JPH10297203A - タイヤホイールのセンターキャップ - Google Patents

タイヤホイールのセンターキャップ

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JPH10297203A
JPH10297203A JP10761197A JP10761197A JPH10297203A JP H10297203 A JPH10297203 A JP H10297203A JP 10761197 A JP10761197 A JP 10761197A JP 10761197 A JP10761197 A JP 10761197A JP H10297203 A JPH10297203 A JP H10297203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center cap
resin
cap
wheel
foam layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP10761197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Saito
和弘 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
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Publication of JPH10297203A publication Critical patent/JPH10297203A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールセンターキャップが衝撃を受けて仮
に破壊したとしてもその破片が飛散されることがないよ
うにすると共に、耐油性、耐熱性を高め、さらには、遮
音作用を有せしめることができる樹脂製センターキャッ
プの提供。 【解決手段】 タイヤホイールの中央部に嵌着される樹
脂製センターキャップにおいて、該樹脂製センターキャ
ップの内側全面に、熱可塑性樹脂よりなる架橋エラスト
マー発泡層を一体形成せしめた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体に取
付けられるタイヤホイールの中央部に、装飾部材として
取付け使用されるセンターキャップであって、特に、車
体運転走行時の車軸部で生じる異音の放音及びその車軸
部で発生する発熱をセンターキャップへ熱伝導されるこ
と等を有効に抑制することができるように構成したタイ
ヤホイールのセンターキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の車軸に取付けられている
タイヤホイールの中央部に露出されているホイール取付
ボルトの頭部を隠蔽して、ホイールの外観等の見栄えを
良くするために、そのホイールの中央部に被着使用する
樹脂製のセンターキャップが知られている。この樹脂製
のセンターキャップは、その製作の容易性、コスト低減
による経済性等を高めるために、樹脂製となしているも
のであって、その樹脂性センターキャップの構造は、例
えば図3,図4で示すように、タイヤ1を保持するアル
ミホイール2の中央部に形成されているねじ締め用凹部
に嵌合されるキャップ部3と、該キャップ部の辺縁から
軸方向に支出される複数の係止片4を一体形成してお
り、さらに必要に応じては、その樹脂製センターキャッ
プの表面等の適宜個所5に、絵柄や文字等を施している
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような構
造の従来の樹脂製センターキャップにあっては、その材
質が例えばPPE,ABS,PC等による硬質樹脂で形
成されていることから、その樹脂製センターキャップを
装着する自動車走行時に、樹脂製センターキャップが飛
石等による衝撃力を受けると、その衝撃力でセンターキ
ャップが破壊、破損して、それらの破片が飛散してしま
う。
【0004】自動車の車軸に近設される上記樹脂製セン
ターキャップにあっては、車軸を支持しているベアリン
グ等の潤滑材として使用されているグリス等の油分が、
樹脂製センターキャップに付着し、これが原因で、セン
ターキャップにソルベントクラックが発生し、センター
キャップの耐久性が損なわれる。
【0005】また自動車の車軸に近設されるセンターキ
ャップにあっては、車軸における発熱を受けやすく、こ
れが原因で樹脂製センターキャップの熱変形、変質が生
じやすい。
【0006】また自動車の走行時に発生する車軸からの
ロードノイズ等が、センターキャップとの干渉作用で特
に自動車の走行時において異音が生じることがある等の
問題点があった。
【0007】本発明はかかる問題点に着目してなされた
もので、自動車のタイヤホイールに嵌着される樹脂製の
ホイールセンターキャップにおいて、ホイールセンター
キャップが衝撃を受けて仮に破壊したとしてもその破片
が飛散されることがないようにすると共に、耐油性、耐
熱性を高め、さらには、遮音作用を有せしめることがで
きる樹脂製センターキャップの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では、タイヤホイールの中央部に
嵌着される樹脂製センターキャップにおいて、該樹脂製
センターキャップの内側全面に、熱可塑性樹脂よりなる
架橋エラストマー発泡層を一体形成せしめたタイヤホイ
ールのセンターキャップであることを特徴としている。
【0009】また請求項2では、請求項1に加えて、樹
脂製センターキャップと架橋エラストマー発泡層とがイ
ンサート成形手段により一体に形成されているタイヤホ
イールのセンターキャップであることを特徴としてい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施例
に基いて詳細に説明する。
【0011】先ず本発明のセンターキャップの使用態様
を図1で説明すると、11は自動車のドライブシャフト
であって、このドライブシャフト11の先端には、ユニ
バーサルジョイント12を介して車軸13が連結されて
いる。この車軸13は不図示の車体に固定されているベ
アリング14により回転自在に支持されてると共に、こ
の車軸13の先端には複数本の取付ねじ15によりタイ
