JPH10295887A - 遊技機用球振分装置 - Google Patents

遊技機用球振分装置

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JPH10295887A
JPH10295887A JP12349697A JP12349697A JPH10295887A JP H10295887 A JPH10295887 A JP H10295887A JP 12349697 A JP12349697 A JP 12349697A JP 12349697 A JP12349697 A JP 12349697A JP H10295887 A JPH10295887 A JP H10295887A
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rotation
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JP12349697A
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Inventor
Iwao Takeuchi
巌 武内
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤面を落下する遊技球を所定の規則性を
もってかつ多様に振り分ける。 【解決手段】 球振分装置20aの上端の入球口24a
に入球すると、球通過検出器28により検出され、通路
P1 を通って中間部に設けた振分部材26に到達する。
振分部材は、電動モータ27により回動しており、その
球収容部26b1に収容された遊技球を、振分部材の左
回動によって通路下方側に移動させ、下端の球流出口2
4bから下方の一定方向に向けて落下させる。また、振
分部材の右回動によって、遊技球は側方の球排出口24
cから一定方向に排出される。そのため、振分部材の回
動方向によって遊技盤11面を落下する遊技球を所定方
向に振り分けることができ、遊技に意外性が付与される
と共に、振分部材を用いて振り分けることにより視覚的
な面白味も得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機の遊技盤面に取り付けられる球振分装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
例えばパチンコ遊技機においては、遊技球の落下方向を
振分けてその動きを多様化させる手段として、種々の風
車、役物、釘が使用されている。しかし、風車の場合、
遊技球をランダムに分散させるものであって、遊技球を
特定方向に誘導する機能は備えていない。また、遊技盤
面に立設した障害釘の配列により落下する遊技球を振り
分けることも行われている。しかし、障害釘の場合、他
の部材に比べて目立ち難く、視覚的な面白味に欠けると
いう問題がある。
【0003】これに対し、例えば特開平5ー18471
2号公報に示すような入賞器が知られている。この入賞
器は、遊技盤の周囲に設けられ遊技盤を略円形の遊技領
域に仕切るレールに沿って設けたいわゆる肩電飾部材内
に誘導路を設けると共に、肩電飾部材の底板または側板
に入賞口を設けている。この入賞器は、ランプの点滅に
よる装飾効果を有すると共に、遊技球が誘導路を通過中
に入賞口に入る可能性を持たせた点で効果を発揮してい
る。しかし、この入賞器は、遊技球の動き自体は誘導路
内に拘束されており、誘導路から遊技球が流出する態様
は一定であるため、遊技盤面を平面的に用いて遊技球を
広く振り分けるという作用に乏しく、また視覚的な面白
味にも欠けるという問題がある。
【0004】また、遊技球の振分装置の別の例として
は、実開平1ー167284号公報に示されたパチンコ
機用ランプ飾りが知られている。このランプ飾りは、肩
電飾部材に風車を嵌め込んだものであり、ランプの点滅
による装飾効果を有すると共に、遊技球が風車に当たっ
たときの風車の回転による装飾効果と、遊技球の落下方
向に変化をもたらす効果が得られている。しかし、この
ランプ飾りについては、肩電飾単独と風車単独の効果が
発揮されるのみであり、遊技球の落下方向の制御につい
ては、風車自体の機能と変わるものではない。本発明
は、上記した問題を解決しようとするもので、遊技盤面
を落下する遊技球を所定の規則性をもってかつ多様に振
