JP3635439B2 - 容器本体のカバー部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、噴出容器(容器内に収容した液体、ペースト、シロップ、粉体等が容器内に収容した液化ガス噴射剤と共に霧状、泡状、液状等で噴出する形態の容器)等の容器本体に適用される合成樹脂製カバー部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平4−242576号公報及び実開平4−44190号公報等に開示されている如く、一般にエアゾール容器と称されている噴出容器は、金属薄板製の容器本体を具備している。この容器本体は上端に被巻き締めカールが形成されている主部材と、主部材の被巻き締めカールに巻き締められた巻き締めカールが外周縁に形成されているマウンテンカップ部材とから構成されている。マウンテンカップ部材の中央部には噴出弁部材を含む噴出手段が装着されている。噴出弁部材は上方に突出せしめられており、その上端部には噴出路が形成されている合成樹脂製押圧部材が装着されている。押圧部材を押圧して噴出弁部材を下降せしめると、噴出弁部材が開状態にせしめられて押圧部材の噴出路を通して、容器本体内に収容されている内容物が噴出される。容器本体には、更に、合成樹脂製カバー部材が装着されている。このカバー部材は環状壁を含んでおり、かかる環状壁の内周面には環状突条でよい係止手段が形成されている。かようなカバー部材はその係止手段をマウンテンカップ部材の巻き締めカールの外側に係止せしめることによって、容器本体に装着される。カバー部材には、必要に応じて、上記押圧部材を覆う合成樹脂製蓋体が着脱自在に装着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
而して、内容物を消費した後に容器を廃品として投棄する際には、資源再利用等の見地からできる限り材料別に分離して投棄することが望まれる。かような材料別分離投棄のためには、上述した噴出容器においては、合成樹脂製である押圧部材、カバー部材及び蓋体を容器本体から分離することが必要である。然るに、従来の噴出容器においては、押圧部材及び蓋体は充分容易に分離し得るが、係止手段を容器本体の被係止手段に係止せしめて容器本体に装着されているカバー部材を容器本体から分離せしめることは相当困難であった。容器本体からカバー部材を分離するには、例えばナイフを使用してカバー部材を切断する等の作業が必要であった。
【0004】
容器本体の被係止手段とカバー部材の係止手段との相互係止作用を緩やかなものにせしめて、容器本体からカバー部材を容易に分離せしめることができるようになすことも意図され得る。しかしながら、かようにせしめると、必然的に容器本体に対するカバー部材の係止が不充分なものになり、例えば内容物を噴出せしめるためにカバー部材から蓋体を離脱せしめる時に、カバー部材から蓋体が離脱されることなくカバー部材と蓋体との双方が容器本体から離脱されてしまうという事態が発生する虞がある。
【0005】
更に、特に巻き締めカールの外径が容器本体の外径よりも僅かしか小さくない場合に、カバー部材と巻き締めカールとの係合が巻き締めカールの外周側においてなされるようになすと、カバー部材の環状壁の内周面に係止手段を形成することが必要である等に起因してカバー部材の外径が容器本体の外径よりも大きくなり、容器の外観が望ましくないものになってしまう傾向がある。
【0006】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その技術的課題は、上述した噴出容器の容器本体の如き容器本体に適用される合成樹脂製カバー部材にして、上述した容器本体における巻き締めカールの外周側ではなくて内周側に規定されている被係止手段の如き、容器本体の円筒状突出部の内周面に存在する被係止手段を利用して、容器本体に充分確実に係止されるにもかかわらず、廃品として投棄する際には容器本体からナイフ等を使用する必要なくして充分容易に分離することができる、新規且つ改良されたカバー部材を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するカバー部材として、本発明によれば、円筒状突出部を有し、該円筒状突出部の内周面には被係止手段が形成されている容器本体に適用される合成樹脂製カバー部材にして、環状内側壁と該内側壁を囲繞する環状外側壁とを有し、該外側壁の外周面には該容器本体の該被係止手段に係止せしめられる係止手段が形成されており、該外側壁にはその下端から上方に延びる複数個のスリットが周方向に間隔をおいて形成されており、、該内側壁と該外側壁とは周方向に間隔をおいて配設された複数個の易破断橋絡部を介して相互に連結されている、ことを特徴とするカバー部材が提供される。
