JPH10301127A - 透明導電膜のパターニング方法 - Google Patents

透明導電膜のパターニング方法

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JPH10301127A JP11456097A JP11456097A JPH10301127A JP H10301127 A JPH10301127 A JP H10301127A JP 11456097 A JP11456097 A JP 11456097A JP 11456097 A JP11456097 A JP 11456097A JP H10301127 A JPH10301127 A JP H10301127A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ITO膜のエッチング残渣の発生を防止する
とともにITO膜配線の配線抵抗を低減化する。 【構成】 ガラス基板11上に透明導電膜(ITO膜)
12をスパッタ法により堆積する(a)。画素電極形成
領域上をレジストパターン13aで被覆した後、水素プ
ラズマにて処理して画素電極形成領域以外の透明導電膜
12に対して還元処理を行う(b)。新たにレジストパ
ターン13bを形成し(c)、これをマスクとして透明
導電膜12をウエット法にてエッチングし、画素電極1
2a、電極・配線12bを形成する(d)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の薄
膜トランジスタ基板(TFT基板)などを形成する際に
必要となる透明導電膜のパターニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来のTFT基板の製造方法
を説明するための、工程順の断面図である。まず、図1
4(a)に示すように、ガラス基板1をスパッタ装置内
で100〜200℃に加熱し、ITO膜4をスパッタ法
で成膜する。次に、図14(b)に示すように、フォト
レジストをITO膜上に塗布し、通常のフォトリソグラ
フィ技術でソース電極5、ドレイン電極6となる部分に
レジストパターン5cを形成する。次に、硝酸、塩酸の
混酸から成るエッチャントでウエットエッチングし、エ
ッチングマスクとしたレジストパターン5cを剥離して
ITO膜から構成されるソース電極4c、ドレイン電極
4dを得る。
【0003】次に、ソース・ドレイン電極と半導体層と
のオーミックコンタクトを形成するため、プラズマCV
D装置内でホスフィン(PH3 )プラズマ処理を行っ
て、ソース・ドレイン電極表面にリン(P)を付着させ
る。次いで、薄膜トランジスタの活性層となるアモルフ
ァスシリコン膜6とゲート絶縁膜7となるシリコン窒化
膜層とをプラズマCVD法により連続成膜し、その上に
ゲート電極を形成するためのCrなどからなる導電膜8
をスパッタ法で成膜する〔図14(c)〕。次に、図1
4(d)に示すように、導電膜8、ゲート絶縁膜7およ
びアモルファスシリコン膜6を一部がソース電極4cお
よびドレイン電極4dに掛かるように通常のフォトリソ
グラフィ技術およびエッチング技術を用いてパターニン
グしてゲート電極8aを形成し、順スタガー型薄膜トラ
ンジスタを完成する。
【0004】ところで、上述の製造方法では、ITO膜
4のパターニングの際にエッチング残渣が生じ、短絡や
リークの増大を招くという問題がある。それは、近年、
高透過率で低抵抗のITO膜を得るために基板を加熱し
てスパッタを行ういわゆる加熱スパッタ法が採用される
ようになってきているが、このスパッタ法を採用した場
合には膜質が緻密になるため、エッチングの切れが悪く
なるためである。また、ITO膜が緻密化されるためエ
ッチングレートが低下し処理時間が長くなるという問題
も起こる。
【0005】これを対処するものとして、特開昭63−
264816号公報には、ITO膜上にレジストパター
ンを形成した後に水素プラズマ雰囲気中で還元処理を行
い、還元されたITO膜をウエットエッチングする方法
が提案されている。また、特開平1−202823号公
報には、ITO膜上にレジストパターンを形成した後
に、水素を含有するガス若しくはハロゲン元素を含有す
るガスのプラズマ雰囲気中に基板を曝し、その後にウエ
ットエッチングによりITO膜をパターニングする方法
が提案されている。
【0006】一方で、画素電極と配線(バスライン)と
を共にITO膜で形成するプロセスを採用する場合に
は、ITOは比抵抗が高い材料であることおよび画素部
