JP2002172912A - 駆動輪支持構造 - Google Patents
駆動輪支持構造Info
- Publication number
- JP2002172912A JP2002172912A JP2000374312A JP2000374312A JP2002172912A JP 2002172912 A JP2002172912 A JP 2002172912A JP 2000374312 A JP2000374312 A JP 2000374312A JP 2000374312 A JP2000374312 A JP 2000374312A JP 2002172912 A JP2002172912 A JP 2002172912A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- bearing
- ring
- outer ring
- hub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/18—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
- F16C19/181—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
- F16C19/185—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with two raceways provided integrally on a part other than a race ring, e.g. a shaft or housing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/768—Sealings of ball or roller bearings between relatively stationary parts, i.e. static seals
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7869—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward
- F16C33/7879—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a further sealing ring
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/01—Parts of vehicles in general
- F16C2326/02—Wheel hubs or castors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/04—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
- F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
- F16C35/067—Fixing them in a housing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
ベアリング外環とアクスルハウジングとの嵌合部への水
等の侵入を確実に防止することができる駆動輪支持構造
を提供すること。 【解決手段】 ハブベアリング10が、ハブ5の外周面
に固定されるベアリング内環10aと、アクスルハウジ
ング11のハウジング開口部12の内周面に嵌合固定さ
れるベアリング外環10bとを有する駆動輪支持構造に
おいて、ベアリング外環10bの内周側面に嵌合すると
共に、その内端部がベアリング内環10aの外周側面に
向けて延伸するシール外環21と、該シール外環21の
内端部に設けられ、ベアリング内環10aの外周側面に
摺動する第一のシール部22と、前記シール外環21の
外端部に設けられ、ハウジング開口部12の内周面に圧
接する第二のシール部23とを設けた。
Description
介して車体に支持される駆動輪の車軸部構造、特に、駆
動輪のアクスル及びハブをハブベアリングにより支持す
る駆動輪支持構造の技術分野に属する。
ば、特開2000−71710号公報に記載のものが知
られている。
び操舵機構と連結されるナックルを有する操舵駆動輪の
支持構造であって、ドライブシャフトとは等速ジョイン
トを介して連結されたアクスルと、該アクスルに固定さ
れ、タイヤが装着されるロードホイールと一体的に回転
するハブと、該ハブの外周位置に配置されるハブベアリ
ングと、前記アクスルを挿通する開口部を有し、前記ハ
ブベアリングを介してハブを回転可能に支持するナック
ルとを備え、前記ハブベアリングは、前記ハブの外周面
に固定されるベアリング内環と、前記ナックルの開口部
の内周面に嵌合固定されるベアリング外環とを有する構
造が開示されている。
来の駆動輪支持構造にあっては、アクスルやドライブシ
ャフトや等速ジョイント等の回転部材を挿通するための
開口部がナックルに設けられている関係上、前記回転部
材とナックル開口部との間にクリアランスが存在するた
め、走行中、このクリアランスから水等がハブベアリン
グの内外環の間やベアリング外環とナックルとの嵌合部
隙間へと侵入する可能性がある。
700号公報に開示されるように、ベアリング内環とベ
アリング外環との間のハブベアリング両端部位置におい
て、ベアリングシール部材を設けてハブベアリングの内
