JPH09301957A - ピリミジン−4−オン誘導体、その用途、その製造中間体およびその製造中間体の製造法 - Google Patents

ピリミジン−4−オン誘導体、その用途、その製造中間体およびその製造中間体の製造法

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JPH09301957A
JPH09301957A JP21008496A JP21008496A JPH09301957A JP H09301957 A JPH09301957 A JP H09301957A JP 21008496 A JP21008496 A JP 21008496A JP 21008496 A JP21008496 A JP 21008496A JP H09301957 A JPH09301957 A JP H09301957A
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JP
Japan
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group
alkyl
compound
carbonyl
alkoxy
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Pending
Application number
JP21008496A
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English (en)
Inventor
Masayuki Enomoto
雅之 榎本
Hisayuki Hoshi
久行 星
Minoru Sanemitsu
穣 実光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 優れた除草活性を有する化合物を提供する。 【解決手段】 一般式〔I〕で示されるピリミジン−4
−オン誘導体、それらの製造方法ならびに当該化合物を
有効成分とする除草剤。 〔式中、Qは式Q−1乃至Q−5で示される基を;Xは
水素原子又はハロゲン原子を;Yはハロゲン原子、NO
,CN又はCFを;ZはO,S,NH又はCH
を;ZはO又はSを;Bは水素原子、ハロゲン原子、
C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基等
を;nは0又は1を;R,Rは水素原子又はC1−
C3アルキル基を;RはC1−C3(ハロ)アルキル
基を;RはC1−C6(ハロ)アルキル基又はC3−
C6(ハロ)アルケニルもしくはアルキニル基を;
,Rは水素原子、C1−C6(ハロ)アルキル基
等を;RはC1−C6(ハロ)アルキル基、CN;C
OOH等を;Rは水素原子又はC1−C6アルキル基
を;表す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピリミジン−4−オ
ン誘導体、その用途、その製造中間体およびその製造中
間体の製造法に関する。
【発明が解決しようとする課題】本発明は優れた除草活
性を有する化合物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】本発明者等は優れた除草
活性を有する化合物を見い出すべく鋭意検討した結果、
下記一般式 化8で示されるピリミジン−4−オン誘導
体が優れた除草活性を有することを見い出し、本発明を
完成した。即ち、本発明は、一般式 化8
【化8】 (式中、R1 は水素原子またはC1−C3アルキル基を
表し、R2 はハロゲン原子で置換されてもよいC1−C
3アルキル基を表し、R3 はハロゲン原子で置換されて
もよいC1−C6アルキル基;C3−C6アルケニル
基;またはC3−C6アルキニル基を表し、Qは置換さ
れたフェニル基を表す。)で示されるピリミジン−4−
オン誘導体(以下、本発明化合物と記す。)およびそれ
を有効成分とする除草剤を提供する。
【0002】本発明はさらに、本発明化合物のうち特に
優れた除草効力を示すR2 がハロゲン原子で置換された
C1−C3アルキル基である化合物の製造中間体として
有用な、一般式 化9
【化9】 〔式中、QおよびR1 は前記と同じ意味し、R21はハロ
ゲン原子で置換されたC1〜C3アルキル基を表わ
す。〕で示される2−ハロアルキルピリミジン−4−オ
ン化合物を提供すると共に、一般式 化10
【化10】 (式中、QおよびR1 は前記と同じ意味を表し、R19
よびR20はそれぞれ独立にC1−C3アルキル基を表
す。)で示される化合物と一般式 化11
【化11】 (式中、R2 はハロゲン原子で置換されてもよいC1−
C3アルキル基を表す。)で示されるアミジン化合物と
を反応させることを特徴とする本発明化合物の製造中間
体である一般式 化12
【化12】 (式中、Q、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表
す。)で示されるピリミジン−4−オン化合物の製造法
をも提供する。尚、一般式 化9で示される2−ハロア
ルキルピリミジン−4−オン化合物はその互変異性体で
ある以下の化合物(化9−1)として存在する場合もあ
り、(化9−1) 一般式 化12で示されるピリミジン−4−オン化合物
は、その互変異性体である以下の化合物(化12−1)
として存在する場合もある。 (化12−1)
【0003】本発明において、Qの態様として、一般式
化13
【化13】 〔式中、Xは水素原子又はハロゲン原子を表し、Yはハ
ロゲン原子、ニトロ基、シアノ基またはトリフルオロメ
チル基を表し、Z1 は酸素原子、硫黄原子、NH基また
はメチレン基を表し、Z2 は酸素原子または硫黄原子を
表し、nは0又は1を表し、Bは水素原子、ハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基、クロロスルホニル基、−OR
10基、−SR10基、−SO2 OR10基、−N(R10)R
11基、−SO2 N(R11)R12基、−NR11(CO
13)基、−NR11(SO2 14)基、−N(SO2
14)(SO2 15)基、−N(SO2 14)(CO
13)、−NHCOOR13基、−COOR13基、−CO
N(R11)R12基、−CSN(R11)R12基、−COR
16基、−CR17=CR18CHO基、−CR17=CR18
OOR13基、CR17=CR18CON(R11)R12基、−
CH2 CHWCOOR13基、または、−CH2 CHWC
ON(R11)R12基を表し、(ここで、Wは水素原子、
塩素原子または臭素原子を表し、R10は水素原子、C1
−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−
C8シクロアルキル基、C3−C6アルケニル基、C3
−C6ハロアルケニル基、C3−C6アルキニル基、C
3−C6ハロアルキニル基、シアノC1−C6アルキル
基、C2−C8アルコキシアルキル基、C2−C8アル
キルチオアルキル基、カルボキシC1−C6アルキル
基、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6ア
ルキル基、(C1−C6ハロアルコキシ)カルボニルC
1−C6アルキル基、{(C1−C4アルコキシ)C1
−C4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基、
(C3−C8シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6
アルキル基、−CH2 CON(R11)R12基、−CH2
COON(R11)R12基、−CH(C1−C4アルキ
ル)CON(R11)R12基、または、−CH(C1−C
4アルキル)COON(R11)R12基を表し、R11とR
12はそれぞれ独立して水素原子、C1−C6アルキル
基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C6アルケニル
基、C3−C6アルキニル基、シアノC1−C6アルキ
ル基、C2−C8アルコキシアルキル基、C2−C8ア
ルキルチオアルキル基、カルボキシC1−C6アルキル
基、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6ア
ルキル基または、{(C1−C4アルコキシ)C1−C
4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基を表す
か、あるいは、R11とR12とで、テトラメチレン、ペン
タメチレンまたはエチレンオキシエチレンを表し、R13
は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロア
ルキル基またはC3−C8シクロアルキル基を表し、R
14とR15はそれぞれ独立してC1−C6アルキル基また
はC1−C6ハロアルキル基を表わすか、あるいはメチ
ル基もしくはニトロ基で置換されてもよいフェニル基を
表し、R16は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−
C6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−
C6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2
−C6ハロアルキニル基、C2−C8アルコキシアルキ
ル基またはヒドロキシC1−C6アルキル基を表し、R
17およびR18はそれぞれ独立して、水素原子またはC1
−C6アルキル基を表す。) R4 は水素原子またはC1−C3アルキル基を表し、R
5 は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロ
アルキル基、C3−C6アルケニル基、C3−C6ハロ
アルケニル基、C3−C6アルキニル基、C3−C6ハ
ロアルキニル基、シアノC1−C6アルキル基、C2−
C8アルコキシアルキル基、C3−C8アルコキシアル
コキシアルキル基、カルボキシC1−C6アルキル基、
(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6アルキ
ル基、{(C1−C4アルコキシ)C1−C4アルコキ
シ}カルボニルC1−C6アルキル基、(C3−C8シ
クロアルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル基、−
CH2 CON(R11)R12基、−CH2 COON
(R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)CON
(R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)COO
N(R11)R12基(ここで、R11およびR12は前記と同
じ意味を表す。)、C2−C8アルキルチオアルキル
基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロ
アルキルスルホニル基、(C1−C8アルキル)カルボ
ニル基、(C1−C8アルコキシ)カルボニル基または
ヒドロキシC1−C6アルキル基を表し、R6 はC1−
C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、ホルミル
基、シアノ基、カルボキシル基、ヒドロキシC1−C6
アルキル基、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル
基、C1−C6アルコキシC1−C6アルコキシC1−
C6アルキル基、(C1−C6アルキル)カルボニルオ
キシC1−C6アルキル基、(C1−C6ハロアルキ
ル)カルボニルオキシC1−C6アルキル基、(C1−
C6アルコキシ)カルボニル基または(C1−C6アル
キル)カルボニル基を表し、R7 は水素原子またはC1
−C6アルキル基を表し、R8 はC1−C6アルキル
基、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ヒドロキシ
アルキル基、C2−C8アルコキシアルキル基、C3−
C10アルコキシアルコキシアルキル基、(C1−C5ア
ルキル)カルボニルオキシC1−C6アルキル基、(C
1−C6ハロアルキル)カルボニルオキシC1−C6ア
ルキル基、カルボキシル基、カルボキシC1−C6アル
キル基、(C1−C8アルコキシ)カルボニル基、(C
1−C6ハロアルコキシ)カルボニル基、(C3−C10
シクロアルコキシ)カルボニル基、(C3−C8アルケ
ニルオキシ)カルボニル基、(C3−C8アルキニルオ
キシ)カルボニル基、アミノカルボニル基、(C1−C
6アルキル)アミノカルボニル基、ジ(C1−C6アル
キル)アミノカルボニル基、(C1−C6アルキル)ア
ミノカルボニルオキシC1−C6アルキルまたは、ジ
(C1−C6アルキル)アミノカルボニルオキシC1−
C6アルキル基を表す。〕で示されるQ−1、Q−2、
Q−3、Q−4またはQ−5があげられる。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明において、R1 で示される
C1−C3アルキル基としては、メチル基、エチル基、
イソプロピル基等があげられ、R2 で示されるハロゲン
原子で置換されてもよいC1−C3アルキル基として
は、メチル基、エチル基、イソプロピル基、トリクロロ
メチル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル
基、クロロジフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル
基等が挙げられ、R3 で示される、ハロゲン原子で置換
されてもよいC1−C6アルキル基としては、メチル
基、エチル基、イソプロピル基、ジフルオロメチル基、
ブロモジフルオロメチル基等が挙げられ、C3−C6ア
ルケニル基としては、アリル基、1−メチル−2−プロ
ペニル基等が挙げられ、C3−C6アルキニル基として
は、プロパルギル基、1−メチル−2−プロピニル基等
が挙げられる。
【0005】一般式 化13において、X,YおよびB
で示されるハロゲン原子とは塩素原子、フッ素原子、臭
素原子またはヨウ素原子を意味し、R10で示される、C
1−C6アルキル基としてはメチル基、エチル基、イソ
プロピル基、プロピル基、イソブチル基、ブチル基、t
−ブチル基、アミル基、イソアミル基、t−アミル基等
が挙げられ、C1−C6ハロアルキル基としては、ジフ
ルオロメチル基、テトラフルオロエチル基、2,2,2
−トリフルオロエチル基等が挙げられ、C3−C8シク
ロアルキル基としてはシクロプロピル基、シクロブチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げら
れ、C3−C6アルケニル基としてはアリル基、1−メ
チル−2−プロペニル基、3−ブテニル基、2−ブテニ
ル基、3−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−3−
ブテニル基等が挙げられ、C3−C6ハロアルケニル基
としては、2−クロロ−2−プロペニル基、3,3−ジ
クロロ−2−プロペニル基等が挙げられ、C3−C6ア
ルキニル基としてはプロパルギル基、1−メチル−2−
プロピニル基、2−ブチニル基、1,1−ジメチル−2
−プロピニル基等があげられ、C3−C6ハロアルキニ
ル基としては3−ブロモ−2−プロピニル基等が挙げら
れ、シアノC1−C6アルキル基としてはシアノメチル
基等が挙げられ、C2−C8アルコキシアルキル基とし
てはメトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシメ
チル基、エトキシエチル基等が挙げられ、C2−C8ア
ルキルチオアルキル基としてはメチルチオメチル基等が
挙げられ、カルボキシC1−C6アルキル基としては、
カルボキシメチル基、1−カルボキシルエチル基、2−
カルボキシエチル基等が挙げられ、(C1−C6アルコ
キシ)カルボニルC1−C6アルキル基としては、メト
キシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル
基、プロポキシカルボニルメチル基、イソプロポキシカ
ルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、イソ
ブトキシカルボニルメチル基、t−ブトキシカルボニル
メチル基、アミルオキシカルボニルメチル基、イソアミ
ルオキシカルボニルメチル基、t−アミルオキシカルボ
ニルメチル基、1−メトキシカルボニルエチル基、1−
エトキシカルボニルエチル基、1−プロポキシカルボニ
ルエチル基、1−イソプロポキシカルボニルエチル基、
1−ブトキシカルボニルエチル基、1−イソブトキシカ
ルボニルエチル基、1−t−ブトキシカルボニルエチル
基、1−アミルオキシカルボニルエチル基、1−イソア
ミルオキシカルボニルエチル基、1−t−アミルオキシ
カルボニルエチル基、等が挙げられ、(C1−C6ハロ
アルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル基として
は、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニルメチ
ル基等が挙げられ、{(C1−C4アルコキシ)C1−
C4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基とし
ては、メトキシメトキシカルボニルメチル基、1−メト
キシメトキシカルボニルエチル基等が挙げられ、(C3
−C8シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6アルキ
ル基としては、シクロブチルオキシカルボニルメチル
基、シクロペンチルオキシカルボニルメチル基、シクロ
ヘキシルオキシカルボニルメチル基、1−シクロブチル
オキシカルボニルエチル基、1−シクロペンチルオキシ
カルボニルエチル基、1−シクロヘキシルオキシカルボ
ニルエチル基、等が挙げられ、
【0006】R11とR12で表される、C1−C6アルキ
ル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、イソプロピル基、イソブチル基等があげられ、C1
−C6ハロアルキル基としてはクロロエチル基、ブロモ
エチル基等があげられ、C3−C6アルケニル基として
はアリル基、1−メチル−2−プロペニル基、3−ブテ
ニル基等があげられ、C3−C6アルキニル基として
は、プロパルギル基、1−メチル−2−プロピニル基等
があげられ、シアノC1−C6アルキル基としては、シ
アノメチル基、等があげられ、C2−C8アルコキシア
ルキル基としてはメトキシメチル基、エトキシエチル
基、等があげられ、C2−C8アルキルチオアルキル基
としてはメチルチオメチル基、メチルチオエチル基等が
あげられ、カルボキシC1−C6アルキル基としてはカ
ルボキシルメチル基、1−カルボキシエチル基等があげ
られ、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6
アルキル基としては、メトキシカルボニルメチル基、エ
トキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチ
ル基、イソプロポキシカルボニルメチル基、ブトキシカ
ルボニルメチル基、イソブトキシカルボニルメチル基、
t−ブトキシカルボニルメチル基、アミルオキシカルボ
ニルメチル基、イソアミルオキシカルボニルメチル基、
t−アミルオキシカルボニルメチル基、1−メトキシカ
ルボニルエチル基、1−エトキシカルボニルエチル基、
1−プロポキシカルボニルエチル基、1−イソプロポキ
シカルボニルエチル基、1−ブトキシカルボニルエチル
基、1−イソブトキシカルボニルエチル基、1−t−ブ
トキシカルボニルエチル基、1−アミルオキシカルボニ
ルエチル基、1−イソアミルオキシカルボニルエチル
基、1−t−アミルオキシカルボニルエチル基、等があ
げられ、{(C1−C4アルコキシ)C1−C4アルコ
キシ}カルボニルC1−C6アルキル基としては、メト
キシメトキシカルボニルメチル基、1−メトキシメトキ
シカルボニルエチル等があげられ、
【0007】R13で示される、C1−C6アルキル基と
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
アミル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソアミル
基等があげられ、C1−C6ハロアルキル基としては
2,2,2−トリフルオロエチル基、クロロメチル基、
トリクロロメチル基、ブロモメチル基、等があげられ、
C3−C8シクロアルキル基としてはシクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基等があげられ、R14,R15で示される、C1−C6
アルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、イソプロピル基等があげられ、C1−C6ハ
ロアルキル基としてはトリフルオロメチル基、2,2,
2−トリフルオロエチル基、2−クロロエチル基、クロ
ロメチル基、トリクロロメチル基等があげられ、メチル
基もしくはニトロ基で置換されてもよいフェニル基とし
てはフェニル基、p−メチルフェニル基、2−ニトロフ
ェニル基、3−ニトロフェニル基、4−ニトロフェニル
基等があげられ、R16で示される、C1−C6アルキル
基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、アミル基、イソプロピル基、イソブチル基、t−ブ
チル基、イソアミル基、t−アミル基があげられ、C1
−C6ハロアルキル基としてはクロロメチル基、ジクロ
ロメチル基、ブロモメチル基、ジブロモメチル基、1−
クロロエチル基、1,1−ジクロロエチル基、1−ブロ
モエチル基、1,1−ジブロモエチル基等があげられ、
C2−C6アルケニル基としてはビニル基、アリル基、
1−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基等が
あげられ、C2−C6ハロアルケニル基としては、3,
3−ジクロロ−2−プロペニル基、3,3−ジブロモ−
2−プロペニル基等があげられ、C2−C6アルキニル
基としてはエチニル基、2−ブチニル基等があげられ、
C2−C6ハロアルキニル基としては3−ブロモ−2−
プロピニル基等があげられ、C2−C8アルコキシアル
キル基としてはメトキシメチル基、エトキシメチル基、
イソプロポキシメチル基等があげられ、ヒドロキシC1
−C6アルキル基としてはヒドロキシメチル基等があげ
られ、R17,R18で示されるC1−C6アルキル基とし
てはメチル基等があげられ、
【0008】R4 で示されるC1−C3アルキル基とし
てはメチル基等が挙げられ、R5 で示される、C1−C
6アルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、アミル基、イソプロピル基、イソブチル
基、イソアミル基等があげられ、C1−C6ハロアルキ
ル基としては2−クロロエチル基、2−ブロモエチル
基、3−クロロブチル基、3−ブロモブチル基、ジフル
オロメチル基、ブロモジフルオロメチル基等があげら
れ、C3−C6アルケニル基としてはアリル基、1−メ
チル−2−プロペニル基、3−ブテニル基、2−ブテニ
ル基、3−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−3−
ブテニル基等があげられ、C3−C6ハロアルケニル基
としては2−クロロ−2−プロペニル基、3,3−ジク
ロロ−2−プロペニル基があげられ、C3−C6アルキ
ニル基としてはプロパルギル基、1−メチル−2−プロ
ピニル基、2−ブチニル基、1,1−ジメチル−2−プ
ロピニル基等があげられ、C3−C6ハロアルキニル基
としては、3−ヨード−2−プロピニル基、3−ブロモ
−2−プロピニル基等があげられ、シアノC1−C6ア
ルキル基としてはシアノメチル基等があげられ、C2−
C8アルコキシアルキル基としてはメトキシメチル基、
エトキシメチル基、1−メトキシエチル基等があげら
れ、C3−C8アルコキシアルコキシアルキル基として
はメトキシエトキシメチル基等があげられ、カルボキシ
C1−C6アルキル基としては、カルボキシメチル基、
1−カルボキシエチル基、2−カルボキシエチル基等が
あげられ、
【0009】(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1
−C6アルキル基としては、メトキシカルボニルメチル
基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニ
ルメチル基、イソプロポキシカルボニルメチル基、ブト
キシカルボニルメチル基、イソブトキシカルボニルメチ
ル基、t−ブトキシカルボニルメチル基、アミルオキシ
カルボニルメチル基、イソアミルオキシカルボニルメチ
ル基、t−アミルオキシカルボニルメチル基、1−メト
キシカルボニルエチル基、1−エトキシカルボニルエチ
ル基、1−プロポキシカルボニルエチル基、1−イソプ
ロポキシカルボニルエチル基、1−ブトキシカルボニル
エチル基、1−イソブトキシカルボニルエチル基、1−
t−ブトキシカルボニルエチル基、1−アミルオキシカ
ルボニルエチル基、1−イソアミルオキシカルボニルエ
チル基、1−t−アミルオキシカルボニルエチル基、等
があげられ、{(C1−C4アルコキシ)C1−C4ア
ルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基としては、
メトキシメトキシカルボニルメチル基、1−メトキシメ
トキシカルボニルエチル基等があげられ、(C3−C8
シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル基と
しては、シクロブチルオキシカルボニルメチル基、シク
ロペンチルオキシカルボニルメチル基、シクロヘキシル
オキシカルボニルメチル基、1−シクロブチルオキシカ
ルボニルエチル基、1−シクロペンチルオキシカルボニ
ルエチル基、1−シクロヘキシルオキシカルボニルエチ
ル基、等があげられ、C2−C8アルキルチオアルキル
基としてはメチルチオメチル基等があげられ、C1−C
6アルキルスルホニル基としてはメタンスルホニル基、
