JPH10299902A - シール方法 - Google Patents

シール方法

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JPH10299902A
JPH10299902A JP11632897A JP11632897A JPH10299902A JP H10299902 A JPH10299902 A JP H10299902A JP 11632897 A JP11632897 A JP 11632897A JP 11632897 A JP11632897 A JP 11632897A JP H10299902 A JPH10299902 A JP H10299902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casings
housing
sealing
casing
sealing compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP11632897A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yamaguchi
山口  剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Diamond Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複雑な製造工程を必要とせず、容易で確実なシ
ール方法を提供する。 【構成】少なくとも第1の筐体と第2の筐体を有し、こ
れら複数の筐体を接合するシール方法において、前記そ
れぞれの筐体の接合部であって且つ少なくとも一つの筐
体側にたまり部を備え、前記それぞれの筐体の接合部に
シール剤を介在させ、前記たまり部にはシール剤が充填
硬化されていることを特徴としたシール方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外装ケース等のシール方
法に関し、特に振動や変形による外部からのほこりや水
滴等の進入を防止するシール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より電気や機械機器等においては、
内部に電気部品や精密部品を埋設して、複数の筐体を組
み合わることで外装ケースを形成し、これら筐体の接合
部にはシリコン剤やOリング、パッキンといったシール
材を取り付け、内部の部品を外部からのほこりや水滴か
ら保護している。
【0003】特に自動車用の部品においては、使用され
る環境が悪いので、電子回路やセンサといった精密部品
はしっかりとシールされることが望まれている。従来で
は図3および図4に示すような手段でシールを施してい
た。図4に従来のシール方法を示す側面断面図を、図3
には図4のA部拡大図をそれぞれ示す。図3と4におい
て、10は第1の筐体を、20は第2の筐体を示し、第1の
筐体10の端部となる凸部14と、第2の筐体20の凹部24と
が嵌合することで両者の一体化がなされる。このとき第
2の筐体20にはOリング40を収容するOリング収容部26
があり、このOリング40により第1の筐体10と第2の筐
体20との隙間が埋められ、さらにこの両者間にシリコン
等からなるシール剤30を塗布することで、両者間の接合
と一体化およびシール(密閉)効果を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製造時
や使用中の振動、温度等の環境により、Oリング40の嵌
合不良や、それぞれの筐体との間で接触不良が発生し、
完全な密閉状態が維持できないことが生じている。これ
により水滴やほこりといった機器の動作に影響を及ぼす
ものが筐体内に侵入し、所望の動作を妨害するものとな
っている。
【0005】このような不具合の対策として、上述した
ようにOリング40の他にシール剤30を併用しているが、
二重構造となるために製造工程が複雑で、コスト高にも
なっている。
【0006】本発明は上記課題に鑑み、複雑な製造工程
を必要とせず、容易で確実なシール方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、少なくとも第1の筐体と第2の筐体を有
し、これら複数の筐体を接合するシール方法において、
前記それぞれの筐体の接合部であって且つ少なくとも一
つの筐体側にたまり部を備え、前記それぞれの筐体の接
合部にシール剤を介在させ、前記たまり部にはシール剤
が充填硬化されていることを特徴としたシール方法とす
る。また前記それぞれの接合部であって且つ少なくとも
一つの筐体側の角部をテーパ状とするカット面を設けて
もよい。
【0008】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1に示す。図1に
おいて、第1の筐体10と第2の筐体20との接合面であっ
て、第1の筐体側には半球状のたまり部12が設けてあ
る。このたまり部12は従来のOリング収容部26と同様の
構造をしており、第2の筐体20との接合面に沿って設け
られている。そして、生産時には前記第1の筐体10と第
2の筐体20との接合面にシリコン等からなるシール剤30
を塗布し、この乾燥を待って両者が一体化され、内部の
密閉が保たれることになる。
【0009】また、本発明の他の実施例として、図2に
第2の実施例を示す。図2においては、第1の筐体10と
第2の筐体20との接合面であって、第2の筐体20の外形
角部をテーパ状に斜めカットしたカット面22としてい
る。製造時において、このカット面にはシール剤30が這
い上がり、どのような傾きに対しても「溢れ」や「た
れ」が起きないようになっている。
【0010】また、本発明の第3の実施例を図3に示す
が、たまり部12を第2の筐体20に、カット面22を第1の
筐体10に移動した点を除けば、上述の第2の実施例で説
明したものと同一もしくは相当分を示しているので説明
は省略する。
【0011】なお、図2および図3が示すように、たま
り部12とカット面22は、第1の筐体10もしくは第2の筐
体20の少なくとも一方に一つ以上設ければ同様の効果が
得られるものであり、この配置位置や寸法は適宜変更可
能なものである。また、シール剤30においてもシリコン
に限らず、効果性の樹脂や接着剤を使用してもよい。
【0012】
【発明の効果】上記構成により比較的低粘度のシール剤
30を使用しても、シール剤30がたまり部12に充満される
ことで接着性が向上し、第1の筐体10と第2の筐体20と
の接着が確実に行え、優れたシール性が得られる。また
従来のようなOリングは使用しないが、たまり部12にシ
ール剤30が充填硬化されることで従来のOリングを使用
したときのような効果が得られ、簡単な構成ではあるが
製造上性も向上する。
【0013】また第2,第3の実施例のようにカット面
22を設けることでシール剤30の這い上がり現象を利用し
て、境界面から生じるシール剤30の「溢れ」や「たれ」
が防止でき、これにより確実に両者の境界面にシール剤
30が含浸し、シール性の向上が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール方法の第1の実施例を示す
【図2】本発明のシール方法の第1の実施例を示す
【図3】本発明のシール方法の第1の実施例を示す
【図4】図5のA部拡大図を示す
【図5】従来のシール方法を示す
【符号の説明】 図において同一符号は同一、または相当部分を示す。 10 第1の筐体 12 たまり部 14 凸部 20 第2の筐体 22 カット面 24 凹部 26 Oリング収容部 30 シール剤 40 Oリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】なくとも第1の筐体と第2の筐体を有し、
    これら複数の筐体を接合するシール方法において、前記
    それぞれの筐体の接合部であって且つ少なくとも一つの
    筐体側にたまり部を備え、前記それぞれの筐体の接合部
    にシール剤を介在させ、前記たまり部にはシール剤が充
    填硬化されていることを特徴としたシール方法。
  2. 【請求項2】それぞれの接合部であって且つ少なくとも
    一つの筐体側の角部をテーパ状とするカット面を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のシール方法。
JP11632897A 1997-04-18 1997-04-18 シール方法 Pending JPH10299902A (ja)

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