JPH10294288A - レーザー照射装置及びレーザー処理方法 - Google Patents
レーザー照射装置及びレーザー処理方法Info
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Abstract
の問題を解決する。 【解決手段】 レーザー光を分割するシリンドリカルレ
ンズ群と、先に分割されたレーザー光をれを再結合させ
るシリンドリカルレンズとを備えたレーザー照射装置に
おいて、シリンドリカルレンズを角が90度でない平行
四辺形の形状を有したものとする。こうすることで、レ
ーザー光の中で特に干渉が強くなる部分を分散させるこ
とができ、照射むらを抑制することができる。
Description
線状にビーム加工されたレーザー光を走査して照射する
構成に関する。本明細書で開示する発明は、レーザー光
の照射を利用した半導体装置の作製プロセス、レーザー
光の照射を利用した露光プロセス等に利用することがで
きる。
た非晶質半導体膜や結晶性半導体膜(単結晶でない、多
結晶、微結晶等の結晶性を有する半導体膜)を形成する
技術が研究されている。
の低い珪素膜に対してレーザーアニールを施して、結晶
化させたり、結晶性を向上させる技術が、広く研究され
ている。
英基板と比較し、安価で加工性に富んでおり、大面積基
板を容易に作製できる利点を持っている。これが上記研
究が行われる理由である。また、結晶化に好んでレーザ
ーが使用されるのは、ガラス基板の融点が低いからであ
る。レーザーは基板の温度をあまり変えずに非単結晶膜
にのみ高いエネルギーを与えることができる。
性珪素膜は、高い移動度を有するため、この結晶性珪素
膜を用いて薄膜トランジスタ(TFT)を形成すること
ができる。
上に、画素駆動用と駆動回路用のTFTを配置したモノ
リシック型の液晶電気光学装置を得ることができる。
は多くの結晶粒からできているため、多結晶珪素膜、あ
るいは多結晶半導体膜と呼ばれる。
レーザー光を10cm角以上の面積に対して照射する必
要があるめにその照射方法を工夫する必要が生じる。
ては、 (1)レーザービームを、被照射面において、数cm角
の四角いスポットにし、それを走査しながら照射する。 (2)レーザービームを、数ミリ幅×数10cmの線状
となるように光学系にて加工し、この線状のレーザービ
ームを走査して照射する。 といった方法がある。
ーザービーム同士の重なりあう部分が多くなり、照射効
果にむらが出やすい。また生産性も悪い。
すれば照射むらもでにくく、また生産性も高い。
要なスポット状のレーザービームを用いた場合とは異な
り、線状レーザーの線方向(長手方向)に直角な方向だ
けの走査で被照射面全体にレーザー照射を行うことがで
きるため、高い量産性が得られる。線方向に直角な方向
に走査するのは、それが最も効率のよい走査方向である
からである。この高い量産性により、現在レーザーアニ
ールには線状レーザービームを使用することが主流にな
りつつある。
パルスレーザービームを走査させて、非単結晶半導体膜
に対してレーザーアニールを施す場合、いくつかの問題
が生じることが判明している。
ザーアニールが膜面全体に一様に為されないことであ
る。
とビームの重なりの部分で縞ができてしまう現象が目立
ち、これらの縞の一本一本で膜の半導体特性が著しく異
なってしまう問題があった。
を有する線状のレーザービームをその幅方向(紙面の上
下方向)に走査して照射することによって得られた結晶
性珪素膜の表面状態を写した写真である。
の重なり具合が結晶性に反映されて、縞模様が現れてい
る。
用して液晶ディスプレイを作製した場合、この縞が画面
にそのまま出てしまう不都合が生じる。
アレイの特性反映される結果であると考えられる。
非単結晶半導体膜の改良や、線状レーザー光の走査ピッ
チ(隣り合う線状レーザービームの間隔)を細かくする
こと、さらに線状のレーザー光の走査条件を最適化、等
の工夫を施すことにより、大きく改善することができ
る。具体的には、液晶ディスプレイへの応用に関して
は、線状レーザー光の重なり具合が直接画質に影響して
しまうことを抑制することができる。
今度はビーム自身のエネルギー分布の不均一が目立つよ
うになる。
合、元が長方形状(または正方形状、または円形状)の
ビームを適当な光学系に通して線状に加工する。
から5程度である。このビームを光学系により、アスペ
クト比100が以上の線状ビームに変形される。例え
ば、幅が1mm、長さが200mmというような線状の
レーザービームに成形される。
ーム内でのエネルギー分布が均質なものとなるように工
夫される。具体的には、ビームホモジェナイザーと呼ば
れる光学系を利用して、レーザービーム内のエネルギー
密度の均質化が行われる。
の概略を図2に示す。図2には、201で示されるレー
ザー発振器、202、203、204、205のレンズ
の組み合わせでなるビームホモジェナイザー、ミラー2
06、対物レンズ207が示されている。
わせが、線状レーザービームの長手方向におけるエネル
ギー分布を改善するためのビームホモジェナイザーであ
る。
せが、線状レーザービームの幅方向におけるエネルギー
分布を改善するためのビームホモジェナイザーである。
方形のビームを複数のビームに分割し、それを各々拡大
し再び重ね合わせることにある。
再構成されたビームは、一見、分割が細かければ細かい
ほどエネルギーの分布が均質になるように思える。
膜に照射すると分割の細かさにかかわらず、図1bに見
られるような縞模様が膜にできてしまう。
方向に直交する様に無数に形成される。このような縞模
様の形成は、元の長方形ビームのエネルギー分布が縞状
であることに起因するか、光学系に起因するかのいずれ
かである。
に縞形成の原因があるのか、突き止めるべく簡単な実験
を行った。
ビームが入射する前の状態のレーザービーム、即ち発振
器から出力されたレーザービームを回転させることによ
り、上記縞模様がどう変化するかを調べるものである。
模様の形成に関与しているものは元の長方形ビームでは
なく、光学系であることが結論される。
相の揃ったビーム(レーザーは位相を揃えて強度を得る
ものであるから、レーザー光の位相は揃っている)を分
割再結合させることにより均質化を図るものであるか
ら、該縞は光の干渉縞であると説明できる。
光路差をもって重なりあった場合の位相のずれに生じ
る。即ち、周期的に光が強めあったり、弱めあったりす
ることによって生じる。
を通過した光が干渉する様子を模式的に示す。ここで
は、スリットの左側から入射した光がスリットも右側で
そのような干渉を起こすか、光の強度Iをパラメータと
して示している。
る場合、該スリット群の中央Aに対応する部分に干渉の
ピークの中心が発生する。
形成される。
たシリンドリカルレンズ群401とシリンドリカルレン
ズ402とに当てはめて考える。
1は、図2におけるシリンドリカルレンズ群203に対
応する。また、図4のシリンドリカルレンズ402は、
図2におけるシリンドリカルレンズ205に対応する。