エタンスルホニル基、イソプロピルスルホニル基等があ
げられ、C1−C6ハロアルキルスルホニル基として
は、トリフルオロメタンスルホニル基、クロロメタンス
ルホニル基、トリクロロメタンスルホニル基、2−クロ
ロエタンスルホニル基、2,2,2−トリフルオロエタ
ンスルホニル基等があげられ、(C1−C8アルキル)
カルボニル基としてはアセチル基、エチルカルボニル
基、プロピルカルボニル基、イソプロピルカルボニル基
等があげられ、(C1−C8アルコキシ)カルボニル基
としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、
アミルオキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル
基、イソブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニ
ル基、イソアミルオキシカルボニル基、t−アミルオキ
シカルボニル基等があげられ、ヒドロキシC1−C6ア
ルキル基としてはヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチ
ル基、ヒドロキシプロピル基等があげられ、
【0010】R6 で示される、C1−C6アルキル基と
してはメチル基、エチル基等があげられ、C1−C6ハ
ロアルキル基としてはブロモメチル基、ジブロモメチル
基、トリブロモメチル基、1−ブロモエチル基、クロロ
メチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメチル基等が
あげられ、ヒドロキシC1−C6アルキル基としてはヒ
ドロキシメチル基等があげられ、C1−C6アルコキシ
C1−C6アルキル基としてはメトキシメチル基、エト
キシメチル基、プロポキシメチル基、イソプロポキシメ
チル基等があげられ、C1−C6アルコキシC1−C6
アルコキシC1−C6アルキル基としてはメトキシメト
キシメチル基、メトキシエトキシメチル基、エトキシメ
トキシメチル基等があげられ、(C1−C6アルキル)
カルボニルオキシC1−C6アルキル基としては、アセ
チルオキシメチル基、エチルカルボニルオキシメチル
基、イソプロピルカルボニルオキシメチル基等があげら
れ、(C1−C6ハロアルキル)カルボニルオキシC1
−C6アルキル基としてはトリフルオロアセチルオキシ
メチル基、クロロアセチルオキシメチル基、トリクロロ
アセチルオキシメチル基等があげられ、(C1−C6ア
ルコキシ)カルボニル基としては、メトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、
ブトキシカルボニル基、アミルオキシカルボニル基、イ
ソプロポキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル
基、イソアミルオキシカルボニル基等があげられ、(C
1−C6アルキル)カルボニル基としては、メチルカル
ボニル基、エチルカルボニル基、イソプロピルカルボニ
ル基等があげられ、
【0011】R7 で示されるC1−C6アルキル基とし
てはメチル基等があげられ、R8 で示される、C1−C
6アルキル基としてはメチル基、エチル基等があげら
れ、C1−C6ハロアルキル基としてはクロロメチル
基、ブロモメチル基、フルオロメチル基等があげられ、
C1−C6ヒドロキシアルキル基としてはヒドロキシメ
チル基等があげられ、C2−C8アルコキシアルキル基
としてはメトキシメチル基、エトキシメチル基、イソプ
ロポキシメチル基、ブトキシメチル基、イソブトキシメ
チル基等があげられ、C3−C10アルコキシアルコキシ
アルキル基としてはメトキシメトキシメチル基、メトキ
シエトキシメチル基、エトキシメトキシメチル基等があ
げられ、(C1−C5アルキル)カルボニルオキシC1
−C6アルキル基としてはアセチルオキシメチル基、エ
チルカルボニルオキシメチル基、イソプロピルカルボニ
ルオキシメチル基等があげられ、(C1−C6ハロアル
キル)カルボニルオキシC1−C6アルキル基としては
クロロメチルカルボニルオキシメチル基等が挙げられ、
カルボキシC1−C6アルキル基としてはカルボキシメ
チル基等が挙げられ、(C1−C8アルコキシ)カルボ
ニル基としてメトキシカルボニル基、エトキシカルボニ
ル基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル
基、アミルオキシカルボニル基、イソプロポキシカルボ
ニル基、イソブトキシカルボニル基、イソアミルオキシ
カルボニル基、等があげられ、(C1−C6ハロアルコ
キシ)カルボニル基としては2−クロロエトキシカルボ
ニル基、2−ブロモエトキシカルボニル基、3−クロロ
ブトキシカルボニル基、1−クロロ−2−プロポキシカ
ルボニル基、1,3−ジクロロ−2−プロポキシカルボ
ニル基、2,2−ジクロロエトキシカルボニル基、2,
2,2−トリフルオロエトキシカルボニル基、2,2,
2−トリクロロエトキシカルボニル基、2,2,2−ト
リブロモエトキシカルボニル基等があげられ、
【0012】(C3−C10シクロアルコキシ)カルボニ
ル基としては、シクロブチルオキシカルボニル基、シク
ロペンチルオキシカルボニル基、シクロヘキシルオキシ
カルボニル基等があげられ、(C3−C8アルケニルオ
キシ)カルボニル基としては、アリルオキシカルボニル
基、3−ブテニルオキシカルボニル基、等があげられ、
(C3−C8アルキニルオキシ)カルボニル基として
は、プロパルギルオキシカルボニル基、3−ブチニルオ
キシカルボニル基、1−メチル−2−プロピニルオキシ
カルボニル基等があげられ、(C1−C6アルキル)ア
ミノカルボニル基としては、メチルアミノカルボニル
基、エチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボ
ニル基等があげられ、ジ(C1−C6アルキル)アミノ
カルボニル基としてはジメチルアミノカルボニル基、ジ
エチルアミノカルボニル基、ジイソプロピルアミノカル
ボニル基等があげられ、(C1−C6アルキル)アミノ
カルボニルオキシC1−C6アルキル基としては、メチ
ルアミノカルボニルオキシメチル基、エチルアミノカル
ボニルオキシメチル基、プロピルアミノカルボニルオキ
シメチル基等があげられ、ジ(C1−C6アルキル)ア
ミノカルボニルオキシC1−C6アルキル基としてはジ
メチルアミノカルボニルオキシアルキル基、ジエチルア
ミノカルボニルオキシアルキル基等があげられる。
【0013】本発明化合物のうち、除草活性の点から好
ましい置換基としては、R1 は水素原子があげられ、R
2 は、ハロゲン原子で置換されたC1−C3アルキル基
(その中でもフッ素原子で置換されたメチル基またはフ
ッ素原子で置換されたエチル基がより好ましく、その中
でもトリフルオロメチル基がより好ましい。)が挙げら
れ、R3 はメチル基またはエチル基(その中でもメチル
基がより好ましい。)が挙げられ、QはQ−1、Q−
2、Q−3またはQ−4が挙げられ、Yはハロゲン原子
が挙げられ、Z1 は酸素原子または硫黄原子が挙げら
れ、Z2 は酸素原子が挙げられ、Bは水素原子、ニトロ
基、−OR10基、−SR10基、−NHR10基、−NHS
2 14基、−COOR13基、−CH2 CHWCOOR
13基が挙げられ、(ここでWは水素原子または塩素原子
が挙げられ、R10はC1−C6アルキル基、C3−C8
シクロアルキル基、C3−C6アルケニル基、C3−C
6ハロアルケニル基、C3−C6アルキニル基、シアノ
C1−C6アルキル基、または(C1−C6アルコキ
シ)カルボニルC1−C6アルキル基が挙げられ、R13
はC1−C6アルキル基が挙げられ、R14はC1−C6
アルキル基が挙げられる。) R5 はC1−C6アルキル基、C3−C6アルケニル基
またはC3−C6アルキニル基が挙げられ、R6 はC1
−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、ホルミ
ル基、ヒドロキシメチル基、C1−C6アルコキシメチ
ル基、(C1−C6アルキル)カルボニルオキシメチル
基または(C1−C6アルコキシ)カルボニル基が挙げ
られ、R7 は水素原子またはメチル基が挙げられ、R8
はメチル基、ヒドロキシメチル基、(C1−C6アルコ
キシ)メチル基、(C1−C5アルキル)カルボニルオ
キシメチル基、カルボキシル基または(C1−C6アル
コキシ)カルボニル基が挙げられる。本発明化合物のう
ちで除草活性の点から好ましい化合物としては上記好ま
しい置換基を組み合わせた化合物が挙げられ、その中で
もより好ましい化合物としては、R2 がフッ素原子で置
換されたメチル基またはフッ素原子で置換されたエチル
基である化合物が挙げられる。その中でもより好ましい
化合物としてはR2 がトリフルオロメチル基である化合
物が挙げられる。その中でもより好ましい化合物として
はQがQ−1またはQ−2である化合物が挙げられる。
QがQ−1である場合、より好ましい化合物としてはB
が−OR10基または−NHR10基である化合物が挙げら
れる。その中でもより好ましい化合物としては、Bが−
OR10基である化合物の場合はR10がC3−C6アルキ
ニル基または(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1
−C6アルキル基である化合物が挙げられ、Bが−NH
10基である化合物である場合はR10が(C1−C6ア
ルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル基である化合
物が挙げられる。その中でもより好ましい化合物として
はR10がC3−C4アルキニル基、(C1−C6アルコ
キシ)カルボニルメチル基、または1−(C1−C6ア
ルコキシ)カルボニルエチル基である化合物が挙げられ
る。その中でより好ましい化合物としては、R1 が水素
原子、R3 がメチル基、Xがフッ素原子でありYが塩素
原子である化合物が挙げられる。QがQ−2である場
合、より好ましい化合物としてはZ1 が酸素原子であ
り、nが1であり、R4 が水素原子であり、R5 がC3
−C6アルキニル基である化合物が挙げられる。その中
でより好ましい化合物としてはR5 がC3−C4アルキ
ニル基である化合物が挙げられる。その中でより好まし
い化合物としてはR1が水素原子、R3 がメチル基、X
がフッ素原子である化合物が挙げられる。特に好ましい
化合物としては、R1 が水素原子であり、R2 がトリフ
ルオロメチル基であり、R3 がメチル基であり、QがQ
−1であり、Xがフッ素原子であり、Yが塩素原子であ
り、Bがプロパルギルオキシ基である化合物;R1 が水
素原子であり、R2 がトリフルオロメチル基であり、R
3 がメチル基であり、QがQ−1であり、Xがフッ素原
子であり、Yが塩素原子であり、Bが1−(エトキシカ
ルボニル)エトキシ基である化合物;R1 が水素原子で
あり、R2 がトリフルオロメチル基であり、R3 がメチ
ル基であり、QがQ−1であり、Xがフッ素原子であ
り、Yが塩素原子であり、Bが1−(メトキシカルボニ
ル)エトキシ基である化合物;およびR1 が水素原子で
あり、R2 がトリフルオロメチル基であり、R3 がメチ
ル基であり、QがQ−2であり、Xがフッ素原子であ
り、Z1 が酸素原子であり、nが1であり、R4 が水素
原子であり、R5 がプロパルギル基である化合物が挙げ
られる。本発明化合物には不斉炭素に由来する光学異性
体が存在する場合があるが、これらの光学異性体もすべ
て本発明に含まれることはもちろんである。
【0014】本発明化合物は例えば、次に示す(製造法
1)から(製造法15)により製造することができる。 (製造法1)前記一般式 化12のピリミジン−4−オ
ン化合物と、一般式 化14
【化14】R3 −D 〔式中、R3 は前記と同じ意味を表し、Dは、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子、メタンスルホニルオキシ
基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基またはp−
トルエンスルホニルオキシ基を表す。〕で示される化合
物とを反応させることにより製造する方法。該反応は、
通常、溶媒中、塩基の存在下で行われ、反応温度の範囲
は通常−20℃〜150℃であり好ましくは0℃〜10
0℃である。反応時間の範囲は通常、瞬時〜96時間で
ある。反応に供される試剤の量は、一般式 化12で示
されるピリミジン−4−オン化合物1モルに対して一般
式 化14で示される化合物は通常1〜5モルの割合で
あり、塩基は通常1モル〜過剰量の割合である。用いら
れる溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、
シクロヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチル
エーテル等のエーテル類、ニトロメタン、ニトロベンゼ
ン等のニトロ化合物、ホルムアミド、N,N−ジメチル
ホルムアミド、アセトアミド等の酸アミド類、ピリジ
ン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリ
ン、N−メチルモルホリン等の第三級アミン、ジメチル
スルホキシド、スルホラン等の硫黄化合物、メタノー
ル、エタノール、エチレングリコール、イソプロパノー
ル等のアルコール類、アセトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン類あるいはそれらの混合物があげられる。
用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水
素化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、トリエチル
アミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−
ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基等があげられ
る。反応終了後、反応液を水にあけ生じた結晶を濾取す
るか、または反応液を有機溶媒抽出および濃縮する等の
通常の後処理を行い、必要ならばクロマトグラフィー、
再結晶等の操作によってさらに精製することによって、
目的の本発明化合物を単離することができる。本製造法
においては反応条件により下記一般式(化8−2) (化8−2) 〔式中、Q、R1 、R2 およびR3 は前記と同じ意味を
表わす。〕で示されるO−アルキル化された化合物を副
生し、上述の本発明化合物を単離する場合と同様の方法
により単離することができる。該化合物のあるものも除
草活性を有する。
【0015】(製造法2)下記スキーム化15にしたが
った製造法。
【化15】 〔式中、R51は水素原子以外のR5 を表し、R1
2 、R3 、R4 、R5 、DおよびXは前記と同じ意味
を表し、R22はC1−C6アルキル基を表す。〕 各工程の反応条件は、例えば、特開平1−301679号公報
に記載されているか、または、以下のようである。化合物〔I〕から〔II〕への工程 ニトロ化剤:硝酸等 ニトロ化剤の量:化合物〔I〕1モルに対して1〜10
モルの割合 溶媒:硫酸等 温度:−10℃〜室温 時間:瞬時〜24時間化合物〔II〕から〔III 〕への工程 化合物HOCH(R4 )COOR22の量:化合物〔II〕
1モルに対して1〜50モルの割合 フッ化カリウムの量:化合物〔II〕1モルに対して1〜
50モルの割合 溶媒:1,4−ジオキサン等 温度:室温〜加熱還流 時間:瞬時〜96時間化合物〔III 〕から〔IV〕への工程 鉄粉等を用いて酸の存在下で還元を行うことができる。 鉄粉等の量:化合物〔III 〕1モルに対して3モル〜過
剰量の割合 酸:酢酸等 酸の量:1〜10モルの割合 溶媒:水、酢酸エチル等 温度:室温〜加熱還流 時間:瞬時〜24時間化合物〔IV〕から〔V〕への工程 反応は、通常、塩基の存在下、溶媒中で行われ、反応温
度の範囲は通常−20℃〜150℃、好ましくは0℃〜
50℃であり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜48時間
である。反応に用いられる反応剤の量は化合物〔IV〕1
モルに対して化合物R51−Dは1から3モルの割合であ
り、塩基は通常1〜5モルの割合である。反応に用いら
れる塩基としては、たとえば、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
カリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−ジ
メチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基が挙げられる。
反応に用いられる溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、
リグロイン、シクロヘキサン、石油エーテル等の脂肪族
炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハ
ロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、ニトロ
ベンゼン等のニトロ化合物、ホルムアミド、N,N−ジ
メチルホルムアミド、アセトアミド等のアミド類、ピリ
ジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、N,N−ジメチルアミン、N,N−ジエチルアニリ
ン、N−メチルモルホリン等の第三級アミン、アセト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン類あるいはそれ
らの混合物が挙げられる。反応終了後、必要に応じて反
応液を水にあけ、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理
を行い、さらに必要に応じてカラムクロマトグラフィー
もしくは再結晶等の操作を行うことにより本発明化合物
〔V〕を得ることができる。スキーム化15の化合物
〔III〕は、下記スキーム化16にしたがって製造す
ることもできる。
【化16】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR22は前記と同
じ意味を表す。〕化合物〔VI〕から〔VII 〕への工程 化合物BrCH(R4 )COOR22の量:化合物〔VI〕
1モルに対して1〜2モルの割合 塩基:水素化ナトリウム、炭酸カリウム等 塩基の量:化合物〔VI〕1モルに対して1〜5モルの割
合 溶媒:1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムア
ミド等 温度:0℃〜100℃ 時間:瞬時〜24時間化合物〔VII 〕から〔III 〕への工程 ニトロ化剤:硝酸等 ニトロ化剤の量:化合物〔VII 〕1モルに対して1〜1
0モルの割合 溶媒:硫酸、酢酸等 温度:−10℃〜室温 時間:瞬時〜24時間化合物〔VI〕から〔VIII〕への工程 ニトロ化剤:硝酸等 ニトロ化剤の量:化合物〔VI〕1モルに対して1〜10
モルの割合 溶媒:硫酸、酢酸等 温度:−10℃〜室温 時間:瞬時〜24時間化合物〔VIII〕から〔III 〕への工程 化合物BrCH(R4 )COOR22の量:化合物〔VII
I〕1モルに対して1〜2モルの割合 塩基:水素化ナトリウム、炭酸カリウム等 塩基の量:化合物〔VIII〕1モルに対して1〜5モルの
割合 溶媒:1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムア
ミド等 温度:0℃〜100℃ 時間:瞬時〜24時間
【0016】(製造法3)下記スキーム化17にしたが
った製造法。
【化17】 〔式中、X、R1 、R2 、R3 、R4 、R51およびDは
前記と同じ意味を表す。〕 各工程の反応条件は、例えば、特開昭62−25278
7号公報に記載されているか、または、以下のようであ
る。化合物〔IX〕から〔X〕への工程 鉄粉等を用いて酸の存在下で還元を行うことができる。 鉄粉の量:化合物〔IX〕1モルに対して3モル〜過剰量
の割合 酸:酢酸等 酸の量:化合物〔IX〕1モルに対して1〜10モルの割
合 溶媒:水、酢酸エチル等 温度:室温〜加熱還流 時間:瞬時〜24時間化合物〔X〕から〔XI〕への工程 チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム等の
量:化合物〔X〕1モルに対して1〜10モルの割合 臭素または塩素の量:化合物〔X〕1モルに対して1〜
10モルの割合 溶媒:塩酸水、酢酸水、硫酸水等 温度:0〜50℃ 時間:瞬時〜150時間化合物〔XI〕から〔XII 〕への工程 <反応1)>亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウムの量:
化合物〔XI〕1モルに対して1〜2モルの割合 溶媒:塩酸水または硫酸水 温度:−10〜10℃ 時間:瞬時〜5時間 <反応2)>酸性溶液:塩酸水、硫酸水等 温度:70℃〜加熱還流 時間:瞬時〜24時間化合物〔XII 〕から〔XIII〕への工程 化合物R51−Dの量:化合物〔XII 〕1モルに対して1
〜3モルの割合 塩基:水素化ナトリウム、炭酸カリウム等 塩基の量:化合物〔XII 〕1モルに対して1〜10モル
の割合 溶媒:1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムア
ミド等 温度:0〜100℃ 時間:瞬時〜48時間
【0017】(製造法4)下記スキーム化18にしたが
った製造法。
【化18】 〔式中、X、R1 、R2 、R3 およびR5 は前記と同じ
意味を表す。〕 各工程の反応条件は、例えば、特開昭61−165384号公報
に記載されているか、または、以下のようである。化合物〔XIV 〕から〔XV〕への工程 鉄粉等を用いて酸の存在下で還元を行うことができる。 鉄粉等の量:化合物〔XIV 〕1モルに対して1〜3モル
過剰量の割合 酸:酢酸等 酸の量:化合物〔XIV 〕1モルに対して1〜10モルの
割合 溶媒:水、酢酸エチル等 温度:室温〜加熱還流 時間:瞬時〜24時間化合物〔XV〕から〔XVI 〕への工程 <反応1)>亜硝酸塩:亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウ
ム等 亜硝酸塩の量:化合物〔XV〕1モルに対して1〜2モル
の割合 溶媒:塩酸水、硫酸水等 温度:−10〜10℃ 時間:瞬時〜5時間 <反応2)>溶媒:塩酸水、硫酸水等 温度:室温〜80℃ 時間:瞬時〜24時間
【0018】(製造法5)下記スキーム化19にしたが
った製造法。
【化19】 〔式中、Y1 はニトロ基以外のYを表し、X、Y、
1 、R2 、R3 、Dは前記と同じ意味を表し、R101
はR10のうち水素原子以外の基を表し、R23及びR24
前記のR11、R12、COR13、SO2 14、SO
2 15、COOR13のうちのいずれかの基を表し、Ac
OHは酢酸を表す。また、R23−D又は(R232 O、
24−D又は(R242 O、R101 −D又は(R101
2 Oとあるは必要に応じて化学的に可能である一方を用
いて反応することができるという意味である。〕 各工程の反応条件は、例えば、特開昭63−41466 号公報
や国際特許出願公開明細書WO92/11244号に記
載されているか、または、以下のようである。化合物〔XVII〕から〔XVIII 〕への工程 ニトロ化剤:硝酸等 ニトロ化剤の量:化合物〔XVII〕1モルに対して1〜1
0モルの割合 溶媒:硫酸等 温度:−10℃〜室温 時間:瞬時〜24時間化合物〔XVIII 〕から〔XIX 〕への工程 鉄粉等を用いて酸の存在下で還元を行うことができる。 鉄粉等の量:化合物〔XVIII 〕1モルに対して3モル〜
過剰量の割合 酸:酢酸等 酸の量:化合物〔XVIII 〕1モルに対して1〜10モル
の割合 溶媒:水、酢酸エチル等 温度:室温〜加熱還流 時間:瞬時〜24時間化合物〔XIX 〕から〔XX〕への工程 <1)>亜硝酸塩:亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム等 亜硝酸塩の量:化合物〔XIX 〕1モルに対して1〜2モ
ルの割合 溶媒:塩酸水、硫酸水等 温度:−10〜10℃ 時間:瞬時〜5時間 <2)>酸性溶液:塩酸水、硫酸水 温度:70℃〜加熱還流 時間:瞬時〜24時間化合物〔XXIV〕から〔XX〕への工程 臭化水素−酢酸または硫酸の量:化合物〔XXIV〕1モル
に対して1モル〜過剰量の割合 溶媒:硫酸、酢酸等 温度:10〜100℃ 時間:瞬時〜24時間化合物〔XX〕から〔XXIII 〕への工程 反応は、通常、塩基の存在下、溶媒中で行われ、反応温
度の範囲は通常−20℃〜150℃、好ましくは0℃〜
50℃であり、反応時間の範囲は通常、瞬時〜48時間
である。反応に用いられる反応剤の量は化合物〔XX〕1
モルに対して化合物R101 −Dまたは化合物(R101 )
2 Oは通常1から3モルの割合であり、塩基は通常1〜
5モルの割合である。反応に用いられる塩基としては、
たとえば、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジ
ン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニ
リン等の有機塩基が挙げられる。反応に用いられる溶媒
としては、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、シクロヘ
キサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロ
ベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素
類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメ
チルエーテル等のエーテル類、ニトロベンゼン等のニト
ロ化合物、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、アセトアミド等のアミド類、ピリジン、トリエチル
アミン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジメチ
ルアミン、N,N−ジエチルアニリン、N−メチルモル
ホリン等の第三級アミン、アセトン、メチルイソブチル
