JPH10295922A - パチンコ玉搬送クリーナー - Google Patents

パチンコ玉搬送クリーナー

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JPH10295922A
JPH10295922A JP21285097A JP21285097A JPH10295922A JP H10295922 A JPH10295922 A JP H10295922A JP 21285097 A JP21285097 A JP 21285097A JP 21285097 A JP21285097 A JP 21285097A JP H10295922 A JPH10295922 A JP H10295922A
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JP
Japan
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pachinko ball
cleaning member
pachinko
cleaning
guide
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JP21285097A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kishinami
芳雄 岸浪
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AJINA GIKEN KK
Original Assignee
AJINA GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉搬送装置とパチンコ玉クリーナー
とを合わせた装置として構成がきわめて簡単であり、メ
ンテナンスがきわめて簡単なパチンコ玉搬送クリーナー
を得る。 【解決手段】 パチンコ玉案内部4bに沿ってパチンコ
玉3を搬送するパチンコ玉搬送装置を利用し、パチンコ
玉案内部4bに、搬送されるパチンコ玉が押し付けられ
る紐状のクリーニング部材31をパチンコ玉搬送方向に
配置した。クリーニング部材31をパチンコ玉案内部4
bに沿って移動させる駆動装置を設けて、クリーニング
部材31をパチンコ玉の搬送の向きとは反対向きに移動
させるようにしてもよい。クリーニング部材31に回転
力を付与する回転力付与手段を設けてもよい。クリーニ
ング部材31を移動させてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ玉を搬送
しつつ清掃することができるパチンコ玉搬送クリーナー
に関するもので、例えば、パチンコ遊技場における島内
のパチンコ玉搬送クリーナーとして、あるいは、個々の
パチンコ遊技機内でのパチンコ玉搬送クリーナーとし
て、さらには、島内の数台のパチンコ遊技機に共通のパ
チンコ玉搬送クリーナーとして適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技場には、複数個のパチンコ
遊技機が列設されてなるパチンコ島があり、各パチンコ
遊技機で遊技に供されたパチンコ玉は、パチンコ島単位
で回収され、かつ、各パチンコ島の上部に配置された供
給タンクに揚送され、この供給タンクから各遊技機に供
給されるようになっている。また、各パチンコ島間での
保有パチンコ玉数のアンバランスをなくすために、各パ
チンコ島間でパチンコ玉搬送装置によってパチンコ玉を
融通し合うようになっている。従って、パチンコ遊技場
には多くのパチンコ玉搬送装置が設置されている。
【0003】従来のパチンコ玉搬送装置は、例えば、バ
ケットコンベヤ等を用いてある程度高い位置に設置され
た供給タンクにパチンコ玉を揚送し、供給タンクからは
位置のエネルギーを利用し傾斜樋などを介してパチンコ
玉の自重で目的の位置まで搬送するようになっている。
【0004】パチンコ遊技場ではまた、パチンコ遊技に
供されたパチンコ玉をクリーニングして再びパチンコ遊
技に供している。パチンコ玉をクリーニングする主な理
由は、パチンコ遊技に供することによって手垢などで汚
れたパチンコ玉を循環させると、パチンコ遊技機の盤面
が汚くなって美観を損ね、また、パチンコ玉搬送路にパ
チンコ玉の汚れが付着してパチンコ搬送路が汚れ、つい
にはパチンコ玉の円滑な搬送に支障を来すことがあるか
らである。
【0005】従来のパチンコ遊技場におけるパチンコ玉
クリーナーの多くは、パイプの中に挿入された螺旋コイ
ルを回転駆動しながら樹脂などからなるクリーニング用
の顆粒とパチンコ玉とを上記パイプ内に供給し、顆粒と
パチンコ玉とをパイプ内で混合撹拌しながらパイプに沿
って搬送しつつパチンコ玉表面の汚れを上記顆粒に付着
させてクリーニングし、その後上記顆粒とパチンコ玉と
を分離するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパチンコ玉
クリーナーによれば、パチンコ玉の搬送装置を兼ねてい
るため、コスト面で有利であるが、クリーニング用の顆
粒とパチンコ玉とを螺旋コイルの回転によりパイプ内で
かき混ぜつつ搬送するものであるため、搬送効率が悪
く、騒音も大きいという難点がある。そのほか、クリー
ニング用の顆粒は定期的に回収して浄化する必要がある
が、上記顆粒の回収、浄化は面倒であるという難点があ
り、また、顆粒とパチンコ玉とを螺旋コイルの回転によ
りパイプ内でかき混ぜつつ搬送するものであるため、装
置が大型になり、遊技場内を循環しているパチンコ玉を
集めてクリーニングするか、または島と称する適宜台数
のパチンコ遊技機のグループ単位でクリーニングするも
のに適しており、パチンコ玉搬送経路の任意の位置に設
けるのには適していなかった。
【0007】そこで本出願人は、駆動源により回転駆動
される螺旋コイルと、螺旋コイルの外周側を保持する螺
旋コイル保持部と、螺旋コイルの外周側から、螺旋コイ
ルのピッチ間の間隙にパチンコ玉の一部分が入り込むこ
とによってパチンコ玉を搬送できるように螺旋コイル保
持部の半径方向外側に形成されたパチンコ玉案内部とを
有し、螺旋コイルの回転駆動によってパチンコ玉を搬送
するパチンコ玉搬送装置を利用し、上記パチンコ玉案内
部にはこのパチンコ玉案内部を搬送されるパチンコ玉を
露出させてクリーニングするためのクリーニング部を形
成し、このクリーニング部には、上記パチンコ玉案内部
を搬送されるパチンコ玉が接触するクリーニング部材を
装着し、このクリーニング部材にパチンコ玉を接触させ
ながら搬送することによりパチンコ玉をクリーニングす
ることを特徴とするパチンコ玉搬送クリーナーに関して
先に特許出願した。特願平8−239565号にかかる
発明がそれである。
【0008】上記出願に係る発明によれば、パチンコ玉
を水平移動させたり、曲線を描きながら搬送することを
可能にして設計上の自由度を高めると共に、搬送能力の
割には占有空間を小さくすることができるパチンコ玉搬
送装置を得ることができ、また、このパチンコ玉搬送装
置を利用してパチンコ玉クリーナーを構成したため、パ
チンコ玉搬送装置とパチンコ玉クリーナーとを合わせた
装置としては構成が極めて簡単で、小型化を図ることも
容易であり、さらに、取り扱いが容易で騒音も小さく、
パチンコ玉を効率よくクリーニングすることができるパ
チンコ玉搬送クリーナーを得ることができる。
【0009】本発明は、上記のような螺旋コイルを用い
たパチンコ玉搬送装置のほか、各種パチンコ玉搬送装置
とパチンコ玉クリーナーとを合わせた装置としてさらに
構成が簡単であり、メンテナンスがきわめて簡単でパチ
ンコ玉を効率的に清掃することができるパチンコ玉搬送
クリーナーを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
パチンコ玉案内部に沿ってパチンコ玉を搬送するパチン
コ玉搬送装置を利用したパチンコ玉搬送クリーナーであ
って、上記パチンコ玉案内部に、搬送されるパチンコ玉
が接触する紐状のクリーニング部材がパチンコ玉搬送方
向に配置されていることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明のように、クリーニン
グ部材をパチンコ玉案内部に沿って移動させる駆動装置
を設けてもよく、その場合、請求項3記載の発明のよう
に、クリーニング部材をパチンコ玉の搬送の向きとは反
対向きに移動させるようにしてもよい。
【0012】請求項4記載の発明のように、パチンコ玉
案内部に開放部を形成し、この開放部にクリーニング部
材案内体を配置し、このクリーニング部材案内体にクリ
ーニング部材を配置してもよい。上記クリーニング部材
案内体は、請求項5記載の発明のように、パチンコ玉案
内部を搬送されているパチンコ玉にクリーニング部材を
押し付ける向きに付勢してもよい。請求項6記載の発明
のように、クリーニング部材は、無端の紐状にしてもよ
い。
【0013】請求項7記載の発明のように、パチンコ玉
搬送装置は、そのパチンコ玉案内部に、パチンコ玉をク
リーニング部材の配置方向に整列させ、搬送するように
するとよい。そのために、請求項8記載の発明のよう
に、駆動源により回転駆動される螺旋コイルと、この螺
旋コイルの外周側を保持する螺旋コイル保持部と、上記
螺旋コイルの外周側から、上記螺旋コイルのピッチ間の
間隙にパチンコ玉の一部分が入り込むことによって上記
パチンコ玉を搬送できるように上記螺旋コイル保持部の
半径方向外側に形成されたパチンコ玉案内部とを設け、
上記螺旋コイルの回転駆動によってパチンコ玉を搬送す
るようにするとよい。さらに、請求項9記載の発明のよ
うに、パチンコ玉搬送装置は、パチンコ玉案内部を複数
列有し、それぞれのパチンコ玉案内部でパチンコ玉をク
リーニング部材の配置方向に整列させて搬送するように
するとよい。
【0014】また、請求項10記載の発明のように、ク
リーニング部材に張力を付加してもよく、さらに、請求
項11記載の発明のように、クリーニング部材に回転力
を付加する回転力付加手段を設けてもよい。また、上記
回転力は、請求項12記載の発明のように、正方向及び
逆方向に付加するようにしてもよい。請求項13記載の
発明のように、上記回転力付加手段は、クリーニング部
材をパチンコ玉案内部内のパチンコ玉に押し当てるとと
もに揺動することによってクリーニング部材に回転力を
付加する押圧部材を有してなるものであってもよい。
【0015】請求項14記載の発明のように、クリーニ
ング部材はパチンコ玉搬送方向に交叉する方向に移動す
ることによって、パチンコ玉に対するクリーニング部材
の接触面積を増大させるとなおよい。また、請求項15
記載の発明のように、搬送される1列のパチンコ玉に対
してクリーニング部材を複数配置して、パチンコ玉に対
するクリーニング部材の接触面積を増大させてもよい。
その場合、請求項16記載の発明のように、それぞれの
クリーニング部材に回転力を付加する回転力付加手段を
設け、あるいは請求項17記載の発明のように、クリー
ニング部材案内体とともに複数のクリーニング部材を揺
動させることによりパチンコ玉に対するクリーニング部
材の接触面積を増大させる揺動手段を設けてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるパチンコ玉
搬送クリーナーの実施の形態について図面を参照しなが
ら説明する。本発明は、パチンコ玉搬送装置を利用して
これにパチンコ玉クリーナーを付加したもので、パチン
コ玉搬送装置は本発明の目的を達成することができるも
のであれば特に形式は限定されない。本発明の目的を達
成するためには、パチンコ玉が整列された状態で搬送さ
れるパチンコ玉搬送装置であることが望ましい。例え
ば、本出願人の出願にかかる特願平8−145619号
の明細書および図面に記載したパチンコ玉搬送装置を利
用し、これにクリーナーとして機能を発揮する構成部分
を付加することによっても本発明にかかるパチンコ玉搬