り分けることが可能な球振分装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために上記請求項1に係る発明の構成上の特
徴は、遊技機の遊技盤前面に配設され、遊技盤面から突
出して上下方向に延びた一対の側壁部材と、側壁部材に
挟まれて上端に少なくとも1つの入球口と下端に球流出
口とを備えた通路と、通路内の少なくとも1箇所にて遊
技盤から突出して回転可能に配設され外周の一部に球収
容凹部を有する振分部材と、遊技盤の背面側に配設され
て回転軸が振分部材に連結されて振分部材を回転駆動す
る回転駆動装置と、振分部材の下方にて通路から分岐し
た少なくとも1つの第2通路とを設けたことにある。
【0006】上記のように請求項1に係る発明を構成し
たことにより、遊技盤面を落下する遊技球は、球振分装
置の上端の入球口に入球すると、通路を通って中間部に
設けた振分部材の球収容凹部に収容される。振分部材
は、回転駆動装置により種々の態様で回転しており、回
転の態様に応じて球収容凹部に収容された遊技球を振り
分け、通路下方側か、または通路から分岐した第2通路
側かのいずれかに振り分けられて落下させ、各通路の下
端から外部に流出させる。通路に複数の振分部材が設け
られている場合には、各振分部材において同様な動作が
行われる。
【0007】その結果、遊技機用球振分装置によって遊
技盤面を落下する遊技球の振り分け動作に所定の規則性
と共に多様な変化が与えられ、遊技に意外性が付与され
ると共に、視覚的な面白味も得られる。また、振り分け
方向によって、入賞口が設けられた方向に遊技球を導く
等の遊技者にとって有利な状況を設けることにより、遊
技に対する期待感も高められる。
【0008】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の遊技機用球振分装置にお
いて、振分部材の回転態様を変化させるように回転駆動
装置の駆動を制御する回転制御手段を設けたことにあ
る。なお、振分部材の回転態様の変化としては、回転方
向、回転速度、回転開始または停止のタイミング、また
はこれら回転の変動確率の変更等がある。
【0009】上記のように請求項2に係る発明を構成し
たことにより、振分部材は、回転制御手段の制御に基づ
き、回転方向、回転速度、回転開始または停止のタイミ
ング、またはこれら回転の変動確率の変更等その回転態
様を種々に変化させることができる。そのため、入球口
に入球し振分部材の球収容凹部に収容された遊技球は、
多様に回動する振分部材に振り分けられて、通路下方側
か、または通路から分岐した第2通路側かのいずれかか
ら落下し、各通路の下端を通って外部に流出する。通路
に複数の振分部材が設けられている場合には、各振分部
材において同様な動作が行われる。その結果、上記請求
項1に記載の発明の効果に加え、遊技球の振り分け効果
がさらに多様にされる。
【0010】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項2に記載の遊技機用球振分装置にお
いて、入球口への遊技球の入球を検出する入球検出手段
を設け、入球検出手段による入球の検出結果を受けて、
回転制御手段により回転駆動装置を制御するようにした
ことにある。上記のように請求項3に係る発明を構成し
たことにより、回転制御手段による回転駆動装置の制御
の条件に、入球検出手段による入球の検出が加えられ
た。そのため、遊技球の振り分け制御がさらに多様にな
り、振り分け効果がさらに高められる。
【0011】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1から請求項3のうちの1つに記載
の遊技機用球振分装置において、球収容凹部を複数個設
けると共に、球収容凹部のうちの少なくとも1個を特定
球収容凹部とし、特定球収容凹部に収容された遊技球に
ついては、通路及び第2通路のうちの特定の通路側に必
ず落下させるようにしたことにある。
【0012】上記のように請求項4に係る発明を構成し
たことにより、特定球収容凹部に収容された遊技球につ
いては、球振分装置の回転態様に関係なく特定の通路側
に必ず落下させることができ、その他の球収容凹部に収
容された遊技球については、球振分装置の回転態様によ
り落下する通路が選択される。その結果、上記請求項1
ないし請求項3に記載の発明の効果に加え、収容される
球収容凹部によって遊技球の振り分け方向に差異が設け
られ、そのため遊技球振り分けの効果がさらに高められ
る。特に、特定球収容凹部に収容された遊技球が落下す
