JPH1029984A - ピラジン−2−オン誘導体、その用途、その製造法およびその製造中間体 - Google Patents

ピラジン−2−オン誘導体、その用途、その製造法およびその製造中間体

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JPH1029984A
JPH1029984A JP8239594A JP23959496A JPH1029984A JP H1029984 A JPH1029984 A JP H1029984A JP 8239594 A JP8239594 A JP 8239594A JP 23959496 A JP23959496 A JP 23959496A JP H1029984 A JPH1029984 A JP H1029984A
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JP
Japan
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alkyl
compound
alkyl group
reaction
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Application number
JP8239594A
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English (en)
Inventor
Akira Shudo
晶 首藤
Hisayuki Hoshi
久行 星
Minoru Sanemitsu
穣 実光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた除草活性を有する化合物を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】一般式 化1 【化1】 (式中、R1 は水素原子を表し、R2 はC1−C3ハロ
アルキル基を表し、R3は1以上のハロゲン原子で置換
されてもよいC1−C6アルキル基等を表し、Qは置換
されてもよいフェニル基を表す。)で示されるピラジン
−2−オン誘導体を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピラジン−2−オン
誘導体、その用途、その製造法およびその製造中間体に
関する。
【発明が解決しようとする課題】本発明は優れた除草活
性を有する化合物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】本発明者等は優れた除草
活性を有する化合物を見い出すべく鋭意検討した結果、
下記一般式 化6で示される化合物が優れた除草活性を
有することを見い出し、本発明を完成した。即ち、本発
明は、一般式 化6
【化6】 (式中、R1 は水素原子またはC1−C3アルキル基を
表し、R2 はC1−C3ハロアルキル基を表し、R3
1以上のハロゲン原子で置換されてもよい、C1−C6
アルキル基、C3−C6アルケニル基、またはC3−C
6アルキニル基を表し、Qは置換されてもよいフェニル
基を表す。)で示される化合物(以下、本発明化合物と
記す。)およびそれを有効成分とする除草剤を提供す
る。
【0002】本発明はさらに、本発明化合物の製造中間
体として有用な一般式 化7
【化7】 〔式中、Q、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表わ
す。〕で示される化合物をも提供する。なお、該化合物
は、化7の互変異性体である下記2−ヒドロキシピラジ
ン化合物としても存在し得る。 〔式中、Q、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表わ
す。〕 また、本発明は一般式 化7で示される化合物と一般式
化8
【化8】R3 −D (式中、R3 は前記と同じ意味を表し、Dは塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子、メタンスルホニルオキシ基、ト
リフルオロメタンスルホニルオキシ基またはp−トルエ
ンスルホニルオキシ基を表す。)で示される化合物とを
反応させる、本発明の化合物の製造法を提供する。
【0003】本発明において、Qの態様として、例え
ば、一般式 化9
【化9】 (式中、Xは水素原子またはハロゲン原子を表し、Yは
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基またはトリフルオロ
メチル基を表し、Z1 は酸素原子、硫黄原子、NH基ま
たはメチレン基を表し、Z2 は酸素原子または硫黄原子
を表し、nは0または1を表し、Bは水素原子、ハロゲ
ン原子、ニトロ基、シアノ基、クロロスルホニル基、−
OR10基、−SR10基、−SO2 OR10基、−N
(R10)R11基、−SO2 N(R11)R12基、−NR11
(COR13)基、−NR11(SO2 14)基、−N(S
2 14)(SO2 15)基、−N(SO2 14)(C
OR13)基、−NR11(COOR13)基、−COOR13
基、−CON(R11)R12基、−CSN(R11)R
12基、−COR16基、−CR17=CR18CHO基、−C
17=CR18COOR 10基、CR17=CR18CON(R
11)R12基、−CH2 CHWCOOR13基、または、−
CH2 CHWCON(R11)R12基を表し、(ここで、
Wは水素原子、塩素原子または臭素原子を表し、R10
水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアル
キル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C6アル
ケニル基、C3−C6ハロアルケニル基、C3−C6ア
ルキニル基、C3−C6ハロアルキニル基、シアノC1
−C6アルキル基、C2−C8アルコキシアルキル基、
C2−C8アルキルチオアルキル基、カルボキシC1−
C6アルキル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル
C1−C6アルキル基、{(C1−C4アルコキシ)C
1−C4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル
基、(C3−C8シクロアルコキシ)カルボニルC1−
C6アルキル基、−CH2 CON(R11)R12基、−C
2 COON(R11)R12基、−CH(C1−C4アル
キル)CON(R11)R12基、または、−CH(C1−
C4アルキル)COON(R11)R12基を表し、R11
12はそれぞれ独立して水素原子、C1−C6アルキル
基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C6アルケニル
基、C3−C6アルキニル基、シアノC1−C6アルキ
ル基、C2−C8アルコキシアルキル基、C2−C8ア
ルキルチオアルキル基、カルボキシC1−C6アルキル
基、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6ア
ルキル基または、{(C1−C4アルコキシ)C1−C
4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基を表す
か、あるいは、R11とR12とで、テトラメチレン、ペン
タメチレンまたはエチレンオキシエチレンを表し、R13
は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロア
ルキル基またはC3−C8シクロアルキル基を表し、R
14とR15はそれぞれ独立してC1−C6アルキル基また
はC1−C6ハロアルキル基を表すか、あるいはメチル
基もしくはニトロ基で置換されてもよいフェニル基を表
し、R16は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C
6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C
6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−
C6ハロアルキニル基、C2−C8アルコキシアルキル
基またはヒドロキシC1−C6アルキル基を表し、R17
およびR18はそれぞれ独立して、水素原子またはC1−
C6アルキル基を表す。) R4 は水素原子またはC1−C3アルキル基を表し、R
5 は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロ
アルキル基、C3−C6アルケニル基、C3−C6ハロ
アルケニル基、C3−C6アルキニル基、C3−C6ハ
ロアルキニル基、シアノC1−C6アルキル基、C2−
C8アルコキシアルキル基、C3−C8アルコキシアル
コキシアルキル基、カルボキシC1−C6アルキル基、
(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6アルキ
ル基、{(C1−C4アルコキシ)C1−C4アルコキ
シ}カルボニルC1−C6アルキル基、(C3−C8シ
クロアルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル基、−
CH2 CON(R11)R12基、−CH2 COON
(R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)CON
(R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)COO
N(R11)R12基、C2−C8アルキルチオアルキル
基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロ
アルキルスルホニル基、(C1−C8アルキル)カルボ
ニル基、(C1−C8アルキルオキシ)カルボニル基ま
たはヒドロキシC1−C6アルキル基を表し、R6 はC
1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、ホル
ミル基、シアノ基、カルボキシル基、ヒドロキシC1−
C6アルキル基、C1−C6アルコキシC1−C6アル
キル基、C1−C6アルコキシC1−C6アルコキシC
1−C6アルキル基、(C1−C6アルキル)カルボニ
ルオキシC1−C6アルキル基、(C1−C6ハロアル
キル)カルボニルオキシC1−C6アルキル基、(C1
−C6アルコキシ)カルボニル基または(C1−C6ア
ルキル)カルボニル基を表し、R7 は水素原子またはC
1−C3アルキル基を表し、R8 はC1−C6アルキル
基、C1−C6ハロアルキル基、ヒドロキシC1−C6
アルキル基、C2−C8アルコキシアルキル基、C3−
C10アルコキシアルコキシアルキル基、(C1−C5ア
ルキル)カルボニルオキシC1−C6アルキル基、(C
1−C6ハロアルキル)カルボニルオキシC1−C6ア
ルキル基、カルボキシル基、カルボキシC1−C6アル
キル基、(C1−C8アルコキシ)カルボニル基、(C
1−C6ハロアルコキシ)カルボニル基、(C3−C10
シクロアルコキシ)カルボニル基、(C3−C8アルケ
ニルオキシ)カルボニル基、(C3−C8アルキニルオ
キシ)カルボニル基、アミノカルボニル基、(C1−C
6アルキル)アミノカルボニル基、ジ(C1−C6アル
キル)アミノカルボニル基、(C1−C6アルキル)ア
ミノカルボニルオキシC1−C6アルキル基または、ジ
(C1−C6アルキル)アミノカルボニルオキシC1−
C6アルキル基を表す。)で示される〔Q−1〕、〔Q
−2〕、〔Q−3〕、〔Q−4〕または〔Q−5〕があ
げられる。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明における置換基をより具体
的に説明する。R1 で示されるC1−C3アルキル基と
しては、メチル基、エチル基、イソプロピル基等があげ
られ、R2 で示されるC1−C3ハロアルキル基として
は、トリクロロメチル基、トリフルオロメチル基、ジフ
ルオロメチル基、クロロジフルオロメチル基、ペンタフ
ルオロエチル基等が挙げられ、R3 で示される、1以上
のハロゲン原子で置換されてもよいC1−C6アルキル
基としては、メチル基、エチル基、イソプロピル基、ジ
フルオロメチル基、ブロモジフルオロメチル基等が挙げ
られ、C3−C6アルケニル基としては、アリル基、1
−メチル−2−プロペニル基等が挙げられ、C3−C6
アルキニル基としては、プロパルギル基、1−メチル−
2−プロピニル基等が挙げられる。
【0005】一般式 化9において、X、YおよびBで
示されるハロゲン原子とは塩素原子、フッ素原子、臭素
原子またはヨウ素原子を意味し、R10で示される、C1
−C6アルキル基としては、メチル基、エチル基、イソ
プロピル基、プロピル基、イソブチル基、ブチル基、t
−ブチル基、アミル基、イソアミル基、t−アミル基等
が挙げられ、C1−C6ハロアルキル基としては、ジフ
ルオロメチル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチ
ル基、2,2,2−トリフルオロエチル基等が挙げら
れ、C3−C8シクロアルキル基としては、シクロプロ
ピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基等が挙げられ、C3−C6アルケニル基として
は、アリル基、1−メチル−2−プロペニル基、3−ブ
テニル基、2−ブテニル基、3−メチル−2−ブテニル
基、2−メチル−3−ブテニル基等が挙げられ、C3−
C6ハロアルケニル基としては、2−クロロ−2−プロ
ペニル基、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基等が挙
げられ、C3−C6アルキニル基としては、プロパルギ
ル基、1−メチル−2−プロピニル基、2−ブチニル
基、1,1−ジメチル−2−プロピニル基等が挙げら
れ、C3−C6ハロアルキニル基としては、3−ブロモ
−2−プロピニル基等が挙げられ、シアノC1−C6ア
ルキル基としては、シアノメチル基等が挙げられ、C2
−C8アルコキシアルキル基としては、メトキシメチル
基、メトキシエチル基、エトキシメチル基、エトキシエ
チル基等が挙げられ、C2−C8アルキルチオアルキル
基としては、メチルチオメチル基等が挙げられ、カルボ
キシC1−C6アルキル基としては、カルボキシメチル
基、1−カルボキシエチル基、2−カルボキシエチル基
等が挙げられ、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC
1−C6アルキル基としては、メトキシカルボニルメチ
ル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボ
ニルメチル基、イソプロポキシカルボニルメチル基、ブ
トキシカルボニルメチル基、イソブトキシカルボニルメ
チル基、t−ブトキシカルボニルメチル基、アミルオキ
シカルボニルメチル基、イソアミルオキシカルボニルメ
チル基、t−アミルオキシカルボニルメチル基、1−メ
トキシカルボニルエチル基、1−エトキシカルボニルエ
チル基、1−プロポキシカルボニルエチル基、1−イソ
プロポキシカルボニルエチル基、1−ブトキシカルボニ
ルエチル基、1−イソブトキシカルボニルエチル基、1
−t−ブトキシカルボニルエチル基、1−アミルオキシ
カルボニルエチル基、1−イソアミルオキシカルボニル
エチル基、1−t−アミルオキシカルボニルエチル基等
が挙げられ、{(C1−C4アルコキシ)C1−C4ア
ルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基としては、
メトキシメトキシカルボニルメチル基、1−メトキシメ
トキシカルボニルエチル基等が挙げられ、(C3−C8
シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル基と
しては、シクロブチルオキシカルボニルメチル基、シク
ロペンチルオキシカルボニルメチル基、シクロヘキシル
オキシカルボニルメチル基、1−シクロブチルオキシカ
ルボニルエチル基、1−シクロペンチルオキシカルボニ
ルエチル基、1−シクロヘキシルオキシカルボニルエチ
ル基等が挙げられ、
【0006】R11、R12で表される、C1−C6アルキ
ル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、イソプロピル基、イソブチル基等が挙げられ、C
1−C6ハロアルキル基としては、クロロエチル基、ブ
ロモエチル基等があげられ、C3−C6アルケニル基と
しては、アリル基、1−メチル−2−プロペニル基、3
−ブテニル基等があげられ、C3−C6アルキニル基と
しては、プロパルギル基、1−メチル−2−プロピニル
基等が挙げられ、シアノC1−C6アルキル基として
は、シアノメチル基等があげられ、C2−C8アルコキ
シアルキル基としては、メトキシメチル基、メトキシエ
チル基等があげられ、C2−C8アルキルチオアルキル
基としては、メチルチオメチル基、メチルチオエチル基
等があげられ、カルボキシC1−C6アルキル基として
は、カルボキシメチル基、1−カルボキシエチル基等が
あげられ、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−
C6アルキル基としては、メトキシカルボニルメチル
基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニ
ルメチル基、イソプロポキシカルボニルメチル基、ブト
キシカルボニルメチル基、イソブトキシカルボニルメチ
ル基、t−ブトキシカルボニルメチル基、アミルオキシ
カルボニルメチル基、イソアミルオキシカルボニルメチ
ル基、t−アミルオキシカルボニルメチル基、1−メト
キシカルボニルエチル基、1−エトキシカルボニルエチ
ル基、1−プロポキシカルボニルエチル基、1−イソプ
ロポキシカルボニルエチル基、1−ブトキシカルボニル
エチル基、1−イソブトキシカルボニルエチル基、1−
t−ブトキシカルボニルエチル基、1−アミルオキシカ
ルボニルエチル基、1−イソアミルオキシカルボニルエ
チル基、1−t−アミルオキシカルボニルエチル基等が
あげられ、{(C1−C4アルコキシ)C1−C4アル
コキシ}カルボニルC1−C6アルキル基としては、メ
トキシメトキシカルボニルメチル基、1−メトキシメト
キシカルボニルエチル基等があげられ、
【0007】R13で示される、C1−C6アルキル基と
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
アミル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソアミル
基等があげられ、C1−C6ハロアルキル基としては、
2,2,2−トリフルオロエチル基、クロロメチル基、
トリクロロメチル基、ブロモメチル基等があげられ、C
3−C8シクロアルキル基としては、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基等があげられ、R14,R15で示される、C1−C6
アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、イソプロピル基等があげられ、C1−C
6ハロアルキル基としては、トリフルオロメチル基、
2,2,2−トリフルオロエチル基、2−クロロエチル
基、クロロメチル基、トリクロロメチル基等があげら
れ、メチル基もしくはニトロ基で置換されてもよいフェ
ニル基としては、フェニル基、4−メチルフェニル基、
2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル基、4−ニ
トロフェニル基等があげられ、R16で示される、C1−
C6アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、アミル基、イソプロピル基、イソブチ
ル基、t−ブチル基、イソアミル基、t−アミル基等が
あげられ、C1−C6ハロアルキル基としては、クロロ
メチル基、ジクロロメチル基、ブロモメチル基、ジブロ
モメチル基、1−クロロエチル基、1,1−ジクロロエ
チル基、1−ブロモエチル基、1,1−ジブロモエチル
基等があげられ、C2−C6アルケニル基としては、ビ
ニル基、アリル基、1−プロペニル基、1−メチル−2
−プロペニル基等があげられ、C2−C6ハロアルケニ
ル基としては、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基、
3,3−ジブロモ−2−プロペニル基等があげられ、C
2−C6アルキニル基としては、エチニル基、2−ブチ
ニル基等があげられ、C2−C6ハロアルキニル基とし
ては、3−ブロモ−2−プロピニル基等があげられ、C
2−C8アルコキシアルキル基としては、メトキシメチ
ル基、メトキシエチル基、イソプロポキシメチル基等が
あげられ、ヒドロキシC1−C6アルキル基としては、
ヒドロキシメチル基等があげられ、R17,R18で示され
るC1−C6アルキル基としては、メチル基等があげら
れ、
【0008】R4 で示される、C1−C3アルキル基と
しては、メチル基等があげられ、R5 で示される、C1
−C6アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、アミル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソアミル基等があげられ、C1−C6ハロア
ルキル基としては、2−クロロエチル基、2−ブロモエ
チル基、3−クロロブチル基、3−ブロモブチル基、ジ
フルオロメチル基、ブロモジフルオロメチル基等があげ
られ、C3−C6アルケニル基としては、アリル基、1
−メチル−2−プロペニル基、3−ブテニル基、2−ブ
テニル基、3−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−
3−ブテニル基等があげられ、C3−C6ハロアルケニ
ル基としては、2−クロロ−2−プロペニル基、3,3
−ジクロロ−2−プロペニル基があげられ、C3−C6
アルキニル基としては、プロパルギル基、1−メチル−
2−プロピニル基、2−ブチニル基、1,1−ジメチル
−2−プロピニル基等があげられ、C3−C6ハロアル
キニル基としては、3−ヨード−2−プロピニル基、3
−ブロモ−2−プロピニル基等があげられ、シアノC1
−C6アルキル基としては、シアノメチル基等があげら
れ、C2−C8アルコキシアルキル基としては、メトキ
シメチル基、エトキシメチル基、1−メトキシエチル基
等があげられ、C3−C8アルコキシアルコキシアルキ
ル基としては、メトキシエトキシメチル基等があげら
れ、カルボキシC1−C6アルキル基としては、カルボ
キシメチル基、1−カルボキシエチル基、2−カルボキ
シエチル基等があげられ、
【0009】(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1
−C6アルキル基としては、メトキシカルボニルメチル
基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニ
ルメチル基、イソプロポキシカルボニルメチル基、ブト
キシカルボニルメチル基、イソブトキシカルボニルメチ
ル基、t−ブトキシカルボニルメチル基、アミルオキシ
カルボニルメチル基、イソアミルオキシカルボニルメチ
ル基、t−アミルオキシカルボニルメチル基、1−メト
キシカルボニルエチル基、1−エトキシカルボニルエチ
ル基、1−プロポキシカルボニルエチル基、1−イソプ
ロポキシカルボニルエチル基、1−ブトキシカルボニル
エチル基、1−イソブトキシカルボニルエチル基、1−
t−ブトキシカルボニルエチル基、1−アミルオキシカ
ルボニルエチル基、1−イソアミルオキシカルボニルエ
チル基、1−t−アミルオキシカルボニルエチル基等が
あげられ、{(C1−C4アルコキシ)C1−C4アル
コキシ}カルボニルC1−C6アルキル基としては、メ
トキシメトキシカルボニルメチル基、1−メトキシメト
キシカルボニルエチル基等があげられ、(C3−C8シ
クロアルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル基とし
ては、シクロブチルオキシカルボニルメチル基、シクロ
ペンチルオキシカルボニルメチル基、シクロヘキシルオ
キシカルボニルメチル基、1−シクロブチルオキシカル
ボニルエチル基、1−シクロペンチルオキシカルボニル
エチル基、1−シクロヘキシルオキシカルボニルエチル
基等があげられ、C2−C8アルキルチオアルキル基と
しては、メチルチオメチル基等があげられ、C1−C6
アルキルスルホニル基としては、メタンスルホニル基、
エタンスルホニル基、イソプロピルスルホニル基等があ
げられ、C1−C6ハロアルキルスルホニル基として
は、トリフルオロメタンスルホニル基、クロロメタンス
ルホニル基、トリクロロメタンスルホニル基、2−クロ
ロエタンスルホニル基、2,2,2−トリフルオロエタ
ンスルホニル基等があげられ、(C1−C8アルキル)
カルボニル基としては、アセチル基、エチルカルボニル
基、プロピルカルボニル基、イソプロピルカルボニル基
等があげられ、(C1−C8アルコキシ)カルボニル基
としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、
アミルオキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル
基、イソブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニ
ル基、イソアミルオキシカルボニル基、t−アミルオキ
シカルボニル基等があげられ、ヒドロキシC1−C6ア
ルキル基としては、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエ
チル基、ヒドロキシプロピル基等があげられ、
【0010】R6 で示される、C1−C6アルキル基と
しては、メチル基、エチル基等があげられ、C1−C6
ハロアルキル基としては、ブロモメチル基、ジブロモメ
チル基、トリブロモメチル基、1−ブロモエチル基、ク
ロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメチル基
