JPH10294353A - 基板の処理システム及び処理方法 - Google Patents

基板の処理システム及び処理方法

Info

Publication number
JPH10294353A
JPH10294353A JP11878497A JP11878497A JPH10294353A JP H10294353 A JPH10294353 A JP H10294353A JP 11878497 A JP11878497 A JP 11878497A JP 11878497 A JP11878497 A JP 11878497A JP H10294353 A JPH10294353 A JP H10294353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
support member
moved
processing tank
wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11878497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3336225B2 (ja
Inventor
Osamu Kuroda
黒田  修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP11878497A priority Critical patent/JP3336225B2/ja
Priority to US09/046,566 priority patent/US6068002A/en
Priority to EP98302356A priority patent/EP0869542B1/en
Priority to DE69833832T priority patent/DE69833832T2/de
Priority to DE69842125T priority patent/DE69842125D1/de
Priority to EP05077775A priority patent/EP1635380B1/en
Priority to TW087104721A priority patent/TW434671B/zh
Priority to KR10-1998-0011635A priority patent/KR100395997B1/ko
Publication of JPH10294353A publication Critical patent/JPH10294353A/ja
Priority to US09/552,569 priority patent/US6171403B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3336225B2 publication Critical patent/JP3336225B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保持昇降手段の上昇距離をなるべく短くでき
る,基板の処理システム及び処理方法を提供する。 【解決手段】 搬送装置10にはウェハWの周縁下部を
支持する第1の支持部材11と,第1の支持部材11の
両側に配置され,ウェハWの周縁横部に位置してウェハ
Wの倒れを防止する倒れ防止部材12a,12bが設け
られ,保持昇降装置40にはウェハWの周縁下部を支持
する第2の支持部材41a,41bが設けられ,かつ,
搬送装置10を処理槽21の上方に移動させた状態で保
持昇降装置40の第2の支持部材41a,41bを昇降
させた際に,第1の支持部材11及び倒れ防止部材12
a,12bと第2の支持部材41a,41bが接触しな
いように,これらを平面視で重複しない位置に配置し,
更に倒れ防止部材12a,12bを移動可能に構成した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば半導体ウェ
ハやLCD用ガラス板等の基板を,処理部において所定
の処理を施す処理システム及び処理方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば,半導体デバイスの製造工程にお
いては,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という)を処
理槽において洗浄液に浸漬させて洗浄を行い,ウェハに
付着したパーティクル,有機汚染物,金属不純物等のコ
ンタミネーションを除去する洗浄処理システムが使用さ
れている。
【0003】この洗浄処理システムには,例えばキャリ
ア2個分の50枚のウェハを一括して搬送するウェハチ
ャックを備えた搬送手段が設けられている。そして,洗
浄処理システムでは,キャリアから取り出された50枚
のウェハが,この搬送手段のウェハチャックによって洗
浄処理システムに備えられた処理槽に搬送され,洗浄処
理が終了した後,再び搬送手段のウェハチャックによっ
て処理槽からウェハが搬出される。
【0004】この洗浄処理システムにおいて,処理槽に
対してウェハの搬入出が行われる場合には,搬送手段の
ウェハチャックが処理槽内に下降して,処理槽内に設け
られた支持部材との間でウェハの授受が行われる。ウェ
ハの受け渡しは,処理槽内に下降したウェハチャックが
開脚又は閉脚することにより行われ,このため,処理槽
内にはウェハチャックの開閉操作を行うための充分な空
間が必要となる。その結果,処理槽はウェハを収納する
以外の余計な容積を有することになり,処理槽をウェハ
の洗浄に必要なだけの最低限の容積に設計できない。
【0005】また,最近においては,半導体集積回路の
更なる生産性向上を可能にするために,8インチウェハ
から例えば12インチウェハへのウェハの大口径化が図
られている。そして,大口径化したウェハを通常どおり
に搬送するためには,ウェハチャックも大型しなけらば
ならず,そのため搬送手段の駆動機構の負荷能力も強化
しなけらばならない。
【0006】そこで,従来この問題に対する解決手段と
して,特公平4−58179号が知られている。特公平
4−58179号に開示された洗浄処理システムは,ウ
ェハチャックがウェハを把持する代わりに,ウェハの周
縁下部を,搬送手段に備えられた三本の平行な支持部材