ケトン等のケトン類あるいはそれらの混合物が挙げられ
る。反応終了後、必要に応じて反応液を水にあけ、有機
溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、さらに必要に
応じてカラムクロマトグラフィーもしくは再結晶等の操
作を行うことにより本発明化合物〔XXIII 〕を得ること
ができる。化合物〔XIX 〕から〔XXI 〕への工程 化合物R23−Dまたは化合物(R232 Oの量:化合物
〔XIX 〕1モルに対して1モル〜過剰量の割合 塩基:ピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基、炭酸
カリウム等の無機塩基 塩基の量:化合物〔XIX 〕1モルに対して1〜3モルの
割合 溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド、1,4−ジオキ
サン等 温度:0〜100℃ 時間:瞬時〜24時間化合物〔XXI 〕から〔XXII〕への工程 化合物R24−Dまたは化合物(R242 Oの量:化合物
〔XXI 〕1モルに対して1モル〜過剰量の割合 塩基:ピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基、炭酸
カリウム等の無機塩基 塩基の量:化合物〔XXI 〕1モルに対して1〜3モルの
割合 溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド、1,4−ジオキ
サン等 温度:0〜100℃ 時間:瞬時〜24時間
【0019】(製造法6)下記スキーム 化20に従っ
た方法
【化20】 (式中、X、Y1 、R1 、R2 、R3 およびR101 は前
記と同じ意味を表わす。)化合物〔XIX 〕から〔XXV 〕への工程 化合物〔XXV 〕は、1)化合物〔XIX 〕を亜硝酸塩と溶媒
中で反応させた後、2)キサントゲン酸カリウムと溶媒中
反応させることにより製造することができる。 <反応1)>亜硝酸塩:亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウ
ム等 亜硝酸塩の量:化合物〔XIX 〕1モルに対して1〜2モ
ルの割合 溶媒:塩酸水、硫酸水等 温度:−10〜10℃ 時間:瞬時〜5時間 <反応2)>キサントゲン酸カリウムの量:化合物〔XIX
〕1モルに対して1〜2モルの割合 溶媒:塩酸水、硫酸水等 温度:0〜100℃ 時間:瞬時〜5時間 (Org. Syn. Coll. Vol., 809(1955) 参照)化合物〔XXV 〕から〔XXVI〕への工程 化合物〔XXVI〕は化合物〔XXV 〕を塩基の存在下、加水
分解することにより製造することができる。 塩基:炭酸カリウム等の無機塩基 塩基の量:化合物〔XXV 〕1モルに対して1〜5モルの
割合 溶媒:メタノール、エタノール等のアルコール等 温度:0℃〜加熱還流 時間:瞬時〜24時間 (Org. Syn. Coll. Vol., 809(1955) 参照)化合物〔XXV1〕から〔XXVII 〕への工程 化合物〔XXVII 〕は化合物〔XXVI〕と化合物R101 −D
または(R101 ) 2 Oとを塩基の存在下、反応させるこ
とにより製造することができる。 化合物R101 −Dまたは(R101 ) 2 Oの量:化合物
〔XXVI〕1モルに対して1モルから過剰量の割合 塩基:炭酸カリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、
ピリジン等の有機塩基 塩基の量:化合物〔XXVI〕1モルに対して1〜3モルの
割合 溶媒:1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムア
ミド等 温度:0℃〜100℃ 時間:瞬時〜24時間 尚、化合物〔XXVI〕は以下のスキーム 化21の方法で
も製造することができる。
【化21】 (式中、X、Y1 、R1 、R2 およびR3 は前記と同じ
意味を表わす。)化合物〔XVII〕から〔XXVIII〕への工程 化合物〔XXVIII〕は化合物〔XVII〕とクロロスルホン酸
とを無溶媒または溶媒中反応させることにより製造する
ことができる。 クロロスルホン酸の量:化合物〔XVII〕1モルに対して
1モル〜過剰量の割合 溶媒:硫酸 温度:0〜70℃ 時間:瞬時〜24時間 (Org. Syn. Coll. Vol., 8(1941) 参照)化合物〔XXVIII〕から〔XXVI〕への工程 化合物〔XXVI〕は化合物〔XXVIII〕を溶媒中還元するこ
とにより製造することができる。 還元剤:亜鉛、塩化スズ等 還元剤の量:化合物〔XXVIII〕1モルに対して3モル〜
過剰量の割合 溶媒:酢酸水、塩酸水、硫酸水等 温度:室温〜100℃ 時間:瞬時〜24時間 (米国特許明細書第 4,709,049号column9参照)
【0020】(製造法7)下記スキーム 化22に従っ
た方法
【化22】 (式中、R241 は臭素原子またはヨウ素原子を表わし、
X、Y1 、R1 、R2 、R3 およびR13は前記と同じ意
味を表わす。)化合物〔XIX 〕から〔XXIX〕への工程 化合物〔XXIX〕は、1)化合物〔XIX 〕を溶媒中でジアゾ
化した後、2)ヨウ化カリウムまたは臭化銅(I)と溶媒
中、反応させることにより製造することができる。 <反応1)> ジアゾ化剤:亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸カリウム等 ジアゾ化剤の量:化合物〔XIX 〕1モルに対して1〜2
モルの割合 溶媒:臭化水素水、塩酸水、硫酸水等 温度:−10℃〜10℃ 時間:瞬時〜5時間 <反応2)> ヨウ化カリウムまたは臭化銅(I)の量:化合物〔XIX
〕1モルに対して1モル〜過剰量の割合 溶媒:臭化水素水、水等 温度:0℃〜80℃ 時間:瞬時〜24時間 (Org. Syn. Coll. Vol., 604(1943), Vol, 136(19
41) 参照)化合物〔XXIX〕から〔XXX 〕への工程 化合物〔XXX 〕は化合物〔XXIX〕と一般式R13−OH
(式中、R13は前記と同じ意味を表わす。)で示される
化合物とを溶媒中、遷移金属触媒および塩基の存在下、
一酸化炭素雰囲気下で反応させることにより製造するこ
とができる。 触媒:PdCl2 (PPh3 2 (ここでPhはフェニ
ル基を表す)等 触媒の量:化合物〔XXIX〕1モルに対して触媒量〜0.5
モルの割合 化合物R13−OHの量:化合物〔XXIX〕1モルに対して
1モル〜過剰量の割合 塩基:ジエチルアミン等の有機塩基 塩基の量:化合物〔XXIX〕1モルに対して1〜10モル
の割合 溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド等 一酸化炭素の気圧:1〜150気圧 温度:0〜100℃ 時間:瞬時〜72時間 (Bull. Chem. Soc. Jpn. 48(7)2075(1975) 参照)
【0021】(製造法8)下記スキーム 化23に従っ
た製造
【化23】 (式中、R131 は前述のR13の定義から水素原子を除い
た置換基であり、X、Y 1 、R1 、R2 、R3 、R241
およびR18は前記と同じ意味を表わし、R18が結合する
二重結合についての幾何異性は、E体、Z体またはその
混合物を表す。)化合物〔XXIX〕から〔XXXI〕への工程 化合物〔XXXI〕は化合物〔XXIX〕とギ酸ナトリウムまた
はギ酸カリウムとを溶媒中、遷移金属触媒下、一酸化炭
素雰囲気下で反応させることにより製造することができ
る。 ギ酸ナトリウムまたはギ酸カリウムの量:化合物〔XXI
X〕1モルに対して1モル〜過剰量の割合 溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド等 触媒:PdCl2 (PPh3 2 (ここで、Phはフェ
ニル基を表わす。)等 触媒の量:化合物〔XXIX〕1モルに対して触媒量〜0.5
モルの割合 一酸化炭素の気圧:1気圧 温度:0℃〜100℃ 時間:瞬時〜72時間 (Bull. Chem. Soc. Jpn. 67, 2329(1994)参照)化合物〔XXXI〕から〔XXXII 〕への工程 化合物〔XXXII 〕は化合物〔XXXI〕と一般式(C
6 5 3 P=CR18COOR 131 または一般式(C2
5 O)2 P(O)CHR18COOR131(式中、R18
およびR131 は前記と同じ意味を表わす。)で示される
Wittig反応剤とを溶媒中、化合物(C2 5 O)2
(O)CHR18COOR131 を用いる場合は塩基の存在
下、反応させることにより製造することができる。 Wittig反応剤の量:化合物〔XXXI〕1モルに対して1〜
5モルの割合 溶媒:テトラヒドロフラン、トルエン等 塩基:水素化ナトリウム等 塩基の量:化合物〔XXXI〕1モルに対して1〜5モルの
割合 温度:0℃〜50℃ 時間:瞬時〜24時間
【0022】(製造法9)下記スキーム 化24に従っ
た製造法
【化24】 (式中、R171 はC1−C6アルキル基を表わし、X、
1 、R1 、R2 、R3、R18およびR131 は前記と同
じ意味を表わし、R18が結合する二重結合についての幾
何異性は、E体、Z体またはその混合物を表す。)化合物〔XXXI〕から〔XXXIII〕への工程 化合物〔XXXIII〕は化合物〔XXXI〕と一般式R171 −M
gBrまたは一般式R17 1 −Li(式中、R171 は前記
と同じ意味を表わす。)で示される化合物とを溶媒中、
反応させることにより製造することができる。 化合物R171 −MgBrまたは化合物R171 −Liの
量:化合物〔XXXI〕1モルに対して1〜2モルの割合 溶媒:テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒 温度:−78℃〜室温 時間:瞬時〜24時間化合物〔XXXIII〕から〔XXXIV 〕への工程 化合物〔XXXIV 〕は化合物〔XXXIII〕をクロム酸−硫
酸、ピリジニウムクロロクロマート等を用いたクロム酸
酸化、ジメチルスルホキシド−無水酢酸を用いた酸化、
Swern 酸化等の酸化処理を行うことにより製造すること
ができる。化合物〔XXXIV 〕から〔XXXV〕への工程 化合物〔XXXV〕は化合物〔XXXIV 〕と一般式(C
6 5 3 P=CR18COOR 131 または一般式(C2
5 O)2 P(O)CHR18COOR131 (式中、R18
およびR131 は前記と同じ意味を表わす。)で示される
Wittig反応剤とを溶媒中、化合物(C2 5 O)2
(O)CHR18COOR131 を用いる場合は塩基の存在
下、反応させることにより製造することができる。 Wittig反応剤の量:化合物〔XXXIV 〕1モルに対して1
〜5モルの割合 溶媒:テトラヒドロフラン、トルエン等 塩基:水素化ナトリウム等 塩基の量:化合物〔XXXIV 〕1モルに対して1〜5モル
の割合 温度:0℃〜50℃ 時間:瞬時〜24時間
【0023】(製造法10)下記スキーム 化25に従
った製造法
【化25】 (式中、W2 は塩素原子または臭素原子を表わし、X、
1 、R1 、R2 、R3およびR13は前記と同じ意味を
表わす。) 化合物〔XXXVI 〕は化合物〔XIX 〕と亜硝酸t−ブチル
または亜硝酸t−アミル;一般式CuW2 2 (W2 は前
記と同じ意味を表わす。)で示される化合物;および一
般式CH2 =CHCOOR13(R13は前記と同じ意味を
表わす。)で示される化合物とを溶媒中、反応させるこ
とにより製造することができる。 亜硝酸t−ブチルまたは亜硝酸t−アミルの量:化合物
〔XIX 〕1モルに対して1〜2モルの割合 化合物CuW2 2 の量:化合物〔XIV 〕1モルに対して
1〜2モルの割合 化合物CH2 =CHCOOR13の量:化合物〔XIV 〕1
モルに対して10モル〜過剰量の割合 溶媒:アセトニトリル等 温度:0〜50℃ 時間:瞬時〜24時間 (ヨーロッパ特許出願公開明細書第 0649596号p11の記
載参照)
【0024】(製造法11)下記スキーム 化26に従
った製造法
【化26】 (式中、X、Y1 、R1 、R2 、R3 およびR10は前記
と同じ意味を表わす。) 化合物〔XXXVII〕は化合物〔XXVIII〕と一般式R10−O
H(式中、R10は前記と同じ意味を表わす。)で示され
る化合物とを塩基の存在下、無溶媒または溶媒中反応さ
せることにより製造することができる。 化合物R10−OHの量:化合物〔XXVIII〕1モルに対し
て1モル〜過剰量の割合 塩基:トリエチルアミン等の有機塩基、炭酸カリウム等
の無機塩基 塩基の量:化合物〔XXVIII〕1モルに対して1〜3モル
の割合 溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド、1,4−ジオキ
サン等 温度:0℃〜100℃ 時間:瞬時〜24時間
【0025】(製造法12)下記スキーム 化27に従
った製造法
【化27】 (式中、X、Y1 、R1 、R2 、R3 、R11およびR12
は前記と同じ意味を表わす。) 化合物〔XXXVIII 〕は化合物〔XXVIII〕と一般式R11
12NH(式中、R11およびR12は前記と同じ意味を表わ
す。)で示される化合物とを塩基の存在下、または非存
在下、無溶媒または溶媒中で反応させることにより製造
することができる。 化合物〔XXV 〕の量:化合物〔XXVIII〕1モルに対して
1モル〜過剰量の割合 塩基:トリエチルアミン等の有機塩基または炭酸カリウ
ム等の無機塩基 塩基の量:化合物〔XXVIII〕1モルに対して1〜3モル
の割合 溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド、1,4−ジオキ
サン等 温度:0℃〜100℃ 時間:瞬時〜24時間
【0026】(製造法13)以下のスキーム 化28に
従った方法
【化28】 (式中、R61は前述のR6 の定義からメチル基を除いた
置換基を表わし、X、Y、R1 、R2 およびR3 は前記
と同じ意味を表わす。)化合物〔XXXIX 〕から〔XL〕への工程 化合物〔XL〕は化合物〔XXXIX 〕と2,3−ジクロロプ
ロペンとを塩基の存在下、溶媒中で反応させることによ
り製造することができる。 2,3−ジクロロプロペンの量:化合物〔XXXIX 〕1モ
ルに対して1〜3モルの割合 塩基:炭酸カリウム等の無機塩基 塩基の量:化合物〔XXXIX 〕1モルに対して1〜5モル
の割合 溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド等 温度:0℃〜100℃ 時間:瞬時〜24時間化合物〔XL〕から〔XLI 〕への工程 化合物〔XLI 〕は化合物〔XL〕を溶媒中、加熱すること
により製造することができる。 溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、m−ジイソプ
ロピルベンゼン等 温度:70℃〜200℃ 時間:瞬時〜24時間化合物〔XLI 〕から〔XLII〕への工程 米国特許第5,308,829 号明細書のcolumn2〜11に記載さ
れている、ベンゾフラン環の2位のメチル基を他の置換
基に変換させる方法に準じて化合物〔XLI 〕から化合物
〔XLII〕を製造することができる。
【0027】(製造法14)以下のスキーム 化29に
従った方法
【化29】 (式中、X、Y、R1 、R2 、R3 およびR7 は前記と
同じ意味を表わす。)化合物〔XXXIX 〕から〔XLIII 〕への工程 化合物〔XLIII 〕は化合物〔XXXIX 〕と一般式CH2
CR7 CH2 2 (式中、W2 およびR7 は前記と同じ
意味を表わす。)で示される化合物とを塩基の存在下、
溶媒中で反応させることにより製造することができる。 化合物CH2 =CR7 CH2 2 の量:化合物〔XXXIX
〕1モルに対して1〜5モルの割合 塩基:炭酸カリウム等の無機塩基 塩基の量:化合物〔XXXIX 〕1モルに対して1〜5モル
の割合 溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド、1,4−ジオキ
サン等 温度:0〜100℃ 時間:瞬時〜24時間化合物〔XLIII 〕から〔XLIV〕への工程 化合物〔XLIV〕は化合物〔XLIII 〕を溶媒中、加熱する
ことにより製造することができる。 溶媒:N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルア
ニリン、m−ジイソプロピルベンゼン等 温度:100〜200℃ 時間:瞬時〜24時間化合物〔XLIV〕から〔XLV 〕への工程 化合物〔XLV 〕は化合物〔XLIV〕を酸の存在下、溶媒中
で加熱することにより製造することができる。 酸:p−トルエンスルホン酸等の有機酸、硫酸等の無機
酸 酸の量:化合物〔XLIV〕1モルに対して触媒量〜1モル
の割合 溶媒:トルエン、キシレン等 温度:100〜250℃ 時間:瞬時〜24時間
【0028】(製造法15)以下のスキーム 化30に
従った方法
【化30】 (式中、R81は前述のR8 の定義からメチル基およびヒ
ドロキシメチルを除いた置換基を表わし、X、Y、
1 、R2 、R3 およびR7 は前記と同じ意味を表わ
す。)化合物〔XLIV〕から〔XLVI〕への工程 化合物〔XLVI〕は化合物〔XLIV〕と過酸とを溶媒中、反
応させることにより製造することができる。 過酸:m−クロロ過安息香酸、過酢酸等 過酸の量:化合物〔XLIV〕1モルに対して1モル〜過剰
量の割合 溶媒:ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素、酢酸等
の有機酸 温度:−20℃〜室温 時間:瞬時〜24時間化合物〔XLVI〕から〔XLVII 〕への工程 化合物〔XLVII 〕は化合物〔XLVI〕を塩基の存在下、溶
媒中で反応させることにより製造することができる。 塩基:炭酸カリウム等 塩基の量:化合物〔XLVI〕1モルに対して1〜2モルの
割合 溶媒:メタノール、エタノール等 温度:0〜50℃ 時間:瞬時〜5時間化合物〔XLVII 〕から〔XLVIII〕への工程 米国特許明細書第 5,411,935号のcolunm5〜10に記載さ
れている、ジヒドロベンゾフラン環の2位のヒドロキシ
アルキル基を他の置換基に変換させる方法に準じて化合
物〔XLVII 〕から化合物〔XLVIII〕を製造することがで
きる。
【0029】本発明化合物を製造する際の中間体化合物
である前記一般式 化12のピリミジン−4−オン化合
物は、前記一般式 化10の化合物と前記一般式 化1
1で示されるアミジン化合物とを反応させることにより
効率的に製造する(以下、中間体の製造法1と記す。)
ことができる。該反応は無溶媒または溶媒中で行われ、
反応温度の範囲は通常−20℃〜150℃、好ましくは
0℃〜50℃であり、反応時間の範囲は通常瞬時〜24
0時間である。反応に用いられる反応剤の量は、一般式
化10で示される化合物1モルに対し、一般式 化1
1で示されるアミジン化合物は1モルの割合が理想的で
あるが、反応の状況に応じて任意に変化させることがで
きる。用いられる溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、
リグロイン、シクロヘキサン、石油エーテル等の脂肪族
炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、ニトロメタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物、
ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、アセト
アミド等の酸アミド類、ピリジン、トリエチルアミン、
ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン、N−メチルモルホリン
等の第三級アミン、ジメチルスルホキシド、スルホラン
等の硫黄化合物、メタノール、エタノール、エチレング
リコール、イソプロパノール等のアルコール類、あるい
はそれらの混合物があげられる。反応終了後、必要に応
じて反応液を水にあけ有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後
処理を行うか、場合によっては反応液をそのままカラム
クロマトグラフィー、再結晶等の操作に付することによ
り、目的の化合物を単離することができる。中間体の製
造法1においては、一般式 化11で示されるアミジン
化合物にかえて、該アミジン化合物と有機酸又は無機酸
(例えば、塩酸等)との塩を用いることができる。該反
応は通常、溶媒中、塩基の存在下で行われ、反応温度の
範囲は通常−20℃〜150℃好ましくは0℃〜50℃
であり、反応時間の範囲は瞬時〜240時間である。反
応に供される化合物の量は、理想的には一般式 化10
で示される化合物1モルに対し該アミジン化合物の塩は
1モルの割合であるが、反応の状況に応じて任意に変化
させることができる。また塩基の量はアミジン化合物の
塩1モルに対して通常1モル〜大過剰の割合である。用
いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水素
化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
カリウム、炭酸ナトリウム等の無酸塩基、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−ジ
メチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基があげられる。
用いられる溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、リグロ
イン、シクロヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水
素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の
ハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチ
レングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、ニト
ロメタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物、ホルムア
ミド、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド等
の酸アミド類、ピリジン、トリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,
N−ジエチルアニリン、N−メチルモルホリン等の第三
級アミン、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の硫黄
化合物、メタノール、エタノール、エチレングリコー
ル、イソプロパノール等のアルコール類、あるいはそれ
らの混合物があげられる。反応終了後、反応液を水にあ
け、生じた結晶を濾取するか、または反応を有機溶媒抽
出および濃縮する等の通常の後処理を行い、必要ならば
クロマトグラフィー、再結晶等の操作によってさらに精
製することにより、目的の化合物を単離することができ
る。
【0030】一般式 化12のピリミジン−4−オン化
合物は 一般式 化31
【化31】 〔式中、Q、R1 およびR19は前記と同じ意味を表わ
す。〕で示される化合物と、前記一般式 化11で示さ
れるアミジン化合物とを反応させることによっても製造
する(以下、中間体の製造法2と記す。)ことができ
る。該反応は無溶媒または溶媒中で行われ、反応温度の
範囲は通常−20℃〜150℃好ましくは0℃〜50℃
であり、反応時間の範囲は通常瞬時〜48時間である。
反応に用いられる反応剤の量は、一般式 化31で示さ
れる化合物1モルに対し、一般式 化11で示されるア
ミジン化合物は1モルの割合が理想的であるが、反応の
状況に応じて任意に変化させることができる。用いられ
る溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、シ
クロヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ク
ロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン
化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリ
コールジメチルエーテル等のエーテル類、ニトロメタ
ン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物、ホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド等の酸ア
ミド類、ピリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピル
エチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジ
エチルアニリン、N−メチルモルホリン等の第三級アミ
ン、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の硫黄化合
物、メタノール、エタノール、エチレングリコール、イ
ソプロパノール等のアルコール類、あるいはそれらの混
合物があげられる。反応終了後、必要に応じて反応液を
水にあけ有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行う
か、場合によっては反応液をそのままカラムクロマトグ
ラフィー、再結晶等の操作に付することにより、目的の
化合物を単離することができる。中間体の製造法2にお
いては、一般式 化11で示されるアミジン化合物にか
えて、該アミジン化合物と有機酸又は無機酸(例えば、
塩酸)との塩を用いることができる。該反応は通常、溶
媒中、塩基の存在下で行われ、反応温度の範囲は通常−
20℃〜150℃、好ましくは0℃〜50℃であり、反
応時間の範囲は通常瞬時〜72時間である。反応に供さ
れる化合物の量は、理想的には一般式 化11で示され
る化合物1モルに対しアミジン化合物の塩1モルの割合
であるが、反応の状況に応じて任意に変化できる。また
塩基の量はアミジン化合物の塩1モルに対して通常1モ
