JPH10249039A - パチンコ玉搬送装置 - Google Patents

パチンコ玉搬送装置

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JPH10249039A
JPH10249039A JP5479697A JP5479697A JPH10249039A JP H10249039 A JPH10249039 A JP H10249039A JP 5479697 A JP5479697 A JP 5479697A JP 5479697 A JP5479697 A JP 5479697A JP H10249039 A JPH10249039 A JP H10249039A
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JP
Japan
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pachinko ball
pachinko
spiral coil
conveying device
balls
Prior art date
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JP5479697A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kishinami
芳雄 岸浪
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AJINA GIKEN KK
Original Assignee
AJINA GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉を水平移動させたり、曲線を描き
ながら搬送することを可能にして設計上の自由度を高
め、搬送能力の割には占有空間を小さくすることができ
るパチンコ玉搬送装置を得る。 【解決手段】 螺旋コイル2と、螺旋コイル2を回転駆
動する駆動源1と、螺旋コイル2の外周側を保持する螺
旋コイル保持部と、上記螺旋コイルの外周側から螺旋コ
イル2のピッチ間の間隙にパチンコ玉3の一部が入り込
むことによってパチンコ玉3を搬送することができるよ
うに螺旋コイル保持部の半径方向外側に形成されたパチ
ンコ玉案内部とを有し、駆動源1による螺旋コイル2の
回転駆動によってパチンコ玉3を搬送するパチンコ玉搬
送装置。駆動源1が、パチンコ玉案内部へのパチンコ玉
3の導入口40側で螺旋コイル2と結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、螺旋コイルの回転
駆動によってパチンコ玉を搬送するパチンコ玉搬送装置
に関するもので、例えば、パチンコ遊技場における島と
島との間のパチンコ玉搬送装置として、島内でのパチン
コ玉搬送装置として、あるいは、個々のパチンコ遊技機
内でのパチンコ玉搬送装置として、さらには、島内の数
台のパチンコ遊技機に共通のパチンコ玉搬送装置として
適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技場には、複数個のパチンコ
遊技機が列設されてなるパチンコ島があり、各パチンコ
遊技機で遊技に供されたパチンコ玉は、パチンコ島単位
で回収され、かつ、各パチンコ島の上部に配置された供
給タンクに揚送され、この供給タンクから各遊技機に供
給されるようになっている。また、各パチンコ島間での
保有パチンコ玉数のアンバランスをなくすために、各パ
チンコ島間でパチンコ玉搬送装置によってパチンコ玉を
融通し合うようになっている。従って、パチンコ遊技場
には多くのパチンコ玉搬送装置が設置されている。
【0003】従来のパチンコ玉搬送装置は、例えば、バ
ケットコンベヤ等を用いてある程度高い位置に設置され
た供給タンクにパチンコ玉を揚送し、供給タンクからは
位置のエネルギーを利用して傾斜樋などを介してパチン
コ玉の自重で目的の位置まで搬送するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のパチンコ玉搬送
装置によれば、上記のようにパケットコンベア等を用い
てある程度高い位置に設置された供給タンクにパチンコ
玉を揚送し、供給タンクからはパチンコ玉の自重で目的
の位置まで搬送するものであるため、パチンコ玉を水平
移動させたり、曲線を描きながら搬送しようとすると、
搬送路の途中でパチンコ玉が停止して搬送路が詰まるこ
とがある。そのため、搬送路を水平にすることができな
いとか、曲線状にすることができないなど、設計上の自
由度がないという難点があった。また、バケットコンベ
ヤ等を用いたパチンコ玉の揚送手段は、所定の搬送能力
を持たせようとすると占有空間が大きくなるという難点
があると共に、搬送方向が直線的なものに限られ、搬送
方向を任意に曲げることはできなかった。
【0005】また、従来のパチンコ玉搬送装置は、パチ
ンコ玉をランダムに搬送するものであるため、搬送装置
によって搬送されるパチンコ玉の数を搬送装置で計数す
ることができず、搬送されたパチンコ玉数を計数するに
は、搬送されたパチンコ玉を整列した上でこれを計数装
置で計数する必要があった。さらに、従来のパチンコ玉
搬送装置は、搬送路の途中でパチンコ玉を導出あるいは
分流させようとしても、任意の位置に導出あるいは分流
させることはできず、従って、一つのパチンコ玉搬送装
置で一個所にしか搬送することができなかった。
【0006】そこで本出願人は、駆動源により回転駆動
される螺旋コイルと、螺旋コイルの外周側を保持する螺
旋コイル保持部と、螺旋コイルの外周側から、螺旋コイ
ルのピッチ間の間隙にパチンコ玉の一部分が入り込むこ
とによってパチンコ玉を搬送できるように螺旋コイル保
持部の半径方向外側に形成されたパチンコ玉案内部とを
有し、螺旋コイルの回転駆動によってパチンコ玉を搬送
するパチンコ玉搬送装置に関して先に特許出願した。特
願平8−246157号にかかる発明がそれである。
【0007】上記出願に係る発明によれば、パチンコ玉
を水平移動させたり、曲線を描きながら搬送することを
可能にして設計上の自由度を高めると共に、搬送能力の
割には占有空間を小さくすることができ、また、パチン
コ玉を整列させて搬送するため、パチンコ玉を計数しな
がら搬送することができ、かつ、任意の位置でパチンコ
玉を導出させあるいは分流させることができるパチンコ
玉搬送装置を得ることができる。
【0008】本発明は、上記出願に係る発明に関連する
もので、上記出願に係る発明が解決しようとする技術課
題と同じ技術課題を解決するための別の手段を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
螺旋コイルと、この螺旋コイルを回転駆動する駆動源
と、上記螺旋コイルの外周側を保持する螺旋コイル保持
部と、上記螺旋コイルの外周側から螺旋コイルのピッチ
間の間隙にパチンコ玉の一部が入り込むことによってパ
チンコ玉を搬送することができるように螺旋コイル保持
部の半径方向外側に形成されたパチンコ玉案内部とを有
し、駆動源による螺旋コイルの回転駆動によってパチン
コ玉を搬送するパチンコ玉搬送装置であって、上記駆動
源が、パチンコ玉案内部へのパチンコ玉の導入口側で螺
旋コイルと結合されていることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明のように、パチンコ玉
の導入口からパチンコ玉案内部への導入路が、上記導入
口からパチンコ玉案内部に向かって徐々に螺旋コイルに
近づいているのが望ましい。請求項3記載の発明のよう
に、螺旋コイル保持部とパチンコ玉案内部とパチンコ玉
案内部への導入路とを、複数のブロック部材を結合した
ブロックによって形成してもよい。
【0011】請求項4記載の発明のように、パチンコ玉
案内部は、螺旋コイル保持部の半径方向外側に複数設け
るとよい。請求項5記載の発明のように、搬送されてい
るパチンコ玉を検出することによって、搬送されるパチ