【0008】
該係止手段は該外側壁の下端部に形成されているのが好適である。該内側壁の外周面下端部には周方向に連続して延びる内側環状突条が形成され、該外側壁の内周面下端部には周方向に連続して延びる外側環状突条が形成されており、該内側環状突条と該外側環状突条とは相互に密接乃至近接せしめられており、該複数個の易破断橋絡部を破断せしめて該内側壁と該外側壁とを軸線方向に相対的に移動せしめて該内側環状突条と該外側環状突条とを軸線方向に変位せしめると、該外側壁の少なくとも下端部内周面は該内側壁の外周面から半径方向に離隔して位置せしめられるのが好ましい。該複数個の易破断橋絡部は該内側環状突条と該外側環状突条とを連結しているのが好適である。該内側環状突条と該外側環状突条とは、一体に形成した後に該複数個の易破断橋絡部を残留せしめて両者間を環状に切断することによって形成されているのが好ましい。該内側壁にはその下端から上端まで連続して延びる少なくとも1個のスリットを形成することができる。好適実施形態においては、該容器本体は噴出容器の容器本体であって、上端に被巻き締めカールが形成されている金属薄板製主部材と該被巻き締めカールに巻き締められた巻き締めカールが外周縁に形成されている金属薄板製マウンテンカップ部材とを有し、該主部材の上端部と該マウンテンカップ部材の外周縁部とが該円筒状突出部を形成し、該被巻き締めカールと該巻き締めカールとは該円筒状突出部の上端に位置し、該巻き締めカールが該被係止手段を構成している。該内側壁には、該マウンテンカップ部材に装着された噴出弁部材に接続され且つ該噴出弁部材を通して噴出される内容物のための噴出路が形成されている合成樹脂製押圧部材を一体に形成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成されたカバー部材の好適実施形態を含んでいる噴出容器を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0010】
図1には噴出容器が図示されており、この噴出容器は全体を番号2で示す容器本体を具備している。容器本体2は主部材4とマウンテンカップ部材6とを含んでいる。主部材4及びマウンテンカップ部材6はブリキ薄板又はアルミニウム薄板の如き適宜の金属薄板から形成されている。主部材4は円形底壁8とこの底壁8の外周縁から上方に延びる側壁10とを有する。側壁10は円筒形状の主胴部12と上方に向かって外径が漸次減少せしめられている首部14とを有し、首部14の上端には被巻き締めカール16が形成されている。マウンテンカップ部材6は円形中央部18と、この中央部18の周縁から実質上鉛直に垂下する鉛直垂下部20と、かかる鉛直垂下部20から半径方向外方に向かって幾分下方に傾斜して延びる傾斜部22と、傾斜部22から上方に向かって半径方向外方に幾分傾斜して延びる周縁部24とを有する。マウンテンカップ部材6の周縁部24の上端には巻き締めカール26が形成されており、かかる巻き締めカール26をシール部材28を介在せしめて主部材4の被巻き締めカール16に巻き締めることによって、マウンテンカップ部材6が主部材4に固定されている。シール部材28は低密度ポリエチレンの如き適宜の軟質合成樹脂から形成することができる。図1から理解される如く、主部材4の首部14とマウンテンカップ部材6の周縁部24とは協働して、上方に突出する円筒状突出部30を規定している。そして、円筒状突出部30の上端に位置する巻き締めカール26の内側下部が被係止手段32(この被係止手段32には、後に言及する如く、カバー部材の係止手段が係止せしめられる)を規定している。
【0011】