ル〜大過剰の割合である。用いられる塩基としては、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、
ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−ジメチル
アミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−
ジエチルアニリン等の有機塩基があげられる。用いられ
る溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、シ
クロヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ク
ロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン
化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリ
コールジメチルエーテル等のエーテル類、ニトロメタ
ン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物、ホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド等の酸ア
ミド類、ピリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピル
エチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジ
エチルアニリン、N−メチルモルホリン等の第三級アミ
ン、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の硫黄化合
物、メタノール、エタノール、エチレングリコール、イ
ソプロパノール等のアルコール類、あるいはそれらの混
合物があげられる。反応終了後、反応液を水にあけ、生
じた結晶と濾取するか、または反応液を有機溶媒抽出お
よび濃縮する等の通常の後処理を行い、必要ならばクロ
マトグラフィー、再結晶等の操作によってさらに精製す
ることにより、目的とする化合物を単離することができ
る。
【0031】前記、一般式 化11で示されるアミジン
化合物は市販されているものを用いるか、または、例え
ばジャーナル オブ ジ アメリカン ケミカル ササ
イアテー,78,6032(1956)に記載された方
法より製造することができる。前記、一般式 化10で
示される化合物は例えば以下に示す(方法1)〜(方法
4)により製造することができる。 (方法1)(R1 が水素原子である化合物) 一般式 化31で示される化合物のうちR1 が水素原子
である化合物と一般式化32
【化32】R20−D 〔式中、R20およびDは前記と同じ意味を表わす。〕で
示される化合物とを反応させる方法。この反応は溶媒中
塩基の存在下で行うことができる。この反応の温度範囲
は通常0℃〜100℃であり反応時間の範囲は通常瞬間
〜48時間である。反応に用いられる塩基としては炭酸
カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基等があげら
れ、一般式 化32の化合物としてはヨウ化メチル、臭
化メチル、ヨウ化エチル、臭化エチル、ヨウ化イソプロ
ピル等があげられる。反応に供される試剤の量は、一般
式 化32で示される化合物1モルに対し塩基は通常1
モル〜大過剰の割合であり、一般式 化24の化合物は
通常1〜5モルの割合である。用いられる溶媒として
は、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、シクロヘキサ
ン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル等の
エーテル類、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、アセトアミド等の酸アミド類、ピリジン、トリエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N−メチ
ルモルホリン等の第三級アミン、あるいはそれらの混合
物があげられる。反応終了後、反応液を水にあけ生じた
結晶と濾取するか、または反応液を有機溶媒抽出および
濃縮する等の通常の後処理を行い、必要ならばクロマト
グラフィー、再結晶等の操作によってさらに精製するこ
とにより、目的物を単離することができる。 (方法2)(R1 が水素原子以外の化合物) 一般式 化31で示される化合物のうちR1 がC1−C
3アルキル基である化合物と一般式 化33
【化33】HC(OR203 〔式中、R20は前記と同じ意味を表わす。〕とを酸(p
−トルエンスルホン酸等)触媒の存在下に反応させる方
法。 (方法3)下記スキーム化34にしたがった製造法。
【化34】 〔式中、Q、R1 、R19およびR20は前記と同じ意味を
表し、Gは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子表
す。〕 各工程の反応条件は、例えば、特開昭61−106538号公報
に記載されている。 (方法4)
【化35】 〔式中、Q、R1 、R19およびR20は前記と同じ意味を
表す。〕 各工程の反応条件は、例えば、特開昭61−106538号公報
に記載されている。
【0032】一般式 化31で示される化合物は例えば
一般式 QCH2 COOR19〔式中Q及びR19は前記と
同じ意味を表す。〕で示される化合物と一般式 R1
OOR22〔式中、R1 およびR22は前記と同じ意味を表
わす。〕で示される化合物とを適当な塩基の存在下に反
応させることにより得ることができる。該反応は通常溶
媒中で行われ、反応温度の範囲は通常−20℃〜150
℃であり、反応時間の範囲は通常瞬時〜72時間であ
る。反応に供される化合物の量は、一般式QCH2 CO
OR19で示される化合物1モルに対し、一般式 R1
OOR23で示される化合物は通常1モル〜10モルであ
り、塩基の量は通常1モル〜20モルである。用いるこ
とができる塩基としては水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム等の無機塩基等があげられる。用いられる溶媒とし
ては、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、シクロヘキサ
ン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル等の
エーテル類、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、アセトアミド等の酸アミド類、ピリジン、トリエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N−メチ
ルモルホリン等の第三級アミン、あるいはそれらの混合
物があげられる。反応終了後、反応液を水にあけ、塩
酸、硫酸等の鉱酸を加えて酸性とした後、有機溶媒抽出
および濃縮等の通常の後処理を行い、必要ならばクロマ
トグラフィー、再結晶等の操作によって精製することに
より、目的物を単離することができる。
【0033】一般式 QCH2 COOR19〔式中、Q及
びR19は前記と同じ意味を表す〕で示される化合物は市
販されているか、対応するフェニル酢酸(QCH2 CO
OH)が市販されている場合にはそれを常法にしたがっ
てエステル化することにより製造することにより入手で
きる。一般式 QCH2 COOR19で示される化合物又
は対応するフェニル酢酸が市販されていない場合は、例
えば、下記スキーム化36よって製造することができ
る。
【化36】 〔式中、Q及びR19は前記と同じ意味を表し、Jは塩素
原子又は臭素原子を表す。〕 化36において、QCHOは下記スキーム化37によっ
て製造することもできる。
【化37】 〔式中、Phはフェニル基を表わし、Qは前記と同じ意
味を表わす。〕 スキーム化36および化37において、工程a−1はオ
ーガニックシンセシス コレクティブボリューム,
514(1941) ;工程a−2は実験化学講座(第4版)2
1,有機合成III,p 89〜97;工程a−3は実験化学講座
(第4版)20,有機合成II,p1〜10;工程a−4及び
工程a−8はオーガニックシンセシス コレクティブボ
リューム,,131(1941);工程a−5は実験化学講座
(第4版)20,有機合成II,p10〜14;工程a−6はオ
ーガニックシンセシス コレクティブボリューム,
370(1955)又はオーガニックシンセシス コレクティブ
ボリューム, ,634(1988);工程a−7はオーガニック
シンセシス コレクティブボリューム,, 107(1941)
;工程a−9はオーガニックシンセシス コレクティ
ブボリューム,2 , 351(1943) ;工程a−10はBull.C
hem.Soc.Jpn.,67,2329(1994)等に記載された方法に準じ
て行うことができる。
【0034】スキーム化36および化37の一般式 Q
−NH2 で示される化合物は、例えばヨーロッパ特許出
願公開明細書EP−61741 −A;米国特許明細書 USP
4,670,046、USP 4,770,695 、USP 4,709,049 、USP 4,6
40,707 、USP 4,720,927 、USP 5,169,431 ;特開昭63
−156787号公報で公知であるか、または、そこに記載さ
れた方法に準じて製造することができるか、または、下
記スキーム化38にしたがって製造することができる。
【化38】 〔式中、XおよびY1 は前記と同じ意味を表わし、R25
はCOR26又はCOOR 13を表わし、R26は水素原子ま
たはC1−C6アルキル基を表わし、R13は前記と同じ
意味を表わす。)
【0035】本発明化合物は、優れた除草効力を有し、
かつあるものは作物・雑草間に優れた選択性を示す。す
なわち本発明化合物は、畑地の茎葉処理および土壌処理
において、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対し
て除草効力を有する。 タデ科雑草 ソバカズラ (Polygonum convolvulus)、サナエタデ (Po
lygonum lapathifolium)、アメリカサナエタデ (Polygo
num pensylvanicum)、ハルタデ (Polygonum persicari
a) 、ナガバギシギシ (Rumex crispus)、エゾノギシギ
シ (Rumex obtusifolius) 、イタドリ (Polygonum cusp
idatum) スベリヒユ科雑草 スベリヒユ(Portulaca oleracea) ナデシコ科雑草 ハコベ (Stellaria media) アカザ科雑草 シロザ (Chenopodium album)、ホウキギ (Kochia scopa
ria) ヒユ科雑草 アオゲイトウ (Amaranthus retroflexus) 、ホナガアオ
ゲイトウ (Amaranthushybridus) アブラナ科雑草 ワイルドラディッシュ (Raphanus raphanistrum)、ノハ
ラガラシ (Sinapis arvensis) 、ナズナ (Capsella bur
sa-pastoris) マメ科雑草 アメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)、エビスグ
サ (Cassia obtusifolia) 、フロリダベガーウィード
(Desmodium tortuosum)、シロツメクサ (Trifolium rep
ens) アオイ科雑草 イチビ (Abutilon theophrasti) 、アメリカキンゴジカ
(Sida spinosa) スミレ科雑草 フィールドパンジー (Viola arvensis) 、ワイルドパン
ジー (Viola tricolor) アカネ科雑草 ヤエムグラ (Galium aparine) ヒルガオ科雑草 アメリカアサガオ (Ipomoea hederacea)、マルバアサガ
オ (Ipomoea purpurea) 、マルバアメリカアサガオ (Ip
omoea hederacea var integriuscula)、マメアサガオ
(Ipomoea lacunosa) 、セイヨウヒルガオ (Convolvulus
arvensis) シソ科雑草 ヒメオドリコソウ (Lamium purpureum) 、ホトケノザ
(Lamium amplexicaule) ナス科雑草 シロバナチョウセンアサガオ (Datura stramonium)、イ
ヌホオズキ (Solanumnigrum) ゴマノハグサ科雑草 オオイヌノフグリ (Veronica persica) 、フラサバソウ
(Veronica hederaefolia) キク科雑草 オナモミ (Xanthium pensylvanicum) 、野生ヒマワリ
(Helianthus annuus)、イヌカミツレ (Matricaria perf
orata or inodora)、コーンマリーゴールド (Chrysanth
emum segetum)、オロシャギク (Matricaria matricario
ides)、ブタクサ(Ambrosia artemisiifolia)、オオブタ
クサ (Ambrosia trifida) 、ヒメムカシヨモギ (Eriger
on canadensis)、ヨモギ (Artemisia princeps) 、セイ
タカアワダチソウ (Solidago altissima) ムラサキ科雑草 ワスレナグサ (Myosotis arvensis) ガガイモ科雑草 オオトウワタ (Asclepias syriaca) トウダイグサ科雑草 トウダイグサ (Euphorbia helioscopia)、オオニシキソ
ウ (Euphorbia maculata) イネ科雑草 イヌビエ (Echinochloa crus-galli) 、エノコログサ
(Setaria viridis)、アキノエノコログサ (Setaria fab
eri) 、メヒシバ (Digitaria sanguinalis)、オヒシバ
(Eleusine indica)、スズメノカタビラ (Poa annua)、
ブラックグラス (Alopecurus myosuroides) 、カラスム
ギ (Avena fatua)、セイバンモロコシ (Sorghum halepe
nse)、シバムギ (Agropyron repens) 、ウマノチャヒキ
(Bromus tectorum)、ギョウギシバ (Cynodon dactylo
n) 、オオクサキビ (Panicum dichotomiflorum)、テキ
サスパニカム (Panicum texanum)、シャターケーン (So
rghumvulgare) ツユクサ科雑草 ツユクサ (Commelina communis) トクサ科雑草 スギナ (Equisetum arvense) カヤツリグサ科雑草 コゴメガヤツリ (Cyperus iria) 、ハマスゲ (Cyperus
rotundus) 、キハマスゲ (Cyperus esculentus) しかも、本発明化合物中のあるものは、トウロモコシ
(Zea mays) 、コムギ (Triticum aestivum)、オオムギ
(Hordeum vulgare)、イネ (Oryza sativa) 、ソルガム
(Sorghum bicolor)、ダイズ (Glycine max)、ワタ (Gos
sypium spp.) 、テンサイ (Beta vulgaris)、ピーナッ
ツ (Arachis hypogaea) 、ヒマワリ (Helianthus annuu
s)、ナタネ (Brassica napus) 等の主要作物、花卉・蔬
菜等の園芸作物に対して問題となるような薬害を示さな
い。また、本発明化合物は、ダイズ、トウモロコシ、コ
ムギ等の不耕起栽培において、問題となる種々の雑草を
効果的に除草することができる。しかも、本発明化合物
中のあるものは、作物に対しては問題となるような薬害
を示さない。また、本発明化合物は、水田の湛水処理に
おいて、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対して
除草効力を有する。 イネ科雑草 タイヌビエ(Echinochloa oryzicola) ゴマノハグサ科雑草 アゼナ (Lindernia procumbens) ミソハギ科雑草 キカシグサ (Rotala indica)、ヒメミソハギ (Ammannia
multiflora) ミゾハコベ科雑草 ミゾハコベ (Elatine triandra) カヤツリグサ科雑草 タマガヤツリ (Cyperus difformis)、ホタルイ (Scirpu
s juncoides)、マツバイ (Eleocharis acicularis)、ミ
ズガヤツリ (Cyperus serotinus)、クログワイ(Eleocha
ris kuroguwai) ミズアオイ科雑草 コナギ (Monochoria vaginalis) オモダカ科雑草 ウリカワ (Sagittaria pygmaea) 、オモダカ (Sagittar
ia trifolia)、ヘラオモダカ (Alisma canaliculatum) ヒルムシロ科雑草 ヒルムシロ (Potamogeton distinctus) セリ科雑草 セリ (Oenanthe javanica) しかも、本発明化合物中のあるものは、移植水稲に対し
て問題となるような薬害を示さない。さらに、本発明化
合物は、樹園地、牧草地、芝生地、林業地または水路、
運河あるいはその他の非農耕地に発生する広範囲の雑草
を除草できる。また、本発明化合物は、水路、運河等に
発生するホテイアオイ (Eichhornia crassipes) 等の水
生雑草に除草効力を有する。本発明化合物は、国際特許
出願公開明細書WO95/34659号明細書に記載さ
れる除草性化合物と同様な特性を有し、該明細書に記載
される除草剤耐性遺伝子等が導入されることにより耐性
の付与された作物を栽培する場面においては、耐性の付
与されていない通常の作物の栽培時に使用されるより多
くの薬量の本発明化合物が使用可能となり、好ましくな
い他の植物をより効果的に防除することができる。
【0036】本発明化合物を除草剤の有効成分として用
いる場合は、通常固体担体、液体担体、界面活性剤その
他の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁剤、
粒剤、濃厚エマルジョン、顆粒水和剤等に製剤する。こ
れらの製剤には、有効成分として本発明化合物を重量比
で 0.001〜80%、好ましくは、 0.005〜70%含有す
る。固体担体としては、カオリンクレー、アタパルジャ
イトクレー、ベントナイト、酸性白土、パイロフィライ
ト、タルク、珪藻土、方解石等の鉱物質微粉末、クルミ
殻粉等の有機物微粉末、尿素等の水溶性有機物微粉末、
硫酸アンモニウム等の無機塩微粉末および合成含水酸化
珪素の微粉末等が挙げられ、液体担体としては、メチル
ナフタレン、フェニルキシリルエタン、キシレン等のア
ルキルベンゼン等の芳香族炭化水素類、イソプロパノー
ル、エチレングリコール、2−エトキシエタノール等の
アルコール類、フタル酸ジアルキルエステル等のエステ
ル類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケ
トン類、マシン油等の鉱物油、大豆油、綿実油等の植物
油、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、アセトニトリル、N−メチルピロリドン、水等が
挙げられる。乳化、分散、湿展等のために用いられる界
面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩、アルキル
スルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアル
キルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテルリン酸エステル塩等の陰イオン界面活性
剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル等の非イオン界面活性剤等が挙げられる。そ
の他の製剤用補助剤としては、リグニンスルホン酸塩、
アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、アラビアガム、
CMC(カルボキシメチルセルロース)、PAP(酸性
リン酸イソプロピル)等が挙げられる。
【0037】本発明化合物は、通常製剤化して雑草の出
芽前または出芽後に土壌処理、茎葉処理または湛水処理
する。土壌処理には、土壌表面処理、土壌混和処理等が
あり、茎葉処理には、植物体の上方からの処理のほか、
作物に付着しないよう雑草に限って処理する局部処理等
がある。また、他の除草剤と混合して用いることによ
り、除草効力の増強が認められる場合がある。さらに、
殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物生長調節
剤、肥料、土壌改良剤等と混合して用いることもでき
る。本発明化合物と混合して使用することができる除草
剤の例を以下に示す。アトラジン(atrazin)、
シアナジン(cyanazine)、ジメタメトリン
(dimethametryn)、メトリブジン(me
tribuzin)、プロメトリン(prometry
n)、シマジン(simazine)、シメトリン(s
imetryn)、クロロトルロン(chloroto
luron)、ジウロン(diuron)、ダイムロン
(dymrone)、フルオメツロン(fluomet
uron)、イソプロチュロン(isoproturo
n)、リニュロン(linuron)、メタベンズチア
ズロン(methabenzthiazuron)、ブ
ロモキシニル(bromoxynil)、アイオキシニ
ル(ioxynil)、エタルフルラリン(ethal
fluralin)、ペンデイ メサリン(pendim
ethalin)、トリフルラリン(triflura
lin)、アシフルオルフェン(acifluorfe
n)、アシフルオルフェンNa塩(acifluorf
en−sodium)、ビフェノックス(bifeno
x)、クロメトキシニル(chlomethoxyni
l)、フォメサフェン(fomesafen)、ラクト
フェン(lactofen)、オキサジアゾン(oxa
diazon)、オキシフルオルフェン(oxyflu
orfen)、カルフェントラゾン(carfentr
azon)、フルミクロラックペンチル(flumic
lorac−pentyl)、フルミオキサジン(fl
umioxazine)、フルチアセットメチル(fl
uthiacet−methyl)、サルフェントラゾ
ン(sulfentrazone)、チジアジミン(t
hidiazimin)、ジフェンゾコート(dife
nzoquat)、ジクワット(diquat)、パラ
コート(paraquat)、2,4−D、2,4−D
B、DCPA、MCPA、MCPB、クロメプロップ
(clomeprop)、クロピラリド(clopyr
alid)、ジカンバ(dicamba)、ジチオピル
(dithiopyr)、フルロキシピル(fluro
xypyr)、メコプロップ(mecoprop)、ナ
プロアニリド(naproanilide)、フェノチ
オール(phenothiol)、キンクロラック(q
uinclorac)、トリクロピル(triclop
yr)、アセトクロール(acetochlor)、ア
ラクロール(alachlor)、ブタクロール(bu
tachlor)、ジエタチルエチル(diethat
yl−ethyl)、メトラクロール(metolac
hlor)、プレチラクロール(pretilachl
or)、プロパクロール(propachlor)、ベ
ンスルフロンメチル(bensulfuron−met
hyl)、クロルスルフロン(chlorsulfur
on)、クロリムロンエチル(chlorimuron
−ethyl)、ハロスルフロンメチル(halosu
lfuron−methyl)、メツルフロンメチル
(metsulfuron−methyl)、ニコスル
フロン(nicosulfuron)、プリミスルフロ
ン(primisulfuron)、ピラゾスルフロン
エチル(pyrazosulfuron−ethy
l)、サルフォメツロンメチル(sulfometur
on−methyl)、チフェンスルフロンメチオル
(thifensulfuron−methyl)、ト
リアスルフロン(triasulfuron)、トリベ
ニュロンメチル(tribenuron−methy
l)、アジムスルフロン(azimsulfuro
n)、クロランスラムメチル(cloransulam
−methyl)、シクロスルファムロン(cyclo
sulfamuron)、フルメツラム(flumet
sulam)、フルピリスルフロン(flupyrsu
lfuron)、フラザスルフロン(flazasul
furon)、イマゾスルフロン(imazosulf
uron)、メトスラム(metosulam)、プロ
スルフロン(prosulfuron)、リムスルフロ
ン(rimsulfuron)、トリフルスルフロンメ
チル(triflusulfuron−methy
l)、イマザメタベンズメチル(imazametha
benz−methyl)、イマザピル(imazap
yr)、イマザキン(imazaquin)、イマゼタ
ピル(imazethapyr)、イマザメス(ima
zameth)、イマザモックス(imazamo
x)、ビスピリバックNa塩(bispyribac−
sodium)、ピリミノッバクメチル(pyrimi
nobac−methyl)、ピリチオバックNa塩
(pyrithiobac−sodium)、アロキシ
ジムNa塩(alloxydim−sodium)、ク
レソジム(clethodim)、セトキシジム(se
thoxydim)、トラルコキシジム(tralko
xydim)、ジクロホップメチル(dichlofo
p−methyl)、フェノキサプロップエチル(fe
noxaprop−ethyl)、フェノキサロップ−
p−エチル(fenoxaprop−p−ethy
l)、フルアジホップブチル(fluazifop−b
utyl)、フルアジホップ−p−ブチル(fluaz
ifop−p−butyl)、ハロキシホップメチル