で支持する構成になっている。また,処理槽には,搬送
手段と同様な支持部材を備えた保持昇降手段が設けられ
ている。そして,保持昇降手段の支持部材は,処理槽内
と処理槽の上方との間を昇降するように構成されてい
る。そして,搬送手段の支持部材を処理槽の上方に位置
させた状態で,保持昇降手段の支持部材を昇降させるこ
とにより,処理槽の上方において,搬送手段の支持部材
と保持昇降手段の支持部材との間でウェハの授受が行わ
れるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで,以上のよう
な洗浄処理システムで行われる処理槽へウェハを搬入す
る場合には,ウェハを支持した搬送手段の支持部材が処
理槽の上方に移動し,保持昇降手段の支持部材が上昇す
る。そして,上昇の途中において,保持昇降手段の支持
部材が搬送手段の支持部材の隙間を通過してウェハの周
縁下部を支持し,そのまま,相当の高さにまで上昇して
ウェハを持ち上げる。その後,搬送手段の支持部材が水
平方向に移動して処理槽の上方から退避する。また,処
理槽からウェハを搬出する場合には,先ず,ウェハを支
持した保持昇降手段の支持部材が処理槽の上方において
相当の高さにまで上昇する。その後,搬送手段の支持部
材が水平方向に移動して処理槽の上方に移動する。そし
て,保持昇降手段の支持部材が下降し,下降の途中にお
いて ウェハWの周縁下部が搬送手段の支持部材に載置
される。その後,保持昇降手段の支持部材はそのまま処
理槽内に下降する。
【0008】しかし,搬送手段の三本の支持部材は,中
央の支持部材を低くく左右の支持部材を高い位置に配置
した,いわゆる逆三角形の状態に固定化される必要があ
る。そして,ウェハの受け渡しの際において双方の支持
部材が接触しないようにするためには,保持昇降手段の
支持手段が少なくとも搬送手段の左右の支持部材よりも
高くなる位置にまで上昇しなければならない。
【0009】そうすると,処理槽の上方には,保持昇降
手段の支持部材をより高く上昇されるための余計な空間
が必要となる。これにより,洗浄処理システム全体の小
型化が期し難い。また,大口径化した基板を,より安全
に,振動のない状態で搬送するためには,左右の支持部
材をより高い位置に配置する必要がある。
【0010】また,処理槽に対するウェハの搬入出ごと
に,保持昇降手段の支持部材を相当高い位置にまで上昇
させるので,必要以上に時間が経過していく。このた
め,ウェハの処理を行うごとにタイムロスが累積してい
き,その結果,洗浄処理システム全体のスループットの
低下を招く恐れがある。
【0011】従って本発明の目的は,保持昇降手段の支
持部材の上昇距離をなるべく短くできる,基板の処理シ
ステム及び処理方法を提供することにある。
【0012】
【発明を解決するための手段】以上の課題を解決する手
段するために,請求項1の発明は,複数枚の基板を並列
に立てた姿勢で処理する一又は二以上の処理槽と,各処
理槽の上方において水平方向に移動して基板を搬送する
搬送手段と,各処理槽内において基板を保持すると共に
各処理槽内と各処理槽の上方との間で基板を昇降させる
保持昇降手段とを備えた基板の処理システムにおいて,
前記搬送手段には基板の周縁下部を支持する第1の支持
部材と,該第1の支持部材の両側に配置され,基板の周
縁横部に位置して基板の倒れを防止する倒れ防止部材が
設けられ,前記保持昇降手段には基板の周縁下部を支持
する第2の支持部材が設けられ,かつ,前記搬送手段を
処理槽の上方に移動させた状態で前記保持昇降手段の第
2の支持部材を昇降させた際に,前記搬送手段の第1の
支持部材及び倒れ防止部材と前記第2の支持部材が接触
しないように,これら第1の支持部材及び倒れ防止部材
と第2の支持部材とを平面視で重複しない位置に配置
し,更に前記搬送手段において,第2の支持部材を処理
槽の上方に移動させた状態で,搬送手段を水平方向に移
動させる際には,基板及び第2の支持部材と接触しない
位置にまで倒れ防止部材が移動可能に構成されているこ
とを特徴とする基板の処理システム。
【0013】この請求項1の洗浄システムによれば,処
理槽へ基板を搬入する場合には,基板の周縁下部を第1
の支持部材で支持すると共に,基板の周縁横部に倒れ防
止部材を位置させて基板の倒れを防止しながら,搬送手
段によって複数枚の基板を並列に立てた姿勢で処理槽の
上方に搬送する。そして,搬送手段を処理槽の上方に移
動させた状態で保持昇降手段の第2の支持部材を上昇さ
せ,第2の支持部材がウェハの周縁下部を支持し,第1
の支持部材及び倒れ防止部材からウェハを受け取る。そ
の後,倒れ防止部材を基板及び第2の支持部材と接触し
ない位置まで移動させ,搬送手段を水平方向に移動させ
て処理槽の上方から退避させる。それから,ウェハを受
け取った第2の支持部材を処理槽内に下降させる。ま
た,処理槽からウェハを搬出する場合には,先ず,ウェ
ハを支持した保持昇降手段の第2の支持部材を処理槽の
上方に上昇させ,ウェハを処理槽の上方に上昇させる。
そして,倒れ防止部材を基板及び第2の支持部材と接触
しない位置まで移動させた状態で搬送手段を水平方向に
移動させて処理槽の上方に移動させる。次に,第2の支
持部材を下降させ,下降の途中において ウェハWの周
縁下部を第1の支持部材に支持させ,第2の支持部材か
らウェハが受け渡される。その後,基板の周縁横部に倒
れ防止部材を位置させた状態で,搬送手段を水平方向に
移動させる。
【0014】この請求項1の処理システムにおいて,請
求項2に記載したように,前記搬送手段において,倒れ
防止部材を第1の支持部材と略同じ高さにまで下降自在
にして,倒れ防止部材を基板及び第2の支持部材と接触
させないのが良い。
【0015】なお,ウェハを安定して搬送できるよう
に,請求項3に記載したように第1の支持部材の上面に
基板の周縁下部を嵌入させる溝を形成し,倒れ防止部材
の内面に基板の周縁横部を嵌入させる溝を形成すること
が好ましい。また,ウェハを安定して処理槽内にて保持
できるように,請求項4に記載したように,前記第2の
支持部材の上面に基板の周縁下部を嵌入させる溝を形成
することが好ましい。
【0016】また,請求項5に記載したように,前記第
1の支持部材と前記倒れ防止部材の間に隙間を形成し,
前記搬送手段を処理槽の上方に移動させた状態で前記保
