JPH10297558A - 小型車両用トレーラー - Google Patents
小型車両用トレーラーInfo
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- JPH10297558A JPH10297558A JP9112970A JP11297097A JPH10297558A JP H10297558 A JPH10297558 A JP H10297558A JP 9112970 A JP9112970 A JP 9112970A JP 11297097 A JP11297097 A JP 11297097A JP H10297558 A JPH10297558 A JP H10297558A
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- JP
- Japan
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- lock
- trailer
- caster
- legs
- pair
- Prior art date
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- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K27/00—Sidecars; Forecars; Trailers or the like specially adapted to be attached to cycles
- B62K27/003—Trailers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Handcart (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 トレーラーのキャスター脚に設けられるロッ
ク構造を簡単にする。 【解決手段】 揺動式3輪車の牽引車側荷台上にトレー
ラーの荷台前部を重ねてヒッチアームを連結器で連結し
荷台下方に設けられたリンクロッド32によってトレー
ラーのキャスター脚24を起伏させる。リンクロッドと
キャスター脚の連結は、キャスター脚に設けたガイド部
材30の長溝31内へリンクロッドの一端に設けられた
スライド部材33を摺動自在に嵌合することによる。こ
のスライド部材の穴へ出入するロックピン70を設け、
そのロック端部71をロックプレート72のロック穴7
3へ嵌合する。そのストローク端でキャスター脚側へ係
止するロック機構を設ける。ロックピン70は左右一対
であり、左右のロックピン71は連動するようになって
おり、コイルスプリング84でロック端部71をロック
方向へ付勢し、一方のロック端部をロック解除すると、
他方も連動してロック解除になる。
ク構造を簡単にする。 【解決手段】 揺動式3輪車の牽引車側荷台上にトレー
ラーの荷台前部を重ねてヒッチアームを連結器で連結し
荷台下方に設けられたリンクロッド32によってトレー
ラーのキャスター脚24を起伏させる。リンクロッドと
キャスター脚の連結は、キャスター脚に設けたガイド部
材30の長溝31内へリンクロッドの一端に設けられた
スライド部材33を摺動自在に嵌合することによる。こ
のスライド部材の穴へ出入するロックピン70を設け、
そのロック端部71をロックプレート72のロック穴7
3へ嵌合する。そのストローク端でキャスター脚側へ係
止するロック機構を設ける。ロックピン70は左右一対
であり、左右のロックピン71は連動するようになって
おり、コイルスプリング84でロック端部71をロック
方向へ付勢し、一方のロック端部をロック解除すると、
他方も連動してロック解除になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型車両に牽引
されるトレーラーであって収納自在のキャスター脚を有
するものに係り、特にそのロック装置に関する。
されるトレーラーであって収納自在のキャスター脚を有
するものに係り、特にそのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実公昭58−3729号には、自転車に
牽引される手押し車兼用の3輪式トレーラーが示され、
このトレーラーは左右一対の後輪と、起伏自在にされた
一個の前輪とを備えている。また、実公昭44−191
54号には、左右の車輪を格別に蝶ネジを用いて収納状
態又は起立状態に固定する運搬車が示されている。
牽引される手押し車兼用の3輪式トレーラーが示され、
このトレーラーは左右一対の後輪と、起伏自在にされた
一個の前輪とを備えている。また、実公昭44−191
54号には、左右の車輪を格別に蝶ネジを用いて収納状
態又は起立状態に固定する運搬車が示されている。
【0003】なお、本願発明において起伏自在とは、キ
ャスター輪が接地しないようにキャスター脚を跳ね上げ
た収納状態と、キャスター輪が接地するようにキャスタ
ー脚を略直立させる起立状態との間で変化自在なことを
いう。
ャスター輪が接地しないようにキャスター脚を跳ね上げ
た収納状態と、キャスター輪が接地するようにキャスタ
ー脚を略直立させる起立状態との間で変化自在なことを
いう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トレーラー
の前輪側を起伏自在にした場合、キャスター脚を起伏状
態の各位置でロックする必要があり、このためのロック
装置は構造が簡単でかつ操作性がよくなければならず、
しかもキャスター脚とこれを回動させるための部材との
計2部材を同時にロックする構成を採用する場合には十
分に剛性の高いものでなければならない。
の前輪側を起伏自在にした場合、キャスター脚を起伏状
態の各位置でロックする必要があり、このためのロック
装置は構造が簡単でかつ操作性がよくなければならず、
しかもキャスター脚とこれを回動させるための部材との
計2部材を同時にロックする構成を採用する場合には十
分に剛性の高いものでなければならない。
【0005】上記の観点からすると、実公昭58−37
29号は、起立時の前輪を前後方向へ配設された操作ロ
ッドで支持するので支持剛性を確保できるが、前輪を左
右一対で設けた場合にはそれぞれに操作ロッドを設けて
個々に操作しなければならないので操作性が悪くなる。
同様に、実公昭44−19154号は、左右の車輪の起
伏時におけるロックを各別に操作しなければならないの