外環の間へと侵入する水等を防ぐようにしている。
のみを設けた場合、ベアリング外環とナックルとの嵌合
部隙間を経過する水等の侵入を防止することができず、
この水等の侵入を避けるには、さらに、アクスルとナッ
クルとの間に新たなシール部材を追加する必要があり、
この場合、部品点数が増大してしまうという問題点があ
る。
アルミ製とし、ハブベアリングを鉄製とした場合、ベア
リング外環とナックルとの嵌合部隙間に水等が侵入した
場合には、水分の介在により電食が発生するため、ベア
リング外環とナックルとの嵌合部隙間への水等の侵入を
確実に避ける必要がある。
もので、その目的とするところは、部品点数の増大が無
く低コストとしながら、ベアリング外環とアクスルハウ
ジングとの嵌合部への水等の侵入を確実に防止すること
ができる駆動輪支持構造を提供することにある。
め、請求項1記載の発明では、ドライブシャフトとは等
速ジョイントを介して連結されたアクスルと、前記アク
スルに固定され、タイヤが装着されるロードホイールと
一体的に回転するハブと、前記ハブの外周位置に配置さ
れるハブベアリングと、前記アクスルを挿通するハウジ
ング開口部を有し、前記ハブベアリングを介してハブを
回転可能に支持するアクスルハウジングと、を備え、前
記ハブベアリングは、前記ハブの外周面に固定されるベ
アリング内環と、前記ハウジング開口部の内周面に嵌合
固定されるベアリング外環とを有する駆動輪支持構造に
おいて、前記ベアリング外環の内周側面に嵌合すると共
に、その内端部が前記ベアリング内環の外周側面に向け
て延伸するシール外環と、前記シール外環の内端部に設
けられ、ベアリング内環の外周側面に摺動する第一のシ
ール部と、前記シール外環の外端部に設けられ、ハウジ
ング開口部の内周面に圧接する第二のシール部と、を設
けたことを特徴とする。
の駆動輪支持構造において、前記アクスルハウジングは
アルミ製であり、前記ハブベアリングは鉄製であること
を特徴とする。
の駆動輪支持構造において、前記シール外環は鉄製であ
り、前記第一のシール部と第二のシール部との間は、前
記シール外環のベアリング外環の内周側とは反対側の面
において、非伝導体による被覆部にて被覆したことを特
徴とする。
の駆動輪支持構造において、前記ベアリング内環の外周
側面に嵌合する鉄製のシール内環を追加し、前記第一の
シール部を、前記シール内環の内周面に摺動するように
設定すると共に、ハウジング開口部内径をシール内環外
径より大きく設定したことを特徴とする。
は、走行中、アクスルハウジングと等速ジョイントとの
空間部に跳ね上げられた水等が、アクスルとアクスルハ
ウジングのハウジング開口部とのクリアランスを経過
し、ハブベアリングの内外環の間や、ベアリング外環と
アクスルハウジングとの嵌合部隙間へと侵入する可能性
がある。
嵌合すると共に、その内端部がベアリング内環の外周側
面に向けて延伸するシール外環の内端部に設けられ、ベ
アリング内環の外周側面に摺動する第一のシール部によ
り、ハブベアリングの内外環の間が塞がれ、ハブベアリ
ングの内外環の間から水等が侵入するのが防止される。
すると共に、その内端部がベアリング内環の外周側面に
向けて延伸するシール外環の外端部に設けられ、ハウジ
ング開口部の内周面に圧接する第二のシール部により、
ベアリング外環とハウジング開口部との間が塞がれ、水
等がベアリング外環とアクスルハウジングとの嵌合部隙
間へ侵入するのが防止される。
ルとアクスルハウジングとの間に新たなシール部材を追
加した場合、一方のアクスルが回転部材であるため、追
加されるシール部材は、アクスルの外周面に摺動するこ
とで接触圧が変化し易い部材となるが、この第二のシー
ル部は、互いに相対回転することのないベアリング外環
とアクスルハウジングとの間をシールするパッキンとな
るため、初期設定により高い接触圧さえ確保しておけ
ば、高いシール性能を望むことができる。
部と第二のシール部とを設けた一つのシール部材である
ため、部品点数の増大が無く低コストとしながら、上記
のように、ベアリング外環とアクスルハウジングとの嵌
合部への水等の侵入を確実に防止することができる。
ハウジングはアルミ製とされ、ハブベアリングは鉄製と
される。
ジングとの嵌合部においては、鉄とアルミという異種金
属が接触している状態にあり、ここに水分が介在した場
合には電食が発生する可能性がある。
れた第二のシール部により、ベアリング外環とアクスル
ハウジングとの嵌合部への水等の侵入を確実に防止する
ことができるため、アクスルハウジングをアルミ製とす
ることによる軽量化と電食の防止との両立を図ることが
できる。
環は鉄製とされ、第一のシール部と第二のシール部との
間は、シール外環のベアリング外環の内周側とは反対側
の面において、非伝導体による被覆部にて被覆される。
つ、露出している場合、外部から侵入して第二のシール
部により塞ぎ止められて溜まった水により、鉄製である
シール外環とアルミ製のアクスルハウジングとの間で電
食が起こる可能性がある。
と第二のシール部との間であって、アクスルハウジング
に面する部分を、非伝導体による被覆部にて被覆してい
るため、シール外環とアクスルハウジングとの間の水分
介在が排除され、両者間で起こる電食を防止することが
できる。
グ内環の外周側面に嵌合する鉄製のシール内環が追加さ
れ、第一のシール部が、シール内環の内周面に摺動する
ように設定されると共に、ハウジング開口部内径をシー
ル内環外径より大きく設定される。
つ、ハウジング開口部内径<シール内環外径である場
合、外部から侵入して第二のシール部により塞ぎ止めら
れて溜まった水に触れ易くなり、鉄製であるシール内環
とアルミ製のアクスルハウジングとの間で電食が起こる
可能性がある。
ル内環外径より大きく設定したことにより、シール内環
とアクスルハウジングとの間の水分介在が抑えられ、両
者間で起こる電食を防止することができる。また、第一
のシール部が、シール内環の内周面に摺動するように設
定されているため、シール接触面の拡大やシール寸法や
シール面の管理をシール内環により行うことができ、ベ
アリング内環の外周側面に直接摺動する場合に比べ、シ
ール性を向上させることが可能である。
す第1実施例に基づいて説明する。
1は第1実施例の駆動輪支持構造を示す全体断面図、図
2は第1実施例の駆動輪支持構造のハウジング開口部を
示す拡大断面図、図3は第1実施例の駆動輪支持構造の
共通シール部材を示す拡大断面図である。なお、第1実
施例で例示する駆動輪支持構造は、後輪を駆動輪とする
支持構造である。
は等速ジョイント、3はアクスル、4はアクスルナッ
ト、5はハブ、6はロードホイール、7はブレーキドラ
ム、8はハブボルト、9はホイールナット、10はハブ
ベアリング、11はアクスルハウジング、12はハウジ
ング開口部、13はベアリングシール部材、Sはパッキ
ン一体型ベアリングシール部材である。
回転駆動力が伝達されるドライブシャフト1に対し等速
ジョイント2を介して連結されている。
ライン結合され、アクスル3の雄ねじ端部にアクスルナ
ット4を螺合することにより固定されている。このハブ
5には、ハブボルト8が圧入により植設され、ドラムブ
レーキ装置のブレーキドラム7及び図外のタイヤが装着
されるロードホイール6が、ホイールナット9による共
締めによりハブ5に固定される。すなわち、アクスル3
とハブ5とロードホイール6とブレーキドラム7とは一
体的に回転する。
前記ハブ5の外周位置に配置されたアンギュラーボール
ベアリングで、ハブ5の外周面に固定される2分割のベ
アリング内環10aと、前記ハウジング開口部12の大
径内周面12aに嵌合固定されるベアリング外環10b
と、前記ベアリング内環10aとベアリング外環10b
との間に介装されるボール10cとを有する。
であり、前記アクスル3を挿通するハウジング開口部1
2を有し、前記ハブベアリング10を介してハブ5を回
転可能に支持する。このアクスルハウジング11と車体
との間には、ショックアブソーバ等のサスペンション部
材が介装される。また、前記ハウジング開口部12は、
大径内周面12aと、該大径内周面12aの内径より径
を少し小さくした小径内周面12bと、両内周面12
a,12bとの間の段差面12cを有する。
一体型ベアリングシール部材Sは、ハブベアリング10
のベアリング内環10aとベアリング外環10bとの間
であって、ベアリング両端部の開口位置に内蔵配置され
たグリースシールである。
ル部材Sの構成について、図3により詳述する。
は、シール外環21と、第一のシール部22と、第二の
シール部23と、被覆部24と、シール内環25により
構成されている。
リング外環10bの内周側面に嵌合されると共に、その
内端部が前記ベアリング内環10aの外周側面に向けて
延伸されている。
非伝導体を素材とし、前記シール外環21の内端部に設
けられ、ベアリング内環10aの外周側面位置に設置さ
れたシール内環25に対して3方向に伸びたリップ状シ
ール部により摺動する。
非伝導体を素材とし、前記シール外環21の外端部に設
けられ、ハウジング開口部12の段差面12cにパッキ
ンとなるリップ状シール部が圧接する。
を素材とし、前記シール外環21のベアリング外環10
bの内周側とは反対側の面において、第一のシール部2
2と第二のシール部23との間のシール外環露出部を被
覆する。つまり、第一のシール部22と第二のシール部
23とは、被覆部24を介して一体に形成される。
ベアリング内環10aの外周側面に嵌合され、前記第一
のシール部22の3方向に伸びたリップ状シール部を、
その内周面に摺動するように設定されると共に、図2に
示すように、大径内周面内径φC>小径内周面内径φB
>シール内環外径φAという設定とされる。つまり、シ
ール内環外径φAは、ハウジング開口部内径よりも小さ
く設定される。
段差面12cが設けられているが、この段差12cが設
けられる理由について以下説明する。
輪と共用」であることを前提としている。このため、下
記の理由により、ハウジング開口部12に段差面12c
が設けられている。
た部位がありますが、「そもそも水が溜まるのは、この
部分でアクスルハウジング11のハウジング開口部12
に段差面12cがあるからで、この部分を図2の点線に
示すように削除する等してしまえば、水は溜まることこ
とはなく、本発明の問題点が生じないのではないか」と
の疑問が生じる。しかし、非駆動輪の場合、車両内側か
らの水等がベアリングへ侵入することを防ぐことが必要
であり、このため、特開2000−326702号公報
の様に、アクスルハウジングに段差部を設け(本実施例
の段差面12cに相当)、ここに樹脂製のキャップを介
装してハブベアリングとの間で挟持する構成をとる。も
し本実施例の段差面12c相当の構成がないと、キャッ
プをアクスルハウジングの開口部内周面に圧入する必要
が生じるが、この場合は専用の治具が必要になり、費用
的に得策ではない。
グ11と等速ジョイント2との空間部に跳ね上げられた
水等が、アクスル3とアクスルハウジング11のハウジ
ング開口部12とのクリアランスを経過し、ハブベアリ
ング10の内外環10a,10bの間や、ベアリング外
環10bとアクスルハウジング11との嵌合部Dの隙間
へと侵入する可能性がある。