ンコ玉の計数に供する玉センサを設けてもよい。その場
合、請求項6記載の発明のように、計数されたパチンコ
玉が一定数に達したとき螺旋コイルの回転駆動を停止さ
せるようにしてもよい。
【0012】請求項7記載の発明のように、パチンコ玉
案内部の一部を開閉可能にしてもよい。さらに、請求項
8記載の発明のように、パチンコ玉案内部に、パチンコ
玉が接触しながら搬送されることによりパチンコ玉をク
リーニングするクリーニング部材を配置してもよい。こ
のクリーニング部材は、請求項9記載の発明のように、
パチンコ玉搬送方向と平行な方向に配置された紐状の部
材としてもよい。
【0013】また、請求項10記載の発明のように、搬
送されるパチンコ玉を検出してパチンコ玉の計数に供す
る玉センサを設け、入賞玉を検出することによって駆動
源を起動して螺旋コイルを回転駆動し、上記玉センサに
よる検出信号の計数値が所定値に達したとき駆動源を停
止させるようにして賞球器を構成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるパチンコ玉
搬送装置の実施の形態について図面を参照しながら説明
する。図1において、パチンコ玉搬送装置は、駆動源と
してのモータ1と、このモータ1によって回転駆動され
る螺旋コイル2と、この螺旋コイル2が挿入された水平
移動用ブロック4と、この水平移動用ブロック4と結合
されかつ上記螺旋コイル2が挿入された曲線移動用ブロ
ック6とを主要な構成部品として有している。図2にも
示すように、水平移動用ブロック4は一端部にパチンコ
玉導入口40を有している。以下、水平移動用ブロック
4の構成について詳細に説明する。
【0015】上記水平移動用ブロック4は、図3ないし
図6に示すように、同形の2個のブロック部材41、4
1と、これとは異なった形で互いに同形の2個のブロッ
ク部材42、42の合計4個のブロック部材からなり、
直線状に伸びている。上記2個のブロック部材42、4
2は上下に互いに対向させて配置され、上記別の2個の
ブロック部材41、41は上記ブロック部材42、42
を両側から挟み込んだ形で配置され、これら4個のブロ
ック部材が一体に結合されることによって水平移動用ブ
ロック4が形成されている。4個のブロック部材の結合
手段は任意であるが、図示の例では、ブロック部材4
1、ブロック部材42、ブロック部材41の順に貫通し
たボルト44にナットがねじ込まれることによって結合
されている。
【0016】図3ないし図6に示すように、対をなす各
ブロック部材42、42は、相対向する面側に断面半円
状の溝4a’,4a’を長さ方向に有していて、これら
の溝4a’,4a’が対向することによってほぼ円形の
螺旋コイル保持部4aが形成されている。この螺旋コイ
ル保持部4aには螺旋コイル2が挿入されている。螺旋
コイル保持部4aの内径は螺旋コイル2の外径よりも多
少大きく、螺旋コイル保持部4a内で螺旋コイル2が回
転できるようになっている。螺旋コイル2は弾性材で作
られていて、螺旋コイル保持部4aが仮に長さ方向に円
弧を描きながら形成されていたとしても螺旋コイル保持
部4a内で円弧に沿って撓んだ形のまま回転できるよう
になっている。
【0017】各ブロック部材42、42の上記溝4
a’,4a’の両側の土手の高さは一定ではなく、一部
に傾斜がつけられている。すなわち、図3、図4、図6
から明らかなように、パチンコ玉導入口40側で最も高
いH1なる高さで、パチンコ玉搬送方向に沿って順次高
さが低くなる土手42a,42aと、この土手42a,
42aの最も低い位置に続く低い土手であって一定の高
さH2の土手42b,42bとからなる。従って、上下
のブロック部材42、42が対向配置されることによ
り、上記土手42a,42aの対向位置では、パチンコ
玉導入口40からパチンコ玉搬送方向に沿って順次間隔
が広がる間隙45が形成され、また、上記土手42b,
42bの対向位置では、比較的広い間隔であって一定の
間隔の間隙46が形成されている。上記間隙45の大半
はパチンコ玉3の直径よりも間隔が小さく、間隙46の
近くでパチンコ玉3の直径よりも間隔が大きくなってい
る。従って、間隙45に対応する部分を移動するパチン
コ玉3は順次螺旋コイル2に近づいていくが螺旋コイル
2に接することはできず、間隙46の近くから間隙46
に対応する部分では、これらの間隙からパチンコ玉3が
螺旋コイル2に接することができるようになっている。
【0018】図2、図3、図4に示すように、一組のブ
ロック部材41、41は、相対向する側にパチンコ玉3
が1列をなして通ることができる溝を有している。これ
らの溝は、上記導入口40、40から始まる導入路4
e,4eと、この導入路4e,4eに繋がっているパチ
ンコ玉案内部4b,4bとからなる。上記導入路4e,
4eはブロック部材42、42で形成される前記間隙4
5に対向しており、上記パチンコ玉案内部4b,4bは
ブロック部材42、42で形成される前記間隙46に対
向している。導入路4e,4eとパチンコ玉案内部4
b,4bの幅(図4において上下方向の寸法)は上記間
隙46の幅と同じである。しかし、図3と図4を対比す
ればわかるように、上記導入路4e,4eはブロック部
材42、42の土手42a,42aによって螺旋コイル
保持部4aから隔離されると共に深く形成されていて、
導入路4e,4eを通るパチンコ玉3は螺旋コイル保持
部4aに進入することはできない。これに対し、上記パ
チンコ玉案内部4b,4bは浅く、かつ、螺旋コイル保
持部4aとの間にパチンコ玉案内部4b,4bを隔離す
る部材は存在していないため、パチンコ玉案内部4b,
4bを通るパチンコ玉3は螺旋コイル保持部4aに進入
することができる。
【0019】上記導入路4e,4eをさらに詳細に説明
すると、導入路4e,4eは、パチンコ玉導入口40側
で最も深く、従って螺旋コイル保持部4aから最も遠く
離れており、パチンコ玉案内部4b,4bとの連結部で
このパチンコ玉案内部4b,4bに円滑に繋がるように
パチンコ玉案内部4b,4bの深さと同じ深さになって
いる。すなわち、導入路4e,4eは、パチンコ玉導入
口40側からパチンコ玉案内部4b,4bとの連結部に
至るまで深さが順次浅くなっていて、これに伴い、導入
路4e,4eを通るパチンコ玉3が次第に螺旋コイル保
持部4aに近づき、ついには螺旋コイル保持部4a内に
進入するようになっている。一方では、前述のように導
入路4e,4eに対向する隙間45(図6参照)の間隔
が順次大きくなるため、上記のようにパチンコ玉3が次
第に螺旋コイル保持部4aに近づき、ついには螺旋コイ
ル保持部4a内に進入するのを許容するようになってい
る。
【0020】水平移動用ブロック4の螺旋コイル保持部
4aには、螺旋コイル2が挿入され、螺旋コイル保持部
4aの内壁で螺旋コイル2の外周側を保持している。こ
の螺旋コイル保持部4aの両側に、かつ、螺旋コイル保
持部4aから半径方向外側にパチンコ玉案内部4b、4
bが形成されている。図4に示すように、水平移動用ブ
ロック4のパチンコ玉搬送方向下流側の端面には、螺旋
コイル保持部4aとその両側に連続して形成されたパチ
ンコ玉案内部4b、4bとが開口している。パチンコ玉
案内部4b、4bにはそれぞれパチンコ玉3が整列させ
た状態で導入され、螺旋コイル2の回転駆動により、パ
チンコ玉3を整列させた状態でパチンコ玉案内部4b、
4bに沿って搬送することができる。なお、パチンコ玉
3の搬送の詳細については、後述する。
【0021】図示の例では、パチンコ玉3の直径よりも
螺旋コイル2の外径の方が大きく、従って、パチンコ玉
案内部4bの断面円弧形の半径よりも螺旋コイル保持部
4aの断面円弧形の半径の方が大きいものを示している
が、螺旋コイル2の外径の大きさは、後述するパチンコ
玉3の搬送に影響しない程度の大きさであればよく、パ
チンコ玉3の直径よりも小さくても差し支えない。
【0022】水平移動用ブロック4の長さは、パチンコ
玉搬送の条件に応じて任意に設定可能である。図1、図
2に示す例では、水平移動用ブロック4はある程度長く
延びているが、図5、図6に示す水平移動用ブロック4
