JPH10291983A - ピリダジン−3−オン誘導体およびその用途 - Google Patents

ピリダジン−3−オン誘導体およびその用途

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JPH10291983A
JPH10291983A JP2607898A JP2607898A JPH10291983A JP H10291983 A JPH10291983 A JP H10291983A JP 2607898 A JP2607898 A JP 2607898A JP 2607898 A JP2607898 A JP 2607898A JP H10291983 A JPH10291983 A JP H10291983A
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JP
Japan
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optionally substituted
alkyl
alkyloxy
compound
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Pending
Application number
JP2607898A
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English (en)
Inventor
Takeshi Komori
岳 小森
Hisayuki Hoshi
久行 星
Masayuki Enomoto
雅之 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2607898A priority Critical patent/JPH10291983A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた除草効力を示す化合物を提供すること。 【解決手段】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1は、C1−C3ハロアルキル基を表し、R2
およびR3は同一または相異なり、水素原子等を表し、
Xは水素原子等を表し、Yはハロゲン原子等を表し、Z
1は酸素原子等を表し、Z4は酸素原子等を表し、R4
水素原子等を表し、R5はC2−C6アルケニル基等を
表す。〕で示されるピリダジン−3−オン誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピリダジン−3−オ
ン誘導体およびその用途に関する。
【発明が解決しようとする課題】本発明は優れた除草活
性を有する化合物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】本発明者等は優れた除草
活性を有する化合物を見い出すべく鋭意検討した結果、
下記一般式化3で示されるピリダジン−3−オン誘導体
が優れた除草活性を有することを見い出し本発明に至っ
た。即ち、本発明は、一般式 化3
【化3】 〔式中、R1はC1−C3ハロアルキル基を表し、R2
よびR3は同一または相異なり、水素原子、C1−C3
アルキル基、C1−C3ハロアルキル基またはC1−C
3アルコキシC1−C3アルキル基を表し、Xは水素原
子またはハロゲン原子を表し、Yはハロゲン原子、ニト
ロ基、シアノ基またはトリハロメチル基を表し、Z1
酸素原子、硫黄原子、CH2基またはNH基を表し、Z4
は酸素原子または硫黄原子を表し、R4は水素原子、C
1−C6アルキル基またはC3−C6シクロアルキル基
を表し、R5はC2−C6アルケニル基、C2−C6ハ
ロアルケニル基、C3−C6アルキニル基、C3−C6
ハロアルキニル基、置換されていてもよいベンジル基、
置換されていてもよいフェニル基、C2−C6アルケニ
ルオキシ基、C2−C6ハロアルケニルオキシ基、C3
−C6アルキニルオキシ基、C3−C6ハロアルキニル
オキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロ
アルキルチオ基、C2−C6アルケニルチオ基、C2−
C6ハロアルケニルチオ基、(C1−C6アルキル)チ
オC1−C6アルキル基、C3−C6アルキニルチオ
基、C3−C6ハロアルキニルチオ基、C3−C8シク
ロアルキルチオ基、C3−C8シクロハロアルキルチオ
基、(C3−C8シクロアルキル)C1−C6アルキル
チオ基、ジ(C1−C6アルキル)C=NO基、置換さ
れていてもよいベンジルチオ基、置換されていてもよい
フェニルチオ基、ヒドロキシC2−C6アルコキシ基、
アミノC2−C6アルコキシ基、(C1−C6アルキ
ル)カルボニルオキシC2−C6アルコキシ基、(C1
−C6アルキル)カルボニルアミノC2−C6アルコキ
シ基、置換されていてもよいベンジルオキシ基、置換さ
れていてもよいフェノキシ基、置換されていてもよいフ
リルオキシ基、置換されていてもよいフリルC1−C6
アルキルオキシ基、置換されていてもよいチエニルオキ
シ基、置換されていてもよいチエニルC1−C6アルキ
ルオキシ基、置換されていてもよいピロリルオキシ基、
置換されていてもよいピロリルオキシC1−C6アルキ
ルオキシ基、置換されていてもよいイミダゾリルオキシ
基、置換されていてもよいイミダゾリルC1−C6アル
キルオキシ基、置換されていてもよいピラゾリルオキシ
基、置換されていてもよいピラゾリルC1−C6アルキ
ルオキシ基、置換されていてもよいチアゾリルオキシ
基、置換されていてもよいチアゾリルC1−C6アルキ
ルオキシ基、置換されていてもよいオキサゾリルオキシ
基、置換されていてもよいオキサゾリルC1−C6アル
キルオキシ基、置換されていてもよいイソチアゾリルオ
キシ基、置換されていてもよいイソチアゾリルC1−C
6アルキルオキシ基、置換されていてもよいイソキサゾ
リルオキシ基、置換されていてもよいイソキサゾリルC
1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいピリ
ジルオキシ基、置換されていてもよいピリジルC1−C
6アルキルオキシ基、置換されていてもよいピラジニル
オキシ基、置換されていてもよいピラジニルC1−C6
アルキルオキシ基、置換されていてもよいピリミジニル
オキシ基、置換されていてもよいピリミジニルC1−C
6アルキルオキシ基、置換されていてもよいピリダジニ
ルオキシ基、置換されていてもよいピリダジニルC1−
C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいインドリ
ジニルオキシ基、置換されていてもよいインドリジニル
C1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいイ
ンドリルオキシ基、置換されていてもよいインドリルC
1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいイン
ダゾリルオキシ基、置換されていてもよいインダゾリル
C1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいキ
ノリルオキシ基、置換されていてもよいキノリルC1−
C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいイソキノ
リルオキシ基または置換されていてもよいイソキノリル
C1−C6アルキルオキシ基を表すか、あるいは、−N
67で表される基{式中、R6は、水素原子、C3−
C8シクロアルキル基、(C1−C6アルキル)カルボ
ニルオキシC2−C6アルキル基、(C1−C6アルキ
ル)カルボニルアミノC2−C6アルキル基、ヒドロキ
シC2−C6アルキル基、アミノC2−C6アルキル
基、置換されていてもよいベンジル基または置換されて
いてもよいフェニル基を表し、R7は、C3−C8シク
ロアルキル基、(C1−C6アルキル)カルボニルオキ
シC2−C6アルキル基、(C1−C6アルキル)カル
ボニルアミノC2−C6アルキル基、ヒドロキシC2−
C6アルキル基、アミノC2−C6アルキル基、置換さ
れていてもよいベンジル基または置換されていてもよい
フェニル基を表わすか、あるいは、R6とR7とで、トリ
メチレンまたはエチレンチオエチレンを表わす。}を表
すか、あるいは、−NHNHR8で表される基(式中、
8は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換されて
いてもよいフェニル基または置換されていてもよいベン
ジル基を表す。)を表すか、あるいは、一般式 化4
【化4】 {式中、R9は水素原子、ヒドロキシル基または−O−
COR10で表される基(式中、R10は、C1−C6アル
キル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アルケ
ニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換されていて
もよいフェニル基、置換されていてもよいベンジル基、
C1−C6アルコキシ基またはC1−C6アルキルアミ
ノ基を表す。)を表す。}で表される基を表す。〕で示
されるピリダジン−3−オン誘導体(以下、本発明化合
物と記す。)およびそれを有効成分とする除草剤を提供
する。
【0002】
【発明の実施の形態】本発明化合物の態様として、Z1
が酸素原子、硫黄原子またはNH基であり、R5がC2
−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C
3−C6アルキニル基、C3−C6ハロアルキニル基、
置換されていてもよいベンジル基、置換されていてもよ
いフェニル基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6
ハロアルキルチオ基、C2−C6アルケニルチオ基、C
2−C6ハロアルケニルチオ基、(C1−C6アルキ
ル)チオC1−C6アルキル基 C3−C6アルキニルチオ基、C3−C6ハロアルキニ
ルチオ基、C3−C8シクロアルキルチオ基、C3−C
8シクロハロアルキルチオ基、(C3−C8シクロアル
キル)C1−C6アルキルチオ基、ジ(C1−C6アル
キル)C=NO基、置換されていてもよいベンジルチオ
基、置換されていてもよいフェニルチオ基、ヒドロキシ
C2−C6アルコキシ基、アミノC2−C6アルコキシ
基、(C1−C6アルキル)カルボニルオキシC2−C
6アルコキシ基、(C1−C6アルキル)カルボニルア
ミノC2−C6アルコキシ基、置換されていてもよいフ
リルオキシ基、置換されていてもよいフリルC1−C6
アルキルオキシ基、置換されていてもよいチエニルオキ
シ基、置換されていてもよいチエニルC1−C6アルキ
ルオキシ基、置換されていてもよいピロリル基、置換さ
れていてもよいピロリルC1−C6アルキルオキシ基、
置換されていてもよいイミダゾリルオキシ基、置換され
ていてもよいイミダゾリルC1−C6アルキルオキシ
基、置換されていてもよいピラゾリルオキシ基、置換さ
れていてもよいピラゾリルC1−C6アルキルオキシ
基、置換されていてもよいチアゾリルオキシ基、置換さ
れていてもよいチアゾリルC1−C6アルキルオキシ
基、置換されていてもよいオキサゾリルオキシ基、置換
されていてもよいオキサゾリルC1−C6アルキルオキ
シ基、置換されていてもよいイソチアゾリルオキシ基、
置換されていてもよいイソチアゾリルC1−C6アルキ
ルオキシ基、置換されていてもよいイソキサゾリルオキ
シ基、置換されていてもよいイソキサゾリルC1−C6
アルキルオキシ基、置換されていてもよいピリジルオキ
シ基、置換されていてもよいピリジルC1−C6アルキ
ルオキシ基、置換されていてもよいピラジニルオキシ
基、置換されていてもよいピラジニルC1−C6アルキ
ルオキシ基、置換されていてもよいピリミジニルオキシ
基、置換されていてもよいピリミジニルC1−C6アル
キルオキシ基、置換されていてもよいピリダジニルオキ
シ基、置換されていてもよいピリダジニルC1−C6ア
ルキルオキシ基、置換されていてもよいインドリジニル
オキシ基、置換されていてもよいインドリジニルC1−
C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいインドリ
ルオキシ基、置換されていてもよいインドリルC1−C
6アルキルオキシ基、置換されていてもよいインダゾリ
ルオキシ基、置換されていてもよいインダゾリルC1−
C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいキノリル
オキシ基、置換されていてもよいキノリルC1−C6ア
ルキルオキシ基、置換されていてもよいイソキノリルオ
キシ基、置換されていてもよいイソキノリルC1−C6
アルキルオキシ基、−NR67で表される基(式中、R
6およびR7は、前記と同じ意味を表わす。)、−NHN
HR8で表される基(式中、R8は、前記と同じ意味を表
わす。)または前記化4で示される基であるピリダジン
−3−オン誘導体;R1がトリフルオロメチル基であ
り、R2がメチル基または水素原子であり、R 3が水素原
子であり、Xがフッ素原子であり、Yが塩素原子であ
り、R4が水素原子またはメチル基であり、R5がC2−
C6アルケニルオキシ基、C2−C6ハロアルケニルオ
キシ基、C3−C6アルキニルオキシ基、C3−C6ハ
ロアルキニルオキシ基、置換されていてもよいベンジル
オキシ基または置換されていてもよいフェノキシ基であ
るピリダジン−3−オン誘導体;Z4が酸素原子である
ピリダジン−3−オン誘導体;Z1およびZ4が酸素原子
であるピリダジン−3−オン誘導体;R5がC2−C6
アルケニルオキシ基、C3−C6アルキニルオキシ基、
ベンジルオキシ基またはフェノキシ基であるピリダジン
−3−オン誘導体;R5がC2−C6アルケニルオキシ
基であるピリダジン−3−オン誘導体;R5がフェノキ
シ基であるピリダジン−3−オン誘導体;R5がベンジ
ルオキシ基であるピリダジン−3−オン誘導体;R2
メチル基であるピリダジン−3−オン誘導体;Yがハロ
ゲン原子であり、R1がトリフルオロメチル基であり、
2が水素原子またはメチル基であり、R3が水素原子で
あり、R4が水素原子またはメチル基であるピリダジン
−3−オン誘導体;Xがフッ素原子であり、Yがハロゲ
ン原子であり、R1がトリフルオロメチル基であり、R2
が水素原子またはメチル基であり、R3が水素原子であ
り、R4が水素原子またはメチル基であるピリダジン−
3−オン誘導体;Xがフッ素原子であり、Yが塩素原子
であり、R1がトリフルオロメチル基であり、R2が水素
原子またはメチル基であり、R3が水素原子であり、R4
が水素原子またはメチル基であるピリダジン−3−オン
誘導体;Xがフッ素原子であり、Yが塩素原子であり、
1がトリフルオロメチル基であり、R2が水素原子また
はメチル基であり、R3が水素原子であり、R4がメチル
基であるピリダジン−3−オン誘導体;R5がNHR7
ある化合物において、R7が(C1−C6アルキル)カ
ルボニルオキシC2−C6アルキル基、ヒドロキシC2
−C6アルキル基、ベンジル基またはフェニル基である
ピリダジン−3−オン誘導体;R5がアゼチジン−1−
イル基またはチオモルホリン−1−イル基であるピリダ
ジン−3−オン誘導体;R5が前記一般式化4で表され
る化合物においてR9がヒドロキシル基または(C1−
C6アルキル)カルボニルオキシ基であるピリダジン−
3−オン誘導体があげられる。
【0003】本発明において、「置換されていてもよ
い」で示される置換基としては、C1−C4アルキル基
(メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基
等)、C1−C4ハロアルキル基(クロロメチル基、ブ
ロモメチル基、トリフルオロメチル基)、C1−C4ア
ルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
イソプロポキシ基等)、(C1−C4アルキル)カルボ
ニルオキシ基(アセチルオキシ基、エチルカルボニルオ
キシ基等)、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基
(メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロ
ポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基
等)、C1−C4ハロアルコキシ基(クロロメトキシ
基、ブロモメトキシ基、トリフルオロメトキシ基等)、
(C1−C4ハロアルキル)カルボニルオキシ基(クロ
ロアセチルオキシ基、トリフルオロアセチルオキシ基
等)、(C1−C4ハロアルコキシ)カルボニル基(ク
ロロエトキシカルボニル基、ブロモエトキシカルボニル
基、トリフルオロエトキシカルボニル基等)、ハロゲン
原子(塩素原子、フッ素原子、臭素原子等)、ニトロ
基、シアノ基、ヒドロキシル基、アミノ基、アセチル基
等があげられ、R1で示されるC1−C3ハロアルキル
基としては、トリフルオロメチル基、クロロジフルオロ
メチル基、ペンタフルオロエチル基等があげられ、
2、R3で示されるC1−C3アルキル基としては、メ
チル基、エチル基、イソプロピル基等があげられ、C1
−C3ハロアルキル基としては、トリクロロメチル基、
トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、クロロジ
フルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基等があげら
れ、C1−C3アルコキシC1−C3アルキル基として
は、メトキシメチル基等があげられ、X、Yで示される
ハロゲン原子とは塩素原子、フッ素原子、臭素原子等が
あげられ、Yで示されるトリハロメチル基としては、ト
リフルオロメチル基、トリクロロメチル基等があげら
れ、R4で示される、C1−C6アルキル基としては、
メチル基、エチル基等があげられ、C3−C6シクロア
ルキル基としては、シクロプロピル基等があげられ、
【0004】R5で示されるC2−C6アルケニル基と
しては、ビニル基、アリル基、1−プロペニル基、1−
メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニ
ル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基等があげられ、
C2−C6ハロアルケニル基としては、2−クロロ−2
−プロペニル基、3−クロロ−2−プロペニル基、3,
3−ジクロロ−2−プロペニル基等があげられ、C3−
C6アルキニル基としては、プロパルギル基、1−メチ
ル−2−プロピニル基、1,1−ジメチル−2−プロピ
ニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1,2−ジ
メチル−3−ブチニル基等があげられ、C3−C6ハロ
アルキニル基としては、3−ブロモ−2−プロピニル基
等があげられ、置換されていてもよいベンジル基として
は、ベンジル基、α−メチルベンジル基、α,α−ジメ
チルベンジル基、4−メトキシベンジル基等があげら
れ、置換されていてもよいフェニル基としては、フェニ
ル基、4−メチルフェニル基、4−メトキシフェニル
基、4−トリフルオロメチルフェニル基、3−メチルフ
ェニル基等があげられ、C2−C6アルケニルオキシ基
としては、ビニルオキシ基、アリルオキシ基、1−プロ
ペニルオキシ基、1−メチル−2−プロペニルオキシ
基、2−メチル−2−プロペニルオキシ基、3−メチル
−2−ブテニルオキシ基、3−ブテニルオキシ基等があ
げられ、C2−C6ハロアルケニルオキシ基としては、
2−クロロ−2−プロペニルオキシ基、3−クロロ−2
−プロペニルオキシ基、3,3−ジクロロ−2−プロペ
ニルオキシ基等があげられ、C3−C6アルキニルオキ
シ基としては、プロパルギルオキシ基、1−メチル−2
−プロピニルオキシ基、1,1−ジメチル−2−プロピ
ニルオキシ基、2−ブチニルオキシ基、3−ブチニルオ
キシ基、1,2−ジメチル−3−ブチニルオキシ基等が
あげられ、C3−C6ハロアルキニルオキシ基として
は、2−ブロモ−2−プロピニルオキシ基等があげら
れ、C1−C6アルキルチオ基としては、メチルチオ
基、エチルチオ基、n −プロピルチオ基、イソプロピル
チオ基、n−ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec
−ブチルチオ基、t−ブチルチオ基等があげられ、C1
−C6ハロアルキルチオ基としては、クロロメチルチオ
基、トリフルオロメチルチオ基、2,2−ジクロロエチ
ルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチルチオ基、3
−クロロプロピルチオ基等があげられ、C2−C6アル
ケニルチオ基としては、ビニルチオ基、アリルチオ基、
1−プロペニルチオ基、1−メチル−2−プロペニルチ
オ基、2−メチル−2−プロペニルチオ基、2−ブテニ
ルチオ基、3−ブテニルチオ基等があげられ、 C2−
C6ハロアルケニルチオ基としては、2−クロロ−2−
プロペニルチオ基、3−クロロ−2−プロペニルチオ
基、3,3−ジクロロ−2−プロペニルチオ基等があげ
られ、(C1−C6アルキル)チオC1−C6アルキル
基としては、メチルチオメチル基、エチルチオメチル
基、イソプロピルチオメチル基、メチルチオエチル基等
があげられ、C3−C6アルキニルチオ基としては、プ
ロパルギルチオ基、1−メチル−2−プロピニルチオ
基、1,1−ジメチル−2−プロピニルチオ基、2−ブ
チニルチオ基、3−ブチニルチオ基、1,2−ジメチル
−3−ブチニルチオ基等があげられ、C3−C6ハロア
ルキニルチオ基としては、2−ブロモ−2−プロピニル
チオ基等があげられ、C3−C8シクロアルキルチオ基
としてはシクロプロピルチオ基、シクロブチルチオ基、
シクロペンチルチオ基、シクロヘキシルチオ基、シクロ
ヘプチルチオ基等があげられ、置換されていてもよいベ
ンジルチオ基としては、ベンジルチオ基、4−メチルベ
ンジルチオ基等があげられ、置換されていてもよいフェ
ニルチオ基としては、フェニルチオ基、4−メチルフェ
ニルチオ基等があげられ、ヒドロキシC2−C6アルコ
キシ基としては、2−ヒドロキシエトキシ基、3−ヒド
ロキシプロポキシ基、1−メチル−2−ヒドロキシエト
キシ基、2−ヒドロキシプロポキシ基、1−メチル−2
−ヒドロキシプロポキシ基等があげられ、アミノC2−
C6アルコキシ基としては、2−アミノエトキシ基、3
−アミノプロポキシ基、1−メチル−2−アミノエトキ
シ基、2−アミノプロポキシ基、1−メチル−2−アミ
ノプロポキシ基等があげられ、(C1−C6アルキル)
カルボニルオキシC2−C6アルコキシ基としては、2
−アセトキシエトキシ基、2−エチルカルボニルオキシ
エトキシ基、2−イソプロピルカルボニルオキシエトキ
シ基、2−(t−ブチルカルボニルオキシ)エトキシ
基、3−アセトキシプロポキシ基等があげられ、(C1
−C6アルキル)カルボニルアミノC2−C6アルコキ
シ基としては、2−メチルカルボニルアミノエトキシ
基、2−エチルカルボニルアミノエトキシ基、2−イソ
プロピルカルボニルアミノエトキシ基、2−(t−ブチ
ルカルボニルアミノ)エトキシ基、3−メチルカルボニ
ルアミノプロポキシ基等があげられ、置換されていても
よいベンジルオキシ基としては、ベンジルオキシ基、α
−メチルベンジルオキシ基、4−トリフルオロメチルベ
ンジルオキシ基、4−メトキシベンジルオキシ基、2−
クロロベンジルオキシ基、4−クロロベンジルオキシ
基、2,6−ジクロロベンジルオキシ基、4−ニトロベ
ンジルオキシ基等があげられ、置換されていてもよいフ
ェノキシ基としては、フェノキシ基、4−メチルフェノ
キシ基、4−ニトロフェノキシ基等があげられ、置換さ
れていてもよいフリルC1−C6アルキルオキシ基とし
ては、2−フリルメトキシ基、3−フリルメトキシ基等
があげられ、
【0005】R6、R7で示される、C3−C8シクロア
ルキル基としては、シクロプロピル基、シクロブチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプ
チル基等があげられ、(C1−C6アルキル)カルボニ
ルオキシC2−C6アルキル基としては、2−アセトキ
シエチル基、2−エチルカルボニルオキシエチル基、2
−イソプロピルカルボニルオキシエチル基、2−(t−
ブチルカルボニルオキシ)エチル基、3−アセトキシプ
ロピル基等があげられ、(C1−C6アルキル)カルボ
ニルアミノC2−C6アルキル基としては、2−メチル
カルボニルアミノエチル基、2−エチルカルボニルアミ
ノエチル基、2−イソプロピルカルボニルアミノエチル
基、2−(t−ブチルカルボニルアミノ)エチル基、3
−メチルカルボニルアミノプロピル基等があげられ、ヒ
ドロキシC2−C6アルキル基としては、2−ヒドロキ
シエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、1−メチル−
2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基等
があげられ、アミノC2−C6アルキル基としては、2
−アミノエチル基、3−アミノプロピル基、1−メチル
−2−アミノエチル基、2−アミノプロピル基等があげ
られ、置換されていてもよいベンジル基としては、ベン
ジル基、α−メチルベンジル基、α,α−ジメチルベン
ジル基、4−メチルベンジル基等があげられ、置換され
ていてもよいフェニル基としては、フェニル基、4−メ
チルフェニル基、4−メトキシフェニル基、4−トリフ
ルオロメチルフェニル基、3−メチルフェニル基等があ
げられ、R8で示されるC1−C6アルキル基として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基等があげられ、置換されていてもよい
フェニル基としては、フェニル基、4−メチルフェニル
基、4−メトキシフェニル基、4−トリフルオロメチル
フェニル基、3−メチルフェニル基等があげられ、置換
されていてもよいベンジル基としては、ベンジル基、α
−メチルベンジル基、α,α−ジメチルベンジル基、4
−メチルベンジル基等があげられ、R10で示されるC1
−C6アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチ
ル基、sec−ブチル基、t−ブチル基等があげられ、
C1−C6ハロアルキル基としては、クロロメチル基、
トリフルオロメチル基、2,2−ジクロロエチル基、
2,2,2−トリフルオロエチル基、3−クロロプロピ
ル基等があげられ、C2−C6アルケニル基としては、
ビニル基、アリル基、1−プロペニル基、1−メチル−
2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、2
−ブテニル基、3−ブテニル基等があげられ、C3−C
8シクロアルキル基としては、シクロプロピル基、シク
ロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シ
クロヘプチル基等があげられ、置換されていてもよいフ
ェニル基としては、フェニル基、4−メチルフェニル
基、4−メトキシフェニル基、4−トリフルオロメチル
フェニル基、3−メチルフェニル基等があげられ、置換
されていてもよいベンジル基としては、ベンジル基、α
−メチルベンジル基、α,α−ジメチルベンジル基、4
−メチルベンジル基等があげられ、C1−C6アルコキ
シ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブト
キシ基、イソブトキシ基、t−ブトキシ基等があげら
れ、C1−C6アルキルアミノ基としては、メチルアミ
ノ基、エチルアミノ基、イソプロピルアミノ基、n−プ
ロピルアミノ基等があげられる。
【0006】本発明化合物において、除草活性の点から
好ましい置換基として、Xについてはフッ素原子、塩素
原子があげられ、Yについては塩素原子があげられ、Z
4については酸素原子があげられ、R1についてはCF2
2(Z2は水素原子、フッ素原子、塩素原子またはトリ
フルオロメチル基を表す)基があげられ、さらに好まし
くはトリフルオロメチル基があげられ、R2については
メチル基、水素原子があげられ、R3についてはメチル
基、水素原子があげられ、R4についてはメチル基、水
素原子があげられる。本発明化合物の中で除草活性の点
から好ましい化合物としては、上記の好ましい置換基を
組み合わせた化合物が挙げられる。本発明化合物には不
斉炭素に由来する光学異性体が存在する場合があるが、
これらの光学異性体もすべて本発明に含まれる。
【0007】本発明化合物は、例えば、下記の製造法1
〜製造法3により製造することができる。 (製造法1)下記スキ−ム 化5にしたがった製造法。
【化5】 〔式中、X、Y、R1、R2、R3およびR4は前記と同じ
意味を表わし、Z2は酸素原子、硫黄原子またはNH基
を表し、R5-1はC3−C6アルケニルオキシ基、C3
−C6ハロアルケニルオキシ基、C3−C6アルキニル
オキシ基、C3−C6ハロアルキニルオキシ基、C1−
C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、
C3−C6アルケニルチオ基、 C3−C6ハロアルケ
ニルチオ基、C3−C6アルキニルチオ基、C3−C6
ハロアルキニルチオ基、C3−C8シクロアルキルチオ
基、C3−C8シクロハロアルキルチオ基、(C3−C
8シクロアルキル)C1−C6アルキルチオ基、ジ(C
1−C6アルキル)C=NO基、置換されていてもよい
ベンジルチオ基、置換されていてもよいフェニルチオ
基、ヒドロキシC2−C6アルコキシ基、アミノC2−
C6アルコキシ基、(C1−C6アルキル)カルボニル
オキシC2−C6アルコキシ基、(C1−C6アルキ
ル)カルボニルアミノC2−C6アルコキシ基、置換さ
れていてもよいベンジルオキシ基、置換されていてもよ
いフェノキシ基、置換されていてもよいフリルオキシ
基、置換されていてもよいフリルC1−C6アルキルオ
キシ基、置換されていてもよいチエニルオキシ基、置換
されていてもよいチエニルC1−C6アルキルオキシ
基、置換されていてもよいピロリルオキシ基、置換され
ていてもよいピロリルC1−C6アルキルオキシ基、置
換されていてもよいイミダゾリルオキシ基、置換されて
いてもよいイミダゾリルC1−C6アルキルオキシ基、
置換されていてもよいピラゾリルオキシ基、置換されて
いてもよいピラゾリルC1−C6アルキルオキシ基、置
換されていてもよいチアゾリルオキシ基、置換されてい
てもよいチアゾリルC1−C6アルキルオキシ基、置換
されていてもよいオキサゾリルオキシ基、置換されてい
てもよいオキサゾリルC1−C6アルキルオキシ基、置
換されていてもよいイソチアゾリルオキシ基、置換され
ていてもよいイソチアゾリルC1−C6アルキルオキシ
基、置換されていてもよいイソキサゾリルオキシ基、置
換されていてもよいイソキサゾリルC1−C6アルキル
オキシ基、置換されていてもよいピリジルオキシ基、置
換されていてもよいピリジルC1−C6アルキルオキシ
基、置換されていてもよいピラジニルオキシ基、置換さ