でやはり操作性が悪くなる。
29号は、起立時の前輪を前後方向へ配設された操作ロ
ッドで支持するので支持剛性を確保できるが、前輪を左
右一対で設けた場合にはそれぞれに操作ロッドを設けて
個々に操作しなければならないので操作性が悪くなる。
同様に、実公昭44−19154号は、左右の車輪の起
伏時におけるロックを各別に操作しなければならないの
でやはり操作性が悪くなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明の小型車両用トレーラーは、小型車両に牽引さ
れるトレーラーであって、後部両側に設けられている固
定脚に支持された左右一対の後輪と、荷台の前部両側へ
起伏自在に取付けられているキャスター脚に支持された
左右一対のキャスター輪とを備えた小型車両用トレーラ
ーにおいて、キャスター脚の起伏動作に追随して支持軸
を中心に回動するリンク部材を設け、このリンク部材の
自由端側をキャスター脚側へその長さ方向に沿って摺動
可能に係合させ、キャスター脚の収納状態と起立状態に
おける前記自由端のキャスター脚に対する摺動位置を同
一のストローク端になるよう構成するとともに、このス
トローク端にて前記自由端を固定させるためのロック手
段を備えたことを特徴とする。
本願発明の小型車両用トレーラーは、小型車両に牽引さ
れるトレーラーであって、後部両側に設けられている固
定脚に支持された左右一対の後輪と、荷台の前部両側へ
起伏自在に取付けられているキャスター脚に支持された
左右一対のキャスター輪とを備えた小型車両用トレーラ
ーにおいて、キャスター脚の起伏動作に追随して支持軸
を中心に回動するリンク部材を設け、このリンク部材の
自由端側をキャスター脚側へその長さ方向に沿って摺動
可能に係合させ、キャスター脚の収納状態と起立状態に
おける前記自由端のキャスター脚に対する摺動位置を同
一のストローク端になるよう構成するとともに、このス
トローク端にて前記自由端を固定させるためのロック手
段を備えたことを特徴とする。
【0007】このとき、ロック手段を前記左右一対のキ
ャスター脚へそれぞれ設けることができる。さらに、こ
の左右のロック手段を連動して作動させるための連動手
段を設けることができる。
ャスター脚へそれぞれ設けることができる。さらに、こ
の左右のロック手段を連動して作動させるための連動手
段を設けることができる。
【0008】そのうえ、この連動手段を、一端がロック
ピンを兼ねる左右一対のロッド部材と、両ロッド部材の
移動方向を反転させるためのロック用リンク部材を備え
るように構成することができる。
ピンを兼ねる左右一対のロッド部材と、両ロッド部材の
移動方向を反転させるためのロック用リンク部材を備え
るように構成することができる。
【0009】さらにこの場合は、ロック用リンク部材
は、支持軸を中心に反対方向へ延出する一対のリンクア
ームを備え、これらリンクアームにそれぞれ一方のロッ
ド部材の端部を連結するとともに、各リンクアームにお
けるロッド部材の連結点から支持軸までの距離が不等長
となるように構成することもできる。
は、支持軸を中心に反対方向へ延出する一対のリンクア
ームを備え、これらリンクアームにそれぞれ一方のロッ
ド部材の端部を連結するとともに、各リンクアームにお
けるロッド部材の連結点から支持軸までの距離が不等長
となるように構成することもできる。
【0010】
【発明の効果】キャスター脚の起伏動作させると、これ
に追随してリンク部材が支持軸を中心に回動し、その自
由端側がキャスター脚側へ係合してその長さ方向に沿っ
て摺動する。キャスター脚の起立又は収納状態になる
と、ロック手段でリンク部材の自由端をロックし、自由
端の位置を固定する。
に追随してリンク部材が支持軸を中心に回動し、その自
由端側がキャスター脚側へ係合してその長さ方向に沿っ
て摺動する。キャスター脚の起立又は収納状態になる
と、ロック手段でリンク部材の自由端をロックし、自由
端の位置を固定する。
【0011】このとき、自由端はキャスター脚の起立又
は収納状態のいずれでもキャスター脚に対してストロー
ク端になることにより同じ位置になるので、キャスター
脚に設けた片側につき一カ所のロック手段だけでロック
でき、起立又は収納状態のそれぞれにロック手段を設け
る必要がなく、それだけロック装置全体としての構成を
簡単にできる。
は収納状態のいずれでもキャスター脚に対してストロー
ク端になることにより同じ位置になるので、キャスター
脚に設けた片側につき一カ所のロック手段だけでロック
でき、起立又は収納状態のそれぞれにロック手段を設け
る必要がなく、それだけロック装置全体としての構成を
簡単にできる。
【0012】このとき、ロック手段を前記左右一対のキ
ャスター脚へそれぞれ設ければ、ロック時にロック手段
が受ける荷重を左右に分散でき、かつ左右のキャスター
脚をロックできるため、キャスター脚全体の支持剛性を
高めることができる。
ャスター脚へそれぞれ設ければ、ロック時にロック手段
が受ける荷重を左右に分散でき、かつ左右のキャスター
脚をロックできるため、キャスター脚全体の支持剛性を
高めることができる。
【0013】さらに、この左右のロック手段を連動して
作動させるための連動手段を設ければ、片側一カ所だけ
でのロック操作が可能になるため、ロック装置全体の構
造が最も簡略化され、かつ操作性も著しく向上する。
作動させるための連動手段を設ければ、片側一カ所だけ
でのロック操作が可能になるため、ロック装置全体の構
造が最も簡略化され、かつ操作性も著しく向上する。
【0014】そのうえ、この連動手段を、一端がロック
ピンを兼ねる左右一対のロッド部材と、両ロッド部材の
移動方向を反転させるためのロック用リンク部材を備え
た構成にすれば、ロック機構と連動機構を兼用する連動
手段を簡単に構成できる。
ピンを兼ねる左右一対のロッド部材と、両ロッド部材の
移動方向を反転させるためのロック用リンク部材を備え
た構成にすれば、ロック機構と連動機構を兼用する連動
手段を簡単に構成できる。
【0015】さらにこの場合は、ロック用リンク部材と
して、支持軸を中心に回動する一対のリンクアームを、
支持軸からロッド部材の連結点までの距離が不等長にな
るように構成すれば、ロッド部材のストローク量を左右
で異ならせることができるので、片側操作の場合でも、
操作側と反対側のストロークを大きくすれば、反対側に
おけるロック操作を確実にでき、片側だけで連動操作す
る場合、より確実な操作が可能になる。
して、支持軸を中心に回動する一対のリンクアームを、