送クリーナーを実現することができる。本発明の主な実
施の形態も上記出願にかかるパチンコ玉搬送装置を利用
したものであるから、まず、上記出願にかかるパチンコ
玉搬送装置について説明する。
【0017】図35、図36において、符号50は、パ
チンコ玉挿入用ブロックを示している。このパチンコ玉
挿入用ブロック50は、3つのパチンコ玉挿入用ブロッ
ク部材51、52、53からなる。これらのブロック部
材51、52、53は、後述する円弧を描いて立ち上が
った断面円形の2つのガイド孔5cを形成している。こ
のガイド孔5cの上端は、パチンコ玉の投入口5aにな
っていて、この投入口5aから投入されたパチンコ玉3
が自重で上記ガイド孔5cを落下し、かつ転げ落ちて後
述する水平移動用ブロック4の一端4xに流入するよう
になっている。
【0018】上記ガイド孔5cは、図36に示すよう
に、断面半円形の溝5c’を形成してなる3つのパチン
コ玉挿入用ブロック部材51、52、53を貼り合わ
せ、このブロック部材51、52、53の溝5c’、5
c’を対向させることにより形成されている。図36に
は、中間のブロック部材52の両面にそれぞれ溝5
c’、5c’が形成され、片面にのみ溝5c’が形成さ
れたブロック部材51、53が上記ブロック部材52に
貼り合わせられることにより、上記ガイド孔5cが2つ
形成されているものの例を示している。ただし、図35
では、1つのパチンコ玉挿入用ブロック部材51のみを
示している。
【0019】円弧を描いて立ち上がる上記ガイド孔5c
は、パイプを折り曲げて形成してもよいが、パイプを折
り曲げると、折り曲げ部分でパイプが変形し、横断面形
状が歪む難点がある。その点、上記のように、パチンコ
玉挿入用ブロック部材51、52、53の貼り合わせに
よって上記ガイド孔5cを形成すれば、あらかじめパチ
ンコ玉挿入用ブロック部材51、52、53に断面半円
形の溝5c’を切削加工し、あるいは各ブロック部材を
成形によって製作すればよいので、断面形状に歪みのな
い良好な横断面形状のガイド孔を形成することができ
る。なお、このガイド孔5cの断面形状は、円形でなく
てもよい。例えば、断面形状が多角形であってもよい
し、楕円形であってもよい。
【0020】図35において、符号4は、水平移動用ブ
ロックを示しており、直線状に伸びている。この水平移
動用ブロック4の一端4x(図35において右端)は、
上記2つのガイド孔5cに連通し、他端4y(図35に
おいて左端)は、後述する円弧を描いて立ち上がったガ
イド孔6cに連通している。また、上記水平移動用ブロ
ック4は、図37に示すように、2つの水平移動用ブロ
ック部材41、41を貼り合わせることによって形成さ
れている。
【0021】図37に示すように、上記水平移動用ブロ
ック4には、後述する螺旋コイル2を挿入し、螺旋コイ
ル2の外周側を保持することができるように、断面円形
の螺旋コイル保持部4aが形成されている。また、後述
するパチンコ玉3の搬送を行うことができるように、上
記螺旋コイル保持部4aの両側に、かつ、螺旋コイル保
持部4aから半径方向外側に向かって断面円弧状のパチ
ンコ玉案内部4b、4bが形成されている。
【0022】この螺旋コイル保持部4aとパチンコ玉案
内部4bとは、上述のように、上記水平移動用ブロック
部材41、41を貼り合わせることによって形成されて
いる。すなわち、上記ブロック部材41の断面には、図
37に示すように、並列的に連なった3つの円弧状の溝
4b’、4a’、4b’が現れており、このブロック部
材41、41を腹合わせ状に貼り合わせ、上記ブロック
部材41、41双方の上記溝4b’、4a’、4b’を
対向させることにより、螺旋コイル保持部4aとその両
側にパチンコ玉案内部4b、4bを並列的に連続させて
形成することができる。従って、上記螺旋コイル保持部
4aによって、螺旋コイル2の外周側を保持することが
でき、上記パチンコ玉案内部4bに沿って、パチンコ玉
3を整列させた状態で整列方向に搬送することができ
る。なお、パチンコ玉3の搬送の詳細については、後述
する。
【0023】図37では、パチンコ玉案内部4bが2つ
形成されたものの例を示している。また、図37では、
パチンコ玉3の直径よりも螺旋コイル2の外径の方が大
きく、従って、パチンコ玉案内部4bの断面円弧形の半
径よりも螺旋コイル保持部4aの断面円弧形の半径の方
が大きいものを示しているが、螺旋コイル2の外径の大
きさは、後述するパチンコ玉3の搬送に影響しない程度
の大きさであればよく、パチンコ玉3の直径よりも小さ
くても差し支えない。
【0024】図35において、符号6は、曲線移動用ブ
ロックを示している。この曲線移動用ブロック6は、図
38に示すように2つの曲線移動用ブロック部材61、
61を貼り合わせることによって形成されている。この
ブロック部材61、61の片面には、断面半円形の溝が
形成されており、双方の溝を対向させて2つのブロック
部材61、61を貼り合わせることによって、ガイド孔
6cを形成している。このガイド孔6cは、円弧を描い
て立ち上がって形成されている。また、このガイド孔6
cの断面形状は、上記水平移動用ブロック部材41、4
1で形成された螺旋コイル保持部4aとパチンコ玉案内
部4b、4bと同形をなしている。すなわち、上記ガイ
ド孔6cは、上記螺旋コイル保持部4aと断面が同形の
螺旋コイル保持部6a、および上記パチンコ玉案内部4
bと断面が同形のパチンコ玉案内部6bが円弧を描いて
立ち上がって形成されたものである。従って、上記螺旋
コイル保持部6aおよび上記パチンコ玉案内部6bは、
水平移動用ブロック4の一端4xから他端4yを介して
曲線移動用ブロック6の一端6yまで一連に形成されて
いる。図38は、上記曲線移動用ブロック6の一端6y
の平面断面を示している。
【0025】図37において、符号2は、パチンコ玉を
搬送するために用いられる螺旋コイルを示している。こ
の螺旋コイル2は、上記螺旋コイル保持部4a、6a内
に設置され、上記水平移動用ブロック4の一端4xから
曲線移動用ブロック6を通り、ブロック6の一端6yか
ら突出した位置までに設置されている。この螺旋コイル
2のピッチ間の間隙は、搬送しようとするパチンコ玉の
外径よりも小さい。螺旋コイル2の一端2aは、駆動源
であるモータ1の駆動軸1aに取り付けられている。従
って、上記螺旋コイル2は、上記モータ1によって回転
駆動される。螺旋コイル2は弾力性を有しているため、
円弧状の螺旋コイル保持部6a内でも回転することがで
きる。また、上記モータ1は、図35に示している矢印
α方向にパチンコ玉3を搬送するように螺旋コイル2を
回転駆動する。
【0026】次に、上記パチンコ玉搬送装置の一連の動
作について説明する。上述のように、上記モータ1は、
矢印α方向にパチンコ玉3を搬送するように、螺旋コイ
ル2を回転駆動する。そこで、図35に示すように、上
記投入口5aからパチンコ玉3を投入する。投入された
パチンコ玉3は、自重で上記ガイド孔5cを落下し、か
つ転げ落ちて上記水平移動用ブロック4の一端4xから
上記パチンコ玉案内部4b内に流入する。上記ブロック
4の一端4x側をここではパチンコ玉導入側という。
【0027】パチンコ玉3が上記水平移動用ブロック4
の一端4xから上記パチンコ玉案内部4b内に流入する
と、上記螺旋コイル保持部4a内に設置されている上記
螺旋コイル2の外周側から、螺旋コイル2のピッチ間の
間隙に各パチンコ玉3の一部分が入り込んだ状態になる
と共に、上記パチンコ玉案内部4bで位置規制される。
螺旋コイル2のピッチ間の間隙に一部分が入り込んだ状
態の各パチンコ玉3は、上記螺旋コイル2の回転駆動に
よって、パチンコ玉案内部4b内を図35において右側
から左側に向かって搬送される。図示の例では、2列の
パチンコ玉案内部4bに沿い2列に整列されて搬送され
る。
【0028】螺旋コイル2の回転駆動によって、上記水
平移動用ブロック4の一端4xから他端4yまで、パチ
ンコ玉案内部4b内を搬送されたパチンコ玉3は、図3
5に示すように、上記曲線移動用ブロック6のガイド孔
6cに形成されたパチンコ玉案内部6bに導かれ、この
パチンコ玉案内部6b内を、矢印α方向に揚送される。
そして、上記曲線移動用ブロック6の一端6yまで揚送
されたパチンコ玉3は、外方にこぼれ出て、図示しない
パチンコ玉収容部等に収容される。収容されたパチンコ
玉3は、適宜目的の位置に搬送される。
【0029】以上説明したパチンコ玉搬送装置によれ
ば、パチンコ玉3の一部分が、螺旋コイル保持部4a、
6aに設置されている螺旋コイル2のピッチ間の間隙に
螺旋コイル2の外周側から入り込んだ状態にし、この状
態で、駆動源としてのモータ1で螺旋コイル2を回転駆
動することによってパチンコ玉3を搬送するようにした
ため、パチンコ玉3は、水平方向にも搬送させることが
できる。また、螺旋コイル2は、曲線移動用ブロック6
に形成されているガイド孔6c内において、パチンコ玉
3を曲線を描きながら揚送することができる。従って、
螺旋コイル2は、パチンコ玉3をS字のような曲線を描
きながら揚送したり、直線と曲線を組み合わせたような
経路を搬送(揚送)することができるため、占有空間を
小さくすることができ、設計上において自由度が高いパ
チンコ玉搬送装置を得ることができる。
【0030】上記螺旋コイル保持部4a、6aおよびパ
チンコ玉案内部4b、6bは、ブロック部材41、4
1、ブロック部材61、61を腹合わせ状に貼り合わせ
ることによって形成していたが、例えば、材質が樹脂等
で製造されたパイプを塑性変形させることによって形成
することもできるし、一体成形、押し出し成形(直線部
分)、ロストワックス、さらには、鋳造等によっても形
成することができる。また、上記パチンコ玉案内部4
b、6bは、1列だけ形成されていてもよい。
【0031】上記螺旋コイル保持部4a、6a及びパチ
ンコ玉案内部4b、6bの断面形状は、円弧状に形成さ
れていなくてもよい。例えば、断面形状が多角形であっ
てもよいし、凹条と凸条とが搬送方向に平行に伸びた形
のものでもよい。さらには、断面形状が楕円形であって
もよい。断面形状を楕円状に形成した場合は、螺旋コイ
ル保持部4a、6aを位置規制し、かつ、螺旋コイル保
持部4a、6a及びパチンコ玉案内部4b、6bを長軸
方向に並列に配置できるような断面形状であればよい。
上記パチンコ玉案内部4bは、上記螺旋コイル保持部4
aの半径方向外周に多数列設けることも可能である。例
えば、螺旋コイル保持部4aの周りに4つのパチンコ玉
案内部4bを設け、1つの螺旋コイル2によってパチン
コ玉3が4列をなして搬送されるようにしてもよい。パ
チンコ玉案内部4bを螺旋コイル保持部4aの半径方向
外周に多数列設けることによって、より多くのパチンコ
玉3を搬送することができ、搬送能力を高めることがで
きる。
【0032】螺旋コイル2の内径側には可撓性を有する
芯材を挿入してもよい。螺旋コイル2の長さ方向におい
て付加が部分的に集中してかかると、螺旋コイル2のピ
ッチが部分的に広がり、広がったピッチ間からパチンコ
玉が螺旋コイル2内に進入することがあり得るが、上記
のように螺旋コイル2の内径側に芯材を挿入しておけ
ば、螺旋コイル2のピッチが広がってもパチンコ玉が螺
旋コイル2内に進入することはない。上記芯材は可撓性
を有しているため、螺旋コイル2とともに円弧を描いて
配置することもできるし、円弧を描いた状態で回転駆動
することもできる。
【0033】以上説明したパチンコ玉搬送装置は、パチ
ンコ玉を降下させるものにも使用可能である。この場合
は、降下速度を抑制し、秩序を保ちながら搬送できる利
点がある。また、U字状または逆U字状の搬送経路、す
なわち上昇した後反転して下降する搬送経路または下降
した後反転して上昇する搬送経路であってもよい。
【0034】さて、本発明は、以上説明したパチンコ玉
搬送装置を利用し、これにパチンコ玉クリーナーを付加
してパチンコ玉搬送クリーナーとしたもので、以下、そ