等があげられ、ヒドロキシC1−C6アルキル基として
は、ヒドロキシメチル基等があげられ、C1−C6アル
コキシC1−C6アルキル基としては、メトキシメチル
基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、イソプロ
ポキシメチル基等があげられ、(C1−C6)アルコキ
シ(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル基
としては、メトキシメトキシメチル基、メトキシエトキ
シメチル基、エトキシメトキシメチル基等があげられ、
(C1−C6アルキル)カルボニルオキシC1−C6ア
ルキル基としては、アセチルオキシメチル基、エチルカ
ルボニルオキシメチル基、イソプロピルカルボニルオキ
シメチル基等があげられ、(C1−C6ハロアルキル)
カルボニルオキシC1−C6アルキル基としては、トリ
フルオロアセチルオキシメチル基、クロロアセチルオキ
シメチル基、トリクロロアセチルオキシメチル基等があ
げられ、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基として
は、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プ
ロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、アミル
オキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、イ
ソブトキシカルボニル基、イソアミルオキシカルボニル
基等があげられ、(C1−C6アルキル)カルボニル基
としては、メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、
イソプロピルカルボニル基等があげられ、
【0011】R7 で示される、C1−C3アルキル基と
しては、メチル基等があげられ、R8 で示される、C1
−C6アルキル基としては、メチル基、エチル基等があ
げられ、C1−C6ハロアルキル基としては、クロロメ
チル基、ブロモメチル基、フルオロメチル基等があげら
れ、ヒドロキシC1−C6アルキル基としては、ヒドロ
キシメチル基等があげられ、C2−C8アルコシキアル
キル基としては、メトキシメチル基、エトキシメチル
基、イソプロポキシメチル基、ブトキシメチル基、イソ
ブトキシメチル基等があげられ、C3−C10アルコキシ
アルコキシアルキル基としては、メトキシメトキシメチ
ル基、メトキシエトキシメチル基、エトキシメトキシメ
チル基等があげられ、(C1−C5アルキル)カルボニ
ルオキシC1−C6アルキル基としては、アセチルオキ
シメチル基、エチルカルボニルオキシメチル基、イソプ
ロピルカルボニルオキシメチル基等があげられ、(C1
−C6ハロアルキル)カルボニルオキシC1−C6アル
キル基としては、トリフルオロアセチルオキシメチル
基、2−クロロエチルカルボニルオキシメチル基、ペン
タフルオロカルボニルオキシメチル基等があげられ、カ
ルボキシC1−C6アルキル基としては、カルボキシメ
チル基、カルボキシエチル基等があげられる。(C1−
C8アルコキシ)カルボニル基としては、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニ
ル基、ブトキシカルボニル基、アミルオキシカルボニル
基、イソプロポキシカルボニル基、イソブトキシカルボ
ニル基、イソアミルオキシカルボニル基等があげられ、
(C1−C6ハロアルコキシ)カルボニル基としては、
2−クロロエトキシカルボニル基、2−ブロモエトキシ
カルボニル基、3−クロロブトキシカルボニル基、1−
クロロ−2−プロポキシカルボニル基、1,3−ジクロ
ロ−2−プロポキシカルボニル基、2,2−ジクロロエ
トキシカルボニル基、2,2,2−トリフルオロエトキ
シカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカル
ボニル基、2,2,2−トリブロモエトキシカルボニル
基等があげられ、
【0012】(C3−C10シクロアルコキシ)カルボニ
ル基としては、シクロブチルオキシカルボニル基、シク
ロペンチルオキシカルボニル基、シクロヘキシルオキシ
カルボニル基等があげられ、(C3−C8アルケニルオ
キシ)カルボニル基としては、アリルオキシカルボニル
基、3−ブテニルオキシカルボニル基等があげられ、
(C3−C8アルキニルオキシ)カルボニル基として
は、プロパルギルオキシカルボニル基、3−ブチニルオ
キシカルボニル基、1−メチル−2−プロピニルオキシ
カルボニル基等があげられ、(C1−C6アルキル)ア
ミノカルボニル基としては、メチルアミノカルボニル
基、エチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボ
ニル基等があげられ、ジ(C1−C6アルキル)アミノ
カルボニル基としては、ジメチルアミノカルボニル基、
ジエチルアミノカルボニル基、ジイソプロピルアミノカ
ルボニル基等があげられ、(C1−C6アルキル)アミ
ノカルボニルオキシC1−C6アルキル基としては、メ
チルアミノカルボニルオキシメチル基、エチルアミノカ
ルボニルオキシメチル基、プロピルアミノカルボニルオ
キシメチル基等があげられ、ジ(C1−C6アルキル)
アミノカルボニルオキシC1−C6アルキル基として
は、ジメチルアミノカルボニルオキシメチル基、ジエチ
ルアミノカルボニルオキシメチル基等があげられる。
【0013】本発明化合物のうち、除草活性の点から好
ましい置換基として、R1 については水素原子があげら
れ、R2 については、1以上のフッ素原子で置換された
メチル基(例えばトリフルオロメチル基、ジフルオロメ
チル基、クロロジフルオロメチル基)、1以上のフッ素
原子で置換されたエチル基(例えばペンタフルオロエチ
ル基)があげられ、特に好ましくはトリフルオロメチル
基があげられ、R3 についてはメチル基、エチル基、特
に好ましくはメチル基が挙げられる。Qは〔Q−1〕、
〔Q−2〕、〔Q−3〕または〔Q−4〕があげられ、
Yはハロゲン原子があげられ、Z1 は酸素原子または硫
黄原子があげられ、Z2 は酸素原子があげられ、Bは水
素原子、ニトロ基、−OR10基、−SR10基、−NHR
10基、−NHSO2 14基、−COOR13基、−CH2
CHWCOOR13基があげられ、(ここでWは水素原子
または、塩素原子があげられ、R10はC1−C6アルキ
ル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6アルケ
ニル基、C3−C6ハロアルケニル基、C3−C6アル
キニル基、シアノC1−C6アルキル基、または(C1
−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル基が
あげられ、R13はC1−C6アルキル基があげられ、R
14はC1−C6アルキル基があげられる。) R5 はC1−C6アルキル基、C3−C6アルケニル基
またはC3−C6アルキニル基があげられ、R6 はC1
−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、ホルミ
ル基、ヒドロキシメチル基、C1−C6アルコキシメチ
ル基、C1−C6アルキルカルボニルオキシメチル基ま
たはC1−C6アルコキシカルボニル基があげられ、R
7 は水素原子またはメチル基があげられ、R8 はメチル
基、ヒドロキシメチル基、C1−C6アルコキシメチル
基、(C1−C5アルキル)カルボニルオキシメチル
基、カルボキシル基または(C1−C6アルコキシ)カ
ルボニル基があげられる。本発明化合物のうち、除草活
性の点から好ましい化合物としては上記好ましい置換基
を組み合わせた化合物があげられ、その中でもより好ま
しい化合物としてはQが〔Q−1〕または〔Q−2〕で
ある化合物があげられる。Qが〔Q−1〕である場合、
より好ましい化合物としてはBが水素原子、−OR10
または−NHR10基である化合物があげられる。その中
でもより好ましい化合物としては、Bが−OR10基であ
る化合物の場合はR10がC3−C6アルキニル基または
(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6アルキ
ル基である化合物があげられ、Bが−NHR10基である
化合物の場合はR10が(C1−C6アルコキシ)カルボ
ニルC1−C6アルキル基である化合物があげられる。
その中でもより好ましい化合物としては、R10がC3−
C4アルキニル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニ
ルメチル基、1−(C1−C6アルコキシ)カルボニル
エチル基である化合物があげられる。その中でより好ま
しい化合物としては、R1 が水素原子、R3 がメチル
基、Xがフッ素原子または塩素原子であり、Yが塩素原
子である化合物があげられる。Qが〔Q−2〕である場
合、より好ましい化合物としてはZ1 が酸素原子であ
り、nが1であり、R4 が水素原子であり、R5 がC3
−C6アルキニル基である化合物があげられる。その中
でより好ましい化合物としては、R5 がC3−C4アル
キニル基である化合物があげられる。その中でより好ま
しい化合物としては、R1 が水素原子、R3 がメチル
基、Xがフッ素原子である化合物があげられる。特に好
ましい化合物としては、R1 が水素原子であり、R2
トリフルオロメチル基であり、R3 がメチル基であり、
Qが〔Q−1〕であり、Xがフッ素原子であり、Yが塩
素原子であり、Bがプロパルギルオキシ基、1−(エト
キシカルボニル)エチルアミノ基または水素原子である
化合物、R1 が水素原子であり、R2 がトリフルオロメ
チル基であり、R3 がメチル基であり、Qが〔Q−1〕
であり、Xが塩素原子であり、Yが塩素原子であり、B
が1−(エトキシカルボニル)エチルアミノ基である化
合物、およびR1 が水素原子であり、R2 がトリフルオ
ロメチル基であり、R3 がメチル基であり、Qが〔Q−
2〕であり、Xがフッ素原子であり、Z1 が酸素原子で
あり、nが1であり、R4 が水素原子であり、R5 がプ
ロパルギル基である化合物があげられる。本発明化合物
には不斉炭素に由来する光学異性体が存在する場合があ
るが、これらの光学異性体もすべて本発明に含まれるこ
とはもちろんである。
【0014】本発明化合物は例えば、次に示す(製造法
1)〜(製造法18)により製造することができるが、
本発明化合物の製造法は必ずしも、それらに限定される
ものではない。 (製造法1)前記、一般式 化7で示される化合物と、
前記、一般式 化8で示される化合物とを反応させるこ
とにより製造する方法。該反応は、通常、溶媒中、塩基
の存在下で行われ、反応温度の範囲は通常、−20℃〜
250℃であり好ましくは15℃〜150℃であり、よ
り好ましくは80℃〜120℃である。反応時間の範囲
は通常、瞬時〜72時間であり、好ましくは20時間〜
50時間である。反応に供される試剤の量は、一般式
化7で示される化合物1モルに対して一般式 化8で示
される化合物は通常1モル〜過剰量であり、塩基は通常
1モル〜過剰量である。用いられる溶媒としては、アセ
トン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、シクロヘキサン、石油エー
テル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、1、4−ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエー
テル類、ニトロメタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合
物、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ア
セトアミド等の酸アミド類、ピリジン、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジメチルア
ニリン、N,N−ジエチルアニリン、N−メチルモルホ
リン等の第三級アミン、ジメチルスルホキシド、スルホ
ラン等の硫黄化合物、メタノール、エタノール、エチレ
ングリコール、イソプロパノール等のアルコール類、あ
るいはそれらの混合物があげられる。用いられる塩基と
しては、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピ
リジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチル
アニリン等の有機塩基等があげられる。反応終了後、反
応液を水にあけ生じた結晶を濾取するか、または反応液
を有機溶媒抽出および濃縮する等の通常の後処理を行
い、必要ならばクロマトグラフィー、再結晶等の操作に
よってさらに精製することによって、目的の本発明化合
物を単離することができる。本製造法においては、反応
条件により (式中R1 、R2 、R3 およびQは前記と同じ意味を表
す。)で示される化合物を副生し、上述の本発明化合物
を単離する際に、クロマトグラフィ−等の方法により単
離することもできる。該化合物のあるものも除草活性を
有する。
【0015】(製造法2)(本発明化合物のうちQが
〔Q−2〕であり、Z1 が酸素原子であり、n=1であ
る化合物〔I−4〕または〔I−5〕の製造法) 下記スキーム 化10にしたがった製造法。
【化10】 (式中、R19はC1−C6アルキル基を表し、R51は水
素原子以外の前記のR5を表し、R1 、R2 、R3 、R
4 およびXは前記と同じ意味を表す。) 各工程の反応条件を以下に詳しく述べる。 (a) 化合物〔I−1〕から化合物〔I−2〕を製造
する方法 化合物〔I−2〕は化合物〔I−1〕をニトロ化剤と溶
媒中で反応させる事により製造することができる。ニト
ロ化剤としては硝酸等が用いられ、反応に供される試剤
の量は、化合物〔I−1〕1モルに対して、ニトロ化剤
は通常1〜10モルの割合であり、反応温度の範囲は通
常、−10℃〜室温であり、反応時間の範囲は通常、瞬
時〜24時間である。用いられる溶媒としては、硫酸等
があげられる。 (b) 化合物〔I−2〕から化合物〔I−3〕を製造
する方法 化合物〔I−3〕は化合物〔I−2〕を一般式 化11
【化11】HOCH(R4 )COOR19 (式中、R4 およびR19は前記と同じ意味を表す。)で
示される化合物とをフッ化カリウムの存在下、溶媒中で
反応させる事により製造することができる。反応に供さ
れる試剤の量は、化合物〔I−2〕1モルに対して、一
般式 化11で示される化合物は通常1〜50モルの割
合であり、フッ化カリウムは通常1〜50モルの割合で
あり、反応温度の範囲は通常室温〜加熱還流温度であ
り、反応時間の範囲は通常、瞬時〜96時間である。用
いられる溶媒としては、1、4−ジオキサン等があげら
れる。 (c) 化合物〔I−3〕から化合物〔I−4〕を製造
する方法 化合物〔I−4〕は化合物〔I−3〕を鉄粉等を用い
て、酢酸等の酸の存在下、溶媒中で還元する事により製
造することができる。反応に供される鉄粉等の量は、化
合物〔I−3〕1モルに対して、通常3モル〜大過剰量
であり、酸の量は通常1モル〜過剰量であり、反応温度
の範囲は通常、室温〜加熱還流温度であり、反応時間の
範囲は通常、瞬時〜24時間である。用いられる溶媒と
しては、水、酢酸エチル等や、それらの混合物があげら
れる。また、化合物〔I−4〕は化合物〔I−3〕をパ
ラジウム−炭素等の触媒共存下、溶媒中で水素を用いて
接触還元する事により製造することもできる。反応に供
される触媒の量は、化合物〔I−3〕1モルに対して、
通常0.01モル〜1モルの割合であり、反応温度の範
囲は通常、室温〜加熱還流温度であり、反応時間の範囲
は通常、瞬時〜24時間である。用いられる溶媒として
は、酢酸、酢酸エチル等や、それらの混合物があげられ
る。 (d) 化合物〔I−4〕から化合物〔I−5〕を製造
する方法 化合物〔I−5〕は化合物〔I−4〕を一般式 化12
【化12】R51−D (式中、R51,Dは前記と同じ意味を表す。)で示され
る化合物とを反応させることにより製造することができ
る。該反応は、通常、溶媒中、塩基の存在下で行われ、
反応温度の範囲は通常−20℃〜150℃であり好まし
くは0℃〜100℃である。反応時間の範囲は通常、瞬
時〜48時間である。反応に供される試剤の量は、化合
物〔I−4〕1モルに対して一般式 化12で示される
化合物は通常1〜5モルの割合であり、塩基は通常1モ
ル〜過剰量である。用いられる溶媒としては、アセト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ヘキサン、
ヘプタン、リグロイン、シクロヘキサン、石油エーテル
等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベン
ゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、1、4−ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル等の
エーテル類、ニトロメタン、ニトロベンゼン等のニトロ
化合物、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、アセトアミド等の酸アミド類、ピリジン、トリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジメ
チルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N−メチル
モルホリン等の第三級アミン、ジメチルスルホキシド、
スルホラン等の硫黄化合物、メタノール、エタノール、
エチレングリコール、イソプロパノール等のアルコール
類、あるいはそれらの混合物があげられる。用いられる
塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルア
ミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジ
エチルアニリン等の有機塩基等があげられる。反応終了
後、反応液を水にあけ生じた結晶を濾取するか、または
反応液を有機溶媒抽出および濃縮する等の通常の後処理
を行い、必要ならばクロマトグラフィー、再結晶等の操
作によってさらに精製することによって、目的の本発明
化合物を単離することができる。スキーム 化10中の
化合物〔I−3〕は、下記スキーム 化13にしたがっ
て製造することもできる。
【化13】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 ,R19およびXは前記
と同じ意味を表す。) (a) 化合物〔I−6〕から化合物〔I−7〕を製造
する方法 化合物〔I−7〕は化合物〔I−6〕を一般式 化14
【化14】BrCH(R4 )COOR19 (式中、R4 およびR19は前記と同じ意味を表す。)で
示される化合物と反応させる事により製造することがで
きる。該反応は、通常、溶媒中、塩基の存在下で行わ
れ、反応に供される試剤の量は、化合物〔I−6〕1モ
ルに対して、一般式 化14で示される化合物は通常1
〜2モルの割合であり、塩基は通常1〜5モルの割合で
あり、反応温度の範囲は通常0℃〜100℃であり、反
応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。用いられ
る溶媒としては、1、4−ジオキサン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド等があげられる。用いられる塩基として
は、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基等
があげられる。 (b) 化合物〔I−7〕から化合物〔I−3〕を製造
する方法 化合物〔I−3〕は化合物〔I−7〕をニトロ化剤と溶
媒中で反応させる事により製造することができる。ニト
ロ化剤としては硝酸等が用いられれ、反応に供される試
剤の量は、化合物〔I−7〕1モルに対してニトロ化剤
は、通常1〜10モルの割合であり、反応温度の範囲は
通常、−10℃〜室温であり、反応時間の範囲は通常、
瞬時〜24時間である。用いられる溶媒としては、硫
酸、酢酸等があげられる。 (c) 化合物〔I−6〕から化合物〔I−8〕を製造
する方法 化合物〔I−8〕は化合物〔I−6〕をニトロ化剤と溶
媒中で反応させる事により製造することができる。ニト
ロ化剤としては硝酸等が用いられれ、反応に供される試
剤の量は、化合物〔I−6〕1モルに対してニトロ化剤
は、通常1〜10モルの割合であり、反応温度の範囲は
通常、−10℃〜室温であり、反応時間の範囲は通常、
瞬時〜24時間である。用いられる溶媒としては、硫
酸、酢酸等があげられる。 (d) 化合物〔I−8〕から化合物〔I−3〕を製造
する方法 化合物〔I−3〕は化合物〔I−8〕を一般式 化14
で示される化合物と反応させる事により製造することが
できる。該反応は、通常、溶媒中、塩基の存在下で行わ
れ、反応に供される試剤の量は、化合物〔I−8〕1モ
ルに対して、一般式 化14で示される化合物は通常1
〜2モルの割合であり、塩基は通常1〜5モルの割合で
あり、反応温度の範囲は通常0℃〜100℃であり、反
応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。用いられ
る溶媒としては、1、4−ジオキサン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド等があげられる。用いられる塩基として
は、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基等
があげられる。
【0016】(製造法3)(本発明化合物のうち、Qが
〔Q−2〕であり、Z1 が硫黄原子であり、n=0であ
る、化合物〔I−12〕または〔I−13〕の製造法) 下記スキーム 化15にしたがった製造法。
【化15】 (式中、X、R1 、R2 、R3 およびR51は前記と同じ
意味を表す。) (a) 化合物〔I−9〕から化合物〔I−10〕を製
造する方法 化合物〔I−10〕は化合物〔I−9〕を鉄粉等を用い
て、酢酸等の酸の存在下、溶媒中で還元する事により製
造することができる。反応に供される鉄粉等の量は、化
合物〔I−9〕1モルに対して、通常3モル〜大過剰量
であり、酸の量は通常1モル〜過剰量であり、反応温度
の範囲は通常、室温〜加熱還流温度であり、反応時間の
範囲は通常、瞬時〜24時間である。用いられる溶媒と
しては、水、酢酸エチル等や、それらの混合物があげら
れる。 (b) 化合物〔I−10〕から化合物〔I−11〕を
製造する方法 化合物〔I−11〕は化合物〔I−10〕をチオシアン
酸ナトリウムあるいは、チオシアン酸カリウム等と溶媒
中で反応させた後、臭素または塩素と溶媒中で反応させ
ることにより製造することができる。反応に供される、
チオシアン酸ナトリウムあるいはチオシアン酸カリウム
等の量は、化合物〔I−10〕1モルに対して、通常1
〜10モルの割合であり、反応に供される臭素あるいは
塩素の量は、化合物〔I−10〕1モルに対して、通常
1〜10モルの割合であり、反応温度の範囲は通常、0
℃〜50℃であり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜15
0時間である。用いられる溶媒としては、塩酸、酢酸、
硫酸等や、それらの水との混合物があげられる。 (c) 化合物〔I−11〕から化合物〔I−12〕を
製造する方法 化合物〔I−12〕は化合物〔I−11〕と亜硝酸ナト
リウムあるいは、亜硝酸カリウム等と溶媒中で反応させ
た後(反応1)、酸性溶液中で加熱する(反応2)こと
により製造することができる。(反応1)において、反
応に供される亜硝酸ナトリウムあるいは亜硝酸カリウム
等の量は、化合物〔I−11〕1モルに対して、通常1
〜2モルの割合であり、反応温度の範囲は通常、−10
℃〜10℃であり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜5時
間である。用いられる溶媒としては、塩酸、硫酸等や、
それらの水との混合物があげられる。(反応2)におい
て、反応温度の範囲は通常、70℃〜加熱還流温度であ
り、反応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。用
いられる溶媒としては、塩酸、硫酸等や、それらの水と
の混合物があげられる。 (d) 化合物〔I−12〕から化合物〔I−13〕を
製造する方法 化合物〔I−13〕は化合物〔I−12〕を一般式 化
14で示される化合物と反応させる事により製造するこ
とができる。反応に供される試剤の量は、化合物〔I−
12〕1モルに対して、一般式 化14で示される化合
物は通常1〜3モルの割合であり、塩基は通常1〜10
モルの割合であり、反応温度の範囲は通常0℃〜100
℃であり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜48時間であ
る。用いられる溶媒としては、1、4−ジオキサン、
N,N−ジメチルホルムアミド等があげられる。用いら
れる塩基としては、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム
等の無機塩基等があげられる。
【0017】(製造法4)(本発明化合物のうち、Qが
〔Q−5〕である化合物〔I−16〕の製造法) 下記
スキーム 化16にしたがった製造法。
【化16】 (式中、X、R1 、R2 、R3 およびR5 は前記と同じ
意味を表す。) (a) 化合物〔I−14〕から化合物〔I−15〕を
製造する方法 化合物〔I−15〕は化合物〔I−14〕を鉄粉等を用
いて、酢酸等の酸の存在下、溶媒中で還元する事により
製造することができる。反応に供される鉄粉等の量は、
化合物〔I−14〕1モルに対して、通常3モル〜大過
剰量であり、酸の量は通常、1モル〜過剰量であり、反
応温度の範囲は通常、室温〜加熱還流温度であり、反応
時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。用いられる
溶媒としては、水、酢酸エチル等や、それらの混合物が
あげられる。 (b) 化合物〔I−15〕から化合物〔I−16〕を