持昇降手段の第2の支持部材を昇降させた際に,該隙間
を通過して第2の支持部材が昇降するのが良い。これに
より,第1の支持部材及び倒れ防止部材と第2の支持部
材が接触するのを防止することができる。また,請求項
6に記載したように,第1の支持部材を複数の部材で構
成して,それら部材同士の間に隙間を形成し,搬送手段
を処理槽の上方に移動させた状態で保持昇降手段の第2
の支持部材を昇降させた際に,該隙間を通過して第2の
支持部材が昇降しても良い。
【0017】また,請求項7に記載したように,前記搬
送手段の倒れ防止部材が,下降に伴って基板の周縁横部
から離れるように構成することが好ましい。
【0018】また,請求項8の発明は,基板の周縁下部
を第1の支持部材で支持すると共に,基板の周縁横部に
倒れ防止部材を位置させて基板の倒れを防止しながら,
搬送手段により複数枚の基板を並列に立てた姿勢で処理
槽の上方に搬送し,前記搬送手段を処理槽の上方に移動
させた状態で保持昇降手段の第2の支持部材を上昇させ
ることにより,第2の支持部材で基板の周縁下部を支持
し,前記搬送手段において倒れ防止部材を基板及び第2
の支持部材と接触しない位置まで移動させ,前記搬送手
段を水平方向に移動させて処理槽の上方から退避させ,
保持昇降手段の第2の支持部材を下降させることによ
り,基板を処理槽内に収納し,基板を処理した後,保持
昇降手段の第2の支持部材を上昇させることにより,基
板を処理槽の上方に上昇させ,倒れ防止部材を基板及び
第2の支持部材と接触しない位置まで移動させた状態
で,前記搬送手段を水平方向に移動させて処理槽の上方
に移動させ,保持昇降手段の第2の支持部材を下降させ
ることにより,基板の周縁下部を第1の支持部材で支持
し,基板の周縁横部に倒れ防止部材を位置させた状態
で,搬送手段を水平方向に移動させて基板を処理槽の上
方から搬出するようになっている。
【0019】請求項8の処理システムにおいて,請求項
9に記載したように,基板を処理した後,前記保持昇降
手段の第2の支持部材を下降させて前記処理槽にて処理
した基板の周縁下部を第1の支持部材で支持するまで
に,前記倒れ防止部材を基板の倒れが防止できる位置に
移動させておくようになっている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態につい
て説明すると,実施の形態はキャリア単位でのウェハの
搬入,洗浄,乾燥,キャリア単位での搬出までを一貫し
て行うように構成された洗浄処理システムとして構成さ
れたものである。図1は,本発明の好ましい実施の形態
を説明するための洗浄処理システム1の斜視図である。
【0021】この洗浄処理システム1は,洗浄前のウェ
ハWを水平姿勢で収納しているキャリアCを搬入する操
作と,洗浄後のウェハWを再びキャリアCに収納して搬
出する操作を行う搬入出部2と,複数枚の(例えば,キ
ャリアCが2個分の50枚の)ウェハWを一括してバッ
チ式に洗浄,乾燥する洗浄処理部3の二つの箇所に大別
することができる。
【0022】先ず,搬入出部2には,例えば25枚収納
したキャリアCを所定位置に載置させる載置部4が配置
されている。そして,この載置部4に載置されたキャリ
アCに水平姿勢で収納されているウェハWを,キャリア
Cから取り出し,垂直姿勢にして洗浄処理部3に受け渡
す共に,洗浄処理が終了して洗浄処理部3から垂直姿勢
で戻されたウェハWを,キャリアCに水平姿勢で再び搬
入するために,取出搬入アーム部5と,ガイド部6,姿
勢変更部7,保持部8が配置されている。
【0023】取出搬入アーム5は,キャリアCと第1の
位置イとの間でウェハWを搬送するように構成されてい
る。また,ガイド部6はウェハWの方向合わせを行うよ
うに構成されている。また,姿勢変更手段7はウェハW
を,第1の位置イから第2の位置ロへ,ウェハWの姿勢
を垂直姿勢に変換しながら搬送する操作を行うと共に,
第2の位置ロから第1の位置イへ,ウェハWの姿勢を水
平姿勢に変換しながら搬送する操作を行うように構成さ
れている。また,保持部8は,垂直姿勢で保持したウェ
ハWを第2の位置ロと第3の位置ハとの間で搬送するよ
うに構成されている。
【0024】そして,搬入出部2において,垂直姿勢に
してウェハWを洗浄処理部3に搬出する場合には,先
ず,取出搬入アーム5がキャリアCからウェハWを取り
出す。そして,ウェハWを水平姿勢に維持しながら第1
の位置イに搬送し,ガイド部6にウェハWを受け渡す。
そして,ガイド部6においてウェハWの方向合わせが行
われた後に,第1の位置イにおいて姿勢変更部7がガイ
ド部6からウェハWを受け取る。そして,姿勢変更部7
がウェハWの姿勢を水平姿勢から垂直姿勢に変更させな
がら,ウェハWを第2の位置ロに搬送する。第2の位置
ロに搬送されたウェハWは姿勢変更部7から保持部8に
受け取られ,垂直姿勢を維持しながら保持部8によって
第3の位置ハに搬送される。第3の位置ハに搬送された
ウェハWは,後述する搬送装置10により洗浄処理部3
に搬入される。一方,洗浄処理の後に,洗浄処理部3か
らキャリアCに水平姿勢にしてウェハWを搬入する場合
には,以上に説明した工程と逆の過程を経て行われるこ
とになる。
【0025】洗浄処理部3には,その前面側(図1にお
ける手前側)に,前記搬送装置10が配列されており,
洗浄処理システム1の長手方向に沿ってスライド自在で
ある。そして,搬送装置10には,第1の支持部材11
及び倒れ防止部材12a,12bが装備されており,こ
の搬送装置10の第1の支持部材11及び倒れ防止部材
12a,12bによって,キャリアCの2個分のウェハ
W(例えば50枚)を一括して把持する。これにより,
搬入出部2から洗浄処理部3にウェハWを一括して搬送
することが可能である。
【0026】また,洗浄処理部3の手前(図1における
左側)から順に,搬送装置10の第1の支持部材11及
び倒れ防止部材12a,12bを洗浄,乾燥するための
支持部材洗浄・乾燥槽20,各洗浄液を用いてウェハW
を洗浄し,更に純水を用いてリンス洗浄する処理槽21
〜23,そして各処理槽21〜24で不純物が除去され
たウェハWを,例えばイソプロピルアルコール(IP
A)蒸気を用いて乾燥させるための乾燥槽24が各々配
列されている。
【0027】なお以上の配列や処理槽の組合わせは,ウ