れていてもよいピラジニルC1−C6アルキルオキシ
基、置換されていてもよいピリミジニルオキシ基、置換
されていてもよいピリミジニルC1−C6アルキルオキ
シ基、置換されていてもよいピリダジニルオキシ基、置
換されていてもよいピリダジニルC1−C6アルキルオ
キシ基、置換されていてもよいインドリジニルオキシ
基、置換されていてもよいインドリジニルC1−C6ア
ルキルオキシ基、置換されていてもよいインドリルオキ
シ基、置換されていてもよいインドリルC1−C6アル
キルオキシ基、置換されていてもよいインダゾリルオキ
シ基、置換されていてもよいインダゾリルC1−C6ア
ルキルオキシ基、置換されていてもよいキノリルオキシ
基、置換されていてもよいキノリルC1−C6アルキル
オキシ基、置換されていてもよいイソキノリルオキシ
基、置換されていてもよいイソキノリルC1−C6アル
キルオキシ基、−NR67で表される基(式中、R6
よびR7は、前記と同じ意味を表わす。)−NHNHR8
で表される基(式中、R8は、前記と同じ意味を表わ
す。)または前記一般式 化4で表される基を表す。〕
【0008】各工程の反応条件は、例えば以下のようで
ある。 化合物〔I〕から化合物〔II〕を製造する方法 化合物〔II〕は、化合物〔I〕と化合物CHZ(R4
COOCH3(式中、Zは臭素原子または塩素原子を表
わし、R4は前記と同じ意味を表す。)とを、必要に応
じて塩基の存在下に反応させることにより製造すること
ができる。この反応は、無溶媒または溶媒中で行われ、
反応温度の範囲は通常−20〜150℃である。反応時
間の範囲は、通常、瞬時〜72時間である。反応に供さ
れる試剤の量は、化合物〔I〕1モルに対して化合物C
HZ(R4)COOCH3および必要に応じて用いられる
塩基は、それぞれ1モルの割合が理論量であるが、反応
の状況に応じて任意に変化させることができる。用いら
れる溶媒としては、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エ
−テル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエ−テル、1,
4−ジオキサン、テトラヒドロフラン(以下、THFと
記す)等のエ−テル類、ホルムアミド、N,N−ジメチ
ルホルムアミド等の酸アミド類、ピリジン、トリエチル
アミン、N,N−ジメチルアニリン等の第三級アミン
類、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の硫黄化合物
類、あるいはそれらの混合物があげられる。必要に応じ
て用いられる塩基としては、炭酸水素ナトリウム、、炭
酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム等の
無機塩基、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルア
ミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ピコリ
ン、N,N−ジメチルアニリン等の有機塩基類、あるい
はそれらの混合物があげられる。反応終了後の反応液
は、(必要に応じて水を加えて)生じた結晶を濾集する
か、または、有機溶媒抽出および濃縮等の通常の後処理
を行い、必要ならばクロマトグラフィ−、再結晶等の操
作によってさらに精製することにより、目的物を単離す
ることができる。
【0009】化合物〔II〕から化合物〔III〕を製造す
る方法 化合物〔III〕は、化合物〔II〕を酸存在下で加水分解
することにより製造することができる。この反応は、通
常溶媒中で行われ、反応温度の範囲は通常、0〜100
℃である。反応時間の範囲は、通常、瞬時〜72時間で
ある。用いられる溶媒としてはヘキサン、シクロヘキサ
ン、石油エ−テル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエ−
テル、1,4−ジオキサン、THF等のエ−テル類、ニ
トロメタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物類、ジメ
チルスルホキシド、スルホラン等の硫黄化合物類、メタ
ノ−ル、エタノ−ル、エチレングリコ−ル等のアルコ−
ル類、クロロホルム、ジクロロメタン、クロロベンゼン
等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、ニトロベ
ンゼン等のニトリル類、蟻酸、酢酸、プロピオン酸等の
脂肪酸類、水等、あるいはそれらの混合物があげられ
る。用いられる酸としては、塩酸、硫酸、硝酸等の鉱
酸、酢酸、プロピオン酸、パラトルエンスルホン酸等の
有機酸、あるいはそれらの混合物があげられ、その使用
量は化合物〔II〕に対して触媒量〜大過剰である。反応
終了後の反応液は、(必要に応じて水を加えて)生じた
結晶を濾集するか、または、有機溶媒抽出および濃縮等
の通常の後処理を行い、必要ならばクロマトグラフィ
−、再結晶等の操作によってさらに精製することによ
り、目的物を単離することができる。
【0010】化合物〔III〕から化合物〔IV〕を製造す
る方法 化合物〔IV〕は、化合物〔III〕と塩素化剤とを反応さ
せることにより製造することができる。該反応は、無溶
媒又は溶媒中で行われ、反応温度の範囲は通常、室温〜
加熱還流温度である。反応時間の範囲は、通常、瞬時〜
72時間である。塩素化剤としては、塩化チオニル、ホ
スゲン、塩化オキサリル、三塩化リン、五塩化リン、オ
キシ塩化リン等があげられる。反応に供される試剤の量
は、化合物〔III〕1モルに対して塩素化剤は1モルの
割合が理論量であるが、反応の状況に応じて任意に変化
させることができる。反応に用いられる溶媒としては、
ヘキサン、シクロヘキサン、石油エ−テル等の脂肪族炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、ジエチルエ−テル、1,4−ジオキサン、T
HF等のエ−テル類、ニトロメタン、ニトロベンゼン等
のニトロ化合物類、クロロホルム、ジクロロメタン、ク
ロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、アセトン、メ
チルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、蟻
酸エチル、酢酸エチル、炭酸ジエチル等のエステル類、
アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、ある
いはそれらの混合物があげられる。反応終了後、溶媒等
を減圧留去し、目的物を単離することができる。
【0011】化合物〔IV〕から化合物〔V〕を製造する
方法 化合物〔V〕は、化合物〔IV〕とR5-1−Hとを、塩基
存在下、無溶媒又は溶媒中反応させることにより製造す
ることができる。反応温度の範囲は通常、室温〜加熱還
流温度である。反応時間の範囲は、通常、瞬時〜72時
間である。反応に供されるR5-1−Hおよび塩基の量
は、化合物〔IV〕1モルに対してR5- 1−Hは、各々、1
モルの割合が理論量であるが、反応の状況に応じて任意
に変化させることができる。用いられる塩基としては、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム等の無機塩基、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−ジメ
チルアミノピリジン、ピコリン、N,N−ジメチルアニ
リン等の有機塩基類、あるいはそれらの混合物があげら
れる。用いられる溶媒としては、ヘキサン、シクロヘキ
サン、石油エ−テル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエ
−テル、1,4−ジオキサン、THF等のエ−テル類、
ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸ア
ミド類、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチ
ルアニリン等の第三級アミン類、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン等の硫黄化合物類、アセトン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、蟻酸エチ
ル、酢酸エチル、炭酸ジエチル等のエステル類、アセト
ニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、あるいはそ
れらの混合物があげられる。反応終了後の反応液は、
(必要に応じて水を加えて)生じた結晶を濾集するか、
または、有機溶媒抽出および濃縮等の通常の後処理を行
い、必要ならばクロマトグラフィ−、再結晶等の操作に
よってさらに精製することにより、目的物を単離するこ
とができる。
【0012】(製造法2)下記スキ−ム化6にしたがっ
た製造法。
【化6】 〔式中、X、Y、R1、R2、R3、R4およびZ2は前記
と同じ意味を表わし、R5-2はC2−C6アルケニル
基、C2−C6ハロアルケニル基、C3−C6アルキニ
ル基、C3−C6ハロアルキニル基、置換されていても
よいベンジル基、置換されていてもよいフェニル基、C
2−C6アルケニルオキシ基、C2−C6ハロアルケニ
ルオキシ基、C2−C6アルケニルチオ基、 C2−C
6ハロアルケニルチオ基、(C1−C6アルキル)チオ
C1−C6アルキル基で表される基を表す。〕 上記工程の反応条件は、例えば以下のようである。化合
物〔VI〕は、化合物〔I〕と化合物CHZ(R4)CO
5-2(式中、Zは臭素原子または塩素原子を表わし、
4およびR5-2は前記と同じ意味を表す。)とを、必要
に応じて塩基の存在下に反応させることにより製造する
ことができる。この反応は、無溶媒または溶媒中で行わ
れ、反応温度の範囲は通常−20〜150℃である。反
応時間の範囲は、通常、瞬時〜72時間である。用いら
れる溶媒としてはヘキサン、シクロヘキサン、石油エ−
テル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエ−テル、1,4
−ジオキサン、THF等のエ−テル類、ホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ピリジ
ン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等の
第三級アミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン等
の硫黄化合物類、あるいはそれらの混合物があげられ
る。反応に供される試剤の量は、化合物〔I〕1モルに
対して、化合物CHZ(R 4)COR5-2および塩基はそ
れぞれ1モルの割合が理論量であるが、反応の状況に応
じて任意に変化させることができる。必要に応じて用い
られる塩基としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム等の無機塩
基、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ピコリン、
N,N−ジメチルアニリン等の有機塩基類、あいはそれ
らの混合物があげられる。反応終了後の反応液は、(必
要に応じて水を加えて)生じた結晶を濾集するか、また
は、有機溶媒抽出および濃縮等の通常の後処理を行い、
必要ならばクロマトグラフィ−、再結晶等の操作によっ
てさらに精製することにより、目的物を単離することが
できる。
【0013】(製造法3)下記スキ−ム化7にしたがっ
た製造法。
【化7】 (式中、X、Y、R1、R2、R3、R4およびR5は前記
と同じ意味を表す。) 上記工程の反応条件は、例えば以下のようである。化合
物[XX]を塩酸、臭素酸等の溶媒中で通常の方法でジアゾ
ニウム塩にした後、アセトニトリル等の溶媒中、該ジア
ゾニウム塩と一般式CH2=CR4COR5[式中、R4
よびR5は前記と同じ意味を表す。]で示される化合物と
を反応させることにより製造することができる。反応温
度の範囲は通常−20〜150℃好ましくは0〜60℃
であり、反応時間の範囲は瞬時〜72時間である。反応
終了後の反応液は、(必要に応じて水を加えて)生じた
結晶を濾集するか、または、有機溶媒抽出および濃縮等
の通常の後処理を行い、必要ならばクロマトグラフィ
−、再結晶等の操作によってさらに精製することによ
り、目的物を単離することができる。
【0014】次に、本発明化合物を製造する際に用いら
れる原料化合物の製造法について述べる。化合物〔I〕
のうち、Z2が酸素原子または硫黄原子であるものは、
下記のスキ−ム化8にしたがって、製造することができ
る。
【化8】 〔式中、X、Y、R1、R2およびR3は、前記と同じ意
味を表わしZ3は酸素原子または硫黄原子を表す。〕 化合物〔VII〕で示されるアニリン誘導体は、例えばヨ
−ロッパ特許出願公開明細書EP−61741−Aで公知で
あるか、または、そこに記載された方法に準じて製造す
ることができる。 化合物〔VII〕から化合物〔VIII〕を製造する方法 化合物〔VIII〕は、化合物〔VII〕より、例えば(Organ
ic Synthesis collective volume 1. P. 442 参照)下
記のスキ−ム化9にしたがって製造することができる。
【化9】 〔式中、X、YおよびZ3は、前記と同じ意味を表わ
す。〕 化合物〔VIII〕から化合物〔IX〕を製造する方法 化合物〔IX〕は、α−ジハロ化合物R1C(=O)CV2
3(式中、R1およびR3は、前記と同じ意味を表わ
し、Vは、よう素原子、臭素原子または塩素原子を表わ
す。)と水とを塩基の存在下に反応させて、カルボニル
誘導体R1C(=O)C(=O)R3(式中、R1および
3は、前記と同じ意味を表わす。)とした(以下、反
応1と記す)後、続いてそれとヒドラジン誘導体〔VII
I〕とを反応させる(以下、反応2と記す)ことによっ
て製造することができる。カルボニル誘導体R1C(=
O)C(=O)R3は、水、アルコ−ル中で、水和体ま
たはアセタ−ル誘導体として反応させることもできる。
反応1は、通常溶媒中(例えば、水等)で行われ、反応
温度の範囲は通常0〜100℃である。反応時間の範囲
は、通常、瞬時〜72時間である。反応に供される試剤
の量は、α−ジハロ化合物R1C(=O)CV231モ
ルに対して水および塩基(例えば、酢酸ナトリウム等)
の量は各々2モルの割合が理論量であるが、反応の状況
に応じて任意に変化させることができる。反応2は、通
常溶媒中(例えば、THF等)で行われ、反応温度の範
囲は通常0〜100℃である。反応時間の範囲は、通
常、瞬時〜72時間である。反応に供される試剤の量
は、反応1に用いたα−ジハロ化合物1 モルに対して、
ヒドラジン誘導体〔VIII〕は、1モルの割合が理論量で
あるが、反応の状況に応じて任意に変化させることがで
きる。また、ヒドラジン誘導体〔VIII〕そのものを用い
るかわりに、場合により該ヒドラジン誘導体の塩酸塩や
硫酸塩等の塩を用いることもできる。反応終了後の反応
液は、(必要に応じて水を加えて)生じた結晶を濾集す
るか、または、有機溶媒抽出および濃縮等の通常の後処
理を行い、必要ならばクロマトグラフィ−、再結晶等の
操作によってさらに精製することにより、目的物を単離
することができる。 化合物〔IX〕から化合物〔I〕を製造する方法 化合物〔I〕は、化合物〔IX〕と化合物Ph3P=C
(R2)COOC25(式中、R2は前記と同じ意味を表
わす。)とを反応させることにより製造することができ
る。上記の化合物Ph3P=C(R2)COOC25は、
市販されているものを用いるか、または、例えば実験化
学講座(丸善株式会社)第4版第24巻、259〜26
0頁に記載された方法にしたがって製造することができ
る。この反応は、通常溶媒中(例えば、THF等)で行
われ、反応温度の範囲は通常−20〜150℃である。
反応時間の範囲は、通常、瞬時〜72時間である。反応
に供される試剤の量は、化合物〔IX〕1モルに対して化
合物Ph3P=C(R2)COOC25は、1モルの割合
が理論量であるが、反応の状況に応じて任意に変化させ
ることができる。反応終了後の反応液は、(必要に応じ
て水を加えて)生じた結晶を濾集するか、または、有機
溶媒抽出および濃縮等の通常の後処理を行い、必要なら
ばクロマトグラフィ−、再結晶等の操作によってさらに
精製することにより、目的物を単離することができる。
【0015】また、化合物〔I〕のうちZ2がNH基で
あるもの(化合物[XX])は、下記スキ−ム化10にした
がって、製造することができる。
【化10】 [式中、X、Y、R1、R2およびR3は前記と同じ意味を
表す。] 化合物[XVII]から化合物[XVIII]を製造する方
法 上記の化合物[VII]から化合物[I]を製造する方
法(スキ−ム化8)と同様にして製造することができ
る。 化合物[XVIII]から化合物[XIX]を製造する方法 化合物[XIX]は、化合物[XVIII]をニトロ化する
ことにより製造することができる。この反応は、通常溶
媒中で行われ、反応温度の範囲は通常、−10℃〜室温
である。反応時間の範囲は、通常、瞬時〜72時間であ
る。ニトロ化剤としては、硝酸または発煙硝酸等があげ
られる。反応に供される試剤の量は、化合物〔XVII
I〕1モルに対してニトロ化剤は、1モルの割合が理論
量であるが、反応の状況に応じて任意に変化させること
ができる。反応に用いられる溶媒としては、ヘキサン、
シクロヘキサン、石油エ−テル等の脂肪族炭化水素類、
硫酸、酢酸等の酸あるいはそれらの混合物があげられ
る。反応終了後の反応液は、氷水にあけ生じた結晶を濾
集するか、または、有機溶媒抽出および濃縮等の通常の
後処理を行い、必要ならばクロマトグラフィ−、再結晶
等の操作によってさらに精製することにより、目的物を
単離することができる。 化合物[XIX]から化合物[XX]を製造する方法 化合物[XX]は化合物[XIX]を鉄等の金属を用いて還
元することにより製造することができる。この反応は、
通常酸の存在下溶媒中で行われ、反応温度の範囲は通
常、室温〜加熱還流である。反応時間の範囲は、通常、
瞬時〜72時間である。還元剤としては、鉄、亜鉛、ス
ズ等があげられる。反応に供される試剤の量は、化合物
〔XIX〕1モルに対して還元剤は、通常3モル〜過剰
量である。反応に用いられる溶媒としては、ヘキサン、
シクロヘキサン、石油エ−テル等の脂肪族炭化水素類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
ジエチルエ−テル、1,4−ジオキサン、THF等のエ
−テル類、蟻酸エチル、酢酸エチル、炭酸ジエチル等の
エステル類、アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニト
リル類、メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル等のア
ルコ−ル類、水等あるいはそれらの混合物があげられ
る。用いられる酸としては、酢酸、塩酸、硫酸等があげ
られる。反応終了後の反応液は、(必要に応じて水を加
えて)生じた結晶を濾集するか、または、有機溶媒抽出
および濃縮等の通常の後処理を行い、必要ならばクロマ
トグラフィ−、再結晶等の操作によってさらに精製する
ことにより、目的物を単離することができる。
【0016】本発明化合物は、優れた除草効力を有し、
また、作物・雑草間に優れた選択性を示し得る。例え
ば、本発明化合物は、畑地の茎葉処理および土壌処理に
おいて、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対して
除草効力を有する。 タデ科雑草 ソバカズラ(Polygonum convolvulus)、サナエタデ(Poly
gonum lapathiolium)、アメリカサナエタデ(Polygonum
pensylvanicum)、ハルタデ(Polygonum persicaria)、ナ
ガバギシギシ(Rumex crispus)、エゾノギシギシ(Rumex
obtusifolius)、イタドリ(Polygonum cuspidatum) スベリヒユ科雑草 スベリヒユ(Portulaca oleracea) ナデシコ科雑草 ハコベ(Stellaria media) アカザ科雑草 シロザ(Chenopodium album)、ホウキギ(Kochia scopari
a) ヒユ科雑草 アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ホナガアオゲ
イトウ(Amaranthus hybridus) アブラナ科雑草 ワイルドラディッシュ(Raphanus raphanistrum)、ノハ
ラガラシ(Sinapis arvensis)、ナズナ(Capsella bursa
−pastoris) マメ科雑草 アメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)、エビスグ
サ(Cassia obtusifolia)、フロリダベガ−ウィ−ド(Des
modium tortuosum)、シロツメクサ(Trifoliumrepens) アオイ科雑草 イチビ(Abutilon theophrasti)、アメリカキンゴジカ
(Sida spinosa) スミレ科雑草 フィ−ルドパンジ−(Viola arvensis)、ワイルドパンジ
−(Viola tricolor) アカネ科雑草 ヤエムグラ (Galium aparine) ヒルガオ科雑草 アメリカアサガオ (Ipomoea hederacea)、マルバアサガ
オ (Ipomoea purpurea) 、マルバアメリカアサガオ (Ip
omoea hederacea var integriuscula)、マメアサガオ
(Ipomoea lacunosa) 、セイヨウヒルガオ(Convolvulus
arvensis) シソ科雑草 ヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)、ホトケノザ(Lam
ium amplexicaule) ナス科雑草 シロバナチョウセンアサガオ (Datura stramonium)、イ
ヌホオズキ (Solanumnigrum) ゴマノハグサ科雑草 オオイヌノフグリ(Veronica persica)、フラサバソウ
(Veronica hederaefolia) キク科雑草 オナモミ(Xanthium pensylvanicum)、野生ヒマワリ(Hel
ianthus annuus)、イヌカミツレ(Matricaria perforata
or inodora)、コ−ンマリ−ゴ−ルド(Chrysanthemum s
egetum)、オロシャギク(Matricaria matricarioides)、
ブタクサ(Ambrosia artemisiifolia)、オオブタクサ(Am
brosia trifida)、ヒメムカシヨモギ(Erigeron canaden
sis)、ヨモギ(Artemisia princeps)、セイタカアワダチ
ソウ(Solidago altissima) ムラサキ科雑草 ワスレナグサ (Myosotis arvensis) ガガイモ科雑草 オオトウワタ (Asclepias syriaca) トウダイグサ科雑草 トウダイグサ (Euphorbia helioscopia)、オオニシキソ
ウ (Euphorbia maculata) イネ科雑草 イヌビエ(Echinochloa crus−galli)、エノコログサ(Se
taria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria faber
i)、メヒシバ(Digitaria sanguinalis)、オヒシバ(Eleu
sine indica)、スズメノカタビラ(Poa annua)、ブラッ
クグラス(Alopecurus myosuroides)、カラスムギ(Avena
fatua)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、シバ
ムギ(Agropyron repens)、ウマノチャヒキ(Bromus tect
orum)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、オオクサキ
ビ(Panicum dichotomiflorum)、テキサスパニカム(Pani
cum texanum)、シャタ−ケ−ン(Sorghum vulgare) ツユクサ科雑草 ツユクサ (Commelina communis) トクサ科雑草 スギナ (Equisetum arvense) カヤツリグサ科雑草 コゴメガヤツリ (Cyperus iria) 、ハマスゲ (Cyperus
rotundus) 、キハマスゲ (Cyperus esculentus) しかも、本発明化合物中のあるものは、トウロモコシ
(Zea mays) 、コムギ (Triticum aestivum)、オオムギ
(Hordeum vulgare)、イネ (Oryza sativa) 、ソルガム
(Sorghum bicolor)、ダイズ (Glycine max)、ワタ (Gos
sypium spp.) 、テンサイ (Beta vulgaris)、ピ−ナッ
ツ (Arachis hypogaea) 、ヒマワリ (Helianthus annuu
s)、ナタネ (Brassica napus) 等の主要作物、花卉・蔬
菜等の園芸作物に対して問題となるような薬害を示さな
い。また、本発明化合物は、ダイズ、トウモロコシ、コ
ムギ等の不耕起栽培において、問題となる種々の雑草を
効果的に除草することができる。しかも、本発明化合物
中のあるものは、作物に対しては問題となるような薬害
を示さない。
【0017】また、本発明化合物は、水田の湛水処理に
おいて、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対して
除草効力を有する。 イネ科雑草 タイヌビエ(Echinochloa oryzicola) ゴマノハグサ科雑草 アゼナ (Lindernia procumbens) ミソハギ科雑草 キカシグサ (Rotala indica)、ヒメミソハギ (Ammannia
multiflora) ミゾハコベ科雑草 ミゾハコベ (Elatine triandra) カヤツリグサ科雑草 タマガヤツリ (Cyperus difformis)、ホタルイ (Scirpu
s juncoides)、マツバイ (Eleocharis acicularis)、ミ
ズガヤツリ (Cyperus serotinus)、クログワイ(Eleocha
ris kuroguwai) ミズアオイ科雑草 コナギ (Monochoria vaginalis) オモダカ科雑草 ウリカワ (Sagittaria pygmaea) 、オモダカ (Sagittar
ia trifolia)、ヘラオモダカ (Alisma canaliculatum) ヒルムシロ科雑草 ヒルムシロ (Potamogeton distinctus) セリ科雑草 セリ (Oenanthe javanica) しかも、本発明化合物中のあるものは、移植水稲に対し
て問題となるような薬害を示さない。さらに、本発明化
合物は、樹園地、牧草地、芝生地、林業地または水路、
運河あるいはその他の非農耕地に発生する広範囲の雑草
を除草できる。また、本発明化合物は、水路、運河等に
発生するホテイアオイ (Eichhornia crassipes) 等の水
生雑草に除草効力を有する。本発明化合物は、国際特許
出願公開明細書WO95/34659号明細書に記載さ
れる除草性化合物と同様な特性を有し、該明細書に記載
される除草剤耐性遺伝子等が導入されることにより耐性
の付与された作物を栽培する場面においては、耐性の付
与されていない通常の作物の栽培時に使用されるより多
くの薬量の本発明化合物が使用可能となり、好ましくな
い他の植物をより効果的に除草することができる。
【0018】本発明化合物を除草剤の有効成分として用
いる場合は、通常固体担体、液体担体、界面活性剤その
他の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁剤、
粒剤、濃厚エマルジョン、顆粒水和剤等に製剤する。こ
れらの製剤には、有効成分として本発明化合物を重量比
で 0.001〜80%、好ましくは、 0.005〜70
%含有する。固体担体としては、カオリンクレ−、アタ
パルジャイトクレ−、ベントナイト、酸性白土、パイロ
フィライト、タルク、珪藻土、方解石等の鉱物質微粉
末、クルミ殻粉等の有機物微粉末、尿素等の水溶性有機
物微粉末、硫酸アンモニウム等の無機塩微粉末および合
成含水酸化珪素の微粉末等が挙げられ、液体担体として
は、メチルナフタレン、フェニルキシリルエタン、キシ
レン等のアルキルベンゼン等の芳香族炭化水素類、イソ
プロパノ−ル、エチレングリコ−ル、2−エトキシエタ
ノ−ル等のアルコ−ル類、フタル酸ジアルキルエステル
等のエステル類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホ
ロン等のケトン類、マシン油等の鉱物油、大豆油、綿実
油等の植物油、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、アセトニトリル、N−メチルピロリド
ン、水等が挙げられる。乳化、分散、湿展等のために用
いられる界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル
塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリ−ルスルホン
酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリ−ルエ−テルリン酸エステル塩等の陰イ
オン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエ−テ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアリ−ルエ−テル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリ
マ−、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤等が
挙げられる。その他の製剤用補助剤としては、リグニン
スルホン酸塩、アルギン酸塩、ポリビニルアルコ−ル、
アラビアガム、CMC(カルボキシメチルセルロ−
ス)、PAP(酸性リン酸イソプロピル)等が挙げられ
る。
【0019】本発明化合物は、通常製剤化して雑草の出
芽前または出芽後に土壌処理、茎葉処理または湛水処理
する。土壌処理には、土壌表面処理、土壌混和処理等が
あり、茎葉処理には、植物体の上方からの処理のほか、
作物に付着しないよう雑草に限って処理する局部処理等
がある。
【0020】また、他の除草剤と混合して用いることに
より、除草効力の増強が認められる場合がある。さら
に、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物生長調