側面に嵌合すると共に、その内端部がベアリング内環1
0aの外周側面に向けて延伸するシール外環21の内端
部に設けられ、ベアリング内環10aの外周側面に設け
られたシール内環25に摺動する第一のシール部22に
より、ハブベアリング10の内外環10a,10bの間
が塞がれ、ハブベアリング10の内外環10a,10b
の間から水等が侵入するのが防止される。
に嵌合すると共に、その内端部がベアリング内環10a
の外周側面に向けて延伸するシール外環21の外端部に
設けられ、ハウジング開口部12の段差面12cに圧接
する第二のシール部23により、ベアリング外環10b
とハウジング開口部12との間が塞がれ、水等がベアリ
ング外環10bとアクスルハウジング11との嵌合部D
の隙間へ侵入するのが防止される。
ウジング11との間に新たなシール部材を追加した場
合、一方のアクスル3が回転部材であるため、追加され
るシール部材は、アクスル3の外周面に摺動することで
接触圧が変化し易い部材となるが、この第二のシール部
23は、互いに相対回転することのないベアリング外環
10bとアクスルハウジング11との間をシールするリ
ップ状シール部がパッキンとなるため、初期設定により
高い接触圧さえ確保しておけば、高いシール性能を望む
ことができる。
ール部22と第二のシール部23とを設けた一つのシー
ル部材により、部品点数の増大が無く低コストとしなが
ら、ベアリング外環10bとアクスルハウジング11と
の嵌合部Dへの水等の侵入を確実に防止することができ
る。
輪支持構造の軽量化を目指してアクスルハウジング11
はアルミ製とされる。一方、ハブベアリング10は、従
前のまま鉄製とされる。
ルハウジング11との嵌合部Dにおいては、図3に示す
ように、鉄とアルミという異種金属が接触している状態
にあり、ここに水分が介在した場合には電食が発生する
可能性がある。
けられた第二のシール部23により、ベアリング外環1
0bとアクスルハウジング11との嵌合部Dへの水等の
侵入を確実に防止することができるため、アクスルハウ
ジング11をアルミ製とすることによる軽量化と電食の
防止との両立を図ることができる。
のに対し、第一のシール部22と第二のシール部23と
の間は、シール外環21のベアリング外環10bの内周
側とは反対側の面において、非伝導体による被覆部24
にて被覆されている。
かつ、露出している場合、外部から侵入して第二のシー
ル部23により塞ぎ止められて溜まった水により、鉄製
であるシール外環21とアルミ製のアクスルハウジング
11との間で電食が起こる可能性がある。
ル部22と第二のシール部23との間であって、アクス
ルハウジング11に面する部分を、非伝導体による被覆
部24にて被覆しているため、シール外環21とアクス
ルハウジング11との間の水分介在が排除され、両者2
1,11間で起こる電食を防止することができる。
に嵌合する鉄製のシール内環25が追加され、第一のシ
ール部22が、シール内環25の内周面に摺動するよう
に設定されると共に、小径内周面内径φB>シール内環
外径φAという設定とされている。
かつ、小径内周面内径φB<シール内環外径φAである
場合、図2から明らかなように、外部から侵入して第二
のシール部23により塞ぎ止められて溜まった水に触れ
易くなり、鉄製であるシール内環25とアルミ製のアク
スルハウジング11との間で電食が起こる可能性があ
る。
内環外径φAという設定であるため、シール内環25と
アクスルハウジング11との間の水分介在が抑えられ、
両者25,11間で起こる電食を防止することができ
る。
環25の内周面に摺動するように設定されているため、
シール接触面の拡大やシール寸法やシール面の管理をシ
ール内環25により行うことができ、ベアリング内環1
0aの外周側面に直接摺動する場合に比べ、シール性を
向上させることが可能である。
合すると共に、その内端部がベアリング内環10aの外
周側面に向けて延伸するシール外環21と、該シール外
環21の内端部に設けられ、ベアリング内環10aの外
周側面部に摺動する第一のシール部22と、前記シール
外環21の外端部に設けられ、ハウジング開口部12の
段差面12cに圧接する第二のシール部23と、を設け
たため、部品点数の増大が無く低コストとしながら、ベ
アリング外環10bとアクスルハウジング11との嵌合
部Dへの水等の侵入を確実に防止することができる。
し、ハブベアリング10を鉄製とし、シール外環21の
外端部に設けられた第二のシール部23により、ベアリ
ング外環10bとアクスルハウジング11との嵌合部D
への水等の侵入を確実に防止するようにしたため、アク
スルハウジング11をアルミ製とすることによる軽量化
と、ベアリング外環10bとアクスルハウジング11と
の嵌合部Dの電食防止との両立を図ることができる。
ール部22と第二のシール部23との間は、シール外環
21のベアリング外環10bの内周側とは反対側の面に
おいて、非伝導体による被覆部24にて被覆したため、
シール外環21とアクスルハウジング11との間で起こ
る電食を防止することができる。
合する鉄製のシール内環25を追加し、第一のシール部
22が、シール内環25の内周面に摺動するように設定
すると共に、ハウジング開口部12の小径内周面内径φ
B>シール内環外径φAという設定としたため、シール
内環25とアクスルハウジング11との間で起こる電食
を防止することができると共に、第一のシール部22の
シール性を向上させることが可能である。
発明の駆動輪支持構造を説明してきたが、具体的な構成
は、この第1実施例に限られるものではなく、請求項1
〜請求項4のいずれかに記載した本発明の構成要件を備