る特定の通路の先に、入賞口を設ける等の遊技者にとっ
て有利な状況を設けることにより、遊技に対する期待感
がさらに高められる。
【0013】また、上記請求項5に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1から請求項4のうちの1つに記載
の遊技機用球振分装置において、球流出口または球排出
口のうちのいずれか1つの代わりに、遊技盤の裏面につ
ながる入賞口を設けたことにある。上記のように請求項
5に係る発明を構成したことにより、上記請求項1ない
し請求項4に記載の発明の効果に加え、遊技球の振り分
け方向によっては入賞が得られるため、遊技に対する興
趣がさらに高められる。
【0014】また、上記請求項6に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1から請求項5のうちの1つに記載
の遊技機用球振分装置において、側壁部材の一部を遊技
盤面から突出した蓋状体により構成し、かつ蓋状体に発
光装置を配設したことにある。上記のように請求項6に
係る発明を構成したことにより、上記請求項1ないし請
求項5に記載の発明の効果に加え、発光装置を点滅させ
ることにより、通路及び通路を通過する遊技球をより明
確に示すことができ、視覚的な面白味がさらに高められ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明すると、図1は第1の実施形態を適用し
たパチンコ遊技機の本体10を正面図により示したもの
である。本体10は、正面の上側の枠部10aに遊技盤
11を支持しており、枠部10aの左内側に開閉自在に
支持したガラス扉10bにより遊技盤11の前側を閉鎖
している。遊技盤11の周囲には、下端略中央から上部
右端にかけて円弧状の通過レール12aが設けられてお
り、また通過レール12aのわずか内側には、遊技盤1
1の左上から同心円状に配置され、右上にて通過レール
12aにつなげられた仕切りレール12bが設けられて
いる。そして、通過レール12aと仕切りレール12b
に仕切られて、遊技盤11の中央には略円形の遊技領域
11aが設けられており、遊技盤11の左側には通過レ
ール12aと仕切りレール12bに挟まれた弓形の遊技
球通過領域11bが形成されている。
【0016】遊技領域11aの中央には、図柄表示装置
13が設けられている。図柄表示装置13の上部、左右
両側及び左右下側には入賞口14a〜14eが設けられ
ている。また、図柄表示装置13の直下には中央下第1
種始動口15aが、その下には大入賞口15bが、大入
賞口15bの左右には一対の第1種始動口15cが設け
られている。大入賞口15bの直下は、はずれ球を回収
するアウト口16になっている。上部入賞口14aの左
右両側には、ランプ付風車17a,17bが設けられて
いる。遊技盤面には、その他、多数の障害釘(図示しな
い)が設けられている。そして、左入賞口14bの左側
には仕切りレール12bに沿って電飾付左球振分装置2
0a(以下、左球振分装置と記す)が、右入賞口14c
の右側には仕切りレール12bに沿って電飾付右球振分
装置20bが設けられている。
【0017】左球振分装置20a(20a、20bは左
右対称形状であり、以下20aについて説明する)は、
図2〜図6に示すように、遊技盤11の前面に取り付け
られる異形の平板である取付台21を有している。取付
台21は、左側の縦長の略弓形状の弓形部21aと、そ
の右辺側に設けた上側が四角形で下側が円弧形の支持板
部21bとを有する樹脂製の薄板である。弓形部21a
は、上端から下端位置にかけて、上部が幅広で下部が幅
の狭い蓋状のランプケース22が前面から膨出して設け
られている。ランプケース22の右側縁22aは、上か
ら順に垂直部22a1 と、円弧形状部22a2 と、その
下の左斜め下方向に延びた傾斜部22a3 と、その下側
でわずかに右方向に傾斜した折曲部22a4 とを有し、
遊技球の通路の左側壁を形成している。弓形部21a
は、左側上下端に、取付台21を遊技盤面に固定するた
めの取付孔を有する取付片21a1 ,21a2 を設けて
いる。
【0018】支持板部21bには、右側部の上記垂直部
22a1 との対向位置に、右垂直板23aが垂直に突出
して設けられ、円弧形状部22a2 の対向位置にはそれ
と対称形状の右円弧側板23bが突出して右垂直板23
aに続いて設けられている。そして、垂直部22a1 と
右垂直板23aの先端には、前面板23cが一体で設け