の実施の形態について説明する。図1、図2に示す実施
の形態は、前記パチンコ玉搬送装置のパチンコ玉搬送経
路の一部、例えば水平移動用ブロック4の一部に紐状の
クリーニング部材31を付加したものである。
【0035】図1、図2において、水平移動用ブロック
4は、パチンコ玉搬送方向から見て螺旋コイル保持部4
aの両側(図において上下両側)のパチンコ玉案内部4
b、4bの一部がそれぞれ開放されている。より具体的
には、上記ブロック4を構成する両側の水平移動用ブロ
ック部材41、41の一部が開放されている。この各開
放部にはクリーニング部材案内体44、44が嵌められ
ている。これらクリーニング部材案内体44、44は上
記各開放部を補完するように形成されている。各クリー
ニング部材案内体44、44のパチンコ玉案内部4b、
4bに面する側には、紐状のクリーニング部材31、3
1がパチンコ玉搬送方向に配置されている。
【0036】上記クリーニング部材案内体44、44は
適宜の案内部材によりパチンコ玉案内部4b,4bに対
して適宜の範囲で進退可能に取り付けられており、適宜
数のばね45によりパチンコ玉案内部4b,4bに向か
って付勢されている。従って、パチンコ玉案内部4b,
4b内において列をなして搬送されるパチンコ玉3に、
クリーニング部材31、31が適宜の圧力をもって接す
ることができる。パチンコ玉案内部4b,4bにパチン
コ玉3が存在しないときクリーニング部材案内体44、
44がパチンコ玉案内部4b,4bに進入しすぎないよ
うに、クリーニング部材案内体44、44の付勢力によ
る移動が適宜のストッパによって規制される。クリーニ
ング部材案内体44、44の長さ方向両端と水平移動用
ブロック部材41、41の端面との間には適宜の隙間3
8、39が設けられ、クリーニング部材31、31はこ
の隙間38、39から前記ブロック4の外方に引き出さ
れている。
【0037】ブロック4の外方に引き出された各クリー
ニング部材31、31の一端側はそれぞれプーリ33、
33を介して供給リール32、32の巻芯に巻き付けら
れている。各クリーニング部材31、31の他端側はそ
れぞれプーリ34、34を介して巻き取りリール35、
35の巻芯に巻き付けられている。巻き取りリール3
5、35にはベルト37、37を介しモータ36、36
の回転力が伝達されて回転駆動され、クリーニング部材
31、31がそれぞれ巻き取りリール35、35に巻き
込まれるようになっている。このようにしてクリーニン
グ部材31、31はパチンコ玉3の搬送方向と平行に、
かつ、パチンコ玉3の搬送の向きとは反対向きに移動す
るようになっている。クリーニング部材31、31はき
わめて低速で移動するように、巻き取りリール35、3
5が適宜の減速機構を介してモータ36、36によって
駆動され、あるいは、一定の時間間隔で一定の回転数だ
けモータ36、36が駆動されてクリーニング部材3
1、31が一定距離だけ間欠的に移動するようになって
いる。
【0038】紐状のクリーニング部材31、31として
は、例えば、太めの凧糸、太めの綿糸などのように、糸
を幾重にも捩り合わせた太めの糸、ロープ、人造繊維そ
の他適宜のものを任意に選択して使用することができ
る。さらに、クリーニング部材31、31に少量の油脂
や防錆剤や光沢剤を付加して、パチンコ玉に光沢や潤滑
性を与えたり、錆を防止するようにしてもよい。また、
防菌剤や防黴剤を付加してもよい。クリーニング部材3
1、31には適宜の張力が付加されている。張力の付加
手段としては、例えば、供給側リール32、32の回転
に対して抵抗力を付加し、この抵抗力に抗して巻き取り
側リール35、35がクリーニング部材31、31を巻
取るようにしたものでもよい。
【0039】以上説明した図1、図2記載の実施の形態
によれば、螺旋コイル保持部4a内で螺旋コイル2が回
転駆動されることにより、パチンコ玉案内部4b,4b
に沿ってパチンコ玉3が搬送される。搬送の途中でクリ
ーニング部材31、31にパチンコ玉3が接する。パチ
ンコ玉3は、螺旋コイル2の回転および上記パチンコ玉
案内部4b,4bの壁面への接触による回転と、クリー
ニング部材31、31との接触圧による回転とが相俟っ
て不規則に回転し、パチンコ玉3の表面がクリーニング
部材31によってクリーニングされる。
【0040】このように、駆動源により回転駆動される
螺旋コイル2と、螺旋コイル2の外周側を保持する螺旋
コイル保持部4aと、螺旋コイル2の外周側から、螺旋
コイルのピッチ間の間隙にパチンコ玉3の一部分が入り
込むことによってパチンコ玉3を搬送できるように螺旋
コイル保持部4aの半径方向外側に形成されたパチンコ
玉案内部4b,4bとを有し、螺旋コイル2の回転駆動
によってパチンコ玉3を搬送するパチンコ玉搬送装置を
利用し、上記パチンコ玉案内部4b,4bにはこのパチ
ンコ玉案内部4b,4bを搬送されるパチンコ玉3をク
リーニングするための紐状のクリーニング部材31、3
1をパチンコ玉搬送方向に配置し、このクリーニング部
材31、31に、上記パチンコ玉案内部4b,4bを搬
送されるパチンコ玉3を接触させながら搬送することに
よりパチンコ玉3をクリーニングするようにしたため、
パチンコ玉3を水平移動させたり、曲線を描きながら搬
送することを可能にして設計上の自由度を高めると共
に、搬送能力の割には占有空間を小さくすることができ
るパチンコ玉搬送クリーナーを得ることができる。ま
た、上記のようなパチンコ玉搬送装置を利用してパチン
コ玉クリーナーを構成したため、パチンコ玉搬送装置と
パチンコ玉クリーナーとを合わせた装置としては構成が
極めて簡単で、小型化を図ることも容易であり、さら
に、取り扱いが容易で騒音も小さく、パチンコ玉3を効
率よく清掃することができるパチンコ玉搬送クリーナー
を得ることができる。
【0041】クリーニング部材31、31がパチンコ玉
3のクリーニングに供されることにより、パチンコ玉3
の汚れがクリーニング部材31、31に付着してクリー
ニング部材31、31が汚れる。しかし、紐状のクリー
ニング部材31、31はモータ36、36やリール3
2、35、プーリからなる駆動装置によって低速で連続
的に、あるいは間欠的に移動させられて巻き取りリール
35に巻き取られ、汚れのないきれいなクリーニング部
材31、31が供給されてクリーニングに供されるた
め、クリーニング効果を高めることができる。また、ク
リーニング部材31、31の移動方向はパチンコ玉3の
搬送の向きとは反対向きであるため、搬送されるパチン
コ玉3は、まずクリーニング部材31、31の比較的汚
れの程度の大きい部分に接し始め、徐々に汚れの程度の
小さい部分に移行し、最後は汚れのない清澄な部分に接
してクリーニングが終わるため、クリーニング効果をよ
り一層高めることができる。
【0042】また、クリーニング部材31、31は自動
的に供給リール32から供給され、クリーニングに供さ
れた後は自動的に巻き取りリール35に巻き取られるた
め、人手を要することなく、汚れたクリーニング部材3
1、31を自動的に交換したのと実質的に同じ効果を得
ることができ、省力化を図ることができる。
【0043】なお、クリーニング部材31、31は使い
捨てとし、これを全長にわたってクリーニングに供した
後はこれを廃棄するようにしてもよいし、汚れたクリー
ニング部材31、31を洗浄して再びクリーニングに供
するようにしてもよい。クリーニング部材31、31を
クリーニング部材案内体44、44にセットするには、
クリーニング部材案内体44、44と水平移動用ブロッ
ク部材41、41との長手方向に形成された隙間および
クリーニング部材案内体44、44の長手方向両端部と
水平移動用ブロック部材41、41の端部との隙間に、
供給側リール32から引き出したクリーニング部材3
1、31を通し、このクリーニング部材31、31の先
端部を巻き取りリール35の巻芯に連結する。
【0044】パチンコ玉クリーニング部は、パチンコ玉
搬送路であればどこに設けてもよく、図1、図2の例の
ように水平移動用ブロック4に設けることに限定される
ものではない。例えば、図35に示すパチンコ玉搬送装
置の例において、垂直移動部あるいは曲線移動部にパチ
ンコ玉クリーニング部を設けてもよい。また、図1、図
2に示す例では、パチンコ玉案内部が2列に形成され、
各パチンコ玉案内部にパチンコ玉クリーニング部が設け
られていたが、パチンコ玉案内部は1列でも、あるいは
3列以上の複数列でもよく、それぞれのパチンコ玉案内
部にパチンコ玉クリーニング部を設けてもよい。クリー
ニング部材31、31は、手動操作によって一定の時間
間隔で一定長さずつ移動させるようにしても差し支えな
い。
【0045】次に、パチンコ玉クリーニング部の各種変
形例について説明する。図3はパチンコ玉搬送装置とク
リーニング部材案内体の一例を示すもので、パチンコ玉
搬送装置を構成する水平移動用ブロック4の左右両側の
パチンコ玉案内部4b,4bが開放され、この開放部に
クリーニング部材案内体44A,44Aが配置されてい
る。水平移動用ブロック4の断面中央にはすでに説明し
たとおりの螺旋コイル保持部4aが形成され、この螺旋
コイル保持部4a内には螺旋コイル2が挿入されてい
る。クリーニング部材案内体44A,44Aは螺旋コイ
ル2との対向面側にV字状の溝48、48を有してい
て、この溝48、48がパチンコ玉案内部4b,4bの
一部を構成している。従って、螺旋コイル2が駆動源に
よって回転駆動されると、螺旋コイル2の外周側からそ
のピッチ間の間隙に一部が入り込んだパチンコ玉3、3
が上記V字状の溝48、48などからなるパチンコ玉案
内部4b,4bにガイドされ、整列状態で搬送される。
【0046】上記クリーニング部材案内体44A,44
AのV字状の溝48、48の底にはそれぞれ1本の紐状
のクリーニング部材31、31が配置されている。クリ
ーニング部材31、31は、図1、図2に示す例と同様
に、パチンコ玉搬送方向と平行な方向に配置され、ま
た、図1、図2に示す例と同様の駆動装置によってパチ
ンコ玉3、3の搬送の向きとは逆の向きに移動させられ
るものとする。上記クリーニング部材案内体44A,4
4Aで保持されているクリーニング部材31、31がパ
チンコ玉3、3に適宜の圧力で接するように、上記クリ
ーニング部材案内体44A,44Aはばね45、45に
よって螺旋コイル2に向かって付勢されている。上記水
平移動用ブロック4とクリーニング部材案内体44A,
44Aとは互いに側面が対向し、相互の対向面間に間隙
47、47が形成されている。この間隙47、47を経
て、クリーニング部材31、31をクリーニング部材案
内体44A,44AのV字状の溝48、48の底に配置
し、またこれを取り外すことができるようになってい
る。
【0047】次に、図4に示すパチンコ玉搬送装置とク
リーニング部材案内体の別の例を説明する。この例も、
パチンコ玉搬送装置を構成する水平移動用ブロック4の
左右両側のパチンコ玉案内部4b,4bを開放している
が、パチンコ玉案内部4b,4bは主として上下のブロ
ック41B,41Bで構成し、パチンコ玉案内部4b,
4bの開放部に、クリーニング部材案内体44B,44
Bを対向させて配置した形になっていて、クリーニング
部材案内体44B,44BはV字状の溝を有するもので
はなくほぼ平板状になっている点が図3に示す例と異な
っている。上記クリーニング部材案内体44B,44B
の螺旋コイル2との対向面には断面半円形のガイド溝が
形成され、このガイド溝に紐状のクリーニング部材3
1、31が嵌まっている。クリーニング部材31、31
は、これまで説明してきた例と同様にパチンコ玉搬送方
向と平行な方向に配置され、また、駆動装置によってパ
チンコ玉3、3の搬送の向きと同じ向きまたは逆の向き
に移動させられる。クリーニング部材案内体44B,4
4Bはばね45、45によって螺旋コイル2に向かって
付勢され、これによってクリーニング部材31、31
が、パチンコ玉案内部4b,4bを整列されて搬送され
るパチンコ玉3、3に押し付けられて、パチンコ玉3、