ェハWに対する処理,洗浄の種類によって任意に組み合
わせることができる。例えば,ある処理槽を減じたり,
逆にさらに他の処理槽を付加してもよい。
【0028】次に,図2に示すように,前記搬送装置1
0は,50枚のウェハWを一括して把持するために,前
記第1の支持部材11を下方に有し,この第1の支持部
材11の両側に配置された左右一対の前記倒れ防止部材
12a,12bを備えている。
【0029】倒れ防止部材12a,12bの基端にはク
ランク軸30a,30bがそれぞれ接続されている。こ
のクランク軸30a,30bは,支持体31に内蔵され
たモータなどの回転機構(図示せず)によって回転させ
られるようになっている。そして,この回転機構(図示
せず)の回転駆動によって,倒れ防止部材12a,12
bを同時に回動させることにより,ウェハWの周縁横部
に対して接近又は離隔が行えるように構成されている。
図2中の実線で示した倒れ防止部材12a,12bは,
倒れ防止部材12a,12bが回動に伴って互いに上昇
して,ウェハWの周縁横部の両側に接触した状態を示し
ている。また,図2中の一点鎖線で示した倒れ防止部材
12a’,12b’は,倒れ防止部材12a,12bが
先と逆の方向に互いに回動して下降し,第1の支持部材
11の両側に移動した状態を示している。
【0030】第1の支持部材11の上面には,ウェハW
の周縁下部を嵌入させる溝32が形成されている。ま
た,同様に倒れ防止部材12a,12bの内面にも,ウ
ェハWの周縁横部を嵌入させる溝33がそれぞれ形成さ
れている。そして,搬送装置10がウェハWを把持する
際には,溝32にウェハWの周縁下部を嵌入させて第1
の支持部材11がウェハWの周縁下部を支持すると共
に,前述したように,支持体31の回転機構(図示せ
ず)の回転駆動によって,倒れ防止部材12a,12b
を回動に伴って互いに上昇させ,ウェハWの周縁横部の
両側に位置させることにより,ウェハWの周縁横部を倒
れ防止部材12a,12bの溝33を嵌入させてウェハ
Wの倒れを防止するように構成されている。
【0031】ここで,図3において実線で示した倒れ防
止部材12a,12bは,支持体31の回転機構(図示
せず)の回転駆動によって,ウェハWの周縁横部に位置
している状態を示している。このように,倒れ防止部材
12a,12bを位置させることにより,ウェハWの周
縁横部を倒れ防止部材12a,12bの溝33を嵌入さ
せてウェハWの倒れを防止するように構成されている。
一方,図3中において一点鎖線で示した倒れ防止部材1
2a’,12b’は,支持体31の回転機構(図示せ
ず)の回転稼働によって,第1の支持部材と同じ高さま
で下降した状態を示している。このように倒れ防止部材
12a,12bを下降させた場合には,第1の支持部材
11と倒れ防止部材12a,12bの高さが同じになる
ように構成されている。
【0032】また,各処理槽21,22,23には,図
4に示すように保持昇降装置40が設けらている。ここ
で,各処理槽21,22,23に設けられた保持昇降装
置40は何れも同様な構成を備えているので,処理槽2
1に設けられた保持昇降装置40を代表として説明す
る。
【0033】図4に示すように,保持昇降装置40に
は,キャリアCの2個分として50枚のウェハWを一括
して支持する左右一対の第2の支持部材41a,41b
が設けられている。第2の支持部材41a,41bの上
面には,ウェハWの周縁下部を嵌入する溝42が形成さ
れており,これらの溝42同士の間隔(以下,「溝ピッ
チ」という)は,先に説明した第1の支持部材11及び
倒れ防止部材12a,12bに形成された溝32,33
の溝ピッチと等しくなるように所定の距離に配置されて
いる。
【0034】また,第2の支持部材41a,41bを水
平姿勢で固定している逆T字状の支持体43の裏面に
は,昇降部材44が取り付けられている。この昇降部材
44は,昇降駆動部45内に設けられたモータ等で構成
されている昇降機構(図示せず)に連結されており,昇
降駆動部45の昇降機構(図示せず)の稼働によって,
第2の支持部材41a,41bが,処理槽21内と処理
槽21の上方との間を昇降するように構成されている。
【0035】ここで,図5は,搬送装置10を処理槽2
1の上方に移動させた状態で,第1の支持部材11及び
倒れ防止部材12a,12bと第2の支持部材41a,
41bの位置関係を示した平面図である。図5で示すよ
うに,第1の支持部材11と倒れ防止部材12aとの間
には隙間50が形成されており,この隙間50にちょう
ど第2の支持部材41aが配置するように構成されてい
る。同様に,第1の支持部材11と倒れ防止部材12b
との間には隙間51が形成されており,この隙間51に
ちょうど第2の支持部材41bが配置するように構成さ
れている。こうして,搬送装置10を処理槽21の上方
に移動させた状態で,第2の支持部材41a,41bを
昇降させた際には,隙間50,51を通過して第2の支
持部材41a,41bが昇降するように構成されてい
る。
【0036】そして,ウェハWを支持している第1の支
持部材11及び倒れ防止部材12a,12bを処理槽2
1の上方に移動させた状態で,第2の支持部材41a,
41bを処理槽21の上方に上昇させた際には,図3で
示すように,前記隙間50,51を通過して第2の支持
部材41a,41bが第1の支持部材よりも高くなる位
置にまで上昇する。そして,図3中の一点鎖線で示した
第2の支持部材41a’,41b’のように,第2の支
持部材41a,41bがウェハWの周縁下部を支持し,
第1の支持部材11及び倒れ防止部材12a,12bか
らウェハWを受け取ることができるようになっている。
一方,この状態から,第2の支持部材41a,41bを
処理槽21内に下降させた際には,同様に,前記隙間5
0,51を通過して,処理槽21内の元の位置まで第2
の支持部材41a,41bが下降する。そして,第1の
支持部材11がウェハWの周縁下部を支持すると共に倒
れ防止部材12a,12bがウェハWの周縁横部に位置
し,第2の支持部材41a,41bからウェハWを受け
渡されるようになっている。こうして,第1の支持部材
11及び倒れ防止部材12a,12bと第2の支持部材
41a,41bが接触しないように,これらを平面視で
重複しない位置に配置することにより,搬送装置10と
保持昇降装置40との間でウェハWの授受が行えるよう
に構成されている。
【0037】なお,その他の処理槽22,23は何れも
処理槽21と同様な保持昇降装置40を備えた構成にな
っている。
【0038】次に,以上のように構成された洗浄処理シ
ステムにおいて行われるウェハWの処理を説明する。ま
ず,図示しない搬送ロボットが未だ洗浄されていないウ
ェハWを例えば25枚ずつ収納したキャリアCを搬入出
部2の載置部4に載置する。そして,この載置部4に載
置されたキャリアCからウェハWが取り出され,方向合
わせ後に,垂直姿勢で25枚のウェハWを保持部8に保
持させる。そして,空になった1つ目のキャリアCを搬
出し,2つ目の未だ洗浄されていないウェハWを25枚
収納したキャリアCを搬入出部2に載置部4に載置す
る。2つ目のキャリアCに対しても同様の工程がなさ
れ,保持部8に50枚のウェハWを整列待機させる。
【0039】続いて,既に支持部材洗浄・乾燥槽20に
おいて洗浄および乾燥処理された搬送装置10の第1の
支持部材11及び倒れ防止部材12a,12bが,保持
部8からウェハWを50枚単位で一括して受け取り,搬
入出部2から洗浄処理部3に50枚のウェハWを搬入さ
せる。そして,それらウェハWを処理槽21,22,2
3に順次搬送する。こうして,ウェハW表面に付着して
いる有機汚染物,パーティクル等の不純物質を除去する
ための洗浄を行う。
【0040】ここで,処理槽21での処理を図6から図
16に従って説明する。先ず,図6に示すように,搬送
装置10によって,50枚のウェハWを並列に立てた姿
勢で処理槽21の上方に搬送する。このように搬送する
場合には,先に図2で説明したように,ウェハWの周縁
下部を第1の支持部材で支持させると共に,ウェハWの
周縁横部を倒れ防止部材12a,12bに位置させて,
ウェハWの倒れを防止する。一方,第2の支持部材41
a,41bは,昇降駆動部45の昇降機構(図示せず)
の稼働によって,処理槽21内に下降した状態となって
いる。そして,図7に示すように,搬送装置10を処理
槽21の上方に移動させ停止させる。これにより,先に
図5で説明したように,第1の支持部材11及び倒れ防
止部材12a,12bが第2の支持部材41a,41b
に対して,平面視で重複しない位置に配置される。
【0041】次に,図8に示すように,昇降駆動部45
の昇降機構(図示せず)の稼働によって,第2の支持部
材41a,41bを第1の支持部材11よりも高くなる
位置まで上昇させる。この上昇により,先に図3で説明
したように,第2の支持部材41a,41bがウェハW
の周縁下部を支持し,第1の支持部材11及び倒れ防止
部材12a,12bからウェハWを受け取る。次に,図
9に示すように,倒れ防止部材12a,12bを,第1
の支持部材11と同じ高さまで下降させる。これによ
り,第1の支持部材11と同様に倒れ防止部材12a,
12bは何れも第2の支持部材41a,41bよりも低
い位置になる。次に,図10に示すように,搬送装置1
0の第1の支持部材11及び倒れ防止部材12a,12
bを水平方向に移動させ処理槽21の上方から退避させ
る。この場合,先に説明したように,第1の支持部材1
1と同様に倒れ防止部材12a,12bは何れも第2の
支持部材41a,41bよりも低い位置になっているの
で,第1の支持部材11及び倒れ防止部材12a,12
bと第2の支持部材41a,41bはお互いに接触せず
に,第1の支持部材11及び倒れ防止部材12a,12
bを水平方向に移動させ処理槽21の上方から退避させ
ることができる。その後,図11に示すように,昇降駆
動部45の昇降機構(図示せず)の稼働によって,第2
の支持部材41a,41bを処理槽21内に再び下降さ
せる。これにより,ウェハWは処理槽21内に収納され
る。
【0042】こうして,処理槽21内に収納されたウェ
ハWに対して,所定の洗浄処理が行われる。そして,洗
浄処理が終了後,次に説明する工程を経てウェハWが処
理槽21から搬出される。
【0043】先ず,図12に示すように,昇降駆動部4
5の昇降機構(図示せず)の稼働によって,再び処理槽
21の上方に第2の支持部材41a,41bを上昇さ
せ,ウェハWを処理槽21の上方に移動させる。次に,
図13に示すように,搬送装置10の第1の支持部材1
1及び倒れ防止部材12a,12bを水平方向に移動さ
せて処理槽21の上方に移動させる。この場合は,倒れ
防止部材12a,12bを下げた状態で水平方向に移動
させる。なお,このとき,第1の支持部材11と同様に
倒れ防止部材12a,12bは何れも第2の支持部材4
1a,41bよりも低い位置になっているので,第1の
支持部材11及び倒れ防止部材12a,12bと第2の
支持部材41a,41bはお互いに接触せずに,第1の
支持部材11及び倒れ防止部材12a,12bを水平方
向に移動させ処理槽21の上方に移動させることができ
る。
【0044】次に,図14に示すように,ウェハWの周
縁横部に位置する高さまで倒れ防止部材12a,12b
を上昇させる。次に,図15に示すように,保持昇降装
置40によって,第2の支持部材41a,41bを処理
槽21内に下降させる。この下降により,先に図3で説
明したように,第1の支持部材11でウェハWの周縁下
部を支持すると共に倒れ防止部材12a,12bにウェ
ハWの周縁横部に位置させて,第2の支持部材41a,
41bからウェハWが受け渡される。その後,図16で
示すように,搬送装置10の第1の支持部材11及び倒
れ防止部材12a,12bを水平方向に移動させて処理
槽21の上方から退避させ,ウェハWを次の処理槽22
の上方へ搬送する。
【0045】こうして,以後各処理槽22,23におい
ても同様にウェハWが受け渡され,洗浄処理が順次行わ
れていく。そして,最後にウェハWは乾燥槽24におい
て乾燥される。こうして,洗浄処理部3において所定の
洗浄処理が終了したウェハWは,搬送装置10によって
50枚一括して保持部8に受け渡される。そして,25
枚のウェハWが,保持部8から水平姿勢でキャリアCに
搬入され,1つ目のキャリアCが洗浄処理システム1外
に搬出される。次に,空になっている2つ目のキャリア
Cが洗浄処理システム1内に搬入される。その後,同様
に残りの25枚のウェハWが保持部8からキャリアCに
搬入され,2つ目のキャリアCが洗浄処理システム1外