の長さは比較的短いものとなっている。水平移動用ブロ
ック4の長さを図5、図6に示すものよりも長くする必
要がある場合は、水平移動用ブロック4のパチンコ玉搬
送方向下流側を、図4に示す形態のまま延長し、あるい
は、水平移動用ブロック4のパチンコ玉搬送方向下流側
に図4に示す形態と同じ形態の水平移動用ブロックを継
ぎ足せばよい。以上説明した水平移動用ブロック4は合
計4個のブロック部材で構成されていたが、図3、図4
において、水平方向の中心線を境にして上下に二分した
形のブロック部材を作り、このブロック部材を上下に配
置して一体に連結することによっても、上記水平移動用
ブロック4と同様の水平移動用ブロックを得ることがで
きる。
【0023】次に、前記曲線移動用ブロック6について
説明する。曲線移動用ブロック6は、図7に示すように
2つの曲線移動用ブロック部材61、61を結合するこ
とによって形成されている。このブロック部材61、6
1の片面には、断面半円形の溝が形成されており、双方
の溝を対向させて2つのブロック部材61、61を結合
することによって、ガイド孔6cを形成している。この
ガイド孔6cは、円弧を描いて立ち上がって形成されて
いる。また、このガイド孔6cの断面形状は、上記水平
移動用ブロック4に形成されている螺旋コイル保持部4
aおよびパチンコ玉案内部4b、4bと同形をなしてい
る。すなわち、上記ガイド孔6cは、上記螺旋コイル保
持部4aと断面が同形の螺旋コイル保持部6a、および
上記パチンコ玉案内部4bと断面が同形のパチンコ玉案
内部6bが円弧を描いて立ち上がって形成されている。
従って、上記螺旋コイル保持部6aおよび上記パチンコ
玉案内部6bは、図1に示すように、水平移動用ブロッ
ク4の一端4xから他端4yを介して曲線移動用ブロッ
ク6の一端6yまで一連に形成されている。図7は、上
記曲線移動用ブロック6の一端6yの平面断面を示して
いる。
【0024】図1において、螺旋コイル2は、上記螺旋
コイル保持部4a、6a内に設置され、上記水平移動用
ブロック4の一端4xから曲線移動用ブロック6を通
り、ブロック6の一端6yから突出した位置までに設置
されている。この螺旋コイル2のピッチ間の間隙は、搬
送しようとするパチンコ玉3の外径よりも小さい。螺旋
コイル2の前記パチンコ玉導入口40側の端部2aは、
駆動源であるモータ1の駆動軸1aに取り付けられてい
る。モータ1は、水平移動用ブロック4のパチンコ玉導
入口40側において、螺旋コイル保持部4aの中心軸線
の延長上に配置されている。上記螺旋コイル2は、上記
モータ1によって回転駆動される。螺旋コイル2は弾力
性を有しているため、円弧状の螺旋コイル保持部6a内
でも回転することができる。また、上記モータ1は、図
1に示している矢印α方向にパチンコ玉3を搬送するよ
うに螺旋コイル2を回転駆動する。螺旋コイル2の他端
部2bは曲線移動用ブロック6の上端面から僅かに突出
している。
【0025】次に、上記パチンコ玉搬送装置の一連の動
作について説明する。図1において、上記モータ1は、
矢印α方向にパチンコ玉3を搬送するように、螺旋コイ
ル2を回転駆動する。そこで、パチンコ玉導入口40、
40から導入路4e、4eにパチンコ玉3を導入する。
パチンコ玉3を導入路4e、4eに導入するには、ホッ
パーのような補助具を併用するとよい。また、パチンコ
玉3が自重で導入路4e、4eを円滑に移動することが
できるように、導入路4e、4eを傾斜させ、あるいは
水平移動用ブロック4全体を傾斜させるとよい。パチン
コ玉3は、導入路4e、4eを前記間隙45に沿って移
動するに従い、図2ないし図6について説明したように
次第に螺旋コイル保持部4aに近づき、ついには間隙4
6から螺旋コイル保持部4a内に進入する。螺旋コイル
保持部4a内に進入したパチンコ玉3は、螺旋コイル保
持部4a内に設置されている上記螺旋コイル2の外周側
から、螺旋コイル2のピッチ間の間隙に一部分が入り込
んだ状態になると共に、上記パチンコ玉案内部4bで位
置規制される。螺旋コイル2のピッチ間の間隙に一部分
が入り込んだ状態の各パチンコ玉3は、上記螺旋コイル
2の回転駆動によって、パチンコ玉案内部4b内を図
1、図2において右側から左側に搬送される。図示の例
では、2列のパチンコ玉案内部4b,4bに沿い2列に
整列されて搬送される。
【0026】螺旋コイル2の回転駆動によって、上記水
平移動用ブロック4の一端4xから他端4yまで、パチ
ンコ玉案内部4b内を搬送されたパチンコ玉3は、図1
に示すように、曲線移動用ブロック6のガイド孔6cに
形成されたパチンコ玉案内部6bに導かれ、このパチン
コ玉案内部6b内を、矢印α方向に揚送される。そし
て、上記曲線移動用ブロック6の一端6yまで揚送され
たパチンコ玉3は、外方にこぼれ出て、図示しないパチ
ンコ玉収容部等に収容される。収容されたパチンコ玉3
は、適宜目的の位置に搬送される。
【0027】以上説明したパチンコ玉搬送装置によれ
ば、パチンコ玉3の一部分が、螺旋コイル保持部4a、
6aに設置されている螺旋コイル2のピッチ間の間隙に
螺旋コイル2の外周側から入り込んだ状態になり、この
状態で、駆動源としてのモータ1で螺旋コイル2を回転
駆動することによってパチンコ玉3を搬送するようにし
たため、パチンコ玉3は、水平方向にも搬送させること
ができる。また、螺旋コイル2は、曲線移動用ブロック
6に形成されているガイド孔6c内において、パチンコ
玉3を曲線を描きながら揚送することができる。螺旋コ
イル2は、パチンコ玉3をS字のような曲線を描きなが
ら揚送したり、直線と曲線を組み合わせたような経路を
搬送(揚送)することができるため、任意の場所にパチ
ンコ玉を搬送することを簡単な構成でかつ小さな占有空
間で実現することができ、設計上において自由度の高い
パチンコ玉搬送装置を得ることができる。また、導入口
40から導入されたパチンコ玉3の一部が、直ちに螺旋
コイル2のピッチ間の間隙に入り込むのではなく、導入
路4eを移動しながら徐々に螺旋コイル2に近づき、螺
旋コイル2のピッチ間の間隙内にスムーズに入り込むた
め、パチンコ玉3が螺旋コイル2のピッチ間の間隙内に
入り込むときの衝撃がなく、搬送装置にダメージを与え
ることがないし、騒音も少なく、パチンコ玉3が導入路
4e内に詰まることもない。
【0028】次に、本発明にかかるパチンコ玉搬送装置
の各種変形例について説明する。上記螺旋コイル保持部
4a、6aおよびパチンコ玉案内部4b、6bは、複数
のブロック部材を結合することによって形成していた
が、例えば、材質が樹脂等で製造されたパイプを塑性変
形させることによって形成することもできるし、一体成
形、押し出し成形(直線部分)、ロストワックス、さら
には、鋳造等によっても形成することができる。また、
上記パチンコ玉案内部4b、6bは、1列だけ形成され
ていてもよい。
【0029】上記螺旋コイル保持部4a、6a及びパチ
ンコ玉案内部4b、6bの断面形状は、図示の例では円
弧状であるが、必ずしも円弧状に形成されていなくても
よい。例えば、断面形状が多角形であってもよいし、凹
条と凸条とが搬送方向に平行に伸びた形のものでもよ
い。さらには、断面形状が楕円形であってもよい。断面
形状を楕円状に形成した場合は、楕円の中心部を螺旋コ
イル保持部4a、6aとしてこの螺旋コイル保持部4
a、6aで螺旋コイルを位置規制し、かつ、螺旋コイル
保持部4a、6aを挟んでパチンコ玉案内部4b、6b
を楕円の長軸方向に並列に配置できるような断面形状で
あればよい。
【0030】螺旋コイル2は、負荷の変動によって伸縮
し、伸びたときにピッチ間の間隙からパチンコ玉3が螺
旋コイル2の内径側に入り込んでしまうことがないとも
限らない。そこで、図8に示すように、螺旋コイル2の
内部にフレキシブルな芯材8を設けるとよい。こうして
おけば、仮に螺旋コイル2が延びてそのピッチ間の間隙
が広がったとしても、パチンコ玉3が螺旋コイル2の内
径側に進入するのを上記芯材8が阻止する。芯材8はフ
レキシブルであるため、パチンコ玉搬送路が曲線を描い
ていても対応することができる。