3がクリーニングされる。
【0048】上記上下のブロック41B,41Bとクリ
ーニング部材案内体44B,44Bとは互いに側面が対
向し、相互の対向面間に間隙47、47が形成されてい
る。この間隙47、47を経て、クリーニング部材3
1、31をクリーニング部材案内体44B,44Bの溝
に配置し、またこれを取り外すことができるようになっ
ている。クリーニング部材案内体44B,44Bの上記
ブロック41B,41Bとの対向面の角には、図4にお
いて符号49で示すように、面取り部を形成してもよ
い。こうしておけば、クリーニング部材31、31を間
隙47、47に挿入するのが容易になる。
【0049】これまで説明してきた実施の形態では、パ
チンコ玉搬送装置が螺旋コイルを用いた形式のものであ
ったが、本発明に用いることができるパチンコ玉搬送装
置は、螺旋コイルを用いた形式のものに限られるもので
はない。例えば、図5、図6に示す実施の形態のよう
に、ベルト8によってパチンコ玉3が搬送されるもので
あってもよい。ベルト8は図5に示すように右から左に
向かって移動し、ベルト8上に載せられているパチンコ
玉3も右から左に向かって搬送される。ベルト8の上方
にはクリーニング部材案内体44Cがベルト8との間に
適宜の間隔をおいて対向配置されている。図6に示すよ
うに、クリーニング部材案内体44Cにはベルト8との
対向面に断面逆V字状の溝48がパチンコ玉搬送方向に
複数条形成されている。各溝48の幅は1個のパチンコ
玉3の直径よりも多少広くなっている。上記各溝48と
ベルト8との間がそれぞれパチンコ玉案内部4bとなっ
ていて、パチンコ玉3が上記パチンコ玉案内部4bにお
いて各溝48に沿って整列されて搬送されるようになっ
ている。
【0050】上記クリーニング部材案内体44Cの各逆
V字状溝48のV字の底に相当する位置、従って、図6
において溝48の天井に相当する位置にはそれぞれ紐状
のクリーニング部材31が引き通されている。上記クリ
ーニング部材案内体44Cは適宜数のばね45によって
ベルト8の方に向かって付勢され、この付勢力によっ
て、各パチンコ玉案内部4bを整列状態で搬送されるパ
チンコ玉3に各クリーニング部材31が押し付けられる
ようになっている。各クリーニング部材31は、前述の
実施の形態と同様に適宜の駆動装置によってパチンコ玉
搬送方向と平行な方向に、さらには、パチンコ玉搬送の
向きとは反対の向きに移動させられるようになってい
る。従って、図5、図6に示す実施の形態によっても、
これまで説明した実施の形態と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0051】図5、図6に示す実施の形態では、複数の
パチンコ玉案内部4bを1個のクリーニング部材案内体
44Cで形成しているが、図7に示す実施の形態のよう
に、一つのクリーニング部材案内体44Dに一つの逆V
字状の溝48を形成してこの溝48とベルト8との間で
一つのパチンコ玉案内部4bを形成し、このクリーニン
グ部材案内体44Dを複数並置してパチンコ玉案内部4
bを複数列形成してもよい。図5、図6に示す実施の形
態と同様に、各クリーニング部材案内体44Dの各逆V
字状溝48のV字の底に相当する位置には紐状のクリー
ニング部材31が引き通されている。各クリーニング部
材案内体44Dは個々にばね45によってベルト8の方
に向かって付勢され、各パチンコ玉案内部4bを整列状
態で搬送されるパチンコ玉3に、各クリーニング部材3
1が上記付勢力によって押し付けられるようになってい
る。各クリーニング部材31は適宜の駆動装置によって
パチンコ玉搬送方向と平行な方向に、さらには、パチン
コ玉搬送の向きおなし向きまたは反対の向きに移動させ
られるようになっている。従って、図7に示す実施の形
態によっても、これまで説明した実施の形態と同様の作
用効果を得ることができる。
【0052】クリーナーを取り付ける位置は、パチンコ
玉が搬送されている位置であればどこでもよく、必ずし
も、クリーナー取付け位置にベルトや螺旋コイルなどパ
チンコ玉を積極的に搬送するための搬送手段が存在して
いる必要はなく、クリーナー取付け位置とは別の位置に
パチンコ玉の強制的な搬送手段が配置されていてもよ
い。上記強制的な搬送手段としては、例えば、ベルト式
搬送手段、スプロケット式搬送手段などがある。スプロ
ケット式搬送手段は、回転駆動されるスプロケットの外
周部をパチンコ玉通路に進出させ、スプロケットの外周
の歯間にパチンコ玉を進入させ、スプロケットの回転駆
動によってパチンコ玉を強制的に搬送するようにしたも
のである。
【0053】上記のように、クリーナー取付け位置とは
別の位置にパチンコ玉の強制的な搬送手段を配置した実
施の形態を図8に示す。図8において、符号9で示すパ
チンコ玉搬送ガイドは、複数の樋状の部材を並列に並べ
て一体化した形の部材で、それぞれの樋状の部分がパチ
ンコ玉案内部91を構成している。この各パチンコ玉案
内部91に沿ってパチンコ玉3が整列された状態で搬送
される。パチンコ玉3の搬送力は、上述の強制的な搬送
手段によって与えられる。パチンコ玉搬送ガイド9の上
方には、図5、図6に示す実施の形態で用いられている
クリーニング部材案内体44Cと同じクリーニング部材
案内体がパチンコ玉搬送ガイド9との間に適宜の間隔を
おいて対向配置されている。上記各パチンコ玉案内部9
1とクリーニング部材案内体44Cの各溝48とが対応
してそれぞれパチンコ玉案内部4bを形成している。
【0054】クリーニング部材案内体44Cの各逆V字
状溝48のV字の底に相当する位置にはそれぞれ紐状の
クリーニング部材31が引き通されている。各クリーニ
ング部材31は、前述の実施の形態と同様に適宜の駆動
装置によってパチンコ玉搬送方向と平行な方向に、さら
には、パチンコ玉搬送の向きとは反対の向きに移動させ
られるとともに、ばね45によるクリーニング部材案内
体44Cの付勢力によってクリーニング部材31がパチ
ンコ玉3に接するようになっている。従って、図8に示
す実施の形態によっても、これまで説明した実施の形態
と同様の作用効果を得ることができる。
【0055】図9に示す実施の形態も、図8に示す実施
の形態と同様に、クリーナー取付け位置とは別の位置に
パチンコ玉の強制的な搬送手段を配置した実施の形態で
ある。この実施の形態は、図7に示す実施の形態と同様
に、一つのクリーニング部材案内体44Dに一つの逆V
字状の溝48を形成してこの溝48とパチンコ玉案内部
91との間で一つのパチンコ玉案内部4bを形成してい
る。上記クリーニング部材案内体44Dを複数並置した
点が図8に示す実施の形態と異なる。そのほかの構成お
よび作用効果はこれまで説明してきた実施の形態と同じ
であるから、説明は省略する。
【0056】これまで説明してきた実施の形態では、パ
チンコ玉案内部が複数ある場合、それぞれのパチンコ玉
案内部に応じた本数の紐状のクリーニング部材を用いて
いたが、1本のクリーニング部材を複数のパチンコ玉案
内部に配置することもできる。その実施の形態を図10
に示す。図10に示す実施の形態では、パチンコ玉搬送
装置自体の構成は図1、図2に示す実施の形態のパチン
コ玉搬送装置と同じであり、水平移動用ブロック4、ブ
ロック部材41、41、螺旋コイル2、螺旋コイル保持
部4a、パチンコ玉案内部4b,4b等を有してなる。
上記ブロック4を構成する両側の水平移動用ブロック部
材41、41はその一部が開放され、この各開放部には
クリーニング部材案内体44、44が嵌められている。
これらクリーニング部材案内体44、44は上記各開放
部を補完するように形成されている。各クリーニング部
材案内体44、44のパチンコ玉案内部4b、4bに面
する側に、紐状のクリーニング部材31がパチンコ玉搬
送方向に配置されている。
【0057】上記クリーニング部材31は1本であるこ
とがこの実施の形態の特徴で、このクリーニング部材3
1の駆動装置は次のように構成されている。螺旋コイル
2を有してなるパチンコ玉搬送装置はパチンコ玉3を図
10において右から左に向かって搬送するものとする
と、クリーニング部材31は供給側リール32から引き
出され、プーリ33で向きを変えられて隙間38から一
方のパチンコ玉案内部4bに導かれ、一方のクリーニン
グ部材案内体44に沿ってパチンコ玉搬送方向と平行な
方向に、かつ、パチンコ玉の搬送の向きとは逆向きに引
き通された後、隙間39からパチンコ玉搬送装置の外部
に引き出される。引き出されたクリーニング部材31は
プーリ34で折り返され、さらにプーリ52、53で向
きを変えられてパチンコ玉搬送装置を横切り、さらにプ
ーリ54、55でパチンコ玉搬送方向と平行にかつパチ
ンコ玉の搬送の向きと同じ向きに向きを変えられた後、
プーリ56を経て、隙間38から他方のパチンコ玉案内
部4bに導かれる。クリーニング部材31は上記他方の
パチンコ玉案内部4bにおいてパチンコ玉搬送方向と平
行にかつパチンコ玉3の搬送の向きとは逆向きに引き通
された後、隙間39からパチンコ玉搬送装置の外部に引
き出される。引き出されたクリーニング部材31はプー
リ57で折り返され、巻き取り側のリール35によって
巻取られる。リール35はベルト37を介しモータ36
によって回転駆動される。
【0058】図10に示す実施の形態によれば、モータ
36を含む駆動装置によって、1本のクリーニング部材
31が供給リール32から引き出され、上述の経路をた
どって巻き取りリール35に巻き取られる。一方、パチ
ンコ玉3は螺旋コイル2を含む搬送装置によってパチン
コ玉案内部4b,4bを図10の右側から左側に向かっ
て搬送される。その間、パチンコ玉3はクリーニング部
材31に接するため、パチンコ玉3の表面をクリーニン
グすることができると共に、クリーニング部材31を移
動させることにより、汚れのないクリーニング部材31
が供給され、図1、図2に示す実施の形態と同様に、ク
リーニング効果を高めることができる。また、クリーニ
ング部材31の移動の向きはパチンコ玉3の搬送の向き
とは反対向きにすれば、搬送されるパチンコ玉3は、ま
ずクリーニング部材31の比較的汚れの程度の大きい部
分に接し始め、徐々に汚れの程度の小さい部分または汚
れのない部分に移行してクリーニングが終わるため、ク
リーニング効果をより一層高めることができる。
【0059】図10に示す実施の形態にはまた、クリー
ニング部材31に回転力を付加する回転力付加手段が設
けられている。図10中の符号63が回転力付加手段
で、この例ではパチンコ玉搬送装置の外部でクリーニン
グ部材31を挟み込む一対のローラからなる。この一対
のローラはクリーニング部材31の方向と平行な方向の
軸を中心に互いに同じ回転の向きに、従って、クリーニ
ング部材31との接触部では互いに逆の向きに移動する
ように低速でまたは間欠的に回転駆動され、これによっ
てクリーニング部材31に回転力を付加するようになっ
ている。クリーニング部材31は回転力の付加により、
その仮想中心軸線の周りに回転してパチンコ玉との接触
位置が周方向にずれ、パチンコ玉の汚れを拭き取る面積
が広くなり、クリーニング効果を高めることができる。
回転力付加手段は、クリーニング部材31を挟み込むベ
ルトであってもよい。回転力付加手段は、他の実施の形
態にも取り付けることができる。
【0060】本発明に使用するクリーニング部材は無端
としてもよい。図11に示す実施の形態はその一例で、
図1、図2に示す実施の形態における紐状のクリーニン
グ部材31、31をそれぞれ無端にした形になってい
る。すなわち、水平移動用ブロック4、ブロック部材4
1、41、螺旋コイル2、螺旋コイル保持部4a、パチ
ンコ玉案内部4b,4b、クリーニング部材31、3
1、クリーニング部材案内体44、44、巻き取り側リ
ール35、35、モータ36、36等を有する点は図
1、図2に示す実施の形態と同じであるが、クリーニン
グ部材31、31は無端に形成され、これらのクリーニ
ング部材31、31が巻き取り側リール35、35に巻