節剤、肥料、土壌改良剤等と混合して用いることもでき
る。本発明化合物と混合して使用することができる除草
剤の例を以下に示す。アトラジン(atrazin)、
シアナジン(cyanazine)、ジメタメトリン
(dimethametryn)、メトリブジン(me
tribuzin)、プロメトリン(prometry
n)、シマジン(simazine)、シメトリン(s
imetryn)、クロロトルロン(chloroto
luron)、ジウロン(diuron)、ダイムロン
(dymrone)、フルオメツロン(fluomet
uron)、イソプロチュロン(isoproturo
n)、リニュロン(linuron)、メタベンズチア
ズロン(methabenzthiazuron)、ブ
ロモキシニル(bromoxynil)、アイオキシニ
ル(ioxynil)、エタルフルラリン(ethal
fluralin)、ペンディメサリン(pendim
ethalin)、トリフルラリン(triflura
lin)、アシフルオルフェン(acifluorfe
n)、アシフルオルフェンNa塩(acifluorf
en−sodium)、ビフェノックス(bifeno
x)、クロメトキシニル(chlomethoxyni
l)、フォメサフェン(fomesafen)、ラクト
フェン(lactofen)、オキサジアゾン(oxa
diazon)、オキサジアルギル(oxadiarg
yl)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfe
n)、カルフェントラゾンエチル(carfentra
zon−ethyl)、フルミクロラックペンチル(f
lumiclorac−pentyl)、フルミオキサ
ジン(flumioxazine)、フルチアセットメ
チル(fluthiacet−methyl)、サルフ
ェントラゾン(sulfentrazone)、チジア
ジミン(thidiazimin)、アザフェニジン
(azafenidin)、ピラフルフェンエチル(p
yraflufen−ethyl)、ジフェンゾコ−ト
(difenzoquat)、ジクワット(diqua
t)、パラコ−ト(paraquat)、2,4−D、
2,4−DB、DCPA、MCPA、MCPB、クロメ
プロップ(clomeprop)、クロピラリド(cl
opyralid)、ジカンバ(dicamba)、ジ
チオピル(dithiopyr)、フルロキシピル(f
luroxypyr)、メコプロップ(mecopro
p)、ナプロアニリド(naproanilide)、
フェノチオ−ル(phenothiol)、キンクロラ
ック(quinclorac)、トリクロピル(tri
clopyr)、チアゾピル(thiazopyr)、
アセトクロ−ル(acetochlor)、アラクロ−
ル(alachlor)、ブタクロ−ル(butach
lor)、ジエタチルエチル(diethatyl−e
thyl)、メトラクロ−ル(metolachlo
r)、プレチラクロ−ル(pretilachlo
r)、プロパクロ−ル(propachlor)、ベン
スルフロンメチル(bensulfuron−meth
yl)、クロルスルフロン(chlorsulfuro
n)、クロリムロンエチル(chlorimuron−
ethyl)、ハロスルフロンメチル(halosul
furon−methyl)、メツルフロンメチル(m
etsulfuron−methyl)、ニコスルフロ
ン(nicosulfuron)、プリミスルフロンメ
チル(primisulfuron−methyl)、
ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfuro
n−ethyl)、サルフォメツロンメチル(sulf
ometuron−methyl)、チフェンスルフロ
ンメチル(thifensulfuron−methy
l)、トリアスルフロン(triasulfuro
n)、トリベニュロンメチル(tribenuron−
methyl)、オキサスルフロン(oxasulfu
ron)、アジムスルフロン(azimsulfuro
n)、クロランスラムメチル(cloransulam
−methyl)、シクロスルファムロン(cyclo
sulfamuron)、フルメツラム(flumet
sulam)、フルピリスルフロン(flupyrsu
lfuron)、フラザスルフロン(flazasul
furon)、イマゾスルフロン(imazosulf
uron)、メトスラム(metosulam)、ジク
ロスラム(diclosulam)、プロスルフロン
(prosulfuron)、リムスルフロン(rim
sulfuron)、トリフルスルフロンメチル(tr
iflusulfuron−methyl)、エトキシ
スルフロン(ethoxysulfuron)、スルホ
スルフロン(sulfosulfuron)、イマザメ
タベンズメチル(imazamethabenz−me
thyl)、イマザピル(imazapyr)、イマザ
キン(imazaquin)、イマゼタピル(imaz
ethapyr)、イマザメス(imazamet
h)、イマザモックス(imazamox)、ビスピリ
バックNa塩(bispyribac−sodiu
m)、ピリミノッバクメチル(pyriminobac
−methyl)、ピリチオバックNa塩(pyrit
hiobac−sodium)、アロキシジムNa塩
(alloxydim−sodium)、クレソジム
(clethodim)、セトキシジム(sethox
ydim)、トラルコキシジム(tralkoxydi
m)、ジクロホップメチル(dichlofop−me
thyl)、フェノキサプロップエチル(fenoxa
prop−ethyl)、フェノキサロップ−p−エチ
ル(fenoxaprop−p−ethyl)、フルア
ジホップブチル(fluazifop−butyl)、
フルアジホップ−p−ブチル(fluazifop−p
−butyl)、ハロキシホップメチル(haloxy
fop−methyl)、キザロホップ−p−エチル
(quizalofop−p−ethyl)、シハロホ
ップブチル(cyhalofop−butyl)、クロ
ディナホッププロパルギル(clodinafop−p
ropargyl)、ベンゾフェナップ(benzof
enap)、クロマゾン(clomazone)、ジフ
ルフェニカン(diflufenican)、ノルフル
ラゾン(norflurazon)、ピラゾレ−ト(p
yrazolate)、ピラゾキシフェン(pyraz
oxyfen)、フルルタモン(flurtamon
e)、イソキサフルト−ル(isoxaflutol
e)、サルコトリオン(sulcotrione)、グ
ルフォシネ−トアンモニウム塩(glufosinat
e−ammonium)、グリフォセ−ト(glyph
osate)、ベンタゾン(bentazon)、ベン
チオカ−ブ(benthiocarb)、ブロモブチド
(bromobutide)、ブタミホス(butam
ifos)、ブチレ−ト(butylate)、ジメピ
ペレ−ト(dimepiperate)、ジメテンアミ
ド(dimethenamid)、DSMA、EPT
C、エスプロカルブ(esprocarb)、イソキサ
ベン(isoxaben)、メフェナセット(mefe
nacet)、モリネ−ト(molinate)、MS
MA,ピペロフォス(piperophos)、ピリブ
チカルブ(pyributicarb)、プロパニル
(propanil)、ピリデ−ト(pyridat
e)、トリアレ−ト(triallate)、カフェン
ストロ−ル(cafenstrol)、フルポキサム
(flupoxam)、フルチアミド(fluthia
mide)、ジフルフェンゾピル(diflufenz
opyr)、トリアジフラム(triazifla
m)、ペントキサゾン(pentoxazone)、エ
ポプロダン(epoprodan)、メトベンズロン
(metobenzuron)、オキサジクロメフォン
(oxaziclomefone) 上記化合物は、ファームケミカルズハンドブック(マイ
スターパブリッシングカンパニー)〔Farm Chemicals H
andbook(Meister Publishing Company)]1995年版の
カタログ、アグケムニューコンパウンドレビュー199
5年版(アグケムインフォメーションサービス)〔AG C
HEM NEW COMPOUND REVIEW,VOL.13,1995(AG CHEM INFORM
ATION SERVICE)、アグケムニューコンパウンドレビュー
1997年版(アグケムインフォメ−ションサ−ビス)
〔AG CHEM NEW COMPOUND REVIEW,VOL.15,1997(AG CHEM
INFORMATION SERVICE)、「除草剤研究総覧(博友社)」
または ハービサイドハンドブック第7版(米国雑草学
会出版)(HERBICIDE HANDBOOK-Seven Edition(Weed Sc
ience Society of America)) に記載されている。
【0021】具体的な混合例を以下に示す。尚、本発明
化合物は後述の表1〜表18に記載の化合物番号で示
す。 1.本発明化合物1−54,1−58,1−66,1−70, 1−98, 1
−102, 1−194, 1−198,1−258, 1−262, 1−266, 1−2
74, 1−306, 1−322, 2−2 および 2−10からなる群か
ら選ばれる1つの化合物とアトラジン、シアナジン、ブ
ロモキシニルおよびベンタゾンからなる群から選ばれる
1つの化合物と重量比で1:0.1〜1000の割合で混合す
る。 2.本発明化合物 1−54, 1−58, 1−66, 1−70, 1−9
8, 1−102, 1−194, 1−198, 1−258, 1−262, 1−266,
1−274, 1−306, 1−322, 2−2 および 2−10 からな
る群から選ばれる1つの化合物とクレソジム、セトキシ
ジム、ジクロホップメチル、キザロップ−p−エチル、
ラクトフェン、アシフルオルフェン、アシフルオルフェ
ンNa塩、フォメサフェン、フルミクロラックペンチル
およびジカンバからなる群から選ばれる1つの化合物と
を重量比で1:0.01〜500の割合で混合する。 3.本発明化合物 1−54, 1−58, 1−66, 1−70, 1−9
8, 1−102, 1−194, 1−198, 1−258, 1−262, 1−266,
1−274, 1−306, 1−322, 2−2 および 2−10 からな
る群から選ばれる1つの化合物とニコスルフロン、プリ
ミスルフロン、プロスルフロン、クロリムロンエチル、
チフェンスルフロンメチルびイマザモックスからなる群
から選ばれる1つの化合物とを重量比で1:0.01〜100
の割合で混合する。 4.本発明化合物 1−54, 1−58, 1−66, 1−70, 1−9
8, 1−102, 1−194, 1−198, 1−258, 1−262, 1−266,
1−274, 1−306, 1−322, 2−2 および 2−10とイソプ
ロチュロンおよびクロロトルロンからなる群から選ばれ
る1つの化合物とを重量比で1:0.1〜1000の範囲で混
合する。 5.本発明化合物 1−54, 1−58, 1−66, 1−70, 1−9
8, 1−102, 1−194, 1−198, 1−258, 1−262, 1−266,
1−274, 1−306, 1−322, 2−2 および 2−10とメコプ
ロップ、フルロキシピアおよびアイオキシニルからなる
群から選ばれる1つの化合物とを重量比で1:0.05〜50
0の割合で混合する。 6.本発明化合物 1−54, 1−58, 1−66, 1−70, 1−9
8, 1−102, 1−194, 1−198, 1−258, 1−262, 1−266,
1−274, 1−306, 1−322, 2−2 および 2−10と、ジフ
ルフェニカン、メツルフロンメチル、フェノキサプロッ
プエチルおよびクロディナホッププロパルギルからなる
群から選ばれる1つの化合物とを重量比で1:0.001〜1
00の割合で混合する。
【0022】本発明化合物を除草剤の有効成分として用
いる場合、その処理量は、気象条件、製剤形態、処理時
期、処理方法、土壌条件、対象作物、対象雑草等によっ
ても異なるが、1ヘクタ−ル当たり通常0.01g〜 1
0000g、好ましくは1g〜8000gであり、乳
剤、水和剤、懸濁剤、濃厚エマルジョン、顆粒水和剤等
は、通常その所定量を1ヘクタ−ル当たり10リットル
〜1000リットルの(必要ならば展着剤等の補助剤を
添加した)水で希釈して処理し、粒剤、ある種の懸濁剤
は通常なんら希釈することなくそのまま処理する。ここ
で、必要に応じて用いられる補助剤としては、前記の界
面活性剤の他、ポリオキシエチレン樹脂酸(エステ
ル)、リグニンスルホン酸塩、アビエチン酸塩、ジナフ
チルメタンジスルホン酸塩、クロップオイルコンセント
レイト(crop oil concentrate) 、大豆油、コ−ン油、
綿実油、ヒマワリ油等の植物油等が挙げられる。
【0023】また、本発明化合物は、ワタの落葉剤・乾
燥剤、ジャガイモ(Solanum tuberosum)の乾燥剤等の収
穫補助剤の有効成分として用いることができる。その場
合、本発明化合物を、除草剤の有効成分として用いる場
合と同様に通常製剤化して、作物の収穫前に、単独また
は他の収穫補助剤と混合して茎葉処理する。
【0024】
【実施例】以下、本発明を製造例、製剤例および試験例
等により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの
例に限定されるものではない。尚、本発明化合物は後述
の表1〜表18に記載の化合物番号で示す。まず、本発
明化合物およびその製造中間体の製造例を示す。 製造例1(下記スキ−ム化11で示される化合物〔XII
I〕の製造)
【化11】 化合物〔X〕(後記参考製造例にて製造)1.0gとN,
N−ジメチルホルムアミド(以下、DMFと記す)10
mlを混合した溶液に、炭酸カリウム0.5gおよびブロモ
酢酸メチル0.5gを加えた。室温で1時間攪拌した後、
水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩酸水およ
び飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ−に付し、化合物〔XI〕1.1gを得た。
融点 80.4℃ このようにして得た化合物〔XI〕1.1gと1,4−ジオ
キサン15mlを混合した溶液に、濃塩酸10mlを加え、
50℃で5.5時間攪拌した後、水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。トルエンを加え、溶媒を減圧留
去し、粗化合物〔XII〕1.1gを得た。融点 182.2
℃ このようにして得た粗化合物〔XII〕3.0gとTHF3
0mlを混合した溶液に、塩化チオニル2.2gを加えた。
4.5時間加熱還流した後、溶媒を減圧留去し、粗化合
物〔XIII〕3.1gを得た。
【0025】製造例2(下記スキ−ム化12で示される
化合物〔XVI〕の製造)
【化12】 化合物〔X〕1.0gとDMF10mlを混合した溶液に、
炭酸カリウム0.5gおよび2−ブロモプロピオン酸メチ
ル0.6gを加えた。室温で1.5時間攪拌した後、水を
加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩酸水および飽
和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ−に付し、化合物〔XIV〕1.2gを得た。 〔1H−NMR(250MHz,CDCl3,TMS,δ(ppm ));1.
