JPH1029673A - 容器本体のカバー部材 - Google Patents
容器本体のカバー部材Info
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- JPH1029673A JPH1029673A JP8186148A JP18614896A JPH1029673A JP H1029673 A JPH1029673 A JP H1029673A JP 8186148 A JP8186148 A JP 8186148A JP 18614896 A JP18614896 A JP 18614896A JP H1029673 A JPH1029673 A JP H1029673A
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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- B65D83/20—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means operated by manual action, e.g. button-type actuator or actuator caps
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Abstract
8)を、容器本体(2、202)に充分確実に係止され
るが、廃品として投棄する際には充分容易に容器本体
(2、202)から分離され得るようになす。 【解決手段】 カバー部材(48、148、248)は
環状内側壁(50、150、250)とこれを囲繞する
環状外側壁(52)とを有する。外側壁(52)にはそ
の下端から上方に向けて延びる複数個のスリット(6
2)が周方向に間隔をおいて形成されている。外側壁
(52)の外周面には係止手段(64)が形成されてい
る。内側壁(50、150、250)と外側壁(52)
とは周方向に間隔をおいて配設された複数個の易破断橋
絡部(60)を介して相互に連結されている。
Description
に収容した液体、ペースト、シロップ、粉体等が容器内
に収容した液化ガス噴射剤と共に霧状、泡状、液状等で
噴出する形態の容器)等の容器本体に適用される合成樹
脂製カバー部材に関する。
平4−44190号公報等に開示されている如く、一般
にエアゾール容器と称されている噴出容器は、金属薄板
製の容器本体を具備している。この容器本体は上端に被
巻き締めカールが形成されている主部材と、主部材の被
巻き締めカールに巻き締められた巻き締めカールが外周
縁に形成されているマウンテンカップ部材とから構成さ
れている。マウンテンカップ部材の中央部には噴出弁部
材を含む噴出手段が装着されている。噴出弁部材は上方
に突出せしめられており、その上端部には噴出路が形成
されている合成樹脂製押圧部材が装着されている。押圧
部材を押圧して噴出弁部材を下降せしめると、噴出弁部
材が開状態にせしめられて押圧部材の噴出路を通して、
容器本体内に収容されている内容物が噴出される。容器
本体には、更に、合成樹脂製カバー部材が装着されてい
る。このカバー部材は環状壁を含んでおり、かかる環状
壁の内周面には環状突条でよい係止手段が形成されてい
る。かようなカバー部材はその係止手段をマウンテンカ
ップ部材の巻き締めカールの外側に係止せしめることに
よって、容器本体に装着される。カバー部材には、必要
に応じて、上記押圧部材を覆う合成樹脂製蓋体が着脱自
在に装着される。
した後に容器を廃品として投棄する際には、資源再利用
等の見地からできる限り材料別に分離して投棄すること
が望まれる。かような材料別分離投棄のためには、上述
した噴出容器においては、合成樹脂製である押圧部材、
カバー部材及び蓋体を容器本体から分離することが必要
である。然るに、従来の噴出容器においては、押圧部材
及び蓋体は充分容易に分離し得るが、係止手段を容器本
体の被係止手段に係止せしめて容器本体に装着されてい
るカバー部材を容器本体から分離せしめることは相当困
難であった。容器本体からカバー部材を分離するには、
例えばナイフを使用してカバー部材を切断する等の作業
が必要であった。
手段との相互係止作用を緩やかなものにせしめて、容器
本体からカバー部材を容易に分離せしめることができる
ようになすことも意図され得る。しかしながら、かよう
にせしめると、必然的に容器本体に対するカバー部材の
係止が不充分なものになり、例えば内容物を噴出せしめ
るためにカバー部材から蓋体を離脱せしめる時に、カバ