き付けられ、供給側リールが省略されている点が図1、
図2に示す実施の形態と異なっている。
【0061】図11に示す実施の形態においても、モー
タ36、36によって巻き取りリール35、35を回転
駆動することによりクリーニング部材31、31がパチ
ンコ玉3の搬送方向と平行な方向に、かつ、パチンコ玉
3の搬送の向きとは逆向きに移動させられる。クリーニ
ング部材31、31がパチンコ玉案内部4b,4bに面
している範囲ではパチンコ玉3がクリーニング部材3
1、31に接し、これまで説明してきた実施の形態と同
様にパチンコ玉がクリーニングされる。この実施の形態
では、クリーニング部材31、31を比較的はやい速度
で移動させてもよい。クリーニング部材31、31はこ
れを循環させながらパチンコ玉のクリーニングに供する
ことにより徐々に汚れがひどくなるので、ある程度汚れ
たらクリーニング部材31、31を交換する。この実施
の形態によれば、これまで説明してきた実施の形態と同
様の効果を奏する。
【0062】紐状のクリーニング部材の駆動装置には、
必ずしも巻き取りリールを設ける必要はない。例えば、
図12に示す実施の形態のように、供給リール32から
供給され、プーリ33、クレーニング部材案内体44を
経由したクリーニング部材31を、一対の駆動ローラ6
5で引っ張り込み、この引っ張り込んだクリーニング部
材31を箱その他適宜の容器66に収容するようにして
もよい。こうすれば、供給リールは不要であり、収容し
たクリーニング部材31はそのまま、すなわち、クリー
ニング部材31を巻き取りリールから巻解すというよう
な工程を経ることなく、廃棄しまたは付着した汚れを洗
浄する処理をしてリサイクルすることができるため、省
資源化、省力化の面で有効である。
【0063】クリーニング部材の供給側リールも省略す
ることができる。すなわち、クリーニング部材を箱その
他適宜の容器に収容しておき、これを駆動装置で引き出
すようにしてもよい。このようにすれば、省資源化、省
力化の面で有効である。特に、図12に示す実施の形態
のように巻き取りリールを省略したものと組み合わせれ
ば、さらに省資源化、省力化を促進することができる。
供給側リールを省略する場合、紐状のクリーニング部材
に適宜の張力を付与するための適宜の手段、例えば、容
器から引き出したクリーニング部材を適宜の回転抵抗を
もつローラ対で挟み込むなどの手段を付加するのが望ま
しい。
【0064】これまで説明してきた各実施の形態では、
パチンコ玉を水平方向に搬送する部位にクリーナーを設
けた形態になっていたが、本発明にかかるクリーナー
は、パチンコ玉搬送装置の任意の部位に設けることがで
き、垂直方向への搬送部、あるいは傾斜方向への搬送部
などに設けても何ら差し支えない。また、紐状のクリー
ニング部材の移動の向きは、パチンコ玉搬送の向きに逆
行する向きに限定されるものではなく、パチンコ玉搬送
の向きと同じ向きであってもよい。基本的には、パチン
コ玉搬送速度とクリーニング部材の移動速度との間に差
があればよい。
【0065】次に、紐状のクリーニング部材31でより
効率的にパチンコ玉をクリーニングすることができるよ
うにした各種実施の形態について説明する。図13は、
クリーニング部材31に回転力を付加する回転力付加手
段を設けた実施の形態を示す。この実施の形態中のパチ
ンコ玉搬送装置及びクリーニング部材駆動装置の構成は
図1に示す実施の形態のものと大差ない。これまでの実
施の形態では、パチンコ玉を水平方向に搬送する部位に
クリーナーを設けた形態になっていたが、図13に示す
実施の形態では垂直移動用ブロック400にクリーナー
を設けた形態になっている。もっとも、パチンコ玉を水
平方向に搬送するかまたは垂直方向、その他の方向に搬
送するかは、搬送装置を設置する姿勢を変えることによ
って対応することができ、図13に示す実施の形態も、
上記垂直移動用ブロック400は、これが水平方向に向
くように設置すれば水平移動用ブロックとなる。そこ
で、図1に示す実施の形態中の各部材と実質同一の部材
には同一の符号を付した。
【0066】図13において、符号31は紐状のクリー
ニング部材、32は供給リール、35は巻き取りリー
ル、44はクリーニング部材案内体、45はばねをそれ
ぞれ示している。上記垂直移動用ブロック400内に
は、前述のように螺旋コイル保持部に螺旋コイル2が挿
入され、螺旋コイル2が駆動源によって回転駆動される
ことにより、螺旋コイル2の外周側からそのピッチ間の
間隙に一部が進入したパチンコ玉3が、上記ブロック4
00内のパチンコ玉案内部に沿って列をなして搬送され
るようになっている。上記クリーニング部材案内体44
の内面側に沿ってクリーニング部材31がパチンコ玉搬
送方向に配置されている。クリーニング部材31は供給
リール32から供給され、パチンコ玉の搬送の向きとは
逆向きに移動し、巻き取りリールによって巻きとられ
る。上記クリーニング部材案内体44は上記ブロック4
00の内方に向かってばね45により付勢され、この付
勢力によって上記パチンコ玉案内部内のパチンコ玉3に
クリーニング部材31が押し付けられる。
【0067】クリーニング部材案内体44から離れて巻
き取りリール35に向かうクリーニング部材31の通路
には、2個一対となってクリーニング部材31を挟み込
むローラ63、63からなる回転力付加手段が配置され
ている。一対のローラ63、63は、適宜の駆動源によ
って、図14に示すように回転中心軸方向から見て同じ
向きに回転駆動され、これによってクリーニング部材3
1に回転力を与えるようになっている。クリーニング部
材31に与えられる回転力が一方向のみであるとすれ
ば、クリーニング部材31が過度に捩られてしまうの
で、ローラ63、63を一定のインターバルで正方向と
逆方向に交互に回転させ、クリーニング部材31に正方
向及び逆方向の回転力を付加するのが望ましい。クリー
ニング部材31の位置を規制しないまま、一対のローラ
63、63を回転させてクリーニング部材31に回転力
を与えようとすると、クリーニング部材31の位置がず
れて回転力が付与されなくなるので、図14に示すよう
に、一対のローラ63、63からなる回転力付加手段の
配置位置において、クリーニング部材31の両側に位置
規制部材70、70を配置してクリーニング部材31の
位置ずれを防止するようにする。
【0068】図13、図14に示す実施の形態によれ
ば、これまで説明してきた実施の形態と同様の効果を得
ることができるほか、クリーニング部材31に回転力を
付加する回転力付加手段を設けたため、パチンコ玉3が
単にクリーニング部材31に接触しながら搬送されるだ
けではなく、クリーニング部材31が回転することによ
って、クリーニング部材31があたかもパチンコ玉3を
積極的に拭うような動作をすることになり、クリーニン
グ部材31による汚れ拭き取り面積が増大してクリーニ
ング効果を高めることができる。また、クリーニング部
材31の一定の部位のみにパチンコ玉が接触するのでは
なく、クリーニング部材31全体がまんべんなくパチン
コ玉に接触するので、クリーニング部材31を無駄なく
クリーニングに供することができる。クリーニング部材
31を正方向及び逆方向に回転させれば、さらにクリー
ニング効果を高めることができるし、クリーニング部材
31の無駄をなくすことができる。
【0069】回転力付加手段の配置位置は図13の例の
ように巻き取りリール35の近くに限られるものではな
く、供給リール32の近くであってもよいし、クリーニ
ング部材案内体44の長さ方向中間部であってもよい。
また、クリーニング部材案内体44のクリーニング部材
31案内面に例えば凹部と凸部を交互に波形に形成し、
パチンコ玉3の搬送中に、上記凸部においてパチンコ玉
がクリーニング部材31にある程度の衝撃力をもって接
触するようにしてもよい。こうすれば、上記衝撃力でパ
チンコ玉3がより効果的にクリーニングされる利点があ
る。
【0070】クリーニング部材31に回転力を付加する
回転力付加手段は、図15に示すように、クリーニング
部材31を所定の圧力をもって挟み込む2枚の平板状の
部材71、71であってもよい。平板状の部材71、7
1は、例えばベルト、あるいはプレートなどからなり、
互いに平行にかつ相反する向きに往復移動させられ、こ
れによってクリーニング部材31に回転力が付加され
る。2枚の平板状の部材71、71の一方は固定されて
いてもよい。この実施例においても、クリーニング部材
31の両側に位置規制部材70、70が配置されてい
る。
【0071】図16、図17に示す実施の形態は、クリ
ーニング部材31に回転力を付加する回転力付加手段を
図13に示す実施の形態とは別の形態としたものの例を
示す。図16、図17において、図13に示す実施の形
態のクリーニング部材案内体44に代えて、押圧部材7
4を配置し、この押圧部材74を揺動させることによ
り、紐状のクリーニング部材31に回転力を付加するよ
うにしたものである。この実施の形態におけるパチンコ
玉搬送装置自体の構成は図13に示す実施の形態のもの
とほとんど同じである。上記押圧部材74の適宜の位
置、例えば、押圧部材74の長さ方向一端部または他端
部または中間部に揺動中心軸を設け、この揺動中心軸を
中心に押圧部材74を揺動させるようになっている。ま
た、図17に示すように、前記ブロック400内のパチ
ンコ玉案内部4bに隣接してクリーニング部材案内部4
eが形成され、このクリーニング部材案内部4eに通さ
れたクリーニング部材31に押圧部材74が押し当てら
れている。押圧部材74は、これに沿うクリーニング部
材31の中心線を含む面と平行な面であり、かつ螺旋コ
イル2との接線を含む面と平行な面内において往復揺動
する。押圧部材74の長さ方向両端に対向して固定ガイ
ド72が配置され、この固定ガイド72にガイドされて
供給リール32からクリーニング部材31がブロック4
00内に導かれ、また、ブロック400から引き出され
たクリーニング部材31が固定ガイド72にガイドされ
て巻き取りリール35に導かれるようになっている。
【0072】螺旋コイル2の回転駆動により搬送される
パチンコ玉3はクリーニング部材31に接触してクリー
ニングされる。また、押圧部材74が揺動することによ
り、クリーニング部材31が押圧部材74との摩擦力で
回転させられる。クリーニング部材31はクリーニング
部材案内部4eにあって位置規制されている。クリーニ
ング部材31の上記回転により、図13に示す実施の形
態と同様の効果を得ることができる。なお、上記押圧部
材74は、その長さ方向の両端部を固定し、中間部を振
動させることによって中間部を揺動させるようにしても
よい。また、揺動運動に代えて平行運動を行うように
し、これによってクリーニング部材31に回転力を付加
するようにしてもよい。
【0073】図18に示す実施の形態も上記実施の形態
に類する。この例では、上記ブロック400の両側面を
部分円筒状の凸面に形成し、この双方の部分円筒状凸面
に押圧部材75、75の部分円筒状凹面を対向させ、こ
れらの凹面が上記部分円筒状凸面に接する向きに各押圧
部材75、75をばね45で付勢している。上記ブロッ
ク400の両側面の部分円筒状の凸面からは紐状のクリ
ーニング部材31、31の一部がはみ出しており、これ
に各押圧部材75、75の凹面が圧接している。各押圧
部材75、75は、上記部分円筒状凹面の曲率中心を回
転中心として往復揺動し、これによってクリーニング部
材31、31に回転力を付加するようになっている。
【0074】図19に示す実施の形態は、クリーニング
部材31に回転力を付加する回転力付加手段としてロー
ラ76、76を用いたものの例である。図17、図18
に示す例と同様に、螺旋コイル保持部4a、パチンコ玉
案内部4b、4b、クリーニング部材案内部4e、4e
を有するブロック400を備え、クリーニング部材案内
部4e、4eに引き通されているクリーニング部材3
1、31にそれぞれ上記ローラ76、76が押し付けら
れている。各ローラ76、76は一定回転数ずつ往復回
転駆動される。これによりクリーニング部材31、31
はクリーニング部材案内部4e、4e内で回転し、これ
まで説明してきた実施の形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0075】クリーニング部材31は、これをパチンコ
玉搬送方向に交叉する方向に移動させれば、パチンコ玉
に対するクリーニング部材の接触面積を増大させること
ができ、クリーニング効果を高めることができる。図2
0に示す実施の形態はその一つで、ブロック400に、
螺旋コイル保持部4a、パチンコ玉案内部4b、4bを
形成し、パチンコ玉案内部4b、4bに対向させてクリ
ーニング部材案内体77、77を配置し、クリーニング
部材案内体77、77にはパチンコ玉案内部4b、4b
との対向面にクリーニング部材案内溝78、78を形成
してこれにクリーニング部材31、31をそれぞれ嵌
め、クリーニング部材案内体77、77をばね45、4
5で付勢して、パチンコ玉案内部4b、4bを搬送され
るパチンコ玉にクリーニング部材31、31を押し付け
るようにし、さらに、クリーニング部材案内体77、7
7をパチンコ玉搬送方向に交叉する方向(図20におい
て上下方向)に移動させることによってクリーニング部
材31、31も移動させ、パチンコ玉3に対するクリー
ニング部材31、31の接触面積を増大させたものであ
る。クリーニング部材31、31の揺動範囲においてク
リーニング部材31、31がパチンコ玉に接することが
できるように、パチンコ玉案内部4b、4bはクリーニ
ング部材31、31との対向側が大きく開放されてい
る。
【0076】図20(a)(b)は、クリーニング部材
案内体77、77の移動位置が互いに異なっている場合
を比較して示している。図20に示す実施の形態によれ
ば、クリーニング部材31、31がパチンコ玉搬送方向
に交叉する方向に移動することによってパチンコ玉3、
3に対するクリーニング部材31、31の接触面積が増
大し、パチンコ玉をより効果的にクリーニングすること
ができる。また、クリーニング部材31、31がパチン
コ玉搬送方向に交叉する方向に移動すると、パチンコ玉
との摩擦力によってクリーニング部材31、31に回転
力が付加され、クリーニング部材31、31の回転によ
ってもたらされる前述の効果も得られるという利点があ
る。
【0077】図21に示す実施の形態も上記図20に示
す実施の形態に類する。この例では、上記ブロック40
0の両側面を部分円筒状の凸面に形成し、この双方の部
分円筒状凸面にクリーニング部材案内体80、80の部
分円筒状凹面を対向させ、これらの凹面が上記部分円筒
状凸面に接する向きに各クリーニング部材案内体80、
80をばね45で付勢している。クリーニング部材案内
体80、80にはブロック400のパチンコ玉案内部4
b、4bとの対向面にクリーニング部材案内溝81、8
1が形成され、これにクリーニング部材31、31がそ
れぞれ嵌められている。上記ブロック400の両側面の
部分円筒状の凸面からは、パチンコ玉案内部4b,4b
内で列をなしているパチンコ玉3、3の一部がはみ出し
ており、これに上記クリーニング部材案内溝81、81
から一部がはみ出しているクリーニング部材31、31
が圧接している。各クリーニング部材案内体80、80
は、上記部分円筒状凹面の曲率中心を回転中心として往
復移動し、これによってクリーニング部材31、31が
パチンコ玉搬送方向に交叉する方向に移動し、パチンコ
玉3、3に対するクリーニング部材31、31の接触面
積が増大するとともに、クリーニング部材31、31は
その移動によって回転力が付加されるようになってい
る。従って、図20に示す実施の形態と同様の効果を得
ることができる。
【0078】搬送される1列のパチンコ玉に対してクリ
ーニング部材を複数配置すれば、パチンコ玉に対するク
リーニング部材の接触面積を増大させて、パチンコ玉を
効果的にクリーニングすることができる。図22に示す
実施の形態はその一つである。図22において、ブロッ
ク400には、図17に示す例と同様に螺旋コイル保持
部4a、その両側にパチンコ玉案内部4b,4b、さら
にこれよりも外側にクリーニング部材案内部4e,4e
が形成されている。ただし、クリーニング部材案内部4
e,4eはパチンコ玉の直径よりも多少広く形成され、
このクリーニング部材案内部4e,4eの幅方向にそれ
ぞれ2本のクリーニング部材31が重なるようにして引
き通されている。それぞれ2本のクリーニング部材31
の一部はクリーニング部材案内部4e,4eから外方に
はみ出しており、このはみ出した部分に押圧部材74、
74の平坦な一側面がばね45、45の付勢力によって
押し付けられている。
【0079】各クリーニング部材31は、適宜の駆動装
置により、パチンコ玉案内部4bに沿って移動させられ
る。螺旋コイル2は駆動源によって回転駆動され、パチ
ンコ玉3、3がパチンコ玉案内部4b,4bに沿って列
をなして搬送される。列をなして搬送されるパチンコ玉
3、3にはそれぞれ2本のクリーニング部材31が接触
するため、パチンコ玉に対するクリーニング部材31の
接触面積が増大し、クリーニング効果を高めることがで
きる。図22に示す実施の形態において、各クリーニン
グ部材31、31に回転力を付加すればさらにクリーニ
ング効果を高めることができる。上記回転力は、ローラ
やベルトなどでクリーニング部材31を挟み込んで付加
してもよいし、押圧部材74、74を揺動させて付加し
てもよい。
【0080】図23に示す実施の形態も、図22に示す
実施の形態と実質的には同一で、ブロック400と押圧
部材75、75との対向面が凸及び凹の円筒面になって
いる点が異なるのみである。
【0081】図24に示す実施の形態は、図20に示す
実施の形態に類するもので、クリーニング部材案内体7
7、77のクリーニング部材案内溝78、78を幅広に
してそれぞれのクリーニング部材案内溝78、78にク
リーニング部材31を2本ずつ重なるようにして引き通
した点が図20に示す実施の形態とは異なる。この実施
の形態でも、列をなして搬送されるパチンコ玉3、3に
はそれぞれ2本のクリーニング部材31が接触するた
め、パチンコ玉に対するクリーニング部材31の接触面
積が増大し、クリーニング効果を高めることができる。
また、クリーニング部材案内体77、77とともにクリ
ーニング部材31をパチンコ玉搬送方向に交叉する方向
に揺動させれば、パチンコ玉に対するクリーニング部材
31の接触面積をさらに増大することができ、クリーニ
ング効果をさらに高めることができる。
【0082】図25に示す実施の形態も、図24に示す
実施の形態と実質的には同一であるが、ブロック400
とクリーニング部材案内体77、77との対向面が凸及
び凹の円筒面になっており、また、クリーニング部材案
内体77、77とともにクリーニング部材31がパチン
コ玉搬送方向に交叉する方向に揺動する点が異なってい
る。クリーニング部材31の揺動軌跡は、上記ブロック
400とクリーニング部材案内体77、77の円筒面と
同心の円筒面を描く。この実施の形態によれば、列をな
して搬送されるパチンコ玉3、3にはそれぞれ2本のク
リーニング部材31が接触することと相俟って、クリー
ニング部材31がパチンコ玉搬送方向に交叉する方向に
揺動するので、パチンコ玉に対するクリーニング部材3
1の接触面積をさらに増大することができ、クリーニン
グ効果をさらに高めることができる。
【0083】列をなして搬送されるパチンコ玉3、3に
複数のクリーニング部材を接触させるためには、図26
以下に示す実施の形態のように構成してもよい。図26
に示す実施の形態は、クリーニング部材案内体を兼用し
たパチンコ玉案内部材84とベルト8と2個のクリーニ
ング部材31とばね45とを有してなる。上記パチンコ
玉案内部材84は横断面がU字状の部材で、その内底部
の各角隅部には紐状のクリーニング部材31、31が引
き通され、上記パチンコ玉案内部材84の開口側がパチ
ンコ玉3の搬送通路となっている。上記ベルト8はパチ
ンコ玉案内部材84の開口に対向して配置され、パチン
コ玉案内部材84はばね45によってベルト8に向かっ
て付勢されている。パチンコ玉3は上記クリーニング部
材31、31に接触し、パチンコ玉3の一部はパチンコ
玉案内部材84の開口部から突出している。パチンコ玉
案内部材84の上記付勢力によりパチンコ玉3はベルト
8に押し付けられるとともにパチンコ玉3にクリーニン
グ部材31、31が押し当てられる。ベルト8は駆動源
によってパチンコ玉案内部材84の長手方向に沿って駆
動される。
【0084】上記のようにベルト8が駆動されることに
より、ベルト8とパチンコ玉3との摩擦力によりパチン
コ玉3がパチンコ玉案内部材84に沿って搬送される。
パチンコ玉3は2本のクリーニング部材31、31に接
触しながら搬送されるため、パチンコ玉3の表面の汚れ
がクリーニング部材31、31に付着し、パチンコ玉3
がクリーニングされる。また、パチンコ玉3は2本のク
リーニング部材31、31に接触するため、パチンコ玉
3に対するクリーニング部材の接触面積が増大し、効果
的にクリーニングすることができる。
【0085】図26に示す実施の形態は、パチンコ玉搬
送路が1列であったが、図27に示す実施の形態のよう
にパチンコ玉搬送路を2列にしてもよい。図27に示す
実施の形態は、内底部の各角隅部にクリーニング部材3
1、31を配置してなるパチンコ玉案内部材84を2個
近接させて平行に配置し、この2個のパチンコ玉案内部
材84、84の開口部にまたがる幅の1本のベルト8を
配置したもので、その他の構成は図26に示す実施の形
態と同じである。図26に示す実施の形態と同じ構成の
ものを単に2個並置してもよいが、図27に示す実施の
形態は、1本のベルト8を2個のパチンコ玉案内部材8
4、84に兼用させたものである。この実施の形態によ
れば、パチンコ玉搬送能力が図26に示す実施の形態に
比べて2倍になるほかは、図26に示す実施の形態の作
用効果と同じである。
【0086】図26、図27に示す実施の形態は、パチ
ンコ玉案内部材84がクリーニング部材案内体を兼用し
ていたが、図28に示す実施の形態のように、クリーニ
ング部材案内体85とパチンコ玉案内部材86とを分
け、パチンコ玉搬送路の一部に、スプロケット等を用い
た強制的搬送手段を配置してもよい。上記クリーニング
部材案内体85とパチンコ玉案内部材86はともに横断
面U字型の部材で、互いに開口部を接近させて対向配置
されている。クリーニング部材案内体85の内底部の各
角隅部にはそれぞれ紐状のクリーニング部材31、31
が引き通されている。パチンコ玉3はパチンコ玉案内部
材86のパチンコ玉案内溝86aに沿い列をなして搬送
される。クリーニング部材案内体85はばね45により
パチンコ玉案内部材86に向かって付勢され、上記パチ
ンコ玉3にクリーニング部材31、31が押し当てられ
る。
【0087】上記強制的搬送手段は、既に説明したよう
な適宜のものを用いることができる。例えば、パチンコ
玉が1個ずつ入ることができる切欠きを外周縁部に一定
間隔で形成したスプロケット輪の上記外周縁部をパチン
コ玉搬送路に進入させて回転駆動し、上記切欠きに入っ
たパチンコ玉を搬送路に沿って強制的に搬送させるよう
にし、この強制的な搬送力で、パチンコ玉案内部材86
に整列されているパチンコ玉を押し動かすようにする。
パチンコ玉案内部材86内のパチンコ玉3は上記のよう
に押し動かされながら搬送され、この搬送中にクリーニ
ング部材31、31に接触することによりクリーニング
される。また、パチンコ玉3は2本のクリーニング部材
31、31に接触するため、クリーニングされる面積が
増大し、クリーニング効果を高めることができる。
【0088】図28に示す実施の形態は、パチンコ玉搬
送路が1列であったが、図29に示す実施の形態のよう
にパチンコ玉搬送路を2列にしてもよい。図29に示す
実施の形態は、内底部の各角隅部にクリーニング部材3
1、31を配置してなるクリーニング部材案内体85を
2個近接させて平行に配置し、この2個のクリーニング
部材案内体85、85の開口部に対向させてパチンコ玉
案内部材87を配置したものである。パチンコ玉案内部
材87は、上記2個のクリーニング部材案内体85、8
5にまたがることができる幅を有し、2個のクリーニン
グ部材案内体85、85の開口部に対向するパチンコ玉
案内溝87a,87aを有する。その他の構成は図26
に示す実施の形態と実質的に同じである。図28に示す
実施の形態と同じ構成のものを単に2個並置してもよい
が、図29に示す実施の形態は、1個のパチンコ玉案内
部材87に2個のパチンコ玉案内溝87a,87aを形
成したものである。この実施の形態によれば、パチンコ
玉搬送能力が図28に示す実施の形態に比べて2倍にな
るほかは、図28に示す実施の形態の作用効果と同じで
ある。
【0089】図30に示す実施の形態は、図28に示す
実施の形態の構成とほぼ同じで、クリーニング部材案内
体88に、2個のクリーニング部材31、31相互を分
離する凸条89を一体に形成した点が異なる。複数のク
リーニング部材を並置してクリーニング効果を高めよう
とする場合、クリーニング部材同志が絡まることがあり
得るが、図30に示す実施の形態によれば、複数のクリ
ーニング部材31、31が凸条89によって分離される
ため、クリーニング部材同志が絡まることはない。その
他の作用効果は図28に示す実施の形態と同じである。
上記実施の形態のように、複数のクリーニング部材を並
置し、さらには、各クリーニング部材間にクリーニング
部材を分離するための部材を設けることは、これまで説
明してきた実施の形態にも適用可能であり、搬送方式に
かかわりなく適用可能であり、また、クリーニング部材
に回転力を付加するか否か、さらにはクリーニング部材
を揺動させるか否かにかかわりなく適用可能である。
【0090】図31に示す実施の形態は、図29に示す
実施の形態の構成とほぼ同じで、各クリーニング部材案
内体88、88に、図30に示す実施の形態と同様に、
それぞれのクリーニング部材案内体88、88に配置さ
れた2個のクリーニング部材31、31を分離する凸条
89を一体に形成した点が図29に示す実施の形態と異
なる。図31に示す実施の形態によれば、パチンコ玉搬
送能力が図30に示す実施の形態に比べて2倍になるほ
かは、図30に示す実施の形態の作用効果と同じであ
る。
【0091】図30、図31に示すように、整列されて
搬送されている1列のパチンコ玉に複数の紐状クリーニ
ング部材31、31を接触させ、かつ、複数のクリーニ
ング部材31、31を上記凸条89のような分離手段に
よって分離する構成は、パチンコ玉搬送装置が前述のよ
うな螺旋コイル2を用いた方式のものにも、ベルトを用
いた方式のものにも適用することができる。
【0092】図32に示す実施の形態は、パチンコ玉搬
送手段として丸ベルト95を用いたものの例である。図
32において、パチンコ玉案内部材84は、図26に示
す実施の形態と同様に構成されてクリーニング部材案内
体を兼用し、その内底部の各角隅部には紐状のクリーニ
ング部材31、31が引き通され、パチンコ玉案内部材
84の開口側がパチンコ玉3の搬送通路となっている。
パチンコ玉案内部材84の開口部に対向して横断面が円
形の2本の丸ベルト95が配置されている。2本の丸ベ
ルト95はプーリ94の両側のフランジで位置規制さ
れ、このフランジ間に並んでいる。パチンコ玉案内部材
84またはプーリ94は互いに接近する向きに適宜の付
勢手段により付勢されている。この付勢力により、パチ
ンコ玉案内部材84内に整列されているパチンコ玉3に
2本のクリーニング部材31が押し付けられるとともに
2本の丸ベルト95が押し付けられる。
【0093】上記丸ベルト95が図示されない駆動源で
駆動されることによりパチンコ玉3との摩擦力でパチン
コ玉3がパチンコ玉案内部材84に沿って搬送される。
搬送されるパチンコ玉3にはクリーニング部材31が接
触しているため、パチンコ玉3の表面がクリーニング部
材31によってクリーニングされる。パチンコ玉3には
2本のクリーニング部材31が接触しているため、接触
面積が増大してクリーニング効果が高まる。
【0094】図33に示す実施の形態は、図32に示す
実施の形態のものを2個並置したものである。図33に
示す実施の形態によれば、図32に示す実施の形態に比
べてパチンコ玉搬送能力が2倍になるほかは図32に示
す実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。な
お、図26〜図33に示す実施の形態のように、パチン
コ玉案内部材またはクリーニング部材案内体内に複数の
クリーニング部材を配置する場合、図34について次に
説明する例のように、1本のクリーニング部材を折り返
すことによって実質的に複数のクリーニング部材を配置
したのと同じにしてもよい。
【0095】一つのクリーニング部材案内体に複数のク
リーニング部材を配置する場合、必ずしも複数本のクリ
ーニング部材を配置しなくても、1本のクリーニング部
材を折り返すことによって、実質的に複数のクリーニン
グ部材を配置したのと同じにすることができる。図34
に示す実施の形態はその例を示す。図34において、ク
リーニング部材案内体96は左側の面が図示されないパ
チンコ玉案内部に対向している。クリーニング部材案内
体96の上下両端部の右側方にはプーリ97、98が配
置されている。供給リール32から供給される1本の紐
状のクリーニング部材31は、プーリ97、クリーニン
グ部材案内体96の左側面、プーリ98、プーリ97、
クリーニング部材案内体96の左側面の順に引き回され
て、図示されない巻き取りリールに巻きとられ、あるい
は回収容器に収容される。
【0096】上記の説明では、1本のクリーニング部材
31が折り返されることによって、パチンコ玉案内部に
実質的に2本のクリーニング部材31が配置されている
のと同じになっているが、折り返し回数を増やすことに
よってさらに多くのクリーニング部材31を配置したの
と同じにしてもよい。また、各プーリ97、98には、
クリーニング部材31の折り返し回数に対応して複数の
周溝を形成し、折り返し部でクリーニング部材31が重
なり合わないようにするのが望ましい。ただし、クリー
ニング部材31を1回だけ折り返す場合は、プーリ98
には周溝が1個あればよい。図34に示す実施の形態に
よれば、紐状のクリーニング部材31は1本であるにも
かかわらず、パチンコ玉搬送部を整列されて搬送されて
いるパチンコ玉に複数本のクリーニング部材が接触して
いるのと実質的に同一とすることができるため、パチン
コ玉に対するクリーニング部材の接触面積を増大させて
クリーニング効果を高めることができる。
【0097】なお、紐状のクリーニング部材に回転力を
付加する手段としては、クリーニング部材の供給リール
または巻き取りリールを、さらには供給リールと巻き取
りリールの双方を、クリーニング部材を捻るように回転
させる方式のものであってもよい。また、回転力付加手
段を複数個所に設け、クリーニング部材の複数個所で回
転力を付加するようにしてもよい。回転力付加手段は、
平板とローラとの組み合わせでもよい。回転力付加手段
は、間欠的に動作してもよいし、極めて遅い動きで連続
的に動作するものであってもよい。また、クリーニング
部材に回転力を付加する回転力付加手段と、クリーニン
グ部材を揺動させる揺動手段とを併設してもよい。
【0098】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナー
は、例えば、パチンコ遊技場における島内のパチンコ玉
搬送クリーナーとして、あるいは、個々のパチンコ遊技
機内でのパチンコ玉搬送クリーナーとして、さらには、
島内の数台のパチンコ遊技機に共通のパチンコ玉搬送ク
リーナーとして適用可能である。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、パチンコ
玉案内部に沿ってパチンコ玉を搬送するパチンコ玉搬送
装置を利用し、上記パチンコ玉案内部に、搬送されるパ
チンコ玉が接触する紐状のクリーニング部材をパチンコ
玉搬送方向に配置したため、クリーニング部材が紐状を
なすきわめて簡単なものであり、全体の構成もきわめて
簡単で、きわめて低廉なパチンコ玉搬送クリーナーを得
ることができる。また、紐状のクリーニング部材は、そ
れが汚れたときは簡単に掛け替えることができるため、
メンテナンスもきわめて容易になる利点がある。
【0100】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、クリーニング部材をパチンコ玉案内
部に沿って移動させる駆動装置を設けたため、汚れのな
いきれいなクリーニング部材が供給され、クリーニング
効果を高めることができる。
【0101】請求項3記載の発明によれば、上記駆動装
置は、クリーニング部材をパチンコ玉の搬送の向きとは
反対向きに移動させるようにしたため、汚れのないきれ
いなクリーニング部材が供給されると共に、搬送される
パチンコ玉は、まずクリーニング部材の比較的汚れの程
度の大きい部分に接し始め、徐々に汚れの程度の小さい
部分に移行し、最後は汚れのない清澄な部分に接してク
リーニングが終わるため、クリーニング効果をより一層
高めることができる。
【0102】請求項8記載の発明のように、パチンコ玉
搬送装置が、駆動源により回転駆動される螺旋コイル
と、この螺旋コイルの外周側を保持する螺旋コイル保持
部と、上記螺旋コイルの外周側から、上記螺旋コイルの
ピッチ間の間隙にパチンコ玉の一部分が入り込むことに
よって上記パチンコ玉を搬送できるように上記螺旋コイ
ル保持部の半径方向外側に形成されたパチンコ玉案内部
とを有するものであり、上記螺旋コイルの回転駆動によ
ってパチンコ玉を搬送するようにしたものによれば、パ
チンコ玉を水平方向にも垂直方向にも、あるいはS字の
ような曲線を描きながら搬送または揚送したり、直線と
曲線を組み合わせたような経路を搬送または揚送するこ
とも可能であり、かかるパチンコ玉搬送装置に紐状のク
リーニング部材を有するクリーナーを付加することがで
きるため、設計上において自由度が高く、占有空間を小
さくすることが可能なパチンコ玉搬送クリーナーを得る
ことができる。
【0103】請求項9記載の発明のように、パチンコ玉
搬送装置が、パチンコ玉案内部を複数列有し、それぞれ
のパチンコ玉案内部でパチンコ玉をクリーニング部材の
配置方向に整列させて搬送するようにすれば、パチンコ
玉の搬送能力とクリーニング能力を列数に対応して高め
ることができる。
【0104】請求項11、12記載の発明のように、ク
リーニング部材に回転力を付加する回転力付加手段を設
ければ、クリーニング部材が片寄ることなくクリーニン
グ部材全体がまんべんなくパチンコ玉に接触してクリー
ニングするため、クリーニング効果を高めることができ
るとともに、クリーニング部材の回転力によってパチン
コ玉の表面を積極的に拭うことができるため、クリーニ
ング効果をさらに高めることができる。
【0105】請求項13記載の発明によれば、回転力付
加手段は、クリーニング部材をパチンコ玉案内部内のパ
チンコ玉に押し当てるとともに揺動することによってク
リーニング部材に回転力を付加する押圧部材を有してい
るため、クリーニング部材がパチンコ玉に接触する面積
を増大させることができるほか、クリーニング部材に回
転力を付加することができるため、一層効果的にパチン
コ玉をクリーニングすることができる。また、請求項1
4記載の発明によれば、クリーニング部材はパチンコ玉
搬送方向に交叉する方向に移動することによって、パチ
ンコ玉に対するクリーニング部材の接触面積を増大させ
るようにしたため、効果的にパチンコ玉をクリーニング
することができる。
【0106】請求項15記載の発明によれば、搬送され
る1列のパチンコ玉に対してクリーニング部材を複数配