製造する方法 化合物〔I−16〕は化合物〔I−15〕と、亜硝酸ナ
トリウムあるいは亜硝酸カリウム等を溶媒中で反応させ
て、ジアゾニウム塩にした後(反応1)、加熱して該ジ
アゾニウム塩を溶媒中で環化する(反応2)ことにより
製造することができる。(反応1)において、反応に供
される亜硝酸ナトリウムあるいは亜硝酸カリウム等の量
は、化合物〔I−11〕1モルに対して、通常1〜2モ
ルの割合であり、反応温度の範囲は通常、−10℃〜1
0℃であり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜5時間であ
る。用いられる溶媒としては、塩酸、硫酸等や、それら
の水との混合物があげられる。(反応2)において、反
応温度の範囲は通常、室温〜80℃であり、反応時間の
範囲は通常、瞬時〜24時間である。用いられる溶媒と
しては、塩酸、硫酸等や、それらの水との混合物があげ
られる。
【0018】(製造法5)(本発明化合物のうち、Qが
〔Q−1〕である化合物の一部の製造法) 下記スキー
ム 化17にしたがった製造法。
【化17】 (式中、Y1 はニトロ基以外のYを表し、R101 は水素
原子以外のR10を表し、X、Y、R1 、R2 、R3 およ
びR10は前記と同じ意味を表す。) (a) 化合物〔I−17〕から化合物〔I−18〕を
製造する方法 化合物〔I−18〕は化合物〔I−17〕をニトロ化剤
と溶媒中で反応させる事により製造することができる。
ニトロ化剤としては硝酸等が用いられ、反応に供される
試剤の量は、化合物〔I−17〕1モルに対してニトロ
化剤は、通常1〜10モルの割合であり、反応温度の範
囲は通常、−10℃〜室温であり、反応時間の範囲は通
常、瞬時〜24時間である。用いられる溶媒としては、
硫酸等があげられる。 (b) 化合物〔I−18〕から化合物〔I−19〕を
製造する方法 化合物〔I−19〕は化合物〔I−18〕を鉄粉等を用
いて、酢酸等の酸の存在下、溶媒中で還元する事により
製造することができる。反応に供される鉄粉等の量は、
化合物〔I−18〕1モルに対して、通常3モル〜大過
剰量であり、酸の量は通常、1モル〜過剰量であり、反
応温度の範囲は通常、室温〜加熱還流温度であり、反応
時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。用いられる
溶媒としては、水、酢酸エチル等や、それらの混合物が
あげられる。 (c) 化合物〔I−19〕から化合物〔I−20〕を
製造する方法 化合物〔I−20〕は化合物〔I−19〕を、亜硝酸ナ
トリウムあるいは亜硝酸カリウム等と溶媒中で反応させ
てジアゾニウム塩にした後(反応1)、酸性溶液中で該
ジアゾニウム塩を加熱する(反応2)事により製造する
ことができる。(反応1)において、反応に供される亜
硝酸ナトリウムあるいは亜硝酸カリウム等の量は、化合
物〔I−19〕1モルに対して、通常1〜2モルの割合
であり、反応温度の範囲は通常、−10℃〜10℃であ
り、反応時間の範囲は通常、瞬時〜5時間である。用い
られる溶媒としては、塩酸、硫酸等や、それらの水との
混合物があげられる。(反応2)において、用いられる
酸性溶液としては、塩酸、硫酸等や、それらの水との混
合物があげられる、反応温度の範囲は通常、70℃〜加
熱還流温度であり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜24
時間である。 (d) 化合物〔I−20〕から化合物〔I−21〕を
製造する方法 化合物〔I−21〕は化合物〔I−20〕と一般式 化
18または一般式 化19
【化18】R101 −D (式中、R101 およびDは前記と同じ意味を表わす。)
で示される化合物とを反応させる事により製造すること
ができる。該反応は、通常、溶媒中、塩基の存在下で行
われ、反応温度の範囲は通常−20℃〜150℃であり
好ましくは0℃〜100℃である。反応時間の範囲は通
常、瞬時〜48時間である。反応に供される試剤の量
は、化合物〔I−20〕1モルに対して、一般式 化1
8で示される化合物は通常1〜3モルの割合であり、塩
基は通常1〜5モルの割合である。用いられる溶媒とし
ては、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、シクロヘキサ
ン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、1、4−ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメ
チルエーテル等のエーテル類、ニトロメタン、ニトロベ
ンゼン等のニトロ化合物、ホルムアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミド、アセトアミド等の酸アミド類、ピリ
ジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニ
リン、N−メチルモルホリン等の第三級アミンあるいは
それらの混合物があげられる。用いられる塩基として
は、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジ
ン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニ
リン等の有機塩基等があげられる。反応終了後、反応液
を水にあけ生じた結晶を濾取するか、または反応液を有
機溶媒抽出および濃縮する等の通常の後処理を行い、必
要ならばクロマトグラフィー、再結晶等の操作によって
さらに精製することにより本発明化合物〔I−21〕を
得ることができる。 (e) 化合物〔I−22〕から化合物〔I−20〕を
製造する方法 化合物〔I−20〕は下記スキ−ム 化19に従った方
法でも製造することができる。
【化19】 (式中、X、Y1 、R1 、R2 およびR3 は前記と同じ
意味を表す。) 化合物〔I−20〕は化合物〔I−22〕を酢酸溶媒
中、臭化水素酸で脱保護する事により製造することがで
きる。反応に供される臭化水素酸の量は、化合物〔I−
20〕1モルに対して、通常10〜100モルの割合で
あり、反応温度の範囲は通常10℃〜150℃であり、
反応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。
【0019】(製造法6)下記スキ−ム 化20に従っ
た方法
【化20】 (式中、R20およびR21は、それぞれ、前述のR11、R
12、−COR13基、−SO2 14基、−SO2 15基ま
たは−COOR13基を表わし(R11、R12、R13、R14
およびR15は前記と同じ意味を表わす。)、X、Y1
1 、R2 およびR3 は前記と同じ意味を表わす。) (a) 化合物〔I−19〕から化合物〔I−23〕を
製造する方法 化合物〔I−23〕は化合物〔I−19〕と一般式 化
21
【化21】R20−D (式中、R20およびDは前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物とを反応させることにより製造すること
ができる。また、場合によっては、化合物〔I−23〕
は化合物〔I−19〕と一般式化22
【化22】(R202 O (式中、R20は前記と同じ意味を表わす。)で示される
酸無水物とを反応させることにより製造することができ
る。該反応は、通常、塩基の存在下または非存在下、無
溶媒または溶媒中で行われ、反応温度の範囲は通常0℃
〜100℃である。反応時間の範囲は通常、瞬時〜24
時間である。反応に供される試剤の量は、化合物〔I−
19〕1モルに対して、一般式 化21または一般式
化22で示される化合物は通常1モル〜過剰量であり、
塩基は通常1モル〜過剰量である。用いられる溶媒とし
ては、1、4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、N,
N−ジメチルホルムアミド等があげられる。用いられる
塩基としては、例えば水素化ナトリウム、炭酸カリウム
等の無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩
基等があげられる。 (b) 化合物〔I−23〕から化合物〔I−24〕を
製造する方法 化合物〔I−24〕は化合物〔I−23〕と一般式 化
23
【化23】R21−D (式中、R21およびDは前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物とを反応させることにより製造すること
ができる。また、場合によっては、化合物〔I−24〕
は化合物〔I−23〕と一般式化24
【化24】(R212 O (式中、R21は前記と同じ意味を表わす。)で示される
酸無水物とを反応させることにより製造することができ
る。該反応は、通常、塩基の存在下または非存在下、無
溶媒または溶媒中で行われ、反応温度の範囲は通常0℃
〜100℃である。反応時間の範囲は通常、瞬時〜24
時間である。反応に供される試剤の量は、化合物〔I−
19〕1モルに対して、一般式 化23または一般式
化24で示される化合物は通常1モル〜過剰量であり、
塩基は通常1モル〜過剰量である。用いられる溶媒とし
ては、1、4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、N,
N−ジメチルホルムアミド等があげられる。用いられる
塩基としては、例えば水素化ナトリウム、炭酸カリウム
等の無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩
基等があげられる。 (製造法7)下記スキ−ム 化25に従った方法
【化25】 (式中、X、Y1 、R1 、R2 、R3 およびR101 は前
記と同じ意味を表わす。) (a) 化合物〔I−19〕から化合物〔I−25〕を
製造する方法 化合物〔I−25〕は化合物〔I−19〕を、亜硝酸ナ
トリウムあるいは亜硝酸カリウム等と溶媒中で反応させ
た後(反応1)、キサントゲン酸カリウムと溶媒中で反
応させる(反応2)ことにより製造することができる。
(反応1)において、反応に供される亜硝酸ナトリウム
あるいは亜硝酸カリウム等の量は、化合物〔I−19〕
1モルに対して、通常1〜2モルの割合であり、反応温
度の範囲は通常、−10℃〜10℃であり、反応時間の
範囲は通常、瞬時〜5時間である。用いられる溶媒とし
ては、塩酸、硫酸等や、それらの水との混合物があげら
れる。(反応2)において、反応に供されるキサントゲ
ン酸カリウムの量は、化合物〔I−19〕1モルに対し
て、通常1〜2モルの割合であり、反応温度の範囲は通
常、0℃〜100℃であり、反応時間の範囲は通常、瞬
時〜24時間である。用いられる溶媒としては、塩酸、
硫酸等や、それらの水との混合物があげられる。(オ−
ガニック シンセシス コレクティブ ボリュウム、
、809(1955)参照) (b) 化合物〔I−25〕から化合物〔I−26〕を
製造する方法 化合物〔I−26〕は化合物〔I−25〕を加水分解す
る事により製造することができる。該反応は、通常、塩
基の存在下、溶媒中で行われ、反応に供される試剤の量
は、化合物〔I−25〕1モルに対して、塩基は通常1
〜5モルの割合であり、反応温度の範囲は通常、0℃〜
加熱還流温度であり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜2
4時間である。用いられる溶媒としては、メタノ−ル、
エタノ−ル等のアルコ−ル等があげられる。用いられる
塩基としては、炭酸カリウム等の無機塩基等があげられ
る。(オ−ガニック シンセシス コレクティブ ボリ
ュウム、、809(1955)参照) (c) 化合物〔I−26〕から化合物〔I−27〕を
製造する方法 化合物〔I−27〕は化合物〔I−26〕と一般式 化
18で示される化合物とを反応させる事により製造する
ことができる。該反応は、通常、溶媒中、塩基の存在下
で行われ、反応温度の範囲は通常0℃〜100℃であ
る。反応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。反
応に供される試剤の量は、化合物〔I−26〕1モルに
対して一般式 化18で示される化合物は通常1モル〜
過剰量であり、塩基は通常1モル〜過剰量である。用い
られる溶媒としては、1、4−ジオキサン、N,N−ジ
メチルホルムアミド等があげられる。用いられる塩基と
しては、例えば炭酸カリウム等の無機塩基、トリエチル
アミンン、ピリジン等の有機塩基等があげられる。尚、
化合物〔I−26〕は、下記スキ−ム 化26にしたが
った方法でも製造することができる。
【化26】 (式中、X、Y1 、R1 、R2 およびR3 は前記と同じ
意味を表わす。) (a) 化合物〔I−17〕から化合物〔I−28〕を
製造する方法 化合物〔I−28〕は化合物〔I−17〕をクロロスル
ホン酸と溶媒中もしくは無溶媒で反応させる事により製
造することができる。反応に供されるクロロスルホン酸
の量は、化合物〔I−17〕1モルに対して通常1モル
〜過剰量であり、反応温度の範囲は通常、0℃〜70℃
であり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間であ
る。用いられる溶媒としては、硫酸等があげられる。
(オ−ガニック シンセシス コレクティブ ボリュウ
ム、、8(1941)参照) (b) 化合物〔I−28〕から化合物〔I−26〕を
製造する方法 化合物〔I−26〕は化合物〔I−28〕を溶媒中で亜
鉛、塩化スズ等の還元剤を用いて還元する事により製造
することができる。反応に供される還元剤の量は、化合
物〔I−26〕1モルに対して、通常3モル〜大過剰量
であり、反応温度の範囲は通常、室温〜100℃であ
り、反応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。用
いられる溶媒としては、酢酸、塩酸、硫酸等や、それら
の水との混合物があげられる。(米国特許明細書USP
4,709,049カラム9参照) (製造法8)下記スキ−ム 化27に従った方法
【化27】 (式中、R241 は臭素原子またはヨウ素原子を表わし、
X、Y1 、R1 、R2 、R3 およびR13は前記と同じ意
味を表わす。) (a) 化合物〔I−19〕から化合物〔I−29〕を
製造する方法 化合物〔I−29〕は化合物〔I−19〕を、亜硝酸ナ
トリウムあるいは亜硝酸カリウム等と溶媒中で反応させ
た後(反応1)、ヨウ化カリウムまたは臭化銅(I)と
溶媒中で反応させる(反応2)ことにより製造すること
ができる。(反応1)において、反応に供される亜硝酸
ナトリウムあるいは亜硝酸カリウム等の量は、化合物
〔I−19〕1モルに対して、通常1〜2モルの割合で
あり、反応温度の範囲は通常、−10℃〜10℃であ
り、反応時間の範囲は通常、瞬時〜5時間である。用い
られる溶媒としては、硫酸と水との混合物もしくは臭化
水素酸があげられる。(反応2)において、反応に供さ
れるヨウ化カリウムまたは臭化銅(I)の量は、化合物
〔I−19〕1モルに対して、通常1モル〜過剰量の割
合であり、反応温度の範囲は通常、0℃〜80℃であ
り、反応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。用
いられる溶媒としては、硫酸と水との混合物もしくは臭
化水素酸があげられる。(オ−ガニック シンセシス
コレクティブ ボリュウム、、604(1943)お
よび オ−ガニック シンセシス コレクティブ ボリ
ュウム、、136(1941)参照) (b) 化合物〔I−29〕から化合物〔I−30〕を
製造する方法 化合物〔I−30〕は化合物〔I−29〕と一般式 化
28
【化28】R13−OH (式中、R13は前記と同じ意味を表わす。)で示される
化合物とを溶媒中、遷移金属触媒および塩基の存在下、
一酸化炭素雰囲気下、常圧もしくは加圧下で反応させる
事により製造することができる。化合物〔I−29〕1
モルに対して、反応に供される触媒の量は、通常,触媒
量〜0.5モルであり、一般式 化28で示される化合
物は通常1モル〜過剰量であり、塩基は通常1モル〜1
0モルである。反応温度の範囲は通常,0℃〜100℃
であり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜72時間であ
り、反応を行う圧力の範囲は通常1気圧〜150気圧で
ある。用いられる溶媒としては、N,N−ジメチルホル
ムアミド等があげられる。用いられる遷移金属触媒とし
ては、例えばPdCl2 (PPh3 2 等があげられ
る。用いられる塩基としては、例えばジエチルアミン等
の有機塩基等があげられる。(ブルティン オブ ザ
ケミカル ソサイアテ オブ ジャパン、48(7)2
075(1975)参照) (製造法9)下記スキ−ム 化29に従った方法
【化29】 (式中、R131 は水素原子以外のR13を表わし、X、Y
1 、R1 、R2 、R3 、R13,R18およびR241 は前記
と同じ意味を表わす。また、二重結合部分は全ての幾何
異性体を含む。) (a) 化合物〔I−29〕から化合物〔I−31〕を
製造する方法 化合物〔I−31〕は化合物〔I−29〕と、ギ酸ナト
リウムまたはギ酸カリウムとを、溶媒中、遷移金属触媒
存在下、一酸化炭素雰囲気下、常圧もしくは加圧下で反
応させる事により製造することができる。化合物〔I−
29〕1モルに対して、反応に供される触媒の量は、通
常触媒量〜0.5モルであり、ギ酸ナトリウムまたはギ
酸カリウムは通常1モル〜10モルの割合である。反応
温度の範囲は通常、0℃〜100℃であり、反応時間の
範囲は通常、瞬時〜72時間であり、反応を行う圧力は
通常1気圧〜100気圧である。用いられる溶媒として
は、N,N−ジメチルホルムアミド等があげられる。用
いられる遷移金属触媒としては、例えばPdCl2 (P
Ph3 2 等があげられる。(ブルティン オブ ザ
ケミカル ソサイアテ オブ ジャパン、67、232
9(1994)参照) (b) 化合物〔I−31〕から化合物〔I−32〕を
製造する方法 化合物〔I−32〕は化合物〔I−31〕と一般式 化
30
【化30】(C6 5 3 P=CR18COOR131 (式中、R18およびR131 は前記と同じ意味を表わ
す。)または一般式 化31
【化31】 (C2 5 O)2 P(O)CHR18COOR131 (式中、R18およびR131 は前記と同じ意味を表わ
す。)で示される化合物を反応させる事により製造する
ことができる。該反応は、通常、溶媒中、一般式 化3
1で表される化合物をもちいる場合は塩基の存在下で行
われ、反応温度の範囲は通常0℃〜50℃であり、反応
時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。反応に供さ
れる試剤の量は、化合物〔I−31〕1モルに対して一
般式 化30または一般式 化31で示される化合物は
通常1〜5モルの割合であり、塩基は通常1〜5モルの
割合である。用いられる溶媒としては、テトラヒドロフ
ラン、トルエン等があげられ、塩基としては、水素化ナ
トリウム等があげられる。 (製造法10)下記スキ−ム 化32に従った方法
【化32】 (式中、R171 はC1−C6アルキル基を表わし、X、
1 、R1 、R2 、R3、R18およびR131 は前記と同
じ意味を表わす。また、二重結合部分は全ての幾何異性
体を含む。) (a) 化合物〔I−31〕から化合物〔I−33〕を
製造する方法 化合物〔I−33〕は化合物〔I−31〕と一般式 化
33
【化33】R171 −MgBr (式中、R171 は前記と同じ意味を表わす。)または、
一般式 化34
【化34】R171 −Li (式中、R171 は前記と同じ意味を表わす。)で示され
る化合物とを溶媒中反応させる事により製造することが
できる。反応温度の範囲は通常−75℃〜室温であり、
反応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。反応に
供される試剤の量は、化合物〔I−31〕1モルに対し
て一般式 化33または一般式 化34で示される化合
物は通常1〜2モルの割合である。用いられる溶媒とし
ては、テトラヒドロフラン等のエ−テル類があげられ
る。 (b) 化合物〔I−33〕から化合物〔I−34〕を
製造する方法 化合物〔I−34〕は化合物〔I−33〕をクロム酸−
硫酸、ピリジニウムクロロクロメ−ト等を用いたクロム
酸酸化、ジメチルスルホキシド−無水酢酸を用いた酸
化、スワン酸化等の酸化反応を行う事により製造するこ
とができる。 (c) 化合物〔I−34〕から化合物〔I−35〕を
製造する方法 化合物〔I−35〕は化合物〔I−34〕と一般式 化
30または一般式 化31で示される化合物を反応させ
る事により製造することができる。該反応は、通常、溶
媒中、一般式 化31で表される化合物の場合は塩基の
存在下で行われ、反応温度の範囲は通常0℃〜50℃で
あり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。
反応に供される試剤の量は、化合物〔I−31〕1モル
に対して一般式 化30または一般式 化31で示され
る化合物は通常1〜5モルの割合であり、塩基は通常1
〜5モルの割合である。用いられる溶媒としては、テト
ラヒドロフラン、トルエン等があげられ、塩基として
は、水素化ナトリウム等があげられる。
【0020】(製造法11)下記スキ−ム 化35に従
った方法
【化35】 (式中、W2 は塩素原子または臭素原子を表わし、X、
1 、R1 、R2 、R3およびR13は前記と同じ意味を
表わす。) 化合物〔I−36〕は化合物〔I−19〕と亜硝酸t−
ブチルまたは亜硝酸t−アミルを反応させ、さらに、一
般式 化36
【化36】CuW2 2 (式中、W2 は前記と同じ意味を表す。)で示される化
合物、および、一般式 化37
【化37】CH2 =CHCOOR13 (式中、R13は前記と同じ意味を表す。)で示される化
合物を反応させる事により製造することができる。該反
応は、通常、溶媒中で行われ、反応温度の範囲は通常0
℃〜50℃である。反応時間の範囲は通常、瞬時〜24
時間である。反応に供される試剤の量は、化合物〔I−
29〕1モルに対して、亜硝酸t−ブチルまたは亜硝酸
t−アミルの量は、通常、1〜2モルであり、一般式
化36で示される化合物の量は、通常、1〜2モルであ
り、一般式 化37で示される化合物の量は、通常10
モル〜大過剰量である。用いられる溶媒としては、アセ
トニトリル等があげられる。 (製造法12)下記スキ−ム 化38に従った方法
【化38】 化合物〔I−37〕は化合物〔I−28〕と一般式 化
39
【化39】R10−OH (式中、R10は前記と同じ意味を表わす。)で示される
化合物とを反応させる事により製造することができる。
該反応は通常、塩基の存在下、溶媒中で行われ、反応温
度の範囲は通常0℃〜100℃である。反応時間の範囲
は通常、瞬時〜24時間である。反応に供される試剤の
量は、化合物〔I−28〕1モルに対して一般式 化3
9で示される化合物は通常1モル〜過剰量であり、塩基
は通常1モル〜過剰量である。用いられる溶媒として
は、1、4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等があげ
られる。用いられる塩基としては、例えば、炭酸カリウ
ム等の無機塩基、トリエチルアミン等の有機塩基等があ
げられる。 (製造法13)下記スキ−ム 化40に従った方法
【化40】 (式中、X、Y1 、R1 、R2 、R3 、R11およびR12
は前記と同じ意味を表わす。) 化合物〔I−38〕は化合物〔I−28〕と一般式 化
41
【化41】R1112 NH (式中、R11およびR12は前記と同じ意味を表わす。)
で示される化合物とを反応させる事により製造すること
ができる。該反応は、通常、塩基の存在下または非存在
下、無溶媒または溶媒中で行われ、反応温度の範囲は通
常0℃〜100℃である。反応時間の範囲は通常、瞬時
〜24時間である。反応に供される試剤の量は、化合物
〔I−28〕1モルに対して一般式 化41で示される
化合物は通常1モル〜過剰量であり、塩基は通常1モル
〜過剰量である。用いられる溶媒としては、1、4−ジ
オキサン、N,N−ジメチルホルムアミド等があげられ
る。用いられる塩基としては、例えば、炭酸カリウム等
の無機塩基、トリエチルアミン等の有機塩基等があげら
れる。 (製造法14)下記スキ−ム 化42に従った方法
【化42】 (式中、R61はメチル基以外の前述のR6 を表わし、
X、Y、R1 、R2 、R3およびR6 は前記と同じ意味
を表わす。) (a) 化合物〔I−39〕から化合物〔I−40〕を
製造する方法 化合物〔I−40〕は化合物〔I−39〕と2、3−ジ
クロロプロペンとを反応させる事により製造することが
できる。該反応は、通常、溶媒中、塩基の存在下で行わ
れ、反応温度の範囲は通常0℃〜100℃である。反応
時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。反応に供さ
れる試剤の量は、化合物〔I−39〕1モルに対して、
2、3−ジクロロプロペンは通常1モル〜3モルの割合
であり、塩基は通常1モル〜5モルの割合である。用い
られる溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミド等
があげられる。用いられる塩基としては、例えば炭酸カ
リウム等の無機塩基等があげられる。 (b) 化合物〔I−40〕から化合物〔I−41〕を
製造する方法 化合物〔I−41〕は化合物〔I−40〕を溶媒中、加
熱する事により製造することができる。反応温度の範囲
は通常、70℃〜200℃である。反応時間の範囲は通
常、瞬時〜24時間である。用いられる溶媒としては、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアニ
リン、N,N−ジエチルアニリン、p−ジイソプロピル
ベンゼン等があげられる。 (c) 化合物〔I−41〕から化合物〔I−42〕を
製造する方法 米国特許明細書USP 5,308,829のカラム2
〜11に記載されている、ベンゾフラン環の2位のメチ
ル基を他の置換基に変換させる方法に準じて、化合物
〔I−41〕から化合物〔I−42〕を製造することが
できる。 (製造法15)下記スキ−ム 化43に従った方法
【化43】 (式中、X、Y、R1 、R2 、R3 およびR7 は前記と