【0031】上記パチンコ玉案内部4bは、上記螺旋コ
イル保持部4aの半径方向外周に多数列設けることも可
能である。図9に示す例では、二つのブロック部材4
8、48を結合することによって水平移動用ブロック4
を構成し、このブロック4の断面中央に螺旋コイル保持
部4aを形成し、この螺旋コイル保持部4aの周りに4
つのパチンコ玉案内部4bを設け、1つの螺旋コイル2
によってパチンコ玉3が4列をなして搬送されるように
なっている。この水平移動用ブロック4に繋がる他のブ
ロック、例えば前記曲線移動用ブロック6などがある場
合は、この曲線移動用ブロック6などにも、当然のこと
ながら上記4つのパチンコ玉案内部4bに繋がる4つの
パチンコ玉案内部を設ける。
【0032】このように、パチンコ玉案内部4bを螺旋
コイル保持部4aの半径方向外周に多数列設けることに
よって、より多くのパチンコ玉3を搬送することがで
き、搬送能力を高めることができる。搬送能力をさらに
高めるには、パチンコ玉案内部4bが螺旋コイル保持部
4aの外周に複数設けられているブロックを複数並置す
ればよい。図10には、パチンコ玉案内部4bが螺旋コ
イル保持部4aの外周に4つ形成されてなるブロック部
材4が二つ並置された例を示している。
【0033】以上説明したパチンコ玉搬送装置は、パチ
ンコ玉を降下させるものにも使用可能である。この場合
は、降下速度を抑制し、秩序を保ちながら搬送できる利
点がある。また、U字状または逆U字状の搬送経路、す
なわち上昇した後反転して下降する搬送経路または下降
した後反転して上昇する搬送経路であってもよい。
【0034】以上説明した実施の形態によれば、パチン
コ玉が案内部4b、6bに沿って整列された状態で搬送
されるため、搬送されるパチンコ玉数を正確に計数する
ことができ、この計数値を用いることによってパチンコ
玉の定数繰り出し装置を構成することもできる。そこ
で、以上説明した実施の形態に付加したパチンコ玉数計
数装置および定数繰り出し装置の例について説明する。
【0035】図11において、符号7は、玉センサを示
している。この玉センサ7は、各パチンコ玉案内部の一
端70の外周に取り付けられており、各パチンコ玉案内
部の一端70まで搬送された後、外方にこぼれ出るパチ
ンコ玉3を各パチンコ玉案内部ごとに検知して計数する
ものである。玉センサ7としては、磁気式、光学式、そ
の他適宜の方式を用いることができる。ユーザは予め必
要なパチンコ玉3の個数を設定しておき、上記玉センサ
7、7の検出出力のカウント値が、ユーザによって設定
された値に達したら、上記モータ1を停止させて搬送を
停止させる。これによって、必要なパチンコ玉3の個数
分だけ適宜目的の位置に搬送することができる。
【0036】図12は、上記玉センサ7に加えて玉セン
サ7’を玉センサ7と並列にパチンコ玉案内部の一端7
0の外周に設けた例を示している。この玉センサ7’
は、上記玉センサ7と同様に、外方にこぼれ出るパチン
コ玉3を検知するものである。このように二つのセンサ
7、7’を設け、少なくとも一方のセンサから信号が出
力されていれば、これをカウントするように構成するこ
とによって、このセンサの異常による誤った計数を防止
することができる。つまり、このセンサ7、7’の検知
が正常か異常かを判断することができる。そこで、玉セ
ンサ7と玉センサ7’のどちらかが検知しなかった場合
にはセンサの異常と判断し、上記モータ1の回転駆動を
停止するようにしてもよい。このようにすれば、パチン
コ玉3の計数をより正確に行うことができる。
【0037】以上説明した図11、図12の例におい
て、検出信号の計数値が、ユーザが設定した所定のパチ
ンコ玉3の個数値に近くなったら、駆動源であるモータ
1の回転速度を減速させるようにすれば、慣性力による
オーバーランを防止することができるため、より正確な
位置で装置を停止させることができ、より確実に、設定
されたパチンコ玉3の個数分だけを搬送することができ
る。また、停止する際の衝撃を緩和することもできる。
搬送されるパチンコ玉を計数する手段として、モータ1
の回転数を検出してこれを計数する方法を用いてもよ
い。しかし、負荷の変動によって螺旋コイル2が伸縮す
ると、モータ1の回転数を検知してこれを計数した結果
と、実際に搬送されたパチンコ玉数との間に僅かながら
差が生じることがあり得るので、図11、図12に示す
例のように、パチンコ玉案内部の一端70の外周にセン
サを設けてこれを計数するのが好ましい。
【0038】次に本発明にかかるパチンコ玉搬送装置を
パチンコ遊技機に適用した例について説明する。図13
において、符号80は、島を構成しているパチンコ遊技
機群の中の一つのパチンコ遊技機を示している。上記パ
チンコ遊技機80には、下部にタンク81が、上部に上
皿82が、この上皿82の底部に連なって賞球賞出装置
83がそれぞれ設けられている。
【0039】上記タンク81は、パチンコ遊技機80に
打ち込まれて遊技に供され、かつアウト玉となったパチ
ンコ玉3を溜めるものである。賞球賞出装置83は、パ
チンコ遊技機80に打ち込まれたパチンコ玉3がセーフ
孔に入ったとき、上皿82から一定数のパチンコ玉3を
賞球として遊技者の手元近くに賞出するためのものであ
る。このパチンコ遊技機80に、本発明のパチンコ玉搬
送装置84を設置することができる。
【0040】この例では、このパチンコ搬送装置84
は、タンク81に溜められているパチンコ玉3を上皿8
2に揚送してパチンコ玉3をパチンコ遊技機80内で循
環させるために設けられている。螺旋コイル2を回転駆
動するモータは図示されていないが、搬送装置84への
パチンコ玉導入口側、すなわち、タンク81側に設けら
れてその駆動軸に螺旋コイル21が結合されている。パ
チンコ玉搬送装置84のパチンコ玉排出口(パチンコ玉
案内部の一端70)が上皿82の上方に位置し、パチン
コ玉搬送装置84のパチンコ玉搬送路の途中にはパチン
コ玉クリーナー85が取り付けられている。
【0041】上皿82からパチンコ玉を賞球として賞出
するたびに、上皿82内のパチンコ玉数が減少するの
で、上皿82内のパチンコ玉数が一定以下になったらこ
れを検知し、パチンコ玉搬送装置84のモータを起動
し、タンク81からパチンコ玉搬送装置84によって上
皿82にパチンコ玉3を供給する。このときのパチンコ
玉供給量を一定量に設定しておけば、図11、図12に
ついて説明したような定数繰り出し機能をもたせること
により、設定した数量だけ上皿82に供給することがで
きる。ただし、図13の例では、必ずしも定数繰り出し
機能をもたせる必要はなく、上皿82内のパチンコ玉量
が一定量になったら、モータを停止させるようにしても
よい。
【0042】パチンコ遊技機80において、アウト玉数
に対して賞出するパチンコ玉数が多いと、パチンコ遊技
機80内に保有するパチンコ玉数が減少するので、その
場合は、島単位で設けられた供給樋86からカウンタ8
7を介して上皿82にパチンコ玉3を供給する。
【0043】図13に示すパチンコ玉搬送装置84に、
図11、図12について説明したような定数繰り出し機
能をもたせれば、パチンコ玉搬送装置84自体を賞球賞
出装置として用いることができる。図14に示す例がそ
れである。図14において、パチンコ遊技機80ごとに
設けられたタンク81からパチンコ玉を搬送するパチン
コ玉搬送装置84は、搬送されるパチンコ玉を検出して
計数するための玉センサ7又はこれに加えて玉センサ
7’をパチンコ玉案内部の一端70に有していて、これ
らセンサの検出信号の計数値が設定値に達することによ
ってモータを停止させ、パチンコ玉を一定数繰り出すよ
うになっている。繰り出されたパチンコ玉は賞出部に導
かれ、遊技者の手許に導出される。
【0044】このように、定数繰り出し機能を有するパ
チンコ玉搬送装置を賞球賞出装置として用いれば、図1
3に示すような上皿82やパチンコ玉を一定数ずつ賞出
するための機構が不要になり、賞出装置の構成を極めて
単純化するすることができるし、賞出装置全体を小型化
することもできる。また、セーフ玉数をメモリに記憶さ
