JPH10301423A - 定着部用フィルム及びその製造方法 - Google Patents

定着部用フィルム及びその製造方法

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JPH10301423A
JPH10301423A JP9108830A JP10883097A JPH10301423A JP H10301423 A JPH10301423 A JP H10301423A JP 9108830 A JP9108830 A JP 9108830A JP 10883097 A JP10883097 A JP 10883097A JP H10301423 A JPH10301423 A JP H10301423A
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祐司 北嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性樹脂層、導電性プライマー樹脂層及び
離型性樹脂層からなる定着部用フィルムであって、外側
離型性層の高い耐久性、特に耐磨耗性を示す定着部用フ
ィルムを提供する。 【解決手段】 耐熱性樹脂層、導電性プライマー樹脂層
及び離型性樹脂層をこの順に積層してなる定着部用フィ
ルムであって、耐熱性樹脂層が熱硬化性樹脂からなり、
離型性樹脂層がフッ素樹脂を主成分とするチューブを導
電性プライマー樹脂層上に被着することにより形成され
たものであることを特徴とする定着部用フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
ファクシミリ、プリンター等の装置のフィルム定着方式
のトナー画像熱定着部に用いられる、定着用、加圧用等
の定着部用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、ファクシミリ、プリン
ター等のトナー画像を形成する印刷機器においては、印
刷あるいは複写の最終段階で、記録紙上に形成されたト
ナー画像のトナーを加熱溶融して記録紙上に定着させる
熱定着方式が一般的に使用されている。
【0003】このような熱定着方式においては、従来か
ら汎用されている熱ローラ定着法に加え、近年では、フ
ィルム状のエンドレスベルトを使用したフィルム定着方
式の熱定着法が提案されている。
【0004】このエンドレスベルトを使用した定着法で
は、定着用のエンドレスベルトを複数のローラ間にかけ
渡し、その外側表面の所定位置に別の定着用ゴムローラ
を圧接させ、その圧接位置のエンドレスベルトの内側に
ベルトに接してヒーターが配置される。そしてエンドレ
スベルトとローラを回転させつつその間をトナー粉末画
像が形成された記録紙を通過させ、トナーを記録紙上に
融着させる。この定着方法では、薄いフィルム状のベル
トの実質的に圧接部分のみをヒーターにより直接加熱す
るので電源投入時の待ち時間がほぼゼロとなり、このこ
とからオンデマンド方式の熱定着法と呼ばれている。
【0005】オンデマンド方式の熱定着法には上記のよ
うな機構を使用することから、これに用いられるエンド
レスベルトには十分な耐熱性、弾性、強度、ベルト内面
の絶縁性、ベルト外面の離型性等が要求される。そして
これに答えるものとして、耐熱性樹脂からなる内側層と
離型性を有する樹脂からなる外側層の2層から構成され
た定着用フィルムからなるベルトが一般に使用されてお
り、さらにフィルムの帯電によるオフセットを防止する
ために上記の2つの層の間に導電性のプライマー層を兼
ねた層を設けたものも使用されている。
【0006】このような定着用フィルムの離型性層は熱
伝導性等の要請からごく薄いものであり、通常は内側の
耐熱樹脂層上に必要によりプライマー層を設けた後、フ
ッ素樹脂等のディスパージョンを塗布して乾燥し、熱処
理することにより製造されていた。
【0007】ところがこのような製造方法により製造さ
れた離型性層は樹脂の塗布により形成されるために層表
面にピンホール、クラック等の欠陥が残りやすく、さら
に高い耐久性、耐磨耗性を示す定着フィルムが求められ
ていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、耐熱性樹脂層、導電性プライマー樹脂層及び離型性
樹脂層をこの順に積層してなる定着部用フィルムであっ
て、外側離型性層の高い耐久性、特に耐磨耗性を示す定
着部用フィルムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らの研究の結
果、上記のような定着部用フィルムにおいて、離型性層
にチューブとして成形されたフッ素樹脂を導電性プライ
マー樹脂層上に被着すれば離型性層の高い耐磨耗性が得
られることが見出された。
【0010】従って本発明は、耐熱性樹脂層、導電性プ
ライマー樹脂層及び離型性樹脂層をこの順に積層してな
る定着部用フィルムであって、耐熱性樹脂層が熱硬化性
樹脂からなり、離型性樹脂層がフッ素樹脂を主成分とす
るチューブを導電性プライマー樹脂層上に被着すること
により形成されたものであることを特徴とする定着部用
フィルムを提供するものである。
【0011】このようなチューブとして成形されたフッ
素樹脂はフッ素樹脂ディスパージョンに使用されるもの
よりもメルトインデックスが小さく、引張強度、耐屈曲
性等の機械的強度が高いものである。
【0012】従って上記本発明の定着部用フィルムに使
用されるフッ素樹脂チューブは、好ましくは100万回
以上、例えば100万〜200万回の耐屈曲性を示すも
のである。
【0013】また上記のフッ素樹脂チューブは好ましく
は、メルトインデックス5(g/10 min)以下のフッ素樹脂
を主成分とするものである。
【0014】また、上記のような導電性プライマー層を
設けた定着用フィルムの場合、フィルムの帯電を解消す
るために導電性プライマー層の全面上に離型性層を設け
ず、端部で導電性プライマー層を露出し、その部分に接
点を取ってフィルムがかけられるロ−ラの軸芯等を介し
て接地できるようにしたものも知られている。このよう
な形態の定着フィルムにおいても離型性層はこれまで上
記のようにフッ素樹脂等のディスパージョンを塗布して
製造されており、さらに高い耐久性が求められていた。
【0015】従って本発明の定着部用フィルムの一つの
態様においては、フィルム端部においては離型性樹脂層
が設けられておらず、導電性プライマー樹脂層が露出さ
れていることを特徴とする。
【0016】上記のようなメルトインデックス5(g/10
min)以下のフッ素樹脂は、ディスパージョンとすること
も可能であるが、成膜性が悪く実用的ではない。上記の
本発明の定着部用フィルムは押出等により成形されたフ
ッ素樹脂チューブを導電性プライマー層耐熱性樹脂層上
に融着して製造する。
【0017】上記のようなフッ素樹脂チューブを導電性
プライマー樹脂層上に融着して定着部用フィルムを製造
する方法において、既にチューブ状に成形されたフッ素
樹脂を導電性プライマー層上に一体に、また表面に凹凸
等の欠陥が生じないように融着するためには、フッ素樹
脂チューブを導電性プライマー層上に積層後、特定の温
度で処理することが有効であることが判明した。
【0018】従って本発明は、上記のような耐熱性樹脂
層、導電性プライマー樹脂層及び離型性樹脂層をこの順
に積層してなる定着部用フィルムの製造方法であって、
チューブ状の耐熱樹脂層上に導電性プライマー樹脂層を
形成し、その上にフッ素樹脂チューブを積層し、フッ素
樹脂チューブの樹脂の融点よりも少なくとも50℃以上
高い温度で処理することを特徴とする前記製造方法を提
供するものである。
【0019】さらに上記のようにチューブ状に成形され
たフッ素樹脂を導電性プライマー樹脂層上に一体に、ま
た表面に凹凸等の欠陥が生じないように融着するために
は、フッ素樹脂チューブを径方向に特定の比率で延ばし
た状態で耐熱性樹脂層上に積層することが好ましいこと
も判明した。
【0020】従って上記本発明の方法の好ましい態様に
おいては、耐熱樹脂層の外径の95%以下の内径を有す
るフッ素樹脂チューブを使用する。
【0021】また別の本発明の方法の好ましい態様にお
いては、フッ素樹脂チューブを耐熱樹脂層に積層する前
にフッ素樹脂チューブ内面を予めエッチングしておく。
【0022】さらに別の本発明の方法の好ましい態様に
おいては、折り目のついていないフッ素樹脂チューブを