図3に示すA、B、Cの部分にそれぞれ対応する。
01によるビームの分割数が、図3におけるスリットの
数に対応している。
原理に従って、A、B、Cの部分に干渉のピーク(強め
合う部分)が発生する。
すような明確な強弱を完全な周期性をもって示すもので
はない。これは、光学系における光学的な微妙なズレや
半導体膜中で熱伝導によるエネルギーの分散があるため
であると考えられる。
02とシリンドリカルレンズ204との組合せは、シリ
ンドリカルレンズ群203とシリンドリカルレンズ20
5との組合せと全く同様の作用をレーザービームに与え
るものであるから、線状レーザービーム内のビーム幅方
向にも同様の光干渉は起きている。
きる光干渉は、幅が数mm以下の領域に発生するもので
あり、ほとんど目立たない。即ち、特に問題とはならな
い。
おける光の干渉状態を模式的に図6に示す。図6におい
て、601が線状のレーザービームの被照射面である。
また、602が干渉のピークが強い部分である。
ザービームの被照射領域には、格子状に干渉のピーク6
02が分布する。ただし、前述したように線状レーザー
ビーウの幅方向における干渉のピークは観察されない。
を有したものとはならない。これは、線状ビームは球面
波を線状に合成していることに起因する。(球面波を直
線で切ると、同位相同士の間隔は一定でないの)
たいならば、図5に示すような光学系を利用し、平面波
を線状に合成すればよい。(平面波を斜めに直線で切る
と、同位相同士の間隔は一定となる)
点は、ビーム入射側のシリンドリカルレンズ群501が
分割したレーザービームが、後続のシリンドリカルレン
ズ502により平行光線に加工されることである。
リカルレンズ群401と後方のシリンドリカルレンズ4
02との間の距離を適当に選ぶことにより簡単に得られ
る。
501で分割されたどのビームもシリンドリカルレンズ
502により平面波に加工される。本光学系により加工
されたビームを使用すると該縦縞の間隔はほぼ一定とな
る。
は、そのビーム内に格子状に干渉のピークを分布させ
る。
ーザービームを走査して照射すると、ビーム内の干渉の
強度の強いもしくは弱い光が、繰り返し被照射物の同一
箇所に照射されてしまう。
い光による縞もしくは弱い光による縞が形成される。即
ち、レーザー光の走査方向に沿った縞模様がレーザー照
射のむらとして現れる。
直角な方向に分布する光干渉のピークが線状レーザーを
ビーム巾より十分細かいピッチで重ね合わせることによ
り、特に強調される。
れる様子は図7に模式的に示す。線状レーザービーム7
01はその線方向に光干渉に起因する周期的エネルギー
の強弱が見られる。(すでに述べたように線状レーザー
ビームは、その巾方向にも光干渉による周期的エネルギ
ーの強弱が見られるが、本発明にあまり影響しない。)
縞が強調されてしまう。
うにするには、線状レーザービームを図8のように斜め
に重ね合わせると大変効果的である。この発明に関して
は、本出願人による出願である特願平9−61781号
に記載されている。
場所に何度も当たらないで分散するので、縞模様の形成
を抑制することができる。
は、レーザービームの長さを最大限に利用できないとい
う問題がある。
明は、図1bに示すような線状のレーザー光の照射にお
けるその幅方向に延在する縞模様の発生を抑制する技術
を提供することを課題とする。
ームの長手方向におけるエネルギー分布を補正するシリ
ンドリカルレンズ群203とシリンドリカルレンズ20
5との形状を図11に示すような形状とする。
状のものとする。こうすることにより、線状レーザービ
ーム内に形成される干渉のピークの分布(図6参照。)
を図12に示すような分布に変える。
の位置が一直線上に並んでいないので、縞の発生を抑制
することができる。
カルレンズ群の1つ1つは、所定の断面形状1101
を、該断面を含まない所定の方向に平行移動させたとき
に画く軌跡が形成する立体形状を有している。
方向は、図11aに示したシリンドリカルレンズ群の1
つ1つで互いに等しいとする。図11aに示したシリン
ドリカルレンズ群の1つ1つは、互いに合同であったほ
うがよい。合同であれば、レンズ加工が容易だからであ
る。
ンズは、他の所定の断面形状1103を、該断面形状を
含まない所定の方向に平行移動させたときに画く軌跡が
形成する立体形状を有している。
103は、2次元空間の平行光線を1点に集光させるこ
とのできる形状を有している。
ドリカルレンズ群を平行四辺形状シリンドリカルレンズ
群1105と呼ぶことにする。
リカルレンズを平行四辺形状シリンドリカルレンズ11
06と呼ぶことにする。
動の方向とがなす角度をXと定義する。前記断面形状1
103を含む平面と前記平行移動の方向とがなす角度を
Yと定義する。
る。発明1では、図11記載の諸レンズはレーザー光の
光路に挿入されており(または、レーザー光路に挿入さ
れる物であり)、前記断面形状を含む平面は前記レーザ
ー光の進行方向に平行であり、図11a記載の諸レンズ
の焦点の集合で形成される線のそれぞれは、互いに平行
であり、図11記載の諸レンズの焦点の集合で形成され
る線は、前記レーザー光の進行方向に直交し、かつ前記
断面形状を含む平面に垂直でない角度で交わっている光
学系を特徴とする。
ナイザー)は、図11aにおいて、断面形状1101と
斜線部で示される平行四辺形1102とが直交してい
る。
おいて、断面形状1103と斜線部で示される平行四辺
形1104とが直交している。
カルレンズの特徴を、別の表現で述べると、以下のよう
になる。
シリンドリカルレンズのうち任意に選んだ1つは、任意
の方向から平行光を入射させたとき形成される焦点の集
合が成す平面と先に定義した所定の断面形状を含む平面
とが互いに直交する形状であり、前記所定の断面形状と
先に定義した所定の方向が角度Yを成し、該角度Yは各
平行四辺形状シリンドリカルレンズにおいて互いに等し
く(ここではX=Y)、かつ前記角度Yは、直角でない
ことを特徴とする。
られる理由を説明する。
成を適用した場合を考える。ここでは、図2のシリンド
リカルレンズ群203とシリンドリカルレンズ205
は、それぞれ図11に示す平行四辺形状のレンズに置換
されているとする。
図11aに示す形状とし、シリンドリカルレンズ205
は、図11bに示すものとする。
中で任意のレンズを1つ選び、そのレンズと、シリンド
リカルレンズ群202以外のレンズ群で形成される線状
レーザービームを考える。
る干渉状態を図13に示す。図13には、1301で示
されるような干渉縞が発生する。
302で示すように平行四辺形状シリンドリカルレンズ
群203(1105)と平行四辺形状シリンドリカルレ
ンズ205(1106)の形状を反映した平行四辺形と
なる。
レンズに対して図13に示した干渉縞が得られるが、各
レンズによってビームが形成される場所がわずかに異な
る。(該形成場所は線状レーザービームの線方向に互い
にずれる)
2の1つ1つのレンズの作る光束の、平行四辺形状シリ
ンドリカルレンズ205(1106)に入射する場所が
互いに異なるからである。これらのビームを図14に示
すように上手く重ね合わせると干渉のピークがビーム内
に分散化されて干渉縞をより作りにくいビーム1401
を作ることができる。
ビーム1401の様になるが、実際は、ビームの幅方向
に干渉がおこり、ビーム1201(図12)の様にな
る。
下に示す条件を満たすようにすればよい。
縞の間隔dを定義する。次にシリンドリカルレンズ群2
02に入射するレーザービーム1501(図15参照)
の両端に位置するシリンドリカルレンズの中央同士の距
離Dを定義する。
ンズ1つ当たりの幅をWとし、|tan X| =(D+W)
/d で定義される角度X(図11aで定義される角度
X)をもつ図11のシリンドリカルレンズ群1105
と、シリンドリカルレンズ1106とを使用すればよ
い。(この場合X=Yとする)
隔が、従来の光学系(図2記載のもの)に比較し狭くな
り、かつ干渉縞の強度分布がビーム内でより分散化され
る。
が一様になる。なお、角度Xは厳密に定義する必要はな
い。なぜならば、干渉縞の間隔dが厳密に一様でないか
らである。
される角度Xをもつ図11のシリンドリカルレンズ群1
105とシリンドリカルレンズ1106とを使用する
と、シリンドリカルレンズ202の1つ1つを通る光束
が干渉縞の間隔dずつずれて重なり合うので本発明が特
徴とする効果を得られない。
(nは整数、かつ、2W≦nW≦D)であると、干渉の
ピークがビーム内で効果的に分散される。またレーザー
パワーも効率良く利用される。なお、W/d>|tan X
|の範囲ではビーム長が短くなりすぎて処理効率を落と
す。
|tan X|の範囲で定義されなければならない。
(D+W)/dの範囲で定義されるとよりよい効果が期
待できる。一方、|tan X|≫(D+W)/dの範囲で
は干渉のピークがビーム内で十分に分散化されない。
シリンドリカルレンズ群205の焦点距離は等しいとす
る。また、シリンドリカルレンズ205とシリンドリカ
ルレンズ1106の焦点距離は等しいとする。即ち、焦
点距離が等しいものと交換したものとする。なお、図2
に示した光学系が形成する干渉縞の間隔dは、必ずしも
一定ではないので、それらの間隔の平均値をdと定義す
る。
ズ1106(図11参照)の形がビーム形状を決定して
いる事実に着目する。即ち、図24に示すようにシリン
ドリカルレンズ205に対して、シリンドリカルレンズ
群203の位置を図24の平面上でいかように変えても
左側に形成されるビームの位置は変わらないことから結
論できる事実に着目する。
ルレンズ205を、考案1で規定した平行四辺形状シリ
ンドリカルレンズ1106(図11b参照)に置換した
光学系を用いてビームがどうなるかを実験した。
の効果があった。しかしながら、考案1と比較しややビ
ーム内の干渉の様子が不規則となった。
カルレンズ1106(図2の光学系の203の代わりに
配置)の角度Yを固定したまま、シリンドリカルレンズ
群1105(図2の光学系の205の代わりに配置)の
角度Xを自由に変えて、コンピューターシミュレーショ
ンを行った。
5の角度Xはビームの内部干渉縞の間隔にほとんど関与
しないことが判明した。
平行四辺形状シリンドリカルレンズ1106との距離を
変えても、あまりビーム内の干渉縞の間隔は変わらない
ことが判明した。
ズ群1105のレンズ1つ1つは図17に示すような形
態であればよいと結論できる。
体的に文章で示すと以下のようになる。
光線を、1点に集めることができる2次元の仮想レンズ
を前記2次元平面を含まない方向に平行移動させたとき
に該仮想レンズが描く軌跡をそのまま立体とした形状と
表現できる。
布が不規則となる。発明2が発明1に比較して優れてい
る点は、図2に示した光学系の内、シリンドリカルレン
ズ205のみを平行四辺形状シリンドリカルレンズ11
06に置換すればよいという点である。
分布を分散化できる点である。この意味でコストや手間
の点を考慮するならば、発明2の方が発明1を凌いでい
る。
四辺形状シリンドリカルレンズ1106(図二の205
の代わりに配置する)を図18に描かれた形態を提唱す
る。
ムの方向ベクトルとは直交していない。 (2)断面形状1103の延在方向を含む線と焦点の集
合が形成する線とを含む面は、断面形状1103の面と
直交している。 (3)角度Yが直角でない。 といった特徴を有している。
ームの入射方向(光路方向)から照射された平行光が結
ばれる点の集合として定義される。
集合(この場合は線。)を含む線は図9に示す照射面1
901にある1点1902で交差している。(即ち、焦
点の集合は照射面に対して斜めになっている)
レンズ群202のレンズ1つ1つを通過するレーザー光
が照射面に作る像は、図20のようになる。
ている。シリンドリカルレンズ群203が平行四辺形状
シリンドリカルレンズ1801(図2の205の代わり
に配置される)と面対称な位置にあると実線の四角で描
かれた場所に干渉のピーク2001ができる。
置すると図20の2002で示されるように干渉のピー
クが斜めに分布し、これらが重なり合うと、考案1、2
と同様に干渉のピークが線状レーザービーム2003内
で分散化する。
ると以下のようになる。シリンドリカルレンズ群203
と平行四辺形状シリンドリカルレンズ1801の相対的
な位置を前述のように変えることにより、ビーム内の干
渉の状態を変えられる点がそうである。
さ等により変化する干渉縞の周期(隣り合う縞の間隔)
がいかように変わろうとも、光学系の配置を少し変える
だけで、干渉縞が最もビーム内で分散化されるレンズ配
置を選ぶことが可能となる。
隔に依存するので、干渉縞の間隔があまりに異なるビー
ムを作る光源に対して互換性がない。しかし、発明3の
場合には、適用範囲を広くすることができる。
の干渉の分布の規則性が、発明2の光学系に対して同程
度かやや劣る。
行四辺形状シリンドリカルレンズ群1105と、平行四
辺形状シリンドリカルレンズ1106とを使用してもよ
い。
限り、干渉のピークのビーム内での分散化が期待でき
る。
せ持つビームが得られる組合せもある。しかしながら、
平行四辺形状シリンドリカルレンズ1106の形状が、
シリンドリカルレンズ205の形状から著しく異なって
いると、ビーム長が得られず本発明に適さなくなる。
レーザービームは干渉のピークの分布が分散化されたと
はいえ、依然としてそのビーム内に存在する。
内のレーザーエネルギーの強度が局所的に強く、あるい
は弱くなりすぎることもありうる。
状ビームをずらしながら重ね合わせることでほとんど見
えなくなる。一方、重ね合わせ方によっては、該干渉縞
が強調されてしまう場合が出てくるので、線状レーザー
ビームの走査のピッチを微妙に変えたり、線状レーザー
ビームの走査方向を微調整することにより、線状レーザ
ービームの重なり方を調節すると、より良い効果があ
る。上記微調整でうまく行かない場合は、光学系の配置
を再調整する必要がある。
き、より詳しく記述する。この場合、線状レーザービー
ムを、該ビームの線方向と直交しかつ該線状レーザービ
ームが形成する面を含む方向より該平面内で角度yだけ
ずれた方向に走査させながらレーザー処理すると、より
効果的に干渉縞の消える角度が見つかる。前記角度yは
|tan y|≦0.1 の範囲で十分である。
5 ≦|tan Y|≦600の範囲である。またより好まし
くは、12≦|tan Y|≦300の範囲からYを設定す
るといよい。
下に示す。この簡素化はビームの幅方向の分割を省いた
ものである。
ンドリカルレンズ群202とシリンドリカルレンズ20
4とを省いた光学系の例である。
ビームの干渉縞は、シリンドリカルレンズ群202によ
るレーザー光の分割がないため、シリンドリカルレンズ
群202の任意の1つのレンズが作る干渉縞と同様とな
る。すなわち、図13のようになる。本光学系では、干
渉のピーク1301がビーム内で分散化されることはな
い。
02を、線状ビームの線方向に直角な方向(処理効率が
最大の方向)に重ね合わせると、図21の様に重なり合
うので、干渉のピークが何度も重なり合うことがない。
強調されることがなく、縞模様がほとんど見えなくな
る。本方法の利点は、図8の方法と比較して、線状レー
ザーの処理効率をほぼ最大に利用できることにある。
体膜のレーザーアニールを行い、多結晶半導体膜とし、
例えばTFT液晶ディスプレイのようなデバイスを作製
すると、個々のTFTの特性のばらつきが抑えられて、
高画質なものを得ることができる。
集積回路を作製する際に利用することができる。
板上に各種集積回路を搭載したSOP(システムオンパ
ネル)と呼ばれるような構成を作製する際に本明細書で
開示する発明を利用することが有用である。
ールを施さなければならない場合に本明細書で開示する
発明は有効である。
割する役割を果たす平行四辺形状シリンドリカルレンズ
群と、前記分割された光を再結合させる役割を果たす平
行四辺形状シリンドリカルレンズとを含む光学系から構
成されるビームホモジェナイザーである。
度が90度でないものとして定義される。
リンドリカルレンズ群というのは、図2に203に対応
する。また、分割された光を再結合させる役割を果たす
平行四辺形状シリンドリカルレンズとは、図2の205
に対応する。
すシリンドリカルレンズ群と、前記分割された光を再結
合させる役割を果たす平行四辺形状シリンドリカルレン
ズを含む光学系から構成されるビームホモジェナイザー
である。
方向に平行移動させた軌跡により形成される平行四辺形
状シリンドリカルレンズを有し、前記断面形状は、ある
特定の波長を持つ2次元空間の平行光線を一点に集光さ
せることのできる形状であることを特徴とするビームホ
モジェナイザーである。
すシリンドリカルレンズ群と、所定の断面形状を所定の
方向に平行移動させた軌跡により形成される平行四辺形
状シリンドリカルレンズとを有し、前記断面形状は、あ
る特定の波長を持つ2次元空間の平行光線を一点に集光
させることのできる形状であり、前記平行四辺形状シリ
ンドリカルレンズは、前記分割された光を再結合させる
役割を果たすことを特徴とするビームホモジェナイザー
である。
す平行四辺形状シリンドリカルレンズ群と、所定の断面
形状を所定の方向に平行移動させた軌跡により形成され
る平行四辺形状シリンドリカルレンズとを有し、前記断
面形状は、ある特定の波長を持つ2次元空間の平行光線
を一点に集光させることのできる形状であり、前記平行
四辺形状シリンドリカルレンズは、前記分割された光を
再結合させる役割を果たすことを特徴とするビームホモ
ジェナイザーである。
すシリンドリカルレンズ群と、所定の断面形状を所定の
方向に平行移動させた軌跡により形成される平行四辺形
状シリンドリカルレンズとを有し、前記断面形状は、あ
る特定の波長を持つ2次元空間の平行光線を一点に集光
させることのできる形状であり、前記平行四辺形状シリ
ンドリカルレンズは、前記分割された光を再結合させる
役割を果たしており、前記平行四辺形状シリンドリカル
レンズは、任意の方向から平行光を入射させたとき形成
される焦点の集合が成す平面と先に定義した所定の断面
形状を含む平面とが互いに直交する形状であり、かつ、
前記所定の断面形状と先に定義した所定の方向が角度Y
を成す形状であり、かつ前記角度Yは、直角でないこと
を特徴とするビームホモジェナイザーである。
平行四辺形状シリンドリカルレンズ群と、所定の断面形
状を所定の方向に平行移動させた軌跡により形成される
平行四辺形状シリンドリカルレンズとを有し、前記断面
形状は、ある特定の波長を持つ2次元空間の平行光線を
一点に集光させることのできる形状であり、前記平行四
辺形状シリンドリカルレンズは、前記分割された光を再
結合させる役割を果たしており、前記平行四辺形状シリ
ンドリカルレンズは、任意の方向から平行光を入射させ
たとき形成される焦点の集合が成す平面と先に定義した
所定の断面形状を含む平面とが互いに直交する形状であ
り、かつ、前記所定の断面形状と先に定義した所定の方
向が角度Yを成す形状であり、かつ前記角度Yは、直角
でないことを特徴とするビームホモジェナイザー。
向に平行移動させた軌跡により形成される平行四辺形状
シリンドリカルレンズを複数個組み合わせた平行四辺形
状シリンドリカルレンズ群と、前記平行四辺形状シリン
ドリカルレンズと同様な特徴を持つ平行四辺形状シリン
ドリカルレンズとを有し、前記断面形状は、ある特定の
波長を持つ2次元空間の平行光線を一点に集光させるこ
とのできる形状であり、前記平行四辺形状シリンドリカ
ルレンズのうち任意に選んだ1つは、任意の方向から平
行光を入射させたとき形成される焦点の集合が成す平面
と先に定義した所定の断面形状を含む平面とが互いに直
交する形状であり、かつ、前記所定の断面形状と先に定
義した所定の方向が角度Yを成す形状であり、該角度Y
は各平行四辺形状シリンドリカルレンズにおいて互いに
等しく、かつ前記角度Yは、直角でないことを特徴とす
るビームホモジェナイザー。
|tan Y|≦600とすることが好ましい。さらには、
角度Yを12≦|tan Y|≦300の範囲から選択する
ことはより好ましい。
る手段と、前記レーザービームを分割後拡大しつつ最終
加工形状である線状レーザービームの線方向のエネルギ
ー分布を均一化させる役割を果たす平行四辺形状のシリ
ンドリカルレンズ群と他の平行四辺形状シリンドリカル
レンズとから構成されるレンズ群と、該レーザービーム
を線状に収束させるシリンドリカルレンズと、一方向に
動く移動テーブルと、から構成されることを特徴とする
レーザーアニール装置である。
せる手段と、前記レーザービームを分割後拡大しつつ最
終加工形状である線状レーザービームの線方向のエネル
ギー分布を均一化させる役割を果たす平行四辺形状のシ
リンドリカルレンズ群と平行四辺形状シリンドリカルレ
ンズとから構成されるレンズ群と、該レーザービームを
分割後再結合させることにより線状に収束させる役割を
果たすシリンドリカルレンズ群とシリンドリカルレンズ
とから構成されるレンズ群と、一方向に動く移動テーブ
ルと、から構成されることを特徴とするレーザーアニー
ル装置である。
せる手段と、前記レーザービームを分割後拡大しつつ最
終加工形状である線状レーザービームの線方向のエネル
ギー分布を均一化させる役割を果たす平行四辺形状のシ
リンドリカルレンズ群と平行四辺形状シリンドリカルレ
ンズとから構成されるレンズ群と、該レーザービームを
線状に収束させるシリンドリカルレンズと、移動方向が
可変である移動テーブルと、から構成されることを特徴
とするレーザーアニール装置である。
せる手段と、前記レーザービームを分割後拡大しつつ最
終加工形状である線状レーザービームの線方向のエネル
ギー分布を均一化させる役割を果たす平行四辺形状のシ
リンドリカルレンズ群と平行四辺形状シリンドリカルレ
ンズとから構成されるレンズ群と、該レーザービームを
分割後再結合させることにより線状に収束させる役割を
果たすシリンドリカルレンズ群とシリンドリカルレンズ
とから構成されるレンズ群と、移動方向が可変である移
動テーブルと、から構成されることを特徴とするレーザ
ーアニール装置である。
エキシマレーザーであるとよい。
基板に対して線状のレーザー光を走査しつつ照射する工
程で、レーザービームを、平行四辺形状シリンドリカル
レンズを含むビームホモジェナイザーによりレーザービ
ームのエネルギー分布を均質化しつつ線状レーザービー
ムに加工する工程と、該線状レーザービームを、走査さ
せながらレーザー処理する工程とを特徴とする半導体デ
バイスのレーザー処理方法である。
た基板に対して線状のレーザー光を走査しつつ照射する
工程で、レーザービームを、平行四辺形状シリンドリカ
ルレンズを含むビームホモジェナイザーによりレーザー
ビームのエネルギー分布を均質化しつつ線状レーザービ
ームに加工する工程と、該線状レーザービームを、該ビ
ームの線方向と直交しかつ該線状レーザービームが形成
する面を含む方向より該平面内で角度yだけずれた方向
に走査させながらレーザー処理する工程とを特徴とし、
前記角度yは|tan y|≦0.1 の範囲である半導体デバ
イスのレーザー処理方法である。
るレーザービームは、エキシマレーザーであるとよい。
リカルレンズを介したレーザ光により、レーザーアニー
ルされた半導体膜を使用し作製されることを特徴とする
半導体デバイスである。
分割後再構成し線状に加工されたレーザービームを使用
してレーザーアニールを施し結晶化また結晶性を向上さ
せるに際し、該線状レーザービーム内に形成される光干
渉によるエネルギーの周期的不均一を、前記非単結晶半
導体膜に反映させないものである。
される線状レーザービームのエネルギーは、その線幅方
向にエネルギーの強弱の周期的繰り返しが見られる。
ザービームを、半導体膜に対し、線状レーザーの線方向
に直角な方向に重ねながら走査し照射すると、線状レー
ザービーム内のエネルギーの分布が該膜内で強調されて
しまう。
状のビームホモジェナイザーを使って線状レーザービー
ム内の干渉の分布を従来のものより分散化させる。
ホモジェナイザーを使って線状レーザービーム内の干渉
の分布を従来のものより変化させることにより、該ビー
ム内のエネルギーの最大の部分または最少の部分が繰り
返し半導体膜の同じ部分に当たらないようにする。
のエネルギー分布が半導体膜内で分散化されて、より一
様にレーザーアニールを行うことができる。
される膜の作成方法を示す。レーザー照射される膜は、
本明細書中で3種類である。いずれの膜に対しても、本
発明は効果的である。
127mm角のコーニング1737ガラス基板(勿論他
のガラス基板でもよい)上に、下地膜としての酸化珪素
膜を2000Å厚、その上に非晶質珪素膜を500Å厚
の厚さに成膜する。これらは、共にプラズマCVD法に
て連続的に成膜される。該膜を今後、出発膜と呼ぶ。
熱浴に1時間さらす。本工程は非晶質珪素膜中の水素濃
度を減らすための工程である。膜中の水素が多すぎると
膜がレーザーエネルギーに対して耐えきれないので本工
程が必要となる。
オーダーが適当である。この膜を非単結晶珪素膜Aと呼
ぶ。
ケル水溶液が、スピンコート法により、出発膜上に塗布
され、酢酸ニッケル層が形成される。酢酸ニッケル水溶
液には、界面活性剤を添加するとより好ましい。酢酸ニ
ッケル層は、極めて薄いので、膜状となっているとは限
らないが、以後の工程において問題はない。
基板に、600℃で4時間の熱アニールを施し、非晶質
珪素膜を結晶化させる。こうして、非単結晶珪素膜であ
る結晶性珪素膜Bが形成される。
成長の核の役割を果たし、結晶化が促進される。600
℃、4時間という低温、短時間で結晶化を行うことがで
きるのは、ニッケルの機能による。詳細については、特
開平6−244104号に記載されている。
子/cm3 であると好ましい。1×1019原子/cm3
以上の高濃度では、結晶性珪素膜に金属的性質が現れ、
半導体としての特性が消滅、または低下する。
元素の濃度は、膜中のおける最小値で、1×1017〜5
×1018原子/cm3 である。これらの値は、2次イオ
ン質量分析法(SIMS)により分析、測定したもので
ある。
酸化珪素膜を700Å成膜する。成膜方法はプラズマC
VD法を用いる。次に該酸化珪素膜の一部をフォトリソ
パターニング工程によって完全に開孔する。さらに、該
開孔部に薄い酸化膜を形成するために酸素雰囲気中でUV
光を5分間照射する。この薄い酸化膜は、後に導入する
ニッケル水溶液に対する上記開孔部の濡れ性改善のため
に形成されるものである。
液が、スピンコート法により、該膜上に塗布され、酢酸
ニッケルが上記開孔部分に入る。酢酸ニッケル水溶液に
は、界面活性剤を添加するとより好ましい。
され、ニッケル導入部分から横方向に結晶が成長してゆ
く。このとき、ニッケルが果たす役割は膜Bと同様のも
のである。今回の条件では横成長量として40μm程度
が得られる。このようにして非晶質珪素膜が結晶化し、
非単結晶珪素膜である結晶性珪素膜Cが形成される。そ
の後、結晶性珪素膜上の酸化珪素膜をバッファーフッ酸
を用い剥離除去する。
A、B、Cを結晶化させる、あるいは、結晶性をさらに
高めるために、エキシマレーザーを用いてレーザーアニ
ールを行う。
テムを示す。図9は、レーザー照射システムの概観であ
る。
レーザー発振装置201から照射され、光学系901に
より断面形状が線状に加工されたパルスレーザービーム
を、ミラー206で反射させ、シリンドリカルレンズ2
07にて集光されつつ、被処理基板902に照射される
機能を有している。
ドリカルレンズ207は図2に示した。ただし、図2に
示したレンズ群中、シリンドリカルレンズ群203は、
平行四辺形状シリンドリカルレンズ群1105に置き換
えられている。また、シリンドリカルレンズ205は、
平行四辺形状シリンドリカルレンズ群1106に置き換
えられている。
05と該平行四辺形状シリンドリカルレンズ1106は
考案1に示した形態であり、角度Xは88度とする。
図2における光学系がつくり出す干渉じまのピッチが0.
2 mmで、これが、先に定義したdにあたる。また、先
に定義したD、Wが本光学系ではそれぞれ、12mm、
3mmである。
/d(n≧2)で算出される角度Xが、干渉のピークを
線状レーザービーム内で効果的に分散化できる角度であ
るから、該式にd、Wの値を代入すればよい。なお、こ
こではn=2とした。
に入射する前のビームのエネルギー不均質を分割後重ね
合わせることにより平均化しつつ、ビーム形状を線状に
加工することが出来るからである。
べて図2記載の光学系に準じたものを使用している。図
2のようなタイプのレンズ群の役割を以下に記述する。
はビームを縦横に分割する役割を果たしている。該分割
された光束をシリンドリカルレンズ204、1106が
1領域、本発明では線状の形を成す領域に集める役割を
果たしている。本実施例では、元のビームを横に4分
割、縦に7分割しているので28分割されたビームを一
つにすることにより、ビームのエネルギー分布を平均化
している。ビームの縦横の長さの比はレンズ群の構造
上、可変であるが、レンズの大きさ、焦点距離の組合せ
により、造りやすいビーム形状は制限される。なお、本
光学系においてビームの長辺の長さを変えることはでき
ない。
載の配置のレンズ群を用いても効果があった。なお、シ
リンドリカルレンズ群202、1105は凸レンズ群で
あるが、凹レンズ群もしくは、凹凸混合のレンズ群を用
いても本発明の本質になんら影響しない。あるいは、凸
レンズ群凹レンズ群ともに、レンズの大きさが異なって
いても良い。
05を、同様の作用を持つ凹凸混合のレンズ群に置き換
えると、例えば図22に示すもののようになる。
うな、互いに合同でないレンズ群を使用する場合は、そ
れらのレンズで加工される平行光線の、加工後の拡がり
の角度が同じであるレンズ群で構成されなければならな
い。
れるとき、個々のビームが異なる大きさや形で重なり合
い、ビームの輪郭が不明瞭となる。
eClエキシマレーザー(波長308nm)を発振する
ものを用いる。他に、KrFエキシマレーザー(波長2
48nm)等を用いてもよい。
は、台903上に配置される。そして、台903は、移
動機構1007によって、線状レーザービームの線方向
に対して直角方向(線状レーザービームを含む平面を含
む。)に真っ直ぐに移動され、被処理基板902上面に
対しレーザービームを走査しながら照射することを可能
とする。
アンロード室1005に、被処理基板902が多数枚、
例えば20枚収納されたカセット1003が配置され
る。ロボットアーム1005により、カセット1003
から一枚の基板がアライメント室に移動される。
902とロボットアーム1004との位置関係を修正す
るための、アライメント機構が配置されている。アライ
メント室1002は、ロード/アンロード室1005と
接続されている。
基板搬送室1001に運ばれ、さらにロボットアーム1
004によって、レーザー照射室1006に移送され
る。
される線状レーザービームは、幅0.4mm×長さ13
5mmとする。本ビームは図5記載のレンズ配置で形成
されている。被照射面におけるレーザービームのエネル
ギー密度は、100mJ/cm2 〜500mJ/cm2
の範囲で、例えば300mJ/cm2 とする。
せながら行うことで、線状レーザービームを走査させ
る。
照射物の一点に注目すると、10ショットのレーザービ
ームが照射される。前記ショット数は5ショットから5
0ショットの範囲で適当に選ぶ。
ロボットアーム1004によって基板搬送室1002に
引き戻される。
04によって、ロード/アンロード室1005に移送さ
れ、カセット1003に収納される。
る。このようにして、上記工程を繰り返すことにより、
多数の基板に対して、連続的に一枚づつ処理できる。
から正方形状にいたるまでいずれのビーム形状を本発明
に使用しても本発明が特徴とする効果があった。また、
本実施例において、平行四辺形状シリンドリカルレンズ
群1105を使用せず、シリンドリカルレンズ群203
で代用しても本明細書の開示する効果が得られた。
性層とするTFTを作製すると、Nチャネル型、Pチャ
ネル型、いずれも作製できる。また、Nチャネル型とP
チャネル型とを組み合わせた構造も得ることが可能であ
る。
を構成することもできる。以上のことは、他の実施例で
示した光学系を介してレーザーアニールされた半導体膜
についてもいえる。本発明の光学系を介してレーザーア
ニールされた半導体膜を利用して、TFTで構成される
液晶ディスプレイを作製した場合、個々のTFT特性の
バラツキの少ない高画質なものが得られた。
く消えない場合は、光学系の配置が適当でない為である
か、線状レーザービームの重ね合せの間隔が不適当か、
あるいは平行四辺形状シリンドリカルレンズ1106の
角度Yが不適当であるかである。
ーク配置を計算し、いちいちその条件に最適の角度を出
していては、平行四辺形状シリンドリカルレンズ110
6は、オーダーメイドで作製されなければならない。
ってしまう。角度Yが適当でないと、干渉のピークが線
状レーザービーム内で十分に分散化されないことは、先
に説明の通りである。
の決定方法で、補うこととする。
ンズ1106をふくむビームホモジェナイザーでできた
干渉のピークの配置が図23記載の、干渉のピークの分
散化が不十分である線状レーザービーム2301のよう
なものとなった場合、走査方向変更装置904(図9)
により基板の走査方向を微調整し、図23記載の矢印方
向を走査方向に選択すれば、干渉のピークがより一様に
基板に分散される。
光学系を用いて、非単結晶珪素膜A、B、Cを結晶化さ
せる、あるいは、結晶性をさらに高めるために、エキシ
マレーザーを用いてレーザーアニールを行う。
05(光学系901内に内蔵されている)はビームを横
に分割する役割を果たしている。該分割された光束を平
行四辺形状シリンドリカルレンズ1601が1領域に集
める役割を果たしている。
することでビームのエネルギー分布を平均化している。
レーザービームを線状に集束させるレンズはシリンドリ
カルレンズ207である。
せることができるレンズだが、ここでは、やや該シリン
ドリカルレンズ207の焦点を照射面からわずかにずら
し、ビーム幅0.3 mmのビームを作った。本実施例で
は、干渉縞が図13のようにストライプ状に形成され
る。なぜならば、本実施例はビーム幅方向の分割を行っ
ていないからである。このような干渉縞に対しても、本
発明が有効に作用することは言うまでもない。
て、線状ビームの走査方向側にある長辺を構成する輪郭
の直線性を高めるとより一様にレーザーアニールを行う
ことができる。
ビームの長辺の直線性の方が、他の長辺の直線性より
も、レーザーアニールの一様性に寄与するところがはる
かに大きいことが経験的にわかっているので、レーザー
遮光板は1枚で十分である。しかしながら、レーザー発
振器から出されるレーザービームの形があまりにもいび
つな形状をしている場合は、スリットを用いて、レーザ
ービームを線状に整形しなければならない。
載の配置のレンズ群を用いても効果がある。
凸レンズ群であるが、凹レンズ群もしくは、凹凸混合の
レンズ群を用いても本発明の本質になんら影響しない。
詳細は実施例1にて記載した。
eClエキシマレーザー(波長308nm)を発振する
ものを用いる。他に、KrFエキシマレーザー(波長2
48nm)等を用いてもよい。
れる。そして、台903は、移動機構1007によっ
て、線状レーザービームの線方向に対して直角方向(線
状レーザービームを含む平面を含む。)に真っ直ぐに移
動され、被処理基板902上面に対しレーザービームを
走査しながら照射することを可能とする。
から正方形状にいたるまでいずれのビーム形状を本発明
に使用しても本発明が特徴とする効果がある。
く消えない場合は、光学系の配置が適当でない為である
か、線状レーザービームの重ね合せの間隔が不適当か、
あるいは平行四辺形状シリンドリカルレンズ1106の
角度Yが不適当であるかである。実際、光学系を設計す
る段階で、干渉のピーク配置を計算し、いちいちその条
件に最適の角度を出していては、平行四辺形状シリンド
リカルレンズ1106は、オーダーメイドで作成されな
ければならない。これでは、該レンズが非常に高価な物
となってしまう。
決定方法で、おぎなうこととする。すなわち、実施例2
で示した方法と同様の手続きをとればよい。
光学系を用いて、非単結晶珪素膜A、B、Cを結晶化さ
せる、あるいは、結晶性をさらに高めるために、エキシ
マレーザーを用いてレーザーアニールを行う。
ンドリカルレンズ205を考案3で示した特徴を持つ平
行四辺形状シリンドリカルレンズ1801に置換してい
る。角度Yは、88度とする。
レンズ1つ1つの幅(口径)は5mmである。本実施例
では、シリンドリカルレンズ群203と平行四辺形状シ
リンドリカルレンズ1801とを、非面対称に配置しな
ければならない。それらの配置を微調整した後(本実施
例では、1.5 mm互いに横にずらせばよかった。)実施
例1と同様の手順でレーザーアニールを行えばよい。
光学系のうちビームの幅方向の分割を省いた光学系を用
いて、非単結晶珪素膜A、B、Cを結晶化させる、ある
いは、結晶性をさらに高めるために、エキシマレーザー
を用いてレーザーアニールを行う。
ンドリカルレンズ205を考案3で示した特徴を持つ平
行四辺形状シリンドリカルレンズ1801に置換してい
る。角度Yは、88度とした。
ンズ1つ1つの幅(口径)は5mmである。また、シリ
ンドリカルレンズ群202とシリンドリカルレンズ20
4は除かれている。すなわち、図16で示した光学系配
置と全く同様である。
て、線状ビームの走査方向側にある長辺を構成する輪郭
の直線性を高めるとより一様にレーザーアニールを行う
ことができた。線状レーザービームの走査方向にある側
のビームの長辺の直線性の方が、他の長辺の直線性より
も、レーザーアニールの一様性に寄与するところがはる
かに大きいことが経験的にわかっているので、レーザー
遮光板は1枚で十分である。しかしながら、レーザー発
振器から出されるレーザービームの形があまりにもいび
つな形状をしている場合は、スリットを用いて、レーザ
ービームを線状に整形しなければならない。
レンズ群であるが、凹レンズ群もしくは、凹凸混合のレ
ンズ群を用いても本発明の本質になんら影響しない。詳
細は実施例1にて記載した。
03と平行四辺形状シリンドリカルレンズ1801と
を、非面対称に配置しなければならない。それらの配置
を微調整した後(本実施例では、1.5 mm互いに横にず
らせばよかった。)、実施例1と同様の手順でレーザー
アニールを行えばよい。
ービームを均質化したレーザービームによるレーザーア
ニールの効果の面内均質性を大幅に向上させることがで
きる。即ち、線状に加工されたレーザービームを走査さ
せて照射する場合の縞模様状の照射むらの問題を解決す
ることができる。
素膜の写真。
ムを分割、再結合させるときの光路。
ムを分割、再結合させるときの光路。
ークを示す図。
図。
様子を示す図。
図。
図。
図。
た光学系により加工された線状レーザービーム内の光干
渉の様子を示す図。
た光学系により加工された線状レーザービーム内の光干
渉の様子を示す図。
た光学系により、線状レーザービーム内の光干渉が分散
化される様子を示す図。
規定する図。
図。
図。
光学系により加工された線状レーザービーム内の光干渉
の様子を変化させる方法を示す図。
た光学系により、線状レーザービーム内の光干渉が分散
化される様子を示す図。
の様子を示す図。
図。
加工された線状レーザービーム内の光干渉の様子によっ
て変化する、最も光干渉を目立たなくするレーザービー
ムの走査方向を示す図。
化を示す図。
群 203 レーザー光分割のためのシリンドリカルレンズ
群 204 レーザー光、再結合のためのシリンドリカルレ
ンズ 205 レーザー光、再結合のためのシリンドリカルレ
ンズ 206 ミラー 207 線状ビームを集光するためのシリンドリカルレ
ンズ 301 スリット 401 レーザー光分割のためのシリンドリカルレンズ
群 402 レーザー光、再結合のためのシリンドリカルレ
ンズ 501 レーザー光分割のためのシリンドリカルレンズ
群 502 レーザー光、再結合のためのシリンドリカルレ
ンズ 601 線状レーザービーム 602 干渉のピーク位置 701 線状レーザービーム 901 光学系 902 被処理基板 903 台 904 走査方向変更装置 1001 基板搬送室 1002 アライメント室 1003 カセット 1004 ロボットアーム 1005 ロード/アンロード室 1006 レーザー照射室 1007 移動機構 1101 断面形状 1102 平行四辺形 1103 断面形状 1104 平行四辺形 1105 平行四辺形状シリンドリカルレンズ群 1106 平行四辺形状シリンドリカルレンズ 1201 線状レーザービーム 1301 干渉縞 1302 線状レーザービーム 1401 線状レーザービーム 1501 レーザービーム 1601 スリット 1801 平行四辺形状シリンドリカルレンズ 1901 照射面 1902 平行四辺形状シリンドリカルレンズ1801
の焦点の集合を含む線と照射面と の交点20
01 干渉縞 2002 干渉縞 2003 線状レーザービーム 2301 干渉のピークの分散化が不十分である線状レ
ーザービーム
法
Claims (23)
- 【請求項1】光を分割する役割を果たす平行四辺形状シ
リンドリカルレンズ群と、前記分割された光を再結合さ
せる役割を果たす平行四辺形状シリンドリカルレンズと
を含む光学系を有するレーザー照射装置。 - 【請求項2】光を分割する役割を果たすシリンドリカル
レンズ群と、前記分割された光を再結合させる役割を果
たす平行四辺形状シリンドリカルレンズとを含む光学系
を有するレーザー照射装置。 - 【請求項3】所定の断面形状を所定の方向に平行移動さ
せた軌跡により形成される平行四辺形状シリンドリカル
レンズを有し、 前記断面形状は、ある特定の波長を持つ2次元空間の平
行光線を一点に集光させることのできる形状であること
を特徴とするレーザー照射装置。 - 【請求項4】光を分割する役割を果たすシリンドリカル
レンズ群と、所定の断面形状を所定の方向に平行移動さ
せた軌跡により形成される平行四辺形状シリンドリカル
レンズとを有し、 前記断面形状は、ある特定の波長を持つ2次元空間の平
行光線を一点に集光させることのできる形状であり、 前記平行四辺形状シリンドリカルレンズは、前記分割さ
れた光を再結合させる役割を果たすことを特徴とするレ
ーザー照射装置。 - 【請求項5】光を分割する役割を果たす平行四辺形状シ
リンドリカルレンズ群と、所定の断面形状を所定の方向
に平行移動させた軌跡により形成される平行四辺形状シ
リンドリカルレンズとを有し、 前記断面形状は、ある特定の波長を持つ2次元空間の平
行光線を一点に集光させることのできる形状であり、 前記平行四辺形状シリンドリカルレンズは、前記分割さ
れた光を再結合させる役割を果たすことを特徴とするレ
ーザー照射装置。 - 【請求項6】光を分割する役割を果たすシリンドリカル
レンズ群と、所定の断面形状を所定の方向に平行移動さ
せた軌跡により形成される平行四辺形状シリンドリカル
レンズとを有し、 前記断面形状は、ある特定の波長を持つ2次元空間の平
行光線を一点に集光させることのできる形状であり、 前記平行四辺形状シリンドリカルレンズは、前記分割さ
れた光を再結合させる役割を果たしており、前記平行四