同じ意味を表わす。) (a) 化合物〔I−39〕から化合物〔I−43〕を
製造する方法 化合物〔I−43〕は化合物〔I−39〕と一般式 化
44
【化44】CH2 =CR7 CH2 2 (式中、W2 およびR7 は前記と同じ意味を表わす。)
で示される化合物とを反応させる事により製造すること
ができる。該反応は、通常、溶媒中、塩基の存在下で行
われ、反応温度の範囲は通常0℃〜100℃である。反
応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間である。反応に供
される試剤の量は、化合物〔I−39〕1モルに対し
て、一般式 化44で示される化合物は通常1〜5モル
であり、塩基は通常1〜5モルである。用いられる溶媒
としては、N,N−ジメチルホルムアミド、1,4−ジ
オキサン等があげられる。用いられる塩基としては、例
えば炭酸カリウム等の無機塩基等があげられる。 (b) 化合物〔I−43〕から化合物〔I−44〕を
製造する方法 化合物〔I−44〕は化合物〔I−43〕を溶媒中、加
熱する事により製造することができる。反応温度の範囲
は通常100℃〜200℃である。反応時間の範囲は通
常、瞬時〜24時間である。用いられる溶媒としては、
N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリ
ン、p−ジイソプロピルベンゼン等があげられる。 (c) 化合物〔I−44〕から化合物〔I−45〕を
製造する方法 化合物〔I−45〕は化合物〔I−44〕を加熱する事
により製造することができる。該反応は、通常、溶媒
中、酸の存在下で行われ、反応温度の範囲は通常100
℃〜250℃である。反応時間の範囲は通常、瞬時〜2
4時間である。反応に供される酸の量は、化合物〔I−
44〕1モルに対して、通常1モルである。用いられる
溶媒としては、トルエン、キシレン等があげられる。用
いられる酸としては、例えばp−トルエンスルホン酸等
の有機酸、硫酸等の無機酸等があげられる。 (製造法16)下記スキ−ム 化45に従った方法
【化45】 (式中、R81はメチル基およびヒドロキシメチル基以外
の前述のR8 を表わしX、Y、R1 、R2 、R3 、R7
およびR8 は前記と同じ意味を表わす。) (a) 化合物〔I−44〕から化合物〔I−46〕を
製造する方法 化合物〔I−46〕は化合物〔I−44〕と過酸とを反
応させる事により製造することができる。該反応は、通
常、溶媒中で行われ、反応温度の範囲は通常、−20℃
〜室温であり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜24時間
である。反応に供される過酸の量は、化合物〔I−4
4〕1モルに対して、通常1モル〜過剰量である。用い
られる溶媒としては、ジクロロメタン等のハロゲン化炭
化水素、酢酸等の有機酸等があげられる。用いられる過
酸としては、例えばm−クロロ過安息香酸、過酢酸等が
あげられる。 (b) 化合物〔I−46〕から化合物〔I−47〕を
製造する方法 化合物〔I−47〕は化合物〔I−46〕を炭酸カリウ
ム等の塩基の存在下、溶媒中で反応させる事により製造
することができる。反応に供される試剤の量は、化合物
〔I−46〕1モルに対して、塩基は通常1〜2モルの
割合であり、反応温度の範囲は通常、0℃〜50℃であ
り、反応時間の範囲は通常、瞬時〜5時間である。用い
られる溶媒としては、メタノ−ル、エタノ−ル等のアル
コ−ル等があげられる。 (c) 化合物〔I−47〕から化合物〔I−48〕を
製造する方法 米国特許明細書USP 5,411,935のカラム5
〜10に記載されている、ジヒドロベンゾフラン環の2
位のヒドロキシアルキル基を他の置換基に変換させる方
法に準じて、化合物〔I−47〕から化合物〔I−4
8〕を製造することができる。 (製造法17)下記スキ−ム 化46に従った方法
【化46】 (式中、X、Y、R1 、R2 、R3 、R11、R12
13、R17およびR18は前記と同じ意味を表す。また、
二重結合部分は全ての幾何異性体を含む。) 化合物〔I−50〕は化合物〔I−49〕と一般式 化
41で示される化合物とを反応させる事により製造する
ことができる。該反応は、通常、塩基の存在下または非
存在下、無溶媒または溶媒中で行われ、反応温度の範囲
は通常0℃〜100℃である。反応時間の範囲は通常、
瞬時〜24時間である。反応に供される試剤の量は、化
合物〔I−49〕1モルに対して一般式 化41で示さ
れる化合物は通常1モル〜過剰量であり、塩基は通常1
モル〜過剰量である。用いられる溶媒としては、1、4
−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド等があげ
られる。用いられる塩基としては、例えば、炭酸カリウ
ム等の無機塩基、トリエチルアミン等の有機塩基等があ
げられる。 (製造法18)下記スキ−ム 化47に従った方法
【化47】 〔式中、X、Y、W2 、R1 、R2 、R3 、R11
12、R13、R17およびR18は前記と同じ意味を表
す。〕 (a) 化合物〔I−49〕から化合物〔I−51〕を
製造する方法 化合物〔I−51〕は化合物〔I−49〕と一般式 化
48
【化48】HW2 (式中、W2 は前記と同じ意味を表す。)で示される化
合物とを反応させる事により製造することができる。該
反応は、通常、触媒の存在下、もしくは非存在下、無溶
媒もしくは溶媒中で行われ、反応温度の範囲は通常、−
20℃〜120℃である。反応時間の範囲は通常、瞬時
〜24時間である。反応に供される試剤の量は、化合物
〔I−49〕1モルに対して一般式 化48で示される
化合物は通常1モル〜過剰量であり、触媒は通常1モル
〜過剰量である。用いられる溶媒としては、クロロホル
ム等のハロゲン化炭化水素、酢酸等の有機酸等があげら
れる。用いられる触媒としては、例えば塩化アルミニウ
ム、臭化アルミニウム等があげられる。 (b) 化合物〔I−51〕から化合物〔I−52〕を
製造する方法 化合物〔I−52〕は化合物〔I−51〕と一般式 化
41で示される化合物とを反応させる事により製造する
ことができる。該反応は、通常、塩基の存在下または非
存在下、無溶媒または溶媒中で行われ、反応温度の範囲
は通常0℃〜100℃である。反応時間の範囲は通常、
瞬時〜24時間である。反応に供される試剤の量は、化
合物〔I−49〕1モルに対して一般式 化41で示さ
れる化合物は通常1モル〜過剰量であり、塩基は通常1
モル〜過剰量である。用いられる溶媒としては、1、4
−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド等があげ
られる。用いられる塩基としては、例えば、炭酸カリウ
ム等の無機塩基、トリエチルアミン等の有機塩基等があ
げられる。
【0021】本発明化合物を製造する際の中間体化合物
である前記一般式 化7で示される化合物は、一般式
化49
【化49】 〔式中、Qは前記と同じ意味を表す。〕で示されるアミ
ノ酸アミド化合物と一般式 化50
【化50】 (式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表す。)で
示されるケトン化合物とを反応させることによって製造
することができる。該反応は無溶媒中又は溶媒中で行わ
れ、反応温度の範囲は通常、−20℃〜150℃、好ま
しくは0℃〜60℃であり、反応時間の範囲は通常、瞬
時〜240時間である。反応に用いられる反応剤の量
は、一般式 化49で示される化合物1モルに対して、
一般式 化50で示される化合物は1モルの割合が理想
的であるが、反応の状況に応じて任意に変化させること
ができる。用いられる溶媒としては、ヘキサン、ヘプタ
ン、リグロイン、シクロヘキサン、石油エーテル等の脂
肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
メタン、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、1、4−ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル等
のエーテル類、、ニトロメタン、ニトロベンゼン等のニ
トロ化合物、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、アセトアミド等の酸アミド類、ピリジン、トリエ
チルエミン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N−メチ
ルホルホリン等の第三級アミン、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン等の硫黄化合物、メタノール、エタノー
ル、エチレングリコール、イソプロパノール等のアルコ
ール類、水等、あるいはそれらの混合物があげられる。
反応終了後、必要に応じて反応液を水にあけ有機溶媒抽
出、濃縮等の通常の後処理を行うか、場合によっては反
応液をそのままカラムクロマトグラフィ−、再結晶等の
操作に付することにより、目的の化合物を単離すること
ができる。本工程の反応条件は、例えばジャ−ナル オ
ブ ジ アメリカン ケミカルソサイアテ−、71、7
8〜81(1949)に記載されている。
【0022】一般式 化7で示される化合物のうちR1
が水素原子である化合物は、一般式化51
【化51】 (式中、R2 は前記と同じ意味を表わし、Vはヨウ素原
子、臭素原子、または塩素原子を表わす。)で示される
α−ジハロケトン化合物と水とを塩基の存在下に反応さ
せて、一般式化52
【化52】 (式中、R2 は前記と同じ意味を表わす。)で示される
アルデヒド誘導体またはその水和体とした(反応1)
後、続いてそれと上記一般式 化49で示されるアミノ
酸アミド化合物とを反応させることによって製造するこ
ともできる。反応1は、通常溶媒中で行い、反応温度の
範囲は通常20℃〜100℃、反応時間の範囲は通常瞬
時から10時間であり、反応に供される試剤の量は、一
般式化51で表わされるα−ジハロケトン化合物1モル
に対して水および塩基の量は各々2モルの割合が理想的
であるが、必要に応じて変化させる事ができる。用いら
れる塩基としては、有機塩基、無機塩基共に使用する事
ができるが、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等があげら
れる。用いられる溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、
リグロイン、シクロヘキサン、石油エーテル等の脂肪族
炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、1、4−ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエ
ーテル類、蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、炭酸
ジエチル等のエステル類、ニトロメタン、ニトロベンゼ
ン等のニトロ化合物、アセトニトリル、イソブチロニト
リル等のニトリル類、ホルムアミド、N,N−ジメチル
ホルムアミド、アセトアミド等の酸アミド類、ピリジ
ン、トリエチルエミン、ジイソプロピルエチルアミン、
N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリ
ン、N−メチルホルホリン等の第三級アミン、ジメチル
スルホキシド、スルホラン等の硫黄化合物、メタノー
ル、エタノール、エチレングリコール、イソプロパノー
ル等のアルコール類、水等、あるいはそれらの混合物が
あげられる。本反応により生成した一般式 化52で示
されるアルデヒド誘導体又はその水和体は、単離、精製
せずにそのまま、一般式 化49で示されるアミノ酸ア
ミド化合物との反応に用いることができる。
【0023】一般式 化50で示されるケトン化合物は
例えば、対応する一般式 化53
【化53】 (式中、R1 及びR2 は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物よりオーガニック シンセシス コレク
ティブ ボリューム、2, 363 (1943) 、オーガニック
シンセシス コレクティブ ボリューム、3, 20,(1955)
に記載された方法に準じて製造することができる。また
一般式 化53で示される化合物は、例えば新実験化学
講座14,有機化合物の合成と反応〔II〕p751 〜875 に
記載された方法に準じて市販の原料より製造することが
できる。一般式 化50で示されるケトン化合物は、対
応する、一般式 化54
【化54】 (式中、R1 、R2 およびVは前記と同じ意味を表わ
す。)で示されるα−ジハロケトン化合物と水とを塩基
の存在下に反応させて、一般式化50で示されるケトン
化合物とした後、単離、精製せずに、一般式 化49で
示されるアミノ酸アミド化合物との反応に用いることも
できる。本反応は通常溶媒中で行い、反応温度の範囲は
通常20℃〜100℃、反応時間の範囲は通常瞬時から
10時間であり、反応に供される試剤の量は、一般式化
54で表わされるα−ジハロケトン化合物1モルに対し
て水および塩基の量は各々2モルの割合が理想的である
が、必要に応じて変化させる事ができる。用いられる塩
基としては、有機塩基、無機塩基共に使用する事ができ
るが、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等があげられ
る。用いられる溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、リ
グロイン、シクロヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、1、4−ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエ
ーテル類、蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、炭酸
ジエチル等のエステル類、ニトロメタン、ニトロベンゼ
ン等のニトロ化合物、アセトニトリル、イソブチロニト
リル等のニトリル類、ホルムアミド、N,N−ジメチル
ホルムアミド、アセトアミド等の酸アミド類、ピリジ
ン、トリエチルエミン、ジイソプロピルエチルアミン、
N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリ
ン、N−メチルホルホリン等の第三級アミン、ジメチル
スルホキシド、スルホラン等の硫黄化合物、メタノー
ル、エタノール、エチレングリコール、イソプロパノー
ル等のアルコール類、水等、あるいはそれらの混合物が
あげられる。一般式 化54で示されるα−ジハロケト
ン化合物は、市販のものを用いるか、または、例えば、
対応する一般式化 53で示される化合物から、ジャー
ナルオブ ケミカル ソサイアテー 2393(195
7)等に記載の方法に準じて製造することができる。
【0024】一般式 化51で示されるα−ジハロケト
ンは市販のものを用いるか、または、例えば、対応する
ケトン化合物 化55
【化55】 (R2 は前記と同じ意味を表わす。)からジャーナル
オブ ジ アメリカン ケミカル ソサイアテー、74
3902 (1952) 記載の方法により製造することができる。
【0025】一般式 化49で示されるアミノ酸アミド
化合物は、下記スキーム 化56にしたがって製造する
ことができる。
【化56】 (式中、Qは前記と同じ意味を表わす。) (工程a−1)はオーガニック シンセシス コレクテ
ィブ ボリューム、1,21 (1941);(工程a−2)はジャ
ーナル オブ オーガニック ケミストリー、29,1800
(1964); 等に記載の方法に準じて行うことができる。
【0026】スキーム 化56中の一般式 Q−CHO
で示される化合物は市販されているものを用いるか、ま
たは、例えば、下記スキーム 化57にしたがって製造
することができる。
【化57】 (式中、Qは前記と同じ意味を表わす。) (工程b−1)はオーガニック シンセシス コレクテ
ィブ ボリューム、1,514(1941);(工程b−2)は実験
化学講座(第4版)21,有機合成III,p89〜97;(工
程c−1)はオーガニック シンセシス、40, 105(196
0);(工程c−2)はブルティン オブ ザ ケミカル
ソサイアテ オブ ジャパン、67,2329(1994);(工
程d−1)はシンセシス、1000(1983);(工程d−2)
はジャーナル オブ オーガニック ケミストリー、3
3,3277(1968);等に記載された方法に準じて行うこと
ができる。
【0027】スキーム 化57中の一般式 Q−NH2
で示される化合物は、例えばヨーロッパ特許出願公開明
細書EP−61741 −A;米国特許明細書 USP 4,670,04
6、USP 4,770,695 、USP 4,709,049 、USP 4,640,707
、USP 4,720,927 、USP 5,169,431 ;特開昭63−15678
7号公報で公知であるか、または、そこに記載された方
法に準じて製造することができる。また、下記スキ−ム
化58に従って製造することができる。
【化58】 (式中、R25は−COR26基または−COOR13基を表
わし、R26は水素原子またはC1−C6アルキル基を表
わし、X、Y1 およびR13は前記と同じ意味を表わ
す。) (a)化合物〔1a〕から化合物〔1b〕を製造する方
法 化合物〔1b〕は化合物〔1a〕をニトロ化剤と溶媒中
で反応させる事により製造することができる。ニトロ化
剤としては、硝酸等が用いられ、反応に供される試剤の
量は、化合物〔1a〕1モルに対して、ニトロ化剤は、
通常1モル〜10モルの割合であり、反応温度の範囲は
通常、−10℃〜室温であり、反応時間の範囲は、通
常、瞬時〜24時間である。用いられる溶媒としては、
硫酸、酢酸等があげられる。 (b) 化合物〔1b〕から化合物〔1c〕を製造する
方法 化合物〔1c〕は化合物〔1b〕を鉄粉等を用いて、酢
酸等の酸の存在下、溶媒中で還元する事により製造する
ことができる。反応に供される鉄粉等の量は、化合物
〔1b〕1モルに対して通常3モル〜大過剰量の割合で
あり、酸の量は通常1モル〜過剰量であり、反応温度の
範囲は通常、室温〜加熱還流温度であり、反応時間の範
囲は、通常、瞬時〜24時間である。用いられる溶媒と
しては、水、酢酸エチル等や、それらの混合物があげら
れる。
【0028】本発明化合物は、優れた除草効力を有し、
かつあるものは作物・雑草間に優れた選択性を示す。す
なわち本発明化合物は、畑地の茎葉処理および土壌処理
において、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対し
て除草効力を有する。 タデ科雑草 ソバカズラ(Polygonum convolvulus)、サナエタデ(Po
lygonum lapathifolium)、アメリカサナエタデ(Polygo
num pensylvanicum)、ハルタデ(Polygonum persicari
a) 、ナガバギシギシ(Rumex crispus)、エゾノギシギ
シ(Rumex obtusifolius) 、イタドリ(Polygonum cusp
idatum) スベリヒユ科雑草 スベリヒユ(Portulaca oleracea) ナデシコ科雑草 ハコベ(Stellaria media) アカザ科雑草 シロザ(Chenopodium album)、ホウキギ(Kochia scopa
ria) ヒユ科雑草 アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus) 、ホナガアオ
ゲイトウ(Amaranthushybridus) アブラナ科雑草 ワイルドラディッシュ(Raphanus raphanistrum)、ノハ
ラガラシ(Sinapis arvensis) 、ナズナ(Capsella bur
sa-pastoris) マメ科雑草 アメリカツノクサネム(Sasbania exaltata)、エビスグ
サ(Cassia obtusifolia) 、フロリダベガーウィード
(Desmodium tortuosum)、シロツメクサ(Trifolium re
pens) アオイ科雑草 イチビ(Abutilon theophrasti) 、アメリカキンゴジカ
(Sida spinosa) スミレ科雑草 フィールドパンジー(Viola arvensis) 、ワイルドパン
ジー(Viola tricolor) アカネ科雑草 ヤエムグラ(Galium aparine) ヒルガオ科雑草 アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)、マルバアサガ
オ(Ipomoea purpurea) 、マルバアメリカアサガオ(Ip
omoea hederacea Var integriuscula)、マメアサガオ
(Ipomoea lacunosa) 、セイヨウヒルガオ(Convolvulu
s arvensis) シソ科雑草 ヒメオドリコソウ(Lamium purpureum) 、ホトケノザ
(Lamium amplexicaule) ナス科雑草 シロバナチョウセンアサガオ(Datura stramonium)、イ
ヌホオズキ(Solanumnigrum) ゴマノハグサ科雑草 オオイヌノフグリ(Veronica persica) 、フラサバソウ
(Veronica hederaefolia) キク科雑草 オナモミ(Xanthium pensylvanicum) 、野生ヒマワリ
(Helianthus annuus)、イヌカミツレ(Matricaria ino
dora) 、コーンマリーゴールド(Chrysanthemumsegetu
m)、オロシャギク(Matricaria matricarioides)、ブタ
クサ(Ambrosia artemisiifolia)、オオブタクサ(Ambr
osia trifida) 、ヒメムカシヨモギ(Erigeron canaden
sis)、ヨモギ(Artemisia princeps) 、セイタカアワダ
チソウ(Solidago altissima) ムラサキ科雑草 ワスレナグサ(Myosotis arvensis) ガガイモ科雑草 オオトウワタ(Asclepias syriaca) トウダイグサ科雑草 トウダイグサ(Euphorbia helioscopia)、オオニシキソ
ウ(Euphorbia maculata) イネ科雑草 イヌビエ(Echinochloa crus-galli) 、エノコログサ
(Setaria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria fa
beri) 、メヒシバ(Digitaria sanguinalis)、オヒシバ
(Eleusine indica)、スズメノカタビラ(Poa annua)、
ブラックグラス(Alopecurus myosuroides) 、カラスム
ギ(Avena fatua)、セイバンモロコシ(Sorghum halepe
nse)、シバムギ(Agropyron repens) 、ウマノチャヒキ
(Bromus tectorum)、ギョウギシバ(Cynodon dactylo
n) 、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)、テキ
サスパニカム(Panicum texanum)、シャターケーン(So
rghumvulgare) ツユクサ科雑草 ツユクサ(Commelina communis) トクサ科雑草 スギナ(Equisetum arvense) カヤツリグサ科雑草 コゴメガヤツリ(Cyperus iria) 、ハマスゲ(Cyperus
rotundus) 、キハマスゲ(Cyperus esculentus)
【0029】しかも、本発明化合物中のあるものは、ト
ウモロコシ(Zea mays) 、コムギ(Triticum aestivu
m)、オオムギ(Hordeum vulgare)、イネ(Oryza sativ
a) 、ソルガム(Sorghum bicolor)、ダイズ(Glycine m
ax)、ワタ(Gossypium spp.) 、テンサイ(Beta vulgar
is)、ピーナッツ(Arachis hypogaea) 、ヒマワリ(Hel
ianthus annuus)、ナタネ(Brassica napus) 等の主要
作物・花卉・蔬菜等の園芸作物に対して問題となるよう
な薬害を示さない。また、本発明化合物は、ダイズ、ト
ウモロコシ、コムギ等の不耕起栽培において、問題とな
る種々の雑草を効果的に除草することができる。しか
も、本発明化合物中のあるものは、作物に対しては問題
となるような薬害を示さない。
【0030】また、本発明化合物は、水田の湛水処理に
おいて、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対して
除草効力を有する。 イネ科雑草 タイヌビエ(Echinochloa oryzicola) ゴマノハグサ科雑草 アゼナ(Lindernia procumbens) ミソハギ科雑草 キカシグサ(Rotala indica)、ヒメミソハギ(Ammannia
multiflora) ミゾハコベ科雑草 ミゾハコベ(Elatine triandra) カヤツリグサ科雑草 タマガヤツリ(Cyperus difformis)、ホタルイ(Scirpu
s juncoides)、マツバイ(Eleocharis acicularis)、ミ
ズガヤツリ(Cyperus serotinus)、クログワイ(Eleoch
aris kuroguwai) ミズアオイ科雑草 コナギ(Monochoria vaginalis) オモダカ科雑草 ウリカワ(Sagittaria pygmaea) 、オモダカ(Sagittar
ia trifolia)、ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum) ヒルムシロ科雑草 ヒルムシロ(Potamogeton distinctus) セリ科雑草 セリ(Oenanthe javanica) しかも、本発明化合物中のあるものは、移植水稲に対し
て問題となるような薬害を示さない。さらに、本発明化
合物は、樹園地、牧草地、芝生地、林業地または水路、
運河あるいはその他の非農耕地に発生する広範囲の雑草
を除草できる。また、本発明化合物は、水路、運河等に
発生するホテイアオイ(Eichhornia crassipes) 等の水
生雑草に除草効力を有する。本発明化合物は、国際特許
出願公開明細書WO95/34659号明細書に記載さ
れる除草性化合物と同様な特性を有し、該明細書に記載
される除草剤耐性遺伝子等が導入されることにより耐性
の付与された作物を栽培する場面においては、耐性の付
与されていない通常の作物の栽培時に使用されるより多
くの薬量の本発明化合物が使用可能となり、好ましくな
い他の植物をより効果的に防除することができる。
【0031】本発明化合物を除草剤の有効成分として用
いる場合は、通常固体担体、液体担体、界面活性剤その
他の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁剤、
粒剤、濃厚エマルジョン、顆粒水和剤等に製剤する。こ
れらの製剤には、有効成分として本発明化合物を重量比
で 0.001〜80%、好ましくは0.003 〜70%含有す
る。固体担体としては、カオリンクレー、アタパルジャ
イトクレー、ベントナイト、酸性白土、パイロフィライ
ト、タルク、珪藻土、方解石等の鉱物質微粉末、クルミ
殻粉等の有機物微粉末、尿素等の水溶性有機物微粉末、
硫酸アンモニウム等の無機塩微粉末および合成含水酸化
珪素の微粉末等が挙げられ、液体担体としては、メチル
ナフタレン、フェニルキシリルエタン、キシレン等のア
ルキルベンゼン等の芳香族炭化水素類、イソプロパノー
ル、エチレングリコール、2−エトキシエタノール等の
アルコール類、フタル酸ジアルキルエステル等のエステ
ル類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケ
トン類、マシン油等の鉱物油、大豆油、綿実油等の植物
油、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、アセトニトリル、N−メチルピロリドン、水等が
挙げられる。乳化、分散、湿展等のために用いられる界
面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩、アルキル
スルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアル
キルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテルリン酸エステル塩等の陰イオン界面活性
剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル等の非イオン界面活性剤等が挙げられる。そ
の他の製剤用補助剤としては、リグニンスルホン酸塩、
アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、アラビアガム、
CMC(カルボキシメチルセルロース)、PAP(酸性
リン酸イソプロピル)等が挙げられる。
【0032】本発明化合物は、通常製剤化して雑草の出
芽前または出芽後に土壌処理、茎葉処理または湛水処理
する。土壌処理には、土壌表面処理、土壌混和処理等が
あり、茎葉処理には、植物体の上方からの処理のほか、
作物に付着しないよう雑草に限って処理する局部処理等
がある。また、他の除草剤と混合して用いることによ
り、除草効力の増強が認められる場合がある。さらに、
殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物生長調節
剤、肥料、土壌改良剤等と混合して用いることもでき
る。本発明化合物と混合して使用することができる除草
剤の例を以下に示す。アトラジン(atrazin)、
シアナジン(cyanazine)、メトリブジン(m
etribuzin)、プロメトリン(prometr
yn)、シマジン(simazine)、クロロトルロ
ン(chlorotoluron)、ジウロン(diu
ron)、ダイムロン(dymuron)、フルオメツ
ロン(fluometuron)、イソプロチュロン
(isoproturon)、メタベンズチアズロン
(methabenzthiazuron)、ブロモキ
シニル(bromoxynil)、アイオキシニル(i
oxynil)、ペンデイ メサリン(pendimet
halin)、トリフルラリン(triflurali
n)、アシフルオルフェン(acifluorfe
n)、アシフルオルフェンNa塩(acifluorf
en−sodium)、クロメトキシニル(chlom
ethoxynil)、フォメサフェン(fomesa
fen)、ラクトフェン(lactofen)、オキシ
フルオルフェン(oxyfluorfen)、カルフェ
ントラゾン(carfentrazon)、フルミクロ
ラックペンチル(flumiclorac−penty
l)、フルミオキサジン(flumioxazin
e)、フルチアセットメチル(fluthiacet−
methyl)、サルフェントラゾン(sulfent
razone)、ジクワット(diquat)、パラコ
ート(paraquat)、2,4−D、2,4−D
B、DCPA、MCPA、MCPB、クロメプロップ
(clomeprop)、クロピラリド(clopyr
alid)、ジカンバ(dicamba)、ジチオピル
(dithiopyr)、フルロキシピル(fluro
xypyr)、メコプロップ(mecoprop)、ナ
プロアニリド(naproanilide)、キンクロ
ラック(quinclorac)、トリクロピル(tr
iclopyr)、アセトクロール(acetochl
or)、アラクロール(alachlor)、ジエタチ
ルエチル(diethatyl−ethyl)、メトラ
クロール(metolachlor)、プレチラクロー
ル(pretilachlor)、ベンスルフロンメチ
ル(bensulfuron−methyl)、クロル
スルフロン(chlorsulfuron)、クロリム
ロンエチル(chlorimuron−ethyl)、
ハロスルフロンメチル(halosulfuron−m
ethyl)、メツルフロンメチル(metsulfu
ron−methyl)、ニコスルフロン(nicos
ulfuron)、プリミスルフロン(primisu
lfuron)、ピラゾスルフロンエチル(pyraz
osulfuron−ethyl)、サルフォメツロン
メチル(sulfometuron−methyl)、
チフェンスルフロンメチオル(thifensulfu
ron−methyl)、トリアスルフロン(tria
sulfuron)、トリベニュロンメチル(trib
enuron−methyl)、アジムスルフロン(a
zimsulfuron)、クロランスラムメチル(c
loransulam−methyl)、シクロスルフ
ァムロン(cyclosulfamuron)、フルメ
ツラム(flumetsulam)、フルピリスルフロ
ン(flupyrsulfuron)、フラザスルフロ
ン(flazasulfuron)、イマゾスルフロン
(imazosulfuron)、メトスラム(met
osulam)、プロスルフロン(prosulfur
on)、リムスルフロン(rimsulfuron)、
トリフルスルフロンメチル(triflusulfur
on−methyl)、イマザピル(imazapy
r)、イマザキン(imazaquin)、イマゼタピ
ル(imazethapyr)、イマザモックス(im
azamox)、ビスピリバックNa塩(bispyr
ibac−sodium)、ピリチオバックNa塩(p
yrithiobac−sodium)、クレソジム
(clethodim)、セトキシジム(sethox
ydim)、トラルコキシジム(tralkoxydi
m)、ジクロホップメチル(dichlofop−me
thyl)、フェノキサプロップエチル(fenoxa
prop−ethyl)、フェノキサロップ−p−エチ
ル(fenoxaprop−p−ethyl)、フルア
ジホップブチル(fluazifop−butyl)、
フルアジホップ−p−ブチル(fluazifop−p
−butyl)、ハロキシホップメチル(haloxy
fop−methyl)、キザロホップ−p−エチル
(quizalofop−p−ethyl)、シハロホ
ップブチル(cyhalofop−butyl)、クロ
デイ ナホッププロパルギル(clodinafop−p
ropargyl)、クロマゾン(clomazon
e)、ジフルフェニカン(diflufenica
n)、ノルフルラゾン(norflurazon)、ピ
ラゾレート(pyrazolate)、ピラゾキシフェ
ン(pyrazoxyfen)、イソキサフルトール
(isoxaflutole)、サルコトリオン(su
lcotrione)、グルフォシネートアンモニウム
塩(glufosinate−ammonium)、グ
リフォセート(glyphosate)、ベンタゾン
(bentazon)、ブロモブチド(bromobu
tide)、ブタミホス(butamifos)、ジメ
ピペレート(dimepiperate)、ジメテンア
ミド(dimethenamid)、DSMA、メフェ
ナセット(mefenacet)、モリネート(mol
inate)、MSMA、ピリブチカルブ(pribu
tycarb)、プロパニル(propanil)、ピ
リデート(pyridate)、トリアレート(tri
allate)、カフェンストロール(cafenst
rol)、チアフルアミド(thiafluamid
e)、上記化合物は、ファームケミカルズハンドブック
(マイスターパブリッシングカンパニー)〔Farm Chemi
cals Handbook(Meister Publishing Company)]1995
年版のカタログ、アグケムニューコンパウンドレビュー
1995年版(アグケムインフォメーションサービス)
〔AG CHEM NEW COMPOUND REVIEW,VOL.13,1995(AG CHEM
INFORMATION SERVICE)、「除草剤研究総覧(博友社)」
またはハービサイドハンドブック第7版(米国雑草学会
出版)〔HERBICIDE HANDBOOK,Seven Edition(Weed Scie
nse Society of America)]に記載されている。
【0033】本発明化合物を除草剤の有効成分として用
いる場合、その処理量は、気象条件、製剤形態、処理時
期、処理方法、土壌条件、対象作物、対象雑草等によっ
ても異なるが、通常1ヘクタール当たり0.01g〜10000
g、好ましくは 0.5g〜8000gであり、乳剤、水和剤、
懸濁剤、濃厚エマルジョン、顆粒水和剤等は、通常その
所定量を1ヘクタール当たり10リットル〜1000リット
ルの(必要ならば展着剤等の補助剤を添加した)水で希
釈して処理し、粒剤、ある種の懸濁剤は通常なんら希釈
することなくそのまま処理する。ここで、必要に応じて
用いられる補助剤としては、前記の界面活性剤の他、ポ
リオキシエチレン樹脂酸(エステル)、リグニンスルホ
ン酸塩、アビエチン酸塩、ジナフチルメタンジスルホン
酸塩、シリコン系ポリマー、クロップオイルコンセント
レイト(crop oil concentrate)、大豆油、コーン油、
綿実油、ヒマワリ油等の植物油等が挙げられる。また、
本発明化合物は、ワタの落葉剤・乾燥剤、ジャガイモ
(Solanum tuberosum)の乾燥剤等の収穫補助剤の有効成
分として用いることができる。その場合、本発明化合物
を、除草剤の有効成分として用いる場合と同様に通常製
剤化して、作物の収穫前に、単独または他の収穫補助剤
と混合して茎葉処理する。
【0034】
【実施例】以下、本発明を製造例、製剤例および試験例
等により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。尚、本発明化合物
は、後述の(表1)〜(表5)の化合物番号で、また、
原料化合物のいくつかは(表6)〜(表8)の化合物番
号で示す。まず、本発明化合物の製造例を示す。 製造例1 (1) 3−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−ト
リフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラ
ジン(化合物1-1004) 23.3gをアセトン150mlに溶解
し、炭酸カリウム17.5gおよびヨウ化メチル14.3gを加
えて、室温で15時間攪拌した。反応終了後、大部分の
アセトンを減圧下に留去した残渣を水にあけ、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢
酸エチル=19:1)に付し、先に溶出されるO−メチ
ル化された3−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−
メトキシ−6−トリフルオロメチルピラジン(mp 5
5.3℃)16.1gおよび後から溶出される目的化合物であ
る3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−
6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピラジン(本発明化合物1-10;mp 73.0℃)7.13g
(収率29%)を各々得た。 (2) 濃硫酸85mlに、5℃において3−(2,4−
ジフルオロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロ
メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発
明化合物1-10) 7.0gを添加した。さらに70%硝酸9
mlを加え、5〜10℃で8時間攪拌した。反応終了後、
反応液を氷水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、3−(2,4−ジフルオロ−5
−ニトロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明
化合物1-16;mp 93.2℃)7.76g(収率96%)を得
た。 (3) 3−(2,4−ジフルオロ−5−ニトロフェニ
ル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-16) 7.
61gを1,4−ジオキサン10mlに溶解し、フッ化カリ
ウム5.28gおよびグリコール酸ブチル9gを加え、 1.5
時間加熱還流した。反応終了後、反応液を室温まで放冷
した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、3−〔4−(ブトキシカルボニルメ
トキシ)−2−フルオロ−5−ニトロフェニル〕−1−
メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピラジン(下記 化59で示される本発明化
合物;mp 109.5 ℃)8.37g(収率82%)を得た。
【化59】 (4) 鉄粉 2.8gを酢酸5 mlおよび水50mlの混合液に
加え、50℃に加熱した。そこに3−〔4−(ブトキシ
カルボニルメトキシ)−2−フルオロ−5−ニトロフェ
ニル〕−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピラジン(化55で示される本
発明化合物) 2.8gの酢酸エチル25mlと酢酸25ml溶
液を徐々に滴下した。内温60〜70℃で1時間攪拌し
た。反応終了後、反応液を氷水に注加し、酢酸エチルで
抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、濃縮して、3−(7−フルオロ−3−オキソ−2
H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル)−1−メチ
ル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピラジン(本発明化合物2-49;mp 182.5 ℃)
1.22 gを得た。 (5) 3−(7−フルオロ−3−オキソ−2H−1,
4−ベンズオキサジン−6−イル)−1−メチル−6−
トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピ
ラジン(本発明化合物2-49)1.22gをN,N−ジメチル
ホルムアミド15mlに溶解し、炭酸カリウム0.59gとプ
ロパルギルブロミド0.47gを加え室温で3時間攪拌し
た。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、3−(7−フルオロ−3−
オキソ−4−プロパルギル−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−6−イル)−1−メチル−6−トリフルオロメ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明
化合物2-61;mp 141.4 ℃) 0.6 g(化59から収率
25%)を得た。 製造例2 (1) 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキ
シフェニル)−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピラジン(化合物1-1008) 3.61gを
N,N−ジメチルホルムアミド16mlに溶解し、炭酸カ
リウム2.35gおよびヨウ化メチル1.39mlを加えて、10
0℃で2日間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒;ヘキサン:酢酸エチル=5:1)に付し、3−(4
−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1
−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-144;mp 108.7
℃)2.04g(収率55%)を得た。 (2) 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキ
シフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物
1-144)2.04gおよび48%臭化水素酸35mlの混合物を
酢酸12mlに溶解し、140℃で1時間攪拌した。反応
終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和炭酸水素ナトリウム水、水、および飽和食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮
して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒド
ロキシフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化
合物1-61; mp 188.1℃)1.55g(収率79%)を得
た。 (3) 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロ
キシフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合
物1-61)0.148gをN,N−ジメチルホルムアミド0.90ml
に溶解し、炭酸カリウム0.097 gおよび2−ブロモプロ
ピオン酸メチル57μlを加えて、室温で1時間攪拌し
た。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、3−(4−クロロ−2−
フルオロ−5−(1−メトキシカルボニルエトキシ)フ
ェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−
オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-17
3) 0.180g(収率96%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 1.68(d, 3H, J=6.8Hz)、3.67(s, 3H) 、3.6
(s, 3H) 、4.76(q, 1H, J=6.8Hz)、7.2 〜7.3(m, 2H)、
7.83(s, 1H) 製造例3 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェ
ニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-61)
0.150g、N,N−ジメチルホルムアミド0.90ml、炭酸
カリウム 0.097gおよび2−ブロモプロピオン酸エチル
73μlを用い、上記製造例2の(3) に準じ、3−(4
−クロロ−2−フルオロ−5−(1−エトキシカルボニ
ルエトキシ)フェニル)−1−メチル−6−トリフルオ
ロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本
発明化合物1-174) 0.184g(収率95%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 1.26(t, 3H, J=7.1Hz)、1.67(d, 3H, J=6.9H
z)、3.67(s, 3H) 、4.22(q, 2H, J=7.1Hz)、4.76(q, 1
H, J=6.9Hz)、7.2 〜7.3(m, 2H)、7.82(s, 1H) 製造例4 (1) 3−(4−フルオロフェニル)−6−トリフル
オロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン
(化合物1-1001)0.659gをN,N−ジメチルホルムアミ
ド3.8mlに溶解し、炭酸カリウム 0.529gおよびヨウ化
メチル0.32mlを加えて、100℃で1.5日間攪拌した。
反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル
=8:1)に付し、3−(4−フルオロフェニル)−1
−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-4;mp 121.1
℃)0.480g(収率69%)を得た。 (2) 濃硫酸2.5mlに、5℃において3−(4−フル
オロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合
物1-4) 0.34 gを添加した。さらに61%硝酸0.13mlを
加え、室温で1時間攪拌した。反応終了後、反応液を氷
水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、次いで
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、3−(4−フルオロ−5−ニトロフェニ
ル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-13;m
p 134.4℃)0.337g(収率85%)を得た。 (3) 3−(4−フルオロ−5−ニトロフェニル)−
1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-13) 1.10g
を1,4−ジオキサン4.0mlに溶解し、フッ化カリウム
0.812gおよびグリコール酸ブチル 0.925gを加え、
1.5時間加熱還流した。反応終了後、反応液を室温まで
放冷した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、3−〔4−(ブトキシカルボニ
ルメトキシ)−5−ニトロフェニル〕−1−メチル−6
−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピラジン(下記 化60で示される本発明化合物)1.25
g(収率83%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 0.8 〜1.0(m, 3H)、1.2 〜1.4(m, 2H)、1.6 〜
1.8(m, 2H)、3.69(s, 3H) 、4.2 〜4.3(m, 2H)、4.85
(s, 2H) 、7.02(d, 1H, J=9.0Hz)、7.85(s, 1H) 、8.73
(d, d, 1H, J=9.0Hz, 2.3Hz)、9.08(d, 1H, J=2.3Hz)
【化60】 (4) 10%パラジウム−炭素0.24gを窒素雰囲気下
で3−〔4−(ブトキシカルボニルメトキシ)−5−ニ
トロフェニル〕−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン1.25gの酢酸
エチル36ml溶液に加えた後、1気圧で水素置換し、室
温で2時間攪拌した。反応終了後、反応液をセライトで
ろ過し、濃縮した。得られた粗生成物に酢酸2.0mlを加
え室温で1時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、濃縮して得られた残渣をカラムク
ロマトグラフィーに付し、3−(3−オキソ−2H−
1,4−ベンズオキサジン−6−イル)−1−メチル−
6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピラジン(本発明化合物2−1;mp 191.1 ℃)0.4
5 g(収率48%)を得た。 (5) 3−(3−オキソ−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−6−イル)−1−メチル−6−トリフルオロメ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明
化合物2−1)0.15gをN,N−ジメチルホルムアミド
0.92mlに溶解し、炭酸カリウム 0.127gとプロパルギル
ブロミド70μlを加え60℃で2時間攪拌した。反応
終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、3−(3−オキソ−4−プロパルギ
ル−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル)−1
−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピラジン(本発明化合物2-13;mp 129.
2 ℃) 0.12g(収率74%)を得た。 製造例5 (1) 3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−
6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピラジン(化合物1-1005) 2.93gをN,N−ジメチル
ホルムアミド15mlに溶解し、炭酸カリウム2.07gおよ
びヨウ化メチル1.25mlを加えて、100℃で2日間攪拌
した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エ
チル=6:1)に付し、3−(4−クロロ−2−フルオ
ロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物
1-11; mp83.2℃) 1.98g(収率65%)を得た。 (2) 濃硫酸3.3mlに、5℃において3−(4−クロ
ロ−2−フルオロフェニル)−1−メチル−6−トリフ
ルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン
(本発明化合物1-11) 0.50gを添加した。さらに61%
硝酸0.17mlを加え、室温で1時間攪拌した。反応終了
後、反応液を氷水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、3−(4−クロロ−2−
フルオロ−5−ニトロフェニル)−1−メチル−6−ト
リフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラ
ジン(本発明化合物1-17;mp98.3℃) 0.55g(収率9
5%)を得た。 (3) 鉄粉0.37gを酢酸5.3mlおよび水2.0mlの混合
液に加えた。そこに3−(4−クロロ−2−フルオロ−
5−ニトロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロ
メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発
明化合物1-17) 0.39gの酢酸1.0ml溶液を徐々に滴下
し、室温で3.5時間攪拌した。反応終了後、反応液を氷
水に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2
回、さらに飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、濃縮して、3−(5−アミノ−4−クロロ−
2−フルオロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオ
ロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本
発明化合物1-23)0.16g(収率46%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 3.66(s, 3H) 、4.1 〜4.5(br, 2H) 、7.01(d,
1H, J=6.4Hz)、7.11(d, 1H, J=9.5Hz)、7.82(s,1H) (4) 3−(5−アミノ−4−クロロ−2−フルオロ
フェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2
−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-
23) 0.10gをピリジン0.62mlに溶解し、塩化メタンスル
ホニル36μlを滴下した後、室温で5時間攪拌した。
反応終了後、反応液を水にあけ、クロロホルムで抽出し
た。有機層を2規定塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウ
ム、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、3−〔4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−(メタンスルホニルアミノ)フェニル〕−1−
メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-37;mp 168.5
℃)91mg(収率73%)を得た。 製造例6 3−(5−アミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニ
ル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-23) 0.
12gと2−ブロモプロピオン酸エチル70μlの混合物
を140℃で3時間攪拌した。反応終了後、反応液を水
にあけ酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
3−{4−クロロ−5−〔1−(エトキシカルボニル)
エチルアミノ〕−2−フルオロフェニル}−1−メチル
−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピラジン(本発明化合物1-90)80mg(収率51
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 1.26(t, 3H, J=7.1Hz)、1.52(d, 3H, J=6.8H
z)、3.67(s, 3H) 、4.1 〜4.3(m, 3H)、4.7 〜4.8(br,
1H) 、6.83(d, 1H, J=6.2Hz)、7.17(d, 1H, J=9.6Hz)、
7.81(s, 1H) 製造例7 (1) 10%パラジウム−炭素79mgを窒素雰囲気下
で3−(4−フルオロ−5−ニトロフェニル)−1−メ
チル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−
ジヒドロピラジン(本発明化合物1-13)0.30gの酢酸エ
チル12ml溶液に加えた後、1気圧で水素置換し、室温
で3時間攪拌した。反応終了後、反応液をセライトでろ
過し、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、3−(5−アミノ−4−フルオロ
フェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2
−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-
19)0.13 g(収率47%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 3.66(s, 3H) 、3.7 〜3.9(br, 2H) 、7.05(d,
d, 1H, J=10.7Hz, 8.7Hz) 、7.80(s, 1H) 、7.7〜7.9
(m, 1H)、7.89(d, d, 1H, J=8.9Hz, 2.2Hz) (2) 3−(5−アミノ−4−フルオロフェニル)−
1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-19) 0.12g
と2−ブロモプロピオン酸エチル0.23gの混合物を13
0℃で3時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−
{5−〔1−(エトキシカルボニル)エチルアミノ〕−
4−フルオロフェニル}−1−メチル−6−トリフルオ
ロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本
発明化合物1-355;mp 78.2℃)52mg(収率32%)
を得た。 製造例8 (1) 3−(2,4−ジクロロフェニル)−6−トリ
フルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジ
ン(化合物1-1007) 1.20gをN,N−ジメチルホルムア
ミド6.0mlに溶解し、炭酸カリウム0.83gおよびヨウ化
メチル0.51mlを加えて、100℃で2日間攪拌した。反
応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=
5:1)に付し、3−(2,4−ジクロロフェニル)−
1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-332)0.81g
(収率62%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 3.68(s, 3H) 、7.35(d, d, 1H, J=8.3Hz, 1.9H
z)、7.42(d, 1H, J=8.3Hz)、7.50(d, 1H, J=1.9Hz)、7.
84(s, 1H) (2) 濃硫酸1.7mlに、5℃において3−(2,4−
ジクロロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明
化合物1-332)0.26gを添加した。さらに61%硝酸85
μlを加え、室温で1時間攪拌した。反応終了後、反応
液を氷水に加え、クロロホルムで抽出した。有機層を
水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、3−(2,4−ジクロロ−5
−ニトロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明
化合物1-333;mp 114.3℃) 0.29g(収率95%)を得
た。 (3) 鉄粉0.59gを酢酸5.3mlおよび水3.2mlの混合
液に加えた。そこに3−(2,4−ジクロロ−5−ニト
ロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物
1-333)0.65gの酢酸1.6ml溶液を徐々に滴下した。室温
で2時間攪拌した。反応終了後、反応液を氷水に注加
し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、濃縮して、3−(5−アミノ−
2,4−ジクロロフェニル)−1−メチル−6−トリフ
ルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン
(本発明化合物1-334;mp 188.7℃) 0.49g(収率82
%)を得た。 (4) 3−(5−アミノ−2,4−ジクロロフェニ
ル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-334)0.
15gをピリジン0.88mlに溶解し、塩化メタンスルホニル
52μlを滴下した後、室温で5時間攪拌した。反応終
了後、反応液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。有
機層を2規定塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウムおよび
飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、3−(2,4−ジクロロ−5−メタ
ンスルホニルアミノフェニル)−1−メチル−6−トリ
フルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジ
ン(本発明化合物1-343;mp 189.2℃)45mg(収率2
5%)を得た。 製造例9 3−(5−アミノ−2,4−ジクロロフェニル)−1−
メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-334)0.15gと2−
ブロモプロピオン酸エチル172μlの混合物を15 0
℃で3時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−
{2,4−ジクロロ−5−〔1−(エトキシカルボニ
ル)エチルアミノ〕フェニル}−1−メチル−6−トリ
フルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジ
ン(本発明化合物1-336)92mg(収率48%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 1.26(t, 3H, J=7.2Hz)、1.51(d, 3H, J=7.0H
z)、3.67(s, 3H) 、4.1 〜4.2(m, 1H)、4.21(d, q,2H,
J=7.2Hz, 1.6Hz)、4.94(d, 1H, J=7.7Hz)、6.65(s, 1H)
、7.40(s, 1H) 、7.81(s, 1H) 製造例10 (1) 3−(5−アミノ−2,4−ジクロロフェニ
ル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-334)0.
35gと塩化蟻酸エチル3.1mlの混合物を100℃で2時
間攪拌した。反応終了後、反応液を室温まで放冷し、過
剰の塩化蟻酸エチルを減圧下に留去した。残渣をヘキサ
ンで再結晶し、3−(2,4−ジクロロ−5−エトキシ
カルボニルアミノフェニル)−1−メチル−6−トリフ
ルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン
(本発明化合物1-346;mp 116.2℃) 0.32g(収率79
%)を得た。 (2) 水素化ナトリウム(60%油性)20mgとテト
ラヒドロフラン1.3mlの混合物を0℃に冷却した。そこ
に3−(2,4−ジクロロ−5−エトキシカルボニルア
ミノフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合
物1−346)0.21gのテトラヒドロフラン1.3ml溶液を滴
下した。0℃で10分間攪拌した後、プロパルギルブロ
ミド42μlを加え、0℃で1時間攪拌した。反応終了
後、反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液にあけ、ジエ
チルエーテルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、3−{2,4−ジクロロ−
5−〔N−(エトキシカルボニル)プロパルギルアミ
ノ〕フェニル}−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合
物1-351;mp 132.3℃) 36mg(収率16%)を得た。 製造例11 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェ
ニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-61)
0.15gをN,N−ジメチルホルムアミド0.50mlに溶解
し、炭酸カリウム97mgおよびブロモ酢酸メチル48μ
lを加えて、室温で1時間攪拌した。反応終了後、反応
液を水にあけ酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、3−{4−クロロ−2−フルオロ−5−〔(メト
キシカルボニル)メトキシ〕フェニル}−1−メチル−
6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピラジン(本発明化合物1-165;mp 116.6℃) 97mg
(収率53%)を得た。 製造例12 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェ
ニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-61)
70mg、N,N−ジメチルホルムアミド0.25ml、炭酸カ
リウム36mgおよびブロモ酢酸エチル38mgを用い、製
造例11に準じ、3−{4−クロロ−2−フルオロ−5
−〔(エトキシカルボニル)メトキシ〕フェニル}−1
−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-166;mp87.5〜
87.9℃)83mg (収率94%)を得た。 製造例13 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェ
ニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-61)1
00mg、N,N−ジメチルホルムアミド0.60ml、炭酸カリ
ウム64mgおよびクロロ酢酸ペンチル56mgを用い、製
造例11に準じ、3−{4−クロロ−2−フルオロ−5
−〔(ペントキシカルボニル)メトキシ〕フェニル}−
1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-169) 116mg
(収率83%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 0.88(t, 3H, J=6.9Hz)、1.2 〜1.4(m, 4H)、1.
65((t, t, 2H, J=7.0, 6.9Hz) 、3.68(s, 3H) 、4.20
(t, 2H, J=6.9Hz)、4.70(s, 2H) 、7.22(d, 1H, J=6.0H
z)、7.27(d, 1H, J=9.4Hz)、7.83(s, 1H) 製造例14 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェ
ニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-61)1
00mg、N,N−ジメチルホルムアミド0.60ml、炭酸カリ
ウム64mgおよびブロモ酢酸t−ブチル66mgを用い、
製造例11に準じ、3−{4−クロロ−2−フルオロ−
5−〔(t−ブトキシカルボニル)メトキシ〕フェニ
ル}−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-356) 1
30mg(収率96%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 1.48(s, 9H) 、3.68(s, 3H) 、4.59(s, 2H) 、
7.20(d, 1H, J=6.2Hz)、7.26(d, 1H, J=9.4Hz)、7.82
(s, 1H) 製造例15 3−{4−クロロ−2−フルオロ−5−〔(メトキシカ
ルボニル)メトキシ〕フェニル}−1−メチル−6−ト
リフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラ
ジン(本発明化合物1-165)100mg のプロパノール1.0ml
溶液にパラトルエンスルホン酸−水和物10mgを加えて
5時間加熱還流した。反応終了後、反応液を室温に冷却
し、過剰のプロパノールを減圧下に留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−{4−
クロロ−2−フルオロ−5−〔(プロポキシカルボニ
ル)メトキシ〕フェニル}−1−メチル−6−トリフル
オロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン
(本発明化合物1-167)76mg(収率71%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 0.92(t, 3H, J=7.4Hz)、1.68(t,q, 2H, J=7.4
Hz, 6.7Hz)、3.67(s, 3H) 、4.16(t, 2H, J=6.7Hz)、4.
71(s, 2H) 、7.23(d, 1H, J=6.2Hz)、7.26(d, 1H, J=9.
5Hz)、7.83(s, 1H) 製造例16 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェ
ニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-61)
70mgをN,N−ジメチルホルムアミド0.25mlに溶解
し、炭酸カリウム36mgおよび臭化プロパルギル27mg
を加えて50℃で2時間攪拌した。反応終了後、反応液
を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、3−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−(プロパ
ルギルオキシ)フェニル〕−1−メチル−6−トリフル
オロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン
(本発明化合物1-156;mp 106.9〜107.1 ℃)76mg
(収率96%)を得た。 製造例17 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェ
ニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-61)1
00mgをN,N−ジメチルホルムアミド0.60mlに溶解し、
炭酸カリウム64mgおよび3−ブロモ−1−ブチン45
mgを加えて70℃で1時間攪拌した。反応終了後、反応
液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し
て得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、3−{4−クロロ−2−フルオロ−5−(3−
ブチン−2−イルオキシ)フェニル}−1−メチル−6
−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピラジン(本発明化合物1-157)96mg(収率83%)を
得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 1.72(d, 3H, J=6.7Hz)、2.52(d, 1H, J=2.1H
z)、3.69(s, 3H) 、4.88(d, q, 1H, J=6.7Hz, 2.1Hz)、
7.25(d, 1H, J=9.5Hz)、7.46(d, 1H, J=6.2Hz)、7.84
(s, 1H) 製造例18 (1) 3−(2,4−ジクロロ−5−メトキシフェニ
ル)−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−
ジヒドロピラジン(化合物1-1009) 2.20gをN,N−ジ
メチルホルムアミド12 mlに溶解し、炭酸カリウム1.34
gおよびヨウ化メチル0.81mlを加えて、100℃で2日
間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:
酢酸エチル=5:1)に付し、3−(2,4−ジクロロ
−5−メトキシフェニル)−1−メチル−6−トリフル
オロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン
(本発明化合物1-358;mp 130.6℃)1.11g(収率48
%)を得た。 (2) 3−(2,4−ジクロロ−5−メトキシフェニ
ル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-358)1.
00g および48%臭化水素酸16mlの混合物を酢酸5.7m
l に溶解し、140℃で1時間攪拌した。反応終了後、
反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和炭酸水素ナトリウム水、水、および飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、3−(2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシフェニ
ル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-357;m
p 173.5℃)0.74g(収率77%)を得た。 (3) 3−(2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシフェ
ニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-357)
0.15gをN,N−ジメチルホルムアミド0.90mlに溶解
し、炭酸カリウム0.092 gおよび2−ブロモプロピオン
酸メチル54 μlを加えて、室温で1時間攪拌した。反
応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、3−(2,4−ジクロロ−5−
(1−メトキシカルボニルエトキシ)フェニル)−1−
メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-387) 0.184g(収
率98%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 1.68(d, 3H, J=6.8Hz)、3.68(s, 3H) 、3.75
(s, 3H)、4.77(q, 1H, J=6.8Hz)、6.99(s, 1H) 、7.51
(s, 1H)、7.83(s, 1H) 製造例19 3−(2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシフェニル)−
1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-357)0.15
gをN,N−ジメチルホルムアミド0.90mlに溶解し、炭
酸カリウム92 mgおよびブロモ酢酸エチル82mgを加
えて、室温で1時間攪拌した。反応終了後、反応液を水
にあけ酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
3−{2,4−ジクロロ−5−〔(エトキシカルボニ
ル)メトキシ〕フェニル}−1−メチル−6−トリフル
オロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン
(本発明化合物1-380)179mg(収率96%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 1.28(t, 3H, J=7.4Hz)、3.68(s, 3H) 、4.26
(q, 2H, J=7.4Hz)、4.69(s, 2H) 7.00(s, 1H) 、7.52
(s, 1H)、7.83(s, 1H) 製造例20 3−(2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシフェニル)−
1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-357)150
mgをN,N−ジメチルホルムアミド0.90mlに溶解し、炭
酸カリウム92mgおよび臭化プロパルギル58mgを加え
て室温で1時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3
−〔2,4−ジクロロ−5−(プロパルギルオキシ)フ
ェニル〕−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−
オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-37
0;mp 123.7℃)160mg(収率96%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 2.56(t, 1H, J=2.4Hz)、3.69(s, 3H) 、4.78
(d, 2H, J=2.4Hz)、7.18(s, 1H) 7.52(s, 1H) 、7.85
(s, 1H) 製造例21 3−(2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシフェニル)−
1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-357)150mg
をN,N−ジメチルホルムアミド0.90mlに溶解し、炭酸
カリウム92mgおよび3−ブロモ−1−ブチン65mgを
加えて室温で1時間攪拌した。反応終了後、反応液を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、3−{2,4−ジクロロ−5−(3−ブチン−2−
イルオキシ)フェニル}−1−メチル−6−トリフルオ
ロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本
発明化合物1-371)159mg(収率92%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 1.72(d, 3H, J=6.6Hz)、2.52(d, 1H, J=2.0H
z)、3.69(s, 3H) 、4.87(d, q, 1H, J=6.6Hz, 2.0Hz)、
7.26(s, 1H) 、7.51(s, 1H) 、7.84(s, 1H) 製造例22 3−(5−アミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニ
ル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化合物1-23) 0.
12gと2−ブロモプロピオン酸メチル247mgの混合
物を140℃で3時間攪拌した。反応終了後、反応液を
水にあけ酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、3−{4−クロロ−5−〔1−(メトキシカルボニ
ル)エチルアミノ〕−2−フルオロフェニル}−1−メ
チル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−
ジヒドロピラジン(本発明化合物1-89)125mg(収率
83%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 1.53(d, 3H, J=6.9Hz)、3.67(s, 3H) 、3.75
(s, 3H) 、4.1 〜4.2(m, 1H)、4.7 〜4.8(br, 1H)、6.8
2(d, 1H, J=6.2Hz)、7.17(d, 1H, J=9.5Hz)、7.82(s, 1
H) 製造例23 3−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−6−
トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピ
ラジン(化合物1-1017) 2.0 gをN,N−ジメチルホル
ムアミド10mlに溶解し、炭酸カリウム1.3 gおよびヨウ
化メチル1.8mlを加えて、100℃で2日間攪拌した。
反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル
=10:1)に付し、先に溶出されるO−メチル化され
た3−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−メトキシ
−5−メチル−6−トリフルオロメチルピラジン)1.90
gおよび後から溶出される目的化合物である3−(2,
4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−5−メチル−
6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピラジン(本発明化合物1-515) 0.34 g(収率15
%)を各々得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 2.59(q, 3H,J=4.5Hz)3.69(q, 3H,J=1.9Hz)、7.
33(d, d, 1H, J=8.2Hz, 2.0Hz)、7.42(d, 1H, J=8.2H
z)、7.49(d, 1H, J=2.0Hz) 製造例24 3−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−6−
ジフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラ
ジン(化合物1-1026) 0.2 gをN,N−ジメチルホルム
アミド 2mlに溶解し、炭酸カリウム0.26gおよびヨウ化
メチル0.36g を加えて、100℃で2日間攪拌した。反
応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=
4:1)に付し、先に溶出されるO−メチル化された3
−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−メトキシ−5
−メチル−6−ジフルオロメチルピラジン)0.033 gお
よび後から溶出される目的化合物である3−(2,4−
ジフルオロフェニル)−1−メチル−5−メチル−6−
ジフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラ
ジン(本発明化合物1-653) 0.043g(収率21%)を各
々得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 2.51(t, 3H,J=2.6Hz)、 3.73(t, 3H,J=1.4H
z)、6.86(t,1H,J=52Hz) 、7.34(d, d, 1H, J=8.1Hz, 1.