(haloxyfop−methyl)、キザロホップ
−p−エチル(quizalofop−p−ethy
l)、シハロホップブチル(cyhalofop−bu
tyl)、クロデイ ナホッププロパルギル(clodi
nafop−propargyl)、ベンゾフェナップ
(benzofenap)、クロマゾン(clomaz
one)、ジフルフェニカン(diflufenica
n)、ノルフルラゾン(norflurazon)、ピ
ラゾレート(pyrazolate)、ピラゾキシフェ
ン(pyrazoxyfen)、イソキサフルトール
(isoxaflutole)、サルコトリオン(su
lcotrione)、グルフォシネートアンモニウム
塩(glufosinate−ammonium)、グ
リフォセート(glyphosate)、ベンタゾン
(bentazon)、ベンチオカーブ(benthi
ocarb)、ブロモブチド(bromobutid
e)、ブタミホス(butamifos)、ブチレート
(butylate)、ジメピペレート(dimepi
perate)、ジメテンアミド(dimethena
mid)、DSMA,EPTC,エスプロカルブ(es
procarb)、イソキサベン(isoxabe
n)、メフェナセット(mefenacet)、モリネ
ート(molinate)、MSMA,ピペロフォス
(piperophos)、ピリブチカルブ(pyri
buticarb)、プロパニル(propani
l)、ピリデート(pyridate)、トリアレート
(triallate)、カフェンストロール(caf
enstrol)、フルポキサム(flupoxa
m)、チアフルアミド(thiafluamide)、
上記化合物は、ファームケミカルズハンドブック(マイ
スターパブリッシングカンパニー)〔Farm Chemicals H
andbook(Meister Publishing Company)]1995年版の
カタログ、アグケムニューコンパウンドレビュー199
5年版(アグケムインフォメーションサービス)〔AG C
HEM NEW COMPOUND REVIEW,VOL.13,1995(AG CHEM INFORM
ATION SERVICE)、「除草剤研究総覧(博友社)」または
ハービサイドハンドブック第7版(米国雑草学会出版)
(HERBICIDE HANDBOOK-Seven Edition(Weed Science So
ciety of America))に記載されている。本発明化合物を
除草剤の有効成分として用いる場合、その処理量は、気
象条件、製剤形態、処理時期、処理方法、土壌条件、対
象作物、対象雑草等によっても異なるが、1ヘクタール
当たり通常0.01g〜 10000g、好ましくは1g〜8000g
であり、乳剤、水和剤、懸濁剤、濃厚エマルジョン、顆
粒水和剤等は、通常その所定量を1ヘクタール当たり1
0リットル〜1000リットルの(必要ならば展着剤等の補
助剤を添加した)水で希釈して処理し、粒剤、ある種の
懸濁剤は通常なんら希釈することなくそのまま処理す
る。ここで、必要に応じて用いられる補助剤としては、
前記の界面活性剤の他、ポリオキシエチレン樹脂酸(エ
ステル)、リグニンスルホン酸塩、アビエチン酸塩、ジ
ナフチルメタンジスルホン酸塩、クロップオイルコンセ
ントレイト(crop oil concentrate) 、大豆油、コーン
油、綿実油、ヒマワリ油等の植物油等が挙げられる。ま
た、本発明化合物は、ワタの落葉剤・乾燥剤、ジャガイ
モ(Solanum tuberosum)の乾燥剤等の収穫補助剤の有効
成分として用いることができる。その場合、本発明化合
物を、除草剤の有効成分として用いる場合と同様に通常
製剤化して、作物の収穫前に、単独または他の収穫補助
剤と混合して茎葉処理する。
【0038】
【実施例】以下、本発明を製造例、製剤例および試験例
等により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの
例に限定されるものではない。まず、本発明化合物の製
造例を示す。尚、本発明化合物は表1〜表5の化合物番
号で示し、中間体化合物は表6〜表8の化合物番号で示
す。また、 1H−NMRの測定にはテトラメチルシラン
を内部標準として用いた。 製造例1 (1) 化合物(1-1010)〔後記中間体の製造例5にて
製造〕0.5gをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶
解し、炭酸カリウム0.5g及びヨウ化メチル0.5mlを加
えて、室温で15時間攪拌した。反応終了後、反応液を
水にあけ酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥後、濃縮
して得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィー(展開
溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=9:1)に付し、本発明
化合物(1-340)0.1gを得た。1 H−NMR(60MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 3.7
0(3H,s)、6.70〜7.05(2H,m)、7.25〜7.65(1H,m)、8.00
(1H,s) (2) 濃硫酸10mlに、0℃において本発明化合物
(1-340)0.45gを注加した。さらに硝酸(d=1.42)0.
3mlを加え、0〜5℃で1時間攪拌した。反応終了後、
反応液を氷水に加え、得られた結晶を濾取した。結晶を
酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。有機層を乾燥後、
濃縮して得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
に付し、本発明化合物(1-346)0.45gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 3.7
6(3H,s)、7.17(1H,dd,J=10.0, 10.0Hz) 、8.16(1H,d,J
=1.6Hz)、8.45(1H,dd,J=7.3, 7.3Hz) (3) 本発明化合物(1-346)1.2gを1,4−ジオキ
サン10mlに溶解し、フッ化カリウム1.0g及びグリコ
ール酸ブチル1.0mlを加え、24時間加熱還流した。反
応終了後、反応液を室温まで放冷した。反応液を水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥後、濃縮して
得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し下
記 化39で示される本発明化合物1.2gを得た。
【化39】 (4) 鉄粉2.0gを酢酸3mlおよび水30mlの混合液
に加え、50℃に加熱した。そこに式 化39の本発明
化合物1.2gを酢酸エチル15mlおよび酢酸15mlに溶
かした溶液を徐々に滴下した。内温60〜70℃で40
分間攪拌した。反応終了後、反応液をセライト濾過し、
濾液を酢酸エチル−飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分
液した。有機層を水洗し、乾燥した後、濃縮して本発明
化合物(2-239)1.0gを得た。m.p.194.0℃ (5) 本発明化合物(2-239)1.0gをN,N−ジメチ
ルホルムアミド15mlに溶解し、炭酸カリウム1.6gお
よびプロパルギルブロミド1.0mlを加え室温で1時間1
0分間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸
エチルで抽出した。有機層を乾燥後、濃縮して得られた
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、さらに再
結晶を行うことにより、本発明化合物(2-251)0.7gを
得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 2.2
7(1H,t, J=2.5Hz)、3.73(3H,s)、4.68(2H,s)、4.70(2
H,d, J=2.5Hz)、6.86(1H,d, J=10.2Hz) 、7.40(1H,d,
J=6.7Hz)、8.11(1H,d, J=1.7Hz)
【0039】製造例2 化合物(1-1002)〔後記中間体の製造例1にて製造〕2.
0gをN,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解し、
炭酸カリウム2.17g及びヨウ化メチル2.0mlを加え、室
温で4時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥後、濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、本
発明化合物(1−5)0.65gを得た。1 H−NMR(60MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 2.4
0(3H,s)、3.60(3H,s)、7.35(2H,d, J=9Hz)、7.60(2H,
d, J=9Hz)、7.90(1H,s) 製造例3 化合物(1-1004)〔後記中間体の製造例2にて製造〕0.
5gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、
炭酸カリウム0.5gおよびヨウ化メチル0.5mlを加え、
室温で2時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥後、濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付
し、本発明化合物(1-10)0.1gを得た。1 H−NMR(60MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 2.5
5(3H,s)、3.55(3H,s)、6.60〜7.00(2H,m)、7.20〜7.50
(1H,m)、7.85(1H,s) 製造例4 化合物(1-1013)〔後記中間体の製造例7にて製造〕2.
0gをN,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解し、
炭酸カリウム2.17g及びヨウ化メチル2.0mlを加え、室
温で1時間30分間攪拌した。反応終了後、反応液を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥後、濃縮
して得られた残渣を再結晶することにより本発明化合物
(1-662)1.16gを得た。1 H−NMR(60MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 2.6
0(3H,s)、3.60(3H,s)、7.30(2H,m)、7.45(1H,m)、7.85
(1H,s) 製造例5 化合物(1-1008)〔後記中間体の製造例4にて製造〕0.
3gをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、炭
酸カリウム0.3g及びヨウ化メチル0.3mlを加え、室温
で1時間15分間攪拌した。反応終了後、反応液を水に
あけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥後、濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付
し、本発明化合物(1-335 )0.1gを得た。1 H−NMR(60MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 3.7
5(3H,s)、7.35(2H,d, J=9.Hz) 、7.60(2H,d, J=9H
z)、8.00(1H,s) 尚、本発明化合物(1-335)の構造はX−線結晶構造解析
によっても確認した。 製造例6 化合物(1-1014)〔後記中間体の製造例8にて製造〕2.
0gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、
炭酸カリウム2.5gおよびヨウ化メチル2.0mlを加え、
100℃で15時間攪拌した。反応終了後、反応液を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、本発明化合物
(1-476)0.9gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.3
8(6H,d, J=6.1Hz)、3.73(3H,s)、4.50(1H,hp,J=6.1Hz)
、7.20(1H,d,J=6.6Hz)、7.23(1H,d,J=9.6Hz)、8.12(1
H,d,J=1.8Hz) 製造例7 濃硫酸10mlに本発明化合物(1-476)〔製造例6にて製
造〕0.7gを注加し、室温で20分間攪拌した。反応終
了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、本発明
化合物(1-391)0.5gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 3.7
3(3H,s)、5.45(1H,s)、7.19(1H,d, J=9.1Hz)、7.20(1
H,d,J=6.5Hz)、8.07(1H,d,J=2Hz)
【0040】製造例8 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.3gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.5gおよびアリルクロリド0.5mlを加え、室温で
24時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾
燥した後、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、本発明化合物(1-482)0.1
1gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 3.7
3(3H,s)、4.60(2H,d,J=5.2Hz)、5.33(1H,dd,J=9.5, 1H
z)、5.45(1H,dd,J=16, 1Hz) 、6.06(1H,tdd,J=5.2, 16,
9.5Hz) 、7.18(1H,d, J=6.4Hz)、7.24(1H,d,J=9.6H
z)、8.11(1H,d,J=1.6Hz) 製造例9 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.25gを
N,N−ジメチルホルムアミド8mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.3gおよびプロパルギルブロミド0.3mlを加え、
室温で1時間30分間攪拌した。反応終了後、反応液を
水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲル分
取薄層クロマトグラフィーに付し、本発明化合物(1-48
6)0.25gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 2.5
7(1H,t,J=2.5Hz)、3.74(3H,s)、4.78(2H,d,J=2.5Hz)、
7.26(1H,d,J=9.4Hz)、7.32(1H,d,J=6.4Hz)、8.12(1H,d,
J=1.7Hz) 製造例10 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.3gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.5gおよび3−ブロモ−1−ブチン0.5mlを加
え、室温で45分間攪拌した。反応終了後、反応液を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、本発明化合物(1-487)0.
2gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.7
2(3H,d,J=6.6Hz)、2.53(1H,d,J=1.9Hz)、3.73(3H,s)、
4.86(1H,dt,J=1.9, 6.7Hz)、7.24(1H,d,J=9.4Hz)、7.39
(1H,d,J=6.5Hz)、8.11(1H,s) 製造例11 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.3gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.5gおよびブロモ酢酸メチル0.5mlを加え、室温
で21時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、本発明化合物(1-495)0.32gを
得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 3.7
2(3H,s)、3.81(3H,s)、4.71(2H,s)、7.18(1H,d,J=6.3H
z)、7.26(1H,d,J=9.4Hz)、8.11(1H,d,J=1.8Hz) 製造例12 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.27gを
N,N−ジメチルホルムアミド8mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.3gおよびブロモ酢酸エチル0.3mlを加え、室温
で30分間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲル分取薄層クロ
マトグラフィーに付し、本発明化合物(1-496)0.34g
を得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.3
0(3H,t,J=7.1Hz)、3.72(3H,s)、4.27(2H,q,J=7.1Hz)、
4.69(2H,s)、7.19(1H,d,J=6.4Hz)、7.26(1H,d,J=9.5H
z)、8.11(1H,d,J=1.7Hz) 製造例13 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.3gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.5gおよびクロロ酢酸−n−アミル0.5mlを加
え、室温で24時間攪拌した。反応終了後、反応液を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、本発明化合物(1-499)0.
18gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 0.8
8(3H,t,J=6.8Hz)、1.25〜1.45(4H,m)、1.55〜1.70(2H,
m)、3.72(3H,s)、4.19(2H,t,J=6.7Hz)、4.70(2H,s)、7.
18(1H,d,J=6.4Hz)、7.26(1H,d,J=9.4Hz)、8.11(1H,s) 製造例14 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.3gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.5gおよび2−ブロモプロピオン酸メチル0.5ml
を加え、室温で23時間30分間攪拌した。反応終了
後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、本発明化
合物(1-503)0.25gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.6
7(3H,d,J=6.7Hz)、3.71(3H,s)、3.78(3H,s)、4.74(1H,
q,J=6.7Hz)、7.17(1H,d,J=6.4Hz)、7.24(1H,d,J=9.8H
z)、8.09(1H,d,J=1.7Hz) 製造例15 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.3gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.5gおよび2−ブロモプロピオン酸エチル0.5ml
を加え、室温で20時間攪拌した。反応終了後、反応液
を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、本発明化合物(1-50
4)0.36gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.2
6(3H,t,J=7.1Hz)、1.67(3H,d,J=6.7Hz)、3.71(3H,s)、
4.23(2H,q,J=7.1Hz)、4.73(1H,q,J=6.7Hz)、7.18(1H,d,
J=6.4Hz)、7.24(1H,d,J=9.9Hz)、8.09(1H,d,J=2Hz) 製造例16 本発明化合物(2-239)〔製造例1の(4)にて製造〕0.
4gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、
炭酸カリウム0.4gおよび3−ブロモ−1−ブチン0.4
mlを加え、室温で18時間30分間反応させた。反応終
了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得ら
れた残渣を分取薄層クロマトグラフィーに付し、本発明
化合物(2-252)0.11gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :1.66
(3H,d,J=7.3Hz)、2.45(1H,d,J=2.6Hz)、3.74(3H,br) 、
4.60(1H,d,J=15.2Hz) 、4.67(1H,d,J=15.2Hz) 、6.09(1
H,dq,J=2.6, 7.3Hz)、6.87(1H,d,J=10.2Hz) 、7.89(1H,
d,J=7.0Hz)、8.12(1H,d,J=1.8Hz)
【0041】製造例17 (1) 化合物(1-1007) 〔後記中間体の製造例9にて製
造〕5.5gをN,N−ジメチルホルムアミド50mlに溶
解し、炭酸カリウム4.0gおよびヨウ化メチル2.5mlを
加え、室温で4時間20分間攪拌した。反応終了後、反
応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水お
よび飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥した後、濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、本
発明化合物(1-334)0.16gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.73
(3H,s)、7.15(2H,dd,J=8.5,8.5Hz) 、7.68(2H,dd,J=5.
4,8.5Hz) 、8.07(1H,s) (2) 硫酸15mlに本発明化合物(1-334) 1.0gを0℃で
懸濁し、攪拌しながら硝酸(d=1.42)0.5mlを徐々
に滴下した。滴下終了後5℃において1時間15分間攪
拌した。反応終了後、反応液を氷水にあけ、酢酸エチル
で抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄
し、乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、本発明化合物(1-343) 1.0g
を得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.76
(3H,s)、7.40(1H,dd,J=8.7, 10.4Hz) 、8.00(1H,ddd,J=
2.4,6.5,8.7Hz)、8.17(1H,s)、8.46(1H,dd,J=7.1, 2.4H
z) (3) 本発明化合物(1-343) 1.0gを1,4−ジオキサン
10mlに溶解し、フッ化カリウム1.0gおよびグリコー
ル酸n−ブチル0.7mlを加え、60時間加熱還流した。
反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、下記 化40で示される本発明化合物1.0gを得
た。
【化40】 (4) 鉄粉1.5gを酢酸2.0mlおよび水20mlの混合液に
加え、50℃に加熱した。そこに式 化40の本発明化
合物1.0gを酢酸エチル15mlおよび酢酸15mlに溶か
した溶液を徐々に滴下した。内温50℃で25分間攪拌
した。反応終了後、反応液をセライト濾過し、濾液を酢
酸エチル−飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分液した。
有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥した
後、濃縮した。残渣をヘキサン−酢酸エチルから再結晶
して、本発明化合物(2-191)0.6gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.73
(3H,s)、4.66(2H,s)、7.05(1H,d,J=8.4Hz)、7.22〜7.32
(2H,m)、8.08(1H,s) (5) 本発明化合物(2-191) 0.6gをN,N−ジメチルホ
ルムアミド15mlに溶解し、炭酸カリウム0.8gおよび
プロパルギルブロミド0.8mlを加え、室温で3時間攪拌
した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃
縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、本発明化合物(2-203) 0.6gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :2.29
(1H,t,J=2.5Hz)、3.74(3H,s)、4.69(2H,s)、4.75(2H,d,
J=2.5Hz)、7.09(1H,d,J=8.4Hz)、7.36(1H,dd,J=2.0, 8.