られており、これら垂直部22a1 と右垂直板23aと
前面板23cに囲まれて、入球口24aが形成されてい
る。また、垂直部22a1 と右垂直板23aは、上下中
間位置に、背面側から水平に形成された後述する球通過
検出器28を挿着するための挿着溝22b,23dを設
けている。支持板部21bは、下端にて前面に膨出し、
横方向に広がった円弧形の底壁部25を設けている。底
壁部25の右端と、右円弧側板23bの間は、球排出口
24cと直結された第2通路P2になっている。また、
底壁部25の左端は、弓形部21aの右下仕切り板21
a3 の上端に連結されている。
【0019】上記垂直部22a1と右垂直板23aとの
間、円弧形状部22a2 と右円弧側板23bとの間、傾
斜部22a3 と底壁部25との間、及び折曲部22a4
と右下仕切り板21a3 間が通路P1 になっており、そ
の下端が球流出口24bになっている。そして、通路P
1 の入球口23a直下の、円弧形状部22a2 と右円弧
側板23bと底壁部25に囲まれた円形領域には、貫通
孔21b1 が設けられており、貫通孔21b1 には円盤
形状の振分部材26が回転可能に装着されている。ま
た、支持板部21bの背面側には、貫通孔21b1 を挟
んだ上下位置に、一対の支持筒部21b2 が水平に突設
されている。
【0020】振分部材26は、図3に示すように、一端
側が前面装飾板26aにより封止された円筒部26bを
設けており、円筒部26bの外周面の1箇所に中心に向
けて形成された長円形状凹部である球収容部26b1 を
設けている。また前面装飾板26aの裏面側中心位置に
は、筒状の中心軸26cが板面に垂直に円筒部26bの
他端から突出して設けられている。振分部材26は、中
心軸26cを上記貫通孔21b1 に挿通することにより
上記円形領域に配設される。
【0021】支持板部21bの背面側には、電動モータ
27が、取付孔27aを上記支持筒部21b2 に固定す
ることにより支持板部21bに取り付けられている。ま
た、電動モータ27の回転軸27bには、振分部材26
の中心軸26cが固定されており、これにより振分部材
26は電動モータ27に回転可能に支持される。また、
支持板部21bの背面側の上記挿着溝22b,23dに
は、通過型磁気センサである球通過検出器28が装着さ
れている。球通過検出器28は、遊技機本体の裏面側に
設けた図示しないメイン基板に接続され、また電動モー
タ27もメイン基板に接続されている。
【0022】支持板部21bの背面側の電動モータ27
配設位置の左側には、ランプ基板30が配設されてい
る。ランプ基板30は、図3に示すように、長方形のプ
リント基板であり、右側に上記支持板部21bに取り付
けるための2個の取付孔31を設けており、左側に一対
のランプソケット32を設けている。ランプソケット3
2の先端にはランプ33が装着されている。ランプ基板
30は、取付孔31を支持板部21bに背面側から取り
付けることにより取付台21に固定され、かつ、ランプ
33がランプケース22のランプ収容空間22aに配設
される。なお、ランプ33の代わりに、発光ダイオー
ド、レーザー、蛍光装置、プラズマ装置、光源から導か
れた光ファイバ等の発光装置を用いることができる。
【0023】左球振分装置20aの動作態様について
は、種々の態様が可能である。例えば、振分部材26が
常に回動しており、球通過検出器28により遊技球の入
球が検出されたときに、回動方向を変えることができ
る。また、通常、振分部材26は停止しており、球通過
検出器28により遊技球の入球が検出されたときに、回
動を開始すると共に回動方向を変えるようにすることが
できる。また、振分部材26の一方向の回転と他方向の
回転の割合を変えることもできる。本実施形態において
は、右方向の回動により、遊技球が第2通路P2 から放
出され、遊技領域の中央方向に向けられて、その後の入
賞あるいはゲート通過等の可能性が高められる、遊技者
にとって有利な振り分けとなるが、例えば右回転の割合
を増やすことにより遊技に対する期待感がより高められ
る。
【0024】また、球振分部材26の回転方向と共に回
転速度を可変にすることもできる。回転速度を可変とす
ることにより、球振分部材26の球収容部26b1 に遊
技球が拘束される時間が変化し、球振り分け動作に変化
がもたらされ、球振り分けの視覚的な面白味も高められ
る。また、球振分部材26を回転の停止位置を任意にす
ることにより、球収容部26b1 に遊技球が拘束された
