM(不揮発性メモリ)43と、各種デー
タを書き換え可能に記憶するRAM(揮発性メモリ)4
4を有している。さらに、インターフェース部41、C
PU42、ROM43およびRAM44等はバス45を
介して相互に接続されている。
【0025】さらに、入出力制御装置90の一部を構成
するコントローラ70は、目的地や経路等を設定するた
めのデータ入力および後述のディスプレイ83の表示を
切り換えるための指令等をシステム制御部40に入力す
るものである。
【0026】また、コントローラ70は、図2に示すよ
うに、当該コントローラ70の外形を構成するケース7
1と、ディスプレイ83の表示モードを切り換える切換
スイッチ72と、ディスプレイ83に表示される地図画
像を拡大させるズームスイッチ73と、ディスプレイ8
3に表示される地図画像を縮小させるズームスイッチ7
4と、ディスプレイ83に表示される地図データの表示
領域を移動させるジョイスティック75とを備えてい
る。
【0027】また、ディスプレイユニット80は、バス
45を介してCPU42から送られてくる制御データお
よび地図データ等に基づいてディスプレイユニット80
全体の制御を行うグラフィック制御部81と、VRAM
(Video RAM)等のメモリからなり、即時表示
可能な画像データを一時的に記憶するバッファメモリ8
2と、グラフィック制御部81から出力される制御デー
タに基づいて後述のディスプレイ83の表示を制御する
表示制御部84とを備えている。さらに、ディスプレイ
83は、液晶またはCRT(Cathode Ray
Tube)等からなり、図3に示すように、表示画面と
してのディスプレイエリアAに地図データ等を表示する
ものである。
【0028】本実施形態による車両ナビゲーションシス
テム100は上述した構成を有するものであり、次にそ
の動作について説明する。
【0029】車両ナビゲーションシステム100が起動
されると、システム制御部40は、まずディスク制御部
50を駆動し、ディスク制御部50に予め収容されたC
D−ROMディスクまたはDVD−ROMディスクか
ら、車両ナビゲーションシステム100を制御するため
の制御プログラム等を読み出してRAM44に記憶す
る。そして、走行距離センサ20から出力される走行距
離データを読み取り、読み取った走行距離データに基づ
いて自車の走行距離を算出すると共に、この算出した走
行距離に基づいて自車の速度を求める。
【0030】次に、角速度センサ10から出力される角
速度データを読み取り、読み取った角速度データに基づ
いて進行方向を算出する。その後、この進行方向に関す
るデータと前記走行距離データに基づいて、自車の現在
位置を求める。さらに、自車の現在位置は、GPS受信
部30から出力されるGPS測位データおよび速度デー
タに基づいて補正される。
【0031】そして、後述するように、自車の現在位置
と、この自車の現在位置に対応する地図画像をディスプ
レイ83のディスプレイエリアA内に表示する。
【0032】(II)地図画像の表示処理および縮尺変更
処理 次に、ディスプレイエリアAに表示すべき地図画像の表
示処理、およびディスプレイエリアAに表示された地図
画像の縮尺を変更する処理について、図4ないし図6を
参照しつつ詳細に説明する。
【0033】上述したように、車両ナビゲーションシス
テム100が起動され、自車の現在位置が求められる
と、システム制御部40のROM43またはRAM44
に記憶された制御プログラムが起動され、図4に示すよ
うな地図画像の表示処理が実行される。
【0034】まず、図4中のステップS1では、ディス
ク制御部50を駆動し、自車の現在位置に対応する地図
データをCD−ROMディスクまたはDVD−ROMデ
ィスクから読み出す。
【0035】ここで、CD−ROMディスクまたはDV
D−ROMディスクには、図5に示すように、縮尺が異
なる例えば6個の地図画像1〜6にそれぞれ対応する地
図データが記憶されている。即ち、地図画像1〜6は予
め定められた既定縮尺により形成された地図画像であ
り、CD−ROMディスクまたはDVD−ROMディス
クには、これら地図画像1〜6を再生するための6通り
の地図データが記憶されている。なお、地図画像1は、
例えば720km×570km程度の広い領域を表した
地図画像であり、地図画像3は、例えば45km×37
km程度の領域を表した地図画像であり、地図画像6
は、例えば1.4km×1.1km程度の狭い領域を表
した地図画像である。
【0036】即ち、上記ステップS1では、CD−RO
MディスクまたはDVD−ROMディスクに記憶された
各既定縮尺の地図画像に対応する地図データから、初期
縮尺として設定された既定縮尺の地図画像に対応する地
図データを読み出す。そして、読み出した地図データを
RAM44に記憶する。
【0037】ステップS2では、RAM44に記憶され
た地図データのうち、ディスプレイエリアAに表示可能
な領域分の地図データを、自車の現在位置に対応するよ
うに切り出し、ディスプレイユニット80のバッファメ
モリ82に転送する。これにより、既定縮尺の地図画像
が自車の現在位置と共にディスプレイエリアAに表示さ
れる。
【0038】次に、ステップS3では、コントローラ7
0に設けられたズームスイッチ73がオンされたか否か