4Hz)、7.61(1H,d,J=2.0Hz)、8.11(1H,s) 製造例18 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.3gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.3gおよびクロロアセトニトリル0.5mlを加え、
室温で1時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、乾燥した後、濃縮した。残渣を分取薄層クロマトグ
ラフィーに付し、本発明化合物(1-491)0.3gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.74
(3H,s)、4.84(2H,s)、7.31(1H,d,J=9.4Hz)、7.42(1H,d,
J=6.3Hz)、8.16(1H,d,J=1.8Hz) 製造例19 鉄粉2.0gを酢酸5.0mlおよび水50mlの混合液に加
え、50℃に加熱した。そこに本発明化合物(1-346)
〔製造例1の(2) にて製造〕3.0gを酢酸エチル30ml
および酢酸10mlに溶かした溶液を徐々に滴下した。内
温50〜60℃で30分間攪拌した。反応終了後、反応
液をセライト濾過し、濾液を酢酸エチル−飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液で分液した。有機層を水および飽和食
塩水で順次洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られた結
晶をヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、本発明化合
物 (1-352)2.4gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.67
(2H,br) 、3.72(3H,s)、6.89(1H,dd,J=9.8, 10.6Hz) 、
6.96(1H,dd,J=7.1, 9.6Hz)、8.06(1H,d,J=1.6Hz) 製造例20 本発明化合物(1-352)〔製造例19にて製造〕0.8gを
2−ブロモプロピオン酸エチル8mlに溶解し、80℃で
10時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾
燥した後、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、本発明化合物(1-663)0.3
6gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :1.26
(3H,t,J=7.0Hz)、1.50(3H,d,J=6.9Hz)、3.72(3H,s)、4.
04〜4.14(1H,m)、4.20(2H,q,J=7.0Hz)、4.28〜4.33(1H,
m)、6.77(1H,dd,J=6.9, 9.4Hz)、6.90(1H,dd,J=9.7, 1
1.04Hz)、8.04(1H,d,J=1.5Hz)
【0042】製造例21 化合物(1-1015) 〔後記中間体の製造例10にて製造〕
9.4gをN,N−ジメチルホルムアミド100mlに溶解
し、炭酸カリウム10gおよびヨウ化メチル5.0mlを加
え、100℃で10時間攪拌した。反応終了後、反応液
を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、本発明化合
物(1-664)1.7gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.73
(3H,s)、7.29(1H,d,J=8.2Hz)、7.34(1H,dd,J=1.8, 8.2H
z)、7.52(1H,d,J=1.8Hz)、8.00(1H,s) 製造例22 硫酸20mlを5℃に冷却し、これに本発明化合物(1-66
4) 〔製造例21にて製造〕1.4gを乳バチで粉砕した
ものを注加し、10分間攪拌した。これに硝酸(d=1.
42)1.0mlを徐々に滴下し、さらに5℃において1時
間攪拌した。反応終了後、反応液を氷水に注加して得ら
れた結晶を濾取した。該結晶を酢酸エチルに溶解し、水
で洗浄した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した
後、濃縮して本発明化合物(1−665)1.4gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.75
(3H,s)、7.73(1H,s)、8.00(1H,s)、8.08(1H,s) 製造例23 鉄粉3.0gを酢酸3.0mlおよび水30mlに加え、50℃
に加熱した。そこに本発明化合物(1−665)〔製造例22
にて製造〕1.2gを酢酸エチル10mlおよび酢酸10ml
に溶かした溶液を徐々に滴下した。内温70℃で25分
間攪拌した。反応終了後、反応液をセライト濾過し、濾
液を酢酸エチル−飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分液
した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥
した後、濃縮した。得られた残渣をヘキサン−酢酸エチ
ルから再結晶して、本発明化合物(1-666)1.0gを得
た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.72
(3H,s)、4.12(2H,br) 、6.74(1H,s)、7.39(1H,s)、7.98
(1H,s) 製造例24 本発明化合物(1-666)〔製造例23にて製造〕1.0gを
2−ブロモプロピオン酸エチル10mlに溶解し、80℃
で33時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
乾燥した後、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー及び分取薄層クロマトグラフィー
に順次付して、本発明化合物(1-667)0.25gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :1.26
(3H,t,J=7.0Hz)、1.51(3H,d,J=6.9Hz)、3.73(3H,s)、4.
10(1H,dq,J=7.6, 6.9Hz)、4.21(2H,d,J=7.0Hz)、4.90(1
H,d,J=7.6Hz)、6.52(1H,s)、7.41(1H,s)、7.97(1H,s) 製造例25 本発明化合物(1-666)〔製造例23にて製造〕0.5gを
ピリジン5mlに溶解し、塩化メタンスルホニル0.3mlを
加え、室温で23時間反応させた。反応終了後、反応液
を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られた残渣から
トルエン共沸によりピリジンを除去した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、本発明
化合物(1-668)0.4gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.08
(3H,s)、3.74(3H,s)、6.89(1H,br) 、7.59(1H,s)、7.67
(1H,s)、8.04(1H,s)
【0043】製造例26 化合物(1-1011) 〔後記中間体の製造例11にて製造〕
25.6gをN,N−ジメチルホルムアミド200mlに溶
解し、炭酸カリウム40gおよびヨウ化メチル40mlを
加え、100℃で6時間40分間攪拌した。反応終了
後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
本発明化合物(1-341)7.0gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.73
(3H,s)、7.19〜7.26(2H,m)、7.49(1H,dd,J=7.8, 7.8H
z)、8.08(1H,d,J=1.4Hz) 製造例27 硫酸100mlに0℃において本発明化合物(1-341) 〔製
造例26にて製造〕7.0gを注加した。これに硝酸(d
=1.42)3.0mlを徐々に滴下後、0℃において1時間
20分間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、生
じた結晶を濾取した。その結晶を酢酸エチルに溶解し、
水で洗浄した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した
後、濃縮した。得られた結晶をヘキサン−酢酸エチルか
ら再結晶して、本発明化合物(1−347)7.6gを得た。 mp.135.2℃ 製造例28 鉄粉7.7gを酢酸5.0mlおよび水50mlの混合液に加
え、50℃に加熱した。そこに本発明化合物(1−347)
〔製造例27にて製造〕7.7gを酢酸エチル50mlおよ
び酢酸50mlに溶かした溶液を徐々に滴下した。滴下終
了後、内温50〜70℃で50分間攪拌した。反応終了
後、反応液をセライト濾過し、濾液を酢酸エチル−飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液で分液した。有機層を水およ
び飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得
られた結晶をヘキサン−酢酸エチルから再結晶して、本
発明化合物 (1-353)6.4gを得た。 mp.152.7℃ 製造例29 本発明化合物(1-353)〔製造例28にて製造〕0.7gを
2−ブロモプロピオン酸エチル10mlに溶解し、100
℃で6時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
乾燥した後、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、本発明化合物(1-420)0.
2gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :1.26
(3H,t,J=7.2Hz)、1.52(3H,d,J=6.9Hz)、3.71(3H,s)、4.
12(1H,br) 、4.21(2H,q,J=7.2Hz)、4.71(1H,br)、6.75
(1H,d,J=6.5Hz)、7.17(1H,d,J=9.5Hz)、8.06(1H,d,J=1.
6Hz) 製造例30 本発明化合物(1-353)〔製造例28にて製造〕0.3gを
ピリジン5mlに溶解し、塩化メタンスルホニル0.5mlを
加え、室温で30分間攪拌した。反応終了後、反応液を
水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られた残渣からト
ルエン共沸によりピリジンを留去した。さらにこの残渣
を分取薄層クロマトグラフィーに付し、本発明化合物
(1-367)0.3gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.06
(3H,s)、3.74(3H,s)、6.85(1H,br) 、7.30(1H,d,J=9.1H
z)、7.84(1H,d,J=6.9Hz)、8.11(1H,d,J=1.4Hz) 製造例31 本発明化合物(1-353)〔製造例28にて製造〕0.3gを
ピリジン5mlに溶解し、無水酢酸5mlを加え、室温で5
時間間攪拌した。反応終了後、反応液にトルエンを加え
て濃縮した。得られた結晶をヘキサン−酢酸エチルから
再結晶することにより、本発明化合物(1-669)0.27g
を得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :2.24
(3H,s)、3.73(3H,s)、7.25(1H,d,J=8.4Hz)、7.51(1H,b
r) 、8.08(1H,s)、8.51(1H,d,J=7.1Hz) 製造例32 水素化ナトリウム(60%油性)0.18gをN,N−ジ
メチルホルムアミド10mlに懸濁し、そこに5℃で化合
物(1-1014)1.0gを含有するN,N−ジメチルホルム
アミド10ml溶液を滴下した。滴下終了後、反応液を室
温に昇温し、1時間30分攪拌した後、ヨウ化メチル0.
5mlを滴下した。さらに、室温で4時間30分攪拌し
た。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出
した。有機層は飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに
付し、O−メチル化された化合物である5−(4−クロ
ロ−2−フルオロ−5−イソプロポキシフェニル)−4
−メトキシ−2−トリフルオロメチルピリミジン(m
p.77.8℃)0.37gおよびN−メチル化された化合
物である本発明化合物(1-476)0.23gを得た。(物性
値は製造例6と同じ) 製造例33 亜硝酸t−ブチル0.5ml、アクリル酸エチル3.3ml
および塩化第2銅0.5gをアセトニトリル25mlに注
加し、0℃に冷却した。これに本発明化合物(1-353)
〔製造例28にて製造〕1.0gをアセトニトリル10ml
に溶解した溶液を徐々に滴下し、0℃で3時間攪拌し
た。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、本発明化合物(1-713)0.5gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :1.27
(3H,t,J=7.2Hz)、3.28(1H,dd,J=8.3,14.2Hz)、3.52(1H,
dd,J=6.5,14.2Hz)、3.73(3H,s)、4.22(1/2X2H,q,J=7.2H
z)、4.23(1/2X2H,q,J=7.2Hz)、4.56(1H,dd,J=6.5,8.3H
z) 、7.26(1H,d,J=9.7Hz)、7.51(1H,d,J=7.6Hz)、8.07
(1H,d,J=1.4Hz) 製造例34 本発明化合物(1-353)〔製造例28にて製造〕0.5gを
ブロモ酢酸エチル5mlに溶解し、100℃で9時間攪拌
した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃
縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、本発明化合物(1-380)0.25gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 )δ(ppm) :1.30
(3H,t,J=7.1Hz)、3.72(2H,s)、4.26(2H,q,J=7.1Hz)、4.
85(1H,br) 、6.70(1H,d,J=6.5Hz)、7.18(1H,d,J=9.4H
z)、8.08(1H,d,J=1.5Hz) 製造例35 本発明化合物(1-353)〔製造例28にて製造〕2.15gに
水7.5 mlおよび濃塩酸7.5 mlを加え、50℃で1時間4
0分攪拌した。その後、5℃に冷却し、亜硝酸ナトリウ
ム0.5 gの水10ml溶液を徐々に滴下し、さらに5℃で
50分間攪拌した。このようにして発生させたジアゾニ
ウム塩溶液を、室温のヨウ化カリウム溶液25gの水5
0ml溶液に滴下した。その後、さらに室温で30分間攪
拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで
抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、
濃縮した。得られた残渣をヘキサン−酢酸エチルから再
結晶して、本発明化合物(1-714)1.93gを得た。 mp 156.8℃ 製造例36 本発明化合物(1-714)〔製造例35にて製造〕0.5gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、エタノー
ル5ml、ジエチルアミン1.0mlおよびジクロロビスト
リフェニルホスフィンパラジウム0.1gを加え、室温
で1酸化炭素を13時間吹き込んだ。反応終了後、反応
液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、本発明化
合物(1-642)0.19gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :1.40
(3H,t,J=7.1Hz)、3.74(3H,s)、4.40(2H,q,J=7.1Hz)、7.
32(1H,d,J=9.6Hz)、8.10(1H,d,J=7.7Hz)、8.10(1H,d,J=
1.2Hz) 製造例37 本発明化合物(1-714)〔製造例35にて製造〕0.9gを
N,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、蟻酸ナ
トリウム2.5gおよびジクロロビストリフェニルホス
フィンパラジウム触媒量を加え、室温で1酸化炭素を2
5時間30分間吹き込んだ。反応終了後、反応液を希塩
酸水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および
飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、本発明化合物(1-656)0.22gを得た。 mp 158.6℃1 H−NMR(250MHz,CDCl3 )δ(ppm) :3.74
(3H,s)、7.33(1H,d,J=9.3Hz)、8.09(1H,s)、8.12(1H,d,
J=7.8Hz)、10.42(1H,s) 製造例38 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.15gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.2gおよびシクロペンチルブロミド0.2mlを加
え、室温で21時間攪拌した。反応終了後、反応液を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲル分取薄層クロマトグラフィーに付し、本発明化合物
(1-480)0.14gを得た。 mp 101.6℃ 製造例39 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕1.5gを
N,N−ジメチルホルムアミド15mlに溶解し、炭酸カ
リウム1.5 gおよび塩化メタリル0.7mlを加え、室温で
19時間攪拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾
燥した後、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、本発明化合物(1-715)0.8
gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.8
5(3H,s)、3.73(3H,s)、4.49(2H,s)、5.02(1H,d,J=1.3H
z)、5.14(1H,d,J=1.3Hz)、7.15(1H,d,J=6.4Hz)、7.24(1
H,d, J=9.3Hz)、8.11(1H,d,J=1.8Hz) 製造例40 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.33gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.23gおよび2,3−ジクロロプロペン0.3mlを加
え、室温で1時間攪拌した。反応終了後、反応液を水に
あけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し、乾燥した後、濃縮した。得られた残渣をシリカゲ
ル分取薄層クロマトグラフィーに付し、本発明化合物
(1-483)0.05gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 3.7
4(3H,s)、4.64(2H,s)、5.49(1H,d,J=1.1Hz)、5.66(1H,
d,J=1.1Hz)、7.20(1H,d,J=6.4Hz)、7.27(1H,d, J=9.4H
z)、8.12(1H,d,J=1.7Hz) 製造例41 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.33gを
N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、炭酸カリ
ウム0.3gおよび(クロロメチル)エチルエーテル0.3
gを加え、室温で30分間攪拌した。反応終了後、反応
液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られた残渣を
シリカゲル分取薄層クロマトグラフィーに付し、本発明
化合物(1-493)0.3gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.2
4(3H,t,J=7.1Hz)、3.73(3H,s)、3.79(2H,q,J=7.1Hz)、
5.28(2H,s)、7.24(1H,d,J=9.36Hz) 、7.40(1H,d,J=6.6H
z)、8.09(1H,d,J=1.4Hz) 製造例42 本発明化合物(1-391)〔製造例7にて製造〕0.3gをジ
メチルスルホキシド2mlに溶解し、無水酢酸1mlを加
え、室温で18時間攪拌した。反応終了後、反応液を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、本発明化合物
(1-494)0.13gを得た。 mp 126.8℃
【0044】次に、本発明化合物の例のいくつかを化合
物番号とともに表1〜表5に示す。尚、表中のnはノル
マルを、iはイソを、cはシクロをそれぞれ表す。
【表1】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【表2】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
【0093】
【表3】
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【表4】
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】
【0112】
【0113】
【0114】
【0115】
【0116】
【0117】
【0118】
【表5】
【0119】
【0120】次に、本発明化合物を製造する際の中間体
化合物である一般式 化12のピリジン−4−オン化合
物および/または一般式 化9の2−ハロアルキルピリ
ミジン−4−オン化合物の製造例を示す。 中間体の製造例1(中間体の製造法1の例) E−及びZ−2−(4′−クロロフェニル)−3−メト
キシアクリル酸エチル(後記参考例1にて製造)7.5g
をエタノール180mlに溶解し、アセトアミジン塩酸塩
11.0gと炭酸カリウム16.1gを加え、60℃で2時間3
0分間攪拌した。反応液を室温まで冷却し、酢酸を加え
て中和した後、濃縮した。得られた結晶を濾取し、水
洗、乾燥して、化合物(1-1002) 6.5gを得た。1 H−NMR(60MHz,DMSO−d6 ):δ(ppm)
2.30(3H,s)、7.35(2H,d, J=9Hz)、7.70(2H,d, J=9H
z)、8.05(1H,s) 中間体の製造例2(中間体の製造法1の例) E−及びZ−2−(2′,4′−ジフルオロフェニル)
−3−メトキシアクリル酸エチル(後記参考例2にて製
造)2.8gをエタノール70mlに溶解し、アセトアミジ
ン塩酸塩4.1gを炭酸カリウム6.0gを加え、60℃で
3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却し、酢酸を加え
て中和した後、濃縮した。得られた残渣を濾取し、水
洗、乾燥して、化合物(1-1004) 2.0gを得た。 中間体の製造例3(中間体の製造法2の例) 2−(4′−クロロフェニル)−2−ホルミル酢酸エチ
ル(後記参考例1にて製造)1.0gにトリフルオロアセ
トアミジン1.5mlを加え、室温で5時間攪拌した。反応
終了後、反応液をそのままシリカゲルクロマトグラフィ
ーに付し、化合物(1-1008)0.3gを得た。1 H−NMR(60MHz,CDCl3 +DMSO−
6 ):δ(ppm) 7.30(2H,d, J=9Hz)、7.55(2H,d, J
=9Hz)、8.30(1H,s) 中間体の製造例4(中間体の製造法1の例) E−及びZ−2−(4′−クロロフェニル)−3−メト
キシアクリル酸エチル(後記参考例1にて製造)1.0g
にトリフルオロアセトアミジン1.0mlを加え、3時間攪
拌した。さらにトリフルオロアセトアミジン0.5mlを加
え、60℃で4時間攪拌した。反応液を室温まで冷却し
た後、反応液をそのままシリカゲルクロマトグラフィー
に付し、化合物(1-1008) 0.8gを得た。物性値は中間
体の製造例3に同じ。
【0121】中間体の製造例5(中間体の製造法2の
例) 2−(2′,4′−ジフルオロフェニル)−2−ホルミ
ル酢酸エチル(後記参考例2にて製造)5.0gにトリフ
ルオロアセトアミジン5.0mlを加え、室温で17時間攪
拌した。反応終了後、反応液をそのままシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し、化合物(1-1010)0.5gを得
た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 +DMSO−
6 ):δ(ppm) 6.80〜7.00(2H,m)、7.45〜7.55(1H,
m)、7.94(1H,s) 中間体の製造例6(中間体の製造法1の例) E−及びZ−2−(2′,4′−ジフルオロフェニル)
−3−メトキシアクリル酸エチル(後記参考例2にて製
造)6.9gにトリフルオロアセトアミジン7mlを加え、
室温で23時間攪拌した。反応終了後、反応液をそのま
まシリカゲルクロマトグラフィーに付し、化合物(1-10
10) 3.9gを得た。物性値は中間体の製造例5に同じで
ある。 中間体の製造例7(中間体の製造法1の例) E−及びZ−2−(2′,4′−ジクロロフェニル)−
3−メトキシアクリル酸エチル(後記参考例3にて製
造)5.15gをエタノール150mlに溶解し、アセトアミ
ジン塩酸塩6.08gと炭酸カリウム11.02 gを加え、60
℃で3時間30分間攪拌した。反応終了後、反応液を室
温まで冷却し、酢酸で中和した後、濃縮した。得られた
結晶を濾取し、乾燥することにより化合物(1-1013)4.
35gを得た。 融点 250℃以上(分解) 中間体の製造例8(中間体の製造法1の例) (E−及びZ)−2−(4′−クロロ−2′−フルオロ
−5′−イソプロポキシ)−3−メトキシアクリル酸エ
チル(後記参考例4にて製造)2.2gにトリフルオロア
セトアミジン10mlを加え、室温で28時間攪拌した。
反応終了後、反応液をそのままシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、化合物(1-1014)2.0gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.3
4(6H,d,J=6.0Hz)、4.44(1H,hp,J=6Hz) 、6.82(1H,d,J=
6.6Hz)、7.00(1H,d,J=7.8Hz)、8.18(1H,s)
【0122】中間体の製造例9(中間体の製造法1の
例) E−及びZ−2−(4′−フルオロフェニル)−3−メ
トキシアクリル酸エチル(後記参考例5にて製造)4.0
gにトリフルオロアセトアミジン5mlを加え、室温で4
7時間攪拌した。反応液をそのままシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、化合物(1-1007) 3.5 gを得
た。1 H−NMR(250 MHz,CDCl3 ):δ(ppm)
7.05(2H,dd, J =9.7, 9.7Hz) 、7.62(2H,dd, J =5.5,
9.7Hz) 、8.23(1H,s) 中間体の製造例10(中間体の製造法1の例) E−及びZ−2−(2′,4′−ジクロロフェニル)−
3−メトキシアクリル酸エチル(後記参考例3にて製
造)3.0 gにトリフルオロアセトアミジン5.0mlを加
え、室温で5日間攪拌した。反応終了後、反応液をその
ままシリカゲルクロマトグラフィーに付し、化合物(1-
1015) の粗生成物3.5 gを得た。 中間体の製造例11(中間体の製造法1の例) E−及びZ−2−(4′−クロロ−2′−フルオロフェ
ニル)−3−メトキシアクリル酸エチル(後記参考例6
にて製造)34gにトリフルオロアセトアミジン50g
を加え、室温で4日間攪拌した。反応液をそのままシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、化合物(1-10
11)25.6 gを得た。1 H−NMR(250 MHz,CDCl3 ):δ(ppm)
7.05〜7.12(2H,m)、7.40(1H,dd, J =7.9, 7.9Hz) 、8.
21(1H, d, J =1.2Hz)
【0123】次に、本発明化合物を製造する際の原料化
合物である一般式 化10の化合物および一般式 化3
1の化合物の製造例を示す。 参考例1 (2−(4′−クロロフェニル)−2−ホル
ミル酢酸エチル及びE−及びZ−2−(4′−クロロフ
ェニル)−3−メトキシアクリル酸エチルの製造) 4−クロロフェニル酢酸17.24 gをエタノール200ml
に溶解し、パラトルエンスルホン酸触媒量を加え、10
時間加熱還流した。反応終了後、反応液を室温まで冷却
し、濃縮した。残渣を水に注加し、酢酸エチルで抽出
し、有機層を乾燥後、濃縮して得られた残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィーに付し、4−クロロフェニル酢酸
エチル19.0gを得た。水素化ナトリウム(60%油性)
4.19gをテトラヒドロフラン150mlに懸濁し、それに
4−クロロフェニル酢酸エチル19.0gのテトラヒドロフ
ラン150ml溶液を5〜10℃で滴下した。滴下終了後
室温で1時間30分間攪拌した後、ギ酸エチル8.42gを
加えさらに室温で4時間30分攪拌した。反応終了後、
反応液を氷冷し、希塩酸を加えて中和し、濃縮した。残
渣を酢酸エチル−水で分液し、有機層を乾燥後、濃縮し
て得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付
し、2−(4′−クロロフェニル)−2−ホルミル酢酸
エチル17.0gを得た。水素化ナトリウム(60%油性)
1.93gを1,2−ジメトキシエタン90mlに懸濁し、そ
れに2−(4′−クロロフェニル)−2−ホルミル酢酸
エチル90ml溶液を5〜10℃で滴下した。滴下終了
後、室温で1時間20分攪拌した後、ヨウ化メチル11.7
6 gを滴下した。さらに室温で20時間攪拌した。反応
終了後、反応液を氷冷し、水を加えて過剰の水素化ナト
リウムを分解し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥
後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィーに付し、E−及びZ−2−(4′−クロロフェニ
ル)−3−メトキシアクリル酸エチル7.58gを得た。 参考例2 (2−(2′,4′−ジフルオロフェニル)
−2−ホルミル酢酸エチルおよびE−及びZ−2−
(2′,4′−ジフルオロフェニル)−3−メトキシア
クリル酸エチルの製造) 原料化合物として2,4−ジフルオロフェニル酢酸を用
いて参考例1に記載の方法と同様にして2−(2′,
4′−ジフルオロフェニル)−2−ホルミル酢酸エチル
及びE−及びZ−2−(2′,4′−ジフルオロフェニ
ル)−3−メトキシアクリル酸エチルを合成した。 参考例3 (2−(2′,4′−ジクロロフェニル)−
2−ホルミル酢酸エチルおよびE−及びZ−2−
(2′,4′−ジクロロフェニル)−3−メトキシアク
リル酸エチルの製造) 原料化合物として2,4−ジクロロフェニル酢酸を用い
て参考例1に記載の方法と同様にして2−(2′,4′
−ジクロロフェニル)−2−ホルミル酢酸エチルおよび
E−及びZ−2−(2′,4′−ジクロロフェニル)−
3−メトキシアクリル酸エチルを合成した。
【0124】参考例4 (2−(4−クロロ−2−フル
オロ−5−イソプロポキシフェニル)−2−ホルミル酢
酸エチルおよびE−及び−Z−2−(4′−クロロ−
2′−フルオロ−5′−イソプロポキシフェニル)−3
−メトキシアクリル酸エチルの製造) (1) 4−クロロ−2−フルオロ−5−イソプロポキ
シアニリン30gに水250mlおよび濃硫酸25mlを加
え、50℃で2時間30分間攪拌した。その後0℃に冷
却し、亜硝酸ナトリウム10.4gの水80ml溶液を徐々に
滴下した。このようにして発生させたジアゾニウム塩溶
液を、室温のヨウ化カリウム150gの水300ml溶液
に滴下し、滴下終了後、さらに室温で45分間攪拌し
た。反応終了後、反応液をジエチルエーテルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、2−クロロ−4−フルオロ−5−ヨード−1−イソ
プロポキシベンゼン36gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.3
6(6H,d,J=6.2Hz)、4.46(1H,hp,J=6.2Hz) 、7.11(1H,d,J
=7.2Hz)、7.27(1H,d,J=5.7Hz) (2) 2−クロロ−4−フルオロ−5−ヨード−1−
イソプロポキシベンゼン62.9g、ギ酸ナトリウム20.4g
およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウム2.81gをN,N−ジメチルホルムアミド120mlに
溶解し、一酸化炭素を吹き込みながら、90℃〜100
℃で12時間攪拌した。反応終了後、反応液を室温に戻
し、希塩酸水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−クロロ−2
−フルオロ−5−イソプロポキシベンズアルデヒド15
gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.3
1(6H,d,J=6.3Hz)、4.52(1H,hp,J=6.3Hz) 、7.18(1H,d,J
=9.7Hz)、7.29(1H,d,J=6.1Hz)、10.2(1H,s) (3) 4−クロロ−2−フルオロ−5−イソプロポキ
シベンズアルデヒド7.5gを1,4−ジオキサン70ml
およびメタノール5mlに溶解し、5℃で水素化ホウ素ナ
トリウム0.92gを加え、40分間攪拌した。反応終了
後、希塩酸水を少量加えた後、反応液を水にあけ、酢酸
エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥
した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付して、4−クロロ−2−フルオロ−5−イ
ソプロポキシベンジルアルコール6.7gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.3
6(6H,d,J=6.0Hz)、1.96(1H,br) 、4.49(1H,hp,J=6.0Hz)
、4.71(1H,d,J=5.2Hz)、7.04(1H,d,J=6.7Hz)、7.09(1
H,d,J=9.2Hz) (4) 4−クロロ−2−フルオロ−5−イソプロポキ
シベンジルアルコール6.7gをテトラヒドロフラン70
mlに溶解し、ピリジン1mlを加え5℃に冷却した。そこ
に塩化チオニル5mlを5〜10℃で徐々に滴下し、滴下
終了後、5℃で1時間30分間攪拌した。反応終了後、
反応液を濾過し、析出した結晶を濾別し、濾液を濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、4−クロロ−2−フルオロ−5−イソプロポキシベ
ンジルクロリド7.3gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.3
7(6H,d,J=6.0Hz)、4.49(1H,hp,J=6.0Hz) 、4.57(2H,
s)、6.99(1H,d,J=6.8Hz)、7.13(1H,d,J=9.2Hz) (5) 4−クロロ−2−フルオロ−5−イソプロポキ
シベンジルクロリド7.3gをエタノール70mlおよび水
30mlに溶解し、これにシアン化ナトリウム1.8gを加
えて、2時間加熱還流した。反応終了後、反応液を水に
あけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し、乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、4−クロロ−2−フルオロ
−5−イソプロポキシフェニルアセトニトリル7.0gを
得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.3
8(6H,d,J=5.9Hz)、3.73(2H,s)、4.51(1H,hp,J=5.9Hz)
、7.00(1H,d,J=6.8Hz)、7.16(1H,d,J=9.0Hz) (6) 4−クロロ−2−フルオロ−5−イソプロポキ
シフェニルアセトニトリル7.0gをエタノール100ml
に溶解し、これに濃硫酸5mlを加え、66時間加熱還流
した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃
縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、4−クロロ−2−フルオロ−5−イソプロポキシ
フェニル酢酸エチル7.2gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.2
6(3H,t,J=7.1Hz)、1.36(6H,d,J=6.0Hz)、3.60(2H,s)、
4.17(2H,q,J=7.1Hz)、4.46(1H,hp,J=6.0Hz) 、6.87(1H,
d,J=6.8Hz)、7.10(1H,d,J=9.0Hz) (7) 水素化ナトリウム(60%油性)1.1gをテト
ラヒドロフラン50mlに懸濁し、5℃に冷却した。ここ
に4−クロロ−2−フルオロ−5−イソプロポキシフェ
ニル酢酸エチル7.2gのテトラヒドロフラン80ml溶液
を徐々に滴下した。滴下終了後、室温に徐々に昇温しな
がら30分間攪拌した。これに、室温でギ酸エチル10
mlを加え、3時間攪拌した。その後、反応液を5℃まで
冷却し、希塩酸を加えた。反応液を濃縮して得られた残
渣を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、2−
(4−クロロ−2−フルオロ−5−イソプロポキシフェ
ニル)−2−ホルミル酢酸エチル8.0gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.2
6(3H,t,J=7.0Hz)、1.36(6H,d,J=6.2Hz)、4.26(2H,q,J=
7.0Hz)、4.45(1H,hp,J=6.2Hz) 、6.76(1/2H,s)、6.78(1
/2H,s)、7.10(1H,d,J=8.9Hz)、7.26(1H,d,J=12.6Hz) 、
12.1(1/2H,s)、12.2(1/2H,s) (8) 水素化ナトリウム(60%油性)1.1gを1,
2−ジメトキシエタン50mlに懸濁し、5℃に冷却し
た。ここに2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−イソ
プロポキシフェニル)−2−ホルミル酢酸エチル8.0g
の1,2−ジメトキシエタン50ml溶液を徐々に滴下し
た。滴下終了後、室温に徐々に昇温しながら20分間攪
拌した。これに室温でヨウ化メチル3.0mlを加え、4時
間30分間攪拌した。その後、反応液を5℃に冷却し
て、希塩酸水を加えた。反応液を水にあけ、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した
後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、E−及び−Z−2−(4′−クロロ−2′
−フルオロ−5′−イソプロポキシフェニル)−3−メ
トキシアクリル酸エチル5.5gを得た。
【0125】参考例5 (E−及びZ−2−(4′−フ
ルオロフェニル)−3−メトキシアクリル酸エチルの製
造) 原料化合物として4−フルオロフェニル酢酸を用いて参
考例1に記載の方法と同様にしてE−及びZ−2−
(4′−フルオロフェニル)−3−メトキシアクリル酸
エチルを合成した。
【0126】参考例6 (E−及び−Z−2−(4′−
クロロ−2′−フルオロフェニル)−3−メトキシアク
リル酸エチルの製造) (1) 4−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド2
5gを1,4−ジオキサン250mlおよびメタノール2
5mlに溶解し、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム2.4 g
を加え、30分間攪拌した。反応終了後、希塩酸水を少
量加えた後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し
て、4−クロロ−2−フルオロベンジルアルコール25
gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.8
2(1H,t,J=6.1Hz)、4.72(2H,d,J=6.1Hz)、7.08(1H,dd,J=
2.1, 9.8Hz)、7.15(1H,dd,J=2.1, 8.2Hz)、7.37(1H,dd,
J=8.2, 8.2Hz) (2) 4−クロロ−2−フルオロベンジルアルコール
16.5gをテトラヒドロフラン150mlに溶解し、ピリジ
ン1mlを加え5℃に冷却した。そこに塩化チオニル10
mlを徐々に滴下し、滴下終了後、5℃で2時間50分間
攪拌した。反応終了後、反応液をそのまま濃縮し、析出
した結晶を濾別した。濾液をそのままシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、4−クロロ−2−フルオロ
ベンジルクロリド18.5gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 4.5
9(2H,s)、7.09〜7.17(2H,m)、7.36(1H,dd,J=7.9, 7.9H
z) (3) 4−クロロ−2−フルオロベンジルクロリド1
8.5gをエタノール130mlおよび水30mlに溶解し、
これにシアン化ナトリウム5.3 gを加えて、2時間加熱
還流した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した
後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、4−クロロ−2−フルオロフェニルアセト
ニトリル15.1gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 3.7
4(2H,s)、7.12〜7.22(2H,m)、7.39(1H,dd,J=8.0, 8.0H
z) (4) 4−クロロ−2−フルオロフェニルアセトニト
リル15.1gをエタノール150mlに溶解し、これに濃硫
酸10mlを加え、65時間加熱還流した。反応終了後、
反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−クロロ−
2−フルオロフェニル酢酸エチル17.8gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.2
5(3H,t,J=7.1Hz)、3.63(2H,s)、4.17(2H,q,J=7.1Hz)、
7.07〜7.24 (3H,m) (5) 水素化ナトリウム(60%油性)3.6 gをテト
ラヒドロフラン120mlに懸濁し、5℃に冷却した。こ
こに4−クロロ−2−フルオロフェニル酢酸エチル17.8
gのテトラヒドロフラン120ml溶液を徐々に滴下し
た。滴下終了後、室温に徐々に昇温しながら30分間攪
拌した。これに、室温でギ酸エチル20mlを加え、3時
間攪拌した。その後、反応液を氷冷し、希塩酸を加え
た。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、濃縮した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し
て、2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−
ホルミル酢酸エチル19.1gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3 ):δ(ppm) 1.2
5(1/2× 3H,t,J=7.1Hz)、1.26(1/2×3H,t,J=7.1Hz) 、
4.26(2H,q,J=7.1Hz)、7.07〜7.26(3H,m)、9.74(1/2H,b
r) 、9.81(1/2H,br) (6) 水素化ナトリウム(60%油性)3.4 gをジメ
トキシエタン120mlに懸濁し、5℃に冷却した。ここ
に2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−ホ
ルミル酢酸エチル19.1gの1,2−ジメトキシエタン1
50ml溶液を徐々に滴下した。滴下終了後、室温に徐々
に昇温しながら30分間攪拌した。これに室温でヨウ化
メチル10mlを加え、3時間20分間攪拌した。その
後、反応液を氷冷して、希塩酸水を加えた。反応液を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、E−及び−Z−2−
(4′−クロロ−2′−フルオロフェニル)−3−メト
キシアクリル酸エチル11.1gを得た。
【0127】次に本発明化合物を製造する際の中間体化
合物である一般式 化12のピリミジン−4−オン化合
物および/または一般式 化9の2−ハロアルキルピリ
ミジン−4−オン化合物の例を化合物番号と共に表6〜
表8に示す。
【表6】
【0128】
【表7】
【0129】
【0130】
【表8】
【0131】
【0132】
【0133】次に製剤例を示す。なお、本発明化合物は
表1〜表5の化合物番号で示す。部は重量部である。 製剤例1 本発明化合物1−1〜1−715 、2−1〜2−380 、3
−1〜3−256 、4−1〜4−272 および5−1〜5−
35の各々50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、
ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪素4
5部をよく粉砕混合して各々の水和剤を得る。 製剤例2 本発明化合物1−1〜1−715 、2−1〜2−380 、3
−1〜3−256 、4−1〜4−272 および5−1〜5−
35の各々10部、ポリオキシエチレンスチリルフェニル
エーテル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウ
ム6部、キシレン35部およびシクロヘキサノン35部
をよく混合して各々の乳剤を得る。 製剤例3 本発明化合物1−1〜1−715 、2−1〜2−380 、3
−1〜3−256 、4−1〜4−272 および5−1〜5−
35の各々2部、合成含水酸化珪素2部、リグニンスルホ
ン酸カルシウム2部、ベントナイト30部およびカオリ
ンクレー64部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り
合わせた後、造粒乾燥して各々の粒剤を得る。 製剤例4 本発明化合物1−1〜1−715 、2−1〜2−380 、3
−1〜3−256 、4−1〜4−272 および5−1〜5−
35の各々25部、ポリビニルアルコール10%水溶液5
0部、水25部を混合し、平均粒径が5マイクロメート
ル以下になるまで湿式粉砕して各々の懸濁剤を得る。
【0134】次に、本発明化合物が除草剤の有効成分と
して有用であることを試験例で示す。なお、本発明化合
物は表1〜表5の化合物番号で示す。除草効力の評価
は、調査時の供試植物の出芽または生育の状態が無処理
のそれと比較して全くないしほとんど違いがないものを
「0」とし、供試植物が完全枯死または出芽もしくは生
育が完全に抑制されているものを「5」として、0〜5
の6段階に区分し、0、1、2、3、4、5で示す。除
草効力の評価「4」および「5」は優れた除草効力を意
味し、評価「3」以下は不十分な除草効力を意味する。
【0135】試験例1 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒型プラスチックポットに
土壌を詰め、イチビを播種し、温室内で15日間育成し
た。その後、製剤例2に準じて供試化合物を乳剤にし、
その所定量を1ヘクタールあたり1000リットル相当
の展着剤を含む水で希釈し、噴霧器で植物体の上方から
茎葉部全面に均一に処理した。処理後、15日間温室内
で育成し、除草効力を調査した。その結果を表9に示
す。
【表9】
【0136】試験例2 畑地土壌表面処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒型プラスチックポットに
土壌を詰め、イチビを播種した。製剤例2に準じて供試
化合物を乳剤にし、その所定量を1ヘクタールあたり1
000リットル相当の水で希釈し、噴霧器で土壌表面全
面に均一に処理した。処理後、19日間温室内で育成
し、除草効力を調査した。その結果を表10に示す。
【表10】
【0137】試験例3 水田湛水処理試験 直径9cm、深さ11cmの円筒型プラスチックポットに土
壌を詰め、タイヌビエを播種した。湛水して水田状態に
した後、温室内で育成した。7日後に製剤例2に準じて
供試化合物を乳剤にし、その所定量を水で希釈し、1ア
ールあたり50リットルを水面に処理した。処理後19
日間温室内で育成し、除草効力を調査した。その結果を
表11に示す。
【表11】
【0138】試験例4 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒型プラスチックポットに
土壌を詰め、イチビ、イヌビエを播種し、温室内で15
日間育成した。その後、製剤例2に準じて供試化合物を
乳剤にし、その所定量を1ヘクタールあたり1000リ
ットル相当の展着剤を含む水で希釈し、噴霧器で植物体
の上方から茎葉部全面に均一に処理した。処理後、15
日間温室内で育成し、除草効力を調査した。その結果を
表12に示す。
【表12】
【0139】試験例5 畑地土壌表面処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒型プラスチックポットに
土壌を詰め、イチビ、イヌビエを播種した。製剤例2に
準じて供試化合物を乳剤にし、その所定量を1ヘクター
ルあたり1000リットル相当の水で希釈し、噴霧器で
土壌表面全面に均一に処理した。処理後、19日間温室
内で育成し、除草効力を調査した。その結果を表13に
示す。
【表13】
【0140】試験例6 水田湛水処理試験 直径9cm、深さ11cmの円筒型プラスチックポットに土
壌を詰め、タイヌビエ、ホタルイを播種した。湛水して
水田状態にした後、温室内で育成した。7日後に製剤例
2に準じて供試化合物を乳剤にし、その所定量を水で希
釈し、1アールあたり50リットルを水面に処理した。
処理後19日間温室内で育成し、除草効力を調査した。
その結果を表14に示す。
【表14】
【0141】試験例7 畑地茎葉処理試験 面積26.5×19cm2 、深さ7cmのプラスチックポット
に土壌を詰め、アメリカアサガオ、オナモミ、ブタク
サ、イヌビエを、各草種の薬剤処理までの日数がそれぞ
れ23、27、30、17日となるように播種し、育成
させた。その後、製剤例2に準じて供試化合物を乳剤に
し、その所定量を1ヘクタールあたり1050リットル
相当の水で希釈し、噴霧器で植物体の上方から茎葉部全
面に均一に処理した。このとき雑草の生育状況は草種に
より異なるが、2〜4葉期で、草丈は8〜18cmであっ
た。処理21日後に除草効力を調査した。その結果を表
15に示す。なお、本試験は、全期間を通して温室内で
行った。