状態で振分部材26を停止させ、次の回動時に遊技球を
球収容部26b1 から放出させるようにすることもでき
る。これら球振分部材26の動作の態様については、上
記メイン基板に設けた制御装置の制御により行われる。
【0025】以上のように構成した第1の実施形態にお
いては、球通過検出器28により遊技球の入球が検出さ
れたときに、振分部材26は、制御装置に従って左また
は右回転を開始し、落下した遊技球は、振分部材26の
球収容部26b1 に収容される。そして、振分部材26
の左回動によって通路P1 下方側に移動し、下端の球流
出口24bから通路P1 の下方の一定方向に向けて落下
する。また、振分部材26の右回動によって右側方の第
2通路P2 の球排出口24cから中央方向に排出され
る。
【0026】そのため、左球振分装置20aによって遊
技盤11面を落下する遊技球を所定方向に振り分けるこ
とができ、遊技に意外性が付与されると共に、振分部材
26を用いて振り分けることによる視覚的な面白味も得
られる。また、第2通路P2の球排出口24cに振り分
けられることにより、遊技球が入賞口の設けられた方向
に導かれることになり、遊技者にとって遊技への期待感
が高められる。さらに、ランプケース22の背面側のラ
ンプ収容空間22aにランプ33を設け、ランプ33を
点滅させることにより、通路P1 、第2通路P2 及び通
路を通過する遊技球をより明確に示すことができ、視覚
的な面白味がさらに高められる。
【0027】なお、上記左右球振分装置20の振分部材
26の左右回動方向の割合を一方向にかたよらせる実施
形態としては、図7に示すように、いわゆる権利物とい
われる第3種パチンコ遊技機に適用することができる。
この遊技機においては、第3種始動口29に遊技球を入
賞させるため、遊技球を遊技領域11aの右方向に集め
る右打ちが行われる。この場合、右球振分装置20bの
振分部材26の左方向への回動の割合を増加させること
により、右球振分装置20bに入球した遊技球を高確率
で第3種始動口29に入賞させることができるので、右
打ちが非常に有効になる。
【0028】つぎに、上記第1の実施形態の変形例1に
ついて説明する。変形例1においては、図8に示すよう
に、左球振分装置40の入球口41に、上記第1の実施
形態の左球振分装置20aの入球口に設けた球検出器2
8を省略したものである。その他の構成は、上記第1の
実施形態と同様である。これにより、遊技球の左球振分
装置40への入球を検出して振分部材26の動作を制御
することはできないが、振分部材26の回転方向や回転
速度等を、制御装置によりランダムに制御することがで
きる。そのため、上記第1の実施形態に示したとほぼ同
様の球振り分け効果が得られる。また、球通過検出器を
省略したことにより、球振分装置を安価に提供すること
ができる。
【0029】つぎに、上記第1の実施形態の変形例2に
ついて説明する。変形例2においては、上記左球振分装
置20aの取付台21にランプケース22を設ける代わ
りに、図9に示すように、両側に側壁板52を設けた取
付台51と、取付台51に設けた振分部材26と、振分
部材26の下方に設けた仕切り部材53とにより球振分
装置50を形成したものである。これにより、ランプに
よる装飾効果は失われるが、入球口54aから入球した
遊技球を振分部材26により振り分けて、矢印に示すよ
うに左右の球流出口54b,54cから排出することが
できると共に、球振分装置50の構成を簡略化できる。
この場合には、球振分装置50を遊技領域11aの両端
以外の部分に設けることもできる。この場合にも、上記
変形例1に示すように、球振分装置50の入球口54a
の球通過検出器を省略することができる。
【0030】変形例3は、球振分装置60の取付台61
の通路P1 に1個の振分部材26ではなく、2個以上の
振分部材26m,26nを設けてるようにしたものであ
る。ランプケース等を省いた場合の球振分装置60の例
について図10に示すが、この場合には、各振分部材2
6m,26nにおいて矢印に示すように、上記実施形態
に示したと同様な態様の遊技球の振り分けが行われる。
【0031】つぎに、第2の実施形態について説明す
る。第2の実施形態においては、球振分装置70は、図
11〜図15に示すように、上記第1の実施形態に示し
た球振分装置20aの、振分部材26から下の部分に変
更を加えて、一方の通路Tの下端を球排出口ではなく、
遊技盤面に連通する入賞口を設けたものである。