判定する。その結果、ズームスイッチ73がオンされた
ときには、ユーザによりディスプレイエリアAに表示さ
れている地図画像を拡大させる指示が送られていると判
断する。このときには、ステップS3で「YES」と判
定し、地図画像の縮尺を変更する処理を実行すべく、ス
テップS4に移行する。なお、ズームスイッチ73がオ
ンされないときには、当該制御プログラムによる処理は
終了する。
【0039】ステップS4では、ズームスイッチ73が
オンされている時間を測定し、その時間が所定時間以上
に達したか否かを判定する。その結果、ズームスイッチ
73がオンされている時間が、所定時間未満であるとき
には「NO」と判定し、ステップS5に移行する。ここ
で、前記所定時間は、例えば150m秒〜500m秒程
度である。前記所定時間をこの程度の値に設定すると、
ユーザがズームスイッチ73を単発的に押すことによ
り、ステップS4で「NO」と判定され、ステップS5
に移行する。
【0040】ステップS5では、ディスプレイエリアA
に現在表示されている地図画像の縮尺を表す縮尺値Sを
認識する。例えば、縮尺値SはRAM44の所定アドレ
スに記憶されているため、その所定アドレスを読むこと
により、縮尺値Sを認識することができる。
【0041】ステップS6では、縮尺値Sよりも大き
く、かつ縮尺値Sに最も近い既定縮尺を求め、この既定
縮尺の地図画像に対応する地図データをCD−ROMデ
ィスクまたはDVD−ROMディスクから読み出し、R
AM44に記憶する。
【0042】そして、ステップS7では、RAM44に
記憶された地図データからディスプレイエリアAに表示
可能な領域分の地図データを切り出し、ディスプレイユ
ニット80のバッファメモリ82に転送する。これによ
り、既定縮尺の地図画像がディスプレイエリアAに表示
される。その後、当該制御プログラムによる処理は終了
する。
【0043】このように、ステップS4〜S7の処理で
は、ズームスイッチ73が単発的に押されることによ
り、ディスプレイエリアAに表示されている地図画像が
既定縮尺毎に大まかに拡大する。例えば、ディスプレイ
エリアAに図5中の地図画像1が表示されている場合に
おいて、ズームスイッチ73を単発的に3回押すと、ス
テップS4〜S7の処理が3回実行される。これによ
り、ディスプレイエリアAに表示される地図画像は、図
5中の地図画像1→2→3→4と段階的に切り替わる。
従って、ユーザは、地図画像の縮尺の変更を素早く行う
ことができる。
【0044】一方、ステップS4で、所定時間以上、ズ
ームスイッチ73がオンされているときには「YES」
と判定し、ステップS8に移行する。
【0045】ステップS8では、ディスプレイエリアA
に現在表示されている地図画像の縮尺値Sを認識し、ス
テップS9では、その縮尺値Sを所定のズーム量だけ増
加させる。ここで、前記所定のズーム量は、前述した各
既定縮尺の地図画像のうち、互いに隣り合った2つの地
図画像の縮尺差を、例えば8分割した値に設定されてい
る。
【0046】ステップS10では、ステップS9でズー
ム量だけ増加する前の縮尺値S′よりも大きく、かつこ
の縮尺値S′に最も近い既定縮尺を求め、その既定縮尺
と、ステップS9でズーム量だけ増加した縮尺値Sとを
比較する。そして、ズーム量だけ増加した縮尺値Sが、
前記既定縮尺未満のときには、ステップS12に移行す
る。
【0047】ステップS12では、縮尺値Sの地図画像
を、CD−ROMディスク等に記憶された地図データに
基づいて作成する。具体的には、縮尺値Sよりも小さ
く、かつ縮尺値Sに最も近い既定縮尺の地図画像に対応
する地図データをCD−ROMディスク等から読み出
し、この地図データの描画座標を変換し、縮尺値Sの地
図画像を作り出す。そして、ステップS13では、ステ
ップS12で作成した地図画像、即ち、縮尺値Sの地図
画像をディスプレイエリアAに表示する。
【0048】ステップS14では、ズームスイッチ73
がオン状態のままか否かを判定する。ズームスイッチ7
3がオン状態のままのときには「YES」と判定し、ス
テップS8に移行する。そして、ズームスイッチ73が
オン状態である間、ステップS8からステップS14ま
での処理を繰り返す。
【0049】これにより、ユーザがズームスイッチ73
を押し続けている間は、地図画像が、所定のズーム量毎
(各既定縮尺の地図画像のうち、互いに隣り合った2つ
の地図画像の縮尺差を例えば8分割した値毎)に拡大す
る。これにより、CD−ROMディスク等に記憶された
各既定縮尺の地図画像のうち、互いに隣り合った2つの
地図画像の縮尺差の例えば1/8倍程度の縮尺差によっ
て、ディスプレイエリアAに表示する地図画像の縮尺を
きめ細かく変更させることができる。従って、地図画像
の縮尺が実質的に無段階に(連続的に)変化するように
なる。
【0050】ここで、図6中の地図画像4a〜4dは、
ステップS8からステップS14までの処理が例えば4
回繰り返し実行したときに、ディスプレイエリアAに表
示されたものである。そして、この地図画像4a〜4d
は、図5中の地図画像4に対応する地図データに基づい
てステップS12の処理により作成されたものである。
これによると、地図画像4a〜4dは、図5中の地図画