えたものであれば本発明に含まれる。
する支持構造の例を示したが、操舵機構が連結されるア
クスルハウジングを備えた前輪の駆動輪支持構造にも適
用することができる。この場合、「アクスルハウジン
グ」という表記ではなく、「ステアリングナックル」も
しくは単に「ナックル」とも表記されることがあるが、
いずれの表記であってもアクスルハウジングと同義であ
る。
「非駆動輪と共用」であることを前提としハウジング開
口部12に段差12cが設けられている例を示したが、
非駆動輪と共用ではなく、ハウジング開口部に段差を有
さない構造のものにも適用することができる。
備えた駆動輪支持構造の例を示したが、ディスクブレー
キを備えた駆動輪支持構造にも適用でき、この場合、ブ
レーキドラムに代え、ブレーキディスクがハブに固定さ
れる。
グ11とハブベアリング10とが異種金属を素材として
製造された例を示したが、アクスルハウジングとハブベ
アリングとが同種金属であっても、ベアリング外環とア
クスルハウジングとの嵌合部への水等の侵入を防止する
構造として本発明を適用しても良い。
アリングシール部材Sとしてシール内環25を有する例
を示したが、このシール内環を省略したパッキン一体型
ベアリングシール部材であっても本発明に含まれる。
である。
部を示す拡大断面図である。
を示す拡大断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ドライブシャフトとは等速ジョイントを
介して連結されたアクスルと、 前記アクスルに固定され、タイヤが装着されるロードホ
イールと一体的に回転するハブと、 前記ハブの外周位置に配置されるハブベアリングと、 前記アクスルを挿通するハウジング開口部を有し、前記
ハブベアリングを介してハブを回転可能に支持するアク
スルハウジングと、を備え、 前記ハブベアリングは、前記ハブの外周面に固定される
ベアリング内環と、前記ハウジング開口部の内周面に嵌
合固定されるベアリング外環とを有する駆動輪支持構造
において、 前記ベアリング外環の内周側面に嵌合すると共に、その
内端部が前記ベアリング内環の外周側面に向けて延伸す
るシール外環と、 前記シール外環の内端部に設けられ、ベアリング内環の
外周側面に摺動する第一のシール部と、 前記シール外環の外端部に設けられ、ハウジング開口部
の内周面に圧接する第二のシール部と、 を設けたことを特徴とする駆動輪支持構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の駆動輪支持構造におい
て、 前記アクスルハウジングはアルミ製であり、前記ハブベ
アリングは鉄製であることを特徴とする駆動輪支持構
造。 - 【請求項3】 請求項2に記載の駆動輪支持構造におい
て、 前記シール外環は鉄製であり、 前記第一のシール部と第二のシール部との間は、前記シ
ール外環のベアリング外環の内周側とは反対側の面にお
いて、非伝導体による被覆部にて被覆したことを特徴と
する駆動輪支持構造。 - 【請求項4】 請求項3に記載の駆動輪支持構造におい
て、 前記ベアリング内環の外周側面に嵌合する鉄製のシール
内環を追加し、 前記第一のシール部を、前記シール内環の内周面に摺動
するように設定すると共に、ハウジング開口部内径をシ
ール内環外径より大きく設定したことを特徴とする駆動
輪支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000374312A JP2002172912A (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 駆動輪支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000374312A JP2002172912A (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 駆動輪支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002172912A true JP2002172912A (ja) | 2002-06-18 |
Family
ID=18843526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000374312A Withdrawn JP2002172912A (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 駆動輪支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002172912A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008164004A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
JP2008202748A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
US7819588B2 (en) | 2005-03-31 | 2010-10-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Bearing device for drive wheel |
US7833105B2 (en) | 2005-01-07 | 2010-11-16 | Honda Motor Co., Ltd. | Bearing device for drive wheel |