【0032】球振分装置70は、通路Tが、図13に示
すように、入球口71aから真下に延びており、振分部
材26を挟んで、下側の通路Tは、前面が遮蔽板72に
より囲われている。そして、通路Tの下端位置で、図1
5に示すように、背面側に遊技球を裏面に導く入賞口7
3が設けられている。また、入賞口73の上端には背面
側から入賞球検出器74が設けられている。振分部材2
6の右下には、第2通路T2 を兼ねた球排出口71bが
設けられている。また、球振分装置70の左側部分は、
上端から下端位置にかけて略同一幅の蓋状体であるラン
プケース75が前面から膨出して設けられており、ラン
プケース75の空間には、背面側からランプ基板76に
取り付けられたランプ76aが挿着される。その他、上
記球振分装置20aとほぼ同様の構成になっている。
【0033】以上のように構成した第2の実施形態にお
いては、球通過検出器28により遊技球の入球が検出さ
れたときに、振分部材26は、左または右回転を開始
し、落下した遊技球は、振分部材26の球収容部26b
1 に収容される。そして、振分部材26の左回動によっ
て通路T下方側に移動し、下端の入賞口73に導かれ
て、遊技盤背面側に排出される。また、振分部材26の
右回動によって右側方の第2通路T2の球排出口71b
から中央方向に排出される。なお、この場合は一方の振
り分け先が入賞口73になっているので、左回転の確率
は低くすることになる。
【0034】そのため、球振分装置70によって遊技盤
11面の両側を落下しようとする遊技球を、入賞口73
かまたは遊技領域の中央側に振り分けることができ、遊
技球の有効活用が図られ、遊技への期待感が非常に高め
られる。また、振分部材26を用いて振り分けることに
より遊技の意外性が高められると共に視覚的な面白味も
得られる。また、ランプの点滅による視覚的効果も同様
に得られる。
【0035】なお、第2の実施形態においても、上記変
形例1に示したように、入球口71aに設けた球通過検
出器28を省略することができる。また、変形例2に示
したように、ランプケース75を省略することもでき、
また、変形例3に示したように、球振分装置70の通路
Tに複数個の振分部材26を配設することができる。
【0036】つぎに、第3の実施形態について説明す
る。第3の実施形態においては、球振分装置として、図
16(a)に示すように、振分部材81の球収容部82
a、82bを2箇所以上設け、その内の1個の球収容部
82aについては上記したように中心に向けた真直形状
とするが、他の1個の球収容部82bについては真直部
分とその内端から直角に折れ曲がった屈曲部分とを有す
るくの字形状としたものである。
【0037】以上のような構成の球振分装置80を用い
ることにより、球収容部82bに収容された遊技球につ
いては、図16(b)に示すように、振分部材81の左
回転によっては、左側の通路Tに落下するが、右回転の
場合には、図16(c)に示すように、右側通路には落
下することなく、さらに回転して左側通路に落下する。
すなわち、球収容部82bに収容された遊技球について
は、振分部材81の回転方向に関係なく左側の通路に落
下することになる。そのため、遊技球が収容される球収
容部82a,82bによって、遊技球の振り分け方向に
差異が設けられ、そのため遊技球振り分けの効果がさら
に高められる。特に、球収容部82bに収容された遊技
球が落下する特定の通路の先に、入賞口を設ける等の遊
技者にとって有利な状況を設けることにより、遊技に対
する期待感がさらに高められる。
【0038】なお、上記各実施形態及び変形例におい
て、本発明の球振分装置をいわゆる第1種パチンコ遊技
機に適用した場合について説明しているが、他の種類の
パチンコ遊技機やアレンジ遊技機等の遊技球を用いる遊
技機に対しても同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用したパチンコ遊技機
を概略的に示す正面図である。
【図2】球振分装置を概略的に示す斜視図である。
【図3】同球振分装置を概略的に示す分解斜視図であ
る。
【図4】同球振分装置を概略的に示す正面図である。
【図5】同球振分装置を概略的に示す背面図である。
【図6】同球振分装置の図4に示すVI−VI線方向の断面
図である。
【図7】同球振分装置を適用した別種パチンコ遊技機を
概略的に示す正面図である。
【図8】変形例1の球振分装置を概略的に示す斜視図で
ある。
【図9】変形例2の球振分装置を概略的に示す正面図で
ある。