に搬出される。
【0046】かくして,本発明の実施の形態の洗浄処理
システム1によれば,ウェハW及び第2の支持部材41
a,41bと接触させない位置まで倒れ防止部材12
a,12bを移動させることにより,保持昇降装置40
に設けられた第2の支持部材41a,41bを第1の支
持部材11よりも少しだけ高くなる位置に上昇させれ
ば,搬送装置10と保持昇降装置40との間でウェハW
の授受ができる。従って,保持昇降装置40の第2の支
持部材41a,41bの上昇する空間が少なくて済み,
洗浄処理システムの小型化が可能となる。また,保持昇
降装置40に設けられた第2の支持部材41a,41b
の上昇距離が短くなる分,それに係る時間を短縮するこ
とができ,スループットを向上することが可能となる。
その結果,半導体デバイスの製造における生産性を向上
することができるようになる。なお,倒れ防止部材12
a,12bを上昇させて,図3中の一点鎖線で示したウ
ェハW’の上端よりも高くなる位置にまで移動させても
良い。このように倒れ防止部材12a,12bが上に逃
げた状態とした場合も同様に,搬送装置10をウェハW
や第2の支持部材41a,41bに接触させずに水平方
向に移動させることが可能となる。また,一例としてウ
ェハを洗浄する洗浄システムについて主たる説明を行っ
たが,本発明は,LCD基板の如き他の基板を扱うシス
テムや,例えば他の処理等を行う各種の処理システム及
び処理方法などに適応させることも可能である。
【0047】なお,本発明の実施の形態では,第1の支
持部材11を単数の部材で構成した場合について説明を
行ったが,第1の支持部材11を複数の部材で構成して
も良い。その場合には,例えば図17で示すように,第
1の支持部材11を部材11a,11bで構成して,こ
れら部材11a,11bの間には隙間60を形成する。
また,部材11aと倒れ防止部材12aとの間に隙間6
1を形成し,同様に,部材11bと倒れ防止部材12b
との間に隙間62を形成する。また,保持昇降装置40
に,第2の支持部材41a,41bの他に第2の支持部
材41cが設けられても良い。このように構成すれば,
搬送装置10を処理槽21の上方に移動させた状態で,
保持昇降装置40の第2の支持部材41a,41b,4
1cを昇降させた際に,これら隙間60,61,62を
通過して第2の支持部材41a,41b,41cが昇降
することができる。
【0048】
【本発明の効果】本発明によれば,保持昇降手段の支持
部材の上昇距離をなるべく短くすることにより,処理シ
ステムの高さを抑えることができ,かつ,基板の授受に
係る時間を短くして処理時間の短縮化がはかれるため,
システム全体の小型化とスループットを向上することが
できる。従って本発明によれば,基板の処理を円滑に行
うことができ,例えば半導体デバイスの製造における歩
留まりを向上することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる洗浄処理システム
の斜視図である。
【図2】搬送装置を拡大して示す斜視図である。
【図3】搬送装置と保持昇降装置との間で行われるウェ
ハWの受け渡しの状態を示す説明図である。
【図4】保持昇降装置の斜視図である。
【図5】搬送装置を処理槽の上方に移動させた状態で,
第1の支持部材及び倒れ防止部材と第2の支持部材との
位置関係を示す平面図である。
【図6】処理槽の上方にウェハWを搬送している状態を
示す説明図である。
【図7】処理槽の上方にウェハWを移動させた状態を示
す説明図である。
【図8】搬送装置から保持昇降装置がウェハWを受け取
る状態を示す説明図である。
【図9】搬送装置から保持昇降装置がウェハWを受け取
る状態を示す説明図である。
【図10】搬送装置から保持昇降装置がウェハWを受け
取る状態を示す説明図である。
【図11】処理槽内にウェハWが収納された状態を示す
説明図である。
【図12】処理槽の上方にウェハWを上昇させた状態を
示す説明図である。
【図13】保持昇降装置から搬送装置へウェハWを受け
渡す状態を示す説明図である。
【図14】保持昇降装置から搬送装置へウェハWを受け
渡す状態を示す説明図である。
【図15】保持昇降装置から搬送装置へウェハWを受け
渡す状態を示す説明図である。
【図16】処理槽の上方からウェハWを退避させる状態
を示す説明図である。
【図17】複数の部材で構成した第1の支持部材及び倒
れ防止部材と第2の支持部材との間で行われるウェハW
の受け渡しの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
W ウェハ 1 洗浄処理システム 10 搬送装置 11 第1の支持部材 12a,12b 倒れ防止部材 21 処理槽 32,33,42 溝 40 保持昇降装置 41a,41b 第2の支持部材 50,51 隙間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
課題を解決するための手段】以上の課題を解決する手
段するために,請求項1の発明は,複数枚の基板を並列
に立てた姿勢で処理する一又は二以上の処理槽と,各処
理槽の上方において水平方向に移動して基板を搬送する
搬送手段と,各処理槽内において基板を保持すると共に
各処理槽内と各処理槽の上方との間で基板を昇降させる
保持昇降手段とを備えた基板の処理システムにおいて,
前記搬送手段には基板の周縁下部を支持する第1の支持
部材と,該第1の支持部材の両側に配置され,基板の周
縁横部に位置して基板の倒れを防止する倒れ防止部材か
設けられ,前記保持昇降手段には基板の周縁下部を支持
する第2の支持部材が設けられ,かつ,前記搬送手段を
処理槽の上方に移動させた状態で前記保持昇降手段の第
2の支持部材を昇降させた際に,前記搬送手段の第1の
支持部材及び倒れ防止部材と前記第2の支持部材が接触
しないように,これら第1の支持部材及び倒れ防止部材
と第2の支持部材とを平面視で重複しない位置に配置
し,更に前記搬送手段において,第2の支持部材を処理
槽の上方に移動させた状態で,搬送手段を水平方向に移
動させる際には,基板及び第2の支持部材と接触しない
位置にまで倒れ防止部材が移動可能に構成されているこ
とを特徴とする基板の処理システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】