支持軸からロッド部材の連結点までの距離が不等長にな
るように構成すれば、ロッド部材のストローク量を左右
で異ならせることができるので、片側操作の場合でも、
操作側と反対側のストロークを大きくすれば、反対側に
おけるロック操作を確実にでき、片側だけで連動操作す
る場合、より確実な操作が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図13に本願発明の一実
施形態を示す。図1は本願発明に係るトレーラーを牽引
した状態の全体側面図、図2は分離直前の状態を示すト
レーラーの側面図、図3は連結のため牽引車の荷台へ乗
り上げた直後の状態を示すトレーラーの側面図、図4は
起立時のキャスター脚下部を示す図、図5は収納時のキ
ャスター脚下部(後部)を示す図、図6は車体左側にお
けるキャスター脚の起伏動作を説明する図、図7は図4
の7−7線に沿う断面でロック機構を示す図、図8は図
7の8−8線に沿うスライド部材の断面図、図9は図8
と反対側(車体右側)の部位における同様図、図10は
ロック機構の連動リンクの説明図、図11はキャスター
脚の回動途中における作用説明図、図12は連結作業開
始直後の作用説明図、図13は連結完了時の作用説明図
である。
施形態を示す。図1は本願発明に係るトレーラーを牽引
した状態の全体側面図、図2は分離直前の状態を示すト
レーラーの側面図、図3は連結のため牽引車の荷台へ乗
り上げた直後の状態を示すトレーラーの側面図、図4は
起立時のキャスター脚下部を示す図、図5は収納時のキ
ャスター脚下部(後部)を示す図、図6は車体左側にお
けるキャスター脚の起伏動作を説明する図、図7は図4
の7−7線に沿う断面でロック機構を示す図、図8は図
7の8−8線に沿うスライド部材の断面図、図9は図8
と反対側(車体右側)の部位における同様図、図10は
ロック機構の連動リンクの説明図、図11はキャスター
脚の回動途中における作用説明図、図12は連結作業開
始直後の作用説明図、図13は連結完了時の作用説明図
である。
【0017】図1において、牽引車である揺動式3輪車
1は、一個の前輪2を支持する車体前部3と、駆動輪で
ある左右一対の後輪4を支持する車体後部5とを備えた
小型車両である原動機付き自転車であり、車体前部3と
車体後部5は、ローリングジョイント6により連結され
ている。
1は、一個の前輪2を支持する車体前部3と、駆動輪で
ある左右一対の後輪4を支持する車体後部5とを備えた
小型車両である原動機付き自転車であり、車体前部3と
車体後部5は、ローリングジョイント6により連結され
ている。
【0018】ローリングジョイント6は、軸線を後方へ
向かって斜め下がりに配設され、その軸回りに車体前部
3が揺動自在となり、かつ車体後部5は後輪4が横2輪
構成のため車体前部3が揺動しても地面と略平行状態を
保つようになっている。
向かって斜め下がりに配設され、その軸回りに車体前部
3が揺動自在となり、かつ車体後部5は後輪4が横2輪
構成のため車体前部3が揺動しても地面と略平行状態を
保つようになっている。
【0019】車体後部5は、さらに後輪4を支持するス
イング式パワーユニット7と、その上方に配置された非
スイング部である牽引車側荷台8を備え、牽引車側荷台
8を支持する後部フレーム9が略水平に前後方向へ延び
ている。
イング式パワーユニット7と、その上方に配置された非
スイング部である牽引車側荷台8を備え、牽引車側荷台
8を支持する後部フレーム9が略水平に前後方向へ延び
ている。
【0020】後部フレーム9の前部は斜め下方へ屈曲
し、ここにリヤアーム10及びスイング式パワーユニッ
ト7の各前端部がそれぞれ別に軸着され、かつスイング
式パワーユニット7の後端部はリヤアーム10の後端部
へ支持され、さらにリヤアーム10と後部フレーム9の
間に緩衝器11が取付けられている。
し、ここにリヤアーム10及びスイング式パワーユニッ
ト7の各前端部がそれぞれ別に軸着され、かつスイング
式パワーユニット7の後端部はリヤアーム10の後端部
へ支持され、さらにリヤアーム10と後部フレーム9の
間に緩衝器11が取付けられている。
【0021】フラットに形成された牽引車側荷台8上の
前端部にはリヤピラー12が略アーチ状をなして上下方
向へ設けられている。
前端部にはリヤピラー12が略アーチ状をなして上下方
向へ設けられている。
【0022】リヤピラー12は、その上端部の位置が車
体前部3のシート13やミラー14よりも高く、上端部
の背面には、ストップランプや左右のウィンカからなる
灯火器15が設けられ、かつその下方にナンバープレー
ト16が取付けられている。
体前部3のシート13やミラー14よりも高く、上端部
の背面には、ストップランプや左右のウィンカからなる
灯火器15が設けられ、かつその下方にナンバープレー
ト16が取付けられている。
【0023】牽引車側荷台8上の前部でリヤピラー12
の近傍には連結器17が設けられ、その上部近傍をトレ
ーラー側から延びる配線コード18が前後方向へ配線さ
れ、その前端部のカプラー19aがリヤピラー12へ取
付けられている相手側カプラー19bへ結合されてい
る。
の近傍には連結器17が設けられ、その上部近傍をトレ
ーラー側から延びる配線コード18が前後方向へ配線さ
れ、その前端部のカプラー19aがリヤピラー12へ取
付けられている相手側カプラー19bへ結合されてい
る。
【0024】連結器17には、トレーラー20の前端部
に前方へ突出して設けられているヒッチアーム21が連
結可能になっており、図2に示すように、ヒッチアーム
21の前端部には上下方向に貫通するピン穴22が形成
され、かつ前端部下部の左右両側には一対のガイドロー
ラー23が回転自在に取付けられている。
に前方へ突出して設けられているヒッチアーム21が連
結可能になっており、図2に示すように、ヒッチアーム
21の前端部には上下方向に貫通するピン穴22が形成
され、かつ前端部下部の左右両側には一対のガイドロー
ラー23が回転自在に取付けられている。
【0025】トレーラー20は、平面視略矩形でフラッ
トなトレーラー側荷台22と、その前部左右に取付けら
れたキャスター脚24の下端部に支持されるキャスター
輪24aと、トレーラー側荷台22の後部左右に側面視
略V字形をなす固定脚25の下端部25aにスイングア
ーム26を介して支持された後輪27を備えている。
トなトレーラー側荷台22と、その前部左右に取付けら
れたキャスター脚24の下端部に支持されるキャスター
輪24aと、トレーラー側荷台22の後部左右に側面視
