JPH1029708A - 製品の出荷命令作成装置 - Google Patents

製品の出荷命令作成装置

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JPH1029708A
JPH1029708A JP20295496A JP20295496A JPH1029708A JP H1029708 A JPH1029708 A JP H1029708A JP 20295496 A JP20295496 A JP 20295496A JP 20295496 A JP20295496 A JP 20295496A JP H1029708 A JPH1029708 A JP H1029708A
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JP
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products
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JP20295496A
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Inventor
Yoshihide Miyanaga
義英 宮永
Riichi Kawabe
利一 川辺
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間に、かつ、簡単に高精度の出荷命令を
自動的に作成できるようにする。 【解決手段】 データベース5に記憶した船舶を選定
し、その船舶の向け先河岸に基づき、積み込み可能な製
品の情報をデータベース5より選択して記憶部2bに記
憶する。格納部2f,2gに格納されている出荷必須材
条件、複数の製品選択ルール、及び製品選択ルール間に
複数の異なる優先順位を付ける優先順位付与ルールに基
づき、記憶部2bから読み出した製品の中から、先ず出
荷必須材条件に適合する製品を抽出し、次に残りの製品
の中から製品選択ルールに従って製品を抽出し、この抽
出を船舶の最大積載トン数まで行って出荷命令を作成す
る。これを優先順位付与ルールに従って製品選択条件ル
ール間の優先順番を変えて繰り返し行って、内容の異な
る出荷命令を複数個作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の出荷可能な
製品、例えば、鋼板、コイル、線材、鋼管等の鋼材製品
の中から向け先河岸の決まっている船舶に積み込む製品
を指定する出荷命令を自動的に作成するための出荷命令
作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋼板、コイル等の鋼材製品は工
場で製造された後、一旦製品倉庫に保管される。その
後、出荷命令がかけられると、倉庫から出庫され、指定
された船に積み込まれ出荷される。出荷命令とは、鋼材
製品を出荷する場合に、向け先の決まった船舶に対して
製品倉庫内にある多数の出荷可能な鋼材製品の中から、
どの製品を積み込むかを指定する命令である。
【0003】上記出荷命令は、船舶の最大積載トン数、
鋼材製品の納期、倉庫から出庫する場合の作業時間、製
品倉庫が複数の棟に分割されている場合には、その棟毎
の作業量のバランス等の項目を評価しながら、オペレー
タが経験と勘に基づいて手作業で作成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来は
出荷命令の作成をオペレータの経験と勘に基づいて行っ
ていたので、作成に多大な労力と時間を有するばかりで
なく、1度に多数の出荷命令を作成しなければならない
場合は、出荷命令が出荷作業開始予定時刻に間に合わな
くなることがあった。また、作成した出荷命令の内容に
個人差があるため、出荷能力が低下する場合が生じた
り、さらに、高精度の出荷命令作成を行うには長期間の
育成が必要となる等の問題があった。
【0005】そこで本発明は、短時間に、かつ、簡単に
高精度の出荷命令を自動的に作成できるようにすること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために成されたものであり、船積み出荷の対象であ
る倉庫内の製品に関する製品識別番号、向け先河岸コー
ドを含む製品情報及び、該製品を積み込む船舶に関する
船名、向け先河岸コード、最大積載トン数を含む船舶情
報を各々格納するデータベースと、各船舶に対して当日
積み込み必須の製品の出荷必須材条件の情報を格納する
出荷必須材条件格納部と、製品選択条件の異なる複数の
製品選択ルールを格納するとともに、この格納した複数
の製品選択ルールに複数の異なる優先順位を付ける優先
順位付与ルールを格納するルール格納部と、前記データ
ベースに記憶した船舶を選定し、この選定した船舶の向
け先河岸に基づき、その船舶に積み込み可能な製品の情
報を前記データベースより選択して記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記船舶に積み込み可能な製品
の情報を読み込み、更に、前記出荷必須材条件格納部に
格納された出荷必須材条件の情報を読み込むとともに、
前記ルール格納部内の優先順位付与ルールに従って、製
品選択ルールに異なる優先順位を付けた複数の製品選択
条件ルール群を順番に読み込み、先ず、前記出荷必須材
条件に適合する製品を抽出し、次に、この抽出した後の
残りの複数の製品の中から、前記読み込まれたある1つ
の製品選択条件ルール群内の製品選択ルールの優先順番
に従って製品を抽出し、この抽出を前記データベースか
ら読み出した船舶の最大積載トン数まで行って出荷命令
を作成し、これを他の異なる製品選択条件ルール群別に
その優先順番に従って繰り返し行って複数の出荷命令を
作成する出荷命令作成部とからなることを特徴とする。
【0007】また、本発明の他の特徴とするところは、
前記倉庫内の製品在庫量、計画に対する出荷実績の進捗
状況、向け先河岸での出荷可能な製品の納期分布、向け
先河岸の次回出荷予定を含む情報に基づいて出荷命令評
価関数を決定し、この出荷命令評価関数を基に前記出荷
命令作成部で作成した複数の出荷命令の中から最適な出
荷命令を一つ選ぶ選択部を設けたことを特徴とする。
【0008】上記のように構成した本発明では、製品情
報と船舶情報とに基づいて出荷可能な状態の製品を把握
した後、船毎に、先ず、該出荷可能な状態の製品の中か
ら当日出荷必須材を選択する。これにより、その後の製
品選択ルールでの選択対象となる出荷可能な状態の製品
の数を減らし、選択負荷を低減する。そして、上記製品
選択ルールに従って製品を選択して出荷命令を作成する
処理を製品選択条件ルール群別に繰り返し、複数の出荷
命令を作成する。出荷命令を複数作成するのは、この出
荷命令を作成するときに優先させる項目が複数あり、し
かも、どれを最優先するかは日々の倉庫内在庫量や出荷
の進歩状況等に応じて変化するため、これに対応できる
ようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図4
を参照しつつ説明する。図1は、製品の出荷命令作成装
置の構成を概念的に示すもので、本装置はホストコンピ
ュータ1と、このホストコンピュータ1から転送された
データに基づいてエキスパートシステムにより出荷命令
を作成する端末コンピュータ2と、端末コンピュータ2
の操作卓3とから構成されている。
【0010】上記ホストコンピュータ1は、下記〜
で構成している。 製品の識別番号、向け先河岸コード、納期、積山番
号、積山内の積み位置等の製品情報を格納している製品
データベースと、製品を積み込み可能な船舶の船名、向
け先河岸コード、最大積載トン数等の船舶情報を格納し
た配船データベースとからなるデータベース5。 該データベース5からのデータの収集・加工処理を行
うデータ収集・加工部と、端末コンピュータ2へデータ
ファイルを転送するファイル転送部と、データ転送のた
めの送受信ファイルの作成等を行う送受信ファイル作成
部とからなる処理部1a。 端末コンピュータ2からのファイルの受信を行うファ
イル受信部1b。
【0011】また、上記端末コンピュータ2は、下記
〜で構成している。 ホストコンピュータ1の処理部1aから転送されたデ
ータファイルを受信するファイル受信部と、その受信し
たファイル中のデータの集計等を行うデータ処理部とか
らなる前処理部2a。 一船分の出荷命令を作成するのに必要な製品情報と船
舶情報とを前処理部2aから都度抽出し、一時的に記憶
しておく情報記憶部2b。 出荷必須材条件、優先出荷材基準値、選択制約条件の
情報を格納した出荷必須・優先基準条件格納部2g。 複数の製品選択ルール、該複数の製品選択ルールに優
先順位を付与する優先順位付与ルールを格納したルール
格納部2f。 情報記憶部2bに記憶された製品情報の中から、前記
出荷必須・優先基準条件格納部2gに格納した出荷必須
材条件、優先出荷材基準値、選択制約条件及びルール格
納部2fに格納した製品選択ルールに合致する製品の情
報をエキスパートシステムを用いた処理により抽出して
出荷命令を作成する出荷命令作成部2c。 該出荷命令作成部2cで作成された複数個の出荷命令
の中から出荷命令評価関数に従って最適な出荷命令を一
つ選ぶ選択部2d。 選択部2dで選ばれた出荷命令をホストコンピュータ
1へ送信、及びそのための送受信ファイルの作成等を行
う処理部2e。
【0012】さらに、上記端末コンピュータ2内の出荷
必須・優先基準条件格納部2gは、下記〜で構成し
ている。 各船舶に対して当日積み込み必須の製品の向け先河岸
コード、納期等の情報を格納した出荷必須材条件格納部
6。 当日を起点とする所定の期間、鋼材製品を積山から取
り出す作業時間等の優先出荷材基準値を格納した優先出
荷材基準値格納部7。 倉庫内の使用不可能なクレーン等の下記制約条件の情
報を格納した選択制約条件格納部8。
【0013】また、上記端末コンピュータ2内のルール
格納部2fは、下記〜で構成している。 鋼材製品を選択する下記複数の選択ルールを格納した
製品選択ルール格納部9。 製品選択ルール格納部9に格納した複数の製品選択ル
ールに優先順位を付与するルールを格納した優先順位付
与ルール格納部10。
【0014】次に、端末コンピュータ2で実行される出
荷命令作成の手順について、図1〜図4を参照して説明
する。
【0015】先ず、図2のステップS1に示すように、
端末コンピュータ2の中に設けている図示しないタイマ
ーに設定しておいた時刻に、ホストコンピュータ1から
端末コンピュータ2へ出荷命令を作成しようとする船舶
および倉庫内の全鋼材製品に関する情報を読み込む命令
が起動される。これにより、ホストコンピュータ1から
端末コンピュータ2へ必要なファイルが送信され、前処
理部2aに記憶される。
【0016】なお、船舶情報は、出荷指示番号、船名、
向け先河岸コード、向け先河岸寄港順、最大積載トン
数、ハッチサイズ、入港予定時刻等の情報であり、製品
情報は、倉庫内の製品の製品識別番号、向け先河岸コー
ド、納期、積山番号、積山内の積み位置、厚さ、幅、長
さ、重量、進行コード等の情報である。
【0017】前処理部2aでは、ステップS2で示すよ
うに、記憶した倉庫内の製品情報ファイルをもとに、出
荷可能な製品の合計枚数、合計トン数、製品1個毎の出
荷時の配替製品個数、積山内ロットの集計や、オブジェ
クトの生産等のデータの前処理を行う。積山内ロットと
は、図4に示すように倉庫内に鋼材製品を積んだ積山で
あり、その積山の中で、ある向け先河岸向けの出荷可能
な鋼材製品(斜線部分)が連続して積まれている場合、
その連続した鋼材製品をまとめて一つのロットとみなし
たものである。この方法で複数個の鋼材製品を1つの積
山内ロットにまとめることにより、コンピュータの演算
対象の数を減らし、計算時間の短縮が図れる。
【0018】次に、上記前処理部2aにオペレータ4が
操作卓3を介して出荷命令を作成する船を1隻指定する
と、上記前処理部2aに格納されているデータの中から
その船の船舶情報と、その船の出荷命令作成に必要な上
記鋼材製品(船と同じ向け先河岸コードを有する製品)
の各情報を抽出し、それを情報記憶部2bに一時的に記
憶し、それと同時に船名、向け先河岸コード、最大積載
トン数等をディスプレイ3aに自動表示する(ステップ
S3)。
【0019】なお、該ディスプレイ3aは、倉庫の棟別
あるいは製品の積山別に出荷可能な鋼材製品の枚数、ト
ン数を詳細に表示させること、及び情報記憶部2bに記
憶されているデータに基づいた倉庫内の鋼材製品の山積
み状態を図形で視覚的に表示させることも可能である。
【0020】オペレータ4は、ディスプレイ3aに表示
された鋼材製品の情報を見て、ステップS3で選んだ船
にて当日どうしても出荷しなければならない製品、ある
いは出荷可能な状態だが当日出荷してはいけない製品が
ある場合、該オペレータ4は操作卓3よりそれらの条件
を入力する。そして、この入力した条件は、出荷必須材
条件格納部6に格納される(ステップS4)。この出荷
必須材条件は、製品識別番号、向け先河岸コード、積山
番号、納期、約定の中のいずれか、またはこれら条件の
組合せである。
【0021】次に、前記ステップS3で選んだ船に対し
てエキスパートシステムを用いて出荷命令を自動作成す
る際の制約条件をオペレータ4が操作卓3から入力し、
この入力した条件を制約条件格納部8に格納する(ステ
ップS5)。制約条件として入力する項目は、出荷する
製品1個に対するその他の製品の最大配替個数、工事等
で使用不可能なクレーンの指定、特定棟の優先出荷指
示、特定棟の出荷不可能指示、雨濡れ不可製品の出荷可
否指示である。この制約条件は、通常用いられるものを
あらかじめデフォルト値として設定しているので、デフ
ォルト値を変更する必要が無い場合はこのステップS5
を省略する。
【0022】出荷命令作成部2cにおいては、下記3段
階の出荷命令を作成する。先ず、出荷命令作成の第1段
階として、前記ステップS4で出荷必須材条件格納部6
に格納した出荷必須材条件と前記ステップS3で情報記
憶部2bに記憶した製品の各情報とを比較して、該出荷
必須材条件に該当する製品を選択して出荷命令をかけ
(ステップS6)、これを出荷必須材として記憶する。
このステップS6の処理は、C言語を用いた手続き型プ
ログラムにより処理される。またステップS6の処理
は、下記複数個作成される出荷命令のそれぞれに対して
共通である。
【0023】次に、出荷命令作成の第2段階として、上
記情報記憶部2bに記憶した製品情報の中からステップ
S6で出荷命令のかけられていない出荷可能製品を抽出
し、その抽出した出荷可能製品の中から優先出荷材基準
値格納部7に予め格納されている優先出荷材基準値を満
たす製品(優先出荷材と呼ぶ)に対して出荷命令をかけ
(ステップS7)、これを優先出荷材として記憶する。
このステップS7の処理は、C言語を用いた手続き型プ
ログラムにより処理される。またステップS7の処理
は、下記複数個作成される出荷命令のそれぞれに対して
共通である。
【0024】なお、優先出荷材基準値格納部7に予め格
納されている優先出荷材基準値とは、当日を起点とする
所定の期間、製品を積山から取り出す出庫作業時間、1
積山当たりの出荷可能な製品の合計重量等の制約値であ
る。前記のステップS6及びこのステップS7の処理を
行うことにより、下記ステップS9で選択する対象とな
る製品の数が減少するため、計算機の負荷が小さくなり
処理時間を短縮することができる。
【0025】さらに、優先順位付与ルール格納部10
は、製品選択ルール格納部9に予め格納されている下記
〜の製品選択ルールを組合わせて、下記A〜Eのよ
うな5パターンの各優先型の製品選択条件ルール群を作
成する(ステップS8)。
【0026】上記製品選択ルール格納部9に格納されて
いる製品選択ルールは、例えば下記〜の4つであ
る。 製品の納期が当日を起点とした所定の期間内にある製
品を優先的に選択する納期優先ルール。 出庫作業時間が所定値以下の製品を優先的に選択する
出庫作業時間優先ルール。 出荷命令をかける製品を抽出する際、その抽出する製
品が積載されている積山数が所定値以下になる様な製品
を優先的に選択する積山数減少優先ルール。 前日に出荷命令のかかっていない非命令積山を優先的
に選択する非命令積山優先ルール。
【0027】また、優先順位付与ルール格納部10から
のルールによって順位付けされた各製品選択条件ルール
群は、例えば下記A〜Eの5つである。 A.納期最優先型ルール群 順位1=前記ルールに該当するもので特にその納期が
近づいている製品。 順位2=順位1以外の製品で前記ルールに該当し、し
かも、前記ルールに該当する製品。 順位3=前記ルール及びルールの両方に該当する製
品。 順位4=順位3以外の製品で前記ルールに該当する製
品。
【0028】B.納期及び非命令積山優先型ルール群 順位1=前記ルール及びルールの両方に該当する製
品。 順位2=順位1以外の製品で前記ルールに該当し、し
かも、前記ルールに該当する製品。 順位3=順位2以外の製品で前記ルールに該当する製
品。
【0029】C.積山数減少優先型ルール群 順位1=前記ルールに該当する製品。 順位2=前記ルールに該当する製品。 順位3=前記ルールに該当する製品。 順位4=前記ルールに該当する製品。
【0030】D.出庫作業時間及び非命令積山優先型ル
ール群 順位1=前記ルール及びルールの両方に該当する製
品。 順位2=前記ルール及びルールの両方に該当する製
品。 順位3=順位2以外でルールに該当する製品。
【0031】E.出庫作業時間最優先型ルール群 順位1=前記ルールに該当する製品。 順位2=順位1以外でルールに該当し、しかも、前記
ルールに該当する製品。 順位3=順位1以外でルールに該当し、しかも、前記
ルールに該当する製品。 順位4=順位1以外でルールに該当する製品。