68(3H,d,J=7Hz)、2.43(3H,q,J=2Hz)、3.76(3H,
s)、4.73(1H,q,J=7Hz)、6.98(1H,d,J=7Hz)、7.32
(1H,d,J=8Hz)、7.99(1H,s)〕 このようにして得た化合物〔XIV〕1.2gと1,4−ジ
オキサン15mlを混合した溶液に、濃塩酸10mlを加
え、50℃で5.5時間攪拌した後、水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。トルエンを加え、溶媒を減
圧留去し、粗化合物〔XV〕1.2gを得た。 〔1H−NMR(250MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));1.
70(3H,d,J=6.8Hz)、2.42(3H,q,J=1.8Hz)、4.74(1
H,q,J=6.8Hz)、6.02(1H,br )、7.02(1H,d,J=6.4H
z)、7.33(1H,d,J=9.2Hz)、8.00(1H,s)〕 このようにして得た粗化合物〔XV〕5.0gとTHF4
5mlを混合した溶液に、氷冷下、塩化チオニル3.6gと
THF30mlとの混合溶液を加えた。室温で0.5時間
攪拌後、4.0時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し、
粗化合物〔XVI〕5.0gを得た。
【0026】製造例3(本発明化合物1−66の製造) 化合物〔X〕0.5gとDMF5mlを混合した溶液に、炭
酸カリウム0.2gおよびクロロ酢酸アリル0.2gを加え
た。室温で2.0時間、さらに、60℃で0.5時間攪拌
した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩
酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−に付し、本発明化合物1−6
6を0.4g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));2.
42(3H,q,J=1.9Hz)、4.67〜4.72(4H,m)、5.23〜5.37
(2H,m)、5.84〜5.98(1H,m)、7.00(1H,d,J=6.3H
z)、7.33(1H,d,J=9.2Hz)、7.99(1H,s)〕
【0027】製造例4(本発明化合物1−58の製造) 化合物〔X〕0.5gとDMF5mlを混合した溶液に、炭
酸カリウム0.2gおよびクロロ酢酸ビニル0.2gを加え
た。室温で5.0時間攪拌した後、水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次
洗浄した。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィ−に付し、本発明化合物1−58を
0.2g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));2.
42(3H,q,J=1.8Hz)、4.68〜4.71(1H,m)、4.77(2H,
s)、4.94〜5.01(1H,m)、7.03(1H,d,J=6.3Hz)、7.2
6〜7.31(1H,m)、7.34(1H,d,J=9.0Hz)、7.99(1H,
s)〕
【0028】製造例5(本発明化合物1−54の製造) 化合物〔X〕0.5gとDMF5mlを混合した溶液に、炭
酸カリウム0.2gおよび2−ブロモ−1−フェニル−1
−プロパノン0.5gを加えた。室温で2.0時間攪拌
後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、本発明化合
物1−54を0.6g得た。 〔1H−NMR(250MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));1.
78(3H,d,J=6.9Hz)、2.40(3H,q,J=1.9Hz)、5.39(1
H,q,J=6.9Hz)、6.93(1H,d,J=6.4Hz)、7.30(1H,d,J=
9.2Hz)、7.43〜7.63(3H,m)、7.94(1H,s)、8.04〜
8.08(2H,m)〕
【0029】製造例6(本発明化合物1−258の製
造) フェノ−ル0.3gとTHF5mlを混合した溶液に、ピ
リジン0.5mlを加え、化合物〔XIII〕1.3mmolを含む
THF溶液を5ml滴下した。室温で2.0時間攪拌後、
一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、本発明化合物1
−258を0.3g得た。 〔1H−NMR(250MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));2.
43(3H,q,J=1.9Hz)、4.94(2H,s)、7.10〜7.43(7H,
m)、7.99(1H,s)〕
【0030】製造例7(本発明化合物1−194の製
造) ベンジルアルコ−ル0.4gとTHF5mlを混合した溶
液に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔XIII〕1.3mm
olを含むTHF溶液を5ml滴下した。室温で2.0時間
攪拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、得ら
れた結晶をヘキサンで洗浄して、本発明化合物1−19
4を0.4g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));2.
43(3H,q,J=2.0Hz)、4.72(2H,s)、5.23(2H,s)、6.
95(1H,d,J=6.3Hz)、7.30〜7.38(6H,m)、7.96(1H,
s)〕
【0031】製造例8(本発明化合物1−98の製造) 2−ブチニルアルコ−ル0.3gとTHF5mlを混合し
た溶液に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔XIII〕1.
3mmolを含むTHF溶液を5ml滴下した。室温で2.0
時間攪拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、
得られた結晶をヘキサンで洗浄して、本発明化合物1−
98を0.5g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm))1.84
(3H,t,J=2.4Hz)、2.43(3H,q,J=1.7Hz)、4.71(2H,
s)、4.76(2H,q,J=2.4Hz)、7.01(1H,d,J=6.3Hz)、
7.33(1H,d,J=9.2Hz)、7.99(1H,s)〕
【0032】製造例9(本発明化合物1−266の製
造) アゼチジン0.2gとTHF5mlを混合した溶液に、ピ
リジン0.5mlを加え、化合物〔XIII〕1.2mmolを含む
THF溶液を5ml滴下した。室温で2.0時間攪拌後、
一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、得られた結晶
をヘキサンで洗浄して、本発明化合物1−266を0.
5g得た。 〔1H−NMR(250MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));2.
33(2H,tt,J=7.8Hz,J=7.8Hz )、2.43(3H,q,J=1.9H
z)、4.11(2H,t,J=7.8Hz)、4.42(2H,t,J=7.8Hz)、
4.61(2H,s)、6.99(1H,d,J=6.2Hz)、7.34(1H,d,J=
9.0Hz)、8.00(1H,s)〕
【0033】製造例10(本発明化合物1−274の製
造) チオモルホリン0.4gとTHF5mlを混合した溶液
に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔XIII〕1.2mmol
を含むTHF溶液を5ml滴下した。室温で2.0時間攪
拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。
有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、得られ
た結晶をヘキサンで洗浄して、本発明化合物1−274
を0.4g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));2.
43(3H,q,J=1.8Hz)、2.59〜2.69(4H,m)、3.84〜3.89
(4H,m)、4.74(2H,s)、7.12(1H,d,J=6.3Hz)、7.33
(1H,d,J=9.2Hz)、7.99(1H,s)〕
【0034】製造例11(本発明化合物1−322の製
造) 2−アミノエタノ−ル0.3gとTHF5mlを混合した
溶液に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔XIII〕2.0
mmolを含むTHF溶液を7.5ml滴下した。室温で2.
0時間攪拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
後、得られた結晶をヘキサンで洗浄して、本発明化合物
1−322を0.7g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm))2.43
(3H,q,J=1.9Hz)、3.50〜3.57(2H,m)、3.76(2H,t,J
=4.8Hz)、4.57(1H,s)、6.97(1H,d,J=6.2Hz)、7.06
(1H,br )、7.37(1H,d,J=8.9Hz)、8.01(1H,s)〕
【0035】製造例12(本発明化合物1−306の製
造) 本発明化合物1−322(前記の製造例11で製造)
0.4gと無水酢酸4mlを混合した溶液に、ピリジン2m
lを加え、室温で0.5時間攪拌後、一晩放置した。反応
液に水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を塩酸水お
よび飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を減圧留去後、得られた結晶をヘキサン
で洗浄して、本発明化合物1−306を0.4g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));2.
08(3H,s)、2.44(3H,q,J=1.8Hz)、3.60〜3.71(2H,
m)、4.22(2H,t,J=5.3Hz)、4.53(2H,s)、6.98(1H,
d,J=6.2Hz)、7.03(1H,br )、7.37(1H,d,J=8.9H
z)、8.00(1H,s)〕
【0036】製造例13(本発明化合物2−2の製造) 1,4−アンヒドロエリトリト−ル(1,4−anhydroery
thritol)0.6gとTHF50mlを混合した溶液にピリ
ジン1.0mlを加え、氷冷下、化合物〔XIII〕2.6mmo
lを含むTHF溶液30mlを滴下した。0℃で2.0時間
攪拌後、室温で一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
後、得られた結晶をトルエンで洗浄して、本発明化合物
2−2を0.5g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));2.
42(3H,q,J=1.8Hz)、2.62(1H,br )、3.57〜3.63(1
H,m)、3.83〜3.90(1H,m)、3.92〜4.00(1H,m)、4.0
2〜4.10(1H,m)、4.45〜4.54(1H,m)、4.81(2H,
s)、5.21〜5.28(1H,m)、7.03(1H,d,J=6.3Hz)、7.3
6(1H,d,J=9.0Hz)、8.01(1H,s)〕
【0037】製造例14(本発明化合物2−10の製
造) 本発明化合物2−2(前記の製造例13で製造)0.5
gと無水酢酸5mlを混合した溶液に、ピリジン5mlを加
え、室温で2.0時間攪拌後、一晩放置した。反応液に
水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を塩酸水および
飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧留去後、得られた結晶をヘキサンで洗
浄して、本発明化合物2−10を0.5g得た。 〔1H−NMR(250MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));2.
03(3H,s)、2.43(3H,q,J=1.8Hz)、3.75〜3.90(2H,
m)、4.02〜4.14(2H,m)、4.72(2H,d,J=2.5Hz)、5.2
8〜5.38(1H,m)、5.41〜5.50(1H,m)、7.03(1H,d,J=
6.3Hz)、7.34(1H,d,J=9.2Hz)、7.99(1H,s)〕
【0038】製造例15(本発明化合物1−262の製
造) フェノ−ル0.3gとTHF5mlを混合した溶液に、ピ
リジン0.5mlを加え、化合物〔XVI〕1.2mmolを含む
THF溶液を5ml滴下した。室温で2.0時間攪拌後、
一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、本発明化合物1
−262を0.3g得た。〔1H−NMR(300MHz,CDCl
3,TMS,δ(ppm));1.85(3H,d,J=6.8Hz)、2.43(3H,
q,J=2.0Hz)、4.93(1H,q,J=6.8Hz)、7.05〜7.41(7H,
m)、7.97(1H,s)〕
【0039】製造例16(本発明化合物1−198の製
造) ベンジルアルコ−ル0.4gとTHF5mlを混合した溶
液に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔XVI〕1.2mmo
lを含むTHF溶液を5ml滴下した。室温で2.0時間攪
拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。
有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、本発明化
合物1−198を0.4g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));1.
69(3H,d,J=6.7Hz)、2.42(3H,q,J=1.9Hz)、4.74(1
H,q,J=6.7Hz)、5.18(2H,s)、6.94(1H,d,J=6.4H
z)、7.27〜7.38(6H,m)、7.94(1H,s)〕
【0040】製造例17(本発明化合物1−102の製
造) 2−ブチニルアルコ−ル0.2gとTHF5mlを混合し
た溶液に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔XVI〕1.2
mmolを含むTHF溶液を5ml滴下した。室温で2.0時
間攪拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、本発
明化合物1−102を0.3g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));1.
69(3H,d,J=6.7Hz)、1.82(3H,t,J=2.3Hz)、2.42(3
H,q,J=2.0Hz)、4.69〜4.77(3H,m)、7.03(1H,d,J=6.
4Hz)、7.31(1H,d,J=9.2Hz)、7.98(1H,s)〕
【0041】製造例18(本発明化合物1−70の製
造) アリルアルコ−ル0.2gとTHF5mlを混合した溶液
に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔XVI〕1.2mmol
を含むTHF溶液を5ml滴下した。室温で2.0時間攪
拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。
有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、本発明化
合物1−70を0.3g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));1.
69(3H,d,J=6.9Hz)、2.42(3H,q,J=1.9Hz)、4.63〜4.
67(2H,m)、4.73(1H,q,J=6.9Hz)、5.20〜5.34(2H,
m)、5.80〜5.95(1H,m)、7.01(1H,d,J=6.4Hz)、7.3
2(1H,d,J=9.3Hz)、7.97(1H,s)〕
【0042】製造例19(本発明化合物1−250の製
造) α−フェネチルアルコ−ル0.4gとTHF5mlを混合
した溶液に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔XIII〕
1.3mmolを含むTHF溶液を5ml滴下した。室温で2.
0時間攪拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付
し、本発明化合物1−250を0.5g 得た。 〔1H−NMR(250MHz,CDCl3,TMS , δ(ppm));1.
56(3H,d,J=6.6Hz)、2.42(3H,q,J=1.9Hz)、4.65〜4.