略V字形をなす固定脚25の下端部25aにスイングア
ーム26を介して支持された後輪27を備えている。
【0026】なお、図2はキャスター脚24を起立状態
にしてキャスター輪24aを接地させることにより台車
として使用可能に自立させた状態を示し、図1はキャス
ター脚24の収納時における状態を示している。
にしてキャスター輪24aを接地させることにより台車
として使用可能に自立させた状態を示し、図1はキャス
ター脚24の収納時における状態を示している。
【0027】固定脚25は、前方へ斜め上がりに延びて
トレーラー側荷台22へ連結されるフロントステイ25
b、後方へ斜め上がりに延びてトレーラー側荷台22へ
連結されるリヤステイ25c及びこのリヤステイ25c
の中間部から前方へ斜め上がりに延びてフロントステイ
25bの連結部近傍でトレーラー側荷台22へ連結され
る補強パイプ25dを備えている。
トレーラー側荷台22へ連結されるフロントステイ25
b、後方へ斜め上がりに延びてトレーラー側荷台22へ
連結されるリヤステイ25c及びこのリヤステイ25c
の中間部から前方へ斜め上がりに延びてフロントステイ
25bの連結部近傍でトレーラー側荷台22へ連結され
る補強パイプ25dを備えている。
【0028】スイングアーム26の後端部には緩衝器2
8の下端部が取付けられ、その上端部は前方へ斜め上が
りに延びてリヤステイ25cの中間部に設けられている
支持部25eへ取付けられ、これらによりトレーラー2
0における後輪サスペンション機構を構成している。
8の下端部が取付けられ、その上端部は前方へ斜め上が
りに延びてリヤステイ25cの中間部に設けられている
支持部25eへ取付けられ、これらによりトレーラー2
0における後輪サスペンション機構を構成している。
【0029】図2に明らかなように、キャスター脚24
は上端部がトレーラー側荷台22へ回動自在に軸着さ
れ、下半部側には長さ方向に沿ってガイド部材30が取
付けられ、このガイド部材に形成された長溝31へリン
クロッド32の一端に設けられたクロスパイプ部に取付
けられたスライド部材33の両端部がスライド自在に連
結されている。
は上端部がトレーラー側荷台22へ回動自在に軸着さ
れ、下半部側には長さ方向に沿ってガイド部材30が取
付けられ、このガイド部材に形成された長溝31へリン
クロッド32の一端に設けられたクロスパイプ部に取付
けられたスライド部材33の両端部がスライド自在に連
結されている。
【0030】このスライド部材33は長溝31のキャス
ター輪24a側における端部にてキャスター脚24側へ
ロックされるようになっており、かつキャスター脚24
へ取付けられているロック解除レバー34を操作するこ
とにより、ロックを解除されてスライド自在になるよう
に構成されている。
ター輪24a側における端部にてキャスター脚24側へ
ロックされるようになっており、かつキャスター脚24
へ取付けられているロック解除レバー34を操作するこ
とにより、ロックを解除されてスライド自在になるよう
に構成されている。
【0031】リンクロッド32の他端は固定脚25の下
端部25aへ連結軸35により回動自在に支持され、リ
ンクロッド32の中間部に一端が溶接された操作アーム
36を操作することにより回動するようになっている。
端部25aへ連結軸35により回動自在に支持され、リ
ンクロッド32の中間部に一端が溶接された操作アーム
36を操作することにより回動するようになっている。
【0032】操作アーム36の自由端側はグリップ37
をなし、ここを握って操作アーム36を操作するように
なっており、グリップ37は樹脂製など適宜材料からな
る略半月板状のナックルガード38で覆われている。
をなし、ここを握って操作アーム36を操作するように
なっており、グリップ37は樹脂製など適宜材料からな
る略半月板状のナックルガード38で覆われている。
【0033】操作アーム36はキャスター脚24の収納
時における平面視で内側から外側へ交差するように配設
されるため、キャスター脚24の回動軌跡を逃げるよう
に湾曲して形成され、ナックルガード38は、キャスタ
ー脚24の回動平面に対して略平行に設けられ、かつキ
ャスター脚24の回動範囲よりも外側方となる位置へ配
設さている(図6参照)。
時における平面視で内側から外側へ交差するように配設
されるため、キャスター脚24の回動軌跡を逃げるよう
に湾曲して形成され、ナックルガード38は、キャスタ
ー脚24の回動平面に対して略平行に設けられ、かつキ
ャスター脚24の回動範囲よりも外側方となる位置へ配
設さている(図6参照)。
【0034】キャスター脚24が起立状態でスライド部
材33がロックされると、操作アーム36はキャスター
脚24の倒れを防止する支持部材として機能し、腰高状
態で長いキャスター脚24の起立状態を保持させること
ができる。
材33がロックされると、操作アーム36はキャスター
脚24の倒れを防止する支持部材として機能し、腰高状
態で長いキャスター脚24の起立状態を保持させること
ができる。
【0035】キャスター脚24の上端部はトレーラー側
荷台22の周囲枠22aへ取付けられているブラケット
40へ筒部材41を介して回動自在に支持されている。
この筒部材41は図6に明らかなように、ボルト42と
ナット43で一対のブラケット40間に支持され、筒部
材41の外周部にキャスター脚24の上端部が溶接され
ている。
荷台22の周囲枠22aへ取付けられているブラケット
40へ筒部材41を介して回動自在に支持されている。
この筒部材41は図6に明らかなように、ボルト42と
ナット43で一対のブラケット40間に支持され、筒部
材41の外周部にキャスター脚24の上端部が溶接され
ている。
【0036】さらに、この筒部材41の外周部にはロッ
クカム44が一体に回動するように溶接等で取付けら
れ、このロックカム44はロック部45とストッパー部
46が互いに略直角方向へ延出して形成されるととも
に、ロック部45の先端はフック状の屈曲部47になっ
ている。
クカム44が一体に回動するように溶接等で取付けら
れ、このロックカム44はロック部45とストッパー部
46が互いに略直角方向へ延出して形成されるととも
に、ロック部45の先端はフック状の屈曲部47になっ
ている。
【0037】一方、図2に示すように、牽引車側荷台8
には、左右のロックカム44にそれぞれに対応する位置
に略コ字状のストッパー金具50が左右一対で形成さ
れ、それぞれにロック部45が前方から係止するか、又
はストッパー部46が後方から当接するようになってい
る。