使用する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0024】本発明の定着部用フィルムは、図1に断面
で示すように耐熱性樹脂からなる内側層の耐熱性樹脂層
1、その上に積層される中間層の導電性プライマー層
2、及びさらにその上に積層される離型性樹脂からなる
外側層の離型性樹脂層3により構成される。
【0025】上記の本発明の定着部用フィルムの一つの
態様においては、上記離型性樹脂層3は導電性プライマ
ー層2の上全面には形成されず、図2に側面図として示
すようにフィルムの端部においては導電性プライマー層
2が露出している。この露出部分の幅は通常1〜5mm
程度である。
【0026】耐熱性樹脂層に使用される耐熱性樹脂は特
に高い耐熱性を得るために熱硬化性の耐熱樹脂を選択す
る。特に150℃以上の使用温度を意図する場合や定着
部等では熱可塑性の樹脂では定着フィルム等が伸びてし
まい不都合である。
【0027】熱硬化性の耐熱樹脂を耐熱樹脂層に使用す
ることにより、定着部用フィルムの絶縁性及び高い耐熱
性が確保される。このような熱硬化性の耐熱樹脂として
は、例えば、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリベン
ズイミダゾール、ポリベンズオキサゾール、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エーテルスルホン、ポリエーテルイミド等の熱硬化性の
ものが挙げられる。これらの熱硬化性耐熱性樹脂の中で
は、熱硬化性のポリイミドやポリアミドイミドが特に好
ましい。
【0028】さらにこれらの樹脂単体では熱伝導率が低
いので、絶縁性で熱伝導性の無機粒子を含有させること
が好ましい。
【0029】このような熱伝導性無機粒子を構成する物
質自体はこれまでに定着用ベルトの耐熱性樹脂層に添加
するものとして提案されているものと同様のものでよ
く、例えば、窒化ホウ素、アルミナ、炭化ケイ素、チタ
ン酸カリウム、窒化アルミ、マイカ、シリカ、酸化チタ
ン、タルク、炭酸カルシウム等を挙げることができる。
これらの物質は2種以上の混合物としても使用すること
ができる。熱伝導性無機粒子を構成する物質としては、
窒化ホウ素、アルミナ、炭化ケイ素、窒化アルミニウム
が好ましく、窒化ホウ素が特に好ましい。
【0030】上記のような無機粒子の平均粒径は特に制
限されるものではなく、通常の樹脂組成物に添加される
無機充填剤と同様のものでよいが、分散性や平滑な層を
得ること等の観点から、通常は0.5〜10μm、好ま
しくは0.5〜7μm程度である。0.5μm未満であ
ると、熱伝導性の向上効果が小さく、また粒子の凝集に
よりフィルムに凹凸を生じることがある。粒子の平均粒
径が10μmを越えるとその含量にもよるが耐熱性樹脂
層に必要な機械的強度が得られなくなるおそれがある。
【0031】熱伝導性無機粒子の耐熱性樹脂層中の含有
量も特に制限されるものではないが、熱伝導性の向上、
機械的強度の維持等の観点から、通常は5〜30容量
%、好ましくは10〜25容量%程度である。この範囲
内であれば、樹脂単体からなる層とほぼ同様の柔軟性を
確保した上で、熱伝導性と剛性を向上させることができ
る。含有量が5容量%未満であると十分な熱伝導性向上
効果が得られず、30容量%を越えると可撓性や強度が
不十分となり、定着用ベルトとして使用した場合に割れ
や破壊を生じやすい。
【0032】また熱伝導性無機粒子の形状は、球状、鱗
片状(平板状)、繊維状等のいずれでもよいが、これら
の中でも平板状の粒子が、凹凸が少なく表面の滑らかな
フィルムが得られ、なおかつ球状の粒子フィラーの場合
より高い剛性が得られるため、特に好ましい。
【0033】耐熱性樹脂層の厚さも特に制限されない
が、通常は10〜200μm、好ましくは30〜100
μm程度である。
【0034】上記耐熱性樹脂層の上には、耐熱樹脂層と
離型性樹脂層の間の接着性を高め、帯電によるオフセッ
トを防ぐために、両層の樹脂に接着性を有する樹脂と導
電性物質(導電性フィラー)からなる中間層(導電性プ
ライマー層)を設ける。
【0035】導電性プライマー層に使用される樹脂とし