71(2H,m)、5.99(1H,q,J=6.6Hz)、6.91(1H,d,J=6.3
Hz)、7.15〜7.34(6H,m)、7.95(1H,s)〕
【0043】製造例20(本発明化合物1−234の製
造) 4−メトキシベンジルアルコ−ル0.4gとTHF5ml
を混合した溶液に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔X
III〕1.3mmolを含むTHF溶液を5ml滴下した。室温
で2.0時間攪拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次
洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧
留去後、得られた結晶をヘキサンで洗浄し、本発明化合
物1−234を0.5g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS,δ(ppm));2.43
(3H,q,J=1.9Hz)、3.80(3H,s)、4.69(2H,s)、5.16
(2H,s)、6.83〜6.95(3H,m)、7.26〜7.33(3H,m)、
7.97(1H,s)〕
【0044】製造例21(本発明化合物1−210の製
造) 4−ニトロベンジルアルコ−ル0.4gとTHF5mlを
混合した溶液に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔XII
I〕1.3mmolを含むTHF溶液を5ml滴下した。室温で
2.0時間攪拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留
去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付
し、本発明化合物1−210を0.5g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS,δ(ppm));2.43
(3H,q,J=1.8Hz)、4.78(2H,s)、5.32(2H,s)、6.99
(1H,d,J=6.3Hz)、7.34(1H,d,J=9.1Hz)、7.47〜7.53
(2H,m)、7.98(1H,s)、8.19〜8.24(2H,m)〕
【0045】製造例22(本発明化合物1−202の製
造) 4−トリフルオロメチルベンジルアルコ−ル0.5gと
THF5mlを混合した溶液に、ピリジン0.5mlを加
え、化合物〔XIII〕1.3mmolを含むTHF溶液を5ml
滴下した。室温で2.0時間攪拌後、水を加え、一晩放
置し、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩酸水および飽
和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ−に付し、得られた結晶をヘキサンで洗浄し
て、本発明化合物1−202を0.6g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS,δ(ppm));2.43
(3H,q,J=1.8Hz)、4.75(2H,s)、5.28(2H,s)、6.98
(1H,d,J=6.2Hz)、7.34(1H,d,J=9.1Hz)、7.44(2H,
d,J=8.1Hz)、7.61(2H,d,J=8.1Hz)、7.97(1H,s)〕
【0046】製造例23(本発明化合物1−338の製
造) ベンジルアミン0.3gとTHF5mlを混合した溶液
に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔XIII〕1.3mmol
を含むTHF溶液を5ml滴下した。室温で2.0時間攪
拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。
有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、得られ
た結晶をヘキサンで洗浄し、本発明化合物1−338を
0.5g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS,δ(ppm));2.44
(3H,q,J=1.7Hz)、4.56〜4.59(4H,m)、6.98〜7.08
(2H,m)、7.29〜7.39(6H,m)、8.00(1H,s)〕
【0047】製造例24(本発明化合物1−354の製
造) アニリン0.3gとTHF5mlを混合した溶液に、ピリ
ジン0.5mlを加え、化合物〔XIII〕1.3mmolを含むT
HF溶液を5ml滴下した。室温で2.0時間攪拌後、一
晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、得られた結晶を
ヘキサンで洗浄し、本発明化合物1−354を0.5g得
た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS,δ(ppm));2.44
(3H,q,J=1.7Hz)、4.64(2H,s)、7.06(1H,d,J=6.2H
z)、7.15〜7.21(1H,m)、7.34〜7.42(3H,m)、7.59
〜7.63(2H,m)、8.01(1H,s)、8.51(1H,br)〕
【0048】製造例25(本発明化合物2−6および2
−14の製造) 1,4−アンヒドロエリトリト−ル(1,4−anhydroery
thritol)2.0gとTHF40mlを混合した溶液にピリ
ジン1.0mlを加え、氷冷下、化合物〔XVI〕2.1mmol
を含むTHF溶液30mlを滴下した。0℃で1.0時間
攪拌後、室温で一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付
し、本発明化合物2−6を0.3g得た。融点 120.
6℃ このようにして得られた本発明化合物2−6を0.3g
と無水酢酸5mlを混合した溶液に、ピリジン5mlを加
え、室温で2.0時間攪拌後、一晩放置した。反応液に
トルエンを加え、溶媒を減圧留去した後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、本発明化合物2
−14を0.3g得た。 〔1H−NMR(250MHz,CDCl3,TMS,δ(ppm));1.68
〜1.72(3H,m)、1.99〜2.01(3H,m)、2.42(3H,q,J=
1.8Hz)、3.69〜4.11(4H,m)、4.69〜4.82(1H,m)、
5.25〜5.45(2H,m)、7.01〜7.08(1H,m)、7.33(1H,
d,J=9.1Hz)、7.98(1H,s)〕
【0049】製造例26(本発明化合物1−362の製
造) フェニルヒドラジン0.2gとTHF5mlを混合した溶
液に、ピリジン0.5mlを加え、化合物〔XIII〕0.9m
molを含むTHF溶液を5ml滴下した。室温で2.0時間
攪拌後、一晩放置し、水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、得
られた結晶をヘキサンおよびトルエンで順次洗浄し、本
発明化合物1−362を0.2g得た。 〔1H−NMR(300MHz,CDCl3,TMS,δ(ppm));2.44
(3H,q,J=1.7Hz)、4.69(2H,s)、6.87(2H,d,J=7.8H
z)、6.94(1H,t,J=7.4Hz)、7.03(1H,d,J=6.2Hz)、
7.23〜7.29(2H,m)、7.40(1H,d,J=8.9Hz)、8.01(1
H,s)、8.38(1H,br)〕
【0050】本発明化合物の例のいくつかを化合物番号
とともに表1〜表18に示す。 一般式 化13
【化13】 で示される化合物
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】
【表5】
【0056】
【表6】
【0057】
【表7】
【0058】
【表8】
【0059】
【表9】
【0060】
【表10】
【0061】
【表11】
【0062】
【表12】
【0063】
【表13】
【0064】
【表14】
【0065】
【表15】
【0066】
【表16】 〔表1〜表16において、「Ph」はフェニル基を、「AZ
T」はアゼチジン−1−イル基を、「TM」はチオモルホ
リン−1−イル基を、「C4H7(c)」はシクロブチル基
を、「C5H9(c)」はシクロペンチル基を、「C6H11(c)」
はシクロヘキシル基を各々表わす。]
【0067】一般式 化14
【化14】 で表される化合物
【0068】
【表17】
【0069】
【表18】
【0070】次に、前記化合物〔X〕の製造例を示す。 参考製造例(下記スキ−ム化15に記載の方法) 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ−ル(該
化合物はヨ−ロッパ特許出願公開明細書EP−6174
1−Aに記載の方法で製造した)32.3gを濃塩酸1
50mlと混合し、50℃で30分間攪拌した。この混合
液に、亜硝酸ナトリウム15gを水40mlに溶解したも
のを、0℃で10分かけて滴下した。0℃で1時間攪拌
した後、−50℃に冷却した。これに塩化第1スズ13
2gを濃塩酸132gに溶解したものを−50℃ですば
やく滴下し、徐々に室温に戻し、さらに室温で1時間攪
拌した。生じた固体を濾集し、減圧下80℃で乾燥し、
2−フルオロ−4−クロロ−5−ヒドロキシフェニルヒ
ドラジン塩酸塩の粗結晶を75g得た。 〔 1H−NMR(DMSO−d6 ,TMS,δ(ppm)); 3〜5(2H,
br)、6.73(1H, d) 、7.22(1H, d) 、8.20(1H, s) 、9
〜11(2H, br) 〕 酢酸ナトリウム49.2gおよび1,1−ジブロモ−3,
3,3−トリフルオロアセトン40.5gを水400mlに
溶解し、80〜90℃で40分間加熱した。この溶液を
0℃に冷却し、上で得られた2−フルオロ−4−クロロ
−5−ヒドロキシフェニルヒドラジン塩酸塩の粗結晶7
5gを加えた。室温で70分間攪拌し、生じた結晶をロ
集し、減圧乾燥して、3,3,3−トリフルオロ−2−
オキソプロパナ−ル 1−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−ヒドロキシフェニルヒドラゾン)35.4gを得
た。 〔 1H−NMR(300MHz、CDCl3 、TMS δ(ppm)); 5.4
9(1H ,s)、7.15(1H ,d, J=10.5Hz) 、7.24(1H ,d, J
=7.4Hz)、7.38(1H ,q, J=1.8Hz)、8.75(1H ,s)〕 得られた3,3,3−トリフルオロ−2−オキソプロパ
ナ−ル 1−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロ
キシフェニルヒドラゾン)12.9gおよびカルボエトキ
シエチリデントリフェニルホスホラン22.3gをTHF
110mlに溶解し3時間加熱還流した。減圧で溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付
し、2−(2−フルオロ−4−クロロ−5−ヒドロキシ
フェニル)−4−メチル−5−トリフルオロメチルピリ
ダジン−3−オン8.8gを得た。
【化15】
【0071】次に、製剤例を示す。なお、本発明化合物
は表1〜表18に記載の化合物番号で示す。部は重量部
である。 製剤例1 本発明化合物1−1〜1−400および2−1〜2−4
0の各々50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、
ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪素4
5部をよく粉砕混合して各々の水和剤を得る。 製剤例2 本発明化合物1−1〜1−400および2−1〜2−4
0の各々10部、ポリオキシエチレンスチリルフェニル
エ−テル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウ
ム6部、キシレン35部およびシクロヘキサノン35部
をよく混合して各々の乳剤を得る。
【0072】製剤例3 本発明化合物1−1〜1−400および2−1〜2−4
0の各々2部、合成含水酸化珪素2部、リグニンスルホ
ン酸カルシウム2部、ベントナイト30部およびカリオ
ンクレ−64部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り
合わせた後、造粒乾燥して各々の粒剤を得る。 製剤例4 本発明化合物1−1〜1−400および2−1〜2−4
0の各々25部、ポリビニルアルコ−ル10%水溶液5
0部および水25部を混合し、平均粒径が5マイクロメ
−トル以下になるまで湿式粉砕して各々の懸濁剤を得
る。
【0073】次に、本発明化合物が除草剤の有効成分と
して有用であることを試験例で示す。なお、本発明化合
物は表1〜表18に記載の化合物番号で示す。除草効力
および薬害の評価は、調査時の供試植物(雑草および作
物)の出芽または生育の状態が無処理のそれと比較して
全くないしほとんど違いがないものを「0」とし、供試
植物が完全枯死または出芽もしくは生育が完全に抑制さ
れているものを「5」として、0〜5の6段階に区分
し、0、1、2、3、4、5で示す。除草効力の評価
「4」および「5」は優れた除草効力を意味し、評価
「3」以下は不十分な除草効力を意味する。薬害の評価
「0」および「1」は薬害が実用上問題とならない程度
であることを意味し、評価「2」以上は薬害が許容され
ない程度であることを意味する。
【0074】試験例1 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポットに
土壌を詰め、イヌビエ、アメリカアサガオ、イチビを播
種し、温室内で19日間育成した。その後、製剤例2に
準じて供試化合物を乳剤にし、その所定量を1ヘクタ−
ル当たり1000リットル相当の展着剤を含む水で希釈
し、噴霧器で植物体の上方から茎葉部全面に均一に散布
した。処理後19日間温室内で育成し、除草効力を調査
した。その結果を表19に示す。
【表19】
【0075】試験例2 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポットに
土壌を詰め、イヌビエ、アメリカアサガオ、イチビを播
種し、温室内で19日間育成した。その後、製剤例2に
準じて供試化合物を乳剤にし、その所定量を1ヘクタ−
ル当たり1000リットル相当の展着剤を含む水で希釈
し、噴霧器で植物体の上方から茎葉部全面に均一に散布
した。処理後19日間温室内で育成し、除草効力を調査
した。その結果を表20に示す。
【表20】
【0076】試験例3 畑地土壌表面処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポットに
土壌を詰め、イヌビエ、アメリカアサガオ、イチビを播
種した。製剤例2に準じて供試化合物を乳剤にし、その
所定量を1ヘクタ−ル当たり1000リットル相当の水
で希釈し、噴霧器で土壌表面全面に均一に散布した。処
理後19日間温室内で育成し、除草効力を調査した。そ
の結果を表21に示す。
【表21】
【0077】試験例4 水田湛水処理試験 直径9cm、深さ11cmの円筒形プラスチックポットに土
壌を詰め、タイヌビエを播種した。湛水して水田状態に
した後、温室内で育成した。7日後に製剤例2に準じて
供試化合物を乳剤にし、その所定量を水で希釈し、1ア
−ル当たり50リットルを水面に処理した。処理後16
日間温室内で育成し、除草効力を調査した。その結果を
表22に示す。
【表22】
【0078】試験例5 畑地茎葉処理試験 面積25×18cm2、深さ7cmのプラスチックポットに
土壌を詰め、トウモロコシ、ダイズ、オナモミ、アメリ
カアサガオ、ブタクサ、シロザを播種し、21日間育成
した。その後、製剤例2に準じて供試化合物を乳剤に
し、その所定量を1ヘクタ−ル当たり1000リットル
相当の水で希釈し、噴霧器で植物体の上方から茎葉部全
面に均一に散布した。このとき雑草および作物の生育状
況は草種により異なるが、1〜4葉期で、草丈は5〜2
0cmであった。処理24日後に除草効力および薬害を調
査した。その結果を表23に示す。なお、本試験は、全
期間を通して温室内で行った。
【表23】
【0079】試験例6 畑地茎葉処理試験 面積16×11cm2、深さ7cmのプラスチックポットに
土壌を詰め、コムギ、サナエタデ、ヤエムグラを播種
し、23日間育成した。その後、製剤例2に準じて供試
化合物を乳剤にし、その所定量を1ヘクタ−ル当たり1
000リットル相当の水で希釈し、噴霧器で植物体の上
方から茎葉部全面に均一に散布した。このとき雑草およ
び作物の生育状況は草種により異なるが、1〜4葉期
で、草丈は5〜15cmであった。処理24日後に除草効
力および薬害を調査した。その結果を表24に示す。な
お、本試験は、全期間を通して温室内で行った。
【表24】
【0080】試験例7 畑地茎葉処理試験 面積25×18cm2、深さ7cmのプラスチックポットに
土壌を詰め、イネ、イヌビエを播種し、15日間育成し
た。その後、製剤例2に準じて供試化合物を乳剤にし、
その所定量を1ヘクタ−ル当たり1000リットル相当
の水で希釈し、噴霧器で植物体の上方から茎葉部全面に
均一に散布した。このとき雑草および作物の生育状況は
草種により異なるが、1〜3葉期で、草丈は8〜15cm
であった。処理24日後に除草効力および薬害を調査し
た。その結果を表25に示す。なお、本試験は、全期間