発明の効果】本発明によれば,保持昇降手段の支持部
材の上昇距離をなるべく短くすることにより,処理シス
テムの高さを抑えることができ,かつ,基板の授受に係
る時間を短くして処理時間の短縮化がはかれるため,シ
ステム全体の小型化とスループットを向上することがで
きる。従って本発明によれば,基板の処理を円滑に行う
ことができ,例えば半導体デバイスの製造における歩留
まりを向上することができるようになる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板を並列に立てた姿勢で処理
    する一又は二以上の処理槽と,各処理槽の上方において
    水平方向に移動して基板を搬送する搬送手段と,各処理
    槽内において基板を保持すると共に各処理槽内と各処理
    槽の上方との間で基板を昇降させる保持昇降手段とを備
    えた基板の処理システムにおいて,前記搬送手段には基
    板の周縁下部を支持する第1の支持部材と,該第1の支
    持部材の両側に配置され,基板の周縁横部に位置して基
    板の倒れを防止する倒れ防止部材が設けられて,前記保
    持昇降手段には基板の周縁下部を支持する第2の支持部
    材が設けられ,かつ,前記搬送手段を処理槽の上方に移
    動させた状態で前記保持昇降手段の第2の支持部材を昇
    降させた際に,前記搬送手段の第1の支持部材及び倒れ
    防止部材と前記第2の支持部材が接触しないように,こ
    れら第1の支持部材及び倒れ防止部材と第2の支持部材
    とを平面視で重複しない位置に配置し,更に前記搬送手
    段において,第2の支持部材を処理槽の上方に移動させ
    た状態で,搬送手段を水平方向に移動させる際には,基
    板及び第2の支持部材と接触しない位置にまで倒れ防止
    部材が移動可能に構成されていることを特徴とする基板
    の処理システム。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段において,倒れ防止部材を
    第1の支持部材と略同じ高さにまで下降自在に構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の基板の処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記第1の支持部材の上面に基板の周縁
    下部を嵌入させる溝を形成し,倒れ防止部材の内面に基
    板の周縁横部を嵌入させる溝を形成したことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の基板の処理システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の支持部材の上面に基板の周縁
    下部を嵌入させる溝を形成したことを特徴とする請求項
    1,2又は3のいずれかに記載の基板の処理システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の支持部材と前記倒れ防止部材
    の間に隙間を形成し,前記搬送手段を処理槽の上方に移
    動させた状態で前記保持昇降手段の第2の支持部材を昇
    降させた際に,該隙間を通過して第2の支持部材が昇降
    することを特徴とする請求項1,2,3又は4のいずれ
    かに記載の基板の処理システム。
  6. 【請求項6】 前記第1の支持部材を複数の部材で構成
    して,それら部材同士の間に隙間を形成し,前記搬送手
    段を処理槽の上方に移動させた状態で前記保持昇降手段
    の第2の支持部材を昇降させた際に,該隙間を通過して
    前記第2の支持部材が昇降することを特徴とする請求項
    1,2,3,4又は5のいずれかに記載の基板の処理シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段の倒れ防止部材が,下降に
    伴って基板の周縁横部から離れることを特徴とする請求
    項1,2,3,4,5又は6のいずれかに記載の基板の
    処理システム。
  8. 【請求項8】 基板の周縁下部を第1の支持部材で支持
    すると共に,基板の周縁横部に倒れ防止部材を位置させ
    て基板の倒れを防止しながら,搬送手段により複数枚の
    基板を並列に立てた姿勢で処理槽の上方に搬送し,前記
    搬送手段を処理槽の上方に移動させた状態で保持昇降手
    段の第2の支持部材を上昇させることにより,第2の支
    持部材で基板の周縁下部を支持し,前記搬送手段におい
    て倒れ防止部材を基板及び第2の支持部材と接触しない
    位置にまで移動させ,前記搬送手段を水平方向に移動さ
    せて処理槽の上方から退避させ,保持昇降手段の第2の
    支持部材を下降させることにより,基板を処理槽内に収
    納し,基板を処理した後,保持昇降手段の第2の支持部
    材を上昇させることにより,基板を処理槽の上方に上昇
    させ,倒れ防止部材を基板及び第2の支持部材と接触し
    ない位置にまで移動させた状態で,前記搬送手段を水平
    方向に移動させて処理槽の上方に移動させ,保持昇降手
    段の第2の支持部材を下降させることにより,第2の支
    持部材で支持していた基板の周縁下部を第1の支持部材
    で支持し,倒れ防止部材を基板の周縁横部に位置させた
    状態で,搬送手段を水平方向に移動させて基板を処理槽
    の上方から搬出することを特徴とする基板の処理方法。
  9. 【請求項9】 基板を処理した後,前記保持昇降手段の
    第2の支持部材を下降させて前記処理槽にて処理した基
    板の周縁下部を第1の支持部材で支持するまでに,前記
    倒れ防止部材を基板の倒れが防止できる位置に移動して
    おくことを特徴とする基板の処理法方。
JP11878497A 1997-04-02 1997-04-21 基板の処理システム及び処理方法 Expired - Lifetime JP3336225B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11878497A JP3336225B2 (ja) 1997-04-21 1997-04-21 基板の処理システム及び処理方法