置し、パチンコ玉に対するクリーニング部材の接触面積
を増大させるようにしたため、この点からも効果的にパ
チンコ玉をクリーニングすることができる。請求項16
記載の発明によれば、請求項15記載の発明において、
それぞれのクリーニング部材に回転力を付加する回転力
付加手段を設けたため、クリーニング部材を複数配置し
たことと、各クリーニング部材に回転力を付加すること
との相乗効果によって効果的にパチンコ玉をクリーニン
グすることができる。請求項17記載の発明によれば、
請求項15記載の発明において、クリーニング部材案内
体とともに複数のクリーニング部材を揺動させることに
よりパチンコ玉に対するクリーニング部材の接触面積を
増大させる揺動手段を設けたため、クリーニング部材を
複数配置したことと、複数のクリーニング部材を揺動さ
せパチンコ玉に対するクリーニング部材の接触面積を増
大させることとの相乗効果によって効果的にパチンコ玉
をクリーニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの一
実施の形態を示す平面断面図である。
【図2】同上主要部を拡大して示す平面断面図である。
【図3】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの別
の実施の形態を示す横断面図である。
【図4】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーのさ
らに別の実施の形態を示す横断面図である。
【図5】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーのさ
らに別の実施の形態を示す縦断面図である。
【図6】同上実施の形態の横断面図である。
【図7】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーのさ
らに別の実施の形態を示す横断面図である。
【図8】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーのさ
らに別の実施の形態を示す横断面図である。
【図9】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーのさ
らに別の実施の形態を示す横断面図である。
【図10】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態を示す平面断面図である。
【図11】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態を示す平面断面図である。
【図12】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す正面断面図である。
【図13】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態を示す正面断面図である。
【図14】同上実施の形態中の回転力付与手段の部分を
示す側面図である。
【図15】本発明に適用可能な回転力付与手段の別の例
を示す側面断面図である。
【図16】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態を示す正面断面図である。
【図17】同上実施例の横断面図である。
【図18】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図19】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図20】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示すもので、(a)
(b)はそれぞれ異なる動作態様の横断面図である。
【図21】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示すもので、(a)
(b)はそれぞれ異なる動作態様の横断面図である。
【図22】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図23】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図24】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図25】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示すもので、(a)
(b)はそれぞれ異なる動作態様の横断面図である。
【図26】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図27】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図28】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図29】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図30】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図31】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図32】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図33】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す横断面図である。
【図34】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーの
さらに別の実施の形態の要部を示す正面図である。
【図35】本発明にかかるパチンコ玉搬送クリーナーを
適用することができるパチンコ玉搬送装置の例を示す縦
断面図である。
【図36】同上パチンコ玉搬送装置中のパチンコ玉挿入
用ブロックを示す平面図である。
【図37】同上パチンコ玉搬送装置中の水平移動用ブロ
ックを示す断面図である。
【図38】同上パチンコ玉搬送装置中の曲線移動用ブロ
ックを示す平面断面図である。
【符号の説明】
1 駆動源としてのモータ 2 螺旋コイル 3 パチンコ玉 4 水平移動用ブロック 4a 螺旋コイル保持部 4b パチンコ玉案内部 31 クリーニング部材 35 駆動装置を構成するモータ 36 駆動装置を構成する巻き取り側リール 44 クリーニング部材案内体 45 ばね 63 回転力付加手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ玉案内部に沿ってパチンコ玉を
    搬送するパチンコ玉搬送装置を利用したパチンコ玉搬送
    クリーナーであって、 上記パチンコ玉案内部に、搬送されるパチンコ玉が接触
    する紐状のクリーニング部材がパチンコ玉搬送方向に配
    置されていることを特徴とするパチンコ玉搬送クリーナ
    ー。
  2. 【請求項2】 クリーニング部材をパチンコ玉案内部に
    沿って移動させる駆動装置を有する請求項1記載のパチ
    ンコ玉搬送クリーナー。
  3. 【請求項3】 駆動装置は、クリーニング部材をパチン
    コ玉の搬送の向きとは反対向きに移動させる請求項2記
    載のパチンコ玉搬送クリーナー。
  4. 【請求項4】 パチンコ玉案内部に開放部が形成され、
    この開放部にクリーニング部材案内体が配置され、この
    クリーニング部材案内体にクリーニング部材が配置され
    ている請求項1記載のパチンコ玉搬送クリーナー。
  5. 【請求項5】 クリーニング部材案内体は、パチンコ玉
    案内部を搬送されているパチンコ玉にクリーニング部材
    を押し付ける向きに付勢されている請求項4記載のパチ
    ンコ玉搬送クリーナー。
  6. 【請求項6】 クリーニング部材は、無端の紐状である
    請求項1記載のパチンコ玉搬送クリーナー。
  7. 【請求項7】 パチンコ玉搬送装置は、そのパチンコ玉
    案内部に、パチンコ玉をクリーニング部材の配置方向に
    整列させ、搬送するものである請求項1記載のパチンコ
    玉搬送クリーナー。
  8. 【請求項8】 パチンコ玉搬送装置は、駆動源により回
    転駆動される螺旋コイルと、この螺旋コイルの外周側を
    保持する螺旋コイル保持部と、上記螺旋コイルの外周側
    から、上記螺旋コイルのピッチ間の間隙にパチンコ玉の
    一部分が入り込むことによって上記パチンコ玉を搬送で
    きるように上記螺旋コイル保持部の半径方向外側に形成
    されたパチンコ玉案内部とを有し、上記螺旋コイルの回
    転駆動によってパチンコ玉を搬送するものである請求項
    7記載のパチンコ玉搬送クリーナー。
  9. 【請求項9】 パチンコ玉搬送装置は、パチンコ玉案内
    部を複数列有し、それぞれのパチンコ玉案内部でパチン
    コ玉をクリーニング部材の配置方向に整列させて搬送す
    るものである請求項7記載のパチンコ玉搬送クリーナ
    ー。
  10. 【請求項10】 クリーニング部材には張力が付加され
    ている請求項1記載のパチンコ玉搬送クリーナー。
  11. 【請求項11】 クリーニング部材に回転力を付加する
    回転力付加手段を有する請求項1記載のパチンコ玉搬送
    クリーナー。
  12. 【請求項12】 クリーニング部材に正方向及び逆方向
    の回転力を付加する回転力付加手段を有する請求項1記
    載のパチンコ玉搬送クリーナー。
  13. 【請求項13】 回転力付加手段は、クリーニング部材
    をパチンコ玉案内部内のパチンコ玉に押し当てるととも
    に揺動することによってクリーニング部材に回転力を付
    加する押圧部材を有してなる請求項11または12記載
    のパチンコ玉搬送クリーナー。
  14. 【請求項14】 クリーニング部材はパチンコ玉搬送方
    向に交叉する方向に移動することによって、パチンコ玉
    に対するクリーニング部材の接触面積を増大させた請求
    項1記載のパチンコ玉搬送クリーナー。
  15. 【請求項15】 搬送される1列のパチンコ玉に対して
    クリーニング部材が複数配置され、パチンコ玉に対する
    クリーニング部材の接触面積を増大させた請求項1記載
    のパチンコ玉搬送クリーナー。
  16. 【請求項16】 それぞれのクリーニング部材に回転力
    を付加する回転力付加手段が設けられている請求項15
    記載のパチンコ玉搬送クリーナー。
  17. 【請求項17】 クリーニング部材案内体とともに複数
    のクリーニング部材を揺動させることによりパチンコ玉
    に対するクリーニング部材の接触面積を増大させる揺動
    手段を有する請求項15記載のパチンコ玉搬送クリーナ
    ー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104440A (ja) * 2011-03-09 2011-06-02 Sophia Co Ltd 封入球式遊技機
JP2011104439A (ja) * 2011-03-09 2011-06-02 Sophia Co Ltd 封入球式遊技機
JP2011136206A (ja) * 2011-03-09 2011-07-14 Sophia Co Ltd 封入球式遊技機
JP2011200263A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Asama Seisakusho:Kk 遊技球流下装置

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