図1を参照して説明を続けると、容器本体2には噴出手段34が装着されている。この噴出手段34はマウンテンカップ部材6の中央部に上下方向に移動自在に装着された噴出弁部材36を含んでいる。この噴出弁部材36は弾性偏倚手段(図示していない)によって図1に示す最上昇位置に弾性的に偏倚されており、その上部はマウンテンカップ部材6から上方に突出せしめられている。
【0012】
噴出弁部材36の円筒形である上半部には、ポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から形成することができる押圧部材38が装着されている。この押圧部材38は中央柱部40と外壁部42とを有する。中央柱部40は円筒形状であり、下端から上方に延びる噴出路44が形成されている。かかる噴出路44の下端部には、上記噴出弁部材36の上端部の外径に対応せしめられた大径部が形成されており、かかる大径部に上記噴出弁部材36の上端部を挿入せしめることによって、噴出弁部材36に押圧部材38が装着される。押圧部材38の外壁部42は円筒形状であり、所定角度部位において上記中央柱部40の上部と外壁部42の上部との間には連結部46が形成されている。上記噴出路44は中央柱部40の上端部から更に連結部46を通って外壁部42の外面まで半径方向に延びている。
【0013】
上述したとおりの容器本体2においては、押圧部材38を押圧して噴出弁部材36を下降せしめると、容器本体2の内部が噴出弁部材36を介して押圧部材38に形成されている噴出路44に連通され、容器本体2内に収容されている液体等の内容物が噴出路44を通して噴出される。かような容器本体2自体の構成及び作用は既に周知のものであるので、これらの詳細については説明を省略する。
【0014】
容器本体2の上端部には、本発明に従って構成されたカバー部材48が装着されている。図1と共に図2及び図3を参照して説明を続けると、ポリプロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から形成することができるカバー部材48は環状内側壁50とこの内側壁50を囲繞する環状外側壁52とを有する。内側壁50と外側壁52とは共に円筒形状である。内側壁50の外周面下端部には周方向に連続して延びる内側環状突条54が形成され、これに対応して外側壁52の内周面下端部には周方向に連続して延びる外側環状突条56が形成されている。内側環状突条54の外径と外側環状突条56の内径とは実質上同一であり、環状内側突条54と外側環状突条56とは密接乃至近接せしめられている。図2と共に図3を参照することによって明確に理解される如く、内側壁50及び外側壁52の下面には、周方向に間隔をおいて周方向に延びる複数個の溝58が形成されている。かかる複数個の溝58は、溝58の存在部位において内側環状突条54と外側環状突条56との形成を省略することによって形成されている(換言すれば、溝58が存在する領域においては、内側壁50の外周面上に内側環状突条54が存在せず、そしてまた外側壁52の内周面上に外側環状突条56が存在しない)。複数個の溝58間には複数個の易破断橋絡部60が配設されている。かかる橋絡部60は内側環状突条54と外側環状突条56とを連結する形態であり、橋絡部60が存在する領域においては内側壁50の外周面と外側壁52の内周面とは一体に連続せしめられている。上述したとおりの内側環状突条54、外側環状突条56及び橋絡部60は次のとおりにして好都合に形成することができる。即ち、圧縮成形乃至射出成形工程においては、内側環状突条54と外側環状突条56とが溝58の領域を除いてその全領域に渡って相互に一体に連続せしめられている形状に成形する。しかる後に、例えば上方から内側壁50と外側壁52の間に切断刃(図示していない)を進入せしめて、一体に連続せしめられている内側環状突条54と外側環状突条56とを切断によって分離する。かかる切断は内側壁50及び外側壁52の下端まで進行せしめず、溝58の上端乃至それより幾分下方までで終了せしめ、かくして溝58間に一体に連続せしめられた状態の橋絡部60を残留せしめる。図2にはかかる切断線59で図式的に示している。
【0015】
図2及び図3を参照して説明を続けると、外側壁52には、その下端から上方に略中間部まで延びるスリット(切溝)62が周方向に間隔をおいて複数個形成されている。また、外側壁52の外周面下端部には係止手段64が形成されている。かかる係止手段64は、スリット62の領域を除いて、外側壁52の外周面を周方向に連続して延びる突条から形成されているのが好適である。
【0016】
外側壁52には、更に、その上端から半径方向外方に延びる上壁66、この上壁66の外側端から下方に垂下する第一垂下壁68、第一垂下壁68の下端から半径方向外方に延びる中間壁70、及び中間壁70の外周縁から下方に垂下する第二垂下壁72が付設されている。上壁66と第一垂下壁68との境界部外周面には周方向に連続して延びる環状突条74が形成されている。図2と共に図3を参照することによって理解される如く、上記第二垂下壁72の内周面には、通気凹部76が形成されている。この通気凹部76は第二垂下壁72の下端からその上端近傍まで上方に延びる。
【0017】
上述したとおりのカバー部材48は、容器本体2の上方から図1に図示する位置まで下降せしめて容器本体2に装着される。図1に図示する位置までカバー部材48を下降せしめると、外側壁52の外周面に形成されている係止手段64が、外側壁52の弾性変形等によって容器本体2のマウンテンカップ部材6の巻き締めカール26を通過してその内側下部に規定されている被係止手段32に係止せしめられ、かくして容器本体2にカバー部材48が係止せしめられる。また、カバー部材48を図1に図示する位置まで下降せしめると、第二垂下壁72の下端が主部材4の首部14に密接せしめられ、これによってカバー部材48が図1に図示する位置を越えて更に下降することが阻止される。第二垂下片72の下端が主部材4の首部14に密接せしめられる際には、第二垂下片72と首部14との間の空間から、第二垂下部72に形成されている通気凹部76を通して空気が排出される。通気凹部76が形成されていない場合には、上記空間に閉じ込められた空気が圧縮されることによってカバー部材48が上方に持ち上げられ、これによってカバー部材48の装着が阻害される傾向がある。外側壁52には周方向に間隔をおいて複数個のスリット62が形成されているが、かかるスリット62の軸線方向中間位置において、内側壁50の外周面に形成されている内側環状突条54が外側壁52の内周面に形成されている外側環状突条56に密接乃至近せしめられている故に、外側壁52が比較的小さい力によって半径方向内方に偏倚することは充分確実に防止され、従って外側壁52の外周面に形成されている係止手段64は充分強固にマウンテンカップ部材6の被係止手段32に係止せしめられる。
【0018】
図1に図示する如く、図示の容器は、カバー部材48に装着される蓋体78も含んでいる。ポリプロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から形成することができる蓋体78は円形天面壁80と、この天面壁80の周縁から垂下する円筒状スカート壁82とを有する。スカート壁82の内周面下端部には周方向に連続して延びる突条84が形成されている。かような蓋体78は、図1に図示する如く、スカート壁82の下端をカバー部材48の中間壁70の上面に当接せしめ、突条84をカバー部材48の突条74の下方に係止せしめることによって、カバー部材48に装着される。
【0019】
上述したとおりの噴出容器において、容器本体2内に収容されている内容物を噴出する時には、カバー部材48から蓋体78を離脱せしめる。そして、押圧部材38を押圧して噴出弁部材36を下降せしめ、噴出路44を通して内容物を噴出せしめる。内容物を消費した後に容器を廃品として投棄する時には、蓋体78をカバー部材48から離脱せしめて分離する。また、押圧部材38を上方に引っ張って噴出弁部材36から離脱せしめて分離する。更に、例えば次のとおりの手順を遂行して容器本体2からカバー部材48を分離する。最初に、外側壁52の上端を越えて上方に突出している内側壁50の上端を押し(或いは、カバー部材48が装着されている容器本体2を倒立せしめて、内側壁50の上端を床等の面に対して打撃せしめ)、内側壁50の内側環状突条54と外側壁52の外側環状突条56とを連結している複数個の易破断橋絡部60を破断せしめて外側壁52から内側壁50を分離し、内側壁50を図1に二点鎖線で示す位置まで下降せしめる。