US09/046,566 US6068002A (en) 1997-04-02 1998-03-24 Cleaning and drying apparatus, wafer processing system and wafer processing method
DE69833832T DE69833832T2 (de) 1997-04-02 1998-03-27 Vorrichtung zum Reinigen und Trocknen, Scheibenprozesssystem und Scheibenprozessverfahren
DE69842125T DE69842125D1 (de) 1997-04-02 1998-03-27 Scheibenprozesssystem und Scheibenprozessverfahren
EP98302356A EP0869542B1 (en) 1997-04-02 1998-03-27 Cleaning and drying apparatus, wafer processing system and wafer processing method
EP05077775A EP1635380B1 (en) 1997-04-02 1998-03-27 Wafer processing system and wafer processing method
TW087104721A TW434671B (en) 1997-04-02 1998-03-30 Cleaning and dry apparatus, wafer processing system and wafer processing method
KR10-1998-0011635A KR100395997B1 (ko) 1997-04-02 1998-04-02 세정·건조처리장치,기판의처리장치및기판의처리방법
US09/552,569 US6171403B1 (en) 1997-04-02 2000-04-19 Cleaning and drying apparatus, wafer processing system and wafer processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11878497A JP3336225B2 (ja) 1997-04-21 1997-04-21 基板の処理システム及び処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10294353A true JPH10294353A (ja) 1998-11-04
JP3336225B2 JP3336225B2 (ja) 2002-10-21

Family

ID=14745009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11878497A Expired - Lifetime JP3336225B2 (ja) 1997-04-02 1997-04-21 基板の処理システム及び処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3336225B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3336225B2 (ja) 2002-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3510463B2 (ja) 基板の整列装置及び整列方法
KR100917304B1 (ko) 기판처리장치
US6755603B2 (en) Apparatus for and method of transporting substrates to be processed
EP1635380B1 (en) Wafer processing system and wafer processing method
JP4180787B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP4744426B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
CN108028218B (zh) 衬底搬送机器人及衬底处理系统
US6612801B1 (en) Method and device for arraying substrates and processing apparatus thereof
JP2006179757A (ja) 基板処理装置
JP3446158B2 (ja) 基板搬送処理装置
JP3336225B2 (ja) 基板の処理システム及び処理方法
JP4869097B2 (ja) 基板処理装置
JP2864326B2 (ja) 基板洗浄処理装置
JP3559099B2 (ja) 基板処理装置
JP3205525B2 (ja) 基板の取出装置,搬入装置及び取出搬入装置
JPH08111448A (ja) 基板処理装置
JP2002329765A (ja) 搬送装置及び搬送方法
KR102396204B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 반송 방법
JPH11233590A (ja) 基板処理装置
JP2001308160A (ja) 基板処理装置
JP3665516B2 (ja) 載置装置
JP2505263Y2 (ja) ウエハの表面処理装置のウエハ移送装置
JP3197539B2 (ja) 基板の洗浄装置及び洗浄方法
JP2000164689A (ja) 基板保持具および基板処理装置
JPH07321079A (ja) 基板洗浄用キャリア及び基板洗浄方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020723

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140802

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term