ー部材から蓋体が離脱されることなくカバー部材と蓋体
との双方が容器本体から離脱されてしまうという事態が
発生する虞がある。
体の外径よりも僅かしか小さくない場合に、カバー部材
と巻き締めカールとの係合が巻き締めカールの外周側に
おいてなされるようになすと、カバー部材の環状壁の内
周面に係止手段を形成することが必要である等に起因し
てカバー部材の外径が容器本体の外径よりも大きくな
り、容器の外観が望ましくないものになってしまう傾向
がある。
あり、その技術的課題は、上述した噴出容器の容器本体
の如き容器本体に適用される合成樹脂製カバー部材にし
て、上述した容器本体における巻き締めカールの外周側
ではなくて内周側に規定されている被係止手段の如き、
容器本体の円筒状突出部の内周面に存在する被係止手段
を利用して、容器本体に充分確実に係止されるにもかか
わらず、廃品として投棄する際には容器本体からナイフ
等を使用する必要なくして充分容易に分離することがで
きる、新規且つ改良されたカバー部材を提供することで
ある。
るカバー部材として、本発明によれば、円筒状突出部を
有し、該円筒状突出部の内周面には被係止手段が形成さ
れている容器本体に適用される合成樹脂製カバー部材に
して、環状内側壁と該内側壁を囲繞する環状外側壁とを
有し、該外側壁の外周面には該容器本体の該被係止手段
に係止せしめられる係止手段が形成されており、該外側
壁にはその下端から上方に延びる複数個のスリットが周
方向に間隔をおいて形成されており、、該内側壁と該外
側壁とは周方向に間隔をおいて配設された複数個の易破
断橋絡部を介して相互に連結されている、ことを特徴と
するカバー部材が提供される。
ているのが好適である。該内側壁の外周面下端部には周
方向に連続して延びる内側環状突条が形成され、該外側
壁の内周面下端部には周方向に連続して延びる外側環状
突条が形成されており、該内側環状突条と該外側環状突
条とは相互に密接乃至近接せしめられており、該複数個
の易破断橋絡部を破断せしめて該内側壁と該外側壁とを
軸線方向に相対的に移動せしめて該内側環状突条と該外
側環状突条とを軸線方向に変位せしめると、該外側壁の
少なくとも下端部内周面は該内側壁の外周面から半径方
向に離隔して位置せしめられるのが好ましい。該複数個
の易破断橋絡部は該内側環状突条と該外側環状突条とを
連結しているのが好適である。該内側環状突条と該外側
環状突条とは、一体に形成した後に該複数個の易破断橋
絡部を残留せしめて両者間を環状に切断することによっ
て形成されているのが好ましい。該内側壁にはその下端
から上端まで連続して延びる少なくとも1個のスリット
を形成することができる。好適実施形態においては、該
容器本体は噴出容器の容器本体であって、上端に被巻き
締めカールが形成されている金属薄板製主部材と該被巻
き締めカールに巻き締められた巻き締めカールが外周縁
に形成されている金属薄板製マウンテンカップ部材とを
有し、該主部材の上端部と該マウンテンカップ部材の外
周縁部とが該円筒状突出部を形成し、該被巻き締めカー
ルと該巻き締めカールとは該円筒状突出部の上端に位置
し、該巻き締めカールが該被係止手段を構成している。
該内側壁には、該マウンテンカップ部材に装着された噴
出弁部材に接続され且つ該噴出弁部材を通して噴出され
る内容物のための噴出路が形成されている合成樹脂製押
圧部材を一体に形成することができる。
カバー部材の好適実施形態を含んでいる噴出容器を図示
している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
噴出容器は全体を番号2で示す容器本体を具備してい
る。容器本体2は主部材4とマウンテンカップ部材6と
を含んでいる。主部材4及びマウンテンカップ部材6は
ブリキ薄板又はアルミニウム薄板の如き適宜の金属薄板
から形成されている。主部材4は円形底壁8とこの底壁
8の外周縁から上方に延びる側壁10とを有する。側壁
10は円筒形状の主胴部12と上方に向かって外径が漸
次減少せしめられている首部14とを有し、首部14の
上端には被巻き締めカール16が形成されている。マウ
ンテンカップ部材6は円形中央部18と、この中央部1
8の周縁から実質上鉛直に垂下する鉛直垂下部20と、
かかる鉛直垂下部20から半径方向外方に向かって幾分
下方に傾斜して延びる傾斜部22と、傾斜部22から上
方に向かって半径方向外方に幾分傾斜して延びる周縁部
24とを有する。マウンテンカップ部材6の周縁部24
の上端には巻き締めカール26が形成されており、かか
る巻き締めカール26をシール部材28を介在せしめて
主部材4の被巻き締めカール16に巻き締めることによ
って、マウンテンカップ部材6が主部材4に固定されて
いる。シール部材28は低密度ポリエチレンの如き適宜
の軟質合成樹脂から形成することができる。図1から理
解される如く、主部材4の首部14とマウンテンカップ
部材6の周縁部24とは協働して、上方に突出する円筒
状突出部30を規定している。そして、円筒状突出部3
0の上端に位置する巻き締めカール26の内側下部が被
係止手段32(この被係止手段32には、後に言及する
如く、カバー部材の係止手段が係止せしめられる)を規
定している。
2には噴出手段34が装着されている。この噴出手段3
4はマウンテンカップ部材6の中央部に上下方向に移動
自在に装着された噴出弁部材36を含んでいる。この噴
出弁部材36は弾性偏倚手段(図示していない)によっ
て図1に示す最上昇位置に弾性的に偏倚されており、そ
の上部はマウンテンカップ部材6から上方に突出せしめ
られている。
は、ポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から形成する
ことができる押圧部材38が装着されている。この押圧
部材38は中央柱部40と外壁部42とを有する。中央
柱部40は円筒形状であり、下端から上方に延びる噴出
路44が形成されている。かかる噴出路44の下端部に
は、上記噴出弁部材36の上端部の外径に対応せしめら
れた大径部が形成されており、かかる大径部に上記噴出
弁部材36の上端部を挿入せしめることによって、噴出
弁部材36に押圧部材38が装着される。押圧部材38
の外壁部42は円筒形状であり、所定角度部位において
上記中央柱部40の上部と外壁部42の上部との間には
連結部46が形成されている。上記噴出路44は中央柱
部40の上端部から更に連結部46を通って外壁部42
の外面まで半径方向に延びている。
押圧部材38を押圧して噴出弁部材36を下降せしめる
と、容器本体2の内部が噴出弁部材36を介して押圧部
材38に形成されている噴出路44に連通され、容器本
体2内に収容されている液体等の内容物が噴出路44を
通して噴出される。かような容器本体2自体の構成及び
作用は既に周知のものであるので、これらの詳細につい
ては説明を省略する。
構成されたカバー部材48が装着されている。図1と共
に図2及び図3を参照して説明を続けると、ポリプロピ
レン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から形成す
ることができるカバー部材48は環状内側壁50とこの
内側壁50を囲繞する環状外側壁52とを有する。内側
壁50と外側壁52とは共に円筒形状である。内側壁5
0の外周面下端部には周方向に連続して延びる内側環状
突条54が形成され、これに対応して外側壁52の内周
面下端部には周方向に連続して延びる外側環状突条56
が形成されている。内側環状突条54の外径と外側環状
突条56の内径とは実質上同一であり、環状内側突条5
4と外側環状突条56とは密接乃至近接せしめられてい
る。図2と共に図3を参照することによって明確に理解
される如く、内側壁50及び外側壁52の下面には、周
方向に間隔をおいて周方向に延びる複数個の溝58が形
成されている。かかる複数個の溝58は、溝58の存在
部位において内側環状突条54と外側環状突条56との
形成を省略することによって形成されている(換言すれ
ば、溝58が存在する領域においては、内側壁50の外
周面上に内側環状突条54が存在せず、そしてまた外側
壁52の内周面上に外側環状突条56が存在しない)。
複数個の溝58間には複数個の易破断橋絡部60が配設
されている。かかる橋絡部60は内側環状突条54と外
側環状突条56とを連結する形態であり、橋絡部60が
存在する領域においては内側壁50の外周面と外側壁5
2の内周面とは一体に連続せしめられている。上述した
とおりの内側環状突条54、外側環状突条56及び橋絡
部60は次のとおりにして好都合に形成することができ
る。即ち、圧縮成形乃至射出成形工程においては、内側
環状突条54と外側環状突条56とが溝58の領域を除
いてその全領域に渡って相互に一体に連続せしめられて
いる形状に成形する。しかる後に、例えば上方から内側
壁50と外側壁52の間に切断刃(図示していない)を
進入せしめて、一体に連続せしめられている内側環状突
条54と外側環状突条56とを切断によって分離する。
かかる切断は内側壁50及び外側壁52の下端まで進行
せしめず、溝58の上端乃至それより幾分下方までで終
了せしめ、かくして溝58間に一体に連続せしめられた
状態の橋絡部60を残留せしめる。図2にはかかる切断
線59で図式的に示している。
外側壁52には、その下端から上方に略中間部まで延び
るスリット(切溝)62が周方向に間隔をおいて複数個
形成されている。また、外側壁52の外周面下端部には
係止手段64が形成されている。かかる係止手段64
は、スリット62の領域を除いて、外側壁52の外周面
を周方向に連続して延びる突条から形成されているのが
好適である。
方向外方に延びる上壁66、この上壁66の外側端から
下方に垂下する第一垂下壁68、第一垂下壁68の下端
から半径方向外方に延びる中間壁70、及び中間壁70
の外周縁から下方に垂下する第二垂下壁72が付設され
ている。上壁66と第一垂下壁68との境界部外周面に
は周方向に連続して延びる環状突条74が形成されてい
る。図2と共に図3を参照することによって理解される
如く、上記第二垂下壁72の内周面には、通気凹部76
が形成されている。この通気凹部76は第二垂下壁72
の下端からその上端近傍まで上方に延びる。
本体2の上方から図1に図示する位置まで下降せしめて
容器本体2に装着される。図1に図示する位置までカバ
ー部材48を下降せしめると、外側壁52の外周面に形
成されている係止手段64が、外側壁52の弾性変形等
によって容器本体2のマウンテンカップ部材6の巻き締
めカール26を通過してその内側下部に規定されている
被係止手段32に係止せしめられ、かくして容器本体2
にカバー部材48が係止せしめられる。また、カバー部
材48を図1に図示する位置まで下降せしめると、第二
垂下壁72の下端が主部材4の首部14に密接せしめら
れ、これによってカバー部材48が図1に図示する位置
を越えて更に下降することが阻止される。第二垂下片7
2の下端が主部材4の首部14に密接せしめられる際に
は、第二垂下片72と首部14との間の空間から、第二
垂下部72に形成されている通気凹部76を通して空気
が排出される。通気凹部76が形成されていない場合に
は、上記空間に閉じ込められた空気が圧縮されることに
よってカバー部材48が上方に持ち上げられ、これによ
ってカバー部材48の装着が阻害される傾向がある。外
側壁52には周方向に間隔をおいて複数個のスリット6
2が形成されているが、かかるスリット62の軸線方向
中間位置において、内側壁50の外周面に形成されてい
る内側環状突条54が外側壁52の内周面に形成されて
いる外側環状突条56に密接乃至近せしめられている故
に、外側壁52が比較的小さい力によって半径方向内方
に偏倚することは充分確実に防止され、従って外側壁5
2の外周面に形成されている係止手段64は充分強固に
マウンテンカップ部材6の被係止手段32に係止せしめ
られる。
ー部材48に装着される蓋体78も含んでいる。ポリプ
ロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から形
成することができる蓋体78は円形天面壁80と、この
天面壁80の周縁から垂下する円筒状スカート壁82と
を有する。スカート壁82の内周面下端部には周方向に
連続して延びる突条84が形成されている。かような蓋
体78は、図1に図示する如く、スカート壁82の下端
をカバー部材48の中間壁70の上面に当接せしめ、突
条84をカバー部材48の突条74の下方に係止せしめ
ることによって、カバー部材48に装着される。
本体2内に収容されている内容物を噴出する時には、カ
バー部材48から蓋体78を離脱せしめる。そして、押
圧部材38を押圧して噴出弁部材36を下降せしめ、噴
出路44を通して内容物を噴出せしめる。内容物を消費
した後に容器を廃品として投棄する時には、蓋体78を
カバー部材48から離脱せしめて分離する。また、押圧
部材38を上方に引っ張って噴出弁部材36から離脱せ
しめて分離する。更に、例えば次のとおりの手順を遂行
して容器本体2からカバー部材48を分離する。最初
に、外側壁52の上端を越えて上方に突出している内側
壁50の上端を押し(或いは、カバー部材48が装着さ
れている容器本体2を倒立せしめて、内側壁50の上端
を床等の面に対して打撃せしめ)、内側壁50の内側環
状突条54と外側壁52の外側環状突条56とを連結し
ている複数個の易破断橋絡部60を破断せしめて外側壁
52から内側壁50を分離し、内側壁50を図1に二点
鎖線で示す位置まで下降せしめる。かくすると、内側壁
50に形成されている内側環状突条54が外側壁52に
形成さている外側環状突条56から軸線方向に変位せし
められ、外側環状突条56が形成されている領域におい
ても外側壁52の内周面は内側壁50の外周面から離隔
せしめられる。外側壁52の下端部には複数個のスリッ
ト62が形成されている故に、外側壁52の下端部は容
易に半径方向内方に弾性的に変位され得る状態になり、
従ってマウンテンカップ6の被係止手段32と外側壁5
2の係止手段64との相互係止を解除して、外側壁52
並びにこれに付設されている上壁66、第一垂下壁6
8、中間壁70及び第二垂下壁72を上方に移動せしめ
て容器本体2から離脱せしめることができる。外側壁5
2から分離せしめられた内側壁50は、外側壁52を離
脱した後に或いはその前に容器本体2から上方に離脱す
ることができる。所望ならば、内側壁50を図1に二点
鎖線で示す位置まで下方に移動せしめることなく、内側
壁50の適宜の部位を把持して上方に強制して、内側壁
50の内側環状突条54と外側壁52の外側環状突条5
6とを連結している複数個の易破断橋絡部60を破断せ
しめて外側壁52から内側壁50を分離し、内側壁50
を容器本体2から直接的に上方に離脱せしめることもで
きる。
る。図4に図示するカバー部材148においては、内側
壁150にはその下端からその上端まで実質上鉛直に連
続して切断することによって1個のスリット151が形
成されている。また、内側壁150の内周面上端には半
径方向内方に突出する突条153が形成されている。か
ようなカバー部材148が使用される場合には、図5に
図示する如く、スリット151に隣接した部位にて内側
壁150の上端部を、その内周面側においては突条15
3に指を掛けて把持して内方乃至上方に引っ張り、かく
して内側壁150を円筒形状から漸次螺旋形状に変形せ
しめて内方乃至上方に移動せしめ、複数個の易破断橋絡
部160を順次に破断して内側壁150を外側壁152
から分離すると共に容器本体から離脱せしめることがで
きる。所望ならば、周方向に適宜の間隔をおいて複数個
のスリット151を形成することもできる。図4及び図
5に図示するカバー部材148の、上述した構成及び作
用以外の構成及び作用は、図1乃至図3を参照して説明
したカバー部材48と実質上同一である。
例を図示している。図6及び図7に図示するカバー部材
248においては、押圧部材238が一体に形成されて
いる。この押圧部材238は実質上鉛直に延びる中央柱
部240を有する。この中央柱部240は円筒形状であ
り、実質上鉛直に延びる噴出路244を規定している。
噴出路244の下端部には、容器本体202に配設され
ている噴出弁部材236の上端部の外径に対応せしめら
れた大径部が形成されており、かかる大径部に噴出弁部
材236の上端部が挿入せしめられる。押圧部材238
は中央柱部240の周囲を実質上水平に延在している弧
状平端壁239を含んでおり、かかる弧状平坦壁239
の外周縁の一部が比較的肉薄の連結片241を介して内
側壁250の内周面上端に連結されている。連結片24
1が存在する部位の直径方向反対側において、弧状平端
壁239には上方に突出する突出部243が接続されて
いる。この突出部243は、周方向に所定間隔をおいて
上方に延びる一対の側壁245、一対の側壁245の上
縁間を延びる上面壁247、及び一対の側壁245の半
径方向外側縁間を延びる外壁249を有する。図6及び
図7に図示する変形例においては、突出部243を押圧
すると、図6に二点鎖線で示す如く、連結片241を所
謂ヒンジとして押圧部材238が下方に揺動せしめら
れ、従って噴出弁部材236が下方に移動せしめられ、
容器本体202に収容されている内容物が噴出路244
を通して噴出せしめられる。突出部243の押圧を解除
すると、押圧部材238は元の状態に弾性的に復元され
る。図6及び図7に図示する変形例は、内側壁250に
押圧部材238が一体に形成されている点を除けば、図
1乃至図3を参照して説明したカバー部材48と実質上
同一である。
状突出部の内周面に存在する被係止手段を利用して容器
本体に充分確実に係止されるにもかかわらず、廃品とし
て投棄する際には容器本体からナイフ等を使用する必要
なくして充分容易に分離することができる。
施形態を備えた噴出容器を、一部を断面で示す正面図。
(図3の線A−Aに沿った)断面図。
図。
を、一部を断面で示す正面図。
を示す断面図
の変形例を備えた噴出容器を、一部を断面で示す正面
図。
ー部材の平面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 円筒状突出部を有し、該円筒状突出部の
内周面には被係止手段が形成されている容器本体に適用
される合成樹脂製カバー部材にして、環状内側壁と該内
側壁を囲繞する環状外側壁とを有し、該外側壁の外周面
には該容器本体の該被係止手段に係止せしめられる係止
手段が形成されており、該外側壁にはその下端から上方
に延びる複数個のスリットが周方向に間隔をおいて形成
されており、、該内側壁と該外側壁とは周方向に間隔を
おいて配設された複数個の易破断橋絡部を介して相互に
連結されている、ことを特徴とするカバー部材。 - 【請求項2】 該係止手段は該外側壁の下端部に形成さ
れている、請求項1記載のカバー部材。 - 【請求項3】 該内側壁の外周面下端部には周方向に連
続して延びる内側環状突条が形成され、該外側壁の内周
面下端部には周方向に連続して延びる外側環状突条が形
成されており、該内側環状突条と該外側環状突条とは相
互に密接乃至近接せしめられており、該複数個の易破断
橋絡部を破断せしめて該内側壁と該外側壁とを軸線方向
に相対的に移動せしめて該内側環状突条と該外側環状突
条とを軸線方向に変位せしめると、該外側壁の少なくと
も下端部内周面は該内側壁の外周面から半径方向に離隔
して位置せしめられる、請求項2記載のカバー部材。 - 【請求項4】 該複数個の易破断橋絡部は該内側環状突
条と該外側環状突条とを連結している、請求項3記載の
カバー部材。 - 【請求項5】 該内側環状突条と該外側環状突条とは、
一体に形成した後に該複数個の易破断橋絡部を残留せし
めて両者間を環状に切断することによって形成されてい
る、請求項4記載のカバー部材。 - 【請求項6】 該内側壁にはその下端から上端まで連続
して延びる少なくとも1個のスリットが形成されてい
る、請求項1から5までのいずれかに記載のカバー部
材。 - 【請求項7】 該容器本体は噴出容器の容器本体であっ
て、上端に被巻き締めカールが形成されている金属薄板
製主部材と該被巻き締めカールに巻き締められた巻き締
めカールが外周縁に形成されている金属薄板製マウンテ
ンカップ部材とを有し、該主部材の上端部と該マウンテ
ンカップ部材の外周縁部とが該円筒状突出部を形成し、
該被巻き締めカールと該巻き締めカールとは該円筒状突
出部の上端に位置し、該巻き締めカールが該被係止手段
を構成している、請求項1から6までのいずれかに記載
のカバー部材。 - 【請求項8】 該内側壁には、該マウンテンカップ部材
に装着された噴出弁部材に接続され且つ該噴出弁部材を
通して噴出される内容物のための噴出路が形成されてい
る合成樹脂製押圧部材が一体に形成されている、請求項
7記載のカバー部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18614896A JP3635439B2 (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 容器本体のカバー部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18614896A JP3635439B2 (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 容器本体のカバー部材 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1029673A true JPH1029673A (ja) | 1998-02-03 |
JP3635439B2 JP3635439B2 (ja) | 2005-04-06 |
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ID=16183229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP18614896A Expired - Fee Related JP3635439B2 (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 容器本体のカバー部材 |
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JP (1) | JP3635439B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-16 JP JP18614896A patent/JP3635439B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3635439B2 (ja) | 2005-04-06 |
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