では透過率を下げないため500Å程度に薄膜化する必
要があることから配線抵抗が高くなるという問題があ
る。特に、大型パネルでは、配線をITO単層で構成す
ることは困難である。そこで、ITO配線の抵抗値を低
減するための提案がいくつかなされている。例えば、特
開平4−170523号公報には、ITO膜パターンの
形成後、ITO膜パターンの一部を水素プラズマ雰囲気
中に曝してITO膜を選択的に還元することが、また、
特開昭63−74033号公報には、レジストをマスク
としてITO膜をパターニングした後に、レジストを付
けた状態で水素プラズマ雰囲気中に曝してITO膜パタ
ーンの側面部分を還元することが、それぞれ提案されて
いる。また、特開平6−88973号公報には、ITO
膜パターンの形成後、水素雰囲気中200〜400℃で
アニールすることにより、低抵抗化と高透過率化を図る
方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図14を参照して説明
した従来の製造方法では、カラー液晶表示装置に用いら
れる高品質のITO膜が加熱スパッタ法にて成膜され膜
質が緻密で加工性が悪いため、エッチング残渣不良が生
じ易くまた処理時間が長くなるという問題があった。ま
た、ITO膜は金属酸化物であるから比抵抗が金属膜と
比較して高くしかも画素電極と同時に形成する場合には
500Å程度の薄膜化が必要となるため、配線抵抗が高
くなり信号の劣化および動作遅延を招く。特に、大型パ
ネルでは、ITO膜単層を配線として使用することはで
きずITO膜と金属膜の二層膜若しくはITO膜とは別
に金属膜単層の配線を形成する必要が生じるが、そのた
めには、金属膜の成膜と、フォトリソグラフィ工程およ
びエッチング工程が新たに必要となるため製造工程が長
くなる。而して、上述した各公報に係る提案例では、そ
れぞれエッチング性の向上若しくは配線抵抗の低減化に
関しては改善はみられるものの、これらでは両者を同時
に改善することはできなかった。よって、本発明の解決
すべき課題は、ITO膜のエッチング性を改善して処理
時間の短縮とエッチング残渣の解消を図ると共に、工数
の大幅な増大を招くことなく配線抵抗の低減を実現する
ことができるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明によれば、(1)透明絶縁性基板若しくはそ
の上に形成された絶縁膜上に透明導電膜を成膜する工程
と、(2)前記透明導電膜の画素電極となる部分に第1
のレジストマスクを形成する工程と、(3)前記画素電
極となる部分に第1のレジストマスクが形成された基板
に対し還元処理を施す工程と、(4)前記第1のレジス
トマスクを除去した後、前記画素電極、他の電極および
配線となる前記透明導電膜上に第2のレジストマスクを
形成する工程と、(5)前記第2のレジストマスクをマ
スクとして前記透明導電膜をエッチングして透明導電膜
からなる画素電極、他の電極および配線を形成する工程
と、を有することを特徴とする透明導電膜のパターニン
グ方法、が提供される。
【0009】そして、好ましくは、前記第(3)の工程
における還元処理が、水素プラズマ処理若しくは水素雰
囲気中でのアニール処理によって行われる。また、前記
第(5)の工程のエッチングが、ウエット法で行われ
る。
【0010】[作用]本発明においては、レジストパタ
ーンにより、変質させたくなく、透明度を低下させたく
ない画素部分をマスクして、ITO膜の被エッチング部
分および配線となる部分を水素プラズマ等で還元処理す
る。次に、水素プラズマ処理に使用したレジストマスク
を剥離し、新たに画素部と配線部をマスクするレジスト
パターンを形成し、これをマスクとしてITO膜の不要
部分をエッチングする。したがって、本発明によれば、
透明度の高いITO画素部と低抵抗のITO配線部との
2種類の膜質のITO部を形成することができる。ま
た、ITO膜を水素プラズマ処理することにより被エッ
チング部分ではエッチングが容易になりエッチング残渣
による不良がなくなる。また、エッチングレートが高く
なることにより処理時間が短縮される。そして、ITO
膜の一部が還元されることによりITO膜配線の抵抗値
を低減することができ、配線抵抗による信号レベルの低
下や動作速度の遅延を抑制することができ、例えば液晶
表示素子に本発明を適用した場合には表示画像品位を向
上させることができる。また、配線抵抗が低減したこと
により、大型パネルであってもITO単層で配線パター
ンを構成することが可能となり、金属膜パターンの形成
工程が省略できる。従って、不良低減と工程短縮を同時
に実現することができ、歩留りおよび生産性の向上を図
ることができコスト低減が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を説
明するための工程順の断面図である。まず、図1(a)
に示されるように、ガラス基板11を例えばDCマグネ
トロンスパッタ装置内に装着し、基板温度を100℃〜
300℃程度に保持して、ITO膜、SnO2 膜などか
らなる透明導電膜12を成膜する。透明導電膜12は直
接ガラス基板11上に形成してもよいが、薄い保護シリ
コン酸化膜若しくは層間絶縁膜やゲート絶縁膜を介して
ガラス基板上に形成するようにしてもよい。さらに、透
明導電膜の形成される下地層上には薄膜トランジスタを
形成するための島状の半導体層が形成されていてもよ
い。
【0012】次に、図1(b)に示されるように、フォ
トリソグラフィ法により透明導電膜12の画素電極とな
る部分上にレジストパターン13aを形成し、還元処理
を行ってレジストパターン13aにより保護されていな
い透明導電膜12の少なくとも表面部分を還元する。還
元処理は、水素プラズマ雰囲気への被曝あるいは水素雰
囲気でのアニールなどにより行われる。次に、レジスト
パターン13aを剥離除去し、再びフォトリソグラフィ
法により、部分的に還元処理の施された透明導電膜12
の画素電極と電極・配線となる部分上にレジストパター
ン13bを形成する。そして、レジストパターン13b
をマスクとしてウエット法により、透明導電膜12を選
択的にエッチングする。エッチング液としては、硝酸お
よび塩酸の混酸が有利に使用されるが、塩酸や塩化第二
鉄液などでもよく通常用いられるエッチャントは適宜使
用しうる。最後に、レジストパターン13bを剥離・除
去して、高透過率の画素電極12aと低抵抗の電極・配
線12bとを得る。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 [第1の実施例]図2〜図7の各(a)は、本発明の第
1の実施例に係わる、順スタガー型薄膜トランジスタの
製造工程を示す工程順平面図であり、図2〜図7の各
(b)は、それらの工程順断面図であって、各図の
(b)は(a)のA−B線での断面を示している。図2
に示すように、ガラス基板1上にクロム膜を約2000
Åの膜厚にスパッタ法により成膜し、通常のフォトリソ
グラフィ技術およびエッチング技術によりパターニング
して遮光膜2を形成し、シリコン酸化膜をスパッタ法で
2000Åから4000Åの膜厚に成膜して層間絶縁膜
3を形成する。その後、画素電極、ソース・ドレイン電
極、および信号線を形成するためのITO膜4を加熱ス
パッタ法により約500Åの膜厚に成膜する。次に、図
3に示すように、画素電極となる部分に通常のフォトリ
ソグラフィ技術を用いてレジストパターン5aを形成す
る。そして、このレジストパターン5aをマスクとし
て、ITO膜4表面の画素電極となる部分以外を水素ガ
スプラズマ雰囲気に曝し、還元処理を行う。還元処理
は、圧力:約200Pa、パワー密度:約50mW/c
2 の条件で、10〜20秒程度の処理で十分の効果が
得られる。
【0014】次に、レジストパターン5aを剥離し、図
4に示すように、通常のフォトリソグラフィ技術により
画素電極、ソース・ドレイン電極および信号線となる部
分にレジストパターン5bを形成する。次に、レジスト
パターン5bをマスクとして塩酸と硝酸の混酸をエッチ
ャントとしてITO膜4をウエットエッチングし、レジ
ストパターン5bを剥離して、図5に示すように、IT
O膜から成るソース・画素電極4a、ドレイン電極・配
線4bを形成する。
【0015】次に、ソース電極、ドレイン電極とその上
に積層するアモルファスシリコン膜とのオーミックコン
タクトを形成するため、ソース・画素電極4a、ドレイ
ン電極・配線4bの表面にプラズマCVD装置にてホス
フィン(PH3 )プラズマ処理を行ない、ITO膜表面
にリン(P)を選択ドーピングする。このとき、ソース
・画素電極4a、ドレイン電極・配線4bの下地の層間
絶縁膜3の表面にはリンがドーピングされることはなく
トランジスタ特性が劣化されることはない。このホスフ
ィンプラズマ処理に連続して、アモルファスシリコン膜
6を約500Åの膜厚に、ゲート絶縁膜7となるシリコ
ン窒化膜を約5000Åの膜厚にプラズマCVD法によ
り連続成膜する。さらに、ゲート電極を形成するための
Cr膜をスパッタ法により1000Åから2000Åの