かくすると、内側壁50に形成されている内側環状突条54が外側壁52に形成さている外側環状突条56から軸線方向に変位せしめられ、外側環状突条56が形成されている領域においても外側壁52の内周面は内側壁50の外周面から離隔せしめられる。外側壁52の下端部には複数個のスリット62が形成されている故に、外側壁52の下端部は容易に半径方向内方に弾性的に変位され得る状態になり、従ってマウンテンカップ6の被係止手段32と外側壁52の係止手段64との相互係止を解除して、外側壁52並びにこれに付設されている上壁66、第一垂下壁68、中間壁70及び第二垂下壁72を上方に移動せしめて容器本体2から離脱せしめることができる。外側壁52から分離せしめられた内側壁50は、外側壁52を離脱した後に或いはその前に容器本体2から上方に離脱することができる。所望ならば、内側壁50を図1に二点鎖線で示す位置まで下方に移動せしめることなく、内側壁50の適宜の部位を把持して上方に強制して、内側壁50の内側環状突条54と外側壁52の外側環状突条56とを連結している複数個の易破断橋絡部60を破断せしめて外側壁52から内側壁50を分離し、内側壁50を容器本体2から直接的に上方に離脱せしめることもできる。
【0020】
図4はカバー部材の変形例を図示している。図4に図示するカバー部材148においては、内側壁150にはその下端からその上端まで実質上鉛直に連続して切断することによって1個のスリット151が形成されている。また、内側壁150の内周面上端には半径方向内方に突出する突条153が形成されている。かようなカバー部材148が使用される場合には、図5に図示する如く、スリット151に隣接した部位にて内側壁150の上端部を、その内周面側においては突条153に指を掛けて把持して内方乃至上方に引っ張り、かくして内側壁150を円筒形状から漸次螺旋形状に変形せしめて内方乃至上方に移動せしめ、複数個の易破断橋絡部160を順次に破断して内側壁150を外側壁152から分離すると共に容器本体から離脱せしめることができる。所望ならば、周方向に適宜の間隔をおいて複数個のスリット151を形成することもできる。図4及び図5に図示するカバー部材148の、上述した構成及び作用以外の構成及び作用は、図1乃至図3を参照して説明したカバー部材48と実質上同一である。
【0021】
図6及び図7はカバー部材の更に他の変形例を図示している。図6及び図7に図示するカバー部材248においては、押圧部材238が一体に形成されている。この押圧部材238は実質上鉛直に延びる中央柱部240を有する。この中央柱部240は円筒形状であり、実質上鉛直に延びる噴出路244を規定している。噴出路244の下端部には、容器本体202に配設されている噴出弁部材236の上端部の外径に対応せしめられた大径部が形成されており、かかる大径部に噴出弁部材236の上端部が挿入せしめられる。押圧部材238は中央柱部240の周囲を実質上水平に延在している弧状平端壁239を含んでおり、かかる弧状平坦壁239の外周縁の一部が比較的肉薄の連結片241を介して内側壁250の内周面上端に連結されている。連結片241が存在する部位の直径方向反対側において、弧状平端壁239には上方に突出する突出部243が接続されている。この突出部243は、周方向に所定間隔をおいて上方に延びる一対の側壁245、一対の側壁245の上縁間を延びる上面壁247、及び一対の側壁245の半径方向外側縁間を延びる外壁249を有する。図6及び図7に図示する変形例においては、突出部243を押圧すると、図6に二点鎖線で示す如く、連結片241を所謂ヒンジとして押圧部材238が下方に揺動せしめられ、従って噴出弁部材236が下方に移動せしめられ、容器本体202に収容されている内容物が噴出路244を通して噴出せしめられる。突出部243の押圧を解除すると、押圧部材238は元の状態に弾性的に復元される。図6及び図7に図示する変形例は、内側壁250に押圧部材238が一体に形成されている点を除けば、図1乃至図3を参照して説明したカバー部材48と実質上同一である。
【0022】