せておき、所定数のパチンコ玉が導出されるごとに記憶
値を減算することができるため、連続して賞出すること
も可能であり、従来の賞出装置のように、機構的にかつ
間欠的に所定数ずつ賞出する装置に比べて、迅速かつ円
滑に賞出することができる。
【0045】さらに、図13、図14に破線で示すよう
に、複数のパチンコ遊技機からなる島単位で設けられた
タンク88からパチンコ玉搬送装置84でパチンコ玉3
を揚送するようにしてもよく、上皿82にパチンコ玉3
を供給する際にも、ユーザの設定したパチンコ玉3の個
数分だけを供給することができる。
【0046】次に、パチンコ玉案内部の変形例について
説明する。図15において、符号84は、パチンコ玉搬
送装置の一部分を示している。このパチンコ玉搬送装置
84において、パチンコ玉案内部85の一部分86が軸
86aを中心に回転して開閉可能となっている。ここで
は、2列のパチンコ玉案内部85のうち一列のパチンコ
玉案内部85の一部分86が開閉可能となっていて、2
列のパチンコ玉が異なった位置に搬送されるようになっ
ている。
【0047】従来のパチンコ玉搬送装置では、搬送路に
別の使用目的のためにパチンコ玉を導出させる開口部が
設けられていないために、一つのパチンコ玉搬送装置で
一箇所にしか搬送することができなかったが、上述のよ
うに、パチンコ玉案内部85の一部分86を開閉可能に
することによって、一つのパチンコ玉搬送装置で、複数
の場所にパチンコ玉3を搬送することができる。図16
は、別の例を示しており、開閉部分86をパチンコ玉搬
送方向に対し直交する方向に平行移動可能に設けたもの
である。
【0048】図15、図16で示した、開閉部分86
は、手動で操作してもよいし、モータ等によって自動で
操作するようにしてもよい。また、上記パチンコ玉案内
部85の一部分を上述のように開口する際、上記螺旋コ
イル2の回転駆動を停止させてもよいし、螺旋コイル2
を回転駆動させていてもよい。パチンコ玉案内部の一部
を開閉する機構は、図15、図16に示すものに限られ
るものではなく、適宜設計変更して差し支えない。
【0049】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置には、
図13、図14の例について説明したように、パチンコ
玉搬送経路にパチンコ玉クリーナーを付加することもで
きる。図17ないし図21は、本発明にかかるパチンコ
玉搬送装置にパチンコ玉クリーナーを付加した例を示
す。まず、図17ないし図19に示す例について説明す
る。図17ないし図19において、水平移動用ブロック
4は、螺旋コイル保持部4aの両側のパチンコ玉案内部
4b、4b形成側の側面が削り取られて、上記パチンコ
玉案内部4b、4bの一部が水平移動用ブロック4の外
側に露呈している。従って、螺旋コイル保持部4a内で
螺旋コイル2が回転駆動されることによりパチンコ玉案
内部4b、4bに沿って搬送されるパチンコ玉3、3の
一部が上記ブロック4の側面からはみ出す。このよう
に、パチンコ玉案内部4b、4bの一部が水平移動用ブ
ロック4の外側に露呈している部分はクリーニング部3
5、35であり、このクリーニング部35、35に、次
に説明するようなパチンコ玉クリーナーが設けられてい
る。
【0050】上記クリーナーは、クリーニング部材3
0、一部がブロック4の側面からはみ出しているパチン
コ玉3に上記クリーニング部材30を押圧する押圧ロー
ラ33、クリーニング部材30を両面から挟むことによ
りクリーニング部材30の移動をガイドする2個一対の
アイドルローラ34を有してなる。押圧ローラ33およ
びアイドルローラ34の軸はパチンコ玉3の搬送方向と
平行な方向である。従って、これらローラ33、34の
回転によるクリーニング部材30の移動方向は、パチン
コ玉3の搬送方向に直交する方向である。
【0051】クリーニング部材30は、芯材31の両面
にクリーナーシート32が貼り付けられることによって
構成されている。クリーナーシート32はパチンコ玉3
の表面に付着している汚れを除去するためのもので、そ
の材質は、パチンコ玉3の汚れを除去することができる
ものであればどのようなものであってもよい。また、ク
リーナーシート32は、例えば、平滑なシート状のも
の、織物状のもの、不織布状のもの、網目状のもの、ス
ポンジ状のもの、小孔やスリットや溝などが形成された
ものなど、適宜のものを任意に選択して使用することが
できる。さらに、クリーナーシート32に少量の油脂や
防錆剤を付加して、パチンコ玉に光沢や潤滑性を与えた
り、錆を防止するようにしてもよい。
【0052】クリーナーシート32は必ずしも芯材31
の両面に貼り付ける必要はないが、芯材31の両面にク
リーナーシート32を貼り付けておけば、パチンコ玉3
のクリーニングによって片面のクリーナーシート32が
汚れたとき、クリーニング部材30を反転させて他方の
面のクリーナーシート32をパチンコ玉3のクリーニン
グに供することができるので便利である。また、芯材3
1の両面にクリーナーシート32を貼り付ける場合、図
18に示す例のように、1枚のクリーナーシート32を
中心線に沿い折り返して芯材31の両面に貼り付けるよ
うにしてもよい。
【0053】上記クリーニング部35、35はパチンコ
玉3の搬送方向にある程度の長さをもって形成され、上
記ローラ33の長さ寸法およびクリーニング部材30の
幅寸法は、クリーニング部35よりも僅かに短くなって
いる。押圧ローラ33、33はパチンコ玉案内部4b、
4bからはみ出すパチンコ玉3と対向する位置に、か
つ、このパチンコ玉3にクリーニング部材35、35を
適宜の押圧力で押圧する位置に設けられている。2個一
対のアイドルローラ34は複数対あり、押圧ローラ3
3、33を挟んでクリーニング部材35の移動方向両側
に配置されている。図19に示すように、押圧ローラ3
3、33はモータ39により、プーリ38、ベルト3
7、プーリ36を介して回転駆動され、押圧ローラ3
3、33の回転駆動によってクリーニング部材30が移
動させられる。モータ39は例えばギヤードモータであ
って、その出力軸の回転速度は比較的遅く、クリーニン
グ部材30はゆっくり移動するようになっている。複数
対の上記アイドルローラ34は、クリーニング部材3
0、30の移動に伴って回転しながらクリーニング部材
30の移動をガイドする。各アイドルローラ34は、ク
リーニング部材30の幅方向を規制するためのフランジ
34aを長さ方向両端部に有している。
【0054】図19に示すように、クリーニング部材3
0は長方形の板状になっており、上記モータ39の往復
回転駆動によって往復動する。クリーニング部材30の
往復移動通路の両端部側方には、クリーニング部材30
の往復移動限界を検出するためのセンサ42、43が配
置されている。クリーニング部材30が往復移動限界に
至ると、センサ42またはセンサ43がクリーニング部
材30の移動方向先端縁部を検出する。このセンサ42
またはセンサ43の検出信号によってモータ9の回転の
向きが逆転させられ、クリーニング部材30の移動の向
きが反転するようになっている。
【0055】以上説明した図17ないし図19記載の例
によれば、螺旋コイル保持部4a内で螺旋コイル2が回
転駆動されることにより、パチンコ玉案内部4b,4b
に沿ってパチンコ玉3が搬送され、クリーニング部3
5、35において、パチンコ玉案内部4b,4bからは
み出しているパチンコ玉3がクリーニング部材30のク
リーナーシート32に接する。パチンコ玉3は、螺旋コ
イル2の回転および上記パチンコ玉案内部4b,4bの
壁面への接触による回転と、クリーニング部35、35
でのクリーニング部材30のパチンコ玉3の搬送方向に
対し直角方向への回転とが相俟って回転の向きが不規則
になり、パチンコ玉3の表面がまんべんなくクリーニン
グ部材30のクリーナーシート32に接してパチンコ玉
3の表面がまんべんなくクリーニングされる。
【0056】このように、本発明にかかるパチンコ玉搬
送装置を利用してパチンコ玉クリーナーを構成すれば、
パチンコ玉搬送装置とパチンコ玉クリーナーとを合わせ
た装置としては構成が極めて簡単で、小型化を図ること
も容易であり、さらに、取り扱いが容易で騒音も小さ
く、パチンコ玉3を効率よくクリーニングすることがで
きるパチンコ玉クリーナーを兼ねたパチンコ玉搬送装置
を得ることができる。
【0057】上記クリーニング部材30がパチンコ玉3
のクリーニングに供されることによってパチンコ玉3の
汚れがクリーナーシート32に付着してクリーナーシー
ト32が汚れる。クリーナーシート32の汚れがある程
度以上になると、クリーニング部材30を表裏反転し、
芯材31の他方の面に貼り付けてあるクリーナーシート
32をパチンコ玉3のクリーニングに供する。クリーニ
ング部材30の表裏反転操作は、クリーニング部35か
らクリーニング部材30を引き抜いて反転させ、再びク
リーニング部35に挿入すればよく、極めて容易であ
る。両面のクリーナーシート32、32が汚れた場合は
クリーニング部材30を取り替える。
【0058】図18について説明したように、1枚のク
リーナーシート32を中心線に沿い折り返して芯材31
の両面に貼り付けてもよい。その場合、クリーナーシー
ト32の折り返し部を、パチンコ玉搬送方向上流側に向
けて設置する。こうしておけば、搬送されるパチンコ玉
3がクリーナーシート32のエッジ部分に当たっても、
クリーナーシート32が芯材31から剥がれにくいとい
う利点がある。
【0059】なお、パチンコ玉クリーニング部は、螺旋
コイル2、螺旋コイル保持部、パチンコ玉案内部などか
らなるパチンコ玉搬送路であればどこに設けてもよく、
図17ないし図19の例のように水平移動用ブロック4
に設けることに限定されるものではない。例えば、図1
に示すパチンコ玉搬送装置の例において、曲線移動用ブ
ロック6にパチンコ玉清掃部を設けてもよい。
【0060】図20、図21は、本発明にかかるパチン
コ玉搬送装置にパチンコ玉クリーナーを付加した別の例
を示す。図20において、水平移動用ブロック4は、パ
チンコ玉搬送方向から見て螺旋コイル保持部4aの両側
(図において上下両側)のパチンコ玉案内部4b、4b
の一部がそれぞれ開放されている。この各開放部にはク
リーニング部材案内体144、144が嵌められてい
る。これらクリーニング部材案内体144、144は上
記各開放部を補完するように形成されている。各クリー
ニング部材案内体144、144のパチンコ玉案内部4
b、4bに面する側に、上記紐状のクリーニング部材1
31、131がパチンコ玉搬送方向に配置されている。
【0061】上記クリーニング部材案内体144、14
4は適宜の案内部材によりパチンコ玉案内部4b,4b
に対して適宜の範囲で進退可能に取り付けられており、
適宜数のばね145によりパチンコ玉案内部4b,4b
に向かって付勢されている。従って、パチンコ玉案内部
4b,4bを列をなして搬送されるパチンコ玉3に、ク
リーニング部材131、131が適宜の圧接力をもって
接することができる。パチンコ玉案内部4b,4bにパ
チンコ玉3が存在しないときクリーニング部材案内体1
44、144がパチンコ玉案内部4b,4bに進入しす
ぎないように、クリーニング部材案内体144、144
の付勢力による移動が適宜のストッパによって規制され
る。クリーニング部材案内体144、144の長さ方向
両端と水平移動用ブロック4との間には適宜の隙間13
8、139が設けられ、クリーニング部材131、13
1はこの隙間138、139からブロック4の外方に引
き出されている。
【0062】ブロック4の外方に引き出された各クリー
ニング部材131、131の一端側はそれぞれプーリ1
33、133を介して供給リール132、132の巻芯
に巻き付けられている。各クリーニング部材131、1
31の他端側はそれぞれプーリ134、134を介して
巻き取りリール135、135の巻芯に巻き付けられて
いる。巻き取りリール135、135にはベルト13
7、137を介しモータ136、136の回転力が伝達
されて回転駆動され、クリーニング部材131、131
がそれぞれ巻き取りリール135、135に巻き込まれ
るようになっている。このようにしてクリーニング部材
131、131はパチンコ玉3の搬送方向と平行に、か
つ、パチンコ玉3の搬送の向きとは反対向きに移動する
ようになっている。クリーニング部材131、131は
きわめて低速で移動するように、巻き取りリール13
5、135が適宜の減速機構を介してモータ136、1
36によって駆動され、あるいは、一定の時間間隔で一
定の回転数だけモータ136、136が駆動されてクリ
ーニング部材131、131が一定距離だけ間欠的に移
動するようになっている。
【0063】紐状のクリーニング部材131、131と
しては、例えば、太めの凧糸、太めの綿糸などのよう
に、糸を幾重にも捩り合わせた太めの糸、ロープ、人造
繊維その他適宜のものを任意に選択して使用することが
できる。さらに、クリーニング部材131、131に少
量の油脂や防錆剤や光沢剤を付加して、パチンコ玉に光
沢や潤滑性を与えたり、錆を防止するようにしてもよ
い。クリーニング部材131、131には適宜の張力が
付加されている。張力の付加手段としては、例えば、供
給側リール132、132の回転に対して抵抗力を付加
し、この抵抗力に抗して巻き取り側リール135、13
5がクリーニング部材131、131を巻取るようにし
たものでもよい。
【0064】以上説明した図20の例によれば、螺旋コ
イル保持部4a内で螺旋コイル2が回転駆動されること
により、パチンコ玉案内部4b,4bに沿ってパチンコ
玉3が搬送される。搬送の途中でクリーニング部材13
1、131にパチンコ玉3が接する。パチンコ玉3は、
螺旋コイル2の回転および上記パチンコ玉案内部4b,
4bの壁面への接触による回転と、クリーニング部材1
31、131との接触圧による回転とが相俟って不規則
に回転し、パチンコ玉3の表面がクリーニング部材13
1によってクリーニングされる。
【0065】このように、本発明にかかるパチンコ玉搬
送装置を利用し、パチンコ玉案内部4b,4bにはこの
パチンコ玉案内部4b,4bを搬送されるパチンコ玉3
をクリーニングするための紐状のクリーニング部材13
1、131をパチンコ玉搬送方向に配置し、このクリー
ニング部材131、131に、上記パチンコ玉案内部4
b,4bを搬送されるパチンコ玉3を接触させながら搬
送することによりパチンコ玉3をクリーニングするよう
にしたため、パチンコ玉3を水平移動させたり、曲線を
描きながら搬送することを可能にして設計上の自由度を
高めると共に、搬送能力の割には占有空間を小さくする
ことができるパチンコ玉搬送装置をパチンコ玉クリーナ
ーとして兼用させることができる。また、パチンコ玉搬
送装置とパチンコ玉クリーナーとを合わせた装置として
は構成が極めて簡単で、小型化を図ることも容易であ
り、さらに、取り扱いが容易で騒音も小さく、パチンコ
玉3を効率よく清掃することができるパチンコ玉搬送ク
リーナーを得ることができる。
【0066】クリーニング部材131、131がパチン
コ玉3のクリーニングに供されることにより、パチンコ
玉3の汚れがクリーニング部材131、131に付着し
てクリーニング部材131、131が汚れる。しかし、
紐状のクリーニング部材131、131はモータ13
6、136やリール132、135、プーリからなる駆
動装置によって低速で連続的に、あるいは間欠的に移動
させられて巻き取りリール135に巻き取られ、汚れの
ないきれいなクリーニング部材131、131が供給さ
れてクリーニングに供されるため、クリーニング効果を
高めることができる。また、クリーニング部材131、
131の移動方向はパチンコ玉3の搬送の向きとは反対
向きであるため、搬送されるパチンコ玉3は、まずクリ
ーニング部材131、131の比較的汚れの程度の大き
い部分に接し始め、徐々に汚れの程度の小さい部分に移
行し、最後は汚れのない清澄な部分に接してクリーニン
グが終わるため、クリーニング効果をより一層高めるこ
とができる。
【0067】また、クリーニング部材131、131は