ヤホイール16が取付けられている。このタイヤホイー
ル16の中央部には、上記取付ねじ15の頭部をホイー
ル16の表面より突出しないようにするための凹部17
が形成されており、この凹部17には、螺着されている
取付ねじ15を隠蔽するためのホイールセンターキャッ
プ18が嵌着されている。19はタイヤホイールに取付
けられているタイヤ、20は車軸13に設けられている
ブレーキ機構を示す。
【0012】以上のようにして、タイヤホイール16の
中央部には、ホイールセンターカバー18を嵌着してい
るが、以下にこのホイールセンターキャップ18の構成
を図2で説明する。
【0013】このホイールセンターキャップ18は、熱
可塑性樹脂(AS,ABS,ABS/PC,AES/P
C,AES,PC,POM,PA,PBT,PPE,P
A/PPE,PPS,PET,PP等)を用いて、キャ
ップ部18Aと、このキャップ部18Aの開口周縁より
軸方向に支出される複数の係止片18Bを一体に金型形
成しているものである。
【0014】さらに上記ホイールセンターキャップ18
の内側面には、例えば、TPE等の熱可塑性樹脂の発泡
による架橋エラストマー発泡層18Cを一体に層成して
いる。
【0015】キャップ部18A及び各係止片18Bとの
一体形成手段は周知である例えば樹脂の2色成形手段又
はインサート成形手段を用いることが可能である。
【0016】このように、タイヤホイール16の中央部
に嵌着される本実施形態のホイールセンターキャップ1
8構造にあっては、樹脂製キャップ部18A及び各係止
片18Bの内側面に、エラストマー発泡層18Cを層成
したものであるから、このホイールセンターキャップ1
8をタイヤホイールに装着(嵌着)使用するとき、例え
ばこのホイールセンターキャップ18が小石等の衝撃力
を受けて、破損破壊されたとしても、エラストマー発泡
層18Cによる結合力でホイールセンターキャップ18
破片の飛散が有効に回避できる。
【0017】またホイールセンターキャップ18の内側
面に層成されているエラストマー発泡層18Cにより、
例えば車軸13を連結しているユニバーサルジョイント
12及びベアリング14から飛散する潤滑油が硬質樹脂
製のキャップ部18A内面に付着されることがなく、さ
らには、上記エラストマー発泡層18Cにより、例えば
ブレーキ機構等による発熱がキャップ部18Aに熱輻
射、熱伝導されにくくなり、これらによってキャップ部
18の油による変質変形を未然に防止することができ
る。
【0018】さらに上記エラストマー発泡層18Cが設
けられていることで、キャップ部18Aに対して軸受け
からの異音またはロードノイズ等を遮音することがで
き、これによりホイールセンターキャップによる異音の
発生を未然に防止することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明のホイールセンター
キャップは樹脂製となして軽量化することができ、さら
にそのホイールセンターキャップのキャップ部の裏側に
発泡エラストマー層18Cを一体に層成していることで
センターキャップの破壊破損時における破片の飛散、あ
るいは変形、変質さらには異音の発生等を未然に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなるホイールセンターキャップを取
付けた車輪の要部説明図。
【図2】本発明よりなるホイールセンターキャップの実
施形態を示した断面説明図。
【図3】タイヤホイールとホイールセンターキャップと
の関係を示した説明斜視図。
【図4】従来のホイールセンターキャップを示した断面
図。
【符号の説明】
11…ドライブシャフト 12…ユニバーサルジョイント 13…車軸 14…ベアリング 15…取付ねじ 16…タイヤホイール 17…凹部 18…ホイールセンターキャップ 18A…キャップ部 18B…係止片 18C…架橋エラストマー発泡層 19…タイヤ 20…ブレーキ機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤホイールの中央部に嵌着される樹
    脂製センターキャップにおいて、該樹脂製センターキャ
    ップの内側全面に、熱可塑性樹脂よりなる架橋エラスト
    マー発泡層を一体形成せしめたことを特徴とするタイヤ
    ホイールのセンターキャップ。
  2. 【請求項2】 樹脂製センターキャップと架橋エラスト
    マー発泡層とがインサート成形手段により一体に形成さ
    れていることを特徴とするタイヤホイールのセンターキ
    ャップ。
JP10761197A 1997-04-24 1997-04-24 タイヤホイールのセンターキャップ Pending JPH10297203A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8851577B2 (en) 2010-05-28 2014-10-07 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Cap attachment structure and cap
WO2016017990A3 (ko) * 2014-07-29 2016-03-17 한대철 타이어 장식용 안전 발광링 및 장식 휠
CN106476524A (zh) * 2015-09-02 2017-03-08 林晚熙 具有振动阻尼功能的汽车车轮

Cited By (4)

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US8851577B2 (en) 2010-05-28 2014-10-07 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Cap attachment structure and cap
WO2016017990A3 (ko) * 2014-07-29 2016-03-17 한대철 타이어 장식용 안전 발광링 및 장식 휠
CN106476524A (zh) * 2015-09-02 2017-03-08 林晚熙 具有振动阻尼功能的汽车车轮
KR101714204B1 (ko) * 2015-09-02 2017-03-08 임만희 방진기능을 갖는 차량용 휠

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