DE112011101070T5 (de) | 2010-03-26 | 2013-01-24 | Ntn Corporation | Radlagervorrichtung |
DE102022133092A1 (de) | 2022-12-13 | 2024-06-13 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Tretlagergruppe eines Zweirades |
-
2000
- 2000-12-08 JP JP2000374312A patent/JP2002172912A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7833105B2 (en) | 2005-01-07 | 2010-11-16 | Honda Motor Co., Ltd. | Bearing device for drive wheel |
US7819588B2 (en) | 2005-03-31 | 2010-10-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Bearing device for drive wheel |
JP2008164004A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
JP2008202748A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
DE112011101070T5 (de) | 2010-03-26 | 2013-01-24 | Ntn Corporation | Radlagervorrichtung |
US8790017B2 (en) | 2010-03-26 | 2014-07-29 | Ntn Corporation | Wheel bearing apparatus |
DE112011101070B4 (de) * | 2010-03-26 | 2020-11-12 | Ntn Corporation | Radlagervorrichtung |
DE102022133092A1 (de) | 2022-12-13 | 2024-06-13 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Tretlagergruppe eines Zweirades |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7735588B2 (en) | Suspension system for suspending a wheel having a motor therein | |
JP3862453B2 (ja) | 車輪軸受装置 | |
WO2005116471A1 (ja) | 車輪用軸受装置 | |
US6637943B2 (en) | Hub assembly for automotive vehicles | |
US4427085A (en) | Wheel support assembly for a motor vehicle | |
JP2005147298A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP4794273B2 (ja) | 車輪用軸受装置 | |
US20080277999A1 (en) | Axle assembly of wheel | |
JPH08178080A (ja) | 自動車用の単一の車軸シール | |
JP2002362106A (ja) | 車輪支持構造 | |
JP2010038346A (ja) | 転がり軸受装置 | |
JP2008223783A (ja) | 車輪支持装置の密封構造 | |
JP5003272B2 (ja) | 車輪支持構造 | |
JP2002172912A (ja) | 駆動輪支持構造 | |
JP2601238Y2 (ja) | 車輪用軸受の密封装置 | |
JP3460028B2 (ja) | 軸受の密封装置 | |
JPH11303873A (ja) | 合成樹脂軸受 | |
JP3706845B2 (ja) | アクスルハブの支持構造 | |
JP2601237Y2 (ja) | 車輪用軸受の密封装置 | |
KR200343049Y1 (ko) | 차량의 주행장치 | |
KR100368652B1 (ko) | 차량용 액슬 어셈블리 | |
JP3821248B2 (ja) | フロントフォークのホルダ固定構造 | |
JP2003120704A (ja) | 車軸支持構造 | |
JPH0736293Y2 (ja) | 自動車のセンサロ−タ構造 | |
JP4066656B2 (ja) | 車輪用回転支持装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20041122 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050830 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051116 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071029 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090831 |