には、左右のロックカム44にそれぞれに対応する位置
に略コ字状のストッパー金具50が左右一対で形成さ
れ、それぞれにロック部45が前方から係止するか、又
はストッパー部46が後方から当接するようになってい
る。
【0038】また、牽引車側荷台8の後端部で車幅方向
中央部には、左右のガイドローラー23を乗り上げさせ
るためのガイドプレート52が牽引車側荷台8の後端部
から斜め下向きに後方へ突出している。
中央部には、左右のガイドローラー23を乗り上げさせ
るためのガイドプレート52が牽引車側荷台8の後端部
から斜め下向きに後方へ突出している。
【0039】ガイドプレート52は、ヒッチアーム21
の連結器17による連結時の高さと、台車使用時におけ
る高さが相違するため、連結時におけるヒッチアーム2
1の乗り上げ並びに分離時の変化が急激にならないよう
に案内するための斜面であり、上下端部間の寸法は前記
ヒッチアーム21の変化する高さに対応している。
の連結器17による連結時の高さと、台車使用時におけ
る高さが相違するため、連結時におけるヒッチアーム2
1の乗り上げ並びに分離時の変化が急激にならないよう
に案内するための斜面であり、上下端部間の寸法は前記
ヒッチアーム21の変化する高さに対応している。
【0040】次に、図6乃至図10によりロック機構を
さらに詳細に説明する。図6は車体左側のキャスター脚
24につき実線で収納時、仮想線で起立時の各状態を示
してある。
さらに詳細に説明する。図6は車体左側のキャスター脚
24につき実線で収納時、仮想線で起立時の各状態を示
してある。
【0041】この図に明らかなように、リンクロッド3
2の一端は、固定脚下部25aをなして車体幅方向に設
けられているクロスパイプ60に取付けられたブラケッ
ト61へボルト62及びナット63で連結され、このボ
ルト62を支持軸としてこれを中心に回動自在である。
なお、右側のリンクロッド32も同様である。
2の一端は、固定脚下部25aをなして車体幅方向に設
けられているクロスパイプ60に取付けられたブラケッ
ト61へボルト62及びナット63で連結され、このボ
ルト62を支持軸としてこれを中心に回動自在である。
なお、右側のリンクロッド32も同様である。
【0042】リンクロッド32の他端は左右のリンクロ
ッド32間を結ぶクロスパイプ64に溶接され、さらに
このクロスパイプ64の左右両端部に溶接された筒部材
65にスライド部材33が支持されている。
ッド32間を結ぶクロスパイプ64に溶接され、さらに
このクロスパイプ64の左右両端部に溶接された筒部材
65にスライド部材33が支持されている。
【0043】スライド部材33は図8に明らかなよう
に、摺動性のよい樹脂等で形成された筒部材65内へ嵌
合される筒状部材であり、その軸方向一端部はフランジ
状をなして筒部材65の外方へ突出し、ガイド部材30
のスライド溝31内へ摺動自在に嵌合している。
に、摺動性のよい樹脂等で形成された筒部材65内へ嵌
合される筒状部材であり、その軸方向一端部はフランジ
状をなして筒部材65の外方へ突出し、ガイド部材30
のスライド溝31内へ摺動自在に嵌合している。
【0044】スライド部材33の他端部は筒部材65の
内方端部から突出し、この突出部外周に形成されたネジ
部66にナット67を締め付けることによりスライド部
材33が筒部材65へ取付けられている。
内方端部から突出し、この突出部外周に形成されたネジ
部66にナット67を締め付けることによりスライド部
材33が筒部材65へ取付けられている。
【0045】このスライド部材33の軸穴68を貫通し
てロックピン70の一端に形成されたロック端部71が
外方へ突出し、ガイド部材30の外側に間隔を持って設
けられたロックプレート72のロック穴73へ嵌合して
いる。ロック穴73はスライド部材33のストローク端
部であるスライド溝31のキャスター輪24a側端部近
傍に一カ所だけ設けられている。
てロックピン70の一端に形成されたロック端部71が
外方へ突出し、ガイド部材30の外側に間隔を持って設
けられたロックプレート72のロック穴73へ嵌合して
いる。ロック穴73はスライド部材33のストローク端
部であるスライド溝31のキャスター輪24a側端部近
傍に一カ所だけ設けられている。
【0046】このロックプレート72はガイド部材30
と平行にキャスター脚24の長さ方向に沿って設けら
れ、両端はボルト74及びナット75でキャスター脚2
4の外周部へ取付けられ、かつロック穴73の近傍位置
にブラケット76が取付けられ、このブラケット76に
ロック解除レバー34が軸77により回動自在に取付け
られている。
と平行にキャスター脚24の長さ方向に沿って設けら
れ、両端はボルト74及びナット75でキャスター脚2
4の外周部へ取付けられ、かつロック穴73の近傍位置
にブラケット76が取付けられ、このブラケット76に
ロック解除レバー34が軸77により回動自在に取付け
られている。
【0047】ロック解除レバー34はコイルスプリング
78により、ロック解除レバー34の解除部先端に設け
られている解除ピン79がロックプレート72から外方
へ離れるように回動付勢されている。
78により、ロック解除レバー34の解除部先端に設け
られている解除ピン79がロックプレート72から外方
へ離れるように回動付勢されている。
【0048】解除ピン79はコイルスプリング78に抗
してロック解除レバー34を回動したとき、先端がロッ
ク穴73内へ入ることによりロックピン70のロック端
部71をロック穴73から内方へ押し出すことのできる
突出長さに調整されている。
してロック解除レバー34を回動したとき、先端がロッ
ク穴73内へ入ることによりロックピン70のロック端
部71をロック穴73から内方へ押し出すことのできる
突出長さに調整されている。
【0049】符号39はレバーガードであり、図7に明
らかなように、ロック端部71がロック穴73へ嵌合し
たロック状態では、ロック解除レバー34が時計回り方
向へ回動して前後方向から見たとき、ロック解除レバー
34のハンドル部34aがレバーガード39の内側にな
るようになっている。
らかなように、ロック端部71がロック穴73へ嵌合し
たロック状態では、ロック解除レバー34が時計回り方
向へ回動して前後方向から見たとき、ロック解除レバー
34のハンドル部34aがレバーガード39の内側にな
るようになっている。
【0050】逆に、ロック端部71がロック穴73へ嵌
合しないアンロック状態では、ロック解除レバー34が
反時計回り方向へ回動して解除ピン79がロック穴73