【表15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 43/78 101 A01N 43/78 101 43/84 101 43/84 101 102 102 C07D 403/04 239 C07D 403/04 239 405/04 239 405/04 239 413/04 239 413/04 239 417/04 239 417/04 239 //(C07D 403/04 239:36 249:18) (C07D 405/04 239:36 307:79) (C07D 413/04 239:36 265:36) (C07D 413/04 239:36 263:58) (C07D 417/04 239:36 277:68)

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1 は水素原子又はC1−C3アルキル基を表
    し、R2 はハロゲン原子で置換されてもよいC1−C3
    アルキル基を表し、R3 はハロゲン原子で置換されても
    よいC1−C6アルキル基;C3−C6アルケニル基;
    またはC3−C6アルキニル基を表し、Qは置換された
    フェニル基を表す。〕で示されるピリミジン−4−オン
    誘導体。
  2. 【請求項2】Q−が一般式 化2 【化2】 〔式中、Xは水素原子又はハロゲン原子を表し、 Yはハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基またはトリフル
    オロメチル基を表し、 Z1 は酸素原子、硫黄原子、NH基またはメチレン基を
    表し、 Z2 は酸素原子または硫黄原子を表し、 nは0又は1を表し、 Bは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ク
    ロロスルホニル基、−OR10基、−SR10基、−SO2
    OR10基、−N(R10)R11基、−SO2 N(R11)R
    12基、−NR11(COR13)基、−NR11(SO
    2 14)基、−N(SO2 14)(SO2 15)基、−
    N(SO2 14)(COR13)、−NHCOOR13基、
    −COOR13基、−CON(R11)R12基、−CSN
    (R11)R12基、−COR16基、−CR17=CR18CH
    O基、−CR17=CR18COOR13基、CR17=CR18
    CON(R11)R12基、−CH2 CHWCOOR13基、
    または、−CH2 CHWCON(R11)R12基を表し、
    (ここで、Wは水素原子、塩素原子または臭素原子を表
    し、 R10は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C
    6アルケニル基、C3−C6ハロアルケニル基、C3−
    C6アルキニル基、C3−C6ハロアルキニル基、シア
    ノC1−C6アルキル基、C2−C8アルコキシアルキ
    ル基、C2−C8アルキルチオアルキル基、カルボキシ
    C1−C6アルキル基、(C1−C6アルコキシ)カル
    ボニルC1−C6アルキル基、(C1−C6ハロアルコ
    キシ)カルボニルC1−C6アルキル基、{(C1−C
    4アルコキシ)C1−C4アルコキシ}カルボニルC1
    −C6アルキル基、(C3−C8シクロアルコキシ)カ
    ルボニルC1−C6アルキル基、−CH2 CON
    (R11)R12基、−CH2 COON(R11)R12基、−
    CH(C1−C4アルキル)CON(R11)R12基、ま
    たは、−CH(C1−C4アルキル)COON(R11
    12基を表し、 R11とR12はそれぞれ独立して水素原子、C1−C6ア
    ルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C6アル
    ケニル基、C3−C6アルキニル基、シアノC1−C6
    アルキル基、C2−C8アルコキシアルキル基、C2−
    C8アルキルチオアルキル基、カルボキシC1−C6ア
    ルキル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−
    C6アルキル基または、{(C1−C4アルコキシ)C
    1−C4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基
    を表すか、あるいは、R11とR12とで、テトラメチレ
    ン、ペンタメチレンまたはエチレンオキシエチレンを表
    し、 R13は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基またはC3−C8シクロアルキル基を表
    し、 R14とR15はそれぞれ独立してC1−C6アルキル基ま
    たはC1−C6ハロアルキル基を表わすか、あるいはメ
    チル基もしくはニトロ基で置換されてもよいフェニル基
    を表し、 R16は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハ
    ロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6
    ハロアルキニル基、C2−C8アルコキシアルキル基ま
    たはヒドロキシC1−C6アルキル基を表し、 R17およびR18はそれぞれ独立して、水素原子またはC
    1−C6アルキル基を表す。) R4 は水素原子またはC1−C3アルキル基を表し、 R5 は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C3−C6アルケニル基、C3−C6ハ
    ロアルケニル基、C3−C6アルキニル基、C3−C6
    ハロアルキニル基、シアノC1−C6アルキル基、C2
    −C8アルコキシアルキル基、C3−C8アルコキシア
    ルコキシアルキル基、カルボキシC1−C6アルキル
    基、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6ア
    ルキル基、{(C1−C4アルコキシ)C1−C4アル
    コキシ}カルボニルC1−C6アルキル基、(C3−C
    8シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル
    基、−CH2 CON(R11)R12基、−CH2 COON
    (R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)CON
    (R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)COO
    N(R11)R12基(ここで、R11およびR12は前記と同
    じ意味を表す。)、C2−C8アルキルチオアルキル
    基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロ
    アルキルスルホニル基、(C1−C8アルキル)カルボ
    ニル基、(C1−C8アルコキシ)カルボニル基または
    ヒドロキシC1−C6アルキル基を表し、 R6 はC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル
    基、ホルミル基、シアノ基、カルボキシル基、ヒドロキ
    シC1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシC1−
    C6アルキル基、C1−C6アルコキシC1−C6アル
    コキシC1−C6アルキル基、(C1−C6アルキル)
    カルボニルオキシC1−C6アルキル基、(C1−C6
    ハロアルキル)カルボニルオキシC1−C6アルキル
    基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基または(C
    1−C6アルキル)カルボニル基を表し、 R7 は水素原子またはC1−C6アルキル基を表し、 R8 はC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル
    基、C1−C6ヒドロキシアルキル基、C2−C8アル
    コキシアルキル基、C3−C10アルコキシアルコキシア
    ルキル基、(C1−C5アルキル)カルボニルオキシC
    1−C6アルキル基、(C1−C6ハロアルキル)カル
    ボニルオキシC1−C6アルキル基、カルボキシル基、
    カルボキシC1−C6アルキル基、(C1−C8アルコ
    キシ)カルボニル基、(C1−C6ハロアルコキシ)カ
    ルボニル基、(C3−C10シクロアルコキシ)カルボニ
    ル基、(C3−C8アルケニルオキシ)カルボニル基、
    (C3−C8アルキニルオキシ)カルボニル基、アミノ
    カルボニル基、(C1−C6アルキル)アミノカルボニ
    ル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基、
    (C1−C6アルキル)アミノカルボニルオキシC1−
    C6アルキルまたは、ジ(C1−C6アルキル)アミノ
    カルボニルオキシC1−C6アルキル基を表す。〕で示
    されるQ−1、Q−2、Q−3、Q−4またはQ−5で
    ある請求項1記載のピリミジン−4−オン誘導体。
  3. 【請求項3】QがQ−1、Q−2、Q−3またはQ−4
    であり、 Yがハロゲン原子であり、 Z1 が酸素原子または硫黄原子であり、 Z2 が酸素原子であり、 Bが水素原子、ニトロ基、−OR10基、−SR10基、−
    NHR10基、−NHSO2 14基、−COOR13基また
    は−CH2 CHWCOOR13基であり、(ここでWが水
    素原子または塩素原子であり、 R10がC1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキ
    ル基、C3−C6アルケニル基、C3−C6ハロアルケ
    ニル基、C3−C6アルキニル基、シアノC1−C6ア
    ルキル基、または(C1−C6アルコキシ)カルボニル
    C1−C6アルキル基であり、 R13がC1−C6アルキル基であり、 R14がC1−C6アルキル基である。) R5 がC1−C6アルキル基、C3−C6アルケニル基
    またはC3−C6アルキニル基であり、 R6 がC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル
    基、ホルミル基、ヒドロキシメチル基、(C1−C6ア
    ルコキシ)メチル基、(C1−C6アルキル)カルボニ
    ルオキシメチル基または(C1−C6アルコキシ)カル
    ボニル基であり、 R7 が水素原子またはメチル基であり、 R8 がメチル基、ヒドロキシメチル基、(C1−C6ア
    ルコキシ)メチル基、(C1−C5アルキル)カルボニ
    ルオキシメチル基、カルボキシル基または(C1−C6
    アルコキシ)カルボニル基である請求項2記載のピリミ
    ジン−4−オン誘導体。
  4. 【請求項4】R2 がハロゲン原子で置換されたC1−C
    3アルキル基である請求項1、2または3記載のピリミ
    ジン−4−オン誘導体。
  5. 【請求項5】R2 がトリフルオロメチル基である請求項
    1、2または3記載のピリミジン−4−オン誘導体。
  6. 【請求項6】QがQ−1である請求項2または3記載の
    ピリミジン−4−オン誘導体。
  7. 【請求項7】QがQ−2である請求項2または3記載の
    ピリミジン−4−オン誘導体。
  8. 【請求項8】QがQ−3である請求項2または3記載の
    ピリミジン−4−オン誘導体。
  9. 【請求項9】QがQ−4である請求項2または3記載の
    ピリミジン−4−オン誘導体。
  10. 【請求項10】QがQ−1であり、R2 がハロゲン原子
    で置換されたC1−C3アルキル基である請求項2また
    は3記載のピリミジン−4−オン誘導体。
  11. 【請求項11】QがQ−2であり、R2 がハロゲン原子
    で置換されたC1−C3アルキル基である請求項2また
    は3記載のピリミジン−4−オン誘導体。
  12. 【請求項12】QがQ−3であり、R2 がハロゲン原子
    で置換されたC1−C3アルキル基である請求項2また
    は3記載のピリミジン−4−オン誘導体。
  13. 【請求項13】QがQ−4であり、R2 がハロゲン原子
    で置換されたC1−C3アルキル基である請求項2また
    は3記載のピリミジン−4−オン誘導体。
  14. 【請求項14】QがQ−1であり、R2 がトリフルオロ
    メチル基である請求項3記載のピリミジン−4−オン誘
    導体。
  15. 【請求項15】QがQ−2であり、R2 がトリフルオロ
    メチル基である請求項3記載のピリミジン−4−オン誘
    導体。
  16. 【請求項16】QがQ−3であり、R2 がトリフルオロ
    メチル基である請求項3記載のピリミジン−4−オン誘
    導体。
  17. 【請求項17】QがQ−4であり、R2 がトリフルオロ
    メチル基である請求項3記載のピリミジン−4−オン誘
    導体。
  18. 【請求項18】QがQ−1であり、R2 がトリフルオロ
    メチル基であり、Bが−OR10基である請求項3記載の
    ピリミジン−4−オン誘導体。
  19. 【請求項19】QがQ−1であり、R2 がトリフルオロ
    メチル基であり、Bが−NHR10基である請求項3記載
    のピリミジン−4−オン誘導体。
  20. 【請求項20】QがQ−1であり、R2 がトリフルオロ
    メチル基であり、Bが−OR10基であり、R10がC3−
    C6アルキニル基である請求項3記載のピリミジン−4
    −オン誘導体。
  21. 【請求項21】QがQ−1であり、R2 がトリフルオロ
    メチル基であり、Bが−OR10基であり、R10が(C1
    −C6アルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル基で
    ある請求項3記載のピリミジン−4−オン誘導体。
  22. 【請求項22】QがQ−1であり、R2 がトリフルオロ
    メチル基であり、Bが−OR10基であり、R10が1−
    〔(C1−C6アルコキシ)カルボニル〕エチル基であ
    る請求項3記載のピリミジン−4−オン誘導体。
  23. 【請求項23】QがQ−1であり、R2 がトリフルオロ
    メチル基であり、Bが−OR10基であり、R10が(C1
    −C6アルコキシ)カルボニルメチル基である請求項3
    記載のピリミジン−4−オン誘導体。
  24. 【請求項24】QがQ−2であり、R2 がトリフルオロ
    メチル基であり、Z1 が酸素原子であり、nが1であ
    り、R4 が水素原子であり、R5 がC3−C6アルキニ
    ル基である請求項3記載のピリミジン−4−オン誘導
    体。
  25. 【請求項25】R1 が水素原子であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、R3 がメチル基であり、QがQ−
    1であり、Xがフッ素原子であり、Yが塩素原子であ
    り、Bがプロパルギルオキシ基である請求項2記載のピ
    リミジン−4−オン誘導体。
  26. 【請求項26】R1 が水素原子であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、R3 がメチル基であり、QがQ−
    1であり、Xがフッ素原子であり、Yが塩素原子であ
    り、Bが1−(エトキシカルボニル)エトキシ基である
    請求項2記載のピリミジン−4−オン誘導体。
  27. 【請求項27】R1 が水素原子であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、R3 がメチル基であり、QがQ−
    1であり、Xがフッ素原子であり、Yが塩素原子であ
    り、Bが1−(メトキシカルボニル)エトキシ基である
    請求項2記載のピリミジン−4−オン誘導体。
  28. 【請求項28】R1 が水素原子であり、R2 がトリフル
    オロメチル基であり、R3 がメチル基であり、QがQ−
    2であり、Xがフッ素原子であり、Z1 が酸素原子であ
    り、nが1であり、R4 が水素原子であり、R5 がプロ
    パルギル基である請求項2記載のピリミジン−4−オン
    誘導体。
  29. 【請求項29】請求項1〜28のいずれかに記載のピリ
    ミジン−4−オン誘導体を有効成分として含有すること
    を特徴とする除草剤。
  30. 【請求項30】一般式 化3 【化3】 (式中、R1 は水素原子またはC1−C3アルキル基を
    表し、R21はハロゲン原子で置換されたC1−C3アル
    キル基を表し、Qは置換されたフェニル基を表す。)で
    示される2−ハロアルキルピリミジン−4−オン化合
    物。
  31. 【請求項31】Q−が一般式 化4 【化4】 〔式中、Xは水素原子又はハロゲン原子を表し、 Yはハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基またはトリフル
    オロメチル基を表し、 Z1 は酸素原子、硫黄原子、NH基またはメチレン基を
    表し、 Z2 は酸素原子または硫黄原子を表し、 nは0又は1を表し、 Bは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ク
    ロロスルホニル基、−OR10基、−SR10基、−SO2
    OR10基、−N(R10)R11基、−SO2 N(R11)R
    12基、−NR11(COR13)基、−NR11(SO
    2 14)基、−N(SO2 14)(SO2 15)基、−
    N(SO2 14)(COR13)、−NHCOOR13基、
    −COOR13基、−CON(R11)R12基、−CSN
    (R11)R12基、−COR16基、−CR17=CR18CH
    O基、−CR17=CR18COOR13基、CR17=CR18
    CON(R11)R12基、−CH2 CHWCOOR13基、
    または、−CH2 CHWCON(R11)R12基を表し、
    (ここで、Wは水素原子、塩素原子または臭素原子を表
    し、 R10は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C
    6アルケニル基、C3−C6ハロアルケニル基、C3−
    C6アルキニル基、C3−C6ハロアルキニル基、シア
    ノC1−C6アルキル基、C2−C8アルコキシアルキ
    ル基、C2−C8アルキルチオアルキル基、カルボキシ
    C1−C6アルキル基、(C1−C6アルコキシ)カル
    ボニルC1−C6アルキル基、(C1−C6ハロアルコ
    キシ)カルボニルC1−C6アルキル基、{(C1−C
    4アルコキシ)C1−C4アルコキシ}カルボニルC1
    −C6アルキル基、(C3−C8シクロアルコキシ)カ
    ルボニルC1−C6アルキル基、−CH2 CON
    (R11)R12基、−CH2 COON(R11)R12基、−
    CH(C1−C4アルキル)CON(R11)R12基、ま
    たは、−CH(C1−C4アルキル)COON(R11
    12基を表し、 R11とR12はそれぞれ独立して水素原子、C1−C6ア
    ルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C6アル
    ケニル基、C3−C6アルキニル基、シアノC1−C6
    アルキル基、C2−C8アルコキシアルキル基、C2−
    C8アルキルチオアルキル基、カルボキシC1−C6ア
    ルキル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−
    C6アルキル基または、{(C1−C4アルコキシ)C
    1−C4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基
    を表すか、あるいは、R11とR12とで、テトラメチレ
    ン、ペンタメチレンまたはエチレンオキシエチレンを表
    し、 R13は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基またはC3−C8シクロアルキル基を表
    し、 R14とR15はそれぞれ独立してC1−C6アルキル基ま
    たはC1−C6ハロアルキル基を表わすか、あるいはメ
    チル基もしくはニトロ基で置換されてもよいフェニル基
    を表し、 R16は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハ
    ロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6
    ハロアルキニル基、C2−C8アルコキシアルキル基ま
    たはヒドロキシC1−C6アルキル基を表し、 R17およびR18はそれぞれ独立して、水素原子またはC
    1−C6アルキル基を表す。) R4 は水素原子またはC1−C3アルキル基を表し、 R5 は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハ
    ロアルキル基、C3−C6アルケニル基、C3−C6ハ
    ロアルケニル基、C3−C6アルキニル基、C3−C6
    ハロアルキニル基、シアノC1−C6アルキル基、C2
    −C8アルコキシアルキル基、C3−C8アルコキシア
    ルコキシアルキル基、カルボキシC1−C6アルキル
    基、(C1−C6アルコキシ)カルボニルC1−C6ア
    ルキル基、{(C1−C4アルコキシ)C1−C4アル
    コキシ}カルボニルC1−C6アルキル基、(C3−C
    8シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル
    基、−CH2 CON(R11)R12基、−CH2 COON
    (R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)CON
    (R11)R12基、−CH(C1−C4アルキル)COO
    N(R11)R12基(ここで、R11およびR12は前記と同
    じ意味を表す。)、C2−C8アルキルチオアルキル
    基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロ
    アルキルスルホニル基、(C1−C8アルキル)カルボ
    ニル基、(C1−C8アルコキシ)カルボニル基または
    ヒドロキシC1−C6アルキル基を表し、 R6 はC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル
    基、ホルミル基、シアノ基、カルボキシル基、ヒドロキ
    シC1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシC1−
    C6アルキル基、C1−C6アルコキシC1−C6アル
    コキシC1−C6アルキル基、(C1−C6アルキル)
    カルボニルオキシC1−C6アルキル基、(C1−C6
    ハロアルキル)カルボニルオキシC1−C6アルキル
    基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基または(C
    1−C6アルキル)カルボニル基を表し、 R7 は水素原子またはC1−C6アルキル基を表し、 R8 はC1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル
    基、C1−C6ヒドロキシアルキル基、C2−C8アル
    コキシアルキル基、C3−C10アルコキシアルコキシア
    ルキル基、(C1−C5アルキル)カルボニルオキシC
    1−C6アルキル基、(C1−C6ハロアルキル)カル
    ボニルオキシC1−C6アルキル基、カルボキシル基、
    カルボキシC1−C6アルキル基、(C1−C8アルコ
    キシ)カルボニル基、(C1−C6ハロアルコキシ)カ
    ルボニル基、(C3−C10シクロアルコキシ)カルボニ
    ル基、(C3−C8アルケニルオキシ)カルボニル基、
    (C3−C8アルキニルオキシ)カルボニル基、アミノ
    カルボニル基、(C1−C6アルキル)アミノカルボニ
    ル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基、
    (C1−C6アルキル)アミノカルボニルオキシC1−
    C6アルキルまたは、ジ(C1−C6アルキル)アミノ
    カルボニルオキシC1−C6アルキル基を表す。〕で示
    されるQ−1、Q−2、Q−3、Q−4またはQ−5で
    ある請求項30記載の2−ハロアルキルピリミジン−4
    −オン化合物。
  32. 【請求項32】R21がトリフルオロメチル基である請求
    項30または31記載の2−ハロアルキルピリミジン−
    4−オン化合物。
  33. 【請求項33】QがQ−1である請求項31または32
    記載の2−ハロアルキルピリミジン−4−オン化合物。
  34. 【請求項34】一般式 化5 【化5】 (式中、Qは置換されたフェニル基を表し、R1 は水素
    原子またはC1−C3アルキル基を表し、R19およびR
    20はそれぞれ独立にC1−C3アルキル基を表す。)で
    示される化合物と一般式 化6 【化6】 (式中、R2 はハロゲン原子で置換されてもよいC1−
    C3アルキル基を表す。)で示されるアミジン化合物と
    を反応させることを特徴とする一般式 化7 【化7】 (式中、Q、R1 およびR2 は前記と同じ意味を表
    す。)で示されるピリミジン−4−オン化合物の製造
    法。
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