【図10】変形例3の球振分装置の振分部材を2個とし
た場合を示す正面図である。
【図11】第2の実施形態の球振分装置を示す斜視図で
ある。
【図12】同球振分装置を概略的に示す分解斜視図であ
る。
【図13】同球振分装置を概略的に示す正面図である。
【図14】同球振分装置を概略的に示す背面図である。
【図15】同球振分装置の図13に示すXV−XV線方向の
断面図である。
【図16】第3の実施形態である球振分装置の振分部材
を概略的に示す正面図及びその回動状態を説明する説明
図である。
【符号の説明】
10…本体、11…遊技盤、11a…遊技領域、20
a,20b…球振分装置、21…取付台、21a…弓形
部、21b…支持板部、22…ランプケース、23a…
右垂直板、23b…右円弧側板、24a…入球口、24
b…球流出口、24c…球排出口、25…底壁部、26
…振分部材、26a…前面装飾板、26b…円筒部、2
6b1 …球収容部、26c…中心軸、26m,26n…
振分部材、27…電動モータ、27b…回転軸、28…
球通過検出器、30…ランプ基板、33…ランプ、33
…前面装飾板、34…支持軸、40…左球振分装置、5
0…球振分装置、52…側壁板、53…仕切り部材、5
1…取付台、52…側壁板、53…仕切り部材、60…
球振分装置、62…側壁板、63…仕切り部材、70…
球振分装置、72…遮蔽板、73…入賞口、74…入賞
球検出器、81…振分部材、82a,82b…球収容
部、P1 …通路、P2 …第2通路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の遊技盤前面に配設され、同遊技
    盤面から突出して上下方向に延びた一対の側壁部材と、
    同側壁部材に挟まれて上端に少なくとも1つの入球口と
    下端に球流出口とを備えた通路と、同通路内の少なくと
    も1箇所にて前記遊技盤から突出して回転可能に配設さ
    れ外周の一部に球収容凹部を有する振分部材と、前記遊
    技盤の背面側に配設されて回転軸が前記振分部材に連結
    されて同振分部材を回転駆動する回転駆動装置と、同振
    分部材の下方にて前記通路から分岐して下端に球排出口
    を有する少なくとも1つの第2通路とを設けたことを特
    徴とする遊技機用球振分装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の遊技機用球振分装
    置において、前記振分部材の回転態様を変化させるよう
    に前記回転駆動装置の駆動を制御する回転制御手段を設
    けたことを特徴とする遊技機用球振分装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の遊技機用球振分装
    置において、前記入球口への遊技球の入球を検出する入
    球検出手段を設け、同入球検出手段による入球の検出結
    果を受けて、前記回転制御手段により前記回転駆動装置
    を制御するようにしたことを特徴とする遊技機用球振分
    装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1から請求項3のうちの1つ
    に記載の遊技機用球振分装置において、前記球収容凹部
    を複数個設けると共に、同球収容凹部のうちの少なくと
    も1個を特定球収容凹部とし、同特定球収容凹部に収容
    された遊技球については、前記通路及び第2通路のうち
    の特定の通路側に必ず落下させるようにしたことを特徴
    とする遊技機用球振分装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1から請求項4のうちの1つ
    に記載の遊技機用球振分装置において、前記球流出口ま
    たは球排出口のうちのいずれか1つの代わりに、遊技盤
    の裏面につながる入賞口を設けたことを特徴とする遊技
    機用球振分装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1から請求項5のうちの1つ
    に記載の遊技機用球振分装置において、前記側壁部材の
    一部を前記遊技盤面から突出した蓋状体により構成し、
    かつ同蓋状体に発光装置を配設したことを特徴とする遊
    技機用球振分装置。
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