8Hz)、7.41(d, 1H, J=8.1Hz)、7.49(d, 1H, J=1.8Hz) 製造例25 亜硝酸t−ブチル0.30g 、アクリル酸エチル4.1ml 、お
よび塩化第二銅0.39gをアセトニトリル10mlに注加し、
0℃に冷却した。これに3−(5−アミノ−2,4−ジ
クロロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(本発明化
合物1-334 )0.63g をアセトニトリル8ml に溶解した溶
液を徐徐に滴下し、室温で半日攪拌した。反応終了後、
反応液を1規定塩酸5mlにあけ、ジエチルエ−テルで抽
出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮
して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
−に付し、3−{2,4−ジクロロ−5−(2−クロロ
−2−エトキシカルボニルエチル)フェニル}−1−メ
チル−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−
ジヒドロピラジン(本発明化合物1-418 )0.46g (収率
53%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 1.26(t, 3H,J=7.1Hz) 、 3.28(d,d,1H,J=14Hz
、8,1Hz)、 3.51(d,d,1H,J=14Hz 、6.8Hz)、3.68(s,3
H)、4.1 〜4.3(m,2H) 、4.56(d,d,1H,J=8.1Hz 、6.8H
z)、7.42(s,1H)、7.54(s,1H)、7.84(s,1H)
【0035】次に、本発明化合物の例のいくつかを化合
物番号とともに表1〜表5に示す。尚、表中のnはノル
マルを、iはイソを、cはシクロを、tはターシャリー
をそれぞれ表す。
【表1】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【表2】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【表3】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【表4】
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
【0093】
【0094】
【表5】
【0095】
【0096】次に、本発明化合物を製造する際の中間体
化合物である一般式 化7の化合物の製造例を示す。 中間体の製造例1 炭酸ナトリウム121gと水400mlを混合した溶液
に、1,1−ジブロモ−3,3,3−トリフルオロアセ
トン77.1gを反応液の温度が55℃以下になる速度で滴
下した。滴下終了後、室温で30分攪拌したのち、水5
00ml、次いで2−アミノ−2−(2,4−ジフルオロ
フェニル)アセトアミド40gを加え、2時間60℃で
反応させた。反応終了後、反応液を10℃以下に冷却
し、濃塩酸80mlを同温で加えて酸性としたのち、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=4:1)に付し、目的化合物である3
−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−トリフルオロ
メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(化合
物1-1004;mp 178.9℃)23.3g(収率 39%)を
得た。尚、さらに上記溶媒系にて溶出を続けると、位置
異性体である3−(2,4−ジフルオロフェニル)−5
−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピラジン(mp 164.6 ℃)13.2gを得た。 中間体の製造例2 炭酸ナトリウム17.2gと水61mlを混合した溶液に、
1,1−ジブロモ−3,3,3−トリフルオロアセトン
10.9gを反応液の温度が55℃以下になる速度で滴下し
た。滴下終了後、室温で30分攪拌したのち、水84m
l、次いで2−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−メトキシフェニル)アセトアミド7.10gを加
え、2時間60℃で反応させた。反応終了後、反応液を
10℃以下に冷却し、濃塩酸9.2mlを同温で加えて酸性
としたのち、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃
縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)に付し、
目的化合物である3−(4−クロロ−2−フルオロ−5
−メトキシフェニル)−6−トリフルオロメチル−2−
オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(化合物1-1008)3.
61g(収率 37%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 3.93(s, 3H) 、7.18(d, 1H, J=6.1Hz)、7.27
(d, 1H, J=10.0Hz) 、8.55(s, 1H) 中間体の製造例3 炭酸ナトリウム28gと水100mlを混合した溶液に、
1,1−ジブロモ−3,3,3−トリフルオロアセトン
18.0gを反応液の温度が55℃以下になる速度で滴下し
た。滴下終了後、室温で30分攪拌したのち、水125
ml、次いで2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)
アセトアミド8.4gを加え、2時間60℃で反応させ
た。反応終了後、反応液を10℃以下に冷却し、濃塩酸
20mlを同温で加えて酸性としたのち、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エ
チル=5:1)に付し、目的化合物である3−(4−フ
ルオロフェニル)−6−トリフルオロメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピラジン(化合物1-1001)2.45g
(収率 19%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 7.1 〜7.3(m, 2H)、8.3 〜8.4(m, 2H)、8.48
(s, 1H) 中間体の製造例4 炭酸ナトリウム35.5gと水120mlを混合した溶液に、
1,1−ジブロモ−3,3,3−トリフルオロアセトン
22.7gを反応液の温度が55℃以下になる速度で滴下し
た。滴下終了後、室温で30分攪拌したのち、水150
ml、次いで2−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオ
ロフェニル)アセトアミド12.8gを加え、2時間60℃
で反応させた。反応終了後、反応液を10℃以下に冷却
し、濃塩酸20mlを同温で加えて酸性としたのち、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=4:1)に付し、目的化合物である3
−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−6−トリフ
ルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン
(化合物1-1005;mp 83.2℃)5.83g(収率 32
%)を得た。尚、さらに上記溶媒系にて溶出を続ける
と、位置異性体である3−(4−クロロ−2−フルオロ
フェニル)−5−トリフルオロメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピラジン4.32gを得た。 中間体の製造例5 炭酸ナトリウム7.9gと水31mlを混合した溶液に、
1,1−ジブロモ−3,3,3−トリフルオロアセトン
5.1gを反応液の温度が55℃以下になる速度で滴下し
た。滴下終了後、室温で30分攪拌したのち、水39m
l、次いで2−アミノ−2−(2,4−ジクロロフェニ
ル)アセトアミド3.1gを加え、2時間60℃で反応さ
せた。反応終了後、反応液を10℃以下に冷却し、濃塩
酸5.4mlを同温で加えて酸性としたのち、酢酸エチルで
抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸
エチル=4:1)に付し、目的化合物である3−(2,
4−ジクロロフェニル)−6−トリフルオロメチル−2
−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(化合物1-1007;
mp 192.8℃)1.54g(収率 35%)を得た。尚、さ
らに上記溶媒系にて溶出を続けると、位置異性体である
3−(2,4−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロ
メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジン(mp
131.7℃)0.53 gを得た。 中間体の製造例6 炭酸ナトリウム16.7gと水60mlを混合した溶液に、
1,1−ジブロモ−3,3,3−トリフルオロアセトン
10.6gを反応液の温度が55℃以下になる速度で滴下し
た。滴下終了後、室温で30分攪拌したのち、水80m
l、次いで2−アミノ−2−(2,4−ジクロロ−5−
メトキシフェニル)アセトアミド7.42gを加え、2時間
60℃で反応させた。反応終了後、反応液を10℃以下
に冷却し、濃塩酸9.0 mlを同温で加えて酸性としたの
ち、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で
順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)に付し、目的化合
物である3−(2,4−ジクロロ−5−メトキシフェニ
ル)−6−トリフルオロメチル−2−オキソ−1,2−
ジヒドロピラジン(化合物1-1009)2.20g(収率 22
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 3.90(s, 3H) 、7.03(s, 1H) 、7.53(s, 1H) 、
8.58(s, 1H) 中間体の製造例7 炭酸ナトリウム2.66gと水10mlを混合した溶液に、
3,3−ジブロモ−1,1,1−トリフルオロ−2−ブ
タノン1.78gを反応液の温度が55℃以下になる速度で
滴下した。滴下終了後、室温で30分攪拌したのち、水
13ml、次いで2−アミノ−2−(2,4−ジクロロフ
ェニル)アセトアミド1.04gを加え、3時間60℃で反
応させた。反応終了後、反応液を10℃以下に冷却し、
濃塩酸2.1mlを同温で加えて酸性としたのち、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:
酢酸エチル=5 :1)に付し、目的化合物である3−
(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−6−トリ
フルオロメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピラジ
ン(化合物1-1017)0.27g(収率 18%)を得た。さ
らに(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:1)の溶
媒系にて溶出を続け、3−(2,4−ジクロロフェニ
ル)−5−メチル−6−ジフルオロメチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピラジン(化合物1-1026)0.19 g
(収率 13 %)を得た。 化合物1-10171 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 2.68(q, 3H,J=1.8Hz) 、7.3 〜7.4(m, 2H)、7.
52(d, 1H,J=1.7Hz) 化合物1-10261 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) ) 2.58(t, 3H,J=2.0Hz) 、6.67(t,1H ,J=54H
z)、7.36(d,d,1H,J=8.2Hz,1.8Hz)、7.42(d,1H,8.2Hz)、
7.52(d, 1H,J=1.8Hz)
【0097】次に、本発明化合物を製造する際の原料化
合物である一般式 化50のアミノ酸アミド化合物の製
造例を示す。 参考製造例1 (1) シアン化ナトリウム20.7g、濃アンモニア水
(28%)31ml、水27ml、塩化アンモニウム30.8g
の混合物を15℃で1時間攪拌したのち、同温でエーテ
ル20mlを加えた。反応液を2.5 〜4℃に冷却し、同温
で2,4−ジフルオロベンズアルデビド50gを加え、
さらにアンモニアガスを− 0.5℃〜1℃で3時間反応液
中へ注入し、同温で2時間攪拌した後、室温で一夜攪拌
した。反応終了後、反応液をエーテルで抽出し、有機層
を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後、濃縮した。得られた結晶を再結晶するこ
とより、2−アミノ−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)アセトニトリル47.1gを得た。 収率 80% mp 52.0℃ (2) 水2.67gに濃硫酸51gを加え、さらに2−ア
ミノ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)アセトニト
リル40gを氷冷下に加えた後、50℃〜60℃で3時
間加熱攪拌した。反応終了後、反応液を氷冷した濃アン
モニア水250ml中へ、溶液の温度が20℃以下になる
ように注加した。生じた結晶を濾取し、さらに濾液を酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮した。残渣と先に
濾取した結晶を併せ、再結晶し、2−アミノ−2−
(2,4−ジフルオロフェニル)アセトアミド27.2gを
得た。 収率 61% mp 142.9 ℃ 参考製造例2 (1) 濃硫酸39gと水149mlの混合物に、4−ク
ロロ−2−フルオロ−5−メトキシアニリン34.2gのジ
エチルエーテル30ml溶液を室温で滴下した後、40〜
50℃で50分間攪拌した。同温でジエチルエーテルを
留去した後、反応液を0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム
14.8gの水33ml溶液を反応系の温度が10℃以下を保
つ速度で加えた。次いで反応液の温度が上昇しない様留
意し、セライトろ過を行った。このろ液を、ヨウ化カリ
ウム64.7gの水100ml溶液に、反応系の温度が10℃
以下を維持する速度で滴下した。この滴下と同時にヘキ
サン100mlとジエチルエーテル100mlを加え、同温
で2時間攪拌した。反応終了後、反応液をジエチルエー
テルで抽出し有機層を飽和チオ硫酸ナトリウム水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−クロロ
−4−フルオロ−5−ヨード−1−メトキシベンゼン2
5.7gを得た。収率 47%1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 3.88(s, 3H) 、7.12(d, 1H, J=7.2Hz)、7.22
(d, 1H, J=5.4Hz) (2) 2−クロロ−4−フルオロ−5−ヨード−1−
メトキシベンゼン36.3g、蟻酸ナトリウム12.9g、ジク
ロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム1.78g
およびN,N−ジメチルホルムアミド113mlの混合物
に一酸化炭素を90〜100℃で12時間かけて注入し
つつ攪拌した。反応終了後、反応液を室温に戻し、希塩
酸を加えて希釈した後、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシ
ベンズアルデヒド7.09gを得た。 収率 30%1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 3.94(s, 3H) 、7.27(d, 1H, J=9.4Hz)、7.35
(d, 1H, J=5.9Hz)、10.30(s, 1H) (3) シアン化ナトリウム4.4g、濃アンモニア水
(28%)6.6ml、水5.3ml 、塩化アンモニウム6.6g
の混合物を15℃で1時間攪拌したのち、同温でエーテ
ル4.3mlを加えた。反応液を2.5 〜4℃に冷却し、同温
で4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシベンズアル
デビド14.2gのメタノール13.1ml溶液を加え、さらにア
ンモニアガスを− 0.5℃〜1℃で3時間反応液中へ注入
し、同温で2時間攪拌した後、室温で一夜攪拌した。反
応終了後、反応液をエーテルで抽出し、有機層を水、次
いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た後、濃縮した。得られた結晶を再結晶することより、
2−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メ
トキシ)アセトニトリル15.3gを得た。 収率 95%1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 1.9 〜2.1(br,2H) 、3.93(s, 3H) 、5.10(t, 1
H, J=6.7Hz)、7.09(d, 1H, J=6.5Hz)、7.20(d,1H, J=9.
3Hz) (4) 水0.33gに濃硫酸3.6gを加え、さらに2−ア
ミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシ
フェニル)アセトニトリル3.6gを氷冷下に加えた後、
50℃〜60℃で3時間加熱攪拌した。反応終了後、反
応液を氷冷した濃アンモニア水15ml中へ、溶液の温度
が20℃以下になるように注加した。生じた結晶を濾取
し、さらに濾液を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃
縮した。残渣と先に濾取した結晶を併せ、再結晶し、2
−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メト
キシフェニル)アセトアミド2.45gを得た。 収率 68% mp 161.7 ℃ 参考製造例3 (1) シアン化ナトリウム9.5g、濃アンモニア水
(28%)14.1ml、水10.6ml、塩化アンモニウム14.1g
の混合物を15℃で1時間攪拌したのち、同温でエーテ
ル20mlを加えた。反応液を2.5 〜4℃に冷却し、同温
で4−フルオロベンズアルデビド20gを加え、さらに
アンモニアガスを− 0.5℃〜1℃で3時間反応液中へ注
入し、同温で2時間攪拌した後、室温で一夜攪拌した。
反応終了後、反応液をエーテルで抽出し、有機層を水、
次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後、濃縮した。得られた結晶を再結晶することよ
り、2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセト
ニトリル20gを得た。 収率 83% mp 77.9℃ (2) 水1.45gに濃硫酸30gを加え、さらに2−ア
ミノ−2−(4−フルオロフェニル)アセトニトリル2
0gを氷冷下に加えた後、50℃〜60℃で3時間加熱
攪拌した。反応終了後、反応液を氷冷した濃アンモニア
水200ml中へ、溶液の温度が20℃以下になるように
注加した。生じた結晶を濾取し、さらに濾液を酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥したのち濃縮した。残渣と先に濾取し
た結晶を併せ、再結晶し、2−アミノ−2−(4−フル
オロフェニル)アセトアミド8.4gを得た。 収率 38% 参考製造例4 (1) シアン化ナトリウム18.5g、濃アンモニア水
(28%)23ml、水24ml、塩化アンモニウム27.6g
の混合物を15℃で1時間攪拌したのち、同温でエーテ
ル18mlを加えた。反応液を2.5 〜4℃に冷却し、同温
で4−クロロ−2−フルオロベンズアルデビド50gを
加え、さらにアンモニアガスを− 0.5℃〜1℃で3時間
反応液中へ注入し、同温で2時間攪拌した後、室温で一
夜攪拌した。反応終了後、反応液をエーテルで抽出し、
有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−アミノ−2
−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)アセトニトリ
ル32.9gを得た。 収率 57%1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 1.5 〜1.7(br,1H) 、1.9 〜2.1(br, 1H) 、5.0
〜5.1(br, 1H) 、7.16(d, 1H, J=10.2Hz) 、7.22(d,
d, 1H, J=8.2Hz, 2.7Hz)、7.51(d, d, 1H, J=8.2Hz, 8.
0Hz) (2) 水1.03gに濃硫酸20gを加え、さらに2−ア
ミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)アセ
トニトリル17gを氷冷下に加えた後、50℃〜60℃
で3時間加熱攪拌した。反応終了後、反応液を氷冷した
濃アンモニア水100ml中へ、溶液の温度が20℃以下
になるように注加した。生じた結晶を濾取し、さらに濾
液を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮した。残渣
と先に濾取した結晶を併せ、再結晶し、2−アミノ−2
−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)アセトアミド
15.3gを得た。 収率 82%1 H−NMR(CDCl3 /TMS,250MHz,δ
(ppm)) 1.7 〜2.0(br,2H) 、4.70(s, 1H) 、5.8 〜6.0
(br, 1H) 、6.9 〜7.1(br, 1H) 、7.10(d, 1H,J=10.2H
z) 、7.15(d, d, 1H, J=6.5Hz, 2.2Hz)、7.31(d, d, 1
H, J=8.6Hz, 6.5Hz) 参考製造例5 (1) シアン化ナトリウム33.6g、濃アンモニア水
(28%)50ml、水40ml、塩化アンモニウム50.1g
の混合物を15℃で1時間攪拌したのち、同温でエーテ
ル33mlを加えた。反応液を2.5 〜4℃に冷却し、同温
で2,4−ジクロロベンズアルデビド100gを加え、
さらにアンモニアガスを− 0.5℃〜1℃で3時間反応液
中へ注入し、同温で2時間攪拌した後、室温で一夜攪拌
した。反応終了後、反応液をエーテルで抽出し、有機層
を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後、濃縮した。得られた結晶を再結晶するこ
とより、2−アミノ−2−(2,4−ジクロロフェニ
ル)アセトニトリル97.5gを得た。 収率 85% mp 70.8℃ (2) 水0.54gに濃硫酸11.2gを加え、さらに2−ア
ミノ−2−(2,4−ジクロロフェニル)アセトニトリ
ル10.1gを氷冷下に加えた後、50℃〜60℃で3時間
加熱攪拌した。反応終了後、反応液を氷冷した濃アンモ
ニア水30ml中へ、溶液の温度が20℃以下になるよう
に注加した。生じた結晶を濾取し、さらに濾液を酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮した。残渣と先に濾取
した結晶を併せ、再結晶し、2−アミノ−2−(2,4
−ジクロロフェニル)アセトアミド6.14gを得た。 収率 57% mp 113.8 ℃ 参考製造例6 (1) 濃硫酸37gと水141mlの混合物に、2,4
−ジクロロ−5−メトキシアニリン34.4gのジエチルエ
ーテル28ml溶液を室温で滴下した後、40〜50℃で
50分間攪拌した。同温でジエチルエーテルを留去した
後、反応液を0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム13.8gの
水31ml溶液を反応系の温度が10℃以下を保つ速度で
加えた。次いで反応液の温度が上昇しない様留意し、セ
ライトろ過を行った。このろ液を、ヨウ化カリウム59.5
gの水95ml溶液に、反応系の温度が10℃以下を維持
する速度で滴下した。この滴下と同時にヘキサン100
mlとジエチルエーテル100mlを加え、同温で2時間攪
拌した。反応終了後、反応液をジエチルエーテルで抽出
し有機層を飽和チオ硫酸ナトリウム水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、2,4−ジクロロ−5
−ヨード−1−メトキシベンゼン22.6gを得た。 収率 41%1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 3.88(s, 3H) 、7.32(s, 1H) 、7.43(s, 1H) (2) 2,4−ジクロロ−5−ヨード−1−メトキシ
ベンゼン22.6g、蟻酸ナトリウム7.61g、ジクロロビス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム1.05gおよび
N,N−ジメチルホルムアミド60mlの混合物に一酸化
炭素を90〜100℃で12時間かけて注入しつつ攪拌
した。反応終了後、反応液を室温に戻し、希塩酸を加え
て希釈した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、2,4−ジクロロ−5−メトキシベンズアルデヒド
6.75gを得た。 収率 44%1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 3.95(s, 3H) 、7.44(s, 1H) 、7.49(s, 1H) 、
10.39(s, 1H) (3) シアン化ナトリウム3.80g、濃アンモニア水
(28%)5.74ml、水4.65ml、塩化アンモニウム5.78g
の混合物を15℃で1時間攪拌したのち、同温でエーテ
ル3.8 mlを加えた。反応液を2.5 〜4℃に冷却し、同温
で2,4−ジクロロ−5−メトキシベンズアルデビド1
3.5gのメタノール40ml溶液を加え、さらにアンモニ
アガスを− 0.5℃〜1℃で3時間反応液中へ注入し、同
温で2時間攪拌した後、室温で一夜攪拌した。反応終了
後、反応液をエーテルで抽出し、有機層を水、次いで飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、
濃縮した。得られた結晶を再結晶することより、2−ア
ミノ−2−(2,4−ジクロロ−5−メトキシ)アセト
ニトリル15.0gを得た。 収率 99%1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 1.99(d,2H,J=6.7Hz)、3.96(s, 3H) 、5.21(t,
1H, J=6.7Hz)、7.22(s, 1H) 、7.45(s, 1H) (4) 水0.33gに濃硫酸3.6gを加え、さらに2−ア
ミノ−2−(2,4−ジクロロ−5−メトキシフェニ
ル)アセトニトリル3.6gを氷冷下に加えた後、50℃
〜60℃で3時間加熱攪拌した。反応終了後、反応液を
氷冷した濃アンモニア水15ml中へ、溶液の温度が20
℃以下になるように注加した。生じた結晶を濾取し、さ
らに濾液を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮し
た。残渣と先に濾取した結晶を併せ、再結晶し、2−ア
ミノ−2−(2,4−ジクロロ−5−メトキシフェニ
ル)アセトアミド2.45gを得た。 収率 46%1 H−NMR(CDCl3 /TMS,300MHz,δ
(ppm)) 3.90(s, 3H) 、4.85(s, 1H) 、6.97(s, 1H) 、
7.41(s, 1H)
【0098】次に、本発明化合物を製造する際の中間体
化合物である一般式 化7のピラジン−2−オン化合物
の例を化合物番号と共に表6〜表8に示す。
【表6】
【0099】
【表7】
【0100】
【表8】
【0101】
【0102】次に製剤例を示す。なお、本発明化合物は
(表1)〜(表5)の化合物番号で示す。部は重量部で
ある。 製剤例1 本発明化合物1−1〜1−720 、2−1〜2−294 、3
−1〜3−128 、4−1〜4−137 および5−1〜5−
17の各々50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、
ラリウム硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪素4
5部をよく粉砕混合して各々の水和剤を得る。 製剤例2 本発明化合物1−1〜1−720 、2−1〜2−294 、3
−1〜3−128 、4−1〜4−137 および5−1〜5−