【発明の効果】
本発明のカバー部材は、容器本体の円筒状突出部の内周面に存在する被係止手段を利用して容器本体に充分確実に係止されるにもかかわらず、廃品として投棄する際には容器本体からナイフ等を使用する必要なくして充分容易に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたカバー部材の好適実施形態を備えた噴出容器を、一部を断面で示す正面図。
【図2】図1に示す噴出容器におけるカバー部材を示す(図3の線A−Aに沿った)断面図。
【図3】図1に示す噴出容器におけるカバー部材の底面図。
【図4】本発明に従って構成されたカバー部材の変形例を、一部を断面で示す正面図。
【図5】図4に示すカバー部材の易破断橋絡部破断様式を示す断面図
【図6】本発明に従って構成されたカバー部材の更に他の変形例を備えた噴出容器を、一部を断面で示す正面図。
【図7】図6に図示する噴出容器に使用されているカバー部材の平面図。
【符号の説明】
2:容器本体
4:容器本体主部材
6:マウンテンカップ部材
16:被巻き締めカール
26:巻き締めカール
30:円筒状突出部
32:被係止手段
34:噴出手段
36:噴出弁部材
38:押圧部材
48:カバー部材
50:内側壁
52:外側壁
54:内側環状突条
56:外側環状突条
59:切断線
60:易破断橋絡部
62:スリット
64:係止手段
78:蓋体
148:カバー部材
150:内側壁
151:スリット
202:容器本体
238:押圧部材
248:カバー部材
250:内側壁

Claims (8)

  1. 円筒状突出部を有し、該円筒状突出部の内周面には被係止手段が形成されている容器本体に適用される合成樹脂製カバー部材にして、環状内側壁と該内側壁を囲繞する環状外側壁とを有し、該外側壁の外周面には該容器本体の該被係止手段に係止せしめられる係止手段が形成されており、該外側壁にはその下端から上方に延びる複数個のスリットが周方向に間隔をおいて形成されており、、該内側壁と該外側壁とは周方向に間隔をおいて配設された複数個の易破断橋絡部を介して相互に連結されている、ことを特徴とするカバー部材。
  2. 該係止手段は該外側壁の下端部に形成されている、請求項1記載のカバー部材。
  3. 該内側壁の外周面下端部には周方向に連続して延びる内側環状突条が形成され、該外側壁の内周面下端部には周方向に連続して延びる外側環状突条が形成されており、該内側環状突条と該外側環状突条とは相互に密接乃至近接せしめられており、該複数個の易破断橋絡部を破断せしめて該内側壁と該外側壁とを軸線方向に相対的に移動せしめて該内側環状突条と該外側環状突条とを軸線方向に変位せしめると、該外側壁の少なくとも下端部内周面は該内側壁の外周面から半径方向に離隔して位置せしめられる、請求項2記載のカバー部材。
  4. 該複数個の易破断橋絡部は該内側環状突条と該外側環状突条とを連結している、請求項3記載のカバー部材。
  5. 該内側環状突条と該外側環状突条とは、一体に形成した後に該複数個の易破断橋絡部を残留せしめて両者間を環状に切断することによって形成されている、請求項4記載のカバー部材。
  6. 該内側壁にはその下端から上端まで連続して延びる少なくとも1個のスリットが形成されている、請求項1から5までのいずれかに記載のカバー部材。
  7. 該容器本体は噴出容器の容器本体であって、上端に被巻き締めカールが形成されている金属薄板製主部材と該被巻き締めカールに巻き締められた巻き締めカールが外周縁に形成されている金属薄板製マウンテンカップ部材とを有し、該主部材の上端部と該マウンテンカップ部材の外周縁部とが該円筒状突出部を形成し、該被巻き締めカールと該巻き締めカールとは該円筒状突出部の上端に位置し、該巻き締めカールが該被係止手段を構成している、請求項1から6までのいずれかに記載のカバー部材。
  8. 該内側壁には、該マウンテンカップ部材に装着された噴出弁部材に接続され且つ該噴出弁部材を通して噴出される内容物のための噴出路が形成されている合成樹脂製押圧部材が一体に形成されている、請求項7記載のカバー部材。
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