自動的に供給リール132から供給され、クリーニング
に供された後は自動的に巻き取りリール135に巻き取
られるため、人手を要することなく、汚れたクリーニン
グ部材131、131を自動的に交換したのと実質的に
同じ効果を得ることができ、省力化を図ることができ
る。
【0068】なお、クリーニング部材131、131は
使い捨てとし、これを全長にわたってクリーニングに供
した後はこれを廃棄するようにしてもよいし、汚れたク
リーニング部材131、131を洗浄して再びクリーニ
ングに供するようにしてもよい。クリーニング部材13
1、131をクリーニング部材案内体144、144に
セットするには、クリーニング部材案内体144、14
4と水平移動用ブロック4の長手方向に形成された隙間
およびクリーニング部材案内体144、144の長手方
向両端部と水平移動用ブロック4との隙間に、供給側リ
ール132から引き出したクリーニング部材131、1
31を通し、このクリーニング部材131、131の先
端部を巻き取りリール135の巻芯に連結する。
【0069】図21は、図20に示すパチンコ玉搬送ク
リーナーに適用可能なパチンコ玉搬送装置とクリーニン
グ部材案内体の一例を示すもので、パチンコ玉搬送装置
を構成する水平移動用ブロック4の左右両側のパチンコ
玉案内部4b,4bが開放され、この開放部にクリーニ
ング部材案内体44A,44Aが配置されている。水平
移動用ブロック4の断面中央にはすでに説明したとおり
の螺旋コイル保持部4aが形成され、この螺旋コイル保
持部4a内には螺旋コイル2が挿入されている。クリー
ニング部材案内体44A,44Aは螺旋コイル2との対
向面側にV字状の溝148、148を有していて、この
溝148、148がパチンコ玉案内部4b,4bの一部
を構成している。従って、螺旋コイル2が駆動源によっ
て回転駆動されると、螺旋コイル2の外周側からそのピ
ッチ間の間隙に一部が入り込んだパチンコ玉3、3が上
記V字状の溝148、148などからなるパチンコ玉案
内部4b,4bにガイドされ、整列状態で搬送される。
【0070】上記クリーニング部材案内体44A,44
AのV字状の溝148、148の底には紐状のクリーニ
ング部材131、131が配置されている。クリーニン
グ部材131、131は、図20に示す例と同様に、パ
チンコ玉搬送方向と平行な方向に配置され、また、図2
0に示す例と同様の駆動装置によってパチンコ玉3、3
の搬送の向きとは逆の向きに移動させられるものとす
る。上記クリーニング部材案内体44A,44Aで保持
されているクリーニング部材131、131がパチンコ
玉3、3に適宜の圧力で接するように、上記クリーニン
グ部材案内体44A,44Aはばね145、145によ
って螺旋コイル2に向かって付勢されている。上記水平
移動用ブロック4とクリーニング部材案内体44A,4
4Aとは互いに側面が対向し、相互の対向面間に間隙1
47、147が形成されている。この間隙147、14
7を経て、クリーニング部材131、131をクリーニ
ング部材案内体44A,44AのV字状の溝148、1
48の底に配置し、またこれを取り外すことができるよ
うになっている。
【0071】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置に付加
することができるパチンコ玉クリーナーは、図17ない
し図21に示す例のほか、本出願人の出願にかかる特願
平8−239565号および特願平9−045481号
の明細書および図面に記載されている各種形態のものが
ある。
【0072】図1、図2に示す実施の形態について説明
したように、パチンコ玉導入口40、40から導入路4
e、4eにパチンコ玉3を導入するには、パチンコ玉3
が自重で導入路4e、4eを円滑に移動することができ
るように工夫するとよい。図22はこのような工夫を施
したものの例を示す。図22において、パチンコ玉案内
部4bに繋がる導入路4eは、パチンコ玉案内部4bか
ら導入口40に向かって順次高くなるように傾斜してい
る。従って、導入口40から導入されたパチンコ玉は導
入路4e内をその傾斜に沿って転がり落ち、パチンコ玉
案内部4bに至る。パチンコ玉案内部4bではパチンコ
玉の一部分が螺旋コイル2のピッチ間の間隙内に進入す
るので、モータ1によって螺旋コイル2が回転駆動され
ることにより、パチンコ玉案内部4bに沿ってパチンコ
玉が整列状態で搬送される。
【0073】図22に示す例によれば、パチンコ玉を自
重で導入路4eを円滑に移動させ、パチンコ玉案内部4
bに至らしめることができるため、パチンコ玉が導入路
4e内で詰まることもなく、パチンコ玉の搬送を円滑に
行うことができる。なお、導入路4eとパチンコ玉案内
部4bとの境界部分において、パチンコ玉が徐々に螺旋
コイルに接近していくようにするとよい。
【0074】すでに説明したように、螺旋コイル2は負
荷の変動に伴って伸縮し、螺旋コイル2の他端部2bす
なわちパチンコ玉搬送路の終端側の位置が変動する。そ
こで、図23に示す例のように、螺旋コイル2の他端部
2bを回転体72の軸72aに連結し、上記回転体72
をスラスト受73で受けて、螺旋コイル2の他端部2b
の位置が変動しないようにするとよい。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、螺旋コイ
ルと、この螺旋コイルを回転駆動する駆動源と、螺旋コ
イルの外周側を保持する螺旋コイル保持部と、螺旋コイ
ルの外周側から螺旋コイルのピッチ間の間隙にパチンコ
玉の一部が入り込むことによってパチンコ玉を搬送する
ことができるように螺旋コイル保持部の半径方向外側に
形成されたパチンコ玉案内部とを有し、駆動源による螺
旋コイルの回転駆動によってパチンコ玉を搬送するパチ
ンコ玉搬送装置において、上記駆動源を、上記パチンコ
玉案内部へのパチンコ玉の導入口側で螺旋コイルと結合
したため、パチンコ玉を水平移動させたり、曲線を描き
ながら搬送することが可能にになり、設計上の自由度を
高めることができる。また、搬送能力の割には占有空間
を小さくすることができる利点もある。
【0076】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、パチンコ玉の導入口からパチンコ玉
案内部への導入路は、上記導入口からパチンコ玉案内部
に向かって徐々に螺旋コイルに近づけたため、パチンコ
玉が螺旋コイルに接触する際の衝撃が少なく、パチンコ
玉搬送装置に与えるダメージや騒音を軽減することがで
きる。
【0077】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、螺旋コイル保持部とパチンコ玉案内
部とパチンコ玉案内部への導入路とを、複数のブロック
部材を結合したブロックによって形成したため、螺旋コ
イル保持部とパチンコ玉案内部とパチンコ玉案内部への
導入路が円弧を描いて延びていたり、そのほか比較的複
雑な形状をしていても、これらを容易に形成することが
できる。
【0078】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、パチンコ玉案内部を、螺旋コイル保
持部の半径方向外側に複数設けたため、パチンコ玉搬送
能力を高めることができる。
【0079】請求項5記載の発明によれば、パチンコ玉
が整列状態で搬送される請求項1記載のパチンコ玉搬送
装置を利用し、搬送されているパチンコ玉を検出するこ
とによって、搬送されるパチンコ玉の計数に供する玉セ
ンサを設けたため、搬送されるパチンコ玉の数を精度よ
く計数することができる。
【0080】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明において、計数されたパチンコ玉が一定数に達
したとき螺旋コイルの回転駆動を停止させるようにした
ため、本発明にかかるパチンコ玉搬送装置を利用して、
パチンコ玉の定数搬送装置を簡単に構成することができ
る。
【0081】請求項7記載の発明によれば、パチンコ玉
案内部の一部を開閉可能にしたため、パチンコ玉搬送路
