JPH10295964A - 追跡記憶模様の再現ミシン - Google Patents
追跡記憶模様の再現ミシンInfo
- Publication number
- JPH10295964A JPH10295964A JP10893197A JP10893197A JPH10295964A JP H10295964 A JPH10295964 A JP H10295964A JP 10893197 A JP10893197 A JP 10893197A JP 10893197 A JP10893197 A JP 10893197A JP H10295964 A JPH10295964 A JP H10295964A
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- Japan
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- pattern
- sewing
- tracking
- sewing machine
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- Pending
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Abstract
実施可能にし、必要に応じ複数のユニット模様を組み合
わせ連続模様縫いを可能にする。 【解決手段】 模様縫いされる被縫合物の張設手段53
と、張設された被縫合物の縫合模様を追跡子37によっ
て追跡し縫合模様を数値化する模様追跡数値化機構54
と、上記模様追跡数値化機構54によって数値化された
データーを記憶し、上記模様追跡数値化機構54による
縫合模様追跡開始点と上記数値データーに基づいて模様
縫いを実行するミシンヘッド2の待機位置とのX−Y軸
上のオフセットを演算する数値制御手段26と、上記数
値制御手段26の出力する数値制御データーに基づいて
作動する縫合位置制御機構52とを備えてなり、必要な
らば上記数値制御手段26に書き込まれた複数のユニッ
ト模様を組み合わせてユニット模様の連続模様縫いを可
能にする。
Description
縫製品の模様を追跡記憶し、この記憶を基に模様縫いを
再現させるミシンに関する。
ンで模様縫いされるキルト製品の縫製工程で糸切れが生
じると縫合の欠落が生ずる。また、プリント模様の表生
地と裏生地との間に綿・羽毛等を介在させて、プリント
模様の縁に沿って縫合するような縫製作業が求められる
場合がある。
品の縫合欠落部を補綴や、プリント模様に沿って縫合す
る作業は、一般的にロングアームミシンを用いて行わ
れ、相当熟練した作業者でなければ、要求される水準の
縫製を行うことは難しい。
るようになり、縫製模様が複雑多彩になってきているた
め縫合欠落部の補綴やプリント模様に沿っての縫製作業
は一層難しくなってきている。
模様縫いされた縫製品の縫合欠落部の補綴やプリント模
様に沿って行う縫製作業を、熟練を要せず容易に且つ正
確に実施できるミシンであり、必要によっては、ユニッ
ト模様を任意に組み合わせて連続模様縫いを行い得るミ
シンを提供することを課題とするものである。
に請求項1の発明は、模様縫いされる被縫合物の張設手
段と、張設された被縫合物の縫合模様を追跡し縫合模様
を数値化する模様追跡数値化機構と、上記模様追跡数値
化機構によって数値化されたデーターを記憶し、上記模
様追跡数値化機構による縫合模様追跡開始点と上記数値
データーに基づいて模様縫いを実行するミシンヘッドの
待機位置とのX−Y軸上のオフセットを演算する数値制
御手段と、上記数値制御手段の出力する数値制御データ
ーに基づいて作動する縫合位置制御機構とを備えてなる
構成を採用したものである。
縫製模様を追跡し、その模様から発する数値データーを
記憶させ、記憶させた数値データーに基づいてミシンヘ
ッドを制御するので誰にでも容易に補綴作業を実施する
ことを可能にした。
現ミシンにおいて、上記模様追跡数値化機構の追跡開始
点と被縫合物張設手段の領域外に待機させたミシンヘッ
ドの待機位置とのX−Y軸上のオフセットを演算する機
能を備えてなるなる構成を採用したものである。
縫製模様を追跡するときには、その領域内にミシンヘッ
ドが存在しないので追跡作業が容易になり、引いては、
正確な補綴を可能にする。
現ミシンにおいて、予め必要種類のユニット模様の制御
データーを書き込み、書き込まれたユニット模様を呼び
出し、呼び出されたユニット模様の制御データーと各ユ
ニット模様の縫合開始位置指令に基づきユニット模様を
縫合する機能を備えた構成を採用したものである。
各種の単独模様を任意の組み合わせとする複合模様とし
て縫合することが可能となる。
物の送り機構を付加してなる構成を採用したものであ
る。このように構成することによって広範囲の補綴また
は模様縫いを可能にする。
を参照しながら説明する。図1乃至4に示すようにこの
実施形態の機構を大別すると、ミシン51、上記ミシン
の縫合位置制御機構52、被縫合物を縦・横方向に引っ
張った状態を保持する被縫合物の張設手段53、張設手
段により保持された被縫合物の模様を追跡しX−Y軸上
の数値データーを記憶させる模様追跡数値化機構54
と、模様を追跡し数値化したデーターを記憶し追跡開始
位置とミシンヘッドの待機位置とのオフセットを演算す
る数値制御手段26とからなる。
れたモーター9と、このモーター9に直結した上軸3
と、上軸3によって駆動されるミシンヘッド2および、
上記上軸3のモーター寄りに嵌着された上タイミングプ
ーリー6、これに掛け渡されたタイミングベルト7、下
タイミングプーリー8を経て回転力を受ける下軸5、こ
の下軸5によって駆動される釜4とからなる。