【0032】かくして、出荷命令作成の第3段階とし
て、上記情報記憶部2bに記憶された製品の各情報の中
で前記ステップS6、ステップS7で出荷命令のかけら
れていない出荷可能製品を抽出する。そして、その抽出
した出荷可能製品の中から、選択制約条件格納部8に予
め格納されている選択制約条件と優先順位付与ルール格
納部10で作成した納期最優先型の製品選択条件ルール
群Aとに従い、上記第1、第2段階で出荷命令をかけた
製品と合わせてその製品の合計重量が船の最大積載トン
数に達するまで順位1、2、3、4の順にルールをはし
らせて、そのルールに適合する製品を抽出する。これに
より、積山内ロット単位に出荷命令をかける製品を決定
し、記憶する。
【0033】さらに、同様にして納期及び非命令積山優
先型の製品選択条件ルール群B、更には、積山数減少優
先型の製品選択条件ルール群C、出庫作業時間及び非命
令積山優先型の製品選択条件ルール群D、出庫作業時間
最優先型の製品選択条件ルール群Eの各順位1〜4に従
ってルールをはしらせて、それぞれのルールに適合する
製品を抽出する。これにより、それぞれの製品選択条件
ルール群に従って積山内ロット単位に出荷命令をかける
製品を決定し、記憶する(ステップS9)。
【0034】そして、この第3段階で出荷命令をかけた
5パターンの各々の製品群に前記第1、第2段階で出荷
命令をかけた製品群を合体させた5パターンの製品群の
出荷命令を作成する(ステップS10)。
【0035】次に、この合体させた5つの出荷命令の中
から、倉庫内在庫量、船の緊急度、計画に対する出荷実
績の進捗状況、河岸毎の出荷可能な鋼材製品の納期分
布、河岸毎の次回出荷予定等の情報に基づいて決定した
出荷命令評価関数に従って最適なパターンの出荷命令を
一つ選定する(図3(a)のステップS11)。
【0036】以上では上記のように5パターンの出荷命
令の中の1つを自動的に選定する方法について説明した
が、オペレータ4が手動で選定する場合について図3
(b)を参照して説明する。すなわち、この場合は、図
3(a)のステップS11の代わりに、図3(b)のス
テップS11〜ステップS14の処理を行う。
【0037】上記図2のステップS10で作成した5パ
ターンの出荷命令のそれぞれに対して結果の評価項目を
集計し、操作卓3のディスプレイ3a上に出荷命令をか
けた製品の合計枚数、合計トン数、未定率等の項目を自
動表示する。更に詳細な結果を知りたい場合は、オペレ
ータ4が操作卓3から指示することにより詳細を表示す
る(ステップS11)。このとき、出荷命令がかかった
後の山積み状態を視覚的に表示させることも可能であ
る。
【0038】ここで、前記操作卓3のディスプレイ3a
上に表示された出荷命令をオペレータ4が確認して、そ
れが上記倉庫内在庫量、船の緊急度、計画に対する出荷
実績の進捗状況、河岸毎の出荷可能な鋼材製品の納期分
布、河岸毎の次回出荷予定等の実情に合うものでない場
合には、上記ステップS4で指定した出荷必須材の条
件、ステップS5で設定した制約条件のいずれかまたは
両方を変更して、ステップS6からステップS10まで
の処理を繰り返して出荷命令の作成を再実行させる(ス
テップS12)。
【0039】そして、この操作卓3のディスプレイ3a
上に表示されたものをオペレータ4が確認して、現在の
倉庫内在庫量、船の緊急度、計画に対する出荷実績の進
捗状況、河岸毎の出荷可能な鋼材製品の納期分布、河岸
毎の次回出荷予定等の実情を勘案して最適なパターンの
出荷命令を1つ選定する。なお、出荷命令を作成する船
が2隻以上ある場合は、ステップS3からステップS1
2の処理を必要な回数だけ繰り返す(ステップS1
3)。
【0040】このようにして、船毎に確定した出荷命令
を端末コンピュータ2からホストコンピュータ1のファ
イル受信部1bに全船分一括して転送する(ステップS
14)。ただし、オペレータ4の指示により任意の船の
出荷命令のみを転送することも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、製品の船への積み込みを指定するための出荷命令
を自動的に作成できるようにしたので、誰でも簡単に迅
速かつ、確度高く出荷命令を作成することができ、しか
もオペレータの作業時間を大幅に短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による製品の出荷命令作成
装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態による製品の出荷命令作成
装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態による製品の出荷命令作成
装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】積山内ロットの例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 端末コンピュータ 2b 情報記憶部 2c 出荷命令作成部 2d 選択部 2f ルール格納部 3 操作卓 4 オペレータ 5 データベース 6 出荷必須材条件格納部 7 優先出荷材基準値格納部 8 制約条件格納部 9 製品選択ルール格納部 10 優先順位付与ルール格納部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船積み出荷の対象である倉庫内の製品に
    関する製品識別番号、向け先河岸コードを含む製品情報
    及び、該製品を積み込む船舶に関する船名、向け先河岸
    コード、最大積載トン数を含む船舶情報を各々格納する
    データベースと、 各船舶に対して当日積み込み必須の製品の出荷必須材条
    件の情報を格納する出荷必須材条件格納部と、 製品選択条件の異なる複数の製品選択ルールを格納する
    とともに、この格納した複数の製品選択ルールに複数の
    異なる優先順位を付ける優先順位付与ルールを格納する
    ルール格納部と、 前記データベースに記憶した船舶を選定し、この選定し
    た船舶の向け先河岸に基づき、その船舶に積み込み可能
    な製品の情報を前記データベースより選択して記憶する
    記憶部と、 前記記憶部に記憶された前記船舶に積み込み可能な製品
    の情報を読み込み、更に、前記出荷必須材条件格納部に
    格納された出荷必須材条件の情報を読み込むとともに、
    前記ルール格納部内の優先順位付与ルールに従って、製
    品選択ルールに異なる優先順位を付けた複数の製品選択
    条件ルール群を順番に読み込み、先ず、前記出荷必須材
    条件に適合する製品を抽出し、次に、この抽出した後の
    残りの複数の製品の中から、前記読み込まれたある1つ
    の製品選択条件ルール群内の製品選択ルールの優先順番
    に従って製品を抽出し、この抽出を前記データベースか
    ら読み出した船舶の最大積載トン数まで行って出荷命令
    を作成し、これを他の異なる製品選択条件ルール群別に
    その優先順番に従って繰り返し行って複数の出荷命令を
    作成する出荷命令作成部とからなることを特徴とする製
    品の出荷命令作成装置。
  2. 【請求項2】 前記倉庫内の製品在庫量、計画に対する
    出荷実績の進捗状況、向け先河岸での出荷可能な製品の
    納期分布、向け先河岸の次回出荷予定を含む情報に基づ
    いて出荷命令評価関数を決定し、この出荷命令評価関数
    を基に前記出荷命令作成部で作成した複数の出荷命令の
    中から最適な出荷命令を一つ選ぶ選択部を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の製品の出荷命令作成装置。
JP20295496A 1996-07-12 1996-07-12 製品の出荷命令作成装置 Pending JPH1029708A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006277640A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nippon Steel Corp 金属製品の製造管理システム及び製造管理方法
JP2008137771A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Mitsubishi Electric Corp ノックダウン部品の出荷倉入指示システム
JP2009227354A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Jfe Steel Corp 出荷ロット作成方法及びその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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