ては、耐熱樹脂層及び離型性樹脂層に使用される樹脂の
混合物を使用することができ、例えばフッ素樹脂とポリ
アミドイミドの混合物、フッ素樹脂とポリエーテルスル
ホンの混合物等からなるものとすることができる。溶媒
中にこれらの樹脂を溶解または分散したものがフッ素樹
脂用プライマーとして市販されており、本発明に好適に
使用できる。そのような市販のフッ素樹脂用プライマー
としては、例えばデュポンジャパン社製プライマー85
5−001、855−023、テフロン855−02
9、ダイキン工業社製ポリフロンEK−1700、ポリ
フロンEK−1800、ポリフロンEK−1900等が
ある。このようなフッ素樹脂用プライマーには下記する
ような導電性物質を添加した導電性プライマーもあり、
本発明に好ましく使用できる。
【0036】導電性プライマー層の厚さは通常、0.1
〜20μm、好ましくは1〜10μm程度である。
【0037】導電性プライマー層に使用される導電性フ
ィラーの種類は特に限定されないが、例えば、ケッチェ
ンブラック等のカーボンブラックやアルミニウム等の金
属粉を挙げることができる。導電性フィラーの平均粒子
径は、安定した均一な導電性を得るために、0.5μm
以下であることが好ましい。
【0038】導電性プライマー層が上記のような機能を
果たすことができるようにするためには、導電性プライ
マー層の表面抵抗率が1×106Ω/□以下となるよう
に導電性フィラーの添加量を選択することが好ましい。
導電性フィラーの含有量を高くすれば導電性プライマー
層の表面抵抗率は低くなるが、添加量が大きくなりすぎ
ると定着部用フィルムの強度に影響を及ぼすので好まし
くない。導電性物質の添加量は、通常、樹脂に対して
0.1〜5重量%程度である。
【0039】定着部用フィルムの外層を構成する離型性
樹脂としてはフッ素樹脂を使用する。フッ素樹脂として
は、定着用ベルトを200℃前後の高温で連続使用可能
とするために耐熱性に優れたものが好ましく、例えば、
テトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)、テトラフル
オロエチレン/パーフルオロアルコキシエチレン共重合
体(PFA)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体(FEP)等が挙げられる。PF
Aが特に好ましい。
【0040】本発明の定着フィルムにおいては、メルト
インデックス(ASTM D−2116に従って測定)
が5(g/10 min)以下、特に2(g/10 min)以下のフッ素樹
脂を使用することが好ましい。このようなフッ素樹脂
は、樹脂の種類にもよるが、一般的には15万〜100
万程度の分子量を有し、フッ素樹脂ディスパージョンに
通常含まれているフッ素樹脂よりも分子量が大きいもの
であり、押出成形等により成形されたフィルム(チュー
ブ)として、後述するような本発明の特定の方法により
耐熱性樹脂層上に積層し、熱処理して耐熱樹脂層と一体
化する。
【0041】このような押出成形により形成されたフッ
素樹脂チューブは、フッ素樹脂ディスパージョンを耐熱
性樹脂層上に塗布して乾燥し、焼成すること等により形
成されていたものと異なり、ピンホール、クラック等の
表面欠陥がなく、またディスパージョンに使用されるフ
ッ素樹脂よりも分子量が大きいので、より高い耐磨耗性
等の耐久性が得られる。このようなフッ素樹脂チューブ
は100万回以上、例えば100万〜200万回の耐屈
曲性(13mm×90mm×0.2mmの試料を使用し
て荷重1.25kgでASTM D−2176−69に
従って屈曲亀裂が生じるまでの繰り返し屈曲数を測定)
を有していることが好ましい。
【0042】このような離型性層のフッ素樹脂にも導電
性プライマー層と同様の目的で導電性フィラーを含有さ
せてもよい。
【0043】離型性層に使用される導電性フィラーは導
電性プライマー層に使用されるものと同様のものでよ
い。
【0044】導電性フィラーの含有量は、通常、樹脂に
対して0.1〜5重量%程度である。ただし、離型性樹
脂層の導電性が高すぎると、記録紙上のトナーが定着用
ベルトの離型性樹脂層と接触した際にトナーの電荷が離
型性樹脂層に流れて、記録紙とトナーとの間の吸引力が
失われることがある。このような現象を防止するために
は、外層の表面抵抗率を1×1012〜1×1015Ω/□
とすることが好ましい。
【0045】フッ素樹脂離型性層の厚さも特に制限され
ないが、通常は5〜50μm、好ましくは10〜20μ
m程度である。5μm未満であると上記のようなフッ素
樹脂チューブに成形するのが困難であり、また耐磨耗性
に劣り、フィルムの寿命が短くなってしまう。50μm
を越えると熱応答性が劣化し、フィルムの柔軟性も低下
するので好ましくない。
【0046】さらに本発明の定着部用フィルムの製造方
法について説明する。
【0047】まず、公知の定着用ベルトと同様な方法に
より筒状の耐熱性樹脂層を形成する。例えば、円柱形状
の金型上に、上記のような耐熱性樹脂層を形成する樹脂
あるいはその前駆体を溶媒中に含むワニスを塗布し、熱
処理等により溶媒を除去する。その後、導電性プライマ
ー層を形成する樹脂組成物を塗布して乾燥し、必要によ
り焼成してプライマー層が被覆された耐熱性樹脂層を製
造する。
【0048】耐熱性樹脂が熱硬化性ポリイミドの場合、
耐熱性樹脂の前駆体として例えば芳香族テトラカルボン
酸成分と芳香族ジアミン成分とを使用することができ、
これらを有機極性溶媒中で反応させて前記樹脂を得るこ
とができる。芳香族テトラカルボン酸成分としては例え
ば、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物、2,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物等があ
り、これらは混合物として用いてもよい。芳香族ジアミ
ン成分としては例えば、3,3’−ジアミノジフェニル
エーテル、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジアミノ
ジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエ
ーテル等のジフェニルエーテル系ジアミン、3,3’−
ジフェニルチオエーテル、4,4’−ジアミノジフェニ
ルチオエーテル等のジフェニチオエーテル系ジアミン、
4,4’−ジアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン
系ジアミン、その他ジフェニルメタン系ジアミンパラフ
ェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン等を挙げる
ことができる。有機極性溶媒としては、例えばN−メチ
ルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾー
ル、p−クレゾール、ジメチルオキシド等が挙げられ
る。
【0049】導電性プライマー層を形成する樹脂組成物
は、上記のような導電性物質を含むフッ素樹脂用プライ
マーとすることができる。
【0050】上記のようにして形成された耐熱樹脂層及
び導電性プライマー層の上にフッ素樹脂チューブを積層
し、導電性プライマー層に融着して一体化する。フッ素
樹脂チューブを導電性プライマー層上に積層するために
は、従来は熱収縮性のフッ素樹脂チューブを使用して、
導電性プライマー層よりも径の大きいフッ素樹脂チュー
ブを導電性プライマー層が形成された耐熱樹脂層上には
め、熱収縮により導電性プライマー層に密着させる等の
方法がとられてきたが、本発明で意図するような薄いフ
ッ素樹脂層、特に厚さ10〜20μmのフッ素樹脂フィ
ルムでは十分な熱収縮を得にくく、導電性プライマー層
とフッ素樹脂層とを十分に密着させることができないこ
とが判明した。そこで種々検討した結果、導電性プライ
マー層が形成された耐熱樹脂層の径よりも小さい径のフ
ッ素樹脂チューブを導電性プライマー層が形成された耐
熱性樹脂層上に積層し、その後特定の温度で熱処理する
ことによりフッ素樹脂チューブ表面にしわ等の欠陥を生
じさせずにフッ素樹脂チューブを導電性プライマー層に
十分に融着一体化できることが判った。
【0051】上記のように導電性プライマー層が形成さ
れた耐熱樹脂層の径よりも小さい径のフッ素樹脂チュー
ブを導電性プライマー層が形成された耐熱性樹脂層上に
積層するためには、フッ素樹脂チューブをそれが永久伸
びを生じない範囲で径方向に拡張し、その間にフッ素樹
脂チューブ内に導電性プライマー層が形成された耐熱樹
脂層を挿入し、その後伸ばしたフッ素樹脂チューブをも
との状態に復帰させればよい。
【0052】フッ素樹脂チューブの中に導電性プライマ
ー層を形成した耐熱樹脂層を挿入するためにフッ素樹脂
チューブを径方向に拡張した状態で固定するためには種
々の方法が考えられるが、例えば図3に概略断面図(側
面)で示すように、意図する導電性プライマー層の径よ
りもやや大きい内径を有する円筒形の金型4に導電性プ
ライマー層が形成された耐熱樹脂層の径よりも小さい内
径を有するフッ素樹脂チューブ5を通し、その両端を金
型外側に折り返して固定し、金型4に設けた孔6から吸
引して金型4とチューブ5の間を減圧してチューブ5を
金型4に密着させることにより、径方向に伸ばし拡げて
固定することができる。
【0053】その後、チューブ5内に芯金7上に形成し
た耐熱樹脂層1と導電性プライマー層2との積層体8を
挿入し、金型4とチューブ5との間の減圧を開放してチ
ューブ5の復元力による収縮でもとの径に復帰させるこ
とによりチューブ5を導電性プライマー層に密着させ
る。このとき、フッ素樹脂チューブ5のもとの内径は導
電性プライマー層の外径よりも小さいので、フッ素樹脂
チューブ5は径方向に伸ばし拡げられた状態で導電性プ
ライマー層に密着する。
【0054】このようにしてフッ素樹脂チューブの収縮
力によりそれを導電性プライマー層に密着させる場合、
上記のようなフッ素樹脂からなるチューブの内径を導電
性プライマー層の外径の95%以下、好ましくは93%
以下としておくことによりその後の熱処理と併せて両層
の十分な密着が得られることが判明した。但し、伸びが
大きくなり過ぎるとフッ素樹脂チューブが永久塑性変形
して収縮力が得られなくなってしまうので、フッ素樹脂
チューブの内径は導電性プライマー層が形成された耐熱
樹脂層の外径の80%以上はなければならない。
【0055】フィルム端部に導電性プライマー層の露出
部を設ける場合は、その部分を除いた部分に上記のよう
にしてチューブ状に成形されたフッ素樹脂を積層する
か、導電性プライマー層上全面に上記のようにしてチュ
ーブ状に成形されたフッ素樹脂を積層してから露出部分
のフッ素樹脂層を除去することにより露出部を形成す
る。
【0056】その後上記のように積層された導電性プラ
イマー層が形成された耐熱樹脂層とフッ素樹脂チューブ
を加熱焼成してフッ素樹脂チューブを導電性プライマー
層に融着一体化する。この際、使用するフッ素樹脂の融
点よりも少なくとも50℃以上、好ましくは70℃以上
高い温度で加熱することにより十分な融着が得られるこ
とが判明した。例えばフッ素樹脂がPFAである場合、
その融点は310℃程度であるので、360℃以上の温
度で加熱する。
【0057】加熱時間はフッ素樹脂の種類、層の厚さ、
芯金の厚さや材質、加熱温度等にもよるが、PFAを3
60℃で加熱する場合、約20〜40分程度である。
【0058】上記の加熱処理の後、芯金から一体化した
積層フィルムをはずし、本発明の定着フィルムを得る。
【0059】上記の製造において、フッ素樹脂チューブ
を導電性プライマー層が形成された耐熱樹脂層に積層す
る前にフッ素樹脂チューブ内面を予めエッチングしてお
くことにより両層の接着力を高めることができる。エッ
チングは従来より公知のエッチング法により行うことが
でき、ナトリウム・ナフタレン法、液体アンモニア法等
の化学エッチング、エキシマレーザー法、低温プラズマ
法等の物理エッチングにより行うことができる。
【0060】また、本発明の定着フィルムの製造に使用
するフッ素樹脂チューブとしては市販されているフッ素
樹脂チューブを使用することができるが、このような市
販のフッ素樹脂チューブはテ−プ状に折られ、巻かれた
状態で流通していることが多い。このようなチューブで
はその周上に長さ方向に2本の折り目がついており、折
り目の外側の部分が伸びた状態になっている。これを円
筒状の導電性プライマー層が形成された耐熱性樹脂層に
積層するとその伸びた部分がフッ素樹脂層表面の直線状
の凹部となって残りやすいが、このような折り目に起因
する表面の欠陥も、上記のように本発明の方法によれば
チューブが十分に伸ばされるので解決することができ
る。但し、比較的厚いフッ素樹脂層(例えば30〜10
0μm程度)を形成する場合には、折り目のついていな
いフッ素樹脂チューブを使用することが好ましい。
【0061】上記のようにして製造された本発明の定着
部用フィルムは、押出成形により得られたフッ素樹脂チ
ューブに由来する離型性樹脂層を有しているので特に耐
磨耗性に優れ、ピンホール、クラック、微小な凹凸等の
発生を免れ得ない、コーティングにより製造された従来
のフィルムと比較して有意に長い耐用時間が得られる。
【0062】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によりさら
に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定され
るものではない。
【0063】実施例1 ポリイミド前駆体を含む市販のワニス(UワニスS、宇
部興産製)を円筒形金属芯体上に塗布し、内径26mm
のダイスを芯体にはめて自然落下させて塗布膜を得た。
得られた塗布膜を300℃に30分間加熱し、冷却後芯
体から抜いて厚さ50μm、外径25mm、長さ230
mmのポリイミドチューブを得た。
【0064】このポリイミドチューブ上に導電性プライ
マー(855−023、デュポン社製)を厚さが5μm
となるようにスプレー塗布し、150℃で10分間ベー
キング処理した。
【0065】この導電性プライマー層を設けたポリイミ
ドチューブに直径24.97mmの円筒形のステンレス
製シャフトを挿入し、支持体とした。
【0066】一方、図3に示したものと同様の形状の、
内径26.5mmで端部に直径1mmの孔を設けた金型
の内部に内径23.3mm(上記ポリイミドチューブ外
径の約93%)、長さ280mm、厚さ10μmのPF
Aチューブ(450HP−J、三井・デュポンフロロケ
ミカル製、メルトインデックス2 g/10 min のPFAか
らなる)を通し、両端を金型上に折り返して固定した。
上記の金型の孔から減圧してPFAチューブを拡張し、
金型内面に密着させた。
【0067】その後前記ポリイミドチューブを装着した
シャフトを金型中に挿入し、減圧を開放してポリイミド
チューブにPFAチューブを被覆した。その後ポリイミ
ドチューブの一方の端部のPFAチューブを幅3mmで
除去し、導電性プライマー層の露出部分を設けた。
【0068】これを380℃で30分間加熱処理して本
発明の定着フィルムを得た。得られた定着部用フィルム
の離型性樹脂層の厚さは10μmであった。
【0069】実施例2 実施例1と同様にしてポリイミドチューブ(外径30m
m、長さ320mm、厚さ70μm)を形成し、その表
面に導電性プライマー(855−029、デュポン社
製)を厚さ5μmとなるようにスプレー塗布し、150
℃で10分間ベーキング処理した。
【0070】以下実施例1と同様に内径28mm(上記
導電性プライマーを設けたポリイミドチューブ外径の約
93%)、長さ370mm、厚さ10μmのPFAチュ
ーブ(450HP−J、三井・デュポンフロロケミカル
製、メルトインデックス2 g/10 min のPFAからな
る)を被覆し、導電性プライマー層の露出部分を形成
し、融着して本発明の定着フィルムを得た。得られた定
着部用フィルムの離型性樹脂層の厚さは10μmであっ
た。
【0071】比較例 実施例1と同様にしてポリイミドチューブを成形しプラ
イマーを塗布した後、導電性プライマー層の露出部分と
なる部分はマスキングしてPFA樹脂ディスパージョン
(855−104、デュポン製)をスプレー塗布し、フ
ィルムを380℃で30分間熱処理することにより定着
部用フィルムを得た。得られた定着部用フィルムの離型
性樹脂層の厚さは約10μmであった。
【0072】上記のPFA樹脂ディスパージョンに含ま
れるPFAのMIを別途測定したところ13 g/10 min
であった。
【0073】上記で得た実施例と比較例の定着部用フィ
ルムをプリンターに組み込み、印刷による画像テストと