像4と地図画像5との間できめ細かく変化していること
がわかる。
【0051】さらに、ユーザが長時間ズームスイッチ7
3を押し続けると、縮尺値Sは、前記所定のズーム量ず
つ徐々に増加していく。これにより、ディスプレイエリ
アAに表示される地図画像は、例えば、図5に示す地図
画像1から地図画像6に向けて連続的に拡大していく。
このとき、例えば、縮尺値Sが、地図画像1〜6にそれ
ぞれ対応する各既定縮尺値と等しいか、または各既定縮
尺値を超える度に、前記ステップS10の判定で「YE
S」と判定され、ステップ11に移行する。そして、ス
テップ11では、縮尺値Sより小さく、かつ縮尺値Sに
最も近い既定縮尺の地図画像に対応する地図データがC
D−ROM等から読み出され、ステップS12では、こ
の地図データに基づいて縮尺値Sの地図画像が作成され
る。
【0052】これにより、ステップS12で作成される
縮尺値Sの地図画像は、当該縮尺値Sに近い既定縮尺の
地図画像に対応した地図データに基づいて作成される。
ここで、CD−ROMディスク等に記憶された地図デー
タは、地図画像が狭い領域になればなるほど、地図画像
に含まれる道路情報および建造物情報等が豊富になり、
詳細さを増す。従って、前記ステップS8〜ステップS
14の処理を繰り返すことにより、ディスプレイエリア
Aに表示する地図画像が拡大すると、これに伴い地図画
像として表示される道路情報および建造物情報等が豊富
になり、詳細さを増す。
【0053】そして、ズームスイッチ73がオフされて
ステップS14で「NO」と判定されると、当該制御プ
ログラムによる処理は終了する。なお、ユーザがディス
プレイエリアAに表示されている地図画像を縮小させる
べく、コントローラ70のズームスイッチ74をオンし
た場合も、地図画像の縮尺の変化方向が逆となることを
除き、上述した制御プログラムによる処理と同様の処理
が実行される。
【0054】かくして、本実施形態によれば、ユーザが
コントローラ70のズームスイッチ73を単発的に押す
ことにより、ディスプレイエリアAに表示する地図画像
の縮尺を、既定縮尺毎に大まかに変更させることができ
る。これにより、ユーザは、地図画像の縮尺を素早く変
更させることができる。
【0055】一方、ユーザがコントローラ70のズーム
スイッチ73を押し続けることにより、ディスプレイエ
リアAに表示する地図画像の縮尺を、既定縮尺よりも大
幅に小さい縮尺差をもって細かく変化させることができ
る。これにより、地図画像の縮尺を実質的に無段階に変
化させることができ、地図画像の縮尺をきめ細かく設定
することができる。従って、ユーザに地図画像に含まれ
る情報を即座に把握させることができ、地図表示に関す
る性能を向上させることができる。
【0056】なお、前記実施形態では、既定縮尺のそれ
ぞれ異なる6通りの地図画像にそれぞれ対応する地図デ
ータが記憶されたCD−ROMディスク等を用いる場合
を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、4〜8通り、
またはそれ以上の地図データを記憶したCD−ROMデ
ィスク等を用いてもよい。
【0057】また、前記実施形態では、地図画像のズー
ム量を、各既定縮尺の地図画像のうち、互いに隣り合っ
た2つの地図画像の縮尺差を8分割した値に設定する場
合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、地
図画像の縮尺差を2〜20またはそれ以上に分割した値
に前記ズーム量を設定してもよい。
【0058】さらに、前記実施形態では、ズームスイッ
チ73,74のオン時間に基づいて、ディスプレイエリ
アAに表示する地図画像の縮尺を、既定縮尺毎に大まか
に変更するか、所定のズーム量毎に細かく変更するかを
切り替える場合を例に挙げたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば、地図画像の縮尺を既定縮尺毎に大まかに変
更させる専用スイッチおよび地図画像の縮尺を所定のズ
ーム量毎に細かく変更させる専用スイッチをそれぞれ設
ける構成としてもよい。
【0059】また、音声入出力部60に音声を入力する
ことによって、地図画像の縮尺を変更する構成としても
よい。例えば、地図画像の縮尺を所定のズーム量で連続
的に細かく変更するときには、「連続ズーム」という言
葉を音声入出力部60に入力する。また、地図画像の縮
尺を既定縮尺毎に大まかに変更するときには、単に「ズ
ーム」という言葉を音声入力部60に入力する。
【0060】
【発明の効果】以上、詳述した通り、請求項1の発明に
よれば、地図作成手段により、一の既定縮尺と他の既定
縮尺との間の縮尺の地図画像を作成し、地図表示補完手
段によって、表示画面に表示された地図画像の縮尺を一
の既定縮尺から他の既定縮尺に変更する間に、前記地図
作成手段により作成された地図画像を表示する構成とし
たから、一の既定縮尺と他の既定縮尺との間の縮尺の隔
たりを、地図作成手段により作成した地図画像によって
補完することができる。従って、表示画面に表示する地
図画像の縮尺を無段階に変化させることができる。
【0061】請求項2の発明によれば、一の既定縮尺と
他の既定縮尺との間で縮尺が連続的に変化する複数の地