17の各々10部、ポリオキシエチレンスチリルフェニル
エーテル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウ
ム6部、キシレン35部およびシクロヘキサノン35部
をよく混合して各々の乳剤を得る。 製剤例3 本発明化合物1−1〜1−720 、2−1〜2−294 、3
−1〜3−128 、4−1〜4−137 および5−1〜5−
17の各々2部、合成含水酸化珪素2部、リグニンスルホ
ン酸カルシウム2部、ベントナイト30部およびカオリ
ンクレー64部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り
合わせた後、造粒乾燥して各々の粒剤を得る。 製剤例4 本発明化合物1−1〜1−720 、2−1〜2−294 、3
−1〜3−128 、4−1〜4−137 および5−1〜5−
17の各々25部、ポリビニルシルコール10%水溶液5
0部、水25部を混合し、平均粒径が5マイクロメート
ル以下になるまで湿式粉砕して各々の懸濁剤を得る。 製剤例5 ポリビニルアルコール10%水溶液40部中に本発明化
合物1−1〜1−720、2−1〜2−294 、3−1〜3
−128 、4−1〜4−137 および5−1〜5−17の各々
5部を加え、ホモジナイザーにて平均粒径が10マイク
ロメートル以下になるまで乳化分散し、ついで55部の
水を加え、各々濃厚エマルジョンを得る。
【0103】次に、本発明化合物が除草剤の有効成分と
して有用であることを試験例で示す。なお、本発明化合
物は(表1)〜(表5)の化合物番号で示す。除草効力
の評価は、調査時の供試植物(雑草および作物)の出芽
または生育の状態が無処理のそれと比較して全くないし
ほとんど違いがないものを「0」とし、供試植物が完全
枯死または出芽若しくは生育が完全に抑制されているも
のを「5」として、0〜5の6段階に区分し、0、1、
2、3、4、5で示す。除草効力の評価「4」および
「5」は優れた除草効力を意味し、評価「3」以下は不
十分な除草効力を意味する。
【0104】試験例1 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポットに
土壌を詰め、イチビおよびアメリカアサガオを播種し、
温室内で15日間育成した。その後、製剤例2に準じて
供試化合物を乳剤にし、その所定量を1ヘクタールあた
り1000リットル相当の、展着剤を含む水で希釈し、
噴霧器で植物体の上方から茎葉部全面に均一に処理し
た。処理後、19日間温室内で育成し、除草効力を調査
した。その結果を(表9)に示す。
【表9】
【0105】試験例2 畑地土壌処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポットに
土壌を詰め、イチビおよびアメリカアサガオを播種し
た。製剤例2に準じて供試化合物を乳剤にし、その所定
量を1ヘクタールあたり1000リットル相当の水で希
釈し、噴霧器で土壌表面全体に均一に処理した。処理
後、19日間温室内で育成し、除草効力を調査した。そ
の結果を(表10)に示す。
【表10】
【0106】試験例3 水田灌水処理試験 直径9cm、深さ11cmの円筒形プラスチックポットに土
壌を詰め、タイヌビエを播種した。灌水して水田状態に
した後、温室内で育成した。7日後に製剤例2に準じて
供試化合物を乳剤にし、その所定量を水で希釈し、1ア
ールあたり50リットル相当の希釈液を水面に処理し
た。処理後、19日間温室内で育成し、タイヌビエに対
する除草効力を調査した。その結果を(表11)に示
す。
【表11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 43/86 101 A01N 43/86 101 C07D 405/04 241 C07D 405/04 241

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 (式中、R1 は水素原子またはC1−C3アルキル基を
    表し、R2 はC1−C3ハロアルキル基を表し、R3
    1以上のハロゲン原子で置換されてもよいC1−C6ア
    ルキル基、C3−C6アルケニル基、またはC3−C6
    アルキニル基を表し、Qは置換されてもよいフェニル基
    を表す。)で示される化合物。
  2. 【請求項2】Qが一般式 化2 【化2】 (式中、Xは水素原子またはハロゲン原子を表し、 Yはハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基またはトリフル
    オロメチル基を表し、 Z1 は酸素原子、硫黄原子、NH基またはメチレン基を
    表し、 Z2 は酸素原子または硫黄原子を表し、 nは0または1を表し、 Bは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ク
    ロロスルホニル基、−OR10基、−SR10基、−SO2
    OR10基、−N(R10)R11基、−SO2 N(R11)R
    12基、−NR11(COR13)基、−NR11(SO
    2 14)基、−N(SO2 14)(SO2 15)基、−
    N(SO2 14)(COR13)基、−NR11(COOR
    13)基、−COOR13基、−CON(R11)R12基、−
    CSN(R11)R12基、−COR16基、−CR17=CR
    18CHO基、−CR17=CR18COOR 10基、CR17
    CR18CON(R11)R12基、−CH2 CHWCOOR
    13基、または、−CH2 CHWCON(R11)R12基を
    表し、(ここで、Wは水素原子、塩素原子または臭素原
    子を表し、 R10は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C
    6アルケニル基、C3−C6ハロアルケニル基、C3−
    C6アルキニル基、C3−C6ハロアルキニル基、シア
    ノC1−C6アルキル基、C2−C8アルコキシアルキ
    ル基、C2−C8アルキルチオアルキル基、カルボキシ
    C1−C6アルキル基、(C1−C6アルコキシ)カル
    ボニルC1−C6アルキル基、{(C1−C4アルコキ
    シ)C1−C4アルコキシ}カルボニルC1−C6アル
    キル基、(C3−C8シクロアルコキシ)カルボニルC
    1−C6アルキル基、−CH2 CON(R11)R12基、
    −CH2 COON(R11)R12基、−CH(C1−C4
    アルキル)CON(R11)R12基、または、−CH(C
    1−C4アルキル)COON(R11)R12基を表し、 R11とR12はそれぞれ独立して水素原子、C1−C6ア
    ルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C6アル
    ケニル基、C3−C6アルキニル基、シアノC1−C6
    アルキル基、C2−C8アルコキシアルキル基、C2−
    C8アルキルチオアルキル基、カルボキシC1−C6ア
    ルキル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−
    C6アルキル基または、{(C1−C4アルコキシ)C
    1−C4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基
    を表すか、あるいは、R11とR12とで、テトラメチレ
    ン、ペンタメチレンまたはエチレンオキシエチレンを表
    し、 R13は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基またはC3−C8シクロアルキル基を表
    し、 R14とR15はそれぞれ独立してC1−C6アルキル基ま
    たはC1−C6ハロアルキル基を表すか、あるいはメチ
    ル基もしくはニトロ基で置換されてもよいフェニル基を
    表し、 R16は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハ
    ロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6
    ハロアルキニル基、C2−C8アルコキシアルキル基ま
    たはヒドロキシC1−C6アルキル基を表し、 R17およびR18はそれぞれ独立して、水素原子またはC
    1−C6アルキル基を表す。) R4 は水素原子またはC1−C3アルキル基を表し、 R5 は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C3−C6アルケニル基、C3−C6ハ
    ロアルケニル基、C3−C6アルキニル基、C3−C6
    ハロアルキニル基、シアノC1−C6アルキル基、C2
    −C8アルコキシアルキル基、C3−C8アルコキシア
    ルコキシアルキル基、カルボキシC1−C6アルキル
    基、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6ア
    ルキル基、{(C1−C4アルコキシ)C1−C4アル
    コキシ}カルボニルC1−C6アルキル基、(C3−C
    8シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル
    基、−CH2 CON(R11)R12基、−CH2 COON
    (R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)CON
    (R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)COO
    N(R11)R12基、C2−C8アルキルチオアルキル
    基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロ
    アルキルスルホニル基、(C1−C8アルキル)カルボ
    ニル基、(C1−C8アルキルオキシ)カルボニル基ま
    たはヒドロキシC1−C6アルキル基を表し、 R6 はC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル
    基、ホルミル基、シアノ基、カルボキシル基、ヒドロキ
    シC1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシC1−
    C6アルキル基、C1−C6アルコキシC1−C6アル
    コキシC1−C6アルキル基、(C1−C6アルキル)
    カルボニルオキシC1−C6アルキル基、(C1−C6
    ハロアルキル)カルボニルオキシC1−C6アルキル
    基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基または(C
    1−C6アルキル)カルボニル基を表し、 R7 は水素原子またはC1−C3アルキル基を表し、 R8 はC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル
    基、ヒドロキシC1−C6アルキル基、C2−C8アル
    コキシアルキル基、C3−C10アルコキシアルコキシア
    ルキル基、(C1−C5アルキル)カルボニルオキシC
    1−C6アルキル基、(C1−C6ハロアルキル)カル
    ボニルオキシC1−C6アルキル基、カルボキシル基、
    カルボキシC1−C6アルキル基、(C1−C8アルコ
    キシ)カルボニル基、(C1−C6ハロアルコキシ)カ
    ルボニル基、(C3−C10シクロアルコキシ)カルボニ
    ル基、(C3−C8アルケニルオキシ)カルボニル基、
    (C3−C8アルキニルオキシ)カルボニル基、アミノ
    カルボニル基、(C1−C6アルキル)アミノカルボニ
    ル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基、
    (C1−C6アルキル)アミノカルボニルオキシC1−
    C6アルキル基または、ジ(C1−C6アルキル)アミ
    ノカルボニルオキシC1−C6アルキル基を表す。)で
    示される〔Q−1〕、〔Q−2〕、〔Q−3〕、〔Q−
    4〕または〔Q−5〕である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】Qが〔Q−1〕、〔Q−2〕、〔Q−3〕
    または〔Q−4〕であり、 Yがハロゲン原子であり、 Z1 が酸素原子または硫黄原子であり、 Z2 が酸素原子であり、 Bが水素原子、ニトロ基、−OR10基、−SR10基、−
    NHR10基、 −NHSO2 14基、−COOR13基、−CH2 CHW
    COOR13基であり、 (ここでWは水素原子または、塩素原子であり、 R10はC1−C6アルキル基、C3−C6シクロアルキ
    ル基、C3−C6アルケニル基、C3−C6ハロアルケ
    ニル基、C3−C6アルキニル基、シアノC1−C6ア
    ルキル基、または(C1−C6アルコキシ)カルボニル
    C1−C6アルキル基であり、 R13はC1−C6アルキル基であり、 R14はC1−C6アルキル基である。) R5 がC1−C6アルキル基、C3−C6アルケニル基
    またはC3−C6アルキニル基であり、 R6 がC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル
    基、ホルミル基、ヒドロキシメチル基、C1−C6アル
    コキシメチル基、C1−C6アルキルカルボニルオキシ
    メチル基またはC1−C6アルコキシカルボニル基であ
    り、 R7 が水素原子またはメチル基であり、 R8 がメチル基、ヒドロキシメチル基、C1−C6アル
    コキシメチル基、(C1−C5アルキル)カルボニルオ
    キシメチル基、カルボキシル基または(C1−C6アル
    コキシ)カルボニル基である請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】R2 がトリフルオロメチル基である請求項
    1、2または3記載の化合物。
  5. 【請求項5】Qが〔Q−1〕である請求項2記載の化合
    物。
  6. 【請求項6】Qが〔Q−2〕である請求項2記載の化合
    物。
  7. 【請求項7】Qが〔Q−3〕である請求項2記載の化合
    物。
  8. 【請求項8】Qが〔Q−4〕である請求項2記載の化合
    物。
  9. 【請求項9】Qが〔Q−1〕である請求項3記載の化合
    物。
  10. 【請求項10】Qが〔Q−2〕である請求項3記載の化
    合物。
  11. 【請求項11】Qが〔Q−3〕である請求項3記載の化
    合物。
  12. 【請求項12】Qが〔Q−4〕である請求項3記載の化
    合物。
  13. 【請求項13】Qが〔Q−1〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基である請求項3記載の化合物。
  14. 【請求項14】Qが〔Q−2〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基である請求項3記載の化合物。
  15. 【請求項15】Qが〔Q−3〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基である請求項3記載の化合物。
  16. 【請求項16】Qが〔Q−4〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基である請求項3記載の化合物。
  17. 【請求項17】Qが〔Q−1〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、Bが−OR10基である請求項3記
    載の化合物。
  18. 【請求項18】Qが〔Q−1〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、Bが−NHR10基である請求項3
    記載の化合物。
  19. 【請求項19】Qが〔Q−1〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、Bが−OR10基であり、R10がC
    3−C6アルキニル基である請求項3記載の化合物。
  20. 【請求項20】Qが〔Q−1〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、Bが−OR10基であり、R10
    (C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6アルキ
    ル基である請求項3記載の化合物。
  21. 【請求項21】Qが〔Q−1〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、Bが−OR10基であり、R10が1
    −(C1−C6アルコキシ)カルボニルエチル基である
    請求項3記載の化合物。
  22. 【請求項22】Qが〔Q−1〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、Bが−OR10基であり、R10
    (C1−C6アルコキシ)カルボニルメチル基である請
    求項3記載の化合物。
  23. 【請求項23】Qが〔Q−1〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、Bが−NHR10基であり、R10
    (C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6アルキ
    ル基である請求項3記載の化合物。
  24. 【請求項24】Qが〔Q−2〕であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、Z1 が酸素原子であり、nが1で
    あり、R4 が水素原子であり、R5 がC3−C6アルキ
    ニル基である請求項3記載の化合物。
  25. 【請求項25】R1 が水素原子であり、R2 がトリフロ
    オロメチル基であり、R3 がメチル基であり、Qが〔Q
    −1〕であり、Xがフッ素原子であり、Yが塩素原子で
    あり、Bが水素原子である請求項2記載の化合物。
  26. 【請求項26】R1 が水素原子であり、R2 がトリフロ
    オロメチル基であり、R3 がメチル基であり、Qが〔Q
    −1〕であり、Xがフッ素原子であり、Yが塩素原子で
    あり、Bがプロパルギルオキシ基である請求項2記載の
    化合物。
  27. 【請求項27】R1 が水素原子であり、R2 がトリフロ
    オロメチル基であり、R3 がメチル基であり、Qが〔Q
    −1〕であり、Xが塩素原子であり、Yが塩素原子であ
    り、Bが1−(エトキシカルボニル)エチルアミノ基で
    ある請求項2記載の化合物。
  28. 【請求項28】R1 が水素原子であり、R2 がトリフロ
    オロメチル基であり、R3 がメチル基であり、Qが〔Q
    −2〕であり、Xがフッ素原子であり、Z1 が酸素原子
    であり、nが1であり、R4 が水素原子であり、R5
    プロパルギル基である請求項2記載の化合物。
  29. 【請求項29】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14、15、16、
    17、18、19、20、21、22、23、24、2
    5、26、27または28記載の化合物を有効成分とし
    て含有することを特徴とする除草剤。
  30. 【請求項30】一般式 化3 【化3】 (式中、R1 は水素原子またはC1−C3アルキル基を
    表し、R2 はC1−C3ハロアルキル基を表し、Qは置
    換されてもよいフェニル基を表す。)で示される化合
    物。
  31. 【請求項31】Qが一般式 化4 【化4】 〔式中、Xは水素原子またはハロゲン原子を表し、 Yはハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基またはトリフル
    オロメチル基を表し、 Z1 は酸素原子、硫黄原子、NH基またはメチレン基を
    表し、 Z2 は酸素原子または硫黄原子を表し、 nは0または1を表し、 Bは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ク
    ロロスルホニル基、−OR10基、−SR10基、−SO2
    OR10基、−N(R10)R11基、−SO2 N(R11)R
    12基、−NR11(COR13)基、−NR11(SO
    2 14)基、−N(SO2 14)(SO2 15)基、−
    N(SO2 14)(COR13)基、−NR11(COOR
    13)基、−COOR13基、−CON(R11)R12基、−
    CSN(R11)R12基、−COR16基、−CR17=CR
    18CHO基、−CR17=CR18COOR 10基、CR17
    CR18CON(R11)R12基、−CH2 CHWCOOR
    13基、または、−CH2 CHWCON(R11)R12基を
    表し、(ここで、Wは水素原子、塩素原子または臭素原
    子を表し、 R10は水素原子、C1−C3アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C
    6アルケニル基、C3−C6ハロアルケニル基、C3−
    C6アルキニル基、C3−C6ハロアルキニル基、シア
    ノC1−C6アルキル基、C2−C8アルコキシアルキ
    ル基、C2−C8アルキルチオアルキル基、カルボキシ
    ルC1−C6アルキル基、(C1−C6アルコキシ)カ
    ルボニルC1−C6アルキル基、{(C1−C4アルコ
    キシ)C1−C4アルコキシ}カルボニルC1−C6ア
    ルキル基、(C3−C8シクロアルコキシ)カルボニル
    C1−C6アルキル基、−CH2 CON(R11)R
    12基、−CH2 COON(R11)R12基、−CH(C1
    −C4アルキル)CON(R11)R12基、または、−C
    H(C1−C4アルキル)COON(R11)R12基を表
    し、 R11とR12はそれぞれ独立して水素原子、C1−C6ア
    ルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C6アル
    ケニル基、C3−C6アルキニル基、シアノC1−C6
    アルキル基、C2−C8アルコキシアルキル基、C2−
    C8アルキルチオアルキル基、カルボキシルC1−C6
    アルキル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1
    −C6アルキル基または、{(C1−C4アルコキシ)
    C1−C4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル
    基を表すか、あるいは、R11とR 12とで、テトラメチレ
    ン、ペンタメチレンまたはエチレンオキシエチレンを表
    し、 R13は水素原子、C1−C3アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基またはC3−C8シクロアルキル基を表
    し、 R14とR15はそれぞれ独立してC1−C6アルキル基ま
    たはC1−C6ハロアルキル基を表すか、あるいはメチ
    ル基もしくはニトロ基で置換されてもよいフェニル基を
    表し、 R16は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハ
    ロアルキニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6
    ハロアルキニル基、C2−C8アルコキシアルキル基ま
    たはヒドロキシC1−C6アルキル基を表し、 R17およびR18はそれぞれ独立して、水素原子またはC
    1−C6アルキル基を表す。) R4 は水素原子またはC1−C3アルキル基を表し、 R5 は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C3−C6アルケニル基、C1−C6ハ
    ロアルケニル基、C3−C6アルキニル基、C3−C6
    ハロアルキニル基、シアノC1−C6アルキル基、C2
    −C8アルコキシアルキル基、C3−C8アルコキシア
    ルコキシアルキル基、カルボキシルC1−C6アルキル
    基、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6ア
    ルキル基、{(C1−C4アルコキシ)C1−C4アル
    コキシ}カルボニルC1−C6アルキル基、(C3−C
    8シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル
    基、−CH2 CON(R11)R12基、−CH2 COON
    (R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)CON
    (R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)COO
    N(R11)R12基、C2−C8アルキルチオアルキル
    基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロ
    アルキルスルホニル基、(C1−C8アルキル)カルボ
    ニル基、(C1−C8アルキル)カルボニル基またはヒ
    ドロキシC1−C6アルキル基を表し、 R6 はC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル
    基、ホルミル基、シアノ基、カルボキシル基、ヒドロキ
    シC1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシC1−
    C6アルキル基、C1−C6アルコキシC1−C6アル
    コキシC1−C6アルキル基、(C1−C6アルキル)
    カルボニルオキシC1−C6アルキル基、(C1−C6
    ハロアルキル)カルボニルオキシC1−C6アルキル
    基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基または(C
    1−C6アルキル)カルボニル基を表し、 R7 は水素原子またはC1−C3アルキル基を表し、 R8 はC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル
    基、ヒドロキシC1−C6アルキル基、C2−C8アル
    コキシアルキル基、C3−C10アルコキシアルコキシア
    ルキル基、(C1−C5アルキル)カルボニルオキシC
    1−C6アルキル基、(C1−C6ハロアルキルオキ
    シ)カルボニルC1−C6アルキル基、カルボキシル
    基、カルボキシルC1−C6アルキル基、(C1−C8
    アルコキシ)カルボニル基、(C1−C6ハロアルコキ
    シ)カルボニル基、(C3−C10シクロアルコキシ)カ
    ルボニル基、(C3−C8アルケニルオキシ)カルボニ
    ル基、(C3−C8アルキニルオキシ)カルボニル基、
    アミノカルボニル基、(C1−C6アルキル)アミノカ
    ルボニル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニ
    ル基、(C1−C6アルキル)アミノカルボニルオキシ
    C1−C6アルキル基または、ジ(C1−C6アルキ
    ル)アミノカルボニルオキシC1−C6アルキル基を表
    す。〕で示される〔Q−1〕、〔Q−2〕、〔Q−
    3〕、〔Q−4〕または〔Q−5〕である請求項30記
    載の化合物。
  32. 【請求項32】R2 がトリフロオロメチル基である請求
    項30または31記載の化合物。
  33. 【請求項33】Qが〔Q−1〕である請求項30、31
    または32記載の化合物。
  34. 【請求項34】R1 が水素原子であり、R2 がトリフロ
    オロメチル基である請求項30、31、32または33
    記載の化合物。
  35. 【請求項35】請求項30に記載の一般式 化3で示さ
    れる化合物と一般式 化5 【化5】R3 −D (式中、R3 は、1以上のハロゲン原子で置換されてい
    てもよいC1−C6アルキル基、C3−C6アルケニル
    基またはC3−C6アルキニル基を表し、Dは塩素原
    子、臭素原子、ヨウ素原子、メタンスルホニルオキシ
    基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基またはp−
    トルエンスルホニルオキシ基を表す。)で示される化合
    物とを反応させる請求項1記載の化合物の製造法。
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