辺形状シリンドリカルレンズは、任意の方向から平行光
を入射させたとき形成される焦点の集合が成す平面と先
に定義した所定の断面形状を含む平面とが互いに直交す
る形状であり、かつ、前記所定の断面形状と先に定義し
た所定の方向が角度Yを成す形状であり、かつ前記角度
Yは、直角でないことを特徴とするレーザー照射装置。 - 【請求項7】光を分割する役割を果たす平行四辺形状シ
リンドリカルレンズ群と、所定の断面形状を所定の方向
に平行移動させた軌跡により形成される平行四辺形状シ
リンドリカルレンズとを有し、 前記断面形状は、ある特定の波長を持つ2次元空間の平
行光線を一点に集光させることのできる形状であり、 前記平行四辺形状シリンドリカルレンズは、前記分割さ
れた光を再結合させる役割を果たしており、前記平行四
辺形状シリンドリカルレンズは、任意の方向から平行光
を入射させたとき形成される焦点の集合が成す平面と先
に定義した所定の断面形状を含む平面とが互いに直交す
る形状であり、かつ、前記所定の断面形状と先に定義し
た所定の方向が角度Yを成す形状であり、かつ前記角度
Yは、直角でないことを特徴とするレーザー照射装置。 - 【請求項8】請求項6または請求項7において、角度Y
は1.5≦|tan Y|≦600の範囲であることを特徴
とするレーザー照射装置。 - 【請求項9】請求項、または請求項7、角度Yは12≦
|tan Y|≦300の範囲であることを特徴とするレー
ザー照射装置。 - 【請求項10】所定の断面形状を所定の方向に平行移動
させた軌跡により形成される平行四辺形状シリンドリカ
ルレンズを複数個組み合わせた平行四辺形状シリンドリ
カルレンズ群と、前記平行四辺形状シリンドリカルレン
ズと同様な特徴を持つ平行四辺形状シリンドリカルレン
ズとを有し、 前記断面形状は、ある特定の波長を持つ2次元空間の平
行光線を一点に集光させることのできる形状であり、 前記平行四辺形状シリンドリカルレンズのうち任意に選
んだ1つは、任意の方向から平行光を入射させたとき形
成される焦点の集合が成す平面と先に定義した所定の断
面形状を含む平面とが互いに直交する形状であり、か
つ、前記所定の断面形状と先に定義した所定の方向が角
度Yを成す形状であり、該角度Yは各平行四辺形状シリ
ンドリカルレンズにおいて互いに等しく、かつ前記角度
Yは、直角でないことを特徴とするレーザー照射装置。 - 【請求項11】請求項10において、角度Yは1.5 ≦|
tan Y|≦600の範囲であることを特徴とするレーザ
ー照射装置。 - 【請求項12】請求高10において、角度Yは12≦|
tan Y|≦300の範囲であることを特徴とするレーザ
ー照射装置。 - 【請求項13】レーザビームを発生させる手段と、 前記レーザービームを分割後拡大しつつ最終加工形状で
ある線状レーザービームの線方向のエネルギー分布を均
一化させる役割を果たす平行四辺形状のシリンドリカル
レンズ群と他の平行四辺形状シリンドリカルレンズとか
ら構成されるレンズ群と、 該レーザービームを線状に収束させるシリンドリカルレ
ンズと、一方向に動く移動テーブルと、 から構成されることを特徴とするレーザ照射装置。 - 【請求項14】レーザビームを発生させる手段と、前記
レーザービームを分割後拡大しつつ最終加工形状である
線状レーザービームの線方向のエネルギー分布を均一化
させる役割を果たす平行四辺形状のシリンドリカルレン
ズ群と平行四辺形状シリンドリカルレンズとから構成さ
れるレンズ群と、 該レーザービームを分割後再結合させることにより線状
に収束させる役割を果たすシリンドリカルレンズ群とシ
リンドリカルレンズとから構成されるレンズ群と、 一方向に動く移動テーブルと、 から構成されることを特徴とするレーザー照射装置。 - 【請求項15】レーザビームを発生させる手段と、 前記レーザービームを分割後拡大しつつ最終加工形状で
ある線状レーザービームの線方向のエネルギー分布を均
一化させる役割を果たす平行四辺形状のシリンドリカル
レンズ群と平行四辺形状シリンドリカルレンズとから構
成されるレンズ群と、 該レーザービームを線状に収束させるシリンドリカルレ
ンズと、 移動方向が可変である移動テーブルと、 から構成されることを特徴とするレーザー照射装置。 - 【請求項16】レーザビームを発生させる手段と、 前記レーザービームを分割後拡大しつつ最終加工形状で
ある線状レーザービームの線方向のエネルギー分布を均
一化させる役割を果たす平行四辺形状のシリンドリカル
レンズ群と平行四辺形状シリンドリカルレンズとから構
成されるレンズ群と、 該レーザービームを分割後再結合させることにより線状
に収束させる役割を果たすシリンドリカルレンズ群とシ
リンドリカルレンズとから構成されるレンズ群と、 移動方向が可変である移動テーブルと、 から構成されることを特徴とするレーザー照射装置。 - 【請求項17】請求項13〜16記載のレーザービーム
を発生させる手段は、エキシマレーザーであることを特
徴とするレーザー照射装置。 - 【請求項18】半導体被膜が成膜された基板に対して線
状のレーザー光を走査しつつ照射する工程で、レーザー
ビームを、平行四辺形状シリンドリカルレンズを含むビ
ームホモジェナイザーによりレーザービームのエネルギ
ー分布を均質化しつつ線状レーザービームに加工する工
程と、 該線状レーザービームを、走査させながらレーザー処理
する工程と、 有することを特徴とする半導体デバイスのレーザー処理
方法。 - 【請求項19】半導体被膜が成膜された基板に対して線
状のレーザー光を走査しつつ照射する工程で、レーザー
ビームを、平行四辺形状シリンドリカルレンズ群と平行
四辺形状シリンドリカルレンズとを含むビームホモジェ
ナイザーによりレーザービームのエネルギー分布を均質
化しつつ線状レーザービームに加工する工程と、 該線状レーザービームを、走査させながらレーザー処理
する工程と、 を有することを特徴とする半導体デバイスのレーザー処
理方法。 - 【請求項20】半導体被膜が成膜された基板に対して線
状のレーザー光を走査しつつ照射する工程で、レーザー
ビームを、平行四辺形状シリンドリカルレンズを含むビ
ームホモジェナイザーによりレーザービームのエネルギ
ー分布を均質化しつつ線状レーザービームに加工する工
程と、 該線状レーザービームを、該ビームの線方向と直交しか
つ該線状レーザービームが形成する面を含む方向より該
平面内で角度yだけずれた方向に走査させながらレーザ
ー処理する工程と、 を有し、 前記角度yは|tan y|≦0.1 の範囲であることを特徴
とする半導体デバイスのレーザー処理方法。 - 【請求項21】半導体被膜が成膜された基板に対して線
状のレーザー光を走査しつつ照射する工程で、レーザー
ビームを、平行四辺形状シリンドリカルレンズ群と平行
四辺形状シリンドリカルレンズとを含むビームホモジェ
ナイザーによりレーザービームのエネルギー分布を均質
化しつつ線状レーザービームに加工する工程と、 該線状レーザービームを、該ビームの線方向と直交しか
つ該線状レーザービームが形成する面を含む方向より該
平面内で角度yだけずれた方向に走査させながらレーザ
ー処理する工程と、 を有し、 前記角度yは|tan y|≦0.1 の範囲であることを特徴
とする半導体デバイスのレーザー処理方法。 - 【請求項22】請求項18乃至〜請求項21において、 レーザー光は、エキシマレーザーであることを特徴とす
る半導体デバイスのレーザー処理方法。 - 【請求項23】平行四辺形状シリンドリカルレンズを介
したレーザ光により、半導体膜に対してレーザーアニー
ルを行うことを特徴とするレーザー処理方法。
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