図画像を作成し、これら各地図データに対応する地図画
像を、その縮尺が一の既定縮尺から他の既定縮尺に向け
て連続的に変化するように順次表示する構成としたか
ら、表示画面に表示する地図画像の縮尺を無段階に変化
させると共に、きめ細かい縮尺変更が可能となる。
【0062】請求項3の発明によれば、表示画面に表示
する地図画像の縮尺を無段階に変化させることができ、
地図表示に関する性能を向上させることができる。
【0063】請求項4の発明によっても同様に、表示画
面に表示する地図画像の縮尺を無段階に変化させること
ができ、地図表示に関する性能を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による車両ナビゲーションシ
ステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例による車両ナビゲーションシステムの
コントローラを示す平面図である。
【図3】本実施例による車両ナビゲーションシステムの
ディスプレイを示す平面図である。
【図4】本実施例による車両ナビゲーションシステムに
おける地図画像の表示処理および縮尺変更処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】既定縮尺の地図画像を示す説明図である。
【図6】縮尺が細かく変化した地図画像を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
40 システム制御部 50 ディスク制御部 70 コントローラ 83 ディスプレイ 100 車両ナビゲーションシステム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の既定縮尺により形成された地図画像
    に対応する地図データおよび前記一の既定縮尺と異なる
    他の既定縮尺により形成された地図画像に対応する地図
    データが少なくとも記憶された地図記憶媒体から、いず
    れかの地図データを読み出して地図画像を表示画面に表
    示する地図表示装置であって、 前記表示画面に表示すべき地図画像の縮尺を変更する指
    令を受け取る指令受取手段と、 前記地図記憶媒体に記憶された各地図データに基づい
    て、前記一の既定縮尺と他の既定縮尺との間の縮尺の地
    図画像を作成する地図作成手段と、 前記指令受取手段により受け取られた指令に従って前記
    表示画面に表示された地図画像の縮尺を前記一の既定縮
    尺から他の既定縮尺に変更する間に、前記地図作成手段
    により作成された地図画像を前記表示画面に表示する地
    図表示補完手段とを備えた地図表示装置。
  2. 【請求項2】 前記地図作成手段は、前記一の既定縮尺
    と他の既定縮尺との間で縮尺が連続的に変化する複数の
    地図画像を作成し、前記地図表示補完手段は、前記地図
    作成手段により作成された各地図画像を、その縮尺が前
    記一の既定縮尺から他の既定縮尺に向けて連続的に変化
    するように順次表示してなる請求項1に記載の地図表示
    装置。
  3. 【請求項3】 一の既定縮尺により形成された地図画像
    に対応する地図データおよび前記一の既定縮尺と異なる
    他の既定縮尺により形成された地図画像に対応する地図
    データが少なくとも記憶された地図記憶媒体から、いず
    れかの地図データを読み出して地図画像を表示画面に表
    示する地図表示方法であって、 前記表示画面に表示すべき地図画像の縮尺を変更する指
    令を受け取る指令受取工程と、 前記地図記憶媒体に記憶された各地図データに基づい
    て、前記一の既定縮尺と他の既定縮尺との間の縮尺の地
    図画像を作成する地図作成工程と、 前記指令受取工程により受け取られた指令に従って前記
    表示画面に表示された地図画像の縮尺を前記一の既定縮
    尺から他の既定縮尺に変更する間に、前記地図作成工程
    により作成された地図画像を前記表示画面に表示する地
    図表示補完工程とを備えた地図表示方法。
  4. 【請求項4】 一の既定縮尺により形成された地図画像
    に対応する地図データおよび前記一の既定縮尺と異なる
    他の既定縮尺により形成された地図画像に対応する地図
    データが少なくとも記憶された地図記憶媒体から、いず
    れかの地図データを読み出して地図画像を表示画面に表
    示する地図表示装置としてコンピュータを機能させるた
    めのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体であって、 コンピュータを、 前記表示画面に表示すべき地図画像の縮尺を変更する指
    令を受け取る指令受取手段と、 前記地図記憶媒体に記憶された各地図データに基づい
    て、前記一の既定縮尺と他の既定縮尺との間の縮尺の地
    図画像を作成する地図作成手段と、 前記指令受取手段により受け取られた指令に従って前記
    表示画面に表示された地図画像の縮尺を前記一の既定縮
    尺から他の既定縮尺に変更する間に、前記地図作成手段
    により作成された地図画像を前記表示画面に表示する地
    図表示補完手段とを備えた地図表示装置として機能させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
JP11396897A 1997-05-01 1997-05-01 地図表示装置及び方法並びにコンピュータを地図表示装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH10301486A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11396897A JPH10301486A (ja) 1997-05-01 1997-05-01 地図表示装置及び方法並びにコンピュータを地図表示装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11396897A JPH10301486A (ja) 1997-05-01 1997-05-01 地図表示装置及び方法並びにコンピュータを地図表示装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10301486A true JPH10301486A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14625735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11396897A Pending JPH10301486A (ja) 1997-05-01 1997-05-01 地図表示装置及び方法並びにコンピュータを地図表示装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10301486A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000047575A (ja) * 1998-07-31 2000-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 地図表示装置
CN106781602A (zh) * 2016-12-05 2017-05-31 北京中交兴路信息科技有限公司 一种显示车辆运行轨迹的方法及装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000047575A (ja) * 1998-07-31 2000-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 地図表示装置
CN106781602A (zh) * 2016-12-05 2017-05-31 北京中交兴路信息科技有限公司 一种显示车辆运行轨迹的方法及装置
CN106781602B (zh) * 2016-12-05 2019-09-10 北京中交兴路信息科技有限公司 一种显示车辆运行轨迹的方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3501032B2 (ja) 地図表示方法及び地図表示装置
JP3577607B2 (ja) 地図表示装置
JP2715214B2 (ja) 車両走行案内装置
JP4575491B2 (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーション方法
JPH10301486A (ja) 地図表示装置及び方法並びにコンピュータを地図表示装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH0961177A (ja) ナビゲーション装置
JPS62151883A (ja) 情報表示装置
JPH10222062A (ja) 移動体用ナビゲーション装置
JPH06100471B2 (ja) 地図表示方法
JPH10301485A (ja) ナビゲーションシステムにおける入出力制御装置
JPH10307041A (ja) ナビゲーションシステムにおける表示制御方法及び表示制御装置並びに表示制御プログラムを記録した記録媒体
JPH11161158A (ja) 地図スクロール方法
JP4178430B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2725902B2 (ja) ナビゲ−ション装置
JPS6295422A (ja) 車両用走行誘導装置
JPH06174484A (ja) 車載ナビゲータの地図描画方法
JPH0869248A (ja) 移動体用ディスク記録再生装置
JP3790010B2 (ja) 表示制御方法及び装置並びに表示制御用プログラムを記録した記録媒体
JP3921211B2 (ja) 表示制御装置
JP2007256185A (ja) ナビゲーション装置、並びに経路案内方法及びプログラム
JP3166297B2 (ja) 電子マップ装置
JP2001147130A (ja) ナビゲーション装置
JP2001141496A (ja) 地図情報表示装置および地図情報表示方法
JP5339699B2 (ja) 地図表示装置、地図表示方法、及び地図表示プログラム
JPH07249190A (ja) 移動体用ディスク記録再生装置