内へ入り込むので、前後方向から見たときロック解除レ
バー34のハンドル部34aがレバーガード39より外
側へはみ出し、これにより外観からアンロック状態を直
ちに視認できる。
合しないアンロック状態では、ロック解除レバー34が
反時計回り方向へ回動して解除ピン79がロック穴73
内へ入り込むので、前後方向から見たときロック解除レ
バー34のハンドル部34aがレバーガード39より外
側へはみ出し、これにより外観からアンロック状態を直
ちに視認できる。
【0051】なお、図9に示すように車体反対側(右
側)におけるロック部分の構造もほぼ同様であるが、こ
ちら側にはロック解除レバー34が設けられず、その代
わりにストッパープレート80が断面略L字形にロック
プレート72の外方へ突出して設けられ、ロック端部7
1の突出量を規制している。
側)におけるロック部分の構造もほぼ同様であるが、こ
ちら側にはロック解除レバー34が設けられず、その代
わりにストッパープレート80が断面略L字形にロック
プレート72の外方へ突出して設けられ、ロック端部7
1の突出量を規制している。
【0052】ロックピン70は、図7に明らかなよう
に、車体幅の約半分程度の長さを有するロッド状部材で
あって左右一対で設けられ、それぞれの内方側端部であ
る連結部81をクロスパイプ64の車体幅方向略中央部
に支持軸82で回転自在に取付けられたリンクプレート
83の軸対象位置へ取付けられる。
に、車体幅の約半分程度の長さを有するロッド状部材で
あって左右一対で設けられ、それぞれの内方側端部であ
る連結部81をクロスパイプ64の車体幅方向略中央部
に支持軸82で回転自在に取付けられたリンクプレート
83の軸対象位置へ取付けられる。
【0053】リンクプレート83は、コイルスプリング
84により、各ロックピン70のロック端部71が外方
へ突出する方向へ回動付勢され、これによって連動ロッ
ク機構が構成されている。
84により、各ロックピン70のロック端部71が外方
へ突出する方向へ回動付勢され、これによって連動ロッ
ク機構が構成されている。
【0054】すなわち、車体片側(左側)のロック端部
71を操作側とし、他方を連動側とし、この操作側のロ
ック端部71がロック穴73の位置に移動すると、左右
が連動してロック穴73へ嵌合してロック状態となり、
逆にロック解除レバー34によって操作側のロック端部
71をアンロック状態にすれば他方側も連動してアンロ
ックされるようになっている。
71を操作側とし、他方を連動側とし、この操作側のロ
ック端部71がロック穴73の位置に移動すると、左右
が連動してロック穴73へ嵌合してロック状態となり、
逆にロック解除レバー34によって操作側のロック端部
71をアンロック状態にすれば他方側も連動してアンロ
ックされるようになっている。
【0055】各ロックピン70の連結部81はリンクプ
レート83近傍部分で屈曲してあり、これによって左右
の各ロックピン70の長さ方向大半部分をクロスパイプ
64に沿って配設できるようになっている。
レート83近傍部分で屈曲してあり、これによって左右
の各ロックピン70の長さ方向大半部分をクロスパイプ
64に沿って配設できるようになっている。
【0056】なお、図10に示すように、リンクプレー
ト83は支持軸82から互いに反対側へ延出する一対の
リンクアームを備え、それぞれと左右のロックピン70
の連結部81における取付ピッチをA、Bと長短変化さ
せ(A>B)て、各リンクアームにおける取付ピッチを
不等長とし、これにより各ロックピン70のストローク
量abを左右で変化させることができ(a>b)、好ま
しくはロック解除レバー34が設けられている側と反対
側のストローク量が多くなるようにする。
ト83は支持軸82から互いに反対側へ延出する一対の
リンクアームを備え、それぞれと左右のロックピン70
の連結部81における取付ピッチをA、Bと長短変化さ
せ(A>B)て、各リンクアームにおける取付ピッチを
不等長とし、これにより各ロックピン70のストローク
量abを左右で変化させることができ(a>b)、好ま
しくはロック解除レバー34が設けられている側と反対
側のストローク量が多くなるようにする。
【0057】次に、本実施形態の作用を説明する。ま
ず、図11のキャスター脚24を起立させてトレーラー
20を自立する台車として使用する状態では、リンクロ
ッド32が略水平に前後方向へ延び、その先端に設けら
れたスライド部材がキャスター脚24の下部とロックし
た状態になっている(図4参照)。
ず、図11のキャスター脚24を起立させてトレーラー
20を自立する台車として使用する状態では、リンクロ
ッド32が略水平に前後方向へ延び、その先端に設けら
れたスライド部材がキャスター脚24の下部とロックし
た状態になっている(図4参照)。
【0058】このため、キャスター脚24にかかるトレ
ーラー20の荷重をリンクロッド32で受け止めること
ができ、しかも、回動中心から最も離れたキャスター脚
24の下部でロックしているから、自立時におけるキャ
スター脚24の支持剛性を高めることができる。
ーラー20の荷重をリンクロッド32で受け止めること
ができ、しかも、回動中心から最も離れたキャスター脚
24の下部でロックしているから、自立時におけるキャ
スター脚24の支持剛性を高めることができる。
【0059】この状態からヒッチアーム21のガイドロ
ーラ23をガイドプレート52に案内させて牽引車側荷
台8の上へ乗り上げさせた図3の状態とし、ここでロッ
ク解除レバー34を操作してロックピン70によるロッ
クを解除するとともに、グリップ37を持って操作アー
ム36を図の時計回り方向へ回動させると、リンクロッ
ド32も時計回り方向へ回動する。
ーラ23をガイドプレート52に案内させて牽引車側荷
台8の上へ乗り上げさせた図3の状態とし、ここでロッ
ク解除レバー34を操作してロックピン70によるロッ
クを解除するとともに、グリップ37を持って操作アー
ム36を図の時計回り方向へ回動させると、リンクロッ
ド32も時計回り方向へ回動する。
【0060】これにより、スライド部材33はガイド溝
31内を上方へ移動するため、キャスター脚24はリン
クロッド32の回動に連動して、筒部材41を中心に図
の反時計回り方向へ回動し、スライド部材33がガイド
溝31の他端側へ達すると略45度程度傾斜して収納側
へ持ち上がった図12の状態になる。
31内を上方へ移動するため、キャスター脚24はリン
クロッド32の回動に連動して、筒部材41を中心に図