の途中の任意の位置でパチンコ玉を放出させ、あるいは
分流させることができる。
【0082】請求項8記載の発明によれば、上述の効果
を奏するパチンコ玉搬送装置を利用してパチンコ玉クリ
ーナーを付加したため、設計上において自由度が高く、
占有空間を小さくすることが可能なパチンコ玉搬送クリ
ーナーを構成することができる。また、請求項9記載の
発明のように、クリーニング部材を、パチンコ玉搬送方
向と平行な方向に配置された紐状の部材とすれば、パチ
ンコ玉搬送クリーナーをより簡単かつコンパクトに構成
することができる。
【0083】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置を利用
すれば、請求項10記載の発明のように、パチンコ遊技
機に取り付けられる賞球器を構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置の実施の形
態を示す正面断面図である。
【図2】同上実施の形態の駆動源および水平移動用ブロ
ックの部分を示す一部断面平面図である。
【図3】同上水平移動用ブロックのパチンコ玉導入口側
の側面図である。
【図4】同上水平移動用ブロックのパチンコ玉出口側の
側面図である。
【図5】同上水平移動用ブロックを構成するブロック部
材の平面図である。
【図6】図3中の線A−Aに沿う断面図である。
【図7】上記実施の形態の曲線移動用ブロックの平面断
面図である。
【図8】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置別の実施の
形態を図2に準じて示す一部断面平面図である。
【図9】本発明に適用可能なブロックの変形例を示す横
断面図である。
【図10】本発明に適用可能なブロックのさらに別の変
形例を示す横断面図である。
【図11】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置にパチン
コ玉センサが付加された例を示す縦断面図である。
【図12】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置にパチン
コ玉センサが付加された別の例を示す縦断面図である。
【図13】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置をパチン
コ遊技機に適用した例を示す背面図である。
【図14】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置をパチン
コ遊技機の賞球器として適用した例を示す背面図であ
る。
【図15】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置に開閉部
分を設けた例を示す縦断面図である。
【図16】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置に開閉部
分を設けた別の例を示す縦断面図である。
【図17】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置に設けた
パチンコ玉クリーナーの例を示す横断面図である。
【図18】同上クリーナー部分の縦断面図である。
【図19】同上クリーナー部分の側面図である。
【図20】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置に設けた
パチンコ玉クリーナーの別の例を示す縦断面図である。
【図21】同上パチンコ玉クリーナーに適用可能なパチ
ンコ玉案内部の例を示す横断面図である。
【図22】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置の別の実
施の形態を示すものであってパチンコ玉導入口付近の正
面図である。
【図23】本発明にかかるパチンコ玉搬送装置のさらに
別の実施の形態を示すものであってパチンコ玉搬送路の
終端付近の縦断面図である。
【符号の説明】
1 駆動源としてのモータ 2 螺旋コイル 3 パチンコ玉 4 水平移動用ブロック 4a 螺旋コイル保持部 4b パチンコ玉案内部 4e 導入路 30 クリーニング部材 40 導入口 131 クリーニング部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋コイルと、この螺旋コイルを回転駆
    動する駆動源と、上記螺旋コイルの外周側を保持する螺
    旋コイル保持部と、上記螺旋コイルの外周側から螺旋コ
    イルのピッチ間の間隙にパチンコ玉の一部が入り込むこ
    とによってパチンコ玉を搬送することができるように上
    記螺旋コイル保持部の半径方向外側に形成されたパチン
    コ玉案内部とを有してなり、上記駆動源による螺旋コイ
    ルの回転駆動によってパチンコ玉を搬送するパチンコ玉
    搬送装置であって、 上記駆動源は、上記パチンコ玉案内部へのパチンコ玉の
    導入口側で螺旋コイルと結合されていることを特徴とす
    るパチンコ玉搬送装置。
  2. 【請求項2】 パチンコ玉の導入口からパチンコ玉案内
    部への導入路は、上記導入口からパチンコ玉案内部に向
    かって徐々に螺旋コイルに近づいている請求項1記載の
    パチンコ玉搬送装置。
  3. 【請求項3】 螺旋コイル保持部とパチンコ玉案内部と
    パチンコ玉案内部への導入路とが、複数のブロック部材
    を結合したブロックによって形成されている請求項1記
    載のパチンコ玉搬送装置。
  4. 【請求項4】 パチンコ玉案内部は、螺旋コイル保持部
    の半径方向外側に複数設けられている請求項1記載のパ
    チンコ玉搬送装置。
  5. 【請求項5】 搬送されているパチンコ玉を検出するこ
    とによって、搬送されるパチンコ玉の計数に供する玉セ
    ンサを有してなる請求項1記載のパチンコ玉搬送装置。
  6. 【請求項6】 計数されたパチンコ玉が一定数に達した
    とき螺旋コイルの回転駆動を停止させる請求項5記載の
    パチンコ玉搬送装置。
  7. 【請求項7】 パチンコ玉案内部の一部を開閉可能にし
    た請求項1記載のパチンコ玉搬送装置。
  8. 【請求項8】 パチンコ玉案内部に、パチンコ玉が接触
    しながら搬送されることによりパチンコ玉をクリーニン
    グするクリーニング部材が配置されている請求項1記載
    のパチンコ玉搬送装置。
  9. 【請求項9】 クリーニング部材は、パチンコ玉搬送方
    向と平行な方向に配置された紐状の部材である請求項8
    記載のパチンコ玉搬送装置。
  10. 【請求項10】 搬送されるパチンコ玉を検出してパチ
    ンコ玉の計数に供する玉センサを有し、入賞玉を検出す
    ることによって駆動源を起動して螺旋コイルを回転駆動
    し、上記玉センサによる検出信号の計数値が所定値に達
    したとき駆動源を停止させるようにして賞球器を構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のパチンコ玉搬送装
    置。
JP5479697A 1997-03-10 1997-03-10 パチンコ玉搬送装置 Pending JPH10249039A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005296462A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Asahi Seiko Kk 遊技機の球体送り出し装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005296462A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Asahi Seiko Kk 遊技機の球体送り出し装置

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