膜厚に成膜して導電膜8を形成する(図6)。続いて、
通常のフォトリソグラフィ法とエッチング法を用いて導
電膜8、ゲート絶縁膜7、アモルファスシリコン膜6を
アイランド状に加工して、ゲート電極8aを形成すれ
ば、図7に示す順スタガー型薄膜トランジスタを得るこ
とができる。なお、ゲート電極8aは実際には孤立した
パターンではなくゲートバスラインである走査線に接続
されているが、図面を見やすくするために走査線の図示
は省略されている。
【0016】このようにして得られた薄膜トランジスタ
では、ITO膜のエッチング工程でのエッチング残渣に
起因する不良率が0〜1%に低減し、ITO膜のエッチ
ング時間が40〜50%短縮され、配線用金属膜の成膜
とエッチング工程が不要となるため、歩留りと生産性を
飛躍的に向上させることができる。
【0017】[第2の実施例]次に、本発明の第2の実
施例について図8〜図13を参照して説明する。図8〜
図13の各(a)は、本発明の第2の実施例に係わる逆
スタガー型薄膜トランジスタの製造工程を示す工程順平
面図であり、図8〜図13の各(b)は、それらの工程
順断面図であって、各図の(b)は、(a)のA−B線
での断面を示している。図8に示すように、ガラス基板
1上に、Cr膜を約2000Åの膜厚にスパッタ法によ
り成膜し、通常のフォトリソグラフィ法とエッチング法
によりパターニングして、ゲート電極8aを形成し、ゲ
ート絶縁膜7となるシリコン窒化膜を約5000Åの膜
厚に、活性層となるアモルファスシリコン膜6を約20
00Åの膜厚に、リンドープアモルファスシリコン膜6
aを約500Åの膜厚にプラズマCVD法により連続成
膜する。なお、ゲート電極8aは実際には孤立したパタ
ーンではなくゲートバスラインである走査線に接続され
ているが、図面を見やすくするために走査線の図示は省
略されている。次に、図9に示すように、通常のフォト
リソグラフィ法とエッチング法によりアモルファスシリ
コン膜6、6aをアイランド状にパターニングし、ソー
ス・画素電極、ドレイン電極・配線を形成するためのI
TO膜4を約500Åの膜厚に成膜する。
【0018】次に、図10に示すように、ITO膜4の
ソース・画素電極4aとなる部分に通常のフォトリソグ
ラフィ技術を用いてレジストパターン5aを形成し、こ
れをマスクとして、ITO膜表面の画素電極となる部分
以外を選択的に水素ガスプラズマ雰囲気に曝し、還元処
理を行う。次に、レジストパターン5aを剥離し、図1
1に示すように、通常のフォトリソグラフイ技術により
ソース・画素電極4a、ドレイン電極・配線4bとなる
部分にレジストパターン5bを形成する。続いて、レジ
ストパターン5bをマスクとして塩酸、硝酸の混酸をエ
ッチャントにITO膜4をウエットエッチングして、I
TO膜から成るソース・画素電極4a、ドレイン電極・
配線4bを形成する。次に、レジストパターン5bおよ
びITO膜から成るソース・画素電極4a、ドレイン電
極・配線4bをマスクとして、薄膜トランジスタのバッ
クチャネル部のリンドープアモルファスシリコン膜6a
をエッチングし(図12)、続けてアモルファスシリコ
ン膜6を少しエッチングする。
【0019】次に、レジストパターン5bを除去した
後、保護膜9となるシリコン窒化膜をプラズマCVD法
で約2000Åの膜厚に成膜し、通常のフォトリソグラ
フィ技術とエッチング技術を用いて画素電極上の保護膜
を除去すれば、図13に示されるバックチャネル堀込み
逆スタガー型薄膜トランジスタを得ることができる。以
上のようにして完成した逆スタガー型の薄膜トランジス
タでは、順スタガー型の薄膜トランジスタと同様に、歩
留まりの向上、工程の短縮および生産性の向上の効果を
得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ITO
などからなる透明導電膜の画素電極形成領域をマスクし
た状態にて還元処理を施してから、透明導電膜のパター
ニングを行うものであるので、加熱スパッタにより得ら
れた緻密なITO膜であっても容易にエッチングできる
ようになり、エッチング処理時間を短縮することができ
るとともにエッチング残渣の発生を回避することができ
る。さらに、還元処理により画素電極部分以外の透明導
電膜の低抵抗化を実現することができるため、信号の劣
化や動作遅延を抑制することができ、従って、液晶表示
素子に適用した場合には高品質の画像を得ることができ
る。また、大型パネルであっても、ドレイン配線をIT
O膜単層で実現可能となり、他の金属膜単層あるいはI