通紙による耐久テスト(通紙速度A4用紙12枚/分)
を行った。各定着フィルムについて導電性プライマー層
露出部を接地して通紙による摩擦帯電を防止した。結果
を以下の表に示す。
【0074】
【表1】 上記の結果から、本発明の定着用のフィルムはフッ素樹
脂ディスパージョンを塗布して形成された離型性層を有
する定着フィルムと比べて耐磨耗性をはじめとする耐久
性が顕著に向上していることが明らかである。また、導
電性プライマー層露出部分を設けた場合、その部分によ
り接地できるので摩擦帯電によるオフセットの発生もな
い。
【0075】
【発明の効果】本発明の定着部用フィルムによれば、従
来の定着フィルムよりも磨耗寿命が有意に改善され、耐
久性の優れたファクシミリ、プリンター等を提供するこ
とができ、また摩擦帯電によるオフセットの発生もな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の定着部用フィルムの概略断面図であ
る。
【図2】 本発明の定着部用フィルムの一態様の概略側
面図である。
【図3】 本発明の定着フィルムの製造方法を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1...耐熱樹脂層 2...導電性プライマー層 3...離型性樹脂層 4...金型 5...フッ素樹脂チューブ 6...金型の孔 7...芯金 8...耐熱樹脂層と導電性プライマー層との積層体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性樹脂層、導電性プライマー樹脂層
    及び離型性樹脂層をこの順に積層してなる定着部用フィ
    ルムであって、耐熱性樹脂層が熱硬化性樹脂からなり、
    離型性樹脂層がフッ素樹脂を主成分とするチューブを導
    電性プライマー樹脂層上に被着することにより形成され
    たものであることを特徴とする定着部用フィルム。
  2. 【請求項2】 フッ素樹脂チューブが100万回以上の
    耐屈曲性を示すものであることを特徴とする請求項1に
    記載の定着部用フィルム。
  3. 【請求項3】 フッ素樹脂チューブがメルトインデック
    ス5(g/10 min)以下のフッ素樹脂を主成分とすることを
    特徴とする請求項1または2に記載の定着部用フィル
    ム。
  4. 【請求項4】 フィルム端部において離型性樹脂層が設
    けられておらず、導電性プライマー樹脂層が露出されて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    定着部用フィルム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の耐熱性
    樹脂層、導電性プライマー樹脂層及び離型性樹脂層をこ
    の順に積層してなる定着部用フィルムの製造方法であっ
    て、チューブ状の耐熱樹脂層上に導電性プライマー樹脂
    層を形成し、その上にフッ素樹脂チューブを積層し、フ
    ッ素樹脂チューブの樹脂の融点よりも少なくとも50℃
    以上高い温度で処理することを特徴とする前記製造方
    法。
  6. 【請求項6】 導電性プライマー樹脂層の露出部分を除
    いてフッ素樹脂チューブを積層することを特徴とする請
    求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 フッ素樹脂チューブが耐熱樹脂層の外径
    の95%以下の内径を有することを特徴とする請求項5
    または6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 フッ素樹脂チューブを耐熱樹脂層に積層
    する前にフッ素樹脂チューブ内面を予めエッチングする
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 折り目のついていないフッ素樹脂チュー
    ブを使用することを特徴とする請求項5〜8のいずれか
    に記載の方法。
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