を通して温室内で行った。
【表25】
【発明の効果】本発明の化合物は優れた除草効力を示
す。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1はC1−C3ハロアルキル基を表し、R2
    よびR3は同一または相異なり、水素原子、C1−C3
    アルキル基、C1−C3ハロアルキル基またはC1−C
    3アルコキシC1−C3アルキル基を表し、Xは水素原
    子またはハロゲン原子を表し、Yはハロゲン原子、ニト
    ロ基、シアノ基またはトリハロメチル基を表し、Z1
    酸素原子、硫黄原子、CH2基またはNH基を表し、Z4
    は酸素原子または硫黄原子を表し、R4は水素原子、C
    1−C6アルキル基またはC3−C6シクロアルキル基
    を表し、R5はC2−C6アルケニル基、 C2−C6ハ
    ロアルケニル基、C3−C6アルキニル基、C3−C6
    ハロアルキニル基、置換されていてもよいベンジル基、
    置換されていてもよいフェニル基、C2−C6アルケニ
    ルオキシ基、C2−C6ハロアルケニルオキシ基、C3
    −C6アルキニルオキシ基、C3−C6ハロアルキニル
    オキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロ
    アルキルチオ基、C2−C6アルケニルチオ基、C2−
    C6ハロアルケニルチオ基、(C1−C6アルキル)チ
    オC1−C6アルキル基、C3−C6アルキニルチオ
    基、C3−C6ハロアルキニルチオ基、C3−C8シク
    ロアルキルチオ基、C3−C8シクロハロアルキルチオ
    基、(C3−C8シクロアルキル)C1−C6アルキル
    チオ基、ジ(C1−C6アルキル)C=NO基、置換さ
    れていてもよいベンジルチオ基、置換されていてもよい
    フェニルチオ基、ヒドロキシC2−C6アルコキシ基、
    アミノC2−C6アルコキシ基、(C1−C6アルキ
    ル)カルボニルオキシC2−C6アルコキシ基、(C1
    −C6アルキル)カルボニルアミノC2−C6アルコキ
    シ基、置換されていてもよいベンジルオキシ基、置換さ
    れていてもよいフェノキシ基、置換されていてもよいフ
    リルオキシ基、置換されていてもよいフリルC1−C6
    アルキルオキシ基、置換されていてもよいチエニルオキ
    シ基、置換されていてもよいチエニルC1−C6アルキ
    ルオキシ基、置換されていてもよいピロリルオキシ基、
    置換されていてもよいピロリルオキシC1−C6アルキ
    ルオキシ基、置換されていてもよいイミダゾリルオキシ
    基、置換されていてもよいイミダゾリルC1−C6アル
    キルオキシ基、置換されていてもよいピラゾリルオキシ
    基、置換されていてもよいピラゾリルC1−C6アルキ
    ルオキシ基、置換されていてもよいチアゾリルオキシ
    基、置換されていてもよいチアゾリルC1−C6アルキ
    ルオキシ基、置換されていてもよいオキサゾリルオキシ
    基、置換されていてもよいオキサゾリルC1−C6アル
    キルオキシ基、置換されていてもよいイソチアゾリルオ
    キシ基、置換されていてもよいイソチアゾリルC1−C
    6アルキルオキシ基、置換されていてもよいイソキサゾ
    リルオキシ基、置換されていてもよいイソキサゾリルC
    1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいピリ
    ジルオキシ基、置換されていてもよいピリジルC1−C
    6アルキルオキシ基、置換されていてもよいピラジニル
    オキシ基、置換されていてもよいピラジニルC1−C6
    アルキルオキシ基、置換されていてもよいピリミジニル
    オキシ基、置換されていてもよいピリミジニルC1−C
    6アルキルオキシ基、置換されていてもよいピリダジニ
    ルオキシ基、置換されていてもよいピリダジニルC1−
    C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいインドリ
    ジニルオキシ基、置換されていてもよいインドリジニル
    C1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいイ
    ンドリルオキシ基、置換されていてもよいインドリルC
    1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいイン
    ダゾリルオキシ基、置換されていてもよいインダゾリル
    C1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいキ
    ノリルオキシ基、置換されていてもよいキノリルC1−
    C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいイソキノ
    リルオキシ基または置換されていてもよいイソキノリル
    C1−C6アルキルオキシ基を表すか、あるいは、−N
    67で表される基{式中、R6は、水素原子、C3−
    C8シクロアルキル基、(C1−C6アルキル)カルボ
    ニルオキシC2−C6アルキル基、(C1−C6アルキ
    ル)カルボニルアミノC2−C6アルキル基、ヒドロキ
    シC2−C6アルキル基、アミノC2−C6アルキル
    基、置換されていてもよいベンジル基または置換されて
    いてもよいフェニル基を表し、R7は、C3−C8シク
    ロアルキル基、(C1−C6アルキル)カルボニルオキ
    シC2−C6アルキル基、(C1−C6アルキル)カル
    ボニルアミノC2−C6アルキル基、ヒドロキシC2−
    C6アルキル基、アミノC2−C6アルキル基、置換さ
    れていてもよいベンジル基または置換されていてもよい
    フェニル基を表わすか、あるいは、R6とR7とで、トリ
    メチレンまたはエチレンチオエチレンを表わす。}を表
    すか、あるいは、−NHNHR8で表される基(式中、
    8は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換されて
    いてもよいフェニル基または置換されていてもよいベン
    ジル基を表す。)を表すか、あるいは、一般式 化2 【化2】 {式中、R9は水素原子、ヒドロキシル基または−O−
    COR10で表される基(式中、R10はC1−C6アルキ
    ル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アルケニ
    ル基、C3−C8シクロアルキル基、置換されていても
    よいフェニル基、置換されていてもよいベンジル基、C
    1−C6アルコキシ基またはC1−C6アルキルアミノ
    基を表す。)を表す。}で表される基を表す。〕で示さ
    れるピリダジン−3−オン誘導体。
  2. 【請求項2】上記一般式 化1において、Z1が酸素原
    子、硫黄原子またはNH基であり、R5がC2−C6ア
    ルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C3−C6
    アルキニル基、C3−C6ハロアルキニル基、置換され
    ていてもよいベンジル基、置換されていてもよいフェニ
    ル基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアル
    キルチオ基、C2−C6アルケニルチオ基、C2−C6
    ハロアルケニルチオ基、(C1−C6アルキル)チオC
    1−C6アルキル基、C3−C6アルキニルチオ基、C
    3−C6ハロアルキニルチオ基、C3−C8シクロアル
    キルチオ基、C3−C8シクロハロアルキルチオ基、
    (C3−C8シクロアルキル)C1−C6アルキルチオ
    基、ジ(C1−C6アルキル)C=NO基、置換されて
    いてもよいベンジルチオ基、置換されていてもよいフェ
    ニルチオ基、ヒドロキシC2−C6アルコキシ基、アミ
    ノC2−C6アルコキシ基、(C1−C6アルキル)カ
    ルボニルオキシC2−C6アルコキシ基、(C1−C6
    アルキル)カルボニルアミノC2−C6アルコキシ基、
    置換されていてもよいフリルオキシ基、置換されていて
    もよいフリルC1−C6アルキルオキシ基、置換されて
    いてもよいチエニルオキシ基、置換されていてもよいチ
    エニルC1−C6アルキルオキシ基、置換されていても
    よいピロリル基、置換されていてもよいピロリルC1−
    C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいイミダゾ
    リルオキシ基、置換されていてもよいイミダゾリルC1
    −C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいピラゾ
    リルオキシ基、置換されていてもよいピラゾリルC1−
    C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいチアゾリ
    ルオキシ基、置換されていてもよいチアゾリルC1−C
    6アルキルオキシ基、置換されていてもよいオキサゾリ
    ルオキシ基、置換されていてもよいオキサゾリルC1−
    C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいイソチア
    ゾリルオキシ基、置換されていてもよいイソチアゾリル
    C1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいイ
    ソキサゾリルオキシ基、置換されていてもよいイソキサ
    ゾリルC1−C6アルキルオキシ基、置換されていても
    よいピリジルオキシ基、置換されていてもよいピリジル
    C1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいピ
    ラジニルオキシ基、置換されていてもよいピラジニルC
    1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいピリ
    ミジニルオキシ基、置換されていてもよいピリミジニル
    C1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよいピ
    リダジニルオキシ基、置換されていてもよいピリダジニ
    ルC1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよい
    インドリジニルオキシ基、置換されていてもよいインド
    リジニルC1−C6アルキルオキシ基、置換されていて
    もよいインドリルオキシ基、置換されていてもよいイン
    ドリルC1−C6アルキルオキシ基、置換されていても
    よいインダゾリルオキシ基、置換されていてもよいイン
    ダゾリルC1−C6アルキルオキシ基、置換されていて
    もよいキノリルオキシ基、置換されていてもよいキノリ
    ルC1−C6アルキルオキシ基、置換されていてもよい
    イソキノリルオキシ基、置換されていてもよいイソキノ
    リルC1−C6アルキルオキシ基、−NR67で表され
    る基(式中、R6およびR7は、請求項1に記載の意味を
    表わす。)、−NHNHR8で表される基(式中、R
    8は、請求項1に記載の意味を表わす。)または請求項
    1記載の化2で示される基である請求項1記載のピリダ
    ジン−3−オン誘導体。
  3. 【請求項3】「置換されていてもよい」で示される置換
    基が、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル
    基、C1−C4アルコキシ基、(C1−C4アルキル)
    カルボニルオキシ基、(C1−C4アルコキシ)カルボ
    ニル基、C1−C4ハロアルコキシ基、(C1−C4ハ
    ロアルキル)カルボニルオキシ基、(C1−C4ハロア
    ルコキシ)カルボニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シ
    アノ基、ヒドロキシル基、アミノ基もしくはアセチル基
    である請求項1または2記載のピリダジン−3−オン誘
    導体。
  4. 【請求項4】上記一般式 化1において、R1がトリフ
    ルオロメチル基であり、R2がメチル基または水素原子
    であり、R3が水素原子であり、Xがフッ素原子であ
    り、Yが塩素原子であり、R4が水素原子またはメチル
    基であり、R5がC2−C6アルケニルオキシ基、C2
    −C6ハロアルケニルオキシ基、C3−C6アルキニル
    オキシ基、C3−C6ハロアルキニルオキシ基、置換さ
    れていてもよいベンジルオキシ基または置換されていて
    もよいフェノキシ基である請求項1記載のピリダジン−
    3−オン誘導体。
  5. 【請求項5】「置換されていてもよい」で示される置換
    基が、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル
    基、C1−C4アルコキシ基、(C1−C4アルキル)
    カルボニルオキシ基、(C1−C4アルコキシ)カルボ
    ニル基、C1−C4ハロアルコキシ基、(C1−C4ハ
    ロアルキル)カルボニルオキシ基、(C1−C4ハロア
    ルコキシ)カルボニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シ
    アノ基、ヒドロキシル基、アミノ基もしくはアセチル基
    である請求項4記載のピリダジン−3−オン誘導体。
  6. 【請求項6】Z1およびZ4が酸素原子である請求項1〜
    5のいずれかに記載のピリダジン−3−オン誘導体。
  7. 【請求項7】R5がC2−C6アルケニルオキシ基、C
    3−C6アルキニルオキシ基、ベンジルオキシ基または
    フェノキシ基である請求項4または6記載のピリダジン
    −3−オン誘導体。
  8. 【請求項8】R5がC2−C6アルケニルオキシ基であ
    る請求項4または6記載のピリダジン−3−オン誘導
    体。
  9. 【請求項9】R5がフェノキシ基である請求項4または
    6記載のピリダジン−3−オン誘導体。
  10. 【請求項10】R5がベンジルオキシ基である請求項4
    または6記載のピリダジン−3−オン誘導体。
  11. 【請求項11】R2がメチル基である請求項4、5、
    6、7、8、9または10記載のピリダジン−3−オン
    誘導体。
  12. 【請求項12】Yがハロゲン原子であり、R1がトリフ
    ルオロメチル基であり、R2が水素原子またはメチル基
    であり、R3が水素原子であり、R4が水素原子またはメ
    チル基である請求項2、3または6に記載のピリダジン
    −3−オン誘導体。
  13. 【請求項13】Xがフッ素原子であり、Yがハロゲン原
    子であり、R1がトリフルオロメチル基であり、R2が水
    素原子またはメチル基であり、R3が水素原子であり、
    4が水素原子またはメチル基である請求項2、3また
    は6に記載のピリダジン−3−オン誘導体。
  14. 【請求項14】Xがフッ素原子であり、Yが塩素原子で
    あり、R1がトリフルオロメチル基であり、R2が水素原
    子またはメチル基であり、R3が水素原子であり、R4
    水素原子またはメチル基である請求項2、3または6に
    記載のピリダジン−3−オン誘導体。
  15. 【請求項15】Xがフッ素原子であり、Yが塩素原子で
    あり、R1がトリフルオロメチル基であり、R2が水素原
    子またはメチル基であり、R3が水素原子であり、R4
    メチル基である請求項2、3または6に記載のピリダジ
    ン−3−オン誘導体。
  16. 【請求項16】R5がNHR7である化合物において、R
    7が(C1−C6アルキル)カルボニルオキシC2−C
    6アルキル基、ヒドロキシC2−C6アルキル基、ベン
    ジル基またはフェニル基である請求項2、12、13、
    14または15記載のピリダジン−3−オン誘導体。
  17. 【請求項17】R5がアゼチジン−1−イル基またはチ
    オモルホリン−1−イル基である請求項2、12、1
    3、14または15記載のピリダジン−3−オン誘導
    体。
  18. 【請求項18】R5が請求項1記載の一般式化2で表さ
    れる化合物において、R9 がヒドロキシル基または(C
    1−C6アルキル)カルボニルオキシ基である請求項
    2、12、13、14または15記載のピリダジン−3
    −オン誘導体。
  19. 【請求項19】請求項1〜18のいずれかに記載のピリ
    ダジン−3−オン誘導体を有効成分として含有すること
    を特徴とする除草剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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