51を直接支持しY軸方向に移動停止可能にするY軸テ
ーブル10と、Y軸テーブル10を介してミシン51を
支持しX軸方向に移動停止可能にするX軸テーブル18
とからなる。なお、Fはミシン全体を支持するフレーム
である。
よって正逆駆動するY軸ボールネジ軸15にY軸ボール
ナット16が螺合し、このY軸ボールナット16はミシ
ンフレーム1の下部にブラケット13を介して固着され
ている。一方、Y軸テーブル10上にはY軸レール11
が敷かれていてY軸スライドシュー12を介してミシン
フレーム1が支持されている。従って、ミシン51は、
Y軸テーブル10の上をY軸方向に移動停止可能に支持
されている。
よって正逆駆動するX軸ボールネジ軸23にX軸ボール
ナット22が螺合し、このX軸ボールナット22はY軸
テーブル10の下部にブラケット21を介して固着され
ている。一方、X軸テーブル18上にはX軸レール19
が敷かれていてX軸スライドシュー20を介してY軸テ
ーブル10が支持されている。従って、ミシン51は、
Y軸テーブルに乗った状態でX軸方向にも移動停止可
能、即ち、X−Y軸方向に移動停止可能に支持されてい
る。
ルネジ23、15に取り付けられたロータリーエンコー
ダー(図示せず)と、このロータリーエンコーダーの出
力に対応し、予め与えられたX−Y軸上の制御データー
とを対置演算する制御回路とからなる(必要ならば、複
数のユニット模様の制御データーを入力することができ
る)。従って、数値制御手段26によってミシンヘッド
2は、与えられた数値制御データーに従って所定の模様
を描きながら縫製が進められる。
設フレーム28に上部水平フレーム281と下部水平フ
レーム282が上下に対向するように配設され、上部水
平フレーム281には両端にエアーシリンダー29が取
り付けられ、その摺動側(ラムの先端)に被縫合物押さ
え桿30が上下移動可能に取り付けられている。
ーム281上に模様追跡子37をX軸方向に移動させる
ためのX軸スライドレール31が敷かれ、これと平行し
てX軸エンコーダースケール39が取り付けられてい
る。このX軸スライドレール31にはX軸スライドシュ
ー32を介してY軸スライドベース33が載り、このY
軸スライドベース33上にはY軸スライドシュー34が
固着されて、このY軸スライドシュー34にはY軸スラ
イドレール35が摺動可能に嵌まっている。
イドベース36とY軸エンコーダースケール38とが一
体に取り付けりられ、その端部にブラケット361を介
して模様追跡子37が取り付けられている。なお、40
は模様追跡子の操作スイッチ群で、模様追跡開始、X−
Y軸上のオフセットあるいは縫合模様の曲折点等を読み
取るときの操作スイッチである。
縫合物の模様を追跡すると、X軸・Y軸両エンコーダー
スケール39・38は摺動し、エンコーダーがスケール
を読み取り、それぞれの移動量を数値変換して数値制御
手段26のメモリーに書き込むこととなる。
追跡または模様縫いを完了し、引き続き隣接領域での模
様の追跡または模様縫いを連続実施する場合のため被縫
合物送り出しローラーである。
ついて図5乃至図7を参照して説明する。図5は被縫合
物Lを張設手段53に張設した状態を示し、送りローラ
ー41で送り込まれた被縫合物Lは、エアーシリンダー
29で押し下げられた押さえ桿30と下部水平フレーム
282間に挟まれて張設される。
は、多針ミシンによってキルティング済みの縫合線Nで
あり、点線部分は、キルティングの際に多針ミシンのト
ラブルによって縫合が欠落した部分(補綴実行線)であ
る。この欠落部分を補綴する場合は、図7に示すように
ミシンヘッド2は被縫合物Lの張設領域外で待機し、模
様追跡子37は張設領域内(図面の左下)に待機させ、
この待機位置をX−Y軸上X=0、Y=0と仮に定め、
ミシンヘッドの待機位置と模様追跡子の待機位置との距
離x1 ,y1 をオフセット値として記憶させる。
合物Lの縫合欠落部の始点に移動し操作スイッチ群40
を操作してa点を入力する。以降、模様追跡子37の操
作スイッチ群の模様追跡指令スイッチをonにしてa乃
至kまでの各ポイントを入力し、模様追跡子37をX=
0,Y=0の待機位置に戻し、ミシン51を起動すると
最初に前記入力したオフセット値によって補綴開始位置
(a点)にミシンヘッドが移動し、順次補綴が行われ補
綴が完了すると待機位置に復帰する。
図8および図9を参照して説明する。図8は、キルティ
ングの欠落部分が不明瞭である場合に採用する操作例
で、縫合が欠落していると見られる部分a乃至kの近傍
で縫合跡が明瞭なキルティング模様a’乃至k’を模様
追跡子37で追跡し、そのデーターを数値制御手段26
に記憶させ、追跡開始点a’とミシンヘッドの待機位置
とのオフセットと縫合欠落部の始点と縫合跡の明瞭な縫
合線の追跡始点とのオフセットx2 ,y2 を入力してミ
シン51を起動すると、図9に示すようにミシンヘッド
2が入力されたオフセット値によって補綴開始点に移動
し、引き続きa乃至kにむけて補綴が行われ終了すると
ミシンヘッド2は待機位置に復帰する。なお、オフセッ
ト値の入力はミシン51の起動前であれば何時でも入力
できる。
あるが、図10に示すように、この発明の実施形態の数
値制御手段26に予め必要種類のユニット模様を書き込
み、書き込まれたユニット模様を適宜呼び出してユニッ
ト模様の縫合開始位置(a乃至f)の指令を入力するな
らば、その指令に基づき同図のようにユニット模様の組
み合わせ連続模様の縫製を実施することができる。
様縫いされた縫合物の縫合欠落部の補綴、あるいはプリ
ント模様に沿って行う縫製作業を、熟練を要せず容易に
且つ正確に補綴・縫製することを可能とし、また必要な
らば、ユニット模様を任意に組み合わせた連続模様縫い