の反時計回り方向へ回動し、スライド部材33がガイド
溝31の他端側へ達すると略45度程度傾斜して収納側
へ持ち上がった図12の状態になる。
【0061】そこで、さらにリンクロッド32の回動を
続けると、スライド部材33は再び長溝31をキャスタ
ー輪24a側の端部へ向かって戻り始めると同時に、キ
ャスター脚24はさらに同一方向へ回動を続ける。
続けると、スライド部材33は再び長溝31をキャスタ
ー輪24a側の端部へ向かって戻り始めると同時に、キ
ャスター脚24はさらに同一方向へ回動を続ける。
【0062】やがて、スライド部材33が長溝31のキ
ャスター輪24a側における端部すなわちスライド部材
33のストローク端部へ戻ると、再びロックピン70の
ロック端部71がロック穴73へ嵌合してロックし、図
2及び図5のようにリンクロッド32によりトレーラー
荷台22の側部に沿って略水平に後方へ延びる収納状態
になる。
ャスター輪24a側における端部すなわちスライド部材
33のストローク端部へ戻ると、再びロックピン70の
ロック端部71がロック穴73へ嵌合してロックし、図
2及び図5のようにリンクロッド32によりトレーラー
荷台22の側部に沿って略水平に後方へ延びる収納状態
になる。
【0063】そこで、さらにトレーラー20を前方へ押
し込むと、図13に示すように、ヒッチアーム21が連
結器17へ到達するので、ここでジョイントピン17a
によりヒッチアーム21を連結器17へ結合させれば、
トレーラー20の牽引が可能になる。
し込むと、図13に示すように、ヒッチアーム21が連
結器17へ到達するので、ここでジョイントピン17a
によりヒッチアーム21を連結器17へ結合させれば、
トレーラー20の牽引が可能になる。
【0064】このように、キャスター脚24を起伏動作
させると、これに追随してリンク部材32がボルト(支
持軸)62を中心に回動し、その自由端側であるスライ
ド部材33がキャスター脚24に設けられたガイド部材
30の長溝31へ係合してその長さ方向に沿って摺動す
る。
させると、これに追随してリンク部材32がボルト(支
持軸)62を中心に回動し、その自由端側であるスライ
ド部材33がキャスター脚24に設けられたガイド部材
30の長溝31へ係合してその長さ方向に沿って摺動す
る。
【0065】キャスター脚24の起立又は収納状態にな
ると、ロック手段を構成するロックピン70のロック端
部71がロックプレート72のロック穴73に嵌合し
て、リンク部材32の先端であるクロスパイプ64と一
体に設けられているスライド部材33をロックしてその
位置を固定する。
ると、ロック手段を構成するロックピン70のロック端
部71がロックプレート72のロック穴73に嵌合し
て、リンク部材32の先端であるクロスパイプ64と一
体に設けられているスライド部材33をロックしてその
位置を固定する。
【0066】このとき、スライド部材33はキャスター
脚24の起立又は収納状態のいずれでもキャスター脚2
4に対して同じ位置になるので、キャスター脚24に設
けた片側につき一カ所のロック手段だけでロックできる
ため、起立又は収納状態のそれぞれにロック手段を設け
る必要がなく、それだけロック装置全体としての構成を
簡単にできる。
脚24の起立又は収納状態のいずれでもキャスター脚2
4に対して同じ位置になるので、キャスター脚24に設
けた片側につき一カ所のロック手段だけでロックできる
ため、起立又は収納状態のそれぞれにロック手段を設け
る必要がなく、それだけロック装置全体としての構成を
簡単にできる。
【0067】このとき、ロック手段を前記左右一対のキ
ャスター脚24へそれぞれ設ければ、ロック時に受ける
ロック手段の荷重を左右に分散でき、かつ左右のキャス
ター脚24をロックできるため、キャスター脚全体の支
持剛性を高めることができる。
ャスター脚24へそれぞれ設ければ、ロック時に受ける
ロック手段の荷重を左右に分散でき、かつ左右のキャス
ター脚24をロックできるため、キャスター脚全体の支
持剛性を高めることができる。
【0068】さらに、この左右のロック手段を連動して
作動させるための連動手段(ロックピン70、リンクプ
レート83等)を設けたので、片側一カ所だけでのロッ
ク操作が可能になり、ロック装置全体の構造が最も簡略
化され、かつ操作性も著しく向上する。
作動させるための連動手段(ロックピン70、リンクプ
レート83等)を設けたので、片側一カ所だけでのロッ
ク操作が可能になり、ロック装置全体の構造が最も簡略
化され、かつ操作性も著しく向上する。
【0069】そのうえ、この連動手段を、一端がロック
端部71を兼ねる左右一対のロッド部材であるロックピ
ン70と、左右のロックピン70の各連結部81をリン
クプレート83に対して支持軸82を挟んで反対側位置
へ取付けることにより両ロックピン70の移動方向を反
転させる構成になっているので、ロック機構と連動機構
を兼用する連動手段を簡単に構成できる。
端部71を兼ねる左右一対のロッド部材であるロックピ
ン70と、左右のロックピン70の各連結部81をリン
クプレート83に対して支持軸82を挟んで反対側位置
へ取付けることにより両ロックピン70の移動方向を反
転させる構成になっているので、ロック機構と連動機構
を兼用する連動手段を簡単に構成できる。
【0070】さらにこの場合は、左右のロックピン70
の各連結部81とリンクプレート83との連結点と支持
軸82間の距離を不等長にしたので、左右のロック端部
71のストローク量を異ならせることができ、片側操作
の場合でも、操作側と反対側のストロークを大きくすれ
ば、この反対側におけるロック操作を確実にでき、片側
だけで連動操作する場合、より確実な操作が可能にな
る。
の各連結部81とリンクプレート83との連結点と支持
軸82間の距離を不等長にしたので、左右のロック端部
71のストローク量を異ならせることができ、片側操作
の場合でも、操作側と反対側のストロークを大きくすれ
ば、この反対側におけるロック操作を確実にでき、片側
だけで連動操作する場合、より確実な操作が可能にな
る。
【0071】なお、本願発明は上記の例に限定されず種
々に変形可能であり、例えば、スライド部材33をキャ
スター脚24側に設け、ガイド部材30をリンク部材3
2側へ設けることもできる。
々に変形可能であり、例えば、スライド部材33をキャ
スター脚24側に設け、ガイド部材30をリンク部材3
2側へ設けることもできる。
【図1】本願発明に係るトレーラーを牽引した状態の全
体側面図
体側面図
【図2】分離直前の状態を示すトレーラーの側面図
【図3】牽引車の荷台へ乗り上げた直後の状態を示すト
レーラーの側面図
レーラーの側面図
【図4】起立時のキャスター脚下部を示す図
【図5】収納時のキャスター脚下部(後部)を示す図
【図6】車体左側におけるキャスター脚の起伏動作を説
明する図
明する図
【図7】図4の7−7線に沿う断面でロック機構を示す
図
図
【図8】図7の8−8線に沿うスライド部材の断面図
【図9】反対側(車体右側)の同様図
【図10】ロック機構の連動リンクの説明図
【図11】キャスター脚を回動途中にした作用説明図
【図12】連結作業開始直後の作用説明図
【図13】連結完了時の作用説明図である。
1:揺動式3輪車(牽引車両)、8:牽引車両の荷台、
17:連結器、20:トレーラー、21:ヒッチアー
ム、22:トレーラーの荷台、24:キャスター脚、2
4a:キャスター輪、30:ガイド部材、31:長溝、
32:リンクロッド、33:スライド部材、36:操作
アーム、70:ロックピン、71:ロック端部、83:
リンクプレート
17:連結器、20:トレーラー、21:ヒッチアー
ム、22:トレーラーの荷台、24:キャスター脚、2
4a:キャスター輪、30:ガイド部材、31:長溝、
32:リンクロッド、33:スライド部材、36:操作
アーム、70:ロックピン、71:ロック端部、83:
リンクプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平尾 直久 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】小型車両に牽引されるトレーラーであっ
て、後部両側に設けられている固定脚に支持された左右
一対の後輪と、荷台の前部両側へ起伏自在に取付けられ
ているキャスター脚に支持された左右一対のキャスター
輪とを備えた小型車両用トレーラーにおいて、キャスタ
ー脚の起伏動作に追随して支持軸を中心に回動するリン
ク部材を設け、このリンク部材の自由端側をキャスター
脚側へその長さ方向に沿って摺動可能に連結させ、キャ
スター脚の収納状態と起立状態における前記自由端のキ
ャスター脚に対する摺動位置を同一のストローク端にな
るよう構成するとともに、このストローク端にて前記自
由端を固定させるためのロック手段を備えたことを特徴
とする小型車両用トレーラー。 - 【請求項2】前記ロック手段は左右一対のキャスター脚
へそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1に記載した
小型車両用トレーラー。 - 【請求項3】前記左右のロック手段を連動して作動させ
るための連動手段を設けたことを特徴とする請求項3記
載の小型車両用トレーラー。 - 【請求項4】前記連動手段は、一端がロックピンを兼ね
る左右一対のロッド部材と、両ロッド部材の移動方向を
反転させるためのロック用リンク部材を備えることを特
徴とする請求項3に記載した小型車両用トレーラー。 - 【請求項5】前記ロック用リンク部材は、支持軸を中心
に反対方向へ延出する一対のリンクアームを備え、これ
らリンクアームにそれぞれ一方のロッド部材の端部を連
結するとともに、各リンクアームにおけるロッド部材の
連結点から支持軸までの距離が不等長であることを特徴
とする請求項4に記載した小型車両用トレーラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9112970A JPH10297558A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 小型車両用トレーラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9112970A JPH10297558A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 小型車両用トレーラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10297558A true JPH10297558A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14600123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9112970A Withdrawn JPH10297558A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 小型車両用トレーラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10297558A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013121756A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Yamaha Motor Engineering Kk | 車両 |
CN103832509A (zh) * | 2014-02-19 | 2014-06-04 | 湖州东方汽车有限公司 | 一种四轮转向平挂车 |
EP4095027A1 (de) * | 2021-05-28 | 2022-11-30 | André Armando Muff | Lastenrad |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP9112970A patent/JPH10297558A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013121756A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Yamaha Motor Engineering Kk | 車両 |
CN103832509A (zh) * | 2014-02-19 | 2014-06-04 | 湖州东方汽车有限公司 | 一种四轮转向平挂车 |
EP4095027A1 (de) * | 2021-05-28 | 2022-11-30 | André Armando Muff | Lastenrad |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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