TO膜と金属膜の積層構造で配線を形成する必要がなく
なるため、金属膜の成膜およびそのパターニング工程の
省略が可能となり、工程を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための工程順の
断面図。
【図2】本発明の第1の実施例を説明するための、一工
程段階での平面図と断面図。
【図3】本発明の第1の実施例を説明するための、一工
程段階での平面図と断面図。
【図4】本発明の第1の実施例を説明するための、一工
程段階での平面図と断面図。
【図5】本発明の第1の実施例を説明するための、一工
程段階での平面図と断面図。
【図6】本発明の第1の実施例を説明するための、一工
程段階での平面図と断面図。
【図7】本発明の第1の実施例を説明するための、一工
程段階での平面図と断面図。
【図8】本発明の第2の実施例を説明するための、一工
程段階での平面図と断面図。
【図9】本発明の第2の実施例を説明するための、一工
程段階での平面図と断面図。
【図10】本発明の第2の実施例を説明するための、一
工程段階での平面図と断面図。
【図11】本発明の第2の実施例を説明するための、一
工程段階での平面図と断面図。
【図12】本発明の第2の実施例を説明するための、一
工程段階での平面図と断面図。
【図13】本発明の第2の実施例を説明するための、一
工程段階での平面図と断面図。
【図14】従来例を説明するための工程順の断面図。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 遮光膜 3 層間絶縁膜 4 ITO膜 4a ソース・画素電極 4b ドレイン電極・配線 4c ソース電極 4d ドレイン電極 5a、5b、5c レジストパターン 6 アモルファスシリコン膜 6a リンドープアモルファスシリコン膜 7 ゲート絶縁膜 8 導電膜 8a ゲート電極 9 保護膜 11 ガラス基板 12 透明導電膜 12a 画素電極 12b 電極・配線 13a、13b レジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/336

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)透明絶縁性基板若しくはその上に
    形成された絶縁膜上に透明導電膜を成膜する工程と、 (2)前記透明導電膜の画素電極となる部分に第1のレ
    ジストマスクを形成する工程と、 (3)前記画素電極となる部分に第1のレジストマスク
    が形成された基板に対し還元処理を施す工程と、 (4)前記第1のレジストマスクを除去した後、前記画
    素電極、他の電極および配線となる前記透明導電膜上に
    第2のレジストマスクを形成する工程と、 (5)前記第2のレジストマスクをマスクとして前記透
    明導電膜をエッチングして透明導電膜からなる画素電
    極、他の電極および配線を形成する工程と、を有するこ
    とを特徴とする透明導電膜のパターニング方法。
  2. 【請求項2】 前記第(3)の工程における還元処理
    が、水素プラズマ処理若しくは水素雰囲気中でのアニー
    ル処理によって行われることを特徴とする請求項1記載
    の透明導電膜のパターニング方法。
  3. 【請求項3】 前記第(5)の工程のエッチングが、ウ
    エット法で行われることを特徴とする請求項1記載の透
    明導電膜のパターニング方法。
  4. 【請求項4】 前記第(5)の工程の後に、シリコン
    膜、ゲート絶縁膜およびゲート電極形成用導電膜を堆積
    する工程、前記ゲート電極形成用導電膜、ゲート絶縁
    膜およびシリコン膜を同一パターンにパターニングする
    工程が付加され、前記透明導電膜電極をソース・ドレイ
    ン電極とする薄膜トランジスタが形成されることを特徴
    とする請求項1記載の透明導電膜のパターニング方法。
  5. 【請求項5】 前記第(1)の工程に先立って、ゲー
    ト電極を形成する工程、ゲート絶縁膜を形成する工
    程、ゲート絶縁膜上にアイランド状のシリコン膜を形
    成する工程、が付加され、前記透明導電膜電極をソース
    ・ドレイン電極とする薄膜トランジスタが形成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の透明導電膜のパターニン
    グ方法。
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