が簡単に実施可能となる。
Claims (4)
- 【請求項1】 模様縫いされる被縫合物の張設手段と、
張設された被縫合物の縫合模様を追跡し縫合模様を数値
化する模様追跡数値化機構と、上記模様追跡数値化機構
によって数値化されたデーターを記憶し、上記模様追跡
数値化機構による縫合模様追跡開始点と上記数値データ
ーに基づいて模様縫いを実行するミシンヘッドの待機位
置とのX−Y軸上のオフセットを演算する数値制御手段
と、上記数値制御手段の出力する数値制御データーに基
づいて作動する縫合位置制御機構とを備えてなる追跡記
憶模様の再現ミシン。 - 【請求項2】 上記追跡記憶模様の再現ミシンにおい
て、上記模様追跡数値化機構の追跡開始点と被縫合物張
設手段の領域外に待機させたミシンヘッドの待機位置と
のX−Y軸上のオフセットを演算する機能を備えてなる
請求項1に記載の追跡記憶模様の再現ミシン。 - 【請求項3】 上記追跡記憶模様の再現ミシンにおい
て、予め必要種類のユニット模様の制御データーを書き
込み、書き込まれたユニット模様を呼び出し、呼び出さ
れたユニット模様の制御データーと各ユニット模様の縫
合開始位置指令に基づきユニット模様を縫合する機能を
備えた請求項1または2に記載の追跡記憶模様の再現ミ
シン。 - 【請求項4】 上記張設手段に被縫合物の送り機構を付
加してなる請求項1乃至3のいずれかに記載の模様を追
跡記憶し再現するミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10893197A JPH10295964A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 追跡記憶模様の再現ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10893197A JPH10295964A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 追跡記憶模様の再現ミシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10295964A true JPH10295964A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14497295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10893197A Pending JPH10295964A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 追跡記憶模様の再現ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10295964A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8186290B2 (en) | 2007-03-20 | 2012-05-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sewing machine and computer-readable recording medium with recorded sewing machine control program |
CN103510276A (zh) * | 2013-09-26 | 2014-01-15 | 绍兴联德机械设备有限公司 | 绷带缝边装置 |
CN104988667A (zh) * | 2015-07-30 | 2015-10-21 | 卞常坤 | 一种数控绗缝机 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP10893197A patent/JPH10295964A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8186290B2 (en) | 2007-03-20 | 2012-05-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sewing machine and computer-readable recording medium with recorded sewing machine control program |
CN103510276A (zh) * | 2013-09-26 | 2014-01-15 | 绍兴联德机械设备有限公司 | 绷带缝边装置 |
CN103510276B (zh) * | 2013-09-26 | 2015-06-03 | 绍兴联德机械设备有限公司 | 绷带缝边装置 |
CN104988667A (zh) * | 2015-07-30 | 2015-10-21 | 卞常坤 | 一种数控绗缝机 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040407 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060801 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060927 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061212 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070410 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |